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User's Manual TM TM IM 12A01A02-01 IM 12A01A02-01 9版 FLXA202 FLXA21 2 線式液分析計

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    TM

    TM

    IM 12A01A02-01

    IM 12A01A02-019 版

    FLXA202FLXA212 線式液分析計

  • IM 12A01A02-01

    i

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ◆ はじめにこの度は FLXA

    TM

    202/FLXATM

    21 2 線式液分析計をご採用いただきまして、ありがとうございます。FLXA202/FLXA21 2 線式液分析計の性能を十分発揮させるため、使用する前に取扱説明書を必ずお読みください。

    関連するドキュメントは以下のとおりです。一般仕様書

    ドキュメント名 ドキュメント番号 備考FLXA202 2 線式液分析計 GS 12A01A03-01JA

    添付の CD-ROM に含まれていますFLXA21 2 線式液分析計 GS 12A01A02-01

    * ドキュメント番号の JA は言語コードです

    取扱説明書

    ドキュメント名 ドキュメント番号 備考FLXA202/FLXA21スタートアップマニュアル IM 12A01A02-12 添付の CD-ROM に含まれています

    FLXA202/FLXA21取扱説明書 IM 12A01A02-01

    本書添付の CD-ROM に含まれています

    形名の基本コードまたは付加コードに "Z"(特殊仕様)が含まれている製品には、専用の取扱説明書が付く場合があります。その場合、本書に加えて専用の取扱説明書も必ずお読みください。

    ■ 説明書に対する注意・ 説明書は、最終ユーザまでお届けいただき、最終ユーザがお手元に保管して随時参

    照できるようにしていただきますようお願いします。・ 本製品の操作は、説明書をよく読んで内容を理解したのちに行ってください。・ 説明書は、本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり、お客様の特定目的に

    適合することを保証するものではありません。・ 説明書の内容の一部または全部を、無断で転載、複製することは固くお断りいたし

    ます。・ 説明書の内容については、将来予告なしに変更することがあります。・ 説明書の内容について、もしご不審な点や誤り、記載もれなどお気付きのことがあ

    りましたら、当社の説明書作成部署、当社の営業、またはお買い求め先代理店までご連絡ください。

    ■ 図の表記について説明書に記載されている図では、説明の都合により、強調や簡略化、または一部を省略していることがあります。説明書中の画面は、機能理解や操作監視に支障を与えない範囲で、実際の表示と表示位置や文字(大/小文字など)が異なる場合があります。また、表示されている内容が「表示例」の場合があります。

    Media No. IM 12A01A02-01 9th Edition : Mar. 2018 (YK)All Rights Reserved. Copyright © 2010, Yokogawa Electric Corporation

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  • IM 12A01A02-01

    ii

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ 本書の構成についてFLXA202/FLXA21 2 線式液分析計は、お客様の仕様により、pH/ORP 計、導電率計 (SC)、電磁導電率計 (ISC)、溶存酸素計 (DO)、SENCOM

    TM

    pH/ORP 計となっております。本書では、1 章、2 章と 18、19 章に共通部分を記述し、仕様によって異なる操作、機器設定、校正を下記の表の構成のように記述しています。

    内容 pH/ORP 導電率(SC) 電磁導電率(ISC) 溶存酸素(DO) SENCOM pH/ORP概要 1 章配線・設置 2 章操作 3 章 6 章 9 章 12 章 15 章機器設定 4 章 7 章 10 章 13 章 16 章校正 5 章 8 章 11 章 14 章 17 章保守 18 章トラブルシューティング 19 章

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    iii

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ◆ 安全に使用するための注意事項

    ■ 本製品の保護・安全および改造に関する注意・ 本製品および本製品で制御するシステムの保護・安全のため、本製品を取り扱う際は、

    説明書に記載されている安全に関する指示事項に従ってください。なお、これらの指示事項に反する扱いをされた場合、当社は安全性の保証をいたしかねます。

    ・ この説明書で指定していない方法で使用すると、本機器の保護機能が損なわれることがあります。

    ・ 本製品および本製品で制御するシステムに対する保護・安全回路を設置する場合は、本製品外部に別途用意するようお願いいたします。

    ・ 本製品の部品や消耗品を交換する場合は、必ず当社の指定品を使用してください。・ 本製品を改造することは固くお断りいたします。・ 当該製品および本書には、安全に関する以下のような警告シンボルマークとシグナ

    ルワード、またはシグナルワードを使用しています。

    警告製品への表示は、取扱者および機器を重大な事故から保護するために、取扱説明書を必ず参照する必要がある場所に貼付しています。また、取扱説明書への記載の場合、感電事故など、取扱者の生命や身体に危険が及ぶ恐れがある場合(同時に機器を損傷することもあります)、その危険を回避するための注意事項を記述してあります。

    注意製品への表示は、取扱者および機器を事故から保護するために、取扱説明書を必ず参照する必要がある場所に貼付しています。また、取扱説明書への記載の場合、取扱者に対し、軽傷事故が発生する恐れがある場合、または機器を損傷する恐れがある場合に、その危険を回避するための注意事項を記述してあります。

    以下のシグナルワードやシンボルマークは、取扱説明書にのみ使用しています。

    注意ソフトウェアやハードウェアを損傷したり、システムトラブルになる恐れがある場合に、注意すべきことがらを記述してあります。

    注記操作や機能を知る上で、注意すべきことがらを記述してあります。

    保護接地端子を示します。

    機能接地端子を示します。本端子を保護接地端子として使用しないでください。

    ■ 本製品の免責について・ 当社は、保証条項に定める場合を除き、本製品に関してどのような保証も行いません。・ 本製品のご使用により、お客様または第三者が損害を被った場合、あるいは当社の

    予測できない本製品の欠陥などのため、お客様または第三者が被った損害およびどのような間接的損害に対しても、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

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  • IM 12A01A02-01

    iv

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ 本製品について・ FLXA202/FLXA21 液分析計には、IEC、米国、カナダ、または日本の該当する規格に

    適合した備品のみを使用してください。当社は、本機器の誤使用に対し責任を負わないものとします。

    ・ 「一般のタイプ」機器を危険場所に設置しないでください。 危険場所に設置する場合には、適したタイプを選択してください。

    ・ 製品は、衝撃吸収材で丁寧に梱包されていますが、落下などにより強い衝撃を受けた場合には、製品が損傷・破損することがあります。十分に注意して取り扱ってください。

    ・ FLXA202/FLXA21 液分析計には、静電気によって損傷を受ける部品が使用されています。本機器の保守点検の際には必ず静電気対策をとり、交換部品の運送には導電性包装材を使用してください。

    • 本機器の洗浄に、研磨剤や有機溶剤を使用しないでください。• 本機器の操作はタッチパネルで行います。表示画面の該当部分を押すことで、画面

    展開が行われ、校正動作や設定変更も容易に実行されますので、誤操作には十分注意してください。

    ・ 本機器は、EN61326-1 クラス A 製品であり、工業環境用に設計されています。工業環境以外でのご使用はできません。

    ・ 電磁ノイズ環境のよくない場所でご使用される場合には、HART 通信に影響がある可能性があります。その際は、再度、通信のリトライを行っていただくか、画面のタッチパネルで操作を行うようにしてください。

    ● 安全規格、EMC適合性およびRoHS適合性(FLXA21のTIIS防爆形を除く)安全: UL 61010-1 UL 61010-2-030 CAN/CSA-C22.2 No.61010-1 CAN/CSA-C22.2 No.61010-2-030 EN 61010-1 EN 61010-2-030EMC: EN 61326-1 Class A、Table 2 (For use in industrial locations) Influence of immunity environment (Criteria A): Output shift is specified

    within ± 25% of F.S. EN 61326-2-3 RCM:EN 61326-1 Class A、Table 2 韓国電磁波適合性基準 Class A  한국 전자파적합성 기준

    A급 기기 (업무용 방송통신기자재) 이 기기는 업무용(A급) 전자파적합기기로서 판매자 또는 사용자는 이 점을 주의하시기 바라며, 가정외의 지역에서 사용하는 것을 목적으로 합니다.

    (内容) A 級機器(業務用放送通信機資材)  この機器は、業務用(A 級)電磁波適合機器です。販売者、または使用者は、こ

    の点に注意してください。 家庭外の地域で使用することを目的とします。

    Russian:TR CU 020/2011RoHS: EN 50581:2012 (FLXA202;スタイル 1.02 以降、FLXA21;スタイル 3.03 以降)

    設置高度: 2000 m 以下設置カテゴリ(IEC 61010 による): I ( 注 )汚染度(IEC 61010 による): 2 ( 注 )( 注 ) 設置カテゴリ I は過渡過電圧を適切な低レベルに制限する対策を施した低エネルギー電源を指し、2 線

    式機器などに適用されます。 汚染度は、絶縁耐力の低下を引き起こす可能性のある固体、液体、気体状の物質の存在の程度を示します。

    汚染度 2 は、通常の室内環境に適用されます。

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    v

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ● FLXA21 TIIS防爆形の場合TIIS 本質安全防爆形 FLXA21(形名 FLXA21-D-P-D-EF)は本質安全防爆構造です。TIIS 防爆品を使う場合は、1.4 項を必ずお読みください。

    製品には次の警告ラベルが貼ってあります。

    静電気注意爆発のおそれがあるので、タッチパネル操作部以外の箇所に対して、乾布による摩擦等、静電気が発生する作業を行わないでください。

    静電気注意爆発のおそれがあるので、タッチパネル操作部以外の箇所に対して、乾布による摩擦等、静電気が発生する作業を行わないでください。

    図1 警告ラベル

    警告静電気による爆発の恐れがあるので、タッチパネル以外の箇所に対して、乾布による摩擦など、静電気が発生する作業を行わないでください。

    [注意事項]・ 電源を入れたまま前面カバーを開けないでください。・ FLXA21 には、図 1.2 に示す配線用カバー 1 ~ 3 があります。 いずれも、本質安全防爆性能の維持のために必要な部品ですので、確実に取り付け

    てください(2 章参照)。・ 回路、構成部品などの変更や改造をしないでください。・ FLXA21 TIIS 防爆形の前面窓には、「静電気の帯電による発火リスク」を回避するため

    の導電膜が成膜されています。 導電膜が損傷する恐れがありますので、前面窓をこすらないでください。汚れた場

    合には、柔らかい湿った布または柔らかいティッシュで拭いてきれいにしてください。頑固な汚れの場合は、中性洗剤を使用してください。

    この導電膜は使用環境に対して劣化する性質を持ち、劣化が進むと防爆性能を維持できなくなる恐れがあります。

    屋外に設置する場合は、必ず保護カバー(付属品)を装着してください。 保護カバーを装着しない状態で屋外に設置する場合、導電膜の劣化により前面窓の

    交換が必要になる場合があります。 導電膜の劣化と前面窓の交換周期は使用環境により異なりますので、当社の営業、

    またはお買い求め先代理店までお問い合わせください。 前面窓の交換にあたっては、当社の営業、またはお買い求め先代理店までお問い合

    わせください。

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  • IM 12A01A02-01

    vi

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ 保証とサービス当社の製品および部品に関して、工場出荷日から(通常)12 か月の期間、正常な使用の下での製造上の欠陥に対する保証を行います。ただし、通常保証期間は、各営業所で変更できるものとし、購入注文書の販売条件に従うこととします。摩耗や破損、不適切な保守作業、腐食、化学工程の影響による損害については、本保証の対象外とします。保証請求の際は、不適合製品を担当営業所のサービス担当までお送りください(送料お客様負担)。当社の判断により交換または修理を行います。製品を送付する際には、必ず下記の情報を記載した文書を添付してください。

    • 部品番号、形名、計器番号• 購入注文書および購入日• 使用期間、プロセスの内容• 不適合の内容、発生状況• 不適合に関連すると考えられるプロセスや環境の状況• 保証対象の有無:保証内修理または保証外修理• お客様への返送方法、請求書送付先の詳細。ご担当者の名前、電話番号

    プロセス液に接触していた製品は、発送する前に必ず洗浄・殺菌を行ってください。当社担当者の健康・安全のため、洗浄・殺菌処理済みの旨の証明書を製品に添付してください。また、製品を使用していたプロセス液の構成成分すべての化学物質安全データシートも添付してください。

    ■ 欧州認定代理人横河ヨーロッパ(Yokogawa Europe B.V. Euroweg 2, 3825 HD Amersfoort, The Netherlands)は、欧州経済領域における本製品の認定代理人です。

  • IM 12A01A02-01

    vii

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ 著作権および商標CD-ROM に含まれるオンラインマニュアルなどの著作権は当社に帰属します。オンラインマニュアルについては、その内容を改ざんできないように PDF のセキュリティを設定しています。プリンタへの出力は可能です。オンラインマニュアルをプリンタで出力してご使用になる場合は、本製品を利用するためだけにご使用ください。オンラインマニュアルをプリンタで出力したものを使う場合、最新版との不一致が起こらないようご注意ください。ご使用時には、CD-ROM の最新版と版数が一致していることをご確認ください。オンラインマニュアルをコピーしたり、第三者に譲渡、販売、頒布(パソコン通信のネットワークを通じて通信により提供することを含みます)することを禁止します。また、無断でビデオテープその他に登録、録画することも禁止します。

    FLEXA、FLXA、SENCOM、FieldMate は横河電機株式会社の登録商標または商標です。Adobe、Adobe Acrobat、および Acrobat Reader は、アドビシステムズ社の米国および/または各国での商標または登録商標です。その他、本文中に使われている会社名・商品名は、各社の登録商標または商標です。また本文中の各社の登録商標または商標には、TM、® マークは表示しておりません。

    ● FLXA202/FLXA21で使用しているフォントの著作権(c) Copyright 2000-2001 /efont/ The Electronic Font Open Laboratory. All rights reserved.

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    1. Redistributions of source code must retain the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer.

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  • 目次-1

    IM 12A01A02-01 9th Edition : 2018.03.23-00

    FLXA202FLXA212線式液分析計

    IM 12A01A02-01 9版

    目 次◆ はじめに ...................................................................................................... i◆ 安全に使用するための注意事項 .............................................................. iii1. 概  要 ..................................................................................................1-1

    1.1 機器のチェック .................................................................................................1-21.2 画面操作について .............................................................................................1-61.3 パスワードについて .......................................................................................1-111.4 TIIS防爆品を使う場合 .....................................................................................1-111.5 形名およびコード ...........................................................................................1-19

    2. 配線・設置 ..............................................................................................2-12.1 設置場所 ............................................................................................................2-32.2 配線用カバーの取り外し..................................................................................2-32.3 ケーブルグランドの取り付け ..........................................................................2-42.4 電源供給配線.....................................................................................................2-6

    2.4.1 接地...............................................................................................................................2-72.4.2 電源接続.......................................................................................................................2-72.4.3 配線用カバー..............................................................................................................2-8

    2.5 検出器の配線.....................................................................................................2-92.5.1 pH/ORP検出器の配線.............................................................................................2-112.5.2 導電率(SC)検出器の配線..................................................................................2-152.5.3 電磁導電率(ISC)検出器の配線.........................................................................2-162.5.4 溶存酸素(DO)検出器の接続.............................................................................2-172.5.5 SENCOMpH/ORP検出器の配線............................................................................2-18

    2.6 取付け方法 ......................................................................................................2-192.7 操作 ..................................................................................................................2-20

    3. pH/ORPの操作 ........................................................................................3-13.1 Change language .............................................................................................3-23.2 クイックセットアップ .....................................................................................3-23.3 ホーム画面・メイン画面・モニタ画面 ...........................................................3-43.4 詳細画面 ............................................................................................................3-53.5 トレンド画面...................................................................................................3-103.6 機器状態画面...................................................................................................3-123.7 校正と機器設定画面 .......................................................................................3-12

    4. pH/ORPの機器設定 ................................................................................4-14.1 検出器設定 ........................................................................................................4-34.2 測定パラメータ設定 .........................................................................................4-3

    4.2.1 測定...............................................................................................................................4-44.2.2 温度設定.......................................................................................................................4-44.2.3 温度補償.......................................................................................................................4-44.2.4 校正設定.......................................................................................................................4-54.2.5 Impedance設定..........................................................................................................4-84.2.6 濃度換算.......................................................................................................................4-84.2.7 検出器診断設定..........................................................................................................4-9

    4.3 出力設定 ............................................................................................................4-9

    目次

  • 目次-2

    IM 12A01A02-01 9th Edition : 2018.03.23-00

    4.4 エラー設定 ......................................................................................................4-114.5 ログブック設定 ...............................................................................................4-124.6 上位機能設定...................................................................................................4-13

    4.6.1 初期設定値.................................................................................................................4-134.6.2 タグ.............................................................................................................................4-134.6.3 パスワード.................................................................................................................4-144.6.4 日付/時刻...................................................................................................................4-144.6.5 通信設定.....................................................................................................................4-144.6.6 工場設定.....................................................................................................................4-16

    4.7 画面表示設定...................................................................................................4-164.7.1 主表示画面(デュアル表示、個別表示)..........................................................4-174.7.2 トレンド.....................................................................................................................4-174.7.3 自動復帰.....................................................................................................................4-184.7.4 コントラスト調整....................................................................................................4-184.7.5 モニタ画面.................................................................................................................4-18

    4.8 演算設定 ..........................................................................................................4-18

    5. pH/ORPの校正 ........................................................................................5-15.1 pH校正 ...............................................................................................................5-2

    5.1.1 手動校正.......................................................................................................................5-25.1.2 自動校正.......................................................................................................................5-35.1.3 サンプル校正..............................................................................................................5-4

    5.2 温度校正(温度設定) .....................................................................................5-45.3 ORP校正(rH校正) .........................................................................................5-45.4 ホールド ............................................................................................................5-55.5 仮出力 ................................................................................................................5-5

    6. SC(導電率計)の操作 ..........................................................................6-16.1 Change language .............................................................................................6-16.2 クイックセットアップ .....................................................................................6-26.3 ホーム画面・メイン画面・モニタ画面 ...........................................................6-36.4 詳細画面 ............................................................................................................6-56.5 トレンド画面.....................................................................................................6-96.6 機器状態画面...................................................................................................6-106.7 校正と機器設定画面 .......................................................................................6-10

    7. SC(導電率計)の機器設定 ...................................................................7-17.1 測定パラメータ設定 .........................................................................................7-2

    7.1.1 主測定パラメータ......................................................................................................7-27.1.2 検出器設定...................................................................................................................7-37.1.3 温度設定.......................................................................................................................7-37.1.4 温度補償.......................................................................................................................7-37.1.5 校正設定.......................................................................................................................7-47.1.6 濃度換算.......................................................................................................................7-57.1.7 検出器診断設定..........................................................................................................7-6

    7.2 出力設定 ............................................................................................................7-67.3 エラー設定 ........................................................................................................7-87.4 ログブック設定 .................................................................................................7-97.5 上位機能設定.....................................................................................................7-9

    7.5.1 初期設定値.................................................................................................................7-107.5.2 タグ.............................................................................................................................7-107.5.3 パスワード.................................................................................................................7-107.5.4 日付/時刻...................................................................................................................7-117.5.5 通信設定.....................................................................................................................7-117.5.6 工場設定.....................................................................................................................7-12

    7.6 画面表示設定...................................................................................................7-127.6.1 主表示画面(デュアル表示、個別表示)..........................................................7-127.6.2 トレンド画面............................................................................................................7-137.6.3 自動復帰.....................................................................................................................7-13

  • 目次-3

    IM 12A01A02-01 9th Edition : 2018.03.23-00

    7.6.4 コントラスト調整....................................................................................................7-137.6.5 モニタ画面.................................................................................................................7-13

    7.7 演算設定 ..........................................................................................................7-14

    8. SC(導電率計)の校正 ..........................................................................8-18.1 手動校正 ............................................................................................................8-28.2 自動校正 ............................................................................................................8-28.3 空気校正 ............................................................................................................8-28.4 サンプル校正.....................................................................................................8-28.5 温度係数校正.....................................................................................................8-38.6 温度校正 ............................................................................................................8-38.7 ホールド ............................................................................................................8-38.8 仮出力 ................................................................................................................8-4

    9. ISC(電磁導電率計)の操作..................................................................9-19.1 Change language .............................................................................................9-19.2 クイックセットアップ .....................................................................................9-29.3 メイン画面・モニタ画面..................................................................................9-39.4 詳細画面 ............................................................................................................9-49.5 トレンド画面.....................................................................................................9-89.6 機器状態画面...................................................................................................9-109.7 校正と機器設定画面 .......................................................................................9-10

    10. ISC(電磁導電率計)の機器設定 ....................................................... 10-110.1 測定パラメータ設定 .......................................................................................10-2

    10.1.1 主測定パラメータ....................................................................................................10-210.1.2 検出器設定.................................................................................................................10-210.1.3 温度設定.....................................................................................................................10-310.1.4 温度補償.....................................................................................................................10-310.1.5 校正設定.....................................................................................................................10-410.1.6 濃度換算.....................................................................................................................10-510.1.7 検出器診断設定........................................................................................................10-5

    10.2 出力設定 ..........................................................................................................10-510.3 エラー設定 ......................................................................................................10-710.4 ログブック設定 ...............................................................................................10-810.5 上位機能設定...................................................................................................10-8

    10.5.1 初期設定値.................................................................................................................10-810.5.2 タグ.............................................................................................................................10-910.5.3 パスワード.................................................................................................................10-910.5.4 日付/時刻...................................................................................................................10-910.5.5 通信設定.................................................................................................................. 10-1010.5.6 工場設定.................................................................................................................. 10-11

    10.6 画面表示設定................................................................................................ 10-1110.6.1 主表示画面.............................................................................................................. 10-1110.6.2 トレンド画面......................................................................................................... 10-1110.6.3 自動復帰.................................................................................................................. 10-1210.6.4 コントラスト調整................................................................................................. 10-1210.6.5 モニタ画面.............................................................................................................. 10-12

    11. ISC(電磁導電率計)の校正............................................................... 11-111.1 手動校正 ..........................................................................................................11-311.2 自動校正 ..........................................................................................................11-311.3 空気校正 ..........................................................................................................11-311.4 サンプル校正...................................................................................................11-411.5 温度係数校正...................................................................................................11-411.6 温度校正 ..........................................................................................................11-411.7 ホールド ..........................................................................................................11-4

    目次

  • 目次-4

    IM 12A01A02-01 9th Edition : 2018.03.23-00

    12. DO(溶存酸素計)の操作 .................................................................. 12-112.1 Change language ...........................................................................................12-212.2 クイックセットアップ ...................................................................................12-212.3 ホーム画面・メイン画面・モニタ画面 .........................................................12-412.4 詳細画面 ..........................................................................................................12-512.5 トレンド画面...................................................................................................12-912.6 機器状態画面................................................................................................ 12-1012.7 校正と機器設定画面 .................................................................................... 12-10

    13. DO(溶存酸素計)の機器設定 ........................................................... 13-113.1 検出器設定 ......................................................................................................13-213.2 測定パラメータ設定 .......................................................................................13-2

    13.2.1 検出器設定.................................................................................................................13-313.2.2 温度設定.....................................................................................................................13-313.2.3 温度補償.....................................................................................................................13-313.2.4 塩分補償.....................................................................................................................13-313.2.5 プロセス圧力補償....................................................................................................13-313.2.6 校正設定.....................................................................................................................13-313.2.7 検出器診断設定........................................................................................................13-4

    13.3 出力設定 ..........................................................................................................13-413.4 エラー設定 ......................................................................................................13-713.5 ログブック設定 ...............................................................................................13-713.6 上位機能設定...................................................................................................13-8

    13.6.1 初期設定値.................................................................................................................13-813.6.2 タグ.............................................................................................................................13-813.6.3 パスワード.................................................................................................................13-913.6.4 日付/時刻...................................................................................................................13-913.6.5 通信設定.....................................................................................................................13-913.6.6 工場設定.................................................................................................................. 13-11

    13.7 画面表示設定................................................................................................ 13-1113.7.1 主表示画面(デュアル表示、個別表示)....................................................... 13-1113.7.2 トレンド画面......................................................................................................... 13-1213.7.3 自動復帰.................................................................................................................. 13-1213.7.4 コントラスト調整................................................................................................. 13-1213.7.5 モニタ画面.............................................................................................................. 13-12

    13.8 演算設定 ....................................................................................................... 13-13

    14. DO(溶存酸素計)の校正 .................................................................. 14-114.1 空気校正 ..........................................................................................................14-214.2 水校正 ..............................................................................................................14-214.3 手動スロープ校正 ...........................................................................................14-314.4 温度校正 ..........................................................................................................14-314.5 ホールド ..........................................................................................................14-414.6 仮出力 ..............................................................................................................14-4

    15. SENCOM pH/ORPの操作 ..................................................................... 15-115.1 Change language ...........................................................................................15-215.2 クイックセットアップ ...................................................................................15-215.3 メイン画面・モニタ画面................................................................................15-415.4 詳細画面 ..........................................................................................................15-515.5 トレンド画面................................................................................................ 15-1115.6 機器状態画面................................................................................................ 15-1315.7 校正と機器設定画面 .................................................................................... 15-13

    16. SENCOM pH/ORPの機器設定 ............................................................. 16-116.1 検出器設定 ......................................................................................................16-316.2 測定パラメータ設定 .......................................................................................16-4

    16.2.1 測定.............................................................................................................................16-4

  • 目次-5

    IM 12A01A02-01 9th Edition : 2018.03.23-00

    16.2.2 温度設定.....................................................................................................................16-416.2.3 温度補償.....................................................................................................................16-416.2.4 校正設定.....................................................................................................................16-516.2.5 Impedance設定........................................................................................................16-816.2.6 濃度換算.....................................................................................................................16-816.2.7 検出器診断設定........................................................................................................16-8

    16.3 出力設定 ..........................................................................................................16-916.4 エラー設定 ................................................................................................... 16-1116.5 ログブック設定 ............................................................................................ 16-1216.6 上位機能設定................................................................................................ 16-12

    16.6.1 初期設定値.............................................................................................................. 16-1216.6.2 タグ.......................................................................................................................... 16-1316.6.3 パスワード.............................................................................................................. 16-1316.6.4 日付/時刻................................................................................................................ 16-1316.6.5 通信設定.................................................................................................................. 16-1416.6.6 工場設定.................................................................................................................. 16-16

    16.7 画面表示設定................................................................................................ 16-1616.7.1 主表示画面.............................................................................................................. 16-1616.7.2 トレンド.................................................................................................................. 16-1716.7.3 自動復帰.................................................................................................................. 16-1716.7.4 コントラスト調整................................................................................................. 16-1716.7.5 モニタ画面.............................................................................................................. 16-17

    17. SENCOM pH/ORPの校正 ..................................................................... 17-117.1 pH校正 .............................................................................................................17-2

    17.1.1 手動校正.....................................................................................................................17-217.1.2 自動校正.....................................................................................................................17-317.1.3 サンプル校正............................................................................................................17-4

    17.2 温度校正(温度設定) ...................................................................................17-417.3 ORP校正(rH校正) .......................................................................................17-417.4 ホールド ..........................................................................................................17-5

    18. 保  守 ............................................................................................... 18-119. トラブルシューティング .................................................................... 19-1付録1 pH/ORP用 ......................................................................... 付録1-1付録2 SC用 .................................................................................. 付録2-1付録3 ISC用 ................................................................................. 付録3-1付録4 DO用 ................................................................................. 付録4-1Customer Maintenance Parts List .................................. CMPL 12A01A02-01ECustomer Maintenance Parts List ............................... CMPL 12A01A03-01EN改訂履歴 ............................................................................................................... i

    目次

  • Blank Page

  • IM 12A01A02-01

    1-1 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    1. 概  要本書は、当社製の検出器システムや市販されている他社製の検出器と組み合わせてFLXA202/FLXA21 を使用する方法について説明しています。本書ならびに使用する検出器等の取扱説明書をよくお読みになり正しくご使用ください。また、仕様については、一般仕様書(GS 12A01A03-01JA または GS 12A01A02-01、CD に入っています)をご参照ください。

    FLXA202/FLXA21 2 線式液分析計は、pH/ORP 計、導電率計、電磁導電率計、溶存酸素計から選択できます。pH/ORP 測定では、従来タイプのアナログ形検出器と組み合せるpH/ORP 計とデジタル通信機能を備えた検出器(SENCOM 検出器)と組み合せる pH/ORP計があります。pH/ORP 計(アナログ形検出器)、導電率計、溶存酸素計では、2 本の検出器を接続することができます。

    以降、SENCOM 検出器と組み合せる pH/ORP 計またはモジュールには、SENCOM を付加して示します。

    1

    ON

    2

    ON

    ケーブル接続穴

    ジャンパホルダ(ジャンパは pH 計の場合のみ付属します)

    正面 前面カバーを開いた状態

    電源配線端子台

    LCD 表示器

    スライドスイッチ(HART 使用時のみ)

    前面カバー

    第 1 モジュール (第 2 モジュールがある場合はこの位置に付きます)

    リブートスイッチ( 使用しないでください)

    図1.1 FLXA202 各部の名称

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-2 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    1

    ON

    2

    ON

    ケーブル接続穴

    配線用カバー 1(第 1 モジュール用)

    ジャンパホルダ(ジャンパは pH 計の場合のみ付属します)

    正面 前面カバーを開いた状態

    配線用カバーをすべて外した状態

    電源配線端子台

    LCD 表示器

    スライドスイッチ(HART 使用時のみ)

    配線用カバー 2(第 2 モジュール用)

    前面カバー

    第 1 モジュール

    (第 2 モジュールがある場合はこの位置に付きます)

    銘板

    (配線用カバー 3(電源・接地用)はこの下にあります)

    リブートスイッチ( 使用しないでください)

    図1.2 FLXA21 各部の名称

    1.1 機器のチェック製品の到着後、丁寧に開梱し、製品を点検して輸送中の損傷がないことを確認してください。損傷が発見された場合、製品到着時の梱包材(外箱を含む)を捨てずに保管し、直ちに当社営業にご連絡ください。

    ■ 形名の確認

    ● FLXA202FLXA202 のハウジングの左側に貼付されている銘板の形名コードが、注文書と一致していることを確認してください(1.5 項参照)。また、銘板の表示電源と供給電源が一致していることを確認してください。

  • IM 12A01A02-01

    1-3 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    -D-B-D-AB-P1-P1-A-N-LA-N-N/U/H6

    図1.3 FLXA202(/K以外) 銘板位置

    計量法検定付(付加コード:/K)の場合は、ハウジングと PH モジュールの各銘板の合番号が同じことを確認してください。

    注記計量法検定は、ハウジングと PH モジュールの組み合わせで検定を受けます。計量法適用機器としての組み合わせは、合番号で管理されています。合番号の異なるものは、計量法適用機器として使用できません。また、機器を修理に出す場合、計量法の再検定が必要になります。

    (例)C2RA00001

    (例)C2RA00001/Kの場合のみ合番号を確認

    PHモジュールの銘板

    ハウジングの銘板

    図1.4 FLXA202(/K) 銘板位置

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-4 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ● FLXA21FLXA21 の前面カバーの 4 本のねじを緩め、左に開き、前面カバー裏側に貼付されている銘板の形名コードが、注文書と一致していることを確認してください(1.5 項参照)。また、銘版の表示電源と供給電源が一致していることを確認してください。

    注意前面カバーを開く際、ハウジングのねじ切り部分を破損しないように、ねじが完全にねじ穴から上がった状態であることを確認してゆっくり開いてください。ねじ切り部を破損してねじが締め付けられなくなると、防水性が損なわれます。

    注記前面カバーの 4 本のねじは、紛失しないようにご注意ください。

    -D-P-D-CB-P1-NN-A-N-LA-N-NN/UM/SCTS3.02

    2016.01C2RA12345

    図1.5 FLXA21(/K以外) 銘板位置

    計量法検定付(付加コード:/K)の場合は、ハウジングと PH モジュールの各銘板の合番号が同じことを確認してください。

  • IM 12A01A02-01

    1-5 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    注記計量法検定は、ハウジングと PH モジュールの組み合わせで検定を受けます。計量法適用機器としての組み合わせは、合番号で管理されています。合番号の異なるものは、計量法適用機器として使用できません。また、機器を修理に出す場合、計量法の再検定が必要になります。

    (例)92K9P001

    (例)92K9P001

    /Kの場合のみ合番号を確認

    PHモジュールの銘板

    ハウジングの銘板

    S3.022016.01J312FA012

    -D-P-D-AA-P1-NN-A-N-LA-J-NN/UM/H6/K

    図1.6 FLXA21(/K) 銘板位置

    ■ 付属品の確認表 1.1 の付属品があることをご確認ください。表1.1 付属品

    品名 数量 備考

    ケーブルグランド

    FLXA202 3 セット ゴム栓 1 個付き。

    FLXA21 3 または 4 セット 検出器 2 本の場合 4 セット。接地線用スリーブ 1 個付き。保護カバー 1 個 FLXA21 TIIS 本質安全防爆タイプの場合のみ。

    pH 計ジャンパ 2 個 / モジュール 1 個グロメットセット 1 セット / モジュール 1 個

    SENCOM pH 計 グロメット 1 個

    オプション

    取付金具 1 セット 付加仕様:/UM*、/U、/PM日除けフード 1 セット 付加仕様:/H6、/H7、/H8タグプレート 1 枚 付加仕様:/SCT

    コンジットアダプタ 3 または 4 セット 付加仕様:/CB4、/CD4、/CF4FLXA21 の場合 4 セット。取扱説明書(CD-ROM) 1 枚スタートアップマニュアル 1 冊

    *:/UM は /U と /PM の取付金具が付属します。

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-6 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    1.2 画面操作について注意画面操作を行うときには、必ず指で行ってください。タッチパネルの表面を傷付けないために、先の尖ったもの(ボールペン、鉛筆など)、先の細いもの、硬いものなどを使用しないでください。また、誤操作防止のため、表示の中心を押してください。

    主な画面の操作は以下のとおりです。画面の や がきちんと押されると、 や に表示が変わり実行されます。

    メイン画面(またはホーム画面)に戻ります。

    前の画面に戻ります。

    メニュー選択の移動をします。1つ下の項目に移動します。一番下の選択肢の場合は先頭に戻ります。選択肢はスペースの都合により、すべて見えているとは限りません。

    入力の確定をします。選択したメニュー項目や設定値を確定します。

    注記自動復帰が設定されている場合、10 分または 60 分(設定によります)画面を操作しないと、自動的にモニタ画面(モニタ画面設定が「不可」の場合はメイン画面またはホーム画面)になります。ただし、トレンド画面からは自動復帰しません。

    本章の画面は pH 測定を例に示してあります。画面表示は設定により変わります。

    ■ モニタ画面

    10.38pH

    C

    A

    B

    図1.7 モニタ画面の例

    モニタ画面の表示モニタ画面設定が「可」の場合、立上げ時に表示されます(工場出荷時は「可」)。メイン画面またはホーム画面の測定値(第 1 表示項目)を押すと表示されます。

    A: 測定値B: 単位C: 検出器番号

  • IM 12A01A02-01

    1-7 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ メイン画面

    10.38タグ :PH

    TEXT_PH1

    TEXT_ORP1TEXT_TEMP1

    1925.0

    mV4mA 20mAPH1

    °CpH

    HOLDWASH

    「ホーム画面」へ (図 1.10)

    「詳細画面」へ (図 1.12)

    「機器状態画面」へ (図 1.14)

    「機器設定画面」へ (図 1.15)BC

    A

    D

    J

    GEF

    K H ML

    図1.8 メイン画面の例

    メイン画面の表示検出器 1 本接続で、モニタ画面設定が「不可」の場合、立上げ時に表示されます。

    A: 測定値:第 1 表示項目(大きな文字、ユーザ選択)B, C: 測定値:第 2、第 3 表示項目(小さな文字ボタン)D: 第 1 表示項目単位E: タグ No.(ユーザ設定可)F: 検出器番号 *G: 検出器健康度(■が多いほうが良好)H: ホールド/洗浄状態ボタン(実行中のみ表示)J: アナログ出力表示とパラメータ *(例:PH1…PH =パラメータ、1 =検出器番号)K: 追加テキスト(英数字で設定、ユーザ設定可)L: 機能ボタン(ホーム、詳細、状態、設定)M: 故障、警告表示(発生時のみ点滅表示)

    * 出力設定で選択されたプロセスパラメータ(4.3、7.2、10.2、13.3、16.3 項参照)の検出器番号が のような黒色で表示され、アナログ出力表示バーの上部に選択されたプロセスパラメータ名が表示されます。

    注記画面の表示は、出力設定に関係なく、設定可能です。

    0.034mA 20mADiff-pH

    pH

    C

    Sensor2

    Sensor1

    演算値

    差分10.38

    4mA 20mAPH1

    pH

    Sensor2

    Sensor1

    R(1)冗長化システム

    図1.9 演算、冗長化のメイン画面例

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-8 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ ホーム画面(検出器2本接続の場合のみ)

    6.35タグ :PH

    24.9

    4mA 20mAPH1

    °C24 mV

    pH

    タグ :PH25.0 °C19 mV

    pH

    10.38 ABCF

    K

    H

    ED

    G

    J

    図1.10 ホーム画面の例

    ホーム画面の表示検出器 2 本接続で、モニタ画面設定が「不可」の場合、立上げ時に表示されます。検出器 1 本接続の場合、ホーム画面はありません。

    A: 測定値:第 1 表示項目(大きな文字、ユーザ選択)B, C: 測定値:第 2、第 3 表示項目(小さな文字)D: 第 1 表示項目単位E: タグ No.(ユーザ設定可)F: 検出器番号G: 検出器健康度(■が多いほうが良好)H: ホールド/洗浄状態表示(実行中のみ表示)J: アナログ出力表示とパラメータ(例:PH1…PH =パラメータ、1 =検出器番号)K: 故障、警告表示(発生時のみ点滅表示)

    4mA 20mADiff-pH

    pH

    0.03C

    6.3524.9 °C24 mVpH

    演算値

    タグ :PH

    4mA 20mAPH1

    pH

    10.38R(1)

    25.0 °C19 mV

    pH

    10.38

    冗長化システム

    タグ :PH

    図1.11 演算、冗長化のホーム画面例

    ■ 詳細画面

    次へ

    20

    12

    4

    mA

    15.00

    HOLD

    FAIL

    WASH

    次へ

    図1.12 詳細画面の例

    メイン画面の詳細ボタンを押すと表示されます。詳細画面では、出力状態がわかりやすくグラフィック表示されます。[次へ]を押すと、PH201G ディストリビュータに通信設定されている場合は接点状態を表示し、[次へ]を押し進むことで、機器の状態情報が確認できます。

  • IM 12A01A02-01

    1-9 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ トレンド画面

    12.00

    8.40

    5.60

    2.50

    12:00 12:20 12:40

    10.38pH

    最小値

    最大値平均値

    現在の測定値

    タグ:

    表示更新までの最大値

    表示更新までの最小値

    PH pH1

    時刻

    測定

    値(p

    H)

    A

    D

    B

    G

    E

    FC

    図1.13 トレンド画面の例

    トレンド画面の表示詳細画面のトレンドボタンを押すと表示されます。

    A: X 軸:時間(ユーザ設定可、15 分~ 14 日)B: Y 軸:測定値(ユーザ設定可)C: タグ No.D: 現在測定中の値と単位E: トレンド(表示更新時間中の最大値、最小値、平均値)F: アイコン(現在の測定値と表示更新までの最大値と最小値)G: 故障、警告表示(発生時のみ点滅表示)

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-10 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ 機器状態画面変換器や検出器の診断情報が表示されます。

    異常なし

    警告: 警告が表示されたら、保守が必要です。このキーを押すとエラー項目が表示され、さらにエラー項目を押すと、詳細情報として問題解決のための対応方法が表示されます。

    故障: 故障を示します。このキーを押すとエラー項目が表示され、さらにエラー項目を押すと、詳細情報として問題解決のための対応方法が表示されます。

    故障は、出力設定で「バーン」を「低」か「高」にしている場合は、バーンアウト動作を行います。

    エラー項目によっては、対応方法の中で、そのエラー原因を取り除くための設定画面にジャンプする機能があります。

    mA/ プロセス設定値の問題 対応方法正しい mA プロセス設定選択 機器設定 >> 出力設定

    故障 : mA 設定エラー

    図1.14 設定画面へジャンプする故障の例

    「故障」あるいは「警告」の場合、それぞれ3つまで表示します。

    ■ 機器設定画面機器の校正、設定を行います。これらの操作はパスワードで保護することができます。

    実行 : 校正 ホールド 仮出力

    セットアップ : 機器設定 Change language クイックセットアップ開始

    実行と設定

    図1.15 「実行と設定」画面の例

  • IM 12A01A02-01

    1-11 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    1.3 パスワードについてパスワードを設定することにより、管理者以外の人が誤って設定を変更したりすることがなくなります。

    実行 : 校正 ホールド 仮出力

    セットアップ : 機器設定 Change language クイックセットアップ開始

    実行と設定 検出器設定 測定パラメータ設定 出力設定 エラー設定 ログブック設定 上位機能設定 画面表示設定 演算設定

    機器設定実行:

    機器設定:

    空パスワードだとチェック無し

    パスワード 初期設定値 タグ パスワード 日付 / 時刻 通信設定 工場設定

    上位機能設定

    図1.16 パスワード設定画面例

    パスワードは、[ 実行:] と [ 機器設定:] とを別々に設定できます。[ 実行:] のパスワードを設定すると、校正 (/ 洗浄)、ホールド、仮出力を選択した場合、[ 機器設定:] のパスワードを設定すると、機器設定、クイックセットアップ開始の「はい」を選択した場合にパスワードを聞いてきます。

    パスワードの設定については 4.6.3、7.5.3、10.5.3、13.6.3、16.6.3 項もご参照ください。

    1.4 TIIS防爆品を使う場合

    ■ FLXA202TIIS 本質安全防爆形 FLXA202(形名 FLXA202-D-*-D-CF)は、以下の本質安全防爆構造です。

    製造者名: 横河電機株式会社品名: PH 計(型式検定合格番号:第 TC22162X 号)

    導電率計(型式検定合格番号:第 TC22163X 号) 電磁導電率計(型式検定合格番号:第 TC22164X 号) 指示計(型式検定合格番号:第 TC22161X 号)

    型式の名称: FLXA202防爆等級: Ex ia IIC T4 Ga周囲温度: -20℃~ +55℃容器の保護等級:IP20

    (検定時には防爆上の最低要件である IP20 が確認されていますが、IP66 が要求される環境下で使用可能です。)適用規格: 工場電気設備防爆指針(国際整合技術指針) 第1編 総則 JNIOSH-TR-46-1(2015) 第6編 本質安全防爆構造 ” I” JNIOSH-TR-46-6(2015)絶縁: 以下の回路端子間はガルバニック絶縁されており、500 V AC(PH 計、

    SC 計、ISC 計のセンサ接続回路―接地端子間は 700 V DC)の耐電圧を満足する。

    ・ 電源回路端子 (+、-)―接地端子 間 ・ センサ接続回路端子―接地端子 間 ・ 電源回路端子 (+、-)―センサ接続回路端子 間 ・ センサ接続回路 1 端子―センサ接続回路 2 端子 間(センサ接続回路 2

    がある場合)

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-12 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    安全保持定格:(1) PH 計(PH)

    電源回路 本安回路許容電圧(Ui):30 V 本安回路許容電流(Ii):100 mA 本安回路許容電力(Pi):0.75 W 内部キャパシタンス(Ci):13 nF 内部インダクタンス(Li):無視できる値 センサ接続回路 1 及び 2 本安回路最大電圧(Uo):11.76 V 本安回路最大電流(Io):116.5 mA 本安回路最大電力(Po):0.3424 W 本安回路許容キャパシタンス(Co):100 nF 本安回路許容インダクタンス(Lo):1.7 mH

    (2) 導電率計(SC) 電源回路 本安回路許容電圧(Ui):30 V 本安回路許容電流(Ii):100 mA 本安回路許容電力(Pi):0.75 W 内部キャパシタンス(Ci):13 nF 内部インダクタンス(Li):無視できる値 センサ接続回路 1 及び 2 本安回路最大電圧(Uo):11.76 V 本安回路最大電流(Io):116.5 mA 本安回路最大電力(Po):0.3424 W 本安回路許容キャパシタンス(Co):100 nF 本安回路許容インダクタンス(Lo):1.7 mH

    (3) 電磁導電率計 (ISC) 電源回路 本安回路許容電圧(Ui):30 V 本安回路許容電流(Ii):100 mA 本安回路許容電力(Pi):0.75 W 内部キャパシタンス(Ci):13 nF 内部インダクタンス(Li):無視できる値 センサ接続回路 本安回路最大電圧 (Uo):11.76V 本安回路最大電流 (Io):60.6mA 本安回路最大電力 (Po):0.178W 本安回路許容キャパシタンス(Co):100 nF 本安回路許容インダクタンス(Lo):8mH

    (4) 指示計 (SENCOM) 電源回路 本安回路許容電圧(Ui):30 V 本安回路許容電流(Ii):100 mA 本安回路許容電力(Pi):0.75 W 内部キャパシタンス(Ci):13 nF 内部インダクタンス(Li):無視できる値 センサ接続回路 本安回路最大電圧 (Uo):5.36V 本安回路最大電流 (Io):106.16mA 本安回路最大電力 (Po):0.1423W 本安回路許容キャパシタンス(Co):31 µF 本安回路許容インダクタンス(Lo):0.45 mH

    使用条件: 爆発のおそれがあるため、非金属部、塗装部が静電気帯電しないようにしてください。

    また、乾布による摩擦など静電気が発生する作業は行わないでください。 FLXA202 の容器は、アルミニウムを含有しています。特別危険箇所で使用するときは、

    いかなる場合にも衝撃または摩擦による火花によって発火源とならないように設置してください。

    警告・ FLXA202 の容器は、アルミニウムを含有しています。いかなる場合にも衝撃または

    摩擦による火花によって、発火源とならないように設置してください。容器に火花が発生するような衝撃を与えないでください。

    ・ 配線用カバー 1 ~ 3 があります。いずれも、本質安全防爆性能の維持のために必要な部品ですので、確実に取り付けてください(2 章参照)。

    ・ 回路、構成部品などの変更や改造をしないでください。・ FLXA202 の前面窓から FLXA202 を操作する場合や、FLXA202 の筐体に触れる場合

    は、静電気放電による爆発の危険が最小になるように、以下の対応を取ってください。また、FLXA202 の表面を乾いた布でこするなどの静電気を発生させる行いはしないでください。

    1. 作業者の静電気帯電を防止するために、リストストラップによる作業者の接地や導電化された床での作業を実施し、帯電防止作業服,静電安全靴の着用により電荷が蓄積しないようにしてください。

    2. 除電棒(100k Ω~ 100M Ωの抵抗を介して接地されている金属を有する棒)で、人体と FLXA202 を十分に除電してください。

  • IM 12A01A02-01

    1-13 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    上記 1、2 の対応が取れない設置環境の場合や静電気の発生を抑制できない場合は、ガス検知器を携帯し、FLXA202 の周辺に可燃性ガスまたは蒸気が無いことを確認の上、作業してください。

    図 1.3 の銘板は、図 1.18 のようになります。

    -D-B-D-CF-P1-P1

    -CFはTIIS本質安全防爆品

    -A-N-LA-J-NN

    図1.18 FLXA202 TIIS防爆品の銘板例

    また、図 1.19 のような TIIS 本質安全防爆に関する情報が記された銘板がついています。

    図1.19 FLXA202 TIIS防爆品の銘板例

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-14 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    FLXA202

    測定モジュール1

    センサ1

    センサ2

    センサ接続回路1

    測定モジュール2

    センサ接続回路2

    電源回路(TM1)

    安全保持器

    *1: 測定モジュール2は搭載されない場合があります。*2: センサ接続回路1と2はそれぞれ独立した本安回路です。*3: センサ接続回路1と2の端子は、下記のとおりです。 pH/ORPモジュールの場合: 11-19 SCモジュールの場合: 11-16 ISCモジュールの場合: 11-17 SENCOMモジュールの場合: 82-84, 86, 87*4:中継端子箱は使用できません。

    +

    -

    +

    -

    危険場所 非危険場所

    *3

    *3*4

    *4 *1, *2

    図1.20 FLXA202 TIIS防爆品の設置図

    FLXA202 と接続して使用する安全保持器は、安全保持器だけで型式検定に合格したもので、以下の条件を満足するものを使用してください。

    (1) 安全保持定格 本安回路最大電圧 30V 以下 本安回路最大電流 100 mA 以下 本安回路最大電力 0.75 W 以下

    (2) 性能区分およびグループ 性能区分 ia グループ IIC

    (3) 安全保持器の本安回路許容インダクタンス(Lo)および本安回路許容キャパシタンス(Co)と、本安回路外部配線のインダクタンス(Lc)およびキャパシタンス(Cc)との関係

    Lo ≧ Li + Lc Co ≧ Ci + Cc

    FLXA202 と接続して使用するセンサは、センサだけで型式検定に合格したもので、以下の条件を満たしたものを使用してください。モジュールが 2 つ搭載される場合、接続されるセンサすべてに下記の条件が適用されます。

    (1) 安全保持定格接続するセンサ

    pH/ORP SC ISC SENCOM本安回路最大電圧 11.76 V 以上 5.36 V 以上本安回路最大電流 116.5 mA 以上 60.6 mA 以上 106.16 mA 以上本安回路最大電力 0.3424 W 以上 0.178 W 以上 0.1423 W 以上

    (2) 性能区分およびグループ 性能区分 ia、ib または ic グループ IIA、IIB、または IIC

    (3) 本安回路許容インダクタンス(Lo)及び本安回路許容キャパシタンス(Co)と、センサの本安回路内部インダクタンス(Li)、本安回路内部キャパシタンス(Ci)との関係

    Lo - Lc ≧ Li Co - Cc ≧ Ci

  • IM 12A01A02-01

    1-15 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    接続するセンサpH/ORP SC ISC SENCOM

    本安回路許容インダクタンス 1.7 mH 8 mH 0.45 mH本安回路許容キャパシタンス 100 nF 31 µF

    FLXA202 は、周囲温度:-20 ~ 55℃で使用してください。危険場所に設置する場合、非危険場所に安全保持器をご用意ください。本安機器、本安関連機器およびそれらを接続する配線は、電磁結合又は静電結合により、本安回路の本質安全防爆性能を損なうような電流および電圧が、当該本安回路に誘起されないように配置してください。FLXA202 の容器はアルミニウムを含有しています。特別危険箇所に設置する場合は、いかなる場合にも衝撃または摩擦による火花によって発火源とならないように設置してください。また、FLXA202 の容器に火花が発生するような衝撃を与えないでください。FLXA202 の前面窓から FLXA202 を操作する場合や FLXA202 の筐体に触れる場合は、静電気放電による点火を防ぐために、機器および人体の除電後に作業を行ってください。また、FLXA202 の表面を乾いた布でこするなどの静電気を発生させる行いはしないでください。

    ● TIIS本質安全防爆形FLXA202と組み合わせ可能な検出器現在、組み合わせ可能な横河電機製検出器の形名は下記の通りです。また、それぞれの検出器で FLXA202 と組み合わせ専用の TIIS 本質安全防爆仕様があります。TIIS 本質安全防爆形 FLXA202 には必ずこの仕様の検出器を組み合わせる必要があります。

    pH 測定(アナログ形検出器) PH8EFP(「構造」のコード:-T) PH8ERP(「構造」のコード:-T) PH8EHP(「構造」のコード:-T)

    ORP 測定 OR8EFG(「指示電極および構造」のコード:-AW あるいは –PW) OR8ERG(「指示電極および構造」のコード:-AW あるいは –PW)

    導電率 (SC) 測定 SC4AJ(「材質および構造」のコード:-V あるいは –W) SC210G(「測定範囲」のコード:-V あるいは –W)

    電磁導電率 (ISC) 測定 ISC40SJ(「形状」のコード:-TW) pH/ORP 測定(SENCOM 検出器) FU20F

    なお、上記の FLXA202 との組み合わせ専用の TIIS 本質安全防爆仕様コードの検出器は、FLXA202 以外の TIIS 本質安全防爆形の伝送器(PH202SJ、SC202SJ など)とは、防爆規格上組み合わせることはできません。

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-16 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    ■ FLXA21TIIS 本質安全防爆形 FLXA21(形名 FLXA21-D-P-D-EF)は以下の本質安全防爆構造です。

    製造者名: 横河電機株式会社品名: PH 計、導電率計または電磁導電率計型式の名称: FLXA21防爆等級: Ex ia IIC T4周囲温度: -20℃~ +55℃安全保持定格: 本安回路許容電圧(Ui): 28 V 本安回路許容電流(Ii): 93.3 mA 本安回路許容電力(Pi): 660 mW 内部インダクタンス(Li): ( 無視できる値 ) 内部キャパシタンス(Ci): 13 nF

    警告静電気による爆発の恐れがあるので、タッチパネル以外の箇所に対して、乾布による摩擦など、静電気が発生する作業を行わないでください。

    警告・ 電源を入れたまま前面カバーを開けないでください。・ FLXA21 には、図 1.2 に示す配線用カバー 1 ~ 3 があります。いずれも、本質安全防

    爆性能の維持のために必要な部品ですので、確実に取り付けてください(2 章参照)。・ 回路、構成部品などの変更や改造をしないでください。

    FLXA21 TIIS 防爆形の前面窓には、「静電気の帯電による発火リスク」を回避するための導電膜が成膜されています。

    警告導電膜が損傷する恐れがありますので、前面窓をこすらないでください。汚れた場合には、柔らかい湿った布または柔らかいティッシュで拭いてきれいにしてください。頑固な汚れの場合は、中性洗剤を使用してください。

    この導電膜は使用環境に対して劣化する性質を持ち、劣化が進むと防爆性能を維持できなくなる恐れがあります。屋外に設置する場合は、必ず保護カバー(付属品)を装着してください。

    保護カバーを装着しない状態で屋外に設置する場合、導電膜の劣化により前面窓の交換が必要になる場合があります。導電膜の劣化と前面窓の交換周期は使用環境により異なりますので、当社の営業、またはお買い求め先代理店までお問い合わせください。前面窓の交換にあたっては、当社の営業、またはお買い求め先代理店までお問い合わせください。

    保護カバーは画面に対して平行に装着してください。外すときは、左右をやや広げるようにしてください。また、保護カバー下部の穴に紐などを通して、ストラップとして使用することができます。

  • IM 12A01A02-01

    1-17 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    静電気注意爆発のおそれがあるので、タッチパネル操作部以外の箇所に対して、乾布による摩擦等、静電気が発生する作業を行わないでください。警告

    図1.21 保護カバー

    図 1.6 の銘板は、図 1.22 のようになります。

    S1.012012.01J312FA012

    -D-P-D-EF-P1-NN-A-N-LA-J-NN/UM/H6

    -EFはTIIS本質安全防爆品

    図1.22 FLXA21 TIIS防爆品の銘板例

    ハウジングには図 1.23 のような銘板が付いています。TIIS 防爆形は、故障時のモジュール交換は単品ではできません。本体ごと引き取り修理になります。

    図1.23 FLXA21 TIIS防爆品のハウジングの銘板例(pH/ORP、SCの場合)

    FLXA21 は、周囲温度 -20 ~ +55℃で使用してください。危険場所に設置する場合、非危険場所に安全保持器をご用意ください。本安機器、本安関連機器、およびそれらを接続する配線は、電磁結合または静電結合により、本安回路の本質安全防爆性能を損なうような電流および電圧が、当該本安回路に誘起されないように配置してください。

    1

    PH

    SC

    ISC

    DO

    SENCOM

  • IM 12A01A02-01

    1-18 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    FLXA21

    測定モジュール1

    検出器1

    検出器2

    検出器接続回路1

    測定モジュール2

    検出器接続回路2

    電源回路(TM1)

    安全保持器

    *1: 測定モジュールは2つ搭載される場合があります。*2: 検出器接続回路1と2はそれぞれ独立した本安回路です。*3: 検出器接続回路1と2の端子は、下記のとおりです。 pH/ORPモジュールの場合:11-19 SCモジュールの場合: 11-16 ISCモジュールの場合: 11-17*4:中継端子箱は使用できません。

    +

    -

    +

    -

    危険場所 非危険場所

    *3

    *3*4

    *4 *1, *2

    図1.24 FLXA21 TIIS防爆品の構成例

    FLXA21 と接続して使用する安全保持器は、安全保持器だけで型式検定に合格したもので、以下の条件を満足するものを使用してください。

    (1) 安全保持定格 本安回路最大電圧 28 V 以下 本安回路最大電流 93.3 mA 以下 本安回路最大電力 660 mW 以下(2) 性能区分およびグループ 性能区分 ia グループ IIC(3) 安全保持器の本安回路許容インダクタンス(Lo)および本安回路許容キャパシタン

    ス(Co)と、本安回路外部配線のインダクタンス(Lw)およびキャパシタンス(Cw)との関係

    Lo ≧ Li + Lw Co ≧ Ci + Cw

    FLXA21 と接続して使用する検出器は、検出器だけで型式検定に合格したもので、以下の条件を満たしたものを使用してください。モジュールが 2 つ搭載される場合、接続される検出器すべてに下記の条件が適用されます。

    (1) 安全保持定格接続する検出器

    pH/ORP SC ISC本安回路許容電圧(Ui) 11.94 V 以上本安回路許容電流(Ii) 118.3 mA 以上 61.5 mA 以上本安回路許容電力(Pi) 353 mW 以上 183.4 mW 以上

    (2) 性能区分およびグループ 性能区分 ia または ib グループ IIA、IIB、または IIC(3) 本安回路許容インダクタンス(Lo)および本安回路許容キャパシタンス(Co)と、

    検出器の本安回路内部インダクタンス(Li)、本安回路内部キャパシタンス(Ci)との関係

    Lo ≧ Li Co ≧ Ci  ただし、Lo = 1.6 mH(ISC 検出器の場合 7.8 mH)、Co = 0.1 µF

  • IM 12A01A02-01

    1-19 < 1.概  要>

    9th Edition : 2018.03.23-00

    1.5 形名およびコード

    ● FLXA202形 名 基本コード 付加コード 仕 様

    FLXA202 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 2 線式液分析計電源 -D ・・・・・・・・・ 常に -Dハウジング(*12)

    -B-C-D

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    アルミニウム合金鋳物+ウレタン塗装アルミニウム合金鋳物+エポキシ塗装アルミニウム合金鋳物+重防食塗装

    表示器 (*13) -D ・・・・・・・・・ 反射防止タイプ LCDタイプ (*1) -AB

    -AD-AG-AQ-AR-CB-CD-CF-CG-CH-CQ-CR-DB-DD-DE

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    一般(CE、RCM)一般(CSA)一般(KC)一般(EAC、PA マーク付)一般(EAC)本安(ATEX、IECEx)本安(FM、CSA)(*2)本安(TIIS)本安(KOSHA)(*3)本安(NEPSI)本安(EAC、PA マーク付)本安(EAC)Type n 防爆(ATEX、IECEx)NI 防爆(FM、CSA)Type n 防爆(CSA)

    第 1 入力 -P1-C1-C5-D1-S1

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    pH/ORP(*4)導電率(SC)電磁導電率(ISC)溶存酸素(DO)pH/ORP(SENCOM 検出器)(*5)

    第 2 入力 (*6) -NN-P1-C1-D1

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    なしpH/ORP(*4)導電率(SC)溶存酸素(DO)

    出力 -A ・・・・・・・・・ 4 ~ 20 mA + HART― -N ・・・・・・・・・ 常に -N言語セット (*7) -LA ・・・・・・・・・ 日本語および他 11 言語使用地域 (*8) -N

    -J・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    日本以外日本

    ― -NN ・・・・・・・・・ 常に -NN付加仕様 取付金具

    フード

    タグプレートコンジット工事用アダプタ (*10)

    計量法検定

    /UM/U/PM/H6/H7/H8/SCT/CB4/CD4/CF4/CB5/CD5/CF5/K

    汎用取付金具セット(ステンレス製)(*9)パイプ、壁取付金具(ステンレス製)パネル取付金具(ステンレス製)日除けフード(ステンレス製)日除けフード(ステンレス製+ウレタン塗装)日除けフード(ステンレス製+エポキシ塗装)ステンレスタグプレートG1/2 × 3 個1/2NPT × 3 個M20 × 1.5 × 3 個G1/2 × 3 個 (Type n 用)1/2NPT × 3 個 (Type n 用)M20 × 1.5 × 3 個 (Type n 用)計量法検定付(*11)

    *1: タイプ "-C*" は本�