CSR （企業の社会的責任）

レポート アップデート

2017年度

GRI指標

その他の方針とアプローチ

報告

22付録

21受賞実績

19データ表および脚注

18将来の展望

15インスピレーションを呼び起こし、機会を提供する取り組み

13心の支えを必要とする人々に幸せや安らぎを届ける 取り組み

戦略的社会貢献とコミュニティ活動

職場の習慣

ヘルシー・リビング

国際労働基準

環境への配慮

5責任ある事業運営に対する当社の取り組み

42017年度の目標に対する実績

3役員からのメッセージ

目次

| 2ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー CSR（企業の社会的責任）レポート アップデート 2017年度

当社の継続的なプログラムの基盤は、企業としての価値観と受け継いできた精神に加え、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの幅広い認知度とリソースを反映しています。

クリスティン M. マッカーシーシニア・エグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高財務責任者 ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー

ディズニーは、2018年以降も見据え、長期的な目標に引き続き注力し、その目標の達成度を明確に示すと同時に、急速な発展と絶え間ない変化の起きる時代において、ビジネス、消費者、従業員のニーズにも効果的に対応していきます。本レポートに掲載するすべてのプログラムを基に、当社は世界中の家族に喜びと感動をもたらし、心の支えを必要とする人々に安らぎを届けると共に、当社と同じように、世界をより良い場所にしたいと望む人々へ創造性と機会をもたらすことに、新たに注力していきます。こうした継続的なプログラムの基盤は、企業としての価値観と受け継いできた精神に加え、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの幅広い認知度とリソースを反映しています。

良き企業市民であろうとする当社の努力にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。皆様には、今年度の実績を謹んでお知らせいたします。また、目標達成のため、引き続き、当社が世界に与えるポジティブな影響力を最大限に引き出す新たな機会を模索していきます。

10年前、当社は世界の良き企業市民となるために行っている努力を検討し、当社が先駆者となっている分野と、改善が見込める分野とを特定しました。2008年に当社は初のCSRレポートを発行しました。これには、当社初の環境目標が盛り込まれていました。これ以降、当社は新たな改善分野をカバーする多くの目標を設定、達成し、取り組みの対象とするどの分野も大幅に改善しました。また、2020年までに未達成の目標を達成するための確固とした計画も確立しました。

こうした公開目標に対する目覚ましい達成度と、今年度のチャリティ寄付金約3億5,000万ドルに加え、企業として、また従業員による自然災害への対応についても非常に誇りに思っています。2017年に世界を席巻した前例のない災害には、ハリケーン・ハーベイ、イルマ、マリア、カリフォルニア広域に影響を及ぼした大規模火災、メキシコ地震のほか、数千人の従業員の人生に関わり、その生活や仕事、楽しみの場となっている地域社会に壊滅的な打撃を与えた惨事などがありました。こうした悲劇にディズニーは全社を挙げて迅速かつ効果的に対応し、直接の寄付に加え、従業員が行った寄付と同額を寄付するマッチングギフトプログラムを通じて約500万ドルを世界の援助団体に寄付しました。さらに、ディズニー|ABCテレビジョンは、全米で「Day of Giving」を展開して寄付を募り、復興への取り組みに対してさらに1,500万ドルを調達しました。

ウォルト・ディズニーはかつて言いました。「ディズニーという名前がついているものは、何であっても、私たちはそれに対する責任を感じます」と。半世紀以上が経ちましたが、当社は現在も、企業活動のすべてについて、同じように責任を感じています。映画、テーマパーク、代替エネルギープラント、リサイクル用のゴミ分別など、国じゅう、または世界中で、ディズニーの社名のつくものにはすべて、当社のコミットメントが伴います。それは、常に倫理的に行動し、責任を持ってコンテンツ制作や製品製造を行い、お互いを尊敬しあう職場を維持し、地域社会に投資すると共に、環境の良き守り手となることです。

これはディズニーが長年にわたる伝統として守り続けてきた価値観であり、その世界における重要性と、収益に対する影響への認識が高まっていることを理解するよう求められてます。消費者はさまざまな購入判断をするにあたり、高品質かつ公正な価格設定に加え、企業の持つ他の要素にも目を向けています。例えば、自社の従業員に対する待遇、省エネ・節水対策や廃棄物削減に注がれる努力、また、良き企業市民として社会的責任を効果的に果たす上での継続的改善の取り組みなどが挙げられます。就職活動においても、応募者は自身の時間と労力を注ぐ職場を選ぶ際に、同様の要素を検討する傾向が強まっています。その結果、企業としての価値は、良い行いをすることを意味するようになりつつあります。ディズニーは、その懸命な努力により、世界で最も賞賛される企業のひとつとして評価を受けていることを誇りに思います。その評価は、ディズニーの生み出す作品、その業績に加えて、誠実に事業を行うことに対しても同じ重要性をもって与えられています。

役員からのメッセージ

| 3役員からのメッセージ目次

進行中グローバル広告

進行中ライセンス商品販売食品販売

ヘルシー・リビング

ボランティアをした時間進行中VoluntEARの時間

環境に関するもの

進行中節水

進行中ゴミ排出

進行中温室効果ガス排出量

当社の目標について私たちは、社会的に責任のある名門企業を経営するという仕事は、現在の当社に利益をもたらす長期的な投資であり、今後数十年にわたり、世界中の子供たちや家族に対しさらに大きな影響を及ぼす可能性があると考えています。目標は、当社の目指す方向性を明確にし、達成度を測ることができる重要なツールです。私たちは目標を定期的に評価して、戦略的ビジョンとの整合性を確認していきます。

2017年度目標に対する

実績目標の定義ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの事業年度に基づきます（目標が暦年で報告されていることが指定されている場合を除きます）。目標の日付はすべて、特に明記されない限り、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの事業年度末（10月開始、9月終了）を言います。例えば、目標に「2017

年まで」と記載されている場合は、2017年度末（2017年9月末）を指します。

変化があり、更新・変更されることもあります。目標設定は静的なプロセスではありません。設定した目標の実行可能性と有用性は、継続的に評価されます。

意欲的かつ達成可能な目標です。こうした目標の一部は、当社の飽くなき向上心を表しています。時に、努力を 行ったにもかかわらず、市況やその他の条件によって、こうした目標の達成が難しくなる場合もあります。

期限を定め、将来を見据えた目標です。本レポートには、将来を見据えた目標が掲載されています。目標は不確実性の影響を受け、その達成を保証するものではありません。事業上の優先順位と外部要因の変化に従って、調整される場合もあります。

累計値と年間値は区別されます。特に記載のない限り、目標値は、2013年度当初から目標に記載された年度の末までの累計です。

| 4目標に対する実績目次

水資源を節約する

ゴミ排出ゼロを目指す

温室効果ガスの直接排出量を増加させない

環境への配慮に対する当社の取り組みは、当社の事業を遂行し、成長させつつ、資源を有効活用し、地球環境も守ることに重点を置いています。天然資源の不足、生態系や生物多様性を脅かす脅威は、深刻な環境問題です。こうした課題は、民間セクターを含め、社会が天然資源を利用する方法に対して根本的な変化を迫るものです。

こうした課題を認識した上で、ディズニーは環境への配慮に関する以下の長期目標を掲げています。

環境への配慮当社は、倫理に則って事業を遂行するという義務を真摯に果たします。

責任ある事業運営に対する当社の取り組み

| 5環境への配慮目次 責任ある事業運営に対する当社の取り組み

1 ウォルト・ディズニー・パークス＆リゾートにおける新たな成長として、パンドラ - ワールド・オブ・アバター、ディズニー・ポリネシアン・ビレッジ・リゾートおよびディズニー・ウィルダネス・ロッジ・コッパークリーク・ヴィラ＆キャビンの拡張工事、ESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックスとディズニー・スプリングスの再開発、香港ディズニーランドのディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ、チーム・ディズニー・ アネックス、ディズニーランド・リゾートのプラザ・イン、香港ディズニーランドのアイアンマン・エクスペリエンス、ディズニーランド・パリのレミーのおいしいレストラン：ザ・アドベンチャー、新しいオフィスビル、 ウォルト・ディズニー・ワールドとディズニーランド・リゾートにおけるスター・ウォーズ：ギャラクシーズ・エッジの建設開始などが挙げられます。

廃棄物転換目標を達成するために、ディズニーは、削減、再利用、リサイクル、堆肥化、非熱エネルギー変換、熱エネルギー変換という優先順位に従って、廃棄物管理プログラムを実施します。ディズニーのテーマパークとリゾートでは、健全なリサイクルプログラムを開発することが最優先事項です。例えば、キャストメンバーにわかりやすいサインを使用することや、リサイクル用の回収物量を増やすことに重点を置いています。また、食品廃棄物の管理も優先事項となっています。テーマパークとリゾートでは、埋立処分とせず有効利用された食品廃棄物の量が、2017年は2013年と比較して2倍となりました。目標は事業廃棄物に重点を置いていますが、建設廃棄物も有効利用し、2017年に報告された建設プロジェクトでは、92%の転換率を達成しました。

2017年テーマパークス＆リゾート、 ESPN、スタジオ、オフィスなどのロケーションから発生した事業廃棄物について、46%の転換率を達成しました。

2020年まで埋立処分と焼却の対象となる廃棄物の60%削減を達成します。

進行中

目標

ゴミ排出

ディズニーが支援するペルーの「Alto Mayo

Carbon Project」では、森林保全の取り組みによって、農家が有機栽培のフェアトレードコーヒー協同組合に参加できるようになりま した。

金銭的投資に加えて、協同組合と国際市場との橋渡しも行い、米国のディズニーパークにおける厳選されたレストランで特別なブレンドコーヒーを提供しています。

世界中の二酸化炭素削減プロジェクトを支援することにより、2012年～2017年の期間において、CO2換算350万トンの排出（50万世帯の年間電力消費量からの排出量に等しい）を防止し、当社の温室効果ガス削減目標を達成しました。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは、ゲストを運ぶシャトルバスの燃料を再生可能なディーゼル燃料へ転換することにより、車両の温室効果ガス排出量が半減しました。

温室効果ガス排出ゼロという長期目標を達成するための当社の戦略は、次の優先順位に従っています。つまり、排出を避け、効率化を促進することで排出量を削減し、高炭素燃料を低炭素代替燃料に置き換え、代替技術を模索し、残りの排出量に認証炭素クレジットを使用することです。また、既存資産の改善に注力しつつ、持続可能なソリューションの評価と選択を資本調達プロセスに組み入れることで、新しいプロジェクトの持続可能性を促進しています。

当社のテーマパーク＆リゾート部門は、効率化を通じて排出量を増やさずに事業の成長と拡大を実現し、排出量を2012年のレベルに維持しています1。例えば、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは、ゲストを運ぶシャトルバスの燃料を使用済みの食用油と消費されずに捨てられた食品廃棄物から作られた再生可能なディーゼル燃料へ転換することにより、車両の温室効果ガス排出量が半減しました。2017年度、ディズニーランド・パリは電力の半分を再生可能エネルギー源から購入しました。最新のデスティネーションである上海ディズニーリゾートは、他のロケーションで開発されたさまざまな効率化を利用してオープンし、2つの建物に中国グリーンビル評価ラベルを取得しました。

2017年直接排出量を2012年の排出量から41%削減しました。

2020年まで2012年の総排出量から直接排出量を50%削減します。

進行中

目標

温室効果ガス排出量

| 6環境への配慮目次 責任ある事業運営に対する当社の取り組み

1億2,900万

ガロン（2017年）

...これは、エプコットのシー・ウィズ・ニモ＆フレンズ水族館全体に供給するのに

十分な水量です

22回分

2017年、テーマパークとリゾートでは、前年と比較して飲料水使用量を1億2,900万ガロ

ン削減しました

ディズニーは、当社の事業および事業を展開する地域社会に重要な資源である水の重要性を認識しています。ディズニーは、現在の事業におけるウォーターフットプリントを測定し、節水すると共に、可能な場合は非飲料水の使用に移行することで、水を管理しています。2013年以降、当社施設では、飲料水消費量を削減するために、灌漑水や冷却塔に再生水を使用しています。

2017年2013年時点のレベルで水消費量を維持しながら、前年度よりも1.8％水使用量を削減しました。上海ディズニーリゾートでは、水保全計画を策定中です。

2018年まで既存施設において、飲料水消費量を2013年時点のレベルで維持していきます。新しい施設の水保全計画を策定します。

進行中

目標

節水当社では、多くの取り組みを通じて、製品の二酸化炭素排出量を最小限に抑えるよう努めています。当社のスマート・パッケージング・イニシアチブは、業界をリードする画期的なオンラインデザインツールです。パッケージングの環境パフォーマンスを向上し、消費者のエクスペリエンスを改善できることから、2017 Environmental Leader Project of the

Year Awardを受賞しました。また、トップライセンシーとベンダーを巻き込んで、パッケージに設計原則を適用できるよう、このツールを共有しました。

ディズニーでは、全社で紙製品を選択する際の指針となる、当社の「紙製品の調達および利用規程」の実施に引き続き努力します。

製品の二酸化炭素排出量ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーは、6本の映画に2017 Environmental Media Awardsを受賞しました。これには、マーベル・スタジオの映画2本 「ブラックパンサー」および「マイティ・ソー／バトルロイヤル」のほか、「スター・ウォーズ／ 最後のジェダイ」、ディズニー映画の「美女と野獣」、「ボーン・イン・チャイナ」、「パイレーツ・オブ・カリビアン／ 最後の海賊」が含まれます。

ディズニー|ABCテレビジョンは、ABCスタジオ、ディズニーチャンネル、フリーフォームの各チャンネルから2,100個以上のアイテムを寄付し、撮影用セット備品のリサイクルを増加させました。

製造

| 7環境への配慮目次 責任ある事業運営に対する当社の取り組み

当社では、さまざまな外部組織と協力の上、改善状況を把握し、共有しています。2017年の事例は、以下のとおりです。

• The Consumer Goods Forumの「Business Actions

Against Forced Labor」誌への寄稿

• ILO/IFCのベターワーク計画におけるエジプトでのパイロットイニシアチブに参加

• ILOによる「強制労働と人身売買に関するビジネスネットワーク」の初期調査を支援

• 英国現代奴隷法に準拠した当社初の声を公表

• 「国連ビジネスと人権に関するフォーラム」に参加

• 米国国際ビジネス協議会のCorporate

Responsibility and Labor Affairs Committee

の議長を続投

中国の深圳工場でディズニーブランド商品の品質検査を行う従業員。

な調達市場における労働条件の測定可能で長期的な改善と労働者への権限付与を促進する、画期的かつ影響力の強いプロジェクトを経済的に支援しています。2017年のパートナーには、国際労働機関（ILO）と国際金融公社（IFC）の共同事業であるベターワーク、ILOの国際研修センター、 MicroBenefits、Responsible Sourcing Networkなどが挙げられます。

ディズニー・ブランドのコンシューマ・プロダクトを製造する工場において、20年間にわたり作業環境のモニタリングを重ね、サプライチェーンの労働条件を理解し、対応するという取り組みを着実に続けています。

当社では、ライセンシーやベンダーによるコンシューマ・プロダクトの生産能力を継続的に拡張し、外部組織と提携すると共に、サプライチェーンのモニタリングと改善におけるイノベーションをサポートしています。

また、リスクの予防、特定、軽減策の実践を続けています。調達認可国方針からILS行動規範およびプログラムマニュアルに至るまで、こうした方針やアプローチは、経営の指針となり、ベンダーとライセンシーに対する基準を定めるものです。

さらに、サプライチェーンの労働問題をより明確に特定して解決できるよう、長期的なイノベーションにも投資しています。サプライチェーン投資プログラムは、NGO、国連機関、その他の団体に対して、重要

国際労働基準

| 8国際労働基準責任ある事業運営に対する当社の取り組み目次

2017年米国でこの目標が達成されました。世界各地でこの目標の達成が進んでいます。

2020年まで米国における子供向けのメディアプラットフォームと、ディズニーが所有する幼い子供のいる家族向けのオンラインデスティネーションにおいて、ディズニーが管理する広告にはすべて、当社の栄養成分に関するガイドラインに適合する食品と飲料を掲載します。

進行中

2017年グローバルにライセンス供与された食品の79%が、当社の栄養成分に関するガイドラインに適合しました。北米で目標が達成されました。

2020年までグローバルにライセンス供与された日常食品卸販売が、当社の栄養成分に関するガイドラインに適合する割合を85%に上昇させ、北米では85%の目標達成を継続します。

進行中

目標

クテイルズ」、「ドックはおもちゃドクター」、 「やりすぎ配信！ビザードバーク」、「アンディ・マック」、「ハーレーはド真ん中」などの作品において、ヘルシー・リビングに関するオリジナルコンテンツを初めて製作し、世界中でデジタルアプリやソーシャルメディアプラットフォームを通じて放送しました。イギリスでは、ディズニーがChange 4 Lifeと提携して展開する「10 Minute Shake-up（10分間の運動）」キャンペーンが4年目を迎えています。ディズニーキャラクターとストーリーテリングの魅力を活用したキャンペーンによって、 3～11歳の子供たち200万人以上の心をつかみ、政府が推奨する日常的な運動を行ってもらうことができました。

ディズニーは、健康的な食生活（ヘルシー・リビング）を楽しく、かつシンプルなものとすることで、次世代の子供たちがより健康になるよう努めています。この取り組みは、次のように、さまざまな形で実現されています。当社の栄養成分に関するガイドライン方針は、食品 マーケティングに対するアプローチを推進するものです。ディズニー・チェックは、ファミリー向けの健康志向食品を探しやすくするマークです。また、健康に関するメッセージをメディアコンテンツに取り入れています。

2017年、引き続き北米でライセンス供与と広告に関する目標を達成し、グローバルにおいては達成度が大幅に増加しました。ディズニーランド・パリでは、ディズニー・チェックをメニューに導入することで、家族が子供にとってより健康的な食事を選べるようにしました。

子供たちや家族がより健康的な生活を送るよう促すコンテンツは、ディズニーのヘルシー・リビングへの取り組みの中心となっており、短編・長編コンテンツ、デジタルゲーム、ライブイベントなどで行われています。例えば、ディズニー・チャンネル・ワールドワイドでは、「ダッ

ヘルシー・リビング

| 9ヘルシー・リビング責任ある事業運営に対する当社の取り組み目次

Global Workplace and Women’s Initiative「Global Workplace and Women’s

Initiative」は、全社のリーダーと専門家を擁する社内グループです。スポンサーシップ、指導者の育成、コミュニケーション、説明責任などを重視して活動しています。このグループは、ディズニーのフレキシブルなワークポリシーを作成し、女性の能力開発機会の特定や、テクノロジーなどのさまざまな分野で潜在力の高い女性の募集と雇用を促進する協力体制作りに尽力しました。

2017年7月、ディズニーはOut＆Equalと提携し、 Equality Institute In Londonという国際会議を開催しました。イギリスやその他の国から代表者が出席しました。

従業員リソースグループ（ERG）ディズニーでは、一人ひとりが持つ独自の体験を評価し、受け入れ、誰もが職場で本当の自分でいることを奨励しています。世界各拠点の36 ERGは、すべての従業員の考え方、文化、ビジネスに対する意見を歓迎することで、お互いを受け入れる文化をサポートしています。例えば、イギリスとアイルランドでは、300名以上が参加する、従業員主導の「Women@Disney」ERG

が、自己啓発、ネットワーキング、メンタリングの機会を奨励しています。中国では、従業員がLGBTに焦点を当てたERGを立ち上げました。

ディズニーでは、一人ひとりの好奇心、イノベーション、アイデアを尊重し、奨励しています。イノベーションと当社の成功には、全社にわたり、従業員にとって安全で、お互いを受け入れ、尊重し合う文化が欠かせません。互いを受け入れる文化への取り組みに対する測定指標のひとつとしてHRC企業平等指数があります。これは、ディズニーがLGBTに対する職場での平等に関して過去12年間にわたり100%のスコアを獲得したものです。また、当社では、自身の地域社会や関心を寄せている問題に時間を割いている従業員は、職場でも仕事に対する熱意を高く持つと強く信じています。

職場の習慣

| 10職場の習慣責任ある事業運営に対する当社の取り組み目次

2016年7月に放映を開始した本作品は、2017 Impact Awardsにおいて、National Hispanic Media

Coalitionから、「Outstanding

Animated Series」として賞賛されました。

主席脚本家兼共同エグゼクティブプロデューサーのシルビア・オリバスは、「Disney|ABC Writing

Program」出身であり、脚本家チームを主導しています。

才能あるスタッフを参加させる「アバローのプリンセス エレナ」は、ディズニーが多様なコミュニティにどのように関わり、表舞台から裏方まで、さまざまな才能を持つスタッフを配することで、どのように素晴らしいストーリーを生み出しているのかを具体的に示す作品です。

「モアナと伝説の海」、「リメンバー・ミー」は、ディズニーのクリエイティブチームが、多様でグローバルなこの世界を反映するような真に迫るストーリーを作り上げることに注力したかを具体的に示す作品です。タイカ・ワイティティ（「モアナと伝説の海」）やエイドリアン・モリーナ（「リメンバー・ミー」）のほか、外部の専門家を含む製作チームのメンバーは、制作過程で方向性や見識を提供し、現在の太平洋諸島の文化およびメキシコ文化を本格的に描写する過程において、欠かせないパートナーとなりました。

2017年ディズニーの「VoluntEARS」を通じて、技術、時間、労力を提供する形で48万6,600時間以上のボランティア活動が行われました。2012年以降、ディズニーの「VoluntEARS」は合計340万時間のボランティア活動に貢献しています。

2020年までディズニーの「VoluntEARS」プログラムを通じて、従業員が地域社会に500万時間のボランティア活動を行います。

進行中

目標 従業員によるボランティアディズニーの従業員とキャストメンバーは、「VoluntEARS」プログラムを通じて、生活や仕事の場となっている地域社会でのボランティア活動に時間を費やしています。「VoluntEARS」プログラムに加え、世界中の従業員が、「Disney Empoyee Giving Program」によるマッチングを通じて時間や寄付金を提供し、地域社会のNGOを支援しました。

退役軍人2012年に開始したヒーローズ・ワーク・ヒア・イニシアチブを通じて、約9,000名の退役軍人を雇用し、さらに15,000名に対してディズニー以外の企業への就職を支援しました。ディズニーは、退役軍人とその家族に役立つための組織をサポートし、Blue Star Families、The Mission

Continues、Student Veterans of Americaなどの組織に資金とメディアサポートを提供しています。2017年、「ヒーローズ・サプライ・ヒア」プログラムを拡大し、退役軍人が所有する企業への投資を増額しました。

| 11職場の習慣責任ある事業運営に対する当社の取り組み目次

ディズニー・アニマルキングダムにあるパンドラ：ザ・ワールド・オブ・アバターのオープンを祝して、ゲスト用にパーク内のインタラクティブなモバイルアドベンチャー、「Connect to Protect」 を立ち上げ、絶滅の恐れがある動物10種にとって重要な生息地を保護し、復元するという最大100万ドル規模の取り組みを開始しました。

ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー（ディズニーABCテレビジョンとESPNを含む）と全米レクリエーション公園協会が共催するMeet Me at

the Parkキャンペーンは3年目を迎えました。これは、子供たちと自然をつなぎ、健康的な生活を促すと共に、子供たちがスポーツに親しめるよう16のコミュニティの公園プロジェクトに対し、2万ドルの助成金を拠出したものです。

自然保護ディズニーは、長年にわたって地球環境を保護する取り組みを行っています。2017年、ディズニー・コンサベーション・ファンド（DCF）は、野生生物を保護すると共に、若者が生涯にわたり自然に親しむ気持ちを持つことができる経験を提供することを目的として、世界各地で活動する優れた非営利団体に800万ドル以上の助成金を拠出しました。DCFは、野生生物やその生息地が直面する最大の課題に取り組んだ14か国15名の情熱、勇気、不屈の心を称え、「Disney

Conservation Heroes」として表彰しました。

ESPNとV Foundation for Cancer ResearchESPNが2016年12月のV Weekと2017年7月ESPY Dayの開催中、V Foundation for Cancer Researchのために900万ドル以上の寄付金を募ることができたため、 2017年は記録的な募金額を集めた年となりました。

ディズニーは、長年にわたり奨学金団体への支援を通じて、成績優秀な生徒が大学教育の機会を得て、夢が実現できるようサポートしています。2014年以降、ディズニーは、American Indian College Fund、The

Asian & Pacific Islander American Scholarship

Fund、Hispanic Scholarship Fund、Student Veterans

of America、UNCFが管理する奨学金に400万ドル以上を拠出しています。今年は、My Brother’s Keeper

Allianceに、有色人種の青少年を支援する団体に助成金を拠出しました。

2017年、ディズニーは、現金／現物寄付の形で3億4,860万ドルのチャリティを目的とする寄付を行いました。こうした寄付を通じて、

世界中で持続的な改善をもたらすさまざまな地域社会のプログラムや団体を支援しました。ディズニーのチャリティを目的とした寄付は、思いやり（ボランティア活動を含む）、環境保全、21世紀型スキルの習得、ヘルシー・リビングといった分野において、十分なサービスを受けていない多様な人々を主な対象としています。例えば、前述の2017年に起きた自然災害に際し、ディズニーは約500万ドルを寄付し、世界中の被災地に救援物資を届ける非営利団体を支援することによって、被災した人々への救援活動を後押ししました。

戦略的社会貢献とコミュニティ活動

| 12戦略的社会貢献とコミュニティ活動責任ある事業運営に対する当社の取り組み目次

ディズニーには、小児病院を支援する長い歴史があります。遡れば、 1930年代にウォルト・ディズニー自身が、ディズニーのキャラクターやアニメーターを伴って病気の子供たちを訪れていたこともありました。私たちはディズニーのリソースを最大限に活用し、ディズニーにしかできない体験をお届けしています。それは、キャストメンバーと人気のキャラクターたちです。例えば、イギリスでは、Great Ormond Street

Hospital（GOSH）Children’s Charityに対し1000万ポンド以上の寄付金を集め、それとともにディズニーの魔法を病院に届けています。

小児病院

ディズニーには、重い病気を患う子供を持つ家族に喜びと幸せを届けるという長年の実績があります。喜びの瞬間を通じ、ディズニーだけにできる方法で、気持ちが一変する体験を届けることができるのです。

心の支えを必要とする人々に幸せや安らぎを届ける取り組み

| 13心の支えを必要とする人々に幸せや安らぎを届ける取り組み目次

上海ディズニーリゾートは、メイク・ア・ウィッシュ上海から初めてウィッシュ・チャイルドを迎えました。7歳の元宝（Yuanbao）君とその家族です。

ディズニーは、世界中の「夢をかなえる（wish-granting）」団体と協力し、毎年1万件以上の夢をかなえています。その際、家族に費用の負担は一切かかりません。1980

年にかなえられた最初の「夢」以来、ディズニーとメイク・ア・ウィッシュ®は共に、難病を抱える子供たちが持つ12万件以上の人生を変えるような夢をかなえてきました。メイク・ア・ウィッシュによると、最も人気の「夢」は今日でもディズニーに関連するものだそうです。2017年後半、メイク・ア・ウィッシュを支援するため、以前好評だった#shareyourearsキャンペーンを復活させました。

2017年、上海ディズニーリゾートにおける最初の夢をかなえることができました。同時にこれは、上海の「夢をかなえる」団体がかなえた最初の夢でした。

夢をかなえる

Tulane Hospital for Childrenの患児を訪問中のアイアンマン。

スター・ウォーズのキャラクターがFlorida Hospital for Childrenにいる子供たちや家族を訪問し、スター・ウォーズをテーマにした患者用ガウンを披露しました。

ディズニーは、2022年までに中国全土に50室を設置するという取り組みの一環として、2017年に北京、広州、成都の小児病院で、Disney Fun House療養児向けプレイルーム3室を設置しました。

小児病院で最新作を見られる唯一のスタジオである「Disney Movie Moments」プログラムを通じ、ウォルト・ディズニー・スタジオの映画を全米45施設の小児病院で上映しました。オーストラリアの小児病院でも同じ取り組みを行っています。イギリスとイタリアでは、MediCinemaと共同で映画を上映しています。

また、重い病気を患う子供たちやその家族に楽しんでもらおうと、DVDやおもちゃ、ゲームを収めたディズニーのケアパッケージを北米の病院445施設に寄贈しました。

5月4日（May the 4th)に行われたスター・ウォーズをテーマにしたイベントで、ウォルト・ディズニー・オーストラリア・アンド・ニュージーランドは、「Hospital Care Packages」プログラムを通じて小児病院にケアパッケージを寄贈しました。

ディズニーブランドで人気のキャラクターや従業員たちは、世界中の小児病院にいる子供たちに笑顔を届けるために、その時間やリソースを惜しみなく提供しています。「スター・ウォーズ：フォース・フォー・チェンジ」では、「スター・ウォーズ」のキャラクターが、Children’s Hospital Los Angeles（CHLA）を訪問し、子供たちやその家族を病院から「はるか彼方の銀河系」に招待しました。「フォース・フォー・チェンジ」の開始以来、「スター・ウォーズ」は、世界中で数え切れないほど多くの小児病院で開催されるイベントに取り入れられています。また、Starlight Children’s

Foundationとの協力により、全国の小児科病棟にいる患者数千人にスター・ウォーズをテーマにした患者用ガウンを配布することを発表しました。

| 14心の支えを必要とする人々に幸せや安らぎを届ける取り組み目次

「Disney Musicals in Schools」は、以下に掲げる米国各地でスタートしています。

2018年、「Disney Musicals in

Schools」は、米国のルイビル、ウェストパームビーチ、シカゴ、ロサンゼルスでのプログラムと併せて、ロンドンのEastside Charitable Trustとの初の国際プログラムをスタートさせる予定です。

2017年、新たに米国の4都市で「Disney

Musicals in Schools」がスタートしました。オマハ、ボストン、マディソン、オーランドでミュージカル劇場を紹介し、1,000

名以上の生徒が初めてミュージカルを演じました。

ディズニーは、次世代の若者たちが、自らの思い描く未来を実現するために必要なスキルや自信を身に付け、ツールを得られるように努めてきました。例えば、「Disney Musicals in Schools」プログラムは、資金や設備が不足しがちな公立小学校で、持続的な劇場プログラムを実施しています。ミュージカルは、舞台で物語を作り出す喜びだけでなく、創造性や協調性、コミュニケーション能力、問題解決能力、共感力など多くの資質を育むことができます。「Disney Musicals in

Schools」は、参加する教師に舞台用の資材や専門的なトレーニングを無償で提供することにより、13の都市で2万1,000名以上の生徒、600名の教師、200校を支援してきました。

青少年の育成

インスピレーションは、それを発揮する機会が与えられたときに初めて、十分に呼び起こされるものです。ディズニーは、若者たちが思い描く未来を実現できるようその可能性を引き出し、その実現過程の中で若者を応援していきたいと考えています。

インスピレーションを呼び起こし、機会を提供する取り組み

ニューヨーク ニューアーク 2017年の新スタート：ナッシュビル クリーブランド オマハラスベガス イーストランシング ボストンシアトル SFベイエリア マディソンコスタメサ オーランド

| 15インスピレーションを呼び起こし、機会を提供する取り組み目次

ディズニーは、Big Brothers Big Sisters Australiaと共同で、画期的な e-メンタリングツールを開発しました。このツールは、離れた距離から指導を行うという組織の課題克服に役立ちます。

Afro-Academic, Cultural, Technological & Scientific Olympics（ACT-SO）NAACPの若者向けコンテストとプログラムは、各地のNAACP支部で開催され、毎年夏に全国大会で決勝が行われます。ディズニーは、デザインや映画製作に興味を持つ生徒向けのイマジニアとのワークショップを含む刺激的なコンテンツを提供しました。

ボーイズ・アンド・ガールズ・オブ・アメリカの2017 National Youth of the Yearを受賞したカルロス・ポランカ君（右）に喜びを伝える、ディズニーのエリッサ・マーゴリスCSR SVP。

ディズニーは、長年にわたりボーイズ・アンド・ガールズ・クラブを支援しています。ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・アメリカの「Youth of the Year」プログラムに対するナショナル・スポンサーとして、さまざまな出自を持つ未来の優秀な若きリーダー達のインスピレーションを呼び起こし、彼らの役立つツールを提供しています。昨年の受賞者であるジョスリン・ウッズは、自分が所属するコミュニティにおけるティーンエージャーへの優れたリーダーシップに対し、Radio Disneyミュージック アワードで2017 Hero

for Change Awardを授与されました。

2,000万分 の受講時間

180万人 （受講者）に到達

2017年Pixarはビデオと実践的なアクティビティを含む新しいレッスンを公開しました

Pixar in a Boxは、ディズニーが後援する、ピクサー・アニメーション・スタジオとカーンアカデミーの共同プログラムです。ピクサーのアーティストがストーリーに命を吹き込む方法の舞台裏を紹介しています。ピクサーの映画製作チームが、数学、科学、コンピューターサイエンス、人文科学など、学校の教科を通じて、ストーリーテリングからバウンドするボールをアニメーション化する方法まで、すべて無料でレッスンを提供しています。

既存のライブラリーに加えて、2017年にはビデオと実践的なアクティビティを含む新しいレッスンを公開しました。このレッスンは、ストーリーテリングの概念を通じてあらゆる年代の受講者を受け入れています。受講者は累計で180万人以上に達し、約2,000万分の受講時間を記録しました。

| 16インスピレーションを呼び起こし、機会を提供する取り組み目次

ディズニーは、中国農村部の小学校で音楽教育の質を向上させるプログラムを支援しました。2017年は、音楽教室の改修、ディズニーの音楽資源を活用した音楽カリキュラムの改善、音楽教師への研修実施のほか、子供を対象に音楽をテーマとしたサマーキャンプなどが行われました。

2014年以降、ESPNはスポーツを中心としたフィランソロフィー活動のポートフォリオを構築し、支援を必要とするコミュニティで100万人以上の若者がスポーツに親しめるようにしました。2017年、ESPNは、love.

futbolとPartners of Americaと共同で建設した2か所を含め合計7か所の安全なグラウンドを開発して約3

万6,000人の若者がスポーツに親しめるようにしました。ブラジルとメキシコでは2,700人以上の若者がこうしたグラウンドを利用しています。

ディズニーの伝統は、創造性にあふれ、感動を呼び起こすストーリーテリングに立脚しています。毎年、ディズニー|ABCテレビジョンとディズニー・パブリッシングは、First Bookと協力し、マルチプラットフォーム型の「Magic of Storytelling」キャンペーンで読書の楽しさを呼びかけ、家族やファンに参加してもらい、ディズニーから支援を必要とする子供たちに最大100万冊の本を寄贈しています。First Bookとの長期にわたる協力関係を通じて、ディズニーはこれまでに支援を必要とする子供たちに累計6,100万冊以上の書籍を寄贈し、読書を通じて未来を描くことができるよう励ましています。世界中で、ディズニーはさまざまな方法でストーリーテリングの大切さを呼びかけています。例えば、オーストラリアでは、2万2,000冊の児童書をIndigenous Literacy Foundationに寄贈しました。

中南米では、世界的な非営利団体であるアショカと提携し、女の子のリーダーシップスキルや、平等、尊敬、受容の文化を促進しました。「#SoyPrincesaSiendoYo」（「私はありのままの自分でいるプリンセスです」）と「Compromiso Disney grant」ソーシャルメディアキャンペーンを通じたこのパートナーシップは、メキシコ、ブラジル、コロンビア、チリの若い女性を対象に、地元の社会起業家を支援し、リーダーシップスキルを育成することを目的としています。

例えば、「Dream Big, Princess」は、ディズニープリンセスの物語から心踊るような場面を紹介することで、世界中の子供たちに大きな夢を持ってもらうという全社的な取り組みです。2017年、「#DreamBigPrincess」グローバルフォトキャンペーンを実施しました。これは、女性写真家が現代の女の子たちや女性を被写体として撮影し、大きな夢を描くというイメージを表現したものです。ソーシャルメディア、家族、ディズニーファンと写真を結びつけることで、ディズニーは、国連財団の「Girl Up」（女の子を対象としたリーダー育成プログラム）に100万ドルを寄付することができました。プロの写真家と一般市民が撮影した写真のうち主な作品は、後日、ニューヨークの国連本部で展示されました。

「#DreamBigPrincess」グ ローバルフォトキャンペー ンの一環として、ケイト・T・パーカーさんが撮影したアリス・パーカーちゃん。チームワークとタフさがすべてというサッカーチーム「The Blasters」のメンバーです。

ディズニーは、世界中の子供たちが自分の思い描く未来を作り出せるよう勇気づける、独特な能力を持っています。未来への希望を呼び起こす

| 17インスピレーションを呼び起こし、機会を提供する取り組み目次

エリッサ・マーゴリスシニア・バイスプレジデントザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー

将来の展望ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの良質で責任あるコンテンツを制作し、誠実な事業経営をするという伝統は、当社のDNAの一部として受け継がれているだけはなく、株主の皆様に大きな収益を生み出す重要な要素ともなっています。

倫理的に事業経営を行い、子供たちや家族に感動をもたらすというこの取り組みは、私がCSR活動の新たなリーダーに就任することに心を躍らせている理由の大きな部分を占めています。ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーで積み重ねてきた12年間のキャリアの中で、私が常に誇りに思っているのは、地球環境を保護し、ボランティア活動を奨励し、多様性をもち互いを尊敬し合うことができる職場作りを目指して当社が行ってきた努力です。これはごく一部であり、さらに多くの努力がなされてきました。

ディズニーは過去の業績に満足する企業ではありません。常にポジティブな影響力を確保し、必要に応じて習慣化したやり方を変える方法を模索しています。可能な場合には、こうした取り組みを、社会的および環境的状況により広く定着させています。例えば、当社は国連の持続可能な開発目標（SDGs）が世界中の社会に対して持つ重要性を認識しており、この目標を参考に、自社の方針、慣行、関与について情報を提供しています。

将来を見据え、当社は世界中の家族に楽しさ、幸せ、感動、機会を届けることでコミュニティにより大きな影響を与える、新しい方法を模索しています。たった1人でこうした取り組みを行うことはできません。改善をもたらすには「Team of Heroes」が必要なのです。私は、VoluntEARSに参加してくれた何千名もの従業員に加え、自分が所属するコミュニティのために日々努力を重ねる人々に大きな感銘を受けています。こうした情熱と献身的な努力にほんのわずかでも関わることが、この仕事を充実したものにするのです。

これは私が真剣に捉えている責務です。以降のページで、これまでの進展と進歩と今後数年間の目標設定をお伝えしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

| 18将来の展望目次

事業年度 2017 2016 2015

サプライチェーン：施設数ディズニー・ブランド商品の製造拠点総数 （事業年度）16,17

37,500 34,200 30,200

サプライチェーン：改善が必要と判定された指摘事項の割合18,19,20,21,22

児童就労 1% 1% 3%

自由意思によらない労働 1% 1% 3%

強制およびハラスメント 0% 0% 2%

差別の禁止 1% 1% 3%

組合 1% 1% 2%

健康および安全：工場 85% 86% 89%

健康および安全：寮 3% 4% 13%

報酬：最低賃金 8% 9% 16%

報酬：時間外賃金 11% 13% 20%

報酬：残業時間 63% 61% 63%

報酬：社会保障 59% 59% 61%

環境保護 33% 36% 39%

その他の法律 25% 28% 29%

業務の再委託 3% 5% 16%

監視およびコンプライアンス 10% 11% 18%

情報公開 4% 5% 9%

ヘルシー・リビングディズニーの栄養成分に関するフードガイドラインに準拠したライセンス日常食品

全世界 79% 70% 67%

北米23 目標の85%を達成

目標の85%を達成

目標の85%を達成

事業年度 2017年1 2016年 2015年

環境への配慮直接的な排出量2,3,9 （CO2換算トン） 843,275 866,797 853,805

間接的な排出量2,3,9（CO2換算トン） 1,041,639 912,518 917,247

直接的・間接的な排出量の合計s2,3（CO2換算100万トン） 1.88 1.78 1.77

CO2排出枠の償却4,5（CO2換算トン） 804,859 685,706 626,519

正味排出量（CO2換算100万トン）2,3,4,5 1.04 1.09 1.14

総エネルギー（MWh）6,9 5,847,058 5,517,380 5,501,841

埋立廃棄物および焼却廃棄物の総転換率（トン）7 46% 45% 49%

水使用（飲料水10億ガロン）8,9 6.91 7.04 6.99

戦略的な社会貢献活動企業寄付（現金、百万米ドル）10 $104.5 $101.0 $95.5

企業贈与（現金以外の支援、百万米ドル）10 $244.1 $301.1 $237.8

「VoluntEARS」の奉仕時間 486,600 542,800 592,000

職場全世界の従業員11,12,13 180,154 178,98514 169,237

マイノリティ比率（従業員、米国）12 42.8% 40% 40%

マイノリティ比率（管理職、米国）12 25.3% 24.4% 23.5%

女性比率（従業員、全世界）12 52.9% 52.7% 52.5%

女性比率（管理職、全世界）12 43.2% 43% 44%

マイノリティや女性が所有する営利企業に対する直接支出総額（百万米ドル）14 $432.7 $478.6 $513.7

提供されるトレーニング数（重複なし）15 19,400 17,300 12,800

トレーニング受講数15 1,027,800 1,025,200 1,023,000

データ表

| 19データ表および脚注目次

1. ディズニーの事業年度は通常、当年10月1日に直近の日曜日から翌年9月30日に直近の土曜日までです。

2. 当社のGHG目標の領域には、ディズニーが所有および運営する施設（ウォルトディズニー・パーク＆リゾート、ディズニー・クルーズライン、商用スペース）、リース資産（ディズニーストア、オフィス所在地）、プロダクション（長編映画、テレビ、劇場、ESPNなど）が含まれます。

3. 温室効果ガスの排出量は、世界資源研究所（WRI）と「持続可能な発展のための世界経済人会議（WBCSD）」による温室効果ガスプロトコル「企業の算定・報告基準、2004年改訂版」（GHGプロトコル）の原則に従って測定・算出されています。

4. 炭素クレジットは、認定された基準（例：Climate Action

Reserve、Verified Carbon Standard、Gold Standardなど）に従って開発されたプロジェクトによるものです。すべてのクレジットは、認定された第三者調査期間が検証しています。炭素クレジットの償却証明書は、当社ウェブサイトに掲載されています。

5. ディズニーの事業経営をより的確に反映するために、契約上の商品および特定の排出源に基づく排出係数を使用して、排出量の償却と正味排出量を計算しています。こうした調整により、ディズニーの直接的な排出量と間接的な排出量の合計はCO2換算184万トンです。

6. 総エネルギーには、電気、天然ガス、冷水、温水、蒸気、再生可能エネルギー、燃料が含まれます。

7. 事業経営に伴うリサイクル、堆肥化、寄贈、販売品および清算品、保管品、熱エネルギー変換、非熱エネルギー変換などが転換に該当します。エネルギー回収を伴わない埋め立てや焼却は、廃棄物に該当します。対象施設は、パーク＆リゾート、ESPN、エンタープライズ所有施設、ピクサーです。すべてのリース不動産、ディズニーストア、物流センター、テレビ放送局、ラジオディズニー放送局、あらゆる建設資材は、対象から除外されています。

8. 水使用量の目標に含まれるのは、ディズニーが所有および運営する施設（パーク＆リゾート、ディズニー・クルーズライン、所有する商用スペース、放送局、ESPN）です。ディズニーストアおよびリース資産での水使用量は、対象から除外されています。上海ディズニーランドのデータは、2013年度のベースラインの一部ではないため、この値には含まれていません。

9. 2016 Corporate Citizenship Data Table以降のデータを改訂し、社内審査の結果としてデータに加えられた訂正を反映しました。

10. 現金の企業寄付には、ディズニー・コンサベーション・ファンド（DCF）による企業献金が含まれています。現金以外の支援とは、有形物または無形のサポートで構成される現金以外の寄付・寄贈を指します。寄付には、商品、テーマパークのチケット、食品、公共広告（PSA）、キャラクター／タレントの出演、その他のチャリティ支援に対する推定金額が含まれますが、これに限定されません。配信、視聴者数、番組製作、利用可能性、価格設定、市場需要などの変動要素における違いがあるため、PSAは当社メディアプラットフォーム間で異なる評価が設定されています。例えば、放送期間内における販売価格の平均に基づいて、PSAが評価される場合があります。また、放送時間帯区分のローテーションにおけるスポンサーシップ価値の平均に基づいて、PSAが評価される場合があります。このため、PSAの評価には複数の手法を採用しています。2016年度は、チャリティ寄付による棚卸資産の清算が増加したことで、書籍の寄贈額と寄贈量が大幅に増加しました。2017年度は、本の寄贈が通常レベルにまで低下し、現金以外の支援の報告値が減少しました。

11. 従業員統計には、当社の各事業年度末の従業員ベースを反映しています。管理職にはマネージャー以上が含まれます。2017年度末時点におけるザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの全従業員数は約19万9,000人でした。

12. 「世界における従業員の多様性」の数値には、当社が導入しているSAPシステム全体の従業員が含まれています。この数値にはピクサーおよびディズニーランド・パリの従業員は含まれていませんが、日雇い従業員および契約従業員を除き、60日以内に賃金の支払いを受けた臨時従業員は含まれます。

13. 2016年度の上海ディズニーリゾート開業により、15年度以降の従業員数が増加しました。

14. 本レポートには、全米マイノリティサプライヤー育成評議会（NMSDC）、全米女性経営者企業評議会（WBENC）、 Business Leader’s Network（USBLN）、National Gay and

Lesbian Chamber of Commerce、米国退役軍人省に認証された、多様な背景を持つ人々が所有、管理、経営する企業のみを含みます。

15. 研修関連データには、D Learnの対象となる全従業員が含まれますが、ピクサー、マーベル、ディズニーランド・パリの各社従業員と契約従業員は除外されています。参加者は、2つ以上のトレーニングへの参加が認められています。トレーニングには、オンラインコース、講習、OJT研修があります。

16. データは事業年度内のいずれかの時点で稼働中の施設を含んでおり、四捨五入して百の位の概数としています。

17. 2016年度と2017年度における施設の増加は、事業の拡大に加え、2015年に新しいデータプラットフォームが採用されたことによる算出方法更新の両方を反映しています。

18. ディズニーは、リスク分野を特定・比較する際の主な情報源として、世界銀行の「ガバナンス指標」（WGI）を使用し、監視リソースと要件を集中させるべき分野を判断しています。認定調達国に関する方針をご覧ください。

19. ILS（国際労働基準）プログラムは、ディズニー・ブランド商品の製造拠点における労働環境の継続的かつ持続可能な改善に向けて取り組んでいます。監査または評価の結果として稼働中の施設で特定されたすべての行動規範に対する違反は、ディズニー・ブランド商品の生産に施設を継続使用する条件として、ILSプログラムが定める期間内に、同プログラムが定める方法で是正または修正される必要があります。

20. ディズニー・ブランド商品のサプライチェーンでは、稼働中の施設は日常的に変動しています。2017年には全体の約24%がディズニー・ブランド商品の新規製造者でした。このため、前年比での比較は複雑化しています。

21. 2015年、ILSグループが新しいデータ管理システムに移行し、データの集計方法と報告方法が一部変更されました。この新システムによって、ディズニー・ブランド商品を取り扱う拡張されたサプライチェーン内の労働条件をより正確に、かつリアルタイムで把握できますが、本書に掲載する2015

年、2016年、2017年のデータを、前年のデータと直接比較することはできません。

22. こうしたカテゴリーで指摘事項が減少しているのは、ディズニーのILSプログラムが定める要件を満たすことに取り組むライセンシーやベンダーと契約するという継続的な努力の成果です。

23. 北米（米国とカナダを含む）については2006年以前の契約合意を除いて計算し、業界内で絶えず変更される子供の栄養に寄与する商品の分類に従っています。業界における分類の評価を世界規模で継続的に実施します。

データテーブル脚注

データ表および脚注目次 | 20

アジアビジネス 協会「コーポレート・オブ・ザ・イヤー・アワード」

アドバンシング・ジャスティス - LA：コーポレート・インパクト・アワード

ダイバーシティ＆インクルージョン・ アワード 2017年トップ10イノベーション

2017

年10

月

EMAグリーン・シール・アワード

DJSI：北米インデックス

2017

年9月

チャイナ・ベスト・エンプロイヤー・アワード

• Magic of Storytelling

• いじめ防止PSA

テリー賞

2017

年8月

スポーツ・ヒューマニタリアン・アワード

2017

年7月

ハロー賞 Hour of Code、Share Your Ears

Morning Consult：Most Admired Employers for 2017 に複数の世代にわたって選出

2017

年6月

Diversity Inc トップ50

LinkedInのトップ・ワークプレースに選出

2017

年5月

2016年～2017年デイタイム・エミー賞 Outstanding Promotional

Announcement Image Black History

Month: Timeless Heroes “Be Inspired -

The Clinton 12”、ディズニーXD／ディズニー|ABC企業市民活動

2017

年4

月

2017 Humanitarian Company of the Year

2017

年3月

最も尊敬される企業

世界で最も評判の良い企業

2017

年2月

ヒューマン・ライツ・キャンペーン企業平等指数

2016

年12

月 受賞実績

| 21受賞実績目次

環境環境方針Management of Chemicals in Consumer Products（消費者向け商品における化学薬品管理）紙製品の調達および利用規程Use of Live Animals in Entertainment（エンターテイメントにおける生きた動物の使用）

社会California Transparency in Supply Chains Act Statement（カリフォルニア州サプライチェーン透明法に関する声明）Code of Conduct for Manufacturers（製造業者行動規範）Conflict Minerals Policy（紛争鉱物に関する方針）Human Rights Policy Statement（人権に関する方針の声明）Nutrition Guidelines（栄養成分に関するガイドラ イン）Smoking in Films（映画における喫煙）U.K. Modern Slavery Act Transparency Statement（英国現代奴隷法の透明性に関する 声明）

ガバナンスCorporate Governance Guidelines（企業統治ガイドライン）

Permitted Sourcing Countries（認定調達国）Political Giving and the Participation in the Formulation of Public Policy（政治献金および公共政策策定への参加）事業の行動基準

当社では、倫理的に行動し、人権を尊重することは、世界中で事業を経営し、成長させる当社の能力の中核をなすものと考えています。当社が事業を展開するすべての地域で、公正に、誠実に、法令を順守して事業活動を行っています。また、倫理に配慮した経営を促進する、環境、社会、ガバナンスに関する多数の方針と実施に取り組んでいます。こうした方針は、当社のウェブサイトに掲載されています。右欄はその一例であり、これに限定されるものではありません。

その他の方針とアプローチ課題の優先順位付けは、社会的および環境的責任に対する当社のアプローチを含め、全社的な戦略立案に不可欠な要素です。事業計画、社外エンゲージメント、当社の現在および将来の経営環境の評価を通じて、継続的に優先課題に対するアプローチを見直し、変更します。

重要課題の評価は、社会的・環境的責任戦略と方針上の優先事項、プログラムと慈善的支援、事業活動とガイダンスの推進を目的としています。それぞれの課題と、リスク管理、ブランドと評価の向上、ステークホルダーの期待の充足、方針環境の整備、社会への影響力との関係や、これらに与える影響を含め、複数の面から評価します。こうした要因の評価は、社内部門や事業部門と連携して定期的に行われ、ゲストや消費者を含む社外のステークホルダーの意見も取り入れられます。

本書では、多くの重要課題を詳しく説明していますが、当社の事業や社会にとって重要な課題をすべて包括的に示すものではなく、ステークホルダーの関心が高い分野を優先し、当事業年度の主な課題が中心となります。社会や当社に影響を及ぼす課題の状況は絶えず変化しています。これを理解した上で、今後もこうした課題の定義、特定、報告方法を改善していきます。

課題の優先順位付け特に記載のない限り、本パフォーマンスサマリーのデータと情報はすべて、2017年度（2016年10月2日～2017年9月30日）の取り組みに関連しています。

本書の最新データは、社会的および環境的責任に関連する当社の影響力、進展、成果を表すものです。本書全体を通じて実績データを提示していますが、当社は社会的および環境的責任報告の継続的な改善、正確性の向上、高度化に努めています。このため、ディズニーの財務データと報告も管理する社内の報告部門が、当社のデータを収集・検証しています。必要に応じて、規模、範囲、収集方法に関する詳細を示します。また、測定基準の設定に使用した重要な推定値と前提条件の説明には注意しています。ウェブサイトやソーシャルメディアのストーリーやコンテンツと共に、毎年最新のデータを提示することで、社会的および環境的責任に対する当社の取り組みを全体的に捉えることができます。

本書では、当社の使命と連動し、これを支える昨年度の優れた取り組みの例を紹介します。ただし、掲載事例は、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーで日常的に行われている取り組みを網羅しているわけではありません。ディズニーのCSR活動に関する最新情報については、公式ウェブサイトをご覧いただくか、ツイッター （@DisneyCSR）をフォローしてください。

報告

付録

| 22付録目次

12. 製品責任G4-M2～G4-M4 コンテンツ製作

• 栄養成分に関するガイドラインの目標（p. 9)• 事業の行動基準• Privacy Policy（プライバシーポリシー）• Code of Conduct for Manufacturers（製造業者行動規範）• 方針およびアプローチ（p. 22)• Online Safety: Kids （子供向けオンライン・セーフティ）• ヘルシー・リビング（p. 9)

お客様の健康と安全G4～PR1 お客様の健康と安全

• ヘルシー・リビング（p. 9)• 方針およびアプローチ• 製品の安全性• Healthy Cleaning Policy（健康的な清掃に関する方針）

マーケティング・コミュニケーションG4-PR6～G4-PR7 マーケティング・コミュニケーション

• ヘルシー・リビング（p. 9)• 方針およびアプローチ

13. 社会G4-SO4～G4-SO11 社会

• Corporate Governance（企業統治）• 事業の行動基準• 国際労働基準（p. 8)• 年次報告書／10-K• 方針およびアプローチ

9. 環境パフォーマンス指標G4-EN3～G4-EN23 環境パフォーマンス指標

• 環境への配慮（p. 5)• データ表（p. 19)• インフォグラフィック：ディズニーにおける環境への配慮• 環境への配慮

G4-EN27 製品とサービスの環境に対する影響緩和の程度• スマート・パッケージ・イニシアチブ• Merchandise Bag Recycling Policy（商品包装用バッグのリサイ

クル方針）• 環境への配慮

10. 労働慣行とディーセント・ワーク（公正な労働条件）G4-LA2～G4-LA12 Disney Workplaces（ディズニーの職場）

• 職場の習慣（p. 10)• Disney Careers（ディズニーのキャリア）• データ表（p. 19)

G4-LA14～G4-LA16 サプライチェーンにおける労働基準• 国際労働基準（p. 8)• 責任あるサプライチェーン• データ表（p. 19)• 方針およびアプローチ

11. 人権G4-HR1～G4-HR11 人権

• Human Rights Policy（人権に関する方針）• 国際労働基準（p. 8)• データ表（p. 19)• サプライチェーン投資プログラム• 方針およびアプローチ

5. レポートのプロフィールG4-28～G4-32 レポートのプロフィール

• 付録：報告（p. 22)• 公式ウェブサイト - 事前報告セクション• お問い合わせ

6. ガバナンスG4-34　ガバナンスの構造

• Corporate Governance（企業統治）（ウェブサイト）• 年次報告書／Form 10-K• 委任状• 事業の行動基準• グローバルな倫理およびコンプライアンス

7. 倫理および誠実さG4-56 ミッション（使命）、行動規範、原則および倫理規定についての声明

• 方針およびアプローチ（p. 22)• 事業の行動基準• Code of Business Conduct and Ethics for Directors（取締役の

企業倫理と行動規範）• グローバルな倫理およびコンプライアンス• 英国税務政策PDF

8. 経済G4-EC9 重要な事業地における現地サプライヤーに対する支出割合

• データ表（p. 19)

1. 戦略および分析G4-1最高意思決定者の声明

• CFOからのメッセージ（p. 12)

2. 組織のプロフィールG4-3～G4-16 組織のプロフィール

• 年次報告書／Form 10-K• ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーのウェブサイト

G4-10雇用の種類、雇用契約、地域、性別ごとの労働力• データ表（p. 19)

雇用の種類 全世界 米国臨時従業員（季節雇用）

8% 9%

臨時従業員（継続雇用）

20% 23%

正社員 71% 68%

G4-11 団体交渉協定の対象となる全従業員の割合• 米国における全レベルの管理職（労働組合の加入状況別）：57%

が団体交渉協定の対象となっています

3. 識別された重要な要素とバウンダリーG4-18～G4-19 識別された重要な要素とバウンダリー

• 付録：報告（p. 22)

4. 関係者との交流G4-24～G4-27 ステークホルダー参画ディズニーは、従業員、取引先、政府組織や非政府組織、消費者など、継続的な対話を通じて、ステークホルダーと頻繁に関わっています。また、外部のステークホルダーと協力することが、機会を特定し、課題に対処する能力を高め、非常に重要な課題の一部に対する解決策を見いだすことになると考えています。

• 責任あるサプライチェーン 外部ステークホルダーの参画

本書はG4ガイドラインを参照しています。グローバル・レポーティング・イニシアチブ（GRI）の「サスティナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版」は、企業のパフォーマンスの経済的影響、環境的影響、倫理的影響を網羅する包括的な一連の指標を定めています。

GRI指標

| 23GRI指標付録目次

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