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管理記号:TC-BTH-0001 発行年月日:2006年年3月22日 発行元(WG):Bluetooth HFG-SWG 発行者(主査):松谷 寛(東芝)
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マルチリンクに関する検討過程
テクニカルコメント
2006年 3月 22日
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変更履歴 Version 変更内容 変更日 変更者 V 1.0 V 1.0として正式リリース 平成18年 3月 22日 松谷(東芝)
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目次 1はじめに………………………………………………………………………………………………..4 2議事録…………………………………………………………………………………………………..5 3テクニカルレファレンス(案)………………………………………………………………………...16 3.1 Draft(2005.2.8)…………………………………………………………………………16 3.2 Draft Ver.0.1 (2005.4.11)………………………………………………………………30 3.3 Draft Ver.0.5 (2005.4.22)………………………………………………………………43 4 検討資料…………………………………………………………………………………………….56 4.1 MultiProfile Usecase SONY-20050707…………………………………………………..56 4.2 MultiProfile Usecase SONY-2SCO-20050707…………………………………………57
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1 はじめに 本ドキュメントは、MCPC Bluetooth HFG-SWG(ハンズフリーガイドラインサブWG)にて平成17年2月から8月までの間で、マルチリンクに関する検討を行った過程をまとめたもので
ある。最終的にテクニカルレファレンス(TR)等のドキュメントとするまでには検討結果としての結論に至らなかったため、テクニカルコメント(TC)としてその成果を残すこととした。
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2 議事録 2.1第42回議事録
第42回 MCPC Bluetooth HFG-SWG 議事録 【開催日時】 2005年2月16日(水) 13:00-15:00 【場所】機械振興会館6-65会議室 【参加者】(本文共に敬称略、順不同) 主査 松谷(東芝)、森本(三菱電機)、高橋(富士通デバイス)中島・坂口 (オープンインタフェース)、鈴木(クラリオン)、江島(日立)、佐藤(KDDI)、 山崎(パイオニア)、覚野(NTTドコモ)、金子(ソニー)、加藤(太陽誘電)、 三浦(デンソー)、芳賀・ブエ(日産/CCAP)、永濱(東芝/記)、岩間(事務局) 【議事内容】 1.前回議事録の確認 承認された 2.HFP-HSPマルチプロファイルシーケンス ソニーエリクソン殿より提案されたマルチリンク案(MCPC_BT_MultiLink_Telephony_)に ついて、主査より概略説明 ・スキャターネットの扱いについて(各社検討) スキャターネットはLv3のガイドラインで検討する予定となっていたが 今回のガイドラインに含まれている。Lv2のガイドラインとしてスキャタ ネットの記述を含めるかどうか各社で検討する。 ・park,Holdモードの扱いについて(各社検討) park,Holdモードがshall notになっているが各社で検討 ・複数本のSCOリンク制御に関する扱いについて(各社検討) 7.3章以降は前提条件として同時に複数本のSCOリンクが張れること とあるが、Lv2のガイドラインとしてここまで含めるかを各社検討 3.マルチプロファイルv1.0cについて マルチプロファイルv1.0cにて承認 4.COPSオペレータ情報 ドコモ殿見解 継続して検討中である。 ただし、ATコマンドは国際標準のものを使用すべきであり、パラメータ を独自に改良することは避けるべきでははないかという見解が多い。 本コマンドを定義する意義、利点、利用シーンを再度検討(CCAP) 5.CCAPとのJointミーティング ダイナミックなSDDBレコード切り替えへの懸念を日産殿より提示 ・実際に実装できるのか BTスタックの実装により困難度の大小はあるが不可能ではないと思われる ・接続性の問題 対向デバイス(携帯電話)がサポートしている全てのプロファイルを取得したい BARBの見解では動的に切り替えることは可能(ただし、動的に切り替えた
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際の接続性は検証されていない) ・上記対策案として、「SDDBレコードのひとつとして潜在能力を取得する」案が 日産殿より提示された。 マルチプロファイルガイドラインは「マルチプロファイル仕様書_シーケンス_v1.0c」 で承認されたので、サポートしている全てのプロファイル種別を取得するサービスレコ ードの追加についてはCCAPを中心に検討。マルチプロファイルv1.0以降の ガイドラインへの追加についてMCPCでも検討する。 次回:3月23日(水)13:00-14:50 機会振興会館
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2.2 第 43回議事録 第43 回MCPC Bluetooth ハンズフリーガイドラインSWG 議事録
【日時】2005 年3 月23 日 13:00-15:00
【場所】機械振興会館B3-1 号室
【参加者(順不同、敬称略)】松谷(東芝) 森本(三菱電機) 小西(富士通デバイス)
安田(ソニーエリクソン) 鈴木(クラリオン) 三浦(デンソー) 浅井(アルパイン)
山崎(パイオニア) 田中(NTT ドコモ) 覚野(NTT ドコモ/記)
<Multi Link(HFP とHSP の切替、ソニーエリクソン様の提案資料)について>
・日本語版を会議後送付予定(ソニーエリクソン 安田様より)
→語彙の統一、誤記修正等を実施
・全体的にアプリケーションやユーザインタフェースの側面から記載されていることに関
して
→アプリケーション・操作系とプロトコルを分離して記載できるか検討する。
・Sniff 必須でPark、Hold がshall not support になっていることに関して
→音声用途で用いるには、Park、Hold は消費電力の観点から現実的でない。必然的にsniff
のサポートになるはず
→Park、Hold に対してshall not support は強すぎるので特に言及しないこととする
→省電力の取り扱いに関しては、Multi Link TR としては必要最低限の記載(SCO 切断後・
AuDev 切替後のsniff 移行 程度)とし、省電力モード全般は別ドキュメントに纏める。
また「はじめに」の部分で別ドキュメントを参照する
・Sniff パラメータに関して
→Sniff パラメータは、各社実装依存は好ましくなく、ある値を決めるべき
→SCO 切断後のタイマ値10 秒の根拠は特になく、SCO 切断後一呼吸置いたタイミングと
して採用
→移動機側が10 秒でsniff 要求を出すということで、10 秒以前にHF 機器側から来る
sniff 要求をreject するものではない
→10 秒のタイマー値については、実装依存としてガイド値を10 秒とし、その理由を明記
する
・次回継続検討
→各社で検討し、コメント等ある場合はML で周知
<次回>
・4/20 13:00~@機械振興会館
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2.3 第45回議事録
第 45回 MCPC Bluetooth HFG-SWG議事録
開催日時:2005年 5月 18日(水)13:00~15:00 場所:機械振興会館 6-65会議室 参加者(敬称略、順不同) リーダ:松谷(東芝)、高橋、小西(富士通デバイス)、
森本、西川(三菱電機)、覚野、田中(NTTドコモ)、 安田(ソニーエリクソン)、鈴木(クラリオン)、 山崎(パイオニア)、三浦(デンソー:議事録担当)、 岩間(事務局)
1. パワーセーブモードテクニカルリファレンス(HFP/HSP) Draft Ver0.5 ・Tsniffの値(1秒)を追加したのみで、その他については変更なし。 → 特に異論なし
・TR-005 Ver1.0として承認待ちへ。 2. Bluetoothマルチリンクテクニカルリファレンス(HFP/HSP) Draft Ver0.5 ・前回会議での指摘事項を反映して変更。 - 7.2章は従来の 5.2章から移動。 - SCO×2の接続の記述を削除等 3箇所の修正。 ・6.3章(通話中に音声移管)の記述では一瞬でもSCO×2の接続が存在する 可能性あり。音声移管で一旦AGに音声を戻してからCHF2に音声を移管 する方法もある。 → SCOが 1本までしか対応していないデバイスがあった場合、この仕様が 形骸化してしまう懸念がある。今後も長く使用できるような方法でない と意味がない。
→ TRとしては本来上位(アプリケーションソフトウェア)で解決できる ことについてガイドライン化するというのが本筋。
→ 一旦、転送元のSCOを切断後(1本ずつ)転送先のSCOを接続する。 ・AVプロファイル等他のプロファイルとのマルチ接続を考慮し、切替えの 考え方を決める必要がある。事業者、移動機 メーカ、車載機メーカ各社の意見を確認したい。 → 一旦、本ドキュメントを TC化して本日の議論の内容を残しておくべき。 (次回以降、改めて議論する)
・TR-004に合わせて、HFP-HFP切替えのシーケンス記述に変更すべきでは。 →まずは、基本的な考え方をまとめた後、シーケンス記述に着手する。
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・マスターロールスイッチ、スキャッタネットについての記述はMulti Link ガイドラインのスコープとして書かれている訳ではないので、不要では? → 5章、6章における動作の中で、ロールスイッチ、スキャッタネットと いう説明、記述にした方が良い。 → プロファイルの優先度、スキャッタネット動作の前提条件、ロールスイ ッチの考え方等の思想統一が必要。 → HFP/HSP以外のプロファイルにも波及する問題であるが、別途SWGを 作って議論するにも複数のSWG参加となり大変なので、マルチ動作に ついてはHFG-SWG内で議論する。 次回SWGでBluetooth推進委員会のメンバにも参加を募って議論する。
3. 次回の予定 2005年 6月 22日(水)13:00~15:00 機械振興会館 6-65号室
以上
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2.4 第46回議事録
第46回 MCPC Bluetooth HFG-SWG議事録 開催日時:2005年 6月 22日 13:00~14:50 場所:機会振興会館 6-65会議室 参加者(敬称略):松谷リーダー(東芝)、森本(三菱電機)、安田(ソニーエリクソン)、
山崎(パイオニア)、覚野(NTTドコモ)、斉藤(デンソー)、加藤(太陽誘電)、 岩間(事務局)、蔭山(ボーダフォン/記) 1.前回議事の確認
Power Save ModeテクニカルリファレンスVer1.0について スニフパラメータが記載されているが、これによってその他のパラメータを受付けなくても良い
との理解がされないか心配。 →あくまでガイドラインでありパラメータは推奨値である。その他のパラメータを受付けなくて
も良いとの理解にはならないと考える。 Power Save Modeテクニカルリファレンスについては現状の内容でリリースする。 その他問題なし。 2.ロールスイッチに関する検討について ・HSP、HFP に加えて、AV-Profile についてもマルチに使用するケースが考えられるので、今後どの様に検討していくか考える必要がある。マルチプロファイル、スキャターネット、ロールス
イッチに関して本SWGで検討することとする。 ・現状のオーディオプレーヤーではスレーブになれないような機器もある。 ・HFPとAVPをマルチで使用するケースは出てくると考えられる。その他近々問題になりそうなユースケースを具体的に提示して、そのケースに絞り込んで検討していく方が良いと考えられる。 →検討したいユースケースがある場合は 7/8までにメールリストにて提案するものとする。 3.次回開催予定
2005年 7月 27日(水) 以 上
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2.5 第47回議事録
第 47 回 MCPC Bluetooth HFG-SWG 議事録
開催日時:2005.7.27(水)13:00-14:55
場所:機械振興会館 6-65 会議室
参加者(敬称略、順不同):
松谷主査(東芝)、森本,柳生(三菱電機)、小西(富士通デバイス)、安田(ソニーエリクソン)
山崎(パイオニア)、澤木(JCI)、蔭山,池谷(ボーダフォン)、加藤(太陽誘電)、斎藤(デンソー)
鈴木,浅井(クラリオン)、高橋(議事録係、富士通デバイス)、岩間(MCPC 事務局)
配付資料:第 46 回議事録
1.HFPとAVPのマルチユースケースについて
・2件提案あり(JCI様、SONY様より)。
・JCI様提案
HFT ユニットと携帯電話、HFT ユニットとオーディオプレーヤーあるいはオーディオストリームをサポ
ートした携帯電話との接続ケースを推挙
・SONY様提案
家内での利用シーンと車内での利用シーンそれぞれの切替ケースを全5パターン推挙
(内2パターンはSCO 2系統サポートの場合)
ヘッドフォンと携帯電話および音楽Sourceと接続しているケースが挙げられているが音楽Sourceで
マスターにしかなれない機器があり、そのような場合の振る舞いはどうすべきか?
→ガイドラインとしてはロールスイッチの切替要求を受け付けることを推奨する程度の言及しかで
きない。
CarNaviではスキャターネット対応するか?
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携帯電話にA2DP,AVRCP,HFPがサポートされているような場合に先にA2DPおよびAVRCPが接続さ
れて再生を開始後にHFP接続されてくるケースが果たして実現可能であるのか?(A2DP動作中
にHFPを待ち受けられるのか)
→・Ver1.1の場合はA2DPとSCOの共存は有り得ない。
・ヘッドフォンがスキャターネットで接続した場合音楽が途切れることがある。
・Page Scanインターバル等実装が難しい。
・車載機においてAcc ONすると登録された携帯電話へのページ状態に入るがこの最中にオー
ディオプレーヤーを持ち込んでA2DP接続をするとどう振舞うかについては未だ検討されて
いない。
・先にHFPを接続してから次にA2DPを接続するのであれば実現可能ではあるが逆の場合は技
術的に難しく、また、HFPを先に接続する場合でも例えばHFPが上手く接続できなかった後
の振る舞いの定義が難しい。
→上手くいかなかった場合は何らかのユーザーアクションを促すのはどうか? 自工会からの提案事項においては「車載機からPageをする」となっているが、オーディオプレ
ーヤーはヘッドフォンとの接続を考慮しているのでPageはするが、Page Scanを実装していな
い場合が考えられる。その場合自工会の提案に基づいて作られた車載機と接続ができないとい
う問題が出てくる。
→走行中はNaviはディスプレイ操作ができないので、その最中はプレーヤーからのPageで接続
をするというユースケースを有りと考える。
☆以上、結論としては継続検討とするがHFP ガイドラインとしてのスコープ外の案件もあるため、次
回の Audio SWG で切り分けを明確にし、HFG SWG で取り上げる議題を絞る。
2.次回開催
2005年8月24日(水) 13:00~
以上
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2.6 第48回議事録 第48 回 Bluetooth HFG-SW:議事録
開催日時:2005 年8 月24 日 13:00‐15:00
場所:機会振興会館 6-65 会議室
参加者(敬称略、順不同)
松谷主査(東芝)、安田副主査(ソニーエリクソン)、猪瓜(パイオニア)、覚野(NTTDocomo)、
加藤(太陽誘電)、浅井(アルパイン)、小西、高橋(富士通デバイス)、森本、柳生(議
事録担当。三菱電機)、岩間(MCPC 事務局)
配布資料:第47 回議事録
【議事録】
1. HFP とAVP のマルチユースケースについて
・ 前回に引き続きSONY 様の提案について、議論を行った。今回は、SCO を二つ張り、宅内
( Scene A)から車内( Scene B およびScene C)への移行を行うユースケース
(MCPC_MultiProfileUseCase_Sony-2SCO_050707.pdf 参照)について。
・ それぞれのシーンについての状況概要は以下。
Scene A の概要:デバイスは二つ、プロファイルとしては3 つ。
Ÿ PC とHeadphone をA2DP 接続して、音楽を聴いている。
Ÿ PC とHeadphone をHSP 待機接続して、IP phone 待受けしている。
Ÿ Mobile phone とHeadphone をHFP 待機接続して、電話待受けしている。
Scene B の概要:音楽は、CarSpeaker から、音声会話は、Headphone から。A2DP のみ
を切り替えて接続。PC とヘッドフォンのHFP、携帯とヘッドフォンのHFP も継続。
Ÿ PC とCarNavi をA2DP 接続して、CarSpeaker から音楽を聴く。
Ÿ PC とHeadphone のHSP 待機接続を継続して、IP phone 待受けしている。
Ÿ Mobile phone とHeadphone をHFP 待機接続を継続して、電話待受けしている。
SceneC の概要:音楽は、CarSpeaker から。音声会話も、CarSpeaker から。
Ÿ PC とCarNavi をA2DP 接続して、CarSpeaker から音楽を聴く。
Ÿ PC とCarNavi をHSP 待機接続して、IP phone 待受けしている。
Ÿ Mobile phone とCarNavi をHFP 待機接続し、電話待受けしている。
・ SceneA からSceneB への移行パターンは、PC と車載機器をA2DP を接続する際に、どち
ら側から接続するかという問題はあるが、車載機器側の接続は一つだけなので、基本的
には問題はないと考えられる。
・ Scene A からScene C への移行パターンの場合、以下のアクションとなる。
Ÿ PC とHeadphone のA2DP, HSP 接続を共に切断する。
Ÿ Mobile Phone とHeadphone のHFP を切断する。
Ÿ PC とCarNavi をA2DP, HSP 接続する。
Ÿ Mobile Phone とCarNavi をHFP 接続する。
・ 上記A からC への移行パターンの場合、HFP が先に接続していれば問題がないが、A2DP
が先に接続し、さらにストリーミングをしていた場合、HFP を接続することは困難であ
ると考えられる。
・ さらに、HFP の接続も更にプラスしているので帯域がさらに少なくなるので、接続の順
序が問題となる。
・ 前回の議論において、Audio Player 側から接続する際に車載機器側から接続するという
要求が自工会様から出たが、Audio と車載機器双方からのページングと、ページスキャ
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ンの両方を交互に繰り返しが必要。
・ TR002 の規格では交互にすることを推奨しているが、現状の車載機器側の実装では、最
初の接続時以外はページスキャンはしておらず、通常はページングのみである。
・ 車載機器側は基本はマスターになりたいという設計思想がある。これは運転中に機器操
作ができないため、接続要求の際のユーザ操作を避けるため予め接続機器を設定しなけ
ればならない。このため、パスキーは事前登録されておりかつ、比較的長い時間ボンデ
ィングが可能であるためセキュリティ上の問題があること、コネクションリクエストが
上がると、キャンセルのタイミングで取りこぼしがあるため接続したい機器との接続の
チャンスを逃がす可能性がある。
Ÿ インプリからのフィードバックも非常に重要である。 ・ 運転中のAudio 操作についても携帯電話と同じポリシーにするのであれば、Audio の事
前登録が必要である。
・ 電話の着信時に音楽を止めるためには、音楽ソースコントロール(A2DP)が必要となる
ことからA2DP とAVRCP との組み合わせを検討している。
・ 現在、SIG でもマルチ接続について議論がされているが、どこまで詳細に議論されるか
は不明。ただし、ノキアがシーケンスチャートを提出しており、また3 日間、開催され
るためある程度、詳細化されると考えられる。一方、参加社は、携帯電話関係がほとん
どであり、オーディオメーカや車載機器の意図は考慮されていない可能性はある。
・ 今回の議論は、SIG での議論より更に先の議論であるため、MCPC としては、問題提起を
SIG にすることが必要である。特に、接続順序、ページスキャン及びマスタースレーブ
の切り替えについての問題(最悪の場合、ロールスウィッチ要求を出し合うことになる
可能性も)。
・ EDR だったら問題のないケース(HFP とAudio など)、2.0+EDR の場合も難しいケース
(Audio とDUN など)など、様々なケースが考えられる。しかし、机上での議論では計
り知れない部分が多くあると考えられる。
・ A2DP を先に張るとAVRCP が張れないという実際にあった。HFP との接続の前に、Audio
のマルチ接続に関し、決めておくべきことが多数ある。現状の使われ方としては、AV
の方を決めないと繋がらない組み合わせの増加が予測される。
・ カーオーディオと携帯電話のヘッドフォンの需要は、日本より欧州において、先行して
いる。BMW がiPod 対応のカーオーディオを出している。現時点では有線だが、各社から
出ており、また通常、BT が載っているのでいずれ出てくる可能性は高い。
・ Audio 関連では既にマルチ接続が出てきており、標準化作業より、製品が先に出荷され
ている。従って、Audio とHFP のマルチ接続を行う製品のみに限定し、互換性検証ワー
クショップを開き、実機での検証を行うことを提案する。
・ 通常の互換性検証ワークショップでは、問題があった場合、当事者間で解決を行い、ノ
ウハウとして残すことは行っていない。実質的なフォローアップが必要。
・ かなり踏み込んだ協力が必要であるため、今回は趣旨を明確にした上で、参加社募集の
アナウンスを行い、IOP+αを計画する。ネックになるような問題が見つかれば、問題
点を整理して、TC として提出する。
・ 事前に趣旨に関する説明のために、レポートを作成。レポートを添えてBT-Audio-SWG
および、互換性検証の主査にオファーを出す。
☆以上、結論としては、互換性検証WG にて、Audio 関連プロファイルとHFP を含むマルチ
接続機器に限定した実験を行った上で、洗い出された問題点の整理を行い、MCPC とし
てテクニカルコメントとしてまとめて、SIG のエキスパートグループへ提出することと
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なった。このため、事前に、推進委員会にて松谷主査から前振りを行い協力を依頼す
る。
2. 次回開催
9 月22 日(木)(次回は、通常とは異なり木曜日となる)
以上
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3 テクニカルレファレンス(案) 3.1 Draft(2005.2.8)
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3.2 Draft Ver.0.1 (2005.4.11)
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3.3 Draft Ver.0.5 (2005.4.22)
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4 検討資料 4.1 MultiProfile Usecase SONY-20050707
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4.2 MultiProfile Usecase SONY-2SCO-20050707
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マルチリンクに関する検討過程
テクニカルコメント
平成 18年 3月 22日
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