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空気と水のテクノロジー ISO に準拠したリーク試験 従来の人手による試験では、天井に設置された HEPA フィル タに対し、ISO に示された試験方法を実現することは困難で した。HALi SCANNERは、 ISO に準拠した HEPA フィルタのリー ク試験を自動で正確に行います。 [参照]ISO14644-3 (JIS B 9917-3 クリーンルーム及び付属清浄環境―第 3 部:試験方法) フィルタリーク試験の手順 8cm/s を超えない走査速度で、走査パスがわずかに重なり合うようにして、プローブを横移動 させることが望ましい。プローブは下流のフィルタ面又はそのフレーム構造から約 3cm の距 離で維持することが望ましい。 この走査は、各フィルタの下流側の面全体、その周囲、接続部を含めてフィルタのフレームと グリッドとの間のシールに実施することが望ましい。 医薬品製造工場向け HEPA フィルタ 自動リーク試験、管理システム 自動リーク試験 測定した風速から最適な吸引プローブを自動的に選定し、 リーク試験を行います。人手による試験に比べ、信頼性の 高い結果が得られます。あわせて風速風量測定・フィルタ 差圧測定を行います。 正確な報告書 試験結果は、データ改ざんが出来ない画像データとしてリ アルタイムにファイル化されます。測定結果を印字、貼り 付け、転記する手間を大幅に省け、転記ミスもありません。 バリデーションのトータル時間を短縮でき、コスト削減に つながります。 総合的なフィルタ管理 あらかじめフィルタごとに室名・固有コード・透過率・メー カー名等フィルタ情報を QR コードに登録。作業前に QR コードをスキャンして情報を取り込むことにより、確実な フィルタ管理ができます。エビデンスはクラウドの設備台 帳に転送され、HEPA フィルタの試験や修復、交換等の履 歴管理を含めた総合的なフィルタ管理を行います。

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Post on 19-Mar-2020

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Page 1: HALIscanner leaflet 20181130 · [参照]ISO14644-3 (JIS B 9917-3クリーンルーム及び付属清浄環境―第3部:試験方法) フィルタリーク試験の手順 8cm/sを超えない走査速度で、走査パスがわずかに重なり合うようにして、プローブを横移動

空気と水のテクノロジー

ISO に準拠したリーク試験従来の人手による試験では、天井に設置された HEPA フィルタに対し、ISO に示された試験方法を実現することは困難でした。HALi SCANNER は、ISO に準拠した HEPA フィルタのリーク試験を自動で正確に行います。

[参照]ISO14644-3(JIS B 9917-3 クリーンルーム及び付属清浄環境―第 3 部:試験方法)

フィルタリーク試験の手順8cm/sを超えない走査速度で、走査パスがわずかに重なり合うようにして、プローブを横移動させることが望ましい。プローブは下流のフィルタ面又はそのフレーム構造から約 3cmの距離で維持することが望ましい。この走査は、各フィルタの下流側の面全体、その周囲、接続部を含めてフィルタのフレームとグリッドとの間のシールに実施することが望ましい。

医薬品製造工場向け HEPA フィルタ 自動リーク試験、管理システム

自動リーク試験測定した風速から最適な吸引プローブを自動的に選定し、リーク試験を行います。人手による試験に比べ、信頼性の高い結果が得られます。あわせて風速風量測定・フィルタ差圧測定を行います。

正確な報告書試験結果は、データ改ざんが出来ない画像データとしてリアルタイムにファイル化されます。測定結果を印字、貼り付け、転記する手間を大幅に省け、転記ミスもありません。バリデーションのトータル時間を短縮でき、コスト削減につながります。

総合的なフィルタ管理あらかじめフィルタごとに室名・固有コード・透過率・メーカー名等フィルタ情報を QR コードに登録。作業前に QRコードをスキャンして情報を取り込むことにより、確実なフィルタ管理ができます。エビデンスはクラウドの設備台帳に転送され、HEPA フィルタの試験や修復、交換等の履歴管理を含めた総合的なフィルタ管理を行います。

Page 2: HALIscanner leaflet 20181130 · [参照]ISO14644-3 (JIS B 9917-3クリーンルーム及び付属清浄環境―第3部:試験方法) フィルタリーク試験の手順 8cm/sを超えない走査速度で、走査パスがわずかに重なり合うようにして、プローブを横移動

フィルタ固有情報は QR コードから取得

タッチパネル

1811C10/500

[email protected] お問い合わせ先 技術本部 計装技術部 TEL 03-5978-2345

HEPA ボックス

測定結果詳細HEPA フィルタをグリッドに分割して、グリッド内での検出粒子数を表示します。リーク箇所の再測定判定は、グリッド内の検出粒子数とは別に ISO のリーク試験方法を基に行います。ISO では統計的手法を用いて、検出粒子の発生間隔から局所的な下流濃度を演算し、この結果を基に再測定

(静止測定)を行います。

静止再測定によるリーク判定フィルタ面を全面スキャンし、粒子数からリークの疑惑箇所として特定された箇所を静止再測定します。合否結果は座標データと共にリスト化されますので、補修の際に容易にリーク箇所を特定できます。

フィルタ履歴管理該当する HEPA フィルタの、初期インストールから現在に至るまでの「交換」「補修」の日時・メーカー名・シリアル No.・交換時の圧力損失等のデータはクラウドの設備台帳に転送・蓄積され、フィルタの履歴を把握できます。

<個別検査記録書印刷イメージ>

<静止再測定記録書印刷イメージ>

HEPA フィルタ

プローブ装置本体

通信

ケー

ブル

下流

濃度

計測

上流

濃度

計測

QR コードスキャナ

パーティクルカウンタ

真空ポンプ

コントローラ

コントロールボックス