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サイ オーガニゼーション・ウッタラカンド救援プロジェクト SAI ORGANISATION COMMITTED TO THE UTTARAKHAND RELIEF PROJECT ラジオサイは、 北インドに位置するウッタラカンド州の山岳地帯で起った水害に際して、 インド ・ シュ リ サティヤ サイ オーガニゼーション (SSSSO) の救援活動の続報をお届けします。 成功する可能性の薄い中、サイのセヴァダル (奉仕要員) の精鋭たちはこの災害の被害者たちに、 バガヴァンの愛と、 確実さと、 全面的な救援を届けるため、 勇敢に立ち向かい続けています。 先日、 SSSSO の全インド統括である V. シュリーニヴァーサン氏 (以後 VS と表記) はラジオサイの カルナー ムンシ (以後 KM) の電話インタビューに答え、 険しい地形で行われている救援の様子 の写真と詳細を提供してくださいました。 以下は SSSSO によって運営されているウッタラカンド州水 害救援活動の近況です。 KM サイ ラム!シュリーニヴァーサンさん。 あなたは2013年 7 月13日にサイラジオの聴取者の皆さんに シュリ サティヤ サイ セヴァ オーガニゼーションが手がけているウッタラカンド州の救援活動について報告して 下さいました。その後も、降り続く雨のため、更に多量の水が橋の上まで覆いました。 2013年9月11日現在、 私たちの救援活動の現状はどうなっていますか? VS サイ ラム!当初の救援活動はダルシャンに訪れていて足止めをくった巡礼者たちの救済でした。 その 時は、 我々は彼等を空港や鉄道の駅、 バスターミナルまで送り届けることに集中していました。 そして、 や がてその仕事は終わり、 私たちの焦点は、 水害によって完全に孤立したウッタラカンドにある村の住民たち ヘと移りました。 ですから、 今の私たちの主な活動は、 彼 等の生活がある程度通常に戻るよう、 出 来るだけの救援物資を届けることです。 現在の環境はお世辞にも通常の環境と 言えるものではありません。 彼等は家を 失い、 毎日生き延びるための最低限の 必需品すらないまま、 その場しのぎの場 所で寝泊まりしています。 冬が刻々と迫って来ているため、 私た ちは食料品や毛布を運び続けています。 私たちは、 後6週間もするとやって来る 厳しい冬を、 この人たちがどのように切り 抜けるか大変心配しています。

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Page 1: SAI ORGANISATION COMMITTED TO THE …TO THE UTTARAKHAND RELIEF PROJECT ラジオサイは、北インドに位置するウッタラカンド州の山岳地帯で起った水害に際して、インド・シュ

サイ オーガニゼーション・ウッタラカンド救援プロジェクトSAI ORGANISATION COMMITTED

TO THE UTTARAKHAND RELIEF PROJECT

ラジオサイは、 北インドに位置するウッタラカンド州の山岳地帯で起った水害に際して、 インド・シュ

リ サティヤ サイ オーガニゼーション (SSSSO) の救援活動の続報をお届けします。

成功する可能性の薄い中、サイのセヴァダル (奉仕要員) の精鋭たちはこの災害の被害者たちに、

バガヴァンの愛と、 確実さと、 全面的な救援を届けるため、 勇敢に立ち向かい続けています。

先日、 SSSSO の全インド統括である V. シュリーニヴァーサン氏 (以後 VS と表記) はラジオサイの

カルナー ムンシ (以後 KM) の電話インタビューに答え、 険しい地形で行われている救援の様子

の写真と詳細を提供してくださいました。 以下は SSSSO によって運営されているウッタラカンド州水

害救援活動の近況です。

KM : サイ ラム!シュリーニヴァーサンさん。 あなたは2013年 7 月13日にサイラジオの聴取者の皆さんに

シュリ サティヤ サイ セヴァ オーガニゼーションが手がけているウッタラカンド州の救援活動について報告して

下さいました。 その後も、降り続く雨のため、更に多量の水が橋の上まで覆いました。 2013年9月11日現在、

私たちの救援活動の現状はどうなっていますか?

VS : サイ ラム!当初の救援活動はダルシャンに訪れていて足止めをくった巡礼者たちの救済でした。 その

時は、 我々は彼等を空港や鉄道の駅、 バスターミナルまで送り届けることに集中していました。 そして、 や

がてその仕事は終わり、 私たちの焦点は、 水害によって完全に孤立したウッタラカンドにある村の住民たち

ヘと移りました。

ですから、 今の私たちの主な活動は、 彼

等の生活がある程度通常に戻るよう、 出

来るだけの救援物資を届けることです。

現在の環境はお世辞にも通常の環境と

言えるものではありません。 彼等は家を

失い、 毎日生き延びるための最低限の

必需品すらないまま、 その場しのぎの場

所で寝泊まりしています。

冬が刻々と迫って来ているため、 私た

ちは食料品や毛布を運び続けています。

私たちは、 後6週間もするとやって来る

厳しい冬を、 この人たちがどのように切り

抜けるか大変心配しています。

Page 2: SAI ORGANISATION COMMITTED TO THE …TO THE UTTARAKHAND RELIEF PROJECT ラジオサイは、北インドに位置するウッタラカンド州の山岳地帯で起った水害に際して、インド・シュ

KM : 山岳地帯では冬は早くやって来るのですね!

VS : はい、 ですから私たちは今、 薬品、 毛布、 食料品、 衣服、 そして、 暗闇で少しでも光を与えてくれて、

子供たちが何か読んだりすることが出来るように太陽光電池で灯るランタンを配給しています。

当然、 学校も大きく影響を受けており、 それは今も続いています。 もし、 そこに住む人々と通常の連絡を取

ることが出来れば、 何らかの学習手段と教育センターのようなものを立ち上げる事も出来ます。 そうすれば、

最低、 子供たちは今まで学んで来た事から完全に切り離されないで済みます。 しかし、 この企画案は優先順

位の少し下にあります。 なぜなら、 今、 直面している問題は、 今年はモンスーン シーズンまで雨が絶え間な

く降り続いている事です。 九月は通常、 雨の降らない安定した月です。 しかし、 今年は数日ごとに雨が降り

続いています。ですから、これが私たちの活動の妨げになっており、修復された道路さえ、また流されています。

被害地に到達する問題は私たちに取って未だに挑戦

私たちのウッタラカンドにある僻地の村落の住民を救済する活動は、 道路事情によって連絡がひっきりなしに

中断されています。 可能な所はどこであれ、 私たちのセヴァダル (奉仕者) は徒歩で救援物資を届けて来

ました。 救援物資の入った袋は一つ20kg の重さのため、 これは容易な事ではありません。 しかし、 セヴァ

ダルたちは最も救援を必要としている所へ物資を運ぶ努力を続けています。

明らかに、 これは困難な運搬方法で、 更に遠くに行こうとすると、 通行不能になります。 ですからその先は、

セヴァダルたちはトレッキング (山岳歩行) に挑戦します。 重い救援物資を背中に担いで行かなければなら

ないのでこれは大きな挑戦です。

特に、 頑健な登山家やシェルパではないセヴァダルたちにとって、 山道は並大抵ではありません……時によ

ると、私たちは、もう少し小さな荷物に詰め直し、どうやって運ぶか考え直さなければなりません。 しかし、セヴァ

ダルたちは執拗に挑戦します。 なぜなら、 目的の村の人々は救援物資を待ち望んでいるからです。 時折、

村人の中にいる季節登山家たちが助けを申し出てくれることもあります。 救援物資を運んで来た人々が村に

着くと村民たちには喜びの涙を流す光景が見られます。 ですから、 この接続の悪い状態ヘの取り組みを継続

するために、 私たちに力を下さるよう、 私たちはバガヴァンに真剣にお祈りしています。

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グプトゥカシでの洪水被害救済の例

バガヴァンの恩寵により、 セヴァダルたちは2013年9月1日にウッタラカンド州から、 ケーダー

ルナートゥから約50km 手前にある場所に移動しました。 グプトゥカシ地域は未だに主要道路か

ら切り離されて、 食料補給や救急医療の配慮が行き届かず、 住民たちは引き続き困難を強いら

れています。 グプトゥカシの村民たちは、 サイのセヴァダルたちのセヴァ (奉仕) を喜びの涙で

出迎え、 命がけのドライブで物資を運んで来たセヴァダルたちを助けて、 車から積み荷を下ろす

手伝いさえしてくれました。 更にもう一カ所、 道路が完全に流されたため、 徒歩で行かなくては

ならない場所がありました。 それらの村に行き着くには、 この地域の本部があるルッドラプラヤー

グから車でも9時間かかります。

ミャリを通る別ルートもありますが、 このルートも地滑りのため何カ所も通行困難になっています。

このため、 セヴァダルたちは深夜に、 グプトゥカシの約20km 手前で行く手を遮られてしまいまし

た。 セヴァダルたちは JCB (イギリスの重工具会社) の重機を駆使して道を切り開き、翌朝、やっ

とグプトゥカシに行き着きました。

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救援物資を配る前に、 セヴァダルたちは地元のサイの帰依者等の協力も得て、 詳しい調査に当

たりました。 村落のチーフたちや村長たちは切実に助けを必要としている家族を探しだすことに協

力してくれました。

スワミのセヴァダルたちは、 密封された穀物、 砂糖、 茶、 食用油などの入った食料の包みを運びました。

今回は、 徒歩で長距離運ぶ必要があったため、 包みは少し軽くなっていました。 防水シートや衣類も必

要な人々に配られました。 そして、 いつものように、 ヴィブーティと共にスワミの写真も全ての人に配ら

れました。

セヴァはこのようにして、 グプトゥカシ周辺の6つの村の、 合計430軒の家庭に対し行われました。 こ

の地域はケーダールナート渓谷の中でも、 豪雨による山津波により、 最も被害を受けた所でした。

私たちの現在の目標は、 数多くある村の村民たちを救援する事です − 村民の中には村を離れ、 平地に住む

親戚の所に身を寄せ、 来春戻って来る計画をしている人々もいます。 しかし、 彼等には根本的な恐怖があ

ります。 それは、 自分達の住んでいる場所を離れると、 誰かがその場所を占領してしまうのではないかとい

う事です。 これが彼等の一番の問題です。 ですから、 彼等は出来る限りここに踏み留まろうと努力しており、

これが、 彼等が助けを必要としている理由です。 そして、 私たちも、 彼等にどのようにして物資を届けるか、

最善の方法を模索している所です。

これは被害者たちにサイのセヴァダルたちが救援物資を届けた詳細の一部です :

提供された村 :

ルッドラプラヤーグ地域:チャンドラプリ周辺:バットゥワリ、 スナール、 カムシル、 チャンダン ナガール、

クニヤニ、 タリ

チャモリ地域 : モーハンカール

救援物資 : テント、 27㎏の食料 (穀物、 茶、 砂糖、 食用油、 ろうそくを含む)、 サリー、 毛布、 100

個の太陽光発電のランタン

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提供された村 :

ルッドラプラヤーグ地域 : カンディ、 ジャブリ、 マッラ、 カランシル

救援物資:防水シート、テント、27㎏の食料 (穀物、茶、砂糖、食用油、ろうそくを含む)、サリー、毛布、

100個の太陽光発電のランタン

提供された村:

ルッドラプラヤーグ地域:クッル、シャンス、チャマシ、チッロッド、ジャル マッラ(ウキ マス)、

テシル グプトゥシ

救援物資:10㎏の食料(穀物、茶、砂糖、食用油、ろうそくを含む)、防水シート、450個の

太陽光発電のランタン、衣服

私たちは17以上の村に物資を届けました。 常に、 現地の人々に、 私たちでも登れるトレッキングのルートが

あるか尋ね、代わりの道を模索しています。 しかし、再び雨が道を滑りやすくし、土地は不安定になっています。

これは、 今までの他の場所でのセヴァとは全く違います。 私たちがオリッサ州の水害で経験した状況とはまっ

たく違っています。 しかし、 全ては私たちへの学習体験です。 私たちはこの試練を受け入れ、 インド全国サ

イ セヴァ オーガニゼーションの中で、 私たちの奉仕活動と能力の効率をどう改善すべきかを見直すための

勉強にする事が出来ます。

長期の復旧活動計画 − オーストラリアからのプレハブ住宅

KM: シュリーニヴァーサンさん、 この前の報告で、 あなたは地方の住民たちの避難所としてプレハブ住宅を

使う可能性を示唆されていましたが、 その後何か展開はありましたか?

VS: それは用意が出来ています。 私た

ちは、 どのタイプのプレハブ住宅が必要

か特定しました。 そして、 製造元に待機

してもらっています。 しかし、 確かなの

は、 私たちは以前住宅が建っていたのと

同じ場所には家を建てないという事です。

それは、 多くの家が無許可の工事によっ

て建てられており、 それらは川の真上に

建っていたからです。 これが原因で、 こ

れらの家は最初に流されてしまったので

す。

地球温暖化のことを考えても、これが最後の水害とは思えません。これから来る水害のためにも、私たちはしっ

かりと計画を立てる必要があります。 政府はウッタラカンドの開拓地の完全な再構築を考えるべきです。 そう

でなければ、 私たちはこのような災害を繰り返し見ることになります。

プレハブ住宅に関して、 私たち自身の計画ですが、 私たちは、 シュリ サティヤ サイ セントラル トラスト ( 中

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央信託 ) が、 災害で家をなくした人々のために家を建てたいという意向と、 それには川岸から遠く離れた場

所の敷地が必要であるということをウッタラカンド州の政府に正式に書状で送りました。 私たちは政府からの

このような助けを求めています。 未だに、 この計画についての何の返答も得ていませんが、 私たちは繰り返

し返事を求めています。 許可が下り次第、 私たちは工事を始める事にしています。 インド工科大学の教授方

の多くもこの技法を承認しています。 ちなみに、 これはオーストラリアの製品です。 製造元はこれらを建てる

ために現地に来て、 政府の技術者とこの工事の技術的適合性について話し合い、 正確にどのように私たち

がこれらのユニットを建てるかを説明する用意ができています。

ですから、 今は、 ウッタラカンドの州政府から何らかの返事が来る事を希望して祈りながら待っている所です。

ある意味、 これは、 モデル村になる事でしょう。

総合的モデル村の提案

家を建設する事とは別に、 私たちは全ての居住地区で相互接続した排水システムを計画しています。 そうす

れば下水の正式な処理を行うことができ、 二度と川の水を汚す事もないでしょう。

ガンジス河の浄化を確保する事は国の大きな問題になっています。 そして、 私たちの提案はこの問題にも対

処しています。 私たちはこの問題に対する解決への私たちの具体的な方法を見せる準備ができています。

提案は総合的で、 私は、 政府がこれに対し、 肯定的な態度を示してくれることを望んでいます。

KM: 冬はもうそこまでやって来ていると言う現実を考えると、 この計画は来年の春以降から始まるのではな

いかと思われますが。

VS: あなたの仰る通りです。 私たちには時間が無くなったと思います … 今年中に何かをするというのは現

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実的な考えとは思えませんが、 私たちは来年の春には始めたいと思っています。 それまでの間、 私たちは、

すでに提供したテント以外に、 特別のポロプロピレンで出来たシートを配給しています。 このポリプロピレン製

のシートは住居を移転する人々が過ごすために、 ある程度の保護をする事が出来ます。 これが、 私たちの

今の状況です。

ラジオ サイの地球家族の反応

KM: 2013年 7 月8日の 「ラジオサイグローバル リスナー」 (世界中の聴取者) での放送以来、 私たちの

聴取者からどのような反応が寄せられていますか?

VS: 国内では、 州のサイ オーガニゼーションの活動に対し、 大変良い反響を得ています。 ご存知の通り、

この災害の救援基金は設置されていません。 しかし、彼等は国内の各地からかなりの額を受け取っています。

おそらく、 これらのいくらかは、 海外に住んでいて、 協力したいと願っている親戚の人々から来ているのかも

しれません。 ご存知のように私は、 この、 州のサイ セヴァ オーガニゼーションでオープンした口座では外国

の通貨の寄付は受けられない事を明確にしました。 ですから、 この口座はインド各地からのルピーのみを受

け取って来ました。 そして、 多くの聴取者がこの活動に参加して下さった事と思います。

そして、 海外から寄付を希望する方々に関しては、 シュリ サティヤ サイ セントラル トラストを通じて寄付して

頂くようお伝えして来ました。 そして、 セントラル トラストの口座に、 「ウッタラカンド復旧の為」 と明記した寄

付が複数ありました。 ですから、 これらの基金は復旧工事の為に待機させてあります。

今は共同行動計画の為の知識、 アイデア、 資金をためる時

KM: このプロジェクトで、 スワミに、 行く手を遮る障害物を取り除いて下さるようにお祈りする他に、 どういう

事が私たち、 聴取者に出来ますか?

VS: 私たちは今、 特に、 海外の方々からの、 少し型破りな考えを必要としています。 氷点下の気温の中、

非常に悪い気象条件の中で人が安心して住む住居がない時、 人々はどのように生き残り、 生活を耐えること

が出来るでしょう?

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このような臨時宿泊設備で生き延びる為に私たちはどういう物を用意すれば良いのでしょう? セーターやウー

ルの製品はすでにインド国内で調達が出来ていますが、 私たちには、 それ以上のものに気を配る必要があ

ります。 このような状況の中で、どのような他の道具や衣類が必要か知る事が出来れば良いと思っています。

そうすれば、 それらの必需品を救援物資の一部として加える事が出来ます。 それに加え、 従来にない暖房

機器や温水器などがあれば、 それらの情報も歓迎します。

私たちは、 曇りの日でも充電出来る太陽光電池のランタンを配っており、 これでひとつの設備は供給されて

います。 しかし、 他にも必要なものが多くあります。 夜間はすでに寒さが増している事から、 家には基本的

な暖房設備が必要です。

もし、 私たちが湯をわかす為に、 今のように木を燃やし続けていると、 環境問題を更に悪化させる事になり

ます。 これに対する解決策は何かあるでしょうか? 私たちは何か革新的な解決法があればそれを取り入れ

る用意があります。

KM: 厳しいトレッキング (山歩き) をする時のハイカーや登山家の知識も貰えれば良いですね。

VS: 私たちは当初考えもしなかったような情報も得ています。 ラジオサイのグローバルネットワーク (全世界

向けの放送) の聴取者にも、 災害地の被害者を助ける私たちの努力に力を添えるために、 私たちと分かち

合えるような良い考えやアイデアや体験があるかもしれません。

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KM: お聞きの皆さんは、 あなたの今言われたことを注意深く聞かれたと思います。 そして、 すぐに、 皆さん

のからのご意見が来る事でしょう。 私たちは皆、 奉仕の機会を望んでいます。

VS: この救援活動の写真からも分かるように、 一人ひとりが心に触れる体験談を持っています。 それは、 普

通の人間が、 愛と大きな喜びを持って他者に奉仕する特別な高みまで登ることが出来る可能性を表わしてい

ます。 この悲劇の被害者たちはこのようにして愛を受け取っているのです。

これは個々の結びつきと神の恩寵を示しています。 そして、 全ての救援の集りではバガヴァンに対する祈り

を捧げ、 バジャンも行っています。

サイ オーガニゼーション、全インド統括からの挨拶

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、

サイ ラム!私たちは皆、ウッタラカンドを襲った過酷な水害と、苦しみの原因となっている莫大な被害の事を知っています。 シュリ サティヤ サイ セヴァ オーガニゼーションは巡礼者と村々の住民たちの救援を行って来ました。

この地域の非常に厳しい冬が急速に迫って来ています。殆どの住民たちは仮の寝場所しか持ってい

ません。この厳しい冬を生き抜けるよう、私たちには奉仕の新しいアイデアが必要です。私たちには革新的な解決法が必要です。

仮設住宅に適した資材、寒さをしのげる衣服、暖房機器(電気は通っていません)、栄養補助食、山岳地帯に閉じ込められている人々にバジャンや他のプログラムを届ける方法、これらは今我々が考えつくアイデアです。これらは単なる提案です。

私たちは皆さんのお考えをお待ちしています。メールは [email protected]. までお送りください。

ジェイ サイ ラム!V. シュリーニヴァーサン

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ですから、現地の人々も、私たちが、行動をバガヴァンに捧げて行うという、サイの文化に慣れて行っています。

私たちが、 ただスワミの道具として奉仕し、 その結果、 スワミの手となるということです。 これらの写真はそ

れを多く物語っていると思います。 この写真を聴取者の皆さんに見て頂きたいと思います。

KM: そして、 物資とともに全ての人々にヴィブーティとバガヴァンの写真が配られるというのは素晴らしい事

ですね。

VS: そうです。 バガヴァンの写真、 ヴィブーティを提供すると同時に、 実は、 私たちサイのファミリーのすべ

てが彼等とともにいると感じられるような効果的な方法があればと考えています。 どのようにすればラジオサ

イが聴けるようになるか、 また、 バジャンや他の音楽も…こういう事も始めようと思っているところです。

基本的なことだけを見るのではなく、 もう少し、 先に進んだ奉仕が必要です。 そして、 私たちは、 それにつ

いて新しいアイデアを下さるようバガヴァンにお祈りしています。

KM: 良い方法が見つかると良いですね。 そして、 最前線での進展を数週間ごとに報告して下さるように願っ

ています。

VS: 楽しみにしています。 サイ ラム!

ラジオサイ ・ E-Journal、 "Heart 2 Heart" 2013年9月号より