電光のスペクトラムに就いて脅

小岩井 誠

I. 咋春以来2開はプリズムニ佃 F/4.5の分光掲民機で夜光の長時間露出を行って来たが，往々

λ6600.A.附近に特別強い帯般の縞射を認めるととがあった．第 1囲は 1940年 3月より 5月に

至る 58時間の露出で撮影した夜光のスペクトラ

ムであるが，入X6864, 6800, 6984, 6570.！.以外K

X6520A附近に明かに相嘗強度の大在る輝帯を認

める．

此の λ6520.！.卸帯は夜光本来の輯射とは考へ

られ准い．勿論夜光に於ても此の部分に輝帯の存

在するととは知られてゐるが，他の輝線と其の強

度を比較して，夜光本来の穏射と看倣すととを疑

虫駆 1圃 夜 光 の ス ペ ク ト ラ ム

館絢 68時間（抑制年 8月盛岡～5JJ 14日〉

i 3言。

•• ）~i~I 関税したのである．継者は比の揺射の起源を電光以外に考へられぬと思ってゐる．

たとへ夜光臨測地の金夫が快晴であっても，遠方の電光〈稲饗〉が大集の粒子に反射鎖散されて

分光潟民機に入るととは極めてあり得るとと L考へる．夫故2医者は電光のスペクトラムに呆して

入筋20.A.に核賞する部分K，強い輝帯が存在するかどうかを知りたいと考へたが，筆者の手の届〈

範囲内では電光のスペクトラムを取扱った記事は極めて少悲し僅かに Ap.J，等｛りに三岡だけ見

出し得たに過ぎや，而も之等の電光スペクトラムは，イソクロム級の乾板に撮影してある震に，長

波長の都分は金〈知るととが出来志かった．

元来電光は盆集中の火花放電に依るものであるから，態々電光のスペクトラムを撮影するまでも

左〈，質験室で充分撮影出来る鴬か，或は電光のスペクト ラムからは別して珍らしい結呆を期待出

来ぬ震に撮影の努を省いたものと考へられる．

II. 上述の如き経緋から，早速昨夏電光のスペクトラムを撮影して見た．使用した器械は普通

の忠良器にプリズムを附した掛物プリズム分光潟民器，及び前記の夜光長時間露出用の細際分光務

S客機の雨者である．

• M. Koiwai : OnぬeSpecirum of the Ligl泌ing.

(1) Edward C. Pickering: Ap. J. Vol. 14, p. 867, 1卯1;Philip Fox: Ap. J. Vol. 18, p. 294, 1~創沼；

W. J. Humphreys：“Physics of the Air" p. 887.

2 旬E光のスペクトラムに就いて

前者に依ると各電光毎に，電光の形欽，上方と下方との樹すの強度差等をも見るととが出来るが，

一般には分散寧が小さく，叉電光を説野の中央にキ”チするととは仲々困難である．之K重苦し細際

分光島民機〈ヨンデンサー注しの〉を，仰角及弘行方位角を自由に鑓佑し得る濯の上に載せて，電光

の激しい方向に向けて露出する場合は，手数の鈷及E峨叡の酷で甚だ経済的で，加ふるに分散寧を

大にし得る利貼がある.Ap. J.等に稜表されてゐるスペクトラムは何れも天文盗の封物プリズム

望遠鏡で撮影したものであって，細隙分光潟民棒で撮影する方法は金く行はれたかったのではたい

かと思はれる．

第者は細際分光潟if(・器の方に主力を注いで，掛物プリズム寓民機の方法は単に撮影して見た止い

ふ程度に過ぎぬ．

潟~ Iの B は昨年 8月 20日夜，柿岡地方を襲った雷陀際して，細際分光潟il機で撮影した

スペクトラムで， Cは之を引伸したもの，更に大きく引伸した印盤を潟民 IIの Btt:示した・露

出時聞は 20時より約 2.6時間であり，滞留に依る火災が露出方向に起った錆に中止した・需主光迄

の距離は 2粁以内と考へられ，叉露出の後半は雨中の電光K属しててゐる．分光器の分散度は原

板上で 6500,6000,5500及び 5000.A.溢で各々 140,100,70及び 50A/mmで， 6600～5000.A.が約

2cm ・である．

此の原被をネオンスペクトラムを標単としてコムバレーダーで測定し，分散曲線から園解法で波

長を決定した・務JlltIIの B に記入しである波長は共の緒呆である．但し細隙の備を 0.2mmと

した1誌に線の幅が相官民く，従って決定した波長も所に依り 10数オングストロムの誤差があると

考へねば友らぬ．

潟民 IIの A は理研の三島氏から敏いた質験室内の火花放電スペクトラムであるが，之と同綿

貫.Bの電地スペクトラムを比較すると，一見相嘗良〈一致して居り， 一般に猿想される通りであ

る．然し詳細K吟味する時は必らやしも簡単に片付けるととが出来るとは考へられぬ．

III. 電光スペクトラムを鮮細に鯛査する震に第 1表の如く，電光スペクトラム，賞験室に於け

る益集中及び酸素中の火花放電，蜜索中の低騒放電〈之等師者は理研より借用したスペクトログラ

ムより筆者が波長，強度を推定したものであるととを附紀する〉及び PhysikaJisch-Ghemischc

Tnbellen等から拾った益集中の N (NIIは除外）， O,Aの波長を表示した．

第 1表からして潟民 IIBの稽光スペクトラムの長波端に位する強い輝線は水去の H..である

ととに何等の疑問の絵地は注い.II ..線は益集-aび酸素中の火花放憶にも極めて強〈現はれて居り

叉鐙紫の低麗放電にも常に存権してゐる．之は勿論放憶に際して水燕筑が解離して水素を生じ，此

の水素から費生せられたものであらう．尚一般に赤い電光κは水素の輝線（特tt:H .. ）が強く現は

電先のスペタト？＆』定着電いて

噴事 1 義

電藷スペクトヲ品 究臨~に才於蹴け棺る〈謹8集毘及EびA酪〉黛ゅの火 態霧の低瞳放置

波長 性 質 波長 比 強 度 ヌヨ賢 波長 性質

銃強S 極温・鋸 6政協 盆無〈極強〉〉鼓葉 Ra 6駒S 語調

e邸副5 慣長波・稿端庇信帯股1I 6480 盛集〈贋3 〉酸築 N 6482 彊

6168 精強・脅靖舘 6170 強訴《麗葉〈極強〉 O? 6169 強

6100 厨・鋸 6ll0 盆議〈鹿諜（lft•帽民〉 0?

飯畑8 tfi・脊鵡. 6朋5 蜜無〈霞索くlit•閣廊3 O? e似18 弱

岡崎

験吟5942 盆銀G軍・二温〉》陵棄 N [5悦O] 強

前・a2 町42 酸素中慌て弱

5714 町＇05盆生鋸無〈｛極＊強】ゆ二酸重葉〕~酸黛 N 5112 稲強盛

5678 槌街 N 【白羽］

6617 tJI・樋廊 ~ 5622 麗

出船 稽弱•i¥ヤケ 火 5回6 弱

邸 卸 lit・錯 邸 時 盆説（IJ*1》巌来 3可 [5.!織］ 稲彊

5錦4 調・錨 回路 密集くや）~陵靖 主軍 6鍋8 語

＆鈎極極厨届

回鏑S 生無くな〉蹴 N 5錨6 弱5釘2

航路7 極濁 邸細 盆鉱《酷諒く＊・幅廊〉 O? .58邸 調

回節 中・縮麗 出84 謹無f踊・踊廊〉〉酪謙 N 0180 荷車

駒鴎

喜極彊弱・4愈

以潟6

議選警護ら駅路5 5MO N 60.却 荷車必 勝 5似氾 N (.5(溺 3 極強

4911 調 却15 ~く酸紫〈中〉 0?

4821 4815

議書量醐選G悪像画〉

N (4808] 浦島4782 4790 E宮 (478町 調

4宍＂ 47:rf 制回 41<Y'l O?

”： 惑星挽畠m中tc~ ＂円禁止線〈薪』邑・極帥にあ＂）

”h 極先t併にi!>,, [ ] : Nova Aquila、1倒7中にあ，

元謙

H ..

NI

ND

ND

NIT

N耳Nll NII

NII

NII

Nll

Nil

Nil

NII

NH NII

NII NII

8

控訴やの蹄元議のスペクトラム(N宮崎弁〉

波長 君寵

価飽 B ..

~ 01 .AI 01 .AI

~

:n 傘

I・ 工

~~ 出 留 N~

Al

貰Ai6878 .A.I

OI

N貰t” AI

政渇3 企営Ii

回ωη Olll

{r.錦：町~） ゐTNs

4780 on”’ 47部 AI (470珂 on制・

れるであらうととは錦はれる．叉白色白電先には7.k索の賀補農は極めて弱いか，或は殆んE全然認め

特也とともあるらしい．今岡の電光スペクトラムには Eβ 炉認められぬ治宝，之は金然鉄如してゐる

のではた〈極めて弱いと見るべきであらうY

武の λ6625.A.漣から短波の方向にぽけて，極あて強〈現はれてゐる鶴鴫織のものは λ5752温

から長波長ぐ短波白方向にも伸びてゐる如〈息はれる〉の方向tcぽけてある質問存様のものと共忙，

‘何れにせ.l:設慌のaネルギー依ホ霧車予を量子畿4以上it.excite するとと依今回の脅に於て陰極めて

4少なかったと堵へらA1..る．

4 官t;rtのスペクトラゐに説いて

質感盛に於ける~肱酒量には見られぬものである．比の卸帯様の部分は，或は使用し先斡旋（宏ザ

a:.シグル祝，色〉の場感郁に屈してゐるため，連続スペクトラムが温〈感じたとも考へられる泊ち第

1飽の如く明かtcA 6520.A.溢に輝帯の認め得るととから考へると一概に連餓スペクトラムと看徹

す識には行かぬ．筆者は之等を第 2表に掲げた他の数本と共に，窒素分子の FirstPositive Bands

(SJJ2D} B脅，，，.→（宮D'S).a:i~ に属する輝帯と考へては如何と思ってゐる．究旅i胞の抗rst Po樹刊

Bandsは窪索中の低騒放電及び夫の鶴映仏f伽 glow）中に現はれs叉 Arolineが掻く出る如意

獄搬に於て現はれ易い輝帯であるが，常贋に於ける火花放電では務員 E v A K示した如〈金総

認められ1J:.い， 都 .2 接

電党中K之簿調帯の事在が硝質である志ら 電光スペクトラみの起源

ぽs 常盤に近い大集中に於ても宮放憶の如き 波長｜ 考へ得るお索

商底の場合には現はれ特ると考へられる．電

光の通路が低騒に怠るか高座tc~・るかは未だ

定除治鳴い様に思はれるが，理論上からは数

十集.の高麗に在ると去ふ締呆を出しτゐる

人も事るが，瞬間的には常識的には低騒に友

りそうにもJ恩はれる．比の纏の消息は更に電

光のスペクトラムを研究するととに依り明瞭

tcitるとと A湾へる．

術，比の λ6525輝帯の頭部に重注ってNI,

OIの錦線が合まれてゐると着倣すのが受賞

では危いかと考へる．

次の九6168.A.の稀強い輝線は窮民 IIの

節句 IHci (656S.). 錨12561:伺6100 伺儲6凶6f>152 6714 5678 臼176560 邸剖臼：940450 5釘25827 6詰6瓜泌8駒田鍋田4917 必・214782 4787 鍋98

Aでも知れる如〈，盆集中よりも酸索中の放憶の方が遥かに強く現はれてゐる．此の様1.t輝線は

他にも数本認められ，酸素或肱アル－：：！＇：／の輝総を考へられる．比の外，質験室の求者滋電には全線

認められぬか或は極めて徴弱院しか現はれオド，活光スペクトラムに相蛍強〈現はれてゐる総か官b本

存在するが，之簿はアルゴン或は蜜索の輝帯とも考へられるであらラ．

勝色スペクトラムの輝線中に極党，新品惑星放墨書弘太陽コロナ等に認められると同犠1;t織が

ありはせぬかとの疑問も起9, E. 0. Pickeringは彼自身撮影した電光スペクトラムとペルセウス

鹿の新星 (Nova.Persei, No. 2）のスペクトラムとを比較して強度五び波長が一致してゐるものふ

あるととを越ぺてゐるが，電光のスペクトラムの波長を寛に詳細に調議した上で友〈ては夫等を論

也先の又ペ ク ト ラ 」 』 に 旗 い て

都 s 義

Fox Vogel Sobus色町 Pickering 隼

(10世倍に按長大〉 (8韓倍に鏑基犬3 性 質 波長 設長 設長 設長 怪 質

部48 銭磁8 調・幅廊

説蹴 弱極P三調・時重IC依1l 8881

3950

制)74 4f117 稲踊姐侃 位崎 司同 4102'.Ha

依晦股りコ・時m:にlJ 但出G4主邸E4286 強

4鈍9 生節9 幅鹿・中4489 必舗

直幅康・ポヤヲ「錨 却 従抱6 伍 19

鶴純.78 t’4鋪“；:r~ 幅鹿・彊 鍔）帯 4倒S

必淘8 極極眉腐4737

4790 4淘＠ 趣厨 4764 4782 極弱4821 調・幅庇

必渇8 必泌2 極崩 錦伺 姐61Hp

精虫4911

調極彊·•駅ぬ3.7S 6008.78 間02 5仰2 49'却 4鎚8

印86 輸麗掴航路S

臼.76 鼠邸 樟麗 5184 5J8l 0178 中・掴民

5BOOV 輔極鹿強・赤鵡Jl

邸裕O

li6000 58位 08誕 5827 極i碕

回8SR磁irl2

種接弱語踊・a忌錯。6鈎45580

喜担時ドま・彊圃・桝曲班 少g6向1。7

邸 785714

護；5752

邸抱86008 6100 61偲

霊堂j出舗

6日間B

V：短波蝿 G：中 央S: 健長潤泡c使mlAと鵡

R: 長波揖 2む：到帥p，佃1倫eBandsに属すると考へられる．

5

者

同 定

on Al NII, on 百且

話~？－ Ns NII All

Nll,N.a.AI

OI,NII.Na

Al

：匙預JI,題ヰtAI

NII

N曇

NII

~島I NI

No.Ol,Al Ns,NI,OI

:a.

6 電 光 のスペクトラふに漉いて

す宮るととは出来たい．之毎に闘しては筆者は只第 1賓の欄外Kーニ注意として附随するに止める．

但し盛棄の Fir前 PositiveBands は極光及rJ.夜光には明かに存寵して居b，夜光に於ては 20

本以品数へτゐる人もある．先に筆者が夜光スペクトラムに認めた λ6520.！の輝帯は比の First

Po瓜.tiveBands tt:屈する輝帯と考へるのが最も受賞であb，叉業の起額が電光にあると者へて良

いと信守る．

倫，便宜上 PhilipFo玄が」~p. J，に表示した暗光スペクトラムK，筆者の今岡の電光スペグト

ラムを加へて第S表とし先．之に依P短波識から長波誠に瓦って大値の電光スペクトラムの様子が

明かにたったととに去る．只惜しむらくはF何等は何れもスペクトラムの同定を殆んEして危い．

或は革者の電光スペクトラムに撮ってゐaい短波域K於ては NII,OI, OII以外に凡のVegard-

Kaplan Bands (iS2D) .A3l:→（4848) .X11:, Second Positive B凶 ds(:iD2P) 08'1T'→(JD:ID) B8'1f" ft:題

する輝帯も現はれる可能性がある．

事島｝） ft:臨み肱の現測に健宜を奥へて下さった今道所長及び賀蹟室に於けるスペクトログラムを御

貸し下さつ先理研の三島，跡山爾氏に謝意を表はす次第である．

〈於柿岡地磁集観測所〉

1940 ~ド 8 JJ 21日

1鈍04三6H 19 r:1

~：~flt I. A ：釣物プリズム~~Wt機に依る電光スペクトラム

B：細際分光忠良機に依る電光スペクトラムc1940 ~1:. 8 J:J ~o i:i )

C:Bの引イ111

A

B

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｜｜州

A

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争相酔晶・日』

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H－－曲告白し

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白＝－弘同

旬。径四・uap

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明。岳】「曲」『

晶唱。－－MO

~~§~ 話注注連

4FA『骨申・白骨

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一、AF404・芯

H

A情骨喧戸企Fa

串申血F叫・事ιF

品。

8・目白

。旬信ゆ・自由

島靭也

FF骨旬

酔佃臼H

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ネオン

電光

申酌唱。

師同骨面~ ~

白同個割

情M－申4

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串叫骨凶

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品骨国偶

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r

／

厄I

. .•.: 九州，..；：i ..... _ • .,.•,}"'•l＂·入品

、J～dム.，，，..，..-VV..-w-vv-1 、，

A：賞験室に於ける火花放電のスペクトラム

B：電光のスペク トラム〈お民IのBの引仲〉

C：電光スペク トラムのマイグロ ホー トメーグーに依るil己鍬

お民 II.

Memoirs ofぬeKakioka Magnetic Observatory

Vol. IV, No. 1. June, 2602. (1942)

Abs仕actof Memoirs

On もheSpectrum of もheLighも凶ng

By班.Ko町＇AI,

The spectmm ofぬelight from也enighもskyofoon shows unusually predomina.nt band 前ぬout

入価20!.(Fig. 1). ThJs band fs旬ointensive旬卸ぽibe旬出elight d役tenight sky and也eau・也.or

回 spec旬鈴加be也elight台。m 也elightning. 民 makesure of it, he has obs世間dぬesp阿佐・aof

也elightning in the summer 1＇似0.

In色bispaper he ])6por旬ぬewave・l佃 g血sand characters of也esp回加nnd 出elightning and

compares也e句即位umwi由 也S昭arkand low pr伺 suredischarge sp舵佐sIn labora句ry.

He id阻色値es色helines and bands wi出品SE佃色probableelement in the air.

Some problems of the relation beも.weendisturbed magneも.ic

force and a magnetized body

By T. YuHURA.

In hie previous papers，出ewriter gave也eresnl飽 ofdistribu縫ona.nd曲eIo伺 .tanoma.li伺 of也e

Ea訪h・自国ag11.etfotleld, but in attempting句 disenss也eanomalies也eoreticalぁhehad to pu色目。me

剖 sump低ons初 出efollowing factors :

(1）出eg回m凶rlcalform and the position of也everti伺 ldirection of曲esubterr岨 e姐 bodly,

(2）也ecause of the magnetization ofぬebody,

〈勾ぬedirection andもbemagni阻deof也emagnetization.

A色盆rst,for (1), the fぽma.nd depth shall be roughly imagined公omthe dis旬.rbedfield on也e

Ear出’asurface and geological 時間畑町 excepting伽 C国ewhenぬeywere found by出eboring.

In either C朗 e,however，也eid!eal form must be considered for出eore抵ca.1discussion.

Ne劫，凶 regards地esecond, we ma.y be able句 considerぬefollowing伺国cs:

(I｝ぬeEarth’s magne色iofnduc右ionto白e聞加ぬ.neeof也cearth’g ems丸

(2）也epermanent magne色ismof roe泊，

(S）もheelec岡田暗neticaotfon due to a local earth・current』

Bab we can’色 ea.allydetermine旬 whichofぬe色bree也ecause of magnetization belon,伊・

In general，也eoretlcalcalcul州onswill be ca.rried o凶 under絹10cσnditlon也前也emagn帥lza-

tion ie oa田edby曲eEarth’e magnetic inductio11，回duniform all over出ebody, '1Vi也 i旬 direction

parallel句机ieEarth’a magnetic :field, havingぬem昭nl旬dedefined byぬe回 sceptibilityand地e

ileld. In practice, t}lase iden.Jlsed condi志tons.above mentiol:led &l'e not fulfilled.

If a回 .bstanceof an arbitrary昔ormis placed in the Earth’s magnetic field匂enerally,in a uniform

2

ileld), it 1日notuiformly magne出edz也前 fs,the magne色icindnction at eve可 pol凶 isnoも也esame,

The form of也esnbstan伺，inwbich i色fa凶 for凶 yJD"lgnetfzed, is only an elll開。id.Ev阻笠也e

g曲鎗由回 i目uniformlym唱netlzed，也edirection of i匂 E暗闘伽ationfs no色parallel句也前。E曲e

outer 1ield. The釦m of色hesub脚 m革、 inwhich the di.r前 tionofぬemagne也前ionis parallel旬

也前 ot色.heouter field, is only a.即here.

If也emagne討脇信onof地ebody depen也 onlyon m昭neticinduction, .A. B, 0-x, y, z-com・

pon阻句 of也e.magnetizaもionr回pectively一 世edefined by

ゐ一

HA

B＝~笠ーもニ＋品IC

ゐ一川

n

pu

wher喝 Poisぬeon加rfield, ~ the sus帽 p古ibility,and N the demagnetizing fac句r.

In general也回e也reecompon阻旬 of也edemagnet掛 ngfactor町 enot eqnat, and也e也rection

of magne紙zation,usually：，泊 notpa叫.lei旬他eo蜘 rfield. Only in也ee槌 eof whi也，sis smaller

也an10・t也econ凶but証onofもhe:factor to the direction d白emagnetization becomes o凶 ofcon-

side白紙.on.

Under ench asaamp針。ns，也ewrl旬rgiv.叫 inぬispaper, the field ofぬerectangn加 solldplaced

fn a uniform field.

The wrl句rh回 m組 :tionedh白ispaper that出edirection of the magne位制ioncan not be de-

加rmfned即 easily,whenぬebody h腿 aperm an佃色 magne色ism,or is magne色iredby induction.

The following method, however, will bring to lightぬi自 problem加 acertain degree.

立ぬeorigin of a rectan酔1町 coぽ dina陶 istaken appropria・色elyin or n聞もhebody，閲也舗

r>r°' where r isぬedis個.nee仕om也eorigin句 someexternal poi凶 andro from也eorigin to any

volume elem阻.tinもhisbody，，也en也edistance from色.hevolume eleme凶句也ee玄拘rnal1叫ntis

repre官enもedby a spherical harmonic回 riee.

Hen飽， lf出emagne白紙tonof也isb吋yis uniform, the magn白色icpoten色ial,consequentlyぬe

E暗 neticforce, due旬也isbody fs represen句dby a目phericalharmonic series 2也前 i目

X＝去ふ1f,.onPndv Y＝か，J。nPndv Z＝ふ＇fro"Pnd11‘’ u u

Since仇E，品’，s,.aa開 linearfunctions of A, B, (J,也evalues of .APn',BPn’，OPn' are obぬined

｛ル＝ル州dv). lien叫 by凶噌也eratio of也esevalue目パhe伽 ction川 lemagne白州∞叫l

beおund.

Distribution of the B町也、 magneticfield in Akita prefectur令ー・Pa吋 I.

By T. YmroaA,

Abstraa色－FromJune初 Oo旬1ber,l鈍O，也emagnetic observation of也ever企icaland horizontal

fntensity w踊 carriedout in Akita prefec佃reby也eauthor and Mr. S. K注nti.

The number of色heeta；色ionsfor ob宮町vatfonW剖袋地 inwhlch也.reestandard尚aもions,A単色a,

Oda旬 andYoko旬 Wぽ eincluded，組d也einstromenもaused were the ver世icaland horizon抱lfleld~

bal阻 ceby Ad. Schlni仇

The object of泊is問 neywere not only加 obぬin也edistribnもionof也e:Ear也、田縄問紙m in

.A.kits. prefecture, b凶 also旬 inve目色fge.給油efollowing:

(l）色hedistribution of也emagnetic in＇句凶句 overぬeo日.・:field,

。）血echaracter ofぬemagnetic :field due加 avolcanic m叩 ntain.

011-e却forationis an担directapplication of也emagnetic me出odand fttrthermore h銅色 double

ind.ire凶 m加re. First, oil i旬elfcan't be !ound magneもfoally;we mu的 relyon finding favourable

struc加resin such formations岨 aree玄peotedto be oil-bearing; secondly, inasmuch制ぬeseforma-

tions are mostly non・magneも，fc,we must a伽 mp色to:find fgneo田 rockswhich bear a known sもroe阻ral

relation加血epo加凶ialoil-forms.もion，ー血ean・もiclinalforma色ionsof burled igneous rocks and也e

faul切 of出esame rock or of c可制lllneform州 ons.

As above men志ioned,it is very dfflic凶b旬 applythe magnetic method初出eoil-exploration

but the wriぬral mos色acc。mplishedbis objec色byobs町vingthe anomalous band parallel加ぬeoil-

field which runs from south to north nearly alongぬeco闘志 of也eNippon Sea姐 dby也edetailed

observation about也eAsahigawa oil-field lポngin the northern part of也efield. (The lat色erresult

will be mentioned in Part II of也ismanuscript.)

Forぬesecond obj旬、byぬeobservations of色wovolcanic lakes, Townda and Tazawa，ぬem拍or

found some typical anomaly as a magJletic J>roperty of volcanic mountains.

The dfstrib凶 onof magnetic torces about vole組 icmountains w闘 observedat M私 Fujiby Pro-

f国崎rA. Tanakadaもe阻 dat Mt. Mihara by Dr. T. N昭a旬， etc,and地.eser倒 nl旬 agreewi白血帥of

the au出orabo凶也esurroundings of the central part ofぬemoun句in,but, sinceもheirobserving

stations were chos阻 roughly，もhoseresul旬 couldno色givethe B旬色enear他ecentre.

As也ewriもerchoseぬedenser net of stations near the centre，出e前前eof出ecen色ralpar志W剖

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originaly given by the author. (Seeぬepreceding paper，“Some problems of也erelation be色ween

magnetic dis加rbedforce and a magnetized body.勺