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© 2020 NDI SOLUTIONS LTD.

OCR活用の勘所～OCRとRPAで真の業務改善を～

NDIソリューションズ株式会社営業本部ソリューション営業部藤木卓馬

NDIS Webセミナー

本日の内容

© 2020 NDI SOLUTIONS LTD. 2

1. 注目を集めるOCR

2. OCR失敗パターン

3. 成功に近づく検討の進め方

4. NDISの取り扱うOCRツール

5. まとめ

注目を集めるOCR

OCR


OCR（Optical Character Recognition：光学文字認識）画像などから文字を読み取り、コンピュータで扱えるデータに変換する技術

注目を浴びるOCR


RPAおよびOCR市場規模推移および予測

出典：ITR Market View：RPA／OCR／BPM市場2018

働き方改革

労働人口減少

自動化 / 効率化

RPAの普及

技術の向上

「データ入力」の求人はまだまだ多い


時給：約¥1,300

¥1,300×8時間×20日×12か月 = ¥2,496,000

近年のOCR導入傾向


注文書の入力業務請求書の入力業務申込書の入力業務

処理速度の向上省人化

データ精度の向上属人化の排除

✓ 働き方改革、業務効率化の流れ

✓ RPAとの連携を意識 ⇒ 繰り返しの多い帳票の入力業務がメイン

【用途】

【目的】

…等

よくあるOCRの構成


紙帳票

スキャン

PDF

ファイル

メール FAX・・・等

添付

OCR

画像から文字を読み取り、コンピュータで扱える文字データに変換

あ

OCRエンジンが文字データを抽出

人の目で確認適宜修正

CSVなどのファイルに出力

RPA ETLや

業務システム

自動入力データ連携

最近流行っているのは、データ入力業務の効率化やデータ活用を目指す「帳票OCR」

・・・約200万円～

⇒ 正しいデータを効率よく生成することが帳票OCRの役割

その他にも様々なOCR


PDF

ファイルスキャナ・複合機

スキャナや複合機に付属した簡易OCR⇒ 検索性の向上

✓ 文字データを含んだPDFファイルの生成（全文OCR）✓ 精度はともかく全文データ化

名刺のスキャンなど用途を絞ったOCR⇒ 検索性の向上

✓ 読み取る情報は決まっている✓ 用途が決まっているため管理が簡単

名刺名刺管理ソフト

・・・数万円～・・・数千円～

ファイル設計図など

画像データから文字を読み取るOCR⇒ 検索性の向上

✓ 紙で保管された古い設計図などのデータ化など

・・・？？円～

スマートフォン

スマホカメラでOCR⇒ ユーザーEXの向上

✓ 画面中でそのまま翻訳・・・Google翻訳など✓ スマホカメラで撮影した画像からそのまま文字抽出

・・・無料～

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あいうABC

OCR失敗パターン



目的が曖昧

OCRする意味が無い

個別最適で考えてしまう

100%を求めてしまう



目的が曖昧




OCR失敗パターン① ～目的が曖昧～


社長にOCRを検討しろと言われた。

とりあえず安いOCRソフトを買って手近なところから試してみよう！！

AI-OCRが流行っているしウチでもやろう！

ウチには紙で回っている仕事がたくさんある！あれもこれもOCRに乗せて効率化できるぞ！！

ちょっと難しいし管理がめんどくさそうだな。連携も煩雑だし効率化できるイメージが沸かない。

ウチではOCRは向かないな。そうやって報告しておこう。

この業務では何とかなりそうなんだけど。こっちの業務だとイメージが違うな。。。

思い切って買ってみたはいいが、適用できる領域が思ったより少なくあまり効果を感じられないな。

「OCRを導入する事」が目的になっていませんか？

誰が何にどれだけ困っているか把握できていますか？

Case1. やるべき事が分からない Case2. 過度な期待を持っている

OCR失敗パターン① ～目的が曖昧～


✓ 目的をハッキリさせないまま進んでしまうと、たいてい徒労に終わる

✓ OCRは万能ではない / 得意・不得意があるある程度、的を絞って検討すべき



目的が曖昧




OCR失敗パターン② ～OCRする意味がない～


紙の報告書など

PDF

Case1. 社員から紙で上がってくる報告書などを事務員がシステムに入力している

事務員が手入力

スキャン

OCR

事務員がOCR結果を確認

Case2. 社内システムから出力される帳票を参照して、別システムに転記している

業務システム

帳票の内容を別システムに転記

PDF

スキャン

OCR

OCR結果を確認



紙の報告書など

PDF

Case1. 社員から紙で上がってくる報告書などを事務員がシステムに入力している

事務員が手入力

スキャン

OCR

事務員がOCR結果を確認

web報告にしませんか？

Case2. 社内システムから出力される帳票を参照して、別システムに転記している

業務システム

帳票の内容を別システムに転記

PDF

スキャン

OCR

OCR結果を確認

システム間でデータ連携しませんか？



✓ 社内で発生する帳票をOCR化すると逆に面倒になる事が多い

✓ 紙だからといってすぐにOCR化を考えるのはナンセンス

✓ 他に解決策がないかどうかも考えてみる



目的が曖昧




OCR失敗パターン③ ～個別最適で考えてしまう～


請求書など

各拠点で入力

業務システム

Case. 事業拠点ごとに入力作業を行っている（請求書など）

各拠点で確認

PDF

スキャン

OCR

PDF OCR

PDF OCR

業務システム

拠点A

拠点B

拠点C

拠点A

拠点B

拠点C



請求書など

各拠点で入力

業務システム

Case. 事業拠点ごとに入力作業を行っている（請求書など）

拠点A

拠点B

拠点C

拠点A

拠点B

拠点C

PDF OCR

業務システム

まとめてスキャン、まとめて確認

事務センター

集約するともっと効率的では？



✓ 一人の作業だけを考えても効果は限定的

✓ 一連の業務プロセスを俯瞰して見てみる

✓ 全体最適を意識して、業務プロセスの変更も考えてみる



目的が曖昧




OCR失敗パターン④ ～100%を求めてしまう～


Case1. 読み取り精度はどのくらいですか？

「100%は保証しませんが、ちゃんとした帳票だったらほぼ読んでくれます。」

【ちゃんとしていない帳票（精度を落とす原因）の例】

しわしわすぎる

NDIソリューションズ

¥200,000

汚れすぎているはみ出ている

線がかぶっている神出鬼没

どこに書かれるか分からない

折れ線がくっきり何度もFAX/スキャン複写伝票の擦れ

ドットプリンタなどでの印字ズレ空いているスペースに手書きメモ

帳票自体の改善も考えられませんか？



Case1. 読み取り精度はどのくらいですか？

「工夫をすれば、精度を上げたり確認の手間を減らす事ができます。」

【工夫の例】

フィールドの条件を指定

OCRする項目は必要最小限に

計算ロジックでチェックQRコードなどの

組み込み

効率よく確認を進められる方法を考えませんか？

数字のみ

アルファベットのみ

日付のみ

・・・

1234567

顧客コード

NDIソリューションズ株式会社

マスタを参照

数量単価合計

100 300 ¥80,000

OCR結果

数量単価合計

100 300 ¥30,000

計算結果

OCR 計算

比較して差異があったらアラート



Case2. 対象帳票の全てをOCRに乗せようとする

A社注文書

B社注文書

C社注文書

X社注文書

月に200枚月に150枚月に100枚

・・・

3か月に1枚



Case2. 対象帳票の全てをOCRに乗せようとする

A社注文書

B社注文書

C社注文書

X社注文書

月に200枚月に150枚月に100枚

・・・

3か月に1枚

？

その帳票をOCR化してどれだけの効果がありますか？



✓ 読み取り精度を気にしすぎない

✓ 確認作業の効率化を意識する

✓ OCR対象は全体の80%くらいで満足する

✓ 標準的な帳票、ルールに変更できないか

成功に近づく検討の進め方



目的が曖昧




目的の妥当性が無い

解決策の妥当性が無い

適用範囲の妥当性が無い

効果の妥当性が無い

=

=

=

=

検討の進め方


目的の明確化

業務プロセスの見える化

業務量の見える化とシミュレーション

OCRツールの評価と展開方法の検討

目的の妥当性

解決策の妥当性

適用範囲の妥当性

効果の妥当性

✓ 対象業務の選定✓ 課題・要望

✓ 一連の業務の流れを整理✓ OCRの妥当性を検討

✓ 業務量と帳票種類の把握✓ 削減効果のシミュレーション

✓ ツールの選定と評価✓ 展開計画

業務プロセスの見える化に有効なツール


IBM Blueworks Live

✓ 業務プロセスマッピングのためのクラウドサービス✓ プロセス毎に「誰が」「どんなアクティビティ」を持っていて、そこにはどんな課題があるかを整理

関係者間での情報共有

全体を俯瞰した議論が可能

アクティビティ毎の時間やコスト

を把握

容易な変更管理



帳票種類枚数構成比枚数構成比累計評価

A社注文書（1） 300 12.8% 12.8% A

A社注文書（2） 250 10.7% 23.5% A

B社注文書（1） 230 9.8% 33.3% A

A社注文書（3） 220 9.4% 42.6% A

C社注文書（1） 160 6.8% 49.5% A

B社注文書（2） 150 6.4% 55.9% A

C社注文書（2） 145 6.2% 62.0% A

D社注文書（1） 140 6.0% 68.0% A

B社注文書（3） 135 5.8% 73.8% A

C社注文書（3） 135 5.8% 79.5% A

A社注文書（4） 100 4.3% 83.8% B

D社注文書（2） 90 3.8% 87.6% B

E社注文書（1） 60 2.6% 90.2% C

F社注文書（1） 60 2.6% 92.8% C

E社注文書（2） 40 1.7% 94.5% C

D社注文書（3） 40 1.7% 96.2% C

B社注文書（4） 30 1.3% 97.4% C

E社注文書（2） 20 0.9% 98.3% C

E社注文書（3） 15 0.6% 98.9% C

F社注文書（2） 10 0.4% 99.4% C

F社注文書（3） 10 0.4% 99.8% C

D社注文書（4） 5 0.2% 100.0% C

✓ どの帳票が一定期間でどのくらいの量があるかを把握✓ パレート分析により、どこまでOCR化対象とするかを把握（目安は80%）



✓ OCR化の取り組みによってどれだけの時間削減効果があるかをシミュレーション

総処理枚数 7,035

OCR化比率 80%

1枚当たり処理時間（秒）：

人手による処理30

1枚当たり処理時間（秒）：

OCRを利用した処理5

処理区分比率処理枚数1枚当たり処理

時間（秒）

合計処理時間

（秒）

合計処理時間

（分）

合計処理時間

（時）

合計処理日数

（1日8時間）

人手による処理時間（現状）人手による処理 100% 7,035 30 211,050 3,518 59 7.33

OCR処理 80% 5,628 5 28,140 469 8 0.98

人手による処理 20% 1,407 30 42,210 704 12 1.47

合計 100% 7,035 70,350 1,173 20 2.44

時間 - 0 - -140,700 -2,345 -39.08 -4.89

割合 - 0 - -67% -67% -67% -67%

OCR導入後の処理時間（想定）

OCR導入による

処理時間削減効果（想定）

0

20

40

60

80

合計処理時間（時）

OCR化による効果の試算

人手による処理時間（現状） OCR導入後の処理時間（想定）



✓ 目的と実態に合致したツールの選定と評価✓ 評価結果に応じた展開方法の検討

ツール選定読み取り

テスト

テスト結果

の評価

展開方法の

検討

NDISの取り扱うOCRツール

よくあるOCRの構成


紙帳票

スキャン

PDF

ファイル

メール FAX・・・等

添付

OCR

画像から文字を読み取り、コンピュータで扱える文字データに変換

あ

OCRエンジンが文字データを抽出

人の目で確認適宜修正

CSVなどのファイルに出力

RPA ETLや

業務システム

自動入力データ連携

最近流行っているのは、データ入力業務の効率化やデータ活用を目指す「帳票OCR」


帳票OCR

オンプレミス/クラウド

Desktop / Server

台数課金

手書きオプション

柔軟かつ簡易な画面設計

FAX連携が得意


✓ OCR項目を選択し、読み取るエリアをマウスで指定✓ マスタ呼び出し、辞書登録、計算ロジックの組み込み等の機能で読取精度を向上

柔軟かつ簡易な画面設計（帳票設計）

OCR処理するエリアを

マウスでドラッグするだけ！

①OCR項目を選択②読み取るエリアを指定

マスタ呼び出し

辞書登録

計算ロジック組み込み


✓ 帳票設計で事前に設定した項目やレイアウトの情報を引き継ぎ✓ 運用に併せて項目を自由に配置、タブの順番も設定可能

柔軟かつ簡易な画面設計（確認画面）

タブ順設定

帳票画像確認・修正項目OCR帳票化設定で事前設計した項目


FAX連携が得意

✓ 同一メーカー（ハンモック）が提供するFAX ServerやFAX CTI、サードパーティのクラウドFAXサービスなどと連携し、FAX関連業務全体の効率化を目指すことが可能


帳票OCR

クラウド

Web Browser

文字数課金

手書き標準（AIエンジン）

とにかく手書きが得意

AIによる振り分け

BPA2 Cloudwith AI Inside

2020年春販売開始予定


とにかく手書きが得意

✓ AI-OCR技術により、これまでOCRが苦手としていた手書きを圧倒的な制度で読み取り




AIによる仕分け

✓ まとめてファイルをアップロード⇒自動で仕分け✓ 複雑な仕分け設定不要で、適切なOCR設定で読み取り

帳票設定と同時に学習

高度な仕分け設定が不要

数百種類の帳票を瞬時に仕分け



RPAツール “UiPath” と活用支援


コンサルティングサービス構想・企画・PoC

✓ PoC支援✓ 業務のRPA適用判断支援✓ RPA適用相談、

他社事例説明

インテグレーションサービス設計・開発・構築・教育

✓ シナリオ作成請負支援サービス

✓ オンサイトトレーニング(初級、中級)

マネジメントサービス運用・保守・管理

✓ RPAシナリオメンテナンス✓ Bot監視、管理

【活用支援サービス】定型業務を自動化し、企業の働き方改革を支援

✓ グローバルで高いシェアを誇るRPA製品✓ 高い柔軟性を持つ業務自動化のプラットフォーム✓ 小規模から大規模まで✓ 日本語対応/充実したナレッジ

まとめ

まとめ


目的の明確化

業務プロセスの見える化



目的の妥当性

解決策の妥当性

適用範囲の妥当性

効果の妥当性

✓ 対象業務の選定✓ 課題・要望

✓ 一連の業務の流れを整理✓ OCRの妥当性を検討

✓ 業務量と帳票種類の把握✓ 削減効果のシミュレーション

✓ ツールの選定と評価✓ 展開計画

各フェーズでNDISがご支援いたします。

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