no.145 2018. 10...

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No.1452018. 10 月号 (本ページはホームページ掲載用に広報誌「あつぎ」の本文の前に挿入したものです。) 目 次 ページ 1.死者の月を想う(巻頭言) 2.堅信式 2 3.敬老のお祝いミサ・パーティー 4.一粒会大会 ご報告 4 5.カリタスサマースクールに参加して 5 6.厚木教会の子どもたち・若者たち 6 7.山口神父様と行く ヨルダン・イスラエル聖地巡礼を終えて 7 8.教会訪問と募金のお礼 8

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No.145/2018. 10 月号

(本ページはホームページ掲載用に広報誌「あつぎ」の本文の前に挿入したものです。)

目 次 ページ

1.死者の月を想う(巻頭言) 1 2.堅信式 2

3.敬老のお祝いミサ・パーティー 3

4.一粒会大会 ご報告 4

5.カリタスサマースクールに参加して 5

6.厚木教会の子どもたち・若者たち 6

7.山口神父様と行く ヨルダン・イスラエル聖地巡礼を終えて 7

8.教会訪問と募金のお礼 8

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NO.145 / 2018.10 月号

カトリック厚木教会

〒243-0014 神奈川県厚木市 旭町 2-7-11 TEL.046-228-4164 FAX.046-228-4150

死者の月を想う

主任司祭 ファム・ディン・ソン神父

教会暦において 11 月は年の最後の月であり、

その年の終わりが近づくことを告げます。その

「終わり」に私たちを戒める目的なのか定かでは

ありませんが、古くから教会が 11 月に「死者の

月」として死者のために祈り捧げる習慣として今

日まで至っています。教会は 11 月 1 日に「諸聖

人」をお祝いし、その翌日には「死者の日」であ

り、亡くなった 人を想い出し、祈りをささげる 、

まさに「聖徒のまじわり」であります。

教会においての書物によればこの死者の日が

制定されたのは約 1 千年前(962−1048)

で、「諸聖人の日」の翌日を「死者の日」とした

のは、フランスのクリュニー修道院の院長であっ

た聖オディロンです。教会は当時、諸聖人の日を

祝うとともに、諸聖人の取次ぎによって、死者が

救いの喜びに与ることができるように祈りまし

た。聖オディロンは修道院で、特に死者のために

祈るようにと修道士たちにすすめました。この死

者のための祈りはあっという間に各地に広がり、

今日の私たちの心の中にも育っています。

教皇ヨハネ・パウロⅡ世が生前に、「死者の日」

の制定 1 千年を記念し、次のように話されました。

「私たちが死者のために祈る時、一番初めに教会

は、キリストの復活の出来事をあがめることを思

い出します。イエス・キリストは十字架を通して、

人類の永遠の命、救いをもたらしてくださいまし

た。十字架は頼るところであり、道であり、私の

命です。」教皇様はこのように、聖オディロンの

言葉を引用して話されました。私たちはこのこと

を思い出して語り継いでいかなければなりませ

ん。十字架はすべての悪に打ち勝ち、十字架は影

を追い払い、十字架は私の不滅の武器であり、イ

エス・キリストの十字架は、どんな命であっても

復活の光を注いで導いてくださるのです。その光

はどんな状況であっても失うことはありません。

なぜなら、イエスは死に打ち勝ってまことの生命

を導き、開いてくださったからです。そのため、

死者の月に祈ることによって私たちはその希望

に生きることができるのです。

今、日本において「 死者の月」という言葉は、

残念ながら所々しか耳にしません。もしかしたら、

私たちの毎日の忙しさの中で忘れられ、モノがあ

ふれる現代社会において、生きている人と亡くな

った人とのつながりが薄れてしまったのではな

いかと思います。私たち人間は誰もが死を迎えま

す。避けることはできないのです。今、自分の命

というものを見つめながら、いかに生きるか。そ

のためには、死者を想うことが最も重要なのです。

死者の月に親しい人を想い出し、その霊魂のため

に祈り、同時にその人が生きていた時の功績にお

いて、私たちはその恵みをいただいていることに

気づかされます。死を受け止めるということは、

自分の生を見つめるということです。亡くなった

人が残してくれた功績によって今の私たちの恵

みがあることを忘れてはなりません。そしてそれ

を次の世代につないでいくことが私たちの「生」

のあり方なのです。

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堅 信 式

7月8日(年間14主日)梅村司教様主司式

のもと26人の堅信式が行なわれました。 司教様の説教で「私が大人になるまでは入信

式と言う言葉を聞きませんでした。今は洗礼、

聖体、堅信を経て入信の完成と考えます。一般

の社会で言いますと成人式と同じだと考えて

もいいでしょう。今日、堅信を受けた皆様には

神の民として福音宣教に努めて頂きたい。今日

の福音(マルコ6・1-6)の最後にも預言者

が故郷では受け入れてもらえないが、どこへで

も宣教に行こうと書かれています。 昨年の12月8日

にカトリック校やカ

トリック園で働く人

の為に出しました司

教書簡の中で、神の

愛は無償、因果応報

ではなく、手柄や褒

賞によるものでもな

く、神様はどうしてそこまで愛してくださるの

か?天地万物の創造主、その創造主である神に

似せられた私たちは生きています、と書きまし

た。 今年10月20日(土)から21日(日)ま

で第13回日本カトリック障害者連絡協議会

横浜全国大会が横浜教区聖光学院ラムネホー

ルで開催されます。先日会長さんがいらして

『もっとこの事を広めてください』と言われま

した。 今の日本では人格の尊厳が失われています。

記憶に残る事件として神奈川県内の津久井や

まゆり園での事。どんな障がいを持っている人

たちもそれぞれの役割があります。ある盲学校

の先生が話してくださったこんな話がありま

した。盲学校の生徒さんの粘土細工のタイトル

の中に“目が欲しい”と書かれていた。その生

徒さんに聞くと、『僕は目が見えないので目が

欲しいです。けれど声に出して泣きません。だ

ってお母さんが悲しがるから、僕は心の中で泣

きました』。また、無眼球の生徒さんは『目を

ください。それが無理なら心の目をください』

と言ったそうです。どんな障がいの人にも輝い

ている命があります」と話されました。 堅信式では受堅者と共に、会衆も堅信の更新

を宣言しました。

閉祭の祝福では司教様から特別の祝福を頂

きました。そして、ソン・山口・谷脇各司祭と

受堅者・代父母は司教様と記念撮影を行いまし

た。受堅者の皆様おめでとうございました。 堅信を準備してくださった皆様、司教様ご来訪

の準備をしてくださった多くの皆様に感謝い

たします。 その後、信徒会館で、司教様と受堅者の懇親

会が開かれました。 (広報部 竹内)

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敬老のお祝いミサ・パーティー

9月 16日(日)年間第24主日のミサで80歳以

上の方の敬老のお祝いが行われました。昨年ま

では 75 歳以上が対象でしたが、今年から 80 歳

以上になり、対象者 79名のうち 27 名の方が参

加申し込みされました。

山口神父様は初めに「今日は敬老の日、私た

ちの先輩方、今まで神様と共にお元気で過ごさ

れていることに感謝して、これからも益々皆さ

んが健康に恵まれて、共同体と共に歩めるよう

に、この御ミサでご一緒にお祈りしたいと思い

ます」と話されました。

今日の福音朗読は、「マルコによる福音(マ

ルコ 8・27-35)」でした。説教の中で「神聖な

ところでイエス様は弟子たちに『あなたたちは

私が誰だと思うのか』と聞いた。そこは雑念な

ど入らない霊的なところですから、正直に言う

しかない。一番弟子のペトロが言われたことは、

人間が頭で考えたことであった。私たちは霊的

な祈りを習慣的にやっていることがあります

が、本当の意味で神様とどういう関係にあるか

を霊的に感じようとすることが必要。それには

今日読まれた『使徒ヤコブの手紙(ヤコブ 2・

14-18)』にあるように『信仰と行いが伴うよう

にしてください』。難しいことではありますが、

少しずつでも信仰とその行いが近づいていく

ことが必要ではないかと思います。今まで神様

と共に生きてこられた年配の方々は、不思議な

力で今ここに生きて生かされたことに感謝し

ながら、信仰と行いを少しでも近づけていくこ

とが大切です」と話されました。

その後、「ありがとう神様」が歌われる中、

祝福を一人ひとりが受けました。記念写真撮影

後、会場を移して茶話会が開かれ、久しぶりに

お会いする方々が歓談されていました。準備を

担当して下さった、4,5グループの皆様、お疲

れ様でした。

(広報部 山内)

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一粒会大会 ご報告

橋口実行委員長の開会宣言

大会実行委員長 橋口正人

9 月 17 日(月)敬老の日に大和市の聖セシ

リア女子中学・高等学校で、第 51 回一粒

会大会が開催され、横浜教区の司祭/信徒 823

人が集いました。今年の担当は、厚木、大和、

津久井、相模原の神奈川第七地区でした。

昨年の 4 月より、実行委員会を組織し、実

施計画書の作成、会場の確保、講演者の選定、

参加呼びかけを 4 教会より選出された 27人

の実行委員で準備しました。 今大会は、昨年

の長野東信地区の手作り感あふれる軽井沢大

会も参考に、 例年の「講話」と「子どもプロ

グラム」と「大会ミサ」というプログラムで

なく、“子どもを中心とすること、子どもも大

人も一緒に参加できる大会にする”ことを最

初に決めました。この結果、『いつも祈ってい

ますか? 子どもたちに伝えていますか?』

をテーマに掲げ、講話は子どもも分かるとい

う評判が高く、小学校教諭の経歴をお持ちの

麻布教会の稲川神父様にお願いしました。子

どもプログラムは無くし、大人と子供が一緒

に参加できるイベントとして『神父さま教え

て』を厚木教会の実行委員が中心となって実

施しました。召命だけでなく、神学校のこと、

普段の生活のこと等子どもたちから集めた質

問を 7 人の神父様に答えてもらう内容に会場

内信徒の聞き入る姿がありました。大会ミサ

は、子どもとともに捧げるミサを行いました。

説教は、9月15日に叙階されたばかりの崔 源

太神父様にお願いし、ご自分の召命のお話を

頂きました。

こうして第 51 回大会は、無事終了したこと

をご報告致します。大会が終わっても一粒会

活動は続きますので、ご協力をお願いします。

楽しかった「神父様おしえて」

一粒会委員 松田米子

始まりは、昨年の一粒会大会の開催地・軽

井沢に行く車の中でした。乗り合わせた一粒

会委員で「たくさんの神父様がみえるのに、

最後の司教様の司祭紹介だけではもったいな

い。神父様達にインタビューなどするのはど

うかしら・・・」「それはいいね。」と、話が

大いに盛り上がりました。

子どもからの質問に答える 7 人の神父様方

そして、軽井沢大会。今までの一粒会大会

とは違うアプローチの仕方で、素晴らしい大

会でした。次の大会を担当する私達には大き

なプレッシャーになったことも確かでした。

しかしそれは杞憂となりました。昨年の車

中で話したことが原動力となり、あの「神父

様おしえて」のコーナーになりました。 「今

年のセシリアもよかったね。」と、多くの皆様

の心に残るよい大会だったのではないかと思

います。

ジェスチャーを交えて講演された稲川神父様

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カリタスサマースクールに参加して

「一 粒 会いちりゅうかい

大会に参加して」

教会学校リーダー 石谷千絵子

この会の名称は、耳で聞くと、どこか心配な

響きがありますが、文字を見れば、聖書の「一

粒(ひとつぶ)」に繋がると分かります。司祭

の召命・養成を、祈りと献金で支える会です。

「主の奉献」を祝った 2月、山口神父様と“奉

献生活”の学習をした時、「ハイ!はい!」と

手があがり、「神父様、祭服は重いですか」「夜

ひとりで怖くないですか」と、質問タイムを楽

しんだ教会学校の子どもたち。

一粒会大会での質問コーナーで「神父様は一

日最高、何回ミサをしたことがありますか」と

厚木の六年生が質問、ミサでは、“香炉、十字

架、共同祈願、奉納”を厚木の子どもたちがし

ました。

集うという体験、体をそこに運んでみると分

かること。聖霊の導きのうちに、子どもたちが

選びとっていく道、一粒会大会もその一つと思

いますが、共同体の集いの中で、確かなものと

なっていくでしょう。

ミサでも大活躍の子どもたち

32CM 鶴 直美 私が、C.S.S カリタスサマースクールに参加

するのは 3 回目になります。今年の C.S.S では

たくさんの友達やシスター方と沢山おしゃべ

りをしながら、水遊びをしたり、ロザリオをし

たりしたことが印象に残っています。 このような思い出以外にも、聖書の学習では

サマリア人の話について深く考えあいました。 私自身が初めて深く触れた話で、水を汲みに行

ったサマリア人の行動を通して、神様の永遠に

乾くことのない水は飲む水だけは無いと教え

て下さったと思います。 また、この「水」をテーマに班で劇を行った

ときにも友達と楽しく感じられた貴重な時間

でした。 この C.S.S を通して、私は今まで余り気付い

ていなかった一つひとつの時間の大切さや聖

書のサマリアの話の本当の意味などを知るこ

とができて、とても良かったです。 この経験を通してもっと厚木教会に貢献し

たいです。今回、この C.S.S に参加できるよう

にして下さった皆様、ありがとうございました。

閉祭の様子

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厚木教会の

子どもたち・若者たち

教育部長 矢作 れい子

丹沢夏のキャンプまであと 2 日、そんな折

に台風到来のニュース。急遽リーダー達が教

会に集まり中止を決めました。子どもたちの

安全を第 1 に考えたためです。その代わり、

教会でキャンプに似た体験をさせようと、デ

イキャンプを企画することにしました。

7 月 27 日(金)快晴の 1 日、朝 10 時頃か

ら夜 8 時まで、変更になったことに子どもは

誰一人文句も言わずに楽しんでくれました。

参加人数も思ったより多い 19 名で、高校生リ

ーダーも手伝ってくれました。

今回は教会の方々の寄付食材があり、昼食

はサンドウィッチとそうめん、夕食にはカレ

ーライスを作って食べました。その他、山口

神父様から地雷等戦争の跡が未だ残る国々の

ことや貧しく生活が困難な国々の人たちの話

を聞いたり、厚木市子ども科学館にあるプラ

ネタリウムを見に行ったりもしました。

写真提供 上田 啓二

昼食の流しそうめん

夕食は手作りカレーライス

【子どもの感想 山口神父様のお話を聞いて】

いろいろ考えさせられた。とても悲しい

ことだと思った。現在進行形で頭が痛い。

人の命を簡単にうばってしまう戦争は、

この世界に必要ないと思いました。また、

戦争は終わっても、人の心にずっと残って

しまうので残酷さがさらに深まりました。

トラップ(地雷などのわな)でたくさん

の人が死んでしまったので、いやだなと思

いました。なぜたくさんの人を殺すのがい

けないのに、なぜたくさんの人を殺すのか

疑問です。

なぜ地雷を設置するの?ただ人を殺す

だけなのでは?戦争はやめよう!

その国に行かないとわからなかった現

実を知ることができました。

今でも世界では平和でない国や生活が

苦しい国がたくさんあると思う。けれど、

そういった国が少しでも平和になれるよ

うに協力し合いながら積極的に助け合う

べきだと思った。

アメリカや日本で海にプラスチックを

ポイ捨てしているから、ほかの国にめい

わくをかけているし、1日で捨てるゴミ

の量が環境をこわすし自然をこわしてい

るのに気がつきました。

ポイ捨てされているゴミを見つけたら、

自分から積極的に分別してゴミ捨て場に

捨てようと思います。

(広報部 松本)

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山口神父様と行く

ヨルダン・イスラエル聖地巡礼

を終えて

文 佐野 文子(14CM)

写真提供 鈴木 克侍(40CM)

今回の巡礼のきっかけは聖書に出てくるガ

リラヤ湖でした。ミサの説教で山口神父様が

その雄大な眺めを実にリアルに語ってくれま

した。その後、巡礼の話を聞き、厚木教会の

仲間に声をかけ、7月10日から10日間の

旅が実現しました。

初日は世界最古の町エリコ、「誘惑の山」を

見て、ヨルダンへ。モーゼ終焉の地ネボ山に

登る。ベージュのざらついた土が足をすくう。

この日も40度近くあったのだろうか?展望

台から見下ろすパレスチナ、死海の眺めにほ

っとする。死海のほとりのホテルに着くと、

間もなく楽しみにしていた「死海浮遊」体験

へ。皆、子供のように大はしゃぎ。

イスラエルでは「パンと魚の奇跡の教会」へ。

この教会は北欧の家具のように洗練されてい

る。この後ランチで出たセント Pフィッシュ

は奇跡の時と同じ魚かも知れないと一瞬思う。

クラシックブルーのペトロ首位権教会。カフ

ァルナウムのシナゴーグの遺跡に着いた時、

長い間謎だった「隅の親石」に出会う。百閒

は一見にしかず。皆で確かめあう。「山上の垂

訓教会」では木漏れ日の心に残る野外ミサ。

山上の教会からガリラヤ湖までイエス様があ

るかれたであろう山道を往時を偲びながら歩

く。

次の日は「ガリラヤ湖遊覧」カナの婚礼の

教会でミサ。ヨルダン川での二度目?の洗礼

式。ベツレヘム降誕教会で、銀の星に手で触

れてマリア様の愛を感じ、「ゲッセマニ」では、

イエス様の苦しみと悲しみを感じ、「ビアドロ

ローサ」では今も変わらない人間のむごさを

感じる。「聖墳墓教会」に入った時イエス様が

すぐ横にいらっしゃる様な気がした。マザ

ー・テレサの“愛することは許すこと”と言

うフレーズが頭の中に浮かんできた。

ネボ山

死海

山上の垂訓教会で野外ミサ

カナの婚礼の教会

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異動情報

(2018.6.1~8.31) 敬称略

編集後記

受洗おめでとうございます

教会訪問と募金のお礼

大預言者モーセ終焉の地ネボ山

山口 道孝神父

毎年恒例の「イスラエル・パレスチナ聖地

巡礼」に、今年はヨルダンを加えました。目

的は、標高817メートルの“ネボ山”。「エ

リコの向かいにあるモアブ領のアバリム山地

のネボ山に登り、わたしがイスラエルの人々

に所有地として与えるカナンの土地を見渡し

なさい。あなたは登って行くその山で死に、

先祖の列に加えられる」(申命記32章48-

50節)。

イスラエルのテルアビブ空港からバスに乗

り、海抜マイナス200メートルのエリコに

到着。そこから、イスラエル占領地区“ウエ

ストバンク”の検問所で出国許可を待ち、停

戦ラインを越え、鉄条網の中に“地雷未処理

区域”の看板を横目にヨルダンに入りました。

そして、ネボ山に登り、山頂の美しい聖堂の

中で三大宗教が挙(こぞ)って敬うモーセと

共に「この地に平和がくるように」とミサの

中で祈りました。

71CM 飯野千恵子

去る 2 月 11 日、横浜教区聴覚障害者の会の

教会訪問がありました。皆様のご協力で一緒に

手話付きミサに与ることができ、とてもうれし

く思いました。ごミサの後の交流会にも山口神

父様はじめ多くの方にお集まり頂き、聴覚障害

や手話について語り合うことができました。手

話に興味を持って頂くと共に、ミサに行きたく

ても行けない障害者がいることを知って頂け

たらと思います。 また、日本カトリック障害者連絡協議会横浜

全国大会のための募金には多くの方のご協力

を頂き、45665円が集まりました。心より

お礼申し上げます。

個人情報につき、ホームページでは削除します。

教会事務へのお届出時に掲載を希望されない方 の情報は割愛しています。 個人情報につき、ホームページでは削除します。

酷暑の季節もようやく終わりそうな気配を

感じます。7月には司教様がおいでくださり、

堅信のお祝いができました。また、今夏は台風

の為、教会学校のキャンプはデイキャンプにな

りました。未来を担う子供たちとその指導をし

てくださったリーダーたちの記事をお読みく

ださい。

(広報部 植木、山内、竹内、松本)