sankaku center 201708 · Ⅰ-3-9図...

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ともに認めあい、ともに支えあい、ともに輝いて生きる、男女共同参画社会の実現をめざして… 発行:山口市男女共同参画センター 編集:山口市男女共同参画ネットワーク広報委員会 〒753-0074 山口市中央二丁目5番1号(山口市民会館事務所2階)  TEL/FAX 083-934-2841 http://www.y-djc.com/ [email protected] だより 平成29年9月号 【国の動き】 「平成29年版男女共同参画白書」が6月に内閣府より公表されました。白書においても、昨年の女性活躍推 進法の施行をきっかけに女性活躍を推進する取組みが進められつつあることや、社会全体としてその動きを 加速させ、拡大することが必要であることが述べられています。以下に内容の一部を抜粋してご紹介します。 <性別役割分担意識の変化> 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方(性別役割分担意識)に反対する者の割合(「反 対」+「どちらかといえば反対」)は男女とも長期的に増加傾向にあり、かつ、平成28年調査では、男女と もに反対の割合が賛成の割合(「賛成」+「どちらかといえば賛成」)を上回っています。(Ⅰ−3−5図) <男性の家事・育児の実施状況> 我が国では、平成23年における6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連に費やす時間(1日当たり)は 67分と、他の先進国と比較して低水準にとどまっています。(Ⅰ−3−8図) 1日当たり行動者率で見ると、「家事」については、妻・夫共に有業(共働き)の世帯で約8割、夫が有業 で妻が無業の世帯で約9割の夫が行っておらず、「育児」については、妻の就業状態にかかわらず、約7割の 夫が行っていません。(Ⅰ−3−9図) Ⅰ-3-5図 「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識の変化 調 4 5 調 関する世論調査」(平成14年,24年,28年)及び「女性の活躍推進に関する世論調査」(平成26年)より作成。 8 1 調 8 2 0 2 調 6 2 4.0 7.7 18.0 15.8 14.5 17.2 13.4 20.9 24.1 25.2 32.0 32.2 7.0 5.7 6.7 3.8 7.0 5.8 40.5 38.8 34.1 41.8 32.3 35.3 35.1 26.9 17.2 13.3 14.2 9.4 4.5 11.9 21.7 18.4 17.4 21.5 18.3 26.4 29.4 30.4 34.2 37.0 7.1 6.1 5.6 2.8 5.1 4.5 41.0 35.8 30.5 36.0 32.0 28.7 29.1 19.8 12.8 12.4 11.2 8.3 4.0 7.7 18.0 15.8 14.5 17.2 13.4 20.9 24.1 25.2 32.0 32.2 7.0 5.7 6.7 3.8 7.0 5.8 40.5 38.8 34.1 41.8 32.3 35.3 35.1 26.9 17.2 13.3 14.2 9.4 4.5 11.9 21.7 18.4 17.4 21.5 18.3 26.4 29.4 30.4 34.2 37.0 7.1 6.1 5.6 2.8 5.1 4.5 41.0 35.8 30.5 36.0 32.0 28.7 29.1 19.8 12.8 12.4 11.2 8.3 0 100 (%) 60 <女性> <男性> 80 20 40 0 100(%) 60 80 20 40 28年9月 26年8月 24年10月 14年7月 平成4年11月 昭和54年5月 賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対 わからない Ⅰ-3-8図 6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり,国際比較) u a e r u B 3 2 (」 調 of Labor Statistics of the U.S. “American Time Use Survey” (2015) 及び Eurostat “How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men” (2004)より作成。 の合計時間(週全体平均)。 0 0 3 2 1 4 <妻> 5 6 7 3 2 1 4 <夫> 5 6 7 8 8 (時間) (時間) 家事・育児関連時間 うち育児の時間 1:13 1:13 1:07 1:07 0:59 0:59 0:40 0:40 1:00 1:00 1:09 1:09 0:39 0:39 2:17 2:17 2:10 2:10 2:18 2:18 1:57 1:57 2:22 2:22 2:29 2:29 3:22 3:22 3:12 3:21 3:00 2:30 2:46 2:53 1:07 5:26 5:29 6:11 5:49 6:09 5:39 7:41 ノルウェー スウェーデン ドイツ フランス 英国 米国 日本

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Page 1: sankaku center 201708 · Ⅰ-3-9図 6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連行動者率 (備考)1.総務省「社会生活基本調査」より作成。

ともに認めあい、ともに支えあい、ともに輝いて生きる、男女共同参画社会の実現をめざして…

発行:山口市男女共同参画センター編集:山口市男女共同参画ネットワーク広報委員会〒753-0074 山口市中央二丁目5番1号(山口市民会館事務所2階) TEL/FAX 083-934-2841 http://www.y-djc.com/ [email protected]

だより平成29年9月号【国の動き】「平成29年版男女共同参画白書」が6月に内閣府より公表されました。白書においても、昨年の女性活躍推進法の施行をきっかけに女性活躍を推進する取組みが進められつつあることや、社会全体としてその動きを加速させ、拡大することが必要であることが述べられています。以下に内容の一部を抜粋してご紹介します。

<性別役割分担意識の変化>「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方(性別役割分担意識)に反対する者の割合(「反対」+「どちらかといえば反対」)は男女とも長期的に増加傾向にあり、かつ、平成28年調査では、男女ともに反対の割合が賛成の割合(「賛成」+「どちらかといえば賛成」)を上回っています。(Ⅰ−3−5図)

<男性の家事・育児の実施状況> 我が国では、平成23年における6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連に費やす時間(1日当たり)は67分と、他の先進国と比較して低水準にとどまっています。(Ⅰ−3−8図) 1日当たり行動者率で見ると、「家事」については、妻・夫共に有業(共働き)の世帯で約8割、夫が有業で妻が無業の世帯で約9割の夫が行っておらず、「育児」については、妻の就業状態にかかわらず、約7割の夫が行っていません。(Ⅰ−3−9図)

Ⅰ-3-5図 「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識の変化

に会社画参同共女男「,)年4成平(」査調論世るす関に等平女男「,)年45和昭(」査調論世るす関に人婦「府閣内 .1)考備(関する世論調査」(平成14年,24年,28年)及び「女性の活躍推進に関する世論調査」(平成26年)より作成。

。象対が者の上以歳81,は査調の年82。象対が者の上以歳02は査調の前以年62成平 .2    

4.0

7.7

18.0

15.8

14.5

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13.4

20.9

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6.7

3.8

7.0

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36.0

32.0

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12.8

12.4

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4.0

7.7

18.0

15.8

14.5

17.2

13.4

20.9

24.1

25.2

32.0

32.2

7.0

5.7

6.7

3.8

7.0

5.8

40.5

38.8

34.1

41.8

32.3

35.3

35.1

26.9

17.2

13.3

14.2

9.4

4.5

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21.7

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17.4

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26.4

29.4

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37.0

7.1

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30.5

36.0

32.0

28.7

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19.8

12.8

12.4

11.2

8.3

0 100(%)60<女性> <男性>

8020 400 100(%)60 8020 40

28年9月

26年8月

24年10月

14年7月

平成4年11月

昭和54年5月

賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対わからない

Ⅰ-3-8図 6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり,国際比較)

uaeruB,)年32成平(」査調本基活生会社「省務総 .1)考備( of Labor Statistics of the U.S. “American Time Use Survey” (2015)及び Eurostat “How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men” (2004)より作成。

」物い買「び及」児育「,」護看・護介「,」事家「のりた当日1の妻と夫たし定限に」帯世の供子と婦夫「,は値の本日 .2    の合計時間(週全体平均)。

0 03 2 14<妻>5 6 7 3 2 14

<夫>5 6 78 8(時間) (時間)

家事・育児関連時間 うち育児の時間

1:131:13

1:071:07

0:590:59

0:400:40

1:001:00

1:091:09

0:390:39

2:172:17

2:102:10

2:182:18

1:571:57

2:222:22

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3:223:22

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3:21

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2:53

1:07

5:26

5:29

6:11

5:49

6:09

5:39

7:41

ノルウェー

スウェーデン

ドイツ

フランス

英国

米国

日本

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(2) 2017.9

<男性の育児休業取得率の推移> 平成27年度における男性の育児休業取得率は、民間企業が2.65%、国家公務員が5.5%、地方公務員が 2.9%で、上昇傾向にあります。 しかし、いずれも女性(民間企業81.5%、国家公務員100.3%、地方公務員97.5%)と比較すると、依然として低水準にあり、男女間で大きな差があることがわかります。(Ⅰ−3−9図) 男性の配偶者出産休暇取得率は、国家公務員が73.1%、(27年度、前年度は70.1%)、地方公務員が64.3%(26 年度)であり、男性の育児参加のための休暇取得率は、国家公務員が43.5%(27年度、前年度は36.1%)、地方公務員が21.7%(26年度)です。経年比較可能な国家公務員について見ると、いずれも前年度より増加しています。(Ⅰ−3−10図)

Ⅰ-3-9図 6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連行動者率

。成作りよ」査調本基活生会社「省務総 .1)考備(者動行の)」児育「び及」事家「(連関事家のりた当日1の夫つ持を供子の満未歳6るけおに」帯世の供子と婦夫「 .2    

率(週全体平均)。      ※行動者率………該当する種類の行動をした人の割合(%)      ※非行動者率……100%-行動者率

とこるあが性能可いなれさ告報は動行の間時短,めたるいてっなととこるす告報を動行で位単分51,はで査調本 .3    に留意が必要である。

<家事>

平成18年

23年

0 100(%)60

a.妻・夫共に有業(共働き)の世帯 b.夫が有業で妻が無業の世帯

80

19.319.3 80.780.7 90.390.39.79.7

87.887.812.212.219.519.5 80.580.5

20 40

<育児>

平成18年

23年

0 100(%)60 80

26.226.2 73.873.8 72.972.927.127.1

70.470.429.629.632.832.8 67.267.2

20 40

0 100(%)60 8020 40

0 100(%)60 8020 40

行動者率 非行動者率

Ⅰ-3-10図 男性の育児休業取得率の推移

プッアーロォフの等況状大拡の用登・用採の員務公家国性女「院事人・省務総はでま度年22成平,は員務公家国 .1)考備(の実施結果」,23年度から25年度は「女性国家公務員の登用状況及び国家公務員の育児休業の取得状況のフォローアップ」,26年度及び27年度は内閣官房内閣人事局「女性国家公務員の登用状況及び国家公務員の育児休業等の取得状況のフォローアップ」より作成。

。成作りよ」果結査調るす関に等件条務勤の体団共公方地「省務総,は員務公方地 .2    たし得取を業休児育にた新に中度年該当るす対に数の者たし生出が子に中度年該当,は法方出算の率得取業休児育 .3    

者(再度の育児休業者を除く)の数の割合方地。く除を)人058(員職るす勤在に署官な難困が施実の査調,は値度年22の員務公家国,めたの災震大本日東 .4    

公務員の22年度値は,岩手県の1市1町,宮城県の1町を除く。

0.82.2

2.93.1

5.5

0.56

1.562.30

2.65

0.50.52725232119 2624222071 81

0

6

4

5

3

2

1

(%)

(年度)

民間企業国家公務員地方公務員

平成16

国の動き

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2017.9 (3)

山口市の「男女共同参画に関する市民意識調査」報告書より さて、山口市では平成 29 年 2 月に、5 年毎に行われる「男女共同参画に関する市民意識調査」の報告書が発行されました。そこで、国の白書と同じ趣旨の調査結果について、全国と山口市のデータを比較してみました。

<ジェンダー意識について> 「男は仕事、女は家庭」という考え方について、全体では、「どちらともいえない」が 38.9% と最も多く、次に「どちらかといえば反対」が 23.6%、「反対」が 19.3%となっています。平成 23 年の前回調査と比較すると、「賛成」「どちらかといえば賛成」の割合が減少し、「反対」「どちらかといえば反対」の割合が増加しました。 性別でみると、男性では「どちらかといえば反対」19.4%「反対」15.9% に対して、女性では「どちらかといえば反対」27.4%、「反対」22.4% であり、女性の方がこの考え方に反対という意見が多く、半数を占めています。※白書の調査では反対の割合が山口市より高く、男性49.4%、女性58.5%でした。山口市ではこの性別役割分担の考えが全国よりも根強い傾向にあることがわかりました。

<家庭における男女共同参画について>「家事」「育児」「介護」について男性に聞きました。■食事の支度 「食事の支度」について、男性で「する」と答えた割合がもっとも高いのは、18 歳以上 20 歳未満と 20歳代でともに 25.0%、最も低いのは 30 歳代で 13.5% でした。■小さい子どもの世話 「小さい子どもの世話」について、男性で「する」と答えた割合が高いのは、40 歳代で 36.7% です。■老人や病人の介護 「老人や病人等の介護」について、男性では 50 歳代 20.3% が最も高く、20 歳代では、1 割弱でした。

0 20 40 60 80 100

女性

男性

H23

H28

「男は仕事、女は家庭」という考え方がありますが、あなたはこのような考え方についてどう思いますか。

賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対   無回答どちらともいえない

3.6 11.8 38.9 23.6 19.3 2.8

6.5 21.6 39.3 18.4 13.8 0.4

3.8 14.0 44.4 19.4 15.9 2.7

3.5 9.9 34.2 27.4 22.4 2.6

市の調査

■調査概要目的:性別にとらわれることなく一人の個人としていきいきと暮らせるような「男女共同参画社会」の実現に向けて、山口市の男女を対象に、役割意識や日常の生活などについて調査し、今後の男女共同参画施策を効果的に推進するための検討資料にすることを目的とする。対象:18 歳以上の山口市民 2000 人調査期間:平成 28 年 9月 13 日~ 10 月 14 日調査方法:無作為抽出法による郵送調査

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(4) 2017.9

※山口市と白書とでは調査のしかたが違うため、単純に比較することは難しいのですが、白書では「家事」については約1~2割、「育児」で約3割の男性が行っているという結果が出ています。山口市は育児について40代で 3割以上と高かったのですが、他の家事はほぼ全国と同様に1割~3割未満という割合でした。 

山口市特定事業主行動計画より<育児休業取得率について> 山口市役所における男女別の育児休業取得率と男性の配偶者出産休暇等取得率(平成 28 年度)

育児休業取得率 男性の配偶者出産休暇等取得率男 性 2.4% 取得率 97.6%女 性 100.0% 取得率(10 日以上) 0.0%

※山口市特定事業主行動計画より『山口市役所における女性活躍情報の公表について』(平成 29 年 6 月公表)

 山口市職員については、男性の育児休業取得率が平成 27 年の 0% から平成 28 年の 2.4% へと上昇しつつあるものの、女性の取得率の 100% には遠く及ばない状況です。一方、男性の配偶者出産休暇取得率は、平成 27 年で 82.1%でしたが、平成 28 年は 97.6% でした。 白書において地方公務員のそれぞれの取得率をみると、育児休業が 2.9%(27 年度)、配偶者出産休暇は64.3%(26 年度)でしたので、山口市職員は育児休業では全国とほぼ同率、配偶者出産休暇は全国より高い割合で取得されていることがわかります。ただし、配偶者出産休暇を 10 日以上取る人はまだ皆無であることから、休暇のさらなる定着と充実が期待されます。 調査目的にもあるように、誰もが性別にとらわれることなく、一人の個人としていきいきと暮らせる男女共同参画社会を築くために、是非これらの調査報告を生かしていきたいものです。山口市男女共同参画センターでも、講座や講演会等の学習機会の提供や、情報収集・提供、相談など様々な事業を行うことで、男女共同参画社会の実現を目指しています。    

0 20 40 60 80 100

60歳以上

50歳代

40歳代

30歳代

20歳代

18歳以上20歳未満

全体

老人や病人の介護(男性)

無回答しないほとんどしない時々するする

12.1 16.7 19.1 44.9 7.3

100.0

5.010.0 5.0 70.0 10.0

7.7 17.3 21.2 48.1 5.8

11.7 16.7 20.0 50.0 1.7

20.3 18.6 23.7 33.9 3.4

11.9 17.0 18.8 41.5 10.8

市の調査

無回答しないほとんどしない時々するする

0 20 40 60 80 100

60歳以上

50歳代

40歳代

30歳代

20歳代

18歳以上20歳未満

全体

0 20 40 60 80 100

60歳以上

50歳代

40歳代

30歳代

20歳代

18歳以上20歳未満

全体

食事の支度(男性) 小さい子どもの世話(男性)

無回答しないほとんどしない時々するする

22.3 25.8 14.5 30.1 7.3

25.0 25.0 50.0

15.0 20.0 10.0 50.0 5.0

23.1 36.5 11.5 21.2 7.7

36.7 28.3 11.7 21.7 1.7

27.1 23.7 16.9 28.8 3.4

16.5 23.3 16.5 33.0 10.8

18.5 31.7 23.7 23.1 3.0

25.0 25.0 50.0

25.0 25.0 5.0 45.0

13.5 28.8 28.8 25.0 3.8

16.7 33.3 21.7 26.7 1.7

22.0 39.0 28.8 8.5 1.7

18.8 30.7 23.9 22.7 4.0

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2017.9 (5)

講座報告

瀬地山角氏講演会「お笑いジェンダー論」講師:東京大学大学院教授  瀬地山 角氏 7 月 16 日(土)、「お笑いジェンダー論 ~笑いながら考える家庭のこと、仕事のこと、未来のこと~」が開かれました。参加者は中高生から子育て世代、壮年から高年の幅広い年代の男性、女性、総勢 56 名!「今日は『笑点』の前座を目ざします」という瀬地山先生の言葉どおり、笑いの絶えない講座となりました。

パパと子どもの料理教室講師:栄養士  上杉 照子氏 平成 29 年 7 月 23 日(日)、パパと子どもの料理教室を開催しました。これは男性の家事参画をすすめる目的で行いました。 カップ de ケーキ寿司をはじめデザートを含めて4種類の料理を作りま

 映像を交えて男性像や女性像(ジェンダー)の問題点を考えつつ、この少子高齢化の時代を乗り切るには、女性と男性で仕事も家事も育児も共に担い、新しい社会をつくることが必要だと結ばれました。参加者の皆さんは「笑いながらいろいろなことを考えさせられた」と会場を後にされました。

した。日頃から料理をしないお父さんは何から手を付けていいのかあたふたし、それをしり目にてきぱきと指図するお姉ちゃん。ぎこちない手つきで包丁を握る妹や弟。微笑ましい雰囲気のなか調理は進みました。出来上がった料理は、お母さんを交えて家族で試食し、自分で作った料理は大変おいしいと好評でした。 食事の後の交流会では日頃料理を作るのは誰か聞いたところ、大半が

“お母さん”と答え、“お父さん”との答えはありませんでした。また、子どもと料理をした感想を聞いてみると何種類ものメニューを作るのは大変で、日ごろの“お母さん”の苦労が判ったとのお父さんからの意見もありました。 料理は女性だけが作るもではなく、お父さんも子どももできる人ができる時にお互いを思いあって作るものだということを理解していただける良い機会になったと思います。

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(6) 2017.9

 今年の夏も暑い夏だったが、そんな中でも日々テレビから流れる高校球児たちの熱いプレーには、野球ファンならずとも感動を覚えるところがある。ただ、灼熱の中での連戦連投には、成長期の選手の身体に大きなダ

メージとなることもあり、大会開催にはいろいろな工夫が必要となってくるところだ。 そんな中、元巨人の桑田真澄投手が面白いアイデアを出している。それは、「日程が過密になる3回戦以降は女子の試合を挟んでいく」というものだ。確かにそうすれば投手の連投はなくなり、選手は高いパフォーマンスをすることができる。また、

女子選手にとっても、最高の舞台が甲子園となることで、競技人口も増えてくるだろう。 日程が長くなることで、費用もかかるだろうが、オリンピックやパラリンピック、スペシャルオリンピックスにおいても女子の開催競技・種目を増やす方向になってきている。関係者には、この提言を前向きにとらえていただきたいところだ。

おとこの目おんなの目

今後の講座予定●10/7(土) 13:30~15:30 飯野奈津子氏講演会「経済分野における女性の活躍について」 講師:NHK解説委員  飯野 奈津子氏

●10/17(火)10:00~12:00 すてっぷあっぷガイダンス 講師:NPO法人コミュニティ友志会        代表理事  松永 朋子氏 対象:再就職を考えている子育て中の女性 社会の現状について理解を深め、適職診断や就職に関する情報提供を受けることができます。

●10/21(土)13:30~15:30いつまでも安心して暮らせるまちづくり ~地域包括ケアシステム推進のために         私たちができること~ 講師:山口市高齢福祉課  市瀬 欽子氏

上記の講座の会場はいずれも男女共同参画センターにて。参加費・託児は無料(要予約 6ヶ月~未就学児)

【平成 29 年山口市男女共同参画センターフェスティバル】

11月23日(木・祝)10~15時山口市民会館小ホール・展示ホール・山口市男女共同参画センター

講演会 13:00~15:00

大黒柱マザー講師:タレント・エッセイスト   小島 慶子氏

子育てワークショップ  10:00~11:30親子で楽しくサイエンス -196℃の世界を体験しよう!      講師:山口大学創成科学研究科  原田 直幸氏

国際交流ワークショップ 10:00~11:30パネルディスカッション“交流都市からこんにちは”   パネリスト:山口県・山口市の姉妹都市出身の外国人

この他にも楽しい企画満載!!

~夫が仕事をやめたから一家で海外に引っ越してみた!~