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10-1Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
C H A P T E R 10GSS GSLB 動作のモニタリング
ここでは、Global Site Selector(GSS)ネットワークの Global Server Load-Balancing
(GSLB; グローバル サーバ ロード バランシング)の状況をモニタする以下のツー
ルについて説明します。
• CLI(コマンドライン インターフェイス)ベースのコマンド。GSS 装置(プ
ライマリ GSSM [Global Site Selector Manager]、スタンバイ GSSM、および
GSS 装置)のコンテンツ ルーティングおよび GSLB の統計情報を表示しま
す。
• プライマリ GSSM GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)のモニタ
ページ。GSS ネットワークの全 GSS 装置の GSLB アクティビティ状況を表
示します。
この章の内容は、次のとおりです。
• CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
• プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタ
リング
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-2Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
CLI による GSLB 統計情報のモニタリングGSS 装置には総合的な show statistics CLI コマンドが用意されており、GSS GSLB
動作時における主要コンポーネントのコンテンツ ルーティングと負荷バランシ
ングの統計情報を表示できます。GSS GSLB コンポーネントにはブーメラン
(CRA [ コンテンツ ルーティング エージェント ])、Domain Name System(DNS;
ドメイン ネーム システム)、VIP キープアライブがあります。たとえば show
statistics dns コマンドを使って、特定の DNS 規則が処理するトラフィック(D プ
ロキシと回答の対応付け)を表示したり、GSS が管理する特定のホステッド ド
メインに対するトラフィックを解析できます。
GSS 装置の DNS スティッキやネットワーク プロキシミティなどの詳細なトラ
フィック管理機能もモニタできます。
以下に、show statistics コマンド オプションの出力結果を使用して GSS GSLB の
動作をモニタする方法を説明します。
• GSS 上のブーメラン サーバの状況のモニタリング
• GSS 上の DNS サーバの状況のモニタリング
• GSS 上の DRP エージェントの状況のモニタリング
• GGS 上の DDoS 統計情報のモニタリング
• GSS 上のキープアライブの状況の表示
• GGS 上のネットワーク プロキシミティ統計情報のモニタリング
• GGS 上の DNS スティッキ統計情報のモニタリング
• GSS GSLB 統計情報のクリア
GSS 上のブーメラン サーバの状況のモニタリング
ブーメラン サーバ コンポーネントは、DNS レースが提供する CRA 間のネット
ワーク遅延データを使用して所定の要求に応じるものとしてどのサーバが 適
であるかを判別します。show statistics boomerang コマンドを使用すると、ドメ
イン単位でまたはグローバルとして、GSS 装置の DNS レースなどのブーメラン
アクティビティを調べることができます。
show statistics boomerang コマンドの構文は次のとおりです。
show statistics boomerang {domain domain_name | global}
10-3Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
オプションと変数は次のとおりです。
• domain — GSS に接続する指定ドメインの統計情報を表示します。
• domain_name — ドメイン名を指定します。
• global — ブーメラン サーバの GSS ネットワーク全体の統計情報を表示しま
す。
次に、ブーメラン サーバの GSS ネットワーク全体の統計情報を表示する場合の
例を示します。
gss1.yourdomain.com# show statistics boomerang globalBoomerang global statistics: Total races: 24
次に、ドメインを指定してブーメラン統計情報を表示する例を示します。
gss1.yourdomain.com# show statistics boomerang domain1Domain statistics: (of domain1) DNS A requests:
GSS 上の DNS サーバの状況のモニタリング
DNS サーバ コンポーネントは、GSS 装置との間で送受信されるあらゆる DNS 関
連トラフィックを追跡します。受信された DNS クエリー、送信された回答、ド
ロップされたクエリー、転送されたクエリーの情報が含まれます。show statistics
dns コマンド オプションを使用すると、GSS 要求ルーティングとサーバ ロード
バランシングコンポーネントの DNS 統計情報が表示されます。具体的には、DNS
規則、回答、回答グループ、ドメイン、ドメイン リスト、規則名またはゾーン
別のプロキシミティ ルックアップ、送信元アドレス、送信元アドレス グループ
が表示されます。
DNS 回答グループ、ドメイン リスト、送信元アドレス リストの統計情報を表示
する場合、verbose オプションを指定して DNS 規則のコンポーネントごとに詳し
い統計情報を表示することもできます(たとえば、回答グループを構成する回答
やドメイン リストを構成するドメインごとの統計情報など)。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-4Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
ここで説明する手順は、次のとおりです。
• 回答の統計情報の表示
• 回答グループの統計情報の表示
• ドメインの統計情報の表示
• ドメイン リストの統計情報の表示
• グローバル統計情報の表示
• DNS 規則プロキシミティ統計情報の表示
• DNS 規則の統計情報の表示
• 送信元アドレスの統計情報の表示
• 送信元アドレス リストの統計情報の表示
• DNS 規則スティッキ統計情報の表示
回答の統計情報の表示
コンテンツ クエリーへの回答を設定されている回答ごとの累積ヒット数で表示
するには、show statistics dns answer コマンドを使用します。1 秒間の平均ヒッ
ト数の累積値も、直前の 1 分、5 分、30 分、4 時間分が表示できます。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns answer {list | answer_name}
オプションと変数は次のとおりです。
• list — GSS に設定されたすべての回答名を表示します。
• answer_name — 統計情報を表示する回答名を指定します。
10-5Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
表 10-1 に、show statistics dns answer コマンド出力のフィールドを示します。
回答グループの統計情報の表示
合計ヒット数と回答を設定された回答グループごとに表示するには、show
statistics dns answer-group コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns answer-group {list | group_name [verbose]}
オプションと変数は次のとおりです。
• list — GSS に設定されたすべての回答グループの名前を表示します。
• group _name — 統計情報を表示する回答グループの名前を指定します。
• verbose — 回答グループを構成する回答ごとに詳しい統計情報を表示しま
す。
表 10-1 show statistics dns answer コマンドのフィールド
フィールド 説明
Answer 回答名。表示される回答名は、回答のタイプによって異な
ります。
• 回答の VIP アドレス(回答タイプが VIP の場合)
• インターフェイスまたは回線アドレス(回答タイプが
CRA の場合)
• ネーム サーバの IP アドレス(回答タイプが NS[ネー
ム サーバ]の場合)
Type GSS が DNS 要求を解決するリソース。回答タイプには、
VIP、CRA、NS があります。
Total Hits GSS を 後に起動した以降または統計情報をクリアした以
降の設定済み回答の合計ヒット数
1-Min 1 秒間にヒットした回答の平均数(直前の 1 分間)
5-Min 1 秒間にヒットした回答の平均数(直前の 5 分間)
30-Min 1 秒間にヒットした回答の平均数(直前の 30 分間)
4-Hr 1 秒間にヒットした回答の平均数(直前の 4 時間)
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-6Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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表 10-2 に、 show statistics dns answer-group verbose コマンド出力のフィールドを
示します。
ドメインの統計情報の表示
設定されているホステッド ドメインごとの累計ヒット数を表示するには、show
statistics dns domain コマンドを使用します。1 秒間の平均ヒット数の累積値も、
直前の 1 分、5 分、30 分、4 時間分が表示できます。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns domain {list | domain_name}
オプションと変数は次のとおりです。
• list — GSS に設定されたすべてのドメイン名を表示します。
• domain_name — 統計情報を表示するドメイン名を指定します。
表 10-2 show statistics dns answer-group verbose コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total Hit Count 後に GSS を起動して以降の設定済み回答グループの累
積ヒット数
Answer 回答グループの回答名。表示される回答名は、回答のタイ
プによって異なります。
• 回答の VIP アドレス(回答タイプが VIP の場合)
• インターフェイスまたは回線アドレス(回答タイプが
CRA の場合)
• ネーム サーバの IP アドレス(回答タイプが NS の場合)
Hit Count GSS が DNS 要求を処理するときに回答が DNS 規則で選択
された回数または DNS 規則に一致した回数
Status 回答がオンライン(アップ)かオフラインか(ダウン)か
を示します。
10-7Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
表 10-3 に、show statistics dns domain コマンド出力のフィールドを示します。
ドメイン リストの統計情報の表示
設定されているホステッド ドメイン リストごとの累積ヒット数の合計を表示す
るには、show statistics dns domain-list コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns domain-list {list | domain_list_name [verbose]}
オプションと変数は次のとおりです。
• list — GSS に設定されたすべてのドメイン名を表示します。
• domain_list_name — 統計情報を表示するドメイン リスト名を指定します。
• verbose — ドメイン リストを構成するドメインごとに詳しい統計情報を表
示します。
表 10-3 show statistics dns domain コマンドのフィールド
フィールド 説明
Domain ホステッド ドメインの名前
Total Hits GSS を 後に起動した以降のホステッド ドメインの合計
ヒット数
1-Min 1 秒間にヒットしたホステッド ドメインの平均数(直前の
1 分間)
5-Min 1 秒間にヒットしたホステッド ドメインの平均数(直前の
5 分間)
30-Min 1 秒間にヒットしたホステッド ドメインの平均数(直前の
30 分間)
4-Hr 1 秒間にヒットしたホステッド ドメインの平均数(直前の
4 時間)
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-8Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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表 10-4 に、show statistics dns domain-list verbose コマンド出力のフィールドを示
します。
グローバル統計情報の表示
使用している GSS 装置の全般的な DNS 統計情報を表示するには、show statistics
dns global コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns global
表 10-5 に、show statistics dns global コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-4 show statistics dns domain-list verbose コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total Hit Count GSS を 後に起動したまたは統計情報をクリアした以降の
ホステッド ドメインの累積ヒット数
Domain Name ドメイン リストにあるホステッド ドメインの名前
Hit Count GSS が DNS 要求を処理するときにホステッド ドメインが
DNS 規則で選択された回数または DNS 規則に一致した回
数
表 10-5 show statistics dns global コマンドのフィールド
フィールド 説明
DnsQueriesRcvd GSS が要求先のクライアント D プロキシから受信
した DNS クエリーの合計数
DnsHostAddrQueriesRcvd GSS が要求先のクライアント D プロキシから受信
したホスト アドレス クエリーの合計数
DnsResponsesSent GSS から要求側クライアント D プロキシに送信さ
れた DNS 回答の合計数
DnsResponsesNoError GSS から要求側クライアント D プロキシに送信さ
れたエラーなし DNS 回答の合計数
DnsResponsesErrors GSS から要求側クライアント D プロキシに送信さ
れたエラーあり DNS 回答の合計数
10-9Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
DnsServfailRCode DNS サーバ エラー戻りコード
DnsNxdomainRCode DNS NX ドメイン戻りコード
DnsNotimpRCode DNS 非実装戻りコード
DnsRefusedRCode DNS 拒否戻りコード
DnsQueriesUnmatched GSS が要求先のクライアント D プロキシから受信
した不一致 DNS クエリーの合計数
DnsDrops GSS がドロップする DNS クエリーの合計数
DnsNSFWDSent GSS ドメイン リストのドメインと一致せず、GSS
によって外部 DNS ネーム サーバに転送して解決
されるクエリーの合計数
DnsBoomServReqSent GSS のブーメラン サーバが送信して DNS レース
を開始する要求の合計数
DnsNSFWDResponsesRcvd GSS から外部 DNS ネーム サーバに転送して解決
されるクエリーの合計数
DnsProxLkupReqSent GSS からプロキシミティ サブシステムに送信され
るプロキシミティ ルックアップ要求の合計数
DnsProxLkupRespRecd GSS がプロキシミティ サブシステムから受信した
プロキシミティ ルックアップ要求の合計数
DnsReqRatePerSecondCur DNS 解決のために GSS に要求される現時点での 1
秒あたりの要求回数
DnsReqRatePerSecondPeak DNS 解決のために GSS に要求されるピーク時 1 秒
あたりの要求回数
DnsStickyLkupReqSent GSS からスティッキ サブシステムに送信されるス
ティッキ ルックアップ要求の合計数
DnsStickyAddReqSent GSS からスティッキ サブシステムに送信される IP
アドレス要求の合計数
DnsStickyHit DNS 規則に一致したスティッキ回答の合計数
DnsStickyMiss GSS が DNS 規則に一致するスティッキ回答を提供
できなかった合計回数
表 10-5 show statistics dns global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-10Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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DNS 規則プロキシミティ統計情報の表示
プロキシミティ ルックアップを DNS 規則名ごとにすべて表示するには、show
statistics dns proximity rule コマンドを使用します。
(注) GSS の DNS サーバ コンポーネントに関連するプロキシミティ統計情報をクリア
するには、clear statistics dns コマンドを使用します。詳細については、「GSSGSLB 統計情報のクリア」を参照してください。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns proximity rule
表 10-6 に、show statistics dns proximity rule コマンド出力のフィールドを示しま
す。
DnsSrcPortErrorUdp DNS 送信元ポートで発生した UDP エラーの合計
数
DnsSrcPortErrorTcp DNS 送信元ポートで発生した TCP エラーの合計数
DnsPollSocketError ソケット接続エラーの合計数
表 10-5 show statistics dns global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-6 show statistics dns proximity rule コマンドのフィールド
フィールド 説明
Rule 一致する DNS 規則の名前
Proximity Hit Count DNS 規則に一致する DNS 要求の数
Proximity Success Count DNS 規則に近い回答を返すことができた DNS 回答
の数
10-11Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
DNS 規則の統計情報の表示
合計ヒット数と成功回数を設定された DNS 規則ごとに表示するには、show
statistics dns rule コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns rule {list | rule_name}
オプションと変数は次のとおりです。
• list — GSS に設定されたすべての DNS 規則を表示します。
• rule_name — 統計情報を表示する DNS 規則の名前を指定します。
表 10-7 に、show statistics dns rule コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-7 show statistics dns rule コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total Hit Count 後に GSS を起動して以降の設定済み DNS 規則の累
積ヒット数
Total Success Count DNS 規則に一致した回答の累積数
Clause DNS 規則の balance 句の数
Hit Count DNS 規則が DNS 要求を処理した回数
Success Count DNS 規則に一致した回答の数
Id DNS 規則の回答の内部 ID 番号
Address 回答名。表示される回答名は、回答のタイプによって異
なります。
• 回答の VIP アドレス(回答タイプが VIP の場合)
• インターフェイスまたは回線アドレス(回答タイプ
が CRA の場合)
• ネーム サーバの IP アドレス(回答タイプが NS の場合)
Hit Count GSS が DNS 要求を処理するときに回答が DNS 規則で
選択された回数または DNS 規則に一致した回数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-12Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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送信元アドレスの統計情報の表示
設定されている送信元アドレスごとの累計ヒット数を表示するには、show
statistics dns source-address コマンドを使用します。1 秒間の平均ヒット数の累積
値も、直前の 1 分、5 分、30 分、4 時間分が表示できます。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns source-address {list | sa_name}
オプションと変数は次のとおりです。
• list — GSS に設定されたすべての送信元アドレスを表示します。
• sa_name — 統計情報を表示する送信元アドレスの名前を指定します。
表 10-8 に、show statistics dns source-address コマンド出力のフィールドを示しま
す。
送信元アドレス リストの統計情報の表示
設定されている送信元アドレス リストごとの累計ヒット数を表示するには、
show statistics dns source-address-list コマンドを使用します。統計には、直前の
1 分、5 分、30 分、4 時間の平均ヒット カウントも含まれます。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns source-address-list {list | sa_list_name [verbose]}
表 10-8 show statistics dns source-address コマンドのフィールド
フィールド 説明
Src Address クライアント DNS プロキシの IP アドレス または CIDR アド
レス ブロック
Total Hits GSS を 後に起動した以降または統計情報をクリアした以降
の送信元アドレスの合計ヒット数
1-Min 1 秒間にヒットした送信元アドレスの平均数(直前の 1 分間)
5-Min 1 秒間にヒットした送信元アドレスの平均数(直前の 5 分間)
30-Min 1 秒間にヒットした送信元アドレスの平均数(直前の 30 分間)
4-Hr 1 秒間にヒットした送信元アドレスの平均数(直前の 4 時間)
10-13Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
オプションと変数は次のとおりです。
• list — すべての送信元アドレス名
• sa_list_name — 統計情報を表示する送信元アドレス リストの名前を指定し
ます。
• verbose — 送信元アドレス リスト別に詳しい統計情報を表示できます。
表 10-9 に、show statistics dns source-address-list コマンド出力のフィールドを示
します。
DNS 規則スティッキ統計情報の表示
DNS スティッキ ルックアップを DNS 規則名ごとにすべて表示するには、show
statistics dns sticky rule コマンドを使用します。
(注) GSS の DNS サーバ コンポーネントに関連するスティッキ統計情報をクリアする
には、clear statistics dns コマンドを使用します。詳細については、「GSS GSLB統計情報のクリア」を参照してください。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns sticky rule
表 10-9 show statistics dns source-address-list verbose コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total Hit Count GSS を 後に起動したまたは統計情報をクリアした以降の
設定済み送信元アドレス リストの累積ヒット数
Source Address クライアント DNS プロキシの IP アドレス または CIDR ア
ドレス ブロック
Hit Count GSS が DNS 要求を処理するときに送信元アドレスが DNS
規則で選択された回数または DNS 規則に一致した回数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-14Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
表 10-10 に、show statistics dns sticky rule コマンド出力のフィールドを示します。
GSS 上の DRP エージェントの状況のモニタリング
Director Response Protocol(DRP)エージェントの統計情報をモニタするには、
show statistics drpagent コマンドを使用します。
(注) GSS の DRP エージェント コンポーネントに関連する統計情報をクリアするに
は、clear statistics drpagent コマンドを使用します。詳細については、「GSS GSLB統計情報のクリア」を参照してください。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics drpagent
表 10-11 に、show statistics drpagent コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-10 show statistics dns sticky rule コマンドのフィールド
フィールド 説明
Rule 一致する DNS 規則の名前
Sticky Hit Count DNS 規則のスティッキ データベースにおけるルック
アップの合計数
Sticky Success Count DNS 規則に一致したスティッキ回答の合計数
表 10-11 show statistics drpagent コマンドのフィールド
フィールド 説明
DRP agent enabled/disabled DRP エージェントがイネーブル / ディセーブルの
どちらであるかを示します。
director requests ディレクタ要求数
successful measured lookups DRP エージェントがすべての GSS から正しく受
信した DRP 測定要求の数
packet failures returned 失敗して戻ってきたパケットの数
10-15Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
GGS 上の DDoS 統計情報のモニタリング
ここでは、CLI を使って DDoS 統計情報を表示する手順を次の構成で説明しま
す。
• DDoS 攻撃の統計情報の表示
• DDoS アンチスプーフィング統計情報の表示
• DDoS に失敗した DNS クエリーの表示
• DDoS レートリミット値の表示
• DDoS 実行コンフィギュレーションの表示
• DDoS 統計情報の表示
• DDoS の状況の表示
DDoS 攻撃の統計情報の表示
GGS が検出した DNS 攻撃を表示するには、特権 EXEC モードでは show ddos
attacks コマンドを、ddos コンフィギュレーションモードでは show attacks コマ
ンドをを使用します。
successful echos DRP エージェントがすべての GSS から正しく受信
した DRP エコー要求(DRP キープアライブ)の数
path-rtt probe source port DRP エージェントから受信したパス プローブ パ
ケットの送信元ポート
path-rtt probe destination port DRP エージェントから受信したパス プローブ パ
ケットの宛先元ポート
tcp-rtt probe source port DRP エージェントから受信した TCP プローブ パ
ケットの送信元ポート
tcp-rtt probe destination port DRP エージェントから受信した TCP プローブ パ
ケットの宛先元ポート
表 10-11 show statistics drpagent コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-16Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
(注) ddos コンフィギュレーションモードをイネーブルにする前に、GSS に DDoS ライセンスがインストールされていることを確認しておきます。詳細については、
『Cisco Global Site Selector Administration Guide』を参照してください。
コマンド構文は次のとおりです。
show [ddos] attacks
表 10-12 に、show [ddos] attacks コマンド出力のフィールドを示します。
例を示します。
gssm1.example.com(config-ddos)# show attacks
Total Attacks :0Reflection attack :0Malformed DNS packet attacks :0Failed Global Domain attacks :0Global Rate-limit exceeded attacks:0
表 10-12 [ddos] attacks コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total Attacks GSS が検出した DNS 攻撃の合計数
Reflection attack 攻撃対象(GSS)の IP アドレスがスプーフィン
グされており、複数の DNS 要求が DNS サーバに
送信される攻撃。または複数の DNS サーバが攻
撃対象であるかのように見せかけます。
Malformed DNS packet attacks GSS が不正形式の DNS パケットでフラッディン
グを起こす攻撃
Failed Global Domain attacks ドメイン カウンタにエラーが発生すると、グ
ローバル ドメインの名前と一致しない DNS ク
エリーの合計が表示されます。
Global Rate-limit exceeded
attacksGSS が D プロキシから 1 秒間に受信した DNS 要
求の 大数がグローバル制限を超える攻撃
10-17Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
DDoS アンチスプーフィング統計情報の表示
GGS でスプーフィングされ信頼 D プロキシを表示するには、特権 EXEC モード
では show ddos dproxy コマンドを、ddos コンフィギュレーションモードでは
show dproxy コマンドをを使用します。
(注) ddos コンフィギュレーションモードをイネーブルにする前に、GSS に DDoS ライセンスがインストールされていることを確認しておきます。詳細については、
『Cisco Global Site Selector Administration Guide』を参照してください。
コマンド構文は次のとおりです。
show [ddos] dproxy [ipaddress | spoofed | trusted]
オプションと変数は次のとおりです。
• ipaddress — D プロキシの IP アドレスを指定します。
• spoofed — スプーフィングされた D プロキシを表示します。
• trusted — 信頼 D プロキシを表示します。
表 10-13 に、show [ddos] dproxy コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-13 show [ddos] d-proxy コマンドのフィールド
フィールド 説明
Dproxy Address D プロキシの IP アドレス
Spoofed/Nonspoofed スプーフィングされたまたはスプーフィングされない
D プロキシ
Drops アンチスプーフィング エラーのためにドロップされた
パケット数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-18Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
例を示します。
gssm1.example.com# show ddos dproxy 16.1.1.11
DPROXY ADDRESS SPOOFED/NONSPOOFEDDROPS---------- ------ ---------------16.1.1.11 Spoofed 3
DDoS に失敗した DNS クエリーの表示
以下の内容を表示するには、特権 EXEC モードでは show ddos failed-dns コマン
ドを、ddos コンフィギュレーションモードでは show failed-dns コマンドを使用
します。
• GSS で DNS クエリーが失敗する原因となったドメイン名の 後の x の番号
• それぞれの D プロキシで失敗した DNS クエリーの数
失敗した DNS クエリーは、GSS に設定されていないドメインの DNS クエリーを
参照します。
(注) ddos コンフィギュレーションモードをイネーブルにする前に、GSS に DDoS ライセンスがインストールされていることを確認しておきます。詳細については、
『Cisco Global Site Selector Administration Guide』を参照してください。
コマンド構文は次のとおりです。
show [ddos] failed-dns [failed-domains | global-domain-rules | gslb-rules]
オプションと変数は次のとおりです。
• failed-domains — GSLB 規則に一致しないために失敗したドメイン名を指定
します。
(注) DDoS がディセーブルでも、このオプションを使用すれば GSLB 規則に一致しな
いために失敗したドメイン名を表示できます。DDoS がディセーブルの場合でも
リストは更新されます。
10-19Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
• global-domain — グローバル ドメインが一致しないことによる失敗数を示し
ます。
• gslb-rules — GSLB 規則が一致しないことによる失敗数を示します。
表 10-14 に、show [ddos] failed-dns コマンド出力のフィールドを示します。
例を示します。
gssm1.example.com# show ddos failed-dns failed-domainswww.test.comwww.test.comwww.example.com
gssm1.example.com# show ddos failed-dns global-domain-rulesGlobal domain check drops:4
gssm1.example.com# show ddos failed-dns gslb-rulesDPROXY ADDRESS NUMBER OF FAILED DNS QUERIES---------- ----------------------------16.1.1.14 016.1.1.13 0
16.1.1.11 016.1.1.12 0
DDoS レートリミット値の表示
D プロキシごとのレートリミットとドロップされたパケット数をソースごとに
表示するには、特権 EXEC モードでは show ddos rate-limit コマンドを、ddos コ
ンフィギュレーションモードでは show rate-limit コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show [ddos] rate-limit [ipaddress | global | unknown]
表 10-14 show [ddos] failed-dns コマンドのフィールド
フィールド 説明
Global domain check drops グローバル ドメイン名をチェックした結果とし
てドロップされたパケットの数
Dproxy Address D プロキシの IP アドレス
Number of Failed DNS queries GSLB 規則をチェックした結果として失敗した
DNS クエリーの数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-20Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
オプションと変数は次のとおりです。
• ipaddress — D プロキシの IP アドレスを指定します。
• global — GSS のグローバル レートリミットを指定します。
• unknown — GSS の不明な D プロキシ レートリミットを指定します。
表 10-15 に、show [ddos] rate-limit コマンド出力のフィールドを示します。
例を示します。
gssm1.example.com# show ddos rate-limit 16.1.1.11
Dproxy Address Rate-limit Applied Rate Limit Drops---------- ------ --------------- -----16.1.1.11 0 12000 0
DDoS 実行コンフィギュレーションの表示
DDoS 実行コンフィギュレーション ファイルの内容を表示するには、特権 EXEC
モードまたは ddos コンフィギュレーションモードで show ddos-config コマンド
を使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show ddos-config
表 10-16 に、show ddos-config コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-15 show [ddos] rate-limit コマンドのフィールド
フィールド 説明
Dproxy Address D プロキシの IP アドレス
Rate-limit GSS が 1 秒間に D プロキシから受信できる DNS 要求の
大数
Applied Rate Limit 次の方法で算出します。
レートリミット × スケーリング因子 /100
Drops レートリミットが原因でドロップされたパケットの数
10-21Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
例を示します。
gssm1.example.com# show ddos running-configddos
enablerate-limit global 10000tolerance-factor dproxy 2peacetime database abcglobal domain www.level1.comdproxy trusted 16.1.1.13dproxy trusted 16.1.1.14rate-limit 16.1.1.12 40rate-limit 16.1.1.12 40rate-limit 16.1.1.11 40mitigation-rule response enablemitigation-rule request enable
表 10-16 show ddos-config コマンドのフィールド
フィールド 説明
enable DDoS 検出および軽減モジュールの状況。イネーブルま
たはディセーブルです。
rate-limit global GSS に設定されたグローバル レートリミット
tolerance factor レートリミットの決定を助けます。
peacetime database 平時データベースの ID
global domain グローバル ドメイン名の ID
dproxy trusted 信頼 D プロキシ データベースに追加または削除される
D プロキシ
mitigation-rule response
enable以下の DNS 応答への軽減規則をイネーブルにします。
• 応答の送信元ポートが 53 以外の場合、送信元ポー
トが 53 以外で QR ビットが 1(応答)のパケットは
ドロップされる
• 応答がポート 53 に送信される場合、宛先ポートが
53 で QR ビットが 1(応答)のパケットはドロップ
される
mitigation-rule request
enableDNS 要求の軽減規則をイネーブルにすると、送信元
ポートが 53 以上 1024 未満で QR ビットが 0(要求)の
パケットがドロップされます。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-22Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
DDoS 統計情報の表示
DDoS 統計情報を表示するには、特権 EXEC モードでは show statistics ddos コマ
ンドを、ddos コンフィギュレーションモードでは show statistics コマンドを使用
します。
(注) DDoS 検出と GSS の軽減コンポーネントに関連する統計情報をクリアするには、
clear statistics ddos コマンドを使用します。詳細については、「GSS GSLB 統計情
報のクリア」を参照してください。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics [ddos] [attacks | global]
オプションと変数は次のとおりです。
• attacks — 攻撃の統計情報を表示します。
• global — グローバル統計情報を表示します。
表 10-17 に、show statistics ddos attacks コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-17 show statistics ddos attacks コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total Attacks GSS の DDoS 攻撃の合計数
Reflection attacks 攻撃対象(GSS)の IP アドレスがスプーフィングさ
れており、複数の DNS 要求が DNS サーバに送信さ
れる攻撃。または複数の DNS サーバが攻撃対象であ
るかのように見せかけます。
Malformed DNS packet
attacksGSS が不正形式の DNS パケットでフラッディング
を起こす攻撃
Failed Global Domain
attacks 失敗したグローバル ドメイン攻撃で GSS がフラッ
ディング状態になっている攻撃
Global Rate-limit exceeded
attacksグローバル レートリミットしきい値を超えた攻撃
10-23Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
例を示します。
gssm1.example.com# show statistics ddos attacksTotal Attacks :0
Reflection attack :0Malformed DNS packet attacks :0Failed Global Domain attacks :0Global Rate-limit exceeded attacks:0
表 10-18 に、show statistics ddos global コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-18 show statistics ddos global コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total packets received GSS が受信して処理するパケット。このフィールド
の値は、正当なパケット数と不正なパケット数の合
計です。
Total packets dropped GSS DDoS 保護機能および軽減機能によって攻撃の
一部であると認識され、ドロップされたパケット
Total Anti-spoofing
triggeredGSS アンチスプーフィング メカニズムのトリガー
となったパケットの合計数
Total Validated DNS
requestsアンチスプーフィング攻撃として正しく認識され
たパケットの合計数
Rate-limit drops GSS DDoS 保護機能および軽減レートリミット機能
によって攻撃の一部であると認識され、ドロップさ
れたパケット。レートリミットは、GSS が 1 秒間に
D プロキシから受信できる DNS 要求の 大数です。
Global Rate-limit drops GSS DDoS 保護機能および軽減グローバル レート
リミット機能によって攻撃の一部であると認識さ
れ、ドロップされたパケット
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-24Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
Unknown dproxies drops DDoS 保護および軽減機能によってスプーフィング
に分類されているかどうかが不明な D プロキシ。
DDoS 機能は不明 D プロキシからアンチスプー
フィングを開始します。不明 D プロキシのパケット
数が指定したレートリミットを超えると、この
フィールドが開始します。
Spoofed packet drops GSS DDoS 保護機能および軽減アンチスプーフィン
グ機能によって攻撃の一部であると認識され、ド
ロップされたパケット
Malformed packet drops GSS DDoS 保護機能および軽減機能によって不正パ
ケットとして認識され、ドロップされたパケット
Mitigation rules drops GSS DDoS 保護機能および軽減機能によって軽減規
則違反であると認識され、ドロップされたパケット
Global domain name drops GSS DDoS 保護機能および軽減機能によってグロー
バル ドメイン名として認識され、ドロップされた
パケット
Ongoing anti-spoofing drops GSS DDoS 保護機能および軽減アンチスプーフィン
グ機能によって進行中の攻撃の一部であると認識
され、ドロップされたパケット
表 10-18 show statistics ddos global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-25Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
例を示します。
gssm1.example.com# show statistics ddos globalTotal packets received :6Total packets dropped :2
Total Anti-Spoofing triggered :0Total Validated DNS requests :0
Dropped Packets Statistics:-----------------------------Rate limit drops :0Global Rate limit drops :0Unknown dproxies drops :0Spoofed packet drops :2Malformed packet drops :0Mitigation rule drops :0Global domain drops :0Ongoing anti-spoofing drops :0
DDoS の状況の表示
DDoS の状況を表示するには、特権 EXEC モードでは show ddos status コマンド
を、ddos コンフィギュレーションモードでは show status コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show [ddos] status
表 10-19 に、show ddos status コマンド出力のフィールドを示します。
例を示します。
gss1.yourdomain.com# show ddos statusDDoS Status: Disabled
表 10-19 [ddos] status コマンドのフィールド
フィールド 説明
DDoS Status GGS の DDoS 検出および軽減モジュールの状況(イ
ネーブル / ディセーブル)
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-26Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
GSS 上のキープアライブの状況の表示
GSS 装置上のキープアライブ エンジンは、GSS によって管理される現在の設定
済みキープアライブのオンライン状況をモニタします。ネットワーク上のすべて
のキープアライブ タイプについての統計情報や、CRA、HTTP HEAD、ICMP、
KAL-AP、ネーム サーバ、TCP など、特定のキープアライブに限定して統計情報
を表示することができます。
GSS キープアライブ状況に関する統計情報をグローバルまたはキープアライブ
タイプ別に表示するには、show statistics keepalive コマンド オプションを使用し
ます。
ここで説明する手順は、次のとおりです。
• CRA キープアライブ統計情報の表示
• グローバル キープアライブ統計情報の表示
• HTTP HEAD キープアライブ統計情報の表示
• ICMP キープアライブ統計情報の表示
• KAL-AP キープアライブ統計情報の表示
• Scripted キープアライブ統計情報の表示
• Scripted キープアライブ統計情報の表示
• TCP キープアライブ統計情報の表示
CRA キープアライブ統計情報の表示
GSS が管理し、ブーメラン タイプ回答が使用する設定済み CRA の統計情報を表
示するには、 show statistics keepalive cra コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive cra {ip_address | all | list}
オプションと変数は次のとおりです。
• ip_address — キープアライブ統計情報を表示する IP アドレスを指定します。
• all — 設定済み CRA タイプ キープアライブを全て表示します。
• list — 使用可能な IP アドレスを全て表示します。
10-27Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
表 10-20 に、show statistics keepalive cra all コマンド出力のフィールドを示しま
す。
グローバル キープアライブ統計情報の表示
GSS 装置で管理されるすべてのキープアライブ統計情報を表示するには、show
statistics keepalive global コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive global
表 10-20 show statistics keepalive cra all コマンドのフィールド
フィールド 説明
IP GSS にプロービングされた回答リソースの IP アドレス
Keepalive 回答に割り当てられた名前
Status キープアライブの状態。Online、Offline、Init、Suspended
があります。
One Way Delay スタティック Round-Trip Time(RTT; ラウンドトリップ
時間)を計算するために GSS が使用する単方向遅延時
間。ミリ秒です。この回答を含むすべての DNS レース
に使用される RTT の半分にあたります。
Packets Sent GSS から回答に送信されるキープアライブ パケットの
合計数
Packets Received GSS が回答から受信したキープアライブ パケットの合
計数
Positive Probe 回答に送信され、正しい結果(OK)になったキープア
ライブ プローブの合計
Negative Probe 回答に送信され、正しい結果にならなかったキープアラ
イブ プローブの合計
Transitions キープアライブで実行されたキープアライブ トランザ
クション(Init 状態から Online 状態など)の合計数
GID GSS が使用するグローバル ID
LID GSS が使用するローカル ID
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-28Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
表 10-21 に、show statistics keepalive global コマンド出力のフィールドを示しま
す。
表 10-21 show statistics keepalive global コマンドのフィールド
フィールド 説明
ICMP Probe Success Count 回答に送信され、正しい反応があった ICMP ク
エリーの数
ICMP Probe Failure Count 回答に送信され、正しい反応がなかった ICMP
クエリーの数
ICMP 'echo request' packets sent 回答に送信された ICMP エコー要求メッセージ
の数
ICMP 'echo reply' packets
receivedGSS が回答から受信した ICMP エコー応答メッ
セージの数
Configured ICMP Probe Count 回答に送信された設定済み ICMP プローブの数
ONLINE ICMP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Online 状態
を返した ICMP プローブの数
OFFLINE ICMP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Offline 状態
を返した ICMP プローブの数
SUSPENDED ICMP Probe
Count回答に送信され、キープアライブの Suspended 状
態を返した ICMP プローブの数
INIT ICMP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Init 状態を
返した ICMP プローブの数
DNS Probe Success Count GSS から送信され、正しく応答した DNS 要求プ
ローブの数
DNS Probe Failure Count GSS から送信され、正しく応答しなかった DNS
要求プローブの数
DNS packets sent GSS から送信された DNS 要求パケットの数
DNS packets received GSS が受信した DNS 要求パケットの数
Configured DNS Probe Count GSS から送信された DNS 要求プローブの数
ONLINE DNS Probe Count 送信によりキープアライブの Online 状態を返し
た DNS 要求プローブの数
10-29Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
OFFLINE DNS Probe Count キープアライブの Offline 状態を返した DNS 要
求プローブの数
SUSPENDED DNS Probe
Count送信によりキープアライブの Suspended 状態を
返した DNS 要求プローブの数
INIT DNS Probe Count 送信によりキープアライブの Init 状態を返した
DNS 要求プローブの数
KAL-AP Probe Success Count 回答に送信され、正しい反応があった KAL-AP
クエリーの数
KAL-AP Probe Failure Count 回答に送信され、正しい反応がなかった
KAL-AP クエリーの数
KAL-AP packets sent 回答に送信された KAL-AP パケットの数
KAL-AP packets received GSS が回答から受信した KAL-AP パケットの数
Configured KAL-AP Probe
Count回答に送信された設定済み KAL-AP プローブの
数
ONLINE KAL-AP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Online 状態
を返した KAL-AP プローブの数
OFFLINE KAL-AP Probe
Count回答に送信され、キープアライブの Offline 状態
を返した KAL-AP プローブの数
SUSPENDED KAL-AP Probe
Count回答に送信され、キープアライブの Suspended 状
態を返した KAL-AP プローブの数
INIT KAL-AP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Init 状態を
返した KAL-AP プローブの数
CRA Probe Success Count 回答に送信され、正しい反応があった CRA クエ
リーの数
CRA Probe Failure Count 回答に送信され、正しい反応がなかった CRA ク
エリーの数
CRA packets sent 回答に送信された CRA パケットの数
CRA packets received GSS が回答から受信した CRA パケットの数
Configured CRA Probe Count 回答に送信された設定済み CRA プローブの数
表 10-21 show statistics keepalive global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-30Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
ONLINE CRA Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Online 状態
を返した CRA プローブの数
OFFLINE CRA Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Offline 状態
を返した KAL-AP プローブの数
SUSPENDED CRA Probe
Count回答に送信され、キープアライブの Suspended 状
態を返した KAL-AP プローブの数
INIT CRA Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Init 状態を
返した KAL-AP プローブの数
HTTP-HEAD Probe Success
Count回答に送信され、正しい反応があった
HTTP-HEAD クエリーの数
HTTP-HEAD Probe Failure
Count回答に送信され、正しい反応がなかった
HTTP-HEAD クエリーの数
HTTP-HEAD packets sent 回答に送信された HTTP-HEAD パケットの数
HTTP-HEAD packets received GSS が回答から受信した HTTP-HEAD パケット
の数
Configured HTTP-HEAD Probe
Count回答に送信された HTTP-HEAD プローブの数
ONLINE HTTP-HEAD Probe
Count回答に送信され、キープアライブの Online 状態
を返した HTTP-HEAD プローブの数
OFFLINE HTTP-HEAD Probe
Count回答に送信され、キープアライブの Offline 状態
を返した HTTP-HEAD プローブの数
SUSPENDED HTTP-HEAD
Probe Count回答に送信され、キープアライブの Suspended 状
態を返した HTTP-HEAD プローブの数
INIT HTTP-HEAD Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Init 状態を
返した HTTP-HEAD プローブの数
TCP Probe Success Count 回答に送信され、正しい反応があった TCP クエ
リーの数
TCP Probe Failure Count 回答に送信され、正しい反応がなかった TCP ク
エリーの数
TCP packets sent 回答に送信された TCP パケットの数
表 10-21 show statistics keepalive global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-31Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
HTTP HEAD キープアライブ統計情報の表示
GSS が管理し、VIP タイプ回答が使用する設定済み HTTP HEAD キープアライブ
タイプの統計情報を表示するには、 show statistics keepalive http-head コマンドを
使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive http-head {ip_address | all | list}
オプションと変数は次のとおりです。
• ip_address — キープアライブ統計情報を表示する IP アドレスを指定します。
• all — 設定済み HTTP HEAD タイプ キープアライブを全て表示します。
• list — 使用可能な IP アドレスを全て表示します。
表 10-22 に、show statistics keepalive http-head all コマンド出力のフィールドを示
します。
TCP packets received GSS が回答から受信した TCP パケットの数
Configured TCP Probe Count 回答に送信された設定済み TCP プローブの数
ONLINE TCP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Online 状態
を返した TCP プローブの数
OFFLINE TCP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Offline 状態
を返した TCP プローブの数
SUSPENDED TCP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Suspended 状
態を返した TCP プローブの数
INIT TCP Probe Count 回答に送信され、キープアライブの Init 状態を
返した TCP プローブの数
Total Configured Probe Count 設定済みキープアライブ プローブの合計数
表 10-21 show statistics keepalive global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-32Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
表 10-22 show statistics keepalive http-head all コマンドのフィールド
フィールド 説明
IP GSS にプロービングされた回答リソースの IP アドレス
Keepalive キープアライブ ターゲットの IP アドレス
Status キープアライブの状態。Online、Offline、Init、Suspended
があります。
Keepalive Type 標準または高速 KAL-AP キープアライブ伝送速度を使
用して、GS のエラー検出時間を定義します。
Destination Port リモート デバイス上のポートで、GSS から HTTP HEAD
タイプ キープアライブ要求を受け取ります。
HTTP Path HTTP HEAD 要求でクエリーが送信されるサーバー
Web サイトのデフォルト相対パス
Host Tag 共用キープアライブ設定の Host タグ フィールドで
HTTP HEAD クエリーの一部として VIP に送信される
ドメイン名
Packets Sent GSS から回答に送信されるキープアライブ パケットの
合計数
Packets Received GSS が回答から受信したキープアライブ パケットの合
計数
Positive Probe 回答に送信され、正しい結果(OK)となったキープア
ライブ プローブの合計
Negative Probe 回答に送信され、正しい結果にならなかったキープアラ
イブ プローブの合計
Transitions キープアライブで実行されたキープアライブ トランザ
クション(Init 状態から Online 状態など)の合計数
GID GSS が使用するグローバル ID
LID GSS が使用するローカル ID
10-33Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
ICMP キープアライブ統計情報の表示
GSS が管理し、VIP タイプ回答が使用する設定済み ICMP キープアライブ タイ
プの統計情報を表示するには、 show statistics keepalive icmp コマンドを使用しま
す。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive icmp {ip_address | all | list}
オプションと変数は次のとおりです。
• ip_address — キープアライブ統計情報を表示する IP アドレスを指定します。
• all — 設定済み ICMP タイプ キープアライブを全て表示します。
• list — 使用可能な IP アドレスを全て表示します。
表 10-23 に、show statistics keepalive icmp all コマンド出力のフィールドを示しま
す。
表 10-23 show statistics keepalive icmp all コマンドのフィールド
フィールド 説明
IP GSS にプロービングされた回答リソースの IP アドレス
Keepalive キープアライブ ターゲットの IP アドレス
Status キープアライブの状態。Online、Offline、Init、Suspended
があります。
Keepalive Type 標準または高速 KAL-AP キープアライブ伝送速度を使
用して、GS のエラー検出時間を定義します。
Packets Sent GSS から回答に送信されるキープアライブ パケットの
合計数
Packets Received GSS が回答から受信したキープアライブ パケットの合
計数
Positive Probe 回答に送信され、正しい結果(OK)となったキープア
ライブ プローブの合計
Negative Probe 回答に送信され、正しい結果にならなかったキープアラ
イブ プローブの合計
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-34Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
KAL-AP キープアライブ統計情報の表示
GSS が管理し、VIP タイプ回答が使用する設定済み KAL-AP キープアライブ タ
イプの統計情報を表示するには、 show statistics keepalive kalap コマンドを使用
します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive kalap {ip_address | all | list}
オプションと変数は次のとおりです。
• ip_address — キープアライブ統計情報を表示する IP アドレスを指定します。
• all — 設定済み KAL-AP タイプ キープアライブを全て表示します。
• list — 使用可能な IP アドレスを全て表示します。
表 10-24 に、show statistics keepalive kalap all コマンド出力のフィールドを示し
ます。
Transitions キープアライブで実行されたキープアライブ トランザ
クション(Init 状態から Online 状態など)の合計数
GID GSS が使用するグローバル ID
LID GSS が使用するローカル ID
表 10-23 show statistics keepalive icmp all コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-24 show statistics keepalive kalap all コマンドのフィールド
フィールド 説明
IP GSS にプロービングされた回答リソースの IP アドレス
Keepalive キープアライブ ターゲットの IP アドレス
Status キープアライブの状態。Online、Offline、Init、Suspended
があります。
Keepalive Type 標準または高速 KAL-AP キープアライブ伝送速度を使
用して、GS のエラー検出時間を定義します。
Tag KAL-AP 要求の VIP に関連付けられた英数字のタグ
10-35Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
Scripted キープアライブ統計情報の表示
GSS が管理し、VIP タイプ回答が使用する設定済み Scripted キープアライブ タイ
プの統計情報を表示するには、 show statistics keepalive scripted-kal コマンドを使
用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive scripted-kal {name | all | list}
オプションと変数は次のとおりです。
• name — キープアライブ統計情報を表示したい KAL の名前を指定します。
Primary Circuit プライマリ(マスター)IP アドレス
Secondary Circuit セカンダリ(バックアップ)IP アドレス
Load 使用する分散方法にかかわらず回答が利用可能である
かどうかを決定する負荷しきい値
Circuit Transitions 回線が状態を変更した回数
VIP Failovers VIP スイッチとプライマリ DNS サーバおよびセカンダ
リ DNS サーバ間を切り替えた回数
Packets Sent GSS から回答に送信されるキープアライブ パケットの
合計数
Packets Received GSS が回答から受信したキープアライブ パケットの合
計数
Positive Probe 回答に送信され、正しい結果(OK)となったキープア
ライブ プローブの合計
Negative Probe 回答に送信され、正しい結果にならなかったキープアラ
イブ プローブの合計
Transitions キープアライブで実行されたキープアライブ トランザ
クション(Init 状態から Online 状態など)の合計数
GID GSS が使用するグローバル ID
LID GSS が使用するローカル ID
表 10-24 show statistics keepalive kalap all コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-36Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
• all — 設定済み Scripted キープアライブを全て表示します。
• list — 使用可能な IP アドレスを全て表示します。
表 10-25 に、show statistics keepalive scripted-kal all コマンド出力のフィールドを
示します。
表 10-25 show statistics keepalive scripted-kal all コマンドのフィールド
フィールド 説明
IP SLB の IP アドレス
Keepalive キープアライブのターゲット IP アドレス
Status キープアライブの状態。Online、Offline、Init、Suspended
があります。
Keepalive Type キープアライブのタイプ。CRA、ICMP、TCP、KAL-AP、
Answer、Scripted keepalive、HTTP-HEAD があります。
Kal Name 適用可能なキープアライブの名前
Scripted Kal Type Scripted キープアライブのタイプ。cisco-slb、f5-slb、
snmp-mib-indexed-by-vip、snmp-mib-not-indexed-by-vip、
and snmp-scalar があります。
OID この OID に送信された SNMP 要求。OID には、スカラー
とベクトルまたはテーブルの 2 つのタイプがあります。
スカラー タイプの OID にはフィルタが必要ありません
が、ベクトルタイプの OID には必要です。
ベクトル OID に問い合わせると、ターゲット装置に設
定された VIP の情報をすべて記述したテーブルが返さ
れます。ただし、このデータの実際の値は GSS に設定
された一部の VIP の負荷情報だけです。
Community Name ターゲット装置に定義された SNMP コミュニティ名
Filter GSS に設定された VIP の負荷情報をフェッチする場合
は必須のエントリ
Load 使用する分散方法にかかわらず回答が利用可能である
かどうかを決定する負荷しきい値
Max VIP Load ユーザが回答ページに設定する値
No. of Execution スクリプトが実行される回数
10-37Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
ネーム サーバ キープアライブ統計情報
GSS が管理し、ネーム サーバ タイプ回答が使用する設定済みネーム サーバ(NS)
キープアライブ タイプの統計情報を表示するには、 show statistics keepalive ns コ
マンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive ns {ip_address | all | list}
オプションと変数は次のとおりです。
• ip_address — キープアライブ統計情報を表示する IP アドレスを指定します。
• all — 設定済みネーム サーバ タイプ キープアライブを全て表示します。
• list — 使用可能な IP アドレスを全て表示します。
表 10-26 に、show statistics keepalive ns all コマンド出力のフィールドを示します。
Positive Probe 回答に送信され、正しい結果(OK)となったキープア
ライブ プローブの合計
Negative Probe 回答に送信され、正しい結果にならなかったキープアラ
イブ プローブの合計
Transitions キープアライブで実行されたキープアライブ トランザ
クション(Init 状態から Online 状態など)の合計数
VIP GID GSS が使用する VIP グローバル ID
LID GSS が使用するローカル ID
Keepalive GID キープアライブのグローバル ID
表 10-25 show statistics keepalive scripted-kal all コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-26 show statistics keepalive ns all コマンドのフィールド
フィールド 説明
IP GSS にプロービングされた回答リソースの IP アドレス
Keepalive キープアライブ ターゲットの IP アドレス
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-38Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
TCP キープアライブ統計情報の表示
GSS が管理し、VIP タイプ回答が使用する設定済み TCP キープアライブ タイプ
の統計情報を表示するには、 show statistics keepalive tcp コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics keepalive tcp {ip_address | all | list}
オプションと変数は次のとおりです。
• ip_address — キープアライブ統計情報を表示する IP アドレスを指定します。
• all — 設定済み TCP タイプ キープアライブを全て表示します。
• list — 使用可能な IP アドレスを全て表示します。
表 10-27 に、show statistics keepalive tcp all コマンド出力のフィールドを示しま
す。
Status キープアライブの状態。Online、Offline、Init、Suspended
があります。
Domain NS キープアライブを利用する場合に GSS が問い合わ
せる、グローバルに定義されたドメイン名
Packets Sent GSS から回答に送信されるキープアライブ パケットの
合計数
Packets Received GSS が回答から受信したキープアライブ パケットの合
計数
Positive Probe 回答に送信され、正しい結果(OK)となったキープア
ライブ プローブの合計
Negative Probe 回答に送信され、正しい結果にならなかったキープアラ
イブ プローブの合計
Transitions キープアライブで実行されたキープアライブ トランザ
クション(Init 状態から Online 状態など)の合計数
GID GSS が使用するグローバル ID
LID GSS が使用するローカル ID
表 10-26 show statistics keepalive ns all コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-39Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
GGS 上のネットワーク プロキシミティ統計情報のモニタリング
プロキシミティ コンポーネントは、使用する GSS 装置のネットワーク プロキシ
ミティ動作に関する情報を表示します。ネットワーク プロキシミティ統計情報
には、GSS 装置上のプロキシミティ データベース、個別ゾーン、プロービング
要求、RTT カバレッジが含まれます。
ここで説明する手順は、次のとおりです。
• DNS 規則プロキシミティ統計情報の表示
表 10-27 show statistics keepalive tcp all コマンドのフィールド
フィールド 説明
IP GSS にプロービングされた回答リソースの IP アドレス
Keepalive キープアライブ ターゲットの IP アドレス
Status キープアライブの状態。Online、Offline、Init、Suspended
があります。
Keepalive Type 標準または高速 KAL-AP キープアライブ伝送速度を使
用して、GS のエラー検出時間を定義します。
Destination Port TCP キープアライブ要求を受信したリモート装置上の
ポート
Packets Sent GSS から回答に送信されるキープアライブ パケットの
合計数
Packets Received GSS が回答から受信したキープアライブ パケットの合
計数
Positive Probe 回答に送信され、正しい結果(OK)となったキープア
ライブ プローブの合計
Negative Probe 回答に送信され、正しい結果にならなかったキープアラ
イブ プローブの合計
Transitions キープアライブで実行されたキープアライブ トランザ
クション(Init 状態から Online 状態など)の合計数
GID GSS が使用するグローバル ID
LID GSS が使用するローカル ID
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-40Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
• プロキシミティ データベース統計情報の表示
• 近接グループ統計情報の表示
• プロキシミティ ルックアップ統計情報の表示
• プロキシミティ プローブ転送統計情報の表示
• プロキシミティの状況の表示
• 近接グループ設定の表示
• プロキシミティ データベースの状況の表示
DNS 規則プロキシミティ統計情報の表示
プロキシミティ ルックアップを DNS 規則名ごとにすべて表示するには、show
statistics dns proximity rule コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns proximity rule
表 10-28 に、show statistics dns proximity rule コマンド出力のフィールドを示し
ます。
プロキシミティ データベース統計情報の表示
プロキシミティ データベース上の全体的な統計情報を表示するには、show
statistics proximity database コマンドを使用します。現在プロキシミティ データ
エースに格納されているエントリの数、ドロップされたエントリ数、ルックアッ
プ回数などが表示されます。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics proximity database
表 10-28 show statistics dns proximity rule コマンドのフィールド
フィールド 説明
ProxRule 一致する DNS 規則の名前
Proximity Hit Count DNS 規則に一致する DNS 要求の数
Proximity Success Count DNS 規則に近い回答を返すことができた DNS 応答
の数
10-41Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
表 10-29 に、show statistics proximity database コマンド出力のフィールドを示し
ます。
表 10-29 show statistics proximity database コマンドのフィールド
フィールド 説明
Number of Entries in Use 現在プロキシミティ データベースに格納されてい
るエントリの数
Number of Add Entries
Droppedプロキシミティ データベースの限界に到達したた
め GSS がドロップしたエントリ作成要求数
Max Number of Entries
Used現在プロキシミティ データベースで使用されてい
るエントリの 大数
Max Number of Entries
Allowedプロキシミティ データベースに格納できるエント
リの 大数(50 万件)
Number of Database Dump
StartedGSS がプロキシミティ データベース ダンプを開始
した回数。ユーザによるダンプとシステムによる定
期的なダンプが含まれます。
Number of Database Dump
CompletedGSS がプロキシミティ データベース ダンプを終了
した回数。ユーザによるダンプとシステムによる定
期的なダンプが含まれます。
Number of Database Dump
FailedGSS がプロキシミティ データベース ダンプを実行
できなかった回数。ユーザによるダンプとシステム
による定期的なダンプが含まれます。
Last Database Dump
Started TimeGSS が 後にプロキシミティ データベース ダンプ
を開始した時刻
Last Database Dump Failed
TimeGSS が 後にプロキシミティ データベース ダンプ
に失敗した時刻
Number of Database
Cleanup StartedGSS がデータベース クリーンアップを開始し、直前
に使用したエントリをプロキシミティ データベー
スから削除した回数
Number of Database
Cleanup CompletedGSS がデータベース クリーンアップを終了し、直前
に使用したエントリをプロキシミティ データベー
スから削除した回数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-42Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
近接グループ統計情報の表示
設定されたすべての近接グループに関する統計情報の概要を表示するには、
show statistics proximity group-summary コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics proximity group-summary
(注) このコマンドでは、近接グループが 1000 を超えない場合にだけプロキシミティ
統計情報が表示されます。1000 を超えるとエラー メッセージが表示され、
proximity statistics group-summary dump filename コマンドを実行するように求
められます。
表 10-30 に、show statistics proximity group-summary コマンド出力のフィールド
を示します。
Number of Database
Cleanup FailedGSS がデータベース クリーンアップを実行できず、
直前に使用したエントリをプロキシミティ データ
ベースから削除できなかった回数
Last Database Cleanup
Started TimeGSS が 後にデータベース クリーンアップ プロセ
スを開始した時刻
Last Database Cleanup
Failed TimeGSS が 後にデータベース クリーンアップ プロセ
スを終了した時刻
表 10-29 show statistics proximity database コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-30 show statistics proximity group-summary コマンドのフィールド
フィールド 説明
Group Name 近接グループの名前。一意の英数字で指定指定します。
Target IP 近接グループが使用するプローブ ターゲット IP アドレ
ス。ドット付き 10 進表記で指定します。
10-43Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
指定した近接グループの統計情報を表示するには、show statistics proximity
group-name コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics proximity group-name {groupname}
近接グループの名前を正しく入力すると、そのグループに関連するすべてのプロ
キシミティ データベース エントリが表示されます。
表 10-31 に、show statistics proximity group-name コマンド出力のフィールドを示
します。
Total Entries 近接グループに格納される D プロキシ IP アドレスとサ
ブネット マスクのペアの合計数
Total Hits 近接グループのすべてのエントリの累積ヒット数。グ
ループ内の任意の近接グループ エントリに一致すると
値が増えます。
表 10-30 show statistics proximity group-summary コマンドのフィールド(続
フィールド 説明
表 10-31 show statistics proximity group-name コマンドのフィールド
フィールド 説明
Group Name 近接グループの名前。一意の英数字で指定します。
Total Entries 近接グループに含まれる D プロキシ IP アドレスまたは IP
アドレスのブロックの合計数
Target IP 近接グループが使用するプローブ ターゲット IP アドレス。
ドット付き 10 進表記で指定します。
Address 近接グループに含まれる D プロキシ IP アドレス
Prefix サブネット マスクを使用して、近接グループに含まれる IP
アドレスのブロックを指定します。整数で表示されます
(24、32 など)。
Hit Counts この近接グループ エントリに一致すると値が増えます。
Last Hit Time 後にエントリが一致してヒット数が増えた時刻
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-44Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
プロキシミティ ルックアップ統計情報の表示
この GSS 上で実行されたプロキシミティ ルックアップの統計情報を表示するに
は、show statistics proximity lookup コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics proximity lookup
表 10-32 に、show statistics proximity lookup コマンド出力のフィールドを示しま
す。
表 10-32 show statistics proximity lookup コマンドのフィールド
フィールド 説明
Total lookup requests プロキシミティ データベースに送信されたプロキ
シミティ ルックアップ要求の合計数
Database entry not found GSS がデータベース内で も近い回答を検出できな
かった回数
Partial RTT data returned プロキシミティ サブシステムから DNS サービスに
一部の RTT データだけが返された回数
Current lookup request rate データベース内でプロキシミティ ルックアップを
実行するために DNS サービスから送信される 1 秒
あたりの現在の要求速度
Peak lookup request rate データベース内でプロキシミティ ルックアップを
実行するために DNS サービスから送信される 1 秒
あたりの 大要求速度
Lookup failed due to
database fullデータベースがエントリの 大数を超えたために
GSS でプロキシミティ ルックアップが終了できな
かった回数
Last database full happened 後にプロキシミティ データベースが満杯になっ
た時刻
10-45Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
プロキシミティ プローブ転送統計情報の表示
プローブ転送が成功した回数と失敗した回数を表示するには、show statistics
proximity probes コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics proximity probes
表 10-33 に、show statistics proximity probes コマンド出力のフィールドを示しま
す。
すべての設定済みゾーンに関連する ICMP および TCP プローブの詳しい統計情
報を表示するには、show statistics proximity probes detailed コマンドを使用しま
す。また、プライマリおよびセカンダリ プロービング装置の動作状況(ONLINE
または OFFLINE)も表示できます。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics proximity probes detailed
表 10-33 show statistics proximity probes コマンドのフィールド
フィールド 説明
Authentication GSS がプロービング装置内で DRP エージェントとのパ
ケット交換中に DRP 認証を行うかどうかを示します。
Enabled と Disabled があります。
Echo Rx GSS がすべての設定済みプロービング装置から受信し
た DRP エコー応答の数
Echo Tx GSS からすべての設定済みプロービング装置に送信さ
れた DRP エコー要求の数
Measure Rx GSS がすべての設定済みプロービング装置から受信し
た DRP による測定の要求数
Measure Tx GSS からすべての設定済みプロービング装置に送信さ
れた DRP による測定の要求数
Pkts Rx GSS がすべての設定済みプロービング装置から受信し
た DRP パケットの合計数
Pkts Tx GSS からすべての設定済みプロービング装置に送信さ
れた DRP パケット数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-46Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
表 10-34 に、show statistics proximity probes detailed コマンド出力のフィールド
を示します。
表 10-34 show statistics proximity probes detailed コマンドのフィールド
フィールド 説明
Zone ID プロキシミティ ゾーンの ID。数字で指定します。
Zone Name プロキシミティ ゾーンの名前
Authentication GSS がプロービング装置内で DRP エージェントとのパ
ケット交換中に DRP 認証を行うかどうかを示します。
Primary このゾーンを対象とするプライマリ プロービング装置
の IP アドレスとプロービング装置の状況(ONLINE ま
たは OFFLINE)を示します。
Secondary このゾーンを対象とするバックアップ プロービング装
置の IP アドレスとプロービング装置の状況(ONLINE
または OFFLINE)を示します。
Echo Rx GSS がすべての設定済みプロービング装置から受信し
た DRP エコー応答の数
Echo Tx GSS からすべての設定済みプロービング装置に送信さ
れた DRP エコー要求の数
Measure Rx GSS がすべての設定済みプロービング装置から受信し
た DRP による測定の要求数
Measure Tx GSS からすべての設定済みプロービング装置に送信さ
れた DRP による測定の要求数
Pkts Rx GSS がプロキシミティ ゾーンのプロービング装置から
受信した DRP パケットの合計数
Pkts Tx GSS からプロキシミティ ゾーンのプロービング装置に
送信された DRP パケット数
Pkts Rx Rate 現在の毎秒受信要求速度
Pkts Tx Rate 現在の毎秒送信要求速度
Peak Rx Rate ピーク時の毎秒受信要求速度
Peak Tx Rate ピーク時の毎秒送信要求速度
10-47Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
プロキシミティの状況の表示
プロキシミティ サブシステムに関する一般的な状況を表示するには、show
proximity コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show proximity
表 10-35 に、show proximity コマンド出力のフィールドを示します。
近接グループ設定の表示
設定されたすべての近接グループの概要を表示するには、show proximity
group-summary コマンドを使用します。
(注) このコマンドを使用すると、プロキシミティ要素や IP ブロックの値が 1000 を超
えない場合にだけ設定内容が表示されます。プロキシミティ要素が 1000 を超え
るとエラーメッセージが表示され、proximity group-summary dump filename コマ
ンドを実行することを求められます。
表 10-36 に、show proximity group-summary コマンド出力のフィールドを示しま
す。
表 10-35 show proximity コマンドのフィールド
フィールド 説明
Proximity subsystem status プロキシミティ サブシステム コンポーネントの現
在の動作状況
Proximity database dump
intervalGSS が自動的に実行するプロキシミティ データ
ベース ダンプの間隔
Proximity database age-out
intervalユーザが設定したエントリ無活動タイムアウトを超
えたことを GSS が確認するときのチェック間隔
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-48Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
指定したすべての近接グループの設定を表示するには、show proximity
group-name コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show proximity group-name {groupname}
近接グループの名前を正しく入力すると、そのグループに関連するすべてのプロ
キシミティ エントリが表示されます。
表 10-37 に、show proximity group-name コマンド出力のフィールドを示します。
プロキシミティ データベースの状況の表示
1 つまたは複数のエントリ一致基準を指定してプロキシミティ データベース エ
ントリを表示するには、show proximity database コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show proximity database {all | assigned | group {name} | inactive minutes | ip {ip-address} netmask {netmask} | no-rtt | probed}
オプションと変数は次のとおりです。
• all — プロキシミティ データベースの全てのエントリを表示します。
表 10-36 show proximity group-summary コマンドのフィールド
フィールド 説明
Name 近接グループの名前。一意の英数字で指定します。
Address Blocks 近接グループの IP アドレス ブロック。ドット付き 10 進
表記で指定します。
表 10-37 show proximity group-name コマンドのフィールド
フィールド 説明
Name 近接グループの名前。一意の英数字で指定します。
Address Blocks プロキシミティ グループの IP アドレス ブロック。ドッ
ト付き 10 進表記で指定します。
10-49Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
• assigned — プロキシミティ データベースの全ての統計情報エントリを表示
します。
• group name — 指定した近接グループに属するエントリをすべて表示しま
す。作成されている近接グループの名前を正しく指定します。
• inactive minutes — 指定した時間非アクティブになっている動的エントリを
全て表示します。有効な値は 0 ~ 43200 分です。
• ip ip-address netmask netmask — D プロキシ IP アドレスとサブネット マスク
に関連するプロキシミティ エントリをすべて表示します。要求側クライア
ントの D プロキシの IP アドレスとサブネット マスクをドット付き 10 進表
記で指定します。たとえば、192.168.9.0 と 255.255.255.0 のように指定します。
• no-rtt — 有効な RTT 値を持たない PDB のエントリを全て表示します。
• probed — PDB 内の動的なエントリを全て表示します。
たとえば、D プロキシ IP アドレス 192.168.8.0 とサブネット マスク 255.255.255.0
に関連するエントリを表示するには、次のように入力します。
gss1.example.com# show proximity database ip 192.168.8.0 255.255.255.0
GGS 上の DNS スティッキ統計情報のモニタリング
プロキシミティ コンポーネントは、使用する GSS 装置のスティッキ動作に関す
る統計情報を表示します。スティッキ統計情報とは、DNS 規則名による DNS ス
ティッキ ルックアップに関する情報、GSS 装置上のスティッキ データベースの
エントリ、グローバル スティッキの状況と統計情報、スティッキ メッシュ内の
GSS ピア上の動作状況と統計情報、スティッキ グループの状況です。
ここで説明する手順は、次のとおりです。
• DNS 規則スティッキ統計情報の表示
• スティッキ統計情報の表示
• グローバル スティッキ統計情報の表示
• グローバル スティッキ メッシュ統計情報の表示
• スティッキ グループ統計情報の表示
• スティッキの状況の表示
• スティッキ データベースの状況の表示
• グローバル スティッキの動作状況の表示
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-50Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
• グローバル スティッキ メッシュの動作状況の表示
• スティッキ グループ設定の表示
DNS 規則スティッキ統計情報の表示
DNS スティッキ ルックアップを DNS 規則名ごとにすべて表示するには、show
statistics dns sticky rule コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics dns sticky rule
表 10-38 に、show statistics dns sticky rule コマンド出力のフィールドを示します。
スティッキ統計情報の表示
スティッキ データベースに関する一般的な統計情報を表示するには、show
statistics sticky コマンドを使用します。スティッキ データベースのヒットおよび
失敗の合計数、スティッキ データベースのエントリ数、ルックアップの合計数
が表示されます。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics sticky
表 10-39 に、show statistics sticky コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-38 show statistics dns sticky rule コマンドのフィールド
フィールド 説明
Rule 一致する DNS 規則の名前
Hits スティッキ データベースのスティッキ データベース エン
トリを正しくルックアップできた回数の合計
Misses スティッキ データベースのスティッキ データベース エン
トリを正しくルックアップできなかった回数の合計
Additions 要求が DNS 規則と一致し、GSS からスティッキ データ
ベースにエントリを追加できた回数の合計
10-51Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
表 10-39 show statistics sticky コマンドのフィールド
フィールド 説明
Current entry count 現在スティッキ データベースに格納されているエント
リ数
Highest entry count 前回スティッキをイネーブルにして以来またはス
ティッキ統計情報をクリアして以来スティッキ データ
ベースに格納されたエントリの 大数
Total Lookups スティッキ データベースで実行されたルックアップの
合計数
Hits スティッキ データベースで正しく実行されたルック
アップの数
Misses スティッキ データベースで正しく実行されなかった
ルックアップの数
Addition success スティッキ データベースに正しく追加された要求の数
Addition fail スティッキ データベースに正しく追加されなかった要
求の数。データベースが満杯の場合、スティッキ デー
タベースに要求を追加することはできません。DNS ス
ティッキを停止するには sticky stop CLI コマンドを使
用します。または内部エラーが発生しています。
Modification success 成功した回答変更要求の数
Modification fail 失敗した回答変更要求の数
Timeouts 回答がユーザが設定した Entry Inactivity Timeout 値を超
えたためにステッキ データベースから削除されたエン
トリの数
Reclaimed オーバーフローのためにスティッキ データベースから
削除されたエントリの数
CLI deletions local ローカル GSS ノードで sticky database delete CLI コマン
ドを使用して手動でスティッキ データベースから削除
されたエントリの数
CLI deletions remote GSS ピアで sticky database delete CLI コマンドを使用し
て手動でスティッキ データベースから削除されたエン
トリの数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-52Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
グローバル スティッキ統計情報の表示
ローカル GSS ノードとこのノードの GSS ピア間のグローバル スティッキ メッ
セージングのカウンタ統計情報の概要を表示するには、show statistics sticky
global コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics sticky global
show statistics sticky global コマンド出力は、次の 2 つのグローバル スティッキ
メッセージ統計情報に分割されます。
• ローカル GSS ノードが実行する個別のスティッキ データベース エントリ動
作
• ローカル GSS ノードとこのノードのピアとの間で送受信されたスティッキ
データベース メッセージ
表 10-40 に、show statistics sticky global コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-40 show statistics sticky global コマンドのフィールド
フィールド 説明
Entry Type ローカル GSS ノードが実行するスティッキ データベース
エントリ動作の統計情報
Send OK ローカル GSS ノードが正しく伝送したスティッキ データ
ベース エントリ メッセージ
Send Fail ローカル GSS ノードが伝送してエラーとなったスティッ
キ データベース エントリ メッセージ
Received ローカル GSS ノードが GSS ピアから受信したスティッキ
データベース エントリ メッセージ
Add ローカル GSS ノードのスティッキ データベースに追加さ
れたエントリの数
Modify キープアライブ エラーのためにローカル GSS ノードに
よって修正されたスティッキ データベース エントリの数
10-53Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
Lookup Fast GSS が高速ルックアップを実行したために、スティッキ非
アクティブ時間が初期値にリセットされたローカル GSS
ノードのスティッキ データベース エントリの数。GSS は、
スティッキ データベースに新しいエントリを追加したり
削除した場合やスティッキ有効時間が 5 分以下の場合に高
速ルックアップを実行します。
Lookup Slow GSS が低速ルックアップを実行したために、スティッキ非
アクティブ時間が初期値にリセットされたローカル GSS
ノードのスティッキ データベース エントリの数。GSS は、
スティッキ有効時間が 5 分を超える場合に低速ルックアッ
プを実行します。
Remove sticky database delete コマンドを使用して、ローカル GSS
ノードのスティッキ データベースから削除されたエント
リの数。sticky database delete all コマンドで削除されたエ
ントリは Remove All フィールドで確認できます(次の表を
参照)。
Add Sync ピアを同期させた結果ローカル GSS ノードのスティッキ
データベースに追加されたエントリの数。通常の DNS クラ
イアント要求による結果は含まれません。
Message Type ローカル GSS ノードで送受信したスティッキ データベー
ス メッセージの統計情報
Send OK ローカル GSS ノードが正しく伝送したメッセージ
Send Fail ローカル GSS ノードが正しく伝送しなかったメッセージ
Received ローカル GSS ノードが GSS ピアから受信したメッセージ
Add ローカル GSS ノードで送受信した Add エントリ タイプ
メッセージの数
Modify ローカル GSS ノードで送受信した Modify エントリ タイプ
メッセージの数
Lookup Fast ローカル GSS ノードで送受信した Lookup Fast エントリ タ
イプ メッセージの数
表 10-40 show statistics sticky global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-54Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
Lookup Slow ローカル GSS ノードで送受信した Lookup Slow エントリ
タイプ メッセージの数
Remove ローカル GSS ノードで送受信した Remove メッセージの数
Add Sync ローカル GSS ノードで送受信した Add Sync エントリ タイ
プ メッセージの数
Remove All ローカル GSS ノード上で sticky database delete all コマンド
を入力してスティッキ データベースのすべてのエントリ
を削除した回数。Remove All の回数には、ローカル GSS
ノードで送受信した Remove All メッセージの数が含まれ
ます。
Request Db 起動時にスティッキ データベースの内容を共有する
Request Db メッセージをローカル GSS ノードと GSS ピア
の間で送受信した回数
Ack RequestDb 起動時にスティッキ データベースの内容を共有する要求
を受信したことを通知する Ack RequestDb メッセージを
ローカル GSS ノードと GSS ピアの間で送受信した回数
Refuse Db Req 起動時にスティッキ データベースの内容を共有すること
を拒否する Refuse Db Req メッセージをローカル GSS ノー
ドと GSS ピアの間で送受信した回数。通常、GSS は、デー
タベースを同期させている間はローカル データベースの
内容の共有を拒否します。
Sync Start ローカル GSS ノードで Sync Start メッセージを送受信した
回数。GSS は、メッシュ内で任意の GSS が同期を実行して
いる場合、Sync Start メッセージを使用して特定のクリティ
カル機能(sticky database delete の使用など)をロックアウ
トします。Sync Start メッセージを受信した GSS は、Sync
Done メッセージを受信するまでまたは内部タイマーの期
限が切れるまではすべてのスティッキ データベース エン
トリ削除をブロックします。
表 10-40 show statistics sticky global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-55Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
Sync Done ローカル GSS ノードで Sync Done メッセージを送受信した
回数。GSS は、メッシュ内で任意の GSS が同期を実行して
いる場合、Sync Done メッセージを使用して特定のクリ
ティカル機能(sticky database delete の使用など)をロック
アウトします。
Version mis-match GSS ソフトウェアのバージョンが異なっていたためにロー
カル GSS ノードがピアと通信できなかった回数を示すエ
ラー メッセージ
Clock Out Of Sync クロック同期に問題があったためにローカル GSS ノード
がピアと通信できなかった回数を示すエラー メッセージ。
システム クロックのある GSS と相手側ピアとの同期が 3
分以上ずれている場合、システム クロックを再同期させる
まではすべてのピアのメッセージが更新されません(詳細
については第 8 章「DNS スティッキの設定」を参照)。
Mask mis-match グローバル サブネット マスク値が異なっていたために
ローカル GSS ノードがピアと通信できなかった回数を示
すエラー メッセージ。GSS は異なるサブネット マスクを
持つ GSS から受信したすべてのグローバル スティッキ
メッセージをドロップします。ピア上のグローバル ス
ティッキ マスクは、プライマリ GSSM GUI の設定が変更さ
れてもネットワーク障害のためにこの変更が受信されな
かった場合にだけ相違が生じます。
プライマリ GSSM GUI Global Sticky Configuration 詳細ペー
ジで、メッシュ内のすべての GSS 装置のサブネット マス
クをグローバルに設定します(詳細については第 8 章「DNS
スティッキの設定」を参照)。
表 10-40 show statistics sticky global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-56Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
グローバル スティッキ メッシュ統計情報の表示
グローバル スティッキ メッシュの GSS ピアごとに詳細な統計情報を表示するに
は show statistics sticky mesh CLI コマンドを使用します。
表 10-41 に、show statistics sticky mesh コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-41 show statistics sticky mesh コマンドのフィールド
フィールド 説明
Mesh Information for
application stickyグローバル スティッキ メッシュの状況と統計情報
Transmit Pkts ローカル GSS ノードからメッシュ内の GSS ピアに伝送
されるアプリケーション データ パケットの合計数
Transmit Bytes ローカル GSS ノードからメッシュ内の GSS ピアに送信
されるアプリケーション データ バイトの合計数
Receive Pkts ローカル GSS ノードがメッシュ内の GSS ピアから受信
したアプリケーション データ パケットの合計数
Receive Bytes ローカル GSS ノードがメッシュ内の GSS ピアから受信
したアプリケーション データ バイトの合計数
Dropped Tx Pkts ローカル GSS ノードから送信されたもののバッファ エ
ラーが発生したためにドロップされたパケットの合計数
Dropped Rx Pkts ローカル GSS ノードでは受信されたが、バッファ エラー
が発生したためにドロップされたパケットの合計数
Current TxQueue ローカル GSS ノードのバッファ送信キューで待機して
いるパケットの合計数
Maximum TxQueue ローカル GSS ノードのバッファ送信キューで待機して
いるパケットの 大数
Current RxQueue ローカル GSS ノードのバッファ受信キューで待機して
いるパケットの合計数
Maximum RxQueue ローカル GSS ノードのバッファ受信キューで待機して
いるパケットの 大数
Buffers Alloc'd バッファの送受信データに割り当てられた 適なサイ
ズのフレーム数
Buffers Free 現在ローカル GSS ノードで空いているバッファの数
10-57Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
Session Information for
GSS peer指定した GSS ピアのメッシュ内における状況と統計情
報
GSS ID メッシュ内の GSS ピアの Unique Identifier(UID; 固有識
別情報)
CurTx Data Pkts 現在のセッション中にローカル GSS ノードから GSS ピ
アに送信されたデータ パケット数
CurTx Data Bytes 現在のセッション中にローカル GSS ノードから GSS ピ
アに送信されたデータ バイト数
TtlTx Data Pkts メッシュ存続中にローカル GSS ノードから GSS ピアに
送信されたアプリケーション データ パケット数
TtlTx Data Bytes メッシュ存続中にローカル GSS ノードから GSS ピアに
送信されたアプリケーション データ バイト数
Transmit Pkts ローカル GSS ノードから GSS ピアに送信されたパケッ
トの合計数(アプリケーション パケット、制御パケッ
ト、RTT パケット、キープアライブ パケットを含む)
Transmit Bytes ローカル GSS ノードから GSS ピアに送信されたバイト
の合計数(アプリケーション バイト、制御バイト、RTT
バイト、キープアライブ バイトを含む)
CurRx Data Pkts 現在のセッション中に GSS ノードがローカル GSS ピア
から受信したデータ パケット数
CurRx Data Bytes 現在のセッション中にローカル GSS ノードが GSS ピア
から受信したデータ バイト数
TtlRx Data Pkts メッシュ存続中にローカル GSS ノードが GSS ピアから
受信したアプリケーション データ パケット数
TtlRx Data Bytes メッシュ存続中にローカル GSS ノードが GSS ピアから
受信したアプリケーション データ バイト数
Receive Pkts ローカル GSS ノードが GSS ピアから受信したパケット
の合計数(アプリケーション パケット、制御パケット、
RTT パケット、キープアライブ パケットを含む)
表 10-41 show statistics sticky mesh コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-58Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
スティッキ グループ統計情報の表示
設定されたすべてのスティッキ グループに関する統計情報の概要を表示するに
は、show statistics sticky group-summary コマンドを使用します。
表 10-42 に、show statistics sticky group-summary コマンド出力のフィールドを示
します。
Receive Bytes ローカル GSS ノードが GSS ピアから受信したバイトの
合計数(アプリケーション バイト、制御バイト、RTT バ
イト、キープアライブ バイトを含む)
ConnectFailures ローカル GSS ノードと GSS ピア間の接続に失敗した回
数
CurConnAttempts ローカル GSS ノードと GSS ピア間で現在接続を試行し
ている回数
ConnectRejects GSS ピアによって拒否された接続数
ConnectDeclines ローカル GSS ノードによって拒否された接続数
表 10-41 show statistics sticky mesh コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-42 show statistics sticky group-summary コマンドのフィールド
フィールド 説明
Group Name DNS スティッキ グループ名。一意の英数字で指定指定しま
す。
Group Number スティッキ グループの IP アドレス ブロック。ドット付き
10 進表記で指定します。
Total Entries スティッキ グループに格納される D プロキシ IP アドレス
とサブネット マスクのペアの合計数
Total Hits スティッキ グループのすべてのエントリの累積ヒット数。
それぞれのスティッキ グループ エントリに一致すると値
が大きくなります。
10-59Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
指定したスティッキ グループの統計情報を表示するには、show statistics sticky
group-name コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show statistics sticky group-name {groupname}
スティッキ グループの名前を正しく入力すると、そのグループに関連するすべ
てのスティッキ エントリが表示されます。
表 10-43 に、show statistics sticky group-name コマンド出力のフィールドを示し
ます。
スティッキの状況の表示
スティッキ サブシステムに関する一般的な状況を表示するには、show sticky コ
マンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show sticky
表 10-43 show statistics sticky group-name コマンドのフィールド
フィールド 説明
Group Name DNS スティッキ グループ名。一意の英数字で指定指定
します。
Group Number スティッキ グループの IP アドレス ブロック。ドット付
き 10 進表記で指定します。
Total Entries for Group スティッキ グループ内の D プロキシ IP アドレスの合
計数
Address スティッキ グループに含まれる D プロキシ IP アドレ
ス
Prefix スティッキ グループに含まれるサブネット マスク。整
数で表示されます(たとえば、24 や 32)。
Hit Count このスティッキ グループ エントリに一致すると値が大
きくなります。
Last Time Hit 後にエントリが一致してヒット数が増えた時刻
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-60Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
表 10-44 に、show sticky コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-44 show sticky コマンドのフィールド
フィールド 説明
Sticky Manager status スティッキ マネージャ コンポーネントの現在の動作状
況。スティッキ マネージャは、GSS 内のスティッキ デー
タベースを保守管理します。次の状況メッセージがあり
ます。
• Initializing — ブート時または gss start CLI コマンド
入力時に表示されます。
• Disabled via GUI — プライマリ GSSM GUI のス
ティッキをディセーブルにしたときに表示されます。
• Stopped via CLI — sticky stop CLI コマンド入力時に
表示されます。
• Ready in Local mode — GSS ソフトウェア実行中にプ
ライマリ GSSM GUI で GSS にスティッキ ローカル
モードを設定すると表示されます。
• Ready in Global mode — GSS ソフトウェア実行中に
プライマリ GSSM GUI で GSS にスティッキ グローバ
ル モードを設定すると表示されます。
Database entry count 現在スティッキ データベースに格納されているエントリ
数
Dump status GSS の現在のスティッキ データベース ダンプのサブシス
テムの状況。GSS は、スティッキ データベース エントリ
をおよそ 20 分間隔でディスクのバックアップ ファイル
に自動的にダンプします。Dump の状況メッセージは、
Initialized、Disabled、Waiting、In Progress です。
Dump interval GSS が自動的に実行するスティッキ データベース ダンプ
の間隔
Reclaim status オーバーフロー リカバリ サブシステムの現在の動作状
況。Reclaim の状況メッセージは、Initialized、Disabled、
Waiting、In Progress です。
10-61Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
スティッキ データベースの状況の表示
1 つまたは複数のエントリ一致基準を指定してスティッキ データベース エント
リを表示するには、show sticky database コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show sticky database {all | answer {name/ip_address} | domain {name} | domain-list {name} | group {name} | inactive minimum {minutes} maximum {minutes} | ip {ip_address} netmask {netmask} | rule {rule_name}}
オプションと変数は次のとおりです。
• all — スティッキ データベースのスティッキ エントリをすべて表示します。
Timeout status エントリ無活動タイムアウト サブシステムの現在の動作
状況。Timeout の状況メッセージは、Initialized、Disabled、
Waiting、In Progress です。
Timeout interval ユーザが設定したスティッキ無活動タイムアウトを超え
たことを GSS が確認するときのチェック間隔
Mesh status スティッキ グローバル メッシュの現在の動作状況。次の
状況メッセージがあります。
• Running — GSS はスティッキ メッシュ内で正常に動
作しています。
• Failed — GSS はスティッキ メッシュ内で正常に動作
していません。
• Waiting — GSS はメッシュ構成情報を待機中です。
• Enabled — ローカル GSS ノードのグローバル スティッキがイネーブルです。
• Disabled — ローカル GSS ノードのグローバル スティッキがディセーブルです(プライマリ GSSM GUIまたは sticky stop CLI コマンドで指定されました)。
表 10-44 show sticky コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-62Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
• answer name/ip_address — 特定の回答に関連するすべてのスティッキ エント
リを表示します。回答名を指定します。回答名がない場合はスティッキ回答
の IP アドレスをドット付き 10 進表記で指定します(たとえば、192.168.9.0)。
• domain name — ドメインに関連するすべてのスティッキ エントリを表示し
ます。作成されているドメインの名前を正しく指定します。
• domain-list name — ドメイン リストに関連するすべてのスティッキ エント
リを表示します。作成されているドメイン リストの名前を正しく指定しま
す。
• group name — スティッキ グループに関連するすべてのスティッキ エントリ
を表示します。作成されているスティッキ グループの名前を正しく指定し
ます。
• inactive minimum minutes maximum minutes — 分単位で指定した 小値と
大値の時間内にクライアント ヒットを受信しなかったすべてのスティッキ
エントリを表示します。 小値と 大値を 0 ~ 10100 分(7 日間)で指定し
ます。
• ip ip-address netmask netmask — D プロキシ IP アドレスとサブネット マスク
に関連するスティッキ エントリをすべて表示します。要求側クライアント
の D プロキシの IP アドレスとサブネット マスクをドット付き 10 進表記で
指定します。たとえば、192.168.9.0 と 255.255.255.0 のように指定します。
• rule rulename — DNS 規則に関連するすべてのスティッキ エントリを表示し
ます。作成されている DNS 規則の名前を正しく指定します。
表 10-45 に、show sticky database all コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-45 show sticky database コマンドのフィールド
フィールド 説明
Client/Group クライアント D プロキシの IP アドレスまたはスティッ
キ グループの名前
Domain/DL ホステッド ドメインの名前(ワイルドカードを含む)、
または一致したドメイン リスト(DL)の名前
Rule このエントリを追加する際に一致した DNS 規則の名前
Answer 回答の VIP アドレス(回答タイプが VIP の場合)
SIT ユーザが指定したスティッキ間隔のタイムアウト値
10-63Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
グローバル スティッキの動作状況の表示
ローカル GSS ノードが送信し GSS メッシュ ピアが受信した直近のスティッキ
データベース メッセージ ID を表示するには、show sticky global コマンドを使用
します。メッセージ ID を使用すると、ローカル GSS ノードとの間で送受信した
直近のスティッキ データベース メッセージが確認できます。
近送受信したグローバル スティッキ メッセージ ID の詳細情報を表示するに
は、verbose オプションを指定します。
コマンド構文は次のとおりです。
show sticky global {verbose}
表 10-46 に、show sticky global コマンド出力のフィールドを示します。
TTL スティッキ データベースのエントリが有効な残存時間
Hits スティッキ データベースのスティッキ データベース
エントリを正しくルックアップできた回数の合計
表 10-45 show sticky database コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-46 show sticky global コマンドのフィールド
フィールド 説明
Mesh Peer Count スティッキ メッシュの GSS ピアの合計数(ローカ
ル GSS ノードを除く)
Last Message ID Sent for
Each Mesage Typeローカル GSS ノードから送信された 新のス
ティッキ メッセージ ID の概要
Add ローカル GSS ノードから 後に送信された Add エ
ントリタイプ メッセージの UID
Modify ローカル GSS ノードから 後に送信された Modify
エントリタイプ メッセージの UID
Lookup Fast ローカル GSS ノードから 後に送信された Lookup
Fast エントリタイプ メッセージの UID
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-64Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
Details of Most Recently
Received Messages by Peerローカル GSS ノードが 後に受信したグローバル
スティッキ メッセージ ID の状況の概要
Peer Name メッシュ内の GSS ピアのホスト名
Peer ID メッシュ内の GSS ピアの UID
Last Type ピアから 後に受信したメッセージのタイプ
Last Status ピアから 後に受信したメッセージの状況。次の状
況メッセージがあります。
• Received OK — メッセージは受信され、処理さ
れました。
• Version mismatch — GSS ソフトウェアのバー
ジョンが異なっていたためにローカル GSSノードがピアと通信できず、ドロップされた
メッセージ
• Clock out of sync — クロック同期に問題があっ
たため、ローカル GSS ノードはピアと通信でき
ませんでした。システム クロックのある GSS と相手側ピアとの同期が 3 分以上ずれている場
合、システム クロックを再同期させるまではす
べてのピアのメッセージが更新されません(詳
細については第 8 章「DNS スティッキの設定」
を参照)。
• Mask mismatch — グローバル サブネット マス
ク値が異なっていたため、ローカル GSS ノード
はピアと通信できませんでした。GSS は異なる
サブネット マスクを持つ GSS から受信したす
べてのグローバル スティッキ メッセージをド
ロップします。ピア上のグローバル スティッキ
マスクは、プライマリ GSSM GUI の設定が変更
されてもネットワーク障害のためにこの変更が
受信されなかった場合にだけ相違が生じます。
プライマリ GSSM GUI を使って、メッシュのす
べての装置のサブネット マスクをグローバル
に設定する方法についての詳細は、第 8 章「DNSスティッキの設定」を参照してください。
表 10-46 show sticky global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-65Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
表 10-47 に、show sticky global verbose コマンド出力のフィールドを示します。
Last MessageID Received
for each Message Type...ローカル GSS ノードがそれぞれの GSS メッシュ ピ
アから 後に受信したグローバル スティッキ メッ
セージの概要
Add ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Add エントリタイプ メッセージの UID
Modify ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Modify エントリタイプ メッセージの UID
Lookup Fast ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Lookup Fast エントリタイプ メッセージの UID
表 10-46 show sticky global コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-47 show sticky global verbose コマンドのフィールド
フィールド 説明
Mesh Peer Count スティッキ メッシュの GSS ピアの合計数(ローカ
ル GSS ノードを除く)
Last Message ID Sent for
Each Mesage Typeローカル GSS ノードから送信された 新のス
ティッキ メッセージ ID の概要
Add ローカル GSS ノードから 後に送信された Add エ
ントリタイプ メッセージの UID
Modify ローカル GSS ノードから 後に送信された Modify
エントリタイプ メッセージの UID
Lookup Fast ローカル GSS ノードから 後に送信された Lookup
Fast エントリタイプ メッセージの UID
Lookup Slow ローカル GSS ノードから 後に送信された Lookup
Slow エントリタイプ メッセージの UID
Remove ローカル GSS ノードから 後に送信された Remove
エントリタイプ メッセージの UID
Add Sync ローカル GSS ノードから 後に送信された Add
Sync エントリタイプ メッセージの UID
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-66Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
Remove All ローカル GSS ノードから 後に送信された Remove
All エントリタイプ メッセージの UID
Request Db ローカル GSS ノードから 後に送信された Request
Db メッセージの UID
Ack ReqDb ローカル GSS ノードから 後に送信された Ack
ReqDb メッセージの UID
Refuse ReqDb ローカル GSS ノードから 後に送信された Refuse
ReqDb メッセージの UID
Sync Start ローカル GSS ノードから 後に送信された Sync
Start メッセージの UID
Sync Done ローカル GSS ノードから 後に送信された Sync
Done メッセージの UID
Details of Most Recently
Received Messages by Peerローカル GSS ノードが 後に受信したグローバル
スティッキ メッセージ ID の状況の概要
Peer Name メッシュ内の GSS ピアのホスト名
Peer ID メッシュ内の GSS ピアの UID
Last Type ピアから 後に受信したメッセージのタイプ
表 10-47 show sticky global verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-67Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
Last Status ピアから 後に受信したメッセージの状況。次の状
況メッセージがあります。
• Received OK — メッセージは受信され、処理さ
れました。
• Version mismatch — GSS ソフトウェアのバー
ジョンが異なっていたためにローカル GSSノードがピアと通信できず、ドロップされた
メッセージ
• Clock out of sync — クロック同期に問題があっ
たため、ローカル GSS ノードはピアと通信でき
ませんでした。システム クロックのある GSS と相手側ピアとの同期が 3 分以上ずれている場
合、システム クロックを再同期させるまではす
べてのピアのメッセージが更新されません(詳
細については第 8 章「DNS スティッキの設定」
を参照)。
• Mask mismatch — グローバル サブネット マス
ク値が異なっていたため、ローカル GSS ノード
はピアと通信できませんでした。GSS は異なる
サブネット マスクを持つ GSS から受信したす
べてのグローバル スティッキ メッセージをド
ロップします。ピア上のグローバル スティッキ
マスクは、プライマリ GSSM GUI の設定が変更
されてもネットワーク障害のためにこの変更が
受信されなかった場合にだけ相違が生じます。
プライマリ GSSM GUI を使って、メッシュのす
べての装置のサブネット マスクをグローバル
に設定する方法についての詳細は、第 8 章「DNSスティッキの設定」を参照してください。
Last MessageID Received
for each Message Type...ローカル GSS ノードがそれぞれの GSS メッシュ ピ
アから 後に受信したグローバル スティッキ メッ
セージの概要
Add ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Add エントリタイプ メッセージの UID
表 10-47 show sticky global verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-68Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
グローバル スティッキ メッシュの動作状況の表示
CLI または GSS を使ってスティッキ メッシュ状況の情報をローカルに表示する
には、show sticky mesh CLI コマンドを使用します。このコマンドを実行すると、
スティッキ メッシュのそれぞれの GSS ピアの動作状況と、ローカル GSS ノード
との接続状況が表示されます。
このコマンドの構文とオプションは次のとおりです。
Modify ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Modify エントリタイプ メッセージの UID
Lookup Fast ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Lookup Fast エントリタイプ メッセージの UID
Lookup Slow ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Lookup Slow エントリタイプ メッセージの UID
Remove ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Remove エントリタイプ メッセージの UID
Add Sync ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Add エントリタイプ メッセージの UID
Remove All ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Remove All メッセージの UID
Request Db ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Request Db メッセージの UID
Ack ReqDb ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Ack RegDb メッセージの UID
Refuse Db ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Refuse ReqDb メッセージの UID
Sync Start ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Sync Start メッセージの UID
Sync Done ローカル GSS ノードが GSS ピアから 後に受信し
た Sync Done メッセージの UID
表 10-47 show sticky global verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-69Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
• show sticky mesh — スティッキ メッシュ内の GSS 装置の概要と動作状況を
表示します。
• show sticky mesh session session_ID — 指定したセッション ID の動作状態を
表示します。ローカル GSS ノードとスティッキ メッシュ ピアのポイント
ツーポイント接続の状態が表示されます。メッシュ内の GSS ピアのセッショ
ン ID を指定するには、show sticky mesh コマンドを使用します。
• show sticky mesh session session_ID verbose — 指定したセッション ID の動作
状態を詳しく表示します。メッシュ内の GSS ピアのセッション ID を指定す
るには、show sticky mesh コマンドを使用します。
• show sticky mesh verbose — スティッキ メッシュとメッシュ内のすべての
GSS ピアの動作状況を詳しく表示します。
表 10-48 に、show sticky mesh コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-48 show sticky mesh コマンドのフィールド
フィールド 説明
My GSS ID メッシュ内のローカル GSS ノードの UID
Mesh ID グローバル スティッキ メッシュの UID
Port スティッキ メッシュ内で接続されているすべての
GSS 装置が使用する TCP ポート。ユーザが指定する
ことはできません。
Remote GSS IP
Address/Host Nameメッシュ内の GSS ピアの IP アドレスまたはホスト
名
Session ID ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間のポイント
ツーポイント接続の UID
State ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間の通信リン
クの状態。次の状態があります。
• SESSION_STOP — セッションが停止しました。
• SESSION_INIT — セッションが初期化中です。
• SESSION_OPEN — ピアに接続しました。
• SESSION_AUTH — 認証を実行中です。
• SESSION_UP — セッションが開始されました。
• SESSION_DOWN — セッションが中断しまし
た。またはエラーが発生しました。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-70Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
表 10-49 に、show sticky mesh session コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-50 に、show sticky mesh session verbose コマンド出力のフィールドを示し
ます。
表 10-49 show sticky mesh session コマンドのフィールド
フィールド 説明
Session Information for
GSS peerメッシュ内の GSS ピアのホスト名
Session ID ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間のポイントツー
ポイント接続の UID
RTT ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間のアプリケー
ションレベルでの RTT。GSS が RTT 測定を実施してい
ない場合は、-- と表示されます。
State ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間の通信リンクの
状態。次の状態があります。
• SESSION_STOP — セッションが停止しました。
• SESSION_INIT — セッションが初期化中です。
• SESSION_OPEN — ピアに接続しました。
• SESSION_AUTH — 認証を実行中です。
• SESSION_UP — セッションが開始されました。
• SESSION_DOWN — セッションが中断しました。
またはエラーが発生しました。
IP Address GSS ピアの IP アドレス
GSS ID メッシュ内の GSS ピアの UID
表 10-50 show sticky mesh session verbose コマンドのフィールド
フィールド 説明
Session Information for
GSS peerメッシュ内の GSS ピアのホスト名
Session ID ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間のポイントツー
ポイント接続の UID
10-71Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
Session State ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間の通信リンクの
状態。次の状態があります。
• SESSION_STOP — セッションが停止しました。
• SESSION_INIT — セッションが初期化中です。
• SESSION_OPEN — ピアに接続しました。
• SESSION_AUTH — 認証を実行中です。
• SESSION_UP — セッションが開始されました。
• SESSION_DOWN — セッションが中断しました。
またはエラーが発生しました。
RTT ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間のアプリケー
ションレベルでの RTT。GSS が RTT 測定を実施してい
ない場合は、-- と表示されます。
Encrypt Type データ パケット上で実施される暗号化方式。次のいず
れかを指定します。
• md5hash — MD5 ベースのハッシュ暗号化方式
• none — 暗号化しない
詳細については、第 8 章「DNS スティッキの設定」の
「グローバル スティッキ メッシュの設定」を参照してく
ださい。
Authentication 不正アクセスを防止するための認証方式。GSS で実行
されます。次のいずれかを指定します。
• challenge — Challenge Handshake Authentication
Protocol(CHAP; チャレンジ ハンドシェーク認証プ
ロトコル)
• none — 認証にシークレット文字列を使用しない
詳細については、第 8 章「DNS スティッキの設定」の
「グローバル スティッキ メッシュの設定」を参照してく
ださい。
表 10-50 show sticky mesh session verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-72Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
KalFreq ローカル GSS ノードからこの GSS ピアにキープアライ
ブ メッセージを送信する間隔。秒単位で指定します。
ユーザが指定することはできません。
Max FrameSize メッシュ内の GSS 装置間で通信可能な 大フレーム サ
イズ。ユーザが指定することはできません。
OptmlFrameSize メッシュ内の GSS 装置間で通信可能な 適フレーム サ
イズ。ユーザが指定することはできません。
PrePend バッファに割り当てられているヘッダ サイズ。8 バイト
です。
IP Address メッシュ内の GSS ピアの IP アドレス
GSS ID メッシュ内の GSS ピアの UID
Connect from IP メッシュ内の GSS ピアの実際の IP アドレス
My Local Address Via
PeerGSS ピアが認識したローカル GSS ノードの IP アドレス
Last Up Event 直近の Up イベントの日時
Last Down Event 直近の Down イベントの日時
FSM Events Finite State Machine イベント。Session State フィールド
に関連しています。
STOP SESSION_STOP イベントの数
INIT SESSION_INIT イベントの数
OPEN SESSION_OPEN イベントの数
AUTH SESSION_AUTH イベントの数
UP SESSION_UP イベントの数
DOWN SESSION_DWON イベントの数
表 10-50 show sticky mesh session verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-73Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
表 10-51 に、show sticky mesh verbose コマンド出力のフィールドを示します。
表 10-51 show sticky mesh verbose コマンドのフィールド
フィールド 説明
Mesh Information for
application stickyグローバル スティッキ メッシュの状況と統計情報
My GSS ID メッシュ内のローカル GSS ノードの UID
Mesh ID グローバル スティッキ メッシュの UID
Port スティッキ メッシュ内で接続されているすべての GSS
装置が使用する TCP ポート。ユーザが指定することは
できません。
Encrypt Type データ パケット上で実施される暗号化方式。次のいず
れかを指定します。
• md5hash — MD5 ベースのハッシュ暗号化方式
• none — 暗号化しない
詳細については、第 8 章「DNS スティッキの設定」の
「グローバル スティッキ メッシュの設定」を参照してく
ださい。
Authentication 不正アクセスを防止するための認証方式。GSS で実行
されます。次のいずれかを指定します。
• challenge — Challenge Handshake Authentication
Protocol(CHAP; チャレンジ ハンドシェーク認証プ
ロトコル)
• none — 認証にシークレット文字列を使用しない
詳細については、第 8 章「DNS スティッキの設定」の
「グローバル スティッキ メッシュの設定」を参照してく
ださい。
KalFreq GSS ピアにキープアライブ メッセージを送信する間
隔。秒単位で指定します。ユーザが指定することはでき
ません。常にデフォルトが表示されます。
MaxFrameSize メッシュ内の GSS 装置間で通信可能な 大フレーム サ
イズ。ユーザが指定することはできません。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-74Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
OptmlFrameSize メッシュ内の GSS 装置間で通信可能な 適フレーム サ
イズ。ユーザが指定することはできません。
Max Rate メッシュ内でローカル GSS ノードが GSS ピアにパケッ
トを送信する際の 大レート
Favored Peer プライマリ GSSM GUI の Global Sticky Configuration 詳
細ページで指定したローカル GSS ノードの優先 GSS ピ
ア。スティッキ メッシュ再接続時に優先ピアを使用す
ると、指定した GSS ピアのスティッキ データベース エ
ントリの同期が高速化されます。優先ピアを指定しない
場合は「No Favored Peer configured」と表示されます。
Session Information for
GSS peer指定した GSS ピアのメッシュ内における状況と統計情
報
Session ID ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間のポイントツー
ポイント接続の UID
Session State ローカル GSS ノードとメッシュ ピア間の通信リンクの
状態。次の状態があります。
• SESSION_STOP — セッションが停止しました。
• SESSION_INIT — セッションが初期化中です。
• SESSION_OPEN — ピアに接続しました。
• SESSION_AUTH — 認証を実行中です。
• SESSION_UP — セッションが開始されました。
• SESSION_DOWN — セッションが中断しました。
またはエラーが発生しました。
RTT ローカル GSS ノードとこの GSS ピア間のアプリケー
ションレベルでの RTT。GSS が RTT 測定を実施してい
ない場合は、-- と表示されます。
表 10-51 show sticky mesh verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-75Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
Encrypt Type データ パケット上で実施される暗号化方式。次のいず
れかを指定します。
• md5hash — MD5 ベースのハッシュ暗号化方式
• none — 暗号化しない
詳細については、第 8 章「DNS スティッキの設定」の
「グローバル スティッキ メッシュの設定」を参照してく
ださい。
Authentication 不正アクセスを防止するための認証方式。GSS で実行
されます。次のいずれかを指定します。
• challenge — Challenge Handshake Authentication
Protocol(CHAP; チャレンジ ハンドシェーク認証
プロトコル)
• none — 認証にシークレット文字列を使用しない
詳細については、第 8 章「DNS スティッキの設定」の
「グローバル スティッキ メッシュの設定」を参照してく
ださい。
KalFreq ローカル GSS ノードからこの GSS ピアにキープアライ
ブ メッセージを送信する間隔。秒単位で指定します。
ユーザが指定することはできません。
Max FrameSize メッシュ内の GSS 装置間で通信可能な 大フレーム サ
イズ。ユーザが指定することはできません。
OptmlFrameSize メッシュ内の GSS 装置間で通信可能な 適フレーム サ
イズ。ユーザが指定することはできません。
PrePend バッファに割り当てられているヘッダ サイズ。8 バイト
です。
IP Address メッシュ内の GSS ピアの IP アドレス
GSS ID メッシュ内の GSS ピアの UID
Connect from IP メッシュ内の GSS ピアの実際の IP アドレス
My Local Address Via
PeerGSS ピアが認識したローカル GSS ノードの IP アドレス
表 10-51 show sticky mesh verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-76Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
スティッキ グループ設定の表示
設定されたすべてのスティッキ グループの概要を表示するには、show sticky
group-summary コマンドを使用します。
表 10-52 に、show sticky group-summary コマンド出力のフィールドを示します。
指定したすべてのスティッキ グループの設定を表示するには、show sticky
group-name コマンドを使用します。
コマンド構文は次のとおりです。
show sticky group-name {groupname}
Last Up Event 直近の Up イベントの日時
Last Down Event 直近の Down イベントの日時
FSM Events Finite State Machine イベント。Session State フィールド
に関連しています。
STOP SESSION_STOP イベントの数
INIT SESSION_INIT イベントの数
OPEN SESSION_OPEN イベントの数
AUTH SESSION_AUTH イベントの数
UP SESSION_UP イベントの数
DOWN SESSION_DWON イベントの数
表 10-51 show sticky mesh verbose コマンドのフィールド(続き)
フィールド 説明
表 10-52 show sticky group-summary コマンドのフィールド
フィールド 説明
Name DNS スティッキ グループ名。一意の英数字で指定指定
します。
Address Blocks スティッキ グループの IP アドレス ブロック。ドット付
き 10 進表記で指定します。
10-77Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
スティッキ グループの名前を正しく入力すると、そのグループに関連するすべ
てのスティッキ エントリが表示されます。
表 10-53 に、show sticky group-name コマンド出力のフィールドを示します。
GSS GSLB 統計情報のクリア
1 つまたは複数の GSS コンポーネントの GSLB 統計情報をリセットするには、
clear statistics コマンドを使用します。GSS コンポーネントの統計情報をクリア
すると、その装置のルーティング アクティビティとパフォーマンスの記録がす
べて消去されます。
clear statistics コマンドの構文は次のとおりです。
clear statistics {boomerang | ddos [all | attacks | drops | global ] | dns | drpagent | keepalive {all | cra | http-head | icmp | kalap | ns | scripted-kal | tcp} | proximity | sticky {mesh}}
オプションは次のとおりです。
• statistics — GSS のロードバランシング統計情報をリセットします。
• boomerang — GSS のブーメラン サーバ コンポーネントに関する統計情報を
リセットします。
• ddos — GGS の DDOS 検出および軽減コンポーネントに関する統計情報をリ
セットします。
• global — GGS DDoS 検出および軽減コンポーネントのグローバル統計情報
をリセットします。
• attacks — GGS DDoS 検出および軽減コンポーネントの攻撃統計情報をリ
セットします。
• dns — GSS の DNS サーバ コンポーネントに関する統計情報をクリアしま
す。プロキシミティおよびスティッキ DNS 統計情報が含まれます。
表 10-53 show sticky group-name コマンドのフィールド
フィールド 説明
Name DNS スティッキ グループ名。一意の英数字で指定指定
します。
Address Blocks スティッキ グループの IP アドレス ブロック。ドット付
き 10 進表記で指定します。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
CLI による GSLB 統計情報のモニタリング
10-78Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
• drpagent — GSS の DRP エージェント コンポーネントに関する統計情報を
リセットします。
• keepalive — GSS ソフトウェアのキープアライブ機能に関する統計情報をリ
セットします。
• all — GSS が保守するすべてのキープアライブ タイプの統計情報をリセット
します。
• cra — GSS が保守するすべての CRA タイプ キープアライブ統計情報だけを
リセットします。
• http-head — GSS が保守する VIP HTTP-HEAD タイプ キープアライブの統計
情報だけをリセットします。
• icmp — GSS が保守する VIP ICMP タイプ キープアライブ統計情報だけをリ
セットします。
• kalap — GSS が保守する VIP KAL-AP タイプ キープアライブ統計情報だけ
をリセットします。
• ns — GSS が保守する Name Server タイプ キープアライブ統計情報をリセッ
トします。
• scripted-kal — GSS が保守する Scripted-Kal タイプ キープアライブ統計情報
をリセットします。
• tcp — GSS が保守する IP およびポート TCP タイプ キープアライブ統計情報
をリセットします。
• proximity — ネットワーク プロキシミティ機能の統計情報をリセットしま
す。
• sticky — DNS スティッキ機能の統計情報をリセットします。
• mesh — スティッキ グローバル メッシュとメッシュのローカル GSS ノード
のセッション統計情報をリセットします。
例を示します。
gss1.yourdomain.com# clear statistics keepalive tcpAre you sure? (yes/no) yestcp keepalive statistics cleared
または
gss1.yourdomain.com# clear statistics proximityAre you sure? (yes/no) yesproximity statistics cleared
10-79Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
GSSM の GUI の Monitoring タブから、GSS トラフィックおよび統計情報をフィ
ルタリングして抽出する各種機能を利用し、GSS ネットワーク上のグローバル
ロードバランシングの状況をモニタできます。統計情報から、回答、キープアラ
イブ、DNS 規則、ホステッド ドメイン、送信元アドレスといったリソースのオ
ンライン状況を知ることができます。GSS ネットワークの DNS スティッキや
ネットワーク プロキシミティなどの詳細なトラフィック管理機能もモニタでき
ます。
ここで説明する手順は、次のとおりです。
• 回答状況と統計情報のモニタ
• DNS 規則の統計情報のモニタリング
• ドメイン ヒット カウントのモニタリング
• グローバル統計情報のモニタリング
• 送信元アドレス統計情報のモニタリング
• DDoS 統計情報のモニタリング
• トラフィック管理の統計情報のモニタリング
回答状況と統計情報のモニタ
Monitoring タブの Answers セクションに GSS ネットワークの回答リソースに関
する統計情報が表示されます。回答リソースには、回答リソースに対するキープ
アライブ プローブの統計情報も含まれます。
ここで説明する手順は、次のとおりです。
• 回答ヒット カウントのモニタリング
• 回答キープアライブ統計情報のモニタリング
• 回答状況のモニタリング
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-80Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
回答ヒット カウントのモニタリング
Answer Hit Counts リスト ページには、GSS 回答リソースの統計情報とユーザが
回答リソースを要求した回数が表示されます。回答ヒット カウントから、GSS
リソースがどれだけユーザ要求に応えることができたかがわかります。
各回答のヒット数記録を表示する手順は、次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Answers をクリックします。
3. Contents リストの Answer Hit Counts をクリックします。Answer Hit Countsリスト ページが表示されます(図 10-1 を参照)。
図 10-1 Answer Hit Counts リスト ページ
表 10-54 に、Answer Hit Counts リスト ページのフィールドを示します。
10-81Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
4. 表示されたカラム ヘッダーをクリックすると、回答が特定のプロパティ別
に分類されます。
回答キープアライブ統計情報のモニタリング
Answer Keepalive Statistics リスト ページには、回答リソースに送信されたキープ
アライブ プローブの統計情報がネットワークの GSS 装置別に表示されます。
Answer Keepalive Statistics リスト ページには、プライマリおよびスタンバイ
GSSM によってその回答に送られたキープアライブ プローブの数が、そのキー
プアライブ プローブの扱いに関する情報とともに、GSS 上で設定された回答ご
とに表示されます。また、複数のキープアライブが 1 つの VIP 回答に割り当てら
れている場合も Answer Keepalive Statistics リスト ページに表示されます。
大量のキープアライブ プローブが拒否された場合や移行状態の場合、特定の回
答がオフラインになったり、オンラインではあってもエラーになることがありま
す。また、Windows Server 2003 が稼働するサーバ上で高速検出や適切な方法に
よる TCP キープアライブを行って Telnet サービスをテストすると、ポート 23 が
Up ステートと Down ステートを繰り返すことがあります(ポート フラッピン
グ)。Windows Server 2003 で TCP ポート 23 にポート フラッピングが発生すると、
プライマリ GSSM GUI の Answer Keepalive Statistics リスト ページのキープアラ
イブ ネガティブ プローブとキープアライブ移行カウントが増加します。
この問題を解決するには、TCP キープアライブの再試行値を増やします。再試行
値を 3 または 4 にすると、Windows Server 2003 が稼働するサーバに接続したと
きのポート 23 のフラッピングが防止されます。
表 10-54 Answer Hit Counts リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Answer 回答リソースの IP アドレス
Name プライマリ GSSM GUI を使用して回答に割り当て
られた名前
Type GSS が DNS 要求を解決するリソース。回答タイプ
には、VIP、CRA、NS があります。
Location 回答の GSS ネットワークでの位置
Name of the GSS or GSSM 回答に振り分けられた各 GSS 装置の要求数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-82Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
回答ごとのキープアライブ統計情報を確認する方法は次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Answers をクリックします。
3. Contents リストの Answer KeepAlive Statistics をクリックします。AnswerKeepAlive Statistics リスト ページが表示されます(図 10-2 を参照)。
図 10-2 Answer Keepalive Statistics リスト ページ
表 10-55 に、Answer Keepalive Statistics リスト ページのフィールドを示しま
す。
10-83Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
4. 表示されたカラム ヘッダーをクリックすると、回答が特定のプロパティ別
に分類されます。
表 10-55 Answer Keepalive Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Answer GSS にプロービングされた回答リソースの IP アドレス
Type GSS が DNS 要求を解決するリソース。回答タイプには、
VIP、CRA、NS があります。
Name プライマリ GSSM GUI を使用して回答に割り当てられ
た名前
Keepalive GSS の要求転送先に指定されていないリモート装置、
CRA、ネーム サーバに割り当てられたアドレス
Method 回答に使用されるキープアライブ方式。VIP、NS、また
は CRA です。
Location 回答の GSS ネットワークでの位置
Name of the GSS or
GSSM各 GSS 装置によって回答に振り分けられたキープアラ
イブ プローブの数、およびそれらのプローブの扱いに
関する記録。統計情報は次の順序で表示されます。
• Keepalive packets sent — ネットワーク上の各 GSSが回答に送ったキープアライブ プローブの合計数
• Keepalive packets received — 回答から返された
キープアライブ プローブの合計数
• Keepalive positive probe count — 正(OK)の応答と
して返され GSS で受信されたキープアライブ プローブの合計数
• Keepalive negative probe count — 負の応答として返
され GSS で受信されたキープアライブ プローブの
合計数
• Keepalive transition count — キープアライブで生じ
たキープアライブ プローブ移行(INIT ステートか
ら ONLINE ステートなど)の合計数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-84Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
回答状況のモニタリング
Answer Status リスト ページには、GSS 回答リソースの統計情報が表示されます。
回答は装置単位で、IP アドレス、名前、タイプ、ロケーション、またはオンラ
イン状況別に分類できます。
GSS 回答の状況を表示する手順は、次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Answers をクリックします。
3. Contents リストの Answer Status をクリックします。Answer Status リスト
ページが表示されます(図 10-3 を参照)。
図 10-3 Answer Status リスト ページ
表 10-56 に、Answer Status リスト ページのフィールドを示します。
10-85Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
4. 表示されたカラム ヘッダーをクリックすると、回答が特定のプロパティ別
に分類されます。
DNS 規則の統計情報のモニタリング
DNS Rule Statistics リスト ページには DNS 規則に関する統計情報が表示されま
す。たとえば、DNS 規則によって処理されたクエリーの数や、処理されて回答
と一致したクエリーの数などが表示されます。
DNS 規則の状況を表示する手順は、次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. DNS Rules をクリックします。DNS Rule Statistics リスト ページが表示され
ます(図 10-4 を参照)。
表 10-56 Answer Status リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Answer 回答リソースの IP アドレス
Name プライマリ GSSM GUI を使用して回答に割り当てら
れた名前
Type GSS が DNS 要求を解決するリソース。回答タイプに
は、VIP、CRA、NS があります。
Location 回答の GSS ネットワークでの位置
Name of the GSS or GSSM 指定した装置に対する回答のオンライン状況
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-86Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
図 10-4 DNS Rule Statistics リスト ページ
表 10-57 に、DNS Rule Statistics リスト ページのフィールドを示します。
3. 表示されたカラム ヘッダーをクリックすると、DNS 規則が特定のプロパ
ティ別に分類されます。
表 10-57 DNS Rule Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Name プライマリ GSSM を使用して回答に割り当てられ
た名前
Owner DNS 規則が割り当てられている GSS オーナー
Name of the GSS or GSSM ヒット カウントの合計数および GSS 装置一覧のう
ち DNS 規則に一致したヒット カウント。ヒット カ
ウントの合計数と正常に処理された DNS 要求の値
を区別するには、DNS 規則一覧の下に表示された凡
例を参照してください。
10-87Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
ドメイン ヒット カウントのモニタリング
Domain Hot Counts リスト ページには、GSS が対象とするホステッド ドメインの
統計情報が表示されます。また、各ドメインに振り分けられたクエリー数も DNS
規則ごとに表示されます。Domain Hit Counts 機能は、1 つまたは複数のドメイン
が含まれている可能性のある GSS ドメイン リストではなく、個々のドメインに
振り分けられたトラフィックを追跡します。
対応ドメインの状況を表示する手順は、次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Domains をクリックします。Domain Hit Counts リスト ページが表示されま
す(図 10-5 を参照)。
図 10-5 Domain Hit Counts リスト ページ
表 10-58 に、Domain Hit Counts リスト ページのフィールドを示します。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-88Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
3. 表示されたカラム ヘッダーをクリックすると、リストのドメインが特定の
プロパティ別に分類されます。
グローバル統計情報のモニタリング
Global Statistics リスト ページには GSS ネットワークの統計情報が表示されます。
この統計情報には、各 GSS 装置が受信した DNS 要求の平均数、回答に送信され
たキープアライブ プローブ、各 GSS 装置のオンライン状況が含まれます。
GSS ネットワークの状況を表示する手順は、次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Global をクリックします。Global Statistics リスト ページが表示されます(図
10-6 を参照)。
表 10-58 Domain Hit Counts リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Domain GSS の対象となる DNS ドメイン。ドメイン リスト
に表示されるドメインです。
Name of the GSS or GSSM 各 GSS 装置がリスト内のドメインに送信する要求
の合計数
10-89Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
図 10-6 Global Statistics リスト ページ
表 10-59 に、Global Statistics リスト ページのフィールドを示します。
3. 表示されたカラム ヘッダーをクリックすると、リストのドメインが特定の
プロパティ別に分類されます。
表 10-59 Global Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
GSS Status GSS ネットワークの各 GSS 装置のオンライン状況
Unmatched DNS Queries リストの各装置が受信した DNS クエリーの総数。回
答が見つからなかったものも含まれます。
DNS Queries/sec リストの各 GSS 装置が毎秒受信した DNS クエリー
の平均数
Keepalive Probes/sec リストの各 GSS 装置が毎秒受信したキープアライ
ブ プローブの平均数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-90Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
送信元アドレス統計情報のモニタリング
Source Address Statistics リスト ページには、DNS クエリーを GSS に伝送する送
信元アドレスで受信された着信要求の統計情報が表示されます。Source Address
Hit Counts 機能は、1 つまたは複数のアドレス ブロックが含まれている可能性の
ある GSS 送信元アドレス リストからではなく、個々のアドレス ブロックからの
要求を追跡します。
送信元アドレス リストの統計情報を表示する手順は、次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Source Addresses をクリックします。Source Address Statistics リスト ページ
が表示されます(図 10-7 を参照)。
図 10-7 Source Address Statistics リスト ページ
10-91Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
表 10-60 に、Source Address Statistics リスト ページのフィールドを示します。
3. 表示されたカラム ヘッダーをクリックすると、リストのドメインが特定の
プロパティ別に分類されます。
DDoS 統計情報のモニタリング
Monitor DDoS Statistics ページでは、DDoS グローバルまたは攻撃統計情報をネッ
トワークの GSS ごとに確認できます。
DDoS 統計情報を表示する手順は、次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. DDoS をクリックします。Monitor DDos Statistics ページには、Global Stats とAttack Stats の 2 つのサブメニューがあります(図 10-8 を参照)。
表 10-60 Source Address Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Source Address Block DNS クエリーを発信するアドレスまたはアドレス
範囲。送信元アドレス ブロックは、GSS 送信元アド
レス リストを構成します。
Name of the GSS or GSSM 表示された GSS 装置が各送信元アドレスまたはア
ドレス ブロックから受信する要求の合計数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-92Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
図 10-8 Monitor DDoS Statistics メニューページのモニタ
3. Global Stats をクリックすると、DDoS Global Statistics が表示されます(図
10-9 を参照)。
10-93Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
図 10-9 DDoS Global Statistics リスト ページ
表 10-61 に、Global Statistics リスト ページのフィールドを示します。
表 10-61 Global Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Total packets received GSS が受信して処理するパケット。このフィールド
の値は、正当なパケット数と不正なパケット数の合
計です。
Total packets dropped GSS DDoS 保護機能および軽減機能によって攻撃の
一部であると認識され、ドロップされたパケット
Total Anti-Spoofing
triggeredGSS DDoS 保護アンチスプーフィング メカニズムの
トリガーとなったパケットの合計数
Total Validated DNS
requestsGSS DDoS 保護アンチスプーフィング機能によって
正しくドロップされたパケットの合計数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-94Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
Rate-limit drops GSS DDoS 保護機能および軽減レートリミット機能
によって攻撃の一部であると認識され、ドロップさ
れたパケット。レートリミットは、GSS が 1 秒間に
D プロキシから受信できる DNS 要求の 大数です。
Global Rate-limit drops GSS DDoS 保護機能および軽減グローバル レートリ
ミット機能によって攻撃の一部であると認識され、
ドロップされたパケット
Unknown dproxies drops DDoS 保護および軽減機能によってスプーフィング
に分類されているかどうかが不明な D プロキシ。
DDoS 機能は不明 D プロキシからアンチスプーフィ
ングを開始します。不明 D プロキシのパケット数が
指定したレートリミットを超えると、このフィール
ドが開始します。
Spoofed packet drops GSS DDoS 保護機能および軽減アンチスプーフィン
グ機能によって攻撃の一部であると認識され、ド
ロップされたパケット
Malformed packet drops GSS DDoS 保護機能および軽減機能によって不正パ
ケットとして認識され、ドロップされたパケット
Mitigation rules drops GSS DDoS 保護機能および軽減機能によって軽減規
則違反であると認識され、ドロップされたパケット
Global domain name drops GSS DDoS 保護機能および軽減機能によってグロー
バル ドメイン名として認識され、ドロップされたパ
ケット
Ongoing anti-spoofing
dropsGSS DDoS 保護機能および軽減アンチスプーフィン
グ機能によって進行中の攻撃の一部であると認識さ
れ、ドロップされたパケット
DDoS Status GSS 上の DDoS 検出 / 軽減モジュールのイネーブル
またはディセーブルを指定します。
表 10-61 Global Statistics リスト ページのフィールド(続き)
フィールド 説明
10-95Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
4. Attack Stats をクリックすると、DDoS Attack Statistics が表示されます(図
10-10 を参照)。
図 10-10 DDoS Attack Statistics リスト ページ
表 10-62 に、Attack Statistics リスト ページのフィールドを示します。
表 10-62 Attack Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Total attacks GSS が検出した DNS 攻撃の合計数
Reflection attacks 攻撃対象(GSS)の IP アドレスがスプーフィングさ
れており、複数の DNS 要求が DNS サーバに送信され
る攻撃。または複数の DNS サーバが攻撃対象である
かのように見せかけます。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-96Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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トラフィック管理の統計情報のモニタリング
Monitoring タブの Traffic Mgmt には、GSS ネットワークのネットワーク プロキシ
ミティと DNS スティッキ動作に関するグローバル統計情報が表示されます。
ネットワーク プロキシミティ統計情報には、プロキシミティ DNS 規則ヒット カ
ウント、各 GSS 装置のプロキシミティ データベースのエントリ数、プロービン
グ要求に関する統計情報が含まれます。スティッキ統計情報には、スティッキ
DNS 規則ヒット カウントと各 GSS 装置のスティッキ データベースのエントリ
数が含まれます。
ここで説明する手順は、次のとおりです。
• プロキシミティ規則ヒット カウント統計情報のモニタリング
• プロキシミティ データベース統計情報のモニタリング
• プロキシミティ ルックアップ統計情報のモニタリング
• プロキシミティ プローブ管理統計情報のモニタリング
• スティッキ規則ヒット統計情報のモニタリング
• スティッキ データベース統計情報のモニタリング
• グローバル スティッキ メッシュ統計情報のモニタリング
Malformed DNS packet
attacksGSS が不正形式の DNS パケットでフラッディングを
起こす攻撃
Failed global domain
attacksドメイン カウンタにエラーが発生すると、グローバ
ル ドメインの名前と一致しない DNS クエリーの合計
が表示されます。
Global rate-limit exceeded
attacksGSS が D プロキシから 1 秒間に受信した DNS 要求の
大数がグローバル制限を超える攻撃
DDoS status GSS 上の DDoS 検出 / 軽減モジュールのイネーブルま
たはディセーブルを指定します。
表 10-62 Attack Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
10-97Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
プロキシミティ規則ヒット カウント統計情報のモニタリング
Proximity Rule Hit Count Statistics リスト ページには、 も近いと判断されたゾー
ンの回答が DNS 規則から提供された回数が表示されます。
DNS 規則のプロキシミティ ヒットに関する統計情報を表示する手順は、次のと
おりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Traffic Mgmt をクリックします。
3. Contents リストの Proximity Rule Hit Counts をクリックします。Proximity Rule Hit Statistics リスト ページが表示されます(図 10-11 を参照)。
図 10-11 Proximity Rule Hit Statistics リスト ページ
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-98Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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表 10-63 に、Proximity Rule Hit Statistics リスト ページのフィールドを示します。
プロキシミティ データベース統計情報のモニタリング
Proximity Database Statistics リスト ページには、プロキシミティ データベースの
エントリ数と、プロキシミティ データベースが 50 万件となり 大件数に達した
ためにドロップされたエントリ数が表示されます。
プロキシミティ データベースのエントリ数を表示する手順は次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Traffic Mgmt をクリックします。
3. Contents リストの Proximity Database Stats をクリックします。ProximityDatabase Statistics リスト ページが表示されます(図 10-12 を参照)。
表 10-63 Proximity Rule Hit Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Name 一致する DNS 規則の名前
Owner DNS 規則が割り当てられている GSS オーナー
Name of the GSS or GSSM GSS または GSSM ごとに次の内容を指定します。
• DNS 規則に一致する DNS 要求の数
• DNS 規則に近い回答を返すことができた DNS応答の数
プロキシミティ ヒット カウント正しく一致した数
を区別するには、DNS 規則一覧の下に表示された凡
例を参照してください。
10-99Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
図 10-12 Proximity Database Statistics リスト ページ
表 10-64 に、Proximity Database Statistics リスト ページのフィールドを示します。
表 10-64 Proximity Database Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Global Site Selector GSS または GSSM 装置の名前
Entries in Use 現在プロキシミティ データベースに格納されているエ
ントリの数、 大の 50 万件以外
Last Cleanup 近 も使用されていないエントリを GSS がプロキシ
ミティ データベースから前回削除した時刻
Number of Cleanups クリーンアップ時に削除されたエントリの数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-100Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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プロキシミティ ルックアップ統計情報のモニタリング
Proximity Lookup Statistics リスト ページには、プロキシミティ データベースのエ
ントリ数に関する統計情報が表示されます。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Traffic Mgmt をクリックします。
3. Contents リストの Proximity Lookup Statistics をクリックします。ProximityLookup Statistics リスト ページが表示されます(図 10-13 を参照)。
図 10-13 Proximity Lookup Statistics リスト ページ
10-101Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
表 10-65 に、Proximity Lookup Statistics リスト ページのフィールドを示します。
表 10-65 Proximity Lookup Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Global Site Selector GSS または GSSM 装置の名前
Count GSS に送信されたプロキシミティ ルックアップ要求の
合計数
Crnt Rate データベース内でプロキシミティ ルックアップを実行
するために GSS サービスに送信される 1 秒あたりの現
在の要求速度
No Entry GSS がプロキシミティ データベース内で も近い回答
を検出できなかった回数
Partial Data プロキシミティ データベース内で一部のゾーンの RTT
データだけが利用できた回数
Req. Dropped GSS によってドロップされたプロキシミティ ルック
アップ クエリーの数
Db Full データベースがエントリの 大数を超えたために GSS
でプロキシミテが追加できなかった回数
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-102Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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プロキシミティ プローブ管理統計情報のモニタリング
Proximity Probe Management Statistics リスト ページには、プロービング装置から
伝送された ICMP プローブと TCP プローブの統計情報が表示されます。
プロービング要求と応答に関する統計情報を表示する手順は次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Traffic Mgmt をクリックします。
3. Contents リストの Proximity Probe Mgmt Stats をクリックします。ProximityProbe Mgmt Statistics リスト ページが表示されます(図 10-14 を参照)。
図 10-14 Proximity Probe Mgmt Statistics リスト ページ
10-103Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
表 10-66 に、Proximity Probe Mgmt Statistics リスト ページのフィールドを示しま
す。
表 10-66 Proximity Probe Mgmt Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Zone Index プロキシミティ ゾーンの ID。数字で指定します。
Zone Name プロキシミティ ゾーンの名前
Name of the GSS or GSSM GSS または GSSM ごとに次の内容を指定します。
• プローブ装置の IP アドレス
• GSS からプロキシミティ ゾーンのプロービン
グ装置に送信された DRP エコーおよび測定パ
ケットの合計数
• GSS がプロキシミティ ゾーンのプロービング
装置から受信した DRP エコーおよび測定パ
ケットの合計数
• 現在の毎秒パケット送信速度
送信エコーおよび測定パケット、受信エコーおよび
測定パケット、現在のパケット送信速度を区別する
には、ゾーン一覧の下に表示された凡例を参照して
ください。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-104Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
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スティッキ規則ヒット統計情報のモニタリング
Sticky Rule Hit Statistics リスト ページには、GSS が DNS 規則にアクセスして要
求側クライアント D プロキシに同一の A レコード応答を送信しようとした回数
が表示されます。
DNS 規則のスティッキ ヒットに関する統計情報を表示する手順は、次のとおり
です。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Traffic Mgmt をクリックします。
3. Contents リストの Sticky Rule Stats をクリックします。Sticky Rule Hit Statisticsリスト ページが表示されます(図 10-15 を参照)。
図 10-15 Sticky Rule Hit Statistics リスト ページ
10-105Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
表 10-67 に、Sticky Rule Hit Statistics リスト ページのフィールドを示します。
スティッキ データベース統計情報のモニタリング
Sticky Database Statistics リスト ページには、スティッキ データベースのエントリ
数が表示されます。
スティッキ データベースのエントリ数を表示する手順は次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Traffic Mgmt をクリックします。
3. Contents リストの Sticky Database Stats をクリックします。Sticky DatabaseStatistics リスト ページが表示されます(図 10-16 を参照)。
表 10-67 Sticky Rule Hit Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Name 一致する DNS 規則の名前
Owner DNS 規則が割り当てられている GSS オーナー
Name of the GSS or GSSM GSS または GSSM ごとに次の内容を指定します。
• スティッキ データベースで DNS 規則に一致し
た回答の合計数
• スティッキ データベースで DNS 規則に一致し
なかった回答ルックアップの合計数
正しく一致した値とルックアップに失敗した値を区
別するには、DNS 規則一覧の下に表示された凡例を
参照してください。
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-106Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
図 10-16 Sticky Database Statistics リスト ページ
表 10-68 に、Sticky Database Statistics リスト ページのフィールドを示します。
表 10-68 Sticky Database Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
Global Site Selector GSS 装置の名前(GSSM または GSS)
Status 指定した装置のスティッキの状況とスティッキ モー
ド。状況には、Disabled、Local、Global、Stopped があ
ります。
Entries in Use 現在スティッキ データベースに格納されているエント
リの数、 大の 40 万件以外
10-107Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
グローバル スティッキ メッシュ統計情報のモニタリング
Sticky Mesh Statistics リスト ページには、メッシュ内のすべての GSS 装置のグ
ローバル メッシュ統計情報が表示されます。このリスト ページでは、メッシュ
内の GSS 装置はすべて X × Y の行列で表示されます。それぞれのセルには、装
置のオンライン状況、受信したパケット、送信したパケット、ノード間で発生し
た接続ダウン イベントが表示されます。統計情報は、そのセッションのローカ
ル GSS ノードのビュー(X)から各メッシュ ピア(Y)に表示されます。
グローバル メッシュ統計情報を表示する手順は次のとおりです。
1. プライマリ GSSM GUI で、Monitoring タブをクリックします。
2. Traffic Mgmt をクリックします。
3. Contents リストの Sticky Mesh Stats をクリックします。Sticky Mesh Statisticsリスト ページが表示されます(図 10-17 を参照)。
図 10-17 Sticky Mesh Stats リスト ページ
第 10 章 GSS GSLB 動作のモニタリング
プライマリ GSSM GUI からのグローバル ロードバランシング統計のモニタリング
10-108Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド
OL-10412-01-J
表 10-69 に、Sticky Mesh Statistics リスト ページのフィールドを示します。
表 10-69 Sticky Mesh Statistics リスト ページのフィールド
フィールド 説明
GSS/Peer メッシュ内の GSS 装置(GSSM または GSS)の名前と
対応するピア
Name of the GSS or
GSSM in the meshそれぞれのカラムには、メッシュの GSS ピアごとに次
の統計情報が表示されます。
• Connection to peer status — メッシュの各ピアのオ
ンライン状況。Stopped、Init、Opened、Authentication、Up、Down があります。
• Packets transmitted — GSS または GSSM からメッ
シュのピアに送信されたパケット数
• Packets received — GSS または GSSM がメッシュの
ピアから受信したパケット数
• Down Events — メッシュのピア間でセッション時
に発生したダウン イベントの数
オンライン ピアの状況、送信されたパケット、受信さ
れたパケット、セッション ダウン イベントを示す統計
情報を区別するには、メッシュのピア GSS または
GSSM 一覧の下に表示された凡例を参照してください。