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Page 1 インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 第 2 部(モジュール 2):CTDの概要(サマリー) 2.7 臨床概要 2.7.1 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 デンカ生研株式会社

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Page 1

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」

第 2 部(モジュール 2):CTD の概要(サマリー)

2.7 臨床概要

2.7.1 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

デンカ生研株式会社

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インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 2

略号及び用語表

略号・用語 略していない表現又は説明 治験薬に関する用語

DNK-FLU(H1)

2009年に国立感染症研究所から配布された新型インフルエンザ A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm(X-179A)ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチン。インフルエンザウイルスの HA を 30 μg/mL 以上(相当値)含む澄明又はわずかに白濁した液剤。

DNK-FLU(TIV)

2009 年春に国立感染症研究所から配布された A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチン。各インフルエンザウイルスの HA をそれぞれ 30 μg/mL 以上(相当値)ずつ含む澄明又はわずかに白濁した液剤。

DNK-FLU

2010 年春に国立感染症研究所から配布された A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチン。各インフルエンザウイルスのヘムアグルチニン(HA)をそれぞれ 30 μg/mL 以上(相当値)ずつ含む澄明又はわずかに白濁した液剤。

抗体価測定に関する用語

HI 抗体価

インフルエンザウイルスは赤血球と結合して赤血球凝集反応を起こす性質がある。ウイルス抗体がこの反応を阻止する性質を利用した HI 法(Haemagglutination Inhibition Test;赤血球凝集阻止試験)により、ワクチン接種後の抗体産生量を測定する。

中和抗体価

ウイルスに抗体が付着すると、ウイルスの感染性が失われることを利用した中和法により測定した抗体価のこと。中和法では、段階希釈した血清とウイルスを混合した後に培養細胞に接種して培養を行い、50%以上の細胞変性効果の見られた最大血清希釈倍数を中和抗体価として測定する。

HA 抗原 インフルエンザウイルスのヘムアグルチニン抗原

新型インフルエンザウイルス 過去数十年間にヒトが経験したことがない A 型インフルエンザウイルスがヒトの間で伝播して、インフルエンザの流行を起こした時のインフルエンザウイルス。

PBS リン酸塩緩衝塩化ナトリウム液

RDE Receptor Destroying Enzyme

細胞 細胞

培地 培地

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 3

2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

2.7.1.1 背景及び概観

本剤(DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)、DNK-FLU)は注射剤であるのでバイオアベイ

ラビリティ試験は実施していない。本剤接種後の血中濃度や活性などの体内動態などは測定・

分析していない。

2.7.1.1.1 製剤

小児臨床試験(DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験)で用いた治験薬の組成を表

2.7.1.1.1-1 に示す。

本剤は、国立感染症研究所より配布されたインフルエンザウイルス株を元にそれぞれ個別に

発育鶏卵で培養し、増殖したウイルスを含む尿膜腔液をゾーナル遠心機による蔗糖密度勾配遠

心法により濃縮精製後、ウイルス粒子をエーテルなどにより処理して分解・不活化した HA 画

分に、リン酸塩緩衝塩化ナトリウム液を用いて規定濃度に混合調製した液剤である。

DNK-PEDFLU-1 試験では、DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)の 2 製剤を用いた。DNK-FLU

(H1)は、2009 年春に流行した新型インフルエンザ A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm

(X-179A)ウイルスを元に作製された A 型インフルエンザ HA ワクチン(H1N1 株)である。

DNK-FLU(TIV)は2009年春に国立感染症研究所から配布されたA/ブリスベン/59/2007(H1N1)、

A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルスを元に作製されたインフルエ

ンザ HA ワクチンである。

DNK-PEDFLU-2 試験では、DNK-FLU の 1 製剤を用いた。DNK-FLU は、2010 年春に国立感染

症研究所から配布された A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)、

B/ブリスベン/60/2008 ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチンである。

これらの製剤は有効成分であるインフルエンザウイルスの種類は異なるが、他の組成は同一

である。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.1.生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page3

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学及び関連する分析法の概要 Page 4

表 2.7.1.1.1-1 治験薬の組成

DNK-PEDFLU-1 DNK-PEDFLU-2治験薬

DNK-FLU(H1) DNK-FLU(TIV) DNK-FLU

成分 分量(1 mL中)

不活化新型インフルエンザウイ

ルス A/カリフォルニア/7/2009

(H1N1)pdm(X-179A)

30 μg以上

(HAたん白質と

して)

― ―

A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、

A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、

B/ブリスベン/60/2008

1株あたり

30 μg以上

(HAたん白質と

して)

有効成分

A/ カ リ フ ォ ル ニ ア /7/2009

(H1N1)pdm、A/ビクトリア

/210/2009(H3N2)、B/ブリスベ

ン/60/2008

― ―

1株あたり

30 μg以上

(HAたん白質と

して)

安定剤 ホルマリン(ホルムアルデヒド

として) 0.0026 w/v%以下

リン酸水素ナトリウム水和物 1.725 mg

リン酸二水素カリウム 0.25 mg 緩衝剤

塩化ナトリウム 8.5 mg

保存剤 チメロサール 0.004 mg

DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)、DNK-FLU の規格試験法及び品質試験成績を表

2.7.1.1.1-2 に示す。いずれの製剤も国立感染症研究所において実施された A 型インフルエン

ザ HA ワクチン(H1N1 株)又はインフルエンザ HA ワクチンの国家検定合格ロットと同一ロッ

トを使用した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.1.生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page4

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表 2.7.1.1.1-2

DNK-FLU(

H1)

及び

DNK-FLU(

TIV)、

DNK-FLUの

規格

試験

法及

び品

質試

験成

治験

試験

項目

験方

法の

根拠

定基

DN

K-F

LU(

H1)

ット

D

NK

-FL

U(

TIV

ロッ

無菌

試験

、表

示包

装検

査、表

示確認

試験

以外

成績

DN

K-F

LU

ット

たん

白質

含量

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

一般

験法

たん

白質

定量

法」

240 μg

/mL以下であること。

適合

μ

g/m

L)

μg

/mL)

μg

/mL)

エン

ドト

キシ

試験

生物

学的

製剤

基準

一般

験法

エン

ドト

キシ

試験

法」

E

U/m

L以下であるこ

と。

E

U/m

L)

E

U/m

L)

E

U/m

L)

pH試

(規

格試

験)

生物

学的

製剤

基準

一般

験法

pH測

定法

pH 6

.8 -

8.0

適合

チメ

ロサ

ール

含量試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

一般

験法

チメ

ロサ

ール

定量

法」

-

w/v%

であ

るこ

と。

mg/

mL

w

/v%

])

適合

m

g/m

L[

w/v%

])

適合

m

g/m

L[

w/v%

])

異常

毒性

否定

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

一般

験法

異常

毒性

否定

試験

法」

観察期間中、いずれの動物も

異常を示さないこと。体重減

少が

母集

団と

比較

して

p =

0.

01レ

ベル

で統

計学

的に

有意

の差

を認

めな

いこ

と。

適合

(異常なし、

有意差

を認

めず

p

=

適合

異常

なし

、有

意差

を認

めず

p=

適合

異常

なし

、有

意差

を認

めず

p

=

マウ

ス体

重減

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

各条

イン

フル

エンザ

HA

ワク

チン

「マ

ウス

体重

減少

試験

平均

体重

が接

種前

と同

等か

それ

以上

でな

けれ

ばな

らな

い。

適合

平均

体重

が接

前と

同等

以上

g)

適合

平均

体重

が接

種前

と同

等以

g)

適合

平均

体重

が接

種前

と同

等以

g)

インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」      2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 5

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表 2.7.1.1.1-2

DNK-FLU(

H1)

及び

DNK-FLU(

TIV)

の規

格試

験法

及び

品質

試験

成績

(続

き)

治験

試験

項目

験方

法の

根拠

定基

DN

K-F

LU(

H1)

ット

D

NK

-FL

U(

TIV

ロッ

無菌

試験

、表

示包

装検

査、表

示確

認試

験以

外は

成績

DN

K-F

LU

ット

ホル

ムア

ルデヒ

ド含

量試

(規

格試

験)

生物

学的

製剤

基準

一般

試験

「ホ

ルム

アル

デヒ

ド定

量法

w

/v%

以下

であ

るこ

と。

w/v%

適合

w

/v%

適合

w

/v%

不活

化試

(規

格試

験)

生物

学的

製剤

基準

各条

イン

フル

エンザ

HA

ワク

チン

「不

活化

試験

陰性

でな

けれ

ばな

らな

い。

(陰

性)

(陰

性)

(陰

性)

分画

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

各条

イン

フル

エンザ

HA

ワク

チン

「分

画試

験」

上層

分画

中の

赤血

球凝

集価

計が

下層

より

高い

こと

適合

上層

分画

全H

A:

下層分画全

HA:

適合

上層

分画

全H

A:

下層

分画全

HA:

適合

上層

分画

全H

A:

層分

画全

HA:

マウ

ス白

血球数

減少

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

各条

イン

フル

エンザ

HA

ワク

チン

「マ

ウス

白血

球数

減少

試験

検体の白血球数減少活性は、

対照

マウ

スの

白血

球数

の80%に相当する活性(

0.20

単位

)以

下で

ある

こと

適合

単位

適合

単位

適合

単位

無菌

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

一般

試験

「無

菌試

験法

菌の

発育

を認

めな

いこ

と。

(菌

の発

育を

認め

ず)

適合

菌の

発育

を認

めず

)適

(菌

の発育

を認

めず)

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表 2.7.1.1.1-2

DNK-FLU(

H1)

及び

DNK-FLU(

TIV)

の規

格試

験法

及び

品質

試験

成績

(続

き)

治験

試験

項目

験方

法の

根拠

定基

DN

K-F

LU(

H1)

ット

D

NK

-FL

U(

TIV

ロッ

無菌

試験

、表

示包

装検

査、表

示確

認試

験以

外は

成績

DN

K-F

LU

ット

一元

放射

免疫拡

散試

験[

SR

D]

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

各条

イン

フル

エンザ

HA

ワク

チン

「一

元放

射免

疫拡

散試

験」

各株

15 μ

gHA

/0.5

mL以上で

ある

こと

適合

A

/カリ

フォ

ルニ

ア/7

/200

9(H

1N1)

μg

HA

/mL

μg

HA

/0.5

mL]

適合

A

/ブリ

スベ

ン/5

9/20

07(

H1N

1)

μg

HA

/mL

μg

HA

/0.5

mL]

A/ウ

ルグ

アイ

/716

/200

7(H

3N2)

μg

HA

/mL

μg

HA

/0.5

mL]

B/ブ

リス

ベン

/60/

2008

μg

HA

/mL

μg

HA

/0.5

mL]

適合

A

/カリ

フォ

ルニ

ア/7

/200

9(H

1N1)

μg

HA

/mL

μg

HA

/0.5

mL]

A

/ビク

トリ

ア/2

10/2

009(

H3N

2)

μg

HA

/mL

μg

HA

/0.5

mL]

B

/ブリ

スベ

/60/

2008

μg

HA

/mL

μg

HA

/0.5

mL]

エー

テル

否定

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

各条

イン

フル

エンザ

HA

ワク

チン

「エ

ーテ

ル否

定試

験」

エー

テル

臭を

残存

して

はな

らな

い。

(エ

ーテ

ル臭

を残

存せ

ず)

適合

エー

テル

臭を

残存

せず

適合

エー

テル

臭を

残存

せず

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表 2.7.1.1.1-2

DNK-FLU(

H1)

及び

DNK-FLU(

TIV)

の規

格試

験法

及び

品質

試験

成績

(続

き)

治験

試験

項目

験方

法の

根拠

定基

DN

K-F

LU(

H1)

ット

D

NK

-FL

U(

TIV

ロッ

無菌

試験

、表

示包

装検

査、表

示確

認試

験以

外は

成績

DN

K-F

LU

ット

浸透

圧試

(規

格試

験)

日局

一般

試験

「浸

透圧

測定

法(

オス

モル

濃度

測定

法)」

± m

Osm

mO

sm)

m

Osm

適合

mO

sm)

不溶

性異

物検

(規

格試

験)

日局

一般

試験

「注

射剤

の不

溶性

異物

検査

法」

たや

すく

検出

され

る不

溶性

異物

を認

めな

いこ

と。

(認

めず

適合

認め

ず)

(認

めず

不溶

性微

粒子

測定

試験

規格

試験

日局

一般

試験

「注

射剤

の不

溶性

微粒

子試

験法

・10

μm

以上が

6,00

0個

/容器

以下

・25

μm

以上が

600個

/容器以

下。

適合

10 μ

m以上:

/容器

25 μ

m以

上:

未満

/容器

適合

10 μ

m以

上:

/容

器、

25

μm

以上:

/容器

適合

10 μ

m以

上:

/容

器、

25

μm

以上

個/容

器)

採取

容量

試験

規格

試験

日局

一般

試験

「注

射剤

の採

取容

量試

験法

所定

の投

与回

数と

同数

の各

注射

筒か

ら得

られ

る採

取容

量は、所定の

1回の投与量以

上で

ある

こと

適合

投与

量以

上)

(投

与量

以上

適合

投与

量以

上)

表示

確認

試験

規格

試験

生物

学的

製剤

基準

各条

イン

フル

エンザ

HA

ワク

チン

「表

示確

認試

験」

ニワ

トリ

赤血

球凝

集反

応に

より

、凝

集を

認め

るこ

と。

(凝

集を

認め

た。

H

A価

適合

凝集

を認

めた

HA価

適合

凝集

を認

めた

HA価

1本

目:

、H

A価

2本

目:

性状

試験

規格

試験

日局

医薬

品各

「イ

ンフル

エンザ

HA

ワク

チン

澄明

又は

わず

かに

白濁

した

液で

ある

こと

適合

わず

かに

白濁

した

液)

適合

わず

かに

白濁

した

液)

適合

わず

かに

白濁

した

液)

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表 2.7.1.1.1-2

DNK-FLU(

H1)

及び

DNK-FLU(

TIV)

の規

格試

験法

及び

品質

試験

成績

(続

き)

治験

試験

項目

験方

法の

根拠

定基

DN

K-F

LU(

H1)

ット

D

NK

-FL

U(

TIV

ロッ

無菌

試験

、表

示包

装検

査、表

示確

認試

験以

外は

成績

DN

K-F

LU

ット

表示

包装

検査

規格

試験

自社

基準

1)

m

L瓶

ラベ

2)

ケー

スラ

ベル

3) 無

地ケース(

本ケース)

4)

無地

ケー

ス(

ケー

ス)

5)

無地

中枠

6)マ

ーク

シー

適合

1)

常な

2) 異

常な

3) 異

常な

4) 異

常な

5) 異

常な

6) 異

常な

適合

1)

常な

2) 異

常な

3) 異

常な

4) 異

常な

5) 異

常な

6) 異

常な

適合

1)

常な

2) 異

常な

3) 異

常な

4) 異

常な

5) 異

常な

6) 異

常な

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表 2.7.1.1.1-2

DNK-FLU(

H1)

及び

DNK-FLU(

TIV)

の規

格試

験法

及び

品質

試験

成績

(続

き)

治験

試験

項目

験方

法の

根拠

定基

DN

K-F

LU(

H1)

ット

D

NK

-FL

U(

TIV

ロッ

無菌

試験

、表

示包

装検

査、表

示確

認試

験以

外は

成績

DN

K-F

LU

ット

インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」      2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 10

YABE.MAYUMI
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インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 11

2.7.1.1.2 抗体価測定法の概略

HI 抗体価並びに中和抗体価について、それぞれ測定法の概略を示す。なお、A/カリフォルニ

ア/7/2009(H1N1)pdm(X-179A)株と A/ブリスベン/59/2007(H1N1)株は、いずれも H1N1

亜型であるが抗原的に異なることが報告されている 1)。

2.7.1.1.2.1 HI 抗体価測定

測定は病原体検出マニュアル(国立感染症研究所)2)に従って実施した。なお、リン酸塩緩衝

塩化ナトリウム液(PBS)は原法の 10 mM から mM に変更したが緩衝作用に影響ないと考え

られる。

(1) 材料

DNK-PEDFLU-1 試験では、新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原は、A/カリフォルニア/7/2009

(H1N1)pdm(X-179A)より調製した不活化ウイルス( 製)

を使用した。A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗

原並びに B/ブリスベン/60/2008HA 抗原は、それぞれインフルエンザウイルス HI 試薬「生研」A

型(A/ブリスベン/59/2007)HA 抗原、同 A 型(A/ウルグアイ/716/2007)HA 抗原、同 B 型(B/

ブリスベン/60/2008)HA 抗原(いずれもデンカ生研社製)を用いた。

DNK-PEDFLU-2 試験では、新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原、B/ブリスベン/60/2008HA

抗原は、それぞれインフルエンザウイルス HI 試薬 A 型(A/カリフォルニア/7/2009)HA 抗原、

インフルエンザウイルス HI 試薬「生研」B 型(B/ブリスベン/60/2008)HA 抗原(いずれもデン

カ生研社製)を用いた。A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原は A/ビクトリア/210/2009(X-187)

より調製した不活化ウイルス(デンカ生研社製)を用いた。

RDE 試薬は RDE(II)「生研」(デンカ生研社製)を使用した。血球はニワトリ保存血液(日

本バイオテスト社製)を用い、100%ニワトリ赤血球を調製後、ここから 50%及び 0.5%ニワト

リ赤血球液を調製した。

(2) 検体の前処理(RDE 処理)

検体(被験者血清)を μL 採取し、その 倍量( μL)の RDE[II]を加えて °C で

間反応させた。反応終了後、処理液を °C、 間加熱処理し、RDE 活性を失活

(非働化)した。非働化後血清に μL の生理食塩液を加え、血清希釈を とした。検体

と等量( μL)の 50%ニワトリ赤血球液を加え、途中 2 回程度混和しながら室温(10 - 30°C)

で 間反応した。反応後 °C、 × g、 間遠心処理し、遠心後の上清を分取した。分取し

た血清(処理後血清)は 2 - 10°C で保存した。

(3) HI 試験

HA 抗原の HA 価を確認するため、 で HA 試験を行った(一次定量)。得られた

HA 価から HA/ μL となるように HA 抗原を mM PBS(pH )で希釈し、再度 HA 価が

HA/ μL となっているかを HA 試験により確認した(二次定量)。

RDE 処理後血清(血清希釈 ) μL から mM PBS(pH )で 25 μL の 2 倍段階希釈系

列を で調製した。 HA/ μL に調製した HA 抗原を 25 μL( HA 相当)ずつ、検体

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 12

の希釈系列に添加した。HA 抗原添加後、室温(10 - 30°C)で 間反応した。 間反応後、

0.5%ニワトリ赤血球液を μL 添加し、撹拌後室温(10 - 30°C)で 間静置した。 間後、

血球凝集抑制活性を観察して、血球凝集抑制を判定し、凝集が完全に抑制された最大希釈倍数

を HI 抗体価とした。

2.7.1.1.2.2 中和抗体価測定

測定は国立感染症研究所より技術移管を受けた方法で実施した。なお、技術移管で数値規定

がなかった 96 ウェルプレートの細胞培養濃度は自社で規定した。

(1) 材料

細胞は、 から分与を受け作製したマスターセルバンクを使用した。

日間培養した 細胞を用いてプレートを作製し、プレート作製後 日目に使用した。攻撃

ウイルスは、DNK-PEDFLU-1 試験は A/California/07/2009(X-179A)( )を小分けして

使用した。DNK-PEDFLU-2 試験では、A/California/07/2009(X-179A)( )に加え、

A/Victoria/210/2009(X-187)( )、B/Brisbane/60/2008( )をそれぞれ小分

けして使用した。RDE 試薬は RDE(II)「生研」を使用した。

(2) 検体の前処理(RDE 処理)及び細胞の準備

検体を RDE[II]で 倍希釈し、 °C で - 時間処理後、 °C で - 分間加熱し、RDE

活性を失活させた。その後、検体が 倍希釈となるようウイルス希釈液を加えた。培養 日目

の 細胞を × cells/mL となるよう % 培地で調整し、 μL/

ウェルで ウェルプレートに播種した。播種後 °C、 %CO2 環境下で 日間培養し、細胞プ

レートを調製した。

(3) 中和抗体価測定

ウェルプレートにウイルス希釈液で検体の 2 倍段階希釈系列を作製した。

TCID50 /ウェルとなるようウイルス希釈液で希釈した攻撃ウイルスに μg/mL となるよ

う mg/mL を添加し、検体希釈系列と等量混合した(攻撃ウイルス最終濃

度 TCID50 /ウェル)。混合後、 °C、 %CO2環境下で - 分間中和反応を行い、反応後

の液を で洗浄した細胞プレートに添加し、 °C、 %CO2 環境下で 日間培養した。

この時同時に使用した攻撃ウイルスの感染力価を確認するため、攻撃ウイルスの希釈系列を

毎に 枚、細胞プレートに接種した(ウイルスバックタイトレーション)。また各プレー

トには を加えない細胞コントロール(CC)と を加えずに

を加えるウイルスコントロール(VC)を置いた。

中和後培養 日目に培養液を廃棄し、細胞を μL/ウェルの % で - 分

間、 で不活化・固定した。固定後 % を廃棄し、 染色液を μL/ウェ

ル添加し、 - 分間染色した。染色後染色液を廃棄し、精製水又は注射用水でプレートを洗

浄、乾燥させた。乾燥後 mol/L( N)の 溶液を μL/ウェル添加し、波

長 nm で吸光度を測定した。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 13

CC ウェルの吸光度平均値と VC ウェルの吸光度平均値の 値を 吸光度値とし、こ

の値を超えているウェルまでの最大希釈倍率を当該検体の中和抗体価とした。なお、1 番目の

ウェルでの吸光度値が 吸光度値以下の場合、中和抗体価は 10 未満とした。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page 14

2.7.1.2 個々の試験結果の要約

該当なし。

2.7.1.3 全試験を通しての結果の比較と解析

該当なし。

2.7.1.4 付録

該当資料なし。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.1.生物薬剤学的試験及び関連する分析法 Page14

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」

第 2 部(モジュール 2):CTD の概要(サマリー)

2.7 臨床概要

2.7.2 臨床薬理試験

デンカ生研株式会社

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.2 臨床薬理試験 Page 2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.2臨床薬理試験 Page2

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.2 臨床薬理試験 Page 3

2.7.2. 臨床薬理試験

2.7.2.1 背景及び概観

本剤(DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)、DNK-FLU)に含まれるインフルエンザウイ

ルス抗原は不活化・精製されているため、ヒトに接種すると主として体液性免疫が獲得される。

本剤を接種するとインフルエンザウイルスの HA たん白質はマクロファージなどの抗原提示細

胞に取り込まれて消化された後、Th2 リンパ球に対して抗原提示されると考えられる。

提示されたウイルス抗原を認識する B 細胞が増殖し、ウイルス抗原に対する抗体が産生され

る。このように、インフルエンザ HA ワクチンによって予め免疫が獲得されていると、体内に

存在する抗体により、その後感染したインフルエンザウイルスの増殖は抑制され、発症の阻止

あるいは症状の軽減が期待される。

本剤は生物学的製剤であり、接種後には体内で分解されるため、薬物動態及び薬物代謝を試

験することは困難である。また、体内の薬物動態より本剤の有効性及び安全性を推測すること

はできない。そのため薬物動態学的(PK)試験は実施していない。

2.7.2.2 個々の試験結果の要約

該当なし。

2.7.2.3 全試験を通しての結果の比較と解析

該当なし。

2.7.2.4 特別な試験

特別な試験は実施していない。

免疫原性に関しては「2.7.3 臨床的有効性」に記載した。

2.7.2.5 付録

該当資料なし。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.2臨床薬理試験 Page3

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」

第 2 部(モジュール 2):CTD の概要(サマリー)

2.7 臨床概要

2.7.3 臨床的有効性

デンカ生研株式会社

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 2 略号及び用語表 略号・用語 略していない表現又は説明 有効性の評価に関する用語 FAS Full Analysis Set;最大の解析対象集団 HI 抗体価 インフルエンザウイルスは赤血球と結合して赤血球凝集反

応を起こす性質がある。ウイルス抗体がこの反応を阻止する性質を利用した HI 法(Haemagglutination Inhibition Test;赤血球凝集阻止試験)により、ワクチン接種後の抗体産生量を測定する。

中和抗体価 ウイルスに抗体が付着すると、ウイルスの感染性が失われることを利用した中和法により測定した抗体価のこと。中和法では、段階希釈した血清とウイルスを混合した後に培養細胞に接種して培養を行い、50%以上の細胞変性効果のみられた最大血清希釈倍数を中和抗体価として測定する。

パンデミック 新型インフルエンザウイルスがヒトの集団に広範かつ急速に広がり、世界的大流行を呈する状況。

新型インフルエンザウイルス 過去数十年間にヒトが経験したことがない A 型インフルエンザウイルスがヒトの間で伝播して、インフルエンザの流行を起こした時のインフルエンザウイルス。

抗体陽転率① 接種後抗体価が 20 倍以上かつ 1 回目接種前からの変化率 4倍以上の上昇を示した被験者の割合

抗体陽転率② 接種後抗体価が 40 倍以上かつ 1 回目接種前からの変化率 4倍以上の上昇を示した被験者の割合

治験薬に関する用語

DNK-FLU(H1)

2009年に国立感染症研究所から配布された新型インフルエンザ A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm(X-179A)ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチン。インフルエンザウイルスの HA を 30 μg/mL 以上(相当値)含む澄明又はわずかに白濁した液剤。

DNK- FLU(TIV)

2009 年春に国立感染症研究所から配布された A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチン。各インフルエンザウイルスの HA をそれぞれ 30 μg/mL 以上(相当値)ずつ含む澄明又はわずかに白濁した液剤。

DNK-FLU

2010 年春に国立感染症研究所から配布された A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチン。各インフルエンザウイルスのヘムアグルチニン(HA)をそれぞれ 30 μg/mL 以上(相当値)ずつ含む澄明又はわずかに白濁した液剤。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page2

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 3

目次

2.7.3. 臨床的有効性 .................................................................................................................................... 17

2.7.3.1 背景及び概観 .............................................................................................................................. 17

2.7.3.1.1 小児臨床試験 ....................................................................................................................... 17

2.7.3.2 個々の試験結果の要約 .............................................................................................................. 22

2.7.3.2.1 DNK-PEDFLU-1 試験の要約............................................................................................... 22

2.7.3.2.2 DNK-PEDFLU-2 試験の要約............................................................................................... 25

2.7.3.3 全試験を通しての結果の比較と解析 ...................................................................................... 33

2.7.3.3.1 試験対象集団 ....................................................................................................................... 33

2.7.3.3.1.1 被験者の内訳 ................................................................................................................ 33

2.7.3.3.1.2 被験者の人口統計学的及び他の基準値の特性 ........................................................ 36

2.7.3.3.1.3 被験者の選択/除外基準 ............................................................................................ 44

2.7.3.3.1.4 接種要注意者 ................................................................................................................ 44

2.7.3.3.1.5 試験対象集団と市販後の予想使用集団との差異 .................................................... 45

2.7.3.3.2 全有効性試験の結果の比較検討 ....................................................................................... 45

2.7.3.3.2.1 DNK-PEDFLU-1 試験の試験結果・・・・・・・・・・・・・・・・・資料番号:.3.5.1-1.............. 45

2.7.3.3.2.1.1 HI 抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-1 試験).................................... 45

2.7.3.3.2.1.2 中和抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-1 試験) ................................ 62

2.7.3.3.2.2 DNK-PEDFLU-2 試験の試験結果・・・・・・・・・・・・・・・・・資料番号:5.3.5.1-2............ 69

2.7.3.3.2.2.1 HI 抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-2 試験).................................... 69

2.7.3.3.2.2.2 中和抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-2 試験) ................................ 95

2.7.3.3.3 EMA 基準による抗体価の評価 ........................................................................................ 121

2.7.3.3.3.1 DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 の試験結果の比較 ................................... 124

2.7.3.3.4 部分集団における結果の比較 ......................................................................................... 126

2.7.3.3.4.1 DNK-PEDFLU-1 試験の部分集団における試験結果 .............................................. 126

2.7.3.3.4.1.1 インフルエンザ HA ワクチン接種歴及びインフルエンザ罹患有無別の抗体

陽転率の部分集団解析(DNK-PEDFLU-1 試験)................................................................ 126

2.7.3.3.4.1.2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-1 試験) 131

2.7.3.3.4.1.3 年齢別の部分集団解析(DNK-PEDFLU-1 試験) .......................................... 135

2.7.3.3.4.1.4 年齢区分別-3 の部分集団解析(DNK-PEDFLU-1 試験).............................. 144

2.7.3.3.4.1.5 EMA 基準による抗体価の部分集団における評価(DNK-PEDFLU-1 試験)

..................................................................................................................................................... 150

2.7.3.3.4.2 DNK-PEDFLU-2 試験の部分集団における試験結果 .............................................. 153

2.7.3.3.4.2.1 インフルエンザ HA ワクチン接種歴及びインフルエンザ罹患有無別の抗体

陽転率の部分集団解析(DNK-PEDFLU-2 試験)................................................................ 153

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page3

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 4

2.7.3.3.4.2.2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2 試験) 153

2.7.3.3.4.2.3 年齢別の部分集団解析(DNK-PEDFLU-2 試験) .......................................... 157

2.7.3.3.4.2.4 年齢区分別-3 の部分集団解析(DNK-PEDFLU-2 試験).............................. 182

2.7.3.3.4.2.5 EMA 基準による抗体価の部分集団における評価(DNK-PEDFLU-2 試験)

..................................................................................................................................................... 197

2.7.3.3.5 HI 抗体価と中和抗体価の関連性 ..................................................................................... 200

2.7.3.3.5.1 DNK-PEDFLU-1 試験における HI 抗体価と中和抗体価の関連性........................ 200

2.7.3.3.5.2 DNK-PEDFLU-2 試験における HI 抗体価と中和抗体価の関連性........................ 201

2.7.3.3.5.3 DNK-PEDFLU-1 試験及び DNK-PEDFLU-2 試験の比較 ....................................... 204

2.7.3.4 推奨用法・用量に関する臨床情報の解析 ............................................................................ 204

2.7.3.4.1 用量及び接種回数 ............................................................................................................. 204

2.7.3.4.2 接種間隔 ............................................................................................................................. 207

2.7.3.4.3 年齢 ..................................................................................................................................... 207

2.7.3.4.4 相互作用 ............................................................................................................................. 208

2.7.3.5 効果の持続、耐薬性 ................................................................................................................ 208

2.7.3.5.1 免疫の持続 ......................................................................................................................... 208

2.7.3.5.2 耐薬性 ................................................................................................................................. 209

2.7.3.6 付録............................................................................................................................................ 210

2.7.3.6.1 付表 ..................................................................................................................................... 217

2.7.3.6.2 付図 ..................................................................................................................................... 255

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page4

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 5

表目次

表 2.7.3.1.1-1 臨床試験の要約................................................................................................................ 18

表 2.7.3.1.1-2 臨床試験計画及び設定根拠............................................................................................ 19

表 2.7.3.2.1-1 有効性成績(抗体陽転率①)の要約(DNK-PEDFLU-1)........................................ 23

表 2.7.3.2.1-2 有効性成績(抗体陽転率②)の要約(DNK-PEDFLU-1)........................................ 23

表 2.7.3.2.2-1 有効性成績(治験薬接種量別/抗体陽転率②)の要約(DNK-PEDFLU-2)........ 26

表 2.7.3.3.1.2-1 人口統計学的及び他の基準値の特性(6 ヵ月以上 3 歳未満、FAS)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 38

表 2.7.3.3.1.2-2 人口統計学的及び他の基準値の特性(3 歳以上 13 歳未満、FAS)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 39

表 2.7.3.3.1.2-3 人口統計学的及び他の基準値の特性(治験薬接種量別、 FAS )

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 42

表 2.7.3.3.1.2-4 人口統計学的及び他の基準値の特性(年齢区分別-1、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 43

表 2.7.3.3.1.3-1 被験者の選択基準及び除外基準................................................................................. 44

表 2.7.3.3.2.1.1-1 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月

以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................... 47

表 2.7.3.3.2.1.1-2 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以

上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)...................................................................... 47

表 2.7.3.3.2.1.1-3 抗体価の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上

3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................................................. 48

表 2.7.3.3.2.1.1-4 抗体価の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)................................................................................ 48

表 2.7.3.3.2.1.1-5 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上

3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................................................. 49

表 2.7.3.3.2.1.1-6 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)................................................................................ 49

表 2.7.3.3.2.1.1-7 抗体価の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................................. 50

表 2.7.3.3.2.1.1-8 抗体価の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................................. 50

表 2.7.3.3.2.1.1-9 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................... 52

表 2.7.3.3.2.1.1-10 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................... 52

表 2.7.3.3.2.1.1-11 抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page5

Page 23: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 6

満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................................................... 53

表 2.7.3.3.2.1.1-12 抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未

満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................................................... 53

表 2.7.3.3.2.1.1-13 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................................................................. 53

表 2.7.3.3.2.1.1-14 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未

満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................................................... 54

表 2.7.3.3.2.1.1-15 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 54

表 2.7.3.3.2.1.1-16 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 54

表 2.7.3.3.2.1.1-17 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種

(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)....................................................... 56

表 2.7.3.3.2.1.1-18 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接

種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)................................................. 56

表 2.7.3.3.2.1.1-19 抗体価変化率の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ......................................................... 56

表 2.7.3.3.2.1.1-20 抗体価変化率の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳

以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................... 57

表 2.7.3.3.2.1.1-21 抗体価変化率の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ......................................................... 57

表 2.7.3.3.2.1.1-22 抗体価変化率の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................... 57

表 2.7.3.3.2.1.1-23 抗体価変化率の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上

3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) .......................................................................... 58

表 2.7.3.3.2.1.1-24 抗体価変化率の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................................................. 58

表 2.7.3.3.2.1.1-25 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ

月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................................. 59

表 2.7.3.3.2.1.1-26 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上

13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................................................. 60

表 2.7.3.3.2.1.1-27 抗体価の頻度分布(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以

上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................................... 60

表 2.7.3.3.2.1.1-28 抗体価の頻度分布(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................................................. 60

表 2.7.3.3.2.1.1-29 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................. 61

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page6

Page 24: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 7 表 2.7.3.3.2.1.1-30 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................. 61

表 2.7.3.3.2.1.1-31 抗体価の頻度分布(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................................... 61

表 2.7.3.3.2.1.1-32 抗体価の頻度分布(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................................... 61

表 2.7.3.3.2.1.2-1 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ

月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................. 62

表 2.7.3.3.2.1.2-2 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以

上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)........................................................................ 63

表 2.7.3.3.2.1.2-3 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................................................. 64

表 2.7.3.3.2.1.2-4 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................................................. 64

表 2.7.3.3.2.1.2-5 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接

種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................... 65

表 2.7.3.3.2.1.2-6 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接

種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)................................................. 65

表 2.7.3.3.2.1.2-7 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ

月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................................. 66

表 2.7.3.3.2.1.2-8 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以

上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................................................... 66

表 2.7.3.3.2.2.1-1 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 72

表 2.7.3.3.2.2.1-2 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ... 74

表 2.7.3.3.2.2.1-3 抗体価の要約統計量(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ................... 76

表 2.7.3.3.2.2.1-4 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ........ 77

表 2.7.3.3.2.2.1-5 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)................... 77

表 2.7.3.3.2.2.1-6 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)................................. 78

表 2.7.3.3.2.2.1-7 抗体価の幾何平均抗体価変化率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 79

表 2.7.3.3.2.2.1-8 抗体価の幾何平均抗体価変化率(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 79

表 2.7.3.3.2.2.1-9 抗体価の幾何平均抗体価変化率(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 80

表 2.7.3.3.2.2.1-10 抗体保有率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 81

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page7

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 8 表 2.7.3.3.2.2.1-11 抗体保有率(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ................. 81

表 2.7.3.3.2.2.1-12 抗体保有率(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)................................. 82

表 2.7.3.3.2.2.1-13 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 84

表 2.7.3.3.2.2.1-14 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ... 88

表 2.7.3.3.2.2.1-15 抗体価の頻度分布(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ................... 92

表 2.7.3.3.2.2.2-1 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ..... 97

表 2.7.3.3.2.2.2-2 抗体陽転率(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .............. 97

表 2.7.3.3.2.2.2-3 抗体陽転率(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .............................. 97

表 2.7.3.3.2.2.2-4 抗体価の幾何平均抗体価変化率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 98

表 2.7.3.3.2.2.2-5 抗体価の幾何平均抗体価変化率(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 99

表 2.7.3.3.2.2.2-6 抗体価の幾何平均抗体価変化率(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 99

表 2.7.3.3.2.2.2-7 抗体保有率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 101

表 2.7.3.3.2.2.2-8 抗体保有率(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)........ 101

表 2.7.3.3.2.2.2-9 抗体保有率(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ............................ 101

表 2.7.3.3.2.2.2-10 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)( FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 104

表 2.7.3.3.2.2.2-11 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 106

表 2.7.3.3.2.2.2-12 抗体価の要約統計量(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .......... 108

表 2.7.3.3.2.2.2-13 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 110

表 2.7.3.3.2.2.2-14 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 114

表 2.7.3.3.2.2.2-15 抗体価の頻度分布(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .............. 118

表 2.7.3.3.3-1 DNK-PEDFLU-1 試験の抗体価の総合評価(EMA 基準)....................................... 123

表 2.7.3.3.3-2 DNK-PEDFLU-2 試験の抗体価の総合評価(EMA 基準)....................................... 124

表 2.7.3.3.3.1-1 DNK-PEDFLU-1 試験と DNK-PEDFLU-2 試験の免疫原性評価比較 ................... 125

表 2.7.3.3.4.1.1-1 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析 (新

型 A(H1N1)、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1) .......................................................... 127

表 2.7.3.3.4.1.1-2 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析 (A

(H1N1)、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1).................................................................. 128

表 2.7.3.3.4.1.1-3 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析 (A

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page8

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 9

(H3N2)、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1).................................................................. 128

表 2.7.3.3.4.1.1-4 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析 (B、

HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1) ....................................................................................... 129

表 2.7.3.3.4.1.1-5 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析(新

型 A(H1N1)、中和抗体価)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................... 129

表 2.7.3.3.4.1.1-6 解熱剤使用例の抗体価データ一覧(DNK-PEDFLU-1).................................... 130

表 2.7.3.3.4.1.2-1 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体

価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) .............. 131

表 2.7.3.3.4.1.2-2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体

価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................ 132

表 2.7.3.3.4.1.2-3 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ...................... 132

表 2.7.3.3.4.1.2-4 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) .......................... 132

表 2.7.3.3.4.1.2-5 接種前抗体価40倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H3N2)、HI抗体価) (0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ...................................... 133

表 2.7.3.3.4.1.2-6 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) .......................... 133

表 2.7.3.3.4.1.2-7 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.25 mL

接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................. 133

表 2.7.3.3.4.1.2-8 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接

種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................................... 134

表 2.7.3.3.4.1.2-9 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗

体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) .......... 134

表 2.7.3.3.4.1.2-10 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和

抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) .......... 134

表 2.7.3.3.4.1.3-1 6 ヵ月以上 3 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2 回目接種前)(DNK-PEDFLU-1) .... 136

表 2.7.3.3.4.1.3-2 6 ヵ月以上 3 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1) ....... 137

表 2.7.3.3.4.1.3-3 3 歳以上 6 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体

保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2 回目接種前)(DNK-PEDFLU-1) ........ 137

表 2.7.3.3.4.1.3-4 3 歳以上 6 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体

保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1) ............. 138

表 2.7.3.3.4.1.3-5 6 歳以上 13 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2 回目接種前)(DNK-PEDFLU-1) .... 138

表 2.7.3.3.4.1.3-6 6 歳以上 13 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page9

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 10

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1) ......... 139

表 2.7.3.3.4.1.3-7 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2 回目接種前)(DNK-PEDFLU-1) .... 139

表 2.7.3.3.4.1.3-8 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1) ......... 140

表 2.7.3.3.4.1.3-9 被験者ごとの抗体価データの一覧(9 歳超 13 歳未満)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 142

表 2.7.3.3.4.1.3-10 抗体陽転率②データの一覧(9 歳超 13 歳未満)(DNK-PEDFLU-1)........... 143

表 2.7.3.3.4.1.3-11 幾何平均抗体価データの一覧(9 歳超 13 歳未満)(DNK-PEDFLU-1) ..... 143

表 2.7.3.3.4.1.3-12 抗体保有率データの一覧(9 歳超 13 歳未満)(DNK-PEDFLU-1)............... 144

表 2.7.3.3.4.1.4-1 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 145

表 2.7.3.3.4.1.4-2 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(A(H1N1)、HI 抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 146

表 2.7.3.3.4.1.4-3 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(A(H3N2)、HI 抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 147

表 2.7.3.3.4.1.4-4 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(B、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 148

表 2.7.3.3.4.1.4-5 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 149

表 2.7.3.3.4.1.5-1 3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の

抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体保有率の総合評価(2 回目接種前)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 151

表 2.7.3.3.4.1.5-2 3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の

抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体保有率の総合評価(事後観察時)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 151

表 2.7.3.3.4.1.5-3 6 ヵ月以上 1 歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平

均抗体変化率、抗体保有率の総合評価(2 回目接種前)(DNK-PEDFLU-1) .......... 152

表 2.7.3.3.4.1.5-4 6 ヵ月以上 1 歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平

均抗体変化率、抗体保有率の総合評価(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1) ........... 152

表 2.7.3.3.4.2.2-1 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(新型 A(H1N1)、

HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ........................................................................ 156

表 2.7.3.3.4.2.2-2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(A(H3N2)、

HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ........................................................................ 156

表 2.7.3.3.4.2.2-3 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(B、HI 抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................ 156

表 2.7.3.3.4.2.2-4 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(新型 A(H1N1)、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page10

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 11

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)........................................................................ 157

表 2.7.3.3.4.2.2-5 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(A(H3N2)、

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)...................................................................... 157

表 2.7.3.3.4.2.2-6 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(B、中和抗体

価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)...................................................................................... 157

表 2.7.3.3.4.2.3-1 抗体陽転率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 161

表 2.7.3.3.4.2.3-2 抗体陽転率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 161

表 2.7.3.3.4.2.3-3 抗体陽転率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 161

表 2.7.3.3.4.2.3-4 抗体陽転率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 162

表 2.7.3.3.4.2.3-5 抗体陽転率(年齢区分別-1)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2).. 162

表 2.7.3.3.4.2.3-6 抗体陽転率(年齢区分別-2)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2).. 162

表 2.7.3.3.4.2.3-7 抗体陽転率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 163

表 2.7.3.3.4.2.3-8 抗体陽転率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 163

表 2.7.3.3.4.2.3-9 抗体陽転率(年齢区分別 -1)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 163

表 2.7.3.3.4.2.3-10 抗体陽転率(年齢区分別 -2)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 164

表 2.7.3.3.4.2.3-11 抗体陽転率(年齢区分別-1)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 164

表 2.7.3.3.4.2.3-12 抗体陽転率(年齢区分別-2)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 164

表 2.7.3.3.4.2.3-13 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、HI

抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)................................................................................ 167

表 2.7.3.3.4.2.3-14 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、HI

抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2).............................................................................. 167

表 2.7.3.3.4.2.3-15 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、HI 抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2).............................................................................................. 168

表 2.7.3.3.4.2.3-16 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、HI 抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................ 168

表 2.7.3.3.4.2.3-17 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(B、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 169

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page11

Page 29: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 12 表 2.7.3.3.4.2.3-18 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(B、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 169

表 2.7.3.3.4.2.3-19 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)........................................................................ 170

表 2.7.3.3.4.2.3-20 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)...................................................................... 170

表 2.7.3.3.4.2.3-21 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、中和

抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)................................................................................ 171

表 2.7.3.3.4.2.3-22 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、中和

抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2).............................................................................. 171

表 2.7.3.3.4.2.3-23 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(B、中和抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2).............................................................................................. 172

表 2.7.3.3.4.2.3-24 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(B、中和抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................ 172

表 2.7.3.3.4.2.3-25 抗体保有率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 177

表 2.7.3.3.4.2.3-26 抗体保有率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 177

表 2.7.3.3.4.2.3-27 抗体保有率(年齢区分別 -1)(A(H3N2)、HI 抗体価)( FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 178

表 2.7.3.3.4.2.3-28 抗体保有率(年齢区分別 -2)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 178

表 2.7.3.3.4.2.3-29 抗体保有率(年齢区分別-1)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2).. 179

表 2.7.3.3.4.2.3-30 抗体保有率(年齢区分別-2)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 179

表 2.7.3.3.4.2.3-31 抗体保有率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 180

表 2.7.3.3.4.2.3-32 抗体保有率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 180

表 2.7.3.3.4.2.3-33 抗体保有率(年齢区分別 -1)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 181

表 2.7.3.3.4.2.3-34 抗体保有率(年齢区分別 -2)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 181

表 2.7.3.3.4.2.3-35 抗体保有率(年齢区分別-1)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 182

表 2.7.3.3.4.2.3-36 抗体保有率(年齢区分別-2)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 182

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page12

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 13 表 2.7.3.3.4.2.4-1 抗体陽転率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 185

表 2.7.3.3.4.2.4-2 抗体陽転率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 185

表 2.7.3.3.4.2.4-3 抗体陽転率(年齢区分別-3)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2).... 185

表 2.7.3.3.4.2.4-4 抗体陽転率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 186

表 2.7.3.3.4.2.4-5 抗体陽転率(年齢区分別 -3)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 186

表 2.7.3.3.4.2.4-6 抗体陽転率(年齢区分別-3)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 186

表 2.7.3.3.4.2.4-7 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 189

表 2.7.3.3.4.2.4-8 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 189

表 2.7.3.3.4.2.4-9 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別 -3)(B、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 190

表 2.7.3.3.4.2.4-10 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................ 190

表 2.7.3.3.4.2.4-11 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 191

表 2.7.3.3.4.2.4-12 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別 -3)(B、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 191

表 2.7.3.3.4.2.4-13 抗体保有率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 195

表 2.7.3.3.4.2.4-14 抗体保有率(年齢区分別 -3)(A(H3N2)、HI 抗体価)( FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 195

表 2.7.3.3.4.2.4-15 抗体保有率(年齢区分別-3)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2).. 196

表 2.7.3.3.4.2.4-16 抗体保有率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 196

表 2.7.3.3.4.2.4-17 抗体保有率(年齢区分別 -3)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 197

表 2.7.3.3.4.2.4-18 抗体保有率(年齢区分別-3)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 197

表 2.7.3.3.4.2.4-19 年齢区分別-1 の抗体価の主要評価結果(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ............ 199

表 2.7.3.3.5.1-1 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(新型 A(H1N1)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 200

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page13

Page 31: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 14 表 2.7.3.3.5.2-1 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(新型 A(H1N1)、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 201

表 2.7.3.3.5.2-2 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(A(H3N2)、FAS)(DNK-PEDFLU-2) ...... 202

表 2.7.3.3.5.2-3 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(B、FAS)(DNK-PEDFLU-2)...................... 203

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page14

Page 32: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 15

図目次

図 2.7.3.3.1.1-1 被験者の内訳(治験薬接種量別)(DNK-PEDFLU-1)......................................... 34

図 2.7.3.3.1.1-2 被験者の内訳(治験薬接種量別)(DNK-PEDFLU-2)......................................... 36

図 2.7.3.3.1.1-3 被験者の内訳(年齢区分別)(DNK-PEDFLU-2)................................................. 36

図 2.7.3.3.2.1.2-1 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価) (0.25 mL

接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)........................................... 67

図 2.7.3.3.2.1.2-2 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価) (3 歳以上

13 歳未満、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................................................ 68

図 2.7.3.3.2.2.1-1 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 71

図 2.7.3.3.2.2.1-2 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(A(H3N2、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 73

図 2.7.3.3.2.2.1-3 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(B、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 75

図 2.7.3.3.2.2.1-4 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(全体、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 85

図 2.7.3.3.2.2.1-5 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (治験薬 0.25 mL

接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)...................................................................................... 86

図 2.7.3.3.2.2.1-6 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (治験薬 0.5 mL

接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)...................................................................................... 87

図 2.7.3.3.2.2.1-7 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価)(全体、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 89

図 2.7.3.3.2.2.1-8 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価) (治験薬 0.25 mL

接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)...................................................................................... 90

図 2.7.3.3.2.2.1-9 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価) (治験薬 0.5 mL 接

種、FAS)(DNK-PEDFLU-2).......................................................................................... 91

図 2.7.3.3.2.2.1-10 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)(全体、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 93

図 2.7.3.3.2.2.1-11 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 94

図 2.7.3.3.2.2.1-12 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 95

図 2.7.3.3.2.2.2-1 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 103

図 2.7.3.3.2.2.2-2 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 105

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page15

Page 33: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 16 図 2.7.3.3.2.2.2-3 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(B、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 107

図 2.7.3.3.2.2.2-4 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(全体、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 111

図 2.7.3.3.2.2.2-5 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価) (治験薬 0.25

mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2) ............................................................................. 112

図 2.7.3.3.2.2.2-6 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価) (治験薬 0.5

mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2) ............................................................................. 113

図 2.7.3.3.2.2.2-7 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、中和抗体価)(全体、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 115

図 2.7.3.3.2.2.2-8 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、中和抗体価) (治験薬 0.25 mL

接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2).................................................................................... 116

図 2.7.3.3.2.2.2-9 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、中和抗体価) (治験薬 0.5 mL

接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2).................................................................................... 117

図 2.7.3.3.2.2.2-10 抗体価の逆累積度数分布図(B、中和抗体価)(全体、 FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 119

図 2.7.3.3.2.2.2-11 抗体価の逆累積度数分布図(B、中和抗体価)(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 120

図 2.7.3.3.2.2.2-12 抗体価の逆累積度数分布図(B、中和抗体価)(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 121

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page16

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 17

2.7.3. 臨床的有効性

2.7.3.1 背景及び概観

有効性(免疫原性)については、健康小児(6 ヵ月以上 13 歳未満)を対象とし、WHO 推奨用

量に従った小児臨床試験(DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2)において評価した。表

2.7.3.1.1-1 に臨床試験の要約を、表 2.7.3.1.1-2 に臨床試験計画及び設定根拠を示す。

2.7.3.1.1 小児臨床試験

DNK-PEDFLU-1 試験では、健康小児を対象に本剤 2 用量を約 3 週間の間隔をおいて 2 回皮下

に接種し、本剤接種後の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価、A/ブリス

ベン/59/2007(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原に

対する HI 抗体価、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価及び新型インフルエンザ A

(H1N1)に対する中和抗体価の変動を検討した。また、安全性を検討した。DNK-PEDFLU-1

試験は、 及び

の 2 医療機関の治験責任医師(治験調整医師 )が「自ら治験を実施する者」

となり、「自ら治験を実施する者による治験」として実施された。

DNK-PEDFLU-2 試験では、健康小児を対象に本剤 2 用量を約 3 週間の間隔をおいて 2 回皮下

に接種し、本剤接種後の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価、A/ビクト

リア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI

抗体価及び新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)

に対する中和抗体価、B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗体価の変動を検討した。また、安

全性を検討した。DNK-PEDFLU-2 試験は、 及び の 2

医療機関にて、デンカ生研株式会社が「治験依頼者」として実施した。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 18

表 2.7.3.1.1-1 臨床試験の要約

用法・用量 試験区分 (試験番号) 試験デザイン

施 設 数

対象 年齢区分

接種群 治験薬

接種量 抗原量 (HA たん白質量)

用法計画/評価例数

免疫原性評価項目 評価時期

試験 期間

資料番号

単独接種群

DNK-FLU(H1)0.25 mL/回 (HA たん白質7.5 μg/回以上)

2 回 皮下接種

20/20例

健康小児 6 ヵ月以上 3 歳未満

同時接種群

DNK-FLU(H1)0.25 mL/回 (HA たん白質7.5 μg/回以上) DNK-FLU(TIV)0.25 mL/回 (1 株あたり HAたん白質 7.5 μg/回以上) HA たん白質総計 30 μg/回以上

2 回 皮下接種

20/20例

単独接種群

DNK-FLU(H1)0.5 mL/回 (HA たん白質15 μg/回以上)

2 回 皮下接種

20/20例

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-1) 非盲検、 無作為割付、 群間比較試験

2

健康小児 3 歳以上13 歳未満

同時接種群

DNK-FLU(H1)0.5 mL/回 (HA たん白質15 μg/回以上) DNK-FLU(TIV)0.5 mL/回 (1 株あたり HAたん白質 15 μg/回以上) HA たん白質総計 60 μg/回以上

2 回 皮下接種

20/20例

HI 及び中和抗体価 2 回目接種前及び 事後観察時

2009/ - 2009/

5.3.5.1-1

健康小児 6 ヵ月以上 3 歳未満

DNK-FLU 0.25 mL/回 (HA たん白質 7.5 μg/回以上)

2 回 皮下接種

30/20例

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-2) 非盲検試験

2

健康小児 3 歳以上13 歳未満

DNK-FLU 0.5 mL/回 (HA たん白質 15 μg/回以上)

2 回 皮下接種

30/20例

HI 及び中和抗体価 2 回目接種前及び 事後観察時

2010/9 - 2010/12

5.3.5.1-2

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 19 表 2.7.3.1.1-2 臨床試験計画及び設定根拠

試験区分 (試験番号)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-1)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-2)

日本人健康小児 6 ヵ月以上、13 歳未満 対象 [設定根拠] 日本での定期/任意予防接種を開始する年齢を考慮し、6 ヵ月以上とした。季節性インフルエンザ HA ワクチンの 13 歳以上の小児の接種量は成人と同じであるため、WHO 推奨用量と違いのある 13 歳未満を対象とした。 インフルエンザは小児も多く感染し、とりわけインフルエンザ脳症発症の危険があり、小児(1 歳 - 就学前)は第三優先対象者になっている。 季節性インフルエンザ HA ワクチンは毎年 2,000 万人を超える接種がされており、安全性の懸念は少ないと考えられる。 本治験における侵襲的医療行為は、治験薬接種(2 回)と抗体価測定のための採血(3 回)である。抗体価測定は通常のインフルエンザ HA ワクチン接種時には行われないが、1 回の採血量は約 3 mL に制限しており、抗体価測定により接種後の免疫状態を知りうることは被験者及び小児に対するワクチンの用量・用法に関する情報を得る上で重要である。

試験デザイン

非盲検、無作為割付、群間比較試験 単独接種群、同時接種群被験者が、実施医療機関ごとに同数になるように、無作為化して割り付けた。

非盲検試験

用法:3 週間( ± 7 日)間隔で 2 回、上腕に皮下接種した。 単独接種群

DNK-FLU(H1)を下記の年齢別投与量に従って上腕伸側に接種した。1 回目と 2 回目の接種部位は左右の上腕を変えた。

同時接種群

DNK-FLU(H1)並びにDNK-FLU(TIV)を下記の年齢別投与量に従って両側上腕伸側に接種した。1回目と 2 回目接種時にDNK-FLU(H1)とDNK-FLU(TIV)の接種部位を交代した。

DNK-FLU を下記の年齢別投与量に従って上腕伸側に接種した。1 回目と 2 回目の接種部位は左右の上腕を変えた。

用量:投与量は各治験薬とも、単独接種群では下記の用量を接種し、同時接種群では下記の用量を左右の上腕にそれぞれ接種した。このため同時接種群の 1 回接種総量は、単独接種群に比較して 2 倍となった。 6 ヵ月以上 3 歳未満:0.25 mL/回(接種量として) 3 歳以上 13 歳未満:0.5 mL/回(接種量として)

用量: 6 ヵ月以上 3 歳未満:0.25 mL/回(接種量として) 3 歳以上 13 歳未満:0.5 mL/回(接種量として)

用法・用量

[設定根拠] 用法・用量:投与量は WHO の推奨用量に応じて設定した。投与経路は既存の季節性インフルエンザ HA ワクチンが皮下投与であるため同様とした。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page19

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 20 表 2.7.3.1.1-2 臨床試験計画及び設定根拠(続き)

試験区分 (試験番号)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-1)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-2)

主要評価項目:2 回目接種前、事後観察時の HI 抗体価及び中和抗体価の抗体陽転率 副次評価項目:HI 抗体価及び中和抗体価の推移及び変化率

主要評価項目:HI 抗体価について、以下の基準を 1 つ以上満たすこと ・抗体陽転率(>40%) ・幾何平均抗体価変化率(>2.5) ・抗体保有率(>70%)

免疫原性 評価項目

[設定根拠] 季節性インフルエンザウイルスワクチンの評価は HI 抗体価を用いて行われてきた。今までのところ、新型インフルエンザ A(H1N1)は従来からの HI 抗体価で評価可能と考えられているが、中和抗体はインフルエンザウイルスに対する感染防御能を強く反映し、免疫原性を評価する上でも重要だと考えられるため設定した。 従前より季節性インフルエンザウイルスワクチンは中和抗体価を用いて評価されていないために、比較可能な過去データがないこと、季節性インフルエンザウイルスに対する中和抗体価の測定は日常的に行っていないため、まず測定系を確立する必要があること(1 株に対して 1 ヵ月程の時間が必要)、また、0 歳児からの採血量を多くすることは困難なため小児については多くの項目を測定するのに十分な血清が確保できない可能性もあるため、季節性インフルエンザウイルスに対する中和抗体価は主要評価項目を測定した後、必要に応じて測定することとした。

[設定根拠] 本治験の目的は、季節性インフルエンザワクチンの小児における用量を確認することである。 小児を対象とした季節性インフルエンザワクチンの評価は確立していないため、成人を対象とした季節性インフルエンザワクチンの EMA ガイダンス(CPMP/BWP/214/96)を参考に、HI 抗体価における 3つの基準のうち 1つ以上満たすという主要評価項目を設定した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page20

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 21 表 2.7.3.1.1-2 臨床試験計画及び設定根拠(続き)

試験区分 (試験番号)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-1)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-2)

2 回目接種前及び事後観察時 免疫原性 評価時期 [設定根拠]

接種回数による抗体価及び陽転率の推移を検討することとした。 計 80 例/80 例 計 40 例/40 例 単独接種群 40 例/40 例

(6ヵ月以上 3歳未満 20例/20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例/20 例)

同時接種群 40 例/40 例 (6ヵ月以上 3歳未満 20例/20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例/20 例)

6 ヵ月以上 1 歳未満:15 例/10 例 1 歳以上 3 歳未満 :15 例/10 例 3 歳以上 6 歳未満 :15 例/10 例 6 歳以上 13 歳未満 :15 例/10 例

実施/計画数

[設定根拠] 治験実施予定期間が限定されている状況の中で科学的及び行政的両面からの判断を行うのに最低限必要であろうと想定される精度で治験結果が評価できる被験者数として設定した。そのため、本治験の免疫原性及び安全性の評価項目に関して十分な検出力を担保した上で統計的仮説検定を行うことを想定した被験者数設定にはなっていない。

[設定根拠] 医師主導治験として実施した DNK-FLUの免疫原性に関する小児臨床試験(DNK-PEDFLU-1)において、1 歳未満の接種用量が既承認用量の 2.5 倍に増量されるにもかかわらず、臨床試験成績の被験者数は極めて限られていたことから、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の各年齢層についてさらに被験者を追加した試験を計画し、WHO 推奨用量における免疫原性、安全性の評価を積み重ねることを目的とした例数として、各年齢層で 10 例、計 40 例を設定し、脱落例を見込んで登録被験者数を 60 例とした。なお、被験者数について統計学的検討は行っていない。

輸血(成分輸血を含む)、ガンマグロブリン製剤、免疫抑制剤(シクロスポリン製剤など)の全身投与、免疫抑制療法(放射線療法など)、抗リウマチ剤、造血剤(鉄剤を除く)、副腎皮質ホルモン剤(外用剤、吸入剤を除く) 他のワクチンの接種及び他の治験薬の投与

併用禁止薬剤及び療法

[設定根拠] 免疫原性又は安全性の評価に影響を与えることが予想されることから設定した。

解析方法 2 回目接種前、事後観察時の HI 抗体価及び中和抗体価の抗体陽転率を算出し、さらに F 分布に基づいた正確な両側 95%信頼区間を算出する。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page21

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 22 2.7.3.2 個々の試験結果の要約 2.7.3.2.1 DNK-PEDFLU-1 試験の要約

DNK-PEDFLU-1試験の有効性成績(抗体陽転率)の要約を表 2.7.3.2.1-1及び表 2.7.3.2.1-2

に示す。

健康小児を対象に、WHO 推奨用量を基本として DNK-FLU(H1)を単独接種(6 ヵ月以上 3

歳未満 0.25 mL/回接種、3 歳以上 13 歳未満 0.5 mL/回接種、上腕皮下接種)した場合、DNK-FLU

(H1)並びに DNK-FLU(TIV)を同時接種(各々を 6 ヵ月以上 3 歳未満 0.25 mL/回接種、3 歳

以上 13 歳未満 0.5 mL/回接種、両側上腕皮下接種)した場合の免疫原性を検討するために、非

盲検無作為割付群間比較試験を国内 2 医療機関で実施した。目標被験者数は 1 群 40 例、計 80

例とした。すべての群で治験薬を 3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて 2 回皮下接種した。主要評価

項目は 2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率とし、抗体陽転の定義は、抗体陽転率①とし

て接種後抗体価が 20 倍以上かつ 1 回目接種前からの変化率 4 倍以上の上昇を示した被験者の割

合、抗体陽転率②として接種後抗体価が 40 倍以上かつ 1 回目接種前からの変化率 4 倍以上の上

昇を示した被験者の割合とした。測定項目は、新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対す

る HI 抗体価、A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価、A/ウルグアイ/716/2007

(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価、新型

インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価とした。

免疫原性の主要な解析対象集団は FAS 80 例(単独接種群 40 例、同時接種群 40 例)とした。

参考として PPS 78 例(単独接種群 38 例、同時接種群 40 例)の解析も実施した。FAS と PPS

のデータに大きな差はみられなかったので、FAS を対象としたデータを収載した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page22

Page 40: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 23 表 2.7.3.2.1-1 有効性成績(抗体陽転率①)の要約(DNK-PEDFLU-1)

単独接種群 同時接種群 6 ヵ月以上 3 歳未満

3 歳以上 13 歳未満

6 ヵ月以上 3 歳未満

3 歳以上 13 歳未満

0.25 mL /site/回

0.5 mL /site/回

0.25 mL /site/回

0.5 mL /site/回

測定項目 時期

解析対象例数

陽転率(陽転例数)

解析対象例数

陽転率(陽転例数)

解析対象例数

陽転率(陽転例数)

解析対象例数

陽転率 (陽転 例数)

新型 A(H1N1) 中和

2 回目接種前 20 55.0%(11)

20 80.0%(16)

20 45.0%(9)

20 75.0% (15)

事後観察 20 95.0%(19)

20 90.0%(18)

20 100.0%(20)

20 90.0% (18)

新型 A(H1N1) HI

2 回目接種前 20 45.0%(9)

20 80.0%(16)

20 45.0%(9)

20 65.0% (13)

事後観察 20 90.0%(18)

20 90.0%(18)

20 85.0%(17)

20 80.0% (16)

A(H1N1) HI

2 回目接種前 … … … … 20 70.0%(14)

20 30.0% (6)

事後観察 … … … … 20 90.0%(18)

20 30.0% (6)

A(H3N2) HI

2 回目接種前 … … … … 20 45.0%(9)

20 40.0% (8)

事後観察 … … … … 20 95.0%(19)

20 45.0% (9)

B HI

2 回目接種前 … … … … 20 40.0%(8)

20 45.0% (9)

事後観察 … … … … 20 65.0%(13)

20 50.0% (10)

表 2.7.3.2.1-2 有効性成績(抗体陽転率②)の要約(DNK-PEDFLU-1)

単独接種群 同時接種群 6 ヵ月以上 3 歳未満

3 歳以上 13 歳未満

6 ヵ月以上 3 歳未満

3 歳以上 13 歳未満

0.25 mL /site/回

0.5 mL /site/回

0.25 mL /site/回

0.5 mL /site/回

測定項目 時期

解析対象例数

陽転率(陽転例数)

解析対象例数

陽転率(陽転例数)

解析対象例数

陽転率(陽転例数)

解析対象例数

陽転率 (陽転 例数)

新型 A(H1N1) 中和

2 回目接種前 20 35.0%(7)

20 80.0%(16)

20 30.0%(6)

20 60.0% (12)

事後観察 20 90.0%(18)

20 90.0%(18)

20 85.0%(17)

20 90.0% (18)

新型 A(H1N1) HI

2 回目接種前 20 25.0%(5)

20 75.0%(15)

20 30.0%(6)

20 60.0% (12)

事後観察 20 75.0%(15)

20 75.0%(15)

20 85.0%(17)

20 70.0% (14)

A(H1N1) HI

2 回目接種前 … … … … 20 55.0%(11)

20 25.0% (5)

事後観察 … … … … 20 80.0%(16)

20 25.0% (5)

A(H3N2) HI

2 回目接種前 … … … … 20 35.0%(7)

20 30.0% (6)

事後観察 … … … … 20 80.0%(16)

20 45.0% (9)

B HI

2 回目接種前 … … … … 20 35.0%(7)

20 40.0% (8)

事後観察 … … … … 20 60.0%(12)

20 30.0% (6)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page23

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 24 (1) 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体の抗体陽転率①は、事後観察時において 0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)では単独接種群、同時接種群それぞれ 90.0%、85.0%、0.5 mL

接種(3 歳以上 13 歳未満)ではそれぞれ 90.0%、80.0%であった。中和抗体の抗体陽転率①

は、事後観察時において 0.25 mL 接種ではそれぞれ 95.0%、100.0%、0.5 mL 接種ではそれぞ

れ 90.0%、90.0%であった。また、HI 抗体の抗体陽転率②は、事後観察時において 0.25 mL

接種ではそれぞれ 75.0%、85.0%、0.5 mL 接種ではそれぞれ 75.0%、70.0%であった。中和抗

体の抗体陽転率②は、事後観察時において 0.25 mL 接種ではそれぞれ 90.0%、85.0%、0.5 mL

接種ではそれぞれ 90.0%、90.0%であった。

(2) 季節性インフルエンザ(同時接種群)における A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグア

イ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルス HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転

率①は、事後観察時において 0.25 mL 接種ではそれぞれ 90.0%、95.0%、65.0%、0.5 mL 接種

では 30.0%、45.0%、50.0%であった。また、HI 抗体の抗体陽転率②は、事後観察時におい

て 0.25 mL 接種ではそれぞれ 80.0%、80.0%、60.0%、0.5 mL 接種では 25.0%、45.0%、30.0%

であった。

(3) 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率は、単独接種群、

同時接種群の 0.25 mL 接種、0.5 mL 接種いずれも 2 回目接種前より事後観察時の方が高く、

事後観察時においては、抗体陽転率①及び②でも 70%以上の高値を示した。

(4) 季節性インフルエンザに対する HI 抗体の抗体陽転率(同時接種群)は、事後観察時において、

0.25 mL 接種に比し、0.5 mL 接種が低値であったが、HI 抗体価の幾何平均抗体価(同時接種

群)は、1 回目接種前では 0.25 mL 接種でそれぞれ 13.7、8.7、6.2 に対し、0.5 mL 接種ではそ

れぞれ 85.7、42.9、14.6 と高く、事後観察時では、0.25 mL 接種でそれぞれ 105.6、95.1、34.8、

0.5 mL 接種ではそれぞれ 165.6、160.0、51.0 であり、0.5 mL 接種では、1 回目接種前より高

い抗体価を示した。単独接種群の HI 抗体の抗体陽転率並びに幾何平均抗体価は治験薬接種前

後でほぼ同じであった。

(5) 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体について、被験者の背景因子

別(2008 年 10 月から 1 回目接種前までのインフルエンザ HA ワクチン接種歴の有無、年齢)

に分析した結果、2 回目接種前では、低年齢で低値を、高年齢で高値を示し、事後観察時で

は、いずれの年齢も高値を示したことより、年齢が抗体陽転率に影響する因子であることが

示された。一方、A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)

HA 抗原、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体については、インフルエンザ HA ワ

クチン接種歴なしの場合、低年齢の場合に、抗体陽転率が高い傾向があり、インフルエンザ

HA ワクチン接種歴及び年齢が抗体陽転率に影響する因子であることが示された。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page24

Page 42: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 25 (6) 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体について、治験期間中のイン

フルエンザ罹患有無で分析した結果、罹患ありの場合に、幾何平均抗体価及び抗体陽転率が

高い傾向があった。一方、A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウルグアイ/716/2007

(H3N2)HA 抗原、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体についても、罹患ありの

場合に、幾何平均抗体価及び抗体陽転率が高い傾向があった。

(7) DNK-FLU(H1)と DNK-FLU(TIV)の相互作用については、新型インフルエンザ A(H1N1)

に対する HI 抗体価及び中和抗体価では、治験薬接種後で、同時接種群と単独接種群で同程度

に推移し、季節性インフルエンザに対する HI 抗体価では、単独接種群の抗体価が治験薬接種

前後でほぼ同じであったことから、DNK-FLU(H1)は、季節性インフルエンザに対する HI

抗体価に影響を与えず、DNK-FLU(TIV)は、新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI

抗体価及び中和抗体価に影響を与えないと考えられた。

以上の結果、DNK-FLU(H1)を 3 週間 ± 7 日間の間隔で 2 回皮下接種することにより、小児

に対して新型インフルエンザウイルスに対する抗体産生が確認された。同様に、DNK-FLU(H1)

と DNK-FLU(TIV)を 3 週間 ± 7 日間の間隔で同時に 2 回皮下接種した際にも小児に対して新

型インフルエンザウイルス及び季節性インフルエンザウイルスに対する抗体産生が確認された。

2.7.3.2.2 DNK-PEDFLU-2 試験の要約 本試験では、抗体陽転率①及び抗体陽転率②に基づく解析を行った。以下の抗体陽転率は抗

体陽転率②による解析結果を示している。

DNK-PEDFLU-2 試験の有効性成績(治験薬接種量別/抗体陽転率②)の要約を表 2.7.3.2.2-1

に示す。また、抗体陽転率①に基づく有効性成績(治験薬接種量別)の要約を付表 2.7.3.6.1-1

に示す。

健康小児を対象に、WHO推奨用量を基本としてDNK-FLUを接種(6ヵ月以上3歳未満0.25 mL/

回接種、3 歳以上 13 歳未満 0.5 mL/回接種、上腕皮下接種)した場合の免疫原性を検討するため

に、非盲検試験を国内 2 医療機関で実施した。年齢区分として「6 ヵ月以上 1 歳未満」、「1 歳

以上 3 歳未満」、「3 歳以上 6 歳未満」、「6 歳以上 13 歳未満」を設定し、目標被験者数は 1

群 10 例、計 40 例(登録被験者数は 60 例)とした。すべての群で治験薬を 3 週間 ± 7 日間の間

隔をおいて 2 回皮下接種した。主要評価項目は新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア

/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 の各抗原に対する HI 抗体価について、欧州医薬

品庁(EMA)ガイダンス(CPMP/BWP/214/96)の基準を参考に、抗体陽転率(>40%)、幾何

平均抗体価変化率(>2.5)、抗体保有率(>70%)の 3 項目のうち 1 つ以上満たすこととし、抗

体陽転の定義は、抗体陽転率①として接種後抗体価が 20 倍以上かつ 1 回目接種前からの変化率

4 倍以上の上昇を示した被験者の割合、抗体陽転率②として接種後抗体価が 40 倍以上かつ 1 回

目接種前からの変化率 4 倍以上の上昇を示した被験者の割合とした。測定項目は、新型インフ

ルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原に

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page25

Page 43: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 26 対する HI 抗体価、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価、新型インフルエンザ A

(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008HA に対する中和抗体価

とした。

免疫原性の主要な解析対象集団は FAS 60 例(6 ヵ月以上 1 歳未満 15 例、1 歳以上 3 歳未満 15

例、3 歳以上 6 歳未満 15 例、6 歳以上 13 歳未満 15 例)とした。参考として PPS 57 例(6 ヵ月

以上 1 歳未満 14 例、1 歳以上 3 歳未満 14 例、3 歳以上 6 歳未満 14 例、6 歳以上 13 歳未満 15

例)の解析も実施した。FAS と PPS のデータに大きな差はみられなかったので、FAS を対象と

したデータを収載した。

表 2.7.3.2.2-1 有効性成績(治験薬接種量別/抗体陽転率②)の要約(DNK-PEDFLU-2)

*:判定基準を満たしていることを示す**:3項目の判定基準のうち一つ以上を満たすことを示す

解析対象:FAS 測定項目:HI抗体価 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上用量 時期 評価項目 判定基準全体 2回目接種前 解析対象例数 60 60 60

抗体陽転1)率 >40% 51.7% * 53.3% * 30.0%

GMT変化率 >2.5 3.6 * 4.4 * 2.4抗体保有率 >70% 61.7% 75.0% * 46.7%

** **事後観察 解析対象例数 59 59 59

抗体陽転1)率 >40% 78.0% * 84.7% * 45.8% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 9.4 * 3.9 *抗体保有率 >70% 83.1% * 98.3% * 61.0%

** ** **0.25mL 2回目接種前 解析対象例数 30 30 30(6ヵ月以上3歳未満) 抗体陽転1)率 >40% 30.0% 50.0% * 16.7%

GMT変化率 >2.5 2.2 4.8 * 1.9抗体保有率 >70% 30.0% 53.3% 16.7%

**事後観察 解析対象例数 30 30 30

抗体陽転1)率 >40% 66.7% * 100.0% * 36.7%

GMT変化率 >2.5 6.1 * 16.0 * 3.9 *抗体保有率 >70% 66.7% 100.0% * 36.7%

** ** **0.5mL 2回目接種前 解析対象例数 30 30 30(3歳以上13歳未満) 抗体陽転1)率 >40% 73.3% * 56.7% * 43.3% *

GMT変化率 >2.5 5.9 * 4.1 * 3.2 *抗体保有率 >70% 93.3% * 96.7% * 76.7% *

** ** **事後観察 解析対象例数 29 29 29

抗体陽転1)率 >40% 89.7% * 69.0% * 55.2% *

GMT変化率 >2.5 7.4 * 5.6 * 4.0 *抗体保有率 >70% 100.0% * 96.6% * 86.2% *

** ** **

新型A(H1N1) A(H3N2) B

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

(1) 各株の HA 抗原に対する幾何平均 HI 抗体価の推移(DNK-PEDFLU-2)

接種用量別の新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリス

ベン/60/2008 の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均抗体価は、新型インフルエンザ A

(H1N1)では、0.25 mL 接種(1 回目接種前 11.0、2 回目接種前 24.6、事後観察時 66.5、以下同

様)、0.5 mL 接種(34.8、206.3、258.1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)では、0.25 mL 接種(7.8、

37.3、124.1)、0.5 mL 接種(36.5、149.3、203.2)、B/ブリスベン/60/2008 では、0.25 mL 接種(5.1、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page26

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 27

9.5、20.0)、0.5 mL 接種(19.5、62.0、78.1)であった。同様に年齢区分別-1 の幾何平均抗体価

は、新型インフルエンザ A(H1N1)では、6 ヵ月以上 1 歳未満(5.2、6.0、21.9)、1 歳以上 3

歳未満(23.0、100.8、201.6)、3 歳以上 6 歳未満(41.9、201.6、275.8)、6 歳以上 13 歳未満(28.9、

211.1、242.5)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)では、6 ヵ月以上 1 歳未満(7.9、21.9、100.8)、

1 歳以上 3 歳未満(7.6、63.5、152.8)、3 歳以上 6 歳未満(26.4、121.3、215.3)、6 歳以上 13 歳

未満(50.4、183.8、192.5)、B/ブリスベン/60/2008 では、6 ヵ月以上 1 歳未満(5.0、6.0、10.5)、

1 歳以上 3 歳未満(5.2、15.2、38.2)、3 歳以上 6 歳未満(14.5、55.3、84.1)、6 歳以上 13 歳未

満(26.4、69.6、72.9)であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均抗体価は、0.25 mL 接種、0.5 mL 接種の接種用量別

において、いずれも 1 回目接種前から 2 回目接種前、2 回目接種前から事後観察時の方が高値

であった。

1 回目接種前の各株の平均抗体価は 0.25 mL 接種よりも 0.5 mL 接種の方が明らかに高値を示

した。B/ブリスベン/60/2008 の HI 抗体価の幾何平均抗体価は、1 回目接種前から事後観察時に

おいて、接種回ごとに上昇するものの、いずれの接種量も新型インフルエンザ A(H1N1)及び

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)と比べると低値で推移した。

0.5 mL 接種の各株の抗体価は、2 回目接種前以降で抗体価 40 倍以上に多く分布した。2 回目

接種前から事後観察時の抗体価上昇の程度は 0.5 mL 接種よりも 0.25 mL 接種の方が大きかった。

また、各株の HI 抗体価の幾何平均抗体価は、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以

上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢区分別において、6 ヵ月以上 1 歳未満の 1 回目接種前か

ら 2 回目接種前を除き、1 回目接種前から 2 回目接種前、2 回目接種前から事後観察時の方が高

値であった。

1 回目接種前の各株の幾何平均抗体価は年齢区分が高い方が高値を示した。6 ヵ月以上 1 歳未

満は 1 回目接種前の幾何平均抗体価がいずれの株も 10 以下であった。B/ブリスベン/60/2008 の

HI 抗体価の幾何平均抗体価は、1 回目接種前から事後観察時において、接種回ごとに上昇する

ものの、いずれの年齢区分も新型インフルエンザ A(H1N1)及び A/ビクトリア/210/2009(H3N2)

と比べると低値で推移した。

各株の抗体価は、年齢区分が高いほど 2 回目接種前以降で抗体価 40 倍以上に多く分布した。

2 回目接種前から事後観察時の抗体価上昇の程度は低年齢の方が大きかった。

中和抗体価の抗体陽転率は、接種用量別、年齢区分別いずれも HI 抗体価とほぼ同様な結果で

あった。

(2) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2)

接種用量別の新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリス

ベン/60/2008 の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の抗体陽転率は、新型インフルエンザ A(H1N1)

では、0.25 mL 接種(2 回目接種前 30.0%、事後観察時 66.7%、以下同様)、0.5 mL 接種(73.3%、

89.7%)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)では、0.25 mL 接種(50.0%、100.0%)、0.5 mL 接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page27

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 28 (56.7%、69.0%)、B/ブリスベン/60/2008 では、0.25 mL 接種(16.7%、36.7%)、0.5 mL 接種(43.3%、

55.2%)であった。同様に年齢区分別-1 の抗体陽転率は、新型インフルエンザ A(H1N1)では、

6 ヵ月以上 1 歳未満(0.0%、40.0%)、1 歳以上 3 歳未満(60.0%、93.3%)、3 歳以上 6 歳未満

(66.7%、92.9%)、6 歳以上 13 歳未満(80.0%、86.7%)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)で

は、6 ヵ月以上 1 歳未満(26.7%、100.0%)、1 歳以上 3 歳未満(73.3%、100.0%)、3 歳以上 6

歳未満(60.0%、78.6%)、6 歳以上 13 歳未満(53.3%、60.0%)、B/ブリスベン/60/2008 では、6

ヵ月以上 1 歳未満(0.0%、6.7%)、1 歳以上 3 歳未満(33.3%、66.7%)、3 歳以上 6 歳未満(53.3%、

71.4%)、6 歳以上 13 歳未満(33.3%、40.0%)であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の抗体陽転率は、0.25 mL 接種、0.5 mL 接種の接種用量別にお

いて、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高く、2 回目接種前では新型インフルエ

ンザ A(H1N1)及び B/ブリスベン/60/2008 の 0.25 mL 接種を除いて、事後観察時では B/ブリス

ベン/60/2008 の 0.25 mL 接種を除いて、抗体陽転率は>40%を示した。また、各株の HI 抗体価

の抗体陽転率は、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未

満の年齢区分別において、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高く、2 回目接種前

では新型インフルエンザ A(H1N1)及び A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未

満、B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満を

除いて、事後観察時では新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満、B/ブリスベン

/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満を除いて、抗体陽転率は>40%を示した。

抗体陽転率①は、接種用量別、年齢区分別いずれも抗体陽転率②と結果が一部異なるものの

全体的な傾向は抗体陽転率②と同様であった。

なお、抗体陽転率②と抗体陽転定義を『「HI 抗体価が接種前に 10 倍未満かつ接種後 40 倍以上」

又は「HI抗体価が接種前に 10 倍以上かつ抗体価の変化率が 4 倍以上」』とした抗体陽転率(EMA)

は同値であった。

中和抗体価の抗体陽転率は、接種用量別、年齢区分別いずれも HI 抗体価とほぼ同様な結果で

あった。

(3) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体変化率(DNK-PEDFLU-2)

接種用量別の新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリス

ベン/60/2008 の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均抗体価変化率は、新型インフルエンザ

A(H1N1)では、0.25 mL 接種(2 回目接種前 2.2、事後観察時 6.1、以下同様)、0.5 mL 接種(5.9、

7.4)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)では、0.25 mL 接種(4.8、16.0)、0.5 mL 接種(4.1、5.6)、

B/ブリスベン/60/2008 では、0.25 mL 接種(1.9、3.9)、0.5 mL 接種(3.2、4.0)であった。同様

に年齢区分別-1 の幾何平均抗体価変化は、新型インフルエンザ A(H1N1)では、6 ヵ月以上 1

歳未満(1.1、4.2)、1 歳以上 3 歳未満(4.4、8.8)、3 歳以上 6 歳未満(4.8、6.6)、6 歳以上 13

歳未満(7.3、8.4)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)では、6 ヵ月以上 1 歳未満(2.8、12.7)、1

歳以上 3 歳未満(8.4、20.2)、3 歳以上 6 歳未満(4.6、8.2)、6 歳以上 13 歳未満(3.6、3.8)、B/

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page28

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 29 ブリスベン/60/2008 では、6 ヵ月以上 1 歳未満(1.2、2.1)、1 歳以上 3 歳未満(2.9、7.3)、3 歳

以上 6 歳未満(3.8、5.8)、6 歳以上 13 歳未満(2.6、2.8)であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均抗体価変化率は、0.25 mL 接種、0.5 mL 接種の接種

用量別において、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高く、2 回目接種前では新型

インフルエンザ A(H1N1)及び B/ブリスベン/60/2008 の 0.25 mL 接種を除いて、事後観察時で

はいずれも幾何平均抗体価変化率は>2.5 を示した。

また、新型インフルエンザA(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及びB/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均抗体価変化率は、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3

歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢区分別において、いずれも 2 回目接種前

よりも事後観察時の方が高く、2 回目接種前では新型インフルエンザ A(H1N1)及び B/ブリス

ベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満を除いて、事後観察時では B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月

以上 1 歳未満を除いて、幾何平均抗体価変化率は>2.5 を示した。

中和抗体価の幾何平均抗体価変化率は、接種用量別、年齢区分別いずれも HI 抗体価とほぼ同

様な結果であった。

(4) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

接種用量別の新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリス

ベン/60/2008 の各 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率は、新型インフルエンザ A(H1N1)で

は、0.25 mL 接種(1 回目接種前 20.0%、2 回目接種前 30.0%、事後観察時 66.7%、以下同様)、

0.5 mL 接種(60.0%、93.3%、100.0%)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)では、0.25 mL 接種(3.3%、

53.3%、100.0%)、0.5 mL 接種(56.7%、96.7%、96.6%)、B/ブリスベン/60/2008 では、0.25 mL

接種(0.0%、16.7%、36.7%)、0.5 mL 接種(33.3%、76.7%、86.2%)であった。同様に年齢区

分別-1 の抗体保有率は、新型インフルエンザ A(H1N1)では、6 ヵ月以上 1 歳未満(0.0%、0.0%、

40.0%)、1 歳以上 3 歳未満(40.0%、60.0%、93.3%)、3 歳以上 6 歳未満(66.7%、86.7%、100.0%)、

6 歳以上 13 歳未満(53.3%、100.0%、100.0%)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)では、6 ヵ月

以上 1 歳未満(0.0%、33.3%、100.0%)、1 歳以上 3 歳未満(6.7%、73.3%、100.0%)、3 歳以

上 6 歳未満(33.3%、93.3%、92.9%)、6 歳以上 13 歳未満(80.0%、100.0%、100.0%)、B/ブリ

スベン/60/2008 では、6 ヵ月以上 1 歳未満(0.0%、0.0%、6.7%)、1 歳以上 3 歳未満(0.0%、

33.3%、66.7%)、3 歳以上 6 歳未満(20.0%、73.3%、85.7%)、6 歳以上 13 歳未満(46.7%、80.0%、

86.7%)であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の抗体保有率は、0.25 mL 接種、0.5 mL 接種の接種用量別にお

いて、いずれの株も接種回数に応じて高くなる若しくは高止まりした。0.25 mL 接種では、A/

ビクトリア/210/2009(H3N2)の事後観察時のみ抗体保有率>70%を示し、0.5 mL 接種では、い

ずれの株も 2 回目接種前及び事後観察時で抗体保有率>70%を示した。

また、各株の HI 抗体価の抗体保有率は、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page29

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 30 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢区分別において、いずれの株も接種回数に応じて高くなる若

しくは高止まりした。6 ヵ月以上 1 歳未満では、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の事後観察時

のみ、1歳以上3歳未満では、新型インフルエンザA(H1N1)の事後観察時、A/ビクトリア/210/2009

(H3N2)の 2 回目接種前及び事後観察時、3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満ではいずれ

の株も 2 回目接種前及び事後観察時で抗体保有率>70%を示した。

中和抗体価の抗体保有率は、接種用量別、年齢区分別いずれも HI 抗体価とほぼ同様な結果で

あった。

(5) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体の主要評価(DNK-PEDFLU-2)

小児を対象とした季節性インフルエンザワクチンの評価は確立されていないため、成人を対

象とした季節性インフルエンザワクチンの EMA ガイダンス(CPMP/BWP/214/96)を参考に、

HI 抗体価における 3 つの基準(1.抗体陽転率(>40%)、2.幾何平均抗体価変化率(>2.5)、3.抗

体保有率(>70%))のうち 1 つ以上満たすという主要評価項目を設定した。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価は、2 回目接種前において全体ではそれぞれ 2、3、0 項目を満

たし、0.25 mL 接種ではそれぞれ 0、2、0 項目を満たし、0.5 mL 接種ではそれぞれ 3、3、3 項

目を満たした。また、事後観察時において全体ではそれぞれ 3、3、2 項目を満たし、0.25 mL 接

種ではそれぞれ 2、3、1 項目を満たし、0.5 mL 接種ではそれぞれ 3、3、3 項目を満たした。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価は、2 回目接種前において 6 ヵ月以上 1 歳未満ではそれぞれ 0、

1、0 項目、1 歳以上 3 歳未満ではそれぞれ 2、3、1 項目、3 歳以上 6 歳未満ではそれぞれ 3、3、

3 項目、6 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 3、3、2 項目を満たした。事後観察時において 6 ヵ月

以上 1 歳未満ではそれぞれ 1、3、0 項目、1 歳以上 3 歳未満ではそれぞれ 3、3、2 項目、3 歳以

上 6 歳未満ではそれぞれ 3、3、3 項目、6 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 3、3、2 項目を満たし

た。

(6) 6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、9 歳で年齢区分した部分集団の抗体陽転率、幾何平均抗

体価変化率及び抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

9 歳超の接種回数について、欧米においてはインフルエンザワクチンの接種回数は 9 歳超が 1

回、9 歳以下が 2 回とされていることから、3 歳以上 13 歳未満の年齢を 9 歳で区分した 6 ヵ月

以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 9 歳未満、9 歳以上 13 歳未満の年齢区分による部

分解析を行った。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の抗体陽転率、幾何平均抗体価変化率、抗体保有率は、3 歳以

上 13 歳未満の年齢を 6 歳で区分した 3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢区分の結果

とほぼ同様であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page30

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 31 (7) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体の接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率②、幾何平

均抗体価変化率及び抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

接種前抗体価 40 倍未満の被験者の新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009

(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の抗体陽転率、幾何平均

抗体価変化率、抗体保有率は、接種用量別、年齢区分別、いずれも被験者全体での結果と比べ

て、差がみられる項目があるものの、全体ではほぼ同様な結果であった。

(8) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体の治験期間中のインフルエンザ罹患及び解熱剤使用の影響

(DNK-PEDFLU-2)

治験期間中のインフルエンザ罹患被験者は 0 例のため、インフルエンザ罹患の有無による解

析はできなかった。

治験期間中の解熱剤使用被験者は全体では 4 例、0.25 mL 接種が 2 例、0.5 mL 接種が 2 例であ

った。

治験期間中の解熱剤使用に該当する被験者は少なかったものの、全体及び接種用量別におい

て、FAS での解熱剤使用の有無と HI 抗体の抗体陽転率、幾何平均抗体価変化率及び抗体保有率

のいずれにおいても差は認められなかった。

(9) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体のアレルギー歴(食物アレルギー又は薬物アレルギー)、接

種要注意者、インフルエンザ HA ワクチン接種歴、インフルエンザ罹患歴の影響

(DNK-PEDFLU-2)

アレルギー歴あり及び接種要注意者に該当する被験者は接種用量別の部分集団では非常に少

なかったものの、全体、接種用量別において、アレルギー歴(食物アレルギー又は薬物アレル

ギー)、接種要注意者のいずれにおいても差は認められなかった。

インフルエンザ HA ワクチン接種歴では、B/ブリスベン/60/2008 に対する HI 抗体価の抗体陽

転率、幾何平均抗体価変化率及び抗体保有率が、2 回目接種前あるいは事後観察に、インフル

エンザ HA ワクチン接種歴なしよりも、インフルエンザ HA ワクチン接種歴ありの被験者で高

値を示したが、それ以外の部分集団では明らかな差は認められなかった。インフルエンザ HA

ワクチン接種歴又はインフルエンザ罹患歴も同様であった。

インフルエンザ罹患歴については、HI 抗体価の抗体陽転率、幾何平均抗体価変化率及び抗体

保有率のいずれにおいても差は認められなかった。

(10) 各株の HA 抗原に対する HI 抗体及び中和抗体の免疫原性の評価(DNK-PEDFLU-2)

季節性インフルエンザワクチンの EMA ガイダンス(CPMP/BWP/214/96)において、季節性イ

ンフルエンザワクチンの免疫原性評価方法として、HI 抗体価における 3 つの基準(1.抗体陽転

率(>40%)、2.幾何平均抗体価変化率(>2.5)、3.抗体保有率(>70%))が示されており、これ

に基づく評価を行った。

HI 抗体価における 3 つの基準による評価は、0.25 mL 接種、0.5 mL 接種の接種用量別におい

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page31

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 32 て、2 回目接種前では新型インフルエンザ A(H1N1)及び B/ブリスベン/60/2008 の 0.25 mL 接

種を除き、事後観察時ではいずれも評価基準を 1 項目以上満たした。

また、HI 抗体価における 3 つの基準による評価は、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、

3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢区分別において、2 回目接種前では新型インフル

エンザ A(H1N1)及び B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満を除き、事後観察時では

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満を除き、評価基準を 1 項目以上満たした。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満は、2 回目接種前、事後観察時いずれも HI 抗体

価における 3 つの基準による評価を満たさなかったものの、(1)2 回目接種前よりも事後観察

時方が、幾何平均抗体価変化率、抗体保有率ともに上昇していること、(2)抗体陽転定義を『接

種後抗体価が 40 倍以上かつ 1 回目接種前値からの変化率が 4 倍以上』とした抗体陽転率②は事

後観察時で 6.7%であったが、抗体陽転定義を『接種後抗体価が 20 倍以上かつ 1 回目接種前値

からの変化率が 4 倍以上』とした抗体陽転率①は事後観察時で 33.3%を示したことより、十分

ではないものの治験薬 2 回接種による抗体産生があると考えられた。

なお、B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満について、2 回目接種前、事後観察時いず

れも HI 抗体価における 3 つの基準による評価を満たさなかった理由について、B/ブリスベン

/60/2008 は他の季節性インフルエンザウイルス株に比べ、抗体反応が不良であることが知られ

ていること 5)、低年齢児は免疫機能が未成熟であるとされていること 6)が一因であると考えら

れた。中和抗体においても、接種用量別及び年齢区分別において、同様の結果を示しているこ

とから、HI 抗体及び中和抗体の両面から、DNK-FLU のインフルエンザワクチンとしての免疫

原性が確認されたと考えられた。

以上の結果、DNK-FLU(H1)を 3 週間 ± 7 日間の間隔で 2 回皮下接種することにより、小児

に対して新型インフルエンザウイルスに対する抗体産生が確認された。同様に、DNK-FLU(H1)

と DNK-FLU(TIV)を 3 週間 ± 7 日間の間隔で同時に 2 回皮下接種した際にも小児に対して新

型インフルエンザウイルス及び季節性インフルエンザウイルスに対する抗体産生が確認された。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page32

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 33

2.7.3.3 全試験を通しての結果の比較と解析

本剤の有効性は、DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験において評価した。

2.7.3.3.1 試験対象集団

2.7.3.3.1.1 被験者の内訳

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

被験者の内訳(治験薬接種量別)を、図 2.7.3.3.1.1-1 に示す。

代諾者からの文書同意取得例は 80 例であり、そのうち被験者本人よりアセント文書を用いて

文書、口頭のいずれかにより同意が取得できた被験者数は 48 例(文書 30 例、口頭 18 例)で、

低年齢のため、いずれの方法によっても同意が取得できなかった被験者は 32 例である。

同意取得後中止例及び割付後中止例がいなかったため、無作為割付例及び 1 回目接種例はと

もに 80 例(単独接種群 40 例、同時接種群 40 例)であった。

1 回目及び 2 回目接種後中止した被験者がいなかったため、2 回目接種例及び完了例はともに

80 例(単独接種群 40 例、同時接種群 40 例)であった。

1 回目接種例 80 例(単独接種群 40 例、同時接種群 40 例)のうち、治験薬接種後の免疫原性

データが全くない被験者はなく、全例を FAS とした。FAS 対象 80 例(単独接種群 40 例、同時

接種群 40 例)のうち、処置違反例 2 例を FAS から除外したため、PPS 対象は 78 例(単独接種

群 38 例、同時接種群 40 例)であった。また、FAS から除外した 2 例の処置違反例は、単独接

種群の 1 回 1 接種部位あたり治験薬 0.25 mL を接種した 6 ヵ月以上 3 歳未満の被験者 1 例及び 1

回 1 接種部位あたり治験薬 0.5 mL を接種した 3 歳以上 13 歳未満の被験者 1 例であった。

本治験からの逸脱例は同意取得 80 例中 2 例(単独接種群 2 例)で、いずれも

での被験者であった。このうち 1 例(被験者識別コード 058-DNK-000042)は、2 回目接種予

定日に発熱したため、2 回目接種が 3 週間( ± 7 日)間隔で行われなかった被験者で、1 回目接

種日(2009 年 月 日)から起算し、35 日目(2009 年 月 日)に 2 回目接種が行われた。

なお、事後観察は 2009 年 月 日(2 回目接種後 14 日)に行われた。事後観察の採血も同

日に実施し、免疫原性の測定を実施した。

また、1 例(被験者識別コード 058-DNK-000055)は事後観察 4 日前に季節性インフルエンザ

ワクチンの接種を受けたことが事後観察後に判明した症例であったが、事後観察の採血は実施

していた。いずれも処置違反であった。

本治験では症例検討を実施し、すべての被験者での免疫原性及び安全性データの取り扱いを

検討した。

FAS 対象 80 例、PPS 対象 78 例であり、FAS と PPS のデータに大きな差はみられなかったの

で、FAS を対象としたデータを収載した。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 34

1回目接種例 80単独接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 20

3歳以上13歳未満(0.5mL) 20全体 40

同時接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 203歳以上13歳未満(0.5mL) 20全体 40

安全性解析対象集団 80 安全性解析対象集団除外例 0単独接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 20 単独接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 0

3歳以上13歳未満(0.5mL) 20 3歳以上13歳未満(0.5mL) 0全体 40 全体 0

同時接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 20 同時接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 03歳以上13歳未満(0.5mL) 20 3歳以上13歳未満(0.5mL) 0全体 40 全体 0

免疫原性解析対象集団:FAS 80 免疫原性解析対象集団:FAS除外例 0単独接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 20 単独接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 0

3歳以上13歳未満(0.5mL) 20 3歳以上13歳未満(0.5mL) 0全体 40 全体 0

同時接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 20 同時接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 03歳以上13歳未満(0.5mL) 20 3歳以上13歳未満(0.5mL) 0全体 40 全体 0

免疫原性解析対象集団:PPS 78 免疫原性解析対象集団:PPS除外例 2単独接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 19 単独接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 1

3歳以上13歳未満(0.5mL) 19 3歳以上13歳未満(0.5mL) 1全体 38 全体 2

同時接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 20 同時接種群 6ヵ月以上3歳未満(0.25mL) 03歳以上13歳未満(0.5mL) 20 3歳以上13歳未満(0.5mL) 0全体 40 全体 0

図 2.7.3.3.1.1-1 被験者の内訳(治験薬接種量別)(DNK-PEDFLU-1)

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

被験者の内訳(治験薬接種量別)を図 2.7.3.3.1.1-2、被験者の内訳(年齢区分別)を図

2.7.3.3.1.1-3 に示す。

代諾者からの文書同意取得例は、60 例であり、そのうち被験者本人よりアセント文書を用い

て文書、口頭のいずれかにより同意が取得できた被験者は 25 例(文書 10 例、口頭 15 例)で、

低年齢のため、いずれの方法によっても同意が取得できなかった被験者は 35 例であった。

治験薬接種量別では治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)が 30 例、治験薬 0.5 mL 接種

(3 歳以上 13 歳未満)が 30 例であった。

同意取得後中止例はなく、1 回目接種例は全体では 60 例、治験薬接種量別では治験薬 0.25 mL

接種が 30 例、治験薬 0.5 mL 接種が 30 例であった。

1 回目接種後 2 回目接種までに中止した被験者が 1 例あり、2 回目接種例は全体では 59 例、

治験薬接種量別では治験薬 0.25 mL 接種が 30 例、治験薬 0.5 mL 接種が 29 例であった。

2 回目接種後中止した被験者が 1 例あり、完了例は全体では 58 例、治験薬接種量別では治験

薬 0.25 mL 接種が 29 例、治験薬 0.5 mL 接種が 29 例であった。

年齢区分別の内訳について、6 ヵ月以上 1 歳未満~6 歳以上 13 歳未満の年齢区分ごとの代諾

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page34

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 35

者からの文書同意取得例は、それぞれ 15 例であった。

同意取得後中止例はなく、1 回目接種例は、各年齢区分でそれぞれ 15 例であった。

1 回目接種後 2 回目接種前に中止した被験者が 3 歳以上 6 歳未満に 1 例あり、2 回目接種例で

は、3 歳以上 6 歳未満が 14 例、それ以外の年齢区分でそれぞれ 15 例であった。

2 回目接種後中止した被験者が 1 歳以上 3 歳未満に 1 例あり、完了例は、6 ヵ月以上 1 歳未満

が 15 例、1 歳以上 3 歳未満が 14 例、3 歳以上 6 歳未満が 14 例、6 歳以上 13 歳未満が 15 例で

あった。

中止例の中止理由は、3 歳以上 6 歳未満の 1 例で、本治験薬の第 1 回接種後に除外基準に抵触

することが判明したためであり、本例は 2 回接種前に中止している。また、1 歳以上 3 歳未満

の 1 例では、治験計画不遵守が中止理由であった。本例は体調不良で当初の接種予定が変更と

なり、他ワクチン接種日と日程が重なったため、2 回目接種後から 7 日後に事後観察検査を実

施して治験を中止した。

本治験では GCP 不適合例は認めなかった。重要な逸脱例は同意取得 60 例中 3 例で、いずれ

も での被験者であった。逸脱した被験者の詳細を資料番号 5.3.5.1-2 の付

録 16.2(2)に示す。

1) 不適格による中止例

被験者識別コード N-014 は、本治験薬の 1 回目接種後に、除外基準の「本治験開始前 27 日以

内に生ワクチン(乾燥弱毒性おたふくかぜワクチン)投与を受けた者」に抵触することが判明

したため、本治験を中止した症例である(FAS 採用、PPS 不採用、安全性採用症例)。

2) 併用禁止薬剤違反例

被験者識別コード N-013 は、本治験薬の 2 回目接種(2010 年 月 日)後の 2010 年 月

日に発現した誤嚥性肺炎の治療のため、 月 日から 月 日まで併用禁止薬剤のソル・

メドロール静注用 40 mg を使用した症例である(FAS 採用、PPS 不採用、安全性採用症例)。

3) 治験計画不遵守による中止例

被験者識別コード N-007 は、体調不良で当初の接種予定が変更となり、他ワクチン接種日と

日程が重なったため、2 回目接種後から 7 日後に事後観察検査を実施して本治験を中止した症

例である(FAS 採用、PPS 不採用、安全性採用症例)。

その他の軽微な逸脱例として、 の被験者識別コード K-001~K-030 では抗

体価測定用検体の保存冷凍庫の電源が外れ、一時的に抗体価測定用検体の保存温度が計画から

逸脱した。 により、温度の逸脱は抗体価の値に影響を及ぼさないと考

えられたため、FAS、PPS、安全性ともに採用した。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 36

同意取得例 600.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 300.5mL(3歳以上13歳未満) 30

1回目接種例 60 同意取得後中止例 00.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 30 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 00.5mL(3歳以上13歳未満) 30 0.5mL(3歳以上13歳未満) 0

2回目接種例 59 1回目接種後中止例 10.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 30 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 00.5mL(3歳以上13歳未満) 29 0.5mL(3歳以上13歳未満) 1

完了例 58 2回目接種後中止例 10.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 29 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 10.5mL(3歳以上13歳未満) 29 0.5mL(3歳以上13歳未満) 0

図 2.7.3.3.1.1-2 被験者の内訳(治験薬接種量別)(DNK-PEDFLU-2)

同意取得例 606ヵ月以上1歳未満 151歳以上3歳未満 153歳以上6歳未満 156歳以上13歳未満 15

1回目接種例 60 同意取得後中止例 06ヵ月以上1歳未満 15 6ヵ月以上1歳未満 01歳以上3歳未満 15 1歳以上3歳未満 03歳以上6歳未満 15 3歳以上6歳未満 06歳以上13歳未満 15 6歳以上13歳未満 0

2回目接種例 59 1回目接種後中止例 16ヵ月以上1歳未満 15 6ヵ月以上1歳未満 01歳以上3歳未満 15 1歳以上3歳未満 03歳以上6歳未満 14 3歳以上6歳未満 16歳以上13歳未満 15 6歳以上13歳未満 0

完了例 58 2回目接種後中止例 16ヵ月以上1歳未満 15 6ヵ月以上1歳未満 01歳以上3歳未満 14 1歳以上3歳未満 13歳以上6歳未満 14 3歳以上6歳未満 06歳以上13歳未満 15 6歳以上13歳未満 0

図 2.7.3.3.1.1-3 被験者の内訳(年齢区分別)(DNK-PEDFLU-2)

2.7.3.3.1.2 被験者の人口統計学的及び他の基準値の特性 (1) DNK-PEDFLU-1 試験

治験薬が接種された被験者全例が有効性(免疫原性)の解析対象(FAS)であった。

FAS での 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の人口統計学的及び他の基準値の特性を表

2.7.3.3.1.2-1 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の人口統計学的及び他の基準値の特性を

表 2.7.3.3.1.2-2 に示す。

6 ヵ月以上 3 歳未満のうち、単独接種群では男児 45.0%(9/20 例)、女児 55.0%(11/20 例)、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page36

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 37 同時接種群では男児 80.0%(16/20 例)、女児 20.0%(4/20 例)であった。平均年齢 ± 標準偏

差(最年少 - 最年長)は、単独接種群 1.67 ± 0.703 歳(0.7 - 2.8 歳)、同時接種群 1.87 ± 0.782

歳(0.7 - 2.8 歳)であった。また、2008 年 10 月以降、治験薬 1 回目接種前までにインフルエン

ザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割合は単独接種群 35.0%(7/20)、同時接種群 45.0%

(9/20)、接種要注意者である被験者の割合は単独接種群 15.0%(3/20)、同時接種群 15.0%(3/20)

であった。性別、年齢、インフルエンザ HA ワクチン接種歴の有無、接種要注意者である被験

者の割合を含む背景因子において、性別以外では群間に大きな差はなかった。性別においては、

6 ヵ月以上 3 歳未満の年齢区分において、同時接種群での男児の占める割合が単独接種群に比

べ高値であった。

3 歳以上 13 歳未満のうち、単独接種群では男児 55.0%(11/20 例)、女児 45.0%(9/20 例)、

同時接種群では男児 55.0%(11/20 例)、女児 45.0%(9/20 例)であった。平均年齢 ± 標準偏

差(最年少 - 最年長)は、単独接種群 7.81 ± 2.993 歳(3.0 - 12.1 歳)、同時接種群 7.05 ± 2.814

歳(3.2 - 11.6 歳)であった。また、2008 年 10 月以降、治験薬 1 回目接種前までにインフルエ

ンザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割合は単独接種群 55.0%(11/20 例)、同時接種群

85.0%(17/20 例)、接種要注意者である被験者の割合は単独接種群 10.0%(2/20 例)、同時接

種群 20.0%(4/20 例)であった。性別、年齢、インフルエンザ HA ワクチン接種歴の有無、接

種要注意者である被験者の割合を含むすべての背景因子において、群間に大きな差はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page37

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 38 表 2.7.3.3.1.2-1 人口統計学的及び他の基準値の特性(6ヵ月以上 3歳未満、FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 ()内は割合を示す背景因子 分類 単独接種群 同時接種群 単独+同時

解析対象例数 20 20 40性別 男 9 16 25

(45.0) (80.0) (62.5)女 11 4 15

(55.0) (20.0) (37.5)年齢(歳) 例数 20 20 40 平均値 1.67 1.87 1.77 標準偏差 0.703 0.782 0.741 最小値 0.7 0.7 0.7 中央値 1.67 2.08 1.92 最大値 2.8 2.8 2.8アレルギー歴: なし 19 18 37食アレルギー (95.0) (90.0) (92.5)(鶏卵・鶏肉由来 あり 1 2 3の食物) (5.0) (10.0) (7.5)アレルギー歴: なし 19 20 39食アレルギー (95.0) (100.0) (97.5)(鶏卵・鶏肉由来 あり 1 0 1の食物以外) (5.0) (0.0) (2.5)アレルギー歴: なし 20 19 39薬剤・その他の (100.0) (95.0) (97.5)アレルギー あり 0 1 1

(0.0) (5.0) (2.5)既往歴: なし 18 19 37けいれん発作 (90.0) (95.0) (92.5)

あり 2 1 3(10.0) (5.0) (7.5)

既往歴:その他 なし 20 19 39(臨床的に重要と (100.0) (95.0) (97.5)思われるもの) あり 0 1 1

(0.0) (5.0) (2.5)合併症 なし 18 18 36

(90.0) (90.0) (90.0)あり 2 2 4

(10.0) (10.0) (10.0)インフルエンザ なし 13 11 24HAワクチン接種歴 (65.0) (55.0) (60.0)(2008年10月~ あり 7 9 161回目接種前) (35.0) (45.0) (40.0)接種要注意者 非該当 17 17 34

(85.0) (85.0) (85.0)該当 3 3 6

(15.0) (15.0) (15.0)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来 1 2 3(重複集計) 成分に対するアレルギー (5.0) (10.0) (7.5)

基礎疾患 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

予防接種による既往 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

けいれんの既往 2 1 3(10.0) (5.0) (7.5)

本人および近親者 0 0 0の免疫不全 (0.0) (0.0) (0.0)気管支喘息 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0)その他 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0) 備考:接種要注意者の詳細は、重複集計で実施しているが、重複例はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page38

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 39 表 2.7.3.3.1.2-2 人口統計学的及び他の基準値の特性(3歳以上 13歳未満、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 ()内は割合を示す背景因子 分類 単独接種群 同時接種群 単独+同時

解析対象例数 20 20 40性別 男 11 11 22

(55.0) (55.0) (55.0)女 9 9 18

(45.0) (45.0) (45.0)年齢(歳) 例数 20 20 40 平均値 7.81 7.05 7.43 標準偏差 2.993 2.814 2.893 最小値 3.0 3.2 3.0 中央値 8.21 6.88 7.38 最大値 12.1 11.6 12.1アレルギー歴: なし 20 20 40食アレルギー (100.0) (100.0) (100.0)(鶏卵・鶏肉由来 あり 0 0 0の食物) (0.0) (0.0) (0.0)アレルギー歴: なし 20 20 40食アレルギー (100.0) (100.0) (100.0)(鶏卵・鶏肉由来 あり 0 0 0の食物以外) (0.0) (0.0) (0.0)アレルギー歴: なし 18 17 35薬剤・その他の (90.0) (85.0) (87.5)アレルギー あり 2 3 5

(10.0) (15.0) (12.5)既往歴: なし 20 20 40けいれん発作 (100.0) (100.0) (100.0)

あり 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

既往歴:その他 なし 17 15 32(臨床的に重要と (85.0) (75.0) (80.0)思われるもの) あり 3 5 8

(15.0) (25.0) (20.0)合併症 なし 16 18 34

(80.0) (90.0) (85.0)あり 4 2 6

(20.0) (10.0) (15.0)インフルエンザ なし 9 3 12HAワクチン接種歴 (45.0) (15.0) (30.0)(2008年10月~ あり 11 17 281回目接種前) (55.0) (85.0) (70.0)接種要注意者 非該当 18 16 34

(90.0) (80.0) (85.0)該当 2 4 6

(10.0) (20.0) (15.0)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来 0 0 0(重複集計) 成分に対するアレルギー (0.0) (0.0) (0.0)

基礎疾患 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

予防接種による既往 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

けいれんの既往 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

本人および近親者 0 0 0の免疫不全 (0.0) (0.0) (0.0)気管支喘息 2 4 6

(10.0) (20.0) (15.0)その他 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0) 備考:接種要注意者の詳細は、重複集計で実施しているが、重複例はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page39

Page 57: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 40 (2) DNK-PEDFLU-2 試験

治験薬が接種された被験者全例が有効性(免疫原性)の解析対象(FAS)であった。人口統計

学的データ一覧、接種要注意者一覧、併用薬剤一覧及び併用薬剤(解熱剤)一覧を資料番号

5.3.5.1-2 の付録 16.2.4 に添付した。

FAS での全体、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)の人口統計学的及び他の基準値の特性を表 2.7.3.3.1.2-3 に示す。

治験薬 0.25 mL 接種では、男児 60.0%(18/30 例)、女児 40.0%(12/30 例)であった。平均年

齢 ± 標準偏差(最年少 - 最年長)は、1.33 ± 0.659 歳(0.5 - 2.8 歳)であった。また、過去 1

年以内で、治験薬 1 回目接種前までにインフルエンザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割

合は 26.7%(8/30 例)、インフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 10.0%(3/30 例)、インフ

ルエンザ HA ワクチンの接種歴又はインフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 33.3%(10/30

例)、接種要注意者である被験者の割合は 10.0%(3/30 例)であった。

治験薬 0.5 mL 接種では、男児 53.3%(16/30 例)、女児 46.7%(14/30 例)であった。平均年

齢 ± 標準偏差(最年少 - 最年長)は、6.59 ± 2.621 歳(3.0 -12.8 歳)であった。また、過去 1

年以内で、治験薬 1 回目接種前までにインフルエンザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割

合は 96.7%(29/30 例)、インフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 30.0%(9/30 例)、インフ

ルエンザ HA ワクチンの接種歴又はインフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 96.7%(29/30

例)、接種要注意者である被験者の割合は 23.3%(7/30 例)であった。

性別、インフルエンザ HA ワクチン接種歴の有無、インフルエンザ罹患歴の有無、接種要注

意者である被験者の割合を含むすべての背景因子において、治験薬接種量の群間に 20%以上の

差違があった背景因子は、過去 1 年以内にインフルエンザ HA ワクチン接種歴のある被験者(治

験薬 0.25 mL 接種で 26.7%、治験薬 0.5 mL 接種で 96.7%、以下同様)、過去 1 年以内にインフ

ルエンザ罹患歴のある被験者(10.0%、30.0%)、インフルエンザ HA ワクチン接種歴又はイン

フルエンザ罹患歴のある被験者(33.3%、96.7%)であった。その他の背景因子に大きな差違は

なかった。

FAS での全体及び年齢区分別-1(6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、

6 歳以上 13 歳未満)の人口統計学的及び他の基準値の特性を表 2.7.3.3.1.2-4 に示す。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、男児 60.0%(9/15 例)、女児 40.0%(6/15 例)であった。平均年齢±

標準偏差(最年少 - 最年長)は、0.77 ± 0.131 歳(0.5 - 0.9 歳)であった。また、過去 1 年以内

で、治験薬 1 回目接種前までにインフルエンザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割合は

0.0%(0/15 例)、インフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 0.0%(0/15 例)、インフルエン

ザ HA ワクチンの接種歴又はインフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 0.0%(0/15 例)、接

種要注意者である被験者の割合は 13.3%(2/15 例)であった。

1 歳以上 3 歳未満では、男児 60.0%(9/15 例)、女児 40.0%(6/15 例)であった。平均年齢 ±

標準偏差(最年少 - 最年長)は、1.89 ± 0.455 歳(1.3 - 2.8.歳)であった。また、過去 1 年以内

で、治験薬 1 回目接種前までにインフルエンザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割合は

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page40

Page 58: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 41

53.3%(8/15 例)、インフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 20.0%(3/15 例)、インフルエ

ンザ HAワクチンの接種歴又はインフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 66.7%(10/15 例)、

接種要注意者である被験者の割合は 6.7%(1/15 例)であった。

3 歳以上 6 歳未満では、男児 40.0%(6/15 例)、女児 60.0%(9/15 例)であった。平均年齢 ±

標準偏差(最年少 - 最年長)は、4.48 ± 0.901 歳(3.0 - 5.9 歳)であった。また、過去 1 年以内

で、治験薬 1 回目接種前までにインフルエンザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割合は

100.0%(15/15 例)、インフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 26.7%(4/15 例)、インフル

エンザ HA ワクチンの接種歴又はインフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 100.0%(15/15

例)、接種要注意者である被験者の割合は 20.0%(3/15 例)であった。

6 歳以上 13 歳未満では、男児 66.7%(10/15 例)、女児 33.3%(5/15 例)であった。平均年齢±

標準偏差(最年少 - 最年長)は、8.71 ± 1.968 歳(6.1 - 12.8 歳)であった。また、過去 1 年以内

で、治験薬 1 回目接種前までにインフルエンザ HA ワクチンの接種歴のある被験者の割合は

93.3%(14/15 例)、インフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 33.3%(5/15 例)、インフルエ

ンザ HAワクチンの接種歴又はインフルエンザ罹患歴のある被験者の割合は 93.3%(14/15 例)、

接種要注意者である被験者の割合は 26.7%(4/15 例)であった。

性別、年齢、インフルエンザ HA ワクチン接種歴の有無、インフルエンザ罹患歴の有無、接

種要注意者である被験者の割合を含むすべての背景因子において、年齢区分別の群間に 20%以

上の差違があった背景因子は、性別の男性被験者(6 ヵ月以上 1 歳未満 60.0%、1 歳以上 3 歳未

満 60.0%、3 歳以上 6 歳未満 40.0%、6 歳以上 13 歳未満 66.7%、以下同様)、過去 1 年以内でイ

ンフルエンザ HA ワクチン接種歴のある被験者(0.0%、53.3%、100.0%、93.3%)、過去 1 年以

内でインフルエンザ罹患歴のある被験者(0.0%、20.0%、26.7%、33.3%)、インフルエンザ HA

ワクチン接種歴又はインフルエンザ罹患歴のある被験者(0.0%、66.7%、100.0%、93.3%)、接

種要注意者である被験者(13.3%、6.7%、20.0%、26.7%)であった。その他の背景因子に大き

な差違はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page41

Page 59: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 42 表 2.7.3.3.1.2-3 人口統計学的及び他の基準値の特性(治験薬接種量別、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS ()内は割合を示す背景因子 分類 全体 0.25mL

(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

解析対象例数 60 30 30性別 男 34 18 16

(56.7) (60.0) (53.3)女 26 12 14

(43.3) (40.0) (46.7)年齢(歳) 例数 60 30 30 (1回目接種時) 平均値 3.96 1.33 6.59

標準偏差 3.262 0.659 2.621 最小値 0.5 0.5 3.0 中央値  2.92 1.08 6.00 最大値 12.8 2.8 12.8食物アレルギー歴 なし 52 28 24

(86.7) (93.3) (80.0)あり 8 2 6

(13.3) (6.7) (20.0)薬物アレルギー歴 なし 60 30 30

(100.0) (100.0) (100.0)あり 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0)現病歴・既往歴 なし 18 10 8

(30.0) (33.3) (26.7)あり 42 20 22

(70.0) (66.7) (73.3)インフルエンザ なし 23 22 1HAワクチン接種歴 (38.3) (73.3) (3.3)(過去1年以内) あり 37 8 29

(61.7) (26.7) (96.7)インフルエンザ罹患歴 なし 48 27 21(過去1年以内) (80.0) (90.0) (70.0)

あり 12 3 9(20.0) (10.0) (30.0)

インフルエンザ なし 21 20 1HAワクチン接種歴 (35.0) (66.7) (3.3)又は あり 39 10 29インフルエンザ罹患歴 (65.0) (33.3) (96.7)接種要注意者 該当しない 50 27 23

(83.3) (90.0) (76.7)該当する 10 3 7

(16.7) (10.0) (23.3)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来成分 6 2 4(重複集計) に対するアレルギー (10.0) (6.7) (13.3)

基礎疾患 1 1 0(1.7) (3.3) (0.0)

予防接種による既往 1 0 1(1.7) (0.0) (3.3)

けいれんの既往 3 0 3(5.0) (0.0) (10.0)

本人および近親者の免疫不全 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

呼吸器系疾患 2 0 2(3.3) (0.0) (6.7)

その他 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page42

Page 60: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 43 表 2.7.3.3.1.2-4 人口統計学的及び他の基準値の特性(年齢区分別-1、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS ()内は割合を示す背景因子 分類 全体 6ヵ月以上

1歳未満1歳以上3歳未満

3歳以上6歳未満

6歳以上13歳未満

解析対象例数 60 15 15 15 15性別 男 34 9 9 6 10

(56.7) (60.0) (60.0) (40.0) (66.7)女 26 6 6 9 5

(43.3) (40.0) (40.0) (60.0) (33.3)年齢(歳) 例数 60 15 15 15 15 (1回目接種時) 平均値 3.96 0.77 1.89 4.48 8.71

標準偏差 3.262 0.131 0.455 0.901 1.968 最小値 0.5 0.5 1.3 3.0 6.1 中央値  2.92 0.75 1.75 4.25 8.83 最大値 12.8 0.9 2.8 5.9 12.8食物アレルギー歴 なし 52 14 14 12 12

(86.7) (93.3) (93.3) (80.0) (80.0)あり 8 1 1 3 3

(13.3) (6.7) (6.7) (20.0) (20.0)薬物アレルギー歴 なし 60 15 15 15 15

(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)あり 0 0 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)現病歴・既往歴 なし 18 6 4 4 4

(30.0) (40.0) (26.7) (26.7) (26.7)あり 42 9 11 11 11

(70.0) (60.0) (73.3) (73.3) (73.3)インフルエンザ なし 23 15 7 0 1HAワクチン接種歴 (38.3) (100.0) (46.7) (0.0) (6.7)(過去1年以内) あり 37 0 8 15 14

(61.7) (0.0) (53.3) (100.0) (93.3)インフルエンザ罹患歴 なし 48 15 12 11 10(過去1年以内) (80.0) (100.0) (80.0) (73.3) (66.7)

あり 12 0 3 4 5(20.0) (0.0) (20.0) (26.7) (33.3)

インフルエンザ なし 21 15 5 0 1HAワクチン接種歴 (35.0) (100.0) (33.3) (0.0) (6.7)又は あり 39 0 10 15 14インフルエンザ罹患歴 (65.0) (0.0) (66.7) (100.0) (93.3)接種要注意者 該当しない 50 13 14 12 11

(83.3) (86.7) (93.3) (80.0) (73.3)該当する 10 2 1 3 4

(16.7) (13.3) (6.7) (20.0) (26.7)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来成分 6 1 1 2 2(重複集計) に対するアレルギー (10.0) (6.7) (6.7) (13.3) (13.3)

基礎疾患 1 1 0 0 0(1.7) (6.7) (0.0) (0.0) (0.0)

予防接種による既往 1 0 0 0 1(1.7) (0.0) (0.0) (0.0) (6.7)

けいれんの既往 3 0 0 1 2(5.0) (0.0) (0.0) (6.7) (13.3)

本人および近親者の免疫不全 0 0 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)

呼吸器系疾患 2 0 0 0 2(3.3) (0.0) (0.0) (0.0) (13.3)

その他 0 0 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page43

Page 61: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 44 2.7.3.3.1.3 被験者の選択/除外基準

DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験における被験者の選択/除外基準を表

2.7.3.3.1.3-1 に示す。

被験者の選択基準及び除外基準は、現行のインフルエンザ HA ワクチンの接種不適当者及び

接種要注意者を参考にし、本治験の特性を考慮して設定した。

表 2.7.3.3.1.3-1 被験者の選択基準及び除外基準

試験番号 DNK-PEDFLU-1 DNK-PEDFLU-2 1 回目治験薬接種時の年齢が 6 ヵ月以上、13 歳未満の日本人健康小児 選択基準 代諾者による文書による同意が得られ、治験参加中の遵守事項を守り、本治験実施計画書に定められた診察を受け、症状などを代諾者が申告できる者

本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)に新型インフルエンザ A(H1N1)を含むインフルエンザの既往のある者(代諾者からの聴取による)

本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)にインフルエンザの既往のある者(代諾者からの聴取による)

新型インフルエンザ A(H1N1)に対応したワクチンの接種歴のある者(代諾者からの聴取による)

本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)にインフルエンザ HA ワクチンの接種を受けた者

食物や医薬品などによって、過去にアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者 重篤な心臓・血管系、血液系、呼吸器系、肝臓、腎臓、消化器系、神経精神疾患の現病歴のある者 過去にギラン・バレー症候群や急性散在性脳脊髄炎の既往のある者

過去に下記の既往のある者 ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎、血小板減少性紫斑病、血小板減少、アレルギー性紫斑病、脳炎・脳症、脊髄炎

本治験開始前 4 ヵ月以内(接種日より起算)に、治験に参加し投与を受けた者 本治験開始前 27 日以内(接種日より起算)に生ワクチン、又は 6 日以内(以上、接種日より起算)に不活化ワクチン・トキソイドの投与を受けた者 本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)に季節性インフルエンザ HA ワクチン接種を受けた者

-

本治験開始前 3 ヵ月以内に輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者、又は6 ヵ月以内(以上、接種日より起算)にガンマグロブリン製剤の大量療法(200 mg/kg以上)を受けた者

除外基準

その他、治験責任/分担医師が本治験の被験者として不適当と判断した者

2.7.3.3.1.4 接種要注意者 DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験における被験者の接種要注意者基準を表

2.7.3.3.14-1 に示す。

以下のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び治験

参加適否の判定を慎重に行い、本治験の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、

同意を確実に得た上で、注意して接種を実施した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page44

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 45 表 2.7.3.3.14-1 接種要注意者基準

試験番号 DNK-PEDFLU-1 DNK-PEDFLU-2 本治験薬の成分*又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある者 *チメロサール 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患を有する者 予防接種で接種後 2 日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を呈したことがある者 過去にけいれんの既往のある者 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者 気管支喘息のある者 間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾

患を有する者

接種要注意者基準

上記に掲げる者のほか、本治験薬接種を行うに際し、注意を要する状態にある者

2.7.3.3.1.5 試験対象集団と市販後の予想使用集団との差異 DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験では 13 歳未満の健康小児を対象とした。健康小児

は製造販売後の本剤の接種対象者と考えられる。健康成人についてのデータはない。

2.7.3.3.2 全有効性試験の結果の比較検討 DNK-PEDFLU-1 試験においては、DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)接種前後の新型イ

ンフルエンザ A(H1N1)HA 抗原、A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウルグアイ/716/2007

(H3N2)HA 抗原、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価及び新型インフルエンザ

A(H1N1)に対する中和抗体価を測定した。

DNK-PEDFLU-2 試験においては、DNK-FLU 接種前後の新型インフルエンザ A(H1N1)HA

抗原、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原、B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗

体価、及び新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008

に対する中和抗体価を測定した。

DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験の抗体価測定法の概略を CTD 2.7.1 に示す。

本項では DNK-PEDFLU-1 試験について DNK-FLU(H1)単独接種群と DNK-FLU(H1)及び

DNK-FLU(TIV)の同時接種群の有効性(免疫原性)を比較するとともに、DNK-PEDFLU-1 及

び DNK-PEDFLU-2 試験について接種用量により 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)と 0.5 mL

接種(3 歳以上 13 歳未満)の 2 段階に分けた場合の有効性(免疫原性)を比較した。

2.7.3.3.2.1 DNK-PEDFLU-1 試験の試験結果・・・・・・・・・・・・・・・資料番号:5.3.5.1-1 2.7.3.3.2.1.1 HI 抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-1 試験) (1) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体価の推移(DNK-PEDFLU-1)

FAS での年齢区分全体の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価の要約統

計量を付表 2.7.3.6.1-2 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価の要約統計量を

表 2.7.3.3.2.1.1-1 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の要約統計量を表

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page45

Page 63: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 46 2.7.3.3.2.1.1-2 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、事後観察時の新型インフルエン

ザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価について、それぞれ群ごとに示した被験者ごとの抗体

価の推移を付図 2.7.3.6.2-1 及び付図 2.7.3.6.2-2 に、抗体価の推移を群ごとに示した箱ヒゲ

図を付図 2.7.3.6.2-3 及び付図 2.7.3.6.2-4 に示す。

同様に FAS での年齢区分全体の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価の

要約統計量を付表 2.7.3.6.1-3 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価の要約統

計量を表 2.7.3.3.2.1.1-3 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の要約統計量を

表 2.7.3.3.2.1.1-4 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、事後観察時の A/ブリスベン

/59/2007(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価について、それぞれ接種群ごとに示した被験者ご

との抗体価の推移を付図 2.7.3.6.2-5 及び付図 2.7.3.6.2-6 に、抗体価の推移を群ごとに示し

た箱ヒゲ図を付図 2.7.3.6.2-7 及び付図 2.7.3.6.2-8 に示す。

同様に FAS での年齢区分全体の A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価

の要約統計量を付表 2.7.3.6.1-4 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の A/ウルグアイ

/716/2007(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-5 に、0.5 mL

接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-6 に示す。また、1

回目接種前、2 回目接種前、事後観察時の A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原に対する HI

抗体価について、それぞれ群ごとに示した被験者ごとの抗体価の推移を付図 2.7.3.6.2-9 及び

付図 2.7.3.6.2-10 に、抗体価の推移を群ごとに示した箱ヒゲ図を付図 2.7.3.6.2-11 及び付図

2.7.3.6.2-12 に示す。

同様に FAS での年齢区分全体の B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価の要約統計

量を付表 2.7.3.6.1-5 に 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価の要約統計量を表

2.7.3.3.2.1.1-7 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の要約統計量を表

2.7.3.3.2.1.1-8 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、事後観察時の B/ブリスベン/60/2008

HA 抗原に対する HI 抗体価について、それぞれ群ごとに示した被験者ごとの抗体価の推移を付

図 2.7.3.6.2-13 及び付図 2.7.3.6.2-14 に、抗体価の推移を群ごとに示した箱ヒゲ図を付図

2.7.3.6.2-15 及び付図 2.7.3.6.2-16 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均抗体価は、全群いずれ

の接種用量においても 1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の方

が高値を示した。2 回目接種前及び事後観察時の HI 抗体価の幾何平均抗体価は、単独接種群、

同時接種群ともに 0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種の方が高値であった。

A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原、B/ブリス

ベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均抗体価は、同時接種群の 0.25 mL 接種では、

1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値を示した。0.5 mL

接種では、各株ともに 1 回目接種前よりも 2 回目接種前では高かったが、2 回目接種前よりも

事後観察時の方が高値を示したのは A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原のみで、それ以外

は明らかな差はなかった。同時接種群の 2 回目接種前及び事後観察時の幾何平均抗体価は、0.25

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page46

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 47

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)よりも 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の方が高値を示した。

単独接種群の幾何平均抗体価は、いずれの接種用量においても接種前後で変動はほとんどな

かった。

表 2.7.3.3.2.1.1-1 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以

上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -HI (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 20.0 4.52 5 10.0 320 9.9~40.5(1.301) (0.6552) (0.70) (1.000) (2.51) (0.994~1.608)

事後観察 20 60.6 3.67 5 56.6 1280 33.0~111.4(1.783) (0.5644) (0.70) (1.753) (3.11) (1.519~2.047)

同時接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 17.4 4.04 5 10.0 320 9.1~33.5(1.241) (0.6068) (0.70) (1.000) (2.51) (0.957~1.525)

事後観察 20 72.1 3.31 10 80.0 640 41.2~126.2(1.858) (0.5193) (1.00) (1.903) (2.81) (1.615~2.101)

単独+同時 1回目接種前 40 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 40 18.7 4.21 5 10.0 320 11.8~29.5(1.271) (0.6240) (0.70) (1.000) (2.51) (1.071~1.471)

事後観察 40 66.1 3.44 5 80.0 1280 44.5~98.2(1.820) (0.5367) (0.70) (1.903) (3.11) (1.649~1.992)

表 2.7.3.3.2.1.1-2 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上

13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 6.4 2.27 5 5.0 160 4.3~9.4HI (0.804) (0.3558) (0.70) (0.699) (2.20) (0.638~0.971)

2回目接種前 20 109.3 5.83 5 160.0 1280 47.9~249.4(2.039) (0.7658) (0.70) (2.204) (3.11) (1.680~2.397)

事後観察 20 139.3 4.57 5 160.0 1280 68.4~283.5(2.144) (0.6595) (0.70) (2.204) (3.11) (1.835~2.453)

同時接種群 1回目接種前 20 6.8 2.63 5 5.0 160 4.3~10.7(0.834) (0.4198) (0.70) (0.699) (2.20) (0.638~1.031)

2回目接種前 20 54.6 5.26 5 80.0 320 25.1~118.8(1.738) (0.7209) (0.70) (1.903) (2.51) (1.400~2.075)

事後観察 20 113.1 4.11 5 160.0 640 58.4~219.2(2.054) (0.6138) (0.70) (2.204) (2.81) (1.766~2.341)

単独+同時 1回目接種前 40 6.6 2.42 5 5.0 160 5.0~8.8(0.819) (0.3844) (0.70) (0.699) (2.20) (0.696~0.942)

2回目接種前 40 77.3 5.62 5 160.0 1280 44.5~134.2(1.888) (0.7497) (0.70) (2.204) (3.11) (1.648~2.128)

事後観察 40 125.5 4.27 5 160.0 1280 78.9~199.7(2.099) (0.6305) (0.70) (2.204) (3.11) (1.897~2.300)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page47

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 48 表 2.7.3.3.2.1.1-3 抗体価の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 10.0 2.60 5 5.0 80 6.4~15.6HI (1.000) (0.4144) (0.70) (0.699) (1.90) (0.806~1.194)

2回目接種前 20 13.2 3.74 5 7.1 320 7.1~24.5(1.120) (0.5728) (0.70) (0.849) (2.51) (0.852~1.389)

事後観察 20 10.0 3.08 5 5.0 160 5.9~16.9(1.000) (0.4883) (0.70) (0.699) (2.20) (0.771~1.229)

同時接種群 1回目接種前 20 13.7 4.41 5 7.1 1280 6.8~27.3(1.135) (0.6440) (0.70) (0.849) (3.11) (0.834~1.437)

2回目接種前 20 72.1 7.50 5 80.0 5120 28.1~185.1(1.858) (0.8751) (0.70) (1.903) (3.71) (1.448~2.267)

事後観察 20 105.6 4.40 10 80.0 2560 52.8~211.2(2.024) (0.6434) (1.00) (1.903) (3.41) (1.722~2.325)

表 2.7.3.3.2.1.1-4 抗体価の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 19 165.9 2.92 5 160.0 640 99.0~278.0HI (2.220) (0.4650) (0.70) (2.204) (2.81) (1.996~2.444)

2回目接種前 19 185.1 3.29 5 320.0 640 104.3~328.7(2.267) (0.5173) (0.70) (2.505) (2.81) (2.018~2.517)

事後観察 19 148.7 3.09 5 160.0 640 86.3~256.4(2.172) (0.4905) (0.70) (2.204) (2.81) (1.936~2.409)

同時接種群 1回目接種前 20 85.7 4.74 5 160.0 640 41.4~177.6(1.933) (0.6760) (0.70) (2.204) (2.81) (1.617~2.250)

2回目接種前 20 177.5 2.48 20 160.0 640 116.1~271.4(2.249) (0.3940) (1.30) (2.204) (2.81) (2.065~2.434)

事後観察 20 165.6 2.35 20 160.0 640 111.0~247.2(2.219) (0.3716) (1.30) (2.204) (2.81) (2.045~2.393)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page48

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 49 表 2.7.3.3.2.1.1-5 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -HI (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 5.4 1.24 5 5.0 10 4.8~5.9(0.729) (0.0927) (0.70) (0.699) (1.00) (0.686~0.772)

事後観察 20 5.7 1.44 5 5.0 20 4.8~6.8(0.759) (0.1575) (0.70) (0.699) (1.30) (0.685~0.833)

同時接種群 1回目接種前 20 8.7 3.26 5 5.0 320 5.0~15.1(0.940) (0.5131) (0.70) (0.699) (2.51) (0.700~1.180)

2回目接種前 20 25.5 4.62 5 20.0 640 12.5~52.2(1.406) (0.6644) (0.70) (1.301) (2.81) (1.095~1.717)

事後観察 20 95.1 2.93 20 80.0 640 57.5~157.4(1.978) (0.4671) (1.30) (1.903) (2.81) (1.760~2.197)

表 2.7.3.3.2.1.1-6 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 単独接種群 1回目接種前 19 34.6 3.97 5 40.0 320 17.8~67.2HI (1.539) (0.5985) (0.70) (1.602) (2.51) (1.250~1.827)

2回目接種前 19 37.2 3.84 5 40.0 320 19.4~71.1(1.570) (0.5842) (0.70) (1.602) (2.51) (1.289~1.852)

事後観察 19 48.0 3.38 5 80.0 320 26.7~86.4(1.681) (0.5295) (0.70) (1.903) (2.51) (1.426~1.936)

同時接種群 1回目接種前 20 42.9 5.13 5 40.0 1280 19.9~92.2(1.632) (0.7104) (0.70) (1.602) (3.11) (1.300~1.965)

2回目接種前 20 109.3 3.67 5 160.0 1280 59.4~200.9(2.039) (0.5651) (0.70) (2.204) (3.11) (1.774~2.303)

事後観察 20 160.0 3.36 10 160.0 2560 90.8~282.0(2.204) (0.5260) (1.00) (2.204) (3.41) (1.958~2.450)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page49

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 50 表 2.7.3.3.2.1.1-7 抗体価の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -HI (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 8.1 2.12 5 5.0 80 5.7~11.5(0.910) (0.3254) (0.70) (0.699) (1.90) (0.757~1.062)

事後観察 20 6.8 1.69 5 5.0 40 5.3~8.7(0.834) (0.2285) (0.70) (0.699) (1.60) (0.727~0.941)

同時接種群 1回目接種前 20 6.2 1.97 5 5.0 80 4.5~8.5(0.789) (0.2946) (0.70) (0.699) (1.90) (0.651~0.927)

2回目接種前 20 20.0 6.22 5 10.0 2560 8.5~47.0(1.301) (0.7935) (0.70) (1.000) (3.41) (0.930~1.672)

事後観察 20 34.8 4.87 5 40.0 1280 16.6~73.1(1.542) (0.6878) (0.70) (1.602) (3.11) (1.220~1.864)

表 2.7.3.3.2.1.1-8 抗体価の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 単独接種群 1回目接種前 19 12.9 3.26 5 10.0 320 7.3~22.8HI (1.111) (0.5137) (0.70) (1.000) (2.51) (0.863~1.359)

2回目接種前 19 20.0 2.81 5 20.0 320 12.2~32.9(1.301) (0.4487) (0.70) (1.301) (2.51) (1.085~1.517)

事後観察 19 16.7 2.80 5 10.0 320 10.1~27.4(1.222) (0.4470) (0.70) (1.000) (2.51) (1.006~1.437)

同時接種群 1回目接種前 20 14.6 3.32 5 10.0 160 8.3~25.7(1.166) (0.5212) (0.70) (1.000) (2.20) (0.922~1.409)

2回目接種前 20 54.6 2.77 10 40.0 320 33.9~88.0(1.738) (0.4419) (1.00) (1.602) (2.51) (1.531~1.944)

事後観察 20 51.0 2.62 5 80.0 320 32.5~80.0(1.707) (0.4175) (0.70) (1.903) (2.51) (1.512~1.903)

(2) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-1)

FAS での年齢区分全体の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転

率を付表 2.7.3.6.1-6 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の抗体陽転率を表

2.7.3.3.2.1.1-9 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.1.1-10

に示す。

同様に FAS での年齢区分全体の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗

体陽転率を付表 2.7.3.6.1-7 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の抗体陽転率を表

2.7.3.3.2.1.1-11 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.1.1-12

に示す。

同様に FAS での年齢区分全体の A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体の

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page50

Page 68: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 51 抗体陽転率を付表 2.7.3.6.1-8 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体の抗体陽転

率を表 2.7.3.3.2.1.1-13 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率を表

2.7.3.3.2.1.1-14 に示す。

同様に FAS での年齢区分全体の B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率

を付表 2.7.3.6.1-9に、0.25 mL接種(6ヵ月以上 3歳未満)の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.1.1-15

に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.1.1-16 に示す。

事後観察時の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率①は 0.25

mL 接種では単独接種群 90.0%(18/20 例、68.3% - 98.8%)、同時接種群 85.0%(17/20 例、62.1%

- 96.8%)、0.5 mL 接種では単独接種群 90.0%(18/20 例、68.3% - 98.8%)、同時接種群 80.0%

(16/20 例、56.3% - 94.3%)であった。同様に、抗体陽転率②は 0.25 mL 接種では単独接種群

75.0%(15/20 例、50.9% - 91.3%)、同時接種群 85.0%(17/20 例、62.1% - 96.8%)、0.5 mL

接種では単独接種群 75.0%(15/20 例、50.9% - 91.3%)、同時接種群 70.0%(14/20 例、45.7%

- 88.1%)であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の 0.25 mL 接種での抗体陽転率は、

単独接種群、同時接種群いずれの群も 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であったが、

0.5 mL 接種では 2 回目接種前及び事後観察時いずれも同程度の高値を示した。また、2 回目接

種前、事後観察時いずれの時点においても、単独接種群と同時接種群との間に大きな差はなか

った。

抗体陽転率は、単独接種群、同時接種群ともに、2 回目接種前では 0.25 mL 接種より 0.5 mL

接種の方が高値であったが、事後観察時ではいずれの接種用量においても同程度の高値を示し

た。

事後観察時での同時接種群の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体

陽転率①は、0.25 mL 接種では 90.0%(18/20、68.3% - 98.8%)、0.5 mL 接種では 30.0%(6/20、

11.9% - 54.3%)であった。同様に、抗体陽転率②は 0.25 mL 接種では 80.0%(16/20、56.3% -

94.3%)、0.5 mL 接種では 25.0%(5/20、8.7% - 49.1%)であった。

事後観察時での同時接種群の A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体の抗

体陽転率①は 0.25 mL 接種では 95.0%(19/20、75.1% - 99.9%)、0.5 mL 接種では 45.0%(9/20、

23.1% - 68.5%)であった。同様に、抗体陽転率②は 0.25 mL 接種では 80.0%(16/20、56.3% -

94.3%)、0.5 mL 接種では 45.0%(9/20、23.1% - 68.5%)であった。

事後観察時での同時接種群の B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率①

は 0.25 mL 接種では 65.0%(13/20、40.8% - 84.6%)、0.5 mL 接種では 50.0%(10/20、27.2% -

72.8%)であった。同様に、抗体陽転率②は 0.25 mL 接種では 60.0%(12/20、36.1% - 80.9%)、

0.5 mL 接種では 30.0%(6/20、11.9% - 54.3%)であった。

同時接種群における各株の抗体陽転率は、0.25 mL 接種では 2 回目接種前よりも事後観察時の

方が高値であったが、0.5 mL 接種では 2 回目接種前及び事後観察時いずれも同程度であった。

単独接種群における各株の抗体陽転率は、2 回目接種前、事後観察時いずれも低値であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page51

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 52

同時接種群の事後観察時における各株の抗体陽転率は、0.5 mL 接種よりも 0.25 mL 接種の方

が高値であった。

表 2.7.3.3.2.1.1-9 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未

満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5HI 変化率4倍以上 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5事後観察 20 17 85.0 62.1~96.8

単独+同時 2回目接種前 40 18 45.0 29.3~61.5事後観察 40 35 87.5 73.2~95.8

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 5 25.0 8.7~49.1変化率4倍以上 事後観察 20 15 75.0 50.9~91.3

同時接種群 2回目接種前 20 6 30.0 11.9~54.3事後観察 20 17 85.0 62.1~96.8

単独+同時 2回目接種前 40 11 27.5 14.6~43.9事後観察 40 32 80.0 64.4~90.9

表 2.7.3.3.2.1.1-10 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未

満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 16 80.0 56.3~94.3HI 変化率4倍以上 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 20 13 65.0 40.8~84.6事後観察 20 16 80.0 56.3~94.3

単独+同時 2回目接種前 40 29 72.5 56.1~85.4事後観察 40 34 85.0 70.2~94.3

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 15 75.0 50.9~91.3変化率4倍以上 事後観察 20 15 75.0 50.9~91.3

同時接種群 2回目接種前 20 12 60.0 36.1~80.9事後観察 20 14 70.0 45.7~88.1

単独+同時 2回目接種前 40 27 67.5 50.9~81.4事後観察 40 29 72.5 56.1~85.4

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page52

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 53 表 2.7.3.3.2.1.1-11 抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未

満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 2 10.0 1.2~31.7HI 変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 20 14 70.0 45.7~88.1事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 2 10.0 1.2~31.7変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 20 11 55.0 31.5~76.9事後観察 20 16 80.0 56.3~94.3

表 2.7.3.3.2.1.1-12 抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 0 0.0 0.0~17.6HI 変化率4倍以上 事後観察 19 0 0.0 0.0~17.6

同時接種群 2回目接種前 20 6 30.0 11.9~54.3事後観察 20 6 30.0 11.9~54.3

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 0 0.0 0.0~17.6変化率4倍以上 事後観察 19 0 0.0 0.0~17.6

同時接種群 2回目接種前 20 5 25.0 8.7~49.1事後観察 20 5 25.0 8.7~49.1

表 2.7.3.3.2.1.1-13 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未

満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 0 0.0 0.0~16.8HI 変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5事後観察 20 19 95.0 75.1~99.9

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 0 0.0 0.0~16.8変化率4倍以上 事後観察 20 0 0.0 0.0~16.8

同時接種群 2回目接種前 20 7 35.0 15.4~59.2事後観察 20 16 80.0 56.3~94.3

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page53

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 54 表 2.7.3.3.2.1.1-14 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 1 5.3 0.1~26.0HI 変化率4倍以上 事後観察 19 1 5.3 0.1~26.0

同時接種群 2回目接種前 20 8 40.0 19.1~63.9事後観察 20 9 45.0 23.1~68.5

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 1 5.3 0.1~26.0変化率4倍以上 事後観察 19 1 5.3 0.1~26.0

同時接種群 2回目接種前 20 6 30.0 11.9~54.3事後観察 20 9 45.0 23.1~68.5

表 2.7.3.3.2.1.1-15 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 4 20.0 5.7~43.7HI 変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 20 8 40.0 19.1~63.9事後観察 20 13 65.0 40.8~84.6

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 1 5.0 0.1~24.9変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 20 7 35.0 15.4~59.2事後観察 20 12 60.0 36.1~80.9

表 2.7.3.3.2.1.1-16 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 3 15.8 3.4~39.6HI 変化率4倍以上 事後観察 19 1 5.3 0.1~26.0

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5事後観察 20 10 50.0 27.2~72.8

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 1 5.3 0.1~26.0変化率4倍以上 事後観察 19 0 0.0 0.0~17.6

同時接種群 2回目接種前 20 8 40.0 19.1~63.9事後観察 20 6 30.0 11.9~54.3

(3) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体価の変化率(DNK-PEDFLU-1)

FAS での年齢区分全体の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価変化率の

要約統計量を付表 2.7.3.6.1-10 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価変化率の

要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-17 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価変化率の

要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-18 に示す。また、抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合を付

表 2.7.3.6.1-11 及び付表 2.7.3.6.1-12 に示した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page54

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 55

同様に FAS での年齢区分全体の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価変

化率の要約統計量を付表 2.7.3.6.1-13 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価変

化率の要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-19 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価変

化率の要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-20 に示す。また、抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割

合を付表 2.7.3.6.1-14 及び付表 2.7.3.6.1-15 に示した。

同様に FAS での年齢区分全体の A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価

変化率の要約統計量を付表 2.7.3.6.1-16 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価

変化率の要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-21 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価

変化率の要約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-22 に示す。また、抗体価変化率 4 倍以上の被験者の

割合を付表 2.7.3.6.1-17 及び付表 2.7.3.6.1-18 に示した。

同様に FAS での年齢区分全体の B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価変化率の要

約統計量を付表 2.7.3.6.1-19 に 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価変化率の要

約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-23 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価変化率の要

約統計量を表 2.7.3.3.2.1.1-24 に示す。また、抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合を付表

2.7.3.6.1-20 及び付表 2.7.3.6.1-21 に示した。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体価の変化率は、全群いずれの年齢区分にお

いても 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。2 回目接種前の各抗体価の変化率

は、単独接種群、同時接種群ともに 0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種の方が高値であった。事後観

察時の抗体価の変化率は、HI 抗体価の単独接種群では 0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種の方が高値

であったが、それ以外はいずれの接種用量においても同程度の高値を示した。

A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原、B/ブリス

ベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価の変化率は、同時接種群の 0.25 mL 接種では、2 回目接

種前よりも事後観察時の方が高値であった。0.5 mL 接種では、2 回目接種前よりも事後観察時

の方が高値を示したのは A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原のみで、それ以外は明らかな

差はなかった。同時接種群の事後観察時における各 HI 抗体価の変化率は、0.5 mL 接種より

0.25 mL 接種の方が高値であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page55

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 56 表 2.7.3.3.2.1.1-17 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 4.00 4.520 1.0 2.00 64.0 1.97~8.10HI (0.602) (0.6552) (0.00) (0.301) (1.81) (0.295~0.909)

事後観察 20 12.13 3.668 1.0 11.31 256.0 6.60~22.28(1.084) (0.5644) (0.00) (1.054) (2.41) (0.820~1.348)

同時接種群 2回目接種前 20 3.48 4.044 1.0 2.00 64.0 1.81~6.70(0.542) (0.6068) (0.00) (0.301) (1.81) (0.258~0.826)

事後観察 20 14.42 3.306 2.0 16.00 128.0 8.24~25.24(1.159) (0.5193) (0.30) (1.204) (2.11) (0.916~1.402)

単独+同時 2回目接種前 40 3.73 4.208 1.0 2.00 64.0 2.36~5.91(0.572) (0.6240) (0.00) (0.301) (1.81) (0.372~0.772)

事後観察 40 13.22 3.441 1.0 16.00 256.0 8.91~19.63(1.121) (0.5367) (0.00) (1.204) (2.41) (0.950~1.293)

表 2.7.3.3.2.1.1-18 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種

(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 17.15 6.467 1.0 22.63 256.0 7.16~41.08HI (1.234) (0.8107) (0.00) (1.355) (2.41) (0.855~1.614)

事後観察 20 21.86 4.942 1.0 22.63 256.0 10.35~46.17(1.340) (0.6939) (0.00) (1.355) (2.41) (1.015~1.664)

同時接種群 2回目接種前 20 8.00 4.905 1.0 8.00 64.0 3.80~16.84(0.903) (0.6906) (0.00) (0.903) (1.81) (0.580~1.226)

事後観察 20 16.56 4.786 1.0 22.63 128.0 7.96~34.47(1.219) (0.6800) (0.00) (1.355) (2.11) (0.901~1.537)

単独+同時 2回目接種前 40 11.71 5.781 1.0 16.00 256.0 6.68~20.53(1.069) (0.7620) (0.00) (1.204) (2.41) (0.825~1.312)

事後観察 40 19.03 4.796 1.0 22.63 256.0 11.52~31.41(1.279) (0.6808) (0.00) (1.355) (2.41) (1.062~1.497)

表 2.7.3.3.2.1.1-19 抗体価変化率の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 1.32 1.686 0.5 1.00 4.0 1.03~1.69HI (0.120) (0.2270) (-0.30) (0.000) (0.60) (0.014~0.227)

事後観察 20 1.00 1.653 0.3 1.00 4.0 0.79~1.27(0.000) (0.2184) (-0.60) (0.000) (0.60) (-0.102~0.102)

同時接種群 2回目接種前 20 5.28 3.812 1.0 4.00 128.0 2.82~9.87(0.722) (0.5811) (0.00) (0.602) (2.11) (0.451~0.994)

事後観察 20 7.73 2.629 1.0 8.00 64.0 4.92~12.15(0.888) (0.4198) (0.00) (0.903) (1.81) (0.692~1.085)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page56

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 57 表 2.7.3.3.2.1.1-20 抗体価変化率の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以

上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 19 1.12 1.416 0.5 1.00 2.0 0.94~1.32HI (0.048) (0.1510) (-0.30) (0.000) (0.30) (-0.025~0.120)

事後観察 19 0.90 1.416 0.5 1.00 2.0 0.76~1.06(-0.048) (0.1510) (-0.30) (0.000) (0.30) (-0.120~0.025)

同時接種群 2回目接種前 20 2.07 2.767 1.0 1.00 32.0 1.29~3.33(0.316) (0.4419) (0.00) (0.000) (1.51) (0.109~0.523)

事後観察 20 1.93 2.767 0.5 1.00 32.0 1.20~3.11(0.286) (0.4419) (-0.30) (0.000) (1.51) (0.079~0.493)

表 2.7.3.3.2.1.1-21 抗体価変化率の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 単独接種群 2回目接種前 20 1.07 1.238 1.0 1.00 2.0 0.97~1.18HI (0.030) (0.0927) (0.00) (0.000) (0.30) (-0.013~0.073)

事後観察 20 1.15 1.437 1.0 1.00 4.0 0.97~1.36(0.060) (0.1575) (0.00) (0.000) (0.60) (-0.013~0.134)

同時接種群 2回目接種前 20 2.93 2.560 1.0 2.00 32.0 1.89~4.55(0.467) (0.4083) (0.00) (0.301) (1.51) (0.276~0.658)

事後観察 20 10.93 2.835 2.0 8.00 64.0 6.71~17.80(1.039) (0.4526) (0.30) (0.903) (1.81) (0.827~1.250)

表 2.7.3.3.2.1.1-22 抗体価変化率の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳

以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 単独接種群 2回目接種前 19 1.08 1.482 0.5 1.00 4.0 0.89~1.30HI (0.032) (0.1707) (-0.30) (0.000) (0.60) (-0.051~0.114)

事後観察 19 1.39 1.528 1.0 1.00 4.0 1.13~1.70(0.143) (0.1842) (0.00) (0.000) (0.60) (0.054~0.231)

同時接種群 2回目接種前 20 2.55 2.128 1.0 2.00 8.0 1.79~3.63(0.406) (0.3279) (0.00) (0.301) (0.90) (0.253~0.560)

事後観察 20 3.73 2.243 2.0 2.00 16.0 2.56~5.45(0.572) (0.3508) (0.30) (0.301) (1.20) (0.408~0.736)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page57

Page 75: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 58 表 2.7.3.3.2.1.1-23 抗体価変化率の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 単独接種群 2回目接種前 20 1.62 2.115 1.0 1.00 16.0 1.14~2.31HI (0.211) (0.3254) (0.00) (0.000) (1.20) (0.058~0.363)

事後観察 20 1.37 1.692 1.0 1.00 8.0 1.07~1.75(0.135) (0.2285) (0.00) (0.000) (0.90) (0.029~0.242)

同時接種群 2回目接種前 20 3.25 3.934 1.0 2.00 128.0 1.71~6.17(0.512) (0.5949) (0.00) (0.301) (2.11) (0.233~0.790)

事後観察 20 5.66 3.252 1.0 8.00 64.0 3.26~9.82(0.753) (0.5122) (0.00) (0.903) (1.81) (0.513~0.992)

表 2.7.3.3.2.1.1-24 抗体価変化率の要約統計量(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 単独接種群 2回目接種前 19 1.55 1.860 1.0 1.00 8.0 1.15~2.09HI (0.190) (0.2694) (0.00) (0.000) (0.90) (0.060~0.320)

事後観察 19 1.29 1.513 1.0 1.00 4.0 1.06~1.58(0.111) (0.1798) (0.00) (0.000) (0.60) (0.024~0.198)

同時接種群 2回目接種前 20 3.73 3.280 1.0 2.00 32.0 2.14~6.51(0.572) (0.5159) (0.00) (0.301) (1.51) (0.331~0.813)

事後観察 20 3.48 2.500 1.0 2.83 16.0 2.27~5.35(0.542) (0.3979) (0.00) (0.452) (1.20) (0.356~0.728)

(4) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体価の頻度分布及び逆累積度数分布

(DNK-PEDFLU-1)

FAS での 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対

する HI 抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.1-25、逆累積度数分布図を付図 2.7.3.6.2-19 に、

0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.1-26、逆累積度数

分布図を付図 2.7.3.6.2-20 に示す。

同様に FAS での 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗

原に対する HI 抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.1-27、逆累積度数分布図を付図

2.7.3.6.2-21 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の頻度分布を表

2.7.3.3.2.1.1-28、逆累積度数分布図を付図 2.7.3.6.2-22 に示す。

同様に FAS での 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA

抗原に対する HI 抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.1-29、逆累積度数分布図を付図

2.7.3.6.2-23 に、 0.5 mL 接種( 3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の頻度分布を表

2.7.3.3.2.1.1-30、逆累積度数分布図を付図 2.7.3.6.2-24 に示す。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page58

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 59

同様に FAS での 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対す

るHI抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.1-31に、逆累積度数分布図を付図 2.7.3.6.2-25に、

0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.1-32、逆累積度数

分布図を付図 2.7.3.6.2-26 に示す。

いずれの接種用量においても、HI 抗体価の頻度分布は単独接種群と同時接種群との間で分布

に大きな違いはみられなかった。逆累積度数分布図でみると、単独接種群、同時接種群ともに、

2 回目接種前より事後観察時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。また、同時期にお

いて、単独接種群と同時接種群との間で分布に大きな違いはなかった。逆累積度数分布図でみ

ると、2 回目接種前では 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)より 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳

未満)の方が抗体価の高い被験者の割合が多かったが、事後観察時では分布に大きな違いはな

かった。

A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原、及び B/

ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対するいずれの HI 抗体価も、頻度分布でみると、2 回目接種前

より事後観察時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。逆累積度数分布図でみると 2 回

目接種前と事後観察時で分布に大きな違いはなかった。また、接種用量で比較すると、2 回目

接種前及び事後観察時ともに 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)より 0.5 mL 接種(3 歳以上

13 歳未満)の方が抗体価の高い被験者の割合が多かった。

表 2.7.3.3.2.1.1-25 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月

以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 20 0 0 0 0 0 0 0 0HI 2回目接種前 20 6 5 4 0 1 1 3 0 0

事後観察 20 1 1 3 5 6 0 3 0 1同時接種群 1回目接種前 20 20 0 0 0 0 0 0 0 0

2回目接種前 20 8 3 3 1 2 2 1 0 0事後観察 20 0 3 0 6 4 3 3 1 0

単独+同時 1回目接種前 40 40 0 0 0 0 0 0 0 02回目接種前 40 14 8 7 1 3 3 4 0 0事後観察 40 1 4 3 11 10 3 6 1 1

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page59

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 60 表 2.7.3.3.2.1.1-26 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上

13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 18 0 1 0 0 1 0 0 0HI 2回目接種前 20 3 0 1 3 1 5 2 3 2

事後観察 20 1 0 3 1 3 4 3 3 2同時接種群 1回目接種前 20 18 0 0 0 1 1 0 0 0

2回目接種前 20 4 2 1 2 2 3 6 0 0事後観察 20 1 1 2 2 2 3 7 2 0

単独+同時 1回目接種前 40 36 0 1 0 1 2 0 0 02回目接種前 40 7 2 2 5 3 8 8 3 2事後観察 40 2 1 5 3 5 7 10 5 2

解析対象例数

表 2.7.3.3.2.1.1-27 抗体価の頻度分布(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 11 3 3 1 2 0 0 0 0HI 2回目接種前 20 10 3 3 0 2 1 1 0 0

事後観察 20 12 4 0 1 2 1 0 0 0同時接種群 1回目接種前 20 10 3 3 1 1 1 0 0 1

2回目接種前 20 3 2 3 1 2 5 0 1 3事後観察 20 0 1 2 4 6 3 0 1 3

解析対象例数

表 2.7.3.3.2.1.1-28 抗体価の頻度分布(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 19 1 0 0 1 2 6 8 1 0HI 2回目接種前 19 1 0 0 1 3 4 6 4 0

事後観察 19 1 0 0 1 5 4 6 2 0同時接種群 1回目接種前 20 3 1 0 2 3 4 6 1 0

2回目接種前 20 0 0 1 2 1 7 7 2 0事後観察 20 0 0 1 2 1 8 7 1 0

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page60

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 61 表 2.7.3.3.2.1.1-29 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

A(H3N2) 単独接種群 1回目接種前 20 20 0 0 0 0 0 0 0 0HI 2回目接種前 20 18 2 0 0 0 0 0 0 0

事後観察 20 17 2 1 0 0 0 0 0 0同時接種群 1回目接種前 20 14 3 1 0 0 1 1 0 0

2回目接種前 20 5 4 2 4 2 1 0 2 0事後観察 20 0 0 3 3 7 2 3 2 0

解析対象例数

表 2.7.3.3.2.1.1-30 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

A(H3N2) 単独接種群 1回目接種前 19 4 1 4 2 3 4 1 0 0HI 2回目接種前 19 4 0 4 3 3 4 1 0 0

事後観察 19 1 4 1 2 6 4 1 0 0同時接種群 1回目接種前 20 5 1 1 4 2 5 1 0 1

2回目接種前 20 1 0 2 3 3 4 6 0 1事後観察 20 0 1 0 2 5 4 5 2 1

解析対象例数

表 2.7.3.3.2.1.1-31 抗体価の頻度分布(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

B 単独接種群 1回目接種前 20 20 0 0 0 0 0 0 0 0HI 2回目接種前 20 12 4 3 0 1 0 0 0 0

事後観察 20 13 6 0 1 0 0 0 0 0同時接種群 1回目接種前 20 18 0 1 0 1 0 0 0 0

2回目接種前 20 8 4 1 3 2 0 0 0 2事後観察 20 3 4 1 7 2 1 0 0 2

解析対象例数

表 2.7.3.3.2.1.1-32 抗体価の頻度分布(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、

FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

B 単独接種群 1回目接種前 19 9 2 4 2 1 0 1 0 0HI 2回目接種前 19 3 4 6 4 1 0 1 0 0

事後観察 19 3 7 5 2 1 0 1 0 0同時接種群 1回目接種前 20 9 2 2 5 0 2 0 0 0

2回目接種前 20 0 3 1 7 3 5 1 0 0事後観察 20 1 0 5 3 8 2 1 0 0

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page61

Page 79: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 62 2.7.3.3.2.1.2 中和抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-1 試験) (1) 新型インフルエンザに対する中和抗体価の推移(DNK-PEDFLU-1)

FAS での年齢区分全体の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価の要約統計量を

付表 2.7.3.6.1-22 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の中和抗体価の要約統計量を表

2.7.3.3.2.1.2-1 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の中和抗体価の要約統計量を表

2.7.3.3.2.1.2-2 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、事後観察時の新型インフルエン

ザ A(H1N1)に対する中和抗体価について、それぞれ接種群ごとに示した被験者ごとの抗体価

の推移を付図 2.7.3.6.2-17 に、抗体価の推移を群ごとに示した箱ヒゲ図を付図 2.7.3.6.2-18

に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価の幾何平均抗体価は、全群いずれの接種

用量においても 1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値

を示した。2 回目接種前及び事後観察時の各抗体価の幾何平均抗体価は、単独接種群、同時接

種群ともに 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)より 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の方が

高値であった。

表 2.7.3.3.2.1.2-1 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月

以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -中和 (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 25.5 6.24 5 20.0 1280 10.8~60.0(1.406) (0.7951) (0.70) (1.301) (3.11) (1.034~1.779)

事後観察 20 113.1 4.11 5 160.0 2560 58.4~219.2(2.054) (0.6138) (0.70) (2.204) (3.41) (1.766~2.341)

同時接種群 1回目接種前 20 5.4 1.24 5 5.0 10 4.8~5.9(0.729) (0.0927) (0.70) (0.699) (1.00) (0.686~0.772)

2回目接種前 20 20.0 5.38 5 10.0 320 9.1~44.0(1.301) (0.7309) (0.70) (1.000) (2.51) (0.959~1.643)

事後観察 20 144.2 3.38 20 160.0 1280 81.6~254.8(2.159) (0.5284) (1.30) (2.204) (3.11) (1.912~2.406)

単独+同時 1回目接種前 40 5.2 1.17 5 5.0 10 4.9~5.4(0.714) (0.0664) (0.70) (0.699) (1.00) (0.693~0.735)

2回目接種前 40 22.6 5.70 5 14.1 1280 12.9~39.4(1.354) (0.7557) (0.70) (1.151) (3.11) (1.112~1.595)

事後観察 40 127.7 3.70 5 160.0 2560 84.1~194.0(2.106) (0.5678) (0.70) (2.204) (3.41) (1.925~2.288)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page62

Page 80: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 63 表 2.7.3.3.2.1.2-2 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以

上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 8.1 3.02 5 5.0 320 4.8~13.6中和 (0.910) (0.4795) (0.70) (0.699) (2.51) (0.685~1.134)

2回目接種前 20 154.5 6.87 5 160.0 5120 62.7~381.0(2.189) (0.8372) (0.70) (2.204) (3.71) (1.797~2.581)

事後観察 20 278.6 4.41 5 320.0 5120 139.0~558.2(2.445) (0.6449) (0.70) (2.505) (3.71) (2.143~2.747)

同時接種群 1回目接種前 20 7.6 3.04 5 5.0 320 4.5~12.7(0.880) (0.4824) (0.70) (0.699) (2.51) (0.654~1.105)

2回目接種前 20 80.0 5.30 5 113.1 1280 36.7~174.6(1.903) (0.7243) (0.70) (2.054) (3.11) (1.564~2.242)

事後観察 20 177.5 4.02 10 320.0 1280 92.6~340.5(2.249) (0.6042) (1.00) (2.505) (3.11) (1.966~2.532)

単独+同時 1回目接種前 40 7.8 2.99 5 5.0 320 5.5~11.1(0.895) (0.4750) (0.70) (0.699) (2.51) (0.743~1.047)

2回目接種前 40 111.2 6.11 5 160.0 5120 62.3~198.4(2.046) (0.7861) (0.70) (2.204) (3.71) (1.795~2.297)

事後観察 40 222.4 4.21 5 320.0 5120 140.4~352.3(2.347) (0.6247) (0.70) (2.505) (3.71) (2.147~2.547)

(2) 新型インフルエンザに対する中和抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-1)

FAS での年齢区分全体の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率を付

表 2.7.3.6.1-23 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.1.2-3

に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.1.2-4 に示す。

事後観察時の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率①(抗体陽転例

数/解析対象例数、95%信頼区間)は、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)では単独接種群 95.0%

(19/20 例、75.1% - 99.9%)、同時接種群 100.0%(20/20 例、83.2% - 100.0%)、0.5 mL 接種

(3 歳以上 13 歳未満)では単独接種群 90.0%(18/20 例、68.3% - 98.8%)、同時接種群 90.0%

(18/20 例、68.3% - 98.8%)であった。同様に、抗体陽転率②は 0.25 mL 接種では単独接種群

90.0%(18/20 例、68.3% - 98.8%)、同時接種群 85.0%(17/20 例、62.1% - 96.8%)、0.5 mL

接種では単独接種群 90.0%(18/20 例、68.3% - 98.8%)、同時接種群 90.0%(18/20 例、68.3%

- 98.8%)であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の 0.25 mL 接種での抗体陽転率は、単独接

種群、同時接種群いずれの群においても 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であったが、

0.5 mL 接種では 2 回目接種前及び事後観察時いずれも同程度の高値を示した。また、2 回目接

種前、事後観察時いずれの時点においても、単独接種群と同時接種群との間に大きな差はなか

った。

抗体陽転率は、単独接種群、同時接種群ともに、2 回目接種前では 0.25 mL 接種より 0.5 mL

接種の方が高値であったが、事後観察時ではいずれの年齢区分においても同程度の高値を示し

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page63

Page 81: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 64 た。

表 2.7.3.3.2.1.2-3 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 11 55.0 31.5~76.9中和 変化率4倍以上 事後観察 20 19 95.0 75.1~99.9

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5事後観察 20 20 100.0 83.2~100.0

単独+同時 2回目接種前 40 20 50.0 33.8~66.2事後観察 40 39 97.5 86.8~99.9

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 7 35.0 15.4~59.2変化率4倍以上 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 20 6 30.0 11.9~54.3事後観察 20 17 85.0 62.1~96.8

単独+同時 2回目接種前 40 13 32.5 18.6~49.1事後観察 40 35 87.5 73.2~95.8

表 2.7.3.3.2.1.2-4 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳

未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 16 80.0 56.3~94.3中和 変化率4倍以上 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 20 15 75.0 50.9~91.3事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

単独+同時 2回目接種前 40 31 77.5 61.5~89.2事後観察 40 36 90.0 76.3~97.2

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 16 80.0 56.3~94.3変化率4倍以上 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 20 12 60.0 36.1~80.9事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

単独+同時 2回目接種前 40 28 70.0 53.5~83.4事後観察 40 36 90.0 76.3~97.2

(3) 新型インフルエンザに対する中和抗体価の変化率(DNK-PEDFLU-1)

FAS での年齢区分全体の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価変化率の要約統

計量を付表 2.7.3.6.1-24 に、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の中和抗体価変化率の要約

統計量を表 2.7.3.3.2.1.2-5 に、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の中和抗体価変化率の要約

統計量を表 2.7.3.3.2.1.2-6 に示す。また、抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合を付表

2.7.3.6.1-25 及び付表 2.7.3.6.1-26 に示した。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価の変化率は、全群いずれの年齢区分にお

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page64

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 65 いても 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。2 回目接種前の各抗体価の変化率

は、単独接種群、同時接種群ともに 0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種の方が高値であった。事後観

察時の抗体価の変化率は、HI 抗体価の単独接種群では 0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種の方が高値

であったが、それ以外はいずれの年齢区分においても同程度の高値を示した。

表 2.7.3.3.2.1.2-5 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種

(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 5.10 6.239 1.0 4.00 256.0 2.16~12.01中和 (0.707) (0.7951) (0.00) (0.602) (2.41) (0.335~1.080)

事後観察 20 22.63 4.110 1.0 32.00 512.0 11.68~43.84(1.355) (0.6138) (0.00) (1.505) (2.71) (1.067~1.642)

同時接種群 2回目接種前 20 3.73 4.897 1.0 2.00 64.0 1.77~7.85(0.572) (0.6899) (0.00) (0.301) (1.81) (0.249~0.895)

事後観察 20 26.91 3.209 4.0 32.00 256.0 15.59~46.44(1.430) (0.5063) (0.60) (1.505) (2.41) (1.193~1.667)

単独+同時 2回目接種前 40 4.36 5.470 1.0 2.83 256.0 2.53~7.51(0.640) (0.7380) (0.00) (0.452) (2.41) (0.404~0.876)

事後観察 40 24.68 3.603 1.0 32.00 512.0 16.38~37.18(1.392) (0.5567) (0.00) (1.505) (2.71) (1.214~1.570)

表 2.7.3.3.2.1.2-6 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種

(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 19.03 8.532 1.0 16.00 1024.0 6.98~51.89中和 (1.279) (0.9310) (0.00) (1.204) (3.01) (0.844~1.715)

事後観察 20 34.30 5.454 1.0 45.25 1024.0 15.50~75.87(1.535) (0.7367) (0.00) (1.656) (3.01) (1.190~1.880)

同時接種群 2回目接種前 20 10.56 4.858 1.0 8.00 128.0 5.04~22.12(1.024) (0.6865) (0.00) (0.903) (2.11) (0.702~1.345)

事後観察 20 23.43 3.745 2.0 32.00 128.0 12.63~43.46(1.370) (0.5735) (0.30) (1.505) (2.11) (1.101~1.638)

単独+同時 2回目接種前 40 14.17 6.572 1.0 11.31 1024.0 7.76~25.88(1.151) (0.8177) (0.00) (1.054) (3.01) (0.890~1.413)

事後観察 40 28.34 4.540 1.0 32.00 1024.0 17.47~45.98(1.452) (0.6570) (0.00) (1.505) (3.01) (1.242~1.663)

(4) 新型インフルエンザに対する中和抗体価の頻度分布及び逆累積度数分布(DNK-PEDFLU-1)

FAS での 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中

和抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.2-7、逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.1.2-1 に、0.5 mL

接種(3 歳以上 13 歳未満)の中和抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.1.2-8、逆累積度数分布図

を図 2.7.3.3.2.1.2-2 に示す。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page65

Page 83: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 66

いずれの接種用量においても、逆累積度数分布図でみると、単独接種群、同時接種群ともに、

2 回目接種前より事後観察時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。また、同時期にお

いて、単独接種群と同時接種群との間で分布に大きな違いはなかった。逆累積度数分布図でみ

ると、2 回目接種前では 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)より 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳

未満)の方が抗体価の高い被験者の割合が多かったが、事後観察時では分布に大きな違いはな

かった。

表 2.7.3.3.2.1.2-7 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月

以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 20 0 0 0 0 0 0 0 0中和 2回目接種前 20 7 2 4 3 0 0 1 2 1

事後観察 20 1 0 1 5 2 6 3 0 2同時接種群 1回目接種前 20 18 2 0 0 0 0 0 0 0

2回目接種前 20 9 2 3 1 0 1 4 0 0事後観察 20 0 0 3 0 6 4 4 1 2

単独+同時 1回目接種前 40 38 2 0 0 0 0 0 0 02回目接種前 40 16 4 7 4 0 1 5 2 1事後観察 40 1 0 4 5 8 10 7 1 4

解析対象例数

表 2.7.3.3.2.1.2-8 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以

上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)()内は対数変換値(Log10)項目 接種群 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 20 16 0 1 2 0 0 1 0 0中和 2回目接種前 20 3 0 0 2 2 4 4 2 3

事後観察 20 1 0 0 2 1 2 7 4 3同時接種群 1回目接種前 20 17 0 1 0 1 0 1 0 0

2回目接種前 20 1 3 3 2 1 3 4 2 1事後観察 20 0 2 0 2 3 2 5 5 1

単独+同時 1回目接種前 40 33 0 2 2 1 0 2 0 02回目接種前 40 4 3 3 4 3 7 8 4 4事後観察 40 1 2 0 4 4 4 12 9 4

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page66

Page 84: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 67

新型A(H1N1), 中和, 2回目接種前, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

新型A(H1N1), 中和, 事後観察, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

図 2.7.3.3.2.1.2-1 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page67

Page 85: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 68

新型A(H1N1), 中和, 2回目接種前, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

新型A(H1N1), 中和, 事後観察, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

図 2.7.3.3.2.1.2-2 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page68

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 69 2.7.3.3.2.2 DNK-PEDFLU-2 試験の試験結果・・・・・・・・・・・・・・・・・資料番号:

5.3.5.1-2 2.7.3.3.2.2.1 HI 抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-2 試験)

本試験では、抗体陽転率①及び②に基づく解析を行った。以下の抗体陽転率は抗体陽転率②

による解析結果を示している。また、抗体陽転率①の FAS の成績については、付表 2.7.3.6.1-27

- 付表 2.7.3.6.1-29 に示した。

(1) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体価の推移(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価の推移図を図

2.7.3.3.2.2.1-1 に、HI 抗体価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.1-1 に示す。また、1 回目接種

前、2 回目接種前、事後観察時の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価に

ついて、被験者ごとの抗体価の推移を付図 2.7.3.6.2-27 に、抗体価の推移を示した箱ヒゲ図

を付図 2.7.3.6.2-28 に示す。

同様に FAS での A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価の推移図を図

2.7.3.3.2.2.1-2 に、HI 抗体価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.1-2 に示す。また、1 回目接種

前、2 回目接種前、事後観察時の A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価

について、被験者ごとの抗体価の推移を付図 2.7.3.6.2-29 に、抗体価の推移を示した箱ヒゲ

図を付図 2.7.3.6.2-30 に示す。

同様に FASでのB/ブリスベン/60/2008HA抗原に対する抗体価の推移図を図 2.7.3.3.2.2.1-3

に、HI 抗体価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.1-3 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、

事後観察時の B/ブリスベン/60/2008HA 抗原に対する HI 抗体価について、被験者ごとの抗体価

の推移を付図 2.7.3.6.2-31 に、抗体価の推移を示した箱ヒゲ図を付図 2.7.3.6.2-32 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 19.5、2 回目接種前

71.3、事後観察時 129.5 であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 11.0、2 回目

接種前 24.6、事後観察時 66.5 であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 34.8、2 回目接

種前 206.3、事後観察時 258.1 であり、事後観察時の幾何平均抗体価は、2 回目接種前と大差は

なかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 16.8、2 回目接種

前 74.6、事後観察時 158.1 であった。

治験薬 0.25 mL 接種の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 7.8、2 回目接種前 37.3、事後観察時

124.1 であった。

治験薬 0.5 mL 接種の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 36.5、2 回目接種前 149.3、事後観察時

203.2 であり、事後観察時の幾何平均抗体価は、2 回目接種前と大差はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page69

Page 87: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 70

B/ブリスベン/60/2008 の全体の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 10.0、2 回目接種前 24.3、事

後観察時 39.1 であった。

治験薬 0.25 mL 接種の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 5.1、2 回目接種前 9.5、事後観察時 20.0

であった。

治験薬 0.5 mL 接種の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 19.5、2 回目接種前 62.0、事後観察時

78.1 であり、事後観察時の幾何平均抗体価は、2 回目接種前と大差はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page70

Page 88: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 71

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察 図 2.7.3.3.2.2.1-1 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page71

Page 89: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 72 表 2.7.3.3.2.2.1-1 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量

解析対象:FAS 3)上段平均が幾何平均値

項目 用量 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 19.5 4.12 5 10.0 640 13.6~28.2HI (1.291) (0.6146) (0.70) (1.000) (2.81) (1.132~1.450)

2回目接種前 60 71.3 7.93 5 80.0 5120 41.7~121.7(1.853) (0.8991) (0.70) (1.903) (3.71) (1.621~2.085)

事後観察 59 129.5 5.15 5 160.0 5120 84.5~198.5(2.112) (0.7120) (0.70) (2.204) (3.71) (1.927~2.298)

0.25mL 1回目接種前 30 11.0 4.23 5 5.0 640 6.4~18.8(6ヵ月以上 (1.040) (0.6261) (0.70) (0.699) (2.81) (0.806~1.274)3歳未満) 2回目接種前 30 24.6 9.65 5 7.1 5120 10.6~57.4

(1.391) (0.9847) (0.70) (0.849) (3.71) (1.024~1.759)事後観察 30 66.5 6.74 5 40.0 5120 32.6~135.6

(1.823) (0.8289) (0.70) (1.602) (3.71) (1.513~2.132)0.5mL 1回目接種前 30 34.8 3.13 5 40.0 320 22.7~53.4(3歳以上 (1.542) (0.4962) (0.70) (1.602) (2.51) (1.357~1.727)13歳未満) 2回目接種前 30 206.3 3.05 20 160.0 1280 136.1~312.8

(2.314) (0.4840) (1.30) (2.204) (3.11) (2.134~2.495)事後観察 29 258.1 2.48 40 320.0 1280 182.6~364.7

(2.412) (0.3950) (1.60) (2.505) (3.11) (2.261~2.562)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page72

Page 90: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 73

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

図 2.7.3.3.2.2.1-2 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(A(H3N2、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page73

Page 91: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 74 表 2.7.3.3.2.2.1-2 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量

解析対象:FAS 3)上段平均が幾何平均値

項目 用量 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 16.8 3.30 5 20.0 640 12.4~22.9HI (1.226) (0.5188) (0.70) (1.301) (2.81) (1.092~1.360)

2回目接種前 60 74.6 3.85 5 80.0 2560 52.7~105.8(1.873) (0.5858) (0.70) (1.903) (3.41) (1.722~2.024)

事後観察 59 158.1 2.34 20 160.0 1280 126.7~197.3(2.199) (0.3686) (1.30) (2.204) (3.11) (2.103~2.295)

0.25mL 1回目接種前 30 7.8 1.90 5 5.0 40 6.1~9.9(6ヵ月以上 (0.890) (0.2793) (0.70) (0.699) (1.60) (0.785~0.994)3歳未満) 2回目接種前 30 37.3 3.18 5 40.0 640 24.2~57.5

(1.572) (0.5022) (0.70) (1.602) (2.81) (1.384~1.759)事後観察 30 124.1 1.90 40 160.0 640 97.6~157.8

(2.094) (0.2793) (1.60) (2.204) (2.81) (1.989~2.198)0.5mL 1回目接種前 30 36.5 3.06 5 40.0 640 24.0~55.4(3歳以上 (1.562) (0.4856) (0.70) (1.602) (2.81) (1.381~1.743)13歳未満) 2回目接種前 30 149.3 3.22 10 160.0 2560 96.4~231.1

(2.174) (0.5084) (1.00) (2.204) (3.41) (1.984~2.364)事後観察 29 203.2 2.63 20 320.0 1280 140.6~293.6

(2.308) (0.4202) (1.30) (2.505) (3.11) (2.148~2.468)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page74

Page 92: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 75

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

図 2.7.3.3.2.2.1-3 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page75

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 76 表 2.7.3.3.2.2.1-3 抗体価の要約統計量(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量

解析対象:FAS 3)上段平均が幾何平均値

項目 用量 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.0 3.22 5 5.0 1280 7.4~13.5HI (1.000) (0.5080) (0.70) (0.699) (3.11) (0.869~1.131)

2回目接種前 60 24.3 4.17 5 20.0 1280 16.8~35.2(1.386) (0.6199) (0.70) (1.301) (3.11) (1.226~1.546)

事後観察 59 39.1 3.53 5 40.0 1280 28.1~54.3(1.592) (0.5476) (0.70) (1.602) (3.11) (1.449~1.735)

0.25mL 1回目接種前 30 5.1 1.13 5 5.0 10 4.9~5.4(6ヵ月以上 (0.709) (0.0550) (0.70) (0.699) (1.00) (0.688~0.730)3歳未満) 2回目接種前 30 9.5 2.30 5 7.1 80 7.0~13.0

(0.980) (0.3617) (0.70) (0.849) (1.90) (0.845~1.115)事後観察 30 20.0 2.58 5 20.0 80 14.0~28.5

(1.301) (0.4108) (0.70) (1.301) (1.90) (1.148~1.454)0.5mL 1回目接種前 30 19.5 3.88 5 14.1 1280 11.8~32.4(3歳以上 (1.291) (0.5889) (0.70) (1.151) (3.11) (1.071~1.511)13歳未満) 2回目接種前 30 62.0 3.60 5 80.0 1280 38.5~100.1

(1.793) (0.5561) (0.70) (1.903) (3.11) (1.585~2.000)事後観察 29 78.1 3.25 5 80.0 1280 49.9~122.3

(1.893) (0.5119) (0.70) (1.903) (3.11) (1.698~2.087)

(2) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率を表

2.7.3.3.2.2.1-4 に示す。同様に FAS での A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する

HI 抗体の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.2.1-5 に示す。同様に FAS での B/ブリスベン/60/2008HA

抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率を表 2.7.3.3.2.2.1-6 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の抗体陽転率②は、2 回目接種前 51.7%(31/60 例、38.4

- 64.8)、事後観察時 78.0%(46/59 例、65.3 - 87.7)であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の抗体陽転率②は、2 回目接種前 30.0%(9/30 例、

14.7 - 49.4)、事後観察時 66.7%(20/30 例、47.2 - 82.7)であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率②は、2 回目接種前 73.3%(22/30 例、

54.1 - 87.7)、事後観察時 89.7%(26/29 例、72.6 - 97.8)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②

の方が高値であった。また、全体及び治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%

を示した。治験薬 0.25 mL 接種では、事後観察時に抗体陽転率>40%となった。

抗体陽転率①の FAS も同様の結果であった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体の抗体陽転率②は、2 回目接種前 53.3%(32/60 例、40.0

- 66.3)、事後観察時 84.7%(50/59 例、73.0 - 92.8)であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 50.0%(15/30 例、31.3 - 68.7)、事後観

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page76

Page 94: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 77 察時 100.0%(30/30 例、88.4 - 100.0)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 56.7%(17/30 例、37.4 - 74.5)、事後観察

時 69.0%(20/29 例、49.2 - 84.7)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前より事後観察時の抗体陽転率②の

方が高値であった。また、全体及び治験薬 0.25 mL 接種及び治験薬 0.5 mL 接種ともに、2 回目

接種前に抗体陽転率>40%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体の抗体陽転率②は、2 回目接種前 30.0%(18/60 例、18.8 - 43.2)、

事後観察時 45.8%(27/59 例、32.7 - 59.2)であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 16.7%(5/30 例、5.6 - 34.7)事後観察時

36.7%(11/30 例、19.9 - 56.1)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 43.3%(13/30 例、25.5 - 62.6)、事後観察

時 55.2%(16/29 例、35.7 - 73.6)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②

の方が高値であった。また、全体では、事後観察時に抗体陽転率>40%、治験薬 0.5 mL 接種で

は、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示した。治験薬 0.25 mL 接種では、観察期間中は抗体陽

転率>40%を示さなかった。

表 2.7.3.3.2.2.1-4 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 31 51.7 38.4~64.8HI 事後観察 59 46 78.0 65.3~87.7

0.25mL 2回目接種前 30 9 30.0 14.7~49.4(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 20 66.7 47.2~82.70.5mL 2回目接種前 30 22 73.3 54.1~87.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 26 89.7 72.6~97.8

表 2.7.3.3.2.2.1-5 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 32 53.3 40.0~66.3HI 事後観察 59 50 84.7 73.0~92.8

0.25mL 2回目接種前 30 15 50.0 31.3~68.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 30 100.0 88.4~100.00.5mL 2回目接種前 30 17 56.7 37.4~74.5(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 20 69.0 49.2~84.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page77

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 78 表 2.7.3.3.2.2.1-6 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 18 30.0 18.8~43.2HI 事後観察 59 27 45.8 32.7~59.2

0.25mL 2回目接種前 30 5 16.7 5.6~34.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 11 36.7 19.9~56.10.5mL 2回目接種前 30 13 43.3 25.5~62.6(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 16 55.2 35.7~73.6

(3) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率の

要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.1-7 に示す。同様に FAS での A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA

抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.1-8 に示す。同

様に FAS での B/ブリスベン/60/2008HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率の要約統

計量を表 2.7.3.3.2.2.1-9 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 3.6、事後観

察時 6.6 であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 2.2、事

後観察時 6.1 であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 5.9、事後

観察時 7.4 であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体

価変化率の方が高値であった。また、全体及び治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に幾何平

均抗体価変化率>2.5 を示し、治験薬 0.25 mL 接種では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5

を示した。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 4.4、事後観

察時 9.4 であった。

治験薬 0.25 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 4.8、事後観察時 16.0 であった。

治験薬 0.5 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 4.1、事後観察時 5.6 であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体

価変化率の方が高値であった。また、全体、治験薬 0.25 mL 接種及び治験薬 0.5 mL 接種は、す

べて 2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 2.4、事後観察時 3.9 で

あった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page78

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 79

治験薬 0.25 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 1.9、事後観察時 3.9 であった。

幾何平均抗体価変化率は、治験薬 0.5 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 3.2、事

後観察時 4.0 であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体

価変化率の方が高値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に幾何平均抗体価

変化率>2.5 を示し、全体及び治験薬 0.25 mL 接種では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5

を示した。

表 2.7.3.3.2.2.1-7 抗体価の幾何平均抗体価変化率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 19.5(1.291)HI 2回目接種前 60 71.3(1.853) 3.6 1.9~6.9

事後観察 59 129.5(2.112) 6.6 3.8~11.60.25mL 1回目接種前 30 11.0(1.040)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 24.6(1.391) 2.2 0.8~6.03歳未満) 事後観察 30 66.5(1.823) 6.1 2.5~14.50.5mL 1回目接種前 30 34.8(1.542)(3歳以上 2回目接種前 30 206.3(2.314) 5.9 3.3~10.613歳未満) 事後観察 29 258.1(2.412) 7.4 4.3~12.7

表 2.7.3.3.2.2.1-8 抗体価の幾何平均抗体価変化率(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 16.8(1.226)HI 2回目接種前 60 74.6(1.873) 4.4 2.8~7.0

事後観察 59 158.1(2.199) 9.4 6.5~13.70.25mL 1回目接種前 30 7.8(0.890)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 37.3(1.572) 4.8 3.0~7.83歳未満) 事後観察 30 124.1(2.094) 16.0 11.5~22.30.5mL 1回目接種前 30 36.5(1.562)(3歳以上 2回目接種前 30 149.3(2.174) 4.1 2.3~7.413歳未満) 事後観察 29 203.2(2.308) 5.6 3.2~9.6

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page79

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 80 表 2.7.3.3.2.2.1-9 抗体価の幾何平均抗体価変化率(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.0(1.000)HI 2回目接種前 60 24.3(1.386) 2.4 1.5~3.9

事後観察 59 39.1(1.592) 3.9 2.5~6.10.25mL 1回目接種前 30 5.1(0.709)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 9.5(0.980) 1.9 1.4~2.53歳未満) 事後観察 30 20.0(1.301) 3.9 2.8~5.50.5mL 1回目接種前 30 19.5(1.291)(3歳以上 2回目接種前 30 62.0(1.793) 3.2 1.6~6.313歳未満) 事後観察 29 78.1(1.893) 4.0 2.1~7.8

(4) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体価の抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率を表

2.7.3.3.2.2.1-10 に示す。同様に FAS での A(H2N3)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率

を表 2.7.3.3.2.2.1-11 に示す。同様に FAS での B/ブリスベン/60/2008HA 抗原に対する HI 抗

体の抗体保有率を表 2.7.3.3.2.2.1-12 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の抗体保有率は、1 回目接種前 40.0%(24/60 例、27.6

- 53.5)、2 回目接種前 61.7%(37/60 例、48.2 - 73.9)、事後観察時 83.1%(49/59 例、71.0 - 91.6)

であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の抗体保有率は、1 回目接種前 20.0%(6/30 例、

7.7 - 38.6)、2 回目接種前 30.0%(9/30 例、14.7 - 49.4)、事後観察時 66.7%(20/30 例、47.2 - 82.7)

であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体保有率は、1 回目接種前 60.0%(18/30 例、40.6

- 77.3)、2 回目接種前 93.3%(28/30 例、77.9 - 99.2)、事後観察時 100.0%(29/29 例、88.1 - 100.0)

であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種

前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であった。また、全体では、事後観察時に抗体保

有率>70%、治験薬 0.5 mL 接種では、1 回目接種前にに 60.0%の高値を示し、2 回目接種前に抗

体保有率>70%を示し、治験薬 0.25 mL 接種では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかっ

た。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体の抗体保有率は、1 回目接種前 30.0%(18/60 例、18.8

- 43.2)、2 回目接種前 75.0%(45/60 例、62.1 - 85.3)、事後観察時 98.3%(58/59 例、90.9 - 100.0)

であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 3.3%(1/30 例、0.1 - 17.2)、2 回目接種前

53.3%(16/30 例、34.3 - 71.7)事後観察時 100.0%(30/30 例、88.4 - 100.0)であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page80

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 81

治験薬 0.5 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 56.7%(17/30 例、37.4 - 74.5)、2 回目接種

前 96.7%(29/30 例、82.8 - 99.9)、事後観察時 96.6%(28/29 例、82.2 - 99.9)であった。

治験薬 0.5 mL 接種を除いて、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であっ

た。治験薬 0.5 mL 接種では、1 回目接種前に 56.7%の高値を示し、2 回目接種前に 100%に近い

値となった。また、全体及び治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、

治験薬 0.25 mL 接種では、事後観察時に抗体保有率>70%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体の抗体保有率は、1 回目接種前 16.7%(10/60 例、8.3 - 28.5)、2

回目接種前 46.7%(28/60 例、33.7 - 60.0)、事後観察時 61.0%(36/59 例、47.4 - 73.5)であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 0.0%(0/30 例、0.0 - 11.6)、2 回目接種前

16.7%(5/30 例、5.6 - 34.7)、事後観察時 36.7%(11/30 例、19.9 - 56.1)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 33.3%(10/30 例、17.3 - 52.8)、2 回目接種

前 76.7%(23/30 例、57.7 - 90.1)、事後観察時 86.2%(25/29 例、68.3 - 96.1)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の

方が高値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、全

体及び治験薬 0.25 mL 接種では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかった。

表 2.7.3.3.2.2.1-10 抗体保有率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 24 40.0 27.6~53.5HI 2回目接種前 60 37 61.7 48.2~73.9

事後観察 59 49 83.1 71.0~91.60.25mL 1回目接種前 30 6 20.0 7.7~38.6(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 9 30.0 14.7~49.4

事後観察 30 20 66.7 47.2~82.70.5mL 1回目接種前 30 18 60.0 40.6~77.3(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 30 28 93.3 77.9~99.2

事後観察 29 29 100.0 88.1~100.0

表 2.7.3.3.2.2.1-11 抗体保有率(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 18 30.0 18.8~43.2HI 2回目接種前 60 45 75.0 62.1~85.3

事後観察 59 58 98.3 90.9~100.00.25mL 1回目接種前 30 1 3.3 0.1~17.2(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 16 53.3 34.3~71.7

事後観察 30 30 100.0 88.4~100.00.5mL 1回目接種前 30 17 56.7 37.4~74.5(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 30 29 96.7 82.8~99.9

事後観察 29 28 96.6 82.2~99.9

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page81

Page 99: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 82

表 2.7.3.3.2.2.1-12 抗体保有率(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5HI 2回目接種前 60 28 46.7 33.7~60.0

事後観察 59 36 61.0 47.4~73.50.25mL 1回目接種前 30 0 0.0 0.0~11.6(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 5 16.7 5.6~34.7

事後観察 30 11 36.7 19.9~56.10.5mL 1回目接種前 30 10 33.3 17.3~52.8(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 30 23 76.7 57.7~90.1

事後観察 29 25 86.2 68.3~96.1

(5) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体価の頻度分布及び逆累積度数分布

(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体価の頻度分布を表

2.7.3.3.2.2.1-13 に、全体の HI 抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.1-4 に、治験薬

0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の HI 抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.1-5 に、

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の HI 抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.1-6

に示す。同様に FAS での A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価の頻度分

布を表 2.7.3.3.2.2.1-14 に、全体の HI 抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.1-7 に、

治験薬 0.25 mL 接種の HI 抗体価の逆累積度数分布を図 2.7.3.3.2.2.1-8 に、治験薬 0.5 mL 接

種の HI 抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.1-9 に示す。同様に FAS での B/ブリスベ

ン/60/2008HA 抗原に対する HI 抗体価の頻度分布を表 2.7.3.3.2.2.1-15、全体の HI 抗体価の

逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.1-10 に、治験薬 0.25 mL 接種の HI 抗体価の逆累積度数分

布図を図 2.7.3.3.2.2.1-11、治験薬 0.5 mL 接種の HI 抗体価の逆累積度数分布図を図

2.7.3.3.2.2.1-12 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体での抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 10 倍未満であり、抗体価の分布は、1 回目接種前では抗体価 10 倍未満

から抗体価 640 倍までであった。2 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価 10 倍未満であった

が、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上までであった。事後観察時の抗

体価のピークは、抗体価 160 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍

以上であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前及び 2 回目接種前の抗体価の

ピークは、ともに抗体価 10 倍未満であり、抗体価の分布は、1 回目接種前で、抗体価 10 倍未

満から抗体価 640 倍であった。2 回目接種前では、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上で

あった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 40 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page82

Page 100: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 83 未満から抗体価 1280 倍以上であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価

40 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 320 倍までであった。2 回目接種前

及び事後観察時の抗体価のピークは、ともに抗体価 160 倍であり、抗体価の分布は、2 回目接

種前で、抗体価 20 倍から抗体価 1280 倍以上であった。事後観察時での抗体価のピークは抗体

価 60 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 40 倍から抗体価 1280 倍以上であった。

逆累積度数分布図でみると、全体及び治験薬接種量別のいずれの群でも 2 回目接種前より事

後観察時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体での抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 10 倍未満であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 640 倍

までであった。2 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価 80 倍であり、抗体価の分布は、抗体

価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上であった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 160 倍

であり、抗体価の分布は、抗体価 20 倍から抗体価 1280 倍以上であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価

10 倍未満であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 40 倍までであった。2 回目接

種前の抗体価のピークは、抗体価 20 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価

640 倍までであった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 160 倍であり、抗体価の分布は、

抗体価 40 倍から抗体価 640 倍までであった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価

40 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 640 倍までであった。2 回目接種前

の抗体価のピークは、抗体価 80 倍及び抗体価 160 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍か

ら抗体価 1280 倍以上であった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 320 倍であり、抗体価

の分布は、抗体価 20 倍から抗体価 1280 倍以上であった。

逆累積度数分布図でみると、全体及び接種量別のいずれの群でも 2 回目接種前より事後観察

時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体での抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前及び 2 回目接種前

の抗体価のピークは、ともに抗体価 10 倍未満であり、事後観察時の抗体価のピークは、抗体価

40 倍であった。抗体価の分布は、観察時期にかかわらず、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍

以上であった。治験薬 0.25 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目及び 2 回目接種前の抗

体価のピークは、ともに抗体価 10 倍未満であった。抗体価の分布は、1 回目接種前で抗体価 10

倍未満から抗体価 10 倍までであり、2 回目接種前、抗体価 10 倍未満から抗体価 80 倍までであ

った。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 20 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未

満から抗体価 80 倍までであった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価

10 倍未満であり、2 回目接種前及び事後観察時では、ともに抗体価 160 倍であった。抗体価の

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page83

Page 101: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 84 分布は、観察時期にかかわらず、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上であった。

逆累積度数分布図でみると、全体及び接種量別のいずれの群でも 2 回目接種前より事後観察

時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。

表 2.7.3.3.2.2.1-13 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

項目 用量 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 23 8 5 9 7 4 3 1 0HI 2回目接種前 60 15 3 5 3 5 10 6 6 7

事後観察 59 3 3 4 8 9 11 8 5 80.25mL 1回目接種前 30 20 4 0 1 1 2 1 1 0(6ヵ月以上 2回目接種前 30 15 3 3 2 0 1 1 1 43歳未満) 事後観察 30 3 3 4 7 5 2 1 0 50.5mL 1回目接種前 30 3 4 5 8 6 2 2 0 0(3歳以上 2回目接種前 30 0 0 2 1 5 9 5 5 313歳未満) 事後観察 29 0 0 0 1 4 9 7 5 3

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page84

Page 102: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 85

解析対象:FAS用量区分:全体

新型A(H1N1), HI, 2回目接種前, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

新型A(H1N1), HI, 事後観察, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-4 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(全体、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page85

Page 103: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 86

解析対象:FAS用量区分:0.25mL

新型A(H1N1), HI, 2回目接種前, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

新型A(H1N1), HI, 事後観察, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-5 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page86

Page 104: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 87

解析対象:FAS用量区分:0.5mL

新型A(H1N1), HI, 2回目接種前, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

新型A(H1N1), HI, 事後観察, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-6 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page87

Page 105: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 88 表 2.7.3.3.2.2.1-14 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

項目 用量 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 21 6 15 11 3 1 2 1 0HI 2回目接種前 60 2 3 10 11 13 10 5 3 3

事後観察 59 0 0 1 4 16 20 12 4 20.25mL 1回目接種前 30 19 4 6 1 0 0 0 0 0(6ヵ月以上 2回目接種前 30 2 2 10 7 5 2 0 2 03歳未満) 事後観察 30 0 0 0 2 12 13 1 2 00.5mL 1回目接種前 30 2 2 9 10 3 1 2 1 0(3歳以上 2回目接種前 30 0 1 0 4 8 8 5 1 313歳未満) 事後観察 29 0 0 1 2 4 7 11 2 2

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page88

Page 106: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 89

解析対象:FAS用量区分:全体

A(H3N2), HI, 2回目接種前, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

A(H3N2), HI, 事後観察, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-7 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI抗体価)(全体、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page89

Page 107: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 90

解析対象:FAS用量区分:0.25mL

A(H3N2), HI, 2回目接種前, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

A(H3N2), HI, 事後観察, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-8 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価)

(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page90

Page 108: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 91

解析対象:FAS用量区分:0.5mL

A(H3N2), HI, 2回目接種前, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

A(H3N2), HI, 事後観察, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-9 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価)

(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page91

Page 109: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 92 表 2.7.3.3.2.2.1-15 抗体価の頻度分布(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

項目 用量 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

B 全体 1回目接種前 60 37 8 5 4 4 0 1 0 1HI 2回目接種前 60 18 8 6 10 8 8 0 1 1

事後観察 59 7 5 11 15 8 10 1 1 10.25mL 1回目接種前 30 29 1 0 0 0 0 0 0 0(6ヵ月以上 2回目接種前 30 15 8 2 4 1 0 0 0 03歳未満) 事後観察 30 6 4 9 6 5 0 0 0 00.5mL 1回目接種前 30 8 7 5 4 4 0 1 0 1(3歳以上 2回目接種前 30 3 0 4 6 7 8 0 1 113歳未満) 事後観察 29 1 1 2 9 3 10 1 1 1

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page92

Page 110: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 93

解析対象:FAS用量区分:全体

B, HI, 2回目接種前, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

B, HI, 事後観察, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-10 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)(全体、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page93

Page 111: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 94

解析対象:FAS用量区分:0.25mL

B, HI, 2回目接種前, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

B, HI, 事後観察, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-11 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page94

Page 112: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 95

解析対象:FAS用量区分:0.5mL

B, HI, 2回目接種前, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

B, HI, 事後観察, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.1-12 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

2.7.3.3.2.2.2 中和抗体についての試験結果(DNK-PEDFLU-2 試験) 本試験では、抗体陽転率①及び②に基づく解析を行った。以下の抗体陽転率は抗体陽転率②

による解析結果を示している。また、抗体陽転率①の成績については、付表 2.7.3.6.1-30 - 付

表 2.7.3.6.1-32 に示した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page95

Page 113: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 96 (1) 各種インフルエンザに対する中和抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率②を表

2.7.3.3.2.2.2-1 に示す。同様に FAS での A/ビクトリア/210/2009(H3N2)に対する中和抗体

の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.2.2.2-2 に示す。同様に FAS での B/ブリスベン/60/2008 に対する

中和抗体の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.2.2.2-3 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の抗体陽転率②は、2 回目接種前 50.0%(30/60 例、36.8

- 63.2)、事後観察時 78.0%(46/59 例、65.3 - 87.7)であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の抗体陽転率②は、2 回目接種前 33.3%(10/30

例、17.3 - 52.8)、事後観察時 73.3%(22/30 例、54.1 - 87.7)であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率②は、2 回目接種前 66.7%(20/30 例、

47.2 - 82.7)、事後観察時 82.8%(24/29 例、64.2 - 94.2)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②

の方が高値であった。また、全体及び治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%

を示した。治験薬 0.25 mL 接種では、事後観察時に抗体陽転率>40%を示した。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体の抗体陽転率②は、2 回目接種前 51.7%(31/60 例、38.4

- 64.8)、事後観察時 86.4%(51/59 例、75.0 - 94.0)であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 30.0%(9/30 例、14.7 - 49.4)、事後観察

時 90.0%(27/30 例、73.5 - 97.9)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 73.3%(22/30 例、54.1 - 87.7)、事後観察

時 82.8%(24/29 例、64.2 - 94.2)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②

の方が高値であった。また、全体及び治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%

を示した。治験薬 0.25 mL 接種では、事後観察時に抗体陽転率>40%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体の抗体陽転率②は、2 回目接種前 31.7%(19/60 例、20.3 - 45.0)、

事後観察時 39.0%(23/59 例、26.5 - 52.6)であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 13.3%(4/30 例、3.8 - 30.7)事後観察時

23.3%(7/30 例、9.9 - 42.3)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 50.0%(15/30 例、31.3 - 68.7)、事後観察

時 55.2%(16/29 例、35.7 - 73.6)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②

の方が高値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種は、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示した。

全体及び治験薬 0.25 mL 接種は、観察期間中は抗体陽転率>40%を示さなかった。

抗体陽転率①の FAS も同様の結果であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page96

Page 114: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 97 表 2.7.3.3.2.2.2-1 抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 30 50.0 36.8~63.2中和 事後観察 59 46 78.0 65.3~87.7

0.25mL 2回目接種前 30 10 33.3 17.3~52.8(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 22 73.3 54.1~87.70.5mL 2回目接種前 30 20 66.7 47.2~82.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 24 82.8 64.2~94.2

表 2.7.3.3.2.2.2-2 抗体陽転率(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 31 51.7 38.4~64.8中和 事後観察 59 51 86.4 75.0~94.0

0.25mL 2回目接種前 30 9 30.0 14.7~49.4(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 27 90.0 73.5~97.90.5mL 2回目接種前 30 22 73.3 54.1~87.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 24 82.8 64.2~94.2

表 2.7.3.3.2.2.2-3 抗体陽転率(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 19 31.7 20.3~45.0中和 事後観察 59 23 39.0 26.5~52.6

0.25mL 2回目接種前 30 4 13.3 3.8~30.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 7 23.3 9.9~42.30.5mL 2回目接種前 30 15 50.0 31.3~68.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 16 55.2 35.7~73.6

(2) 各種インフルエンザに対する中和抗体の幾何平均抗体価変化率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の幾何平均抗体価変化率の要約統

計量を表 2.7.3.3.2.2.2-4 に示す。同様に FAS での A/ビクトリア/210/2009(H3N2)に対する

中和抗体の幾何平均抗体価変化率の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.2-5 に示す。同様に FAS での

B/ブリスベン /60/2008 に対する中和抗体の幾何平均抗体価変化率の要約統計量を表

2.7.3.3.2.2.2-6 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 3.7、事後観

察時 8.4 であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 2.7、事

後観察時 9.4 であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 5.2、事後

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page97

Page 115: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 98 観察時 7.7 であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体

価変化率の方が高値であった。また、全体及び治験薬 0.25 mL 接種及び治験薬 0.5 mL 接種では、

ともに 2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 4.5、事後観

察時 11.0 であった。

治験薬 0.25 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 3.5、事後観察時 14.3 であった。

治験薬 0.5 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 5.9、事後観察時 8.6 であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体

価変化率の方が高値であった。また、全体、治験薬 0.25 mL 接種及び治験薬 0.5 mL 接種では、

すべて 2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 1.9、事後観察時 2.7 で

あった。

治験薬 0.25 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 1.4、事後観察時 2.3 であった。

治験薬 0.5 mL 接種の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接種前 2.6、事後観察時 3.1 であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体

価変化率の方が高値であった。また、全体では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5、治

験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示し、治験薬 0.25 mL 接種

では、観察期間中は幾何平均抗体価変化率>2.5 を示さなかった。

表 2.7.3.3.2.2.2-4 抗体価の幾何平均抗体価変化率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 37.3(1.572)中和 2回目接種前 60 139.3(2.144) 3.7 1.7~8.0

事後観察 59 312.6(2.495) 8.4 4.4~16.00.25mL 1回目接種前 30 14.8(1.171)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 40.0(1.602) 2.7 0.8~8.73歳未満) 事後観察 30 139.3(2.144) 9.4 3.5~24.90.5mL 1回目接種前 30 94.0(1.973)(3歳以上 2回目接種前 30 485.0(2.686) 5.2 2.8~9.513歳未満) 事後観察 29 721.2(2.858) 7.7 4.2~14.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page98

Page 116: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 99 表 2.7.3.3.2.2.2-5 抗体価の幾何平均抗体価変化率(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 11.2(1.050)中和 2回目接種前 60 51.0(1.707) 4.5 2.6~7.8

事後観察 59 123.6(2.092) 11.0 7.1~17.20.25mL 1回目接種前 30 5.4(0.729)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 18.7(1.271) 3.5 2.1~5.73歳未満) 事後観察 30 76.4(1.883) 14.3 9.9~20.60.5mL 1回目接種前 30 23.5(1.371)(3歳以上 2回目接種前 30 139.3(2.144) 5.9 2.8~12.413歳未満) 事後観察 29 203.2(2.308) 8.6 4.3~17.2

表 2.7.3.3.2.2.2-6 抗体価の幾何平均抗体価変化率(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.2(1.010)中和 2回目接種前 60 19.5(1.291) 1.9 1.2~3.0

事後観察 59 27.1(1.434) 2.7 1.7~4.20.25mL 1回目接種前 30 5.2(0.719)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 7.2(0.860) 1.4 1.0~1.83歳未満) 事後観察 30 12.0(1.080) 2.3 1.6~3.20.5mL 1回目接種前 30 20.0(1.301)(3歳以上 2回目接種前 30 52.8(1.722) 2.6 1.4~5.113歳未満) 事後観察 29 63.0(1.799) 3.1 1.6~6.0

(3) 各種インフルエンザに対する中和抗体価の抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体保有率を表 2.7.3.3.2.2.2-7

に示す。同様に FAS での A(H2N3)に対する中和抗体の抗体保有率を表 2.7.3.3.2.2.2-8 に

示す。同様に FAS での B/ブリスベン /60/2008 に対する中和抗体の抗体保有率を表

2.7.3.3.2.2.2-9 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の抗体保有率は、1 回目接種前 55.0%(33/60 例、41.6

- 67.9)、2 回目接種前 66.7%(40/60 例、53.3 - 78.3)、事後観察時 88.1%(52/59 例、77.1 - 95.1)

であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の抗体保有率は、1 回目接種前 26.7%(8/30 例、

12.3 - 45.9)、2 回目接種前 33.3%(10/30 例、17.3 - 52.8)、事後観察時 76.7%(23/30 例、57.7 - 90.1)

であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体保有率は、1 回目接種前 83.3%(25/30 例、65.3

- 94.4)、2 回目接種前 100.0%(30/30 例、88.4 - 100.0)、事後観察時 100.0%(29/29 例、88.1 - 100.0)

であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page99

Page 117: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 100

治験薬 0.5 mL 接種を除いて、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であっ

た。治験薬 0.5 mL 接種では、1 回目接種前に 83.3%の高値を示し、2 回目接種前に 100%となっ

た。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、全体及び治験薬

0.25 mL 接種は、事後観察時に抗体保有率>70%を示した。

A(H2N3)の全体の抗体保有率は、1 回目接種前 16.7%(10/60 例、8.3 - 28.5)、2 回目接種前

60.0%(36/60 例、46.5 - 72.4)、事後観察時 93.2%(55/59 例、83.5 - 98.1)であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 0.0%(0/30 例、0.0 - 11.6)、2 回目接種前

30.0%(9/30 例、14.7 - 49.4)、事後観察時 90.0%(27/30 例、73.5 - 97.9)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 33.3%(10/30 例、17.3 - 52.8)、2 回目接種

前 90.0%(27/30 例、73.5 - 97.9)、事後観察時 96.6%(28/29 例、82.2 - 99.9)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種

前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であった。また、全体及び治験薬 0.5 mL接種では、

2 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、治験薬 0.25 mL 接種では、事後観察時に抗体保有率

>70%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体の抗体保有率は、1 回目接種前 16.7%(10/60 例、8.3 - 28.5)、2

回目接種前 45.0%(27/60 例、32.1 - 58.4)、事後観察時 52.5%(31/59 例、39.1 - 65.7)であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 0.0%(0/30 例、0.0 - 11.6)、2 回目接種前

13.3%(4/30 例、3.8 - 30.7)事後観察時 23.3%(7/30 例、9.9 - 42.3)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体保有率は、1 回目接種前 33.3%(10/30 例、17.3 - 52.8)、2 回目接種

前 76.7%(23/30 例、57.7 - 90.1)、事後観察時 82.8%(24/29 例、64.2 - 94.2)であった。

全体及びいずれの治験薬接種用量においても、1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種

前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目

接種前に抗体保有率>70%を示し、全体及び治験薬 0.25 mL 接種では、観察期間中は抗体保有率

>70%を示さなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page100

Page 118: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 101 表 2.7.3.3.2.2.2-7 抗体保有率(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 33 55.0 41.6~67.9中和 2回目接種前 60 40 66.7 53.3~78.3

事後観察 59 52 88.1 77.1~95.10.25mL 1回目接種前 30 8 26.7 12.3~45.9(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 10 33.3 17.3~52.8

事後観察 30 23 76.7 57.7~90.10.5mL 1回目接種前 30 25 83.3 65.3~94.4(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 30 30 100.0 88.4~100.0

事後観察 29 29 100.0 88.1~100.0

表 2.7.3.3.2.2.2-8 抗体保有率(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5中和 2回目接種前 60 36 60.0 46.5~72.4

事後観察 59 55 93.2 83.5~98.10.25mL 1回目接種前 30 0 0.0 0.0~11.6(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 9 30.0 14.7~49.4

事後観察 30 27 90.0 73.5~97.90.5mL 1回目接種前 30 10 33.3 17.3~52.8(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 30 27 90.0 73.5~97.9

事後観察 29 28 96.6 82.2~99.9

表 2.7.3.3.2.2.2-9 抗体保有率(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5中和 2回目接種前 60 27 45.0 32.1~58.4

事後観察 59 31 52.5 39.1~65.70.25mL 1回目接種前 30 0 0.0 0.0~11.6(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 4 13.3 3.8~30.7

事後観察 30 7 23.3 9.9~42.30.5mL 1回目接種前 30 10 33.3 17.3~52.8(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 30 23 76.7 57.7~90.1

事後観察 29 24 82.8 64.2~94.2

(4) 各種インフルエンザに対する中和抗体価の推移(DNK-PEDFLU-2)

FAS での新型インフルエンザ A(H1N1)の中和抗体価の推移図を図 2.7.3.3.2.2.2-1 に、中和

抗体価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.2-10 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、事後

観察時の新型インフルエンザ A(H1N1)対する中和抗体価について、被験者ごとの抗体価の推

移を付図 2.7.3.6.2-33 に、抗体価の推移を示した箱ヒゲ図を付図 2.7.3.6.2-34 に示す。同様

に FAS での A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の中和抗体価の推移図を図 2.7.3.3.2.2.2-2 に、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page101

Page 119: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 102 中和抗体価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.2-11 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、

事後観察時の A/ビクトリア/210/2009(H3N2)対する中和抗体価について、被験者ごとの抗体

価の推移を付図 2.7.3.6.2-35 に、抗体価の推移を示した箱ヒゲ図を付図 2.7.3.6.2-36 に示す。

同様に FAS での B/ブリスベン/60/2008 の中和抗体価の推移図を図 2.7.3.3.2.2.2-3 に、中和抗体

価の要約統計量を表 2.7.3.3.2.2.2-12 に示す。また、1 回目接種前、2 回目接種前、事後観察

時の B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗体価について、被験者ごとの抗体価の推移を付図

2.7.3.6.2-37 に、抗体価の推移を示した箱ヒゲ図を付図 2.7.3.6.2-38 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 37.3、2 回目接種前

139.3、事後観察時 312.6 であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 14.8、2 回目

接種前 40.0、事後観察時 139.3 であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 94.0、2 回目接

種前 485.0、事後観察時 721.2 であり、事後観察時の幾何平均抗体価は、2 回目接種前と大差は

なかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 11.2、2 回目接種

前 51.0、事後観察時 123.6 であった。

治験薬 0.25 mL 接種の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 5.4、2 回目接種前 18.7、事後観察時

76.4 であった。

治験薬 0.5 mL 接種の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 23.5、2 回目接種前 139.3、事後観察時

203.2 であり、事後観察時の幾何平均抗体価は、2 回目接種前と大差はなかった。

B/ブリスベン/60/2008 の全体の幾何平均抗体価は、1 回目接種前 10.2、2 回目接種前 19.5、事

後観察時 27.1 であった。

治験薬 0.25 mL 接種では、1 回目接種前 5.2、2 回目接種前 7.2、事後観察時 12.0 であった。

治験薬 0.5 mL 接種では、1 回目接種前 20.0、2 回目接種前 52.8、事後観察時 63.0 であり、事

後観察時の幾何平均抗体価は、2 回目接種前と大差はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page102

Page 120: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 103

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

図 2.7.3.3.2.2.2-1 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page103

Page 121: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 104 表 2.7.3.3.2.2.2-10 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量

解析対象:FAS 3)上段平均が幾何平均値

項目 用量 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 37.3 5.99 5 40.0 1280 23.5~59.3中和 (1.572) (0.7773) (0.70) (1.602) (3.11) (1.371~1.773)

2回目接種前 60 139.3 10.81 5 320.0 20480 75.3~257.6(2.144) (1.0336) (0.70) (2.505) (4.31) (1.877~2.411)

事後観察 59 312.6 5.95 10 320.0 10240 196.4~497.5(2.495) (0.7745) (1.00) (2.505) (4.01) (2.293~2.697)

0.25mL 1回目接種前 30 14.8 5.93 5 5.0 1280 7.6~28.8(6ヵ月以上 (1.171) (0.7733) (0.70) (0.699) (3.11) (0.882~1.459)3歳未満) 2回目接種前 30 40.0 14.25 5 10.0 20480 14.8~107.9

(1.602) (1.1538) (0.70) (1.000) (4.31) (1.171~2.033)事後観察 30 139.3 7.31 10 80.0 10240 66.3~292.7

(2.144) (0.8638) (1.00) (1.903) (4.01) (1.821~2.466)0.5mL 1回目接種前 30 94.0 3.51 5 113.1 640 58.8~150.4(3歳以上 (1.973) (0.5459) (0.70) (2.054) (2.81) (1.769~2.177)13歳未満) 2回目接種前 30 485.0 3.05 40 320.0 5120 319.7~735.8

(2.686) (0.4848) (1.60) (2.505) (3.71) (2.505~2.867)事後観察 29 721.2 2.81 80 640.0 5120 487.0~1068.2

(2.858) (0.4484) (1.90) (2.806) (3.71) (2.688~3.029)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page104

Page 122: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 105

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

図 2.7.3.3.2.2.2-2 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page105

Page 123: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 106 表 2.7.3.3.2.2.2-11 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量

解析対象:FAS 3)上段平均が幾何平均値

項目 用量 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 11.2 3.56 5 5.0 640 8.1~15.6中和 (1.050) (0.5519) (0.70) (0.699) (2.81) (0.908~1.193)

2回目接種前 60 51.0 5.51 5 40.0 2560 32.8~79.2(1.707) (0.7412) (0.70) (1.602) (3.41) (1.516~1.899)

事後観察 59 123.6 3.23 10 80.0 2560 91.0~167.7(2.092) (0.5090) (1.00) (1.903) (3.41) (1.959~2.225)

0.25mL 1回目接種前 30 5.4 1.32 5 5.0 20 4.8~5.9(6ヵ月以上 (0.729) (0.1212) (0.70) (0.699) (1.30) (0.684~0.774)3歳未満) 2回目接種前 30 18.7 3.83 5 14.1 1280 11.3~30.8

(1.271) (0.5828) (0.70) (1.151) (3.11) (1.053~1.489)事後観察 30 76.4 2.62 20 80.0 1280 53.3~109.4

(1.883) (0.4178) (1.30) (1.903) (3.11) (1.727~2.039)0.5mL 1回目接種前 30 23.5 4.23 5 20.0 640 13.7~40.3(3歳以上 (1.371) (0.6259) (0.70) (1.301) (2.81) (1.138~1.605)13歳未満) 2回目接種前 30 139.3 4.16 5 160.0 2560 81.8~237.3

(2.144) (0.6195) (0.70) (2.204) (3.41) (1.913~2.375)事後観察 29 203.2 3.24 10 160.0 2560 129.9~317.8

(2.308) (0.5106) (1.00) (2.204) (3.41) (2.114~2.502)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page106

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 107

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

平均値±標準偏差

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

図 2.7.3.3.2.2.2-3 抗体価の推移図(平均値 ± 標準偏差)(B、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page107

Page 125: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 108 表 2.7.3.3.2.2.2-12 抗体価の要約統計量(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量

解析対象:FAS 3)上段平均が幾何平均値

項目 用量 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.2 3.04 5 5.0 1280 7.7~13.6中和 (1.010) (0.4831) (0.70) (0.699) (3.11) (0.885~1.135)

2回目接種前 60 19.5 4.21 5 20.0 1280 13.5~28.3(1.291) (0.6245) (0.70) (1.301) (3.11) (1.130~1.452)

事後観察 59 27.1 3.86 5 40.0 1280 19.1~38.6(1.434) (0.5870) (0.70) (1.602) (3.11) (1.281~1.587)

0.25mL 1回目接種前 30 5.2 1.19 5 5.0 10 4.9~5.6(6ヵ月以上 (0.719) (0.0764) (0.70) (0.699) (1.00) (0.691~0.748)3歳未満) 2回目接種前 30 7.2 2.11 5 5.0 40 5.5~9.6

(0.860) (0.3234) (0.70) (0.699) (1.60) (0.739~0.980)事後観察 30 12.0 2.44 5 10.0 80 8.6~16.8

(1.080) (0.3867) (0.70) (1.000) (1.90) (0.936~1.225)0.5mL 1回目接種前 30 20.0 3.48 5 20.0 1280 12.6~31.9(3歳以上 (1.301) (0.5420) (0.70) (1.301) (3.11) (1.099~1.503)13歳未満) 2回目接種前 30 52.8 3.56 5 40.0 1280 32.9~84.8

(1.722) (0.5511) (0.70) (1.602) (3.11) (1.517~1.928)事後観察 29 63.0 3.43 5 80.0 1280 39.4~100.7

(1.799) (0.5353) (0.70) (1.903) (3.11) (1.596~2.003)

(5) 各種インフルエンザに対する中和抗体価の頻度分布及び逆累積度数分布(DNK-PEDFLU-2)

FAS での全体、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上

13 歳未満)の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価の頻度分布を表

2.7.3.3.2.2.2-13 に、全体の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-4 に、治験薬

0.25 mL 接種の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-5 に、治験薬 0.5 mL 接種の

中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-6 に示す。同様に FAS での全体、治験薬

0.25 mL 接種、治験薬 0.5 mL 接種の A/ビクトリア/210/2009(H3N2)に対する中和抗体価の頻

度分布を表 2.7.3.3.2.2.2-14 に、全体の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-7

に、治験薬 0.25 mL 接種の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-8 に、治験薬 0.5

mL接種の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-9に示す。同様にFASでの全体、

治験薬 0.25 mL 接種、治験薬 0.5 mL 接種の B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗体価の頻度分

布を表 2.7.3.3.2.2.2-15 に、全体の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-10 に、

治験薬 0.25 mL 接種の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-11 に、治験薬 0.5 mL

接種の中和抗体価の逆累積度数分布図を図 2.7.3.3.2.2.2-12 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の全体での抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 10 倍未満であり、2 回目接種前では、抗体価 1280 倍以上であった。事

後観察時の抗体価のピークは、抗体価 1280 倍以上であった。抗体価の分布は、観察時期にかか

わらず、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前及び 2 回目接種前の抗体価の

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page108

Page 126: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 109 ピークは、抗体価 10 倍未満であり、1 回目接種前及び 2 回目接種前の抗体価の分布は、抗体価

10 倍未満から抗体価 1280 倍以上であった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 20 倍であ

った。抗体価の分布は、事後観察時のみ抗体価 10 倍から抗体価 1280 倍以上であり、全体及び

治験薬 0.25 mL 接種では抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、160 倍で

あり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 640 倍までであった。2 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 320 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 40 倍から抗体価 1280 倍以上で

あった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 640 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 80 倍

から抗体価 1280 倍以上であった。

逆累積度数分布図でみると、全体及び接種量別のいずれの群でも 2 回目接種前より事後観察

時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の全体での抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 10 倍未満であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 640 倍

であった。2 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価 10 倍未満及び抗体価 80 倍であり、抗体

価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上であった。事後観察時の抗体価のピーク

は、抗体価 80 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍から抗体価 1280 倍以上であった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、10 倍未

満であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 20 倍であった。2 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 10 倍未満であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍

以上であった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 80 倍であり、抗体価の分布は、抗体価

20 倍から抗体価 1280 倍以上であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、20 倍で

あり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 640 倍までであった。2 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 80 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上

であった。事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 160 倍であり、抗体価の分布は、抗体価 10

倍から抗体価 1280 倍以上であった。

逆累積度数分布図でみると、全体及び接種量別のいずれの群でも 2 回目接種前より事後観察

時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。

B/ブリスベン/60/2008 の全体での抗体価の頻度分布をみると、1 回目及び 2 回目接種前の抗体

価のピークは、抗体価 10 倍未満であり、事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 40 倍であっ

た。また、抗体価の分布は、観察時期にかかわらず抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上で

あった。

治験薬 0.25 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、抗体価のピークは、抗体価 10 倍未満であ

った。抗体価の分布は、1 回目接種前では抗体価 10 倍未満から抗体価 10 倍、2 回目接種前では、

抗体価 10 倍未満から抗体価 40 倍であり、事後観察時では、抗体価 10 倍未満から抗体価 80 倍

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page109

Page 127: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 110 であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体価の頻度分布をみると、1 回目接種前の抗体価のピークは、抗体価

10 倍であり、2 回目接種前及び事後観察時の抗体価のピークは、抗体価 40 倍であった。抗体価

の分布は、観察時期にかかわらず、抗体価 10 倍未満から抗体価 1280 倍以上であった。

逆累積度数分布図でみると、全体及び接種量別のいずれでの群でも 2 回目接種前より事後観

察時の方が抗体価の高い被験者の割合が増加した。

表 2.7.3.3.2.2.2-13 抗体価の頻度分布(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

項目 用量 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 20 3 4 8 5 8 7 3 2中和 2回目接種前 60 11 5 4 3 1 4 11 8 13

事後観察 59 0 1 6 5 6 6 9 12 140.25mL 1回目接種前 30 19 2 1 2 1 1 2 0 2(6ヵ月以上 2回目接種前 30 11 5 4 1 1 1 0 2 53歳未満) 事後観察 30 0 1 6 5 5 4 3 1 50.5mL 1回目接種前 30 1 1 3 6 4 7 5 3 0(3歳以上 2回目接種前 30 0 0 0 2 0 3 11 6 813歳未満) 事後観察 29 0 0 0 0 1 2 6 11 9

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page110

Page 128: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 111

解析対象:FAS用量区分:全体

新型A(H1N1), 中和, 2回目接種前, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

新型A(H1N1), 中和, 事後観察, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-4 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(全体、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page111

Page 129: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 112

解析対象:FAS用量区分:0.25mL

新型A(H1N1), 中和, 2回目接種前, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

新型A(H1N1), 中和, 事後観察, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-5 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page112

Page 130: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 113

解析対象:FAS用量区分:0.5mL

新型A(H1N1), 中和, 2回目接種前, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

新型A(H1N1), 中和, 事後観察, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-6 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page113

Page 131: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 114 表 2.7.3.3.2.2.2-14 抗体価の頻度分布(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

項目 用量 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 36 4 10 4 1 2 1 2 0中和 2回目接種前 60 9 8 7 8 9 7 6 2 4

事後観察 59 0 1 3 9 20 13 3 5 50.25mL 1回目接種前 30 28 1 1 0 0 0 0 0 0(6ヵ月以上 2回目接種前 30 8 7 6 5 1 1 1 0 13歳未満) 事後観察 30 0 0 3 7 16 1 1 0 20.5mL 1回目接種前 30 8 3 9 4 1 2 1 2 0(3歳以上 2回目接種前 30 1 1 1 3 8 6 5 2 313歳未満) 事後観察 29 0 1 0 2 4 12 2 5 3

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page114

Page 132: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 115

解析対象:FAS用量区分:全体

A(H3N2), 中和, 2回目接種前, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

A(H3N2), 中和, 事後観察, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-7 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、中和抗体価)(全体、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page115

Page 133: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 116

解析対象:FAS用量区分:0.25mL

A(H3N2), 中和, 2回目接種前, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

A(H3N2), 中和, 事後観察, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-8 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、中和抗体価)

(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page116

Page 134: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 117

解析対象:FAS用量区分:0.5mL

A(H3N2), 中和, 2回目接種前, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

A(H3N2), 中和, 事後観察, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-9 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、中和抗体価)

(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page117

Page 135: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 118 表 2.7.3.3.2.2.2-15 抗体価の頻度分布(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

項目 用量 時期 抗体価 1)

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

B 全体 1回目接種前 60 34 10 6 5 3 1 0 0 1中和 2回目接種前 60 26 3 4 13 7 5 0 1 1

事後観察 59 14 7 7 15 8 5 1 1 10.25mL 1回目接種前 30 28 2 0 0 0 0 0 0 0(6ヵ月以上 2回目接種前 30 23 2 1 4 0 0 0 0 03歳未満) 事後観察 30 12 6 5 6 1 0 0 0 00.5mL 1回目接種前 30 6 8 6 5 3 1 0 0 1(3歳以上 2回目接種前 30 3 1 3 9 7 5 0 1 113歳未満) 事後観察 29 2 1 2 9 7 5 1 1 1

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page118

Page 136: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 119

解析対象:FAS用量区分:全体

B, 中和, 2回目接種前, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

B, 中和, 事後観察, 全体

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-10 抗体価の逆累積度数分布図(B、中和抗体価)(全体、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page119

Page 137: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 120

解析対象:FAS用量区分:0.25mL

B, 中和, 2回目接種前, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

B, 中和, 事後観察, 0.25mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-11 抗体価の逆累積度数分布図(B、中和抗体価)(治験薬 0.25 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page120

Page 138: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 121

解析対象:FAS用量区分:0.5mL

B, 中和, 2回目接種前, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

B, 中和, 事後観察, 0.5mL

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

図 2.7.3.3.2.2.2-12 抗体価の逆累積度数分布図(B、中和抗体価)(治験薬 0.5 mL 接種、FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

2.7.3.3.3 EMA 基準による抗体価の評価 季節性インフルエンザワクチンに関して、欧州医薬品庁(EMA)のガイドラインでは、有効

性に関する 3 項目の基準が設定され、うち 1 つ以上が基準を満たすべきとされている。本治験

の被験者の年齢範囲は明記されていないが、18 歳以上 60 歳未満の基準 3)を参考にして、申請者

は評価基準を下記に示すとおり定義した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page121

Page 139: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 122

1) 「HI 抗体価が接種前に 10 倍未満かつ接種後 40 倍以上」又は「HI 抗体価が接種前に 10 倍

以上かつ抗体価の変化率が 4 倍以上」の割合(抗体陽転率)が 40%より大

2) 幾何平均抗体価(GMT)の接種前後の増加倍率(抗体価変化率)が 2.5 倍より大

3) HI 抗体価 40 倍以上の割合(抗体保有率)が 70%より大

(1) DNK-PEDFLU-1 試験の試験結果

EMA の 1)、2)及び 3)の基準による HI 抗体価の接種量別の評価結果を表 2.7.3.3.3-1 に

示した。また、各種インフルエンザ HA 抗原に対する EMA 基準による抗体価の評価を付表

2.7.3.6.1-33 - 付表 2.7.3.6.1-40 に示した。

EMA のインフルエンザワクチンの評価基準 1)、2)及び 3)は、新型インフルエンザ A(H1N1)

に対する HI 抗体価は、事後観察時において単独接種群、同時接種群ともに、0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)いずれも 3 項目すべての基準を満たし

ており、小児への DNK-FLU(H1)の 2 回接種は、EMA の評価基準を上回る効果が得られた。

一方、季節性インフルエンザに関しては、同時接種群における季節性インフルエンザ(A/ブ

リスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008)に対す

る HI 抗体価は、事後観察時において 0.25 mL 接種ではそれぞれ 3、3、2 項目を満たし、0.5 mL

接種ではそれぞれ 1、3、1 項目を満たしており、小児への DNK-FLU(TIV)の接種は、EMA

の評価基準を上回る効果が得られた。

(2) DNK-PEDFLU-2 試験の試験結果

EMA の 1)、2)及び 3)の基準による HI 抗体価の接種量別の評価結果を表 2.7.3.3.3-2 に

示した。

EMA のインフルエンザワクチンの評価基準 1)、2)及び 3)は、新型インフルエンザ A(H1N1)

に対する HI 抗体価の事後観察時において、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 2 項目、0.5 mL

接種(3 歳以上 13 歳未満)では 3 項目すべての基準を満たしており、小児への DNK-FLU(H1)

の 2 回接種は、EMA の評価基準を上回る効果が得られた。

一方、季節性インフルエンザに関しては、季節性インフルエンザ(A/ビクトリア/210/2009

(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008)に対する HI 抗体価は、事後観察時において 0.25 mL 接種で

はそれぞれ 3、1 項目を満たし、0.5 mL 接種ではそれぞれ 3、3 項目を満たしており、小児への

DNK-FLU の接種は、EMA の評価基準を上回る効果が得られた。なお、抗体陽転定義を『「HI

抗体価が接種前に 10 倍未満かつ接種後 40 倍以上」又は「HI 抗体価が接種前に 10 倍以上かつ

抗体価の変化率が 4 倍以上」』とした EMA の抗体陽転率基準と「接種後抗体価が 40 倍以上か

つ 1 回目接種前からの変化率 4 倍以上」とした抗体陽転率②は、本治験では同値であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page122

Page 140: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 123 表 2.7.3.3.3-1 DNK-PEDFLU-1 試験の抗体価の総合評価(EMA 基準)

*:判定基準を満たしていることを示す**:3項目の判定基準のうち一つ以上を満たすことを示す

解析対象:FAS 測定項目:HI抗体価接種群 用量 時期 評価項目 判定基準

0.25mL 2回目接種前 解析対象例数 20 20 20 20(6ヵ月以上 抗体陽転1)率 >40% 25.0% 10.0% 0.0% 5.0%

3歳未満) GMT変化率 >2.5 4.0 * 1.3 1.1 1.6抗体保有率 >70% 25.0% 20.0% 0.0% 5.0%

**事後観察 解析対象例数 20 20 20 20

抗体陽転1)率 >40% 75.0% * 5.0% 0.0% 5.0%

GMT変化率 >2.5 12.1 * 1.0 1.1 1.4抗体保有率 >70% 75.0% * 20.0% 0.0% 5.0%

単独接種群 **0.5mL 2回目接種前 解析対象例数 20 19 19 19(3歳以上 抗体陽転1)率 >40% 75.0% * 0.0% 5.3% 5.3%

13歳未満) GMT変化率 >2.5 17.1 * 1.1 1.1 1.5抗体保有率 >70% 80.0% * 94.7% * 57.9% 31.6%

**事後観察 解析対象例数 20 19 19 19

抗体陽転1)率 >40% 75.0% * 0.0% 5.3% 0.0%

GMT変化率 >2.5 21.9 * 0.9 1.4 1.3抗体保有率 >70% 80.0% * 94.7% * 68.4% 21.1%

** **0.25mL 2回目接種前 解析対象例数 20 20 20 20(6ヵ月以上 抗体陽転1)率 >40% 30.0% 55.0% * 35.0% 35.0%

3歳未満) GMT変化率 >2.5 3.5 * 5.3 * 2.9 * 3.2 *抗体保有率 >70% 30.0% 60.0% 45.0% 35.0%

** ** **事後観察 解析対象例数 20 20 20 20

抗体陽転1)率 >40% 85.0% * 80.0% * 80.0% * 60.0% *

GMT変化率 >2.5 14.4 * 7.7 * 10.9 * 5.7 *抗体保有率 >70% 85.0% * 85.0% * 85.0% * 60.0%

同時接種群 ** ** ** **0.5mL 2回目接種前 解析対象例数 20 20 20 20(3歳以上 抗体陽転1)率 >40% 60.0% * 25.0% 30.0% 40.0%

13歳未満) GMT変化率 >2.5 8.0 * 2.1 2.5 3.7 *抗体保有率 >70% 65.0% 95.0% * 85.0% * 80.0% *

** ** ** **事後観察 解析対象例数 20 20 20 20

抗体陽転1)率 >40% 70.0% * 25.0% 45.0% * 30.0%

GMT変化率 >2.5 16.6 * 1.9 3.7 * 3.5 *抗体保有率 >70% 80.0% * 95.0% * 95.0% * 70.0%

** ** ** **

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

**

**

1)「抗体価が接種前に10倍未満かつ接種後40倍以上」又は 「抗体価が接種前に10倍以上かつ抗体価の変化率が4倍以上」

A(H3N2) BA(H1N1)新型A(H1N1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page123

Page 141: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 124 表 2.7.3.3.3-2 DNK-PEDFLU-2 試験の抗体価の総合評価(EMA 基準)

*:判定基準を満たしていることを示す**:3項目の判定基準のうち一つ以上を満たすことを示す

解析対象:FAS 測定項目:HI抗体価用量 時期 評価項目 判定基準全体 2回目接種前 解析対象例数 60 60 60

抗体陽転1)率 >40% 51.7% * 53.3% * 30.0%

GMT変化率 >2.5 3.6 * 4.4 * 2.4抗体保有率 >70% 61.7% 75.0% * 46.7%

** **事後観察 解析対象例数 59 59 59

抗体陽転1)率 >40% 78.0% * 84.7% * 45.8% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 9.4 * 3.9 *抗体保有率 >70% 83.1% * 98.3% * 61.0%

** ** **0.25mL 2回目接種前 解析対象例数 30 30 30(6ヵ月以上3歳未満) 抗体陽転1)率 >40% 30.0% 50.0% * 16.7%

GMT変化率 >2.5 2.2 4.8 * 1.9抗体保有率 >70% 30.0% 53.3% 16.7%

**事後観察 解析対象例数 30 30 30

抗体陽転1)率 >40% 66.7% * 100.0% * 36.7%

GMT変化率 >2.5 6.1 * 16.0 * 3.9 *抗体保有率 >70% 66.7% 100.0% * 36.7%

** ** **0.5mL 2回目接種前 解析対象例数 30 30 30(3歳以上13歳未満) 抗体陽転1)率 >40% 73.3% * 56.7% * 43.3% *

GMT変化率 >2.5 5.9 * 4.1 * 3.2 *抗体保有率 >70% 93.3% * 96.7% * 76.7% *

** ** **事後観察 解析対象例数 29 29 29

抗体陽転1)率 >40% 89.7% * 69.0% * 55.2% *

GMT変化率 >2.5 7.4 * 5.6 * 4.0 *抗体保有率 >70% 100.0% * 96.6% * 86.2% *

** ** **

1)「抗体価が接種前に10倍未満かつ接種後40倍以上」又は 「抗体価が接種前に10倍以上かつ抗体価の変化率が4倍以上」

新型A(H1N1) A(H3N2) B

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

2.7.3.3.3.1 DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 の試験結果の比較 DNK-PEDFLU-1 試験と DNK-PEDFLU-2 試験の総合評価の基となる抗体陽転率②、幾何平均

抗体価変化率、抗体保有率及びその他のデータとして幾何平均抗体価(GMT)を表

2.7.3.3.3.1-1 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)及び B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価の接種

用量別の抗体陽転率②、幾何平均抗体価変化率、抗体保有率及び幾何平均抗体価を

DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験間で比較した。また、DNK-PEDFLU-1 試験で A/ウル

グアイ/716/2007(H3N2)及び DNK-PEDFLU-2 試験で A/ビクトリア/210/2009(H3N2)で株が

異なるが、A(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体価の各データを同様に比較した。その結果、各

値が試験間で 2 倍以上の差違を示したものは、0.25 mL 接種では、新型インフルエンザ A(H1N1)

の 1 回目接種前の幾何平均抗体価と抗体保有率及び事後観察時の幾何平均抗体価変化率、B/ブ

リスベン/60/2008 及び A(H3N2)の 1 回目接種前の抗体保有率及び B/ブリスベン/60/2008 の 2

回目接種前の抗体保有率及び抗体陽転率であり、その他は近似していた。また、0.5 mL 接種で

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page124

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 125 は新型インフルエンザ A(H1N1)の観察期間中のすべての幾何平均抗体価、1 回目接種前の抗

体保有率及び事後観察時の幾何平均抗体価変化率であり、それ以外は近似していた。

表 2.7.3.3.3.1-1 DNK-PEDFLU-1 試験と DNK-PEDFLU-2 試験の免疫原性評価比較

1)「抗体価が接種前に10倍未満かつ接種後40倍以上」又は解析対象:FAS 測定項目:HI抗体価 「抗体価が接種前に10倍以上かつ抗体価の変化率が4倍以上」

DNK-1試験 DNK-2試験 DNK-1試験 DNK-2試験 DNK-1試験 DNK-2試験

1回目接種前 20 30 20 30 20 30

2回目接種前 20 30 20 30 20 30

事後観察 20 30 20 30 20 30

0.25mL 1回目接種前 5.0 11.0 8.7 7.8 6.2 5.1

(6ヵ月以上 2回目接種前 17.4 24.6 25.5 37.3 20.0 9.5

3歳未満) 事後観察 72.1 66.5 95.1 124.1 34.8 20.0

1回目接種前 0.0% 20.0% 10.0% 3.3% 5.0% 0.0%

2回目接種前 30.0% 30.0% 45.0% 53.3% 35.0% 16.7%

事後観察 85.0% 66.7% 85.0% 100.0% 60.0% 36.7%

2回目接種前 30.0% 30.0% 35.0% 50.0% 35.0% 16.7%

事後観察 85.0% 66.7% 80.0% 100.0% 60.0% 36.7%

2回目接種前 3.5 2.2 2.9 4.8 3.2 1.9

事後観察 14.4 6.1 10.9 16.0 5.7 3.9

1回目接種前 20 30 20 30 20 30

2回目接種前 20 30 20 30 20 30

事後観察 20 29 20 29 20 29

0.5mL 1回目接種前 6.8 34.8 42.9 36.5 14.6 19.5

(3歳以上 2回目接種前 54.6 206.3 109.3 149.3 54.6 62.0

13歳未満) 事後観察 113.1 258.1 160.0 203.2 51.0 78.1

1回目接種前 10.0% 60.0% 65.0% 56.7% 35.0% 33.3%

2回目接種前 65.0% 93.3% 85.0% 96.7% 80.0% 76.7%

事後観察 80.0% 100.0% 95.0% 96.6% 70.0% 86.2%

2回目接種前 60.0% 73.3% 30.0% 56.7% 40.0% 43.3%

事後観察 70.0% 89.7% 45.0% 69.0% 30.0% 55.2%

2回目接種前 8.0 5.9 2.5 4.1 3.7 3.2

事後観察 16.6 7.4 3.7 5.6 3.5 4.0

A(H3N2) B用量 時期評価項目

新型A(H1N1)

解析対象例数

GMT

抗体保有率

抗体陽転1)率

抗体陽転1)率

GMT変化率

GMT変化率

解析対象例数

GMT

抗体保有率

DNK-1 試験:DNK-PEDFLU-1 試験、DNK-2 試験:DNK-PEDFLU-2 試験、GMT:幾何平均抗体価

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page125

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 126 2.7.3.3.4 部分集団における結果の比較 2.7.3.3.4.1 DNK-PEDFLU-1 試験の部分集団における試験結果 2.7.3.3.4.1.1 インフルエンザ HA ワクチン接種歴及びインフルエンザ罹患有無別

の抗体陽転率の部分集団解析(DNK-PEDFLU-1 試験) (1) インフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-1)

FAS での各抗体価の抗体陽転率①及び②について 2008 年 10 月から 1 回目接種前までのイン

フルエンザ HA ワクチン接種歴「あり」、「なし」の 2 分類した場合の部分集団解析を実施し

た。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率①及び②の背景

因子別部分集団解析結果を表 2.7.3.3.4.1.1-1 及び表 2.7.3.3.4.1.1-5 に、季節性インフルエ

ンザに対する HI 抗体の抗体陽転率①及び②の背景因子別部分集団解析結果を表

2.7.3.3.4.1.1-2 - 表 2.7.3.3.4.1.1-4 に示す。

インフルエンザ HA ワクチン接種歴において、単独接種群及び同時接種群いずれも、新型イ

ンフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率①及び②はともに、イン

フルエンザ HA ワクチン接種歴の有無による影響は認められなかった。一方、同時接種群の季

節性インフルエンザに対する各 HI 抗体陽転率①及び②はともに、インフルエンザ HA ワクチン

接種歴なしの方が高値であり、インフルエンザ HA ワクチン接種歴の有無による差異が認めら

れた。

(2) インフルエンザ罹患有無別の抗体陽転率及び幾何平均抗体価(DNK-PEDFLU-1)

FAS での抗体陽転率及び幾何平均抗体価について、治験期間中のインフルエンザ罹患「あり」、

「なし」の 2 分類した場合の部分集団解析を実施した。

抗体陽転率のインフルエンザ罹患の有無別部分集団解析結果を付表 2.7.3.6.1-41 - 付表

2.7.3.6.1-50 に、幾何平均抗体価のインフルエンザ罹患の有無別部分集団解析結果を付表

2.7.3.6.1-51 - 付表 2.7.3.6.1-60 に示した。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体について、治験期間中のイン

フルエンザ罹患有無で分析した結果、罹患ありの場合に、抗体陽転率及び幾何平均抗体価が高

い傾向であった。一方、A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)及び

B/ブリスベン/60/2008 に対する HI 抗体についても、罹患ありの場合に、抗体陽転率及び幾何平

均抗体価が高い傾向であった。

(3) 解熱剤使用の有無別の HI 抗体価及び中和抗体価の分布(DNK-PEDFLU-1)

解熱剤使用例の抗体価データを表 2.7.3.3.4.1.1-6 に示す。

解熱剤を使用した同時接種群 5 例の季節性インフルエンザ(A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、

A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008)HA 抗原に対する HI 抗体価の分布

は、1 回目接種前でそれぞれ<10~640、<10~80、<10~40 であり、2 回目接種前でそれぞれ 10

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page126

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 127 ~640、<10~160、<10~80、事後観察でそれぞれ 80~320、80~160、20~80 であった。各 HI

抗体価は、1 回目接種前より 40 倍以上の高い抗体価であったものを除き、2 回目接種前あるい

は事後観察の時点において、いずれの被験者においても抗体価の上昇がみられており、B/ブリ

スベン/60/2008 の 1 例を除いて、事後観察時の抗体価はいずれも 40 倍以上であった。

解熱剤を使用した 9 例の新型インフルエンザ A(H1N1)ウイルス HA 抗原に対する HI 抗体価

及び中和抗体価の分布は、1 回目接種前でそれぞれ<10~160 及び<10~320 であり、2 回目接種

前でそれぞれ<10~320 及び<10~640、事後観察でそれぞれ 40~320 及び 160~1280 であった。

事後観察時の HI 抗体価及び中和抗体価は、いずれも 40 倍以上を示した。

以上より、解熱剤の使用は、免疫原性に影響を及ぼさないものと考えられた。

表 2.7.3.3.4.1.1-1 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析

(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 14 63.6 40.7~82.8HI 変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 20 90.9 70.8~98.9

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 5 35.7 12.8~64.91回目接種前) 事後観察 14 11 78.6 49.2~95.3

単独+同時 2回目接種前 36 19 52.8 35.5~69.6事後観察 36 31 86.1 70.5~95.3

あり 単独接種群 2回目接種前 18 11 61.1 35.7~82.7事後観察 18 16 88.9 65.3~98.6

同時接種群 2回目接種前 26 17 65.4 44.3~82.8事後観察 26 22 84.6 65.1~95.6

単独+同時 2回目接種前 44 28 63.6 47.8~77.6事後観察 44 38 86.4 72.6~94.8

40倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 11 50.0 28.2~71.8変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 19 86.4 65.1~97.1

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 4 28.6 8.4~58.11回目接種前) 事後観察 14 11 78.6 49.2~95.3

単独+同時 2回目接種前 36 15 41.7 25.5~59.2事後観察 36 30 83.3 67.2~93.6

あり 単独接種群 2回目接種前 18 9 50.0 26.0~74.0事後観察 18 11 61.1 35.7~82.7

同時接種群 2回目接種前 26 14 53.8 33.4~73.4事後観察 26 20 76.9 56.4~91.0

単独+同時 2回目接種前 44 23 52.3 36.7~67.5事後観察 44 31 70.5 54.8~83.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page127

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 128 表 2.7.3.3.4.1.1-2 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析

(A(H1N1)、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 1 4.5 0.1~22.8HI 変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 0 0.0 0.0~15.4

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 9 64.3 35.1~87.21回目接種前) 事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

あり 単独接種群 2回目接種前 18 1 5.6 0.1~27.3事後観察 18 1 5.6 0.1~27.3

同時接種群 2回目接種前 26 11 42.3 23.4~63.1事後観察 26 11 42.3 23.4~63.1

40倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 1 4.5 0.1~22.8変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 0 0.0 0.0~15.4

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 6 42.9 17.7~71.11回目接種前) 事後観察 14 11 78.6 49.2~95.3

あり 単独接種群 2回目接種前 18 1 5.6 0.1~27.3事後観察 18 1 5.6 0.1~27.3

同時接種群 2回目接種前 26 10 38.5 20.2~59.4事後観察 26 10 38.5 20.2~59.4

表 2.7.3.3.4.1.1-3 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析

(A(H3N2)、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 1 4.5 0.1~22.8HI 変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 1 4.5 0.1~22.8

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 5 35.7 12.8~64.91回目接種前) 事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

あり 単独接種群 2回目接種前 18 0 0.0 0.0~18.5事後観察 18 1 5.6 0.1~27.3

同時接種群 2回目接種前 26 12 46.2 26.6~66.6事後観察 26 15 57.7 36.9~76.6

40倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 1 4.5 0.1~22.8変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 1 4.5 0.1~22.8

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 3 21.4 4.7~50.81回目接種前) 事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

あり 単独接種群 2回目接種前 18 0 0.0 0.0~18.5事後観察 18 0 0.0 0.0~18.5

同時接種群 2回目接種前 26 10 38.5 20.2~59.4事後観察 26 13 50.0 29.9~70.1

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page128

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 129 表 2.7.3.3.4.1.1-4 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析

(B、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 4 18.2 5.2~40.3HI 変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 2 9.1 1.1~29.2

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 5 35.7 12.8~64.91回目接種前) 事後観察 14 10 71.4 41.9~91.6

あり 単独接種群 2回目接種前 18 3 16.7 3.6~41.4事後観察 18 0 0.0 0.0~18.5

同時接種群 2回目接種前 26 12 46.2 26.6~66.6事後観察 26 13 50.0 29.9~70.1

40倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 2 9.1 1.1~29.2変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 1 4.5 0.1~22.8

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 5 35.7 12.8~64.91回目接種前) 事後観察 14 9 64.3 35.1~87.2

あり 単独接種群 2回目接種前 18 0 0.0 0.0~18.5事後観察 18 0 0.0 0.0~18.5

同時接種群 2回目接種前 26 10 38.5 20.2~59.4事後観察 26 9 34.6 17.2~55.7

表 2.7.3.3.4.1.1-5 抗体陽転率のインフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別部分集団解析(新型

A(H1N1)、中和抗体価)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 14 63.6 40.7~82.8中和 変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 20 90.9 70.8~98.9

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 5 35.7 12.8~64.91回目接種前) 事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

単独+同時 2回目接種前 36 19 52.8 35.5~69.6事後観察 36 33 91.7 77.5~98.2

あり 単独接種群 2回目接種前 18 13 72.2 46.5~90.3事後観察 18 17 94.4 72.7~99.9

同時接種群 2回目接種前 26 19 73.1 52.2~88.4事後観察 26 25 96.2 80.4~99.9

単独+同時 2回目接種前 44 32 72.7 57.2~85.0事後観察 44 42 95.5 84.5~99.4

40倍以上 かつ インフルエンザ なし 単独接種群 2回目接種前 22 13 59.1 36.4~79.3変化率4倍以上 HAワクチン接種歴 事後観察 22 19 86.4 65.1~97.1

(2008年10月~ 同時接種群 2回目接種前 14 4 28.6 8.4~58.11回目接種前) 事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

単独+同時 2回目接種前 36 17 47.2 30.4~64.5事後観察 36 31 86.1 70.5~95.3

あり 単独接種群 2回目接種前 18 10 55.6 30.8~78.5事後観察 18 17 94.4 72.7~99.9

同時接種群 2回目接種前 26 14 53.8 33.4~73.4事後観察 26 23 88.5 69.8~97.6

単独+同時 2回目接種前 44 24 54.5 38.8~69.6事後観察 44 40 90.9 78.3~97.5

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page129

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 130 表 2.7.3.3.4.1.1-6 解熱剤使用例の抗体価データ一覧(DNK-PEDFLU-1)

被験者識別コード 年齢 時期 採血日(Day) 新型A(H1N1) A(H1N1) A(H3N2) B性別 中和 HI HI HI HI

058-DNK-000022 1回目接種前 2009/10/30 320(2.51) 160(2.20) 160(2.20) 80(1.90) <10(0.70)2回目接種前 2009/11/25(26) 320(2.51) 160(2.20) 160(2.20) 80(1.90) <10(0.70)事後観察 2009/12/10(15) 640(2.81) 320(2.51) 80(1.90) 80(1.90) 10(1.00)

058-DNK-000042 1回目接種前 2009/11/02 <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70)2回目接種前 2009/12/07(35) 40(1.60) 20(1.30) <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70)事後観察 2009/12/21(14) 160(2.20) 40(1.60) <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70)

058-DNK-000072 1回目接種前 2009/11/06 <10(0.70) <10(0.70) 160(2.20) 80(1.90) 40(1.60)2回目接種前 2009/11/24(18) 320(2.51) 320(2.51) 320(2.51) 80(1.90) 40(1.60)事後観察 2009/12/11(17) 320(2.51) 160(2.20) 160(2.20) 80(1.90) 40(1.60)

058-DNK-000074 1回目接種前 2009/11/06 <10(0.70) <10(0.70) 640(2.81) 160(2.20) 320(2.51)2回目接種前 2009/11/25(19) 160(2.20) 160(2.20) 640(2.81) 160(2.20) 320(2.51)事後観察 2009/12/14(19) 320(2.51) 160(2.20) 640(2.81) 160(2.20) 320(2.51)

033-DNK-000030 1回目接種前 2009/11/04 <10(0.70) <10(0.70) 10(1.00) <10(0.70) <10(0.70)2回目接種前 2009/11/24(20) 10(1.00) 10(1.00) 160(2.20) 40(1.60) 40(1.60)事後観察 2009/12/15(21) 160(2.20) 80(1.90) 160(2.20) 80(1.90) 40(1.60)

033-DNK-000084 1回目接種前 2009/11/11 <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70) <10(0.70)2回目接種前 2009/12/03(22) 320(2.51) 320(2.51) 10(1.00) <10(0.70) <10(0.70)事後観察 2009/12/17(14) 320(2.51) 160(2.20) 160(2.20) 160(2.20) 40(1.60)

058-DNK-000021 1回目接種前 2009/10/30 <10(0.70) <10(0.70) 640(2.81) 80(1.90) 40(1.60)2回目接種前 2009/11/20(21) 640(2.81) 320(2.51) 640(2.81) 160(2.20) 40(1.60)事後観察 2009/12/16(26) 320(2.51) 320(2.51) 320(2.51) 160(2.20) 80(1.90)

058-DNK-000033 1回目接種前 2009/11/02 <10(0.70) <10(0.70) 320(2.51) 40(1.60) 40(1.60)2回目接種前 2009/11/24(22) 320(2.51) 160(2.20) 320(2.51) 160(2.20) 80(1.90)事後観察 2009/12/15(21) 320(2.51) 320(2.51) 320(2.51) 160(2.20) 80(1.90)

058-DNK-000063 1回目接種前 2009/11/05 <10(0.70) <10(0.70) 20(1.30) 10(1.00) <10(0.70)2回目接種前 2009/11/26(21) <10(0.70) <10(0.70) 80(1.90) 40(1.60) 20(1.30)事後観察 2009/12/15(19) 1280(3.11) 320(2.51) 80(1.90) 80(1.90) 20(1.30)

X:集計時に不採用とした値Day:各接種日からの経過日数()内は対数変換値(Log10)

単独接種群(0.25mL)

1歳4ヵ月女

単独接種群(0.5mL)

8歳3ヵ月女

単独接種群(0.5mL)

10歳5ヵ月女

同時接種群(0.5mL)

11歳7ヵ月女

同時接種群(0.25mL)

1歳女

2歳7ヵ月男

同時接種群(0.25mL)

単独接種群(0.5mL)

3歳女

同時接種群(0.25mL)

2歳7ヵ月女

同時接種群(0.5mL)

7歳3ヵ月女

接種群(用量)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page130

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 131 2.7.3.3.4.1.2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-1 試

験) FAS での接種前抗体価が 40 倍未満の被験者について、年齢区分別に各抗体の抗体陽転率①及

び②を算出し、接種前抗体価で区分しない全体の抗体陽転率と比較した。

接 種 前 抗 体 価 が 40 倍 未 満 の 被 験 者 の 抗 体 陽 転 率 を 表 2.7.3.3.4.1.2-1 - 表

2.7.3.3.4.1.2-10 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体は、ほとんどの被験者の接種

前抗体価が 40 倍未満であったため、接種前抗体価が 40 倍未満の被験者の抗体陽転率①及び②

は、いずれの年齢区分においても接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率①及び②

(「2.7.3.3.2.1.1 項の(2)各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率」及び

「2.7.3.3.2.1.2 項の(2)新型インフルエンザに対する中和抗体の抗体陽転率」参照)と明らか

な差はなかった。

季節性インフルエンザに対する各 HI 抗体は、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の

うち接種前抗体価が 40 倍未満の被験者の抗体陽転率①及び②は、接種前抗体価で区分しなかっ

た抗体陽転率①及び②(「2.7.3.3.2.1.1 項の(2)各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体

の抗体陽転率」参照)と比較して明らかな差はなかったが、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)

では接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率①及び②(2.7.3.3.2.1.1 項の(2)各種インフル

エンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率」参照)と比較して高値であった。

表 2.7.3.3.4.1.2-1 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5HI 変化率4倍以上 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5事後観察 20 17 85.0 62.1~96.8

単独+同時 2回目接種前 40 18 45.0 29.3~61.5事後観察 40 35 87.5 73.2~95.8

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 5 25.0 8.7~49.1変化率4倍以上 事後観察 20 15 75.0 50.9~91.3

同時接種群 2回目接種前 20 6 30.0 11.9~54.3事後観察 20 17 85.0 62.1~96.8

単独+同時 2回目接種前 40 11 27.5 14.6~43.9事後観察 40 32 80.0 64.4~90.9

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page131

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 132 表 2.7.3.3.4.1.2-2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 16 84.2 60.4~96.6HI 変化率4倍以上 事後観察 19 18 94.7 74.0~99.9

同時接種群 2回目接種前 18 12 66.7 41.0~86.7事後観察 18 16 88.9 65.3~98.6

単独+同時 2回目接種前 37 28 75.7 58.8~88.2事後観察 37 34 91.9 78.1~98.3

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 19 15 78.9 54.4~93.9変化率4倍以上 事後観察 19 15 78.9 54.4~93.9

同時接種群 2回目接種前 18 11 61.1 35.7~82.7事後観察 18 14 77.8 52.4~93.6

単独+同時 2回目接種前 37 26 70.3 53.0~84.1事後観察 37 29 78.4 61.8~90.2

表 2.7.3.3.4.1.2-3 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 17 1 5.9 0.1~28.7HI 変化率4倍以上 事後観察 17 1 5.9 0.1~28.7

同時接種群 2回目接種前 16 11 68.8 41.3~89.0事後観察 16 15 93.8 69.8~99.8

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 17 1 5.9 0.1~28.7変化率4倍以上 事後観察 17 1 5.9 0.1~28.7

同時接種群 2回目接種前 16 8 50.0 24.7~75.3事後観察 16 13 81.3 54.4~96.0

表 2.7.3.3.4.1.2-4 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 1 0 0.0 0.0~97.5HI 変化率4倍以上 事後観察 1 0 0.0 0.0~97.5

同時接種群 2回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 1 0 0.0 0.0~97.5変化率4倍以上 事後観察 1 0 0.0 0.0~97.5

同時接種群 2回目接種前 4 3 75.0 19.4~99.4事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page132

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 133 表 2.7.3.3.4.1.2-5 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 0 0.0 0.0~16.8HI 変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 18 8 44.4 21.5~69.2事後観察 18 18 100.0 81.5~100.0

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 0 0.0 0.0~16.8変化率4倍以上 事後観察 20 0 0.0 0.0~16.8

同時接種群 2回目接種前 18 6 33.3 13.3~59.0事後観察 18 15 83.3 58.6~96.4

表 2.7.3.3.4.1.2-6 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 9 1 11.1 0.3~48.2HI 変化率4倍以上 事後観察 9 1 11.1 0.3~48.2

同時接種群 2回目接種前 7 6 85.7 42.1~99.6事後観察 7 6 85.7 42.1~99.6

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 9 1 11.1 0.3~48.2変化率4倍以上 事後観察 9 1 11.1 0.3~48.2

同時接種群 2回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.1事後観察 7 6 85.7 42.1~99.6

表 2.7.3.3.4.1.2-7 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接

種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 4 20.0 5.7~43.7HI 変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 19 7 36.8 16.3~61.6事後観察 19 12 63.2 38.4~83.7

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 1 5.0 0.1~24.9変化率4倍以上 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 19 6 31.6 12.6~56.6事後観察 19 11 57.9 33.5~79.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page133

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 134 表 2.7.3.3.4.1.2-8 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接

種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 15 3 20.0 4.3~48.1HI 変化率4倍以上 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

同時接種群 2回目接種前 13 9 69.2 38.6~90.9事後観察 13 10 76.9 46.2~95.0

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 15 1 6.7 0.2~31.9変化率4倍以上 事後観察 15 0 0.0 0.0~21.8

同時接種群 2回目接種前 13 8 61.5 31.6~86.1事後観察 13 6 46.2 19.2~74.9

表 2.7.3.3.4.1.2-9 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗体

価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 11 55.0 31.5~76.9中和 変化率4倍以上 事後観察 20 19 95.0 75.1~99.9

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5事後観察 20 20 100.0 83.2~100.0

単独+同時 2回目接種前 40 20 50.0 33.8~66.2事後観察 40 39 97.5 86.8~99.9

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 20 7 35.0 15.4~59.2変化率4倍以上 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 20 6 30.0 11.9~54.3事後観察 20 17 85.0 62.1~96.8

単独+同時 2回目接種前 40 13 32.5 18.6~49.1事後観察 40 35 87.5 73.2~95.8

表 2.7.3.3.4.1.2-10 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中和抗

体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転例数

抗体陽転率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 17 14 82.4 56.6~96.2中和 変化率4倍以上 事後観察 17 16 94.1 71.3~99.9

同時接種群 2回目接種前 18 14 77.8 52.4~93.6事後観察 18 16 88.9 65.3~98.6

単独+同時 2回目接種前 35 28 80.0 63.1~91.6事後観察 35 32 91.4 76.9~98.2

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 17 14 82.4 56.6~96.2変化率4倍以上 事後観察 17 16 94.1 71.3~99.9

同時接種群 2回目接種前 18 11 61.1 35.7~82.7事後観察 18 16 88.9 65.3~98.6

単独+同時 2回目接種前 35 25 71.4 53.7~85.4事後観察 35 32 91.4 76.9~98.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page134

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 135 2.7.3.3.4.1.3 年齢別の部分集団解析(DNK-PEDFLU-1 試験) (1) 6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の 3 区分の成績、6 ヵ月以上 1 歳

未満の免疫原性(DNK-PEDFLU-1)

6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の 3 区分、及び 6 ヵ月以上 1 歳未

満における 2 回目接種前及び事後観察時の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率を表 2.7.3.3.4.1.3-1 - 表 2.7.3.3.4.1.3-8 に示す。

同時接種群での季節性インフルエンザの A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ

/716/2007(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率はそれぞ

れ、6 ヵ月以上 3 歳未満で 2 回目接種前 60.0%、45.0%、35.0%、事後観察時 85.0%、85.0%、

60.0%であった。3 歳以上 6 歳未満では、2 回目接種前 88.9%、77.8%、66.7%、事後観察時 88.9%、

100.0%、55.6%であった。6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 100.0%、90.9%、90.9%、事

後観察時 100.0%、90.9%、81.8%であった。また、6 ヵ月以上 1 歳未満では、2 回目接種前 0.0%、

0.0%、0.0%、事後観察時 50.0%、75.0%、50.0%であった。

同様に、同時接種群での季節性インフルエンザの各株に対する HI 抗体の幾何平均抗体変化率

はそれぞれ、6 ヵ月以上 3 歳未満で 2 回目接種前 5.3、2.9、3.2、事後観察時 7.7、10.9、5.7 であ

った。3 歳以上 6 歳未満では、2 回目接種前 3.4、2.9、5.0、事後観察時 3.2、5.4、4.0 であった。

6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 1.4、2.3、2.9、事後観察時 1.3、2.7、3.1 であった。また、

6 ヵ月以上 1 歳未満では、2 回目接種前 1.4、1.2、1.2、事後観察時 5.7、8.0、3.4 であった。

同様に、同時接種群での季節性インフルエンザの各株に対する HI 抗体の抗体陽転率②はそれ

ぞれ、6 ヵ月以上 3 歳未満で 2 回目接種前 55.0%、35.0%、35.0%、事後観察時 80.0%、80.0%、

60.0%であった。3 歳以上 6 歳未満では、2 回目接種前 33.3%、33.3%、44.4%、事後観察時 33.3%、

66.7%、33.3%であった。6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 18.2%、27.3%、36.4%、事後

観察時 18.2%、27.3%、27.3%であった。また、6 ヵ月以上 1 歳未満では、2 回目接種前 0.0%、

0.0%、0.0%、事後観察時 50.0%、75.0%、50.0%であった。

一方、新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率は、6 ヵ月以上

3 歳未満で単独接種群、同時接種群それぞれ 2 回目接種前 25.0%、30.0%、事後観察時 75.0%、

85.0%であった。3 歳以上 6 歳未満では、同様に HI 抗体の抗体保有率は 2 回目接種前 83.3%、

44.4%、事後観察時 66.7%、77.8%であった。6歳以上 13歳未満では、2回目接種前 78.6%、81.8%、

事後観察時 85.7%、81.8%であった。また、6 ヵ月以上 1 歳未満では、2 回目接種前 0.0%、0.0%、

事後観察時 60.0%、100.0%であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体変化率は、6 ヵ月以

上 3 歳未満で単独接種群、同時接種群それぞれ 2 回目接種前 4.0、3.5、事後観察時 12.1、14.4

であった。3 歳以上 6 歳未満では、同様に HI 抗体の抗体保有率は 2 回目接種前 5.0、4.0、事後

観察時 6.3、16.0 であった。6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 29.0、14.1、事後観察時 37.1、

17.0 であった。また、6 ヵ月以上 1 歳未満では、2 回目接種前 1.1、2.0、事後観察時 5.3、13.5

であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率②は、6 ヵ月以上 3 歳

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page135

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 136 未満で単独接種群、同時接種群それぞれ 2 回目接種前 25.0%、30.0%、事後観察時 75.0%、85.0%

であり、新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率②は、同様に 2 回目接

種前 35.0%、30.0%、事後観察時 90.0%、85.0%であった。3 歳以上 6 歳未満では、同様に HI

抗体の抗体陽転率②は 2 回目接種前 66.7%、44.4%、事後観察時 50.0%、77.8%で、中和抗体の

抗体陽転率②は、同様に 2 回目接種前 66.7%、44.4%、事後観察時 66.7%、88.9%であった。6

歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 78.6%、72.7%、事後観察時 85.7%、63.6%で、中和抗体

の抗体陽転率②は、同様に 2 回目接種前 85.7%、72.7%、事後観察時 100.0%、90.9%であった。

また、6 ヵ月以上 1 歳未満では、2 回目接種前 0.0%、0.0%、事後観察時 60.0%、100.0%であり、

中和抗体の抗体陽転率②は、同様に 2 回目接種前 0.0%、0.0%、事後観察時 60.0%、100.0%で

あった。

表 2.7.3.3.4.1.3-1 6 ヵ月以上 3歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2回目接種前)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=20 N=20 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

25.0% 30.0% 55.0% 35.0% 35.0%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

4.0 3.5 5.3 2.9 3.2

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

25.0% 30.0% 60.0% 45.0% 35.0%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 35.0% 30.0%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page136

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 137 表 2.7.3.3.4.1.3-2 6 ヵ月以上 3歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=20 N=20 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

75.0% 85.0% 80.0% 80.0% 60.0%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

12.1 14.4 7.7 10.9 5.7

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

75.0% 85.0% 85.0% 85.0% 60.0%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 90.0% 85.0%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

表 2.7.3.3.4.1.3-3 3 歳以上 6歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体

保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2回目接種前)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=6 N=9 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

66.7% 44.4% 33.3% 33.3% 44.4%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

5.0 4.0 3.4 2.9 5.0

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

83.3% 44.4% 88.9% 77.8% 66.7%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 66.7% 44.4%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page137

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 138 表 2.7.3.3.4.1.3-4 3 歳以上 6歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体

保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=6 N=9 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

50.0% 77.8% 33.3% 66.7% 33.3%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

6.3 16.0 3.2 5.4 4.0

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

66.7% 77.8% 88.9% 100.0% 55.6%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 66.7% 88.9%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

表 2.7.3.3.4.1.3-5 6 歳以上 13 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2回目接種前)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=14 N=11 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

78.6% 72.7% 18.2% 27.3% 36.4%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

29.0 14.1 1.4 2.3 2.9

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

78.6% 81.8% 100.0% 90.9% 90.9%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 85.7% 72.7%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page138

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 139 表 2.7.3.3.4.1.3-6 6 歳以上 13 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=14 N=11 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

85.7% 63.6% 18.2% 27.3% 27.3%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

37.1 17.0 1.3 2.7 3.1

抗体保有率 (40倍以上)

70%より

大 85.7% 81.8% 100.0% 90.9% 81.8%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 100.0% 90.9%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

表 2.7.3.3.4.1.3-7 6 ヵ月以上 1歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(2回目接種前)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=5 N=4 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

1.1 2.0 1.4 1.2 1.2

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 0.0% 0.0%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page139

Page 157: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 140 表 2.7.3.3.4.1.3-8 6 ヵ月以上 1歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗

体保有率並びに中和抗体価の抗体陽転率(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1)

評価項目 判定 基準

H1[a] 単独接種群

H1[a] + TIV[b] 同時接種群

N=5 N=4 HI抗体価 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

抗体陽転率② 40% より大

60.0% 100.0% 50.0% 75.0% 50.0%

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

5.3 13.5 5.7 8.0 3.4

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

60.0% 100.0% 50.0% 75.0% 50.0%

中和抗体価 A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

抗体陽転率② 60.0% 100.0%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

(2) 9 歳超の免疫原性(DNK-PEDFLU-1)

DNK-PEDFLU-1 試験では 9 歳超 13 歳未満の被験者数は 13 例であり、その内訳は単独接種群

8 例、同時接種群 5 例であった。9 歳超 13 歳未満の各被験者の抗体価一覧を表 2.7.3.3.4.1.3-9

に、接種後抗体価が 40 倍以上かつ 1 回目接種前からの変化率 4 倍以上の上昇を示した被験者の

割合と定義した抗体陽転率②一覧を表 2.7.3.3.4.1.3-10 に、幾何平均抗体価を表

2.7.3.3.4.1.3-11 に、抗体保有率を表 2.7.3.3.4.1.3-12 に示す。

同時接種群 5 例の季節性インフルエンザ(A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ

/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008)HA 抗原に対する HI 抗体価の分布は、1 回目接種

前でそれぞれ 160~640、40~160、10~160 であり、2 回目接種前でそれぞれ 160~640、40~320、

40~160、事後観察でそれぞれ 160~320、80~320、40~160 であった。

同時接種群の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベ

ン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価はそれぞれ、1 回目接種前 320.0、60.6、

34.8、2 回目接種前 320.0、105.6、69.6、事後観察時 278.6、121.3、80.0 であった。同時接種群

の季節性インフルエンザに対する各株に対する HI 抗体の幾何平均抗体価は、A/ウルグアイ

/716/2007(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 では接種後に上昇を示したが、A/ブリスベン

/59/2007(H1N1)接種前後で変動はなかった。なお、単独接種群の幾何平均抗体価は、いずれ

の株においても接種前後で変動はなかった。

9 歳超 13 歳未満では 1 回目接種前より同時接種群の季節性インフルエンザに対する各株の HI

抗体価の高い被験者が多く、2 回目接種前及び事後観察時は、いずれも 40 倍以上の高い抗体価

を示し、抗体保有率は 3 株とも 100.0%(5 例中 5 例)となったものの、2 回目接種前及び事後

観察時の抗体陽転率②は A/ブリスベン/59/2007(H1N1)及び A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)

が 0.0%、B/ブリスベン/60/2008 が 20.0%であった。2 回目接種前と事後観察の HI 抗体価を比較

すると、いずれも 2 倍(1 管)以内であった。季節性インフルエンザ 3 株については、いずれ

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page140

Page 158: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 141 も 2 回目接種前で 40 倍以上の HI 抗体価が確認され、事後観察における HI 抗体価のさらなる上

昇はほとんどみられなかった。

一方、新型インフルエンザ A(H1N1)ウイルスに対する HI 抗体価及び中和抗体価は、1 回目

接種前では、表 2.7.3.3.4.1.3-9 に示すとおり、HI 抗体価では同時接種群の1例を除き、中和

抗体価では同時接種群の1例及び単独接種群の1例を除き、10 倍未満であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)ウイルスに対する中和抗体の幾何平均抗体価は、単独接種群、

同時接種群それぞれで 1 回目接種前 6.5、8.7、2 回目接種前 207.5、422.2、事後観察時 349.0、

367.6 であった。新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価は、

単独接種群、同時接種群それぞれで 1 回目接種前 5.9、8.7、2 回目接種前 160.0、320.0、事後観

察時 207.5、242.5 であった。新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体及び中和抗体の

幾何平均抗体価は、いずれの群も 1 回目接種前よりも 2 回目接種前で高かったが、2 回目接種

前よりも事後観察時で明らかに高値を示したのは単独接種群の中和抗体価のみであった。

新型インフルエンザ A(H1N1)ウイルスに対する中和抗体の抗体陽転率②は、2 回目接種前

で単独接種群、同時接種群それぞれ 75.0%及び 100.0%、事後観察でそれぞれ 100.0%及び 100.0%

であり、新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率②は、2 回目接

種前で単独接種群、同時接種群それぞれ 75.0%及び 100.0%、事後観察でそれぞれ 75.0%及び

80.0%であった。また、HI 抗体価 40 倍以上の被験者(抗体保有率)は、2 回目接種前、事後観

察ともに単独接種群 8 例中 6 例(75.0%)、同時接種群 5 例中 5 例(100.0%)であった。2 回

目接種前と事後観察の抗体価を比較すると、いずれも 2 倍(1 管)以内の変動であった。新型

インフルエンザ A(H1N1)に関しては、それぞれの抗体陽転率②は、単独接種群、同時接種群

いずれの群においても 2 回目接種前の時点ですでに 70%以上の高値を示し、単独接種群の 2 例

を除き、40 倍以上の高い抗体価であった。事後観察における抗体価のさらなる上昇はほとんど

みられなかった。

以上、DNK-PEDFLU-1 試験で得られた 9 歳超 13 歳未満の被験者のデータでは、少数例ではあ

るものの、季節性インフルエンザに対する HI 抗体価では治験薬接種前より基礎免疫を保有して

いた被験者が多く、治験薬接種による明らかな抗体価上昇を観察することはできなかったが、

いずれも 1 回接種で 40 倍以上の HI 抗体価が確認された。また、新型インフルエンザ A(H1N1)

のように接種前の抗体価がほとんど検出されない場合においても、1 回接種で大部分の被験者

が 40 倍以上の抗体価となり、70%以上の高い抗体陽転率②を示した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page141

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Page 160: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 143 表 2.7.3.3.4.1.3-10 抗体陽転率②データの一覧(9歳超 13 歳未満)(DNK-PEDFLU-1)

項目 陽転定義 年齢区分 接種群 時期 解析対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

新型A(H1N1) 40倍以上 かつ 9歳超 単独接種群 2回目接種前 8 6 75.0中和 変化率4倍以上 13歳未満 事後観察 8 8 100.0

同時接種群 2回目接種前 5 5 100.0事後観察 5 5 100.0

単独+同時 2回目接種前 13 11 84.6事後観察 13 13 100.0

新型A(H1N1) 40倍以上 かつ 9歳超 単独接種群 2回目接種前 8 6 75.0HI 変化率4倍以上 13歳未満 事後観察 8 6 75.0

同時接種群 2回目接種前 5 5 100.0事後観察 5 4 80.0

単独+同時 2回目接種前 13 11 84.6事後観察 13 10 76.9

A(H1N1) 40倍以上 かつ 9歳超 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0HI 変化率4倍以上 13歳未満 事後観察 8 0 0.0

同時接種群 2回目接種前 5 0 0.0事後観察 5 0 0.0

A(H3N2) 40倍以上 かつ 9歳超 単独接種群 2回目接種前 8 1 12.5HI 変化率4倍以上 13歳未満 事後観察 8 1 12.5

同時接種群 2回目接種前 5 0 0.0事後観察 5 0 0.0

B 40倍以上 かつ 9歳超 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0HI 変化率4倍以上 13歳未満 事後観察 8 0 0.0

同時接種群 2回目接種前 5 1 20.0事後観察 5 1 20.0

表 2.7.3.3.4.1.3-11 幾何平均抗体価データの一覧(9歳超 13 歳未満)(DNK-PEDFLU-1)

中和抗体価 HI抗体価 接種群 時期 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/ 2009(H1N1)

A/Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/Brisbane/60/2008

1回目接種前 6.5 5.9 ※215.3 ※59.4 ※20.0

2回目接種前 207.5 160.0 ※237.8 ※65.6 ※22.1

H1[a] 単独接種群 N=8(※は7)

事後観察 349.0 207.5 ※176.7 ※80.0 ※20.0

1回目接種前 8.7 8.7 320.0 60.6 34.8

2回目接種前 422.2 320.0 320.0 105.6 69.6

H1[a]+TIV[b] 同時接種群 N=5

事後観察 367.6 242.5 278.6 121.3 80.0

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種 ※H1[a] 単独接種群 下記の株に関しては FAS 不採用 1 例除いた値(N=7) A/Brisbane/59/2007(H1N1)、A/Uruguay/716/2007(H3N2)、B/Brisbane/60/2008

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page143

Page 161: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 144 表 2.7.3.3.4.1.3-12 抗体保有率データの一覧(9歳超 13 歳未満)(DNK-PEDFLU-1)

中和抗体価 HI抗体価 接種群 時期 A/California/7/

2009(H1N1) A/California/7/ 2009(H1N1)

A/Brisbane/59/2007(H1N1)

A/Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/Brisbane/60/2008

1回目接種前 12.5% 0.0% ※100.0% ※71.4% ※28.6%

2回目接種前 75.0% 75.0% ※100.0% ※85.7% ※28.6%

H1[a] 単独接種群 N=8(※は7)

事後観察 100.0% 75.0% ※100.0% ※85.7% ※28.6%

1回目接種前 20.0% 20.0% 100.0% 100.0% 60.0%

2回目接種前 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

H1[a]+TIV[b] 同時接種群 N=5

事後観察 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種 ※H1[a] 単独接種群 下記の株に関しては FAS 不採用 1 例除いた値(N=7) A/Brisbane/59/2007(H1N1)、A/Uruguay/716/2007(H3N2)、B/Brisbane/60/2008

2.7.3.3.4.1.4 年齢区分別-3 の部分集団解析(DNK-PEDFLU-1 試験) 年齢区分別-3(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、10 歳で区分した集計)の各種インフルエ

ンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率の部分集団解析を実施した。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率①及び②の背景因子別部分集

団解析結果を表 2.7.3.3.4.1.4-1 及び表 2.7.3.3.4.1.4-5 に、季節性インフルエンザに対する

HI 抗体の抗体陽転率①及び②の背景因子別部分集団解析結果を表 2.7.3.3.4.1.4-2 - 表

2.7.3.3.4.1.4-4 に示す。

年齢区分においては、いずれの区分においても新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI

抗体及び中和抗体の抗体陽転率①及び②はともに、2 回目接種前では、低年齢で低値を、高年

齢で高値を示し、事後観察時では、いずれの年齢も高値を示したことより、年齢が抗体陽転率

に影響する因子であることが示された。

一方、季節性インフルエンザに対する各 HI 抗体については、2 回目接種前及び事後観察時い

ずれも低年齢の場合に、抗体陽転率が高い傾向があり、年齢が抗体陽転率に影響する因子であ

ることが示された。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page144

Page 162: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 145 表 2.7.3.3.4.1.4-1 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2HI 変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 4 80.0 28.4~99.5

同時接種群 2回目接種前 4 1 25.0 0.6~80.6事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 9 1 11.1 0.3~48.2事後観察 9 8 88.9 51.8~99.7

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.73歳未満 事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

同時接種群 2回目接種前 16 8 50.0 24.7~75.3事後観察 16 13 81.3 54.4~96.0

単独+同時 2回目接種前 31 17 54.8 36.0~72.7事後観察 31 27 87.1 70.2~96.4

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 4 66.7 22.3~95.76歳未満 事後観察 6 4 66.7 22.3~95.7

同時接種群 2回目接種前 9 5 55.6 21.2~86.3事後観察 9 8 88.9 51.8~99.7

単独+同時 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 12 80.0 51.9~95.7

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 7 87.5 47.3~99.710歳未満 事後観察 8 8 100.0 63.1~100.0

同時接種群 2回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.1事後観察 7 5 71.4 29.0~96.3

単独+同時 2回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 5 83.3 35.9~99.613歳未満 事後観察 6 6 100.0 54.1~100.0

同時接種群 2回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

単独+同時 2回目接種前 10 9 90.0 55.5~99.7事後観察 10 9 90.0 55.5~99.7

40倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 3 60.0 14.7~94.7

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 9 0 0.0 0.0~33.6事後観察 9 7 77.8 40.0~97.2

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.63歳未満 事後観察 15 12 80.0 51.9~95.7

同時接種群 2回目接種前 16 6 37.5 15.2~64.6事後観察 16 13 81.3 54.4~96.0

単独+同時 2回目接種前 31 11 35.5 19.2~54.6事後観察 31 25 80.6 62.5~92.5

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 4 66.7 22.3~95.76歳未満 事後観察 6 3 50.0 11.8~88.2

同時接種群 2回目接種前 9 4 44.4 13.7~78.8事後観察 9 7 77.8 40.0~97.2

単独+同時 2回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7事後観察 15 10 66.7 38.4~88.2

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 6 75.0 34.9~96.810歳未満 事後観察 8 7 87.5 47.3~99.7

同時接種群 2回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.1事後観察 7 4 57.1 18.4~90.1

単独+同時 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 11 73.3 44.9~92.2

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 5 83.3 35.9~99.613歳未満 事後観察 6 5 83.3 35.9~99.6

同時接種群 2回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

単独+同時 2回目接種前 10 9 90.0 55.5~99.7事後観察 10 8 80.0 44.4~97.5

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page145

Page 163: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 146 表 2.7.3.3.4.1.4-2 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(A(H1N1)、HI 抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2HI 変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 0 0.0 0.0~52.2

同時接種群 2回目接種前 4 1 25.0 0.6~80.6事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 2 13.3 1.7~40.53歳未満 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

同時接種群 2回目接種前 16 13 81.3 54.4~96.0事後観察 16 15 93.8 69.8~99.8

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.96歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 9 4 44.4 13.7~78.8事後観察 9 4 44.4 13.7~78.8

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0 0.0~36.910歳未満 事後観察 8 0 0.0 0.0~36.9

同時接種群 2回目接種前 7 2 28.6 3.7~71.0事後観察 7 2 28.6 3.7~71.0

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.913歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

40倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 0 0.0 0.0~52.2

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 2 50.0 6.8~93.2

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 2 13.3 1.7~40.53歳未満 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

同時接種群 2回目接種前 16 11 68.8 41.3~89.0事後観察 16 14 87.5 61.7~98.4

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.96歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 9 3 33.3 7.5~70.1事後観察 9 3 33.3 7.5~70.1

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0 0.0~36.910歳未満 事後観察 8 0 0.0 0.0~36.9

同時接種群 2回目接種前 7 2 28.6 3.7~71.0事後観察 7 2 28.6 3.7~71.0

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.913歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page146

Page 164: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 147 表 2.7.3.3.4.1.4-3 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(A(H3N2)、HI 抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2HI 変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 0 0.0 0.0~52.2

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.83歳未満 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

同時接種群 2回目接種前 16 9 56.3 29.9~80.2事後観察 16 15 93.8 69.8~99.8

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.96歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 9 5 55.6 21.2~86.3事後観察 9 6 66.7 29.9~92.5

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0 0.0~36.910歳未満 事後観察 8 0 0.0 0.0~36.9

同時接種群 2回目接種前 7 3 42.9 9.9~81.6事後観察 7 3 42.9 9.9~81.6

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 1 16.7 0.4~64.113歳未満 事後観察 6 1 16.7 0.4~64.1

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

40倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 0 0.0 0.0~52.2

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.83歳未満 事後観察 15 0 0.0 0.0~21.8

同時接種群 2回目接種前 16 7 43.8 19.8~70.1事後観察 16 13 81.3 54.4~96.0

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.96歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 9 3 33.3 7.5~70.1事後観察 9 6 66.7 29.9~92.5

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0 0.0~36.910歳未満 事後観察 8 0 0.0 0.0~36.9

同時接種群 2回目接種前 7 3 42.9 9.9~81.6事後観察 7 3 42.9 9.9~81.6

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 1 16.7 0.4~64.113歳未満 事後観察 6 1 16.7 0.4~64.1

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page147

Page 165: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 148 表 2.7.3.3.4.1.4-4 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(B、HI 抗体価)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2HI 変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 0 0.0 0.0~52.2

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 2 50.0 6.8~93.2

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.13歳未満 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

同時接種群 2回目接種前 16 8 50.0 24.7~75.3事後観察 16 11 68.8 41.3~89.0

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 3 50.0 11.8~88.26歳未満 事後観察 6 1 16.7 0.4~64.1

同時接種群 2回目接種前 9 5 55.6 21.2~86.3事後観察 9 6 66.7 29.9~92.5

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0 0.0~36.910歳未満 事後観察 8 0 0.0 0.0~36.9

同時接種群 2回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.1事後観察 7 4 57.1 18.4~90.1

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.913歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

40倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 0 0.0 0.0~52.2

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 2 50.0 6.8~93.2

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 1 6.7 0.2~31.93歳未満 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

同時接種群 2回目接種前 16 7 43.8 19.8~70.1事後観察 16 10 62.5 35.4~84.8

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 1 16.7 0.4~64.16歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 9 4 44.4 13.7~78.8事後観察 9 3 33.3 7.5~70.1

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 0 0.0 0.0~36.910歳未満 事後観察 8 0 0.0 0.0~36.9

同時接種群 2回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.1事後観察 7 3 42.9 9.9~81.6

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 0 0.0 0.0~45.913歳未満 事後観察 6 0 0.0 0.0~45.9

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page148

Page 166: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 149 表 2.7.3.3.4.1.4-5 抗体陽転率の年齢区分別-3 部分集団解析(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS項目 陽転定義 項目 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2中和 変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 4 80.0 28.4~99.5

同時接種群 2回目接種前 4 1 25.0 0.6~80.6事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 9 1 11.1 0.3~48.2事後観察 9 8 88.9 51.8~99.7

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.23歳未満 事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

同時接種群 2回目接種前 16 8 50.0 24.7~75.3事後観察 16 16 100.0 79.4~100.0

単独+同時 2回目接種前 31 19 61.3 42.2~78.2事後観察 31 31 100.0 88.8~100.0

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 4 66.7 22.3~95.76歳未満 事後観察 6 4 66.7 22.3~95.7

同時接種群 2回目接種前 9 6 66.7 29.9~92.5事後観察 9 8 88.9 51.8~99.7

単独+同時 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 12 80.0 51.9~95.7

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 7 87.5 47.3~99.710歳未満 事後観察 8 8 100.0 63.1~100.0

同時接種群 2回目接種前 7 5 71.4 29.0~96.3事後観察 7 6 85.7 42.1~99.6

単独+同時 2回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 5 83.3 35.9~99.613歳未満 事後観察 6 6 100.0 54.1~100.0

同時接種群 2回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 10 9 90.0 55.5~99.7事後観察 10 10 100.0 69.2~100.0

40倍以上 かつ 年齢 6ヵ月以上 単独接種群 2回目接種前 5 0 0.0 0.0~52.2変化率4倍以上 1歳未満 事後観察 5 3 60.0 14.7~94.7

同時接種群 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 9 0 0.0 0.0~33.6事後観察 9 7 77.8 40.0~97.2

1歳以上 単独接種群 2回目接種前 15 7 46.7 21.3~73.43歳未満 事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

同時接種群 2回目接種前 16 6 37.5 15.2~64.6事後観察 16 13 81.3 54.4~96.0

単独+同時 2回目接種前 31 13 41.9 24.5~60.9事後観察 31 28 90.3 74.2~98.0

3歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 4 66.7 22.3~95.76歳未満 事後観察 6 4 66.7 22.3~95.7

同時接種群 2回目接種前 9 4 44.4 13.7~78.8事後観察 9 8 88.9 51.8~99.7

単独+同時 2回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7事後観察 15 12 80.0 51.9~95.7

6歳以上 単独接種群 2回目接種前 8 7 87.5 47.3~99.710歳未満 事後観察 8 8 100.0 63.1~100.0

同時接種群 2回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.1事後観察 7 6 85.7 42.1~99.6

単独+同時 2回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

10歳以上 単独接種群 2回目接種前 6 5 83.3 35.9~99.613歳未満 事後観察 6 6 100.0 54.1~100.0

同時接種群 2回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 10 9 90.0 55.5~99.7事後観察 10 10 100.0 69.2~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page149

Page 167: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 150 2.7.3.3.4.1.5 EMA 基準による抗体価の部分集団における評価(DNK-PEDFLU-1

試験) 現行のインフルエンザワクチンでは、HI 抗体価 40 倍以上で発症防御あるいは症状軽減に有

効であるとされている。季節性インフルエンザワクチンに関して、EMA のガイドラインでは、

有効性に関する 3 項目の基準が設定され、うち 1 つ以上が基準を満たすべきとされている 3)。

被験者の年齢範囲は明記されていないが、18 歳以上 60 歳未満の基準 3)を参考にして、申請者は

評価基準を下記に示すとおり定義した。

1) 「HI 抗体価が接種前に 10 倍未満かつ接種後 40 倍以上」又は「HI 抗体価が接種前に 10 倍

以上かつ抗体価の変化率が 4 倍以上」の割合(抗体陽転率)が 40%より大

2) 幾何平均抗体価(GMT)の接種前後の増加倍率(幾何平均抗体変化率)が 2.5 倍より大

3) HI 抗体価 40 倍以上の割合(抗体保有率)が 70%より大

接種量が既存用量より 1.5 倍以上となる「6 ヵ月以上 1 歳未満」「3 歳以上 6 歳未満」「6 歳以

上 13 歳未満」のそれぞれの年齢群について着目して集計した結果を以下に示す。

3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満に分類した HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変

化率、抗体保有率及び中和抗体価の抗体陽転率を表 2.7.3.3.4.1.3-3 - 表 2.7.3.3.4.1.3-6 に

示す。また、6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体保有

率及び中和抗体価の抗体陽転率を表 2.7.3.3.4.1.3-7 及び表 2.7.3.3.4.1.3-8 に示す。

EMA の 1)、2)及び 3)の基準による HI 抗体価の年齢区分別の評価結果を表 2.7.3.3.4.1.5-1

- 表 2.7.3.3.4.1.5-4 に示す。

EMA のインフルエンザワクチンの評価基準 1)、2)及び 3)は、新型インフルエンザ A(H1N1)

に対する HI 抗体価では、事後観察時において単独接種群の 3 歳以上 6 歳未満で 2 項目、6 歳以

上 13 歳未満で 3 項目を満たした。同時接種群では、いずれの年齢群も 3 項目すべての基準を満

たしており、小児への DNK-FLU(H1)の 2 回接種は、EMA の評価基準を上回る効果が得られ

た。

一方、同時接種群における季節性インフルエンザ(A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグ

アイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008)に対する HI 抗体価は、事後観察時において 3

歳以上 6 歳未満ではそれぞれ 2、3、1 項目を、6 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 1、2、2 項目を

満たしており、小児への DNK-FLU(TIV)の接種は、EMA の評価基準を上回る効果が得られ

た。

また、6 ヵ月以上 1 歳未満でも新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体価では、事後

観察時において単独接種群で 2 項目、同時接種群では、3 項目すべての基準を満たしていた。

同時接種群における季節性インフルエンザ(A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ

/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008)に対する HI 抗体価は、それぞれ 2、3、2 項目を満

たしており、他の年齢群と同様、EMA の評価基準を上回る効果が得られた。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page150

Page 168: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 151 表 2.7.3.3.4.1.5-1 3 歳以上 6歳未満及び 6歳以上 13 歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の抗

体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体保有率の総合評価(2回目接種前)(DNK-PEDFLU-1)

H1[a] 単独接種群

H1[a]+TIV[b] 同時接種 評価項目 判定 基準

A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/ Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

3歳以上6歳未満 N=6 N=9

抗体陽転率② 40% より大

適合 適合 不適合 不適合 適合

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

適合 適合 適合 適合 適合

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

適合 不適合 適合 適合 不適合

6歳以上13歳未満 N=14 N=11

抗体陽転率② 40% より大

適合 適合 不適合 不適合 不適合

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

適合 適合 不適合 不適合 適合

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

適合 適合 適合 適合 適合

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

表 2.7.3.3.4.1.5-2 3 歳以上 6歳未満及び 6歳以上 13 歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の抗

体陽転率②、幾何平均抗体変化率、抗体保有率の総合評価(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1)

H1[a] 単独接種群

H1[a]+TIV[b] 同時接種 評価項目 判定 基準

A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/ Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

3歳以上6歳未満 N=6 N=9

抗体陽転率② 40% より大

適合 適合 不適合 適合 不適合

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

適合 適合 適合 適合 適合

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

不適合 適合 適合 適合 不適合

6歳以上13歳未満 N=14 N=11

抗体陽転率② 40% より大

適合 適合 不適合 不適合 不適合

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

適合 適合 不適合 適合 適合

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

適合 適合 適合 適合 適合

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page151

Page 169: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 152 表 2.7.3.3.4.1.5-3 6 ヵ月以上 1歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均

抗体変化率、抗体保有率の総合評価(2回目接種前)(DNK-PEDFLU-1)

H1[a] 単独接種群

H1[a]+TIV[b] 同時接種 評価項目 判定 基準

A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/ Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

6カ月以上1歳未満 N=5 N=4 抗体陽転率② 40%

より大 不適合 不適合 不適合 不適合 不適合

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

不適合 不適合 不適合 不適合 不適合

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

不適合 不適合 不適合 不適合 不適合

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

表 2.7.3.3.4.1.5-4 6 ヵ月以上 1歳未満の EMA 基準による HI 抗体価の抗体陽転率②、幾何平均

抗体変化率、抗体保有率の総合評価(事後観察時)(DNK-PEDFLU-1)

H1[a] 単独接種群

H1[a]+TIV[b] 同時接種 評価項目 判定 基準

A/California/7/2009(H1N1)

A/California/7/2009(H1N1)

A/ Brisbane/59/2007(H1N1)

A/ Uruguay/716/ 2007(H3N2)

B/ Brisbane/60/2008

6カ月以上1歳未満 N=5 N=4 抗体陽転率② 40%

より大 適合 適合 適合 適合 適合

幾何平均 抗体変化率

2.5 より大

適合 適合 適合 適合 適合

抗体保有率 (40倍以上)

70% より大

不適合 適合 不適合 適合 不適合

[a]:DNK-FLU(H1)接種、[b]:DNK-FLU(TIV)接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page152

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 153 2.7.3.3.4.2 DNK-PEDFLU-2 試験の部分集団における試験結果 2.7.3.3.4.2.1 インフルエンザ HA ワクチン接種歴及びインフルエンザ罹患有無別

の抗体陽転率の部分集団解析(DNK-PEDFLU-2 試験) (1) インフルエンザ HA ワクチン接種歴有無別の抗体陽転率及び幾何平均抗体価変化率

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザ HA ワクチン接種歴、インフルエンザ HA ワクチン接種歴又はインフルエンザ

罹患歴については、その有無に接種量別で偏りがあり、インフルエンザ HA ワクチン接種歴あ

りの被験者は、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で少なく、逆に治験薬 0.5 mL 接種

(3 歳以上 13 歳未満)で多かった。このため、接種量別において比較したところ、治験薬 0.5 mL

接種では、ありの被験者が 1 例であったため比較が困難であったが、治験薬 0.25 mL 接種では、

インフルエンザ HA ワクチン接種歴、インフルエンザ HA ワクチン接種歴又はインフルエンザ

罹患歴のいずれでも、一部の HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率②、幾何平均抗体価変化率及び

抗体保有率の特に 2 回目接種前において、差が認められ、ありの被験者で高値を示した。

(2) インフルエンザ罹患有無別の抗体陽転率②及び幾何平均抗体価変化率(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザ罹患歴については、インフルエンザ HA ワクチン接種歴ありの被験者が治験

薬 0.25 mL 接種で 3 例(10%)であり、治験薬 0.5 mL 接種では 9 例(30%)であった。接種量

別の部分集団での有無に 20%以上の差異があったため、全体ではなく接種量別において比較し

た。治験薬 0.25 mL 接種では、ありの被験者が 3 例であったため比較が困難であったが、治験

薬 0.5 mL 接種では、インフルエンザ罹患歴で、HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率、幾何平均抗

体価変化率及び抗体保有率のいずれにおいても差は認められなかった。

2.7.3.3.4.2.2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2 試

験) FAS での接種前抗体価が 40 倍未満の被験者の接種量別の新型インフルエンザ A(H1N1)、A/

ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転

率②をそれぞれ表 2.7.3.3.4.2.2-1 - 、及び表 2.7.3.3.4.2.2-3 に示す。同様に FAS での接

種前抗体価が 40 倍未満の被験者の新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009

(H3N2)及び B/ブリスベン /60/2008 に対する中和抗体の抗体陽転率②をそれぞれ表

2.7.3.3.4.2.2-4 - 、及び表 2.7.3.3.4.2.2-6 に示す。

FAS での接種前抗体価 40 倍未満の被験者の各株の HI 抗体及び中和抗体に対する幾何平均抗

体価変化率及び抗体保有率については付表 2.7.3.6.1-61 - 付表 2.7.3.6.1-72 に示した。

新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上

3 歳未満)の抗体陽転率②は、2 回目接種前 12.5%(3/24 例、2.7 - 32.4)、事後観察時 58.3%(14/24

例、36.6 - 77.9)であった。

0.5 mL接種(3歳以上 13歳未満)の抗体陽転率②は、2回目接種前 83.3%(10/12例、51.6 - 97.9)、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page153

Page 171: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 154 事後観察時 100.0%(12/12 例、73.5 - 100.0)であった。

いずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②の方が高

値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示した。治験薬

0.25 mL 接種では、事後観察時に抗体陽転率>40%を示した。

接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率(「2.7.3.3.2.2.1 の(2)各種インフルエンザ HA 抗

原に対する HI 抗体の抗体陽転率」参照)との比較では、同様の結果であった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体の治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上

3 歳未満)の抗体陽転率②は、2 回目接種前 48.3%(14/29 例、29.4 - 67.5)、事後観察時 100.0%

(29/29 例、88.1 - 100.0)であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の抗体陽転率②は、2 回目接種前 69.2%(9/13 例、

38.6 - 90.9)、事後観察時 75.0%(9/12 例、42.8 - 94.5)であった。

いずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②の方が高

値であった。また、治験薬 0.25 mL 接種及び治験薬 0.5 mL 接種ともに、2 回目接種前に抗体陽

転率>40%を示した。

接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率(「2.7.3.3.2.2.1 の(2)各種インフルエンザ HA 抗

原に対する HI 抗体の抗体陽転率」参照)との比較では、同様の結果であった。

B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の治験薬 0.25 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回

目接種前 16.7%(5/30 例、5.6 - 34.7)、事後観察時 36.7%(11/30 例、19.9 - 56.1)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 65.0%(13/20 例、40.8 - 84.6)、事後観察

時 73.7%(14/19 例、48.8 - 90.9)であった。

いずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②の方が高

値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示した。治験薬

0.25 mL 接種では、観察期間中は抗体陽転率>40%を示さなかった。

接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率(「2.7.3.3.2.2.1 の(2)各種インフルエンザ HA 抗

原に対する HI 抗体の抗体陽転率」参照)との比較では、接種前抗体価 40 倍未満の 6 歳以上 13

歳未満で、2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率が高値であるが、他の年齢区分では、い

ずれも同一の結果であった。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の治験薬 0.25 mL 接種の抗体陽転率②は、2

回目接種前 9.1%(2/22 例、1.1 - 29.2)、事後観察時 63.6%(14/22 例、40.7 - 82.8)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 100.0%(5/5 例、47.8 - 100.0)、事後観察

時 100.0%(5/5 例、47.8 - 100.0)であった。

治験薬 0.25 mL 接種では、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②の方が高値であり、

事後観察時に抗体陽転率>40%となった。治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前から 100.0%で

あった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page154

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 155

接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率(「2.7.3.3.2.2.2 の(1)各種インフルエンザに対す

る中和抗体の抗体陽転率」参照)との比較では、0.25 mL 接種の 2 回目接種前の抗体陽転率②は

低値であり、0.5 mL 接種の 2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率②が高値を示した。その

他は同様の結果であった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)に対する中和抗体の治験薬 0.25 mL 接種の抗体陽転率②は、2

回目接種前 30.0%(9/30 例、14.7 – 49.4)、事後観察時 90.0%(27/30 例、73.5 - 97.9)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 80.0%(16/20 例、56.3 - 94.3)、事後観察

時 94.7%(18/19 例、74.0 - 99.9)であった。

いずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②の方が高

値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示した。治験薬

0.25 mL 接種では、事後観察時に抗体陽転率>40%となった。

接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率(「2.7.3.3.2.2.2 の(1)各種インフルエンザに対す

る中和抗体の抗体陽転率」参照)との比較では、同様の結果であった。

B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗体の治験薬 0.25 mL 接種の中抗体陽転率②は、2 回目接

種前 13.3%(4/30 例、3.8 - 30.7)、事後観察時 23.3%(7/30 例、9.9 - 42.3)であった。

治験薬 0.5 mL 接種の抗体陽転率②は、2 回目接種前 60.0%(12/20 例、36.1 - 80.9)、事後観察

時 63.2%(12/19 例、38.4 - 83.7)であった。

いずれの治験薬接種用量においても、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②の方が高

値であった。また、治験薬 0.5 mL 接種では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示した。治験薬

0.25 mL 接種では、観察期間中は抗体陽転率>40%を示さなかった。

接種前抗体価で区分しなかった抗体陽転率(「2.7.3.3.2.2.2 の(1)各種インフルエンザに対す

る中和抗体の抗体陽転率」参照)との比較では、同様の結果であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page155

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 156 表 2.7.3.3.4.2.2-1 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(新型 A(H1N1)、

HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転2)

例数抗体陽転2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 36 13 36.1 20.8~53.8HI 事後観察 36 26 72.2 54.8~85.8

0.25mL 2回目接種前 24 3 12.5 2.7~32.4(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 24 14 58.3 36.6~77.90.5mL 2回目接種前 12 10 83.3 51.6~97.9(3歳以上13歳未満) 事後観察 12 12 100.0 73.5~100.0

表 2.7.3.3.4.2.2-2 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(A(H3N2)、HI

抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転2)

例数抗体陽転2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 42 23 54.8 38.7~70.2HI 事後観察 41 38 92.7 80.1~98.5

0.25mL 2回目接種前 29 14 48.3 29.4~67.5(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 29 29 100.0 88.1~100.00.5mL 2回目接種前 13 9 69.2 38.6~90.9(3歳以上13歳未満) 事後観察 12 9 75.0 42.8~94.5

表 2.7.3.3.4.2.2-3 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(B、HI 抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転2)

例数抗体陽転2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 50 18 36.0 22.9~50.8HI 事後観察 49 25 51.0 36.3~65.6

0.25mL 2回目接種前 30 5 16.7 5.6~34.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 11 36.7 19.9~56.10.5mL 2回目接種前 20 13 65.0 40.8~84.6(3歳以上13歳未満) 事後観察 19 14 73.7 48.8~90.9

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page156

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 157 表 2.7.3.3.4.2.2-4 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(新型 A(H1N1)、

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転2)

例数抗体陽転2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 27 7 25.9 11.1~46.3中和 事後観察 27 19 70.4 49.8~86.2

0.25mL 2回目接種前 22 2 9.1 1.1~29.2(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 22 14 63.6 40.7~82.80.5mL 2回目接種前 5 5 100.0 47.8~100.0(3歳以上13歳未満) 事後観察 5 5 100.0 47.8~100.0

表 2.7.3.3.4.2.2-5 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(A(H3N2)、中

和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転2)

例数抗体陽転2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 50 25 50.0 35.5~64.5中和 事後観察 49 45 91.8 80.4~97.7

0.25mL 2回目接種前 30 9 30.0 14.7~49.4(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 27 90.0 73.5~97.90.5mL 2回目接種前 20 16 80.0 56.3~94.3(3歳以上13歳未満) 事後観察 19 18 94.7 74.0~99.9

表 2.7.3.3.4.2.2-6 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率(接種量別)(B、中和抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体陽転2)

例数抗体陽転2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 50 16 32.0 19.5~46.7中和 事後観察 49 19 38.8 25.2~53.8

0.25mL 2回目接種前 30 4 13.3 3.8~30.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 7 23.3 9.9~42.30.5mL 2回目接種前 20 12 60.0 36.1~80.9(3歳以上13歳未満) 事後観察 19 12 63.2 38.4~83.7

2.7.3.3.4.2.3 年齢別の部分集団解析(DNK-PEDFLU-2 試験) (1) 年齢区分別の各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率

(DNK-PEDFLU-2)

1) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-1(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、6 歳で区分した集計)及び年齢区

分別-2(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、9 歳で区分した集計)における新型インフルエンザ

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page157

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 158

A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.4.2.3-1 及び表

2.7.3.3.4.2.3-2 に示す。同様に FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 における A/ビクトリ

ア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.4.2.3-3 及び表

2.7.3.3.4.2.3-4 に示す。同様に FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 における B/ブリスベ

ン /60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.4.2.3-5 及び表

2.7.3.3.4.2.3-6 に示す。

また、年齢区分別-3(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、10 歳で区分した集計)の各種イン

フルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率②を「2.7.3.3.4.2.4 年齢区分別-3 の部分集団

解析(DNK-PEDFLU-2 試験)」に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%

(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目

接種前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳

未満では、2 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 92.9%(13/14 例、66.1 - 99.8)、

6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 80.0%(12/15 例、51.9 - 95.7)、事後観察時 86.7%(13/15

例、59.5 - 98.3)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前 65.2%(15/23 例、42.7 - 83.6)、

事後観察時 86.4%(19/22 例、65.1 - 97.1)、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 100.0%(7/7

例、59.0 - 100.0)、事後観察時 100.0%(7/7 例、59.0 - 100.0)であった。

9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率②は同一であったが、他

の年齢区分はいずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の 1 歳以上の 3 区分は、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示

した。6 ヵ月以上 1 歳未満は、観察期間中は抗体陽転率>40%を示さなかった。年齢区分の低い

方が 2 回目接種前と事後観察時の抗体陽転率の差は大きかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 26.7%

(4/15 例、7.8 - 55.1)、事後観察時 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、1 歳以上 3 歳未満では、2

回目接種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、3 歳以

上 6 歳未満では、2 回目接種前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 78.6%(11/14 例、49.2

- 95.3)、6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、事後観察時 60.0%

(9/15 例、32.3 - 83.7)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前 60.9%(14/23 例、38.5

- 80.3)、事後観察時 72.7%(16/22 例、49.8 - 89.3)、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 42.9%

(3/7 例、9.9 - 81.6)、事後観察時 57.1%(4/7 例、18.4 - 90.1)であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の 1 歳以上の 3 区分では、2 回目接種前に抗体陽転率②>40%

を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満では、事後観察時に抗体陽転率②>40%を示した。年齢区分の低い

方が 2 回目接種前と事後観察時の抗体陽転率の差は大きかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page158

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 159

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、

0.0 - 21.8)、事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 33.3%

(5/15 例、11.8 - 61.6)、事後観察時 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、3 歳以上 6 歳未満では、2

回目接種前 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、事後観察時 71.4%(10/14 例、41.9 - 91.6)、6 歳以上

13 歳未満では、2 回目接種前 33.3%(5/15 例、11.8 - 61.6)、事後観察時 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)

であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前 52.2%(12/23 例、30.6 - 73.2)、事後観察時

72.7%(16/22 例、49.8 - 89.3)、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 14.3%(1/7 例、0.4 - 57.9)、

事後観察時 0.0%(0/7 例、0.0 - 41.0)であった。

9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前よりも事後観察時の方が低値であったが、他の年齢区

分はいずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

3 歳以上 6 歳未満及び 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示し、1 歳以

上 3 歳未満では、事後観察時に抗体陽転率>40%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満、6 歳以上 13 歳

未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、観察期間中は抗体陽転率>40%を示さなかった。年齢区分の

低い方が 2 回目接種前と事後観察時の抗体陽転率の差は大きかった。

2) 各種インフルエンザに対する中和抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-1(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、6 歳で区分した集計)及び年齢区

分別-2(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、9 歳で区分した集計)における新型インフルエンザ

A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.4.2.3-7 及び表 2.7.3.3.4.2.3-8

に示す。同様に FASでの年齢区分別-1及び年齢区分別-2におけるA/ビクトリア/210/2009(H3N2)

に対する中和抗体の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.4.2.3-9 及び表 2.7.3.3.4.2.3-10 に示す。同

様に FAS での、年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 における B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗

体の抗体陽転率②を表 2.7.3.3.4.2.3-11 及び表 2.7.3.3.4.2.3-12 に示す。

また、年齢区分別-3(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3 歳、10 歳で区分した集計)の各種イン

フルエンザに対する中和抗体の抗体陽転率②を「2.7.3.3.4.2.4 年齢区分別-3 の部分集団解析

(DNK-PEDFLU-2 試験)」に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%

(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目

接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳

未満では、2 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 85.7%(12/14 例、57.2 - 98.2)、

6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 80.0%(12/15

例、51.9 - 95.7)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前 65.2%(15/23 例、42.7 - 83.6)、

事後観察時 81.8%(18/22 例、59.7 - 94.8)、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 71.4%(5/7

例、29.0 - 96.3)、事後観察時 85.7%(6/7 例、42.1 - 99.6)であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の 1 歳以上の 3 区分では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page159

Page 177: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 160 示し、6 ヵ月以上 1 歳未満では、事後観察時に抗体陽転率>40%を示した。年齢区分の低い方が

2 回目接種前と事後観察時の抗体陽転率の差は大きかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%

(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回

目接種前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6

歳未満では、2 回目接種前 80.0%(12/15 例、51.9 - 95.7)、事後観察時 85.7%(12/14 例、57.2 - 98.2)、

6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 80.0%(12/15

例、51.9 - 95.7)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前 78.3%(18/23 例、56.3 - 92.5)、

事後観察時 86.4%(19/22 例、65.1 - 97.1)、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 57.1%(4/7

例、18.4 - 90.1)、事後観察時 71.4%(5/7 例、29.0 - 96.3)であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の 1 歳以上の 3 区分では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を

示し、6 ヵ月以上 1 歳未満では、事後観察時に抗体陽転率>40%を示した。年齢区分の低い方が

2 回目接種前と事後観察時の抗体陽転率の差は大きかった。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、

0.0 - 21.8)、事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 26.7%

(4/15 例、7.8 - 55.1)、事後観察時 40.0%(6/15 例、16.3 - 66.7)、3 歳以上 6 歳未満では、2 回目

接種前 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、事後観察時 64.3%(9/14 例、35.1 - 87.2)、6 歳以上 13 歳

未満では、2 回目接種前 46.7%(7/15 例、21.3 - 73.4)、事後観察時 46.7%(7/15 例、21.3 - 73.4)

であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前 56.5%(13/23、34.5 - 76.8)、事後観察時 63.6%

(14/22、40.7 - 82.8)、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 28.6%(2/7、3.7 - 71.0)、事後観察

時 28.6%(2/7、3.7 - 71.0)であった。

6 歳以上 13 歳未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率②

は同一であったが、他の年齢区分はいずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であっ

た。

3 歳以上 6 歳未満、3 歳以上 9 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前に抗体陽転率

>40%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、観察期間

中は抗体陽転率>40%を示さなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page160

Page 178: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 161 表 2.7.3.3.4.2.3-1 抗体陽転率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 31 51.7 38.4~64.8HI 事後観察 59 46 78.0 65.3~87.7

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

6歳以上13歳未満 2回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.7事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

表 2.7.3.3.4.2.3-2 抗体陽転率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 31 51.7 38.4~64.8HI 事後観察 59 46 78.0 65.3~87.7

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上9歳未満 2回目接種前 23 15 65.2 42.7~83.6事後観察 22 19 86.4 65.1~97.1

9歳以上13歳未満 2回目接種前 7 7 100.0 59.0~100.0事後観察 7 7 100.0 59.0~100.0

表 2.7.3.3.4.2.3-3 抗体陽転率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 32 53.3 40.0~66.3HI 事後観察 59 50 84.7 73.0~92.8

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 14 11 78.6 49.2~95.3

6歳以上13歳未満 2回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7事後観察 15 9 60.0 32.3~83.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page161

Page 179: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 162 表 2.7.3.3.4.2.3-4 抗体陽転率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 32 53.3 40.0~66.3HI 事後観察 59 50 84.7 73.0~92.8

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

3歳以上9歳未満 2回目接種前 23 14 60.9 38.5~80.3事後観察 22 16 72.7 49.8~89.3

9歳以上13歳未満 2回目接種前 7 3 42.9 9.9~81.6事後観察 7 4 57.1 18.4~90.1

表 2.7.3.3.4.2.3-5 抗体陽転率(年齢区分別-1)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 18 30.0 18.8~43.2HI 事後観察 59 27 45.8 32.7~59.2

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 10 66.7 38.4~88.2

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7事後観察 14 10 71.4 41.9~91.6

6歳以上13歳未満 2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

表 2.7.3.3.4.2.3-6 抗体陽転率(年齢区分別-2)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 18 30.0 18.8~43.2HI 事後観察 59 27 45.8 32.7~59.2

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 10 66.7 38.4~88.2

3歳以上9歳未満 2回目接種前 23 12 52.2 30.6~73.2事後観察 22 16 72.7 49.8~89.3

9歳以上13歳未満 2回目接種前 7 1 14.3 0.4~57.9事後観察 7 0 0.0 0.0~41.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page162

Page 180: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 163 表 2.7.3.3.4.2.3-7 抗体陽転率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 30 50.0 36.8~63.2中和 事後観察 59 46 78.0 65.3~87.7

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 8 53.3 26.6~78.7

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

6歳以上13歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 12 80.0 51.9~95.7

表 2.7.3.3.4.2.3-8 抗体陽転率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 30 50.0 36.8~63.2中和 事後観察 59 46 78.0 65.3~87.7

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 8 53.3 26.6~78.7

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上9歳未満 2回目接種前 23 15 65.2 42.7~83.6事後観察 22 18 81.8 59.7~94.8

9歳以上13歳未満 2回目接種前 7 5 71.4 29.0~96.3事後観察 7 6 85.7 42.1~99.6

表 2.7.3.3.4.2.3-9 抗体陽転率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 31 51.7 38.4~64.8中和 事後観察 59 51 86.4 75.0~94.0

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.7事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

6歳以上13歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 12 80.0 51.9~95.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page163

Page 181: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 164 表 2.7.3.3.4.2.3-10 抗体陽転率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 31 51.7 38.4~64.8中和 事後観察 59 51 86.4 75.0~94.0

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上9歳未満 2回目接種前 23 18 78.3 56.3~92.5事後観察 22 19 86.4 65.1~97.1

9歳以上13歳未満 2回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.1事後観察 7 5 71.4 29.0~96.3

表 2.7.3.3.4.2.3-11 抗体陽転率(年齢区分別-1)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 19 31.7 20.3~45.0中和 事後観察 59 23 39.0 26.5~52.6

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7事後観察 14 9 64.3 35.1~87.2

6歳以上13歳未満 2回目接種前 15 7 46.7 21.3~73.4事後観察 15 7 46.7 21.3~73.4

表 2.7.3.3.4.2.3-12 抗体陽転率(年齢区分別-2)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 19 31.7 20.3~45.0中和 事後観察 59 23 39.0 26.5~52.6

6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

3歳以上9歳未満 2回目接種前 23 13 56.5 34.5~76.8事後観察 22 14 63.6 40.7~82.8

9歳以上13歳未満 2回目接種前 7 2 28.6 3.7~71.0事後観察 7 2 28.6 3.7~71.0

(2) 年齢区分別の各種インフルエンザHA抗原に対するHI抗体及び中和抗体の幾何平均抗体価変

化率(DNK-PEDFLU-2)

1) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の新型インフルエンザ A(H1N1)の HA 抗原に対す

る HI 抗体の幾何平均抗体価変化率を表 2.7.3.3.4.2.3-13 及び表 2.7.3.3.4.2.3-14 に示す。

同様に FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の HA 抗原

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page164

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 165 に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率を表 2.7.3.3.4.2.3-15 及び表 2.7.3.3.4.2.3-16 に

示す。同様に FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の B/ブリスベン/60/2008 の HA 抗原に対

するHI抗体の幾何平均抗体価変化率を表 2.7.3.3.4.2.3-17及び表 2.7.3.3.4.2.3-18に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の幾何平均抗体価変化率は、

2 回目接種前 1.1、事後観察時 4.2(以下同様)、1 歳以上 3 歳未満では、4.4、8.8、3 歳以上 6 歳

未満では、4.8、6.6、6 歳以上 13 歳未満では、7.3、8.4 であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、5.7、

7.2、9 歳以上 13 歳未満では、6.6、8.0 であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変化率の方が

高値であった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の 1 歳以上の 3 区分では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化

率>2.5 を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

年齢区分の低い方が 2 回目接種前と事後観察時の幾何平均抗体価変化率の差は大きかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の幾何平均抗体価変化率は、

2 回目接種前 2.8、事後観察時 12.7(以下同様)、1 歳以上 3 歳未満では、8.4、20.2、3 歳以上 6

歳未満では、4.6、8.2、6 歳以上 13 歳未満では、3.6、3.8 であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、

4.7、6.5、9 歳以上 13 歳未満では、2.7、3.3 であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変化率の方が

高値であった。年齢区分の低い方が 2 回目接種前と事後観察時の幾何平均抗体価変化率の差は

大きかった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 のすべての年齢区分で、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率

>2.5 を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接

種前 1.2、事後観察時 2.1(以下同様)、1 歳以上 3 歳未満では、2.9、7.3、3 歳以上 6 歳未満では、

3.8、5.8、6 歳以上 13 歳未満では、2.6、2.8 であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、3.5、4.9、9

歳以上 13 歳未満では、2.2、2.0 であった。

9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の幾何平均抗体価変化率は同程度であ

ったが、他の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価

変化率の方が高値であった。年齢区分の低い方が 2 回目接種前と事後観察時の幾何平均抗体価

変化率の差は大きかった。

1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、3 歳以上 9 歳未満、6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接

種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、

観察期間中は幾何平均抗体価変化率>2.5 を示さなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page165

Page 183: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 166

2) 各種インフルエンザに対する中和抗体の幾何平均抗体価変化率

FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体

の幾何平均抗体価変化率を表 2.7.3.3.4.2.3-19 及び表 2.7.3.3.4.2.3-20 に示す。同様に FAS

での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の A/ビクトリア/210/2009(H3N2)に対する中和抗体の幾

何平均抗体価変化率を表 2.7.3.3.4.2.3-21 及び表 2.7.3.3.4.2.3-22 に示す。同様に FAS で

の年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗体の幾何平均抗体価

変化率を表 2.7.3.3.4.2.3-23 及び表 2.7.3.3.4.2.3-24 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の幾何平均抗体価変化率は、

2 回目接種前 1.3、事後観察時 7.6(以下同様)、1 歳以上 3 歳未満では、5.5、11.6、3 歳以上 6

歳未満では、4.2、7.1、6 歳以上 13 歳未満では、6.3、8.4 であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、

5.2、7.6、9 歳以上 13 歳未満では、4.9、8.0 であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変化率の方が

高値であった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の 1 歳以上の 3 区分では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化

率>2.5 を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の幾何平均抗体価変化率は、

2 回目接種前 1.8、事後観察時 10.6(以下同様)、1 歳以上 3 歳未満では、6.6、19.2、3 歳以上 6

歳未満では、7.0、13.5、6 歳以上 13 歳未満では、5.0、5.5 であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、

7.1、10.6、9 歳以上 13 歳未満では、3.3、4.4 であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変化率の方が

高値であった。

年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の 1 歳以上の 3 区分では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化

率>2.5 を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接

種前 1.0、事後観察時 1.3(以下同様)、1 歳以上 3 歳未満では、1.9、4.2、3 歳以上 6 歳未満では、

3.2、4.1、6 歳以上 13 歳未満では、2.2、2.4 であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、3.0、3.7、9

歳以上 13 歳未満では、1.6、1.8 であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変化率の方が

高値であった。

3 歳以上 6 歳未満及び 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示

し、1 歳以上 3 歳未満では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。6 ヵ月以上 1 歳

未満、6 歳以上 13 歳未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、観察期間中は幾何平均抗体価変化率>2.5

を示さなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page166

Page 184: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 167 表 2.7.3.3.4.2.3-13 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、HI 抗

体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 19.5(1.291)HI 2回目接種前 60 71.3(1.853) 3.6 1.9~6.9

事後観察 59 129.5(2.112) 6.6 3.8~11.66ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.2(0.719)

2回目接種前 15 6.0(0.779) 1.1 0.9~1.5事後観察 15 21.9(1.341) 4.2 2.5~6.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 23.0(1.361)2回目接種前 15 100.8(2.003) 4.4 0.9~22.1事後観察 15 201.6(2.304) 8.8 2.1~36.0

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 41.9(1.622)2回目接種前 15 201.6(2.304) 4.8 1.8~13.1事後観察 14 275.8(2.441) 6.6 2.6~16.7

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 28.9(1.462)2回目接種前 15 211.1(2.325) 7.3 3.7~14.3事後観察 15 242.5(2.385) 8.4 4.5~15.7

表 2.7.3.3.4.2.3-14 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、HI 抗

体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 19.5(1.291)HI 2回目接種前 60 71.3(1.853) 3.6 1.9~6.9

事後観察 59 129.5(2.112) 6.6 3.8~11.66ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.2(0.719)

2回目接種前 15 6.0(0.779) 1.1 0.9~1.5事後観察 15 21.9(1.341) 4.2 2.5~6.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 23.0(1.361)2回目接種前 15 100.8(2.003) 4.4 0.9~22.1事後観察 15 201.6(2.304) 8.8 2.1~36.0

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 36.5(1.563)2回目接種前 23 209.9(2.322) 5.7 2.7~12.0事後観察 22 264.9(2.423) 7.2 3.6~14.4

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 29.7(1.473)2回目接種前 7 195.0(2.290) 6.6 3.0~14.3事後観察 7 237.8(2.376) 8.0 3.9~16.4

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page167

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 168 表 2.7.3.3.4.2.3-15 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、HI 抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 16.8(1.226)HI 2回目接種前 60 74.6(1.873) 4.4 2.8~7.0

事後観察 59 158.1(2.199) 9.4 6.5~13.76ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 7.9(0.900)

2回目接種前 15 21.9(1.341) 2.8 1.6~4.8事後観察 15 100.8(2.003) 12.7 8.5~18.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 7.6(0.880)2回目接種前 15 63.5(1.803) 8.4 4.0~17.5事後観察 15 152.8(2.184) 20.2 11.7~34.6

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 26.4(1.421)2回目接種前 15 121.3(2.084) 4.6 1.8~11.7事後観察 14 215.3(2.333) 8.2 3.3~20.2

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 50.4(1.702)2回目接種前 15 183.8(2.264) 3.6 1.7~7.7事後観察 15 192.5(2.284) 3.8 2.0~7.3

表 2.7.3.3.4.2.3-16 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、HI 抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 16.8(1.226)HI 2回目接種前 60 74.6(1.873) 4.4 2.8~7.0

事後観察 59 158.1(2.199) 9.4 6.5~13.76ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 7.9(0.900)

2回目接種前 15 21.9(1.341) 2.8 1.6~4.8事後観察 15 100.8(2.003) 12.7 8.5~18.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 7.6(0.880)2回目接種前 15 63.5(1.803) 8.4 4.0~17.5事後観察 15 152.8(2.184) 20.2 11.7~34.6

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 28.7(1.458)2回目接種前 23 133.5(2.126) 4.7 2.3~9.3事後観察 22 187.3(2.273) 6.5 3.4~12.5

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 80.0(1.903)2回目接種前 7 215.3(2.333) 2.7 1.0~7.6事後観察 7 262.5(2.419) 3.3 1.5~7.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page168

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 169 表 2.7.3.3.4.2.3-17 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(B、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.0(1.000)HI 2回目接種前 60 24.3(1.386) 2.4 1.5~3.9

事後観察 59 39.1(1.592) 3.9 2.5~6.16ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)

2回目接種前 15 6.0(0.779) 1.2 1.0~1.4事後観察 15 10.5(1.020) 2.1 1.4~3.2

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.2(0.719)2回目接種前 15 15.2(1.181) 2.9 1.7~4.8事後観察 15 38.2(1.582) 7.3 5.4~9.9

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 14.5(1.161)2回目接種前 15 55.3(1.743) 3.8 1.3~11.4事後観察 14 84.1(1.925) 5.8 2.0~16.8

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 26.4(1.421)2回目接種前 15 69.6(1.843) 2.6 1.1~6.3事後観察 15 72.9(1.863) 2.8 1.2~6.5

表 2.7.3.3.4.2.3-18 HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(B、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.0(1.000)HI 2回目接種前 60 24.3(1.386) 2.4 1.5~3.9

事後観察 59 39.1(1.592) 3.9 2.5~6.16ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)

2回目接種前 15 6.0(0.779) 1.2 1.0~1.4事後観察 15 10.5(1.020) 2.1 1.4~3.2

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.2(0.719)2回目接種前 15 15.2(1.181) 2.9 1.7~4.8事後観察 15 38.2(1.582) 7.3 5.4~9.9

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 14.4(1.157)2回目接種前 23 50.9(1.707) 3.5 1.6~7.6事後観察 22 70.5(1.848) 4.9 2.3~10.4

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 53.8(1.731)2回目接種前 7 118.9(2.075) 2.2 0.6~7.8事後観察 7 107.7(2.032) 2.0 0.5~7.4

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page169

Page 187: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 170 表 2.7.3.3.4.2.3-19 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、中

和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 37.3(1.572)中和 2回目接種前 60 139.3(2.144) 3.7 1.7~8.0

事後観察 59 312.6(2.495) 8.4 4.4~16.06ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.7(0.759)

2回目接種前 15 7.6(0.880) 1.3 0.9~1.9事後観察 15 43.9(1.642) 7.6 4.6~12.6

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 38.2(1.582)2回目接種前 15 211.1(2.325) 5.5 0.8~36.8事後観察 15 442.2(2.646) 11.6 2.4~57.0

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 110.6(2.044)2回目接種前 15 463.1(2.666) 4.2 1.5~11.9事後観察 14 780.2(2.892) 7.1 2.5~20.0

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 80.0(1.903)2回目接種前 15 508.0(2.706) 6.3 3.1~13.2事後観察 15 670.3(2.826) 8.4 4.2~16.9

表 2.7.3.3.4.2.3-20 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、中

和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 37.3(1.572)中和 2回目接種前 60 139.3(2.144) 3.7 1.7~8.0

事後観察 59 312.6(2.495) 8.4 4.4~16.06ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.7(0.759)

2回目接種前 15 7.6(0.880) 1.3 0.9~1.9事後観察 15 43.9(1.642) 7.6 4.6~12.6

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 38.2(1.582)2回目接種前 15 211.1(2.325) 5.5 0.8~36.8事後観察 15 442.2(2.646) 11.6 2.4~57.0

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 93.0(1.969)2回目接種前 23 488.0(2.688) 5.2 2.4~11.5事後観察 22 703.4(2.847) 7.6 3.5~16.3

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 97.5(1.989)2回目接種前 7 475.5(2.677) 4.9 2.4~9.9事後観察 7 780.2(2.892) 8.0 3.7~17.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page170

Page 188: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 171 表 2.7.3.3.4.2.3-21 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、中和抗

体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 11.2(1.050)中和 2回目接種前 60 51.0(1.707) 4.5 2.6~7.8

事後観察 59 123.6(2.092) 11.0 7.1~17.26ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)

2回目接種前 15 9.1(0.960) 1.8 1.3~2.5事後観察 15 52.8(1.722) 10.6 8.1~13.8

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.7(0.759)2回目接種前 15 38.2(1.582) 6.6 2.9~15.2事後観察 15 110.6(2.044) 19.2 10.0~36.9

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 14.5(1.161)2回目接種前 15 100.8(2.003) 7.0 2.3~21.4事後観察 14 195.0(2.290) 13.5 4.6~39.7

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 38.2(1.582)2回目接種前 15 192.5(2.284) 5.0 1.9~13.2事後観察 15 211.1(2.325) 5.5 2.3~13.2

表 2.7.3.3.4.2.3-22 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、中和抗

体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 11.2(1.050)中和 2回目接種前 60 51.0(1.707) 4.5 2.6~7.8

事後観察 59 123.6(2.092) 11.0 7.1~17.26ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)

2回目接種前 15 9.1(0.960) 1.8 1.3~2.5事後観察 15 52.8(1.722) 10.6 8.1~13.8

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.7(0.759)2回目接種前 15 38.2(1.582) 6.6 2.9~15.2事後観察 15 110.6(2.044) 19.2 10.0~36.9

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 17.2(1.236)2回目接種前 23 122.0(2.086) 7.1 3.0~16.6事後観察 22 181.5(2.259) 10.6 4.8~23.1

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 65.6(1.817)2回目接種前 7 215.3(2.333) 3.3 0.8~13.6事後観察 7 289.8(2.462) 4.4 1.2~16.6

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page171

Page 189: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 172 表 2.7.3.3.4.2.3-23 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-1)(B、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.2(1.010)中和 2回目接種前 60 19.5(1.291) 1.9 1.2~3.0

事後観察 59 27.1(1.434) 2.7 1.7~4.26ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)

2回目接種前 15 5.0(0.699) 1.0 -事後観察 15 6.3(0.799) 1.3 0.9~1.7

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.5(0.739)2回目接種前 15 10.5(1.020) 1.9 1.2~3.2事後観察 15 23.0(1.361) 4.2 2.9~6.1

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 15.9(1.201)2回目接種前 15 50.4(1.702) 3.2 1.1~9.4事後観察 14 65.6(1.817) 4.1 1.4~12.3

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 25.2(1.401)2回目接種前 15 55.3(1.743) 2.2 1.0~4.8事後観察 15 60.6(1.783) 2.4 1.1~5.3

表 2.7.3.3.4.2.3-24 中和抗体価の幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-2)(B、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10.2(1.010)中和 2回目接種前 60 19.5(1.291) 1.9 1.2~3.0

事後観察 59 27.1(1.434) 2.7 1.7~4.26ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)

2回目接種前 15 5.0(0.699) 1.0 -事後観察 15 6.3(0.799) 1.3 0.9~1.7

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.5(0.739)2回目接種前 15 10.5(1.020) 1.9 1.2~3.2事後観察 15 23.0(1.361) 4.2 2.9~6.1

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 15.2(1.183)2回目接種前 23 46.5(1.668) 3.0 1.4~6.5事後観察 22 56.6(1.753) 3.7 1.7~7.9

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 48.8(1.688)2回目接種前 7 80.0(1.903) 1.6 0.5~5.1事後観察 7 88.3(1.946) 1.8 0.6~5.7

(3) 年齢区分別の各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体及び中和抗体の抗体保有率

(DNK-PEDFLU-2)

1) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する

HI 抗体の抗体保有率を表 2.7.3.3.4.2.3-25 及び表 2.7.3.3.4.2.3-26 に示す。同様に FAS で

の年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の A/ビクトリア/210/2009(H3N2)HA 抗原に対する HI 抗体

の抗体保有率を表 2.7.3.3.4.2.3-27 及び表 2.7.3.3.4.2.3-28 に示す。同様に FAS での年齢

区分別-1 及び年齢区分別-2 の B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率を表

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page172

Page 190: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 173 2.7.3.3.4.2.3-29 及び表 2.7.3.3.4.2.3-30 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の抗体保有率は、1 回目接種

前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 40.0%(6/15

例、16.3 - 67.7)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)、2 回目接

種前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳未

満では、1 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、2 回目接種前 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、

事後観察時 100.0%(14/14 例、76.8 - 100.0)、6 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 53.3%(8/15

例、26.6 - 78.7)、2 回目接種前 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、事後観察時 100.0%(15/15 例、

78.2 - 100.0)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、1 回目接種前 60.9%(14/23 例、38.5 - 80.3)、

2 回目接種前 91.3%(21/23 例、72.0 - 98.9)、事後観察時 100.0%(22/22 例、84.6 - 100.0)、9 歳

以上 13 歳未満では、1 回目接種前 57.1%(4/7 例、18.4 - 90.1)、2 回目接種前 100.0%(7/7 例、

59.0 - 100.0)、事後観察時 100.0%(7/7 例、59.0 - 100.0)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、6 歳以上 13 歳未満及び 9 歳以上

13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、他の年齢区分に

おいてはいずれも 1 回接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有

率の方が高値であった。

いずれの年齢区分においても、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示さなかった。3 歳以上 6

歳未満、3 歳以上 9 歳未満、6 歳以上 13 歳未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前に抗

体保有率>70%を示し、1 歳以上 3 歳未満では、事後観察時に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月

以上 1 歳未満では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかった。年齢区分の低い方が 2 回目

接種前と事後観察時の抗体保有率の差は大きかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の抗体保有率は、1 回目接種

前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 33.3%(5/15 例、11.8 - 61.6)、事後観察時 100.0%

(15/15 例、78.2 - 100.0)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、2

回目接種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、3 歳以

上 6 歳未満では、1 回目接種前 33.3%(5/15 例、11.8 - 61.6)、2 回目接種前 93.3%(14/15 例、

68.1 - 99.8)、事後観察時 92.9%(13/14 例、66.1 - 99.8)、6 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前

80.0%(12/15 例、51.9 - 95.7)、2 回目接種前 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、事後観察時 100.0%

(15/15 例、78.2 - 100.0)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、1 回目接種前 43.5%(10/23 例、

23.2 - 65.5)、2 回目接種前 95.7%(22/23 例、78.1 - 99.9)、事後観察時 95.5%(21/22 例、77.2 - 99.9)、

9 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 100.0%(7/7 例、59.0 - 100.0)、2 回目接種前 100.0%(7/7

例、59.0 - 100.0)、事後観察時 100.0%(7/7 例、59.0 - 100.0)であった。

3 歳以上 6 歳未満及び 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体保有率は同

程度であり、6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時、9 歳以上 13 歳未満では、

1 回目接種前から事後観察時までの抗体保有率は同一であったが、他の年齢区分においては、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page173

Page 191: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 174 いずれも 1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方

が高値であった。

6 歳以上 13 歳未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、1

歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満及び 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前に抗体保有率>70%

を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満は、事後観察時に抗体保有率>70%を示した。年齢区分の低い方

が 2 回目接種前と事後観察時の抗体保有率の差は大きかった。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満は、1 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2

回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、1 歳以上 3 歳未

満では、1 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 33.3%(5/15 例、11.8 - 61.6)、

事後観察時 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、3 歳以上 6 歳未満では、1 回目接種前 20.0%(3/15

例、4.3 - 48.1)、2 回目接種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 85.7%(12/14 例、57.2

- 98.2)、6 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 46.7%(7/15 例、21.3 - 73.4)、2 回目接種前 80.0%

(12/15 例、51.9 - 95.7)、事後観察時 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)であり、一方 3 歳以上 9 歳

未満では、1 回目接種前 21.7%(5/23 例、7.5 - 43.7)、2 回目接種前 73.9%(17/23 例、51.6 - 89.8)、

事後観察時 86.4%(19/22 例、65.1 - 97.1)、9 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 71.4%(5/7

例、29.0 - 96.3)、2 回目接種前 85.7%(6/7 例、42.1 - 99.6)、事後観察時 85.7%(6/7 例、42.1 - 99.6)

であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接

種前及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、他の年齢区分においては、いずれも 1 回

目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であっ

た。年齢区分の低い方が 2 回目接種前と事後観察時の抗体保有率の差は大きかった。

9 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、3 歳以上 6 歳未満、3 歳以

上 9 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月以上

1 歳未満及び 1 歳以上 3 歳未満では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかった。

2) 各種インフルエンザに対する中和抗体の抗体保有率

FAS での年齢区分別-1 及び年齢区分別-2 の新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体

の抗体保有率を表 2.7.3.3.4.2.3-31 及び表 2.7.3.3.4.2.3-32 に示す。同様に FAS では年齢

区分別-1 及び年齢区分別-2 の A/ビクトリア/210/2009(H3N2)に対する中和抗体の抗体保有率

を表 2.7.3.3.4.2.3-33 及び表 2.7.3.3.4.2.3-34 示す。同様に FAS では、年齢区分別-1 及び

年齢区分別-2 の B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗体の抗体保有率を表 2.7.3.3.4.2.3-35

及び表 2.7.3.3.4.2.3-36 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の抗体保有率は、1 回目接

種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 60.0%(9/15

例、32.3 - 83.7)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、2 回目接

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page174

Page 192: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 175 種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳未

満では、1 回目接種前 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、2 回目接種前 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、

事後観察時 100.0%(14/14 例、76.8 - 100.0)、6 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 80.0%(12/15

例、51.9 - 95.7)、2 回目接種前 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、事後観察時 100.0%(15/15 例、

78.2 - 100.0)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、1 回目接種前 78.3%(18/23 例、56.3 - 92.5)、

2 回目接種前 100.0%(23/23 例、85.2 - 100.0)、事後観察時 100.0%(22/22 例、84.6 - 100.0)、9

歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 100.0%(7/7 例、59.0 - 100.0)、2 回目接種前 100.0%(7/7

例、59.0 - 100.0)、事後観察時 100.0%(7/7 例、59.0 - 100.0)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、3 歳以上 6 歳未満、3 歳以上 9 歳

未満及び 6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時、9 歳以上 13 歳未満では、1 回

目接種前から事後観察時までの抗体保有率は同一であったが、1 歳以上 3 歳未満においては、

いずれも 1 回接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が

高値であった。

3 歳以上 6 歳未満、3 歳以上 9 歳未満、6 歳以上 13 歳未満及び 9 歳以上 13 歳未満では、1 回

目接種前に抗体保有率>70%を示し、1 歳以上 3 歳未満では、事後観察時に抗体保有率>70%を

示した。6 ヵ月以上 1 歳未満では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の抗体保有率は、1 回目接

種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 86.7%(13/15

例、59.5 - 98.3)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種

前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳未満

では、1 回目接種前 13.3%(2/15 例、1.7 - 40.5)、2 回目接種前 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、

事後観察時 92.9%(13/14 例、66.1 - 99.8)、6 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 53.3%(8/15

例、26.6 - 78.7)、2 回目接種前 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、事後観察時 100.0%(15/15 例、

78.2 - 100.0)であり、一方 3 歳以上 9 歳未満では、1 回目接種前 21.7%(5/23 例、7.5 - 43.7)、2

回目接種前 87.0%(20/23 例、66.4 - 97.2)、事後観察時 95.5%(21/22 例、77.2 - 99.9)、9 歳以上

13 歳未満では、1 回目接種前 71.4%(5/7 例、29.0 - 96.3)、2 回目接種前 100.0%(7/7 例、59.0 -

100.0)、事後観察時 100.0%(7/7 例、59.0 - 100.0)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接

種前及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、他の年齢区分においては、いずれも 1 回

目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であっ

た。

9 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以

上 13 歳未満及び 3 歳以上 9 歳未満では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月以上

1 歳未満及び 1 歳以上 3 歳未満では、事後観察時に抗体保有率>70%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の抗体保有率は、1 回目接種前 0.0%

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page175

Page 193: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 176 (0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2

- 31.9)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 26.7%

(4/15 例、7.8 - 55.1)、事後観察時 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)、3 歳以上 6 歳未満では、1 回目

接種前 20.0%(3/15 例、4.3 - 48.1)、2 回目接種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 78.6%

(11/14 例、49.2 - 95.3)、6 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 46.7%(7/15 例、21.3 - 73.4)、2

回目接種前 80.0%(12/15 例、51.9 - 95.7)、事後観察時 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)であり、

一方 3 歳以上 9 歳未満では、1 回目接種前 21.7%(5/23 例、7.5 - 43.7)、2 回目接種前 73.9%(17/23

例、51.6 - 89.8)、事後観察時 81.8%(18/22 例、59.7 - 94.8)、9 歳以上 13 歳未満では、1 回目接

種前 71.4%(5/7 例、29.0 - 96.3)、2 回目接種前 85.7%(6/7 例、42.1 - 99.6)、事後観察時 85.7%

(6/7 例、42.1 - 99.6)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、9 歳以上 13 歳未満では、2 回目接

種前及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、他の年齢区分においては、いずれも 1 回

目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であっ

た。

9 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、3 歳以上 6 歳未満、3 歳以

上 9 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月以上

1 歳未満及び 1 歳以上 3 歳未満では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page176

Page 194: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 177 表 2.7.3.3.4.2.3-25 抗体保有率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 24 40.0 27.6~53.5HI 2回目接種前 60 37 61.7 48.2~73.9

事後観察 59 49 83.1 71.0~91.66ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 6 40.0 16.3~67.72回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.22回目接種前 15 13 86.7 59.5~98.3事後観察 14 14 100.0 76.8~100.0

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.72回目接種前 15 15 100.0 78.2~100.0事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

表 2.7.3.3.4.2.3-26 抗体保有率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有

1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 24 40.0 27.6~53.5HI 2回目接種前 60 37 61.7 48.2~73.9

事後観察 59 49 83.1 71.0~91.66ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 6 40.0 16.3~67.72回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 14 60.9 38.5~80.32回目接種前 23 21 91.3 72.0~98.9事後観察 22 22 100.0 84.6~100.0

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 4 57.1 18.4~90.12回目接種前 7 7 100.0 59.0~100.0事後観察 7 7 100.0 59.0~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page177

Page 195: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 178 表 2.7.3.3.4.2.3-27 抗体保有率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 18 30.0 18.8~43.2HI 2回目接種前 60 45 75.0 62.1~85.3

事後観察 59 58 98.3 90.9~100.06ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 1 6.7 0.2~31.92回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.62回目接種前 15 14 93.3 68.1~99.8事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.72回目接種前 15 15 100.0 78.2~100.0事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

表 2.7.3.3.4.2.3-28 抗体保有率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 18 30.0 18.8~43.2HI 2回目接種前 60 45 75.0 62.1~85.3

事後観察 59 58 98.3 90.9~100.06ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 1 6.7 0.2~31.92回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 10 43.5 23.2~65.52回目接種前 23 22 95.7 78.1~99.9事後観察 22 21 95.5 77.2~99.9

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 7 100.0 59.0~100.02回目接種前 7 7 100.0 59.0~100.0事後観察 7 7 100.0 59.0~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page178

Page 196: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 179 表 2.7.3.3.4.2.3-29 抗体保有率(年齢区分別-1)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5HI 2回目接種前 60 28 46.7 33.7~60.0

事後観察 59 36 61.0 47.4~73.56ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.82回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 10 66.7 38.4~88.2

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 3 20.0 4.3~48.12回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 7 46.7 21.3~73.42回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.7事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

表 2.7.3.3.4.2.3-30 抗体保有率(年齢区分別-2)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5HI 2回目接種前 60 28 46.7 33.7~60.0

事後観察 59 36 61.0 47.4~73.56ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.82回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 10 66.7 38.4~88.2

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 5 21.7 7.5~43.72回目接種前 23 17 73.9 51.6~89.8事後観察 22 19 86.4 65.1~97.1

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 5 71.4 29.0~96.32回目接種前 7 6 85.7 42.1~99.6事後観察 7 6 85.7 42.1~99.6

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page179

Page 197: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 180 表 2.7.3.3.4.2.3-31 抗体保有率(年齢区分別-1)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 33 55.0 41.6~67.9中和 2回目接種前 60 40 66.7 53.3~78.3

事後観察 59 52 88.1 77.1~95.16ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 9 60.0 32.3~83.7

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.72回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 13 86.7 59.5~98.32回目接種前 15 15 100.0 78.2~100.0事後観察 14 14 100.0 76.8~100.0

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.72回目接種前 15 15 100.0 78.2~100.0事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

表 2.7.3.3.4.2.3-32 抗体保有率(年齢区分別-2)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 60 33 55.0 41.6~67.9中和 2回目接種前 60 40 66.7 53.3~78.3

事後観察 59 52 88.1 77.1~95.16ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 9 60.0 32.3~83.7

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.72回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 18 78.3 56.3~92.52回目接種前 23 23 100.0 85.2~100.0事後観察 22 22 100.0 84.6~100.0

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 7 100.0 59.0~100.02回目接種前 7 7 100.0 59.0~100.0事後観察 7 7 100.0 59.0~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page180

Page 198: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 181 表 2.7.3.3.4.2.3-33 抗体保有率(年齢区分別-1)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5中和 2回目接種前 60 36 60.0 46.5~72.4

事後観察 59 55 93.2 83.5~98.16ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.82回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 2 13.3 1.7~40.52回目接種前 15 13 86.7 59.5~98.3事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.72回目接種前 15 14 93.3 68.1~99.8事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

表 2.7.3.3.4.2.3-34 抗体保有率(年齢区分別-2)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5中和 2回目接種前 60 36 60.0 46.5~72.4

事後観察 59 55 93.2 83.5~98.16ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.82回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 5 21.7 7.5~43.72回目接種前 23 20 87.0 66.4~97.2事後観察 22 21 95.5 77.2~99.9

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 5 71.4 29.0~96.32回目接種前 7 7 100.0 59.0~100.0事後観察 7 7 100.0 59.0~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page181

Page 199: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 182 表 2.7.3.3.4.2.3-35 抗体保有率(年齢区分別-1)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5中和 2回目接種前 60 27 45.0 32.1~58.4

事後観察 59 31 52.5 39.1~65.76ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.82回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 3 20.0 4.3~48.12回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 14 11 78.6 49.2~95.3

6歳以上13歳未満 1回目接種前 15 7 46.7 21.3~73.42回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.7事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

表 2.7.3.3.4.2.3-36 抗体保有率(年齢区分別-2)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 60 10 16.7 8.3~28.5中和 2回目接種前 60 27 45.0 32.1~58.4

事後観察 59 31 52.5 39.1~65.76ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.82回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

3歳以上9歳未満 1回目接種前 23 5 21.7 7.5~43.72回目接種前 23 17 73.9 51.6~89.8事後観察 22 18 81.8 59.7~94.8

9歳以上13歳未満 1回目接種前 7 5 71.4 29.0~96.32回目接種前 7 6 85.7 42.1~99.6事後観察 7 6 85.7 42.1~99.6

2.7.3.3.4.2.4 年齢区分別-3 の部分集団解析(DNK-PEDFLU-2 試験) (1) 年齢区分別-3 での各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率

(DNK-PEDFLU-2)

1) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-3 における新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)

及び B/ブリスベン /60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体陽転率②をそれぞれ表

2.7.3.3.4.2.4-1、表 2.7.3.3.4.2.4-2 及び表 2.7.3.3.4.2.4-3 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%

(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page182

Page 200: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 183 接種前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳

未満では、2 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 92.9%(13/14 例、66.1 - 99.8)、

6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前 72.7%(8/11 例、39.0 - 94.0)、事後観察時 81.8%(9/11

例、48.2 - 97.7)、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)、事後観

察時 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)であった。

10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率②は同一であったが、他

の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

1 歳以上の 4 区分は、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満は、観察

期間中は抗体陽転率>40%を示さなかった。

A/ビクトリア/210/2009 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 26.7%(4/15

例、7.8 - 55.1)、事後観察時 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接

種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、3 歳以上 6 歳

未満では、2 回目接種前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 78.6%(11/14 例、49.2 - 95.3)、

6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前 54.5%(6/11 例、23.4 - 83.3)、事後観察時 54.5%(6/11

例、23.4 - 83.3)、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 50.0%(2/4 例、6.8 - 93.2)、事後観察

時 75.0%(3/4 例、19.4 - 99.4)であった。

6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率②は同一であったが、他

の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

1 歳以上の 4 区分は、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満は、事後観

察時に抗体陽転率>40%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、

0.0 - 21.8)、事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 33.3%

(5/15 例、11.8 - 61.6)、事後観察時 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、3 歳以上 6 歳未満では、2

回目接種前 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、事後観察時 71.4%(10/14 例、41.9 - 91.6)、6 歳以上

10歳未満では、2回目接種前 36.4%(4/11例、10.9 - 69.2)、事後観察時 54.5%(6/11例、23.4 - 83.3)、

10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 25.0%(1/4 例、0.6 - 80.6)、事後観察時 0.0%(0/4 例、

0.0 - 60.2)であった。

10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体陽転率②の方が低値であった

が、他の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

3 歳以上 6 歳未満は、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示し、1 歳以上 3 歳未満及び 6 歳以上

10 歳未満の 2 区分は、事後観察時に抗体陽転率>40%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満及び 10 歳

以上 13 歳未満は、観察期間中は抗体陽転率>40%を示さなかった。

2) 各種インフルエンザに対する中和抗体の抗体陽転率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-3 における新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page183

Page 201: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 184 及び B/ブリスベン/60/2008 に対する中和抗体の抗体陽転率をそれぞれ表 2.7.3.3.4.2.4-4、表

2.7.3.3.4.2.4-5 及び表 2.7.3.3.4.2.4-6 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%

(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目

接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳

未満では、2 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 85.7%(12/14 例、57.2 - 98.2)、

6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前 63.6%(7/11 例、30.8 - 89.1)、事後観察時 81.8%(9/11

例、48.2 - 97.7)、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 75.0%(3/4 例、19.4 - 99.4)、事後観察

時 75.0%(3/4 例、19.4 - 99.4)であった。

10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率②は同一であったが、他

の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

1 歳以上の 4 区分は、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満は、事後観

察時に抗体陽転率>40%を示した。

A/ビクトリア/210/2009 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、

0.0 - 21.8)、事後観察時 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 60.0%

(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳未満では、2

回目接種前 80.0%(12/15 例、51.9 - 95.7)、事後観察時 85.7%(12/14 例、57.2 - 98.2)、6 歳以上

10歳未満では、2回目接種前 72.7%(8/11例、39.0 - 94.0)、事後観察時 81.8%(9/11例、48.2 - 97.7)、

10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 50.0%(2/4 例、6.8 - 93.2)、事後観察時 75.0%(3/4 例、

19.4 - 99.4)であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

1 歳以上の 4 区分では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満では、事

後観察時に抗体陽転率>40%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の抗体陽転率②は、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、

0.0 - 21.8)、事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 26.7%

(4/15 例、7.8 - 55.1)、事後観察時 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)、3 歳以上 6 歳未満では、2 回目

接種前 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、事後観察時 64.3%(9/14 例、35.1 - 87.2)、6 歳以上 10 歳

未満では、2 回目接種前 63.6%(7/11 例、30.8 - 89.1)、事後観察時 63.6%(7/11 例、30.8 - 89.1)、

10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 0.0%(0/4 例、0.0 - 60.2)、事後観察時 0.0%(0/4 例、

0.0 - 60.2)であった。

6 歳以上 10 歳未満及び 10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体陽転率

②は同一であったが、他の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方

が高値であった。

3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 10 歳未満の 2 区分では、2 回目接種前に抗体陽転率>40%を示

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page184

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 185 した。6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満及び 10 歳以上 13 歳未満の 3 区分は、観察期間中

は抗体陽転率>40%を示さなかった。

表 2.7.3.3.4.2.4-1 抗体陽転率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8HI 事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

6歳以上10歳未満 2回目接種前 11 8 72.7 39.0~94.0事後観察 11 9 81.8 48.2~97.7

10歳以上13歳未満 2回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

表 2.7.3.3.4.2.4-2 抗体陽転率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1HI 事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 14 11 78.6 49.2~95.3

6歳以上10歳未満 2回目接種前 11 6 54.5 23.4~83.3事後観察 11 6 54.5 23.4~83.3

10歳以上13歳未満 2回目接種前 4 2 50.0 6.8~93.2事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

表 2.7.3.3.4.2.4-3 抗体陽転率(年齢区分別-3)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8HI 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 10 66.7 38.4~88.2

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7事後観察 14 10 71.4 41.9~91.6

6歳以上10歳未満 2回目接種前 11 4 36.4 10.9~69.2事後観察 11 6 54.5 23.4~83.3

10歳以上13歳未満 2回目接種前 4 1 25.0 0.6~80.6事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page185

Page 203: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 186 表 2.7.3.3.4.2.4-4 抗体陽転率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8中和 事後観察 15 8 53.3 26.6~78.7

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

6歳以上10歳未満 2回目接種前 11 7 63.6 30.8~89.1事後観察 11 9 81.8 48.2~97.7

10歳以上13歳未満 2回目接種前 4 3 75.0 19.4~99.4事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

表 2.7.3.3.4.2.4-5 抗体陽転率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8中和 事後観察 15 13 86.7 59.5~98.3

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 12 80.0 51.9~95.7事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

6歳以上10歳未満 2回目接種前 11 8 72.7 39.0~94.0事後観察 11 9 81.8 48.2~97.7

10歳以上13歳未満 2回目接種前 4 2 50.0 6.8~93.2事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

表 2.7.3.3.4.2.4-6 抗体陽転率(年齢区分別-3)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8中和 事後観察 15 1 6.7 0.2~31.9

1歳以上3歳未満 2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

3歳以上6歳未満 2回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7事後観察 14 9 64.3 35.1~87.2

6歳以上10歳未満 2回目接種前 11 7 63.6 30.8~89.1事後観察 11 7 63.6 30.8~89.1

10歳以上13歳未満 2回目接種前 4 0 0.0 0.0~60.2事後観察 4 0 0.0 0.0~60.2

(2) 年齢区分別-3の各種インフルエンザHA抗原に対するHI抗体及び中和抗体の幾何平均抗体価

変化率(DNK-PEDFLU-2)

1) 各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-3 における新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)

及び B/ブリスベン /60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化率を表

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page186

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 187 2.7.3.3.4.2.4-7、表 2.7.3.3.4.2.4-8 及び表 2.7.3.3.4.2.4-9 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の幾何平均抗体価変化率は、

2 回目接種前 1.1、事後観察時 4.2、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 4.4、事後観察時 8.8、

3 歳以上 6 歳未満では、2 回目接種前 4.8、事後観察時 6.6、6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種

前 7.5、事後観察時 8.0、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 6.7、事後観察時 9.5 であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変化率の方が

高値であった。

1 歳以上の 4 区分は、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満

は、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

A/ビクトリア/210/2009 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接

種前 2.8、事後観察時 12.7、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 8.4、事後観察時 20.2、3 歳以

上 6 歳未満では、2 回目接種前 4.6、事後観察時 8.2、6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前 4.0、

事後観察時 3.8、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 2.8、事後観察時 4.0 であった。

6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の幾何平均抗体価変化率は同程度であ

ったが、他の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価

変化率の方が高値であった。

すべての年齢区分で、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接

種前 1.2、事後観察時 2.1、1 歳以上 3 歳未満の HI 抗体では、2 回目接種前 2.9、事後観察時 7.3、

3 歳以上 6 歳未満では、2 回目接種前 3.8、事後観察時 5.8、6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種

前 2.7、事後観察時 3.1、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 2.4、事後観察時 2.0 であった。

10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の幾何平均抗体価変化率は同程度であ

ったが、他の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価

変化率の方が高値であった。

1歳以上 3歳未満~6歳以上 10歳未満の 3区分では、2回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5

を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満及び 10 歳以上 13 歳未満では、観察期間中は幾何平均抗体価変

化率>2.5 を示さなかった。

2) 各種インフルエンザに対する中和抗体の幾何平均抗体価変化率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-3 における新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N

2 )及び B/ ブリスベン /60/2008 に対する中和抗体の幾何平均抗体価変化率を表

2.7.3.3.4.2.4-10、表 2.7.3.3.4.2.4-11 及び表 2.7.3.3.4.2.4-12 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の幾何平均抗体価変化率は、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page187

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 188

2 回目接種前 1.3、事後観察時 7.6、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 5.5、事後観察時 11.6、

3 歳以上 6 歳未満では、2 回目接種前 4.2、事後観察時 7.1、6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種

前 6.6、事後観察時 9.1、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 5.7、事後観察時 6.7 であった。

いずれの年齢区分においても、2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変化率の方が

高値であった。

1 歳以上の 4 区分では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示し、6 ヵ月以上 1 歳未

満では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

A/ビクトリア/210/2009 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目

接種前 1.8、事後観察時 10.6、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 6.6、事後観察時 19.2、3 歳

以上 6 歳未満では、2 回目接種前 7.0、事後観察時 13.5、6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前

5.8、事後観察時 5.8、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 3.4、事後観察時 4.8 であった。

6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の幾何平均抗体価変化率は同一であっ

たが、他の年齢区分においては、いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の幾何平均抗体価変

化率の方が高値であった。

1 歳以上の 4 区分では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示し、6 ヵ月以上 1 歳未

満では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の幾何平均抗体価変化率は、2 回目接

種前 1.0、事後観察時 1.3、1 歳以上 3 歳未満では、2 回目接種前 1.9、事後観察時 4.2、3 歳以上

6 歳未満では、2 回目接種前 3.2、事後観察時 4.1、6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前 2.7、

事後観察時 2.7、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目接種前 1.2、事後観察時 1.7 であった。

6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の幾何平均抗体価変化率は同一であっ

たが、他の年齢区分においては、いずれも 2 回接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前に幾何平均抗体価変化率>2.5 を

示し、1 歳以上 3 歳未満では、事後観察時に幾何平均抗体価変化率>2.5 を示した。6 ヵ月以上 1

歳未満及び 10歳以上 13歳未満では、観察期間中は幾何平均抗体価変化率>2.5を示さなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page188

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 189 表 2.7.3.3.4.2.4-7 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.2(0.719)HI 2回目接種前 15 6.0(0.779) 1.1 0.9~1.5

事後観察 15 21.9(1.341) 4.2 2.5~6.91歳以上3歳未満 1回目接種前 15 23.0(1.361)

2回目接種前 15 100.8(2.003) 4.4 0.9~22.1事後観察 15 201.6(2.304) 8.8 2.1~36.0

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 41.9(1.622)2回目接種前 15 201.6(2.304) 4.8 1.8~13.1事後観察 14 275.8(2.441) 6.6 2.6~16.7

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 27.4(1.438)2回目接種前 11 205.9(2.314) 7.5 3.2~17.8事後観察 11 219.3(2.341) 8.0 3.5~18.2

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 33.6(1.527)2回目接種前 4 226.3(2.355) 6.7 1.7~26.3事後観察 4 320.0(2.505) 9.5 3.3~27.7

表 2.7.3.3.4.2.4-8 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 7.9(0.900)HI 2回目接種前 15 21.9(1.341) 2.8 1.6~4.8

事後観察 15 100.8(2.003) 12.7 8.5~18.91歳以上3歳未満 1回目接種前 15 7.6(0.880)

2回目接種前 15 63.5(1.803) 8.4 4.0~17.5事後観察 15 152.8(2.184) 20.2 11.7~34.6

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 26.4(1.421)2回目接種前 15 121.3(2.084) 4.6 1.8~11.7事後観察 14 215.3(2.333) 8.2 3.3~20.2

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 45.4(1.657)2回目接種前 11 181.5(2.259) 4.0 1.6~9.9事後観察 11 170.4(2.231) 3.8 1.6~8.6

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 67.3(1.828)2回目接種前 4 190.3(2.279) 2.8 0.5~17.1事後観察 4 269.1(2.430) 4.0 1.3~12.6

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page189

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 190 表 2.7.3.3.4.2.4-9 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率

2)の

対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)HI 2回目接種前 15 6.0(0.779) 1.2 1.0~1.4

事後観察 15 10.5(1.020) 2.1 1.4~3.21歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.2(0.719)

2回目接種前 15 15.2(1.181) 2.9 1.7~4.8事後観察 15 38.2(1.582) 7.3 5.4~9.9

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 14.5(1.161)2回目接種前 15 55.3(1.743) 3.8 1.3~11.4事後観察 14 84.1(1.925) 5.8 2.0~16.8

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 24.2(1.383)2回目接種前 11 66.2(1.821) 2.7 0.9~8.3事後観察 11 75.1(1.876) 3.1 1.0~9.3

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 33.6(1.527)2回目接種前 4 80.0(1.903) 2.4 0.4~13.7事後観察 4 67.3(1.828) 2.0 0.3~12.1

表 2.7.3.3.4.2.4-10 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.7(0.759)中和 2回目接種前 15 7.6(0.880) 1.3 0.9~1.9

事後観察 15 43.9(1.642) 7.6 4.6~12.61歳以上3歳未満 1回目接種前 15 38.2(1.582)

2回目接種前 15 211.1(2.325) 5.5 0.8~36.8事後観察 15 442.2(2.646) 11.6 2.4~57.0

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 110.6(2.044)2回目接種前 15 463.1(2.666) 4.2 1.5~11.9事後観察 14 780.2(2.892) 7.1 2.5~20.0

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 70.5(1.848)2回目接種前 11 467.0(2.669) 6.6 2.5~17.3事後観察 11 640.0(2.806) 9.1 3.7~22.1

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 113.1(2.054)2回目接種前 4 640.0(2.806) 5.7 1.9~16.9事後観察 4 761.1(2.881) 6.7 1.7~26.3

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page190

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 191 表 2.7.3.3.4.2.4-11 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

A(H3N2) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)中和 2回目接種前 15 9.1(0.960) 1.8 1.3~2.5

事後観察 15 52.8(1.722) 10.6 8.1~13.81歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.7(0.759)

2回目接種前 15 38.2(1.582) 6.6 2.9~15.2事後観察 15 110.6(2.044) 19.2 10.0~36.9

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 14.5(1.161)2回目接種前 15 100.8(2.003) 7.0 2.3~21.4事後観察 14 195.0(2.290) 13.5 4.6~39.7

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 35.3(1.547)2回目接種前 11 205.9(2.314) 5.8 1.8~19.4事後観察 11 205.9(2.314) 5.8 1.9~17.6

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 47.6(1.677)2回目接種前 4 160.0(2.204) 3.4 0.4~28.0事後観察 4 226.3(2.355) 4.8 0.8~29.2

表 2.7.3.3.4.2.4-12 幾何平均抗体価変化率(年齢区分別-3)(B、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値解析対象:FAS 2)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 年齢区分 時期 解析 GMT1) GMT GMT変化率2)の対象例数

変化率2) 95%信頼区間

B 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 5.0(0.699)中和 2回目接種前 15 5.0(0.699) 1.0 -

事後観察 15 6.3(0.799) 1.3 0.9~1.71歳以上3歳未満 1回目接種前 15 5.5(0.739)

2回目接種前 15 10.5(1.020) 1.9 1.2~3.2事後観察 15 23.0(1.361) 4.2 2.9~6.1

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 15.9(1.201)2回目接種前 15 50.4(1.702) 3.2 1.1~9.4事後観察 14 65.6(1.817) 4.1 1.4~12.3

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 21.3(1.328)2回目接種前 11 58.4(1.766) 2.7 1.0~7.7事後観察 11 58.4(1.766) 2.7 1.0~7.7

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 40.0(1.602)2回目接種前 4 47.6(1.677) 1.2 0.3~4.2事後観察 4 67.3(1.828) 1.7 0.5~6.0

(3) 年齢区分別-3 の各種インフルエンザ HA 抗原に対する HI 抗体及び中和抗体の抗体保有率

(DNK-PEDFLU-2)

1) 新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-3 における新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)

及び B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率を表 2.7.3.3.4.2.4-13、表

2.7.3.3.4.2.4-14 及び表 2.7.3.3.4.2.4-15 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の抗体保有率は、1 回目接種

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page191

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 192 前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 40.0%(6/15

例、16.3 - 67.7)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)、2 回目接

種前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳未

満では、1 回目接種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、2 回目接種前 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、

事後観察時 100.0%(14/14 例、76.8 - 100.0)、6 歳以上 10 歳未満では、1 回目接種前 54.5%(6/11

例、23.4 - 83.3)、2 回目接種前 100.0%(11/11 例、71.5 - 100.0)、事後観察時 100.0%(11/11 例、

71.5 - 100.0)、10 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 50.0%(2/4 例、6.8 - 93.2)、2 回目接種前

100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)、事後観察時 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、6 歳以上 10 歳未満及び 10 歳以上

13 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、他の年齢区分に

おいては、いずれも 1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の方が

高値であった。

いずれの年齢区分においても、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示さなかった。3 歳以上の 3

区分では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、1 歳以上 3 歳未満では、事後観察時に抗体

保有率>70%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかっ

た。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の HI 抗体の抗体保有率は、1 回目接種

前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 33.3%(5/15 例、11.8 - 61.6)、事後観察時 100.0%

(15/15 例、78.2 - 100.0)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、2

回目接種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、3 歳以

上 6 歳未満では、1 回目接種前 33.3%(5/15 例、11.8 - 61.6)、2 回目接種前 93.3%(14/15 例、

68.1 - 99.8)、事後観察時 92.9%(13/14 例、66.1 - 99.8)、6 歳以上 10 歳未満では、1 回目接種前

72.7%(8/11 例、39.0 - 94.0)、2 回目接種前 100.0%(11/11 例、71.5 - 100.0)、事後観察時 100.0%

(11/11 例、71.5 - 100.0)、10 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)、

2 回目接種前 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)、事後観察時 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)であっ

た。

3 歳以上 6 歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体保有率は同程度で、6 歳以上 10 歳

未満では、2 回目接種前及び事後観察時の抗体保有率は同一であった。また、10 歳以上 13 歳未

満では、観察期間中の抗体保有率はすべて同一であった。他の年齢区分においては、いずれも

1 回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

6 歳以上の 2 区分では、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、1 歳以上 3 歳未満及び 3 歳以

上 6 歳未満では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満では、事後観

察時に抗体保有率>70%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満は、1 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2

回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2 - 31.9)、1 歳以上 3 歳未

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page192

Page 210: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 193 満では、1 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 33.3%(5/15 例、11.8 - 61.6)、

事後観察時 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、3 歳以上 6 歳未満では、1 回目接種前 20.0%(3/15

例、4.3 - 48.1)、2 回目接種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 85.7%(12/14 例、57.2

- 98.2)、6 歳以上 10 歳未満では、1 回目接種前 45.5%(5/11 例、16.7 - 76.6)、2 回目接種前 81.8%

(9/11 例、48.2 - 97.7)、事後観察時 90.9%(10/11 例、58.7 - 99.8)、10 歳以上 13 歳未満では、1

回目接種前 50.0%(2/4 例、6.8 - 93.2)、2 回目接種前 75.0%(3/4 例、19.4 - 99.4)、事後観察時

75.0%(3/4 例、19.4 - 99.4)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、10 歳以上 13 歳未満では、2 回目

接種前及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、他の年齢区分においては、いずれも 1

回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

いずれの年齢区分においても、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示さなかった。3 歳以上の 3

区分では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満及び 1 歳以上 3 歳未

満では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかった。

2) 年齢区分別-3 の中和抗体の抗体保有率(DNK-PEDFLU-2)

FAS での年齢区分別-3 における新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)

及び B/ブリスベン /60/2008 に対する中和抗体の抗体保有率を表 2.7.3.3.4.2.4-16、表

2.7.3.3.4.2.4-17 及び表 2.7.3.3.4.2.4-18 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の抗体保有率は、1 回目接

種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)事後観察時 60.0%(9/15

例、32.3 - 83.7)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 53.3%(8/15 例、26.6 - 78.7)、2 回目接

種前 66.7%(10/15 例、38.4 - 88.2)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳未

満では、1 回目接種前 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、2 回目接種前 100.0%(15/15 例、78.2 - 100.0)、

事後観察時 100.0%(14/14 例、76.8 - 100.0)、6 歳以上 10 歳未満では、1 回目接種前 72.7%(8/11

例、39.0 - 94.0)、2 回目接種前 100.0%(11/11 例、71.5 - 100.0)、事後観察時 100.0%(11/11 例、

71.5 - 100.0)、10 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)、2 回目接

種前 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)、事後観察時 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回目接種前、3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 10

歳未満では、2 回目接種前及び事後観察時、10 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前から事後観

察時の抗体保有率は同一であったが、1 歳以上 3 歳未満においては、いずれも 1 回目接種前よ

りも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の方が高値であった。

3 歳以上の 3 区分では、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、1 歳以上 3 歳未満では、事後

観察時に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満では、観察期間中は抗体保有率>70%

を示さなかった。

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の抗体保有率は、1 回目接

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page193

Page 211: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 194 種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 86.7%(13/15

例、59.5 - 98.3)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種

前 60.0%(9/15 例、32.3 - 83.7)、事後観察時 93.3%(14/15 例、68.1 - 99.8)、3 歳以上 6 歳未満

では、1 回目接種前 13.3%(2/15 例、1.7 - 40.5)、2 回目接種前 86.7%(13/15 例、59.5 - 98.3)、

事後観察時 92.9%(13/14 例、66.1 - 99.8)、6 歳以上 10 歳未満では、1 回目接種前 45.5%(5/11

例、16.7 - 76.6)、2 回目接種前 90.9%(10/11 例、58.7 - 99.8)、事後観察時 100.0%(11/11 例、

71.5 - 100.0)、10 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前 75.0%(3/4 例、19.4 - 99.4)、2 回目接種

前 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)、事後観察時 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回接種前、10 歳以上 13 歳未満では、2 回接種

前及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、その他の年齢区分においては、いずれも 1

回目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であ

った。

10 歳以上 13 歳未満では、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、3 歳以上 6 歳未満及び 6

歳以上 10 歳未満では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示した。6 ヵ月以上 1 歳未満及び 1 歳

以上 3 歳未満では、事後観察時に抗体保有率>70%を示した。

B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満の中和抗体の抗体保有率は、1 回目接種前 0.0%

(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 0.0%(0/15 例、0.0 - 21.8)、事後観察時 6.7%(1/15 例、0.2

- 31.9)、1 歳以上 3 歳未満では、1 回目接種前 0.0.%(0/15 例、0.0 - 21.8)、2 回目接種前 26.7%

(4/15 例、7.8 - 55.1)、事後観察時 40.0%(6/15 例、16.3 - 67.7)、3 歳以上 6 歳未満では、1 回目

接種前 20.0%(3/15 例、4.3 - 48.1)、2 回目接種前 73.3%(11/15 例、44.9 - 92.2)、事後観察時 78.6%

(11/14 例、49.2 - 95.3)、6 歳以上 10 歳未満では、1 回目接種前 45.5%(5/11 例、16.7 - 76.6)、2

回目接種前 81.8%(9/11 例、48.2 - 97.7)、事後観察時 81.8%(9/11 例、48.2 - 97.7)、10 歳以上

13 歳未満では、1 回目接種前 50.0%(2/4 例、6.8 - 93.2)、2 回目接種前 75.0%(3/4 例、19.4 - 99.4)、

事後観察時 100.0%(4/4 例、39.8 - 100.0)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満では、1 回目接種前及び 2 回接種前、6 歳以上 10 歳未満では、2 回接種前

及び事後観察時の抗体保有率は同一であったが、その他の年齢区分においては、いずれも 1 回

目接種前よりも 2 回目接種前、2 回目接種前よりも事後観察時の抗体保有率の方が高値であっ

た。

いずれの年齢区分においても、1 回目接種前に抗体保有率>70%を示さなかった。3 歳以上の 3

区分では、2 回目接種前に抗体保有率>70%を示し、6 ヵ月以上 1 歳未満及び 1 歳以上 3 歳未満

では、観察期間中は抗体保有率>70%を示さなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page194

Page 212: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 195 表 2.7.3.3.4.2.4-13 抗体保有率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8HI 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

事後観察 15 6 40.0 16.3~67.71歳以上3歳未満 1回目接種前 15 6 40.0 16.3~67.7

2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.22回目接種前 15 13 86.7 59.5~98.3事後観察 14 14 100.0 76.8~100.0

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 6 54.5 23.4~83.32回目接種前 11 11 100.0 71.5~100.0事後観察 11 11 100.0 71.5~100.0

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 2 50.0 6.8~93.22回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

表 2.7.3.3.4.2.4-14 抗体保有率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8HI 2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6

事後観察 15 15 100.0 78.2~100.01歳以上3歳未満 1回目接種前 15 1 6.7 0.2~31.9

2回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 15 15 100.0 78.2~100.0

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.62回目接種前 15 14 93.3 68.1~99.8事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 8 72.7 39.0~94.02回目接種前 11 11 100.0 71.5~100.0事後観察 11 11 100.0 71.5~100.0

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.02回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page195

Page 213: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 196 表 2.7.3.3.4.2.4-15 抗体保有率(年齢区分別-3)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8HI 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

事後観察 15 1 6.7 0.2~31.91歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 5 33.3 11.8~61.6事後観察 15 10 66.7 38.4~88.2

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 3 20.0 4.3~48.12回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 14 12 85.7 57.2~98.2

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 5 45.5 16.7~76.62回目接種前 11 9 81.8 48.2~97.7事後観察 11 10 90.9 58.7~99.8

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 2 50.0 6.8~93.22回目接種前 4 3 75.0 19.4~99.4事後観察 4 3 75.0 19.4~99.4

表 2.7.3.3.4.2.4-16 抗体保有率(年齢区分別-3)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8中和 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

事後観察 15 9 60.0 32.3~83.71歳以上3歳未満 1回目接種前 15 8 53.3 26.6~78.7

2回目接種前 15 10 66.7 38.4~88.2事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 13 86.7 59.5~98.32回目接種前 15 15 100.0 78.2~100.0事後観察 14 14 100.0 76.8~100.0

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 8 72.7 39.0~94.02回目接種前 11 11 100.0 71.5~100.0事後観察 11 11 100.0 71.5~100.0

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.02回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page196

Page 214: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 197 表 2.7.3.3.4.2.4-17 抗体保有率(年齢区分別-3)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8中和 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

事後観察 15 13 86.7 59.5~98.31歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 9 60.0 32.3~83.7事後観察 15 14 93.3 68.1~99.8

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 2 13.3 1.7~40.52回目接種前 15 13 86.7 59.5~98.3事後観察 14 13 92.9 66.1~99.8

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 5 45.5 16.7~76.62回目接種前 11 10 90.9 58.7~99.8事後観察 11 11 100.0 71.5~100.0

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 3 75.0 19.4~99.42回目接種前 4 4 100.0 39.8~100.0事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

表 2.7.3.3.4.2.4-18 抗体保有率(年齢区分別-3)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1) 「抗体価40倍以上」項目 年齢区分 時期 解析

対象例数

抗体保有1)

例数抗体保有1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 6ヵ月以上1歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8中和 2回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

事後観察 15 1 6.7 0.2~31.91歳以上3歳未満 1回目接種前 15 0 0.0 0.0~21.8

2回目接種前 15 4 26.7 7.8~55.1事後観察 15 6 40.0 16.3~67.7

3歳以上6歳未満 1回目接種前 15 3 20.0 4.3~48.12回目接種前 15 11 73.3 44.9~92.2事後観察 14 11 78.6 49.2~95.3

6歳以上10歳未満 1回目接種前 11 5 45.5 16.7~76.62回目接種前 11 9 81.8 48.2~97.7事後観察 11 9 81.8 48.2~97.7

10歳以上13歳未満 1回目接種前 4 2 50.0 6.8~93.22回目接種前 4 3 75.0 19.4~99.4事後観察 4 4 100.0 39.8~100.0

2.7.3.3.4.2.5 EMA 基準による抗体価の部分集団における評価(DNK-PEDFLU-2試験)

本治験の目的は、季節性インフルエンザワクチンの小児における用量を確認することである。

小児を対象とした季節性インフルエンザワクチンの評価は確立されていないため、成人を対

象とした季節性インフルエンザワクチンの EMA ガイダンス(CPMP/BWP/214/96)3)を参考に、

HI 抗体価における 3 つの基準(1. 抗体陽転率(>40%)、2. 幾何平均抗体価変化率(>2.5)、3. 抗

体保有率(>70%))のうち 1 つ以上満たすという主要評価項目を設定した。

なお、本治験の前に実施された医師主導治験(DNK-PEDFLU-1)において、抗体陽転率は、『接

種後抗体価が 20 倍以上かつ 1 回目接種前値からの変化率が 4 倍以上(抗体陽転率①)』『接種後

抗体価が 40 倍以上かつ 1 回目接種前値からの変化率が 4 倍以上(抗体陽転率②)』の 2 種類を

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page197

Page 215: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 198 定義しており、本治験においても同一の定義を設定して評価した。

FAS での上記基準による HI 抗体の年齢区分別 -1 の抗体価の主要評価結果を表

2.7.3.3.4.2.4-19 に示す。また、HI 抗体価の 3 つの評価項目に中和抗体の抗体陽転率を含めた

抗体価の総合評価を付表 2.7.3.6.1-74 に示した。

新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008

の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の主要評価は、2 回目接種前において 6 ヵ月以上 1 歳未満では

それぞれ 0、1、0 項目、1 歳以上 3 歳未満ではそれぞれ 2、3、1 項目、3 歳以上 6 歳未満ではそ

れぞれ 3、3、3 項目、6 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 3、3、2 項目を満たした。事後観察時に

おいて 6 ヵ月以上 1 歳未満ではそれぞれ 1、3、0 項目、1 歳以上 3 歳未満ではそれぞれ 3、3、2

項目、3 歳以上 6 歳未満ではそれぞれ 3、3、3 項目、6 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 3、3、2

項目を満たした。

抗体価の主要評価を抗体陽転率①で行った結果は抗体陽転率②と同様の結果であった。抗体

陽転率①の成績について、付表 2.7.3.6.1-73 に示した。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page198

Page 216: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 199 表 2.7.3.3.4.2.4-19 年齢区分別-1 の抗体価の主要評価結果(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

*:判定基準を満たしていることを示す**:3項目の判定基準のうち一つ以上を満たすことを示す

解析対象:FAS 測定項目:HI抗体価 1)接種後抗体価が40倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上年齢区分 時期 評価項目 判定基準全体 2回目接種前 解析対象例数 60 60 60

抗体陽転1)率 >40% 51.7% * 53.3% * 30.0%

GMT変化率 >2.5 3.6 * 4.4 * 2.4抗体保有率 >70% 61.7% 75.0% * 46.7%

** **事後観察 解析対象例数 59 59 59

抗体陽転1)率 >40% 78.0% * 84.7% * 45.8% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 9.4 * 3.9 *抗体保有率 >70% 83.1% * 98.3% * 61.0%

** ** **6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 0.0% 26.7% 0.0%

GMT変化率 >2.5 1.1 2.8 * 1.2抗体保有率 >70% 0.0% 33.3% 0.0%

**事後観察 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 40.0% 100.0% * 6.7%

GMT変化率 >2.5 4.2 * 12.7 * 2.1抗体保有率 >70% 40.0% 100.0% * 6.7%

** **1歳以上3歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 60.0% * 73.3% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 4.4 * 8.4 * 2.9 *抗体保有率 >70% 60.0% 73.3% * 33.3%

** ** **事後観察 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 93.3% * 100.0% * 66.7% *

GMT変化率 >2.5 8.8 * 20.2 * 7.3 *抗体保有率 >70% 93.3% * 100.0% * 66.7%

** ** **3歳以上6歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 66.7% * 60.0% * 53.3% *

GMT変化率 >2.5 4.8 * 4.6 * 3.8 *抗体保有率 >70% 86.7% * 93.3% * 73.3% *

** ** **事後観察 解析対象例数 14 14 14

抗体陽転1)率 >40% 92.9% * 78.6% * 71.4% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 8.2 * 5.8 *抗体保有率 >70% 100.0% * 92.9% * 85.7% *

** ** **6歳以上13歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 80.0% * 53.3% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 7.3 * 3.6 * 2.6 *抗体保有率 >70% 100.0% * 100.0% * 80.0% *

** ** **事後観察 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 86.7% * 60.0% * 40.0%

GMT変化率 >2.5 8.4 * 3.8 * 2.8 *抗体保有率 >70% 100.0% * 100.0% * 86.7% *

** ** **

新型A(H1N1) A(H3N2) B

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page199

Page 217: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 200 2.7.3.3.5 HI 抗体価と中和抗体価の関連性

DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験において、各種インフルエンザ HA 抗原に対する

HI 抗体価と中和抗体価の 2 回目接種前及び事後観察時での関連性を検討した。

2.7.3.3.5.1 DNK-PEDFLU-1 試験における HI 抗体価と中和抗体価の関連性 DNK-PEDFLU-1 試験の結果を表 2.7.3.3.5.1-1 に示す。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体価と中和抗体価には、明らかな相関関係が

認められた。

表 2.7.3.3.5.1-1 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(新型 A(H1N1)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

2回目接種前 中和抗体価 1) Spearmanの

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) <10(0.70)

18 1 1 1 0 0 0 0 0 0.937

10(1.00)

2 5 3 0 0 0 0 0 0

20(1.30)

0 1 4 3 0 1 0 0 0

40(1.60)

0 0 2 3 1 0 0 0 0

80(1.90)

0 0 0 1 1 1 3 0 0

160(2.20)

0 0 0 0 1 4 5 1 0

320(2.51)

0 0 0 0 0 2 5 3 2

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 0 2 1

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 2

事後観察時 中和抗体価 1) Spearmanの

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) <10(0.70)

2 1 0 0 0 0 0 0 0 0.929

10(1.00)

0 1 3 1 0 0 0 0 0

20(1.30)

0 0 1 6 1 0 0 0 0

40(1.60)

0 0 0 2 8 3 1 0 0

80(1.90)

0 0 0 0 3 9 3 0 0

160(2.20)

0 0 0 0 0 2 7 1 0

320(2.51)

0 0 0 0 0 0 7 6 3

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 1 3 2

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 3

項目 2回目接種前

HI抗体価 1)

項目 事後観察時

HI抗体価 1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page200

Page 218: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 201 2.7.3.3.5.2 DNK-PEDFLU-2 試験における HI 抗体価と中和抗体価の関連性 DNK-PEDFLU-2 試験結果を表 2.7.3.3.5.2-1 - 表 2.7.3.3.5.2-3 に示す。

各株の HI 抗体価と中和抗体価には、明らかな相関関係が認められた。

表 2.7.3.3.5.2-1 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(新型 A(H1N1)、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

2回目接種前 中和抗体価 1) Spearmanの<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数

(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)新型A(H1N1) <10

(0.70)11 3 1 0 0 0 0 0 0 0.965

10(1.00)

0 2 1 0 0 0 0 0 0

20(1.30)

0 0 2 3 0 0 0 0 0

40(1.60)

0 0 0 0 1 2 0 0 0

80(1.90)

0 0 0 0 0 1 3 1 0

160(2.20)

0 0 0 0 0 1 6 3 0

320(2.51)

0 0 0 0 0 0 2 4 0

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 0 0 6

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 7

事後観察時 中和抗体価 1) Spearmanの

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

新型A(H1N1) <10(0.70)

0 1 2 0 0 0 0 0 0 0.959

10(1.00)

0 0 3 0 0 0 0 0 0

20(1.30)

0 0 1 3 0 0 0 0 0

40(1.60)

0 0 0 2 5 1 0 0 0

80(1.90)

0 0 0 0 1 5 3 0 0

160(2.20)

0 0 0 0 0 0 5 5 1

320(2.51)

0 0 0 0 0 0 1 7 0

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 0 0 5

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 8

項目 2回目接種前

HI抗体価 1)

項目 事後観察時

HI抗体価 1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page201

Page 219: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 202 表 2.7.3.3.5.2-2 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(A(H3N2)、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

2回目接種前 中和抗体価 1) Spearmanの<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数

(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)A(H3N2) <10

(0.70)2 0 0 0 0 0 0 0 0 0.946

10(1.00)

3 0 0 0 0 0 0 0 0

20(1.30)

4 5 1 0 0 0 0 0 0

40(1.60)

0 3 4 3 1 0 0 0 0

80(1.90)

0 0 2 5 5 1 0 0 0

160(2.20)

0 0 0 0 3 5 2 0 0

320(2.51)

0 0 0 0 0 1 2 2 0

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 2 0 1

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 3

事後観察時 中和抗体価 1) Spearmanの

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

A(H3N2) <10(0.70)

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.851

10(1.00)

0 0 0 0 0 0 0 0 0

20(1.30)

0 1 0 0 0 0 0 0 0

40(1.60)

0 0 1 3 0 0 0 0 0

80(1.90)

0 0 2 6 6 2 0 0 0

160(2.20)

0 0 0 0 14 4 1 1 0

320(2.51)

0 0 0 0 0 7 2 3 0

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 0 1 3

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 2

項目 2回目接種前

HI抗体価 1)

項目 事後観察時

HI抗体価 1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page202

Page 220: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 203 表 2.7.3.3.5.2-3 HI 抗体価と中和抗体価の関連性(B、FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)()内は対数変換値(Log10)

2回目接種前 中和抗体価 1) Spearmanの<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数

(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)B <10

(0.70)18 0 0 0 0 0 0 0 0 0.931

10(1.00)

7 1 0 0 0 0 0 0 0

20(1.30)

0 2 1 3 0 0 0 0 0

40(1.60)

1 0 3 6 0 0 0 0 0

80(1.90)

0 0 0 4 3 1 0 0 0

160(2.20)

0 0 0 0 4 4 0 0 0

320(2.51)

0 0 0 0 0 0 0 0 0

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 0 1 0

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 1

事後観察時 中和抗体価 1) Spearmanの

<10 10 20 40 80 160 320 640 1280≦ 順位相関係数(0.70) (1.00) (1.30) (1.60) (1.90) (2.20) (2.51) (2.81) (3.11≦)

B <10(0.70)

7 0 0 0 0 0 0 0 0 0.931

10(1.00)

5 0 0 0 0 0 0 0 0

20(1.30)

2 6 2 1 0 0 0 0 0

40(1.60)

0 1 4 9 1 0 0 0 0

80(1.90)

0 0 1 5 2 0 0 0 0

160(2.20)

0 0 0 0 5 4 1 0 0

320(2.51)

0 0 0 0 0 1 0 0 0

640(2.81)

0 0 0 0 0 0 0 1 0

1280≦(3.11≦)

0 0 0 0 0 0 0 0 1

項目 2回目接種前

HI抗体価 1)

項目 事後観察時

HI抗体価 1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page203

Page 221: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 204 2.7.3.3.5.3 DNK-PEDFLU-1 試験及び DNK-PEDFLU-2 試験の比較

DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験の HI 抗体価と中和抗体価には、明らかな相関関係

が認められた。

2.7.3.4 推奨用法・用量に関する臨床情報の解析 2.7.3.4.1 用量及び接種回数

DNK-PEDFLU-1 試験では、WHO 推奨用量の妥当性を検討するために、健康小児を対象に、

単独接種群では DNK-FLU(H1)を 6 ヵ月以上 3 歳未満に 1 回あたり 0.25 mL、3 歳以上 13 歳

未満に 1 回あたり 0.5 mL を上腕に 2 回皮下接種し、同時接種群では DNK-FLU(H1)及び

DNK-FLU(TIV)各々を 6 ヵ月以上 3 歳未満に 1 回あたり 0.25 mL、3 歳以上 13 歳未満に 1 回

あたり 0.5 mL を両側上腕に 2 回皮下接種した。

DNK-PEDFLU-2 試験では、DNK-PEDFLU-1 試験と同様に WHO 推奨用量の妥当性を検討する

ために、健康小児を対象に、DNK-FLU を 6 ヵ月以上 3 歳未満に 1 回あたり 0.25 mL、3 歳以上

13 歳未満に 1 回あたり 0.5 mL を上腕に 2 回皮下接種した。

接種用量については、既存用量との比較群は設定しなかったため、神谷らの報告をもとに考

察する。

神谷ら 4)は平成 20 年度厚生労働科学研究費補助金分担研究において、季節性インフルエンザ

HA ワクチン(フールビック HA、VAXGRIP の 2 種類)を用いて WHO 推奨用量に基づいて接

種を行った群とわが国の承認用量に基づいた過去の接種群とを比較して、季節性インフルエン

ザ A(H1N1)に対する HI 抗体が接種前 10 倍以下で 2 回接種後 40 倍以上になった小児の割合

(抗体陽転率)が、0 歳児は過去調査(0.1 mL 接種)では 20.0%であったものが 0.25 mL 接種

を行ったところ 66.7% - 81.8%であったとし、1 歳 - 3 歳では過去調査(0.2 mL)では 61.6%で

あったものが 0.25 mL接種を行って 58.7% - 76.8%、3歳 - 5歳では過去調査(0.2 mL)では 61.6%

であったものが 0.5 mL 接種を行って 70.7% - 71.4%、6 歳 - 12 歳では過去調査(0.3 mL)では

57.9%であったものが 0.5 mL 接種群で 60.5% - 62.9%と、年齢の低い層では現在の承認用量が

十分でないことを明らかにしている。

DNK-PEDFLU-1 試験の HI 抗体価の成績では、事後観察時の季節性インフルエンザの抗体陽転

率②は、同時接種群の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)及び

B/ブリスベン/60/2008 のそれぞれで、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)は 80.0%、80.0%、

60.0%、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)は 25.0%、45.0%、30.0%であった。6 ヵ月以上 1 歳

未満の抗体陽転率①はそれぞれ 75.0%、100.0%、50.0%、抗体陽転率②はそれぞれ 50.0%、75.0%、

50.0%であった。

DNK-PEDFLU-2 試験の HI 抗体価の成績では、事後観察時の抗体陽転率②は、新型インフルエ

ンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 のそれぞれで、0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)は 66.7%、100.0%、36.7%、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)

は 89.7%、69.0%、55.2%であった。また、年齢区分別では 6 ヵ月以上 1 歳未満で 40.0%、100.0%、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page204

Page 222: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 205

6.7%、1 歳以上 3 歳未満で 93.3%、100.0%、66.7%、3 歳以上 6 歳未満で 92.9%、78.6%、71.4%、

6 歳以上 13 歳未満で 86.7%、60.0%、40.0%であった。

接種条件や測定株は異なるが、神谷らが報告した WHO 推奨用量スタディの A 型株の結果と

DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験の 2 回目接種後である事後観察時の A 型株の結果は

ほぼ同様であったことから、より高い抗体価を得るためには、既存用量よりも WHO 推奨用量

を接種した方がよいと考える。

接種回数について、DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験では 2 回接種で実施した。

DNK-PEDFLU-1 試験の結果では、新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体

及び中和抗体の抗体陽転率②は、単独接種群、同時接種群の 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)

では 2 回目接種前よりも事後観察時の方が高く、事後観察時においては 70%以上の高値を示し

たが、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)では 2 回目接種前から高値を示した。一方、季節性イ

ンフルエンザに対する HI 抗体の抗体陽転率②(同時接種群)は、事後観察時において、6 ヵ月

以上 3 歳未満に比べて、3 歳以上 13 歳未満が低値であり、70%以上の高値を示したのは 6 ヵ月

以上 3 歳未満の A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)だけであり、

3 歳以上 13 歳未満で抗体陽転率②で 70%以上を示した株はなかった。3 歳以上 13 歳未満では 1

回目接種前にすでに季節性インフルエンザに対する各株の HI 抗体価の高い被験者が多く、2 回

目接種前及び事後観察時に高い抗体価を示したものの、事後観察時の抗体陽転率②は低かった。

3 歳以上 13 歳未満では治験薬接種前より基礎免疫を保有していた被験者が多く、抗体応答の頭

打ち現象のため、治験薬の 2 回目接種による抗体価のさらなる上昇がみられなかったものと考

えられる。ちなみに、接種前抗体価 40 倍未満の部分集団では、事後観察時の抗体陽転率②は、

6 ヵ月以上 3 歳未満と 3 歳以上 13 歳未満で同程度の高値を示しており、治験薬接種による抗体

産生を裏付けるものと考えられる。

DNK-PEDFLU-2 試験の結果では、新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原に対する HI 抗体

の抗体陽転率②は、6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 13 歳未満いずれも 2 回目接種前よりも事後

観察時の方が高く、事後観察時においては 6 ヵ月以上 3 歳未満で 66.7%、3 歳以上 13 歳未満で

89.7%と 70%以上の高値を示した。

また、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)と B/ブリスベン/60/2008 に対する HI 抗体の抗体陽転

率②は 6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 13 歳未満いずれも 2 回目接種前よりも事後観察時の方が

高く、それぞれ、事後観察時においては 6 ヵ月以上 3 歳未満で 100.0%、36.7%、3 歳以上 13 歳

未満で 69.0%、55.2%であった。

3 歳以上 13 歳未満の 2 回目接種前の抗体保有率について、新型インフルエンザ A(H1N1)、

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 でそれぞれ 93.3%、96.7%、76.7%

であり、いずれの株も 1 回の接種で 70%以上の抗体保有率が示された。また 6 歳以上 13 歳未

満では、それぞれ 100.0%、100.0%、80.0%であり、いずれの株も 1 回の接種で 80%以上の抗

体保有率が示された。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page205

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 206

3 歳以上 13 歳未満、特に 6 歳以上 13 歳未満では 1 回の接種で 40 を超える HI 抗体価を示す被

験者が多かった。

主要評価項目として設定した「HI 抗体価における 3 つの基準(1.抗体陽転率(>40%)、2.幾

何平均抗体価変化率(>2.5)、3.抗体保有率(>70%))のうち 1 つ以上満たすこと」による評

価では、新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン

/60/2008 に対する HI 抗体価は、0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、0.5 mL 接種(3 歳以上

13 歳未満)において、2 回目接種前では新型 A(H1N1)及び B の 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3

歳未満)を除いて評価基準を 1 項目以上満たし、事後観察時ではすべて評価基準を 1 項目以上

満たした。3 歳以上 13 歳未満を 3 歳以上 6 歳未満と 6 歳以上 13 歳未満の部分集団に区分した

場合、3 歳以上 6 歳未満は、各株ともに 1 回接種後より EMA の評価基準を満たしたが、抗体陽

転率②が 1 回接種後よりも 2 回接種後で高かったことから、1 回接種よりも 2 回接種の方が有

用であると考えられ、6 歳以上 13 歳未満は、各株ともに 1 回接種後より EMA の評価基準を満

たし、抗体陽転率②、抗体価変化率及び抗体保有率が 1 回接種後と 2 回接種後でほぼ同様であ

るため、1 回接種でもよい可能性があると考えられる。しかし、DNK-FLU(H1)のように、抗

原性の不連続変異を起こしたウイルス株に対しても適用されることを考慮すると、6 歳以上 13

歳未満も 2 回接種がなおよいと考えられる。

9 歳超の接種回数について、欧米においてはインフルエンザワクチンの接種回数は 9 歳超が 1

回、9 歳以下が 2 回とされていることから、9 歳で区分した部分解析を行った。9 歳超の被験者

について、DNK-PEDFLU-1 試験の結果では、季節性インフルエンザに対する HI 抗体価は、治

験薬接種前より基礎免疫を保有していた被験者が多く、治験薬接種による明らかな抗体価上昇

を観察することはできなかったが、いずれも 1 回接種で 40 倍以上の HI 抗体価が確認された。

また、新型インフルエンザ A(H1N1)のように接種前の抗体価がほとんど検出されない場合に

おいては、1 回接種で大部分の被験者が 40 倍以上の抗体価となり、70%以上の高い抗体陽転率

②を示した。

DNK-PEDFLU-2 試験の結果では、新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009

(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の幾何平均値は 1 回目接

種前がそれぞれ 29.7、80.0、53.8、2 回目接種前が 195.0、215.3、118.9 を示した。接種前抗体価

の幾何平均値が 40 未満であった新型インフルエンザ A(H1N1)の抗体陽転率②は、2 回目接種

前で 100.0%を示した。抗体保有率は、2 回目接種前が新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビク

トリア/210/2009(H3N2)及び B/ブリスベン/60/2008 でそれぞれ 100.0、100.0、85.7%であり、

B/ブリスベン/60/2008 の 1 例を除いて 1 回接種で 40 倍以上の HI 抗体価が確認された。9 歳以上

では 6 歳以上 13 歳未満の年齢区分の結果とほぼ同様に 1 回接種で十分な免疫原性を有していた。

したがって、9 歳超の接種回数については 6 歳以上 13 歳未満と同様、1 回接種でも十分であ

る可能性があるが、DNK-FLU(H1)のように、抗原性の不連続変異を起こしたウイルス株に対

しても適用されることを考慮すると、3 歳以上 13 歳未満も 2 回接種がなおよいと考えられる。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page206

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 207

これらのことから、インフルエンザ HA ワクチンの添付文書の用法・用量は、以下のように

設定することが妥当と考える。

「0.5 mL を皮下に、1 回又はおよそ 1 - 4 週間の間隔をおいて 2 回注射する。ただし、3 歳以

上 13 歳未満の者には 0.5 mL、3 歳未満の者には 0.25 mL ずつ 2 回注射する。」

2.7.3.4.2 接種間隔 DNK-PEDFLU-1 試験では、DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)を、3 週間 ± 7 日間の間

隔をおいて 2 回皮下接種し、新型インフルエンザウイルス及び季節性インフルエンザウイルス

に対する抗体産生が確認された。

DNK-PEDFLU-2 試験でも同様に、DNK-FLU を、3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて 2 回皮下接種

し、新型インフルエンザウイルス及び季節性インフルエンザウイルスに対する抗体産生が確認

された。

以上より、DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)、並びに DNK-FLU の接種間隔は、これま

でどおりのおよそ 1~4 週間の間隔で設定することが妥当と考える。

2.7.3.4.3 年齢 DNK-PEDFLU-1 試験では、WHO 推奨用量に従い健康小児を 6 ヵ月以上 3 歳未満及び 3 歳以

上 13 歳未満の治験薬接種量別に分けて有効性(免疫原性)を評価した。

DNK-FLU(H1)を 3 週間 ± 7 日間の間隔で 2 回皮下接種することにより、小児に対して新型

インフルエンザウイルスに対する抗体産生が確認された。同様に、DNK-FLU(H1)と DNK-FLU

(TIV)を 3 週間 ± 7 日間の間隔で同時に 2 回皮下接種した際にも、小児に対して新型インフル

エンザウイルス及び季節性インフルエンザウイルスに対する抗体産生が確認された。

新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体価及び中和抗体価は、事後観察時において 6

ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 13 歳未満いずれも EMA の季節性インフルエンザワクチンの有効

性に関する 3 項目すべての基準を満たしており、小児への DNK-FLU(H1)の 2 回接種は、EMA

の評価基準を上回る効果が得られた。

一方、同時接種群における季節性インフルエンザ(A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/ウル

グアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008)の各株に対する HI 抗体価は、事後観察時に

おいて 6 ヵ月以上 3 歳未満では新型インフルエンザ A(H1N1)と同様にそれぞれ 3、3、2 項目

を満たし、3 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 1、3、1 項目を満たしており、小児への DNK-FLU

(TIV)の接種は、EMA の評価基準を上回る効果が得られた。

DNK-PEDFLU-2 試験では、DNK-PEDFLU-1 試験同様、WHO 推奨用量に従い健康小児を「6

ヵ月以上 3 歳未満」及び「3 歳以上 13 歳未満」の治験薬接種量別に分けて有効性(免疫原性)

を評価するとともに、「6 ヵ月以上 1 歳未満」「1 歳以上 3 歳未満」「3 歳以上 6 歳未満」「6 歳以

上 13 歳未満」の年齢区分について有効性(免疫原性)を評価した。DNK-FLU を 3 週間 ± 7 日

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page207

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 208 間の間隔で 2 回皮下接種することにより、小児に対して新型インフルエンザウイルスに対する

抗体産生が確認された。新型インフルエンザ A(H1N1)、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)及び

B/ブリスベン/60/2008 の各株に対する HI 抗体価は、事後観察時において EMA の季節性インフ

ルエンザワクチンの有効性に関する 3 項目について、6 ヵ月以上 3 歳未満ではそれぞれ 2、3、1

項目を満たし、3 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 3、3、3 項目を満たした。

同様に 6 ヵ月以上 1 歳未満では 1、3、0 項目、1 歳以上 3 歳未満では 3、3、2 項目、3 歳以上

6 歳未満では 3、3、3 項目、6 歳以上 13 歳未満では 3、3、2 項目を満たし、B/ブリスベン/60/2008

の 6 ヵ月以上 1 歳未満を除き、小児への DNK-FLU の接種は、EMA の評価基準を上回る効果が

得られた。

なお、B 型株である B/ブリスベン/60/2008 は他の季節性インフルエンザウイルス株に比べ、抗

体反応が不良であることが知られていること 5)、及び低年齢児は免疫機能が未成熟であるとさ

れていること 6)を考慮すると、B/ブリスベン/60/2008 の 6 ヵ月以上 1 歳未満は、2 回目接種前、

事後観察時いずれも HI 抗体価における 3 つの基準による評価を満たさなかったものの、(1)2

回目接種前よりも事後観察時の方が、幾何平均抗体価変化率、抗体保有率ともに上昇している

こと、(2)抗体陽転定義を『接種後抗体価が 40 倍以上かつ 1 回目接種前値からの変化率が 4 倍

以上』とした抗体陽転率②は事後観察時で 6.7%であったが、抗体陽転定義を『接種後抗体価が

20 倍以上かつ 1 回目接種前値からの変化率が 4 倍以上』とした抗体陽転率①は事後観察時で

33.3%を示したことより、十分ではないものの治験薬 2 回接種による抗体産生があると考えら

れる。

以上より、DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験の事後観察時において、各株のいずれ

の年齢区分においても DNK-FLU の抗体産生があると考えられる。

2.7.3.4.4 相互作用 DNK-PEDFLU-1 試験の DNK-FLU(H1)と DNK-FLU(TIV)の相互作用については、新型イ

ンフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体価及び中和抗体価では、治験薬接種後、同時接種群

と単独接種群で抗体価が同程度に推移し、また、季節性インフルエンザに対する HI 抗体価では、

いずれの株においても単独接種群の抗体価が治験薬接種前後でほぼ同じであったことから、

DNK-FLU(H1)は、季節性インフルエンザに対する HI 抗体価に影響を与えず、DNK-FLU(TIV)

は、新型インフルエンザに A(H1N1)対する HI 抗体価及び中和抗体価に影響を与えないと考

えられた。

2.7.3.5 効果の持続、耐薬性 2.7.3.5.1 免疫の持続

DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験において、2 回目接種約 3 週間以降の抗体価の追跡

調査は実施していないため、抗体の持続に関するデータはない。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page208

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 209 2.7.3.5.2 耐薬性

本剤はワクチンであり、長期投与されることはないために耐薬性の問題はないと考えられる。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page209

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 210 2.7.3.6 付録

付録表目次

付表 2.7.3.6.1-1 抗体陽転率①に基づく有効性成績(治験薬接種量別)の要約

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 217

付表 2.7.3.6.1-2 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 218

付表 2.7.3.6.1-3 抗体価の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 218

付表 2.7.3.6.1-4 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 219

付表 2.7.3.6.1-5 抗体価の要約統計量(B、HI抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 219

付表 2.7.3.6.1-6 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体の抗体陽転率(年齢区分

全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............................................................................... 220

付表 2.7.3.6.1-7 抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 220

付表 2.7.3.6.1-8 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 220

付表 2.7.3.6.1-9 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 221

付表 2.7.3.6.1-10 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)

(FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................ 221

付表 2.7.3.6.1-11 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) .............................. 221

付表 2.7.3.6.1-12 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5

mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................ 222

付表 2.7.3.6.1-13 抗体価変化率の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 222

付表 2.7.3.6.1-14 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25 mL

接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)..................................... 222

付表 2.7.3.6.1-15 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5 mL

接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)....................................... 222

付表 2.7.3.6.1-16 抗体価変化率の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 223

付表 2.7.3.6.1-17 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.25 mL

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page210

Page 228: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 211

接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)..................................... 223

付表 2.7.3.6.1-18 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.5 mL

接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)....................................... 223

付表 2.7.3.6.1-19 抗体価変化率の要約統計量(B、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 224

付表 2.7.3.6.1-20 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1).................................................... 224

付表 2.7.3.6.1-21 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)...................................................... 224

付表 2.7.3.6.1-22 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(年齢区分全体)

(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................................................... 225

付表 2.7.3.6.1-23 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率(年齢区

分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................................... 225

付表 2.7.3.6.1-24 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(年齢区分全

体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)...................................................................................... 226

付表 2.7.3.6.1-25 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、中和抗体価) (0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) .............................. 226

付表 2.7.3.6.1-26 抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、中和抗体価) (0.5

mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ...................................... 226

付表 2.7.3.6.1-27 抗体陽転率①(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .... 227

付表 2.7.3.6.1-28 抗体陽転率①(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ........... 227

付表 2.7.3.6.1-29 抗体陽転率①(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)............................. 227

付表 2.7.3.6.1-30 抗体陽転率①(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) . 227

付表 2.7.3.6.1-31 抗体陽転率①(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .......... 228

付表 2.7.3.6.1-32 抗体陽転率①(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .......................... 228

付表 2.7.3.6.1-33 EMA 基準による抗体価の評価(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接

種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................................. 228

付表 2.7.3.6.1-34 EMA 基準による抗体価の評価(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種

(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)....................................................... 229

付表 2.7.3.6.1-35 EMA 基準による抗体価の評価(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種

(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)................................................. 229

付表 2.7.3.6.1-36 EMA 基準による抗体価の評価(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).............................................................. 229

付表 2.7.3.6.1-37 EMA 基準による抗体価の評価(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................................ 230

付表 2.7.3.6.1-38 EMA 基準による抗体価の評価(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1).............................................................. 230

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page211

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 212 付表 2.7.3.6.1-39 EMA 基準による抗体価の評価(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以

上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................................................... 230

付表 2.7.3.6.1-40 EMA 基準による抗体価の評価(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)................................................................................ 231

付表 2.7.3.6.1-41 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中

和抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)..... 231

付表 2.7.3.6.1-42 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、中

和抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)......... 232

付表 2.7.3.6.1-43 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI

抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)......... 233

付表 2.7.3.6.1-44 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、HI

抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............ 234

付表 2.7.3.6.1-45 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体

価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................ 235

付表 2.7.3.6.1-46 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗

体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) .......... 235

付表 2.7.3.6.1-47 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体

価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................ 236

付表 2.7.3.6.1-48 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗

体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) .......... 236

付表 2.7.3.6.1-49 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(B、HI 抗体価) (0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................ 237

付表 2.7.3.6.1-50 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(B、HI 抗体価) (0.5

mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................ 237

付表 2.7.3.6.1-51 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型 A

(H1N1)、中和抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 238

付表 2.7.3.6.1-52 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型 A

(H1N1)、中和抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 239

付表 2.7.3.6.1-53 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型 A

(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 240

付表 2.7.3.6.1-54 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型 A

(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

............................................................................................................................................... 241

付表 2.7.3.6.1-55 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(A(H1N1)、

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page212

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 213

HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ... 242

付表 2.7.3.6.1-56 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(A(H1N1)、

HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ....... 243

付表 2.7.3.6.1-57 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(A(H3N2)、

HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..... 244

付表 2.7.3.6.1-58 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(A(H3N2)、

HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ....... 245

付表 2.7.3.6.1-59 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(B、HI 抗体

価) (0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ............ 246

付表 2.7.3.6.1-60 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(B、HI 抗体

価) (0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................ 247

付表 2.7.3.6.1-61 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率 (新型

A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .................................................. 247

付表 2.7.3.6.1-62 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率 (A

(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)....................................................... 248

付表 2.7.3.6.1-63 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率 (B、

HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .......................................................................... 248

付表 2.7.3.6.1-64 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率 (新型

A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) ................................................. 248

付表 2.7.3.6.1-65 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率 (A

(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .................................................... 249

付表 2.7.3.6.1-66 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率 (B、

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)........................................................................ 249

付表 2.7.3.6.1-67 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(新型 A(H1N1)、

HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .......................................................................... 249

付表 2.7.3.6.1-68 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(A(H3N2)、HI

抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)................................................................................ 250

付表 2.7.3.6.1-69 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(B、HI 抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2).............................................................................................. 250

付表 2.7.3.6.1-70 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(新型 A(H1N1)、

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)........................................................................ 250

付表 2.7.3.6.1-71 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(A(H3N2)、中和

抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)................................................................................ 251

付表 2.7.3.6.1-72 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(B、中和抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2).............................................................................................. 251

付表 2.7.3.6.1-73 年齢区分別-1 の抗体価の主要評価結果(FAS)(DNK-PEDFLU-2) .............. 252

付表 2.7.3.6.1-74 EMA 基準による抗体価の総合評価(FAS)(DNK-PEDFLU-2)..................... 253

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page213

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 214

付録図目次

付図 2.7.3.6.2-1 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25 mL 接

種(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)........................................... 255

付図 2.7.3.6.2-2 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5 mL 接

種(3 歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................. 256

付図 2.7.3.6.2-3 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25 mL 接種

(6 ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................... 257

付図 2.7.3.6.2-4 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ....................................................... 258

付図 2.7.3.6.2-5 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................... 259

付図 2.7.3.6.2-6 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ....................................................... 260

付図 2.7.3.6.2-7 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6 ヵ

月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ......................................................... 261

付図 2.7.3.6.2-8 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3 歳

以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................... 262

付図 2.7.3.6.2-9 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................... 263

付図 2.7.3.6.2-10 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ....................................................... 264

付図 2.7.3.6.2-11 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ..................................................... 265

付図 2.7.3.6.2-12 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3 歳

以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................... 266

付図 2.7.3.6.2-13 被験者ごとの抗体価の推移図(B、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6 ヵ月以

上 3 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ................................................................. 267

付図 2.7.3.6.2-14 被験者ごとの抗体価の推移図(B、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3 歳以上

13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) .................................................................... 268

付図 2.7.3.6.2-15 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3

歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ......................................................................... 269

付図 2.7.3.6.2-16 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ......................................................................... 270

付図 2.7.3.6.2-17 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、中和抗体価) (年齢区

分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................................... 271

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page214

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 215 付図 2.7.3.6.2-18 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(年齢区分全体)

(FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................................................... 272

付図 2.7.3.6.2-19 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25 mL 接

種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................. 273

付図 2.7.3.6.2-20 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5 mL 接

種(3 歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)............................................... 274

付図 2.7.3.6.2-21 抗体価の逆累積度数分布図(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ....................................................... 275

付図 2.7.3.6.2-22 抗体価の逆累積度数分布図(A(H1N1)、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ......................................................... 276

付図 2.7.3.6.2-23 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ....................................................... 277

付図 2.7.3.6.2-24 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3

歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ......................................................... 278

付図 2.7.3.6.2-25 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価) (0.25 mL 接種(6 ヵ月以上

3 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................................ 279

付図 2.7.3.6.2-26 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価) (0.5 mL 接種(3 歳以上 13

歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1) ........................................................................... 280

付図 2.7.3.6.2-27 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 281

付図 2.7.3.6.2-28 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 282

付図 2.7.3.6.2-29 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 283

付図 2.7.3.6.2-30 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 284

付図 2.7.3.6.2-31 被験者ごとの抗体価の推移図(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 285

付図 2.7.3.6.2-32 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)... 286

付図 2.7.3.6.2-33 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 287

付図 2.7.3.6.2-34 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 288

付図 2.7.3.6.2-35 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 289

付図 2.7.3.6.2-36 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 290

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page215

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 216 付図 2.7.3.6.2-37 被験者ごとの抗体価の推移図(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 291

付図 2.7.3.6.2-38 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 292

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page216

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 217 2.7.3.6.1 付表

付表 2.7.3.6.1-1 抗体陽転率①に基づく有効性成績(治験薬接種量別)の要約(DNK-PEDFLU-2)

*:判定基準を満たしていることを示す**:3項目の判定基準のうち一つ以上を満たすことを示す

解析対象:FAS 測定項目:HI抗体価 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上用量 時期 評価項目 判定基準全体 2回目接種前 解析対象例数 60 60 60

抗体陽転1)率 >40% 58.3% * 65.0% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 3.6 * 4.4 * 2.4抗体保有率 >70% 61.7% 75.0% * 46.7%

** **事後観察 解析対象例数 59 59 59

抗体陽転1)率 >40% 83.1% * 84.7% * 62.7% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 9.4 * 3.9 *抗体保有率 >70% 83.1% * 98.3% * 61.0%

** ** **0.25mL 2回目接種前 解析対象例数 30 30 30(6ヵ月以上3歳未満) 抗体陽転1)率 >40% 36.7% 73.3% * 20.0%

GMT変化率 >2.5 2.2 4.8 * 1.9抗体保有率 >70% 30.0% 53.3% 16.7%

**事後観察 解析対象例数 30 30 30

抗体陽転1)率 >40% 76.7% * 100.0% * 66.7% *

GMT変化率 >2.5 6.1 * 16.0 * 3.9 *抗体保有率 >70% 66.7% 100.0% * 36.7%

** ** **0.5mL 2回目接種前 解析対象例数 30 30 30(3歳以上13歳未満) 抗体陽転1)率 >40% 80.0% * 56.7% * 46.7% *

GMT変化率 >2.5 5.9 * 4.1 * 3.2 *抗体保有率 >70% 93.3% * 96.7% * 76.7% *

** ** **事後観察 解析対象例数 29 29 29

抗体陽転1)率 >40% 89.7% * 69.0% * 58.6% *

GMT変化率 >2.5 7.4 * 5.6 * 4.0 *抗体保有率 >70% 100.0% * 96.6% * 86.2% *

** ** **適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

新型A(H1N1) A(H3N2) B

適合結果

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page217

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 218 付表 2.7.3.6.1-2 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 40 5.6 1.79 5 5.0 160 4.7~6.8HI (0.752) (0.2540) (0.70) (0.699) (2.20) (0.670~0.833)

2回目接種前 40 46.8 6.26 5 40.0 1280 26.0~84.0(1.670) (0.7964) (0.70) (1.602) (3.11) (1.415~1.924)

事後観察 40 91.9 4.29 5 80.0 1280 57.7~146.5(1.963) (0.6329) (0.70) (1.903) (3.11) (1.761~2.166)

同時接種群 1回目接種前 40 5.8 2.00 5 5.0 160 4.7~7.3(0.767) (0.3009) (0.70) (0.699) (2.20) (0.670~0.863)

2回目接種前 40 30.8 5.06 5 20.0 320 18.4~51.8(1.489) (0.7041) (0.70) (1.301) (2.51) (1.264~1.714)

事後観察 40 90.3 3.71 5 80.0 640 59.4~137.4(1.956) (0.5699) (0.70) (1.903) (2.81) (1.774~2.138)

単独+同時 1回目接種前 80 5.7 1.89 5 5.0 160 5.0~6.6(0.759) (0.2768) (0.70) (0.699) (2.20) (0.698~0.821)

2回目接種前 80 38.0 5.65 5 28.3 1280 25.8~55.8(1.579) (0.7524) (0.70) (1.452) (3.11) (1.412~1.747)

事後観察 80 91.1 3.97 5 80.0 1280 67.0~123.8(1.960) (0.5984) (0.70) (1.903) (3.11) (1.826~2.093)

付表 2.7.3.6.1-3 抗体価の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 39 39.3 5.69 5 40.0 640 22.4~69.0HI (1.594) (0.7549) (0.70) (1.602) (2.81) (1.350~1.839)

2回目接種前 39 47.8 6.20 5 80.0 640 26.4~86.3(1.679) (0.7926) (0.70) (1.903) (2.81) (1.422~1.936)

事後観察 39 37.3 5.82 5 80.0 640 21.0~66.0(1.571) (0.7653) (0.70) (1.903) (2.81) (1.323~1.819)

同時接種群 1回目接種前 40 34.2 5.84 5 28.3 1280 19.5~60.2(1.534) (0.7667) (0.70) (1.452) (3.11) (1.289~1.780)

2回目接種前 40 113.1 4.99 5 160.0 5120 67.6~189.2(2.054) (0.6985) (0.70) (2.204) (3.71) (1.830~2.277)

事後観察 40 132.2 3.37 10 160.0 2560 89.6~195.1(2.121) (0.5280) (1.00) (2.204) (3.41) (1.952~2.290)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page218

Page 236: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 219 付表 2.7.3.6.1-4 抗体価の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 単独接種群 1回目接種前 39 12.8 3.91 5 5.0 320 8.2~20.0HI (1.108) (0.5920) (0.70) (0.699) (2.51) (0.916~1.300)

2回目接種前 39 13.8 3.89 5 5.0 320 8.9~21.4(1.139) (0.5894) (0.70) (0.699) (2.51) (0.948~1.330)

事後観察 39 16.2 4.01 5 10.0 320 10.3~25.3(1.208) (0.6027) (0.70) (1.000) (2.51) (1.013~1.404)

同時接種群 1回目接種前 40 19.3 5.07 5 10.0 1280 11.5~32.5(1.286) (0.7050) (0.70) (1.000) (3.11) (1.061~1.511)

2回目接種前 40 52.8 4.87 5 40.0 1280 31.8~87.6(1.722) (0.6878) (0.70) (1.602) (3.11) (1.503~1.942)

事後観察 40 123.4 3.19 10 80.0 2560 85.1~178.8(2.091) (0.5041) (1.00) (1.903) (3.41) (1.930~2.252)

付表 2.7.3.6.1-5 抗体価の要約統計量(B、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 単独接種群 1回目接種前 39 7.9 2.57 5 5.0 320 5.8~10.8HI (0.900) (0.4105) (0.70) (0.699) (2.51) (0.767~1.033)

2回目接種前 39 12.6 2.71 5 10.0 320 9.1~17.4(1.100) (0.4331) (0.70) (1.000) (2.51) (0.960~1.241)

事後観察 39 10.5 2.51 5 10.0 320 7.8~14.2(1.023) (0.3990) (0.70) (1.000) (2.51) (0.894~1.153)

同時接種群 1回目接種前 40 9.5 2.88 5 5.0 160 6.8~13.3(0.977) (0.4593) (0.70) (0.699) (2.20) (0.831~1.124)

2回目接種前 40 33.1 4.69 5 40.0 2560 20.2~54.2(1.519) (0.6714) (0.70) (1.602) (3.41) (1.305~1.734)

事後観察 40 42.1 3.70 5 40.0 1280 27.7~64.0(1.625) (0.5678) (0.70) (1.602) (3.11) (1.443~1.806)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page219

Page 237: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 220 付表 2.7.3.6.1-6 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する HI 抗体の抗体陽転率(年齢区分全体)

(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:全体項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 40 25 62.5 45.8~77.3HI 変化率4倍以上 事後観察 40 36 90.0 76.3~97.2

同時接種群 2回目接種前 40 22 55.0 38.5~70.7事後観察 40 33 82.5 67.2~92.7

単独+同時 2回目接種前 80 47 58.8 47.2~69.6事後観察 80 69 86.3 76.7~92.9

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 40 20 50.0 33.8~66.2変化率4倍以上 事後観察 40 30 75.0 58.8~87.3

同時接種群 2回目接種前 40 18 45.0 29.3~61.5事後観察 40 31 77.5 61.5~89.2

単独+同時 2回目接種前 80 38 47.5 36.2~59.0事後観察 80 61 76.3 65.4~85.1

付表 2.7.3.6.1-7 抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:全体項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 39 2 5.1 0.6~17.3HI 変化率4倍以上 事後観察 39 1 2.6 0.1~13.5

同時接種群 2回目接種前 40 20 50.0 33.8~66.2事後観察 40 24 60.0 43.3~75.1

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 39 2 5.1 0.6~17.3変化率4倍以上 事後観察 39 1 2.6 0.1~13.5

同時接種群 2回目接種前 40 16 40.0 24.9~56.7事後観察 40 21 52.5 36.1~68.5

付表 2.7.3.6.1-8 抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:全体項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 39 1 2.6 0.1~13.5HI 変化率4倍以上 事後観察 39 2 5.1 0.6~17.3

同時接種群 2回目接種前 40 17 42.5 27.0~59.1事後観察 40 28 70.0 53.5~83.4

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 39 1 2.6 0.1~13.5変化率4倍以上 事後観察 39 1 2.6 0.1~13.5

同時接種群 2回目接種前 40 13 32.5 18.6~49.1事後観察 40 25 62.5 45.8~77.3

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page220

Page 238: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 221 付表 2.7.3.6.1-9 抗体陽転率(B、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:全体項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 39 7 17.9 7.5~33.5HI 変化率4倍以上 事後観察 39 2 5.1 0.6~17.3

同時接種群 2回目接種前 40 17 42.5 27.0~59.1事後観察 40 23 57.5 40.9~73.0

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 39 2 5.1 0.6~17.3変化率4倍以上 事後観察 39 1 2.6 0.1~13.5

同時接種群 2回目接種前 40 15 37.5 22.7~54.2事後観察 40 18 45.0 29.3~61.5

付表 2.7.3.6.1-10 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 40 8.28 6.235 1.0 5.66 256.0 4.61~14.87HI (0.918) (0.7948) (0.00) (0.753) (2.41) (0.664~1.172)

事後観察 40 16.28 4.341 1.0 16.00 256.0 10.18~26.04(1.212) (0.6376) (0.00) (1.204) (2.41) (1.008~1.416)

同時接種群 2回目接種前 40 5.28 4.648 1.0 4.00 64.0 3.23~8.63(0.722) (0.6672) (0.00) (0.602) (1.81) (0.509~0.936)

事後観察 40 15.45 3.963 1.0 16.00 128.0 9.95~24.01(1.189) (0.5980) (0.00) (1.204) (2.11) (0.998~1.380)

単独+同時 2回目接種前 80 6.61 5.442 1.0 4.00 256.0 4.53~9.64(0.820) (0.7358) (0.00) (0.602) (2.41) (0.657~0.984)

事後観察 80 15.86 4.114 1.0 16.00 256.0 11.58~21.73(1.200) (0.6143) (0.00) (1.204) (2.41) (1.064~1.337)

付表 2.7.3.6.1-11 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 9 45.0HI 事後観察 20 18 90.0

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0事後観察 20 17 85.0

単独+同時 2回目接種前 40 18 45.0事後観察 40 35 87.5

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page221

Page 239: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 222 付表 2.7.3.6.1-12 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 16 80.0HI 事後観察 20 18 90.0

同時接種群 2回目接種前 20 13 65.0事後観察 20 16 80.0

単独+同時 2回目接種前 40 29 72.5事後観察 40 34 85.0

付表 2.7.3.6.1-13 抗体価変化率の要約統計量(A(H1N1)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 39 1.22 1.566 0.5 1.00 4.0 1.05~1.41HI (0.085) (0.1947) (-0.30) (0.000) (0.60) (0.022~0.148)

事後観察 39 0.95 1.541 0.3 1.00 4.0 0.82~1.09(-0.023) (0.1877) (-0.60) (0.000) (0.60) (-0.084~0.038)

同時接種群 2回目接種前 40 3.31 3.544 1.0 2.83 128.0 2.21~4.95(0.519) (0.5496) (0.00) (0.452) (2.11) (0.344~0.695)

事後観察 40 3.86 3.337 0.5 4.00 64.0 2.63~5.68(0.587) (0.5234) (-0.30) (0.602) (1.81) (0.420~0.754)

付表 2.7.3.6.1-14 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 2 10.0HI 事後観察 20 1 5.0

同時接種群 2回目接種前 20 14 70.0事後観察 20 18 90.0

付表 2.7.3.6.1-15 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 19 0 0.0HI 事後観察 19 0 0.0

同時接種群 2回目接種前 20 6 30.0事後観察 20 6 30.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page222

Page 240: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 223 付表 2.7.3.6.1-16 抗体価変化率の要約統計量(A(H3N2)、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) 単独接種群 2回目接種前 39 1.07 1.363 0.5 1.00 4.0 0.97~1.19HI (0.031) (0.1345) (-0.30) (0.000) (0.60) (-0.013~0.074)

事後観察 39 1.26 1.492 1.0 1.00 4.0 1.11~1.43(0.100) (0.1738) (0.00) (0.000) (0.60) (0.044~0.157)

同時接種群 2回目接種前 40 2.73 2.327 1.0 2.00 32.0 2.09~3.58(0.436) (0.3668) (0.00) (0.301) (1.51) (0.319~0.554)

事後観察 40 6.39 2.913 2.0 5.66 64.0 4.54~8.99(0.805) (0.4643) (0.30) (0.753) (1.81) (0.657~0.954)

付表 2.7.3.6.1-17 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

A(H3N2) 単独接種群 2回目接種前 20 0 0.0HI 事後観察 20 1 5.0

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0事後観察 20 19 95.0

付表 2.7.3.6.1-18 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

A(H3N2) 単独接種群 2回目接種前 19 1 5.3HI 事後観察 19 1 5.3

同時接種群 2回目接種前 20 8 40.0事後観察 20 9 45.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page223

Page 241: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 224 付表 2.7.3.6.1-19 抗体価変化率の要約統計量(B、HI 抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B 単独接種群 2回目接種前 39 1.59 1.976 1.0 1.00 16.0 1.27~1.98HI (0.201) (0.2957) (0.00) (0.000) (1.20) (0.105~0.297)

事後観察 39 1.33 1.599 1.0 1.00 8.0 1.14~1.55(0.123) (0.2039) (0.00) (0.000) (0.90) (0.057~0.190)

同時接種群 2回目接種前 40 3.48 3.552 1.0 2.00 128.0 2.32~5.22(0.542) (0.5504) (0.00) (0.301) (2.11) (0.366~0.718)

事後観察 40 4.44 2.918 1.0 4.00 64.0 3.15~6.25(0.647) (0.4651) (0.00) (0.602) (1.81) (0.498~0.796)

付表 2.7.3.6.1-20 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(B、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

B 単独接種群 2回目接種前 20 4 20.0HI 事後観察 20 1 5.0

同時接種群 2回目接種前 20 8 40.0事後観察 20 13 65.0

付表 2.7.3.6.1-21 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(B、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

B 単独接種群 2回目接種前 19 3 15.8HI 事後観察 19 1 5.3

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0事後観察 20 10 50.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page224

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 225 付表 2.7.3.6.1-22 抗体価の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(年齢区分全体)(FAS)

(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 1回目接種前 40 6.4 2.25 5 5.0 320 4.9~8.3中和 (0.804) (0.3513) (0.70) (0.699) (2.51) (0.692~0.917)

2回目接種前 40 62.8 7.91 5 40.0 5120 32.4~121.6(1.798) (0.8981) (0.70) (1.602) (3.71) (1.511~2.085)

事後観察 40 177.5 4.49 5 160.0 5120 109.8~287.0(2.249) (0.6523) (0.70) (2.204) (3.71) (2.041~2.458)

同時接種群 1回目接種前 40 6.4 2.25 5 5.0 320 4.9~8.3(0.804) (0.3513) (0.70) (0.699) (2.51) (0.692~0.917)

2回目接種前 40 40.0 6.03 5 20.0 1280 22.5~71.1(1.602) (0.7802) (0.70) (1.301) (3.11) (1.353~1.852)

事後観察 40 160.0 3.65 10 160.0 1280 105.8~242.0(2.204) (0.5621) (1.00) (2.204) (3.11) (2.024~2.384)

単独+同時 1回目接種前 80 6.4 2.23 5 5.0 320 5.3~7.6(0.804) (0.3490) (0.70) (0.699) (2.51) (0.727~0.882)

2回目接種前 80 50.1 6.94 5 40.0 5120 32.6~77.1(1.700) (0.8417) (0.70) (1.602) (3.71) (1.513~1.887)

事後観察 80 168.5 4.03 5 160.0 5120 123.6~229.8(2.227) (0.6054) (0.70) (2.204) (3.71) (2.092~2.361)

付表 2.7.3.6.1-23 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体の抗体陽転率(年齢区分全

体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:全体項目 陽転定義 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 40 27 67.5 50.9~81.4中和 変化率4倍以上 事後観察 40 37 92.5 79.6~98.4

同時接種群 2回目接種前 40 24 60.0 43.3~75.1事後観察 40 38 95.0 83.1~99.4

単独+同時 2回目接種前 80 51 63.8 52.2~74.2事後観察 80 75 93.8 86.0~97.9

40倍以上 かつ 単独接種群 2回目接種前 40 23 57.5 40.9~73.0変化率4倍以上 事後観察 40 36 90.0 76.3~97.2

同時接種群 2回目接種前 40 18 45.0 29.3~61.5事後観察 40 35 87.5 73.2~95.8

単独+同時 2回目接種前 80 41 51.3 39.8~62.6事後観察 80 71 88.8 79.7~94.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page225

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 226 付表 2.7.3.6.1-24 抗体価変化率の要約統計量(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(年齢区分全体)

(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価変化率の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:全体 3)上段平均が幾何平均値

項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 40 9.85 7.986 1.0 8.00 1024.0 5.07~19.14中和 (0.993) (0.9023) (0.00) (0.903) (3.01) (0.705~1.282)

事後観察 40 27.86 4.737 1.0 32.00 1024.0 16.94~45.81(1.445) (0.6755) (0.00) (1.505) (3.01) (1.229~1.661)

同時接種群 2回目接種前 40 6.28 5.209 1.0 4.00 128.0 3.70~10.64(0.798) (0.7168) (0.00) (0.602) (2.11) (0.568~1.027)

事後観察 40 25.11 3.426 2.0 32.00 256.0 16.93~37.22(1.400) (0.5348) (0.30) (1.505) (2.41) (1.229~1.571)

単独+同時 2回目接種前 80 7.86 6.541 1.0 4.00 1024.0 5.18~11.94(0.896) (0.8156) (0.00) (0.602) (3.01) (0.714~1.077)

事後観察 80 26.45 4.035 1.0 32.00 1024.0 19.39~36.07(1.422) (0.6058) (0.00) (1.505) (3.01) (1.288~1.557)

付表 2.7.3.6.1-25 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 11 55.0中和 事後観察 20 19 95.0

同時接種群 2回目接種前 20 9 45.0事後観察 20 20 100.0

単独+同時 2回目接種前 40 20 50.0事後観察 40 39 97.5

付表 2.7.3.6.1-26 抗体価変化率 4倍以上の被験者の割合(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満項目 接種群 時期 解析 抗体価変化率4倍以上

対象例数

例数 (%)

新型A(H1N1) 単独接種群 2回目接種前 20 16 80.0中和 事後観察 20 18 90.0

同時接種群 2回目接種前 20 15 75.0事後観察 20 18 90.0

単独+同時 2回目接種前 40 31 77.5事後観察 40 36 90.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page226

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 227 付表 2.7.3.6.1-27 抗体陽転率①(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 35 58.3 44.9~70.9HI 事後観察 59 49 83.1 71.0~91.6

0.25mL 2回目接種前 30 11 36.7 19.9~56.1(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 23 76.7 57.7~90.10.5mL 2回目接種前 30 24 80.0 61.4~92.3(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 26 89.7 72.6~97.8

付表 2.7.3.6.1-28 抗体陽転率①(A(H3N2)、HI抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 39 65.0 51.6~76.9HI 事後観察 59 50 84.7 73.0~92.8

0.25mL 2回目接種前 30 22 73.3 54.1~87.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 30 100.0 88.4~100.00.5mL 2回目接種前 30 17 56.7 37.4~74.5(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 20 69.0 49.2~84.7

付表 2.7.3.6.1-29 抗体陽転率①(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 20 33.3 21.7~46.7HI 事後観察 59 37 62.7 49.1~75.0

0.25mL 2回目接種前 30 6 20.0 7.7~38.6(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 20 66.7 47.2~82.70.5mL 2回目接種前 30 14 46.7 28.3~65.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 17 58.6 38.9~76.5

付表 2.7.3.6.1-30 抗体陽転率①(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 2回目接種前 60 34 56.7 43.2~69.4中和 事後観察 59 52 88.1 77.1~95.1

0.25mL 2回目接種前 30 14 46.7 28.3~65.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 28 93.3 77.9~99.20.5mL 2回目接種前 30 20 66.7 47.2~82.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 24 82.8 64.2~94.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page227

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 228 付表 2.7.3.6.1-31 抗体陽転率①(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 2回目接種前 60 36 60.0 46.5~72.4中和 事後観察 59 54 91.5 81.3~97.2

0.25mL 2回目接種前 30 14 46.7 28.3~65.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 30 100.0 88.4~100.00.5mL 2回目接種前 30 22 73.3 54.1~87.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 24 82.8 64.2~94.2

付表 2.7.3.6.1-32 抗体陽転率①(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上項目 用量 時期 解析

対象例数

抗体陽転1)

例数抗体陽転1)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 2回目接種前 60 21 35.0 23.1~48.4中和 事後観察 59 28 47.5 34.3~60.9

0.25mL 2回目接種前 30 5 16.7 5.6~34.7(6ヵ月以上3歳未満) 事後観察 30 12 40.0 22.7~59.40.5mL 2回目接種前 30 16 53.3 34.3~71.7(3歳以上13歳未満) 事後観察 29 16 55.2 35.7~73.6

付表 2.7.3.6.1-33 EMA 基準による抗体価の評価(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 該当例数/解析対象例数, ()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群 単独+同時

新型A(H1N1) 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 5/20 6/20 11/40HI 接種後40倍以上」または (25.0) (30.0) (27.5)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 15/20 17/20 32/40変化率4倍以上」 (75.0) (85.0) (80.0)GMT変化率 2回目接種前 4.0 3.5 3.7 事後観察 12.1 14.4 13.2抗体価40倍以上 1回目接種前 0/20 0/20 0/40(抗体保有率) (0.0) (0.0) (0.0)

2回目接種前 5/20 6/20 11/40(25.0) (30.0) (27.5)

事後観察 15/20 17/20 32/40 (75.0) (85.0) (80.0)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page228

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 229 付表 2.7.3.6.1-34 EMA 基準による抗体価の評価(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 該当例数/解析対象例数, ()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群 単独+同時

新型A(H1N1) 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 15/20 12/20 27/40HI 接種後40倍以上」または (75.0) (60.0) (67.5)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 15/20 14/20 29/40変化率4倍以上」 (75.0) (70.0) (72.5)GMT変化率 2回目接種前 17.1 8.0 11.7 事後観察 21.9 16.6 19.0抗体価40倍以上 1回目接種前 1/20 2/20 3/40(抗体保有率) (5.0) (10.0) (7.5)

2回目接種前 16/20 13/20 29/40(80.0) (65.0) (72.5)

事後観察 16/20 16/20 32/40 (80.0) (80.0) (80.0)

付表 2.7.3.6.1-35 EMA 基準による抗体価の評価(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 該当例数/解析対象例数,()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群

A(H1N1) 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 2/20 11/20HI 接種後40倍以上」または (10.0) (55.0)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 1/20 16/20変化率4倍以上」 (5.0) (80.0)GMT変化率 2回目接種前 1.3 5.3 事後観察 1.0 7.7抗体価40倍以上 1回目接種前 3/20 4/20(抗体保有率) (15.0) (20.0)

2回目接種前 4/20 12/20(20.0) (60.0)

事後観察 4/20 17/20 (20.0) (85.0)

付表 2.7.3.6.1-36 EMA 基準による抗体価の評価(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 該当例数/解析対象例数,()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群

A(H1N1) 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 0/19 5/20HI 接種後40倍以上」または (0.0) (25.0)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 0/19 5/20変化率4倍以上」 (0.0) (25.0)GMT変化率 2回目接種前 1.1 2.1 事後観察 0.9 1.9抗体価40倍以上 1回目接種前 18/19 16/20(抗体保有率) (94.7) (80.0)

2回目接種前 18/19 19/20(94.7) (95.0)

事後観察 18/19 19/20 (94.7) (95.0)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page229

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 230 付表 2.7.3.6.1-37 EMA 基準による抗体価の評価(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 該当例数/解析対象例数,()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群

A(H3N2) 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 0/20 7/20HI 接種後40倍以上」または (0.0) (35.0)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 0/20 16/20変化率4倍以上」 (0.0) (80.0)GMT変化率 2回目接種前 1.1 2.9 事後観察 1.1 10.9抗体価40倍以上 1回目接種前 0/20 2/20(抗体保有率) (0.0) (10.0)

2回目接種前 0/20 9/20(0.0) (45.0)

事後観察 0/20 17/20 (0.0) (85.0)

付表 2.7.3.6.1-38 EMA 基準による抗体価の評価(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 該当例数/解析対象例数,()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群

A(H3N2) 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 1/19 6/20HI 接種後40倍以上」または (5.3) (30.0)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 1/19 9/20変化率4倍以上」 (5.3) (45.0)GMT変化率 2回目接種前 1.1 2.5 事後観察 1.4 3.7抗体価40倍以上 1回目接種前 10/19 13/20(抗体保有率) (52.6) (65.0)

2回目接種前 11/19 17/20(57.9) (85.0)

事後観察 13/19 19/20 (68.4) (95.0)

付表 2.7.3.6.1-39 EMA 基準による抗体価の評価(B、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 該当例数/解析対象例数,()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群

B 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 1/20 7/20HI 接種後40倍以上」または (5.0) (35.0)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 1/20 12/20変化率4倍以上」 (5.0) (60.0)GMT変化率 2回目接種前 1.6 3.2 事後観察 1.4 5.7抗体価40倍以上 1回目接種前 0/20 1/20(抗体保有率) (0.0) (5.0)

2回目接種前 1/20 7/20(5.0) (35.0)

事後観察 1/20 12/20 (5.0) (60.0)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page230

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 231 付表 2.7.3.6.1-40 EMA 基準による抗体価の評価(B、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満 該当例数/解析対象例数,()内は割合を示す項目 基準 時期 単独接種群 同時接種群

B 「接種前10倍未満かつ 2回目接種前 1/19 8/20HI 接種後40倍以上」または (5.3) (40.0)

「接種前10倍以上かつ 事後観察 0/19 6/20変化率4倍以上」 (0.0) (30.0)GMT変化率 2回目接種前 1.5 3.7 事後観察 1.3 3.5抗体価40倍以上 1回目接種前 4/19 7/20(抗体保有率) (21.1) (35.0)

2回目接種前 6/19 16/20(31.6) (80.0)

事後観察 4/19 14/20 (21.1) (70.0)

付表 2.7.3.6.1-41 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、

中和抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 11 55.0 31.5~76.9中和 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 19 95.0 75.1~99.9

同時接種群 2回目接種前 18 8 44.4 21.5~69.2事後観察 18 18 100.0 81.5~100.0

単独+同時 2回目接種前 38 19 50.0 33.4~66.6事後観察 38 37 97.4 86.2~99.9

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 7 35.0 15.4~59.2変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 18 5 27.8 9.7~53.5事後観察 18 15 83.3 58.6~96.4

単独+同時 2回目接種前 38 12 31.6 17.5~48.7事後観察 38 33 86.8 71.9~95.6

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page231

Page 249: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 232 付表 2.7.3.6.1-42 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、

中和抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 17 13 76.5 50.1~93.2中和 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 17 15 88.2 63.6~98.5

同時接種群 2回目接種前 18 13 72.2 46.5~90.3事後観察 18 16 88.9 65.3~98.6

単独+同時 2回目接種前 35 26 74.3 56.7~87.5事後観察 35 31 88.6 73.3~96.8

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 3 100.0 29.2~100.0罹患あり 事後観察 3 3 100.0 29.2~100.0

同時接種群 2回目接種前 2 2 100.0 15.8~100.0事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 5 5 100.0 47.8~100.0事後観察 5 5 100.0 47.8~100.0

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 17 13 76.5 50.1~93.2変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 17 15 88.2 63.6~98.5

同時接種群 2回目接種前 18 10 55.6 30.8~78.5事後観察 18 16 88.9 65.3~98.6

単独+同時 2回目接種前 35 23 65.7 47.8~80.9事後観察 35 31 88.6 73.3~96.8

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 3 100.0 29.2~100.0罹患あり 事後観察 3 3 100.0 29.2~100.0

同時接種群 2回目接種前 2 2 100.0 15.8~100.0事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 5 5 100.0 47.8~100.0事後観察 5 5 100.0 47.8~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page232

Page 250: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 233 付表 2.7.3.6.1-43 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、

HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 9 45.0 23.1~68.5HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 18 90.0 68.3~98.8

同時接種群 2回目接種前 18 8 44.4 21.5~69.2事後観察 18 15 83.3 58.6~96.4

単独+同時 2回目接種前 38 17 44.7 28.6~61.7事後観察 38 33 86.8 71.9~95.6

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 5 25.0 8.7~49.1変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 15 75.0 50.9~91.3

同時接種群 2回目接種前 18 5 27.8 9.7~53.5事後観察 18 15 83.3 58.6~96.4

単独+同時 2回目接種前 38 10 26.3 13.4~43.1事後観察 38 30 78.9 62.7~90.4

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page233

Page 251: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 234 付表 2.7.3.6.1-44 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(新型 A(H1N1)、

HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 17 13 76.5 50.1~93.2HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 17 15 88.2 63.6~98.5

同時接種群 2回目接種前 18 11 61.1 35.7~82.7事後観察 18 14 77.8 52.4~93.6

単独+同時 2回目接種前 35 24 68.6 50.7~83.1事後観察 35 29 82.9 66.4~93.4

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 3 100.0 29.2~100.0罹患あり 事後観察 3 3 100.0 29.2~100.0

同時接種群 2回目接種前 2 2 100.0 15.8~100.0事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 5 5 100.0 47.8~100.0事後観察 5 5 100.0 47.8~100.0

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 17 13 76.5 50.1~93.2変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 17 12 70.6 44.0~89.7

同時接種群 2回目接種前 18 10 55.6 30.8~78.5事後観察 18 12 66.7 41.0~86.7

単独+同時 2回目接種前 35 23 65.7 47.8~80.9事後観察 35 24 68.6 50.7~83.1

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 2 66.7 9.4~99.2罹患あり 事後観察 3 3 100.0 29.2~100.0

同時接種群 2回目接種前 2 2 100.0 15.8~100.0事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

単独+同時 2回目接種前 5 4 80.0 28.4~99.5事後観察 5 5 100.0 47.8~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page234

Page 252: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 235 付表 2.7.3.6.1-45 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 2 10.0 1.2~31.7HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 18 13 72.2 46.5~90.3事後観察 18 16 88.9 65.3~98.6

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 2 10.0 1.2~31.7変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 18 10 55.6 30.8~78.5事後観察 18 14 77.8 52.4~93.6

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

付表 2.7.3.6.1-46 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H1N1) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 16 0 0.0 0.0~20.6HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 16 0 0.0 0.0~20.6

同時接種群 2回目接種前 18 6 33.3 13.3~59.0事後観察 18 6 33.3 13.3~59.0

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 0 0.0 0.0~70.8罹患あり 事後観察 3 0 0.0 0.0~70.8

同時接種群 2回目接種前 2 0 0.0 0.0~84.2事後観察 2 0 0.0 0.0~84.2

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 16 0 0.0 0.0~20.6変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 16 0 0.0 0.0~20.6

同時接種群 2回目接種前 18 5 27.8 9.7~53.5事後観察 18 5 27.8 9.7~53.5

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 0 0.0 0.0~70.8罹患あり 事後観察 3 0 0.0 0.0~70.8

同時接種群 2回目接種前 2 0 0.0 0.0~84.2事後観察 2 0 0.0 0.0~84.2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page235

Page 253: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 236 付表 2.7.3.6.1-47 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 0 0.0 0.0~16.8HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 18 8 44.4 21.5~69.2事後観察 18 17 94.4 72.7~99.9

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 0 0.0 0.0~16.8変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 0 0.0 0.0~16.8

同時接種群 2回目接種前 18 6 33.3 13.3~59.0事後観察 18 14 77.8 52.4~93.6

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

付表 2.7.3.6.1-48 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 16 1 6.3 0.2~30.2HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 16 1 6.3 0.2~30.2

同時接種群 2回目接種前 18 7 38.9 17.3~64.3事後観察 18 8 44.4 21.5~69.2

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 0 0.0 0.0~70.8罹患あり 事後観察 3 0 0.0 0.0~70.8

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 1 50.0 1.3~98.7

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 16 1 6.3 0.2~30.2変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 16 1 6.3 0.2~30.2

同時接種群 2回目接種前 18 5 27.8 9.7~53.5事後観察 18 8 44.4 21.5~69.2

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 0 0.0 0.0~70.8罹患あり 事後観察 3 0 0.0 0.0~70.8

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 1 50.0 1.3~98.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page236

Page 254: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 237 付表 2.7.3.6.1-49 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(B、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 4 20.0 5.7~43.7HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 18 7 38.9 17.3~64.3事後観察 18 11 61.1 35.7~82.7

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 2 100.0 15.8~100.0

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 20 1 5.0 0.1~24.9変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 20 1 5.0 0.1~24.9

同時接種群 2回目接種前 18 7 38.9 17.3~64.3事後観察 18 11 61.1 35.7~82.7

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 0 - - -罹患あり 事後観察 0 - - -

同時接種群 2回目接種前 2 0 0.0 0.0~84.2事後観察 2 1 50.0 1.3~98.7

付表 2.7.3.6.1-50 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体陽転率(B、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:FAS 年齢区分:3歳以上13歳未満項目 陽転定義 分類 接種群 時期 解析

対象例数

抗体陽転例数

抗体陽転率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 20倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 16 3 18.8 4.0~45.6HI 変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 16 1 6.3 0.2~30.2

同時接種群 2回目接種前 18 8 44.4 21.5~69.2事後観察 18 9 50.0 26.0~74.0

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 0 0.0 0.0~70.8罹患あり 事後観察 3 0 0.0 0.0~70.8

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 1 50.0 1.3~98.7

40倍以上 かつ インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 16 1 6.3 0.2~30.2変化率4倍以上 罹患なし 事後観察 16 0 0.0 0.0~20.6

同時接種群 2回目接種前 18 7 38.9 17.3~64.3事後観察 18 5 27.8 9.7~53.5

インフルエンザ 単独接種群 2回目接種前 3 0 0.0 0.0~70.8罹患あり 事後観察 3 0 0.0 0.0~70.8

同時接種群 2回目接種前 2 1 50.0 1.3~98.7事後観察 2 1 50.0 1.3~98.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page237

Page 255: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 238 付表 2.7.3.6.1-51 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型A(H1N1)、

中和抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -中和 罹患なし (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 25.5 6.24 5 20.0 1280 10.8~60.0(1.406) (0.7951) (0.70) (1.301) (3.11) (1.034~1.779)

事後観察 20 113.1 4.11 5 160.0 2560 58.4~219.2(2.054) (0.6138) (0.70) (2.204) (3.41) (1.766~2.341)

同時接種群 1回目接種前 18 5.4 1.25 5 5.0 10 4.8~6.0(0.732) (0.0973) (0.70) (0.699) (1.00) (0.684~0.781)

2回目接種前 18 18.5 5.01 5 10.0 320 8.3~41.2(1.268) (0.6994) (0.70) (1.000) (2.51) (0.920~1.615)

事後観察 18 122.2 3.14 20 113.1 1280 69.2~215.8(2.087) (0.4967) (1.30) (2.054) (3.11) (1.840~2.334)

単独+同時 1回目接種前 38 5.2 1.17 5 5.0 10 4.9~5.5(0.715) (0.0681) (0.70) (0.699) (1.00) (0.692~0.737)

2回目接種前 38 21.9 5.55 5 14.1 1280 12.5~38.5(1.341) (0.7445) (0.70) (1.151) (3.11) (1.096~1.585)

事後観察 38 117.3 3.58 5 160.0 2560 77.1~178.5(2.069) (0.5542) (0.70) (2.204) (3.41) (1.887~2.252)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 0 - - - - - -罹患あり - - - - - -

2回目接種前 0 - - - - - -- - - - - -

事後観察 0 - - - - - -- - - - - -

同時接種群 1回目接種前 2 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 2 40.0 18.93 5 40.0 320 0.0~1.2E13(1.602) (1.2772) (0.70) (1.602) (2.51) (-9.873~13.077)

事後観察 2 640.0 2.67 320 640.0 1280 0.1~4.3E6(2.806) (0.4257) (2.51) (2.806) (3.11) (-1.019~6.631)

単独+同時 1回目接種前 2 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 2 40.0 18.93 5 40.0 320 0.0~1.2E13(1.602) (1.2772) (0.70) (1.602) (2.51) (-9.873~13.077)

事後観察 2 640.0 2.67 320 640.0 1280 0.1~4.3E6(2.806) (0.4257) (2.51) (2.806) (3.11) (-1.019~6.631)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page238

Page 256: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 239 付表 2.7.3.6.1-52 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型A(H1N1)、

中和抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 17 8.2 3.22 5 5.0 320 4.5~14.9中和 罹患なし (0.911) (0.5078) (0.70) (0.699) (2.51) (0.650~1.173)

2回目接種前 17 147.5 8.10 5 160.0 5120 50.3~432.4(2.169) (0.9086) (0.70) (2.204) (3.71) (1.702~2.636)

事後観察 17 261.0 4.97 5 320.0 5120 114.5~594.9(2.417) (0.6960) (0.70) (2.505) (3.71) (2.059~2.774)

同時接種群 1回目接種前 18 7.9 3.21 5 5.0 320 4.4~14.2(0.900) (0.5058) (0.70) (0.699) (2.51) (0.648~1.151)

2回目接種前 18 68.6 5.42 5 56.6 1280 29.6~159.0(1.836) (0.7341) (0.70) (1.753) (3.11) (1.471~2.201)

事後観察 18 166.3 4.29 10 226.3 1280 80.6~342.9(2.221) (0.6321) (1.00) (2.355) (3.11) (1.907~2.535)

単独+同時 1回目接種前 35 8.0 3.16 5 5.0 320 5.4~11.9(0.905) (0.4993) (0.70) (0.699) (2.51) (0.734~1.077)

2回目接種前 35 99.5 6.74 5 160.0 5120 51.7~191.6(1.998) (0.8285) (0.70) (2.204) (3.71) (1.713~2.282)

事後観察 35 207.0 4.59 5 320.0 5120 122.7~349.3(2.316) (0.6615) (0.70) (2.505) (3.71) (2.089~2.543)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 3 7.9 2.23 5 5.0 20 1.1~58.0罹患あり (0.900) (0.3476) (0.70) (0.699) (1.30) (0.036~1.763)

2回目接種前 3 201.6 1.49 160 160.0 320 74.6~544.8(2.304) (0.1738) (2.20) (2.204) (2.51) (1.873~2.736)

事後観察 3 403.2 1.49 320 320.0 640 149.2~1089.5(2.605) (0.1738) (2.51) (2.505) (2.81) (2.174~3.037)

同時接種群 1回目接種前 2 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 2 320.0 1.00 320 320.0 320 -(2.505) (0.0000) (2.51) (2.505) (2.51) -

事後観察 2 320.0 1.00 320 320.0 320 -(2.505) (0.0000) (2.51) (2.505) (2.51) -

単独+同時 1回目接種前 5 6.6 1.86 5 5.0 20 3.1~14.2(0.819) (0.2692) (0.70) (0.699) (1.30) (0.485~1.154)

2回目接種前 5 242.5 1.46 160 320.0 320 151.4~388.6(2.385) (0.1649) (2.20) (2.505) (2.51) (2.180~2.589)

事後観察 5 367.6 1.36 320 320.0 640 250.1~540.2(2.565) (0.1346) (2.51) (2.505) (2.81) (2.398~2.733)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page239

Page 257: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 240 付表 2.7.3.6.1-53 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型A(H1N1)、

HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -HI 罹患なし (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 20.0 4.52 5 10.0 320 9.9~40.5(1.301) (0.6552) (0.70) (1.000) (2.51) (0.994~1.608)

事後観察 20 60.6 3.67 5 56.6 1280 33.0~111.4(1.783) (0.5644) (0.70) (1.753) (3.11) (1.519~2.047)

同時接種群 1回目接種前 18 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 18 15.9 3.52 5 10.0 160 8.5~29.7(1.201) (0.5464) (0.70) (1.000) (2.20) (0.929~1.472)

事後観察 18 63.5 3.28 10 56.6 640 35.2~114.7(1.803) (0.5163) (1.00) (1.753) (2.81) (1.546~2.059)

単独+同時 1回目接種前 38 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 38 17.9 3.98 5 10.0 320 11.4~28.2(1.253) (0.6001) (0.70) (1.000) (2.51) (1.056~1.451)

事後観察 38 62.0 3.43 5 56.6 1280 41.3~92.9(1.792) (0.5349) (0.70) (1.753) (3.11) (1.616~1.968)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 0 - - - - - -罹患あり - - - - - -

2回目接種前 0 - - - - - -- - - - - -

事後観察 0 - - - - - -- - - - - -

同時接種群 1回目接種前 2 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 2 40.0 18.93 5 40.0 320 0.0~1.2E13(1.602) (1.2772) (0.70) (1.602) (2.51) (-9.873~13.077)

事後観察 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

単独+同時 1回目接種前 2 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 2 40.0 18.93 5 40.0 320 0.0~1.2E13(1.602) (1.2772) (0.70) (1.602) (2.51) (-9.873~13.077)

事後観察 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page240

Page 258: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 241 付表 2.7.3.6.1-54 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量(新型A(H1N1)、

HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

新型A(H1N1) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 17 6.7 2.42 5 5.0 160 4.2~10.5HI 罹患なし (0.823) (0.3846) (0.70) (0.699) (2.20) (0.625~1.021)

2回目接種前 17 110.9 6.37 5 160.0 1280 42.8~287.3(2.045) (0.8044) (0.70) (2.204) (3.11) (1.631~2.458)

事後観察 17 130.5 5.15 5 160.0 1280 56.2~303.2(2.116) (0.7121) (0.70) (2.204) (3.11) (1.749~2.482)

同時接種群 1回目接種前 18 7.1 2.76 5 5.0 160 4.3~11.7(0.849) (0.4411) (0.70) (0.699) (2.20) (0.630~1.069)

2回目接種前 18 48.5 5.54 5 56.6 320 20.7~113.6(1.686) (0.7432) (0.70) (1.753) (2.51) (1.316~2.055)

事後観察 18 104.8 4.34 5 160.0 640 50.5~217.4(2.020) (0.6377) (0.70) (2.204) (2.81) (1.703~2.337)

単独+同時 1回目接種前 35 6.9 2.56 5 5.0 160 5.0~9.5(0.837) (0.4087) (0.70) (0.699) (2.20) (0.696~0.977)

2回目接種前 35 72.5 6.07 5 80.0 1280 39.0~134.6(1.860) (0.7834) (0.70) (1.903) (3.11) (1.591~2.129)

事後観察 35 116.5 4.64 5 160.0 1280 68.8~197.5(2.067) (0.6665) (0.70) (2.204) (3.11) (1.838~2.295)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 3 5.0 1.00 5 5.0 5 -罹患あり (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 3 100.8 4.23 20 160.0 320 2.8~3631.6(2.003) (0.6266) (1.30) (2.204) (2.51) (0.447~3.560)

事後観察 3 201.6 1.49 160 160.0 320 74.6~544.8(2.304) (0.1738) (2.20) (2.204) (2.51) (1.873~2.736)

同時接種群 1回目接種前 2 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 2 160.0 1.00 160 160.0 160 -(2.204) (0.0000) (2.20) (2.204) (2.20) -

事後観察 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

単独+同時 1回目接種前 5 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 5 121.3 2.86 20 160.0 320 32.9~447.3(2.084) (0.4565) (1.30) (2.204) (2.51) (1.517~2.651)

事後観察 5 211.1 1.46 160 160.0 320 131.8~338.3(2.325) (0.1649) (2.20) (2.204) (2.51) (2.120~2.529)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page241

Page 259: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 242 付表 2.7.3.6.1-55 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量

(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 20 10.0 2.60 5 5.0 80 6.4~15.6HI 罹患なし (1.000) (0.4144) (0.70) (0.699) (1.90) (0.806~1.194)

2回目接種前 20 13.2 3.74 5 7.1 320 7.1~24.5(1.120) (0.5728) (0.70) (0.849) (2.51) (0.852~1.389)

事後観察 20 10.0 3.08 5 5.0 160 5.9~16.9(1.000) (0.4883) (0.70) (0.699) (2.20) (0.771~1.229)

同時接種群 1回目接種前 18 14.1 4.69 5 7.1 1280 6.6~30.5(1.151) (0.6711) (0.70) (0.849) (3.11) (0.817~1.484)

2回目接種前 18 80.0 7.95 5 113.1 5120 28.5~224.2(1.903) (0.9001) (0.70) (2.054) (3.71) (1.455~2.351)

事後観察 18 104.8 4.77 10 80.0 2560 48.2~227.7(2.020) (0.6782) (1.00) (1.903) (3.41) (1.683~2.357)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 0 - - - - - -罹患あり - - - - - -

2回目接種前 0 - - - - - -- - - - - -

事後観察 0 - - - - - -- - - - - -

同時接種群 1回目接種前 2 10.0 2.67 5 10.0 20 0.0~66826.5(1.000) (0.4257) (0.70) (1.000) (1.30) (-2.825~4.825)

2回目接種前 2 28.3 4.35 10 28.3 80 0.0~1.5E7(1.452) (0.6386) (1.00) (1.452) (1.90) (-4.286~7.189)

事後観察 2 113.1 1.63 80 113.1 160 1.4~9248.7(2.054) (0.2129) (1.90) (2.054) (2.20) (0.141~3.966)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page242

Page 260: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 243 付表 2.7.3.6.1-56 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量

(A(H1N1)、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H1N1) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 16 146.7 3.00 5 160.0 320 81.7~263.6HI 罹患なし (2.166) (0.4776) (0.70) (2.204) (2.51) (1.912~2.421)

2回目接種前 16 153.2 3.32 5 160.0 640 80.8~290.4(2.185) (0.5210) (0.70) (2.204) (2.81) (1.908~2.463)

事後観察 16 128.8 3.16 5 160.0 640 69.7~238.0(2.110) (0.5003) (0.70) (2.204) (2.81) (1.843~2.377)

同時接種群 1回目接種前 18 77.0 4.97 5 113.1 640 34.7~170.8(1.886) (0.6963) (0.70) (2.054) (2.81) (1.540~2.233)

2回目接種前 18 172.8 2.58 20 160.0 640 107.9~276.8(2.238) (0.4116) (1.30) (2.204) (2.81) (2.033~2.442)

事後観察 18 160.0 2.43 20 160.0 640 102.8~249.0(2.204) (0.3863) (1.30) (2.204) (2.81) (2.012~2.396)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 3 320.0 2.00 160 320.0 640 57.2~1790.4罹患あり (2.505) (0.3010) (2.20) (2.505) (2.81) (1.757~3.253)

2回目接種前 3 508.0 1.49 320 640.0 640 188.0~1372.7(2.706) (0.1738) (2.51) (2.806) (2.81) (2.274~3.138)

事後観察 3 320.0 2.00 160 320.0 640 57.2~1790.4(2.505) (0.3010) (2.20) (2.505) (2.81) (1.757~3.253)

同時接種群 1回目接種前 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

2回目接種前 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

事後観察 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page243

Page 261: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 244 付表 2.7.3.6.1-57 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量

(A(H3N2)、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -HI 罹患なし (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 5.4 1.24 5 5.0 10 4.8~5.9(0.729) (0.0927) (0.70) (0.699) (1.00) (0.686~0.772)

事後観察 20 5.7 1.44 5 5.0 20 4.8~6.8(0.759) (0.1575) (0.70) (0.699) (1.30) (0.685~0.833)

同時接種群 1回目接種前 18 8.9 3.46 5 5.0 320 4.8~16.5(0.950) (0.5390) (0.70) (0.699) (2.51) (0.682~1.218)

2回目接種前 18 27.2 4.77 5 20.0 640 12.5~59.2(1.435) (0.6788) (0.70) (1.301) (2.81) (1.097~1.772)

事後観察 18 93.3 3.09 20 80.0 640 53.2~163.6(1.970) (0.4904) (1.30) (1.903) (2.81) (1.726~2.214)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 0 - - - - - -罹患あり - - - - - -

2回目接種前 0 - - - - - -- - - - - -

事後観察 0 - - - - - -- - - - - -

同時接種群 1回目接種前 2 7.1 1.63 5 7.1 10 0.1~578.0(0.849) (0.2129) (0.70) (0.849) (1.00) (-1.063~2.762)

2回目接種前 2 14.1 4.35 5 14.1 40 0.0~7.7E6(1.151) (0.6386) (0.70) (1.151) (1.60) (-4.587~6.888)

事後観察 2 113.1 1.63 80 113.1 160 1.4~9248.7(2.054) (0.2129) (1.90) (2.054) (2.20) (0.141~3.966)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page244

Page 262: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 245 付表 2.7.3.6.1-58 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量

(A(H3N2)HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

A(H3N2) インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 16 33.6 3.86 5 28.3 320 16.4~69.1HI 罹患なし (1.527) (0.5868) (0.70) (1.452) (2.51) (1.214~1.839)

2回目接種前 16 36.7 3.71 5 40.0 320 18.2~73.8(1.564) (0.5698) (0.70) (1.602) (2.51) (1.261~1.868)

事後観察 16 47.6 3.41 5 80.0 320 24.7~91.5(1.677) (0.5329) (0.70) (1.903) (2.51) (1.393~1.961)

同時接種群 1回目接種前 18 40.0 5.46 5 40.0 1280 17.2~93.1(1.602) (0.7374) (0.70) (1.602) (3.11) (1.235~1.969)

2回目接種前 18 100.8 3.84 5 113.1 1280 51.6~196.7(2.003) (0.5841) (0.70) (2.054) (3.11) (1.713~2.294)

事後観察 18 154.0 3.56 10 160.0 2560 81.9~289.3(2.187) (0.5509) (1.00) (2.204) (3.41) (1.913~2.461)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 3 40.0 6.26 5 80.0 160 0.4~3806.7罹患あり (1.602) (0.7965) (0.70) (1.903) (2.20) (-0.376~3.581)

2回目接種前 3 40.0 6.26 5 80.0 160 0.4~3806.7(1.602) (0.7965) (0.70) (1.903) (2.20) (-0.376~3.581)

事後観察 3 50.4 4.23 10 80.0 160 1.4~1815.8(1.702) (0.6266) (1.00) (1.903) (2.20) (0.146~3.259)

同時接種群 1回目接種前 2 80.0 2.67 40 80.0 160 0.0~5.3E5(1.903) (0.4257) (1.60) (1.903) (2.20) (-1.922~5.728)

2回目接種前 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

事後観察 2 226.3 1.63 160 226.3 320 2.8~18497.3(2.355) (0.2129) (2.20) (2.355) (2.51) (0.442~4.267)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page245

Page 263: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 246 付表 2.7.3.6.1-59 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量

(B、HI 抗体価)(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 20 5.0 1.00 5 5.0 5 -HI 罹患なし (0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 20 8.1 2.12 5 5.0 80 5.7~11.5(0.910) (0.3254) (0.70) (0.699) (1.90) (0.757~1.062)

事後観察 20 6.8 1.69 5 5.0 40 5.3~8.7(0.834) (0.2285) (0.70) (0.699) (1.60) (0.727~0.941)

同時接種群 1回目接種前 18 6.3 2.04 5 5.0 80 4.4~9.0(0.799) (0.3098) (0.70) (0.699) (1.90) (0.645~0.953)

2回目接種前 18 21.6 6.69 5 10.0 2560 8.4~55.6(1.334) (0.8253) (0.70) (1.000) (3.41) (0.924~1.745)

事後観察 18 35.6 5.30 5 40.0 1280 15.5~81.7(1.552) (0.7246) (0.70) (1.602) (3.11) (1.192~1.912)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 0 - - - - - -罹患あり - - - - - -

2回目接種前 0 - - - - - -- - - - - -

事後観察 0 - - - - - -- - - - - -

同時接種群 1回目接種前 2 5.0 1.00 5 5.0 5 -(0.699) (0.0000) (0.70) (0.699) (0.70) -

2回目接種前 2 10.0 2.67 5 10.0 20 0.0~66826.5(1.000) (0.4257) (0.70) (1.000) (1.30) (-2.825~4.825)

事後観察 2 28.3 1.63 20 28.3 40 0.3~2312.2(1.452) (0.2129) (1.30) (1.452) (1.60) (-0.461~3.364)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page246

Page 264: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 247 付表 2.7.3.6.1-60 治験期間中のインフルエンザ罹患有無別抗体価の要約統計量

(B、HI 抗体価)(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

1)上段は下段で算出した対数変換値(Log10)の要約統計量の指数変換値解析対象:FAS 2)下段は抗体価の対数変換値(Log10)の要約統計量年齢区分:3歳以上13歳未満 3)上段平均が幾何平均値

項目 分類 接種群 時期 解析 抗体価1)2) 平均値の

対象例数

平均3) 標準偏差 最小値 中央値 最大値 95%信頼区間

B インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 16 10.4 2.44 5 7.1 80 6.5~16.8HI 罹患なし (1.019) (0.3881) (0.70) (0.849) (1.90) (0.812~1.226)

2回目接種前 16 16.8 2.27 5 20.0 80 10.9~26.0(1.226) (0.3562) (0.70) (1.301) (1.90) (1.036~1.416)

事後観察 16 13.5 2.13 5 10.0 80 9.0~20.3(1.132) (0.3292) (0.70) (1.000) (1.90) (0.956~1.307)

同時接種群 1回目接種前 18 14.7 3.38 5 10.0 160 8.0~26.9(1.167) (0.5287) (0.70) (1.000) (2.20) (0.904~1.430)

2回目接種前 18 54.4 2.91 10 40.0 320 32.0~92.6(1.736) (0.4643) (1.00) (1.602) (2.51) (1.505~1.967)

事後観察 18 50.4 2.74 5 80.0 320 30.5~83.2(1.702) (0.4381) (0.70) (1.903) (2.51) (1.485~1.920)

インフルエンザ 単独接種群 1回目接種前 3 40.0 8.00 5 40.0 320 0.2~7005.8罹患あり (1.602) (0.9031) (0.70) (1.602) (2.51) (-0.641~3.845)

2回目接種前 3 50.4 5.72 10 40.0 320 0.7~3839.9(1.702) (0.7576) (1.00) (1.602) (2.51) (-0.180~3.584)

事後観察 3 50.4 5.72 10 40.0 320 0.7~3839.9(1.702) (0.7576) (1.00) (1.602) (2.51) (-0.180~3.584)

同時接種群 1回目接種前 2 14.1 4.35 5 14.1 40 0.0~7.7E6(1.151) (0.6386) (0.70) (1.151) (1.60) (-4.587~6.888)

2回目接種前 2 56.6 1.63 40 56.6 80 0.7~4624.3(1.753) (0.2129) (1.60) (1.753) (1.90) (-0.160~3.665)

事後観察 2 56.6 1.63 40 56.6 80 0.7~4624.3(1.753) (0.2129) (1.60) (1.753) (1.90) (-0.160~3.665)

付表 2.7.3.6.1-61 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率

(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数2)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値

解析対象:FAS 3)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT2) GMT GMT変化率3)の対象

例数1)変化率3) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 36 7.1(0.849)HI 2回目接種前 36 21.2(1.326) 3.0 1.7~5.2

事後観察 36 55.5(1.744) 7.8 4.9~12.60.25mL 1回目接種前 24 5.6(0.749)(6ヵ月以上 2回目接種前 24 9.2(0.962) 1.6 1.1~2.53歳未満) 事後観察 24 30.8(1.489) 5.5 3.5~8.70.5mL 1回目接種前 12 11.2(1.050)(3歳以上 2回目接種前 12 113.1(2.054) 10.1 4.6~21.913歳未満) 事後観察 12 179.6(2.254) 16.0 8.5~30.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page247

Page 265: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 248 付表 2.7.3.6.1-62 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率

(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数2)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値

解析対象:FAS 3)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT2) GMT GMT変化率3)の対象

例数1)変化率3) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 42 9.1(0.957)HI 2回目接種前 42 43.4(1.638) 4.8 3.3~7.0

事後観察 41 114.1(2.057) 12.6 9.4~16.80.25mL 1回目接種前 29 7.3(0.865)(6ヵ月以上 2回目接種前 29 33.8(1.529) 4.6 3.0~7.23歳未満) 事後観察 29 117.3(2.069) 16.0 11.8~21.60.5mL 1回目接種前 13 14.5(1.162)(3歳以上 2回目接種前 13 75.8(1.880) 5.2 2.8~9.613歳未満) 事後観察 12 106.8(2.029) 7.4 4.0~13.6

付表 2.7.3.6.1-63 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率

(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数2)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値

解析対象:FAS 3)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT2) GMT GMT変化率3)の対象

例数1)変化率3) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 50 6.4(0.807)HI 2回目接種前 50 16.7(1.223) 2.6 1.8~3.7

事後観察 49 28.5(1.455) 4.4 3.2~6.20.25mL 1回目接種前 30 5.1(0.709)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 9.5(0.980) 1.9 1.4~2.53歳未満) 事後観察 30 20.0(1.301) 3.9 2.8~5.50.5mL 1回目接種前 20 9.0(0.955)(3歳以上 2回目接種前 20 38.6(1.587) 4.3 2.4~7.613歳未満) 事後観察 19 49.8(1.697) 5.5 3.2~9.4

付表 2.7.3.6.1-64 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率

(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数2)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値

解析対象:FAS 3)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT2) GMT GMT変化率3)の対象

例数1)変化率3) 95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 27 6.6(0.822)中和 2回目接種前 27 17.1(1.234) 2.6 1.4~4.9

事後観察 27 74.1(1.870) 11.2 6.8~18.30.25mL 1回目接種前 22 5.7(0.754)(6ヵ月以上 2回目接種前 22 9.4(0.973) 1.7 1.1~2.43歳未満) 事後観察 22 53.1(1.725) 9.4 6.0~14.60.5mL 1回目接種前 5 13.2(1.120)(3歳以上 2回目接種前 5 242.5(2.385) 18.4 3.4~99.813歳未満) 事後観察 5 320.0(2.505) 24.3 8.2~71.7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page248

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 249 付表 2.7.3.6.1-65 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率

(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数2)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値

解析対象:FAS 3)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT2) GMT GMT変化率3)の対象

例数1)変化率3) 95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 50 7.0(0.843)中和 2回目接種前 50 33.4(1.524) 4.8 3.1~7.4

事後観察 49 94.8(1.977) 13.6 9.9~18.70.25mL 1回目接種前 30 5.4(0.729)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 18.7(1.271) 3.5 2.1~5.73歳未満) 事後観察 30 76.4(1.883) 14.3 9.9~20.60.5mL 1回目接種前 20 10.4(1.015)(3歳以上 2回目接種前 20 80.0(1.903) 7.7 4.3~13.813歳未満) 事後観察 19 133.3(2.125) 12.9 7.6~21.8

付表 2.7.3.6.1-66 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別幾何平均抗体価変化率

(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数2)抗体価の幾何平均値, ()内は対数変換値(Log10)の平均値

解析対象:FAS 3)各時点の幾何平均値/1回目接種前の幾何平均値

項目 用量 時期 解析 GMT2) GMT GMT変化率3)の対象

例数1)変化率3) 95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 50 6.8(0.831)中和 2回目接種前 50 13.2(1.120) 1.9 1.4~2.8

事後観察 49 19.4(1.289) 2.9 2.0~4.00.25mL 1回目接種前 30 5.2(0.719)(6ヵ月以上 2回目接種前 30 7.2(0.860) 1.4 1.0~1.83歳未満) 事後観察 30 12.0(1.080) 2.3 1.6~3.20.5mL 1回目接種前 20 10.0(1.000)(3歳以上 2回目接種前 20 32.5(1.512) 3.2 1.9~5.613歳未満) 事後観察 19 41.5(1.618) 4.1 2.4~7.1

付表 2.7.3.6.1-67 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(新型 A(H1N1)、

HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体保有2)

例数抗体保有2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 36 0 0.0 -HI 2回目接種前 36 13 36.1 20.8~53.8

事後観察 36 26 72.2 54.8~85.80.25mL 1回目接種前 24 0 0.0 -(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 24 3 12.5 2.7~32.4

事後観察 24 14 58.3 36.6~77.90.5mL 1回目接種前 12 0 0.0 -(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 12 10 83.3 51.6~97.9

事後観察 12 12 100.0 73.5~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page249

Page 267: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 250 付表 2.7.3.6.1-68 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(A(H3N2)、HI 抗体

価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体保有2)

例数抗体保有2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 42 0 0.0 -HI 2回目接種前 42 27 64.3 48.0~78.4

事後観察 41 40 97.6 87.1~99.90.25mL 1回目接種前 29 0 0.0 -(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 29 15 51.7 32.5~70.6

事後観察 29 29 100.0 88.1~100.00.5mL 1回目接種前 13 0 0.0 -(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 13 12 92.3 64.0~99.8

事後観察 12 11 91.7 61.5~99.8

付表 2.7.3.6.1-69 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(B、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体保有2)

例数抗体保有2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 50 0 0.0 -HI 2回目接種前 50 18 36.0 22.9~50.8

事後観察 49 26 53.1 38.3~67.50.25mL 1回目接種前 30 0 0.0 -(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 5 16.7 5.6~34.7

事後観察 30 11 36.7 19.9~56.10.5mL 1回目接種前 20 0 0.0 -(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 20 13 65.0 40.8~84.6

事後観察 19 15 78.9 54.4~93.9

付表 2.7.3.6.1-70 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(新型 A(H1N1)、

中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体保有2)

例数抗体保有2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

新型A(H1N1) 全体 1回目接種前 27 0 0.0 -中和 2回目接種前 27 7 25.9 11.1~46.3

事後観察 27 20 74.1 53.7~88.90.25mL 1回目接種前 22 0 0.0 -(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 22 2 9.1 1.1~29.2

事後観察 22 15 68.2 45.1~86.10.5mL 1回目接種前 5 0 0.0 -(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 5 5 100.0 47.8~100.0

事後観察 5 5 100.0 47.8~100.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page250

Page 268: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 251 付表 2.7.3.6.1-71 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(A(H3N2)、中和抗

体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体保有2)

例数抗体保有2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

A(H3N2) 全体 1回目接種前 50 0 0.0 -中和 2回目接種前 50 26 52.0 37.4~66.3

事後観察 49 45 91.8 80.4~97.70.25mL 1回目接種前 30 0 0.0 -(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 9 30.0 14.7~49.4

事後観察 30 27 90.0 73.5~97.90.5mL 1回目接種前 20 0 0.0 -(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 20 17 85.0 62.1~96.8

事後観察 19 18 94.7 74.0~99.9

付表 2.7.3.6.1-72 接種前抗体価 40 倍未満の被験者の接種量別抗体保有率(B、中和抗体価)

(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

1)接種前抗体価40倍未満の被験者の例数解析対象:FAS 2) 「抗体価40倍以上」項目 用量 時期 解析

対象

例数1)

抗体保有2)

例数抗体保有2)率

(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

B 全体 1回目接種前 50 0 0.0 -中和 2回目接種前 50 17 34.0 21.2~48.8

事後観察 49 22 44.9 30.7~59.80.25mL 1回目接種前 30 0 0.0 -(6ヵ月以上3歳未満) 2回目接種前 30 4 13.3 3.8~30.7

事後観察 30 7 23.3 9.9~42.30.5mL 1回目接種前 20 0 0.0 -(3歳以上13歳未満) 2回目接種前 20 13 65.0 40.8~84.6

事後観察 19 15 78.9 54.4~93.9

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page251

Page 269: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 252 付表 2.7.3.6.1-73 年齢区分別-1 の抗体価の主要評価結果(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

*:判定基準を満たしていることを示す**:3項目の判定基準のうち一つ以上を満たすことを示す

解析対象:FAS 測定項目:HI抗体価 1)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上年齢区分 時期 評価項目 判定基準全体 2回目接種前 解析対象例数 60 60 60

抗体陽転1)率 >40% 58.3% * 65.0% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 3.6 * 4.4 * 2.4抗体保有率 >70% 61.7% 75.0% * 46.7%

** **事後観察 解析対象例数 59 59 59

抗体陽転1)率 >40% 83.1% * 84.7% * 62.7% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 9.4 * 3.9 *抗体保有率 >70% 83.1% * 98.3% * 61.0%

** ** **6ヵ月以上1歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 6.7% 60.0% * 0.0%

GMT変化率 >2.5 1.1 2.8 * 1.2抗体保有率 >70% 0.0% 33.3% 0.0%

**事後観察 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 60.0% * 100.0% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 4.2 * 12.7 * 2.1抗体保有率 >70% 40.0% 100.0% * 6.7%

** **1歳以上3歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 66.7% * 86.7% * 40.0%

GMT変化率 >2.5 4.4 * 8.4 * 2.9 *抗体保有率 >70% 60.0% 73.3% * 33.3%

** ** **事後観察 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 93.3% * 100.0% * 100.0% *

GMT変化率 >2.5 8.8 * 20.2 * 7.3 *抗体保有率 >70% 93.3% * 100.0% * 66.7%

** ** **3歳以上6歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 80.0% * 60.0% * 60.0% *

GMT変化率 >2.5 4.8 * 4.6 * 3.8 *抗体保有率 >70% 86.7% * 93.3% * 73.3% *

** ** **事後観察 解析対象例数 14 14 14

抗体陽転1)率 >40% 92.9% * 78.6% * 78.6% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 8.2 * 5.8 *抗体保有率 >70% 100.0% * 92.9% * 85.7% *

** ** **6歳以上13歳未満 2回目接種前 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 80.0% * 53.3% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 7.3 * 3.6 * 2.6 *抗体保有率 >70% 100.0% * 100.0% * 80.0% *

** ** **事後観察 解析対象例数 15 15 15

抗体陽転1)率 >40% 86.7% * 60.0% * 40.0%

GMT変化率 >2.5 8.4 * 3.8 * 2.8 *抗体保有率 >70% 100.0% * 100.0% * 86.7% *

** ** **

新型A(H1N1) A(H3N2) B

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

適合結果

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page252

Page 270: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 253 付表 2.7.3.6.1-74 EMA 基準による抗体価の総合評価(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:FAS1)判定基準に適合した数値に*

2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 60 60 60HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 58.3% * 65.0% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 3.6 * 4.4 * 2.4抗体保有率 >70% 61.7% 75.0% * 46.7%

評価項目 解析対象例数 60 60 60中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 56.7% - 60.0% - 35.0% -

1)判定基準に適合した数値に*2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 59 59 59HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 83.1% * 84.7% * 62.7% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 9.4 * 3.9 *抗体保有率 >70% 83.1% * 98.3% * 61.0%

評価項目 解析対象例数 59 59 59中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 88.1% - 91.5% - 47.5% -

1)判定基準に適合した数値に*2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 15 15 15HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 6.7% 60.0% * 0.0%

GMT変化率 >2.5 1.1 2.8 * 1.2抗体保有率 >70% 0.0% 33.3% 0.0%

評価項目 解析対象例数 15 15 15中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 20.0% - 26.7% - 0.0% -

 1)判定基準に適合した数値に*

2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 15 15 15HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 60.0% * 100.0% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 4.2 * 12.7 * 2.1抗体保有率 >70% 40.0% 100.0% * 6.7%

評価項目 解析対象例数 15 15 15中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 93.3% - 100.0% - 6.7% -

1)判定基準に適合した数値に*2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 15 15 15HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 66.7% * 86.7% * 40.0%

GMT変化率 >2.5 4.4 * 8.4 * 2.9 *抗体保有率 >70% 60.0% 73.3% * 33.3%

評価項目 解析対象例数 15 15 15中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 73.3% - 66.7% - 33.3% -

 1)判定基準に適合した数値に*

2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 15 15 15HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 93.3% * 100.0% * 100.0% *

GMT変化率 >2.5 8.8 * 20.2 * 7.3 *抗体保有率 >70% 93.3% * 100.0% * 66.7%

評価項目 解析対象例数 15 15 15中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 93.3% - 100.0% - 73.3% -

全体2回目接種前

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

全体事後観察

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

6ヵ月以上1歳未満2回目接種前

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

6ヵ月以上1歳未満事後観察

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

1歳以上3歳未満2回目接種前

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

1歳以上3歳未満事後観察

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page253

Page 271: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 254 付表 2.7.3.6.1-74 EMA 基準による抗体価の総合評価(FAS)(DNK-PEDFLU-2)(続き)

1)判定基準に適合した数値に*2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 15 15 15HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 80.0% * 60.0% * 60.0% *

GMT変化率 >2.5 4.8 * 4.6 * 3.8 *抗体保有率 >70% 86.7% * 93.3% * 73.3% *

評価項目 解析対象例数 15 15 15中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 66.7% - 80.0% - 60.0% -

 1)判定基準に適合した数値に*

2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 14 14 14HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 92.9% * 78.6% * 78.6% *

GMT変化率 >2.5 6.6 * 8.2 * 5.8 *抗体保有率 >70% 100.0% * 92.9% * 85.7% *

評価項目 解析対象例数 14 14 14中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 85.7% - 85.7% - 64.3% -

 1)判定基準に適合した数値に*

2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 15 15 15HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 80.0% * 53.3% * 33.3%

GMT変化率 >2.5 7.3 * 3.6 * 2.6 *抗体保有率 >70% 100.0% * 100.0% * 80.0% *

評価項目 解析対象例数 15 15 15中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 66.7% - 66.7% - 46.7% -

 1)判定基準に適合した数値に*

2)接種後抗体価が20倍以上かつ1回目接種前値からの変化率が4倍以上

評価項目 解析対象例数 15 15 15HI抗体価 判定基準 1) 1) 1)

抗体陽転2)率 >40% 86.7% * 60.0% * 40.0%

GMT変化率 >2.5 8.4 * 3.8 * 2.8 *抗体保有率 >70% 100.0% * 100.0% * 86.7% *

評価項目 解析対象例数 15 15 15中和抗体価 判定基準

抗体陽転2)率 - 80.0% - 80.0% - 46.7% -

6歳以上13歳未満事後観察

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

6歳以上13歳未満2回目接種前

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

3歳以上6歳未満事後観察

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

3歳以上6歳未満2回目接種前

A/カリフォルニア A/ビクトリア B/ブリスベン

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page254

Page 272: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 255 2.7.3.6.2 付図

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-1 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page255

Page 273: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 256

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-2 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page256

Page 274: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 257

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-3 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page257

Page 275: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 258

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-4 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page258

Page 276: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 259

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-5 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page259

Page 277: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 260

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-6 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page260

Page 278: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 261

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-7 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page261

Page 279: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 262

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-8 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page262

Page 280: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 263

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-9 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page263

Page 281: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 264

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-10 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page264

Page 282: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 265

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-11 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page265

Page 283: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 266

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-12 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page266

Page 284: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 267

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-13 被験者ごとの抗体価の推移図(B、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page267

Page 285: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 268

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-14 被験者ごとの抗体価の推移図(B、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page268

Page 286: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 269

解析対象:FAS年齢区分:6ヵ月以上3歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-15 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page269

Page 287: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 270

解析対象:FAS年齢区分:3歳以上13歳未満

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-16 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満))(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page270

Page 288: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 271

解析対象:FAS年齢区分:全体

単独接種群

同時接種群

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-17 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)

(年齢区分全体)(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page271

Page 289: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 272

解析対象:FAS年齢区分:全体

単独接種群

同時接種群

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

付図 2.7.3.6.2-18 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(年齢区分全体)

(FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page272

Page 290: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 273

新型A(H1N1), HI, 2回目接種前, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

新型A(H1N1), HI, 事後観察, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-19 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page273

Page 291: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 274

新型A(H1N1), HI, 2回目接種前, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

新型A(H1N1), HI, 事後観察, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-20 抗体価の逆累積度数分布図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page274

Page 292: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 275

A(H1N1), HI, 2回目接種前, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

A(H1N1), HI, 事後観察, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-21 抗体価の逆累積度数分布図(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page275

Page 293: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 276

A(H1N1), HI, 2回目接種前, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

A(H1N1), HI, 事後観察, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-22 抗体価の逆累積度数分布図(A(H1N1)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page276

Page 294: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 277

A(H3N2), HI, 2回目接種前, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

A(H3N2), HI, 事後観察, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-23 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page277

Page 295: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 278

A(H3N2), HI, 2回目接種前, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

A(H3N2), HI, 事後観察, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-24 抗体価の逆累積度数分布図(A(H3N2)、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page278

Page 296: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 279

B, HI, 2回目接種前, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

B, HI, 事後観察, 6ヵ月以上3歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-25 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)

(0.25 mL 接種(6ヵ月以上 3歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page279

Page 297: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 280

B, HI, 2回目接種前, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 160 320 640≧128

0

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

B, HI, 事後観察, 3歳以上13歳未満

0

20

40

60

80

100

<10 10 20 40 80 16

032

064

0

≧12

80

抗体価

逆累

積度

数(%

)

単独接種群

同時接種群

付図 2.7.3.6.2-26 抗体価の逆累積度数分布図(B、HI 抗体価)

(0.5 mL 接種(3歳以上 13 歳未満)、FAS)(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page280

Page 298: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 281

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-27 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page281

Page 299: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 282

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

箱ヒゲ図の説明

←(Q3-Q1)x1.5を超える値 (1番上に外れた値が最大値)

←75%点から(Q3-Q1)x1.5以内の最大値

←75%点(Q3)

←算術平均値←中央値

←25%点(Q1)

←25%点から(Q3-Q1)x1.5以内の最小値

←(Q3-Q1)x1.5を超える値 (1番下に外れた値が最小値)

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

付図 2.7.3.6.2-28 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page282

Page 300: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 283

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-29 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page283

Page 301: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 284

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

付図 2.7.3.6.2-30 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page284

Page 302: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 285

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-31 被験者ごとの抗体価の推移図(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page285

Page 303: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 286

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

付図 2.7.3.6.2-32 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、HI 抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page286

Page 304: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 287

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-33 被験者ごとの抗体価の推移図(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page287

Page 305: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 288

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

付図 2.7.3.6.2-34 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(新型 A(H1N1)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page288

Page 306: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 289

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-35 被験者ごとの抗体価の推移図(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page289

Page 307: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 290

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

付図 2.7.3.6.2-36 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(A(H3N2)、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page290

Page 308: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 291

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

付図 2.7.3.6.2-37 被験者ごとの抗体価の推移図(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page291

Page 309: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.3 臨床的有効性 Page 292

解析対象:FAS用量:全体

用量:0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

用量:0.5mL(3歳以上13歳未満)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

1回目接種前 2回目接種前 事後観察

0.70(<10)

1.00(10倍)

1.30(20倍)

1.60(40倍)

1.90(80倍)

2.20(160倍)

2.51(320倍)

2.81(640倍)

3.11(1280倍)

3.41(2560倍)

3.71(5120倍)

4.01(10240倍)

4.31(20480倍)

付図 2.7.3.6.2-38 抗体価の推移(箱ヒゲ図)(B、中和抗体価)(FAS)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.3臨床的有効性 Page292

Page 310: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

Page 1

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」

第 2 部(モジュール 2):CTD の概要(サマリー)

2.7 臨床概要

2.7.4 臨床的安全性

デンカ生研株式会社

Page 311: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page2

Page 312: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 3

目次

2.7.4. 臨床的安全性 ...................................................................................................................................... 9 2.7.4.1 医薬品への曝露 ............................................................................................................................ 9

2.7.4.1.1 総括的安全性評価計画及び安全性試験の記述 ................................................................. 9 2.7.4.1.2 全般的な曝露状況 ............................................................................................................... 11 2.7.4.1.3 治験対象集団の人口統計学的特性及びその他の特性 ................................................... 13

2.7.4.2 有害事象 ...................................................................................................................................... 13 2.7.4.2.1 有害事象の解析 ................................................................................................................... 14

2.7.4.2.1.1 比較的よく見られる有害事象 .................................................................................... 63 2.7.4.2.1.2 死亡 ................................................................................................................................ 65 2.7.4.2.1.3 その他の重篤な有害事象 ............................................................................................ 65 2.7.4.2.1.4 その他の重要な有害事象 ............................................................................................ 65 2.7.4.2.1.5 器官別又は症候群別有害事象の解析 ........................................................................ 67

2.7.4.2.2 個別有害事象の文章による説明 ....................................................................................... 67 2.7.4.3 臨床検査値の評価 ...................................................................................................................... 69 2.7.4.4 バイタルサイン、身体的所見及び安全性に関連する他の観察項目 .................................. 69

2.7.4.4.1 最高体温の推移 ................................................................................................................... 69 2.7.4.5 特別な被験者集団及び状況下における安全性 ...................................................................... 78

2.7.4.5.1 内因性要因 ........................................................................................................................... 78 2.7.4.5.1.1 接種量別の有害事象発現率 ........................................................................................ 78 2.7.4.5.1.2 年齢区分別の有害事象発現率 .................................................................................... 87 2.7.4.5.1.3 接種要注意者での有害事象発現率 .......................................................................... 100

2.7.4.5.2 外因性要因 ......................................................................................................................... 104 2.7.4.5.3 薬物相互作用 ..................................................................................................................... 104 2.7.4.5.4 妊娠及び授乳時の使用 ..................................................................................................... 111 2.7.4.5.5 過量投与 ............................................................................................................................. 111 2.7.4.5.6 薬物乱用 ............................................................................................................................. 111 2.7.4.5.7 離脱症状及び反跳現象 ..................................................................................................... 111 2.7.4.5.8 自動車運転及び機械操作に対する影響又は精神機能の障害 ..................................... 111

2.7.4.6 製造販売後データ .................................................................................................................... 111 2.7.4.7 付録............................................................................................................................................ 112

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表目次

表 2.7.4.1.1-1 臨床試験計画及び設定根拠.............................................................................................. 9

表 2.7.4.1.2-1 治験薬の接種期間及び用量(DNK-PEDFLU-1) ....................................................... 11 表 2.7.4.1.2-2 治験薬の接種状況(DNK-PEDFLU-1) ....................................................................... 12 表 2.7.4.1.2-3 治験薬の接種期間及び用量(DNK-PEDFLU-2) ....................................................... 12 表 2.7.4.1.2-4 治験薬の接種状況(接種量別)(DNK-PEDFLU-2).................................................. 13 表 2.7.4.1.2-5 治験薬の接種状況(年齢区分別-1)(DNK-PEDFLU-2) .......................................... 13

表 2.7.4.2.1-1 接種群ごとの有害事象及び副反応の発現率(DNK-PEDFLU-1)............................ 15 表 2.7.4.2.1-2 有害事象の症状別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1).................................. 18 表 2.7.4.2.1-3 副反応の症状別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1)...................................... 19 表 2.7.4.2.1-4 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1).................. 21 表 2.7.4.2.1-5 副反応の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1)...................... 23 表 2.7.4.2.1-6 有害事象の症状別集計(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)....................... 25 表 2.7.4.2.1-7 有害事象の症状別集計(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)....................... 26 表 2.7.4.2.1-8 副反応の症状別集計(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)........................... 26 表 2.7.4.2.1-9 副反応の症状別集計(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)........................... 27 表 2.7.4.2.1-10 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 29 表 2.7.4.2.1-11 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 30 表 2.7.4.2.1-12 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 31 表 2.7.4.2.1-13 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 31 表 2.7.4.2.1-14 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

................................................................................................................................................. 33 表 2.7.4.2.1-15 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

................................................................................................................................................. 34 表 2.7.4.2.1-16 副反応の持続日数の要約統計量(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1) ..... 35 表 2.7.4.2.1-17 副反応の持続日数の要約統計量(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1) ..... 35 表 2.7.4.2.1-18 接種ワクチン別接種部位反応(有害事象)の症状別集計(全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 36 表 2.7.4.2.1-19 接種ワクチン別接種部位反応(副反応)の症状別集計(全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 37 表 2.7.4.2.1-20 有害事象及び副反応の発現率(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2).................... 37

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表 2.7.4.2.1-21 有害事象の症状別集計(全体)(全期間)(DNK-PEDFLU-2).............................. 39 表 2.7.4.2.1-22 副反応の症状別集計(全体)(全期間)(DNK-PEDFLU-2).................................. 41 表 2.7.4.2.1-23 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)................ 43 表 2.7.4.2.1-24 副反応の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2).................... 48 表 2.7.4.2.1-25 有害事象の症状別集計(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)..................... 52 表 2.7.4.2.1-26 有害事象の症状別集計(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)..................... 53 表 2.7.4.2.1-27 副反応の症状別集計(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)......................... 55 表 2.7.4.2.1-28 副反応の症状別集計(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)......................... 56 表 2.7.4.2.1-29 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 57 表 2.7.4.2.1-30 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 57 表 2.7.4.2.1-31 有害事象発現の症状別発現時期別集計(全体、 1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 58 表 2.7.4.2.1-32 有害事象発現の症状別発現時期別集計(全体、 2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 58 表 2.7.4.2.1-33 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 59 表 2.7.4.2.1-34 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 59 表 2.7.4.2.1-35 副反応の症状別発現時期別集計(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2) ..... 60 表 2.7.4.2.1-36 副反応の症状別発現時期別集計(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2) ..... 60 表 2.7.4.2.1-37 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 61 表 2.7.4.2.1-38 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

................................................................................................................................................. 61 表 2.7.4.2.1-39 副反応の持続日数の要約統計量(全体、1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2) ..... 62 表 2.7.4.2.1-40 副反応の持続日数の要約統計量(全体、2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-2) ..... 62

表 2.7.4.2.1.4-1 重要な有害事象(DNK-PEDFLU-1) ........................................................................ 66

表 2.7.4.4.1-1 治験薬接種後の体温の推移(DNK-PEDFLU-1) ....................................................... 72 表 2.7.4.4.1-2 ワクチン接種後の体温の推移(DNK-PEDFLU-2).................................................... 76 表 2.7.4.4.1-3 年齢区分別-1 ワクチン接種後の体温の推移(DNK-PEDFLU-2) ........................... 77

表 2.7.4.4.2-1 発熱(37.5°C 以上)を発現した被験者の最高体温(DNK-PEDFLU-2) ............... 78

表 2.7.4.5.1.1-1 接種量別の有害事象及び副反応発現率(全期間)(DNK-PEDFLU-1)............... 79 表 2.7.4.5.1.1-2 接種量別の有害事象の症状別集計(6 ヵ月以上 3 歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 80

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表 2.7.4.5.1.1-3 接種量別の有害事象の症状別集計(3 歳以上 13 歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 81 表 2.7.4.5.1.1-4 接種量別の副反応の症状別集計(6 ヵ月以上 3 歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 81 表 2.7.4.5.1.1-5 接種量別の副反応の症状別集計( 3 歳以上 13 歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 82 表 2.7.4.5.1.1-6 接種量別の有害事象及び副反応発現率(全期間)(DNK-PEDFLU-2)............... 83 表 2.7.4.5.1.1-7 接種量別の有害事象の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)....................... 85 表 2.7.4.5.1.1-8 接種量別の副反応の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)........................... 87

表 2.7.4.5.1.2-1 年齢区分別の有害事象及び副反応発現率(6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 6

歳未満、6 歳以上 13 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1) ........................................ 89 表 2.7.4.5.1.2-2 年齢区分別の有害事象及び副反応発現率(6 ヵ月以上 1 歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 90 表 2.7.4.5.1.2-3 有害事象の症状別集計(6 ヵ月以上 3 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

................................................................................................................................................. 91 表 2.7.4.5.1.2-4 有害事象の症状別集計(3 歳以上 6 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)...... 92 表 2.7.4.5.1.2-5 有害事象の症状別集計(6 歳以上 13 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1) .... 92 表 2.7.4.5.1.2-6 副反応の症状別集計(6 ヵ月以上 3 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)...... 93 表 2.7.4.5.1.2-7 副反応の症状別集計(3 歳以上 6 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1).......... 93 表 2.7.4.5.1.2-8 副反応の症状別集計(6 歳以上 13 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)........ 94 表 2.7.4.5.1.2-9 有害事象の症状別集計(6 ヵ月以上 1 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

................................................................................................................................................. 94 表 2.7.4.5.1.2-10 副反応の症状別集計(6 ヵ月以上 1 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1) .... 95 表 2.7.4.5.1.2-11 年齢区分別-1 の有害事象及び副反応発現率(全期間)(DNK-PEDFLU-2)..... 96 表 2.7.4.5.1.2-12 年齢区分別-1 有害事象の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2) ................ 98 表 2.7.4.5.1.2-13 年齢区分別-1 副反応の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2) .................. 100

表 2.7.4.5.1.3-1 接種要注意者の有害事象及び副反応発発現率(年齢全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 101 表 2.7.4.5.1.3-2 接種量別の接種要注意者の有害事象及び副反応発発現率(全期間)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 103 表 2.7.4.5.1.3-3 年齢区分別-1 の接種要注意者の有害事象及び副反応発発現率(全期間)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 104

表 2.7.4.5.3-1 被験者ごとの解熱剤使用状況一覧表(DNK-PEDFLU-1)...................................... 106 表 2.7.4.5.3-2 解熱剤使用例の全身性反応の有害事象一覧(DNK-PEDFLU-1).......................... 107 表 2.7.4.5.3-3 解熱剤使用例の抗体価データ一覧(DNK-PEDFLU-1).......................................... 108 表 2.7.4.5.3-4 解熱剤使用の有無別有害事象の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)........ 109

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表 2.7.4.5.3-5 解熱剤使用の有無別副反応の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)............ 110

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図目次

図 2.7.4.4.1-1 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 70

図 2.7.4.4.1-2 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................................. 71

図 2.7.4.4.1-3 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 73

図 2.7.4.4.1-4 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................................. 74

図 2.7.4.4.1-5 年齢区分別-1 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差) (1 回目

接種時)(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................... 74

図 2.7.4.4.1-6 年齢区分別-1 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差) (2 回目

接種時)(DNK-PEDFLU-2)............................................................................................... 75

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2.7.4. 臨床的安全性

2.7.4.1 医薬品への曝露

2.7.4.1.1 総括的安全性評価計画及び安全性試験の記述

安全性については、健康小児(6 ヵ月以上 13 歳未満)を対象とし、WHO 推奨用量に従った小

児臨床試験(DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2)で評価した。表 2.7.4.1.1-1 に小児臨床

試験(DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2)の臨床試験計画及び設定根拠を示す。

治験期間に発現する有害事象の収集のために、規定された受診時期に治験責任/分担医師に

よる診察及び体温測定を実施し、さらに被験者又は代諾者による自覚症状及び他覚所見などの

健康観察日誌への記録を行うこととした。健康観察日誌への記録の期間は各回接種後から 7 日

後まで毎日とし、7 日過ぎても発熱が認められた場合には 37.5°C 未満に低下するまで継続する

こととした。

表 2.7.4.1.1-1 臨床試験計画及び設定根拠

試験区分 (試験番号)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-1)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-2)

対象 日本人健康小児 6 ヵ月以上、13 歳未満 試験デザイン

非盲検、無作為割付、群間比較試験 単独接種群、同時接種群は実施医療機関ごとに被験者が同数になるように、無作為化して割り付けた。

非盲検試験

3 週間( ± 7 日)間隔で 2 回、上腕に皮下接種した。 単独接種群 DNK-FLU(H1)を下記の

年齢別投与量に従って上腕伸側に接種した。1 回目と 2回目の接種部位は左右の上腕を変えた。

用法

同時接種群 DNK-FLU(H1)並びにDNK-FLU(TIV)を下記の年齢別投与量に従って両側上腕伸側に接種した。1回目と 2 回目接種時にDNK-FLU(H1)とDNK-FLU(TIV)の接種部位を交代した。

DNK-FLU を下記の年齢別投与量に従って上腕伸側に接種した。1 回目と 2 回目の接種部位は左右の上腕を変えた。

用量 投与量は各治験薬とも、単独接種群では下記の用量を接種し、同時接種群では下記の用量を左右の上腕にそれぞれ接種した。このため同時接種群の 1 回接種総量は、単独接種群に比較して 2 倍となった。 6 ヵ月以上 3 歳未満:0.25 mL/回(接種量として) 3 歳以上 13 歳未満:0.5 mL/回(接種量として)

6 ヵ月以上 3 歳未満:0.25 mL/回(接種量として) 3 歳以上 13 歳未満:0.5 mL/回(接種量として)

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表 2.7.4.1.1-1 臨床試験計画及び設定根拠(続き)

試験区分 (試験番号)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-1)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-2)

計 80 例/80 例 計 60 例/40 例 単独接種群 計 40 例/40 例

6 ヵ月以上 3 歳未満:20 例/20 例 3 歳以上 13 歳未満 :20 例/20 例

同時接種群 計 40 例/40 例 6 ヵ月以上 3 歳未満:20 例/20 例 3 歳以上 13 歳未満 :20 例/20 例

6 ヵ月以上 1 歳未満:15 例/10 例 1 歳以上 3 歳未満 :15 例/10 例 3 歳以上 6 歳未満 :15 例/10 例 6 歳以上 13 歳未満 :15 例/10 例

実施/計画数

[設定根拠] 治験実施予定期間が限定されている状況の中で科学的及び行政的両面からの判断を行うのに最低限必要であろうと想定される精度で治験結果が評価できる被験者数として設定した。そのため、本治験の免疫原性及び安全性の評価項目に関して十分な検出力を担保した上で統計的仮説検定を行うことを想定した被験者数の設定にはなっていない。

[設定根拠] 医師主導治験として実施した DNK-FLUの免疫原性に関する小児臨床試験(DNK-PEDFLU-1)において、1 歳未満の接種用量が既承認用量の 2.5 倍に増量されるにもかかわらず、臨床試験成績の被験者数は極めて限られていたことから、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の各年齢層についてさらに被験者を追加した試験を計画し、WHO 推奨用量における免疫原性、安全性の評価を積み重ねることを目的とした例数として、各年齢層で 10 例、計 40 例を設定し、脱落例を見込んで登録被験者数を 60 例とした。なお、被験者数について統計学的検討は行っていない。

併用禁止薬剤及び療法

輸血(成分輸血を含む)、ガンマグロブリン製剤、免疫抑制剤(シクロスポリン製剤など)の全身投与、免疫抑制療法(放射線療法など)、抗リウマチ剤、造血剤(鉄剤を除く)、副腎皮質ホルモン剤(外用剤、吸入剤を除く) 他のワクチンの接種及び他の治験薬の投与 治験薬 1 回目接種(Day 0)後から事後観察までに発現した有害事象及び副反応の種類、程度、持続期間及び発現率を検討する。

安全性評価

[設定根拠] 一般に不活化ワクチンの副反応は、接種 48 時間以内に発現し、数日で消失するとされ、「予防接種後副反応報告」では、不活化ワクチンの副反応の報告基準は、接種後 7 日までに発現したものと規定されているため、治験薬接種後 7 日間の安全性情報を毎日収集する。 また、接種後 7 日以降については、発生頻度は低いと予想されるものの、本治験薬による有害事象が発生する可能性は否定できないことから、各治験薬接種後 8日目から次回来院時まで(最終は Visit③まで)の有害事象についても安全性情報を収集する。

安全性評価項目

有害事象及び副反応の種類、程度、持続期間及び発現率を検討する。 有害事象の重症度分類:接種部位反応;Grade A - D、全身性反応;Grade 1 - 4

安全性評価時期

治験薬 1 回目接種後から 2 回目接種後の事後観察まで

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表 2.7.4.1.1-1 臨床試験計画及び設定根拠(続き)

試験区分 (試験番号)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-1)

小児臨床試験 (DNK-PEDFLU-2)

診察、体温測定(臨床検査なし): 1 回目接種前、約 30 分後* 2 回目接種前、約 30 分後* 事後観察* *:診察のみ実施。 被験者又は代諾者による健康観察日誌の記録: 各治験薬接種後 7 日間、毎日体温及び接種部位反応の有無を記録する。 各治験薬接種後 7 日間を過ぎても、発熱が認められた場合には体温測定を継続し、37.5°C 未満に低下した日付と体温を記録する。 1 回目接種後から事後観察まで、自覚症状、他覚所見が認められた場合には記録する。

安全性評価方法

[観察時期の設定根拠] 各治験薬接種後:ワクチン接種後にアナフィラキシーなどのアレルギー反応が起こる時期は、接種後 30 分以内であることから、治験薬接種 30 分後までの観察を設定した。 事後観察日:免疫原性及び安全性の最終評価のため、設定した。

解析方法 1 回でも有害事象が発現した被験者を有害事象発現例とし、有害事象発現例数及び発現率(%)並びに F 分布に基づいた正確な両側 95%信頼区間を算出する。 治験薬との因果関係が否定できない副反応についても同様の集計を行う。 また、重症度、因果関係による集計を行う。

2.7.4.1.2 全般的な曝露状況

(1) DNK-PEDFLU-1 試験の曝露状況

治験薬の接種期間及び用量を表 2.7.4.1.2-1 に示す。

DNK-PEDFLU-1 試験では、6 ヵ月以上 3 歳未満及び 3 歳以上 13 歳未満の年齢区分で、接種量

をそれぞれ 0.25 mL/回及び 0.5 mL/回と設定した。単独接種群では、DNK-FLU(H1)をこれら

の接種量に従って年齢区分ごと各 20 例に上腕に接種した。また、同時接種群では、DNK-FLU

(H1)及び DNK-FLU(TIV)をこれらの接種量に従って年齢区分ごと各 20 例に両側の上腕に

接種した。両群とも 3 週間 ± 7 日の間隔をおいて 2 回接種した。

表 2.7.4.1.2-1 治験薬の接種期間及び用量(DNK-PEDFLU-1)

接種群 年齢区分 単独接種群 同時接種群 6 ヵ月以上 3 歳未満 DNK-FLU(H1)0.25 mL/回

(HA たん白質 7.5 μg/回以上)DNK-FLU(H1)0.25 mL/回 (HA たん白質 7.5 μg/回以上) DNK-FLU(TIV)0.25 mL/回 (HA たん白質 22.5μg/回以上)

用量

3 歳以上 13 歳未満 DNK-FLU(H1)0.5 mL/回 (HA たん白質 15 μg/回以上)

DNK-FLU(H1)0.5 mL/回 (HA たん白質 15 μg/回以上) DNK-FLU(TIV)0.5 mL/回 (HA たん白質 45 μg/回以上)

期間 - 3 週間(± 7 日)の間隔をおいて 2 回接種

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治験実施計画書(DNK-PEDFLU-1)において、安全性解析対象集団の定義は、本治験に組み

入れられ、1 回以上の治験薬接種を受け、安全性に関する情報が得られた被験者のうち、GCP

不適合例を除いた集団とした。

1 回目の治験薬が接種された 80 例全例(単独接種群 40 例、同時接種群 40 例)を安全性解析

対象集団として安全性を分析した。

治験薬の接種状況を表 2.7.4.1.2-2 に示す。

安全性解析対象集団のうち、1 回しか治験薬を接種しなかった被験者はいなかった。80 例(単

独接種群 40 例、同時接種群 40 例)は、規定どおり治験薬を 2 回接種した。

表 2.7.4.1.2-2 治験薬の接種状況(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団 ()内は割合を示す接種群 年齢区分 用量 解析

対象例数 1回接種 2回接種単独接種群 全体 40 40(100.0) 40(100.0)

6ヵ月以上3歳未満 0.25mL 20 20(100.0) 20(100.0)3歳以上13歳未満 0.5mL 20 20(100.0) 20(100.0)

接種群 年齢区分 用量 解析対象例数 1回接種 2回接種 1回接種 2回接種

同時接種群 全体 40 40(100.0) 40(100.0) 40(100.0) 40(100.0)6ヵ月以上3歳未満 0.25mL 20 20(100.0) 20(100.0) 20(100.0) 20(100.0)3歳以上13歳未満 0.5mL 20 20(100.0) 20(100.0) 20(100.0) 20(100.0)

TIV

H1

H1

(2) DNK-PEDFLU-2 試験の曝露状況

治験薬の接種期間及び用量を表 2.7.4.1.2-3 に示す。

DNK-PEDFLU-2 試験では、6 ヵ月以上 3 歳未満及び 3 歳以上 13 歳未満の年齢区分の接種量を

それぞれ 0.25 mL/回及び 0.5 mL/回と設定した。DNK-FLU をこれらの接種量に従って年齢区分

ごと各 10 例の上腕に接種した。3 週間 ± 7 日の間隔をおいて 2 回接種した。

表 2.7.4.1.2-3 治験薬の接種期間及び用量(DNK-PEDFLU-2)

接種群 年齢区分 単独接種群 6 ヵ月以上 1 歳未満 1 歳以上 3 歳未満

DNK-FLU(H1)0.25 mL/回 (HA たん白質 7.5 μg/回以上)

3 歳以上 6 歳未満

用量

6 歳以上 13 歳未満 DNK-FLU(H1)0.5 mL/回 (HA たん白質 15 μg/回以上)

期間 - 3 週間(± 7 日)の間隔をおいて 2 回接種

治験実施計画書(DNK-PEDFLU-2)において、安全性解析対象集団の定義は、本治験に組み

入れられ、1 回以上の治験薬接種を受け、安全性に関する情報が得られた被験者のうち、GCP

不適合例を除いた集団とした。

DNK-PEDFLU-2 試験では、1 回目の治験薬が接種された 60 例全例を安全性解析対象集団とし

て安全性を分析した。

治験薬の接種状況(接種量別)を表 2.7.4.1.2-4 に、治験薬の接種状況(年齢区分別-1)を

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Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 13

表 2.7.4.1.2-5 に示す。

安全性解析対象集団のうち、1 回しか治験薬を接種しなかった被験者は、1 例(0.5 mL 接種、

3 歳以上 6 歳未満)であった。

DNK-PEDFLU-2 試験の 59 例は、規定どおり治験薬を 2 回接種した。

表 2.7.4.1.2-4 治験薬の接種状況(接種量別)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 ()内は割合を示す用量 解析対象例数 1回接種 2回接種全体 60 60(100.0) 59(98.3)0.25mL(6ヵ月以上3歳未満) 30 30(100.0) 30(100.0)0.5mL(3歳以上13歳未満) 30 30(100.0) 29(96.7)

表 2.7.4.1.2-5 治験薬の接種状況(年齢区分別-1)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 ()内は割合を示す年齢区分 解析対象例数 1回接種 2回接種全体 60 60(100.0) 59(98.3)6ヵ月以上1歳未満 15 15(100.0) 15(100.0)1歳以上3歳未満 15 15(100.0) 15(100.0)3歳以上6歳未満 15 15(100.0) 14(93.3)6歳以上13歳未満 15 15(100.0) 15(100.0)

2.7.4.1.3 治験対象集団の人口統計学的特性及びその他の特性

DNK-PEDFLU-1 試験の安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性を付表

2.7.4.7-1 - 付表 2.7.4.7-3 に示す。人口統計学的及び他の基準値の特性は FAS と同一の結果

であり、すべての背景因子で、接種群間に大きな差はなかった。

DNK-PEDFLU-2 試験の安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性を付表

2.7.4.7-4 - 付表 2.7.4.7-5 に示す。人口統計学的及び他の基準値の特性は FAS と同一の結果

であり、すべての背景因子で、接種群間に大きな差はなかった。

2.7.4.2 有害事象

有害事象は、治験薬接種以前より存在する徴候又は症状で有意に悪化しない事象を除く、治

験薬が接種された被験者に生じた好ましくないあるいは意図しない徴候、症状又は病気のこと

で、当該治験薬との因果関係の有無は問わない事象と定義した。また、副反応は治験薬との因

果関係が「関連なし」と判定されたもの以外の有害事象と定義した。

有害事象の収集は、治験責任/分担医師が被験者を診察あるいは健康観察日誌の内容を利用

することにより行った。なお、自己申告に基づく有害事象(注射部位そう痒感、注射部位疼痛

など)について、有害事象の自己申告が困難な幼児などの場合、保護者が被験者の有害事象の

状況を観察し、その結果を観察日誌へ記録した。

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2.7.4.2.1 有害事象の解析

有害事象及び副反応について、「全期間」のほか、「1 回目接種後から 2 回目接種前まで」と「2

回目接種後から事後観察まで」の 2 つの期間に分けて集計を行った。各期間別の対象被験者は、

「1 回目接種後から 2 回目接種前まで」では 1 回目接種を受けた被験者、「2 回目接種後から事後

観察まで」では 2 回目接種を受けた被験者とした。有害事象全体及び副反応全体並びに器官別大

分類(以下、SOC とする)の集計では、各接種回において同一被験者に複数回同じ事象が発現

した場合、重症度が重い事象、発現日が早い事象の順に優先して集計に用いた。また、因果関

係別では最も強いもの、持続時間はより長いものを代表値として例数の集計を行った。

治験責任/分担医師が症例報告書に記載した有害事象例は、日米 EU 医薬品規制調和国際会議

国際医薬用語集(以下、MedDRA とする)(DNK-PEDFLU-1 は Version 12.1、DNK-PEDFLU-2

は Version 13.1)を基に読み替え、それを SOC と基本語(以下、PT とする)で表した。その読

み替え結果をそれぞれ付表 2.7.4.7-6 及び付表 2.7.4.7-7 に示す。

有害事象の重症度は、治験実施計画書に規定した 4 段階の重症度分類基準(資料番号 5.3.5.1

DNK-FLU の免疫原性に関する小児臨床試験 治験総括報告書「9.5.1.3.3 項の有害事象の重症度

分類」参照)に従って治験責任/分担医師が判定した。有害事象の重症度分類は、接種部位反

応については Grade Aから Grade Dまで、全身性反応については Grade 1から Grade 4までとし、

Grade D 及び Grade 4 を最も重い重症度とした。

なお、DNK-PEDFLU-1 及び DNK-PEDFLU-2 試験において、臨床検査は実施しなかった。

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(1) DNK-PEDFLU-1 試験

1) 全観察期間の有害事象及び副反応発現率(DNK-PEDFLU-1)

すべての有害事象について各接種群の有害事象及び副反応の発現例数及び発現率を表

2.7.4.2.1-1 に示す。

治験期間を通して、単独接種群と同時接種群をあわせた群(以下、全接種群とする)におい

て有害事象の発現率は 86.3%(69/80 例、399 件、95%信頼区間:76.7 - 92.9、以下同様)、副反

応は 65.0%(52/80 例、287 件、53.5 - 75.3)に発現した。また、接種部位反応の有害事象の発現

率は 56.3%(45/80 例、265 件、44.7 - 67.3)、副反応は 56.3%(45/80 例、265 件、44.7 - 67.3)、

全身性反応の有害事象は 65.0%(52/80 例、134 件、53.5 - 75.3)、副反応は 20.0%(16/80 例、

22 件、11.9 - 30.4)に発現した。

有害事象が単独接種群 85.0%(34/40 例、139 件、70.2 - 94.3)、同時接種群 87.5%(35/40 例、

260 件、73.2 - 95.8)に発現し、副反応が単独接種群 65.0%(26/40 例、94 件、48.3 - 79.4)、同

時接種群 65.0%(26/40 例、193 件、48.3 - 79.4)に発現した。接種部位反応の有害事象は単独接

種群 55.0%(22/40 例、79 件、38.5 - 70.7)、同時接種群 57.5%(23/40 例、186 件、40.9 - 73.0)

に発現し、副反応は単独接種群 55.0%(22/40 例、79 件、38.5 - 70.7)、同時接種群 57.5%(23/40

例、186 件、40.9 - 73.0)に発現した。全身性反応の有害事象は単独接種群 62.5%(25/40 例、60

件、45.8 - 77.3)、同時接種群 67.5%(27/40 例、74 件、50.9 - 81.4)に発現し、副反応は単独接

種群 25.0%(10/40 例、15 件、12.7 - 41.2)、同時接種群 15.0%(6/40 例、7 件、5.7 - 29.8)に発

現した。

表 2.7.4.2.1-1 接種群ごとの有害事象及び副反応の発現率(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団接種群 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

95%信頼区間 発現例数

発現率(%)

95%信頼区間

単独+同時 接種部位+全身 80 69 86.3 76.7~92.9 399 52 65.0 53.5~75.3 287接種部位 45 56.3 44.7~67.3 265 45 56.3 44.7~67.3 265全身 52 65.0 53.5~75.3 134 16 20.0 11.9~30.4 22

単独接種群 接種部位+全身 40 34 85.0 70.2~94.3 139 26 65.0 48.3~79.4 94接種部位 22 55.0 38.5~70.7 79 22 55.0 38.5~70.7 79全身 25 62.5 45.8~77.3 60 10 25.0 12.7~41.2 15

同時接種群 接種部位+全身 40 35 87.5 73.2~95.8 260 26 65.0 48.3~79.4 193接種部位 23 57.5 40.9~73.0 186 23 57.5 40.9~73.0 186全身 27 67.5 50.9~81.4 74 6 15.0 5.7~29.8 7

解析対象例数

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2) 有害事象及び副反応の症状別発現率(DNK-PEDFLU-1)

全観察期間の有害事象及び副反応の症状別発現例数、発現率、発現件数を表 2.7.4.2.1-2 及

び表 2.7.4.2.1-3 に示す。

本治験で発現した接種部位反応は、治験責任/分担医師によりすべて副反応であると判断さ

れたため、本項の「②の副反応」以降、接種部位反応については、副反応でのみ記述した。

① 有害事象

全接種群で発現頻度が高い有害事象は、接種部位反応では、注射部位紅斑 51.3%(41/80 例)、

注射部位腫脹 35.0%(28/80 例)、注射部位そう痒感 31.3%(25/80 例)、注射部位疼痛 25.0%

(20/80 例)、注射部位熱感 20.0%(16/80 例)、全身性反応では、鼻漏 42.5%(34/80 例)、発

熱 26.3%(21/80 例)、倦怠感 15.0%(12/80 例)、上気道の炎症 13.8%(11/80 例)、頭痛 10.0%

(8/80 例)、気管支炎 10.0%(8/80 例)であった。

単独接種群、同時接種群いずれかの群で発現率 10%以上の有害事象は、接種部位反応では、

注射部位紅斑、注射部位腫脹、注射部位そう痒感、注射部位疼痛、注射部位熱感、全身性反応

では、鼻漏、発熱、倦怠感、上気道の炎症、頭痛、気管支炎、インフルエンザ、鼻咽頭炎であ

った。これらは SOC では、「全身障害および投与局所様態」、「呼吸器、胸郭および縦隔障害」、

「神経系障害」、「感染症および寄生虫症」に分類される有害事象であった。

接種部位反応で最も発現率の高かった有害事象である注射部位紅斑の全接種群での発現率は

51.3%(41/80 例)であった。接種群別に集計した結果、単独接種群 47.5%(19/40 例)、同時

接種群 55.0%(22/40 例)であった。2 番目に発現率の高かった接種部位反応の有害事象である

注射部位腫脹の全接種群での発現率は 35.0%(28/80 例)であった。接種群別に集計した結果、

単独接種群 30.0%(12/40 例)、同時接種群 40.0%(16/40 例)であった。3 番目に発現率の高

かった接種部位反応の有害事象である注射部位そう痒感の全接種群での発現率は 31.3%(25/80

例)であった。接種群別に集計した結果、単独接種群 27.5%(11/40 例)、同時接種群 35.0%(14/40

例)であった。

全身性反応で最も発現率の高かった有害事象である鼻漏の全接種群での発現率は 42.5%

(34/80 例)であった。接種群別に集計した結果、単独接種群 32.5%(13/40 例)、同時接種群

52.5%(21/40 例)であった。2 番目に発現率の高かった全身性反応の有害事象である発熱の全

接種群での発現率は 26.3%(21/80 例)であった。接種群別に集計した結果、単独接種群 27.5%

(11/40 例)、同時接種群 25.0%(10/40 例)であった。3 番目に発現率の高かった全身性反応

の有害事象である倦怠感の全接種群での発現率は 15.0%(12/80 例)であった。接種群別に集計

した結果、単独接種群 22.5%(9/40 例)、同時接種群 7.5%(3/40 例)であった。

② 副反応

発現頻度が高い副反応は、接種部位反応では、注射部位紅斑 51.3%(41/80 例)、注射部位腫

脹 35.0%(28/80 例)、注射部位そう痒感 31.3%(25/80 例)、注射部位疼痛 25.0%(20/80 例)、

注射部位熱感 20.0%(16/80 例)であり、全身性反応では、倦怠感 8.8%(7/80 例)、鼻漏 6.3%

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(5/80 例)であった。

単独接種群、同時接種群いずれかの群で発現率 10%以上の副反応は、接種部位反応では、注

射部位紅斑、注射部位腫脹、注射部位そう痒感、注射部位疼痛、注射部位熱感、全身性反応で

は、倦怠感であった。これらは SOC では、「全身障害および投与局所様態」に分類される副反

応であった。

接種部位反応で最も発現率の高かった副反応である注射部位紅斑の全接種群での発現率は

51.3%(41/80 例)であった。接種群別に集計した結果、単独接種群 47.5%(19/40 例)、同時

接種群 55.0%(22/40 例)であった。2 番目に発現率の高かった接種部位反応の副反応である注

射部位腫脹の全接種群での発現率は 35.0%(28/80 例)であった。接種群別に集計した結果、単

独接種群 30.0%(12/40 例)、同時接種群 40.0%(16/40 例)であった。3 番目に発現率の高か

った接種部位反応の副反応である注射部位そう痒感の全接種群での発現率は 31.3%(25/80 例)

であった。接種群別に集計した結果、単独接種群 27.5%(11/40 例)、同時接種群 35.0%(14/40

例件)であった。

全身性反応で最も発現率の高かった副反応である倦怠感の全接種群での発現率は 8.8%(7/80

例)であった。接種群別に集計した結果、単独接種群 15.0%(6/40 例)、同時接種群 2.5%(1/40

例)であった。2 番目に発現率の高かった全身性反応の副反応である鼻漏の全接種群での発現

率は 6.3%(5/80 例)であった。接種群別にみると、単独接種群 5.0%(2/40 例)、同時接種群

7.5%(3/40 例)であった。3 番目に発現率の高かった全身性反応の副反応である発熱の全接種

群での発現率は 5.0%(4/80 例)であった。接種群別にみると、単独接種群 5.0%(2/40 例)、

同時接種群 5.0%(2/40 例)であった。

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表 2.7.4.2.1-2 有害事象の症状別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 69 86.3 399 34 85.0 139 35 87.5 260接種部位 45 56.3 265 22 55.0 79 23 57.5 186

全身障害および投与局所様態 45 56.3 265 22 55.0 79 23 57.5 186注射部位紅斑 41 51.3 80 19 47.5 26 22 55.0 54注射部位腫脹 28 35.0 59 12 30.0 19 16 40.0 40注射部位そう痒感 25 31.3 48 11 27.5 15 14 35.0 33注射部位疼痛 20 25.0 43 8 20.0 12 12 30.0 31注射部位熱感 16 20.0 30 5 12.5 7 11 27.5 23注射部位硬結 2 2.5 5 0 0.0 0 2 5.0 5

全身 52 65.0 134 25 62.5 60 27 67.5 74眼障害 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1

結膜炎 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1胃腸障害 3 3.8 3 1 2.5 1 2 5.0 2

下痢 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2嘔吐 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 25 31.3 39 15 37.5 24 10 25.0 15発熱 21 26.3 26 11 27.5 14 10 25.0 12倦怠感 12 15.0 13 9 22.5 10 3 7.5 3

感染症および寄生虫症 18 22.5 22 9 22.5 11 9 22.5 11気管支炎 8 10.0 8 5 12.5 5 3 7.5 3インフルエンザ 7 8.8 7 3 7.5 3 4 10.0 4鼻咽頭炎 5 6.3 5 1 2.5 1 4 10.0 4突発性発疹 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0胃腸炎 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

神経系障害 8 10.0 9 3 7.5 4 5 12.5 5頭痛 8 10.0 9 3 7.5 4 5 12.5 5

呼吸器、胸郭および縦隔障害 37 46.3 59 16 40.0 20 21 52.5 39鼻漏 34 42.5 44 13 32.5 14 21 52.5 30上気道の炎症 11 13.8 12 4 10.0 4 7 17.5 8咳嗽 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1

皮膚および皮下組織障害 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1湿疹 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1

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表 2.7.4.2.1-3 副反応の症状別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 52 65.0 287 26 65.0 94 26 65.0 193接種部位 45 56.3 265 22 55.0 79 23 57.5 186

全身障害および投与局所様態 45 56.3 265 22 55.0 79 23 57.5 186注射部位紅斑 41 51.3 80 19 47.5 26 22 55.0 54注射部位腫脹 28 35.0 59 12 30.0 19 16 40.0 40注射部位そう痒感 25 31.3 48 11 27.5 15 14 35.0 33注射部位疼痛 20 25.0 43 8 20.0 12 12 30.0 31注射部位熱感 16 20.0 30 5 12.5 7 11 27.5 23注射部位硬結 2 2.5 5 0 0.0 0 2 5.0 5

全身 16 20.0 22 10 25.0 15 6 15.0 7全身障害および投与局所様態 10 12.5 12 7 17.5 9 3 7.5 3

倦怠感 7 8.8 8 6 15.0 7 1 2.5 1発熱 4 5.0 4 2 5.0 2 2 5.0 2

神経系障害 3 3.8 4 2 5.0 3 1 2.5 1頭痛 3 3.8 4 2 5.0 3 1 2.5 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 6 7.5 6 3 7.5 3 3 7.5 3鼻漏 5 6.3 5 2 5.0 2 3 7.5 3咳嗽 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

3) 重症度別の有害事象及び副反応(DNK-PEDFLU-1)

全観察期間の有害事象及び副反応の症状別重症度別発現例数、発現率、発現件数を

表 2.7.4.2.1-4 及び表 2.7.4.2.1-5 に示す。

有害事象及び副反応の各症状について、発現部位及び接種群ごとに重症度を分析した。なお、

同一被験者に複数回同じ事象が発現した場合、重症度は各被験者で最も重い判定のものを集計

に用いた。

① 有害事象

いずれの群においても多くの有害事象の重症度は軽度の Grade 1(A)又は Grade 2(B)であ

った。Grade D(4)の該当例はなかった。接種部位反応の Grade C の有害事象は、全接種群 12.5%

(10/80 例)、単独接種群 10.0%(4/40 例)、同時接種群 15.0%(6/40 例)、全身性反応の Grade

3 の有害事象は、全接種群 2.5%(2/80 例)、単独接種群 0.0%(0/40 例)、同時接種群 5.0%(2/40

例)であった。最も発現率の高かった全身性反応の有害事象である鼻漏では、Grade 1 が単独接

種群 17.5%(7/40 例)、同時接種群 35.0%(14/40 例)、Grade 2 が単独接種群 15.0%(6/40 例)、

同時接種群 17.5%(7/40 例)であり、Grade 3 以上は該当例がなく、いずれの群においてもすべ

ての鼻漏の重症度は Grade 1 又は Grade 2 であった。同様に、2 番目に発現率の高かった全身性

反応の有害事象である発熱では、Grade 1 が単独接種群 12.5%(5/40 例)、同時接種群 5.0%(2/40

例)、Grade 2 が単独接種群 15.0%(6/40 例)、同時接種群 15.0%(6/40 例)、Grade 3 が単独

接種群 0.0%(0/40 例)、同時接種群 5.0%(2/40 例)であり、Grade 4 は該当例がなく、いずれ

の群においてもほとんどの発熱の重症度は Grade 1 又は Grade 2 であった。3 番目に発現率の高

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かった全身性反応の有害事象である倦怠感では、Grade 1 が単独接種群 20.0%(8/40 例)、同時

接種群 7.5%(3/40 例)、Grade 2 が単独接種群 2.5%(1/40 例)、同時接種群 0.0%(0/40 例)

であり、Grade 3 以上は該当例がなく、いずれの群においてもすべての倦怠感の重症度は Grade 1

又は Grade 2 であった。

② 副反応

副反応も有害事象と同様、いずれの群においても多くの副反応の重症度は軽度の Grade 1(A)

又は Grade 2(B)であった。Grade D(4)の該当例はなかった。接種部位反応の Grade C の副

反応は、全接種群 12.5%(10/80 例)、単独接種群 10.0%(4/40 例)、同時接種群 15.0%(6/40

例)であり、全身性反応の Grade 3 の該当例はなかった。

最も発現率の高かった接種部位反応の副反応である注射部位紅斑では、Grade A が単独接種群

20.0%(8/40 例)、同時接種群 12.5%(5/40 例)、Grade B が単独接種群 17.5%(7/40 例)、同

時接種群 32.5%(13/40 例)、Grade C が単独接種群 10.0%(4/40 例)、同時接種群 10.0%(4/40

例)であり、Grade D には該当例はなく、いずれの群においてもほとんどの注射部位紅斑の重症

度は Grade A 又は Grade B であった。同様に、2 番目に発現率の高かった接種部位反応の副反応

である注射部位腫脹では、Grade A が単独接種群 7.5%(3/40 例)、同時接種群 2.5%(1/40 例)、

Grade B が単独接種群 12.5%(5/40 例)、同時接種群 22.5%(9/40 例)、Grade C が単独接種群

10.0%(4/40 例)、同時接種群 15.0%(6/40 例)であり、Grade D の該当例はなかった。3 番目

に発現率の高かった接種部位反応の副反応である注射部位そう痒感では、Grade B が単独接種群

25.0%(10/40 例)、同時接種群 35.0%(14/40 例)、Grade C が単独接種群 2.5%(1/40 例)、

同時接種群 0.0%(0/40 例)であり、Grade A と D には該当例はなく、いずれの群においても注

射部位そう痒感の多くが重症度は GradeB であった。

最も発現率の高かった全身性反応の副反応である倦怠感では Grade 1 のみであり、単独接種群

15.0%(6/40 例)、同時接種群 2.5%(1/40 例)であった。同様に、2 番目に発現率の高かった

全身性反応の副反応である鼻漏では、Grade 1 が単独接種群 2.5%(1/40 例)、同時接種群 7.5%

(3/40 例)、Grade 2 が単独接種群 2.5%(1/40 例)、同時接種群 0.0%(0/40 例)であり、Grade

3以上には該当例はなく、いずれの群においても鼻漏の重症度はGrade 1又はGrade 2であった。

3 番目に発現率の高かった全身性反応の副反応である頭痛では、Grade 1 のみであり、単独接種

群 5.0%(2/40 例)、同時接種群 2.5%(1/40 例)であった。いずれの群においても Grade 3 以

上の全身性反応の副反応はなかった。

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表 2.7.4.2.1-4 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 年齢区分:全体 重症度:G=Grade発現 SOC PT 重症度 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 G1(A) 15 18.8 158 10 25.0 59 5 12.5 99

G2(B) 43 53.8 203 20 50.0 65 23 57.5 138G3(C) 11 13.8 38 4 10.0 15 7 17.5 23G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

接種部位 G1(A) 10 12.5 85 6 15.0 25 4 10.0 60G2(B) 25 31.3 144 12 30.0 39 13 32.5 105G3(C) 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 G1(A) 10 12.5 85 6 15.0 25 4 10.0 60G2(B) 25 31.3 144 12 30.0 39 13 32.5 105G3(C) 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位紅斑 G1(A) 13 16.3 28 8 20.0 9 5 12.5 19G2(B) 20 25.0 37 7 17.5 11 13 32.5 26G3(C) 8 10.0 15 4 10.0 6 4 10.0 9G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位腫脹 G1(A) 4 5.0 13 3 7.5 4 1 2.5 9G2(B) 14 17.5 28 5 12.5 8 9 22.5 20G3(C) 10 12.5 18 4 10.0 7 6 15.0 11G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位そう痒感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 24 30.0 46 10 25.0 13 14 35.0 33G3(C) 1 1.3 2 1 2.5 2 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位疼痛 G1(A) 19 23.8 42 8 20.0 12 11 27.5 30G2(B) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位熱感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 16 20.0 30 5 12.5 7 11 27.5 23G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位硬結 G1(A) 0 0.0 2 0 0.0 0 0 0.0 2G2(B) 1 1.3 2 0 0.0 0 1 2.5 2G3(C) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身 G1(A) 22 27.5 73 12 30.0 34 10 25.0 39G2(B) 28 35.0 59 13 32.5 26 15 37.5 33G3(C) 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

眼障害 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

結膜炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

胃腸障害 G1(A) 3 3.8 3 1 2.5 1 2 5.0 2G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

下痢 G1(A) 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

嘔吐 G1(A) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 G1(A) 11 13.8 24 9 22.5 17 2 5.0 7G2(B) 12 15.0 13 6 15.0 7 6 15.0 6G3(C) 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

発熱 G1(A) 7 8.8 12 5 12.5 8 2 5.0 4G2(B) 12 15.0 12 6 15.0 6 6 15.0 6G3(C) 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

倦怠感 G1(A) 11 13.8 12 8 20.0 9 3 7.5 3G2(B) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

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表 2.7.4.2.1-4 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1)(続き)

発現 SOC PT 重症度 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40感染症および寄生虫症 G1(A) 1 1.3 3 1 2.5 2 0 0.0 1

G2(B) 17 21.3 19 8 20.0 9 9 22.5 10G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

気管支炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 8 10.0 8 5 12.5 5 3 7.5 3G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

インフルエンザ G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 7 8.8 7 3 7.5 3 4 10.0 4G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

鼻咽頭炎 G1(A) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G2(B) 4 5.0 4 1 2.5 1 3 7.5 3G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

突発性発疹 G1(A) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

胃腸炎 G1(A) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

神経系障害 G1(A) 6 7.5 7 2 5.0 3 4 10.0 4G2(B) 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

頭痛 G1(A) 6 7.5 7 2 5.0 3 4 10.0 4G2(B) 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 G1(A) 23 28.8 35 9 22.5 11 14 35.0 24G2(B) 14 17.5 24 7 17.5 9 7 17.5 15G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

鼻漏 G1(A) 21 26.3 30 7 17.5 8 14 35.0 22G2(B) 13 16.3 14 6 15.0 6 7 17.5 8G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

上気道の炎症 G1(A) 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1G2(B) 8 10.0 9 2 5.0 2 6 15.0 7G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

咳嗽 G1(A) 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1G2(B) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害 G1(A) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

湿疹 G1(A) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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表 2.7.4.2.1-5 副反応の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 年齢区分:全体 重症度:G=Grade発現 SOC PT 重症度 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 G1(A) 14 17.5 104 8 20.0 38 6 15.0 66

G2(B) 28 35.0 147 14 35.0 41 14 35.0 106G3(C) 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

接種部位 G1(A) 10 12.5 85 6 15.0 25 4 10.0 60G2(B) 25 31.3 144 12 30.0 39 13 32.5 105G3(C) 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 G1(A) 10 12.5 85 6 15.0 25 4 10.0 60G2(B) 25 31.3 144 12 30.0 39 13 32.5 105G3(C) 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位紅斑 G1(A) 13 16.3 28 8 20.0 9 5 12.5 19G2(B) 20 25.0 37 7 17.5 11 13 32.5 26G3(C) 8 10.0 15 4 10.0 6 4 10.0 9G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位腫脹 G1(A) 4 5.0 13 3 7.5 4 1 2.5 9G2(B) 14 17.5 28 5 12.5 8 9 22.5 20G3(C) 10 12.5 18 4 10.0 7 6 15.0 11G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位そう痒感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 24 30.0 46 10 25.0 13 14 35.0 33G3(C) 1 1.3 2 1 2.5 2 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位疼痛 G1(A) 19 23.8 42 8 20.0 12 11 27.5 30G2(B) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位熱感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 16 20.0 30 5 12.5 7 11 27.5 23G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位硬結 G1(A) 0 0.0 2 0 0.0 0 0 0.0 2G2(B) 1 1.3 2 0 0.0 0 1 2.5 2G3(C) 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身 G1(A) 13 16.3 19 8 20.0 13 5 12.5 6G2(B) 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 G1(A) 8 10.0 10 6 15.0 8 2 5.0 2G2(B) 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

倦怠感 G1(A) 7 8.8 8 6 15.0 7 1 2.5 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

発熱 G1(A) 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1G2(B) 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

神経系障害 G1(A) 3 3.8 4 2 5.0 3 1 2.5 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

頭痛 G1(A) 3 3.8 4 2 5.0 3 1 2.5 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 G1(A) 5 6.3 5 2 5.0 2 3 7.5 3G2(B) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

鼻漏 G1(A) 4 5.0 4 1 2.5 1 3 7.5 3G2(B) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

咳嗽 G1(A) 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page23

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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4) 接種回別の有害事象及び副反応発現率(DNK-PEDFLU-1)

治験期間中に発現した有害事象及び副反応を接種回に分けて分析した。

1 回目接種後に発現した有害事象を表 2.7.4.2.1-6 に、2 回目接種後に発現した有害事象を表

2.7.4.2.1-7 に示す。また、1 回目接種後に発現した副反応を表 2.7.4.2.1-8 に、2 回目接種後

に発現した副反応を表 2.7.4.2.1-9 に示す。

① 有害事象

いずれかの群で発現率 10%以上の全身性反応の有害事象のうち、鼻漏及び発熱は、全接種群、

単独接種群及び同時接種群いずれも 2 回目接種後より 1 回目接種後の発現率が高くなる傾向が

認められた。

それ以外の全身性反応の有害事象では、1 回目接種後と 2 回目接種後の発現率は全接種群、単

独接種群及び同時接種群いずれも大きく変わらなかった。

② 副反応

いずれかの群で発現率 10%以上の接種部位反応及び全身性反応の副反応では、1 回目接種後

と 2 回目接種後の発現率は全接種群、単独接種群及び同時接種群いずれも大きく変わらなかっ

た。

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表 2.7.4.2.1-6 有害事象の症状別集計(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:1回目接種時 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 60 75.0 214 29 72.5 74 31 77.5 140接種部位 34 42.5 133 14 35.0 39 20 50.0 94

全身障害および投与局所様態 34 42.5 133 14 35.0 39 20 50.0 94注射部位紅斑 28 35.0 38 11 27.5 11 17 42.5 27注射部位そう痒感 21 26.3 26 8 20.0 8 13 32.5 18注射部位腫脹 21 26.3 29 8 20.0 8 13 32.5 21注射部位疼痛 17 21.3 24 8 20.0 8 9 22.5 16注射部位熱感 12 15.0 15 4 10.0 4 8 20.0 11注射部位硬結 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1

全身 43 53.8 81 20 50.0 35 23 57.5 46胃腸障害 3 3.8 3 1 2.5 1 2 5.0 2

下痢 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2嘔吐 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 18 22.5 25 11 27.5 15 7 17.5 10発熱 16 20.0 18 9 22.5 10 7 17.5 8倦怠感 7 8.8 7 5 12.5 5 2 5.0 2

感染症および寄生虫症 12 15.0 12 5 12.5 5 7 17.5 7気管支炎 4 5.0 4 2 5.0 2 2 5.0 2インフルエンザ 4 5.0 4 1 2.5 1 3 7.5 3鼻咽頭炎 3 3.8 3 1 2.5 1 2 5.0 2胃腸炎 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

神経系障害 4 5.0 4 1 2.5 1 3 7.5 3頭痛 4 5.0 4 1 2.5 1 3 7.5 3

呼吸器、胸郭および縦隔障害 28 35.0 36 11 27.5 13 17 42.5 23鼻漏 25 31.3 26 8 20.0 8 17 42.5 18上気道の炎症 7 8.8 7 3 7.5 3 4 10.0 4咳嗽 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1

皮膚および皮下組織障害 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1湿疹 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page25

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表 2.7.4.2.1-7 有害事象の症状別集計(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:2回目接種時 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 51 63.8 185 24 60.0 65 27 67.5 120接種部位 37 46.3 132 17 42.5 40 20 50.0 92

全身障害および投与局所様態 37 46.3 132 17 42.5 40 20 50.0 92注射部位紅斑 32 40.0 42 15 37.5 15 17 42.5 27注射部位腫脹 24 30.0 30 11 27.5 11 13 32.5 19注射部位そう痒感 16 20.0 22 7 17.5 7 9 22.5 15注射部位疼痛 13 16.3 19 4 10.0 4 9 22.5 15注射部位熱感 11 13.8 15 3 7.5 3 8 20.0 12注射部位硬結 2 2.5 4 0 0.0 0 2 5.0 4

全身 28 35.0 53 12 30.0 25 16 40.0 28眼障害 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1

結膜炎 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1全身障害および投与局所様態 12 15.0 14 7 17.5 9 5 12.5 5

発熱 8 10.0 8 4 10.0 4 4 10.0 4倦怠感 6 7.5 6 5 12.5 5 1 2.5 1

感染症および寄生虫症 8 10.0 10 5 12.5 6 3 7.5 4気管支炎 4 5.0 4 3 7.5 3 1 2.5 1インフルエンザ 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1鼻咽頭炎 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2突発性発疹 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

神経系障害 5 6.3 5 3 7.5 3 2 5.0 2頭痛 5 6.3 5 3 7.5 3 2 5.0 2

呼吸器、胸郭および縦隔障害 17 21.3 23 6 15.0 7 11 27.5 16鼻漏 17 21.3 18 6 15.0 6 11 27.5 12上気道の炎症 5 6.3 5 1 2.5 1 4 10.0 4

表 2.7.4.2.1-8 副反応の症状別集計(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:1回目接種時 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 41 51.3 145 19 47.5 48 22 55.0 97接種部位 34 42.5 133 14 35.0 39 20 50.0 94

全身障害および投与局所様態 34 42.5 133 14 35.0 39 20 50.0 94注射部位紅斑 28 35.0 38 11 27.5 11 17 42.5 27注射部位そう痒感 21 26.3 26 8 20.0 8 13 32.5 18注射部位腫脹 21 26.3 29 8 20.0 8 13 32.5 21注射部位疼痛 17 21.3 24 8 20.0 8 9 22.5 16注射部位熱感 12 15.0 15 4 10.0 4 8 20.0 11注射部位硬結 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1

全身 10 12.5 12 7 17.5 9 3 7.5 3全身障害および投与局所様態 6 7.5 7 5 12.5 6 1 2.5 1

倦怠感 4 5.0 4 4 10.0 4 0 0.0 0発熱 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1

神経系障害 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0頭痛 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 4 5.0 4 2 5.0 2 2 5.0 2鼻漏 3 3.8 3 1 2.5 1 2 5.0 2咳嗽 1 1.3 1 1 2.5 1 0 0.0 0

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表 2.7.4.2.1-9 副反応の症状別集計(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:2回目接種時 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 40 50.0 142 19 47.5 46 21 52.5 96接種部位 37 46.3 132 17 42.5 40 20 50.0 92

全身障害および投与局所様態 37 46.3 132 17 42.5 40 20 50.0 92注射部位紅斑 32 40.0 42 15 37.5 15 17 42.5 27注射部位腫脹 24 30.0 30 11 27.5 11 13 32.5 19注射部位そう痒感 16 20.0 22 7 17.5 7 9 22.5 15注射部位疼痛 13 16.3 19 4 10.0 4 9 22.5 15注射部位熱感 11 13.8 15 3 7.5 3 8 20.0 12注射部位硬結 2 2.5 4 0 0.0 0 2 5.0 4

全身 7 8.8 10 4 10.0 6 3 7.5 4全身障害および投与局所様態 5 6.3 5 3 7.5 3 2 5.0 2

倦怠感 4 5.0 4 3 7.5 3 1 2.5 1発熱 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1

神経系障害 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1頭痛 3 3.8 3 2 5.0 2 1 2.5 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1鼻漏 2 2.5 2 1 2.5 1 1 2.5 1

5) 発現時期別の有害事象及び副反応(DNK-PEDFLU-1)

全接種群、単独接種群、同時接種群のいずれかの群において発現率が 5%以上の有害事象及び

副反応を対象に、各治験薬接種から有害事象及び副反応発現日までの日数を分析した。なお、

各接種回で同一被験者に複数回同じ事象が発現した場合、重症度が重い事象、発現日が早い事

象の順に優先して集計に用いた。

1 回目接種後から有害事象発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-10 に、2 回目接種後

から有害事象発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-11 に示す。また、1 回目接種後及び

2 回目接種後の有害事象の症状別発現時期別集計を付表 2.7.4.7-8 及び付表 2.7.4.7-9 に示す。

また、1 回目接種後から副反応発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-12 に、2 回目接

種後から副反応発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-13 に示す。また、1 回目接種後及

び 2回目接種後の副反応の症状別発現時期別集計を付表 2.7.4.7-10及び付表 2.7.4.7-11に示

す。

① 有害事象

全身性反応の有害事象発現までの日数の平均は全接種群で、1 回目接種後が最小 3.7 日、最大

13.8 日、2 回目接種後が最小 1.2 日、最大 10.6 日、単独接種群で、1 回目接種後が最小 2.1 日、

最大 15.0 日、2 回目接種後が最小 0.7 日、最大 8.5 日、同時接種群で、1 回目接種後が最小 3.5

日、最大 21.0 日、2 回目接種後が最小 0.0 日、最大 13.0 日であった。いずれかの群で発現率 5%

以上の全身性反応のうち、最も発現率の高かった全身性反応である鼻漏の有害事象発現までの

日数の平均は、全接種群 4.6 - 4.5 日(1 回目接種時の平均値 - 2 回目接種時の平均値、以下同様)、

単独接種群 2.1 - 0.8 日、同時接種群 5.8 - 6.5 日、2 番目に発現率の高かった発熱は、全接種群 7.8

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 28

- 5.9 日、単独接種群 5.6 - 3.3 日、同時接種群 10.6 - 8.5 日、3 番目に発現率の高かった倦怠感は、

全接種群 3.7 - 1.2 日、単独接種群 2.8 - 1.4 日、同時接種群 6.0 - 0.0 日であった。

② 副反応

接種部位反応の副反応発現までの日数の平均は全接種群で、1 回目接種後が最小 0.6 日、最大

1.0 日、2 回目接種後が最小 0.2 日、最大 1.0 日、単独接種群で、1 回目接種後が最小 0.5 日、最

大 1.3 日、2 回目接種後が最小 0.0 日、最大 1.3 日、同時接種群で、1 回目接種後が最小 0.3 日、

最大 0.9 日、2 回目接種後が最小 0.2 日、最大 1.0 日であった。いずれかの群で発現率 5%以上

の接種部位反応の副反応の発現までの日数の平均は、1 回目接種後、2 回目接種後のいずれでも

ほとんどが接種 1 日後まであった。最も発現率の高かった接種部位反応である注射部位紅斑の

副反応発現までの日数の平均は、全接種群 0.9 - 0.5 日、単独接種群 0.8 - 0.6 日、同時接種群 0.9 -

0.4 日、2 番目に発現率の高かった注射部位腫脹は、全接種群 0.7 - 0.4 日、単独接種群 0.8 - 0.5

日、同時接種群 0.7 - 0.3 日、3 番目に発現率の高かった注射部位そう痒感は、全接種群 1.0 - 0.8

日、単独接種群 1.3 - 1.3 日、同時接種群 0.8 - 0.4 日であった。

全身性反応の副反応発現までの日数の平均は全接種群で、1 回目接種後が最小 1.7 日、最大 3.3

日、2 回目接種後が最小 0.7 日、最大 1.0 日、単独接種群で、1 回目接種後が最小 1.0 日、最大

4.5 日、2 回目接種後が最小 0.5 日、最大 1.3 日、同時接種群で、1 回目接種後が最小 1.0 日、最

大 2.0 日、2 回目接種後が最小 0.0 日、最大 1.0 日であった。いずれかの群で発現率 5%以上の

全身性反応のうち、最も発現率の高かった全身性反応である倦怠感の副反応発現までの日数の

平均は全接種群で 3.3 - 1.0 日であった。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 29

表 2.7.4.2.1-10 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:1回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 発現までの日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 28 0.9 0.71 0 1.0 3注射部位そう痒感 80 21 1.0 0.59 0 1.0 2

注射部位腫脹 80 21 0.7 0.78 0 1.0 3注射部位疼痛 80 17 0.6 0.70 0 1.0 2注射部位熱感 80 12 0.6 0.51 0 1.0 1

全身 鼻漏 80 25 4.6 4.72 0 3.0 19発熱 80 16 7.8 6.54 1 6.0 22

倦怠感 80 7 3.7 2.36 1 3.0 7上気道の炎症 80 7 4.6 4.24 0 4.0 10

気管支炎 80 4 13.8 8.77 1 17.0 20頭痛 80 4 5.3 1.71 3 5.5 7

インフルエンザ 80 4 8.3 2.87 5 8.0 12咳嗽 80 3 13.3 10.79 1 18.0 21

鼻咽頭炎 80 3 7.3 7.09 1 6.0 15下痢 80 2 4.5 3.54 2 4.5 7

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 11 0.8 0.60 0 1.0 2注射部位そう痒感 40 8 1.3 0.46 1 1.0 2

注射部位腫脹 40 8 0.8 0.46 0 1.0 1注射部位疼痛 40 8 1.0 0.76 0 1.0 2注射部位熱感 40 4 0.5 0.58 0 0.5 1

全身 鼻漏 40 8 2.1 2.47 0 1.0 6発熱 40 9 5.6 6.46 1 4.0 22

倦怠感 40 5 2.8 2.05 1 3.0 6上気道の炎症 40 3 2.3 3.21 0 1.0 6

気管支炎 40 2 10.5 13.44 1 10.5 20頭痛 40 1 3.0 - 3 3.0 3

インフルエンザ 40 1 8.0 - 8 8.0 8咳嗽 40 2 9.5 12.02 1 9.5 18

鼻咽頭炎 40 1 15.0 - 15 15.0 15同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 0.9 0.78 0 1.0 3

注射部位そう痒感 40 13 0.8 0.60 0 1.0 2注射部位腫脹 40 13 0.7 0.95 0 0.0 3注射部位疼痛 40 9 0.3 0.50 0 0.0 1注射部位熱感 40 8 0.6 0.52 0 1.0 1

全身 鼻漏 40 17 5.8 5.12 0 4.0 19発熱 40 7 10.6 5.88 5 8.0 19

倦怠感 40 2 6.0 1.41 5 6.0 7上気道の炎症 40 4 6.3 4.50 1 7.0 10

気管支炎 40 2 17.0 2.83 15 17.0 19頭痛 40 3 6.0 1.00 5 6.0 7

インフルエンザ 40 3 8.3 3.51 5 8.0 12咳嗽 40 1 21.0 - 21 21.0 21

鼻咽頭炎 40 2 3.5 3.54 1 3.5 6下痢 40 2 4.5 3.54 2 4.5 7

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page29

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表 2.7.4.2.1-11 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:2回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 発現までの日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 32 0.5 0.51 0 0.0 1注射部位腫脹 80 24 0.4 0.49 0 0.0 1

注射部位そう痒感 80 16 0.8 1.33 0 0.0 5注射部位疼痛 80 13 0.2 0.38 0 0.0 1注射部位熱感 80 11 0.5 0.69 0 0.0 2注射部位硬結 80 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 鼻漏 80 17 4.5 6.25 0 1.0 20発熱 80 8 5.9 5.44 1 4.5 16

倦怠感 80 6 1.2 1.17 0 1.0 3頭痛 80 5 1.6 1.95 0 1.0 5

上気道の炎症 80 5 10.6 5.68 1 12.0 16気管支炎 80 4 5.3 5.44 1 3.5 13

インフルエンザ 80 3 8.7 7.51 1 9.0 16鼻咽頭炎 80 2 10.5 7.78 5 10.5 16

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 15 0.6 0.51 0 1.0 1注射部位腫脹 40 11 0.5 0.52 0 0.0 1

注射部位そう痒感 40 7 1.3 1.80 0 1.0 5注射部位疼痛 40 4 0.0 0.00 0 0.0 0注射部位熱感 40 3 0.3 0.58 0 0.0 1

全身 鼻漏 40 6 0.8 0.75 0 1.0 2発熱 40 4 3.3 2.22 1 3.0 6

倦怠感 40 5 1.4 1.14 0 1.0 3頭痛 40 3 0.7 0.58 0 1.0 1

上気道の炎症 40 1 1.0 - 1 1.0 1気管支炎 40 3 2.7 2.08 1 2.0 5

インフルエンザ 40 2 8.5 10.61 1 8.5 16同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 0.4 0.49 0 0.0 1

注射部位腫脹 40 13 0.3 0.48 0 0.0 1注射部位そう痒感 40 9 0.4 0.73 0 0.0 2

注射部位疼痛 40 9 0.2 0.44 0 0.0 1注射部位熱感 40 8 0.5 0.76 0 0.0 2注射部位硬結 40 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 鼻漏 40 11 6.5 7.03 0 4.0 20発熱 40 4 8.5 6.76 1 8.5 16

倦怠感 40 1 0.0 - 0 0.0 0頭痛 40 2 3.0 2.83 1 3.0 5

上気道の炎症 40 4 13.0 2.16 11 12.5 16気管支炎 40 1 13.0 - 13 13.0 13

インフルエンザ 40 1 9.0 - 9 9.0 9鼻咽頭炎 40 2 10.5 7.78 5 10.5 16

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表 2.7.4.2.1-12 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:1回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 発現までの日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 28 0.9 0.71 0 1.0 3注射部位そう痒感 80 21 1.0 0.59 0 1.0 2

注射部位腫脹 80 21 0.7 0.78 0 1.0 3注射部位疼痛 80 17 0.6 0.70 0 1.0 2注射部位熱感 80 12 0.6 0.51 0 1.0 1

全身 倦怠感 80 4 3.3 2.06 1 3.0 6発熱 80 3 3.3 2.52 1 3.0 6鼻漏 80 3 1.7 1.15 1 1.0 3

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 11 0.8 0.60 0 1.0 2注射部位そう痒感 40 8 1.3 0.46 1 1.0 2

注射部位腫脹 40 8 0.8 0.46 0 1.0 1注射部位疼痛 40 8 1.0 0.76 0 1.0 2注射部位熱感 40 4 0.5 0.58 0 0.5 1

全身 倦怠感 40 4 3.3 2.06 1 3.0 6発熱 40 2 4.5 2.12 3 4.5 6鼻漏 40 1 1.0 - 1 1.0 1

同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 0.9 0.78 0 1.0 3注射部位そう痒感 40 13 0.8 0.60 0 1.0 2

注射部位腫脹 40 13 0.7 0.95 0 0.0 3注射部位疼痛 40 9 0.3 0.50 0 0.0 1注射部位熱感 40 8 0.6 0.52 0 1.0 1

全身 発熱 40 1 1.0 - 1 1.0 1鼻漏 40 2 2.0 1.41 1 2.0 3

表 2.7.4.2.1-13 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:2回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 発現までの日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 32 0.5 0.51 0 0.0 1注射部位腫脹 80 24 0.4 0.49 0 0.0 1

注射部位そう痒感 80 16 0.8 1.33 0 0.0 5注射部位疼痛 80 13 0.2 0.38 0 0.0 1注射部位熱感 80 11 0.5 0.69 0 0.0 2注射部位硬結 80 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 倦怠感 80 4 1.0 1.41 0 0.5 3頭痛 80 3 0.7 0.58 0 1.0 1

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 15 0.6 0.51 0 1.0 1注射部位腫脹 40 11 0.5 0.52 0 0.0 1

注射部位そう痒感 40 7 1.3 1.80 0 1.0 5注射部位疼痛 40 4 0.0 0.00 0 0.0 0注射部位熱感 40 3 0.3 0.58 0 0.0 1

全身 倦怠感 40 3 1.3 1.53 0 1.0 3頭痛 40 2 0.5 0.71 0 0.5 1

同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 0.4 0.49 0 0.0 1注射部位腫脹 40 13 0.3 0.48 0 0.0 1

注射部位そう痒感 40 9 0.4 0.73 0 0.0 2注射部位疼痛 40 9 0.2 0.44 0 0.0 1注射部位熱感 40 8 0.5 0.76 0 0.0 2注射部位硬結 40 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 倦怠感 40 1 0.0 - 0 0.0 0頭痛 40 1 1.0 - 1 1.0 1

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6) 持続時間別の有害事象及び副反応

全接種群、単独接種群、同時接種群のいずれかの群で発現率が 5%以上の有害事象及び副反応

を対象に、有害事象及び副反応の持続日数を分析した。なお、各接種回において同一被験者に

複数回同じ事象が発現した場合、重症度が重い事象、発現日が早い事象の順に優先して集計に

用いた。

1 回目接種後に発現した有害事象の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-14 に、2 回目接種

後に発現した有害事象の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-15 に示す。また、1 回目接種後

に発現した副反応の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-16 に、2 回目接種後に発現した副反

応の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-17 に示す。

① 有害事象

全身性反応の有害事象の持続日数の平均は全接種群で、1 回目接種後が最小 1.3 日、最大 10.7

日、2 回目接種後が最小 1.3 日、最大 20.8 日、単独接種群で、1 回目接種後が最小 1.6 日、最大

13.0 日、2 回目接種後が最小 1.3 日、最大 9.0 日、同時接種群で、1 回目接種後が最小 0.7 日、

最大 8.0 日、2 回目接種後が最小 1.0 日、最大 61.0 日であった。いずれかの群で発現率 5%以上

の全身性反応の有害事象のうち、最も発現率の高かった全身性反応である鼻漏の持続日数の平

均は全接種群で 5.5 - 5.4 日(1 回目接種時の平均値 - 2 回目接種時の平均値、以下同様)、2 番

目に発現率の高かった発熱は全接種群で 1.7 - 1.3 日であった。全接種群で持続日数 4 日以上の

全身性反応の有害事象は、1 回目接種後では咳嗽(10.7 日)、上気道の炎症(7.1 日)、気管支

炎(6.8 日)、鼻漏(5.5 日)、インフルエンザ(4.3 日)、鼻咽頭炎(4.3 日)、2 回目接種後

では気管支炎(20.8 日)、インフルエンザ(9.0 日)、上気道の炎症(7.4 日)、鼻咽頭炎(6.5

日)、鼻漏(5.4 日)であった。

② 副反応

接種部位反応の副反応の持続日数の平均は全接種群で、1 回目接種後が最小 1.8 日、最大 3.0

日、2 回目接種後が最小 1.0 日、最大 2.6 日、単独接種群で、1 回目接種後が最小 2.1 日、最大

2.9 日、2 回目接種後が最小 1.7 日、最大 2.3 日、同時接種群で、1 回目接種後が最小 1.6 日、最

大 3.0 日、2 回目接種後が最小 1.0 日、最大 2.8 日であった。いずれかの群で発現率 5%以上の

接種部位反応の副反応の持続日数の平均はすべて 3 日以内であった。最も発現率の高かった接

種部位反応である注射部位紅斑の持続日数の平均は全接種群で 3.0 - 2.4 日、2 番目に発現率の高

かった注射部位腫脹は全接種群で 2.9 - 2.1 日、3 番目に発現率の高かった注射部位そう痒感は全

接種群で 2.7 - 2.6 日であった。全接種群で持続日数 4 日以上の接種部位反応の副反応はなかっ

た。

全身性反応の有害事象の持続日数は全接種群で、1 回目接種後が最小 1.0 日、最大 3.7 日、2

回目接種後が最小 1.5 日、最大 2.0 日、単独接種群で、1 回目接種後が最小 1.0 日、最大 8.0 日、

2 回目接種後が最小 1.3 日、最大 2.5 日、同時接種群で、1 回目接種後が最小 1.0 日、最大 1.5 日、

2 回目接種後が最小 1.0 日、最大 2.0 日であった。また、いずれかの群で発現率 5%以上の全身

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page32

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 33

性反応の副反応のうち、最も発現率の高かった全身性反応である倦怠感の持続日数の平均は全

接種群で 1.5 - 1.5 日であった。全接種群で持続日数 4 日以上の全身性反応の副反応はなかった。

表 2.7.4.2.1-14 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:1回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 持続日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 28 3.0 2.20 1 2.5 9注射部位そう痒感 80 21 2.7 1.62 1 3.0 7

注射部位腫脹 80 21 2.9 1.45 1 3.0 6注射部位疼痛 80 17 2.2 1.47 1 2.0 6注射部位熱感 80 12 1.8 0.83 1 2.0 3

全身 鼻漏 80 25 5.5 3.85 1 4.0 15発熱 80 16 1.7 1.49 0 1.5 6

倦怠感 80 7 1.4 0.53 1 1.0 2上気道の炎症 80 7 7.1 2.34 4 6.0 11

気管支炎 80 4 6.8 1.89 4 7.5 8頭痛 80 4 1.3 1.26 0 1.0 3

インフルエンザ 80 4 4.3 1.89 3 3.5 7咳嗽 80 3 10.7 12.66 1 6.0 25

鼻咽頭炎 80 3 4.3 1.15 3 5.0 5下痢 80 2 1.5 0.71 1 1.5 2

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 11 2.9 1.81 1 3.0 7注射部位そう痒感 40 8 2.8 1.58 1 3.0 6

注射部位腫脹 40 8 2.8 1.67 1 2.5 6注射部位疼痛 40 8 2.1 1.73 1 1.5 6注射部位熱感 40 4 2.3 0.96 1 2.5 3

全身 鼻漏 40 8 5.9 3.91 1 6.0 12発熱 40 9 1.6 1.94 0 1.0 6

倦怠感 40 5 1.6 0.55 1 2.0 2上気道の炎症 40 3 6.0 2.00 4 6.0 8

気管支炎 40 2 6.0 2.83 4 6.0 8頭痛 40 1 3.0 - 3 3.0 3

インフルエンザ 40 1 3.0 - 3 3.0 3咳嗽 40 2 13.0 16.97 1 13.0 25

鼻咽頭炎 40 1 3.0 - 3 3.0 3同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 3.0 2.47 1 2.0 9

注射部位そう痒感 40 13 2.7 1.70 1 3.0 7注射部位腫脹 40 13 3.0 1.35 1 3.0 5注射部位疼痛 40 9 2.2 1.30 1 2.0 5注射部位熱感 40 8 1.6 0.74 1 1.5 3

全身 鼻漏 40 17 5.4 3.94 1 4.0 15発熱 40 7 1.9 0.69 1 2.0 3

倦怠感 40 2 1.0 0.00 1 1.0 1上気道の炎症 40 4 8.0 2.45 6 7.5 11

気管支炎 40 2 7.5 0.71 7 7.5 8頭痛 40 3 0.7 0.58 0 1.0 1

インフルエンザ 40 3 4.7 2.08 3 4.0 7咳嗽 40 1 6.0 - 6 6.0 6

鼻咽頭炎 40 2 5.0 0.00 5 5.0 5下痢 40 2 1.5 0.71 1 1.5 2

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表 2.7.4.2.1-15 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:2回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 持続日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 32 2.4 1.58 1 2.0 8注射部位腫脹 80 24 2.1 0.97 1 2.0 4

注射部位そう痒感 80 16 2.6 1.46 1 2.0 6注射部位疼痛 80 13 1.9 0.86 1 2.0 4注射部位熱感 80 11 1.4 0.67 1 1.0 3注射部位硬結 80 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 鼻漏 80 17 5.4 3.60 2 4.0 14発熱 80 8 1.3 0.46 1 1.0 2

倦怠感 80 6 2.3 1.51 1 2.0 5頭痛 80 5 2.0 1.41 1 1.0 4

上気道の炎症 80 5 7.4 3.65 4 6.0 13気管支炎 80 4 20.8 27.16 3 9.5 61

インフルエンザ 80 3 9.0 9.54 3 4.0 20鼻咽頭炎 80 2 6.5 4.95 3 6.5 10

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 15 2.3 1.22 1 2.0 5注射部位腫脹 40 11 2.2 0.75 1 2.0 3

注射部位そう痒感 40 7 2.3 0.76 1 2.0 3注射部位疼痛 40 4 2.0 0.82 1 2.0 3注射部位熱感 40 3 1.7 1.15 1 1.0 3

全身 鼻漏 40 6 8.5 4.37 3 8.0 14発熱 40 4 1.3 0.50 1 1.0 2

倦怠感 40 5 2.4 1.67 1 2.0 5頭痛 40 3 2.7 1.53 1 3.0 4

上気道の炎症 40 1 9.0 - 9 9.0 9気管支炎 40 3 7.3 5.13 3 6.0 13

インフルエンザ 40 2 3.5 0.71 3 3.5 4同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 2.6 1.87 1 2.0 8

注射部位腫脹 40 13 2.0 1.15 1 2.0 4注射部位そう痒感 40 9 2.8 1.86 1 2.0 6

注射部位疼痛 40 9 1.9 0.93 1 2.0 4注射部位熱感 40 8 1.3 0.46 1 1.0 2注射部位硬結 40 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 鼻漏 40 11 3.6 1.43 2 4.0 6発熱 40 4 1.3 0.50 1 1.0 2

倦怠感 40 1 2.0 - 2 2.0 2頭痛 40 2 1.0 0.00 1 1.0 1

上気道の炎症 40 4 7.0 4.08 4 5.5 13気管支炎 40 1 61.0 - 61 61.0 61

インフルエンザ 40 1 20.0 - 20 20.0 20鼻咽頭炎 40 2 6.5 4.95 3 6.5 10

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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表 2.7.4.2.1-16 副反応の持続日数の要約統計量(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:1回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 持続日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 28 3.0 2.20 1 2.5 9注射部位そう痒感 80 21 2.7 1.62 1 3.0 7

注射部位腫脹 80 21 2.9 1.45 1 3.0 6注射部位疼痛 80 17 2.2 1.47 1 2.0 6注射部位熱感 80 12 1.8 0.83 1 2.0 3

全身 倦怠感 80 4 1.5 0.58 1 1.5 2発熱 80 3 1.0 1.00 0 1.0 2鼻漏 80 3 3.7 3.79 1 2.0 8

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 11 2.9 1.81 1 3.0 7注射部位そう痒感 40 8 2.8 1.58 1 3.0 6

注射部位腫脹 40 8 2.8 1.67 1 2.5 6注射部位疼痛 40 8 2.1 1.73 1 1.5 6注射部位熱感 40 4 2.3 0.96 1 2.5 3

全身 倦怠感 40 4 1.5 0.58 1 1.5 2発熱 40 2 1.0 1.41 0 1.0 2鼻漏 40 1 8.0 - 8 8.0 8

同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 3.0 2.47 1 2.0 9注射部位そう痒感 40 13 2.7 1.70 1 3.0 7

注射部位腫脹 40 13 3.0 1.35 1 3.0 5注射部位疼痛 40 9 2.2 1.30 1 2.0 5注射部位熱感 40 8 1.6 0.74 1 1.5 3

全身 発熱 40 1 1.0 - 1 1.0 1鼻漏 40 2 1.5 0.71 1 1.5 2

表 2.7.4.2.1-17 副反応の持続日数の要約統計量(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:2回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象接種群 発現部位 PT 解析 発現 持続日数(日)

対象例数

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 接種部位 注射部位紅斑 80 32 2.4 1.58 1 2.0 8注射部位腫脹 80 24 2.1 0.97 1 2.0 4

注射部位そう痒感 80 16 2.6 1.46 1 2.0 6注射部位疼痛 80 13 1.9 0.86 1 2.0 4注射部位熱感 80 11 1.4 0.67 1 1.0 3注射部位硬結 80 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 倦怠感 80 4 1.5 0.58 1 1.5 2頭痛 80 3 2.0 1.73 1 1.0 4

単独接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 15 2.3 1.22 1 2.0 5注射部位腫脹 40 11 2.2 0.75 1 2.0 3

注射部位そう痒感 40 7 2.3 0.76 1 2.0 3注射部位疼痛 40 4 2.0 0.82 1 2.0 3注射部位熱感 40 3 1.7 1.15 1 1.0 3

全身 倦怠感 40 3 1.3 0.58 1 1.0 2頭痛 40 2 2.5 2.12 1 2.5 4

同時接種群 接種部位 注射部位紅斑 40 17 2.6 1.87 1 2.0 8注射部位腫脹 40 13 2.0 1.15 1 2.0 4

注射部位そう痒感 40 9 2.8 1.86 1 2.0 6注射部位疼痛 40 9 1.9 0.93 1 2.0 4注射部位熱感 40 8 1.3 0.46 1 1.0 2注射部位硬結 40 2 1.0 0.00 1 1.0 1

全身 倦怠感 40 1 2.0 - 2 2.0 2頭痛 40 1 1.0 - 1 1.0 1

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7) 接種ワクチン別の接種部位反応

接種したワクチンの種類による接種部位反応の違いを検討するために、接種したワクチン

DNK-FLU(H1)及び DNK-FLU(TIV)別に接種部位反応の有害事象及び副反応の発現例数、

発現率、発現件数を集計した結果を表 2.7.4.2.1-18 及び表 2.7.4.2.1-19 に示す。

DNK-FLU(H1)と DNK-FLU(TIV)を同時に接種した同時接種群の接種部位反応の有害事象

は、注射部位紅斑で DNK-FLU(H1)42.5%(17/40 例、24 件)、DNK-FLU(TIV)47.5%(19/40

例、30 件)、注射部位腫脹で DNK-FLU(H1)32.5%(13/40 例、16 件)、DNK-FLU(TIV)35.0%

(14/40 例、24 件)、注射部位そう痒感で DNK-FLU(H1)27.5%(11/40 例、14 件)、DNK-FLU

(TIV)30.0%(12/40 例、19 件)、注射部位疼痛で DNK-FLU(H1)25.0%(10/40 例、15 件)、

DNK-FLU(TIV)27.5%(11/40 例、16 件)、注射部熱感で DNK-FLU(H1)10.0%(4/40 例、7

件)、DNK-FLU(TIV)27.5%(11/40 例、16 件)、注射部位硬結で DNK-FLU(H1)5.0%(2/40

例、2 件)、DNK-FLU(TIV)5.0%(2/40 例、3 件)であった。DNK-FLU(H1)と DNK-FLU

(TIV)とのワクチンの違いによる接種部位反応の有害事象の発現例数に大きな差はなかった。

なお、DNK-FLU(H1)を単独で接種した単独接種群の接種部位反応の有害事象は、注射部位

紅斑で単独接種群 47.5%(19/40 例、26 件)、注射部位腫脹で単独接種群 30.0%(12/40 例、19

件)、注射部位そう痒感で単独接種群 27.5%(11/40 例、15 件)、注射部位疼痛で単独接種群

20.0%(8/40 例、12 件)、注射部位熱感で単独接種群 12.5%(5/40 例、7 件)であった。

表 2.7.4.2.1-18 接種ワクチン別接種部位反応(有害事象)の症状別集計(全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:全体接種ワクチン SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40H1 41 51.3 157 22 55.0 79 19 47.5 78

全身障害および投与局所様態 41 51.3 157 22 55.0 79 19 47.5 78注射部位紅斑 36 45.0 50 19 47.5 26 17 42.5 24注射部位腫脹 25 31.3 35 12 30.0 19 13 32.5 16注射部位そう痒感 22 27.5 29 11 27.5 15 11 27.5 14注射部位疼痛 18 22.5 27 8 20.0 12 10 25.0 15注射部位熱感 9 11.3 14 5 12.5 7 4 10.0 7注射部位硬結 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2

TIV - - - - - - 20 50.0 108全身障害および投与局所様態 - - - - - - 20 50.0 108

注射部位紅斑 - - - - - - 19 47.5 30注射部位腫脹 - - - - - - 14 35.0 24注射部位そう痒感 - - - - - - 12 30.0 19注射部位疼痛 - - - - - - 11 27.5 16注射部位熱感 - - - - - - 11 27.5 16注射部位硬結 - - - - - - 2 5.0 3

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表 2.7.4.2.1-19 接種ワクチン別接種部位反応(副反応)の症状別集計(全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:全体接種ワクチン SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40H1 41 51.3 157 22 55.0 79 19 47.5 78

全身障害および投与局所様態 41 51.3 157 22 55.0 79 19 47.5 78注射部位紅斑 36 45.0 50 19 47.5 26 17 42.5 24注射部位腫脹 25 31.3 35 12 30.0 19 13 32.5 16注射部位そう痒感 22 27.5 29 11 27.5 15 11 27.5 14注射部位疼痛 18 22.5 27 8 20.0 12 10 25.0 15注射部位熱感 9 11.3 14 5 12.5 7 4 10.0 7注射部位硬結 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2

TIV - - - - - - 20 50.0 108全身障害および投与局所様態 - - - - - - 20 50.0 108

注射部位紅斑 - - - - - - 19 47.5 30注射部位腫脹 - - - - - - 14 35.0 24注射部位そう痒感 - - - - - - 12 30.0 19注射部位疼痛 - - - - - - 11 27.5 16注射部位熱感 - - - - - - 11 27.5 16注射部位硬結 - - - - - - 2 5.0 3

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

1) 全期間の有害事象及び副反応発現率(DNK-PEDFLU-2)

全期間を通して発現した有害事象及び副反応の発現率を表 2.7.4.2.1-20 に示す。

全体での有害事象は 85.0%(51/60 例、327 件、95%信頼区間:73.4 - 92.9、以下同様)、副反

応は 73.3%(44/60 例、268 件、60.3 - 83.9)発現した。また、接種部位反応の有害事象は 65.0%

(39/60 例、226 件、51.6 - 76.9)、副反応は 65.0%(39/60 例、226 件、51.6 - 76.9)発現し、全身

性反応の有害事象は 71.7%(43/60 例、101 件、58.6 - 82.5)、副反応は 50.0%(30/60 例、42 件、

36.8 - 63.2)発現した。

表 2.7.4.2.1-20 有害事象及び副反応の発現率(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団接種回:全期間用量 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

全体 接種部位+全身 60 51 85.0 73.4~92.9 327 44 73.3 60.3~83.9 268接種部位 39 65.0 51.6~76.9 226 39 65.0 51.6~76.9 226全身 43 71.7 58.6~82.5 101 30 50.0 36.8~63.2 42

0.25mL 接種部位+全身 30 23 76.7 57.7~90.1 108 16 53.3 34.3~71.7 71(6ヵ月以上 接種部位 11 36.7 19.9~56.1 49 11 36.7 19.9~56.1 493歳未満) 全身 22 73.3 54.1~87.7 59 14 46.7 28.3~65.7 220.5mL 接種部位+全身 30 28 93.3 77.9~99.2 219 28 93.3 77.9~99.2 197(3歳以上 接種部位 28 93.3 77.9~99.2 177 28 93.3 77.9~99.2 17713歳未満) 全身 21 70.0 50.6~85.3 42 16 53.3 34.3~71.7 20

解析対象例数

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2) 有害事象及び副反応の症状別発現率(DNK-PEDFLU-2)

① 有害事象

治験薬接種量別の有害事象の全期間の症状別の発現例数、発現率、発現件数を表

2.7.4.2.1-21 に示す。

全体での発現率 10%以上の有害事象は、接種部位反応では、注射部位紅斑 60.0%(36/60 例)、

注射部位熱感 43.3%(26/60 例)、注射部位腫脹 38.3%(23/60 例)、注射部位疼痛 36.7%(22/60

例)、注射部位そう痒感 30.0%(18/60 例)、注射部位硬結 26.7%(16/60 例)であり、全身性反

応では、鼻咽頭炎 40.0%(24/60 例)、鼻漏 23.3%(14/60 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」に分類される有害事象であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)での発現率 10%以上の有害事象は、接種部位反応

では、注射部位紅斑 36.7%(11/30 例)、注射部位熱感 16.7%(5/30 例)、注射部位硬結 16.7%(5/30

例)、注射部位腫脹 13.3%(4/30 例)、注射部位疼痛 13.3%(4/30 例)、注射部位そう痒感 10.0%

(3/30 例)%であり、全身性反応では、鼻咽頭炎 43.3%(13/30 例)、鼻漏 20.0%(6/30 例)、節

足動物刺傷 13.3%(4/30 例)、上気道の炎症 13.3%(4/30 例)、湿疹 13.3%(4/30 例)、咽頭炎

10.0%(3/30 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」、「傷害、中毒および処置合併症」、「皮膚および皮下組織障害」に

分類される有害事象であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)での発現率 10%以上の有害事象は、接種部位反応で

は、注射部位紅斑 83.3%(25/30 例)、注射部位熱感 70.0%(21/30 例)、注射部位腫脹 63.3%(19/30

例)、注射部位疼痛 60.0%(18/30 例)、注射部位そう痒感 50.0%(15/30 例)、注射部位硬結 36.7%

(11/30 例)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎 36.7%(11/30 例)、鼻漏 26.7%(8/30 例)、倦

怠感 10.0%(3/30 例)、頭痛 10.0%(3/30 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」、「神経系障害」に分類される有害事象であった。

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表 2.7.4.2.1-21 有害事象の症状別集計(全体)(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 51 85.0 327 23 76.7 108 28 93.3 219接種部位 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177

一般・全身障害および投与部位の状態 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177注射部位紅斑 36 60.0 55 11 36.7 15 25 83.3 40注射部位熱感 26 43.3 43 5 16.7 8 21 70.0 35注射部位腫脹 23 38.3 41 4 13.3 7 19 63.3 34注射部位疼痛 22 36.7 36 4 13.3 6 18 60.0 30注射部位そう痒感 18 30.0 26 3 10.0 4 15 50.0 22注射部位硬結 16 26.7 21 5 16.7 7 11 36.7 14注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2注射部位蒼白 1 1.7 2 1 3.3 2 0 0.0 0

全身 43 71.7 101 22 73.3 59 21 70.0 42胃腸障害 8 13.3 8 3 10.0 3 5 16.7 5

下痢 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1歯肉腫脹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0悪心 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1口内炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

一般・全身障害および投与部位の状態 6 10.0 7 3 10.0 4 3 10.0 3倦怠感 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3発熱 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0血管穿刺部位血腫 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 32 53.3 43 18 60.0 25 14 46.7 18鼻咽頭炎 24 40.0 26 13 43.3 13 11 36.7 13気管支炎 4 6.7 4 2 6.7 2 2 6.7 2ウイルス性胃腸炎 3 5.0 4 2 6.7 3 1 3.3 1咽頭炎 3 5.0 4 3 10.0 4 0 0.0 0胃腸炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0ムンプス 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1ウイルス性腸炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

傷害、中毒および処置合併症 6 10.0 7 4 13.3 5 2 6.7 2節足動物刺傷 5 8.3 5 4 13.3 4 1 3.3 1結膜擦過傷 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1歯の完全脱臼 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

代謝および栄養障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

神経系障害 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3傾眠 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 20 33.3 22 10 33.3 12 10 33.3 10鼻漏 14 23.3 14 6 20.0 6 8 26.7 8上気道の炎症 4 6.7 4 4 13.3 4 0 0.0 0喘息 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2咳嗽 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0誤嚥性肺炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害 8 13.3 9 8 26.7 9 0 0.0 0湿疹 4 6.7 4 4 13.3 4 0 0.0 0おむつ皮膚炎 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0接触性皮膚炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0皮脂欠乏性湿疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

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② 副反応

副反応の全期間の症状別の発現例数、発現率、発現件数を表 2.7.4.2.1-22 に示す。

全体での発現率 10%以上の発現頻度が高い副反応は、接種部位反応では、注射部位紅斑 60.0%

(36/60 例)、注射部位熱感 43.3%(26/60 例)、注射部位腫脹 38.3%(23/60 例)、注射部位疼痛

36.7%(22/60 例)、注射部位そう痒感 30.0%(18/60 例)、注射部位硬結 26.7%(16/60 例)、全

身性反応では、鼻咽頭炎 15.0%(9/60 例)、鼻漏 13.3%(8/60 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」に分類される副反応であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)での発現率 10%以上の副反応は、接種部位反応で

は、注射部位紅斑 36.7%(11/30 例)、注射部位熱感 16.7%(5/30 例)、注射部位硬結 16.7%(5/30

例)、注射部位腫脹 13.3%(4/30 例)、注射部位疼痛 13.3%(4/30 例)、注射部位そう痒感 10.0%

(3/30 例)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎 16.7%(5/30 例)、鼻漏 10.0%(3/30 例)であっ

た。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」に分類される有害事象であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)での発現率 10%以上の副反応は、接種部位反応では、

注射部位紅斑 83.3%(25/30 例)、注射部位熱感 70.0%(21/30 例)、注射部位腫脹 63.3%(19/30

例)、注射部位疼痛 60.0%(18/30 例)、注射部位そう痒感 50.0%(15/30 例)、注射部位硬結 36.7%

(11/30 例)であり、全身性反応では、鼻漏 16.7%(5/30 例)、鼻咽頭炎 13.3%(4/30 例)、倦怠

感 10.0%(3/30 例)、頭痛 10.0%(3/30 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」、「神経系障害」に分類される有害事象であった。

いずれかの接種量群で 10%以上発現した副反応は、接種部位反応では、注射部位紅斑(治験

薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 36.7%、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)で

83.3%、以下同様)、注射部位熱感(16.7%、70.0%)、注射部位腫脹(13.3%、63.3%)、注射部

位疼痛(13.3%、60.0%)、注射部位そう痒感(10.0%、50.0%)、注射部位硬結(16.7%、36.7%)

であり、全身性反応では、倦怠感(3.3%、10.0%)、鼻咽頭炎(16.7%、13.3%)、頭痛(0.0%、

10.0%)、鼻漏(10.0%、16.7%)であった。

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表 2.7.4.2.1-22 副反応の症状別集計(全体)(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 44 73.3 268 16 53.3 71 28 93.3 197接種部位 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177

一般・全身障害および投与部位の状態 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177注射部位紅斑 36 60.0 55 11 36.7 15 25 83.3 40注射部位熱感 26 43.3 43 5 16.7 8 21 70.0 35注射部位腫脹 23 38.3 41 4 13.3 7 19 63.3 34注射部位疼痛 22 36.7 36 4 13.3 6 18 60.0 30注射部位そう痒感 18 30.0 26 3 10.0 4 15 50.0 22注射部位硬結 16 26.7 21 5 16.7 7 11 36.7 14注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2注射部位蒼白 1 1.7 2 1 3.3 2 0 0.0 0

全身 30 50.0 42 14 46.7 22 16 53.3 20胃腸障害 5 8.3 5 2 6.7 2 3 10.0 3

下痢 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

一般・全身障害および投与部位の状態 6 10.0 6 3 10.0 3 3 10.0 3倦怠感 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3発熱 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 13 21.7 14 9 30.0 10 4 13.3 4鼻咽頭炎 9 15.0 9 5 16.7 5 4 13.3 4ウイルス性胃腸炎 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0気管支炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

代謝および栄養障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

神経系障害 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3

呼吸器、胸郭および縦隔障害 11 18.3 11 5 16.7 5 6 20.0 6鼻漏 8 13.3 8 3 10.0 3 5 16.7 5上気道の炎症 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0喘息 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

皮膚および皮下組織障害 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0湿疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

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3) 重症度別の有害事象及び副反応(DNK-PEDFLU-2)

有害事象及び副反応の各症状について、発現部位ごとに重症度を分析した。なお、同一被験

者に複数回同じ事象が発現した場合、重症度は各被験者で最も重い判定のものを集計に用いた。

① 有害事象

有害事象の症状別重症度別集計を表 2.7.4.2.1-23 に示す。

全体での重症度別の有害事象は Grade 1(A)が 5.0%(3/60 例、123 件)、Grade 2(B)が 60.0%

(36/60 例、168 件)、Grade 3(C)が 20.0%(12/60 例、36 件)、Grade 4(D)の該当例はなか

った。また、全体での接種部位反応の有害事象は Grade A が 10.0%(6/60 例、65 件)、Grade B

が 36.7%(22/60 例、127 件)、Grade C が 18.3%(11/60 例、34 件)、Grade D の該当例はなかっ

た。また、全身性反応の有害事象は Grade 1 が 23.3%(14/60 例、58 件)、Grade 2 が 45.0%(27/60

例、41 件)、Grade 3 が 3.3%(2/60 例、2 件)で、Grade 4 の該当例はなかった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)での Grade 3(C)の有害事象の発現率は、全体で

3.3%(1/30 例、1 件)で、接種部位反応では発現例はなく、全身性反応で 3.3%(1/30 例、1 件)

であった。

Grade 3(C)の有害事象の内訳は、全身性反応の誤嚥性肺炎が 1 例(1 件)であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)での Grade 3(C)の有害事象の発現率は、全体で

36.7%(11/30 例、35 件)で、接種部位反応で 36.7%(11/30 例、34 件)、全身性反応で 3.3%(1/30

例、1 件)であった。Grade 3(C)の有害事象の内訳は、接種部位反応の注射部位紅斑 10 例(17

件)、注射部位腫脹 8 例(12 件)、注射部位硬結 3 例(3 件)、注射部位小水疱 2 例(2 件)及び

全身性反応のウイルス性胃腸炎 1 例(1 件)であった。

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表 2.7.4.2.1-23 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 重症度:G=Grade発現部位

SOC PT 重症度 全体 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 G1(A) 3 5.0 123 3 10.0 50 0 0.0 73

G2(B) 36 60.0 168 19 63.3 57 17 56.7 111G3(C) 12 20.0 36 1 3.3 1 11 36.7 35G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

接種部位 G1(A) 6 10.0 65 5 16.7 25 1 3.3 40G2(B) 22 36.7 127 6 20.0 24 16 53.3 103G3(C) 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

G1(A) 6 10.0 65 5 16.7 25 1 3.3 40

G2(B) 22 36.7 127 6 20.0 24 16 53.3 103G3(C) 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位紅斑 G1(A) 8 13.3 13 6 20.0 8 2 6.7 5G2(B) 18 30.0 25 5 16.7 7 13 43.3 18G3(C) 10 16.7 17 0 0.0 0 10 33.3 17G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位熱感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 26 43.3 43 5 16.7 8 21 70.0 35G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位腫脹 G1(A) 2 3.3 6 2 6.7 3 0 0.0 3G2(B) 13 21.7 23 2 6.7 4 11 36.7 19G3(C) 8 13.3 12 0 0.0 0 8 26.7 12G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位疼痛 G1(A) 22 36.7 36 4 13.3 6 18 60.0 30G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位そう痒感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 18 30.0 26 3 10.0 4 15 50.0 22G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位硬結 G1(A) 5 8.3 8 4 13.3 6 1 3.3 2G2(B) 8 13.3 10 1 3.3 1 7 23.3 9G3(C) 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位小水疱 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位蒼白 G1(A) 1 1.7 2 1 3.3 2 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身 G1(A) 14 23.3 58 2 6.7 25 12 40.0 33G2(B) 27 45.0 41 19 63.3 33 8 26.7 8G3(C) 2 3.3 2 1 3.3 1 1 3.3 1G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 7 11.7 7 2 6.7 2 5 16.7 5G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

下痢 G1(A) 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

腹痛 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

一般・全身障害および投与部位の状態

胃腸障害

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表 2.7.4.2.1-23 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)(続き)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 重症度:G=Grade発現部位

SOC PT 重症度 全体 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30歯肉腫脹 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

悪心 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

口内炎 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

嘔吐 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

G1(A) 6 10.0 7 3 10.0 4 3 10.0 3

G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

倦怠感 G1(A) 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

発熱 G1(A) 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

血管穿刺部位血腫 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 13 21.7 18 5 16.7 6 8 26.7 12G2(B) 18 30.0 24 13 43.3 19 5 16.7 5G3(C) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

鼻咽頭炎 G1(A) 12 20.0 14 4 13.3 4 8 26.7 10G2(B) 12 20.0 12 9 30.0 9 3 10.0 3G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

気管支炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 4 6.7 4 2 6.7 2 2 6.7 2G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

ウイルス性胃腸炎 G1(A) 1 1.7 2 1 3.3 2 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

咽頭炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 3 5.0 4 3 10.0 4 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

胃腸炎 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

ヘルパンギーナ G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

一般・全身障害および投与部位の状態

感染症および寄生虫症

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 45

表 2.7.4.2.1-23 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)(続き)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 重症度:G=Grade発現部位

SOC PT 重症度 全体 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30膿痂疹 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

ムンプス G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

ウイルス性腸炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 1 1.7 2 0 0.0 1 1 3.3 1G2(B) 5 8.3 5 4 13.3 4 1 3.3 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

節足動物刺傷 G1(A) 2 3.3 2 1 3.3 1 1 3.3 1G2(B) 3 5.0 3 3 10.0 3 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

結膜擦過傷 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

歯の完全脱臼 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

食欲減退 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

頭痛 G1(A) 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

傾眠 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 13 21.7 15 5 16.7 7 8 26.7 8G2(B) 6 10.0 6 4 13.3 4 2 6.7 2G3(C) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

鼻漏 G1(A) 14 23.3 14 6 20.0 6 8 26.7 8G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

上気道の炎症 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 4 6.7 4 4 13.3 4 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

傷害、中毒および処置合併症

代謝および栄養障害

神経系障害

呼吸器、胸郭および縦隔障害

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page45

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 46

表 2.7.4.2.1-23 有害事象の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)(続き)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 重症度:G=Grade発現部位

SOC PT 重症度 全体 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30喘息 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

G2(B) 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

咳嗽 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

誤嚥性肺炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 3 5.0 4 3 10.0 4 0 0.0 0G2(B) 5 8.3 5 5 16.7 5 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

湿疹 G1(A) 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0G2(B) 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

おむつ皮膚炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

接触性皮膚炎 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

皮脂欠乏性湿疹 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

蕁麻疹 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害

② 副反応

治験薬接種量別の副反応の症状別重症度別集計を表 2.7.4.2.1-24 に示す。

全体での重症度別の副反応は Grade 1(A)が 11.7%(7/60 例、97 件)、Grade 2(B)が 43.3%

(26/60 例、137 件)、Grade 3(C)が 18.3%(11/60 例、34 件)、Grade 4(D)の該当例はなか

った。また、全体での接種部位反応の副反応は Grade A が 10.0%(6/60 例、65 件)、Grade B が

36.7%(22/60 例、127 件)、Grade C が 18.3%(11/60 例、34 件)、Grade D の該当例はなかった。

全身性反応の副反応は Grade 1 が 35.0%(21/60 例、32 件)、Grade 2 が 15.0%(9/60 例、10 件)、

Grade 3 及び Grade 4 の該当例はなかった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)での Grade 3(C)の副反応の発現例はなかった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)での Grade 3(C)の副反応の発現率は、全体で 36.7%

(11/30 例、34 件)であり、Grade 3(C)の副反応の発現例はすべて接種部位反応であり、全身

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 47

性反応はなかった。Grade 3(C)の副反応の内訳は、接種部位反応の注射部位紅斑 10 例(17 件)、

注射部位腫脹 8 例(12 件)、注射部位硬結 3 例(3 件)、注射部位小水疱 2 例(2 件)であった。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 48

表 2.7.4.2.1-24 副反応の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 重症度:G=Grade発現部位

SOC PT 重症度 全体 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 G1(A) 7 11.7 97 6 20.0 39 1 3.3 58

G2(B) 26 43.3 137 10 33.3 32 16 53.3 105G3(C) 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

接種部位 G1(A) 6 10.0 65 5 16.7 25 1 3.3 40G2(B) 22 36.7 127 6 20.0 24 16 53.3 103G3(C) 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

G1(A) 6 10.0 65 5 16.7 25 1 3.3 40

G2(B) 22 36.7 127 6 20.0 24 16 53.3 103G3(C) 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位紅斑 G1(A) 8 13.3 13 6 20.0 8 2 6.7 5G2(B) 18 30.0 25 5 16.7 7 13 43.3 18G3(C) 10 16.7 17 0 0.0 0 10 33.3 17G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位熱感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 26 43.3 43 5 16.7 8 21 70.0 35G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位腫脹 G1(A) 2 3.3 6 2 6.7 3 0 0.0 3G2(B) 13 21.7 23 2 6.7 4 11 36.7 19G3(C) 8 13.3 12 0 0.0 0 8 26.7 12G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位疼痛 G1(A) 22 36.7 36 4 13.3 6 18 60.0 30G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位そう痒感 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 18 30.0 26 3 10.0 4 15 50.0 22G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位硬結 G1(A) 5 8.3 8 4 13.3 6 1 3.3 2G2(B) 8 13.3 10 1 3.3 1 7 23.3 9G3(C) 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位小水疱 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

注射部位蒼白 G1(A) 1 1.7 2 1 3.3 2 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身 G1(A) 21 35.0 32 7 23.3 14 14 46.7 18G2(B) 9 15.0 10 7 23.3 8 2 6.7 2G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 5 8.3 5 2 6.7 2 3 10.0 3G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

下痢 G1(A) 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

腹痛 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

一般・全身障害および投与部位の状態

胃腸障害

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page48

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 49

表 2.7.4.2.1-24 副反応の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)(続き)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 重症度:G=Grade発現部位

SOC PT 重症度 全体 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30嘔吐 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

G1(A) 6 10.0 6 3 10.0 3 3 10.0 3

G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

倦怠感 G1(A) 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

発熱 G1(A) 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 7 11.7 7 4 13.3 4 3 10.0 3G2(B) 6 10.0 7 5 16.7 6 1 3.3 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

鼻咽頭炎 G1(A) 6 10.0 6 3 10.0 3 3 10.0 3G2(B) 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

ウイルス性胃腸炎 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

気管支炎 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

ヘルパンギーナ G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

膿痂疹 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

食欲減退 G1(A) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

頭痛 G1(A) 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 8 13.3 8 3 10.0 3 5 16.7 5G2(B) 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

一般・全身障害および投与部位の状態

感染症および寄生虫症

代謝および栄養障害

神経系障害

呼吸器、胸郭および縦隔障害

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表 2.7.4.2.1-24 副反応の症状別重症度別集計(全体、全期間)(DNK-PEDFLU-2)(続き)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 重症度:G=Grade発現部位

SOC PT 重症度 全体 0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30鼻漏 G1(A) 8 13.3 8 3 10.0 3 5 16.7 5

G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

上気道の炎症 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

喘息 G1(A) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G2(B) 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G1(A) 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

湿疹 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

蕁麻疹 G1(A) 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0G2(B) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G3(C) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0G4(D) 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害

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4) 接種回別の有害事象及び副反応発現率(DNK-PEDFLU-2)

治験期間中に発現した有害事象及び副反応を接種回に分けて分析した。

① 有害事象

1 回目接種後及び 2 回目接種後に発現した有害事象をそれぞれ表 2.7.4.2.1-25 及び表

2.7.4.2.1-26 に示す。

1 回目接種後及び 2 回目接種後に発現した有害事象はそれぞれ、全体で 78.3%(47/60 例)及

び 71.2%(42/59 例)、治験薬 0.25mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 63.3%(19/30 例)及び 60.0%

(18/30 例)、治験薬 0.5mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)で 93.3%(28/30 例)及び 82.8%(24/29

例)であった。

また、接種部位反応では、全体でそれぞれ 63.3%(38/60 例)及び 49.2%(29/59 例)、治験薬

0.25 mL 接種で 33.3%(10/30 例)及び 26.7%(8/30 例)、治験薬 0.5 mL 接種で 93.3%(28/30 例)

及び 72.4%(21/30 例)、全身性反応では、全体でそれぞれ 51.7%(31/60 例)及び 50.8%(30/60

例)、治験薬 0.25 mL 接種で 56.7%(17/30 例)及び 50.0%(15/30 例)、治験薬 0.5 mL 接種で 46.7%

(14/30 例)及び 51.7%(15/29 例)であった。

1 回目接種後及び 2 回目接種後のいずれかに全体で 10%以上発現した有害事象は、接種部位

反応では、注射部位紅斑(1 回目接種後で 53.3%、2 回目接種後で 39.0%、以下同様)、注射部

位熱感(36.7%、35.6%)、注射部位疼痛(35.0%、25.4%)、注射部位腫脹(35.0%、33.9%)、

注射部位そう痒感(25.0%、18.6%)、注射部位硬結(18.3%、16.9%)であり、全身性反応では、

鼻咽頭炎(11.7%、30.5%)、鼻漏(13.3%、10.2%)であった。

1 回目接種後及び 2 回目接種後のいずれかに治験薬 0.25mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 10%

以上発現した有害事象は、接種部位反応では、注射部位紅斑(33.3%、16.7%)、注射部位熱感

(13.3%、13.3%)、注射部位疼痛(10.0%、10.0%)、注射部位腫脹(10.0%、13.3%)、注射部

位硬結(13.3%、10.0%)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎(13.3%、30.0%)、咽頭炎(10.0%、

3.3%)、鼻漏(10.0%、10.0%)、上気道の炎症(13.3%、0.0%)、湿疹(0.0%、13.3%)であっ

た。

1 回目接種後及び 2 回目接種後のいずれかに治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)で 10%

以上発現した有害事象は、接種部位反応では、注射部位紅斑(73.3%、62.1%)、注射部位熱感

(60.0%、58.6%)、注射部位疼痛(60.0%、41.4%)、注射部位腫脹(60.0%、55.2%)、注射部

位そう痒感(43.3%、31.0%)、注射部位硬結(23.3%、24.1%)であり、全身性反応では、鼻咽

頭炎(10.0%、31.0%)、頭痛(10.0%、0.0%)、鼻漏(16.7%、10.3%)であった。

1 回目接種後と 2 回目接種後ではほぼ同様の有害事象が発現し、2 回目接種後には発現率が同

様か又は低下する有害事象が多かった。1 回目接種後と比較して 2 回目接種後で発現率が 10%

以上増加した有害事象は全体では、全身性反応の鼻咽頭炎(11.7%、30.5%)、治験薬 0.25 mL

接種では、全身性反応の鼻咽頭炎(11.7%、30.0%)、湿疹(0.0%、13.3%)、治験薬 0.5 mL 接

種では、全身性反応の鼻咽頭炎(10.0%、31.0%)であった。

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表 2.7.4.2.1-25 有害事象の症状別集計(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:1回目接種時発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 47 78.3 176 19 63.3 58 28 93.3 118接種部位 38 63.3 123 10 33.3 27 28 93.3 96

一般・全身障害および投与部位の状態 38 63.3 123 10 33.3 27 28 93.3 96注射部位紅斑 32 53.3 32 10 33.3 10 22 73.3 22注射部位熱感 22 36.7 22 4 13.3 4 18 60.0 18注射部位疼痛 21 35.0 21 3 10.0 3 18 60.0 18注射部位腫脹 21 35.0 21 3 10.0 3 18 60.0 18注射部位そう痒感 15 25.0 15 2 6.7 2 13 43.3 13注射部位硬結 11 18.3 11 4 13.3 4 7 23.3 7注射部位蒼白 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

全身 31 51.7 53 17 56.7 31 14 46.7 22胃腸障害 7 11.7 7 3 10.0 3 4 13.3 4

下痢 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1歯肉腫脹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0悪心 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1口内炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

一般・全身障害および投与部位の状態 5 8.3 6 3 10.0 4 2 6.7 2倦怠感 3 5.0 3 1 3.3 1 2 6.7 2発熱 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0血管穿刺部位血腫 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 15 25.0 17 10 33.3 11 5 16.7 6鼻咽頭炎 7 11.7 8 4 13.3 4 3 10.0 4気管支炎 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1ウイルス性胃腸炎 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1咽頭炎 3 5.0 3 3 10.0 3 0 0.0 0

傷害、中毒および処置合併症 3 5.0 4 2 6.7 3 1 3.3 1節足動物刺傷 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0結膜擦過傷 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1歯の完全脱臼 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

神経系障害 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3

呼吸器、胸郭および縦隔障害 13 21.7 13 7 23.3 7 6 20.0 6鼻漏 8 13.3 8 3 10.0 3 5 16.7 5上気道の炎症 4 6.7 4 4 13.3 4 0 0.0 0喘息 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

皮膚および皮下組織障害 2 3.3 3 2 6.7 3 0 0.0 0接触性皮膚炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0皮脂欠乏性湿疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

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表 2.7.4.2.1-26 有害事象の症状別集計(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:2回目接種時発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 59 30 29接種部位+全身 42 71.2 151 18 60.0 50 24 82.8 101接種部位 29 49.2 103 8 26.7 22 21 72.4 81

一般・全身障害および投与部位の状態 29 49.2 103 8 26.7 22 21 72.4 81注射部位紅斑 23 39.0 23 5 16.7 5 18 62.1 18注射部位熱感 21 35.6 21 4 13.3 4 17 58.6 17注射部位腫脹 20 33.9 20 4 13.3 4 16 55.2 16注射部位疼痛 15 25.4 15 3 10.0 3 12 41.4 12注射部位そう痒感 11 18.6 11 2 6.7 2 9 31.0 9注射部位硬結 10 16.9 10 3 10.0 3 7 24.1 7注射部位小水疱 2 3.4 2 0 0.0 0 2 6.9 2注射部位蒼白 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

全身 30 50.8 48 15 50.0 28 15 51.7 20胃腸障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1

嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1一般・全身障害および投与部位の状態 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1

倦怠感 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1感染症および寄生虫症 24 40.7 26 13 43.3 14 11 37.9 12

鼻咽頭炎 18 30.5 18 9 30.0 9 9 31.0 9気管支炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1胃腸炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1ウイルス性胃腸炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0ムンプス 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1咽頭炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0ウイルス性腸炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

傷害、中毒および処置合併症 3 5.1 3 2 6.7 2 1 3.4 1節足動物刺傷 3 5.1 3 2 6.7 2 1 3.4 1

代謝および栄養障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1

神経系障害 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0傾眠 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 8 13.6 9 4 13.3 5 4 13.8 4鼻漏 6 10.2 6 3 10.0 3 3 10.3 3喘息 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1咳嗽 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0誤嚥性肺炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害 6 10.2 6 6 20.0 6 0 0.0 0湿疹 4 6.8 4 4 13.3 4 0 0.0 0おむつ皮膚炎 2 3.4 2 2 6.7 2 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

② 副反応

1 回目接種後及び 2 回目接種後に発現した副反応をそれぞれ表 2.7.4.2.1-27 及び表

2.7.4.2.1-28 に示す。

1 回目接種後及び 2 回目接種後に発現した副反応はそれぞれ、全体で 70.0%(42/60 例)及び

52.5%(31/59 例)、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 46.7%(14/30 例)及び 33.3%

(10/30 例)、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)で 93.3%(28/30 例)及び 72.4%(21/29

例)であった。

また、接種部位反応では、全体でそれぞれ 63.3%(38/60 例)及び 49.2%(29/59 例)、治験薬

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0.25 mL 接種で 33.3%(10/30 例)及び 26.7%(8/30 例)、治験薬 0.5 mL 接種で 93.3%(28/30 例)

及び 72.4%(21/29 例)、全身性反応では、全体でそれぞれ 35.0%(21/60 例)及び 22.0%(13/60

例)、治験薬 0.25 mL 接種で 33.3%(10/30 例)及び 20.0%(6/30 例)、治験薬 0.5 mL 接種で 36.7%

(11/30 例)及び 24.1%(7/29 例)であった。

1 回目接種後及び 2 回目接種後のいずれかに全体で 10%以上発現した副反応は、接種部位反

応では、注射部位紅斑(53.3%、39.0%)、注射部位熱感(36.7%、35.6%)、注射部位疼痛(35.0%、

25.4%)、注射部位腫脹(35.0%、33.9%)、注射部位そう痒感(25.0%、18.6%)、注射部位硬結

(18.3%、16.9%)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎(3.3%、11.9%)、鼻漏(10.0%、3.4%)

であった。

1 回目接種後及び 2 回目接種後のいずれかに治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 10%

以上発現した副反応は、接種部位反応では、注射部位紅斑(33.3%、16.7%)、注射部位熱感(13.3%、

13.3%)、注射部位疼痛(10.0%、10.0%)、注射部位腫脹(10.0%、13.3%)、注射部位硬結(13.3%、

10.0%)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎(3.3%、13.3%)であった。

1 回目接種後及び 2 回目接種後のいずれかに治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)で 10%

以上発現した副反応は、接種部位反応では、注射部位紅斑(73.3%、62.1%)、注射部位熱感(60.0%、

58.6%)、注射部位疼痛(60.0%、41.4%)、注射部位腫脹(60.0%、55.2%)、注射部位そう痒感

(43.3%、31.0%)、注射部位硬結(23.3%、24.1%)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎(3.3%、

10.3%)、頭痛(10.0%、0.0%)、鼻漏(13.3%、3.4%)であった。

1 回目接種後と 2 回目接種後では同様の副反応が発現し、2 回目接種後には発現率が低下又は

同等となる傾向が認められた。1 回目接種後と比較して 2 回目接種後で発現率が 10%以上増加

した副反応は全体及び治験薬 0.5 mL 接種では認められず、治験薬 0.25 mL 接種では、全身性反

応の鼻咽頭炎(3.3%、13.3%)であった。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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表 2.7.4.2.1-27 副反応の症状別集計(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:1回目接種時発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 42 70.0 149 14 46.7 41 28 93.3 108接種部位 38 63.3 123 10 33.3 27 28 93.3 96

一般・全身障害および投与部位の状態 38 63.3 123 10 33.3 27 28 93.3 96注射部位紅斑 32 53.3 32 10 33.3 10 22 73.3 22注射部位熱感 22 36.7 22 4 13.3 4 18 60.0 18注射部位疼痛 21 35.0 21 3 10.0 3 18 60.0 18注射部位腫脹 21 35.0 21 3 10.0 3 18 60.0 18注射部位そう痒感 15 25.0 15 2 6.7 2 13 43.3 13注射部位硬結 11 18.3 11 4 13.3 4 7 23.3 7注射部位蒼白 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

全身 21 35.0 26 10 33.3 14 11 36.7 12胃腸障害 4 6.7 4 2 6.7 2 2 6.7 2

下痢 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

一般・全身障害および投与部位の状態 5 8.3 5 3 10.0 3 2 6.7 2倦怠感 3 5.0 3 1 3.3 1 2 6.7 2発熱 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 5 8.3 5 4 13.3 4 1 3.3 1ウイルス性胃腸炎 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0鼻咽頭炎 2 3.3 2 1 3.3 1 1 3.3 1気管支炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

神経系障害 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3

呼吸器、胸郭および縦隔障害 8 13.3 8 4 13.3 4 4 13.3 4鼻漏 6 10.0 6 2 6.7 2 4 13.3 4上気道の炎症 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page55

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表 2.7.4.2.1-28 副反応の症状別集計(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:2回目接種時発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 59 30 29接種部位+全身 31 52.5 119 10 33.3 30 21 72.4 89接種部位 29 49.2 103 8 26.7 22 21 72.4 81

一般・全身障害および投与部位の状態 29 49.2 103 8 26.7 22 21 72.4 81注射部位紅斑 23 39.0 23 5 16.7 5 18 62.1 18注射部位熱感 21 35.6 21 4 13.3 4 17 58.6 17注射部位腫脹 20 33.9 20 4 13.3 4 16 55.2 16注射部位疼痛 15 25.4 15 3 10.0 3 12 41.4 12注射部位そう痒感 11 18.6 11 2 6.7 2 9 31.0 9注射部位硬結 10 16.9 10 3 10.0 3 7 24.1 7注射部位小水疱 2 3.4 2 0 0.0 0 2 6.9 2注射部位蒼白 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

全身 13 22.0 16 6 20.0 8 7 24.1 8胃腸障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1

嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1一般・全身障害および投与部位の状態 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1

倦怠感 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1感染症および寄生虫症 8 13.6 9 5 16.7 6 3 10.3 3

鼻咽頭炎 7 11.9 7 4 13.3 4 3 10.3 3ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

代謝および栄養障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 3 5.1 3 1 3.3 1 2 6.9 2鼻漏 2 3.4 2 1 3.3 1 1 3.4 1喘息 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.4 1

皮膚および皮下組織障害 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0湿疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

5) 発現時期別の有害事象及び副反応(DNK-PEDFLU-2)

発現率が 5%以上の有害事象及び副反応を対象に、治験薬接種から有害事象及び副反応発現ま

での日数を分析した。なお、各接種回で同一被験者に複数回同じ事象が発現した場合、重症度

が重い事象、発現日が早い事象の順に優先して集計に用いた。

① 有害事象

1 回目接種後から有害事象発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-29 に、2 回目接種後

から有害事象発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-30 に示す。また、1 回目接種後及び

2 回目接種後の有害事象の症状別発現時期別集計を表 2.7.4.2.1-31 及び表 2.7.4.2.1-32 に示

す。

接種部位反応の各種有害事象の発現までの日数の平均は、1 回目接種後が最小 0.0 日、最大 0.7

日、2 回目接種後が最小 0.1 日、最大 0.9 日であった。発現率 5%以上の接種部位反応の有害事

象発現までの日数の平均は、1 回目接種後、2 回目接種後のいずれも接種 1 日後までであった。

最も発現例の多かった接種部位反応である注射部位紅斑の有害事象発現までの日数の平均は、

0.3 - 0.3 日(1 回目接種時の平均値 - 2 回目接種時の平均値、以下同様)、2 番目に発現例の多か

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 57

った注射部位熱感は、0.3 - 0.3 日、3 番目に発現例の多かった注射部位疼痛及び注射部位腫脹は

それぞれ 0.0 - 0.1 及び 0.3 - 0.2 日であった。

全身性反応の各種有害事象の発現までの日数の平均は、1 回目接種後が最小 0.3 日、最大 14.7

日、2 回目接種後が最小 4.5 日、最大 9.3 日であった。発現率 5%以上の全身性反応のうち、1

回目接種後に最も発現例の多かった全身性反応である鼻漏の有害事象発現までの日数の平均は、

1.3 - 4.5 日、2 番目に発現例の多かった鼻咽頭炎は、10.0 - 4.9 日、3 番目に発現例の多かった上

気道の炎症は、1 回目接種時のみ発現し、平均値は 6.5 日であった。

各種有害事象の発現時期は、1 回目接種後、2 回目接種後ともに、多くの接種部位反応は Day 0

- Day 3 に発現し、ピークがひとつであったが、多くの全身性反応は Day 0 - Day 1 及び Day 8 以

降に発現し、二峰性のピークを示した。

表 2.7.4.2.1-29 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:1回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 発現までの日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 60接種部位 注射部位紅斑 32 0.3 0.54 0 0.0 2

注射部位熱感 22 0.3 0.48 0 0.0 1注射部位疼痛 21 0.0 0.00 0 0.0 0注射部位腫脹 21 0.3 0.66 0 0.0 2

注射部位そう痒感 15 0.7 1.11 0 0.0 3注射部位硬結 11 0.5 0.52 0 1.0 1

全身 鼻漏 8 1.3 2.43 0 0.0 7鼻咽頭炎 7 10.0 6.76 0 12.0 18

上気道の炎症 4 6.5 4.04 1 7.5 10気管支炎 3 14.7 7.57 6 18.0 20

下痢 3 1.7 1.15 1 1.0 3ウイルス性胃腸炎 3 5.3 9.24 0 0.0 16

頭痛 3 1.0 0.00 1 1.0 1倦怠感 3 0.3 0.58 0 0.0 1咽頭炎 3 10.3 3.06 7 11.0 13

表 2.7.4.2.1-30 有害事象発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:2回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 発現までの日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 59接種部位 注射部位紅斑 23 0.3 0.56 0 0.0 2

注射部位熱感 21 0.3 0.56 0 0.0 2注射部位腫脹 20 0.2 0.41 0 0.0 1注射部位疼痛 15 0.1 0.26 0 0.0 1

注射部位そう痒感 11 0.9 0.94 0 1.0 2注射部位硬結 10 0.3 0.67 0 0.0 2

全身 鼻咽頭炎 18 4.9 5.88 0 2.5 17鼻漏 6 4.5 6.25 0 1.0 13湿疹 4 7.3 5.38 1 7.0 14

節足動物刺傷 3 9.3 9.29 3 5.0 20

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表 2.7.4.2.1-31 有害事象発現の症状別発現時期別集計(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 Day:各治験薬接種日をDay0とする項目:有害事象 接種回:1回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降部位 発現

例数発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

解析対象例数 60接種部位 34 56.7 15 25.0 3 5.0 2 3.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 23 38.3 8 13.3 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 15 25.0 7 11.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 21 35.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 16 26.7 3 5.0 2 3.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 10 16.7 2 3.3 1 1.7 2 3.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位硬結 5 8.3 6 10.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0全身 9 15.0 8 13.3 2 3.3 1 1.7 0 0.0 0 0.0 2 3.3 2 3.3 11 18.3

鼻漏 5 8.3 1 1.7 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.7 0 0.0鼻咽頭炎 1 1.7 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 5 8.3上気道の炎症 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.7 0 0.0 2 3.3気管支炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.7 0 0.0 2 3.3下痢 0 0.0 2 3.3 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0ウイルス性胃腸炎 2 3.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.7頭痛 0 0.0 3 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0倦怠感 2 3.3 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0咽頭炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.7 2 3.3

表 2.7.4.2.1-32 有害事象発現の症状別発現時期別集計(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 Day:各治験薬接種日をDay0とする項目:有害事象 接種回:2回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降部位 発現

例数発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

解析対象例数 59

接種部位 25 42.4 10 16.9 6 10.2 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位紅斑 17 28.8 5 8.5 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 16 27.1 4 6.8 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位腫脹 16 27.1 4 6.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 14 23.7 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 5 8.5 2 3.4 4 6.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位硬結 8 13.6 1 1.7 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0全身 10 16.9 1 1.7 3 5.1 2 3.4 0 0.0 3 5.1 1 1.7 1 1.7 9 15.3

鼻咽頭炎 7 11.9 0 0.0 2 3.4 1 1.7 0 0.0 2 3.4 0 0.0 1 1.7 5 8.5

鼻漏 3 5.1 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 2 3.4湿疹 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.7 0 0.0 2 3.4節足動物刺傷 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.7 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 1 1.7

② 副反応

1 回目接種後から副反応発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-33 に、2 回目接種後か

ら副反応発現までの日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-34 に示す。また、1 回目接種後及び 2 回

目接種後の副反応の症状別発現時期別集計を表 2.7.4.2.1-35 及び表 2.7.4.2.1-36 に示す。

接種部位反応の各種副反応の発現までの日数の平均は、1 回目接種後が最小 0.0 日、最大 0.7

日、2 回目接種後が最小 0.1 日、最大 0.9 日であった。発現率 5%以上の接種部位反応の副反応

の発現までの日数の平均は、1 回目接種後、2 回目接種後いずれも接種 1 日後までであった。1

回目接種後に最も発現例の多かった接種部位反応である注射部位紅斑の副反応発現までの日数

の平均は、0.3 - 0.3 日(1 回目接種時の平均値 - 2 回目接種時の平均値、以下同様)、2 番目に発

現例の多かった注射部位熱感は、0.3 - 0.3 日、3 番目に発現例の多かった注射部位疼痛及び注射

部位腫脹はそれぞれ 0.0 - 0.1 日及び 0.3 - 0.2 日であった。

全身性反応の各種副反応は、1 回目接種後あるいは 2 回目接種後のいずれかでのみ発現し、1

回目接種後あるいは 2 回目接種後の両方で発現したものはなかった。全身性反応の各種副反応

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Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 59

発現までの日数の平均は、1 回目接種後が最小 0.3 日、最大 1.7 日であった。発現率 5%以上の

全身性反応のうち、1 回目接種後に最も発現例の多かった全身性反応である鼻漏の副反応発現

までの日数の平均は 0.5 日で、2 番目に発現例の多かった下痢、頭痛及び倦怠感は、それぞれ

1.7 日、1.0 日及び 0.3 日であった。2 回目接種後に発現した全身性反応である鼻咽頭炎の副反応

発現までの日数の平均は 0.3 日であった。

各種副反応の発現時期は、1 回目接種後、2 回目接種後ともに接種部位反応及び全身性反応が

Day 0 をピークとして、Day 0 - Day 3 の範囲で発現した。

表 2.7.4.2.1-33 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、1 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:1回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 発現までの日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 60接種部位 注射部位紅斑 32 0.3 0.54 0 0.0 2

注射部位熱感 22 0.3 0.48 0 0.0 1注射部位疼痛 21 0.0 0.00 0 0.0 0注射部位腫脹 21 0.3 0.66 0 0.0 2

注射部位そう痒感 15 0.7 1.11 0 0.0 3注射部位硬結 11 0.5 0.52 0 1.0 1

全身 鼻漏 6 0.5 0.84 0 0.0 2下痢 3 1.7 1.15 1 1.0 3頭痛 3 1.0 0.00 1 1.0 1

倦怠感 3 0.3 0.58 0 0.0 1

表 2.7.4.2.1-34 副反応発現までの日数に対しての要約統計量(全体、2 回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:2回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 発現までの日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 59接種部位 注射部位紅斑 23 0.3 0.56 0 0.0 2

注射部位熱感 21 0.3 0.56 0 0.0 2注射部位腫脹 20 0.2 0.41 0 0.0 1注射部位疼痛 15 0.1 0.26 0 0.0 1

注射部位そう痒感 11 0.9 0.94 0 1.0 2注射部位硬結 10 0.3 0.67 0 0.0 2

全身 鼻咽頭炎 7 0.3 0.76 0 0.0 2

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Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 60

表 2.7.4.2.1-35 副反応の症状別発現時期別集計(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 Day:各治験薬接種日をDay0とする項目:副反応 接種回:1回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降部位 発現

例数発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

解析対象例数 60

接種部位 34 56.7 15 25.0 3 5.0 2 3.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位紅斑 23 38.3 8 13.3 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 15 25.0 7 11.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位疼痛 21 35.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 16 26.7 3 5.0 2 3.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 10 16.7 2 3.3 1 1.7 2 3.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位硬結 5 8.3 6 10.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0全身 6 10.0 7 11.7 1 1.7 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

鼻漏 4 6.7 1 1.7 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

下痢 0 0.0 2 3.3 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0頭痛 0 0.0 3 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0倦怠感 2 3.3 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

表 2.7.4.2.1-36 副反応の症状別発現時期別集計(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 Day:各治験薬接種日をDay0とする項目:副反応 接種回:2回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降部位 発現

例数発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

解析対象例数 59接種部位 25 42.4 10 16.9 6 10.2 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 17 28.8 5 8.5 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 16 27.1 4 6.8 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 16 27.1 4 6.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 14 23.7 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 5 8.5 2 3.4 4 6.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位硬結 8 13.6 1 1.7 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 6 10.2 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0鼻咽頭炎 6 10.2 0 0.0 1 1.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

6) 持続時間別の有害事象及び副反応

発現率が 5%以上の有害事象及び副反応を対象に、有害事象及び副反応の持続日数を分析した。

なお、各接種回において同一被験者に複数回同じ事象が発現した場合、重症度が重い事象、発

現日が早い事象の順に優先して集計に用いた。

① 有害事象

1 回目接種後に発現した有害事象の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-37 に、2 回目接種

後に発現した有害事象の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-38 に示す。

接種部位反応の各種有害事象の持続日数の平均は、1 回目接種後が最小 3.2 日、最大 4.4 日、2

回目接種後が最小 2.6 日、最大 3.4 日であった。発現率 5%以上の接種部位反応の有害事象の持

続日数の平均は、注射部そう痒感を除きいずれも 4 日以内であった。1 回目接種後に最も発現

例の多かった接種部位反応である注射部位紅斑の持続日数の平均は 3.5 - 3.3 日(1 回目接種時の

平均値 - 2 回目接種時の平均値、以下同様)、2 番目に発現例の多かった注射部位熱感は 3.2 - 2.9

日、3番目に発現例の多かった注射部位疼痛及び注射部位腫脹はそれぞれ3.3 - 3.2日及び3.7 - 3.3

日であった。持続日数 4 日以上の接種部位反応の有害事象は注射部そう痒感のみであった。

全身性反応の各種有害事象の持続日数の平均は、1 回目接種後が最小 2.0 日、最大 13.3 日、2

回目接種後が最小 3.0 日、最大 10.8 日であった。発現率 5%以上の全身性反応の有害事象のう

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page60

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ち、1 回目接種後に最も発現例の多かった全身性反応である鼻漏の持続日数の平均は 8.0 - 8.5 日

(1 回目接種時の平均値 - 2 回目接種時の平均値、以下同様)、2 番目に発現例の多かった鼻咽

頭炎は 10.7 - 8.7 日であった。

持続日数 4 日以上の全身性反応の有害事象は、1 回目接種後では鼻漏(8.0 日)、鼻咽頭炎(10.7

日)、上気道の炎症(8.8 日)、気管支炎(9.3 日)、ウイルス性胃腸炎(13.3 日)、咽頭炎(6.0 日)、

2 回目接種後では鼻咽頭炎(8.7 日)、鼻漏(8.5 日)、湿疹(10.8 日)であった。

表 2.7.4.2.1-37 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:1回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 持続日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 60接種部位 注射部位紅斑 32 3.5 1.30 2 3.0 6

注射部位熱感 22 3.2 0.75 2 3.0 5注射部位疼痛 21 3.3 1.27 2 3.0 7注射部位腫脹 21 3.7 1.10 2 4.0 6

注射部位そう痒感 15 4.4 2.72 2 3.0 11注射部位硬結 11 3.4 1.57 2 3.0 7

全身 鼻漏 8 8.0 10.04 2 4.0 32鼻咽頭炎 7 10.7 10.61 2 6.0 32

上気道の炎症 4 8.8 3.30 5 8.5 13気管支炎 3 9.3 4.04 7 7.0 14

下痢 3 2.0 0.00 2 2.0 2ウイルス性胃腸炎 3 13.3 8.50 7 10.0 23

頭痛 3 2.3 0.58 2 2.0 3倦怠感 3 2.0 0.00 2 2.0 2咽頭炎 3 6.0 1.00 5 6.0 7

表 2.7.4.2.1-38 有害事象の持続日数の要約統計量(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:2回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 持続日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 59接種部位 注射部位紅斑 23 3.3 1.25 2 3.0 6

注射部位熱感 21 2.9 0.85 2 3.0 5注射部位腫脹 20 3.3 0.86 2 3.0 5注射部位疼痛 15 3.2 1.26 2 3.0 6

注射部位そう痒感 11 2.6 0.92 2 2.0 5注射部位硬結 10 3.4 1.78 2 3.0 8

全身 鼻咽頭炎 18 8.7 5.63 2 7.5 19鼻漏 6 8.5 5.24 2 9.0 15湿疹 4 10.8 9.03 3 10.0 20

節足動物刺傷 3 3.0 1.00 2 3.0 4

② 副反応

1 回目接種後に発現した副反応の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-39 に、2 回目接種後

に発現した副反応の持続日数の要約統計量を表 2.7.4.2.1-40 に示す。

接種部位反応の各種副反応の持続日数の平均は、1 回目接種後が最小 3.2 日、最大 4.4 日、2

回目接種後が最小 2.6 日、最大 3.4 日であった。発現率 5%以上の接種部位反応の副反応の持続

日数の平均は注射部位そう痒感を除きいずれも 4 日以内であった。1 回目接種後に最も発現例

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の多かった接種部位反応である注射部位紅斑の持続日数の平均は 3.5 - 3.3 日、2 番目に発現例の

多かった注射部位熱感は 3.2 - 2.9 日、3 番目に発現例の多かった注射部位疼痛及び注射部位腫脹

はそれぞれ 3.3 - 3.2 日及び 3.7 - 3.3 日であった。持続日数 4 日以上の接種部位反応の副反応は注

射部そう痒感のみであった。

全身性反応の各種副反応の持続日数は、1 回目接種後が最小 2.0 日、最大 10.0 日であり、2 回

目接種後は鼻咽頭炎の継続日数の 8.4日であった。発現率 5%以上の全身性反応の副反応のうち、

1 回目接種後に最も発現例の多かった全身性反応である鼻漏の持続日数の平均は 10.0 日であっ

た。2 回目接種後に最も発現例の多かった全身性反応である鼻咽頭炎の持続日数の平均は 8.4 日

であった。

持続日数 4 日以上の全身性反応の副反応は 1 回目接種後では鼻漏(10.0 日)、2 回目接種後で

は鼻咽頭炎(8.4 日)であった。

表 2.7.4.2.1-39 副反応の持続日数の要約統計量(全体、1回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:1回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 持続日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 60接種部位 注射部位紅斑 32 3.5 1.30 2 3.0 6

注射部位熱感 22 3.2 0.75 2 3.0 5注射部位疼痛 21 3.3 1.27 2 3.0 7注射部位腫脹 21 3.7 1.10 2 4.0 6

注射部位そう痒感 15 4.4 2.72 2 3.0 11注射部位硬結 11 3.4 1.57 2 3.0 7

全身 鼻漏 6 10.0 11.05 3 6.0 32下痢 3 2.0 0.00 2 2.0 2頭痛 3 2.3 0.58 2 2.0 3

倦怠感 3 2.0 0.00 2 2.0 2

表 2.7.4.2.1-40 副反応の持続日数の要約統計量(全体、2回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:2回目接種時 発現率5%以上の事象を対象発現部位 PT 発現 持続日数(日)

例数 平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値解析対象例数 59接種部位 注射部位紅斑 23 3.3 1.25 2 3.0 6

注射部位熱感 21 2.9 0.85 2 3.0 5注射部位腫脹 20 3.3 0.86 2 3.0 5注射部位疼痛 15 3.2 1.26 2 3.0 6

注射部位そう痒感 11 2.6 0.92 2 2.0 5注射部位硬結 10 3.4 1.78 2 3.0 8

全身 鼻咽頭炎 7 8.4 4.65 4 8.0 18

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2.7.4.2.1.1 比較的よく見られる有害事象

DNK-PEDFLU-1 試験の全接種群、単独接種群及び同時接種群並びに DNK-PEDFLU-2 試験の

全体のいずれかにおいて、 10%以上の発現が認められた有害事象及び副反応を表

2.7.4.2.1.1-1 及び表 2.7.4.2.1.1-2 に示す。

接種部位の有害事象は、高頻度に発現し、すべて副反応と判定された。DNK-PEDFLU-1 試験

の全接種群と DNK-PEDFLU-2 試験の全体を比較して接種部位の有害事象及び副反応の発現率

が 10%以上異なるものは、注射部位熱感(DNK-PEDFLU-1 試験 20.0%(16/80 例)、

DNK-PEDFLU-2 試験 43.3%(26/60 例)、以下同様)、注射部位疼痛(25.0%(20/80 例)、36.7%

(22/60 例))、注射部位硬結(2.5%(2/80 例)、26.7%(16/60 例))であった。注射部位紅斑、

注射部位腫脹及び注射部位そう痒感は両試験間でほぼ同様の発現率であった。

DNK-PEDFLU-1 試験の全接種群と DNK-PEDFLU-2 試験の全体を比較して全身性反応の有害

事象発現率が 10%以上異なるものは、発熱(26.3%(21/80 例)、3.3%(2/60 例))、鼻咽頭炎(6.3%

(5/80 例)、40.0%(24/60 例))、鼻漏(42.5%(34/80 例)、23.3%(14/60 例))であった。倦怠

感、気管支炎、インフルエンザ、頭痛及び上気道の炎症は、両試験間でほぼ同様の発現率であ

った。

全身性反応の副反応発現率が 10%以上異なるものは、鼻咽頭炎(0.0%(0/80 例)、15.0%(9/60

例))であった。倦怠感、鼻漏は、両試験間でほぼ同様の発現率であった。

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表 2.7.4.2.1.1-1 いずれかの群で 10%以上の発現率を示した有害事象(全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1、DNK-PEDFLU-2)

試験番号

発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

解析対象例数 80 40 40 60

接種部位+全身 69 86.3 34 85.0 35 87.5 51 85.0

接種部位 45 56.3 22 55.0 23 57.5 39 65.0

一般・全身障害および投与部位の状態

注射部位紅斑 41 51.3 19 47.5 22 55.0 36 60.0

注射部位腫脹 28 35.0 12 30.0 16 40.0 23 38.3

注射部位そう痒感 25 31.3 11 27.5 14 35.0 18 30.0

注射部位疼痛 20 25.0 8 20.0 12 30.0 22 36.7

注射部位熱感 16 20.0 5 12.5 11 27.5 26 43.3

注射部位硬結 2 2.5 0 0.0 2 5.0 16 26.7

全身 52 65.0 25 62.5 27 67.5 43 71.7

一般・全身障害および投与部位の状態

発熱 21 26.3 11 27.5 10 25.0 2 3.3

倦怠感 12 15.0 9 22.5 3 7.5 4 6.7

感染症および寄生虫症

気管支炎 8 10.0 5 12.5 3 7.5 4 6.7

インフルエンザ 7 8.8 3 7.5 4 10.0 0 0.0

鼻咽頭炎 5 6.3 1 2.5 4 10.0 24 40.0

神経系障害

頭痛 8 10.0 3 7.5 5 12.5 3 5.0

呼吸器、胸郭および縦隔障害

鼻漏 34 42.5 13 32.5 21 52.5 14 23.3

上気道の炎症 11 13.8 4 10.0 7 17.5 4 6.7

DNK-PEDFLU-1

全体

DNK-PEDFLU-2

単独+同時 単独接種群 同時接種群

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表 2.7.4.2.1.1-2 いずれかの群で 10%以上の発現率を示した副反応(全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1、DNK-PEDFLU-2)

試験番号

発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

解析対象例数 80 40 40 60

接種部位+全身 52 65.0 26 65.0 26 65.0 44 73.3

接種部位 45 56.3 22 55.0 23 57.5 39 65.0

一般・全身障害および投与部位の状態

注射部位紅斑 41 51.3 19 47.5 22 55.0 36 60.0

注射部位腫脹 28 35.0 12 30.0 16 40.0 23 38.3

注射部位そう痒感 25 31.3 11 27.5 14 35.0 18 30.0

注射部位疼痛 20 25.0 8 20.0 12 30.0 22 36.7

注射部位熱感 16 20.0 5 12.5 11 27.5 26 43.3

注射部位硬結 2 2.5 0 0.0 2 5.0 16 26.7

全身 16 20.0 10 25.0 6 15.0 30 50.0

一般・全身障害および投与部位の状態

倦怠感 7 8.8 6 15.0 1 2.5 4 6.7

感染症および寄生虫症

鼻咽頭炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 9 15.0

呼吸器、胸郭および縦隔障害

鼻漏 5 6.3 2 5.0 3 7.5 8 13.3

DNK-PEDFLU-1

全体

DNK-PEDFLU-2

単独+同時 単独接種群 同時接種群

2.7.4.2.1.2 死亡

死亡した被験者はいなかった。

2.7.4.2.1.3 その他の重篤な有害事象

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

重篤な有害事象を発現した被験者はいなかった。

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

重篤な有害事象は、誤嚥性肺炎(1 例、1 件、詳細は 2.7.4.2.2 (2)に記述)であった。

2.7.4.2.1.4 その他の重要な有害事象

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

本治験の統計解析計画書で、重要な有害事象は Grade 3 以上の全身性の有害事象とすると定義

した。Grade 3(C)以上の有害事象及び副反応の症状別集計をそれぞれ付表 2.7.4.7-12 及び付

表 2.7.4.7-13 に示す。重要な有害事象発現例の一覧表を表 2.7.4.2.1.4-1 に示す。

重症度 Grade 3(C)以上の有害事象は、単独接種群で 10.0%(4/40 例、15 件)、同時接種群

で 17.5%(7/40 例、23 件)に発現した。そのうち Grade C 以上の接種部位反応の有害事象は、

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2.7.4.2.1.5 器官別又は症候群別有害事象の解析

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

表 2.7.4.2.1-2 に示すように、全体で 10%以上の発現率を示した有害事象の SOC は、「全

身障害および投与局所様態」、「呼吸器、胸郭および縦隔障害」、「神経系障害」、「感染症

および寄生虫症」であった。

表 2.7.4.2.1-3 に示すように、全体で 10%以上の発現率を示した副反応の SOC は「全身障

害および投与局所様態」であった。

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

表 2.7.4.2.1-21 に示すように、全体で 10%以上の発現率を示した有害事象の SOC は、「一

般・全身障害および投与局所様態」、「胃腸障害」、「感染症および寄生虫症」、「傷害、中

毒および処置合併症」、「呼吸器、胸郭および縦隔障害」、「皮膚および皮下組織障害」に分

類される有害事象であった。

表 2.7.4.2.1-22 にように、全体で 10%以上の発現率を示した副反応の SOC は、「一般・全

身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼吸器、胸郭および縦隔障害」に

分類される副反応であった。

2.7.4.2.2 個別有害事象の文章による説明

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

本治験で死亡した被験者、重篤な有害事象を発現した被験者はいなかった。

他の重要な有害事象は、Grade 3 以上の全身性反応の有害事象として発現した発熱 2 例であっ

た。

発熱の 2 例は、いずれも同時接種群の 6 ヵ月以上 3 歳未満(0.25 mL 接種)で発現した。以下、

各被験者の情報について記載した。

被験者識別コード 033-DNK-000030(2 歳 7 ヵ月、女、

):2 回目接種 16 日の 2009/ に発熱が発現、2009/ に回復した。最高体温は 39.2°C

で Grade 3、持続日数は 3 日、処置あり(内服治療)、治験薬との因果関係はなしであった。

被験者識別コード 058-DNK-000038(2 歳 2 ヵ月、男、

):1 回目接種 6 日の 2009/ に発熱が発現、2009/ に回復した。最高体温は 39.1°C

で Grade 3、持続日数は 4 日、処置なし、治験薬との因果関係はなしであった。

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

本治験で死亡した被験者した被験者はいなかった。

重篤な有害事象は、誤嚥性肺炎(1 例、1 件)であった。他の重要な有害事象は、Grade 3 の

全身性反応の有害事象として発現したウイルス性胃腸炎(1 例、1 件)であった。以下、被験者

の情報について記載した。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 68

被験者識別コード N-013(0 歳 11 ヵ月、男、 )

治験薬接種日:2010 年 月 日(1 回目)、2010 年 月 日(2 回目)

重篤な有害事象名:誤嚥性肺炎

重篤な有害事象発現日:2010 年 月 日

発現期間:2010 年 月 日~2010 年 月 日

重症度:Grade 3

因果関係:関連なし

処置:オノンドライシロップ(経口、1 日 60 mg、2010 年 月 日~事後観察後も継続)

ソル・メドロール注(点滴静注、1 日 60 mg、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

メプチン、ビソルボン、生理食塩液(吸入、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

ソリューゲン G 注(点滴静注、1 日 960 mL、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

ペントシリン注(点滴静注、1 日 600 mg、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

アスベリンシロップ(経口 1 日 10 mg、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

経過:2 回目接種 11 日の 2010 年 月 日に発熱(最高体温 38.9°C)、嘔吐を認め、

を受診、右肺へのミルク混入による誤嚥性肺炎と診断され、点滴と酸素

吸入加療のため同院へ入院、2010 年 月 日に回復・退院した。治験薬接種から 10 日以上

経過していて誤嚥という原因が明らかなため、治験薬との因果関係はないと判断された。

被験者識別コード N-019(11 歳 4 ヵ月、男、 )

治験薬接種日:2010 年 月 日(1 回目)、2010 年 月 日(2 回目)

重要な有害事象名:ウイルス性胃腸炎

重要な有害事象発現日:2010 年 月 日

発現期間:2010 年 月 日~2010 年 月 日

重症度:Grade 3

因果関係:関連なし

処置:カロナール細粒(経口、頓用 200 mg、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

ナウゼリン錠(経口、頓用 10 mg、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

ホスミシン錠(経口、1 日 1500 mg、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

ビオフェルミン錠(経口、1 日 36 mg、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

タフマック E 配合カプセル(経口、1 日 2 g、2010 年 月 日~2010 年 月 日)

グリセリン(浣腸、頓用 30 mL、2010 年 月 日)

経過:1 回目接種 16 日の 2010 年 月 日に腹痛が発現、2010 年 月 日に回復した。

随伴症状として、腹痛( 月 日~ 月 日)、発熱( 月 日~ 月 日、最高体温

38.7°C)、便秘( 月 日~ 月 日)、下痢( 月 日~ 月 日)があり、ウイルス

性胃腸炎と診断された。キャンピロバクター起因であり、原因が明らかなため、治験薬との

因果関係はなしと判断された。

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2.7.4.3 臨床検査値の評価

本治験では臨床検査を実施しなかったため、該当するデータはない。

2.7.4.4 バイタルサイン、身体的所見及び安全性に関連する他の観察項目

2.7.4.4.1 最高体温の推移

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

治験薬接種後の Day 0 - Day 7 の体温の平均値の推移(1 回目接種時)を図 2.7.4.4.1-1 に、

治験薬接種後の Day 0 - Day 7 の体温の平均値の推移(2 回目接種時)を図 2.7.4.4.1-2 に示す。

治験薬接種後のDay 0 - Day 7の要約統計量(1回目接種時及び 2回目接種時)を表 2.7.4.4.1-1

に示す。

各群ともに最高体温の顕著な変動は認められなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page69

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 70

解析対象:安全性解析対象集団接種回:1回目接種時

単独+同時

単独接種群

同時接種群

平均±標準偏差

6ヶ月以上3歳未満3歳以上13歳未満

(℃)

35.0

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

40.0

40.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

平均±標準偏差

6ヶ月以上3歳未満3歳以上13歳未満

(℃)

35.0

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

40.0

40.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

平均±標準偏差

6ヶ月以上3歳未満3歳以上13歳未満

(℃)

35.0

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

40.0

40.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

図 2.7.4.4.1-1 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(1回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page70

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 71

解析対象:安全性解析対象集団接種回:2回目接種時

単独+同時

単独接種群

同時接種群

平均±標準偏差

6ヶ月以上3歳未満3歳以上13歳未満

(℃)

35.0

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

40.0

40.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

平均±標準偏差

6ヶ月以上3歳未満3歳以上13歳未満

(℃)

35.0

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

40.0

40.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

平均±標準偏差

6ヶ月以上3歳未満3歳以上13歳未満

(℃)

35.0

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

40.0

40.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

図 2.7.4.4.1-2 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(2回目接種時)

(DNK-PEDFLU-1)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page71

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 72

表 2.7.4.4.1-1 治験薬接種後の体温の推移(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団年齢区分:3歳以上13歳未満接種群 時期 接種後日数 解析 体温(℃)

対象例数

平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

単独+同時 1回目接種時 Day0(接種前) 40 36.69 0.382 35.9 36.70 37.3Day0(接種後) 40 36.49 0.376 35.9 36.50 37.3Day1 40 36.51 0.469 35.3 36.45 37.7Day2 40 36.47 0.405 35.6 36.40 37.2Day3 40 36.45 0.526 35.4 36.40 38.4Day4 40 36.31 0.380 35.3 36.30 36.9Day5 40 36.41 0.488 35.2 36.40 38.1Day6 40 36.38 0.492 35.2 36.30 37.7Day7 40 36.36 0.427 35.0 36.35 37.4

2回目接種時 Day0(接種前) 40 36.67 0.373 35.7 36.70 37.3Day0(接種後) 40 36.46 0.320 35.9 36.50 37.3Day1 40 36.58 0.645 35.2 36.50 39.6Day2 40 36.52 0.460 35.8 36.50 38.6Day3 40 36.45 0.473 35.2 36.45 37.4Day4 40 36.43 0.457 35.0 36.35 37.3Day5 40 36.41 0.474 35.0 36.45 37.4Day6 40 36.47 0.417 35.3 36.40 37.6Day7 40 36.42 0.329 35.6 36.40 37.4

単独接種群 1回目接種時 Day0(接種前) 20 36.77 0.294 35.9 36.80 37.3Day0(接種後) 20 36.43 0.385 35.9 36.45 37.3Day1 20 36.50 0.410 35.3 36.45 37.1Day2 20 36.46 0.369 35.6 36.40 37.0Day3 20 36.42 0.606 35.4 36.40 38.4Day4 20 36.31 0.347 35.6 36.30 36.8Day5 20 36.46 0.366 35.3 36.50 37.2Day6 20 36.32 0.427 35.2 36.30 37.2Day7 20 36.32 0.412 35.0 36.30 36.9

2回目接種時 Day0(接種前) 20 36.65 0.397 35.7 36.70 37.2Day0(接種後) 20 36.44 0.336 35.9 36.40 37.2Day1 20 36.69 0.767 36.1 36.50 39.6Day2 20 36.60 0.576 35.8 36.50 38.6Day3 20 36.53 0.404 36.0 36.40 37.4Day4 20 36.50 0.417 35.5 36.40 37.3Day5 20 36.49 0.450 35.2 36.50 37.4Day6 20 36.50 0.469 35.3 36.45 37.6Day7 20 36.39 0.318 35.6 36.40 36.9

同時接種群 1回目接種時 Day0(接種前) 20 36.61 0.447 35.9 36.60 37.3Day0(接種後) 20 36.56 0.365 36.0 36.50 37.2Day1 20 36.53 0.532 35.4 36.45 37.7Day2 20 36.48 0.448 35.8 36.45 37.2Day3 20 36.49 0.444 35.6 36.50 37.2Day4 20 36.32 0.420 35.3 36.35 36.9Day5 20 36.37 0.591 35.2 36.25 38.1Day6 20 36.45 0.553 35.2 36.30 37.7Day7 20 36.40 0.448 35.5 36.45 37.4

2回目接種時 Day0(接種前) 20 36.69 0.357 36.0 36.70 37.3Day0(接種後) 20 36.48 0.311 36.0 36.50 37.3Day1 20 36.47 0.489 35.2 36.50 37.2Day2 20 36.44 0.298 36.1 36.40 37.1Day3 20 36.38 0.533 35.2 36.50 37.2Day4 20 36.37 0.496 35.0 36.25 37.2Day5 20 36.34 0.497 35.0 36.30 37.2Day6 20 36.45 0.368 35.9 36.40 37.3Day7 20 36.45 0.346 36.0 36.45 37.4

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

接種量別で集計した治験薬接種後の Day 0 - Day 7 の体温の平均値の推移(1 回目接種時)を図

2.7.4.4.1-3 に、治験薬接種後の Day 0 - Day 7 の体温の平均値の推移(2 回目接種時)を図

2.7.4.4.1-4 に示す。

治験薬接種後のDay 0 - Day 7の要約統計量(1回目接種時及び 2回目接種時)を表 2.7.4.4.1-2

に示す。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page72

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 73

1 回目接種及び 2 回目接種において、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)及び治験薬

0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の治験薬接種量別の体温の平均値は、ともに 37°C 未満であ

り、治験薬接種直後の体温の上昇はみられなかった。

6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢区分別

-1 で集計した治験薬接種後の Day 0 - Day 7 の体温の平均値の推移(1 回目接種時)を図

2.7.4.4.1-5 に、治験薬接種後の Day 0 - Day 7 の体温の平均値の推移(2 回目接種時)を図

2.7.4.4.1-6 に示す。

治験薬接種後のDay 0 - Day 7の要約統計量(1回目接種時及び 2回目接種時)を表 2.7.4.4.1-3

に示す。

1 回目接種及び 2 回目接種において、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳

未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢区分別-1 の体温の平均値は、6 ヵ月以上 1 歳未満の 1 回目接種

の Day 4(37.01°C)及び Day 5(37.09°C)を除いてすべて 37°C 未満であり、治験薬接種直後

の体温の上昇はみられなかった。

解析対象:安全性解析対象集団接種回:1回目接種時

平均値±標準偏差

0.25mL0.5mL

(℃)

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

図 2.7.4.4.1-3 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(1回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page73

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 74

解析対象:安全性解析対象集団接種回:2回目接種時

平均値±標準偏差

0.25mL0.5mL

(℃)

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

図 2.7.4.4.1-4 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)(2回目接種時)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団接種回:1回目接種時

平均値±標準偏差

6ヵ月以上1歳未満 1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満 6歳以上13歳未満

(℃)

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

図 2.7.4.4.1-5 年齢区分別-1 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)

(1回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page74

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 75

解析対象:安全性解析対象集団接種回:2回目接種時

平均値±標準偏差

6ヵ月以上1歳未満 1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満 6歳以上13歳未満

(℃)

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

Day0(接種前)

Day0(接種後)

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7

図 2.7.4.4.1-6 年齢区分別-1 治験薬接種後の体温の推移図(平均値 ± 標準偏差)

(2回目接種時)(DNK-PEDFLU-2)

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page75

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 76

表 2.7.4.4.1-2 ワクチン接種後の体温の推移(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 Day:各治験薬接種日をDay0とする用量 時期 接種後日数 解析 体温(℃)

対象例数

平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

全体 1回目接種時 Day0(接種前) 60 36.63 0.425 35.5 36.70 37.3Day0(接種後) 60 36.82 0.367 35.8 36.80 38.0Day1 60 36.64 0.456 35.3 36.70 37.5Day2 60 36.63 0.442 35.2 36.60 37.4Day3 60 36.65 0.468 35.3 36.65 38.0Day4 60 36.69 0.427 35.8 36.70 38.5Day5 60 36.64 0.447 35.9 36.60 39.0Day6 60 36.66 0.383 35.6 36.60 38.0Day7 60 36.62 0.432 35.6 36.60 38.3

2回目接種時 Day0(接種前) 59 36.58 0.401 35.6 36.60 37.3Day0(接種後) 59 36.74 0.367 36.1 36.80 37.5Day1 59 36.64 0.414 35.8 36.60 38.0Day2 59 36.69 0.427 35.4 36.70 38.3Day3 59 36.56 0.353 35.5 36.60 37.4Day4 59 36.59 0.571 35.2 36.50 39.8Day5 59 36.74 0.575 36.1 36.60 39.9Day6 59 36.68 0.574 35.9 36.60 39.2Day7 59 36.63 0.378 35.8 36.60 37.8

0.25mL 1回目接種時 Day0(接種前) 30 36.72 0.381 35.8 36.80 37.2(6ヵ月以上 Day0(接種後) 30 36.86 0.434 35.8 36.80 38.03歳未満) Day1 30 36.70 0.440 35.8 36.70 37.5

Day2 30 36.72 0.432 35.8 36.80 37.4Day3 30 36.86 0.454 35.8 36.80 38.0Day4 30 36.85 0.458 35.9 36.90 38.5Day5 30 36.79 0.535 35.9 36.80 39.0Day6 30 36.81 0.388 36.2 36.80 38.0Day7 30 36.74 0.527 35.6 36.60 38.3

2回目接種時 Day0(接種前) 30 36.67 0.374 36.0 36.70 37.3Day0(接種後) 30 36.82 0.368 36.2 36.80 37.5Day1 30 36.73 0.346 36.0 36.70 37.5Day2 30 36.71 0.356 36.1 36.70 37.3Day3 30 36.61 0.404 35.5 36.70 37.4Day4 30 36.73 0.713 35.2 36.60 39.8Day5 30 36.79 0.470 36.1 36.75 38.3Day6 30 36.84 0.629 36.0 36.70 39.2Day7 30 36.75 0.359 35.9 36.80 37.8

0.5mL 1回目接種時 Day0(接種前) 30 36.54 0.453 35.5 36.65 37.3(3歳以上 Day0(接種後) 30 36.77 0.288 36.0 36.80 37.313歳未満) Day1 30 36.58 0.471 35.3 36.65 37.4

Day2 30 36.55 0.442 35.2 36.55 37.4Day3 30 36.44 0.383 35.3 36.50 37.2Day4 30 36.53 0.330 35.8 36.50 37.2Day5 30 36.48 0.265 35.9 36.50 37.0Day6 30 36.50 0.311 35.6 36.50 37.0Day7 30 36.49 0.264 35.7 36.50 36.9

2回目接種時 Day0(接種前) 29 36.48 0.413 35.6 36.50 37.2Day0(接種後) 29 36.66 0.353 36.1 36.60 37.5Day1 29 36.54 0.460 35.8 36.50 38.0Day2 29 36.67 0.496 35.4 36.60 38.3Day3 29 36.51 0.288 35.8 36.50 37.0Day4 29 36.45 0.327 35.4 36.40 37.0Day5 29 36.68 0.670 36.2 36.50 39.9Day6 29 36.51 0.465 35.9 36.50 38.6Day7 29 36.50 0.358 35.8 36.50 37.4

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表 2.7.4.4.1-3 年齢区分別-1 ワクチン接種後の体温の推移(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 Day:各治験薬接種日をDay0とする年齢区分 時期 接種後日数 解析 体温(℃)

対象例数

平均 標準偏差 最小値 中央値 最大値

全体 1回目接種時 Day0(接種前) 60 36.63 0.425 35.5 36.70 37.3Day0(接種後) 60 36.82 0.367 35.8 36.80 38.0Day1 60 36.64 0.456 35.3 36.70 37.5Day2 60 36.63 0.442 35.2 36.60 37.4Day3 60 36.65 0.468 35.3 36.65 38.0Day4 60 36.69 0.427 35.8 36.70 38.5Day5 60 36.64 0.447 35.9 36.60 39.0Day6 60 36.66 0.383 35.6 36.60 38.0Day7 60 36.62 0.432 35.6 36.60 38.3

2回目接種時 Day0(接種前) 59 36.58 0.401 35.6 36.60 37.3Day0(接種後) 59 36.74 0.367 36.1 36.80 37.5Day1 59 36.64 0.414 35.8 36.60 38.0Day2 59 36.69 0.427 35.4 36.70 38.3Day3 59 36.56 0.353 35.5 36.60 37.4Day4 59 36.59 0.571 35.2 36.50 39.8Day5 59 36.74 0.575 36.1 36.60 39.9Day6 59 36.68 0.574 35.9 36.60 39.2Day7 59 36.63 0.378 35.8 36.60 37.8

6ヵ月以上 1回目接種時 Day0(接種前) 15 36.81 0.378 36.0 36.90 37.21歳未満 Day0(接種後) 15 36.91 0.490 36.0 37.00 38.0

Day1 15 36.81 0.383 35.8 36.80 37.4Day2 15 36.77 0.375 35.9 36.90 37.4Day3 15 36.99 0.497 35.8 37.00 38.0Day4 15 37.01 0.532 36.1 37.00 38.5Day5 15 37.09 0.565 36.5 36.90 39.0Day6 15 36.93 0.458 36.2 36.90 38.0Day7 15 36.76 0.551 35.6 36.70 38.0

2回目接種時 Day0(接種前) 15 36.57 0.383 36.0 36.60 37.2Day0(接種後) 15 36.81 0.399 36.2 36.80 37.5Day1 15 36.76 0.264 36.4 36.80 37.2Day2 15 36.77 0.377 36.1 36.80 37.3Day3 15 36.63 0.310 36.0 36.70 37.0Day4 15 36.73 0.358 36.1 36.80 37.2Day5 15 36.78 0.414 36.1 36.80 37.5Day6 15 36.76 0.350 36.1 36.80 37.2Day7 15 36.77 0.296 36.1 36.90 37.2

1歳以上 1回目接種時 Day0(接種前) 15 36.63 0.373 35.8 36.60 37.23歳未満 Day0(接種後) 15 36.80 0.378 35.8 36.80 37.4

Day1 15 36.59 0.480 35.9 36.50 37.5Day2 15 36.66 0.490 35.8 36.60 37.3Day3 15 36.74 0.385 36.2 36.80 37.6Day4 15 36.69 0.311 35.9 36.80 37.1Day5 15 36.49 0.284 35.9 36.50 37.0Day6 15 36.69 0.269 36.2 36.70 37.1Day7 15 36.72 0.520 36.2 36.60 38.3

2回目接種時 Day0(接種前) 15 36.76 0.352 36.2 36.70 37.3Day0(接種後) 15 36.83 0.348 36.4 36.90 37.3Day1 15 36.71 0.420 36.0 36.70 37.5Day2 15 36.65 0.336 36.2 36.70 37.2Day3 15 36.60 0.491 35.5 36.70 37.4Day4 15 36.73 0.961 35.2 36.60 39.8Day5 15 36.81 0.535 36.1 36.70 38.3Day6 15 36.91 0.827 36.0 36.70 39.2Day7 15 36.73 0.422 35.9 36.70 37.8

3歳以上 1回目接種時 Day0(接種前) 15 36.61 0.308 36.0 36.70 37.16歳未満 Day0(接種後) 15 36.74 0.203 36.5 36.70 37.1

Day1 15 36.57 0.379 35.8 36.70 37.2Day2 15 36.58 0.347 36.1 36.50 37.2Day3 15 36.39 0.353 35.7 36.40 37.2Day4 15 36.56 0.344 35.8 36.50 37.2Day5 15 36.43 0.269 35.9 36.40 36.8Day6 15 36.44 0.340 35.6 36.40 36.9Day7 15 36.48 0.312 35.7 36.50 36.9

2回目接種時 Day0(接種前) 14 36.45 0.449 35.8 36.45 37.2Day0(接種後) 14 36.66 0.316 36.2 36.55 37.2Day1 14 36.56 0.354 36.1 36.50 37.3Day2 14 36.54 0.438 35.4 36.55 37.1Day3 14 36.49 0.192 36.1 36.55 36.8Day4 14 36.48 0.185 36.2 36.45 37.0Day5 14 36.69 0.935 36.2 36.50 39.9Day6 14 36.56 0.610 36.1 36.45 38.6Day7 14 36.55 0.374 36.0 36.50 37.4

6歳以上 1回目接種時 Day0(接種前) 15 36.47 0.566 35.5 36.60 37.313歳未満 Day0(接種後) 15 36.81 0.358 36.0 36.80 37.3

Day1 15 36.58 0.562 35.3 36.60 37.4Day2 15 36.52 0.532 35.2 36.60 37.4Day3 15 36.49 0.417 35.3 36.50 37.0Day4 15 36.50 0.325 36.1 36.50 37.2Day5 15 36.53 0.261 35.9 36.50 37.0Day6 15 36.56 0.277 35.9 36.60 37.0Day7 15 36.50 0.217 36.2 36.50 36.9

2回目接種時 Day0(接種前) 15 36.51 0.391 35.6 36.60 37.1Day0(接種後) 15 36.66 0.396 36.1 36.70 37.5Day1 15 36.53 0.554 35.8 36.50 38.0Day2 15 36.78 0.533 36.0 36.70 38.3Day3 15 36.53 0.361 35.8 36.50 37.0Day4 15 36.42 0.425 35.4 36.40 37.0Day5 15 36.66 0.292 36.2 36.70 37.1Day6 15 36.47 0.289 35.9 36.50 36.9Day7 15 36.45 0.348 35.8 36.50 37.0

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2.7.4.4.2 発熱(37.5°C 以上)を発現した被験者の接種回ごとの最高体温

DNK-PEDFLU-2 試験において、発熱(37.5°C 以上)を発現した全被験者の最高体温について

接種回ごとに最高体温を集計した結果を表 2.7.4.4.2-1 に示す。

最高体温の平均は、1 回目接種時が 38.34°C(中央値 38.25°C)、2 回目接種時が 38.43°C(中央

値 38.15°C)であり、最高体温の発現日の平均は、1 回目接種時が 8.9 日(中央値 8.5 日)、2 回

目接種時が 7.8 日(中央値 7.0 日)であった。最高体温の発現日の平均はいずれも、治験薬接種

から 7 日以上経過しており、発熱の原因の多くは治験薬接種以外の要因(たとえば感冒)にあ

り、治験薬接種と発熱に明らかな相関関係は認められなかった。

表 2.7.4.4.2-1 発熱(37.5°C 以上)を発現した被験者の最高体温(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 体温が高い、発現日が早い順に優先し、例数ベースで集計項目 接種回 解析 発現 発現 最高体温(℃) 最高体温発現日(Day)

対象例数

例数 件数 平均 標準偏差

最小値 中央値 最大値 平均 標準偏差

最小値 中央値 最大値

発熱 1回目接種時 60 16 18 38.34 0.764 37.5 38.25 39.9 8.9 5.57 0 8.5 192回目接種時 59 16 16 38.43 0.887 37.5 38.15 39.9 7.8 5.27 0 7.0 18

2.7.4.5 特別な被験者集団及び状況下における安全性

2.7.4.5.1 内因性要因

2.7.4.5.1.1 接種量別の有害事象発現率

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

1) 接種量別の有害事象及び副反応発現率

治験期間中に発現した有害事象及び副反応を接種量別で集計した結果を表 2.7.4.5.1.1-1 に

示す。

治験期間中に発現した有害事象を接種量別で集計した結果、全接種群の有害事象の発現率は、

0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)が 82.5%(33/40 例、147 件、95%信頼区間:67.2 - 92.7、

以下同様)、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)が 90.0%(36/40 例、252 件、76.3 - 97.2)であっ

た。また、接種部位反応の有害事象は、0.25 mL 接種が 40.0%(16/40 例、64 件、24.9 - 56.7)、

0.5 mL 接種が 72.5%(29/40 例、201 件、56.1 - 85.4)、全身性反応の有害事象は、0.25 mL 接種

が 72.5%(29/40 例、83 件、56.1 - 85.4)、0.5 mL 接種が 57.5%(23/40 例、51 件、40.9 - 73.0)

であった。全接種群の接種部位反応は、0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種の発現例数が多く、全身

性反応の有害事象は、0.5 mL 接種より 0.25 mL 接種の発現率が高かったものの、有害事象発現

率の 95%信頼区間に差は認められなかった。。単独接種群と同時接種群別に分けた場合でも同

様の傾向であった。

治験期間中に発現した副反応を接種量別で集計した結果、全接種群の副反応の発現率は 0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)が 50.0%(20/40 例、71 件、33.8 - 66.2)、0.5 mL 接種(3 歳以

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上 13 歳未満)が 80.0%(32/40 例、216 件、64.4 - 90.9)であった。また、接種部位反応の副反

応は、0.25 mL 接種が 40.0%(16/40 例、64 件、24.9 - 56.7)、0.5 mL 接種が 72.5%(29/40 例、

201 件、56.1 - 85.4)、全身性反応の副反応は 0.25 mL 接種が 12.5%(5/40 例、7 件、4.2 - 26.8)、

0.5 mL 接種が 27.5%(11/40 例、15 件、14.6 - 43.9)であった。全接種群の接種部位反応及び全

身性反応はともに、0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種の発現例数が多かったものの、有害事象発現

率の 95%信頼区間に差は認められなかった。単独接種群と同時接種群別に分けた場合でも同様

の傾向であった。

全身性反応の有害事象の発現例が 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)より 0.25 mL 接種(6 ヵ

月以上 3 歳未満)で多かった理由として、治験実施期間中に流行していた流感が原因と思われ

る鼻漏、発熱、鼻咽頭炎が 0.5 mL 接種よりも 0.25 mL 接種に多く発現していたことによると考

えられた。これらを除いた有害事象は、副反応と同様、0.25 mL 接種より 0.5 mL 接種に多く発

現する傾向があった。

表 2.7.4.5.1.1-1 接種量別の有害事象及び副反応発現率(全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団接種回:全期間接種群 年齢区分 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

95%信頼区間 発現例数

発現率(%)

95%信頼区間

単独+同時 全体 接種部位+全身 80 69 86.3 76.7~92.9 399 52 65.0 53.5~75.3 287接種部位 45 56.3 44.7~67.3 265 45 56.3 44.7~67.3 265全身 52 65.0 53.5~75.3 134 16 20.0 11.9~30.4 22

6ヵ月以上3歳未満 接種部位+全身 40 33 82.5 67.2~92.7 147 20 50.0 33.8~66.2 71接種部位 16 40.0 24.9~56.7 64 16 40.0 24.9~56.7 64全身 29 72.5 56.1~85.4 83 5 12.5 4.2~26.8 7

3歳以上13歳未満 接種部位+全身 40 36 90.0 76.3~97.2 252 32 80.0 64.4~90.9 216接種部位 29 72.5 56.1~85.4 201 29 72.5 56.1~85.4 201全身 23 57.5 40.9~73.0 51 11 27.5 14.6~43.9 15

単独接種群 全体 接種部位+全身 40 34 85.0 70.2~94.3 139 26 65.0 48.3~79.4 94接種部位 22 55.0 38.5~70.7 79 22 55.0 38.5~70.7 79全身 25 62.5 45.8~77.3 60 10 25.0 12.7~41.2 15

6ヵ月以上3歳未満 接種部位+全身 20 17 85.0 62.1~96.8 48 9 45.0 23.1~68.5 16接種部位 7 35.0 15.4~59.2 12 7 35.0 15.4~59.2 12全身 14 70.0 45.7~88.1 36 3 15.0 3.2~37.9 4

3歳以上13歳未満 接種部位+全身 20 17 85.0 62.1~96.8 91 17 85.0 62.1~96.8 78接種部位 15 75.0 50.9~91.3 67 15 75.0 50.9~91.3 67全身 11 55.0 31.5~76.9 24 7 35.0 15.4~59.2 11

同時接種群 全体 接種部位+全身 40 35 87.5 73.2~95.8 260 26 65.0 48.3~79.4 193接種部位 23 57.5 40.9~73.0 186 23 57.5 40.9~73.0 186全身 27 67.5 50.9~81.4 74 6 15.0 5.7~29.8 7

6ヵ月以上3歳未満 接種部位+全身 20 16 80.0 56.3~94.3 99 11 55.0 31.5~76.9 55接種部位 9 45.0 23.1~68.5 52 9 45.0 23.1~68.5 52全身 15 75.0 50.9~91.3 47 2 10.0 1.2~31.7 3

3歳以上13歳未満 接種部位+全身 20 19 95.0 75.1~99.9 161 15 75.0 50.9~91.3 138接種部位 14 70.0 45.7~88.1 134 14 70.0 45.7~88.1 134全身 12 60.0 36.1~80.9 27 4 20.0 5.7~43.7 4

解析対象例数

2) 接種量別の有害事象及び副反応の症状別集計

治験期間中に発現した有害事象及び副反応の症状別集計をさらに接種量別で集計した結果を

表 2.7.4.5.1.1-2 - 表 2.7.4.5.1.1-5 に示す。

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0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)の単独接種、同時接種いずれかの群で発現率 10%以上の

全身性反応の有害事象は、全接種群で多い順に鼻漏、発熱、上気道の炎症、気管支炎、鼻咽頭

炎、倦怠感、インフルエンザであり、0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)は、鼻漏、倦怠感、頭

痛、発熱、インフルエンザ、気管支炎であった。

0.25 mL 接種の単独接種、同時接種いずれかの群で発現率 10%以上の全身性反応の副反応は、

鼻漏、倦怠感であり、0.5 mL 接種は、倦怠感、頭痛であった。

0.25 mL 接種の単独接種、同時接種いずれかの群で発現率 10%以上の接種部位の副反応は全接

種群で多い順に注射部位紅斑、注射部位腫脹、注射部位そう痒感、注射部位熱感、注射部位疼

痛であり、0.5 mL 接種では、注射部位紅斑、注射部位腫脹、注射部位そう痒感、注射部位疼痛、

注射部位熱感であった。

表 2.7.4.5.1.1-2 接種量別の有害事象の症状別集計(6ヵ月以上 3歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 40 20 20接種部位+全身 33 82.5 147 17 85.0 48 16 80.0 99接種部位 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52

全身障害および投与局所様態 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52注射部位紅斑 15 37.5 25 6 30.0 6 9 45.0 19注射部位腫脹 8 20.0 14 3 15.0 3 5 25.0 11注射部位そう痒感 6 15.0 13 2 10.0 2 4 20.0 11注射部位熱感 5 12.5 6 1 5.0 1 4 20.0 5注射部位疼痛 2 5.0 3 0 0.0 0 2 10.0 3注射部位硬結 1 2.5 3 0 0.0 0 1 5.0 3

全身 29 72.5 83 14 70.0 36 15 75.0 47眼障害 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1

結膜炎 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1胃腸障害 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1

下痢 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1嘔吐 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 15 37.5 23 8 40.0 15 7 35.0 8発熱 15 37.5 19 8 40.0 11 7 35.0 8倦怠感 4 10.0 4 4 20.0 4 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 11 27.5 14 6 30.0 7 5 25.0 7気管支炎 5 12.5 5 4 20.0 4 1 5.0 1鼻咽頭炎 5 12.5 5 1 5.0 1 4 20.0 4インフルエンザ 2 5.0 2 0 0.0 0 2 10.0 2突発性発疹 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0胃腸炎 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 25 62.5 43 11 55.0 13 14 70.0 30鼻漏 23 57.5 30 9 45.0 9 14 70.0 21上気道の炎症 10 25.0 11 3 15.0 3 7 35.0 8咳嗽 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1

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表 2.7.4.5.1.1-3 接種量別の有害事象の症状別集計(3歳以上 13 歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:3歳以上13歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 40 20 20接種部位+全身 36 90.0 252 17 85.0 91 19 95.0 161接種部位 29 72.5 201 15 75.0 67 14 70.0 134

全身障害および投与局所様態 29 72.5 201 15 75.0 67 14 70.0 134注射部位紅斑 26 65.0 55 13 65.0 20 13 65.0 35注射部位腫脹 20 50.0 45 9 45.0 16 11 55.0 29注射部位そう痒感 19 47.5 35 9 45.0 13 10 50.0 22注射部位疼痛 18 45.0 40 8 40.0 12 10 50.0 28注射部位熱感 11 27.5 24 4 20.0 6 7 35.0 18注射部位硬結 1 2.5 2 0 0.0 0 1 5.0 2

全身 23 57.5 51 11 55.0 24 12 60.0 27胃腸障害 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1

下痢 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1全身障害および投与局所様態 10 25.0 16 7 35.0 9 3 15.0 7

倦怠感 8 20.0 9 5 25.0 6 3 15.0 3発熱 6 15.0 7 3 15.0 3 3 15.0 4

感染症および寄生虫症 7 17.5 8 3 15.0 4 4 20.0 4インフルエンザ 5 12.5 5 3 15.0 3 2 10.0 2気管支炎 3 7.5 3 1 5.0 1 2 10.0 2

神経系障害 8 20.0 9 3 15.0 4 5 25.0 5頭痛 8 20.0 9 3 15.0 4 5 25.0 5

呼吸器、胸郭および縦隔障害 12 30.0 16 5 25.0 7 7 35.0 9鼻漏 11 27.5 14 4 20.0 5 7 35.0 9咳嗽 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0上気道の炎症 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1湿疹 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1

表 2.7.4.5.1.1-4 接種量別の副反応の症状別集計(6ヵ月以上 3歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 40 20 20接種部位+全身 20 50.0 71 9 45.0 16 11 55.0 55接種部位 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52

全身障害および投与局所様態 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52注射部位紅斑 15 37.5 25 6 30.0 6 9 45.0 19注射部位腫脹 8 20.0 14 3 15.0 3 5 25.0 11注射部位そう痒感 6 15.0 13 2 10.0 2 4 20.0 11注射部位熱感 5 12.5 6 1 5.0 1 4 20.0 5注射部位疼痛 2 5.0 3 0 0.0 0 2 10.0 3注射部位硬結 1 2.5 3 0 0.0 0 1 5.0 3

全身 5 12.5 7 3 15.0 4 2 10.0 3全身障害および投与局所様態 3 7.5 4 2 10.0 3 1 5.0 1

倦怠感 2 5.0 2 2 10.0 2 0 0.0 0発熱 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 3 7.5 3 1 5.0 1 2 10.0 2鼻漏 3 7.5 3 1 5.0 1 2 10.0 2

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表 2.7.4.5.1.1-5 接種量別の副反応の症状別集計(3歳以上 13 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:3歳以上13歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 40 20 20接種部位+全身 32 80.0 216 17 85.0 78 15 75.0 138接種部位 29 72.5 201 15 75.0 67 14 70.0 134

全身障害および投与局所様態 29 72.5 201 15 75.0 67 14 70.0 134注射部位紅斑 26 65.0 55 13 65.0 20 13 65.0 35注射部位腫脹 20 50.0 45 9 45.0 16 11 55.0 29注射部位そう痒感 19 47.5 35 9 45.0 13 10 50.0 22注射部位疼痛 18 45.0 40 8 40.0 12 10 50.0 28注射部位熱感 11 27.5 24 4 20.0 6 7 35.0 18注射部位硬結 1 2.5 2 0 0.0 0 1 5.0 2

全身 11 27.5 15 7 35.0 11 4 20.0 4全身障害および投与局所様態 7 17.5 8 5 25.0 6 2 10.0 2

倦怠感 5 12.5 6 4 20.0 5 1 5.0 1発熱 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1

神経系障害 3 7.5 4 2 10.0 3 1 5.0 1頭痛 3 7.5 4 2 10.0 3 1 5.0 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 3 7.5 3 2 10.0 2 1 5.0 1鼻漏 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1咳嗽 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

1) 接種量別の有害事象及び副反応発現率

治験期間中に発現した有害事象及び副反応を接種量別で集計した結果を表 2.7.4.5.1.1-6 に

示す。

治験期間中に発現した有害事象を接種量別で集計した結果、有害事象の発現率は、治験薬 0.25

mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)では、76.7%(23/30 例、108 件、95%信頼区間:57.7 - 90.1、

以下同様)、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)では、93.3%(28/30 例、219 件、77.9 - 99.2)

であった。また、接種部位反応は、治験薬 0.25 mL 接種では、36.7%(11/30 例、49 件、19.9 - 56.1)、

治験薬 0.5 mL 接種では、93.3%(28/30 例、177 件、77.9 - 99.2)、全身性反応は治験薬 0.25 mL

接種では、73.3%(22/30 例、59 件、54.1 - 87.7)、治験薬 0.5 mL 接種では、70.0%(21/30 例、

42 件、50.6 - 85.3)であった。

副反応の発現率は、治験薬 0.25 mL 接種では、53.3%(16/30 例、71 件、34.3 - 71.7)、治験薬

0.5 mL 接種では、93.3%(28/30 例、197 件、77.9 - 99.2)であった。また、接種部位反応は、治

験薬 0.25 mL 接種では、36.7%(11/30 例、49 件、19.9 - 56.1)、治験薬 0.5 mL 接種では、93.3%

(28/30 例、177 件、77.9 - 99.2)であり、全身性反応は治験薬 0.25 mL 接種では、46.7%(14/30

例、22 件、28.3 - 65.7)、治験薬 0.5 mL 接種では、53.3%(16/30 例、20 件、34.3 - 71.7)であっ

た。

接種部位反応と全身性反応を含む全体の副反応、接種部位反応の有害事象及び副反応につい

ては、発現率の 95%信頼区間で接種量による差が認められ、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3

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歳未満)よりも 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)の方が高い発現率を示した。

表 2.7.4.5.1.1-6 接種量別の有害事象及び副反応発現率(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団接種回:全期間用量 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

全体 接種部位+全身 60 51 85.0 73.4~92.9 327 44 73.3 60.3~83.9 268接種部位 39 65.0 51.6~76.9 226 39 65.0 51.6~76.9 226全身 43 71.7 58.6~82.5 101 30 50.0 36.8~63.2 42

0.25mL 接種部位+全身 30 23 76.7 57.7~90.1 108 16 53.3 34.3~71.7 71(6ヵ月以上 接種部位 11 36.7 19.9~56.1 49 11 36.7 19.9~56.1 493歳未満) 全身 22 73.3 54.1~87.7 59 14 46.7 28.3~65.7 220.5mL 接種部位+全身 30 28 93.3 77.9~99.2 219 28 93.3 77.9~99.2 197(3歳以上 接種部位 28 93.3 77.9~99.2 177 28 93.3 77.9~99.2 17713歳未満) 全身 21 70.0 50.6~85.3 42 16 53.3 34.3~71.7 20

解析対象例数

2) 接種量別の有害事象及び副反応の症状別集計

治験期間中に発現した有害事象の症状別集計をさらに接種量別で集計した結果を表

2.7.4.5.1.1-7 に示す。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)での発現率 10%以上の有害事象は、接種部位反応

では、注射部位紅斑 36.7%(11/30 例)、注射部位熱感 16.7%(5/30 例)、注射部位硬結 16.7%(5/30

例)、注射部位腫脹 13.3%(4/30 例)、注射部位疼痛 13.3%(4/30 例)、注射部位そう痒感 10.0%

(3/30 例)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎 43.3%(13/30 例)、鼻漏 20.0%(6/30 例)、節足

物刺傷 13.3%(4/30 例)、上気道の炎症 13.3%(4/30 例)、湿疹 13.3%(4/30 例)、咽頭炎 10.0%

(3/30 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」、「傷害、中毒および処置合併症」、「皮膚および皮下組織障害」に

分類される有害事象であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)での発現率 10%以上の有害事象は、接種部位反応で

は、注射部位紅斑 83.3%(25/30 例)、注射部位熱感 70.0%(21/30 例)、注射部位腫脹 63.3%(19/30

例)、注射部位疼痛 60.0%(18/30 例)、注射部位そう痒感 50.0%(15/30 例)、注射部位硬結 36.7%

(11/30 例)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎 36.7%(11/30 例)、鼻漏 26.7%(8/30 例)、倦

怠感 10.0%(3/30 例)、頭痛 10.0%(3/30 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」、「神経系障害」に分類される有害事象であった。

いずれかの接種量群で 10%以上発現した有害事象は、接種部位反応では、注射部位紅斑(治

験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 36.7%、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)

で 83.3%、以下同様)、注射部位熱感(16.7%、70.0%)、注射部位腫脹(13.3%、63.3%)、注射

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部位疼痛(13.3%、60.0%)、注射部位そう痒感(10.0%、50.0%)、注射部位硬結(16.7%、36.7%)

であり、全身性反応では、倦怠感(3.3%、10.0%)、鼻咽頭炎(43.3%、36.7%)、咽頭炎(10.0%、

0.0%)、節足動物刺傷(13.3%、3.3%)、頭痛(0.0%、10.0%)、鼻漏(20.0%、26.7%)、上気

道の炎症(13.3%、0.0%)、湿疹(13.3%、0.0%)であった。

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表 2.7.4.5.1.1-7 接種量別の有害事象の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 51 85.0 327 23 76.7 108 28 93.3 219接種部位 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177

一般・全身障害および投与部位の状態 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177注射部位紅斑 36 60.0 55 11 36.7 15 25 83.3 40注射部位熱感 26 43.3 43 5 16.7 8 21 70.0 35注射部位腫脹 23 38.3 41 4 13.3 7 19 63.3 34注射部位疼痛 22 36.7 36 4 13.3 6 18 60.0 30注射部位そう痒感 18 30.0 26 3 10.0 4 15 50.0 22注射部位硬結 16 26.7 21 5 16.7 7 11 36.7 14注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2注射部位蒼白 1 1.7 2 1 3.3 2 0 0.0 0

全身 43 71.7 101 22 73.3 59 21 70.0 42胃腸障害 8 13.3 8 3 10.0 3 5 16.7 5

下痢 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1歯肉腫脹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0悪心 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1口内炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

一般・全身障害および投与部位の状態 6 10.0 7 3 10.0 4 3 10.0 3倦怠感 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3発熱 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0血管穿刺部位血腫 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 32 53.3 43 18 60.0 25 14 46.7 18鼻咽頭炎 24 40.0 26 13 43.3 13 11 36.7 13気管支炎 4 6.7 4 2 6.7 2 2 6.7 2ウイルス性胃腸炎 3 5.0 4 2 6.7 3 1 3.3 1咽頭炎 3 5.0 4 3 10.0 4 0 0.0 0胃腸炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0ムンプス 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1ウイルス性腸炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

傷害、中毒および処置合併症 6 10.0 7 4 13.3 5 2 6.7 2節足動物刺傷 5 8.3 5 4 13.3 4 1 3.3 1結膜擦過傷 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1歯の完全脱臼 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

代謝および栄養障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

神経系障害 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3傾眠 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 20 33.3 22 10 33.3 12 10 33.3 10鼻漏 14 23.3 14 6 20.0 6 8 26.7 8上気道の炎症 4 6.7 4 4 13.3 4 0 0.0 0喘息 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2咳嗽 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0誤嚥性肺炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害 8 13.3 9 8 26.7 9 0 0.0 0湿疹 4 6.7 4 4 13.3 4 0 0.0 0おむつ皮膚炎 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0接触性皮膚炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0皮脂欠乏性湿疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

治験期間中に発現した副反応の症状別集計をさらに接種量別で集計した結果を表

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page85

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 86

2.7.4.5.1.1-8 に示す。

全体での発現率 10%以上の発現頻度が高い副反応は、接種部位反応では、注射部位紅斑 60.0%

(36/60 例)、注射部位熱感 43.3%(26/60 例)、注射部位腫脹 38.3%(23/60 例)、注射部位疼痛

36.7%(22/60 例)、注射部位そう痒感 30.0%(18/60 例)、注射部位硬結 26.7%(16/60 例)、全

身性反応では、鼻咽頭炎 15.0%(9/60 例)、鼻漏 13.3%(8/60 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」に分類される副反応であった。

治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)での発現率 10%以上の副反応は、接種部位反応で

は、注射部位紅斑 36.7%(11/30 例)、注射部位熱感 16.7%(5/30 例)、注射部位硬結 16.7%(5/30

例)、注射部位腫脹 13.3%(4/30 例)、注射部位疼痛 13.3%(4/30 例)、注射部位そう痒感 10.0%

(3/30 例)であり、全身性反応では、鼻咽頭炎 16.7%(5/30 例)、鼻漏 10.0%(3/30 例)であっ

た。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」に分類される有害事象であった。

治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)での発現率 10%以上の副反応は、接種部位反応では、

注射部位紅斑 83.3%(25/30 例)、注射部位熱感 70.0%(21/30 例)、注射部位腫脹 63.3%(19/30

例)、注射部位疼痛 60.0%(18/30 例)、注射部位そう痒感 50.0%(15/30 例)、注射部位硬結 36.7%

(11/30 例)であり、全身性反応では、鼻漏 16.7%(5/30 例)、鼻咽頭炎 13.3%(4/30 例)、倦怠

感 10.0%(3/30 例)、頭痛 10.0%(3/30 例)であった。

これらは SOC では、「一般・全身障害および投与部位の状態」、「感染症および寄生虫症」、「呼

吸器、胸郭および縦隔障害」、「神経系障害」に分類される有害事象であった。

いずれかの接種量群で 10%以上発現した副反応は、接種部位反応では、注射部位紅斑(治験

薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)で 36.7%、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)で

83.3%、以下同様)、注射部位熱感(16.7%、70.0%)、注射部位腫脹(13.3%、63.3%)、注射部

位疼痛(13.3%、60.0%)、注射部位そう痒感(10.0%、50.0%)、注射部位硬結(16.7%、36.7%)

であり、全身性反応では、倦怠感(3.3%、10.0%)、鼻咽頭炎(16.7%、13.3%)、頭痛(0.0%、

10.0%)、鼻漏(10.0%、16.7%)であった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page86

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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表 2.7.4.5.1.1-8 接種量別の副反応の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 44 73.3 268 16 53.3 71 28 93.3 197接種部位 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177

一般・全身障害および投与部位の状態 39 65.0 226 11 36.7 49 28 93.3 177注射部位紅斑 36 60.0 55 11 36.7 15 25 83.3 40注射部位熱感 26 43.3 43 5 16.7 8 21 70.0 35注射部位腫脹 23 38.3 41 4 13.3 7 19 63.3 34注射部位疼痛 22 36.7 36 4 13.3 6 18 60.0 30注射部位そう痒感 18 30.0 26 3 10.0 4 15 50.0 22注射部位硬結 16 26.7 21 5 16.7 7 11 36.7 14注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2注射部位蒼白 1 1.7 2 1 3.3 2 0 0.0 0

全身 30 50.0 42 14 46.7 22 16 53.3 20胃腸障害 5 8.3 5 2 6.7 2 3 10.0 3

下痢 3 5.0 3 2 6.7 2 1 3.3 1腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

一般・全身障害および投与部位の状態 6 10.0 6 3 10.0 3 3 10.0 3倦怠感 4 6.7 4 1 3.3 1 3 10.0 3発熱 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 13 21.7 14 9 30.0 10 4 13.3 4鼻咽頭炎 9 15.0 9 5 16.7 5 4 13.3 4ウイルス性胃腸炎 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0気管支炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

代謝および栄養障害 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

神経系障害 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3

呼吸器、胸郭および縦隔障害 11 18.3 11 5 16.7 5 6 20.0 6鼻漏 8 13.3 8 3 10.0 3 5 16.7 5上気道の炎症 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0喘息 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

皮膚および皮下組織障害 2 3.3 2 2 6.7 2 0 0.0 0湿疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

2.7.4.5.1.2 年齢区分別の有害事象発現率

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

年齢全体を 6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満に分類した有害事象

及び副反応の集計結果を表 2.7.4.5.1.2-1 に、6 ヵ月以上 1 歳未満の有害事象及び副反応の集

計結果を表 2.7.4.5.1.2-2 に示す。

治験期間中に発現した有害事象を 6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未

満で集計した結果、全接種群、単独接種群及び同時接種群の有害事象の発現例数は、6 ヵ月以

上 3 歳未満でそれぞれ 82.5%(33/40 例)、85.0%(17/20 例)、80.0%(16/20 例)、3 歳以上 6

歳未満でそれぞれ 100.0%(15/15 例)、100.0%(6/6 例)、100.0%(9/9 例)、6 歳以上 13 歳

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未満でそれぞれ 84.0%(21/25 例)、78.6%(11/14 例)、90.9%(10/11 例)であった。そのう

ち、接種部位反応の有害事象は、6 ヵ月以上 3 歳未満でそれぞれ 40.0%(16/40 例)、35.0%(7/20

例)、45.0%(9/20 例)、3 歳以上 6 歳未満でそれぞれ 73.3%(11/15 例)、83.3%(5/6 例)、

66.7%(6/9 例)、6 歳以上 13 歳未満でそれぞれ 72.0%(18/25 例)、71.4%(10/14 例)、72.7%

(8/11 例)であり、全身性反応の有害事象は 6 ヵ月以上 3 歳未満でそれぞれ 72.5%(29/40 例)、

70.0%(14/20 例)、75.0%(15/20 例)、3 歳以上 6 歳未満でそれぞれ 60.0%(9/15 例)、50.0%

(3/6 例)、66.7%(6/9 例)、6 歳以上 13 歳未満でそれぞれ 56.0%(14/25 例)、57.1%(8/14

例)、54.5%(6/11 例)であった。

治験期間中に発現した副反応を 6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満

で集計した結果、全接種群、単独接種群及び同時接種群の副反応の発現例数は、6 ヵ月以上 3

歳未満でそれぞれ 50.0%(20/40 例)、45.0%(9/20 例)、55.0%(11/20 例)、3 歳以上 6 歳未

満でそれぞれ 80.0%(12/15 例)、100.0%(6/6 例)、66.7%(6/9 例)、6 歳以上 13 歳未満で

それぞれ 80.0%(20/25 例)、78.6%(11/14 例)、81.8%(9/11 例)であった。そのうち、接種

部位反応の副反応は、6 ヵ月以上 3 歳未満でそれぞれ 40.0%(16/40 例)、35.0%(7/20 例)、

45.0%(9/20 例)、3 歳以上 6 歳未満でそれぞれ 73.3%(11/15 例)、83.3%(5/6 例)、66.7%

(6/9 例)、6 歳以上 13 歳未満でそれぞれ 72.0%(18/25 例)、71.4%(10/14 例)、72.7%(8/11

例)、であり、全身性反応の副反応は 6 ヵ月以上 3 歳未満でそれぞれ 12.5%(5/40 例)、15.0%

(3/20 例)、10.0%(2/20 例)、3 歳以上 6 歳未満でそれぞれ 13.3%(2/15 例)、33.3%(2/6

例)、0.0%(0/9 例)、6 歳以上 13 歳未満でそれぞれ 36.0%(9/25 例)、35.7%(5/14 例)、

36.4%(4/11 例)であった。接種部位反応の有害事象は、6 ヵ月以上 3 歳未満より 3 歳以上 6 歳

未満、6 歳以上 13 歳未満の発現例数が多く、全身性反応の有害事象は、3 歳以上 6 歳未満、6

歳以上 13 歳未満より 6 ヵ月以上 3 歳未満の発現例数が多かった。また、接種部位反応の副反応

は、6 ヵ月以上 3 歳未満より 3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の発現例数が多く、全身性

反応の副反応は、6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満より 6 歳以上 13 歳未満の発現例数が

多かった。

「6 ヵ月以上 3 歳未満」「3 歳以上 6 歳未満」及び「6 歳以上 13 歳未満」の年齢区分における

部分集団間で接種部位反応及び全身性反応の発現例数に差異がみられたものの、各年齢群間で

有害事象及び副反応発現率の 95%信頼区間に差は認められなかった。単独接種群、同時接種群

においても同様であった。

全身性反応の有害事象の発現例が 3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満より 6 ヵ月以上 3 歳

未満で多かった理由として、治験実施期間中に流行していた流感が原因と思われる鼻漏、発熱、

鼻咽頭炎が 3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満よりも 6 ヵ月以上 3 歳未満に多く発現してい

たことによると考えられた。

6 ヵ月以上 1 歳未満における有害事象の発現例数は、全接種群 77.8%(7/9 例)、単独接種群

80.0%(4/5 例)、同時接種群 75.0%(3/4 例)であった。そのうち、接種部位反応はそれぞれ

33.3%(3/9 例)、40.0%(2/5 例)、25.0%(1/4 例)であり、全身性反応はそれぞれ 77.8%(7/9

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page88

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 89

例)、80.0%(4/5 例)、75.0%(3/4 例)であった。

6 ヵ月以上 1 歳未満における副反応の発現例数は、全接種群 55.6%(5/9 例)、単独接種群 60.0%

(3/5 例)、同時接種群 50.0%(2/4 例)であった。そのうち、接種部位反応はそれぞれ 33.3%

(3/9 例)、40.0%(2/5 例)、25.0%(1/4 例)であり、全身性反応はそれぞれ 22.2%(2/9 例)、

20.0%(1/5 例)、25.0%(1/4 例)であった。

有害事象発現率及び副反応発現率は、いずれの接種群においても、6 ヵ月以上 1 歳未満と 6 ヵ

月以上 3 歳未満でほぼ同じであった。有害事象を接種部位反応と全身性反応に分けた場合にお

いても同様であった。

表 2.7.4.5.1.2-1 年齢区分別の有害事象及び副反応発現率(6ヵ月以上 3歳未満、3歳以上 6歳

未満、6歳以上 13 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団

接種回:全期間

接種群 年齢区分 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数

発現

例数

発現率

(%)

95%信頼区間 発現

例数

発現率

(%)

95%信頼区間

単独+同時 全体 接種部位+全身 80 69 86.3 76.7~92.9 399 52 65.0 53.5~75.3 287

接種部位 45 56.3 44.7~67.3 265 45 56.3 44.7~67.3 265

全身 52 65.0 53.5~75.3 134 16 20.0 11.9~30.4 22

6ヵ月以上3歳未満 接種部位+全身 40 33 82.5 67.2~92.7 147 20 50.0 33.8~66.2 71

接種部位 16 40.0 24.9~56.7 64 16 40.0 24.9~56.7 64

全身 29 72.5 56.1~85.4 83 5 12.5 4.2~26.8 7

3歳以上6歳未満 接種部位+全身 15 15 100.0 78.2~100.0 90 12 80.0 51.9~95.7 75

接種部位 11 73.3 44.9~92.2 73 11 73.3 44.9~92.2 73

全身 9 60.0 32.3~83.7 17 2 13.3 1.7~40.5 2

6歳以上13歳未満 接種部位+全身 25 21 84.0 63.9~95.5 162 20 80.0 59.3~93.2 141

接種部位 18 72.0 50.6~87.9 128 18 72.0 50.6~87.9 128

全身 14 56.0 34.9~75.6 34 9 36.0 18.0~57.5 13

単独接種群 全体 接種部位+全身 40 34 85.0 70.2~94.3 139 26 65.0 48.3~79.4 94

接種部位 22 55.0 38.5~70.7 79 22 55.0 38.5~70.7 79

全身 25 62.5 45.8~77.3 60 10 25.0 12.7~41.2 15

6ヵ月以上3歳未満 接種部位+全身 20 17 85.0 62.1~96.8 48 9 45.0 23.1~68.5 16

接種部位 7 35.0 15.4~59.2 12 7 35.0 15.4~59.2 12

全身 14 70.0 45.7~88.1 36 3 15.0 3.2~37.9 4

3歳以上6歳未満 接種部位+全身 6 6 100.0 54.1~100.0 32 6 100.0 54.1~100.0 29

接種部位 5 83.3 35.9~99.6 27 5 83.3 35.9~99.6 27

全身 3 50.0 11.8~88.2 5 2 33.3 4.3~77.7 2

6歳以上13歳未満 接種部位+全身 14 11 78.6 49.2~95.3 59 11 78.6 49.2~95.3 49

接種部位 10 71.4 41.9~91.6 40 10 71.4 41.9~91.6 40

全身 8 57.1 28.9~82.3 19 5 35.7 12.8~64.9 9

同時接種群 全体 接種部位+全身 40 35 87.5 73.2~95.8 260 26 65.0 48.3~79.4 193

接種部位 23 57.5 40.9~73.0 186 23 57.5 40.9~73.0 186

全身 27 67.5 50.9~81.4 74 6 15.0 5.7~29.8 7

6ヵ月以上3歳未満 接種部位+全身 20 16 80.0 56.3~94.3 99 11 55.0 31.5~76.9 55

接種部位 9 45.0 23.1~68.5 52 9 45.0 23.1~68.5 52

全身 15 75.0 50.9~91.3 47 2 10.0 1.2~31.7 3

3歳以上6歳未満 接種部位+全身 9 9 100.0 66.4~100.0 58 6 66.7 29.9~92.5 46

接種部位 6 66.7 29.9~92.5 46 6 66.7 29.9~92.5 46

全身 6 66.7 29.9~92.5 12 0 0.0 0.0~33.6 0

6歳以上13歳未満 接種部位+全身 11 10 90.9 58.7~99.8 103 9 81.8 48.2~97.7 92

接種部位 8 72.7 39.0~94.0 88 8 72.7 39.0~94.0 88

全身 6 54.5 23.4~83.3 15 4 36.4 10.9~69.2 4

解析

対象

例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page89

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 90

表 2.7.4.5.1.2-2 年齢区分別の有害事象及び副反応発現率(6 ヵ月以上 1 歳未満、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団

接種回:全期間

接種群 年齢区分 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数

発現

例数

発現率

(%)

95%信頼区間 発現

例数

発現率

(%)

95%信頼区間

単独+同時 全体 接種部位+全身 80 69 86.3 76.7~92.9 399 52 65.0 53.5~75.3 287

接種部位 45 56.3 44.7~67.3 265 45 56.3 44.7~67.3 265

全身 52 65.0 53.5~75.3 134 16 20.0 11.9~30.4 22

6ヵ月以上1歳未満 接種部位+全身 9 7 77.8 40.0~97.2 25 5 55.6 21.2~86.3 5

接種部位 3 33.3 7.5~70.1 3 3 33.3 7.5~70.1 3

全身 7 77.8 40.0~97.2 22 2 22.2 2.8~60.0 2

単独接種群 全体 接種部位+全身 40 34 85.0 70.2~94.3 139 26 65.0 48.3~79.4 94

接種部位 22 55.0 38.5~70.7 79 22 55.0 38.5~70.7 79

全身 25 62.5 45.8~77.3 60 10 25.0 12.7~41.2 15

6ヵ月以上1歳未満 接種部位+全身 5 4 80.0 28.4~99.5 10 3 60.0 14.7~94.7 3

接種部位 2 40.0 5.3~85.3 2 2 40.0 5.3~85.3 2

全身 4 80.0 28.4~99.5 8 1 20.0 0.5~71.6 1

同時接種群 全体 接種部位+全身 40 35 87.5 73.2~95.8 260 26 65.0 48.3~79.4 193

接種部位 23 57.5 40.9~73.0 186 23 57.5 40.9~73.0 186

全身 27 67.5 50.9~81.4 74 6 15.0 5.7~29.8 7

6ヵ月以上1歳未満 接種部位+全身 4 3 75.0 19.4~99.4 15 2 50.0 6.8~93.2 2

接種部位 1 25.0 0.6~80.6 1 1 25.0 0.6~80.6 1

全身 3 75.0 19.4~99.4 14 1 25.0 0.6~80.6 1

解析

対象

例数

治験期間中に発現した有害事象及び副反応の症状別集計をさらに接種量/年齢区分別で集計

した結果を表 2.7.4.5.1.2-3 - 表 2.7.4.5.1.2-10 に示す。

6 ヵ月以上 3 歳未満(0.25 mL 接種)の単独接種、同時接種いずれかの群で発現率 10%以上の

全身性反応の有害事象は、全接種群で多い順に鼻漏、発熱、上気道の炎症、気管支炎、鼻咽頭

炎、倦怠感、インフルエンザであり、3 歳以上 6 歳未満(0.5 mL 接種)は、鼻漏、発熱、上気

道の炎症、下痢、倦怠感、頭痛、湿疹、6 歳以上 13 歳未満(0.5 mL 接種)は、倦怠感、頭痛、

インフルエンザ、鼻漏、発熱、気管支炎であった。

6 ヵ月以上 3 歳未満(0.25 mL 接種)の単独接種、同時接種いずれかの群で発現率 10%以上の

全身性反応の副反応は、多い順に鼻漏、倦怠感であり、3 歳以上 6 歳未満(0.5 mL 接種)は、

鼻漏、発熱で、6 歳以上 13 歳未満(0.5 mL 接種)は、倦怠感、頭痛であった。

6 ヵ月以上 3 歳未満(0.25 mL 接種)の単独接種、同時接種いずれかの群で発現率 10%以上の

接種部位の有害事象、副反応は、ともに全接種群で多い順に注射部位紅斑、注射部位腫脹、注

射部位そう痒感、注射部位熱感、注射部位疼痛であり、3 歳以上 6 歳未満(0.5 mL 接種)では、

注射部位紅斑、注射部位腫脹、注射部位そう痒感、注射部位疼痛、注射部位熱感で、6 歳以上

13 歳未満(0.5 mL 接種)では、注射部位紅斑、注射部位腫脹、注射部位そう痒感、注射部位疼

痛、注射部位熱感であった。

なお、6 ヵ月以上 1 歳未満(0.25 mL 接種)の単独接種、同時接種いずれかの群で発現率 10%

以上の全身性反応の有害事象は、全接種群で多い順に鼻漏、発熱、上気道の炎症、鼻咽頭炎、

咳嗽、下痢であり、全身性反応の副反応は、鼻漏であった。接種部位の有害事象、副反応は、

ともに注射部位紅斑のみであった。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 91

表 2.7.4.5.1.2-3 有害事象の症状別集計(6ヵ月以上 3歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 40 20 20接種部位+全身 33 82.5 147 17 85.0 48 16 80.0 99接種部位 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52

全身障害および投与局所様態 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52注射部位紅斑 15 37.5 25 6 30.0 6 9 45.0 19注射部位腫脹 8 20.0 14 3 15.0 3 5 25.0 11注射部位そう痒感 6 15.0 13 2 10.0 2 4 20.0 11注射部位熱感 5 12.5 6 1 5.0 1 4 20.0 5注射部位疼痛 2 5.0 3 0 0.0 0 2 10.0 3注射部位硬結 1 2.5 3 0 0.0 0 1 5.0 3

全身 29 72.5 83 14 70.0 36 15 75.0 47眼障害 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1

結膜炎 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1胃腸障害 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1

下痢 1 2.5 1 0 0.0 0 1 5.0 1嘔吐 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0

全身障害および投与局所様態 15 37.5 23 8 40.0 15 7 35.0 8発熱 15 37.5 19 8 40.0 11 7 35.0 8倦怠感 4 10.0 4 4 20.0 4 0 0.0 0

感染症および寄生虫症 11 27.5 14 6 30.0 7 5 25.0 7気管支炎 5 12.5 5 4 20.0 4 1 5.0 1鼻咽頭炎 5 12.5 5 1 5.0 1 4 20.0 4インフルエンザ 2 5.0 2 0 0.0 0 2 10.0 2突発性発疹 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0胃腸炎 1 2.5 1 1 5.0 1 0 0.0 0

呼吸器、胸郭および縦隔障害 25 62.5 43 11 55.0 13 14 70.0 30鼻漏 23 57.5 30 9 45.0 9 14 70.0 21上気道の炎症 10 25.0 11 3 15.0 3 7 35.0 8咳嗽 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1

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Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 92

表 2.7.4.5.1.2-4 有害事象の症状別集計(3歳以上 6歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:3歳以上6歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 15 6 9接種部位+全身 15 100.0 90 6 100.0 32 9 100.0 58接種部位 11 73.3 73 5 83.3 27 6 66.7 46

全身障害および投与局所様態 11 73.3 73 5 83.3 27 6 66.7 46注射部位紅斑 11 73.3 22 5 83.3 8 6 66.7 14注射部位腫脹 8 53.3 16 3 50.0 6 5 55.6 10注射部位そう痒感 7 46.7 12 3 50.0 5 4 44.4 7注射部位疼痛 6 40.0 13 2 33.3 4 4 44.4 9注射部位熱感 4 26.7 10 2 33.3 4 2 22.2 6

全身 9 60.0 17 3 50.0 5 6 66.7 12胃腸障害 1 6.7 1 0 0.0 0 1 11.1 1

下痢 1 6.7 1 0 0.0 0 1 11.1 1全身障害および投与局所様態 3 20.0 4 2 33.3 2 1 11.1 2

発熱 3 20.0 3 2 33.3 2 1 11.1 1倦怠感 1 6.7 1 0 0.0 0 1 11.1 1

神経系障害 1 6.7 1 0 0.0 0 1 11.1 1頭痛 1 6.7 1 0 0.0 0 1 11.1 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 7 46.7 10 2 33.3 3 5 55.6 7鼻漏 7 46.7 9 2 33.3 2 5 55.6 7上気道の炎症 1 6.7 1 1 16.7 1 0 0.0 0

皮膚および皮下組織障害 1 6.7 1 0 0.0 0 1 11.1 1湿疹 1 6.7 1 0 0.0 0 1 11.1 1

表 2.7.4.5.1.2-5 有害事象の症状別集計(6歳以上 13 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:6歳以上13歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 25 14 11接種部位+全身 21 84.0 162 11 78.6 59 10 90.9 103接種部位 18 72.0 128 10 71.4 40 8 72.7 88

全身障害および投与局所様態 18 72.0 128 10 71.4 40 8 72.7 88注射部位紅斑 15 60.0 33 8 57.1 12 7 63.6 21注射部位疼痛 12 48.0 27 6 42.9 8 6 54.5 19注射部位そう痒感 12 48.0 23 6 42.9 8 6 54.5 15注射部位腫脹 12 48.0 29 6 42.9 10 6 54.5 19注射部位熱感 7 28.0 14 2 14.3 2 5 45.5 12注射部位硬結 1 4.0 2 0 0.0 0 1 9.1 2

全身 14 56.0 34 8 57.1 19 6 54.5 15全身障害および投与局所様態 7 28.0 12 5 35.7 7 2 18.2 5

倦怠感 7 28.0 8 5 35.7 6 2 18.2 2発熱 3 12.0 4 1 7.1 1 2 18.2 3

感染症および寄生虫症 7 28.0 8 3 21.4 4 4 36.4 4インフルエンザ 5 20.0 5 3 21.4 3 2 18.2 2気管支炎 3 12.0 3 1 7.1 1 2 18.2 2

神経系障害 7 28.0 8 3 21.4 4 4 36.4 4頭痛 7 28.0 8 3 21.4 4 4 36.4 4

呼吸器、胸郭および縦隔障害 5 20.0 6 3 21.4 4 2 18.2 2鼻漏 4 16.0 5 2 14.3 3 2 18.2 2咳嗽 1 4.0 1 1 7.1 1 0 0.0 0

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表 2.7.4.5.1.2-6 副反応の症状別集計(6ヵ月以上 3歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 40 20 20接種部位+全身 20 50.0 71 9 45.0 16 11 55.0 55接種部位 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52

全身障害および投与局所様態 16 40.0 64 7 35.0 12 9 45.0 52注射部位紅斑 15 37.5 25 6 30.0 6 9 45.0 19注射部位腫脹 8 20.0 14 3 15.0 3 5 25.0 11注射部位そう痒感 6 15.0 13 2 10.0 2 4 20.0 11注射部位熱感 5 12.5 6 1 5.0 1 4 20.0 5注射部位疼痛 2 5.0 3 0 0.0 0 2 10.0 3注射部位硬結 1 2.5 3 0 0.0 0 1 5.0 3

全身 5 12.5 7 3 15.0 4 2 10.0 3全身障害および投与局所様態 3 7.5 4 2 10.0 3 1 5.0 1

倦怠感 2 5.0 2 2 10.0 2 0 0.0 0発熱 2 5.0 2 1 5.0 1 1 5.0 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 3 7.5 3 1 5.0 1 2 10.0 2鼻漏 3 7.5 3 1 5.0 1 2 10.0 2

表 2.7.4.5.1.2-7 副反応の症状別集計(3歳以上 6歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:3歳以上6歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 15 6 9接種部位+全身 12 80.0 75 6 100.0 29 6 66.7 46接種部位 11 73.3 73 5 83.3 27 6 66.7 46

全身障害および投与局所様態 11 73.3 73 5 83.3 27 6 66.7 46注射部位紅斑 11 73.3 22 5 83.3 8 6 66.7 14注射部位腫脹 8 53.3 16 3 50.0 6 5 55.6 10注射部位そう痒感 7 46.7 12 3 50.0 5 4 44.4 7注射部位疼痛 6 40.0 13 2 33.3 4 4 44.4 9注射部位熱感 4 26.7 10 2 33.3 4 2 22.2 6

全身 2 13.3 2 2 33.3 2 0 0.0 0全身障害および投与局所様態 1 6.7 1 1 16.7 1 0 0.0 0

発熱 1 6.7 1 1 16.7 1 0 0.0 0呼吸器、胸郭および縦隔障害 1 6.7 1 1 16.7 1 0 0.0 0

鼻漏 1 6.7 1 1 16.7 1 0 0.0 0

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 94

表 2.7.4.5.1.2-8 副反応の症状別集計(6歳以上 13 歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:6歳以上13歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 25 14 11接種部位+全身 20 80.0 141 11 78.6 49 9 81.8 92接種部位 18 72.0 128 10 71.4 40 8 72.7 88

全身障害および投与局所様態 18 72.0 128 10 71.4 40 8 72.7 88注射部位紅斑 15 60.0 33 8 57.1 12 7 63.6 21注射部位疼痛 12 48.0 27 6 42.9 8 6 54.5 19注射部位そう痒感 12 48.0 23 6 42.9 8 6 54.5 15注射部位腫脹 12 48.0 29 6 42.9 10 6 54.5 19注射部位熱感 7 28.0 14 2 14.3 2 5 45.5 12注射部位硬結 1 4.0 2 0 0.0 0 1 9.1 2

全身 9 36.0 13 5 35.7 9 4 36.4 4全身障害および投与局所様態 6 24.0 7 4 28.6 5 2 18.2 2

倦怠感 5 20.0 6 4 28.6 5 1 9.1 1発熱 1 4.0 1 0 0.0 0 1 9.1 1

神経系障害 3 12.0 4 2 14.3 3 1 9.1 1頭痛 3 12.0 4 2 14.3 3 1 9.1 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 2 8.0 2 1 7.1 1 1 9.1 1咳嗽 1 4.0 1 1 7.1 1 0 0.0 0鼻漏 1 4.0 1 0 0.0 0 1 9.1 1

表 2.7.4.5.1.2-9 有害事象の症状別集計(6ヵ月以上 1歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間 年齢区分:6ヵ月以上1歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 9 5 4接種部位+全身 7 77.8 25 4 80.0 10 3 75.0 15接種部位 3 33.3 3 2 40.0 2 1 25.0 1

全身障害および投与局所様態 3 33.3 3 2 40.0 2 1 25.0 1注射部位紅斑 3 33.3 3 2 40.0 2 1 25.0 1

全身 7 77.8 22 4 80.0 8 3 75.0 14胃腸障害 1 11.1 1 0 0.0 0 1 25.0 1

下痢 1 11.1 1 0 0.0 0 1 25.0 1全身障害および投与局所様態 4 44.4 6 2 40.0 3 2 50.0 3

発熱 4 44.4 6 2 40.0 3 2 50.0 3感染症および寄生虫症 2 22.2 2 1 20.0 1 1 25.0 1

鼻咽頭炎 2 22.2 2 1 20.0 1 1 25.0 1呼吸器、胸郭および縦隔障害 6 66.7 13 3 60.0 4 3 75.0 9

鼻漏 5 55.6 8 2 40.0 2 3 75.0 6上気道の炎症 3 33.3 4 1 20.0 1 2 50.0 3咳嗽 1 11.1 1 1 20.0 1 0 0.0 0

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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表 2.7.4.5.1.2-10 副反応の症状別集計(6ヵ月以上 1歳未満、全期間)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間 年齢区分:6ヵ月以上1歳未満発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 9 5 4接種部位+全身 5 55.6 5 3 60.0 3 2 50.0 2接種部位 3 33.3 3 2 40.0 2 1 25.0 1

全身障害および投与局所様態 3 33.3 3 2 40.0 2 1 25.0 1注射部位紅斑 3 33.3 3 2 40.0 2 1 25.0 1

全身 2 22.2 2 1 20.0 1 1 25.0 1呼吸器、胸郭および縦隔障害 2 22.2 2 1 20.0 1 1 25.0 1

鼻漏 2 22.2 2 1 20.0 1 1 25.0 1

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

1) 年齢区分別-1 の有害事象及び副反応発現率

治験期間中に発現した有害事象及び副反応を年齢区分別-1 で集計した結果(6 ヵ月以上 13 歳

未満を 1 歳、3 歳、6 歳で区分した集計)を表 2.7.4.5.1.2-11 に示す。

治験期間中に発現した有害事象を年齢区分別-1 で集計した結果、有害事象の発現率は、6 ヵ月

以上 1 歳未満 66.7%(10/15 例、26 件、95%信頼区間:38.4 - 88.2、以下同様)、1 歳以上 3 歳未

満 86.7%(13/15 例、82 件、59.5- 98.3)、3 歳以上 6 歳未満 93.3%(14/15 例、96 件、68.1 - 99.8)、

6 歳以上 13 歳未満 93.3%(14/15 例、123 件、68.1 - 99.8)であった。

接種部位反応の有害事象の発現率は、6 ヵ月以上 1 歳未満 13.3%(2/15 例、4 件、1.7 - 40.5)、

1 歳以上 3 歳未満 60.0%(9/15 例、45 件、32.3 - 83.7)、3 歳以上 6 歳未満 93.3%(14/15 例、73

件、68.1 - 99.8)、6 歳以上 13 歳未満 93.3%(14/15 例、104 件、68.1 - 99.8)であった。3 歳以上

6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満は、6 ヵ月以上 1 歳未満よりも有害事象発現率の 95%信頼区間

が高く、接種部位反応の有害事象の発現率は、年齢が増すにつれて高くなる傾向があり、6 ヵ

月以上 1 歳未満よりも 3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満の方が高い頻度で有害事象が発

現した。

全身性反応の有害事象の発現率は、6 ヵ月以上 1 歳未満 66.7%(10/15 例、22 件、38.4 - 88.2)、

1 歳以上 3 歳未満 80.0%(12/15 例、37 件、51.9 - 95.7)、3 歳以上 6 歳未満 73.3%(11/15 例、23

件、44.9 - 92.2)、6 歳以上 13 歳未満 66.7%(10/15 例、19 件、38.4 - 88.2)であった。各年齢群

間で有害事象発現率の 95%信頼区間に差は認められず、全身性反応の有害事象は、年齢群によ

る差は認められなかった。

治験期間中に発現した副反応を接種量別で集計した結果、副反応の発現率は 6 ヵ月以上 1 歳

未満 40.0%(6/15 例、12 件、16.3 - 67.7)、1 歳以上 3 歳未満 66.7%(10/15 例、59 件、38.4 - 88.2)、

3 歳以上 6 歳未満 93.3%(14/15 例、82 件、68.1 - 99.8)、6 歳以上 13 歳未満 93.3%(14/15 例、

115 件、68.1 - 99.8)であった。3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満は、6 ヵ月以上 1 歳未

満よりも副反応発現率の 95%信頼区間が高く、副反応発現率は年齢が増すにつれて高くなる傾

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page95

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 96

向があり、6 ヵ月以上 1 歳未満よりも 3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満の方が高い頻度

で副反応が発現した。

接種部位反応の副反応の発現率は、6 ヵ月以上 1 歳未満 13.3%(2/15 例、4 件、1.7 - 40.5)、1

歳以上 3 歳未満 60.0%(9/15 例、45 件、32.3 - 83.7)、3 歳以上 6 歳未満 93.3%(14/15 例、73

件、68.1 - 99.8)、6 歳以上 13 歳未満 93.3%(14/15 例、104 件、68.1 - 99.8)であった。3 歳以上

6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満は、6 ヵ月以上 1 歳未満よりも副反応発現率の 95%信頼区間が

高く、接種部位反応の副反応の発現率は、年齢が増すにつれて高くなる傾向があり、6 ヵ月以

上 1歳未満よりも 3歳以上 6歳未満及び 6歳以上 13歳未満の方が高い頻度で副反応が発現した。

全身性反応の副反応の発現率は、6 ヵ月以上 1 歳未満では 33.3%(5/15 例、8 件、11.8 - 61.6)、

1 歳以上 3 歳未満では 60.0%(9/15 例、14 件、32.3 - 83.7)、3 歳以上 6 歳未満では 53.3%(8/15

例、9 件、26.6 - 78.7)、6 歳以上 13 歳未満では 53.3%(8/15 例、11 件、26.6 - 78.7)であった。

各年齢群間で有害事象発現率の 95%信頼区間に差は認められず、全身性反応の副反応は、年齢

群による差は認められなかった。

年齢区分別-1 の有害事象及び副反応は、全身性反応では各年齢群間で大きな差はなかったが、

接種部位反応では、6 ヵ月以上 1 歳未満よりも 3 歳以上 6 歳未満及び 6 歳以上 13 歳未満で有害

事象及び副反応の発現率が高かった。

表 2.7.4.5.1.2-11 年齢区分別-1 の有害事象及び副反応発現率(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団接種回:全期間年齢区分 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

全体 接種部位+全身 60 51 85.0 73.4~92.9 327 44 73.3 60.3~83.9 268接種部位 39 65.0 51.6~76.9 226 39 65.0 51.6~76.9 226全身 43 71.7 58.6~82.5 101 30 50.0 36.8~63.2 42

6ヵ月以上1歳未満 接種部位+全身 15 10 66.7 38.4~88.2 26 6 40.0 16.3~67.7 12接種部位 2 13.3 1.7~40.5 4 2 13.3 1.7~40.5 4全身 10 66.7 38.4~88.2 22 5 33.3 11.8~61.6 8

1歳以上3歳未満 接種部位+全身 15 13 86.7 59.5~98.3 82 10 66.7 38.4~88.2 59接種部位 9 60.0 32.3~83.7 45 9 60.0 32.3~83.7 45全身 12 80.0 51.9~95.7 37 9 60.0 32.3~83.7 14

3歳以上6歳未満 接種部位+全身 15 14 93.3 68.1~99.8 96 14 93.3 68.1~99.8 82接種部位 14 93.3 68.1~99.8 73 14 93.3 68.1~99.8 73全身 11 73.3 44.9~92.2 23 8 53.3 26.6~78.7 9

6歳以上13歳未満 接種部位+全身 15 14 93.3 68.1~99.8 123 14 93.3 68.1~99.8 115接種部位 14 93.3 68.1~99.8 104 14 93.3 68.1~99.8 104全身 10 66.7 38.4~88.2 19 8 53.3 26.6~78.7 11

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page96

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2) 年齢区分別-1 の有害事象の症状別集計

治験期間中に発現した有害事象の年齢区分別-1 の症状別集計 6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3

歳、6 歳で区分した集計を表 2.7.4.5.1.2-12 に示す。

いずれかの年齢区分で 10%以上の発現率を示した接種部位の有害事象を全体集計の多い順に

示すと、注射部位紅斑(6 ヵ月以上 1 歳未満で 13.3%、1 歳以上 3 歳未満で 60.0%、3 歳以上 6

歳未満で 80.0%、6 歳以上 13 歳未満で 86.7%、以下同様)、注射部位熱感(0.0%、33.3%、66.7%、

73.3%)、注射部位腫脹(0.0%、26.7%、53.3%、73.3%)注射部位疼痛(0.0%、26.7%、46.7%、

73.3%)、注射部位そう痒感(0.0%、20.0%、40.0%、60.0%)、注射部位硬結(0.0%、33.3%、

33.3%、40.0%)であった。

同様に、いずれかの年齢区分で 10%以上の発現率を示した全身性反応の有害事象を示すと、

倦怠感(0.0%、6.7%、6.7%、13.3%)、鼻咽頭炎(33.3%、53.3%、46.7%、26.7%)、気管支炎

(0.0%、13.3%、13.3%、0.0%)、ウイルス性胃腸炎(13.3%、0.0%、0.0%、6.7%)、咽頭炎(6.7%、

13.3%、0.0%、0.0%)、節足動物刺傷(6.7%、20.0%、0.0%、6.7%)、頭痛(0.0%、0.0%、13.3%、

6.7%)、鼻漏(6.7%、33.3%、26.7%、26.7%)、上気道の炎症(6.7%、20.0%、0.0%、0.0%)、

喘息(0.0%、0.0%、0.0%、13.3%)、湿疹(13.3%、13.3%、0.0%、0.0%)であった。

接種部位反応の有害事象は、6 ヵ月以上 1 歳未満が他の年齢区分よりも発現頻度が低かった。

全身性反応では、有害事象の発現頻度に大きな差はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page97

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表 2.7.4.5.1.2-12 年齢区分別-1 有害事象の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間

SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 15 15 15 15接種部位+全身 51 85.0 327 10 66.7 26 13 86.7 82 14 93.3 96 14 93.3 123接種部位 39 65.0 226 2 13.3 4 9 60.0 45 14 93.3 73 14 93.3 104

39 65.0 226 2 13.3 4 9 60.0 45 14 93.3 73 14 93.3 104

注射部位紅斑 36 60.0 55 2 13.3 2 9 60.0 13 12 80.0 18 13 86.7 22注射部位熱感 26 43.3 43 0 0.0 0 5 33.3 8 10 66.7 15 11 73.3 20注射部位腫脹 23 38.3 41 0 0.0 0 4 26.7 7 8 53.3 13 11 73.3 21注射部位疼痛 22 36.7 36 0 0.0 0 4 26.7 6 7 46.7 12 11 73.3 18注射部位そう痒感 18 30.0 26 0 0.0 0 3 20.0 4 6 40.0 8 9 60.0 14注射部位硬結 16 26.7 21 0 0.0 0 5 33.3 7 5 33.3 6 6 40.0 8注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 1 6.7 1注射部位蒼白 1 1.7 2 1 6.7 2 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身 43 71.7 101 10 66.7 22 12 80.0 37 11 73.3 23 10 66.7 198 13.3 8 1 6.7 1 2 13.3 2 2 13.3 2 3 20.0 3

下痢 3 5.0 3 1 6.7 1 1 6.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1歯肉腫脹 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0悪心 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1口内炎 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0

6 10.0 7 1 6.7 1 2 13.3 3 1 6.7 1 2 13.3 2

倦怠感 4 6.7 4 0 0.0 0 1 6.7 1 1 6.7 1 2 13.3 2発熱 2 3.3 2 1 6.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0血管穿刺部位血腫 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0

32 53.3 43 8 53.3 11 10 66.7 14 9 60.0 12 5 33.3 6鼻咽頭炎 24 40.0 26 5 33.3 5 8 53.3 8 7 46.7 8 4 26.7 5気管支炎 4 6.7 4 0 0.0 0 2 13.3 2 2 13.3 2 0 0.0 0ウイルス性胃腸炎 3 5.0 4 2 13.3 3 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1咽頭炎 3 5.0 4 1 6.7 1 2 13.3 3 0 0.0 0 0 0.0 0胃腸炎 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0ムンプス 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0ウイルス性腸炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0

6 10.0 7 1 6.7 1 3 20.0 4 1 6.7 1 1 6.7 1節足動物刺傷 5 8.3 5 1 6.7 1 3 20.0 3 0 0.0 0 1 6.7 1結膜擦過傷 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0歯の完全脱臼 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0

1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0

4 6.7 4 0 0.0 0 1 6.7 1 2 13.3 2 1 6.7 1頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 0 0.0 0 2 13.3 2 1 6.7 1傾眠 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0

20 33.3 22 3 20.0 4 7 46.7 8 4 26.7 4 6 40.0 6鼻漏 14 23.3 14 1 6.7 1 5 33.3 5 4 26.7 4 4 26.7 4上気道の炎症 4 6.7 4 1 6.7 1 3 20.0 3 0 0.0 0 0 0.0 0喘息 2 3.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 2 13.3 2咳嗽 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0誤嚥性肺炎 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

8 13.3 9 4 26.7 4 4 26.7 5 0 0.0 0 0 0.0 0湿疹 4 6.7 4 2 13.3 2 2 13.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0おむつ皮膚炎 2 3.3 2 1 6.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0接触性皮膚炎 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0皮脂欠乏性湿疹 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0

発現部位

6歳以上13歳未満

3歳以上6歳未満

全体 1歳以上3歳未満

6ヵ月以上1歳未満

一般・全身障害および投与部位の状態

胃腸障害

一般・全身障害および投与部位の状態

感染症および寄生虫症

皮膚および皮下組織障害

傷害、中毒および処置合併症

代謝および栄養障害

神経系障害

呼吸器、胸郭および縦隔障害

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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3) 年齢区分別-1 の副反応の症状別集計

治験期間中に発現した副反応の年齢区分別-1 の症状別集計(6 ヵ月以上 13 歳未満を 1 歳、3

歳、6 歳で区分した集計)を表 2.7.4.5.1.2-13 に示す。

いずれかの年齢区分で 10%以上の発現率を示した接種部位の副反応を全体集計の多い順に示

すと、注射部位紅斑(6 ヵ月以上 1 歳未満で 13.3%、1 歳以上 3 歳未満で 60.0%、3 歳以上 6 歳

未満で 80.0%、6 歳以上 13 歳未満で 86.7%、以下同様)、注射部位熱感(0.0%、33.3%、66.7%、

73.3%)、注射部位腫脹(0.0%、26.7%、53.3%、73.3%)注射部位疼痛(0.0%、26.7%、46.7%、

73.3%)、注射部位そう痒感(0.0%、20.0%、40.0%、60.0%)、注射部位硬結(0.0%、33.3%、

33.3%、40.0%)であった。

同様に、いずれかの年齢区分で 10%以上の発現率を示した全身性反応の副反応を示すと、倦

怠感(0.0%、6.7%、6.7%、13.3%)、鼻咽頭炎(6.7%、26.7%、6.7%、20.0%)、ウイルス性胃

腸炎(13.3%、0.0%、0.0%、0.0%)、頭痛(0.0%、0.0%、13.3%、6.7%)、鼻漏(0.0%、20.0%、

13.3%、20.0%)、上気道の炎症(0.0%、13.3%、0.0%、0.0%)であった。

接種部位反応の副反応は、6 ヵ月以上 1 歳未満が他の年齢区分よりも発現頻度が低かった。全

身性反応では、副反応の発現頻度に大きな差はなかった。

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page99

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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表 2.7.4.5.1.2-13 年齢区分別-1 副反応の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間

SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 15 15 15 15接種部位+全身 44 73.3 268 6 40.0 12 10 66.7 59 14 93.3 82 14 93.3 115接種部位 39 65.0 226 2 13.3 4 9 60.0 45 14 93.3 73 14 93.3 104

39 65.0 226 2 13.3 4 9 60.0 45 14 93.3 73 14 93.3 104

注射部位紅斑 36 60.0 55 2 13.3 2 9 60.0 13 12 80.0 18 13 86.7 22注射部位熱感 26 43.3 43 0 0.0 0 5 33.3 8 10 66.7 15 11 73.3 20注射部位腫脹 23 38.3 41 0 0.0 0 4 26.7 7 8 53.3 13 11 73.3 21注射部位疼痛 22 36.7 36 0 0.0 0 4 26.7 6 7 46.7 12 11 73.3 18注射部位そう痒感 18 30.0 26 0 0.0 0 3 20.0 4 6 40.0 8 9 60.0 14注射部位硬結 16 26.7 21 0 0.0 0 5 33.3 7 5 33.3 6 6 40.0 8注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 1 6.7 1注射部位蒼白 1 1.7 2 1 6.7 2 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

全身 30 50.0 42 5 33.3 8 9 60.0 14 8 53.3 9 8 53.3 115 8.3 5 1 6.7 1 1 6.7 1 2 13.3 2 1 6.7 1

下痢 3 5.0 3 1 6.7 1 1 6.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0腹痛 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1嘔吐 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0

6 10.0 6 1 6.7 1 2 13.3 2 1 6.7 1 2 13.3 2

倦怠感 4 6.7 4 0 0.0 0 1 6.7 1 1 6.7 1 2 13.3 2発熱 2 3.3 2 1 6.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0

13 21.7 14 4 26.7 5 5 33.3 5 1 6.7 1 3 20.0 3鼻咽頭炎 9 15.0 9 1 6.7 1 4 26.7 4 1 6.7 1 3 20.0 3ウイルス性胃腸炎 2 3.3 2 2 13.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0気管支炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0ヘルパンギーナ 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0膿痂疹 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0食欲減退 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0

3 5.0 3 0 0.0 0 0 0.0 0 2 13.3 2 1 6.7 1頭痛 3 5.0 3 0 0.0 0 0 0.0 0 2 13.3 2 1 6.7 1

11 18.3 11 0 0.0 0 5 33.3 5 2 13.3 2 4 26.7 4鼻漏 8 13.3 8 0 0.0 0 3 20.0 3 2 13.3 2 3 20.0 3上気道の炎症 2 3.3 2 0 0.0 0 2 13.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0喘息 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1

2 3.3 2 1 6.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0湿疹 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0蕁麻疹 1 1.7 1 0 0.0 0 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0

発現部位

6歳以上13歳未満

3歳以上6歳未満

全体 1歳以上3歳未満

6ヵ月以上1歳未満

一般・全身障害および投与部位の状態

胃腸障害

一般・全身障害および投与部位の状態

感染症および寄生虫症

代謝および栄養障害

神経系障害

呼吸器、胸郭および縦隔障害

皮膚および皮下組織障害

2.7.4.5.1.3 接種要注意者での有害事象発現率

(1) DNK-PEDFLU-1 試験

接種要注意者に該当する被験者と該当しない被験者(以下、非該当者とする)に分けて有害

事象及び副反応を分析した。その結果を表 2.7.4.5.1.3-1 に示す。また、接種要注意者項目ご

との有害事象及び副反応発現率を付表 2.7.4.7-18 に示す。

接種要注意者の該当例及び非該当例における有害事象発現率は、全体でそれぞれ 83.3%(10/12

例、51.6 – 97.9)及び 86.8%(59/68 例、76.4 – 93.8)であった。いずれにおいても有害事象発

現率の 95%信頼区間に差はなく、接種部位反応及び全身反応に関しても同様に有害事象発現率

の 95%信頼区間に差はなかった。

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Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 101

接種要注意者の該当例及び非該当例における副反応発現率は、全体でそれぞれ 66.7%(8/12

例、34.9 – 90.1)及び 64.7%(44/68 例、52.2 – 75.9)であった。いずれにおいても副反応発現

率の 95%信頼区間に差はなく、接種部位反応及び全身反応に関しても同様に副反応発現率の

95%信頼区間に差はなかった。

いずれの群においても、接種要注意者、非該当者に有害事象及び副反応の発現率に大きな差

はなかった。

接種要注意者 12 例の内訳は、「治験薬の成分又は鶏由来成分に対するアレルギー」が 3 例(単

独接種群 1 例、同時接種群 2 例)、「けいれんの既往」が 3 例(単独接種群 2 例、同時接種群

1 例)、「気管支喘息」が 6 例(単独接種群 2 例、同時接種群 4 例)であった。なお、接種要

注意者に該当する項目が 2 つ以上重複した被験者はなかった。

「治験薬の成分又は鶏由来成分に対するアレルギー」に該当した 3 例(単独接種群 1 例、同

時接種群 2 例)について、治験薬接種後に治験薬の成分又は鶏由来成分に対するアレルギーが

発現した被験者はなかった。

「けいれんの既往」に該当した 3 例(単独接種群 2 例、同時接種群 1 例)について、治験薬

接種後にけいれんが発現した被験者はなかった。

「気管支喘息」に該当した 6 例(単独接種群 2 例、同時接種群 4 例)について、治験薬接種

後に気管支喘息が発現した被験者はなかった。

表 2.7.4.5.1.3-1 接種要注意者の有害事象及び副反応発発現率(年齢全体、全期間)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団接種要注意者 接種群 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

95%信頼区間 発現例数

発現率(%)

95%信頼区間

該当 単独+同時 接種部位+全身 12 10 83.3 51.6~97.9 78 8 66.7 34.9~90.1 61接種部位 8 66.7 34.9~90.1 59 8 66.7 34.9~90.1 59全身 7 58.3 27.7~84.8 19 2 16.7 2.1~48.4 2

単独接種群 接種部位+全身 5 4 80.0 28.4~99.5 22 4 80.0 28.4~99.5 15接種部位 4 80.0 28.4~99.5 14 4 80.0 28.4~99.5 14全身 2 40.0 5.3~85.3 8 1 20.0 0.5~71.6 1

同時接種群 接種部位+全身 7 6 85.7 42.1~99.6 56 4 57.1 18.4~90.1 46接種部位 4 57.1 18.4~90.1 45 4 57.1 18.4~90.1 45全身 5 71.4 29.0~96.3 11 1 14.3 0.4~57.9 1

非該当 単独+同時 接種部位+全身 68 59 86.8 76.4~93.8 321 44 64.7 52.2~75.9 226接種部位 37 54.4 41.9~66.5 206 37 54.4 41.9~66.5 206全身 45 66.2 53.7~77.2 115 14 20.6 11.7~32.1 20

単独接種群 接種部位+全身 35 30 85.7 69.7~95.2 117 22 62.9 44.9~78.5 79接種部位 18 51.4 34.0~68.6 65 18 51.4 34.0~68.6 65全身 23 65.7 47.8~80.9 52 9 25.7 12.5~43.3 14

同時接種群 接種部位+全身 33 29 87.9 71.8~96.6 204 22 66.7 48.2~82.0 147接種部位 19 57.6 39.2~74.5 141 19 57.6 39.2~74.5 141全身 22 66.7 48.2~82.0 63 5 15.2 5.1~31.9 6

解析対象例数

(2) DNK-PEDFLU-2 試験

接種要注意者に該当する被験者と該当しない被験者(以下、非該当者)に分けて、有害事象

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Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 102

及び副反応を治験薬接種量別に分析した。その結果を表 2.7.4.5.1.3-2 に示す。また、年齢区

分別-1 で分析した結果を表 2.7.4.5.1.3-3 に示す。

接種要注意者の該当例及び非該当例における有害事象発現率は、全体でそれぞれ 90.0%(9/10

例、55.5 - 99.7)及び 84.0%(42/50 例、70.9 - 92.8)であった。同様に治験薬 0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)でそれぞれ 100.0%(3/3 例、29.2 - 100.0)及び 74.1%(20/27 例、53.7 - 88.9)

であった。また、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)でそれぞれ 85.7%(6/7 例、42.1 - 99.6)

及び 95.7%(22/23 例、78.1 - 99.9)であった。いずれにおいても有害事象発現率の 95%信頼区

間に差はなく、接種部位反応及び全身反応に関しても同様に有害事象発現率の 95%信頼区間に

差はなかった。

接種要注意者の該当例及び非該当例における副反応発現率は、全体でそれぞれ 80.0%(8/10

例、44.4 - 97.5)及び 72.0%(36/50 例、57.5 - 83.8)であった。同様に治験薬 0.25 mL 接種(6

ヵ月以上 3 歳未満)でそれぞれ 66.7%(2/3 例、9.4 - 99.2)及び 51.9%(14/27 例、31.9 - 71.3)

であった。また、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)でそれぞれ 85.7%(6/7 例、42.1 - 99.6)

及び 95.7%(22/23 例、78.1 - 99.9)であった。いずれにおいても副反応発現率の 95%信頼区間

に差はなく、接種部位反応及び全身反応に関しても同様に副反応発現率の 95%信頼区間に差は

なかった。

接種要注意者は全体で 10 例(16.7%)と例数は少なかったものの、接種要注意者、非該当者

の有害事象及び副反応の発現率は、全体、治験薬 0.25 mL 接種(6 ヵ月以上 3 歳未満)、治験薬

0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)のいずれも大きな差は認められなかった。

また、6 ヵ月以上 1 歳未満、1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 6 歳未満、6 歳以上 13 歳未満の年齢

区分においても大きな差は認められなかった。

接種要注意者 10 例の内訳は、「治験薬の成分又は鶏由来成分に対するアレルギー」が 6 例(0.25

mL 接種 2 例、0.5 mL 接種 4 例)、「基礎疾患」が 1 例(0.25 mL 接種 1 例、0.5 mL 接種 0 例)、

「予防接種による既往」が 1 例(0.25 mL 接種 0 例、0.5 mL 接種 1 例)、「けいれんの既往」が 3

例(0.25 mL 接種 0 例、0.5 mL 接種 3 例)、「呼吸器系疾患」が 2 例(0.25 mL 接種 0 例、0.5 mL

接種 2 例)であった。なお、接種要注意者に該当する項目が 2 つ以上重複した被験者は 0.5 mL

接種の 1 例(治験薬の成分又は鶏由来成分に対するアレルギー、けいれんの既往、呼吸器系疾

患)であった。

「呼吸器系疾患」に該当した 2 例(被験者番号:K-012、K-013)において、治験薬接種後に

Grade 2 の気管支喘息が発現した。K-012 は 2 回目接種当日に気管支喘息が発現、治療薬剤が処

方され、8 日後に回復した(治験薬との因果関係:関連の可能性あり)。K-013 は 1 回目接種 9

日に気管支喘息が発現、治療薬剤が処方され、40 日後に軽快した(治験薬との因果関係:なし)。

これ以外には、治験薬接種後に当該事象の発現した被験者はなかった。

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表 2.7.4.5.1.3-2 接種量別の接種要注意者の有害事象及び副反応発発現率(全期間)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団用量 接種要注意者 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

全体 該当しない 接種部位+全身 50 42 84.0 70.9~92.8 272 36 72.0 57.5~83.8 224接種部位 31 62.0 47.2~75.3 189 31 62.0 47.2~75.3 189全身 35 70.0 55.4~82.1 83 26 52.0 37.4~66.3 35

該当する 接種部位+全身 10 9 90.0 55.5~99.7 55 8 80.0 44.4~97.5 44接種部位 8 80.0 44.4~97.5 37 8 80.0 44.4~97.5 37全身 8 80.0 44.4~97.5 18 4 40.0 12.2~73.8 7

0.25mL 該当しない 接種部位+全身 27 20 74.1 53.7~88.9 98 14 51.9 31.9~71.3 66(6ヵ月以上 接種部位 9 33.3 16.5~54.0 47 9 33.3 16.5~54.0 473歳未満) 全身 19 70.4 49.8~86.2 51 13 48.1 28.7~68.1 19

該当する 接種部位+全身 3 3 100.0 29.2~100.0 10 2 66.7 9.4~99.2 5接種部位 2 66.7 9.4~99.2 2 2 66.7 9.4~99.2 2全身 3 100.0 29.2~100.0 8 1 33.3 0.8~90.6 3

0.5mL 該当しない 接種部位+全身 23 22 95.7 78.1~99.9 174 22 95.7 78.1~99.9 158(3歳以上 接種部位 22 95.7 78.1~99.9 142 22 95.7 78.1~99.9 14213歳未満) 全身 16 69.6 47.1~86.8 32 13 56.5 34.5~76.8 16

該当する 接種部位+全身 7 6 85.7 42.1~99.6 45 6 85.7 42.1~99.6 39接種部位 6 85.7 42.1~99.6 35 6 85.7 42.1~99.6 35全身 5 71.4 29.0~96.3 10 3 42.9 9.9~81.6 4

解析対象例数

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表 2.7.4.5.1.3-3 年齢区分別-1 の接種要注意者の有害事象及び副反応発発現率(全期間)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団年齢区分 接種要注意者 発現部位 有害事象 副反応

例数 件数 例数 件数発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

発現例数

発現率(%)

F分布による正確な

95%信頼区間

全体 該当しない 接種部位+全身 50 42 84.0 70.9~92.8 272 36 72.0 57.5~83.8 224接種部位 31 62.0 47.2~75.3 189 31 62.0 47.2~75.3 189全身 35 70.0 55.4~82.1 83 26 52.0 37.4~66.3 35

該当する 接種部位+全身 10 9 90.0 55.5~99.7 55 8 80.0 44.4~97.5 44接種部位 8 80.0 44.4~97.5 37 8 80.0 44.4~97.5 37全身 8 80.0 44.4~97.5 18 4 40.0 12.2~73.8 7

6ヵ月以上 該当しない 接種部位+全身 13 8 61.5 31.6~86.1 22 5 38.5 13.9~68.4 111歳未満 接種部位 1 7.7 0.2~36.0 3 1 7.7 0.2~36.0 3

全身 8 61.5 31.6~86.1 19 5 38.5 13.9~68.4 8該当する 接種部位+全身 2 2 100.0 15.8~100.0 4 1 50.0 1.3~98.7 1

接種部位 1 50.0 1.3~98.7 1 1 50.0 1.3~98.7 1全身 2 100.0 15.8~100.0 3 0 0.0 0.0~84.2 0

1歳以上 該当しない 接種部位+全身 14 12 85.7 57.2~98.2 76 9 64.3 35.1~87.2 553歳未満 接種部位 8 57.1 28.9~82.3 44 8 57.1 28.9~82.3 44

全身 11 78.6 49.2~95.3 32 8 57.1 28.9~82.3 11該当する 接種部位+全身 1 1 100.0 2.5~100.0 6 1 100.0 2.5~100.0 4

接種部位 1 100.0 2.5~100.0 1 1 100.0 2.5~100.0 1全身 1 100.0 2.5~100.0 5 1 100.0 2.5~100.0 3

3歳以上 該当しない 接種部位+全身 12 12 100.0 73.5~100.0 90 12 100.0 73.5~100.0 776歳未満 接種部位 12 100.0 73.5~100.0 68 12 100.0 73.5~100.0 68

全身 10 83.3 51.6~97.9 22 8 66.7 34.9~90.1 9該当する 接種部位+全身 3 2 66.7 9.4~99.2 6 2 66.7 9.4~99.2 5

接種部位 2 66.7 9.4~99.2 5 2 66.7 9.4~99.2 5全身 1 33.3 0.8~90.6 1 0 0.0 0.0~70.8 0

6歳以上 該当しない 接種部位+全身 11 10 90.9 58.7~99.8 84 10 90.9 58.7~99.8 8113歳未満 接種部位 10 90.9 58.7~99.8 74 10 90.9 58.7~99.8 74

全身 6 54.5 23.4~83.3 10 5 45.5 16.7~76.6 7該当する 接種部位+全身 4 4 100.0 39.8~100.0 39 4 100.0 39.8~100.0 34

接種部位 4 100.0 39.8~100.0 30 4 100.0 39.8~100.0 30全身 4 100.0 39.8~100.0 9 3 75.0 19.4~99.4 4

解析対象例数

2.7.4.5.2 外因性要因

DNK-PEDFLU-1 試験及び DNK-PEDFLU-2 試験の対象者はともに健康小児であり、また、本

剤の安全性において検討すべき生活環境や生活習慣は特にないと考えられる。

2.7.4.5.3 薬物相互作用

DNK-PEDFLU-1 試験及び DNK-PEDFLU-2 試験においては、治験薬接種後から事後観察まで

の期間は、他のワクチンの接種を禁止した。また、治験薬接種当日から過去 27 日以内に生ワク

チンの接種、治験接種当日から過去 6 日以内に不活化ワクチン又はトキソイドの接種を制限し

た。

DNK-PEDFLU-1 試験において、上記に該当する事例は、事後観察 4 日前に季節性インフルエ

ンザワクチンの接種を受けた被験者が単独接種群で 1 例(被験者識別コード 058-DNK-000055)

あった。当該被験者で発現した有害事象(注射部位疼痛、注射部位そう痒感)のうち、禁止さ

れたワクチンの接種後に発現したものはなかった。また、季節性インフルエンザに対する HI

抗体価については、2 回目接種時と事後観察時でいずれも同値であり、禁止されたワクチンの

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page104

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 105

接種による HI 抗体価への影響もみられなかった。

DNK-PEDFLU-2 試験において、該当する事例はなかった。

治験期間中の解熱剤使用例について、部分集団解析を行った。

DNK-PEDFLU-1 試験の治験期間中の解熱剤使用被験者は全体では 9/80 例、単独接種群が 4/40

例、同時接種群が 5/40 例であった。被験者ごとの解熱剤使用状況一覧表を表 2.7.4.5.3-1、解

熱剤使用例の全身性反応の有害事象を表 2.7.4.5.3-2 に示した。また、解熱剤使用例の抗体価

データを表 2.7.4.5.3-3 に示した。

使用した解熱剤は、アセトアミノフェンが 9 例、麻黄湯エキスが 1 例であった。アセトアミ

ノフェンはいずれも有害事象に対して使用され、発熱への使用が 4 例、インフルエンザへの使

用が 5 例、気管支炎への使用が 2 例、上気道の炎症への使用が 2 例、頭痛への使用が 2 例(一

部重複例あり)であり、麻黄湯エキスもインフルエンザに対して使用された。治験薬接種に伴

う発熱を解熱するために使用したケースは被験者番号 058-DNK-000022 の 1 例のみであり、そ

れ以外の 7 例は接種後、時期を経て発現したインフルエンザ、気管支炎あるいは上気道の炎症

の治療に使用され、残り 1 例(被験者番号 058-DNK-000021)は頭痛の治療に使用されたもので

あった。

解熱剤を使用した 9 例で発現した全身性反応の有害事象は、インフルエンザ 55.5%(9 例中 5

例)、発熱 44.4%(9 例中 4 例)、鼻漏 33.3%(9 例中 3 例)、気管支炎 22.2%(9 例中 2 例)、

上気道の炎症 22.2%(9 例中 2 例)、頭痛 11.1%(9 例中 1 例)、鼻咽頭炎 11.1%(9 例中 1 例)

であり、副反応は発熱 11.1%(9 例中 1 例)であった。

解熱剤を使用した同時接種群 5 例の季節性インフルエンザ(A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、

A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008)HA 抗原に対する HI 抗体価の分布は、

1 回目接種前でそれぞれ<10~640、<10~80、<10~40 であり、2 回目接種前でそれぞれ 10

~640、<10~160、<10~80、事後観察でそれぞれ 80~320、80~160、20~80 であった。各

HI 抗体価は、1 回目接種前より 40 倍以上の高い抗体価であったものを除き、2 回目接種前ある

いは事後観察の時点において、いずれの被験者においても抗体価の上昇がみられており、B/ブ

リスベン/60/2008 の 1 例を除いて、事後観察時の抗体価はいずれも 40 倍以上であった。

解熱剤を使用した 9 例の新型インフルエンザ A(H1N1)ウイルスに対する中和抗体価及び同

HA 抗原に対する HI 抗体価の分布は、1 回目接種前でそれぞれ<10~320 及び<10~160 であり、

2 回目接種前でそれぞれ<10~640 及び<10~320、事後観察でそれぞれ 160~1280 及び 40~320

であった。事後観察時の中和抗体価及び HI 抗体価は、いずれも 40 倍以上を示した。

DNK-PEDFLU-2 試験の治験期間中の解熱剤使用被験者は全体では 4/60 例、治験薬 0.25 mL 接

種(6 ヵ月以上 3 歳未満)が 2/30 例、治験薬 0.5 mL 接種(3 歳以上 13 歳未満)が 2/30 例であ

った。解熱剤使用の有無別の有害事象及び副反応の症状別集計をそれぞれ表 2.7.4.5.3-4 及び

表 2.7.4.5.3-5 に示した。解熱剤使用の有無別の HI 抗体及び中和抗体の抗体陽転率、幾何平

均抗体価変化率及び抗体保有率をそれぞれ資料番号 5.3.5.2-1 の表 14.3.1(20-7-F) - 表 14.3.1

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表 2.7.4.5.3-4 解熱剤使用の有無別有害事象の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 4 56

接種部位+全身 4 100.0 44 47 83.9 283接種部位 4 100.0 32 35 62.5 194

一般・全身障害および投与部位の状態 4 100.0 32 35 62.5 194

注射部位疼痛 4 100.0 7 18 32.1 29注射部位紅斑 3 75.0 6 33 58.9 49注射部位硬結 3 75.0 4 13 23.2 17

注射部位熱感 3 75.0 6 23 41.1 37注射部位腫脹 3 75.0 6 20 35.7 35

注射部位そう痒感 2 50.0 3 16 28.6 23注射部位小水疱 0 0.0 0 2 3.6 2注射部位蒼白 0 0.0 0 1 1.8 2

全身 4 100.0 12 39 69.6 89胃腸障害 1 25.0 1 7 12.5 7

下痢 1 25.0 1 2 3.6 2腹痛 0 0.0 0 1 1.8 1歯肉腫脹 0 0.0 0 1 1.8 1

悪心 0 0.0 0 1 1.8 1口内炎 0 0.0 0 1 1.8 1

嘔吐 0 0.0 0 1 1.8 1一般・全身障害および投与部位の状態 1 25.0 1 5 8.9 6

倦怠感 1 25.0 1 3 5.4 3

発熱 0 0.0 0 2 3.6 2血管穿刺部位血腫 0 0.0 0 1 1.8 1

感染症および寄生虫症 4 100.0 5 28 50.0 38

鼻咽頭炎 3 75.0 3 21 37.5 23ウイルス性胃腸炎 1 25.0 1 2 3.6 3

咽頭炎 1 25.0 1 2 3.6 3気管支炎 0 0.0 0 4 7.1 4胃腸炎 0 0.0 0 1 1.8 1

ヘルパンギーナ 0 0.0 0 1 1.8 1膿痂疹 0 0.0 0 1 1.8 1

ムンプス 0 0.0 0 1 1.8 1ウイルス性腸炎 0 0.0 0 1 1.8 1

傷害、中毒および処置合併症 1 25.0 1 5 8.9 6

節足動物刺傷 1 25.0 1 4 7.1 4結膜擦過傷 0 0.0 0 1 1.8 1

歯の完全脱臼 0 0.0 0 1 1.8 1代謝および栄養障害 0 0.0 0 1 1.8 1

食欲減退 0 0.0 0 1 1.8 1

神経系障害 1 25.0 1 3 5.4 3頭痛 1 25.0 1 2 3.6 2傾眠 0 0.0 0 1 1.8 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 2 50.0 2 18 32.1 20鼻漏 2 50.0 2 12 21.4 12

喘息 0 0.0 0 2 3.6 2咳嗽 0 0.0 0 1 1.8 1誤嚥性肺炎 0 0.0 0 1 1.8 1

上気道の炎症 0 0.0 0 4 7.1 4皮膚および皮下組織障害 1 25.0 1 7 12.5 8

湿疹 1 25.0 1 3 5.4 3接触性皮膚炎 0 0.0 0 1 1.8 1おむつ皮膚炎 0 0.0 0 2 3.6 2

皮脂欠乏性湿疹 0 0.0 0 1 1.8 1蕁麻疹 0 0.0 0 1 1.8 1

解熱剤使用なし解熱剤使用あり

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表 2.7.4.5.3-5 解熱剤使用の有無別副反応の症状別集計(全期間)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 4 56接種部位+全身 4 100.0 37 40 71.4 231接種部位 4 100.0 32 35 62.5 194

一般・全身障害および投与部位の状態 4 100.0 32 35 62.5 194注射部位疼痛 4 100.0 7 18 32.1 29注射部位紅斑 3 75.0 6 33 58.9 49注射部位硬結 3 75.0 4 13 23.2 17注射部位熱感 3 75.0 6 23 41.1 37注射部位腫脹 3 75.0 6 20 35.7 35注射部位そう痒感 2 50.0 3 16 28.6 23注射部位小水疱 0 0.0 0 2 3.6 2注射部位蒼白 0 0.0 0 1 1.8 2

全身 4 100.0 5 26 46.4 37胃腸障害 1 25.0 1 4 7.1 4

下痢 1 25.0 1 2 3.6 2腹痛 0 0.0 0 1 1.8 1嘔吐 0 0.0 0 1 1.8 1

一般・全身障害および投与部位の状態 1 25.0 1 5 8.9 5倦怠感 1 25.0 1 3 5.4 3発熱 0 0.0 0 2 3.6 2

感染症および寄生虫症 1 25.0 1 12 21.4 13鼻咽頭炎 1 25.0 1 8 14.3 8気管支炎 0 0.0 0 1 1.8 1ウイルス性胃腸炎 0 0.0 0 2 3.6 2ヘルパンギーナ 0 0.0 0 1 1.8 1膿痂疹 0 0.0 0 1 1.8 1

代謝および栄養障害 0 0.0 0 1 1.8 1食欲減退 0 0.0 0 1 1.8 1

神経系障害 1 25.0 1 2 3.6 2頭痛 1 25.0 1 2 3.6 2

呼吸器、胸郭および縦隔障害 1 25.0 1 10 17.9 10鼻漏 1 25.0 1 7 12.5 7喘息 0 0.0 0 1 1.8 1上気道の炎症 0 0.0 0 2 3.6 2

皮膚および皮下組織障害 0 0.0 0 2 3.6 2湿疹 0 0.0 0 1 1.8 1蕁麻疹 0 0.0 0 1 1.8 1

解熱剤使用なし解熱剤使用あり

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2.7.4.5.4 妊娠及び授乳時の使用

現行 A 型インフルエンザ HA ワクチン(H1N1 株)及びインフルエンザ HA ワクチンの添付文

書には、「妊婦、産婦、授乳婦などへの接種」の欄に、「妊娠中の接種に関する安全性は確立して

いないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には予防接種上の有益性が危険性を上回

ると判断される場合にのみ接種すること。なお、小規模ながら、接種により先天異常の発生率

は自然発生率より高くならないとする報告がある。」と記載されている。妊婦へ接種した時の十

分な安全性データはなく、本剤についても現行 A 型インフルエンザ HA ワクチン(H1N1 株)

及びインフルエンザ HA ワクチンと同様な注意が必要と考えられる。

また、本剤の不活化ウイルスの乳汁中への移行は不明であるが、乳児が経口的に本剤の成分

を摂取しても危険性は低いと考えられる。

2.7.4.5.5 過量投与

過量投与についての安全性データはない。

DNK-PEDFLU-1 試験及び DNK-PEDFLU-2 試験において、過量投与された被験者はいなかっ

た。

2.7.4.5.6 薬物乱用

本剤は短期間に 3 回以上接種されることはなく、また本剤の薬理作用からも依存性はないと

考えられる。

2.7.4.5.7 離脱症状及び反跳現象

本剤の接種回数は 1 回あるいは 2 回であり、また本剤の特性からも離脱症状はなく、疾患の

治療薬ではなく予防薬であるので反跳現象はないと考えられる。

2.7.4.5.8 自動車運転及び機械操作に対する影響又は精神機能の障害

神経系障害の副反応として、DNK-PEDFLU-1 試験において、Grade 1 の頭痛が単独接種群で 2

例、同時接種群で 1 例、DNK-PEDFLU-2 試験において、Grade 1 の頭痛が 0.5 mL 接種群で 3 例

にみられた。これらの症状は、本剤特有な症状ではなく、また程度も重度ではないことから、

同様な症状がみられたとしても特別な配慮が必要な臨床上重大な障害ではないと考えられる。

2.7.4.6 製造販売後データ

製造販売後データは、5.3.6 に記載した。

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2.7.4.7 付録

付表目次

付表 2.7.4.7-1 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(全体)

(DNK-PEDFLU-1)........................................................................................................... 113 付表 2.7.4.7-2 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(6 ヵ月以上 3 歳

未満)(DNK-PEDFLU-1)............................................................................................... 114 付表 2.7.4.7-3 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(3 歳以上 13 歳未

満)(DNK-PEDFLU-1)................................................................................................... 115 付表 2.7.4.7-4 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(摂取量別)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 116 付表 2.7.4.7-5 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(年齢区分別)

(DNK-PEDFLU-2)........................................................................................................... 117 付表 2.7.4.7-6 有害事象読み替え一覧(DNK-PEDFLU-1) ............................................................ 118 付表 2.7.4.7-7 有害事象読み替え一覧(DNK-PEDFLU-2) ............................................................ 119 付表 2.7.4.7-8 有害事象の症状別発現時期別集計(1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1).......... 120 付表 2.7.4.7-9 有害事象の症状別発現時期別集計(2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1).......... 121 付表 2.7.4.7-10 副反応の症状別発現時期別集計(1 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)............ 122 付表 2.7.4.7-11 副反応の症状別発現時期別集計(2 回目接種時)(DNK-PEDFLU-1) ............ 123 付表 2.7.4.7-12 Grade 3(C)以上の有害事象の症状別集計(全体)(DNK-PEDFLU-1) ....... 123 付表 2.7.4.7-13 Grade 3(C)以上の副反応の症状別集計(全体)(DNK-PEDFLU-1) ........... 124 付表 2.7.4.7-14 Grade 3(C)以上の有害事象の症状別集計(摂取量別)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 124 付表 2.7.4.7-15 Grade 3(C)以上の副反応の症状別集計(摂取量別)(DNK-PEDFLU-2) ... 124 付表 2.7.4.7-16 Grade 3(C)以上の有害事象の症状別集計(年齢区分別)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 125 付表 2.7.4.7-17 Grade 3(C)以上の副反応の症状別集計(年齢区分別)(DNK-PEDFLU-2)

............................................................................................................................................... 125 付表 2.7.4.7-18 接種要注意者項目ごとの有害事象及び副反応発現率(DNK-PEDFLU-1)....... 126

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付表 2.7.4.7-1 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(全体)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団 年齢区分:全体 ()内は割合を示す背景因子 分類 単独接種群 同時接種群 単独+同時解析対象例数 40 40 80性別 男 20 27 47

(50.0) (67.5) (58.8)女 20 13 33

(50.0) (32.5) (41.3)年齢(歳) 例数 40 40 80 平均値 4.74 4.46 4.60 標準偏差 3.778 3.323 3.538 最小値 0.7 0.7 0.7 中央値  2.88 3.00 2.92 最大値 12.1 11.6 12.1アレルギー歴: なし 39 38 77食アレルギー (97.5) (95.0) (96.3)(鶏卵・鶏肉由来 あり 1 2 3の食物) (2.5) (5.0) (3.8)アレルギー歴: なし 39 40 79食アレルギー (97.5) (100.0) (98.8)(鶏卵・鶏肉由来 あり 1 0 1の食物以外) (2.5) (0.0) (1.3)アレルギー歴: なし 38 36 74薬剤・その他の (95.0) (90.0) (92.5)アレルギー あり 2 4 6

(5.0) (10.0) (7.5)既往歴: なし 38 39 77けいれん発作 (95.0) (97.5) (96.3)

あり 2 1 3(5.0) (2.5) (3.8)

既往歴:その他 なし 37 34 71(臨床的に重要と (92.5) (85.0) (88.8)思われるもの) あり 3 6 9

(7.5) (15.0) (11.3)合併症 なし 34 36 70

(85.0) (90.0) (87.5)あり 6 4 10

(15.0) (10.0) (12.5)インフルエンザ なし 22 14 36HAワクチン接種歴 (55.0) (35.0) (45.0)(2008年10月~ あり 18 26 441回目接種前) (45.0) (65.0) (55.0)接種要注意者 非該当 35 33 68

(87.5) (82.5) (85.0)該当 5 7 12

(12.5) (17.5) (15.0)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来 1 2 3(重複集計) 成分に対するアレルギー (2.5) (5.0) (3.8)

基礎疾患 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

予防接種による既往 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

けいれんの既往 2 1 3(5.0) (2.5) (3.8)

本人および近親者 0 0 0の免疫不全 (0.0) (0.0) (0.0)気管支喘息 2 4 6

(5.0) (10.0) (7.5)その他 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0)

備考:接種要注意者の詳細は、重複集計で実施しているが、重複例はなかった。

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付表 2.7.4.7-2 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(6 ヵ月以上 3 歳未

満)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団 年齢区分:6ヵ月以上3歳未満 ()内は割合を示す背景因子 分類 単独接種群 同時接種群 単独+同時解析対象例数 20 20 40性別 男 9 16 25

(45.0) (80.0) (62.5)女 11 4 15

(55.0) (20.0) (37.5)年齢(歳) 例数 20 20 40 平均値 1.67 1.87 1.77 標準偏差 0.703 0.782 0.741 最小値 0.7 0.7 0.7 中央値  1.67 2.08 1.92 最大値 2.8 2.8 2.8アレルギー歴: なし 19 18 37食アレルギー (95.0) (90.0) (92.5)(鶏卵・鶏肉由来 あり 1 2 3の食物) (5.0) (10.0) (7.5)アレルギー歴: なし 19 20 39食アレルギー (95.0) (100.0) (97.5)(鶏卵・鶏肉由来 あり 1 0 1の食物以外) (5.0) (0.0) (2.5)アレルギー歴: なし 20 19 39薬剤・その他の (100.0) (95.0) (97.5)アレルギー あり 0 1 1

(0.0) (5.0) (2.5)既往歴: なし 18 19 37けいれん発作 (90.0) (95.0) (92.5)

あり 2 1 3(10.0) (5.0) (7.5)

既往歴:その他 なし 20 19 39(臨床的に重要と (100.0) (95.0) (97.5)思われるもの) あり 0 1 1

(0.0) (5.0) (2.5)合併症 なし 18 18 36

(90.0) (90.0) (90.0)あり 2 2 4

(10.0) (10.0) (10.0)インフルエンザ なし 13 11 24HAワクチン接種歴 (65.0) (55.0) (60.0)(2008年10月~ あり 7 9 161回目接種前) (35.0) (45.0) (40.0)接種要注意者 非該当 17 17 34

(85.0) (85.0) (85.0)該当 3 3 6

(15.0) (15.0) (15.0)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来 1 2 3(重複集計) 成分に対するアレルギー (5.0) (10.0) (7.5)

基礎疾患 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

予防接種による既往 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

けいれんの既往 2 1 3(10.0) (5.0) (7.5)

本人および近親者 0 0 0の免疫不全 (0.0) (0.0) (0.0)気管支喘息 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0)その他 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0)

備考:接種要注意者の詳細は、重複集計で実施しているが、重複例はなかった。

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付表 2.7.4.7-3 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(3歳以上 13歳未満)

(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団 年齢区分:3歳以上13歳未満 ()内は割合を示す背景因子 分類 単独接種群 同時接種群 単独+同時解析対象例数 20 20 40性別 男 11 11 22

(55.0) (55.0) (55.0)女 9 9 18

(45.0) (45.0) (45.0)年齢(歳) 例数 20 20 40 平均値 7.81 7.05 7.43 標準偏差 2.993 2.814 2.893 最小値 3.0 3.2 3.0 中央値  8.21 6.88 7.38 最大値 12.1 11.6 12.1アレルギー歴: なし 20 20 40食アレルギー (100.0) (100.0) (100.0)(鶏卵・鶏肉由来 あり 0 0 0の食物) (0.0) (0.0) (0.0)アレルギー歴: なし 20 20 40食アレルギー (100.0) (100.0) (100.0)(鶏卵・鶏肉由来 あり 0 0 0の食物以外) (0.0) (0.0) (0.0)アレルギー歴: なし 18 17 35薬剤・その他の (90.0) (85.0) (87.5)アレルギー あり 2 3 5

(10.0) (15.0) (12.5)既往歴: なし 20 20 40けいれん発作 (100.0) (100.0) (100.0)

あり 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

既往歴:その他 なし 17 15 32(臨床的に重要と (85.0) (75.0) (80.0)思われるもの) あり 3 5 8

(15.0) (25.0) (20.0)合併症 なし 16 18 34

(80.0) (90.0) (85.0)あり 4 2 6

(20.0) (10.0) (15.0)インフルエンザ なし 9 3 12HAワクチン接種歴 (45.0) (15.0) (30.0)(2008年10月~ あり 11 17 281回目接種前) (55.0) (85.0) (70.0)接種要注意者 非該当 18 16 34

(90.0) (80.0) (85.0)該当 2 4 6

(10.0) (20.0) (15.0)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来 0 0 0(重複集計) 成分に対するアレルギー (0.0) (0.0) (0.0)

基礎疾患 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

予防接種による既往 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

けいれんの既往 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

本人および近親者 0 0 0の免疫不全 (0.0) (0.0) (0.0)気管支喘息 2 4 6

(10.0) (20.0) (15.0)その他 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0)

備考:接種要注意者の詳細は、重複集計で実施しているが、重複例はなかった。

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付表 2.7.4.7-4 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(接種量別)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 ()内は割合を示す背景因子 分類 全体 0.25mL

(6ヵ月以上3歳未満)

0.5mL(3歳以上13歳未満)

解析対象例数 60 30 30性別 男 34 18 16

(56.7) (60.0) (53.3)女 26 12 14

(43.3) (40.0) (46.7)年齢(歳) 例数 60 30 30 (1回目接種時) 平均値 3.96 1.33 6.59

標準偏差 3.262 0.659 2.621 最小値 0.5 0.5 3.0 中央値  2.92 1.08 6.00 最大値 12.8 2.8 12.8食物アレルギー歴 なし 52 28 24

(86.7) (93.3) (80.0)あり 8 2 6

(13.3) (6.7) (20.0)薬物アレルギー歴 なし 60 30 30

(100.0) (100.0) (100.0)あり 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0)現病歴・既往歴 なし 18 10 8

(30.0) (33.3) (26.7)あり 42 20 22

(70.0) (66.7) (73.3)インフルエンザ なし 23 22 1HAワクチン接種歴 (38.3) (73.3) (3.3)(過去1年以内) あり 37 8 29

(61.7) (26.7) (96.7)インフルエンザ罹患歴 なし 48 27 21(過去1年以内) (80.0) (90.0) (70.0)

あり 12 3 9(20.0) (10.0) (30.0)

インフルエンザ なし 21 20 1HAワクチン接種歴 (35.0) (66.7) (3.3)又は あり 39 10 29インフルエンザ罹患歴 (65.0) (33.3) (96.7)接種要注意者 該当しない 50 27 23

(83.3) (90.0) (76.7)該当する 10 3 7

(16.7) (10.0) (23.3)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来成分 6 2 4(重複集計) に対するアレルギー (10.0) (6.7) (13.3)

基礎疾患 1 1 0(1.7) (3.3) (0.0)

予防接種による既往 1 0 1(1.7) (0.0) (3.3)

けいれんの既往 3 0 3(5.0) (0.0) (10.0)

本人および近親者の免疫不全 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

呼吸器系疾患 2 0 2(3.3) (0.0) (6.7)

その他 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0)

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付表 2.7.4.7-5 安全性解析対象集団の人口統計学的及び他の基準値の特性(年齢区分別-1)

(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 ()内は割合を示す背景因子 分類 全体 6ヵ月以上

1歳未満1歳以上3歳未満

3歳以上6歳未満

6歳以上13歳未満

解析対象例数 60 15 15 15 15性別 男 34 9 9 6 10

(56.7) (60.0) (60.0) (40.0) (66.7)女 26 6 6 9 5

(43.3) (40.0) (40.0) (60.0) (33.3)年齢(歳) 例数 60 15 15 15 15 (1回目接種時) 平均値 3.96 0.77 1.89 4.48 8.71

標準偏差 3.262 0.131 0.455 0.901 1.968 最小値 0.5 0.5 1.3 3.0 6.1 中央値  2.92 0.75 1.75 4.25 8.83 最大値 12.8 0.9 2.8 5.9 12.8食物アレルギー歴 なし 52 14 14 12 12

(86.7) (93.3) (93.3) (80.0) (80.0)あり 8 1 1 3 3

(13.3) (6.7) (6.7) (20.0) (20.0)薬物アレルギー歴 なし 60 15 15 15 15

(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)あり 0 0 0 0 0

(0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)現病歴・既往歴 なし 18 6 4 4 4

(30.0) (40.0) (26.7) (26.7) (26.7)あり 42 9 11 11 11

(70.0) (60.0) (73.3) (73.3) (73.3)インフルエンザ なし 23 15 7 0 1HAワクチン接種歴 (38.3) (100.0) (46.7) (0.0) (6.7)(過去1年以内) あり 37 0 8 15 14

(61.7) (0.0) (53.3) (100.0) (93.3)インフルエンザ罹患歴 なし 48 15 12 11 10(過去1年以内) (80.0) (100.0) (80.0) (73.3) (66.7)

あり 12 0 3 4 5(20.0) (0.0) (20.0) (26.7) (33.3)

インフルエンザ なし 21 15 5 0 1HAワクチン接種歴 (35.0) (100.0) (33.3) (0.0) (6.7)又は あり 39 0 10 15 14インフルエンザ罹患歴 (65.0) (0.0) (66.7) (100.0) (93.3)接種要注意者 該当しない 50 13 14 12 11

(83.3) (86.7) (93.3) (80.0) (73.3)該当する 10 2 1 3 4

(16.7) (13.3) (6.7) (20.0) (26.7)接種要注意者の詳細 治験薬の成分又は鶏由来成分 6 1 1 2 2(重複集計) に対するアレルギー (10.0) (6.7) (6.7) (13.3) (13.3)

基礎疾患 1 1 0 0 0(1.7) (6.7) (0.0) (0.0) (0.0)

予防接種による既往 1 0 0 0 1(1.7) (0.0) (0.0) (0.0) (6.7)

けいれんの既往 3 0 0 1 2(5.0) (0.0) (0.0) (6.7) (13.3)

本人および近親者の免疫不全 0 0 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)

呼吸器系疾患 2 0 0 0 2(3.3) (0.0) (0.0) (0.0) (13.3)

その他 0 0 0 0 0(0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)

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付表 2.7.4.7-6 有害事象読み替え一覧(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団器官別大分類(SOC) 基本語(PT) CRF記載

眼障害 結膜炎 結膜炎胃腸障害 下痢 下痢

嘔吐 嘔吐全身障害および投与局所様態 注射部位紅斑 発赤

注射部位硬結 硬結注射部位疼痛 疼痛注射部位そう痒感 かゆみ注射部位熱感 熱感倦怠感 倦怠感発熱 発熱注射部位腫脹 腫脹

感染症および寄生虫症 気管支炎 気管支炎急性気管支炎

突発性発疹 突発性発疹症胃腸炎 胃腸炎インフルエンザ A型インフルエンザ

インフルエンザインフルエンザAインフルエンザA型

鼻咽頭炎 感冒神経系障害 頭痛 頭痛呼吸器、胸郭および縦隔障害 咳嗽 咳

鼻漏 鼻水上気道の炎症 上気道炎

皮膚および皮下組織障害 湿疹 腹部湿疹

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付表 2.7.4.7-7 有害事象読み替え一覧(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団 MedDRA/J Ver13.1器官別大分類(SOC) 基本語(PT) CRF記載

胃腸障害 腹痛 腹痛下痢 下痢歯肉腫脹 外傷による歯肉腫脹悪心 吐気口内炎 口内炎嘔吐 嘔吐

一般・全身障害および投与部位の状態 注射部位紅斑 発赤注射部位硬結 硬結注射部位疼痛 痛み注射部位そう痒感 痒み注射部位小水疱 水疱注射部位熱感 熱感倦怠感 倦怠感発熱 発熱注射部位腫脹 腫脹血管穿刺部位血腫 採血部位内出血注射部位蒼白 注射部位紫斑

感染症および寄生虫症 気管支炎 気管支炎急性気管支炎喘息様気管支炎

胃腸炎 感冒性胃腸炎ウイルス性胃腸炎 ウイルス性胃腸炎ヘルパンギーナ ヘルパンギーナ膿痂疹 とびひムンプス おたふく風邪鼻咽頭炎 感冒

感冒の悪化咽頭炎 咽頭炎

急性咽頭炎ウイルス性腸炎 ウイルス性腸炎

傷害、中毒および処置合併症 節足動物刺傷 刺虫症虫刺症虫刺症(右手首)

結膜擦過傷 右眼結膜擦傷歯の完全脱臼 歯牙脱臼

代謝および栄養障害 食欲減退 食欲低下神経系障害 頭痛 頭痛

傾眠 傾眠呼吸器、胸郭および縦隔障害 喘息 気管支喘息の悪化

咳嗽 咳嗽誤嚥性肺炎 誤嚥性肺炎鼻漏 鼻汁

鼻水上気道の炎症 急性上気道炎

上気道炎皮膚および皮下組織障害 接触性皮膚炎 接触性皮膚炎

おむつ皮膚炎 おむつかぶれ湿疹 湿疹皮脂欠乏性湿疹 皮脂欠乏性皮膚炎蕁麻疹 じんま疹

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付表 2.7.4.7-8 有害事象の症状別発現時期別集計(1回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:1回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象発現時期 発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降

部位 発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

単独+同時 解析対象例数 80接種部位 11 13.8 19 23.8 3 3.8 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 8 10.0 17 21.3 2 2.5 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 4 5.0 14 17.5 3 3.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 9 11.3 10 12.5 1 1.3 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 8 10.0 7 8.8 2 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 5 6.3 7 8.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 4 5.0 7 8.8 2 2.5 5 6.3 3 3.8 4 5.0 5 6.3 1 1.3 12 15.0鼻漏 4 5.0 4 5.0 2 2.5 3 3.8 2 2.5 2 2.5 2 2.5 1 1.3 5 6.3発熱 0 0.0 2 2.5 1 1.3 1 1.3 1 1.3 2 2.5 4 5.0 0 0.0 5 6.3倦怠感 0 0.0 2 2.5 0 0.0 2 2.5 0 0.0 1 1.3 1 1.3 1 1.3 0 0.0上気道の炎症 1 1.3 2 2.5 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 1 1.3 0 0.0 2 2.5気管支炎 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 3 3.8頭痛 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 1 1.3 1 1.3 1 1.3 0 0.0インフルエンザ 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 3 3.8咳嗽 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 2 2.5鼻咽頭炎 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 1 1.3下痢 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0

単独接種群 解析対象例数 40接種部位 3 7.5 9 22.5 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 3 7.5 7 17.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 0 0.0 6 15.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 2 5.0 6 15.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 2 5.0 4 10.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 2 5.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 3 7.5 4 10.0 1 2.5 2 5.0 2 5.0 2 5.0 2 5.0 0 0.0 4 10.0鼻漏 3 7.5 2 5.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0発熱 0 0.0 2 5.0 1 2.5 1 2.5 1 2.5 1 2.5 2 5.0 0 0.0 1 2.5倦怠感 0 0.0 2 5.0 0 0.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0上気道の炎症 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0気管支炎 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5頭痛 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0インフルエンザ 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5咳嗽 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5鼻咽頭炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5

同時接種群 解析対象例数 40接種部位 8 20.0 10 25.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 5 12.5 10 25.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 4 10.0 8 20.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 7 17.5 4 10.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 6 15.0 3 7.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 3 7.5 5 12.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 1 2.5 3 7.5 1 2.5 3 7.5 1 2.5 2 5.0 3 7.5 1 2.5 8 20.0鼻漏 1 2.5 2 5.0 2 5.0 3 7.5 1 2.5 1 2.5 1 2.5 1 2.5 5 12.5発熱 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 2 5.0 0 0.0 4 10.0倦怠感 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 1 2.5 0 0.0上気道の炎症 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 2 5.0気管支炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 2 5.0頭痛 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 1 2.5 1 2.5 0 0.0インフルエンザ 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 2 5.0咳嗽 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5鼻咽頭炎 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0下痢 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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付表 2.7.4.7-9 有害事象の症状別発現時期別集計(2回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:2回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象発現時期 発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降

部位 発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

単独+同時 解析対象例数 80接種部位 22 27.5 14 17.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 17 21.3 15 18.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 15 18.8 9 11.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 9 11.3 4 5.0 2 2.5 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 11 13.8 2 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 7 8.8 3 3.8 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位硬結 0 0.0 2 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 5 6.3 9 11.3 2 2.5 0 0.0 1 1.3 3 3.8 0 0.0 0 0.0 8 10.0鼻漏 3 3.8 7 8.8 1 1.3 0 0.0 1 1.3 1 1.3 0 0.0 0 0.0 4 5.0発熱 0 0.0 2 2.5 1 1.3 0 0.0 1 1.3 1 1.3 1 1.3 0 0.0 2 2.5倦怠感 2 2.5 2 2.5 1 1.3 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0頭痛 1 1.3 3 3.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0上気道の炎症 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 4 5.0気管支炎 0 0.0 1 1.3 1 1.3 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 1 1.3インフルエンザ 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 2 2.5鼻咽頭炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 1 1.3

単独接種群 解析対象例数 40接種部位 7 17.5 9 22.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 6 15.0 9 22.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 6 15.0 5 12.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 3 7.5 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 4 10.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 4 10.0 3 7.5 2 5.0 0 0.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5鼻漏 2 5.0 3 7.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0発熱 0 0.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 1 2.5 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0倦怠感 1 2.5 2 5.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0頭痛 1 2.5 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0上気道の炎症 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0気管支炎 0 0.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0インフルエンザ 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5

同時接種群 解析対象例数 40接種部位 15 37.5 5 12.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 11 27.5 6 15.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 9 22.5 4 10.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 6 15.0 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 7 17.5 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 5 12.5 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位硬結 0 0.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 1 2.5 6 15.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 7 17.5鼻漏 1 2.5 4 10.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 4 10.0発熱 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 2 5.0倦怠感 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0頭痛 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0上気道の炎症 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 4 10.0気管支炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5インフルエンザ 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5鼻咽頭炎 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page121

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 122

付表 2.7.4.7-10 副反応の症状別発現時期別集計(1回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:1回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象発現時期 発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降

部位 発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

単独+同時 解析対象例数 80接種部位 11 13.8 19 23.8 3 3.8 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 8 10.0 17 21.3 2 2.5 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 4 5.0 14 17.5 3 3.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 9 11.3 10 12.5 1 1.3 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 8 10.0 7 8.8 2 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 5 6.3 7 8.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 0 0.0 5 6.3 0 0.0 4 5.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0倦怠感 0 0.0 1 1.3 0 0.0 2 2.5 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0発熱 0 0.0 1 1.3 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0鼻漏 0 0.0 2 2.5 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

単独接種群 解析対象例数 40接種部位 3 7.5 9 22.5 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 3 7.5 7 17.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 0 0.0 6 15.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 2 5.0 6 15.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 2 5.0 4 10.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 2 5.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 0 0.0 3 7.5 0 0.0 3 7.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0倦怠感 0 0.0 1 2.5 0 0.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0発熱 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0鼻漏 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

同時接種群 解析対象例数 40接種部位 8 20.0 10 25.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 5 12.5 10 25.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 4 10.0 8 20.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 7 17.5 4 10.0 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 6 15.0 3 7.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 3 7.5 5 12.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 0 0.0 2 5.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0発熱 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0鼻漏 0 0.0 1 2.5 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page122

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 123

付表 2.7.4.7-11 副反応の症状別発現時期別集計(2回目接種時)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:2回目接種時 いずれかの群で発現率5%以上の事象を対象発現時期 発現 PT Day0 Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8以降

部位 発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

発現例数

発現率(%)

単独+同時 解析対象例数 80接種部位 22 27.5 14 17.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 17 21.3 15 18.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 15 18.8 9 11.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 9 11.3 4 5.0 2 2.5 0 0.0 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 11 13.8 2 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 7 8.8 3 3.8 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位硬結 0 0.0 2 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 4 5.0 2 2.5 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0倦怠感 2 2.5 1 1.3 0 0.0 1 1.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0頭痛 1 1.3 2 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

単独接種群 解析対象例数 40接種部位 7 17.5 9 22.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 6 15.0 9 22.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 6 15.0 5 12.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 3 7.5 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 4 10.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 3 7.5 0 0.0 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0倦怠感 1 2.5 1 2.5 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0頭痛 1 2.5 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

同時接種群 解析対象例数 40接種部位 15 37.5 5 12.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

注射部位紅斑 11 27.5 6 15.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位腫脹 9 22.5 4 10.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位そう痒感 6 15.0 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位疼痛 7 17.5 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位熱感 5 12.5 2 5.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0注射部位硬結 0 0.0 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

全身 1 2.5 2 5.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0倦怠感 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0頭痛 0 0.0 1 2.5 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

付表 2.7.4.7-12 Grade 3(C)以上の有害事象の症状別集計(全体)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 11 13.8 38 4 10.0 15 7 17.5 23接種部位 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21

全身障害および投与局所様態 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21注射部位腫脹 10 12.5 18 4 10.0 7 6 15.0 11注射部位紅斑 8 10.0 15 4 10.0 6 4 10.0 9注射部位硬結 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1注射部位そう痒感 1 1.3 2 1 2.5 2 0 0.0 0

全身 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2全身障害および投与局所様態 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2

発熱 2 2.5 2 0 0.0 0 2 5.0 2

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page123

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 124

付表 2.7.4.7-13 Grade 3(C)以上の副反応の症状別集計(全体)(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 年齢区分:全体発現 SOC PT 単独+同時 単独接種群 同時接種群部位 発現

例数発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 80 40 40接種部位+全身 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21接種部位 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21

全身障害および投与局所様態 10 12.5 36 4 10.0 15 6 15.0 21注射部位腫脹 10 12.5 18 4 10.0 7 6 15.0 11注射部位紅斑 8 10.0 15 4 10.0 6 4 10.0 9注射部位硬結 1 1.3 1 0 0.0 0 1 2.5 1注射部位そう痒感 1 1.3 2 1 2.5 2 0 0.0 0

付表 2.7.4.7-14 Grade 3(C)以上の有害事象の症状別集計(接種量別)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 12 20.0 36 1 3.3 1 11 36.7 35

接種部位 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34一般・全身障害および投与部位の状態 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34

注射部位紅斑 10 16.7 17 0 0.0 0 10 33.3 17注射部位腫脹 8 13.3 12 0 0.0 0 8 26.7 12注射部位硬結 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3

注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2全身 2 3.3 2 1 3.3 1 1 3.3 1

感染症および寄生虫症 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1ウイルス性胃腸炎 1 1.7 1 0 0.0 0 1 3.3 1

呼吸器、胸郭および縦隔障害 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

誤嚥性肺炎 1 1.7 1 1 3.3 1 0 0.0 0

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

付表 2.7.4.7-15 Grade 3(C)以上の副反応の症状別集計(接種量別)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間発現部位 SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 30 30接種部位+全身 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34

接種部位 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34一般・全身障害および投与部位の状態 11 18.3 34 0 0.0 0 11 36.7 34

注射部位紅斑 10 16.7 17 0 0.0 0 10 33.3 17注射部位腫脹 8 13.3 12 0 0.0 0 8 26.7 12注射部位硬結 3 5.0 3 0 0.0 0 3 10.0 3

注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 2 6.7 2

0.5mL(3歳以上13歳未満)

0.25mL(6ヵ月以上3歳未満)

全体

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page124

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 125

付表 2.7.4.7-16 Grade 3(C)以上の有害事象の症状別集計(年齢区分別-1)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:有害事象 接種回:全期間

SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 15 15 15 15接種部位+全身 12 20.0 36 1 6.7 1 0 0.0 0 3 20.0 11 8 53.3 24接種部位 11 18.3 34 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 11 8 53.3 23

11 18.3 34 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 11 8 53.3 23

注射部位紅斑 10 16.7 17 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 6 7 46.7 11

注射部位腫脹 8 13.3 12 0 0.0 0 0 0.0 0 2 13.3 4 6 40.0 8注射部位硬結 3 5.0 3 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 3

注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 1 6.7 1全身 2 3.3 2 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1

1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1

ウイルス性胃腸炎 1 1.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 11 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

誤嚥性肺炎 1 1.7 1 1 6.7 1 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0

6歳以上13歳未満

3歳以上6歳未満

全体 1歳以上3歳未満

6ヵ月以上1歳未満

一般・全身障害および投与部位の状態

感染症および寄生虫症

呼吸器、胸郭および縦隔障害

発現部位

付表 2.7.4.7-17 Grade 3(C)以上の副反応の症状別集計(年齢区分別-1)(DNK-PEDFLU-2)

解析対象:安全性解析対象集団項目:副反応 接種回:全期間

SOC PT

発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数 発現例数

発現率(%)

件数

解析対象例数 60 15 15 15 15接種部位+全身 11 18.3 34 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 11 8 53.3 23接種部位 11 18.3 34 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 11 8 53.3 23

11 18.3 34 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 11 8 53.3 23

注射部位紅斑 10 16.7 17 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 6 7 46.7 11

注射部位腫脹 8 13.3 12 0 0.0 0 0 0.0 0 2 13.3 4 6 40.0 8注射部位硬結 3 5.0 3 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 3 20.0 3

注射部位小水疱 2 3.3 2 0 0.0 0 0 0.0 0 1 6.7 1 1 6.7 1

一般・全身障害および投与部位の状態

発現部位

6歳以上13歳未満

3歳以上6歳未満

全体 1歳以上3歳未満

6ヵ月以上1歳未満

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page125

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.4 臨床的安全性 Page 126

付表 2.7.4.7-18 接種要注意者項目ごとの有害事象及び副反応発現率(DNK-PEDFLU-1)

解析対象:安全性解析対象集団接種要注意者 接種群 発現部位 有害事象 副反応該当項目 例数 件数 例数 件数

発現例数

発現率(%)

95%信頼区間 発現例数

発現率(%)

95%信頼区間

治験薬の成分 単独+同時 接種部位+全身 3 2 66.7 9.4~99.2 16 1 33.3 0.8~90.6 11又は鶏由来成分に 接種部位 1 33.3 0.8~90.6 11 1 33.3 0.8~90.6 11対するアレルギー 全身 2 66.7 9.4~99.2 5 0 0.0 0.0~70.8 0

単独接種群 接種部位+全身 1 0 0.0 0.0~97.5 0 0 0.0 0.0~97.5 0接種部位 0 0.0 0.0~97.5 0 0 0.0 0.0~97.5 0全身 0 0.0 0.0~97.5 0 0 0.0 0.0~97.5 0

同時接種群 接種部位+全身 2 2 100.0 15.8~100.0 16 1 50.0 1.3~98.7 11接種部位 1 50.0 1.3~98.7 11 1 50.0 1.3~98.7 11全身 2 100.0 15.8~100.0 5 0 0.0 0.0~84.2 0

基礎疾患 単独+同時 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

単独接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

同時接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

予防接種に 単独+同時 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0よる既往 接種部位 0 - - 0 0 - - 0

全身 0 - - 0 0 - - 0単独接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0

接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

同時接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

けいれんの既往 単独+同時 接種部位+全身 3 2 66.7 9.4~99.2 4 2 66.7 9.4~99.2 4接種部位 2 66.7 9.4~99.2 4 2 66.7 9.4~99.2 4全身 0 0.0 0.0~70.8 0 0 0.0 0.0~70.8 0

単独接種群 接種部位+全身 2 2 100.0 15.8~100.0 4 2 100.0 15.8~100.0 4接種部位 2 100.0 15.8~100.0 4 2 100.0 15.8~100.0 4全身 0 0.0 0.0~84.2 0 0 0.0 0.0~84.2 0

同時接種群 接種部位+全身 1 0 0.0 0.0~97.5 0 0 0.0 0.0~97.5 0接種部位 0 0.0 0.0~97.5 0 0 0.0 0.0~97.5 0全身 0 0.0 0.0~97.5 0 0 0.0 0.0~97.5 0

本人および近親者 単独+同時 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0の免疫不全 接種部位 0 - - 0 0 - - 0

全身 0 - - 0 0 - - 0単独接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0

接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

同時接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

気管支喘息 単独+同時 接種部位+全身 6 6 100.0 54.1~100.0 58 5 83.3 35.9~99.6 46接種部位 5 83.3 35.9~99.6 44 5 83.3 35.9~99.6 44全身 5 83.3 35.9~99.6 14 2 33.3 4.3~77.7 2

単独接種群 接種部位+全身 2 2 100.0 15.8~100.0 18 2 100.0 15.8~100.0 11接種部位 2 100.0 15.8~100.0 10 2 100.0 15.8~100.0 10全身 2 100.0 15.8~100.0 8 1 50.0 1.3~98.7 1

同時接種群 接種部位+全身 4 4 100.0 39.8~100.0 40 3 75.0 19.4~99.4 35接種部位 3 75.0 19.4~99.4 34 3 75.0 19.4~99.4 34全身 3 75.0 19.4~99.4 6 1 25.0 0.6~80.6 1

その他 単独+同時 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

単独接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

同時接種群 接種部位+全身 0 0 - - 0 0 - - 0接種部位 0 - - 0 0 - - 0全身 0 - - 0 0 - - 0

解析対象例数

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.4臨床的安全性 Page126

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Page 1

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」

第 2 部(モジュール 2):CTD の概要(サマリー)

2.7 臨床概要

2.7.5 参考文献

デンカ生研株式会社

Page 437: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.5参考文献 Page2

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.5 参考文献 Page 2

2.7.5. 参考文献

1) World Health Organization: Characteristics of the emergent influenza A(H1N1) viruses and recommendations for vaccine. 26 May, 2009.

2) 国立感染症研究所、赤血球凝集阻止試験(HI test)によるインフルエンザ分離株の同定、病原

体検出マニュアル 平成15年12月9日

3) Committee for proprietary medicinal products (CPMP) Note for guidance on harmonization of requirements for influenza vaccines. London: The European Agency for the Evaluation of Medicinal Products. 1997:1-18. (EMEA/CPMP/BWP/214/96)

4) 神谷 齊、中野貴司、庵原俊昭、高橋裕明、矢野拓弥、大熊和行 ほか、小児におけるインフ

ルエンザワクチンの接種量と効果に関する研究、第13回日本ワクチン学会学術集会 プログラ

ム・抄録集 2009: 107-108.

5) Englund JA, Walter EB, Fairchok MP, Monto AS, Neuzil KM. A comparison of 2 influenza vaccine schedules in 6- to 23-month-old children. Pediatrics 2005;115:1039-1047.

6) 第5回予防接種に関する検討会(平成17年2月2日)、資料8 インフルエンザの予防接種に関

する論点

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.5参考文献 Page3

Page 439: インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「 …...インフルエンザHAワクチン「生研」 Flu-シリンジ「生研」 2.7.1. 生物薬剤学的試験及び関連する分析法

Page 1

インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」

第 2 部(モジュール 2):CTD の概要(サマリー)

2.7 臨床概要

2.7.6 個々の試験のまとめ

デンカ生研株式会社

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インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.6個々の試験のまとめ Page2

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.6 個々の試験のまとめ Page 3

2.7.6.1 治験総括報告書 概要 DNK-PEDFLU-1

治験薬提供者: デンカ生研株式会社

商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

治験の標題:DNK-FLU の免疫原性に関する小児臨床試験

治験責任医師名: 、 治験実施施設:

公表文献:未公表

治験期間(月数): ヵ月

(最初の被験者の治験薬接種日)2009 年 月 日

(最後の被験者の事後観察日) 2009 年 月 日

開発のフェーズ: 第Ⅱ/Ⅲ相

目的:

健康小児を対象として、世界保健機関(World Health Organization;WHO)の推奨用量を基

本として DNK-FLU(H1)単独接種(6 ヵ月以上 3 歳未満:0.25 mL/回、3 歳以上 13 歳未満:

0.5 mL/回、上腕皮下接種)、及び DNK-FLU(H1)(6 ヵ月以上 3 歳未満:0.25 mL/回、3 歳以

上 13 歳未満:0.5 mL/回、上腕皮下接種)並びに DNK-FLU(TIV)(6 ヵ月以上 3 歳未満:0.25 mL/

回、3 歳以上 13 歳未満:0.5 mL/回、反対側上腕皮下接種)を同時に接種した際の免疫原性及

び安全性を検討する。

治験方法:

治験薬を 3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて 2 回皮下接種する。各治験薬接種前及び事後観察

日(2 回目接種から 3 週間 ± 7 日後)に採血を行い、免疫原性を評価する。また、治験薬 1

回目接種日から事後観察日までを観察期間として、安全性を評価する。

被験者数(計画時及び解析時): 計画時:80 例

(年齢別に H1N1 単独接種群と季節性インフルエンザ HA との同時接種群の各 2 群)

単独接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

同時接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

解析時:解析対象者数

[同意取得例]

単独接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

同時接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

[無作為割付例]

単独接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.6 個々の試験のまとめ Page 3 治験薬提供者: デンカ生研株式会社

商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

同時接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

[1 回目接種例]

単独接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

同時接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

[安全性解析対象集団]

単独接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

同時接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

[最大の解析対象集団(Full Analysis Set;FAS)]

単独接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

同時接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例

[治験実施計画書に適合した解析対象集団(Per Protocol Set;PPS)]

単独接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 19 例、3 歳以上 13 歳未満 19 例

同時接種群:6 ヵ月以上 3 歳未満 20 例、3 歳以上 13 歳未満 20 例 診断及び主要な組入れ基準:

以下の選択基準を全て満たし、かつ除外基準のいずれにも該当しない日本人健康小児を対

象とする。 選択基準 (1) 1 回目治験薬接種時の年齢が 6 ヵ月以上、13 歳未満の日本人健康小児

(2) 代諾者による文書による同意が得られ、治験参加中の遵守事項を守り、本治験実施計画書

に定められた診察を受け、症状などを代諾者が申告できる者 除外基準 (1) 本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)に新型インフルエンザ A(H1N1)を含むイン

フルエンザの既往のある者(代諾者からの聴取による)

(2) 新型インフルエンザ A(H1N1)に対応したワクチンの接種歴のある者(代諾者からの聴取

による)

(3) 食物や医薬品などによって、過去にアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな

(4) 重篤な心臓・血管系、血液系、呼吸器系、肝臓、腎臓、消化器系、神経精神疾患の現病歴

のある者

(5) 過去にギラン・バレー症候群や急性散在性脳脊髄炎の既往のある者

(6) 本治験開始前 4 ヵ月以内(接種日より起算)に、治験に参加し投与を受けた者

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.6個々の試験のまとめ Page4

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インフルエンザHAワクチン「生研」

Flu-シリンジ「生研」 2.7.6 個々の試験のまとめ Page 4 治験薬提供者: デンカ生研株式会社

商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

(7) 本治験開始前 27 日以内に生ワクチン、又は 6 日以内(以上、接種日より起算)に不活化ワ

クチン・トキソイドの投与を受けた者

(8) 本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)に季節性インフルエンザ HA ワクチン接種を

受けた者

(9) 本治験開始前 3 ヵ月以内に輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者、又は 6 ヵ月

以内(以上、接種日より起算)にガンマグロブリン製剤の大量療法(200 mg/kg 以上)を受

けた者

(10) その他、治験責任/分担医師が本治験の被験者として不適当と判断した者 接種要注意者(治験薬接種の判断を行うにあたり、注意を要する者)

以下のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び治

験参加適否の判定を慎重に行い、本治験の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行

い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。

(1) 本治験薬の成分*又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれ

のある者

*チメロサール

(2) 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患を有する者

(3) 予防接種で接種後 2 日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹などのアレルギーを疑う症

状を呈したことがある者

(4) 過去にけいれんの既往のある者

(5) 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者

(6) 気管支喘息のある者

(7) 上記に掲げる者のほか、本治験薬接種を行うに際し、注意を要する状態にある者 被験薬、用量及び接種方法、製造番号: 被験薬 DNK-FLU(H1):

2009 年に国立感染症研究所から配布された新型インフルエンザ A/カリフォルニア/7/2009

(H1N1)pdm(X-179A)ウイルスを元に作製されたインフルエンザ HA ワクチン。インフ

ルエンザウイルスのヘムアグルチニン(HA)を 30 μg/mL 以上(相当値)含む澄明又はわず

かに白濁した液剤。 DNK-FLU(TIV):

2009 年春に国立感染症研究所から配布された A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、

A/ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルスを元に作製されたインフル

エンザ HA ワクチン。各インフルエンザウイルスのヘムアグルチニン(HA)をそれぞれ

インフルエンザHAワクチン 「生研」Flu - シリンジ 「生研」 2.7.6個々の試験のまとめ Page5

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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治験薬提供者: デンカ生研株式会社

商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

30 μg/mL 以上(相当値)ずつ含む澄明又はわずかに白濁した液剤。

用量及び接種方法

治験薬を上腕に、3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて皮下接種する。

*単独接種群:

DNK-FLU(H1)を下記の年齢別接種量に従って上腕伸側に接種する。1 回目と 2 回目の

接種部位は左右の上腕を変える。

*同時接種群:

DNK-FLU(H1)並びに DNK-FLU(TIV)を下記の年齢別接種量に従って両側上腕伸側に

接種する。

1 回目と 2 回目接種時に DNK-FLU(H1)と DNK-FLU(TIV)の接種部位を交代する(同

時接種群は下記の用量を左右の上腕にそれぞれ接種するため1回接種総量としては倍量

となる)。

「年齢別接種量」

*単独接種群:

6 ヵ月以上 3 歳未満:1 回あたり 0.25 mL

3 歳以上 13 歳未満 :1 回あたり 0.5 mL

*同時接種群:

6 ヵ月以上 3 歳未満:1 回あたり 0.25 mL × 2

3 歳以上 13 歳未満 :1 回あたり 0.5 mL × 2

製造番号

DNK-FLU(H1): 、DNK-FLU(TIV):

接種期間:

接種期間:3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて 2 回接種

観察期間:治験薬 1 回目接種日から事後観察日(2 回目接種から 3 週間 ± 7 日後)まで

対照薬、用量及び接種方法、製造番号:

なし

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

評価基準: 免疫原性

測定項目

(1) 新型インフルエンザ A(H1N1)に対する中和抗体価

(2) 新型インフルエンザ A(H1N1)HA 抗原、A/ブリスベン/59/2007(H1N1)HA 抗原、A/ウ

ルグアイ/716/2007(H3N2)HA 抗原及び B/ブリスベン/60/2008 HA 抗原に対する HI 抗体価

主要評価項目

2 回目接種前、事後観察時の中和抗体価及び HI 抗体価の抗体陽転率

抗体陽転率①:接種後抗体価が 20 倍以上かつ 1 回目接種前値からの変化率が 4 倍以上の被

験者の割合

抗体陽転率②:接種後抗体価が 40 倍以上かつ 1 回目接種前値からの変化率が 4 倍以上の被

験者の割合 副次評価項目

• 中和抗体価及び HI 抗体価の推移

• 中和抗体価及び HI 抗体価の変化率 安全性 評価項目

• 有害事象

• 副反応 統計手法:

免疫原性については、FAS を対象とした解析を主要な結果とみなし、PPS を対象とした解析

も行う。また、安全性については、安全性解析対象集団を対象として解析を行う。 免疫原性 (1) 主要評価項目

2 回目接種前、事後観察時の中和抗体価及び HI 抗体価の抗体陽転率を算出し、さらに F 分

布に基づいた正確な両側 95%信頼区間を算出する。

(2) 副次評価項目

• 中和抗体価及び HI 抗体価の推移

1 回目接種前、2 回目接種前、事後観察時の中和抗体価及び HI 抗体価について要約統計

量を算出し、個人推移及び箱ひげ図による推移を図示する。

• 中和抗体価及び HI 抗体価の変化率

1 回目接種前の中和抗体価及び HI 抗体価を基準とし、2 回目接種前、事後観察時の中和

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

抗体価及び HI 抗体価の変化率を求め、要約統計量を算出する。また、変化率が 4 倍以上

の例数と頻度を治験薬ごとに集計する。

安全性 治験薬接種後に発現した有害事象(自覚症状、他覚所見など)は、頻度、種類、発現時期、

持続時間、処置、程度、転帰、因果関係などについて検討する。1 回でも有害事象が発現した

被験者を有害事象発現例とし、有害事象発現例数及び発現率(%)並びに F 分布に基づいた

正確な両側 95%信頼区間を算出する。治験薬との因果関係が否定できない副反応についても

同様の集計を行う。また、重症度、因果関係による集計も行う。 要約-結論 免疫原性の結果:

本治験において新型インフルエンザに対する中和抗体の抗体陽転率①は、事後観察時にお

いて 6 ヵ月以上 3 歳未満では単独接種群、同時接種群それぞれ 95.0%、100.0%、3 歳以上 13

歳未満ではそれぞれ 90.0%、90.0%であった。HI 抗体の抗体陽転率①は、事後観察時におい

て 6 ヵ月以上 3 歳未満ではそれぞれ 90.0%、85.0%、3 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 90.0%、

80.0%であった。また、中和抗体の抗体陽転率②は、事後観察時において 6 ヵ月以上 3 歳未満

ではそれぞれ 90.0%、85.0%、3 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 90.0%、90.0%であった。HI

抗体の抗体陽転率②は、事後観察時において 6 ヵ月以上 3 歳未満ではそれぞれ 75.0%、85.0%、

3 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 75.0%、70.0%であった。

一方、季節性インフルエンザ(同時接種群)における A/ブリスベン/59/2007(H1N1)、A/

ウルグアイ/716/2007(H3N2)、B/ブリスベン/60/2008 ウイルスの HA 抗原に対する HI 抗体の

抗体陽転率①は、事後観察時において 6 ヵ月以上 3 歳未満ではそれぞれ 90.0%、95.0%、65.0%、

3 歳以上 13 歳未満では 30.0%、45.0%、50.0%であった。また、HI 抗体の抗体陽転率②は、

事後観察時において 6 ヵ月以上 3 歳未満ではそれぞれ 80.0%、80.0%、60.0%、3 歳以上 13

歳未満では 25.0%、45.0%、30.0%であった。

新型インフルエンザに対する中和抗体及び HI 抗体の抗体陽転率は、単独接種群、同時接種

群の 6 ヵ月以上 3 歳未満、3 歳以上 13 歳未満いずれも 2 回目接種前より事後観察時のほうが

高く、事後観察時においては 70%以上の高値を示した。

一方、季節性インフルエンザに対する HI 抗体の抗体陽転率(同時接種群)は、事後観察時

において、6 ヵ月以上 3 歳未満に比し、3 歳以上 13 歳未満(0.5 mL 接種)が低値であったが、

HI 抗体価の幾何平均抗体価(同時接種群)は、1 回目接種前では 6 ヵ月以上 3 歳未満でそれ

ぞれ 13.7、8.7、6.2 に対し、3 歳以上 13 歳未満ではそれぞれ 85.7、42.9、14.6 と高く、事後観

察時では、6 ヵ月以上 3 歳未満でそれぞれ 105.6、95.1、34.8、3 歳以上 13 歳未満ではそれぞ

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

れ 165.6、160.0、51.0 であり、3 歳以上 13 歳未満では 2 回目接種前より高い抗体価を示した。

単独接種群の HI 抗体の抗体陽転率並びに幾何平均抗体価は治験薬接種前後でほぼ同じであ

った。 安全性の結果:

本治験において、死亡例及び有害事象の発現による中止例はなかった。また、本治験にお

いて、重篤な有害事象は認められなかった。

全接種群(単独接種群+同時接種群)(80 例)における有害事象及び副反応の発現率は、86.3%

及び 65.0%であった。接種部位反応の有害事象及び副反応の発現率は、56.3%及び 56.3%であ

った。また、全身性反応の有害事象及び副反応の発現率は、65.0%及び 20.0%であった。

単独接種群(40 例)と同時接種群(40 例)における有害事象及び副反応の発現率は、有害

事象は 85.0%及び 87.5%、副反応は 65.0%及び 65.0%であった。また、接種部位反応の有害

事象及び副反応の発現率は、有害事象は 55.0%及び 57.5%、副反応は 55.0%及び 57.5%であ

った。全身性反応の有害事象及び副反応の発現率は、有害事象は 62.5%及び 67.5%、副反応

は 25.0%及び 15.0%であった。単独接種群と同時接種群で、有害事象及び副反応の発現率に

大きな差はなく、症状はいずれの群も同様であった。

全接種群で発現頻度が高い有害事象は、接種部位反応では、注射部位紅斑 51.3%、注射部

位腫脹 35.0%、注射部位そう痒感 31.3%、注射部位疼痛 25.0%、注射部位熱感 20.0%、全身

性反応では、鼻漏 42.5%、発熱 26.3%、倦怠感 15.0%、上気道の炎症 13.8%、頭痛 10.0%、

気管支炎 10.0%であった。また、発現頻度が高い副反応は、接種部位反応では、注射部位紅

斑 51.3%、注射部位腫脹 35.0%、注射部位そう痒感 31.3%、注射部位疼痛 25.0%、注射部位

熱感 20.0%であり、全身性反応では、倦怠感 8.8%、鼻漏 6.3%であった。いずれの群におい

ても、多くの有害事象及び副反応の重症度は、Grade 1(A)又は Grade 2(B)であった。単

独接種群、同時接種群ともに、1 回目接種時より 2 回目接種時の有害事象及び副反応発現率が

高くなる傾向は認められなかった。

接種部位反応の有害事象は、6 ヵ月以上 3 歳未満より 3 歳以上 13 歳未満の発現例数が多く、

全身性反応の有害事象は、3 歳以上 13 歳未満より 6 ヵ月以上 3 歳未満の発現例数が多かった。

接種部位反応及び全身性反応の副反応はともに、6 ヵ月以上 3 歳未満より 3 歳以上 13 歳未満

の発現例数が多かった。 結論:

6 ヵ月以上 3 歳未満の健康小児に 1 回あたり 0.25 mL、3 歳以上 13 歳未満の健康小児には 1

回あたり 0.5 mL の治験薬(DNK-FLU(H1)を単独、もしくは DNK-FLU(H1)と DNK-FLU

(TIV)を同時)を 3 週間 ± 7 日間の間隔で 2 回皮下接種した時、インフルエンザウイルス

に対する抗体産生が確認され、インフルエンザの予防に対し有効である可能性が示唆された。

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、Flu-シリンジ「生研」 有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表 申請資料中の該当箇所分冊番号: ページ:

(審査当局使用欄)

また、DNK-FLU(H1)と DNK-FLU(TIV)を同時に接種した際の抗体価は、DNK-FLU(H1)

を単独接種した際の抗体価と同程度であった。

安全性については、DNK-FLU(H1)の単独接種及び DNK-FLU(H1)と DNK-FLU(TIV)

を同時に接種した際のいずれにも、重篤な有害事象は認められず、また、臨床的に重大な問

題となる症状は認められなかったことより、本治験薬の安全性に特に問題はないと考える。

以上より、DNK-FLU(H1)の WHO 推奨用量による 2 回皮下接種は、免疫原性及び安全性

ともに問題ないと考えた。

報告書の日付:2010 年 月 日

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2.7.6.2 治験総括報告書 概要 DNK-PEDFLU-2

治験薬提供者:

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、

Flu-シリンジ「生研」

有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表

申請資料中の該当箇

分冊番号:

ページ:

(審査当局使用欄)

治験の標題:DNK-FLU の健康小児を対象とした臨床試験

治験責任医師名: 、

治験実施施設:

公表文献:未公表

治験期間(月数): ヵ月

(最初の被験者の同意取得日)2010 年 月 日

(最後の被験者の事後観察日)2010 年 月 日

開発のフェーズ:

第 II/III 相

目的:

健康小児を対象として、DNK-FLU の世界保健機関(World Health Organization;WHO)推奨

用量(3 歳未満では 0.25 mL/回、3 歳以上 13 歳未満では 0.5 mL/回)を 3 週間 ± 7 日間の間隔を

おいて 2 回皮下接種した際の免疫原性及び安全性を検討する。

治験方法:

治験薬を 3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて 2 回皮下接種する。各治験薬接種前及び事後観察日

(2 回目接種から 3 週間 ± 7 日後)に採血を行い、免疫原性を評価する。また、治験薬 1 回目

接種日から事後観察日までを観察期間として、安全性を評価する。

被験者数(計画時及び解析時):

計画時:目標被験者数 40 例(登録被験者数 60 例)

6ヵ月以上1歳未満10例、1歳以上3歳未満10例、3歳以上6歳未満10例、6歳以上13歳未満10例

解析時:解析対象者数

[同意取得例]

6ヵ月以上1歳未満15例、1歳以上3歳未満15例、3歳以上6歳未満15例、6歳以上13歳未満15例

[1回目接種例]

6ヵ月以上1歳未満15例、1歳以上3歳未満15例、3歳以上6歳未満15例、6歳以上13歳未満15例

[2回目接種例]

6ヵ月以上1歳未満15例、1歳以上3歳未満15例、3歳以上6歳未満14例、6歳以上13歳未満15例

[安全性解析対象集団]

6ヵ月以上1歳未満15例、1歳以上3歳未満15例、3歳以上6歳未満15例、6歳以上13歳未満15例

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、

Flu-シリンジ「生研」

有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表

申請資料中の該当箇

分冊番号:

ページ:

(審査当局使用欄)

[最大の解析対象集団(Full Analysis Set;FAS)]

6ヵ月以上1歳未満15例、1歳以上3歳未満15例、3歳以上6歳未満15例、6歳以上13歳未満15例

[治験実施計画書に適合した解析対象集団(Per Protocol Set;PPS)]

6ヵ月以上1歳未満14例、1歳以上3歳未満14例、3歳以上6歳未満14例、6歳以上13歳未満15例

診断及び主要な組入れ基準:

以下の選択基準をすべて満たし、かつ除外基準のいずれにも該当しない日本人健康小児を対

象とする。

【選択基準】

(1) 1 回目治験薬接種時の年齢が 6 ヵ月以上、13 歳未満の日本人健康小児

(2) 代諾者による文書による同意が得られ、治験参加中の遵守事項を守り、本治験実施計画書に

定められた診察を受け、症状などを代諾者が申告できる者

【除外基準】

(1) 本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)にインフルエンザの既往のある者(代諾者から

の聴取による)

(2) 本治験開始前 6 ヵ月以内(接種日より起算)にインフルエンザ HA ワクチンの接種を受けた

(3) 食物や医薬品等によって、過去にアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者

(4) 重篤な心臓・血管系、血液系、呼吸器系、肝臓、腎臓、消化器系、神経精神疾患の現病歴の

ある者

(5) 過去に下記の既往のある者

ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎、血小板減少性紫斑病、血小板減少、アレルギ

ー性紫斑病、脳炎・脳症、脊髄炎

(6) 本治験開始前 4 ヵ月以内(接種日より起算)に、治験に参加し投与を受けた者

(7) 本治験開始前 27 日以内に生ワクチン、または 6 日以内(以上、接種日より起算)に不活化

ワクチン・トキソイドの投与を受けた者

(8) 本治験開始前 3 ヵ月以内に輸血またはガンマグロブリン製剤の投与を受けた者、または 6

ヵ月以内(以上、接種日より起算)にガンマグロブリン製剤の大量療法(200 mg/kg 以上)

を受けた者

(9) その他、治験責任/分担医師が本治験の被験者として不適当と判断した者

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、

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有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表

申請資料中の該当箇

分冊番号:

ページ:

(審査当局使用欄)

接種要注意者(治験薬接種の判断を行うにあたり、注意を要する者)

以下のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び治験

参加適否の判定を慎重に行い、本治験の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、

同意を確実に得た上で、注意して接種すること。

(1) 本治験薬の成分*または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそ

れのある者 *チメロサール

(2) 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者

(3) 予防接種で接種後 2 日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状

を呈したことがある者

(4) 過去にけいれんの既往のある者

(5) 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者

(6) 間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患を有する者

(7) 上記に掲げる者のほか、本治験薬接種を行うに際し、注意を要する状態にある者

被験薬:

DNK-FLU:2010 年に国立感染症研究所から配布された A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm

(略語:新型 A(H1N1))、A/ビクトリア/210/2009(H3N2)(略語:A(H3N2))、B/ブリスベン

/60/2008 ウイルス(略語:B)をもとに作製されたインフルエンザ HA ワクチン。各インフルエ

ンザウイルスのヘムアグルチニン(HA)を 1 株あたり 30 μg/mL 以上(相当値)ずつ含む澄明

またはわずかに白濁した液剤。

用量及び接種方法:

DNK-FLU を下記の年齢別接種量に従って、3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて上腕伸側に 2 回皮下

接種する。1 回目と 2 回目の接種部位は左右の上腕を変える。

「年齢別接種量」

6 ヵ月以上 3 歳未満:1 回あたり 0.25 mL

3 歳以上 13 歳未満 :1 回あたり 0.5 mL

製造番号:

DNK-FLU:

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、

Flu-シリンジ「生研」

有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表

申請資料中の該当箇

分冊番号:

ページ:

(審査当局使用欄)

接種及び観察期間:

接種期間:3 週間 ± 7 日間の間隔をおいて 2 回接種

観察期間:治験薬 1 回目接種日から事後観察日(2 回目接種から 3 週間 ± 7 日後)まで

対照薬:

なし

評価基準:

免疫原性

測定項目

(1) 新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の HA 抗原に対する HI 抗体価

(2) 新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B に対する中和抗体価

主要評価項目

・HI 抗体価について、以下の基準を 1 つ以上満たすこと

・抗体陽転率(>40%)

・幾何平均抗体価変化率(>2.5)

・抗体保有率(>70%)

副次評価項目

・中和抗体価の抗体陽転率、幾何平均抗体価変化率、抗体保有率

・HI 抗体価及び中和抗体価の推移

安全性

評価項目

・有害事象の種類、発現率、程度、発現時期及び持続期間

・副反応の種類、発現率、程度、発現時期及び持続期間

統計手法:

免疫原性については、FAS を対象とした解析を主要な結果とみなし、PPS を対象とした解析

も行った。また、安全性については、安全性解析対象集団を対象として解析を行った。

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、

Flu-シリンジ「生研」

有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

各治験の要約表

申請資料中の該当箇

分冊番号:

ページ:

(審査当局使用欄)

免疫原性の解析

(1) 主要評価項目及び副次評価項目

・抗体陽転率は、抗体陽転例数、抗体陽転率及び F 分布に基づいた正確な両側 95%信頼区間

を算出した。

・抗体価の要約統計量は、抗体価について対数変換値(Log10)の要約統計量及びこれらの算

出値を指数変換した値を表示し、幾何平均抗体価変化率を算出した。

・抗体保有率は、抗体価について抗体保有例数、抗体保有率及び F 分布に基づいた正確な両

側 95%信頼区間を算出した。

・抗体価の推移は、抗体価について箱ヒゲ図及び平均値 ± 標準偏差値を示した推移図を作成

した。

・被験者ごとの抗体価の推移図を作成した。

(2) 免疫原性のその他の評価項目

・抗体価の頻度分布を示した。

・抗体価の逆累積度数分布図を作成した。

・抗体価変化率の要約統計量は、抗体価について対数変換値(Log10)の要約統計量及び算出

値を指数変換した値を表示し、幾何平均抗体価変化率を算出した。

・抗体価変化率 4 倍以上の被験者の割合を算出した。

(3) 免疫原性のその他の解析

・接種前抗体価 40 倍未満の被験者の抗体陽転率、抗体価要約統計量び抗体保有率を算出した。

・アレルギー歴の有無、インフルエンザワクチン接種歴の有無、インフルエンザ罹患歴の有

無ごとに、またはそのいずれかの有無ごとに抗体陽転率、抗体価の要約統計量及び抗体保

有率を算出した。

・治験期間中のインフルエンザ罹患の有無、または解熱剤の使用の有無ごとに、抗体陽転率、

抗体価の要約統計量及び抗体保有率を算出した。

安全性の解析

(1) 治験薬接種後に発現した有害事象(自覚症状、他覚所見等)は、頻度、種類、発現時期、持

続時間、処置、程度、転帰、因果関係等について検討した。1 回でも有害事象が発現した被験

者を有害事象発現例とし、有害事象発現例数及び発現率(%)並びに F 分布に基づいた正確

な両側 95%信頼区間を算出した。治験薬との因果関係が否定できない副反応についても同様

の集計を行った。

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インフルエンザHAワクチン「生研」

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商品名:インフルエンザ HAワクチン「生研」、

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有効成分名:不活化インフルエンザウイルス

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(2) 症状別(器官別大分類別・基本語別)、因果関係別、発現時期別による集計も行った。

(3) 発現までの日数及び持続日数の要約統計量、接種要注意者、アレルギー歴を有する被験者、

解熱剤使用者の有害事象、発熱を発現した被験者の最高体温及び局所反応(副反応)の長径

についての集計も行った。

(4) 体温は、要約統計量及び推移図(平均値 ± 標準偏差)について算出及び作成した。

要約-結論

免疫原性の結果:(主要評価項目)

新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体について抗体陽転率、幾何

平均抗体価変化率及び抗体保有率の観点から免疫原性を検討した。

(1) 抗体陽転率

新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の抗体陽転率はそれ

ぞれ、全体で 2 回目接種前 51.7%、53.3%、30.0%、事後観察時 78.0%、84.7%、45.8%であっ

た。0.25 mL 接種では、2 回目接種前 30.0%、50.0%、16.7%、事後観察時 66.7%、100.0%、

36.7%であった。0.5 mL 接種では、2 回目接種前 73.3%、56.7%、43.3%、事後観察時 89.7%、

69.0%、55.2%であった。

年齢区分別では、新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体価の

抗体陽転率はそれぞれ、6 ヵ月以上 1 歳未満で 2 回目接種前 0.0%、26.7%、0.0%、事後観察

時 40.0%、100.0%、6.7%であった。1 歳以上 3 歳未満で 2 回目接種前 60.0%、73.3%、33.3%、

事後観察時 93.3%、100.0%、66.7%であった。3 歳以上 6 歳未満で 2 回目接種前 66.7%、60.0%、

53.3%、事後観察時 92.9%、78.6%、71.4%であった。6 歳以上 13 歳未満で 2 回目接種前 80.0%、

53.3%、33.3%、事後観察時 86.7%、60.0%、40.0%であった。

(2) 幾何平均抗体価変化率

新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体の幾何平均抗体価変化

率はそれぞれ、全体で 2 回目接種前 3.6、4.4、2.4、事後観察時 6.6、9.4、3.9 であった。0.25

mL 接種では、2 回目接種前 2.2、4.8、1.9、事後観察時 6.1、16.0、3.9 であった。0.5 mL 接

種では、2 回目接種前 5.9、4.1、3.2、事後観察時 7.4、5.6、4.0 であった。

年齢区分別では、新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体の幾

何平均抗体価変化率はそれぞれ、6 ヵ月以上 1 歳未満で 2 回目接種前 1.1、2.8、1.2、事後観

察時 4.2、12.7、2.1 であった。1 歳以上 3 歳未満で 2 回目接種前 4.4、8.4、2.9、事後観察時

8.8、20.2、7.3 であった。3 歳以上 6 歳未満で 2 回目接種前 4.8、4.6、3.8、事後観察時 6.6、

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8.2、5.8 であった。6 歳以上 13 歳未満で 2 回目接種前 7.3、3.6、2.6、事後観察時 8.4、3.8、

2.8 であった。

(3) 抗体保有率

新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体の抗体保有率はそれぞ

れ、全体で 1 回目接種前 40.0%、30.0%、16.7%、2 回目接種前 61.7%、75.0%、46.7%、事後

観察時 83.1%、98.3%、61.0%であった。0.25 mL 接種群では、1 回目接種前 20.0%、3.3%、

0.0%、2 回目接種前 30.0%、53.3%、16.7%、事後観察時 66.7%、100.0%、36.7%であった。

0.5 mL 接種群では、1 回目接種前 60.0%、56.7%、33.3%、2 回目接種前 93.3%、96.7%、76.7%、

事後観察時 100.0%、96.6%、86.2%であった。

年齢区分別では、新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体の抗

体保有率はそれぞれ、6 ヵ月以上 1 歳未満で 1 回目接種前 0.0%、0.0%、0.0%、2 回目接種前

0.0%、33.3%、0.0%、事後観察時 40.0%、100.0%、6.7%であった。1 歳以上 3 歳未満で 1 回

目接種前 40.0%、6.7%、0.0%、2 回目接種前 60.0%、73.3%、33.3%、事後観察時 93.3%、100.0%、

66.7%であった。3 歳以上 6 歳未満で 1 回目接種前 66.7%、33.3%、20.0%、2 回目接種前 86.7%、

93.3%、73.3%、事後観察時 100.0%、92.9%、85.7%であった。6 歳以上 13 歳未満で 1 回目接

種前 53.3%、80.0%、46.7%、2 回目接種前 100.0%、100.0%、80.0%、事後観察時 100.0%、100.0%、

86.7%であった。

(4) 抗体価の総合評価

季節性インフルエンザワクチンの EMA ガイダンス(CPMP/BWP/214/96)において、季節

性インフルエンザワクチンの免疫原性評価方法として、HI 抗体価における 3 つの基準(1.

抗体陽転率(>40%)、2.幾何平均抗体価変化率(>2.5)、3.抗体保有率(>70%))が示されて

おり、これに基づく評価を行った。

評価基準を満たした項目数は、全体では、新型 A(H1N1)、A(H3N2)、B の各 HA 抗原

に対する HI 抗体価は、2 回目接種前では 2、3、0 項目を満たし、事後観察時では 3、3、2

項目を満たした。

接種用量別では、新型 A(H1N1)、A(H3N2)、B の各 HA 抗原に対する HI 抗体価は、2

回目接種前では 0.25 mL 接種が 0、2、0 項目、0.5 mL 接種が 3、3、3 項目を満たし、事後観

察時では、0.25 mL 接種が 2、3、1 項目、0.5 mL 接種が 3、3、3 項目を満たした。

年齢区分別では、新型 A(H1N1)、A(H3N2)、B の各 HA 抗原に対する HI 抗体価は、2

回目接種前では 6 ヵ月以上 1 歳未満が 0、1、0 項目、1 歳以上 3 歳未満が 2、3、1 項目、3

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歳以上 6 歳未満が 3、3、3 項目、6 歳以上 13 歳未満が 3、3、2 項目を満たし、事後観察時で

は、6 ヵ月以上 1 歳未満が 1、3、0 項目、1 歳以上 3 歳未満が 3、3、2 項目、3 歳以上 6 歳未

満が 3、3、3 項目、6 歳以上 13 歳未満が 3、3、2 項目を満たした。

新型 A(H1N1)、A(H3N2)及び B の各 HA 抗原に対する HI 抗体価は、治験薬 2 回接種

後の事後観察時では 6 ヵ月以上 1 歳未満で B が基準を満たさなかったことを除き、接種群全

体、各接種用量及び全年齢区分において、主要評価基準 1 項目以上を満たした。

安全性の結果:

(1) 本治験において死亡例はなかった。有害事象の発現による中止例もなかった。重篤な有害事

象は、誤嚥性肺炎(1 例 1 件)が認められ、他の重要な有害事象は、ウイルス性胃腸炎(1

例 1 件)が認められた。重篤及び重要な副反応はなかった。

(2) 全体有害事象発現率は 85.0%、副反応発現率は 73.3%であった。接種部位反応の有害事象発

現率は 65.0%、副反応発現率は 65.0%であった。全身性反応の有害事象発現率は 71.7%、副

反応発現率は 50.0%であった。

(3) 全体で発現頻度が高い接種部位反応の有害事象は、注射部位紅斑 60.0%、注射部位熱感

43.3%、注射部位腫脹 38.3%、注射部位疼痛 36.7%、注射部位そう痒感 30.0%、注射部位硬

結 26.7%であり、全身性反応の有害事象は、鼻咽頭炎 40.0%、鼻漏 23.3%であった。発現頻

度が高い接種部位反応の副反応はいずれも有害事象と発現率が同値であり、全身性反応の副

反応は、鼻咽頭炎 15.0%、鼻漏 13.3%であった。全身性反応の鼻咽頭炎を除き、1 回目接種

時よりも 2 回目接種時の有害事象及び副反応発現率が高くなる傾向は認められなかった。有

害事象の重症度は、Grade 1(A)、Grade 2(B)以外に Grade3(C)も認められたが、Grade3

(C)の多くは接種部位反応であった。全身性反応では Grade3(C)の副反応は認められな

かった。

(4) 接種用量別の発現率が高い接種部位反応の有害事象は、0.25 mL 接種では、注射部位紅斑

36.7%、注射部位熱感 16.7%、注射部位硬結 16.7%、注射部位腫脹 13.3%、注射部位疼痛 13.3%、

注射部位そう痒感 10.0%であり、0.5 mL 接種では注射部位紅斑 83.3%、注射部位熱感 70.0%、

注射部位腫脹 63.3%、注射部位疼痛 60.0%、注射部位そう痒感 50.0%、注射部位硬結 36.7%

であった。全身性反応の有害事象は、0.25 mL 接種では鼻咽頭炎 43.3%、鼻漏 20.0%、節足

動物刺傷 13.3%、上気道の炎症 13.3%、湿疹 13.3%、咽頭炎 10.0%、0.5 mL 接種では鼻咽頭

炎 36.7%、鼻漏 26.7%、倦怠感 10.0%、頭痛 10.0%であった。また、接種用量別の接種部位

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反応の副反応は、いずれも有害事象と発現率が同値であり、全身性反応の副反応は、0.25 mL

接種では鼻咽頭炎 16.7%、鼻漏 10.0%、0.5 mL 接種では鼻漏 16.7%、鼻咽頭炎 13.3%、倦怠

感 10.0%、頭痛 10.0%であった。

(5) 年齢区分別の発現率が高い接種部位反応の有害事象は、6 ヵ月以上 1 歳未満では、注射部位

紅斑 13.3%、1 歳以上 3 歳未満では注射部位紅斑 60.0%、注射部位熱感 33.3%、注射部位硬

結 33.3%、注射部位腫脹 26.7%、注射部位疼痛 26.7%、注射部位そう痒感 20.0%、3 歳以上

6 歳未満では注射部位紅斑 80.0%、注射部位熱感 66.7%、注射部位腫脹 53.3%、注射部位疼

痛 46.7%、注射部位そう痒感 40.0%、注射部位硬結 33.3%、6 歳以上 13 歳未満では注射部位

紅斑 86.7%、注射部位熱感 73.3%、注射部位腫脹 73.3%、注射部位疼痛 73.3%、注射部位そ

う痒感 60.0%、注射部位硬結 40.0%であった。全身性反応の有害事象は、6 ヵ月以上 1 歳未

満では鼻咽頭炎 33.3%、湿疹 13.3%、ウイルス性胃腸炎 13.3%、1 歳以上 3 歳未満では鼻咽

頭炎 53.3%、鼻漏 33.3%、上気道の炎症 20.0%、節足動物刺傷 20.0%、湿疹 13.3%、咽頭炎

13.3%、気管支炎 13.3%、3 歳以上 6 歳未満では鼻咽頭炎 46.7%、鼻漏 26.7%、気管支炎 13.3%、

頭痛 13.3%、6 歳以上 13 歳未満では鼻咽頭炎 26.7%、鼻漏 26.7%、倦怠感 13.3%、喘息 13.3%

であった。また、年齢区分別の接種部位反応の副反応は、いずれも有害事象と同値であり、

全身性反応の副反応は、6 ヵ月以上 1 歳未満ではウイルス性胃腸炎 13.3%、1 歳以上 3 歳未

満では鼻咽頭炎 26.7%、鼻漏 20.0%、上気道の炎症 13.3%、3 歳以上 6 歳未満では頭痛 13.3%、

鼻漏 13.3%、6 歳以上 13 歳未満では鼻漏 20.0%、鼻咽頭炎 20.0%、倦怠感 13.3%であった。

結論:

6 ヵ月以上 3 歳未満に 1 回あたり 0.25 mL、3 歳以上 13 歳未満に 1 回あたり 0.5 mL の治験薬

を 3 週間 ± 7 日間の間隔で 2 回皮下接種した時、新型 A(H1N1)及び季節性インフルエンザウ

イルスに対する抗体産生が確認された。

安全性については、重篤な有害事象として誤嚥性肺炎(1/60 例)、重要な有害事象としてウイ

ルス性胃腸炎(1/60 例)が認められたが、いずれも治験薬との因果関係は否定されていること、

臨床的に問題となる有害事象は認められなかったことより、本治験薬の安全性に問題はないと

考えられた。

以上より、健康小児を対象とした DNK-FLU の WHO 推奨用量による 2 回皮下接種は、免疫

原性及び安全性ともに問題なく、インフルエンザの予防に対し有効である可能性が示唆された。

報告書の日付:2011 年 月 日