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PFU ENVIRONMENTAL REPORT 環境報告書 2019

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Page 1: PFU ENVIRONMENTAL REPORTPFU Asia Pacific Pte. Ltd. [報告対象事業所] ProDeSセンター、関西業 PFUテクノワイズ 高松工場並びにこれら業所内に所在する

PFU ENVIRONMENTAL REPORT

環境報告書 2019

Page 2: PFU ENVIRONMENTAL REPORTPFU Asia Pacific Pte. Ltd. [報告対象事業所] ProDeSセンター、関西業 PFUテクノワイズ 高松工場並びにこれら業所内に所在する

1

目次

会社概要 ……………………………………… 1

経営者メッセージ …………………………… 2

環境マネジメントシステム ………………… 4

・ISO14001の認証取得状況 ………………… 4

・環境活動の沿革 …………………………… 5

PFU企業行動指針・PFU環境憲章・環境方針… 6

PFU環境行動計画(第 8次計画) ……………… 7

・2018年度活動結果 ………………………… 8

1.環境配慮型製品の継続的な創出と提供… 9

2.環境配慮ソリューション、サービスの推進 ……… 10

3.グリーン調達の推進 …………………… 11

4.品質向上、業務効率化 ………………… 11

5.地球温暖化対策の推進 ………………… 12

6.環境行動文化の浸透 …………………… 13

環境啓発・コミュニケーション …………… 14

環境情報開示 ………………………………… 16

環境パフォーマンスデータ ………………… 17

・環境会計 …………………………………… 17

・環境保全状況 ……………………………… 18

・環境負荷状況 ……………………………… 20

内部監査・外部審査 ………………………… 22

環境関連設備 ………………………………… 22

関係会社の取組み …………………………… 23

PFU環境行動計画(第 9次計画) ……………… 27

会社概要 会社名 :株式会社 PFU 資本金 :150億円 売上 :1,352億円(2018年度 連結)

社員数 :4,403名(PFU グループ 2019年 3月現在) 設立 :1962年 5月(創業:1960年 11月) 株主構成 :富士通株式会社 本社所在地:石川県かほく市宇野気ヌ 98-2

主要な事業内容

[ソリューション&サービス]

<サービスインテグレーション> ・働き方改革を推進するサービス ・業務改善・運用を支援するサービス <サイバーセキュリティ> ・標的型サイバー攻撃対策支援サービス ・ネットワークセキュリティアプライアンス製品の開発・ 製造

<ITサービス> ・ITインフラおよびネットワークの構築・保守

[製品]

<ハードウェア>

・イメージスキャナーの開発・製造 ・情報 KIOSK端末、組み込み用コンピュータの開発・製造 ・キーボード装置など、個人向け製品の開発・製造 <ソフトウェア> ・業務用 OCR、帳票開発支援、ドキュメント管理など、ソフトウェア製品の開発

主要事業所 本社 :石川県かほく市 横浜本社 :神奈川県横浜市 ProDeSセンター :石川県かほく市 関西事業所 :大阪府大阪市 東海事業所 :愛知県名古屋市 新橋事業所 :東京都港区 PFUグループ (2019年 4月 1日現在)

・関係会社(国内全 9社) PFU北海道株式会社 PFU東日本株式会社 PFU西日本株式会社 PFUクオリティサービス株式会社 PFUテクニカルコミュニケーションズ株式会社 PFUテクノワイズ株式会社 PFUテクノコンサル株式会社 PFUライフエージェンシー株式会社 PFUクリエイティブサービス株式会社

・関係会社(海外全 9社)

PFU 上海計算機有限公司

上海必優信息系統有限公司

江蘇南通必優信息系統有限公司 PFU America, Inc. Fujitsu Computer Products of America, Inc. PFU(EMEA) Limited PFU Hong Kong Limited 富士通信息系統(深圳)有限公司 PFU Asia Pacific Pte. Ltd.

[報告対象事業所]

当社の環境マネジメントシステムを運用している、本社、横浜本社、ProDeS センター、関西事業所、東海事業所、新橋事業所、PFUテクノワイズ高松工場並びにこれら事業所内に所在する PFUクオリティサービス(株)、PFUテクニカルコミュニケーションズ(株)、PFUテクノワイズ(株)、PFUテクノコンサル(株)、PFU ライフエージェンシー(株)、PFUクリエイティブサービス(株)、全国の営業・保守サービス拠点、PFU上海計算機有限公司の情報を記載しています。また、独自に環境マネジメントシステムを運用しているサービス系関係会社 3 社(PFU 北海道株式会社、PFU 東日本株式会社、PFU西日本株式会社)の情報も記載しています。

[報告対象期間]

2018年度(2018.4.1~2019.3.31)の環境活動を中心に記載しました。一部は 2019 年 4 月以降の情報も記載しています。

地球と自然を大切に

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2

PFUの使命

PFUグループは、常に新しい価値の創造に努め、強いインフォメーションテクノロジーをベースに、

お客様に満足していただけるプロダクト、サービス、ソリューションをスピーディかつ永続的に提

供することにより、国際社会・地域社会へ貢献し共存共栄を図ります。

変わらぬ想い、変えてゆく未来

近年、AI、ロボティックス、IoTをはじめとする革新的なテクノロジーの登場にともない、社会のデ

ジタルトランスフォーメーションが進み、ITは豊かな社会づくりにますます欠かせない存在となっ

ています。いまや人々は意識することなく、日常的にさまざまなITサービスを利用し、スマートな

ライフスタイルやワークスタイルを享受しています。

この様なデジタル革命により、人々のITに対する期待はますます高度化・多様化し、さらなるITの

進化に向けて、既成概念にとらわれない柔軟でイノベーティブなチャレンジが求められています。

私たちの使命は、ITの可能性を最大限引き出し、お客様と社会の発展に貢献し続けること。時代の

激流にもまれながらも試行錯誤を繰り返し、より良い商品・価値の提供を目指して歩み続けていま

す。

私たちは「真摯でありたい」という変わらぬ想いを胸に、既存の枠にとらわれない新たなチャレン

ジを続けます。

安心・安全で快適な社会の進化のために、そしてお客様のために、一層の努力を続けます。

環境活動への取組み

この活動の中で私たちは「すべてをグリーンに」という企業行動指針のもとに環境活動に取り組ん

でいます。

2018年度は、PFU第8次環境行動計画の最終年として、①環境配慮型製品の継続的な創出と提供、

②環境配慮ソリューション・サービスの推進、③グリーン調達の推進、④品質向上、業務効率化、

⑤地球温暖化対策の推進、⑥環境行動文化の浸透に取り組みました。

2019年度は、次の3つの事柄を大事にして活動に取り組んでまいります。

①全員が明るく、楽しく、生き生きと、働きがい、生きがいを持って働

ける会社

②お客様、取引先、関係する皆さま、社会に貢献できる会社

③10年後も、20 年後も、売上や利益を生み、継続して成長していける会

そのためには、“自分自身が変わる・変える意識を持って、自らスピー

ド感をもって行動し、やるべき施策は確実にやるという会社”に変えて

いきたいと考えております。スピード感を持って変革を実行に移し、明

るい未来に向かって前進していきたいと思います。

株式会社 PFU

代表取締役社長

経営者メッセージ

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3

PFUの環境理念

私たちは、それぞれが地球の恩恵を受けて生活していることを自覚して、環境保護を意識して行動

します。そして、私たちの商品やサービスが地球環境への負荷を少なくするように努めるととも

に、地球環境の変化を注視し、環境保護を心がけて行動します。

この理念を具体化したコンセプトである「Green Product」「Green Process」「Green Mind」の3つ

の活動を通じて、お客様と社会の持続的発展(SDGs)に貢献します。

本業に傾注した環境活動

これらの活動は、

①市場に環境性能の優れた製品をより多く提供することで、お客様先での環境負荷低減に貢献する

こと(Green Product)、

②社内の業務効率化・品質向上により、自らの環境負荷を低減すること(Green Process)、

③そして地域の環境保全活動を通じて社会に貢献すること(Green Mind)

を目指しています。

2018年度までにすべての事業部門において製品・ソリューション・サービスの環境性能向上を環境

目標として設定し活動すると共に、環境目標を業務効率化目標や品質目標と連携させ、本業に傾注

した環境活動とすることができました。

また、これらの活動に地域貢献活動も含めたすべての環境活動をCO2で計量化し評価する「PFUオリ

ジナルの環境マネジメント」を開始しています。

2019年度は、この本業に傾注した環境活動を継続し、製品・ソリューション・サービスによる顧客

先での環境に貢献すること、環境目標を業務効率化目標や品質目標と連携させることで社内での環

境に貢献しつつ働きがいの向上を目指します。

私は「企業は人なり、人こそ財産」と考えております。PFUが将来にわたって成長していくためには

人を大切にすることが重要であり、そのために働き方を変えて行く必要があります。

個人やチームが知恵を出し合って業務を効率化することにより、ひとり一

人が自由に使える時間を作り出す。その時間は趣味や好きなことに使って

も良し、家族との時間に使っても良し、仕事に使っても良いのです。

これらの活動が仕事のやりがいと、環境への貢献につながっていくと考え

ています。

経営者メッセージ

株式会社 PFU

執行役員副社長

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4

外部認証の取得実績

ISO14001 環境マネジメントシステム規格が発行された 1996 年 10 月に、当時の笠島事業所(石川県)で

認証を取得しました。その後、認証事業所を拡大し、2008年 10月までに国内事業所及び全国の営業・

保守サービス拠点のすべての組織、2010年 3月に海外関係会社の一部で認証を取得しました。

2014 年 10 月に東京本社及び東京開発センターの機能を新設の横浜本社に移転したことに伴い、2015

年 3月に認証範囲を変更しました。

1996年 10月:笠島事業所(石川県)

2001年 05月:本社/石川開発センター(石川県)、東京開発センター(東京都)

2004年 04月:東京本社(神奈川県)

2006年 02月:関西事業所(大阪府)、東海事業所(愛知県)、新橋事業所(東京都)

11 月:ProDeSセンター(石川県)、PFUテクノワイズ高松工場(石川県)

2008年 10月:全国の営業・保守サービス拠点(21拠点)

2010年 03月:PFU 上海計算機有限公司 (中華人民共和国 上海市)

2015年 03月:横浜本社(神奈川県)(東京本社及び東京開発センターを統合)

2016年 04月:PFU クオリティサービス株式会社(神奈川県)

現在は、上記の国内事業所及び全国の営業・保守サービス拠点におけるすべての組織とそこに所在する

関係会社 6社、海外関係会社(PFU上海計算機有限公司)を一つのマネジメントシステムで運用する、マ

ルチサイトシステムとして認証登録しています。

ISO14001認証内容

登録範囲:(株)PFU および PFU クオリティサービス(株)、PFU テクニカルコミュニケーションズ(株)、PFU テクノワイズ(株)、PFU テクノコンサル(株)、PFU ライフエージェンシー(株)、PFU クリエイティブサービス(株)、PFU上海計算機有限公司におけるコンピュータ、周辺装置、応用装置のハードウェア並びにソフトウェアの設計、開発、製造、販売、保守

登録番号 :EC99J2029 登録日 :1996年 10月 29日

更新日 :2017年 10月 29日

発行日 :2017年 8月 30日

登録機関 :株式会社 日本環境認証機構(JACO)

本社

本社/石川開発センタ

横浜本社 ProDeS センター

ProDeS センタ

ISO14001の認証取得状況

環境マネジメントシステム

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環境活動の沿革は以下の通りです。

受賞歴

エネルギー管理優良事業者 日本電気協会北陸支部 会長表彰受賞(2017 年)

1989年 省エネ委員会設置

1992年 環境委員会設置

1993年 環境対策室設置、PFU環境基本方針制定、第 1次環境行動計画設定

1994年 環境報告書発行

1996年 第 2次環境行動計画設定、笠島事業所 ISO14001認証取得

1999年 環境会計導入

2001年 第 3次環境行動計画設定

2004年 第 4次環境行動計画設定

2007年 第 5次環境行動計画設定

2008年 全国の営業・保守サービス拠点 ISO14001認証拡大(国内事業所のすべてで認証取得完了)

2009年 海外関係会社(PFU上海計算機有限公司) ISO14001認証拡大

2010年 第 6次環境行動計画設定

2010年 第 14回「環境経営度調査(日経)」製造業ランキング 31位

2013年 第 7次環境行動計画設定

2014年 石川県「いしかわ版里山づくり ISO」認証

2015年 横浜市「ハマロード・サポーター」認定

2016年 第 8次環境行動計画設定

2018年 横浜市「ハマロード・サポーター」感謝状

2019年 第 9次環境行動計画設定

環境活動の沿革

1992年 省エネ推進石川県知事表彰受賞

1994年 エネルギー管理優良工場中部通産局長賞受賞

1999年 エネルギー管理優良工場資源エネルギー庁長官表彰受賞

2002年 いしかわグリーン企業知事表彰受賞

2011年 省エネ推進/高効率反射板設置 石川県職域創意工夫功労者表彰(津田米次郎賞)受賞

2013年 エネルギー管理優良事業者日本電気協会北陸支部会長表彰受賞(ProDeSセンター)

2016年 エコマークアワード 2015受賞(イメージスキャナー)

2017年 エネルギー管理優良事業者日本電気協会北陸支部会長表彰受賞(本社)

エコマークアワード 2015受賞 (イメージスキャナー)

(2016 年)

横浜市 「ハマロード・サポーター」

感謝状(2018 年)

石川県 「いしかわ版里山づくり ISO」

認証(2014 年)

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PFU企業行動指針に基づいて「環境憲章」「環境方針」を定め、地球環境問題に取り組んでいます。

これらは、PFUグループの環境保全に対する基本理念です。

環境方針を具体化したコンセプト「Green Product」「Green Process」「Green Mind」の 3 つの活動を

通じて、お客様と社会の環境負荷低減に貢献し、お客様と社会の持続的発展に寄与します。

これらすべての環境活動を CO2で評価する環境マネジメントシステム(EMS)を追求します。

PFU企業行動指針・PFU環境憲章・環境方針

PFU企業行動指針(環境関連抜粋)

行動の指針

『すべてをグリーンにします』

行動の志と規範

『環境保護を意識して行動します』

PFUグループは、それぞれが地球の恩恵を受けて生活していることを自覚して、環境保護を意識し

て行動します。そして、私たちの商品やサービスが地球環境に負荷を与えないように努めるとともに、日常生活においても地球環境の保護を心が

けて行動します。

PFU環境憲章(タイトル抜粋)

行動方針

1. 総力を結集した取組み

2. 企業責任の遂行

3. 社会への貢献

行動指針

1.環境への影響を配慮した事業活動

2.資源とエネルギーの有効活用

3.環境保全に貢献する技術開発

4.法的規制及び社外との取り決め事項の遵守

5.環境施策への協力と社会貢献活動への参画・

支援

6.環境教育による意識高揚

7.環境保全推進体制の整備

8.株主会社及び関係会社との共同歩調

9.情報開示と自己へのフィードバック

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7

第8次環境行動計画(2016年度~2018年度)の結果は、以下の通りです。

項 目 内 容 2016年度実績 2017年度実績 2018年度実績

Green

Product

1

環境配慮型

製品の継続

的な創出と

提供

エネル

ギー効

率トッ

プレベ

ル製品

の創出

スキャナー製品

国際エネルギースター

プログラムVer2.0適合

製品100%維持(5機種)

国際エネルギースター

プログラムVer2.0適合

製品100%維持(5機種)

国際エネルギースター

プログラムVer2.0適合

製品100%維持(7機種)

エンベデッド

製品(注 1)

製品環境性能指数

5.639

製品環境性能指数

4.693

製品環境性能指数

4.81

情報 KIOSK端末

省エネ基準レベル適合

製品提供(2機種)

環境性能指数

設定(0.106)

製品環境性能指数

0.109

製品環境性能指数

20.0

顧客先 CO2削減量

1,659t-CO2

セキュリティ

製品

環境配慮製品提供

(1機種)

製品環境性能指数

1.908

製品環境性能指数

1.98

顧客先 CO2削減量

775t-CO2

クラウド化提案 - 環境貢献指数 15 提案受注件数 28件

ソリューション - 環境貢献指数 1.27 顧客先 CO2削減量

2,899t-CO2

環境ラベル適合

(米国 EPEAT)

米国 EPEAT維持拡大

適合製品 100%維持

(4機種)

米国 EPEAT維持拡大

適合製品 100%維持

(4機種)

米国 EPEAT維持拡大

適合製品 100%維持

(6機種)

2 環境配慮ソ

リューション・サー

ビスの推進

環境に配慮したソリューション・

サービスを提供拡大し顧客

先業務の環境負荷を低減

各部門 1項目以上

(21部門/21部門)

各部門 1項目以上

(21部門/21部門)

各部門 1項目以上

(23部門/23部門)

3 グリーン

調達の推進

積極的に環境配慮に取り

組む取引先からの調達を

推進する

サプライチェーン上流への

CO2削減活動の浸透:取引先

の活動状況把握100%(59社)

サプライチェーン上流への

CO2削減活動の浸透:取引先

の活動状況把握100%(55社)

サプライチェーン上流への

CO2削減活動の浸透:取引先

の活動状況把握100%(47社) Green

Process

4 品質向上、

業務効率化

業務改善で環境負荷

低減

各部門 1項目以上

(46部門/46部門)

各部門 1項目以上

(46部門/46部門)

各部門 1項目以上

(42部門/46部門)

5 地球温暖化

対策の推進 エネルギー消費量削減 原油換算値 3,232kL 原油換算値 3,120kL 原油換算値 3,228kL

Green

Mind

6 環境行動文

化の浸透

環境社会貢献活動、生物

多様性保全活動など豊か

な自然を守る活動を推進

するとともに、加えて、環

境活動の情報連携、運用

改善を推進する

社会貢献活動推進

(22件)

社会貢献活動推進

(21件)

社会貢献活動推進

(22件)

環境情報の共有・発

信・環境活動運用改善

の推進(37件)

環境情報の共有・発

信・環境活動運用改善

推進(35件)

環境情報の共有・発

信・環境活動運用改善

推進(36件)

ISO14001:2015 年版へ

の対応(対応完了)

ISO14001:2015年版へ

の確実な移行

(移行完了)

マネジメントシステム

の継続的改善

(計画活動の実施完了)

製品環境性能指数は製品の消費電力と出荷台数から算出しています。また、環境貢献指数および顧客先 CO2削

減量はソリューション・サービスの提供件数から算出しています。

(注 1)エンベデッド製品:組み込み用コンピュータ

PFU環境行動計画(第 8次計画:2016年度~2018年度)

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8

2018年度は、第 8次環境行動計画(2016年度~2018年度)の最終年度として、16 項目の環境目標に

取り組み、13項目で目標を達成しました。

○:目標達成 ×:目標未達成

項 目 内 容

2018年度

目標 実績 評価

Green

Product

1 環境配慮型 製品の継続的な創出と提供

エ ネ ルギ ー 効率 ト ップ レ ベル 製 品の創出

スキャナー製品

国際エネルギースター

プログラム Ver2.0適合

製品 100%維持

国際エネルギースター

プログラム Ver2.0適合

製品 100%維持

(累計 7製品)

エンベデッド

製品

製品環境性能指数

4.45以下

製品環境性能指数

4.81 ×

情報 KIOSK端末

製品環境性能指数

21.3以下

製品環境性能指数

20.0 ○

顧客先 CO2削減量

1,897t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

1,659t-CO2 ×

セキュリティ

製品

製品環境性能指数

2.07以下

製品環境性能指数

1.98 ○

顧客先 CO2削減量

768t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

775t-CO2 ○

カスタマ

サービス

提案受注件数

17件以上

提案受注件数

28件 ○

ソリューション 顧客先 CO2削減量

2,486t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

2,899t-CO2以上 ○

環境ラベル適合

(米国 EPEAT取得)

米国 EPEAT維持・拡大

適合製品 100%維持

米国 EPEAT 維持・拡大

適合製品 100%維持

(累計 6機種)

2

環 境 配 慮 ソリ ュ ー シ ョン、サービスの推進

環境に配慮したソリューション、サービスを提供拡大し、顧客先業務における環境負荷低減に寄与する

各部門(23部門)で

1項目以上目標達成

各部門(23部門)で

1項目以上目標達成 ○

3 グリーン調達の推進

積極的に環境配慮に取り組む取引先からの調達を推進する

サプライチェーン上流への

CO2削減活動の浸透:取引先

の活動状況把握100%

サプライチェーン上流への

CO2削減活動の浸透:取引先

の活動状況把握100%(47社)

○ Green

Process

4 品質向上、 業務効率化

業務改善を推進する

(品質、効率化等業務改善で

環境負荷低減)

各部門(46部門)で

1項目以上目標達成

各部門(42/46 部門)で

1項目以上目標達成 ×

5 地球温暖化 対策の推進

エネルギー消費量を削減する (購入電力・ガスを原油換算)

原油換算値

3,239kL 以下

原油換算値

3,228kL

(目標比△0.3%)

Green

Mind

6 環境行動 文化の浸透

環境社会貢献活動、生物多様性保全活動など豊かな自然を守る活動を推進するとともに、加えて、環境活動の情報連携、運用改善を推進する

社会貢献活動の推進

22件

社会貢献活動の推進

22件 ○

環境情報の共有・発信・

環境活動運用改善の推

進 36件

環境情報の共有・発信・

環境活動運用改善の推

進 36件

マネジメントシステム

の継続的改善

マネジメントシステム

の継続的改善

(計画活動の実施完了)

2018年度活動結果

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9

エコデザインを推進し、製品のライフサイクル全体を通じた環境負荷低減を目的に「省エネルギー」

「3R設計(注 2)」「含有化学物質」などに対応した「環境配慮型製品」の開発に取り組み、提供して

います。

2018 年度は、環境性能の優れた製品をより多く提供することでお客様先での環境負荷低減に貢献する

ため、すべての事業部門において製品・ソリューション・サービスの環境性能向上を環境目標として設

定し活動に取り組み、環境に配慮した製品開発・提供を推進しました。

2018年度の主な成果

エネルギー効率

トップレベル製

品の創出

スキャナー

製品

国際エネルギースタープログラム Ver2.0 を、新規開発機種で計画通

り累計 7機種適合しました。

エンベデッド

製品

独自に定義した環境性能指数を改善することで、製品使用による環境

貢献に取り組みました。

情報 KIOSK

端末

独自に定義した環境性能指数を改善することで、製品使用による環境

貢献に取り組みました。

また、製品導入によるお客様先での環境負荷低減に取り組みました。

セキュリティ

製品

独自に定義した環境性能指数を改善することで、製品使用による環境

貢献に取り組みました。

また、製品導入によるお客様先での環境負荷低減に取り組みました。

ソリューション ソリューション導入によるお客様先での環境負荷低減に取り組みま

した。

カスタマ

サービス

提供サービスによるお客様先での環境負荷低減に取り組みました。

環境ラベル適合 スキャナー

製品

米国政府系機関を中心にグリーン購入促進制度で採用されている電

子製品環境評価システム EPEAT(Electronic Product Environmental

Assessment Tool) を、北米展開予定の新機種について計画通り累計

6機種取得しました。

エコマーク商品として、3R 設計や省エネ性能など環境配慮への取り

組みが認められ累計 11製品が認定されました。

(注 2)3R設計:Reduce(発生抑制)・Reuse(再使用)・Recycle(再資源化)を考慮した設計

(備考)スキャナー製品の環境規格適合状況は、以下の URLで公開しています。

○カラーイメージスキャナーScanSnap :https://scansnap.fujitsu.com/jp/eco/

○業務用スキャナーfiシリーズ :

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/peripheral/scanners/fi/eco/eco.html

2018年度の主な環境配慮型新製品

Fujitsu Image Scanner

fi-7300NX

・国際エネルギースタープログラム Ver.2.0 適合

(スリープ時消費電力:2.4W 以下)

・エコマーク商品 18 155 007

・LED 光源採用(水銀撤廃)

ScanSnap iX1500

・国際エネルギースタープログラム Ver.2.0 適合

(スリープ時消費電力:1.5W 以下(USB 接続時))

・エコマーク商品 17 155 060

・LED 光源採用(水銀撤廃)

1. 環境配慮型製品の継続的な創出と提供

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10

「業務効率化」「物の消費の削減」「物の移動の削減」「スペースの有効活用」により、お客様業務に

おける省エネ、ペーパーレスなどの環境負荷低減に貢献する環境配慮ソリューション、サービスを提

供しています。 2018 年度は、各種ソリューション、サービスの開発・出荷やスキャナーを活用したソリューション、

サービスの提供拡大など、お客様の業務における環境負荷低減に寄与する活動を推進しました。

2018 年度の主な成果

環境に配慮したソ

リューション、サービ

スを提供拡大し、顧客

先業務における環境負

荷低減に寄与

活動内容 製品

・環境配慮ソリューションの開発、出荷

・スキャナーを活用したソリューション、サービスの提供拡大

・仮想化、クラウド商談推進、など

・DynaEye 10

・BIP Smart

・iNetSec SF

・IPCOM EX2

・活字・手書き文字のデータ化でデータエントリーを効率化 高精度な文字認識で業務効率化を実現する OCR ソフトウェア「DynaEye」は、活字・手書き文字か

らバーコードまで高精度にデータ化することで帳票などからのデータエントリーを効率化しま

す。「DynaEye」による OCR と RPA(注 3)の活用で支払処理などのデータエントリー業務を効率化

し、業務時間の短縮によるオフィスの消費電力抑制でお客様の環境負荷低減に貢献します。

(注 3) RPA は別途お客様で用意頂く必要があります

2.環境配慮ソリューション、サービスの推進

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環境負荷の少ない製品を提供するため、お取引先への基本的な要件をまとめた「PFUグループグリー

ン調達基準」を定め、お取引先とともに活動を推進しています。

2018年度は、対象取引先に対してサプライチェーン上流への CO2削減活動の浸透を推進し、すべての

取引先の活動状況を把握しました。

2018年度の主な成果

積極的に環境配慮に取り組む

取引先からの調達を推進 サプライチェーン上流への CO2削減活動浸透の活動状況 100%把握

(新規 11社 + 既存 36社 = 47社:100%)

社内業務においても、IT を活用した業務効率化や品質向上による環境負荷低減を推進し、本業に傾注

する環境活動を推進しています。また、改善内容はアイデア・スナップ(社内の改善活動)として共有

しており、定期的に事例紹介することで社内での横展開を推進しています。

2018 年度は、全部門で環境目標を品質目標と一致させ、製品開発や製品・ソリューション・サービ

ス提供に関わる社内業務など、本業における品質・効率・納期の改善によって社内の環境負荷低減を

推進しました。

2018年度の改善事例

・RPA 適用による売上業務自動化で業務効率向上 大量のオーダーを売り上げるために社内システムへ登

録する際、これまでは紙を担当者が目視で確認し、手

入力で行っていました。

この業務に RPA ツールを適用して自動化し、確認漏れ

や手入力による誤登録を防止し、確認用に使用してい

た紙も削減することができました。

(工数・紙削減量合計:▲9.8kg-CO2/月)

・法人税の電子申告導入でペーパーレスと業務効率化 法人税の申告ではこれまで、大量の紙を印刷して押印

し、国や地方自治体へ送付していましたが、PFU グルー

プの法人税の電子申告を義務化より 1 年半前倒して導

入しました。

電子申告の導入により、工数や紙使用量の削減効果が

得られたことに加え、繁忙期に集中していた担当者の

負荷が軽減されました。

(工数・紙削減量合計:▲171.3kg-CO2/月)

4.品質向上、業務効率化

3.グリーン調達の推進

電子申告の導入でペーパーレスと業務効率化

RPA適用で売り上げ業務を自動化

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地球温暖化防止のためエネルギー消費量(注 4)を削減する省エネ、節電活動に取り組んでいます。

2018年度は、ProDeSセンターにおいて空調の稼働状況を監視し、稼働ピークを抑制する省エネ機

器を導入し空調が消費する電力量を削減しましたが、夏季の猛暑や業務量増加により前年比でエ

ネルギー消費量は増加しました。

エネルギー消費量の推移(原油換算値:kL)

(注 4)エネルギー消費量:購入電力、ガス、熱の使用量を原油換算した量(kL)

空調省エネ機器導入による節電効果(ProDeS センター)

ProDeS センターでは、主に夏季に負荷が高まる空調室外機の稼働状況を定期監視して稼働ピークを

抑制する省エネ機器を導入し、夏季の空調電力を削減しました。

設置台数 37 台

稼働開始時期 2018年 7 月~

空調電力削減量 ▲82千 kWh

(導入前比▲15%)

5.地球温暖化対策の推進

1,5201,295 1,291 1,274 1,383 1,349 1,191 1,045 1,056

1,107

993 952 940999 1,068

1,0801,084 1,114

858

727 677 643 424

1,606

1,3301,227 1,220

504

239

495454

461 470

850

733678 725

720

533507

528 588

5,941

5,0794,827 4,804

4,270

3,446

3,232 3,120 3,228

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

その他事業所

横浜本社

(旧)東京開発センター

(旧)東京本社

ProDeSセンター

本社

(年度)

制御装置に コントローラ設置

デマンド監視・制御

室外空調機

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グループ社員一人ひとりが主役となり、環境・社会貢献活動、生物多様性保全活動など豊かな自然を守

る活動を推進しています。

2018 年度は、河北潟干拓地のボランティア活動や社内食品リサイクルシステムなどの活動を実施しま

した。

主な実施内容

項 活動内容 実施日 実施事業所/地区

1 ハマロード・サポーター活動 2018 年 5 月 11 日 横浜本社

2018 年 8 月 28 日

2018 年 11 月 13 日

2019 年 2 月 5 日

2 緑の募金 寄付 2018 年 5 月 31 日 石川地区

3 河北潟干拓地防風林の環境美化活動 2018 年 6 月 2 日 石川地区

4 PFUテクノワイズ高松工場周辺の草刈り作戦 2018 年 6 月 8 日 石川地区

5 PFUクオリティサービス周辺の地域美化清掃 2018 年 5 月 15 日 厚木市

2018 年 10 月 16 日

6 グリーンカーテンの設置 2018 年 7 月~ 9 月 石川地区

7 通勤路清掃 2018 年 6 月 25 日 石川地区

8 かほく市一斉海浜清掃 2018 年 7 月 8 日 石川地区

9 ものづくりラボ(環境パンフレット配布) 2018 年 8 月 4 日 石川地区

10 ナンテンの苗木植樹 2018 年 12 月 4 日 石川地区

11 河北潟干拓地防風林の植樹活動 2019 年 3 月 16 日 石川地区

12 社内食品リサイクルシステム 通年 石川地区

13 ペットボトルキャップ回収活動 通年 全国各拠点

14 使用済み割り箸回収活動 通年 東海事業所等

15 寄付金付き飲料販売 通年 石川地区/横浜本社/

関西事業所

・河北潟干拓地のボランティア活動

河北潟干拓地(かほく市)の景観や農業用施設機能の維持を目的とした

除草や美化活動などのボランティア活動への参加に関する協定書を、河

北潟干拓土地改良区及び河北潟沿岸土地改良区と民間企業第一号とし

て 2007 年 3 月に締結しました。協定書に基づき、2018 年 6 月に防風林

の美化活動、2019年 3 月に防風林の植樹活動に参加しました。

・事業所周辺の環境美化活動

横浜本社では CSR 活動および環境活動の一環

として、横浜市主催のハマロード・サポーター

活動を実施しました。

また石川地区では、かほく市が主催する海浜

一斉清掃に参加しました。

グループ会社の取り組みとして、PFU テクノ

ワイズでは、環境月間(6 月)活動の一環とし

て高松工場(かほく市)周辺の草刈りを実施し

ました。

また、PFU クオリティサービスでは、地域美

化を目的とした清掃(厚木市)を実施しました。

6.環境行動文化の浸透

河北潟干拓地の植樹活動

ハマロード・サポーター活動 かほく市一斉海浜清掃

PFU テクノワイズ高松工場 周辺の草刈り

PFU クオリティサービス 地域美化清掃

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環境施設見学会や環境情報の共有などを実施し、社員の環境啓発に取り組んでいます。

また、お客様などから当社へ寄せられた環境に関する問合せに対応しています。

環境施設見学会

日頃、立ち入ることのできない環境施設を見学し、その役割や環境負

荷などの認識を深めるため、社員を対象とした見学会を ProDeS セン

ターで開催し、環境関連設備を間近で見学しました。(参加人数:12名)

CO2削減/ライトダウンキャンペーン

6 月 21日(夏至の日)から 7月 7 日(クールアースデー)の期間実施され

る、環境省の「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」に参加しました。

各事業所の 20時以降消灯と家庭での消灯を、社内向けホームページや

デジタルサイネージに掲示して協力を呼びかけました。

ものづくりラボ

地域貢献活動の一環として、事業所周辺の小中学生を対象に、「PFU も

のづくりラボ」(かほく市)を開催しました。

今回は学習用コンピュータの組み立て(はんだ付け)とセンサーやサー

ボモーターをプログラミングして動かす電子工作を製作しました。

参加者には、当社のエコマーク商品である PFU イメージスキャナーの

紹介資料を配布しました。

社内食品リサイクルシステム

自社保有地(かほく市)を活用した自社農園(エコファー

ム)では 1999年 10 月より、毎年野菜を生産していま

す。生産した野菜は、社員食堂において、地産地消メ

ニューとして提供しています。食堂から出る生ごみは

堆肥化して自社農園で使用することで、食品リサイク

ルのシステムを構築、維持しています。

ペットボトルキャップ回収活動

ペットボトルキャップを寄付することで、社会貢献や廃棄物排出抑制に寄与しました。

(実施事業所:本社、ProDeS センター、横浜本社、関西・東海・新橋事業所、サービス拠点など)

[2018 年度実績:249,989個(重量:580.7kg)]

寄付金付き飲料販売

社員向けに寄付金付き飲料販売を行っており、売上げの一部(1 本あたり 2円)をマレーシア・サバ州

の「富士通グループ・マレーシア・エコ・フォレストパーク」における熱帯雨林再生活動の費用へ充当

しています。

(実施事業所 :本社、ProDeS センター、横浜本社、関西事業所)

[2018 年度実績:27,206本(寄付金額 54,412 円)]

環境啓発・コミュニケーション

学習用コンピュータの 組み立てと電子工作を体験

自社農園 (エコファーム)

社員食堂の様子

消灯後のオフィス (ProDeS センター)

環境施設を見学 (ProDeS センター)

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環境情報の共有

社員向けに環境活動の状況、各部署の環境

活動紹介に加え、環境ニュースやトピック

ス、イベントなどの情報を社内イントラで

発信しています。

また、改善活動を社内で共有する「アイデ

ア・スナップ活動」では、紙使用量や電力

消費削減量などの環境効果を明示してい

ます。優秀な提案を定期的に表彰し、社員

の改善意欲向上を図っています。

社外からの要望、問合せ

お客様、行政、業界団体など多方面から当社へ寄せられた環境に関連するアンケートや調査依頼等の

要望や問合せに対して、2018 年度は 232件の対応を行いました。環境クレームはありませんでした。

ご要望、問合せ 受付件数

1 製品・サービスに関する依頼

(例:REACH/RoHS 調査依頼、顧客指定化学物質調査 等) 142件

2 製品以外の依頼

(例:お客様、行政、業界団体等からの環境に関するデータ提供 等) 90 件

合 計 232件

社内向け環境情報 ポータルサイト

アイデア・スナップ ホームページ

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環境配慮型製品や環境配慮ソリューションを出展(PFU IT Fair 2018)

環境活動のパネルを展示 (e-messe kanazawa 2018)

本社 横浜本社

公開ホームページやイベントなどを通じて、環境配慮型製品や環境活動を発信・紹介しています。

環境報告書

1994年より環境年次報告として「環境報告書」を発行(英語版は 2003 年~)し、ホームページで公開

しています。また、公開ホームページでは最新の環境配慮型製品の情報も開示しています。

ショールーム

国内の主要事業所ではショールームを設

置しており、環境配慮型製品などを展示し

ています。

・展示製品数 本社 :12製品

横浜本社 :24製品

ProDeS センター :30製品

展示会への出展

毎年展示会を通して、環境配慮型製品や環境活動の紹介を行なっています。

当社の最新技術と製品を展示する「PFU IT Fair 2018」(東京、大阪で開催)では、環境配慮型製品や

環境配慮ソリューションを出展しました。また、「e-messe kanazawa 2018」では、環境活動のパネルを

展示しました。

展示会、イベントにおけるグリーン電力の使用

「PFU IT Fair 2018」(6 月:東京、7 月:大阪)および、「PFU クリスマスチャリ

ティコンサート」(12 月:金沢)において、会場で使用した機器の使用電力をすべ

て風力発電によるグリーン電力でまかない、国内の自然エネルギー普及や地球温

暖化の抑制に貢献しました。

環境情報開示

グリーン電力証書 (PFU IT Fair 2018)

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環境保全に係わる費用と効果を定量的に把握し、環境投資と効果を評価する「環境会計」を、1999 年

度から導入しています。2018 年度は、国内 7事業所(本社、横浜本社、ProDeSセンター、関西事業所、

東海事業所、新橋事業所、PFUクオリティサービス)を対象に算出しました。

2018年度環境会計実績の内訳(2018年4月1日~2019年3月31日) (単位:百万円)

項目 主な範囲 設備投資 費用 効果

事業エリア内

公害防止コス

ト・効果

大気汚染防止、水質汚濁防止

など

0

(±0)

7

(±0)

0

(±0)

地球環境保全

コスト・効果

地球温暖化防止、省エネル

ギーなど

7

(-17)

66

(+1)

11

(+3)

資源循環コス

ト・効果

廃棄物の処理、資源の有効的

利用など

0

(±0)

47

(+7)

8

(±0)

上・下流コスト・効果 製品の回収・リサイクル・再

商品化など

0

(±0)

0

(±0)

2

(±0)

管理活動コスト・効果

環境マネジメントシステム

の整備・運用、社員への環境

教育など

18

(+18)

193

(+4)

101

(+9)

研究開発コスト・効果

環境保全に寄与する製品・ソ

リューションの研究開発な

0

(±0)

266

(-37)

1,731

(-210)

社会活動コスト・効果 環境保全を行う団体に対す

る寄付・支援など

0

(±0)

0

(±0)

0

(±0)

環境損傷対応コスト・効果 土壌・地下汚水に関わる修復

など

0

(±0)

0

(±0)

0

(±0)

合 計 24

(±0)

580

(-25)

1,853

(-199)

( )内は前年度比

2018年度の費用と効果

2018年度の集計の結果、費用が 580 百万円(前年比-4.2%)、効果が 1,853百万円(前年比-9.3%)と費用、

効果ともに減少しました。

PCB 廃棄物排出開始(2020 年までの 3 ヵ年計画)により資源循環コストが増加しました。RoHS 指令改正

対応でフタル酸エステル類の分析業務を自社で実施することで、管理活動効果が増加しました。環境

配慮型製品の研究開発コスト及び研究開発効果が減少しました。

設備投資は、24百万円(前年比±0%)となっています。主な設備投資は、ProDeSセンターにおける省エ

ネ制御装置及びフタル酸エステル類の分析装置(ガスマトグラフ質量計)の導入です。

環境パフォーマンスデータ

環境会計

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事業所とその周辺の環境保全のため、水質、騒音/振動などの定期的な測定や設備の維持管理、化学物

質の適正管理を行い、汚染防止を図っています。

また、事業に伴い排出/使用される温室効果ガス、廃棄物、水資源などの実績量を把握し、当社事業所

における環境負荷状況の監視を行っています。

水質測定実績

本社、ProDeS センター、PFU テクノワイズ高松工場では、事業所からの排水の水質維持に取り組んで

います。測定の結果、測定値は法規制値を超えておらず、水質に問題はありませんでした。

規制項目 単位 法規制値 2018年度 測定値

判定

本社(

A・B棟)

水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 浮遊物質量(SS) 鉱物油 動植物油 アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素含有量

- ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L

5を超え 9未満 600未満 600未満 5以下

30以下 380未満

6.5 280 170

1未満 18 34

本社(E棟)

水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 浮遊物質量(SS) 鉱物油 動植物油 アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素含有量

- ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L

5を超え 9未満 600未満 600未満 5以下

30以下 380未満

7.7 13 23

1未満 1.1

1未満

本社(電波暗室)

水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 浮遊物質量(SS) 鉱物油 動植物油 アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素含有量

- ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L

5を超え 9未満 600未満 600未満 5以下

30以下 380未満

7.4 78 48

1未満 4.9 36

ProD

eS

センター

水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 浮遊物質量(SS) 鉱物油 動植物油 アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素含有量

- ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L

5を超え 9未満 600未満 600未満 5以下

30以下 380未満

7.9 160 240

1未満 5.3 45

PFU

テクノワイ

ズ

高松工場

(

1棟)

水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 浮遊物質量(SS) 鉱物油 動植物油 アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素含有量

- ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L

5を超え 9未満 600未満 600未満 5以下

30以下 380未満

7.5 4 2

1未満 1未満

0.7 ○

PFU

テクノワイ

ズ

高松工場

(

2・3棟)

水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 浮遊物質量(SS) 鉱物油 動植物油 アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素含有量

- ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L ㎎/L

5を超え 9未満 600未満 600未満 5以下

30以下 380未満

7.5 1未満

2 1未満 1未満

0.8 ○

環境保全状況

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騒音/振動測定

本社では、事業活動に伴い発生する騒音及び振動を法令規制値未満とするよう設備の維持管理に取り

組んでいます。

設備の維持管理が有効に機能していることを確認するために、5年に 1回騒音及び振動の測定を実施

しています(前回測定 2015 年度。次回測定は、2020年度実施予定)。

化学物質取扱実績

設計・開発、評価、製造、保守、構内清掃などに使用する化学物質について、その量に関わらず年間取

扱量を集計しています。

・PRTR 法対象化学物質

2018年度の PRTR法対象化学物質取扱量は以下の通りであり、都道府県等へ届出が必要な年間取扱

量に達した化学物質はありませんでした(注 5)。

なお、特定第一種指定化学物質の取扱はありませんでした。

PRTR 法対象化学物質の年間取扱量(第一種指定化学物質) (トン)

化学物質名 2014年度 2015年度 2016年度 2017 年度 2018年度

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩 0.006 0.007 0.007 0.007 0.034 銀及びその水溶性化合物 0.026 0.022 0.022 0.027 0.028 2-アミノエタノール 0.004 0.003 0.003 0.004 0.021 ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル 0.020 0.020 0.017 0.015 0.021 カルシウムシアナミド 0.048 0.048 0.051 0.048 0.016 鉛及びその化合物 0.002 0.001 0.001 0.003 0.008 メコプロップ 0.000 0.000 0.000 0.000 0.002

ドデシルエーテル硫酸エステルナトリウム 0.008 0.011 0.011 0.012 0.002 N,N-ジメチルドデシルアミン=N-オキシ

0.005 0.005 0.006 0.006 0.001

ドデシル硫酸ナトリウム 0.006 0.007 0.006 0.006 0.001

その他

合計

0.004 0.003 0.003 0.009 0.001

(注 5)第一種指定化学物質は 1トン/年以上、特定第一種指定化学物質は 0.5トン/年以上

・VOC(揮発性有機化合物)

VOCの排出規制対象となる特定施設はありませんが、自主的な取り組みとして VOC 取扱量の維持管

理を行っています。

VOC の年間取扱量 (トン)

化学物質名 2014年度 2015年度 2016年度 2017 年度 2018年度

イソプロピルアルコール 0.756 0.627 0.768 0.789 0.746 エタノール 0.179 0.214 0.280 0.336 0.150 メタノール 0.278 0.253 0.194 0.081 0.002 その他 0.034 0.058 0.058 0.083 0.084

・温室効果ガス

CO2以外に、当社で取り扱っている 2018年度の温室効果ガス取扱量は以下の通りです。2018年度の

年間取扱量を二酸化炭素に換算すると約 23トンで、当社事業所全体の排出量(6,695トン)の約

0.3%に相当します。

温室効果ガスの年間取扱量(二酸化炭素換算) (トン)

化学物質名 2014年度 2015年度 2016年度 2017 年度 2018年度

1・1・1・2-テトラフルオロエタン(HFC-134a) 25.390 19.926 9.245 26.980 23.271

1・1-ジフルオロエタン(HFC-152a) 0.458 0.744 0.316 0.336 0.023

非エネルギー起源二酸化炭素 0.003 0.002 0.002 0.000 0.001

合計 25.851 20.672 9.563 27.316 23.295

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温室効果ガス(GHG)総排出量

二酸化炭素に換算した当社事業所の温室効果ガス総排出量は、以下の通りです。

(注 6) 6.5ガス:二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、HFCs(フルオロカーボン類)、

PFCs(パーフルオロカーボン類)、SF6(六フッ化硫黄)、NF3(三ふっ化窒素)

(備考)上記の温室効果ガス総排出量は、WRI/WBCSD GHG プロトコルのスコープ 1とスコープ 2の合計(トン) エネルギー起源 CO2(購入電力、都市ガス、液化石油ガス(LPG)、熱(横浜本社の地域冷暖房)の使用に伴い排出される CO2)と代替フロンなど(6.5ガス)の温室効果ガスの使用量を二酸化炭素に換算した量の合計

【換算係数】 購入電力:省エネ法報告値の電力会社毎の換算係数を使用 都市ガス:2.29 トン-CO2/千㎥(固定)、液化石油ガス(LPG):3.00 トン-CO2/トン(固定) 熱量:0.057 トン-CO2/GJ(固定)

廃棄物等総発生量

当社事業所の廃棄物等総発生量は以下の通りです。事務所系、工場系のすべての事業所において、廃棄

物のゼロエミッション(注 7)を達成しています。

一般可燃物を RDF 化した場合など、サーマルリサイクル後の残さについても、路盤材やセメントの原

料として有効利用されていることを確認しています。

2018年度は金属くずや廃プラスチック類を含むユニット類の排出が減少しました。

(注 7)事業所から排出された廃棄物をすべてリサイクルなどにより有効利用し、単純焼却と埋め立て処理を 0.5%未満にするものと定義しています。この廃棄物とは汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、金属くず、木くず、繊維くず、ガラス・陶磁器くず、動植物残さ(食堂生ゴミ)の 11種を対象としています(医療系廃棄物は対象外)。

(備考)有価物量は、有償売却された量と定義しています。最終処分量は、再資源化、熱回収、単純焼却以外の残さ量(埋立)と定義しています。

9,266

7,7217,040 6,851 6,672

26

2110 27 23

9,292

7,7427,050 6,878 6,695

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

2014 2015 2016 2017 2018

温室効果ガス排出量

(

トン)

6.5ガス(注6)

エネルギー起源CO22

546362 256 343 243

166

10182

107120

15

136

1716

491342 354 257 249

727

476344

467385

-800

-600

-400

-200

0

200

400

600-600

-400

-200

0

200

400

600

800

2014 2015 2016 2017 2018

廃棄物等総排出量

(

トン)

最終処分量肥料への転換熱回収再資源化有価物量

環境負荷状況

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・低濃度 PCB 廃棄物の排出・処分 当社が保管する低濃度 PCB 廃棄物について、2018 年 12 月から排出を

開始しました。すべての低濃度 PCB廃棄物を 2020年までに処分し、法

定期限 2027年 3月 31日より前倒しで処分を完了する予定です。

水資源総使用量・総排水量

当社事業所の水資源総使用量・総排水量は以下の通りです。

2017 年度は降雪量が多く、融雪用の地下水使用量・排水量が増加したため、使用量・排水量とも前年

比で増加しましたが、2018年度は例年と同等でした。

・水資源総使用量

水資源の用途は、全事業所における生活用水と冬季の館内加湿(水道水)及び、本社における夏季の

植栽散水(地下水)、本社と ProDeS センターにおける融雪(地下水)です。当社事業所では水資源を

生活用水として使用しています(工業用水には使用していません)。

2017 年度は、石川地区の降雪量が多かったことで、融雪のための地下水使用量が増加しましたが、

2018年度は例年と同等でした。

・水資源総排水量

排出した水資源の内訳は、生活排水(下水道)、融雪用の地下水利用(河川)、植栽、農園の野菜等の

散水(地下水域)です。事業所から排水する水質を確保するために自主管理値を設定し、継続的に

水質の監視・測定を行っています。(P.18)

2017年度は、石川地区の降雪量が多かったことで、融雪のための地下水使用量が増加し、河川への

排水量が増加しましたが、2018年度は例年と同等でした。

26 21 22 24 22

23

19 13

35

14

49

4035

60

36

0

20

40

60

2014 2015 2016 2017 2018

水資源総使用量

(

千㎥) 地下水

水道水

4231 31 33 32

9

82

25

2

1

11

1

2

52

4034

60

36

0

20

40

60

2014 2015 2016 2017 2018

水資源総排水量

(

千㎥)

地下水域

河川

下水道

低濃度 PCB廃棄物(本社)

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内部監査

内部監査は社内で監査資格を認定した社員により実施しており、環境方針に沿って各部門が立てた環

境活動目標の実施状況や、法令を含む各種の決まりを確実に守っているかどうか等の確認を実施し、

不具合の改善や良い活動の社内への普及に役立てています。

2018年度は、7月に全 34部署、PFU 環境マネジメントシステムは関係会社 6社を含む延べ 16拠点を対

象として内部監査を実施し、不適合 1件、要改善点 8件、良い事例 50件を抽出しました。

また、部門監査を 3年に 1回とすることで総監査時間を削減し、対象部門の負荷を低減しています。

外部審査

2018 年 9 月には ISO14001 定期サーベイランス審査として、株式会社日本環境認証機構による認証審

査を受けました。審査の結果、不適合なし、要改善点 2 点、高評価 6 件抽出いただき、総合評価「向

上」および、マネジメントシステムは規格要求事項に適合し有効に実施されていると評価されました。

2018 年度 内部監査・外部審査結果

資源の有効利用を進めるため自社内に、リサイクル設備を設置しています。

食品リサイクル処理機

本社、ProDeS センターの社員食堂から出た食材残さを、リサイクル処理機によって肥料化し、自社農

園で使用しています。自社農園で生産した野菜はもう一度、社員食堂の食材に利用し、社内食品リサイ

クルシステムを構築・維持しています。

装置概要

堆肥化方式 :有用微生物による好気性発酵

発酵時間 :24時間

生ごみ投入量 :74kg/日

肥料生産 :16kg/日

処理時間 :8~10時間

堆肥化実績

内部監査 外部審査(定期サーベイランス審査)

不適合 要改善点 良い事例 不適合 要改善点 高評価

検出事項 1 8 50 0 2 6

項 目 2014 年度

2015 年度

2016 年度

2017 年度

2018 年度

備 考

生ごみリサイクル肥料 3.4 3.6 1.5 3.5 3.2 自社農園で使用

内部監査・外部審査

環境関連設

(トン)

(件)

環境関連設備

食品リサイクル処理機

堆肥

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独自に環境マネジメントシステムを構築、運用しているサービス系関係会社 3 社(PFU 北海道株式会

社、PFU東日本株式会社、PFU 西日本株式会社)では、PFUと整合をとった環境活動を推進しています。

また、PFUテクノコンサル株式会社、PFU ライフエージェンシー株式会社は、独自に環境関連ビジネス

を行っています。

環境活動の目標と実績 ○:目標達成 ×:目標未達成

項目 2018年度 2019年度

目標 実績 評価 計画

Green

Product

環境に配慮した製品並びに

ソリューションの提供

イメージ

スキャナー

112台以上

イメージ

スキャナー

75台

×

イメージ

スキャナー

83台以上

(前年比 10%増)

保守作業における初回解決率の

向上 89.6%以上 89.6% ○

89.7%以上

(前年比 0.1%改善)

Green

Process

グリーンプロセスの推進 新規取組 1件以上

新規取組 1件

○ 新規取組 1件以上

Green

Mind

環境行動文化の浸透 地域の社会 貢献活動 11回以上

地域の社会 貢献活動

9回 ×

地域の社会 貢献活動 10回以上

トピックス

2018年度は「環境行動文化の浸透」への取組みとして、以下の活動を実施しました。

・「エコキャップ運動」「本社通勤路清掃」(継続活動)

・ 北海道主催の「生物多様性保全フォーラム」へ参加

2019年度は紙文書の整理及び e-文書化の推進を図り、スペー

スの有効活用ならびに業務効率の改善を行うことで、快適な

職場環境の実現を進めてまいります。

関係会社の取り組み

PFU北海道株式会社

「生物多様性保全フォーラム」 (札幌 国際ホール)

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環境活動の目標と実績 ○:目標達成 ×:目標未達成

項目 2018年度 2019年度

目標 実績 評価 計画

Green Product

環境に配慮した製品ならびにソ

リューションの提供:PFU自社製

品)スキャナー、MMK、ソフト等)

の販売数の拡大

12%増

(2016年比)

13%増

(2016年比) ○

18%増

(2016年比)

保守活動の効率化による環境負荷

の改善

:保守作業におけるリピート

障害率の低減

10.0%以下

(前年比 0.1%改善) 9.9% ○

9.8%以下

(前年比 0.1%改善)

保守活動の効率化による環境負荷

の改善

:保守部品緊急配送率の低減

障害受付時間

1分/件短縮 1.2分短縮 ○

障害受付時間

1分/件短縮

Green

Process

グリーンプロセスの推進

定時退社の促進 (4回/月)

(平均 75%以上を 目指す)

月 4回 (平均 79.8%)

○ 4回/月

(平均 80%以上を 目指す)

Green Mind

環境行動文化の浸透 地域との連携/交流

(年 8回以上) 9回 ○

地域との連携/交流 (年 8回以上)

トピックス

2018年も東日本大震災復興支援イベント「東北・みやぎ復興マラソン」に参加しました。この活動を

被災地の現状を社内及び関係会社に広報し、災害の記憶が風化することのないように継続して活動し

ました。また、社員による被災地の植樹活動を実施し、現地のボランティアと交流することにより、

今後も被災地支援に積極的に参加することが出来る風土の醸成を目指した活動を推進することが出

来ました。

PFU東日本株式会社

「復興マラソン」(宮城県) 参加メンバー(ランナー・ボランティア)

被災地桜植樹活動 (福島県いわき市)

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環境活動の目標と実績 ○:目標達成 ×:目標未達成

項目 2018年度 2019年度

目標 実績 評価 計画

Green Product

環境に配慮した製品の提供 2017年度比

2.0%向上 7.8%向上 ○

2018年度比

2.0%向上

環境に配慮したソリューション

の提供

2017年度比

2.0%向上 2.2%向上 ○

2018年度比

2.0%向上

保守活動の効率化による環境負

荷の改善(緊急部品配送率)

2017年度比

2.0%低減 3.8%低減 ○

2018年度比

2.0%低減

Green

Process

グリーンプロセスの推進 取組部門

新規各 1件 各 1件取組 ○

取組部門 新規各 1件

ガソリン使用効率の向上

(社有車燃費)

2017年度比 2.0%向上

5.8%向上 (16.01km/L)

○ 2018年度比 2.0%向上

Green

Mind

環境行動文化の浸透 環境教育・啓発 活動 8件以上

環境教育・啓発 活動 9件/年

○ 環境教育・啓発

活動件数 8件以上

トピックス

・ISO14001:2015 に対応した環境マネジメントシステムの再構築から 2年経過し、各活動において更な

る改善を図り、規格要求事項を活かした活動内容の明確化を行いました。

・グリーンプロセスの推進として、環境負荷低減に関する改善提案活動を実施し e-文書化等による業

務効率の向上及び LCM 業務における作業時間の短縮など作業効率向上を図るなど、継続した活動を

行いました。

・「環境行動文化の浸透」活動の一環として、下記地域で開催される「社会貢献活動(清掃活動)」への

参加を推進しました。今年度も活動を継続いたします。

6 月:広島県福山市 清掃活動「福山駅周辺清掃」

7 月:石川県羽咋市 海岸清掃活動「羽咋なぎさクリーン運動 in千里浜海岸」

10 月:広島県福山市 清掃活動「福山駅周辺清掃」

PFU西日本株式会社

「羽咋なぎさクリーン運動 in千里浜海岸」 清掃時の様子(石川県羽咋市)

「福山駅周辺清掃」に参加 (広島県福山市)

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ISOマネジメントシステム関連サービス

環境、品質、情報セキュリティなどのマネジメントシステム認証取得コンサルティングなど、総合的な

サービスを提供しています。

廃棄物の収集・運搬、リサイクル

産業廃棄物や一般廃棄物を収集・運搬し、適切な処分業者を通してリサイクルしています。

<ソリューション・サービスメニュー>

ISO 認証取得コンサルティング ■ 品質マネジメントシステム(ISO9001) ■ 環境マネジメントシステム(ISO14001) ■ 労働安全衛生マネジメントシステム (ISO45001) ■ 情報セキュリティマネジメントシステム (ISO27001)

許認可取得状況

<産業廃棄物収集運搬業> <一般廃棄物収集運搬業> ■ 石川県 許可番号 第 01707052827 号 ■ 河北郡市 許可番号 第 07 号

■ 金沢市 許可番号 第 25 号 ■ 白山市 許可番号 第 26 号

PFUライフエージェンシー株式会社

PFUテクノコンサル株式会社

ISO 認証取得後のフォローアップサービス ■ ISO認証フォローアップサービス ■ ISO関連情報の提供(メールマガジン) ■ 適用される法規制・条例の調査支援 ■ 影響評価をはじめとする運用支援 ■ 計量計測器のトレーサビリティ支援

化学物質管理運用支援 ■ 大学向け化学物質運用管理支援サービス

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第9次環境行動計画(2019年度~2021年度)の目標は、以下の通りです。

項 目 内 容 2019年度目標 2020年度目標 2021年度目標

Green

Product

1

環境配慮

型製品の

継続的な

創出と提

エ ネ ル

ギ ー 効

率 ト ッ

プ レ ベ

ル 製 品

の創出

スキャナー製品

国際エネルギースター

プログラム Ver2.0/3.0

適合率100%(28製品)

国際エネルギースター

プログラム Ver3.0適合

率100%

国際エネルギースター

プログラム Ver3.0適合

率100%

エンベデッド

製品

製品環境性能指数

5.26以下

製品環境性能指数

5.00以下

製品環境性能指数

4.75以下

顧客先 CO2削減量

36.00 t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

39.60 t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

43.56 t-CO2以上

情報 KIOSK端末

製品環境性能指数

19.38以下

製品環境性能指数

18.41以下

製品環境性能指数

17.49以下

顧客先 CO2削減量

1,663t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

1,829t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

2,012t-CO2以上

セキュリティ

製品

製品環境性能指数

1.63以下

製品環境性能指数

1.55以下

製品環境性能指数

1.47以下

顧客先 CO2削減量

779t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

857t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

943t-CO2以上

ソリューション 顧客先 CO2削減量

4,427t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

4,648t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

4,880t-CO2以上

サービス 顧客先 CO2削減量

27.7t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

29.1t-CO2以上

顧客先 CO2削減量

30.6t-CO2以上

環境ラベル適合

(米国 EPEAT)

米国 EPEAT維持拡大

適合製品 100%維持

(5機種)

米国 EPEAT維持拡大

適合製品 100%維持

(対象機種検討中)

米国 EPEAT維持拡大

適合製品 100%維持

(対象機種検討中)

2 環境配慮ソ

リューション・サー

ビスの推進

環境に配慮したソリューション・

サービスを提供拡大し顧客先

業務の環境負荷を低減

各部門 1項目以上

(21部門)

各部門 1項目以上

(対象全部門)

各部門 1項目以上

(対象全部門)

3 グリーン調達

の推進

積極的に環境配慮に取り

組む取引先からの調達を

推進する

サプライチェーン上流へのCO2削減、及び水資源保全の取り組みを推進:取引先の活動状況把握100%(60社)

サプライチェーン上流へのCO2削減、及び水資源保全の取り組みを推進:取引先の活動状況把握100%

サプライチェーン上流へのCO2削減、及び水資源保全の取り組みを推進:取引先の活動状況把握100%

Green

Process

4 品質向上、 業務効率化

業務改善で環境負荷低減 各部門 1項目以上

(42部門)

各部門 1項目以上

(全部門)

各部門 1項目以上

(全部門)

5 地球温暖化対策の推進

エネルギー消費量削減 原油換算値

3,298kL以下

原油換算値

3,265kL以下

原油換算値

3,232kL以下

Green

Mind

6 環境行動

文化の浸

環境社会貢献活動、生物多

様性保全活動など豊かな

自然を守る活動を推進す

るとともに、加えて、環境

活動の情報連携、運用改善

を推進する

社会貢献活動推進

(22件)

社会貢献活動推進

(22件)

社会貢献活動推進

(22件)

環境情報の共有・発

信・環境活動運用改善

の推進(37件)

環境情報の共有・発

信・環境活動運用改善

の推進(38件)

環境情報の共有・発

信・環境活動運用改善

の推進(39件)

マネジメントシステ

ムの継続的改善(1件)

マネジメントシステ

ムの継続的改善(1件)

マネジメントシステ

ムの継続的改善(1件)

環境マネジメント組織 社内委員会・WG体制

PFU環境行動計画(第 9次計画:2019年度~2021年度)

環境委員会

環境方針/環境行動計画の策定

グリーン調達 WG ・製品用資材/ソフト/サービスの グリーン調達推進

省エネ/廃棄物 WG ・節電/省エネルギー推進 ・廃棄物ゼロエミッションの維持

グリーン製品 WG

・環境配慮型製品の開発推進

化学物質管理(CMS)WG ・製品含有化学物質の適正管理推進

トップマネジメント (環境担当役員)

各部門

監査責任者 監査チーム

推進事務局

事業所管理担当部門

各関係会社

環境管理責任者

(全社担当)

環境管理責任者 (事業所担当)

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2019年 環境報告書

■発行■ 2019年 10月(第 2版)

株式会社 PFU

環境推進室

〒929-1192 石川県かほく市宇野気ヌ 98-2

TEL 076-283-1212(代)

■作成■ PFUテクノコンサル株式会社

TEL 076-283-8680 FAX 076-283-9161

© PFU Limited 2019

地球と自然を大切に