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普段知ることができない情報がここにある 100業界別に概要・展望を解説! 今後を予想した天気図も同時掲載 データ レビュー・プレビュー TDB 経済統計 主な企業の合併・商号変更・上場一覧 業界動向 特 集 見本

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Page 1: TDB REPORT 業界動向 内容見本2223 tdb reporttdb業界動向 2016-Ⅱ 自動車 自動車 業界動向tdb report 2016-Ⅱ2234 主な出来事 主な出来事 自動車業界

普段知ることができない情報がここにある100業界別に概要・展望を解説!今後を予想した天気図も同時掲載

データレビュー・プレビューTDB経済統計主な企業の合併・商号変更・上場一覧

業界動向特 集

見 本

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TDB REPORT1 TDB REPORT 2

TDB業界動向

TDB業界動向 業界解説・目次

金融銀行 6

生命保険 12

損害保険 16

証券 20

貸金 24

クレジットカード 26

リース 30

建設・不動産建設 34

土木工事 40

プラントエンジニアリング 44

住宅 46

不動産 52

不動産管理・ビルメンテナンス 58

内装工事・リフォーム 60

管工事 64

電気・通信工事 66

建材・窯業木材・製材品 70

セメント 74

ガラス 78

住宅設備機器 80

食品食肉加工 82

水産 84

菓子・パン 88

加工食品 92

酒類 100

飲料 104

牛乳・乳製品 106

食品卸 108

金属鉄鋼 188

非鉄金属 194

電線・ケーブル 200

機械産業機械 202

工作機械 208

精密機械 214

建設機械 218

輸送機械自動車 222

自動車部品 228

中古自動車 232

航空機・鉄道車両 234

造船 236

家電・情報機器家電 238

情報通信機器 244

半導体・電子部品 248

家具・事務機器家具 256

事務機器・事務用品 260

流通総合商社 264

百貨店 266

スーパーマーケット 270

コンビニエンスストア 276

ディスカウントストア 280

ホームセンター 282

通信販売 284

ドラッグストア・調剤薬局 286

繊維繊維 110

アパレル 114

紙・パルプ紙・パルプ 118

印刷・出版印刷 124

出版・新聞 130

化学・素材石油化学製品 136

プラスチック製品 140

ゴム製品・タイヤ 142

包装資材 144

エネルギー石油 146

電力 152

ガス 154

医療医薬品 156

介護・福祉関連サービス 160

医療関連サービス 166

医療機器 168

日用品・服飾品化粧品・トイレタリー 174

靴・バッグ 180

宝飾品 184

眼鏡 186

運輸貨物輸送 290

倉庫 296

旅客輸送 298

情報・通信通信 304

ソフトウェア 310

情報提供サービス 316

サービス外食 318

中食 324

ホテル・旅館 326

旅行 330

レジャー施設 334

映画・ビデオ 338

パチンコ 344

カラオケ 350

広告 352

警備 356

人材派遣・職業紹介 358

教育サービス 362

エステティック、理・美容 366

冠婚葬祭 368

放送 370

自動車関連サービス 374

その他玩具・ゲームソフト 378

スポーツ用品 382

音楽 386

花卉・園芸 388

ペット 390

見 本※ 2016年2月発刊「業界動向2016-Ⅱ」の掲載内容です。

Page 3: TDB REPORT 業界動向 内容見本2223 tdb reporttdb業界動向 2016-Ⅱ 自動車 自動車 業界動向tdb report 2016-Ⅱ2234 主な出来事 主な出来事 自動車業界

TDB REPORT3 TDB REPORT 4 222 TDB 業界動向 2016-Ⅱ 自動車 223自動車 TDB 業界動向 2016-Ⅱ

主な出来事 主な出来事

自動車業界

輸送機械

業界のポイント燃費基準に応じてかかる新税導入の見通し2015年12月16日、自民党税制調査会は2017年4月の自動車取得

税の廃止と同時に燃費基準に応じて課税する新税の導入を平成28年度税制改正大綱に盛り込んだ。環境性能割の税率区分については、技術開発動向や地方財政への影響等を踏まえ2年毎に見直しを行うとされており、今後の動向が注目される。自動運転支援システムの開発加速メーカー各社は2020年をメドに自動運転支援システムの実用

化を目指し、開発を加速させる。トヨタは自動車専用道路での合流、車線変更などができる自動運転車の実用化を目指すと発表。また日産は2016年末までに高速道路での安全な自動運転を可能とし、2020年に交差点を含む一般道で自動運転技術を導入すると発表、ホンダも高速道路での自動運転を実用化すると発表した。

2015年の動向国内生産・販売台数は低迷日本自動車工業会(自工会)の発表によると、2015年の四輪車国

内生産台数は927万8,238台(前年度比5.1%減)、国内販売台数は504万6,511台(同9.3%減)となった。軽自動車税増税の影響で軽自動車販売が苦戦。また、エコカー減税の適用厳格化によりエコカーの販売も陰りがみえ、2015年の販売台数は前年割れとなった。海外生産シフト進む自工会の発表によると、2015年1~9月の四輪車海外生産台数は

前年同期比3.4%増の1,341万7,424台となった。海外生産は中国市場が経済成長の鈍化によりやや減速も、北米市場の好調が続いた。輸出は円安により採算性が改善したが、2015年の輸出台数は同2.1%減の457万8,078台と伸びず、メーカーの海外生産シフトの影響が鮮明となった。

業界の概要 2016年の展望製品出荷額54兆円、全製造業出荷額の17.5%に相当経済産業省の「平成26年工業統計調査」によると、2014年の自動

車製造業(二輪車、車体・付随車、部分品・付属品を含む)の製品出荷額等は53兆9,710億円で、全製造業の17.5%に相当する。名実ともに日本の基幹産業である。環境技術が最優先課題。HVの普及進む地球温暖化や大気汚染などの環境対応が最優先課題である。ハ

イブリッド車(HV)の普及が進んでいるが、ガソリン・ディーゼルエンジンの低燃費化も著しい。販売の主戦場は新興国。中国が最大市場に成長世界的な販売の主戦場はBRICsをはじめとする新興国である。

なかでも中国は世界最大の市場に成長、中国汽車工業会の発表によれば、2015年の新車販売台数は、前年比4.7%増の2,459万7,600台となった。

北米市場の利上げ影響や中国市場の減速が懸念材料国内自動車生産・販売は、前年の落ち込みからはやや回復する

と見られる。各社のHVラインアップ拡充による需要掘り起しがカギに。海外は、北米市場の好調持続が見込まれるが、米国の利上げや

中国、東南アジアなど新興国の経済減速が懸念材料である。HV、EV、FCVへのシフトが加速フォルクスワーゲン(独)のディーゼル車排出ガス不正問題に

より、欧州でもHVへの関心が高まった。今後欧州各社もHVに本腰を入れるとみられ、競争激化が予想される。そのようななかトヨタは、地球環境の問題に対しクルマの持つ

マイナス要因を限りなくゼロに近づけ、社会にプラスをもたらすことを目指す「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表。HV、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)の開発を強化する。

2015年7月 ●トヨタ自動車と日産自動車、本田技

研工業の3社、燃料電池車用水素ステーションの整備促進支援策を発表

●トヨタ自動車と日野自動車、東京都において燃料電池バスの実証実験を実施

8月 ●トヨタ自動車、2015年7月末で、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数が800万台を突破したと発表

●スズキ、フォルクスワーゲン(独)との包括契約を解消

9月 ●ルノー・日産アライアンスとダイムラー(独)、生産合弁会社COMPAS

(メキシコ)の新工場設立に着工したと発表

●ルノー・日産アライアンスとダイムラー(独)、共同プロジェクトの拡大など、両社間のパートナーシップの加速・強化を発表

●フォルクスワーゲン(独)、ディーゼルエンジン制御ソフトウェアの不正操作による排出ガス規制逃れが発覚

●トヨタ自動車、ITS 専用周波数を活用した運転支援システム「ITS Connect」を新型車に搭載すると発表

10月 ●トヨタ自動車、2020年頃の実用化を目指して開発中の自動運転実験車を公開し、デモ走行を実施

●トヨタ自動車、新型プリウスに採用される先進技術を公開

●ボルボ(スウェーデン)、全ラインナップにプラグインハイブリッド車を設定する電動化戦略を発表

●日産自動車、ハイウェイから一般道を含む目的地まで自動運転で走行する実験車両の公道テストを開始

11月 ●ルノー・日産アライアンス、COP21に向けて新たに90基の EV 充電ステーションをパリに設置

●マ ツ ダ、新 型「マ ツ ダ ロ ー ド スター」が「2015〜2016日本自動車殿堂カーオブザイヤー」を受賞

2016年1月 ●トヨタ自動車、米国に設立した人工

知能技術の研究・開発を行う新会社Toyota Research Instituteが、体制および進捗状況を公表

2015年1月 ●トヨタ自動車、燃料電池自動車の普

及に向けた取り組みの一環として、同社が保有している世界で約5,680件の燃料電池関連の特許実施権を無償で提供すると発表

●日産自動車とアメリカ航空宇宙局(NASA)、自動運転システムの共同研究・開発を行う5年間のパートナーシップを締結

●フォルクスワーゲングループ(独)、2014年に1,014万台(前年比4.2%増)の車両を販売し、同グループ史上初めて年間販売台数が1,000万台を突破したと発表

●トヨタ自動車、新型燃料電池自動車「MIRAI」の増産を決定

2月 ●トヨタ自動車と日産自動車、本田技研工業の3社、燃料電池用の水素ステーションの整備促進に向けた共同支援に合意

3月 ●日産自動車と兼松、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が米カリフォルニア州の北部都市圏で実施する「電気自動車の行動範囲拡大実証実験」の委託先に選定されたと発表

●ボルボ(スウェーデン)、一般の自動車ユーザーが乗車する自動運転車を、実際の交通環境下で実現することを可能にする、独自のシステムを発表

●本田技研工業、インドの二輪車、四輪車生産会社が、同国における市場拡大を見込み年間生産能力の拡大を決定したと発表

4月 ●トヨタ自動車、燃料電池自動車などの情報発信施設として「TOYOTA MIRAIショールーム」を東京都港区にオープン

5月 ●トヨタ自動車とマツダ、業務提携に向けた基本合意の覚書に調印

●日産自動車と BMW(独)、南アフリカにおける電気自動車とプラグインハイブリッド車の普及推進での協力を発表

6月 ●日産自動車、神奈川県横須賀市と電気自動車のさらなる普及を目指す連携協定「横須賀 EV 創生 project」に合意

●スズキ、プロトン(マレーシア)と技術援助契約を締結

伸び率(国内)(右目盛)

伸び率(海外)(右目盛)

生産台数(国内)(左目盛)

生産台数(海外)(左目盛)

出典:日本自動車工業会資料注:2015年の海外生産は1~ 9月。伸び率は前年同期比

0

500

1,000

1,500

2,000

2010 11 12 13 14 15 (年)

-20

0

20

40(%)

(万台)

自動車(四輪車)生産台数経営指標

出典:帝国データバンク「全国企業財務諸表分析統計(第58版)」注:2014年度(2014年4月期~2015年3月期)決算データに基づく数値

総合指標(%) 収益性(%) 効率性(回)、(月) 安全性・安定性(%)

総資本経常利益率

売上高総利益率(粗利率)

売上高営業利益率

売上高経常利益率

総資本回転率

固定資産回転期間

棚卸資産回転期間

自己資本比率

流動比率

固定比率

自動車製造業 6.49 22.28 3.88 6.20 1.37 5.74 0.95 48.01 255.66 169.26

自動車卸売業 5.06 19.34 2.36 2.42 2.04 2.92 0.83 23.59 168.03 213.46

自動車小売業 2.44 23.31 0.65 1.03 2.59 3.12 1.12 15.44 226.23 340.37

P222-227_【O01】自動車.indd 222-223 2016/12/19 14:19

見 本 見 本※ 2016年2月発刊「業界動向2016-Ⅱ」の掲載内容です。

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TDB REPORT5 TDB REPORT 6 224 TDB 業界動向 2016-Ⅱ 自動車 225自動車 TDB 業界動向 2016-Ⅱ

業界天気図

:快晴 :晴れ :薄日 :曇り

:小雨 :雨 :雷雨

業界天気図

:快晴 :晴れ :薄日 :曇り

:小雨 :雨 :雷雨

今後の展望

2015年度上半期の動向

今後の展望

2015年度上半期の動向

国産車ディーラーの業績は、2015年度通期も減収見通し。軽自動車税増税が下期も響く。輸入車ディーラーは増収見通し。2016年度も国産車ディーラーは明

るい材料に欠ける。消費税増税前の駆け込み需要も前回より小さい見通し。輸入車ディーラーは堅調見通しだが、フォルクスワーゲンは排出ガス不正問題でブランドイメージを落とし、苦戦が予想される。

国内販売は伸び悩み。輸入車販売は好調持続

2015年度上半期の国産車ディーラーの業績は、国内販売が低調に推移したことにより厳しい業績となった。マツダ系は2015年2月に発売した「CX-3」の好調などが業績を支えた模様。輸入車ディーラーの業績は、富裕

層へのアピールやラインアップ強化により増収傾向。2015年度上半期の海外メーカー車販売台数は前年同期比9.7%増となった。

国内販売は不振も輸入車は富裕層を取り込み好調

2014年度

2015年度

2016年度見通し

自動車卸・小売業の動向と展望自動車製造業の動向と展望

2015年度通期の業績も増収増益の見通し。下半期も軽自動車の販売低迷が長引き国内販売は低調だが、北米市場の好調が続く。2016年度の国内市場は、やや回復

するも伸び悩むとみられる。北米市場の好調は続く見通しだが、中国経済の減速感が懸念材料。また米国の利上げを受けた円高観測も出てきており、円安を背景としてきた各社業績への影響が注目される。

好調続くも、中国市場の不透明感がリスク

国内自動車メーカーの2015年度上半期の業績は、増収増益傾向で推移した。国内の生産・販売は軽自動車税増

税の影響や個人消費の回復の遅れもあり低迷したが、北米市場の好調や円安効果が収益を支えた。ホンダは四輪車における海外生

産の台数実績が7カ月連続で増加し、過去最高を記録した。

北米市場の好調と円安効果により増収増益

2014年度

2015年度

2016年度見通し

【国産車ディーラー】� (単位:百万円、%)

企業名 売上高 経常利益 当期純利益TDB企業コード(証券コード) 決算 伸び率 伸び率 伸び率

東京トヨペット 15/3 ◎ 181,990 -9.8 3,208 -23.3 1,984 -15.916/3 予

985500309 中名古屋トヨペット 15/3 ◎ 148,345 -4.6 2,931 14.8 1,035 13.6

16/3 予 162,542 9.6 6,746 130.2 6,378 516.2400098821 15/9 中 81,776 23.7 - - - -

愛知トヨタ自動車 15/3 ◎ 148,156 -19.1 2,882 -42.2 1,274 -56.816/3 予

401466190 中横浜トヨペット 15/3 105,525 -0.6 2,899 -16.9 1,499 -27.2

16/3 予 106,222 0.7 4,934 70.2 3,207 113.9200310439 15/9 中 52,280 8.4 - - - -

大阪トヨペット 15/3 ◎ 104,843 2.7 3,884 14.7 2,329 16.116/3 予

580010574 中日産大阪販売 15/3 ◎ 96,648 -12.4 1,027 -69.5 705 -71.7

16/3 予582400819 中

関東マツダ 15/3 ◎ 96,422 -11.2 573 -67.3 341 77.616/3 予 - - 1,900 231.6 800 134.6

270057345 15/9 中 51,824 23.6 - - - -埼玉トヨペット 15/3 ◎ 84,531 -5.1 3,188 106.6 847 0.1

16/3 予 94,287 11.5 4,762 49.4 - -270034037 15/9 中 45,653 23.3 - - - -

東京トヨタ自動車 15/3 80,114 -9.6 1,243 -39.7 511 -73.016/3 予

987853971 中東京日野自動車 15/3 78,995 9.1 1,256 17.4 714 -36.9

16/3 予855001931 中

神奈川トヨタ自動車 15/3 76,435 -15.9 -183 - -308 -16/3 予

201956121 中(参考)いすゞ自動車首都圏 15/3 ◎ 150,032 10.7 - - 1,950 200.9

16/3 予989850762 中

【輸入車インポーター・ディーラー】�メルセデス・ベンツ日本 14/12 ◎ 343,513 22.2 - - - -

15/12 予983314171 中

ヤナセ 14/9 ◎ 312,215 19.8 8,476 46.9 5,142 207.515/9 実◎ 339,695 8.8 10,454 23.3 5,575 8.4

985823201 15/3 中 175,785 2.8 - - - -ビー・エム・ダブリュー 14/12 ◎ 235,000 -2.1 - - - -

15/12 予986024200 中

フォルクスワーゲングループジャパン 14/12 ◎ 187,000 2.2 5,800 132.0 - -15/12 予

986033085 中ビー・エム・ダブリュー東京 14/12 ◎ 40,600 -3.1 - - - -

15/12 予986064091 中

ヤナセバイエルンモーターズ 14/9 29,142 5.2 -531 - -460 -15/9 予

581828970 中モトーレン阪神 15/3 28,275 11.3 1,053 36.4 637 -36.2

16/3 予 29,200 3.3 950 -9.8 570 -10.5582701699 15/9 中 14,310 17.5 - - - -

バルコム 14/12 27,114 12.1 332 -42.0 53 -84.015/12 予

600256200 中フォルクスワーゲンジャパン販売 14/12 ◎ 26,100 -0.8 - - - -

15/12 予987810365 中

(参考)アウディジャパン販売 14/12 ◎ 53,100 3.7 - - - -15/12 予

981315053 中■注1:企業の並びは2014年度売上高実績の多い順 ■注2:2014年度は2014年4月期から2015年3月期 ■注3:業績のリマークは、◎:決算書未入手、◆:変則決算を表す ■注4:※番号は注釈番号を表す ■注5:数値欄の−記号は未詳を表す。伸び率欄の−記号は、変則決算や数値の未詳・マイナスなどのため算出できないことを表す ■注6:中:中間期実績、予:予想、実:実績 ■注7:米国:米国会計基準。経常利益には「税引前当期純利益」、当期純利益には「当社株主に帰属する当期純利益」を記載 ■注8:国際:国際会計基準。売上高には「収益」、経常利益には「税引前利益」、当期純利益には「親会社の所有者に帰属する当期純利益」を記載

【四輪車製造】� (単位:百万円、%)

企業名 売上高 経常利益 当期純利益TDB企業コード(証券コード) 決算 伸び率 伸び率 伸び率

トヨタ自動車(連結・米国) 15/3 27,234,521 6.0 2,892,828 18.5 2,173,338 19.216/3 予 27,500,000 1.0 2,980,000 3.0 2,250,000 3.5

400087148 (7203) 15/9 中 14,091,488 8.9 1,675,151 11.0 1,258,112 11.6本田技研工業(連結・国際) 15/3 13,328,099 6.6 806,237 -13.7 509,435 -18.5

16/3 予 14,600,000 9.5 805,000 -0.2 525,000 3.1985757509 (7267) 15/9 中 7,326,039 15.6 493,266 13.6 313,788 14.0

日産自動車(連結) 15/3 11,375,207 8.5 694,232 31.7 457,574 17.616/3 予 12,250,000 7.7 790,000 13.8 535,000 16.9

985612708 (7201) 15/9 中 5,933,250 15.3 427,691 30.3 325,586 37.4マツダ(連結) 15/3 3,033,899 12.7 212,566 51.1 158,808 17.0

16/3 予 3,370,000 11.1 230,000 8.2 155,000 -2.4600002843 (7261) 15/9 中 1,700,533 17.0 121,053 13.1 88,318 -5.3

スズキ(連結) 15/3 3,015,461 2.6 194,318 -1.8 96,862 -9.916/3 予 3,100,000 2.8 205,000 5.5 125,000 29.0

430105873 (7269) 15/9 中 1,555,522 8.7 112,095 15.3 79,051 46.5富士重工業(連結) 15/3 2,877,913 19.5 393,648 25.2 261,873 26.7

16/3 予 3,210,000 11.5 547,000 39.0 414,000 58.1985731100 (7270) 15/9 中 1,601,475 22.2 285,022 62.0 193,204 70.9

三菱自動車工業(連結) 15/3 2,180,728 4.2 151,616 17.1 118,170 12.916/3 予 2,280,000 4.6 130,000 -14.3 100,000 -15.4

985794057 (7211) 15/9 中 1,069,801 3.4 58,517 -20.4 52,076 -14.5いすゞ自動車(連結) 15/3 1,879,442 6.7 187,411 0.4 117,060 -1.9

16/3 予 1,960,000 4.3 198,000 5.7 120,000 2.5985033106 (7202) 15/9 中 970,954 10.1 98,624 16.5 53,091 7.0

ダイハツ工業(連結) 15/3 1,817,103 -5.0 127,100 -22.3 68,145 -18.616/3 予 1,700,000 -6.4 92,000 -27.6 47,000 -31.0

580004559 (7262) 15/9 中 821,591 -3.2 37,471 -18.2 11,387 -44.3日野自動車(連結) 15/3 1,685,298 -0.8 104,600 -4.2 74,500 -16.4

16/3 予 1,740,000 3.2 109,000 4.2 74,000 -0.7985712409 (7205) 15/9 中 858,298 8.4 51,964 2.1 37,208 13.7

三菱ふそうトラック・バス ※9 14/12 ◎ 716,407 8.4 49,093 47.8 68,555 124.515/12 予

986328831 中UD トラックス ※10 14/12 ◎ 289,845 7780.5 -1,443 - -12,307 -

15/12 予271317028 中

【二輪車製造】�本田技研工業(連結・国際) 15/3 13,328,099 6.6 806,237 -13.7 509,435 -18.5

16/3 予 14,600,000 9.5 805,000 -0.2 525,000 3.1985757509 (7267) 15/9 中 7,326,039 15.6 493,266 13.6 313,788 14.0

スズキ(連結) 15/3 3,015,461 2.6 194,318 -1.8 96,862 -9.916/3 予 3,100,000 2.8 205,000 5.5 125,000 29.0

430105873 (7269) 15/9 中 1,555,522 8.7 112,095 15.3 79,051 46.5ヤマハ発動機(連結) 14/12 1,521,207 7.9 97,279 61.9 68,452 55.4

15/12 予 1,700,000 11.8 123,000 26.4 76,000 11.0430113534 (7272) 15/6 中 821,129 8.6 74,425 51.5 52,131 61.7

川崎重工業(連結) 15/3 1,486,123 7.3 84,288 39.1 51,639 33.816/3 予 1,610,000 8.3 100,000 18.6 69,000 33.6

530009987 (7012) 15/9 中 708,194 11.8 40,292 55.2 26,878 47.8■注1:企業の並びは2014年度売上高実績の多い順 ■注2:2014年度は2014年4月期から2015年3月期 ■注3:業績のリマークは、◎:決算書未入手、◆:変則決算を表す ■注4:※番号は注釈番号を表す ■注5:数値欄の−記号は未詳を表す。伸び率欄の−記号は、変則決算や数値の未詳・マイナスなどのため算出できないことを表す ■注6:中:中間期実績、予:予想、実:実績 ■注7:米国:米国会計基準。経常利益には「税引前当期純利益」、当期純利益には「当社株主に帰属する当期純利益」を記載 ■注8:国際:国際会計基準。売上高には「収益」、経常利益には「税引前利益」、当期純利益には「親会社の所有者に帰属する当期純利益」を記載 ■注9:三菱ふそうトラック・バスは連結決算未公表 ■注10:UD トラックスは2014年1月に UD トラックス、UD トラックスジャパンを合併しボルボ・グループ・ジャパンから商号変更。連結決算未公表

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TDB REPORT5 TDB REPORT 6

業界天気図

:快晴 :晴れ :薄日 :曇り

:小雨 :雨 :雷雨

業界天気図

:快晴 :晴れ :薄日 :曇り

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今後の展望

2015年度上半期の動向

今後の展望

2015年度上半期の動向

国産車ディーラーの業績は、2015年度通期も減収見通し。軽自動車税増税が下期も響く。輸入車ディーラーは増収見通し。2016年度も国産車ディーラーは明

るい材料に欠ける。消費税増税前の駆け込み需要も前回より小さい見通し。輸入車ディーラーは堅調見通しだが、フォルクスワーゲンは排出ガス不正問題でブランドイメージを落とし、苦戦が予想される。

国内販売は伸び悩み。輸入車販売は好調持続

2015年度上半期の国産車ディーラーの業績は、国内販売が低調に推移したことにより厳しい業績となった。マツダ系は2015年2月に発売した「CX-3」の好調などが業績を支えた模様。輸入車ディーラーの業績は、富裕

層へのアピールやラインアップ強化により増収傾向。2015年度上半期の海外メーカー車販売台数は前年同期比9.7%増となった。

国内販売は不振も輸入車は富裕層を取り込み好調

2014年度

2015年度

2016年度見通し

自動車卸・小売業の動向と展望自動車製造業の動向と展望

2015年度通期の業績も増収増益の見通し。下半期も軽自動車の販売低迷が長引き国内販売は低調だが、北米市場の好調が続く。2016年度の国内市場は、やや回復するも伸び悩むとみられる。北米市場の好調は続く見通しだが、中国経済の減速感が懸念材料。また米国の利上げを受けた円高観測も出てきており、円安を背景としてきた各社業績への影響が注目される。

好調続くも、中国市場の不透明感がリスク

国内自動車メーカーの2015年度上半期の業績は、増収増益傾向で推移した。国内の生産・販売は軽自動車税増税の影響や個人消費の回復の遅れもあり低迷したが、北米市場の好調や円安効果が収益を支えた。ホンダは四輪車における海外生産の台数実績が7カ月連続で増加し、過去最高を記録した。

北米市場の好調と円安効果により増収増益

2014年度

2015年度

2016年度見通し

【国産車ディーラー】 (単位:百万円、%)

企業名 売上高 経常利益 当期純利益TDB企業コード(証券コード) 決算 伸び率 伸び率 伸び率

東京トヨペット 15/3 ◎ 181,990 -9.8 3,208 -23.3 1,984 -15.916/3 予

985500309 中名古屋トヨペット 15/3 ◎ 148,345 -4.6 2,931 14.8 1,035 13.6

16/3 予 162,542 9.6 6,746 130.2 6,378 516.2400098821 15/9 中 81,776 23.7 - - - -

愛知トヨタ自動車 15/3 ◎ 148,156 -19.1 2,882 -42.2 1,274 -56.816/3 予

401466190 中横浜トヨペット 15/3 105,525 -0.6 2,899 -16.9 1,499 -27.2

16/3 予 106,222 0.7 4,934 70.2 3,207 113.9200310439 15/9 中 52,280 8.4 - - - -

大阪トヨペット 15/3 ◎ 104,843 2.7 3,884 14.7 2,329 16.116/3 予

580010574 中日産大阪販売 15/3 ◎ 96,648 -12.4 1,027 -69.5 705 -71.7

16/3 予582400819 中

関東マツダ 15/3 ◎ 96,422 -11.2 573 -67.3 341 77.616/3 予 - - 1,900 231.6 800 134.6

270057345 15/9 中 51,824 23.6 - - - -埼玉トヨペット 15/3 ◎ 84,531 -5.1 3,188 106.6 847 0.1

16/3 予 94,287 11.5 4,762 49.4 - -270034037 15/9 中 45,653 23.3 - - - -

東京トヨタ自動車 15/3 80,114 -9.6 1,243 -39.7 511 -73.016/3 予

987853971 中東京日野自動車 15/3 78,995 9.1 1,256 17.4 714 -36.9

16/3 予855001931 中

神奈川トヨタ自動車 15/3 76,435 -15.9 -183 - -308 -16/3 予

201956121 中(参考)いすゞ自動車首都圏 15/3 ◎ 150,032 10.7 - - 1,950 200.9

16/3 予989850762 中

【輸入車インポーター・ディーラー】メルセデス・ベンツ日本 14/12 ◎ 343,513 22.2 - - - -

15/12 予983314171 中

ヤナセ 14/9 ◎ 312,215 19.8 8,476 46.9 5,142 207.515/9 実◎ 339,695 8.8 10,454 23.3 5,575 8.4

985823201 15/3 中 175,785 2.8 - - - -ビー・エム・ダブリュー 14/12 ◎ 235,000 -2.1 - - - -

15/12 予986024200 中

フォルクスワーゲングループジャパン 14/12 ◎ 187,000 2.2 5,800 132.0 - -15/12 予

986033085 中ビー・エム・ダブリュー東京 14/12 ◎ 40,600 -3.1 - - - -

15/12 予986064091 中

ヤナセバイエルンモーターズ 14/9 29,142 5.2 -531 - -460 -15/9 予

581828970 中モトーレン阪神 15/3 28,275 11.3 1,053 36.4 637 -36.2

16/3 予 29,200 3.3 950 -9.8 570 -10.5582701699 15/9 中 14,310 17.5 - - - -

バルコム 14/12 27,114 12.1 332 -42.0 53 -84.015/12 予

600256200 中フォルクスワーゲンジャパン販売 14/12 ◎ 26,100 -0.8 - - - -

15/12 予987810365 中

(参考)アウディジャパン販売 14/12 ◎ 53,100 3.7 - - - -15/12 予

981315053 中■注1:企業の並びは2014年度売上高実績の多い順 ■注2:2014年度は2014年4月期から2015年3月期 ■注3:業績のリマークは、◎:決算書未入手、◆:変則決算を表す ■注4:※番号は注釈番号を表す ■注5:数値欄の−記号は未詳を表す。伸び率欄の−記号は、変則決算や数値の未詳・マイナスなどのため算出できないことを表す ■注6:中:中間期実績、予:予想、実:実績 ■注7:米国:米国会計基準。経常利益には「税引前当期純利益」、当期純利益には「当社株主に帰属する当期純利益」を記載 ■注8:国際:国際会計基準。売上高には「収益」、経常利益には「税引前利益」、当期純利益には「親会社の所有者に帰属する当期純利益」を記載

【四輪車製造】 (単位:百万円、%)

企業名 売上高 経常利益 当期純利益TDB企業コード(証券コード) 決算 伸び率 伸び率 伸び率

トヨタ自動車(連結・米国) 15/3 27,234,521 6.0 2,892,828 18.5 2,173,338 19.216/3 予 27,500,000 1.0 2,980,000 3.0 2,250,000 3.5

400087148 (7203) 15/9 中 14,091,488 8.9 1,675,151 11.0 1,258,112 11.6本田技研工業(連結・国際) 15/3 13,328,099 6.6 806,237 -13.7 509,435 -18.5

16/3 予 14,600,000 9.5 805,000 -0.2 525,000 3.1985757509 (7267) 15/9 中 7,326,039 15.6 493,266 13.6 313,788 14.0

日産自動車(連結) 15/3 11,375,207 8.5 694,232 31.7 457,574 17.616/3 予 12,250,000 7.7 790,000 13.8 535,000 16.9

985612708 (7201) 15/9 中 5,933,250 15.3 427,691 30.3 325,586 37.4マツダ(連結) 15/3 3,033,899 12.7 212,566 51.1 158,808 17.0

16/3 予 3,370,000 11.1 230,000 8.2 155,000 -2.4600002843 (7261) 15/9 中 1,700,533 17.0 121,053 13.1 88,318 -5.3

スズキ(連結) 15/3 3,015,461 2.6 194,318 -1.8 96,862 -9.916/3 予 3,100,000 2.8 205,000 5.5 125,000 29.0

430105873 (7269) 15/9 中 1,555,522 8.7 112,095 15.3 79,051 46.5富士重工業(連結) 15/3 2,877,913 19.5 393,648 25.2 261,873 26.7

16/3 予 3,210,000 11.5 547,000 39.0 414,000 58.1985731100 (7270) 15/9 中 1,601,475 22.2 285,022 62.0 193,204 70.9

三菱自動車工業(連結) 15/3 2,180,728 4.2 151,616 17.1 118,170 12.916/3 予 2,280,000 4.6 130,000 -14.3 100,000 -15.4

985794057 (7211) 15/9 中 1,069,801 3.4 58,517 -20.4 52,076 -14.5いすゞ自動車(連結) 15/3 1,879,442 6.7 187,411 0.4 117,060 -1.9

16/3 予 1,960,000 4.3 198,000 5.7 120,000 2.5985033106 (7202) 15/9 中 970,954 10.1 98,624 16.5 53,091 7.0

ダイハツ工業(連結) 15/3 1,817,103 -5.0 127,100 -22.3 68,145 -18.616/3 予 1,700,000 -6.4 92,000 -27.6 47,000 -31.0

580004559 (7262) 15/9 中 821,591 -3.2 37,471 -18.2 11,387 -44.3日野自動車(連結) 15/3 1,685,298 -0.8 104,600 -4.2 74,500 -16.4

16/3 予 1,740,000 3.2 109,000 4.2 74,000 -0.7985712409 (7205) 15/9 中 858,298 8.4 51,964 2.1 37,208 13.7

三菱ふそうトラック・バス ※9 14/12 ◎ 716,407 8.4 49,093 47.8 68,555 124.515/12 予

986328831 中UD トラックス ※10 14/12 ◎ 289,845 7780.5 -1,443 - -12,307 -

15/12 予271317028 中

【二輪車製造】本田技研工業(連結・国際) 15/3 13,328,099 6.6 806,237 -13.7 509,435 -18.5

16/3 予 14,600,000 9.5 805,000 -0.2 525,000 3.1985757509 (7267) 15/9 中 7,326,039 15.6 493,266 13.6 313,788 14.0

スズキ(連結) 15/3 3,015,461 2.6 194,318 -1.8 96,862 -9.916/3 予 3,100,000 2.8 205,000 5.5 125,000 29.0

430105873 (7269) 15/9 中 1,555,522 8.7 112,095 15.3 79,051 46.5ヤマハ発動機(連結) 14/12 1,521,207 7.9 97,279 61.9 68,452 55.4

15/12 予 1,700,000 11.8 123,000 26.4 76,000 11.0430113534 (7272) 15/6 中 821,129 8.6 74,425 51.5 52,131 61.7

川崎重工業(連結) 15/3 1,486,123 7.3 84,288 39.1 51,639 33.816/3 予 1,610,000 8.3 100,000 18.6 69,000 33.6

530009987 (7012) 15/9 中 708,194 11.8 40,292 55.2 26,878 47.8■注1:企業の並びは2014年度売上高実績の多い順 ■注2:2014年度は2014年4月期から2015年3月期 ■注3:業績のリマークは、◎:決算書未入手、◆:変則決算を表す ■注4:※番号は注釈番号を表す ■注5:数値欄の−記号は未詳を表す。伸び率欄の−記号は、変則決算や数値の未詳・マイナスなどのため算出できないことを表す ■注6:中:中間期実績、予:予想、実:実績 ■注7:米国:米国会計基準。経常利益には「税引前当期純利益」、当期純利益には「当社株主に帰属する当期純利益」を記載 ■注8:国際:国際会計基準。売上高には「収益」、経常利益には「税引前利益」、当期純利益には「親会社の所有者に帰属する当期純利益」を記載 ■注9:三菱ふそうトラック・バスは連結決算未公表 ■注10:UD トラックスは2014年1月に UD トラックス、UD トラックスジャパンを合併しボルボ・グループ・ジャパンから商号変更。連結決算未公表

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Page 5: TDB REPORT 業界動向 内容見本2223 tdb reporttdb業界動向 2016-Ⅱ 自動車 自動車 業界動向tdb report 2016-Ⅱ2234 主な出来事 主な出来事 自動車業界

TDB REPORT7 TDB REPORT 8 226 TDB 業界動向 2016-Ⅱ 自動車 227自動車 TDB 業界動向 2016-Ⅱ

統計データ、関連法規・団体

[関連法規等]●道路運送車両法

自動車(二輪、四輪、軽車両)の登録や保安基準、点検・整備など運行にかかる義務事項を規定する。主として使用者に対する義務付けであるが、第63条3項において、メーカーや輸入業者に対し、保安基準に適合させるために必要な改善措置(リコール)の届出を求めている。

2015年6月に改正され、部品メーカーにもリコールに関わる情報の報告義務が定められた。

● 使用済自動車の再資源化等に関する法律 (自動車リサイクル法)

新車購入時に購入者からリサイクル費用を徴収するとともに、自動車メーカーや輸入業者に再資源化を義務づける。2002年7月に成立、2005年1月から本格施行。リサイクル料金はメーカー、車種により異なり、おおむね1万〜2万円前後。販売済みの車両については車検時に徴収する。

[関連団体]●日本自動車工業会(自工会)

〒105-0012  東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館16F

TEL 03-5405-6119(広報室)●日本自動車販売協会連合会(自販連)

〒105-8530  東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館15F

TEL 03-5733-3101(広報課)●全国軽自動車協会連合会(全軽自協)

〒105-0012  東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館11F

TEL 03-5472-7861●日本自動車輸入組合(JAIA)

〒105-0014  東京都港区芝3-1-15 芝ボートビル5F

TEL 03-5765-6811●日本自動車会議所

〒105-0012  東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館15F

TEL 03-3578-3880

四輪車の海外生産台数 (単位:台、%)

総合計伸び率 アジア 伸び率 中近東 伸び率 欧州 伸び率 北米 伸び率 中南米 伸び率 アフリカ 伸び率 大洋州 伸び率

2011年 13,383,629 1.5 7,547,127 6.1 0 - 1,410,628 4.0 3,068,979 -9.8 1,029,511 4.8 233,709 13.2 93,675 -21.6 2012年 15,823,480 18.2 8,500,825 12.6 0 - 1,484,110 5.2 4,253,869 38.6 1,234,584 19.9 248,711 6.4 101,381 8.2 2013年 16,756,754 5.9 9,056,388 6.5 0 - 1,537,025 3.6 4,540,685 6.7 1,284,187 4.0 232,191 -6.6 106,278 4.8 2014年 17,476,219 4.3 9,112,629 0.6 596 - 1,654,217 7.6 4,785,769 5.4 1,591,042 23.9 241,841 4.2 90,125 -15.2

2015年1〜9月 13,417,424 3.4 6,906,907 2.1 265 - 1,243,502 1.9 3,654,628 1.9 1,375,008 18.7 168,122 -8.8 68,992 5.3

出典:日本自動車工業会資料注:2015年1〜9月の伸び率は、前年同期比

2015年国内乗用車新車販売台数車名別ランキング (単位:台、%)

順位 車名 メーカー 販売台数 伸び率 備考1 アクア トヨタ 215,525 -7.6 2 N-BOX ホンダ 184,920 2.8 軽自動車3 タント ダイハツ 157,756 -32.7 軽自動車4 デイズ 日産 150,696 -11.0 軽自動車5 プリウス トヨタ 127,403 -30.6 6 ムーヴ ダイハツ 120,835 -12.5 軽自動車7 フィット ホンダ 119,846 -40.9 8 アルト スズキ 109,355 -1.1 軽自動車9 カローラ トヨタ 109,027 -4.6 10 ワゴン R スズキ 108,107 -38.4 軽自動車11 ノート 日産 97,995 -8.2 12 N-WGN ホンダ 96,038 -34.5 軽自動車13 ハスラー スズキ 95,557 -8.3 軽自動車14 ミラ ダイハツ 92,988 -34.7 軽自動車15 ヴォクシー トヨタ 92,546 -15.2 16 スペーシア スズキ 79,375 -34.4 軽自動車17 ヴィッツ トヨタ 77,612 -13.3 18 デミオ マツダ 72,771 49.8 19 ヴェゼル ホンダ 71,021 -26.0 20 シエンタ トヨタ 63,904 260.1

出典:日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車協会連合会資料注:軽自動車は速報値

四輪車の国内生産台数 (単位:台、%)総合計 乗用車計 貨物車計 バス計

伸び率 伸び率 登録乗用車 伸び率 軽乗用車 伸び率 伸び率 登録貨物車 伸び率 軽貨物車 伸び率 伸び率2011年 8,398,630 -12.8 7,158,525 -13.9 6,041,640 -13.8 1,116,885 -14.4 1,135,996 -6.1 746,846 -1.7 389,150 -13.5 104,109 -4.8 2012年 9,943,077 18.4 8,554,503 19.5 6,939,068 14.9 1,615,435 44.6 1,266,354 11.5 859,148 15.0 407,206 4.6 122,220 17.4 2013年 9,630,181 -3.1 8,189,323 -4.3 6,506,773 -6.2 1,682,550 4.2 1,308,177 3.3 880,647 2.5 427,530 5.0 132,681 8.6 2014年 9,774,665 1.5 8,277,070 1.1 6,408,660 -1.5 1,868,410 11.0 1,357,761 3.8 932,696 5.9 425,065 -0.6 139,834 5.4

2015年1月 777,756 -9.7 656,943 -11.0 504,699 -10.8 152,244 -11.6 110,220 -0.1 76,577 2.7 33,643 -5.9 10,593 -15.6 2月 823,864 -4.6 698,467 -5.8 538,852 -5.7 159,615 -6.1 113,885 3.5 80,730 6.1 33,155 -2.4 11,512 -4.3 3月 878,577 -6.5 740,236 -8.1 567,445 -6.5 172,791 -13.0 125,991 2.3 87,569 5.1 38,422 -3.5 12,350 10.3 4月 713,240 -7.4 592,244 -9.2 468,871 -6.4 123,373 -18.5 108,910 1.2 77,191 5.1 31,719 -7.3 12,086 15.9 5月 645,539 -16.6 539,173 -17.7 435,889 -13.2 103,284 -32.5 95,558 -12.2 67,478 -8.7 28,080 -19.6 10,808 5.3 6月 811,992 -5.3 683,472 -6.1 558,750 -0.4 124,722 -25.2 115,613 -1.7 81,748 2.6 33,865 -10.7 12,907 5.8

2015年1〜6月 4,650,968 -8.2 3,910,535 -9.5 3,074,506 -7.1 836,029 -17.4 670,177 -1.1 471,293 2.2 198,884 -8.2 70,256 2.3 7月 841,928 -5.9 707,911 -6.5 588,340 -1.5 119,571 -25.5 121,217 -1.7 86,910 1.7 34,307 -9.2 12,800 -9.0 8月 605,070 -4.7 509,505 -4.6 420,662 0.4 88,843 -22.8 86,321 -5.3 60,254 -2.3 26,067 -11.7 9,244 -5.2 9月 828,932 -2.6 702,380 -1.7 584,454 1.8 117,926 -15.9 114,029 -7.9 80,831 -8.1 33,198 -7.3 12,523 -4.9

10月 813,216 -0.5 689,929 0.9 567,877 5.6 122,052 -16.4 111,598 -6.9 77,200 -7.9 34,398 -4.7 11,689 -11.6 11月 788,431 6.1 669,404 8.3 544,998 13.1 124,406 -8.9 108,110 -5.8 73,525 -7.9 34,585 -0.9 10,917 4.7 12月 749,693 -2.3 641,058 -1.3 519,182 5.7 121,876 -22.9 98,214 -8.4 67,363 -7.6 30,851 -10.2 10,421 -1.1

2015年7〜12月 4,627,270 -1.7 3,920,187 -0.9 3,225,513 4.0 694,674 -18.9 639,489 -6.0 446,083 -5.4 193,406 -7.2 67,594 -5.0 2015年 9,278,238 -5.1 7,830,722 -5.4 6,300,019 -1.7 1,530,703 -18.1 1,309,666 -3.5 917,376 -1.6 392,290 -7.7 137,850 -1.4

出典:日本自動車工業会「自動車統計月報」注:伸び率は前年同月比、前年同期比

四輪車の国内販売台数 (単位:台、%)総合計 乗用車計 貨物車計 バス計

伸び率 伸び率 登録乗用車 伸び率 軽乗用車 伸び率 伸び率 登録貨物車 伸び率 軽貨物車 伸び率 伸び率2011年 4,210,219 -15.1 3,524,788 -16.3 2,386,036 -18.5 1,138,752 -11.4 674,780 -7.7 292,387 1.1 382,393 -13.4 10,651 -16.6 2012年 5,369,720 27.5 4,572,332 29.7 3,014,651 26.3 1,557,681 36.8 785,450 16.4 363,685 24.4 421,765 10.3 11,938 12.1 2013年 5,375,513 0.1 4,562,282 -0.2 2,872,111 -4.7 1,690,171 8.5 801,975 2.1 379,155 4.3 422,820 0.3 11,256 -5.7 2014年 5,562,888 3.5 4,699,591 3.0 2,860,472 -0.4 1,839,119 8.8 851,314 6.2 417,643 10.2 433,671 2.6 11,983 6.5

2015年1月 401,366 -19.1 344,040 -20.7 207,635 -21.4 136,405 -19.4 56,590 -8.6 28,799 4.4 27,791 -19.0 736 26.7 2月 482,102 -14.7 413,192 -15.8 249,565 -16.8 163,627 -14.1 67,919 -7.7 37,792 7.7 30,127 -21.7 991 -7.9 3月 695,412 -11.2 586,797 -11.9 356,412 -14.6 230,385 -7.4 106,065 -7.7 59,063 -3.9 47,002 -12.1 2,550 3.4 4月 319,480 -7.5 263,374 -10.1 170,240 2.9 93,134 -26.9 55,168 6.6 27,193 19.6 27,975 -3.6 938 45.9 5月 335,643 -7.6 279,419 -8.2 180,759 1.2 98,660 -21.5 55,584 -5.0 28,490 2.7 27,094 -11.9 640 24.8 6月 442,631 -2.2 364,930 -3.8 239,582 4.6 125,348 -16.5 76,745 5.8 38,837 9.9 37,908 2.0 956 19.9

2015年1〜6月 2,676,634 -11.0 2,251,752 -12.3 1,404,193 -9.7 847,559 -16.2 418,071 -3.5 220,174 4.9 197,897 -11.4 6,811 12.1 7月 425,093 -7.6 355,892 -9.1 245,680 -2.0 110,212 -21.7 68,141 0.4 35,499 3.9 32,642 -3.1 1,060 3.3 8月 327,048 -1.9 271,386 -3.5 180,850 1.7 90,536 -12.6 54,622 6.8 29,413 5.5 25,209 8.2 1,040 6.1 9月 479,373 -7.6 399,758 -7.4 259,813 -3.2 139,945 -14.3 78,226 -8.6 44,600 -2.1 33,626 -16.1 1,389 3.7

10月 380,087 -4.1 315,190 -4.0 206,608 0.0 108,582 -10.7 63,875 -5.0 33,259 1.1 30,616 -10.9 1,022 8.3 11月 388,816 -6.6 314,052 -7.6 203,014 -0.4 111,038 -18.3 73,815 -2.3 35,852 3.9 37,963 -7.4 949 20.4 12月 369,460 -14.5 307,859 -14.6 204,327 3.0 103,532 -36.1 60,485 -14.5 33,641 2.8 26,844 -29.4 1,116 34.6

2015年7〜12月 2,369,877 -7.3 1,964,137 -7.9 1,300,292 -0.4 663,845 -19.7 399,164 -4.5 212,264 2.2 186,900 -11.2 6,576 11.3 2015年 5,046,511 -9.3 4,215,889 -10.3 2,704,485 -5.5 1,511,404 -17.8 817,235 -4.0 432,438 3.5 384,797 -11.3 13,387 11.7

出典:日本自動車工業会「自動車統計月報」注:伸び率は前年同月比、前年同期比

四輪車の輸出台数 (単位:台、%)総合計 乗用車計 貨物車計 バス計

伸び率 伸び率 登録乗用車 伸び率 軽乗用車 伸び率 伸び率 登録貨物車 伸び率 軽貨物車 伸び率 伸び率2011年 4,464,413 -7.8 3,929,904 -8.1 3,919,704 -8.3 10,200 270.2 423,767 -5.9 423,759 -5.9 8 - 110,742 -4.4 2012年 4,803,591 7.6 4,198,494 6.8 4,191,759 6.9 6,735 -34.0 476,919 12.5 476,903 12.5 16 100.0 128,178 15.7 2013年 4,674,633 -2.7 4,065,519 -3.2 4,064,100 -3.0 1,419 -78.9 472,179 -1.0 472,159 -1.0 20 25.0 136,935 6.8 2014年 4,465,624 -4.5 3,835,595 -5.7 3,833,139 -5.7 2,456 73.1 488,473 3.5 488,473 3.5 0 - 141,556 3.4

2015年1月 341,872 4.6 296,932 3.9 296,496 3.8 436 137.0 35,327 17.8 35,327 17.8 - - 9,613 -11.7 2月 365,855 -0.3 313,100 -0.3 312,679 -0.4 421 308.7 41,414 3.6 41,414 3.6 - - 11,341 -10.5 3月 396,796 2.8 337,433 2.0 336,903 2.0 530 -20.3 46,490 6.4 46,490 6.4 - - 12,873 13.5 4月 379,907 1.1 323,409 0.4 322,997 0.4 412 13.8 43,022 3.4 43,022 3.4 - - 13,476 11.4 5月 289,477 -10.0 245,645 -11.3 245,403 -11.3 242 142.0 34,435 -2.8 34,435 -2.8 - - 9,397 -1.1 6月 403,730 3.3 349,184 2.7 348,859 2.7 325 733.3 40,836 0.4 40,836 0.4 - - 13,710 32.7

2015年1〜6月 2,177,637 0.5 1,865,703 -0.2 1,863,337 -0.3 2,366 62.8 241,524 4.4 241,524 4.4 0 - 70,410 5.3 7月 415,735 0.4 363,383 2.3 362,783 2.1 600 640.7 39,801 -8.1 39,801 -8.1 - - 12,551 -20.0 8月 322,494 -0.1 278,096 0.1 277,867 0.1 229 70.9 35,054 -0.6 35,054 -0.6 - - 9,344 -4.0 9月 419,005 2.2 364,666 4.2 364,091 4.1 575 371.3 41,204 -12.8 41,204 -12.8 - - 13,135 1.8

10月 416,472 3.8 365,410 6.3 365,147 6.3 263 6.0 38,911 -13.3 38,911 -13.3 - - 12,151 -4.0 11月 414,870 12.7 368,097 17.4 367,794 17.4 303 25.7 34,956 -18.8 34,956 -18.8 - - 11,817 3.2 12月 411,865 8.1 364,648 12.1 364,479 12.1 169 -4.5 35,326 -18.6 35,326 -18.6 - - 11,891 -3.3

2015年7〜12月 2,400,441 4.5 2,104,300 7.0 2,102,161 7.0 2,139 113.3 225,252 -12.4 225,252 -12.4 0 - 70,889 -5.1 2015年 4,578,078 -2.1 3,970,003 -2.3 3,965,498 -2.4 4,505 217.5 466,776 -1.1 466,776 -1.1 0 - 141,299 3.2

出典:日本自動車工業会「自動車統計月報」注:伸び率は前年同月比、前年同期比

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見 本 見 本※ 2016年2月発刊「業界動向2016-Ⅱ」の掲載内容です。

Page 6: TDB REPORT 業界動向 内容見本2223 tdb reporttdb業界動向 2016-Ⅱ 自動車 自動車 業界動向tdb report 2016-Ⅱ2234 主な出来事 主な出来事 自動車業界

TDB REPORT9 TDB REPORT 10 392 TDB 業界動向 2016-Ⅱ TDB業界天気図 393TDB業界天気図 TDB 業界動向 2016-Ⅱ

TDB 業界天気図 (業界ごとの生産や販売、売り上げ、収益などから、総合的に判断したものです)  :晴れ   :薄日   :曇り   :小雨  :雨  :雷雨  :快晴

業界 分野2015年度の動向 2016年度の展望

天気 ポイント 天気 ポイント

建設・不動産

不動産

不動産賃貸(住宅系賃貸除く)

オフィスビルは空室率低下と賃料増額改定、商業施設は新規開業や既存施設の収益改善で、増収となった。

オフィス賃料の持続的な上昇と空室率の改善、既存商業施設のリニューアルなどで、増収増益の見込み。

不動産仲介(住宅系賃貸含む)

外国人・富裕層の旺盛な需要と、地域密着型の営業活動により、個人仲介での収益が大きく向上した。

消費税増税前の住宅需要の高まりにより、取扱件数、取扱単価が向上し、さらに増収増益となる見込み。

サブリース土地所有者の賃貸住宅建設需要は底堅く、管理物件数増加で家賃・管理料収入が増加し、増収となった。

賃貸住宅市場での物件需要の増加と資産活用ニーズの拡大が追い風となり、増収増益となる見込み。

不動産投資投資対象物件への高い需要と、国内外の旺盛な投資意欲を受けて積極的な運用を行い、増収傾向で推移。

投資物件の賃料上昇により増収となる見込み。中国経済や米国の利上げなど、金融環境の変化に注視。

不動産管理 ・ ビルメンテナンス既存管理物件の維持と新規管理物件の受注、グループ会社との営業協力や経費削減などで増収増益傾向。

新規管理物件の増加が見込まれるが、受注競争や人件費の上昇などの懸念材料あり業績分かれる可能性。

内装工事・リフォーム

内装工事市場分野で好不調がわかれ、業績はまだら模様。商業施設は新規・リニューアルともに堅調に推移。

オリンピック効果による再開発など明るい兆しはあるが、資材価格、人件費の高止まりが利益圧迫要因に。

住宅リフォーム消費税増税前の駆け込み需要の反動減が一巡、マンションの大規模修繕工事の受注が好調に推移した。

築年数の古い住宅が増加していることから、リフォーム需要は堅調に推移することが見込まれる。

管工事公共投資は減少も民間設備投資が持ち直し、採算性を重視した受注や調達コスト削減の効果で増収増益。

民間投資回復と消費増税前の駆け込み需要あるが、労働力確保、資材価格や労務費の上昇への対応が課題。

電気・通信工事

電気工事オフィスビルや工場など、民間投資の増加を背景に需要が拡大、各社増収増益となった。

民間設備投資は増加傾向、需要の増加が期待される。電力自由化による構造の変化への対応がカギ。

通信工事通信事業者の設備投資抑制が影響し、おおむね減収減益傾向での推移となった。

東京五輪に向けた社会インフラ投資が拡大する見込み。IoT対応進展などによる需要拡大に期待。

建材・窯業

木材・製材品

一般製材・合板製造

消費税増税の影響長引き、持家や戸建分譲住宅は本格的な回復に至らず、減収減益傾向。

合板製造業は非住宅市場やリフォームなどの成長分野を強化し、増収を見込む企業も。

木材卸海外展開を進める企業もあったが、国内の建材市況の回復の遅れが業績を押し下げ、減収傾向。

国内は消費税増税前の駆け込み需要による住宅着工増を期待。大手は海外進出強化の動きも。

セメント

セメント製造国内は公共事業の縮小で低迷も、海外事業は堅調。利益面では電力・輸送コストが増加し、減益傾向。

国内事業は、震災復興関連工事の継続や、東京五輪に向けた施設建設やインフラ整備需要の高まりに期待。

セメント二次製品製造

官公需の減少で公共事業の受注競争が激化するなか、建設資材関連の出荷が伸び悩み、苦戦が目立った。

杭打ちデータ改ざん問題を受け、業績への影響を懸念。業界全体を挙げた信頼回復への取り組みが課題。

ガラス 板ガラス製造国内販売額は伸び悩むも、欧米における建築用・自動車用ガラスの堅調が業績を支えた。

米国、欧州を中心に需要は堅調見通しも、中国経済や為替動向が懸念材料。

業界 分野2015年度の動向 2016年度の展望

天気 ポイント 天気 ポイント

金融

銀行

主要行メガバンクは海外事業や非金利収入の拡大で業績伸ばすも、与信関連費用の増大で全体としては減益傾向。

国内景気の足踏みと中国経済の減速などにより、貸出の伸び悩み、与信関係費用の増加が懸念される。

地方銀行・第二地方銀行

低利ざやを貸出金残高と手数料収入増によりカバー、預金保険料率の引き下げもあり高水準の利益を維持。

人口減、地域経済停滞などで環境厳しく、再編進む。低金利で預貸金資金利益伸び悩み。

ネット銀行等業績好調。高めの預金金利で預金を集め、住宅ローン、カードローン拡大で収益増。

ATM 台数増による利便性向上で口座数増を図りつつ、ローン商品の品揃え強化などにより増益見通し。

生命保険銀行窓口での外貨建て一時払い保険の販売等が好調のほか、海外企業の買収効果もあり連結では増収増益。

生活スタイルの変化、高齢者の資産運用ニーズ等に対応した商品開発、さらなる海外展開等で成長を図る。

損害保険自動車保険は好調。火災保険の駆け込み契約も加わり増収も、自然災害による支払いが増えて減益に。

自動車保険は一旦値上げが落ち着き競争激化へ。各社は新たな収益源を求め、海外進出の動きが加速する。

証券上期株式売買代金は増加したものの、中国リスク懸念などによる株式急落により、業績はまだら模様に。

事業環境は不透明、投資信託やラップ口座などの拡充やNISA活用など、預かり資産拡大がカギとなる。

貸金

消費者金融減収減益傾向に底打ち感。大手は宣伝効果や銀行との提携による信用保証業務の好調で増収。

貸付残高は増加に転じつつあるが、引き続き利息返還請求が事業リスクとして残る。

事業者金融貸付残高の底ばい、利ざや縮小、銀行のローン販売強化による顧客獲得競争激化などで厳しい状況。

貸付残底ばい、利ざや縮小、金融機関攻勢などで目立った回復要因に乏しく、厳しい環境が続く。

クレジットカードショッピング事業は堅調だが、キャッシング残高が引き続き縮小したため、増収減益基調で推移。

利便性向上によるカード利用領域の拡大が続き増収見込み。アジア新興国への展開による成長も目指す。

リース消費税増税後の反動減も一巡し、リース取扱高は増加、海外や本業以外の事業も好調で増収増益。

設備投資に前向きなスタンスが続けば、海外展開やこれまでに開拓した事業も成長し増収増益の見通し。

建設・不動産

建設公共工事は減少しているものの、民間工事が堅調に推移し増収見込み。利益面も価格転嫁が進み好調。

公共工事は引き続き減少見込み。民間住宅投資は消費税増税の駆け込み需要で増加を見込む。

土木工事政府建設投資が低調に推移したことから減収基調。損益面は人件費上昇や資材価格の高騰で減益目立つ。

老朽化インフラの改修、維持管理関連の工事需要が見込まれるが、政府建設投資の動き弱く減収予想。

プラントエンジニアリング各社増収基調も競争激化による受注価格の下落などの影響により利益面では明暗が分かれた。

国内はエネルギー関連の設備投資の動きに期待。国外は産油国の設備投資計画の見直しが懸念材料。

住宅

戸建て消費税増税後の低調が長引く企業と、住宅資金贈与の非課税枠拡大などによるニーズを獲得の企業で格差。

2017年4月予定の消費税増税前の駆け込み需要が期待されるが、前回増税時より効果は小さい見通し。

マンション前年度後半から首都圏を中心に回復基調が夏までは継続、大手は増収増益傾向。

市場環境は改善に向かう見通しも、マンション傾斜問題の影響が不透明要素。

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見 本※ 2016年2月発刊「業界動向2016-Ⅱ」の掲載内容です。

Page 7: TDB REPORT 業界動向 内容見本2223 tdb reporttdb業界動向 2016-Ⅱ 自動車 自動車 業界動向tdb report 2016-Ⅱ2234 主な出来事 主な出来事 自動車業界

普段知ることができない情報がここにある100業界別に概要・展望を解説!今後を予想した天気図も同時掲載

データレビュー・プレビューTDB経済統計主な企業の合併・商号変更・上場一覧

業界動向特 集

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