v-drums tutorでできること
TRANSCRIPT
V-Drums Tutor でできること . . . . . . . . . . . . . . . . . . .3
使う準備をする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .4最初に:必要なものを確認する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4ステップ1:パソコンにV-Drumsをつなぐ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5ステップ2:V-Drums.Tutor をインストールする. . . . . . . . . . . . . . 6ステップ3:起動時の設定をする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .6
かんたん活用ガイド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .8内蔵ソングを聴いてみよう. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .12内蔵ソングを見てみよう. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .14内蔵ソングに合わせて叩いてみよう. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .18演奏結果のタイミングを確認してみよう. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .19ショートカット一覧. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .20
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .22
クイック・スタート・ガイド
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
最初に必ずご覧ください。
この章ではV-Drums Tutorのインストールと設定方法を解説します。
この活用ガイドの章を読めばV-Drums Tutor を使いこなすことができるでしょう。
V-Drums Tutor がうまくインストールできない/動かないときはこの章をご覧ください。
“練習すればドラムがもっと楽しくなる!”
楽器の演奏には、主に 2 つの楽しみがあります :
1. 人前で演奏すること 2. 練習によって音楽スキルの上達を楽しむこと
みんな「練習すると上手くなる」って知っています。
このソフトは、より楽しい練習方法でスキルアップをお手伝いできるように作りました。
V-Drums Tutor は、あなたがより良いドラマーになる手助けになるでしょう。
3
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
V-Drums.Tutor でできることV-Drums Tutor(V ドラム・チューター)は、簡単に、楽しく、効果的にドラムが練習できるローランド V-Drums 専用のドラム練習ソフトです。
ドラムの叩き方がわかる!
お手本が聴ける!V-Drums Tutor には、基本的なエクササイズ・パターン(基礎練習曲)から伴奏付きのソングまで、多彩なジャンルの内蔵ソングがありますので、上級者はもちろん、入門者でも楽しく練習をスタートすることができます。
目で見てわかる!「ドラム譜画面」と「ゲーム画面」の 2 種類の画面があります。
「ドラム譜画面」ではテンポに合わせて譜面の上を弾むバウンシング・ボールがガイドとなり、実際に叩くパッドのグラフィックが演奏のタイミングで光ります。「ゲーム画面」では、各パッドを叩くタイミングで上からブロックが落ちてきますので、ドラム譜が読めなくてもゲーム感覚で練習することができます。
自分の演奏を確認できる!V-Drums Tutor は、実際にあなたがドラムで演奏したタイミングを判定して、ドラム譜の上に○と×を表示する機能がありますので、ミスした場所がすぐにわかり、上達の具合を目で見て感じることもできます。また、ゲーム画面では判定結果を得点で表示します。
自分に合った練習ができる!V-Drums Tutor は、ソングの再生をする際に、演奏しやすいテンポに変更したり、同じ場所を繰り返し聞いて練習することや、ドラム・パートのみを鳴らしたり、反対にドラムを鳴らさずに伴奏だけを聞いて練習する(ドラム用カラオケ)など、さまざまな再生方法を選択できます。
また、内蔵ソングは入門者から中級者まで幅広いレベルに対応しています。
ドラム譜画面
ゲーム画面
プレイ・パネル
4
最初に:必要なものを確認するV-Drums Tutor を使うには以下のものが必要です。本製品には付属していませんので、別途ご用意ください。
□V-Drums本体※対応機種(V-Drums)のモデル名について詳しくは
http://roland .jp/info/DT-1/をご覧ください。
□パソコン動作条件は本製品のパッケージをご覧ください。
USB COMPUTER 端子を装備している V-Drums の場合□USBケーブル(ABタイプ)
USB COMPUTER 端子を装備している V-Drums の場合は、V-Drums とパソコンを USB ケーブルでつなぎます。
USB COMPUTER 端子を装備していない V-Drums の場合□USBMIDI インターフェース(ローランドUM-ONEなど)
V-Drums の MIDI OUT 端子とパソコンを USB MIDI インターフェース(ローランド UM-ONE など)でつなぎます。
□オーディオ・ケーブルパソコンのオーディオ出力をV-DrumsのMIX IN端子に接続します(ケーブルの端子の形状をご確認ください。パソコンのオーディオ出力端子は、多くの場合ステレオ・ミニ端子です。V-Drums 音源の MIX IN 端子の形状は、ステレオ・ミニ端子かステレオ標準タイプのいずれかです)。
使う準備をするそれではさっそくインストールを始めましょう。
以下の手順でインストールを進めていきます。
最初に:必要なものを確認する
ステップ 1:パソコンに V-Drumsをつなぐ
ステップ 2:V-Drums Tutorをインストールする
ステップ 3:起動時の設定をする ※他の機器と接続するときは、スピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態でケーブルを抜き差ししてください。
管理者権限を持ったユーザーでログオンしてインストールしてください !必ず管理者権限を持ったユーザーでログオンしてインストールしてください。使用時は管理者権限を持たないユーザーも使用できます。
※管理者権限について詳しくは、お使いのパソコンのシステム管理者にご相談ください。
インストール時はシステム監視ソフトウェアを終了させてください !ウィルス・チェッカーなどのシステム監視ソフトウェアがインストールされている場合、インストールが完了するまで、システム監視ソフトウェアを必ず停止させてください。Windows のタスクバー、Mac OS の Dockに表示されているアプリケーション以外も、忘れずに停止させてください。
(TD-20、TD-12、TD-9、TD-4、HD-3、HD-1 など)
5
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
ステップ1:パソコンにV-Drumsをつなぐお使いの V-Drums によって、パソコンとの接続方法が異なります。お使いの V-Drums に合わせて以下の図のようにパソコンと V-Drums の音源をつなぎます。
※接続する前に V-Drums または USB MIDI インターフェースの USB ドライバーをインストールしてください。
USB COMPUTER 端子を装備していない V-Drums の場合
USB COMPUTER 端子を装備している V-Drums の場合
オーディオ・ケーブル
USB ケーブル(AB タイプ)
USB MIDI インターフェース(図はローランド「UM-ONE」)
MIDI IN ケーブル(UM-ONE の場合は「TO MIDI OUT」ケーブル)を音源の「MIDI OUT 端子」へ
音源の「USB COMPUTER 端子」へ
パソコンの「オーディオ出力」へ 音源の「MIX IN 端子」へ
MIDI OUT ケーブルは使用しません
パソコンの「USB 端子」へ
パソコンの「USB 端子」へ
※USBオーディオ機能が無いV-Drumsの場合は、パソコンの「オーディオ出力」とV-Drumsの音源の「MIXIN 端子」をオーディオ・ケーブルで接続する必要があります。
※各 V-Drumsの USB機能ついて詳しくはhttp://roland .jp/info/DT-1/をご覧ください。
6
ステップ3:起動時の設定をするそれでは V-Drums Tutor を起動してみましょう。
V-DrumsTutor を起動する
V-Drums Tutor DT-1
Windows の場合「スタート」メニューから 「すべてのプログラム」–「V-Drums Tutor DT-1」–「V-Drums Tutor DT-1」を選んで起動します。
Mac OS の場合「アプリケーション」フォルダーの 「Roland」–「V-Drums Tutor DT-1」–「V-Drums Tutor DT-1」を選んで起動します。
起動できなかったり、エラー・メッセージが表示されたりする場合は、『トラブルシューティング』の『起動に関連したトラブル』(P.22)をご覧ください。
ステップ2:V-Drums.Tutorをインストールするお使いのパソコンに V-Drums Tutor をインストールします。
1. 「V-Drums Tutor DT-1」CD-ROMをCD-ROMドライブに入れます。
2. CD-ROM内の「Install」フォルダーの中にあるインストーラーをダブルクリックします。
Windows の場合「Setup .exe」をダブルクリックします。
Mac OS の場合「V-Drums Tutor DT-1 Installer .mpkg」をダブルクリックします。
3. 画面の指示に従って、インストールします。
4. シリアル・ナンバーを入力する画面が表示されたら、本書裏表紙に記載のシリアル・ナンバーを半角で入力してください。
シリアル・ナンバーは 7 桁の英数字、ハイフン、7 桁の英数字(xxxxxxx-xxxxxxx)です。ハイフンも入力してください。
※Windowsをお使いの場合、ユーザーアカウント制御に関する確認画面が表示されたときは、[許可](または[はい])をクリックします。
Setup.exe
V-Drums Tutor DT-1 Installer.mpkg
7
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
接続機器の設定
V-Drums Tutor を起動したら、接続機器の設定をします。
※USBMIDI インターフェースまたはV-Drumsの USBドライバーをインストールしていないと、以下のポート名は表示されません。その場合は、V-DrumsTutor を終了して、USBドライバーをインストールしなおしてから、USB機器をつないだ状態でV-DrumsTutorを起動しなおしてください。
1. メニューから「設定」−「接続機器の設定」を開きます。
2. 「MIDI 入力:」を、以下のように設定します。
V-Drums を USB ケーブルで接続した場合
MIDIInput V-Drums のポート名(「TD-XX」など)
USB MIDI インターフェース(UM-ONE)を接続した場合
MIDIInput インターフェースのポート名(「UM-ONE」など)
Windows の場合 Mac OS の場合
3. 「練習曲のオーディオ出力先を選ぶ」を設定します。
オーディオを鳴らす機器(サウンド・カードなど)を選びます。初期設定は OS で設定しているオーディオ出力から音が鳴ります。以下のように設定してください。
※詳しくはV-DrumsTutor の「ヘルプ」をご覧ください。
Windows の場合 Mac OS の場合
V-Drums をオーディオ・ケーブルで接続した場合「OS で設定している出力を使用する」を選びます。
USB オーディオ機能がある V-Drums を接続した場合「ASIO ドライバー」(Windows の場合)、「一覧から選ぶ」(Mac OS の場合)を選んで、一覧から V-Drums のポート名(「TD-XX」など)を選んでください。
※ASIO対応のオーディオ機器をお使いの場合は、「ASIO対応ドライバー」を選んでください。
4. [OK]ボタンをクリックします。
設定ができたら、いよいよ V-Drums Tutor を使ってみましょう。
『かんたん活用ガイド』(P.8)をご覧ください。
8
かんたん活用ガイドそれでは練習をはじめましょう!内蔵ソングは、大きく分けて「ソング」、「エクササイズ・パターン」(基礎練習曲)に分類されます。自分のレベルに合ったものを選ぶことで、効果的にステップ・アップしていくことができます。
ステップ・アップの流れ
さらにスキル・アップしたい人は?
「エクササイズ・パターン」で練習しよう!
「エクササイズ・パターン」の 10 曲目から始めて、さらにレベルを上げていきましょう。
「エクササイズ・パターン」はそれぞれ短い小節の練習パターンなので、リピート機能を使って繰り返し練習しましょう。
とにかく楽しみたい人は?
楽しみながら叩こう!基本的な 8 ビートを覚えたら、「ソング」のリストの中から自分に合ったレベルの曲を選んで、練習を始めましょう。
リピート機能(P.16)を使って繰り返し練習しましょう。
これからドラムを始めたい人は?
8ビートに挑戦しよう!これからドラムを始める人は、最初に 8 ビートを叩けるようになる練習から始めましょう。
「エクササイズ・パターン」のリストにある 1 〜 9 曲目は 8 ビートを叩けるようになるための練習パターンです。1 〜 9 曲目を順番に練習しましょう。
詳しくは『内蔵ソングを聴いてみよう』(P.12)をご覧ください。
9
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
確認するV-Drums のパッドを叩くと、お手本のソングとタイミングが合っている箇所には○が、タイミングがずれている箇所には×がつきます。
うまく叩けるようになったら、次の曲にチャレンジするか、同じ曲でテンポを変えて叩いてみましょう!
4
お手本を聴く お手本を見る
叩く
『内蔵ソングを聴いてみよう』(P.12)
『演奏結果のタイミングを確認してみよう』(P.19)
『内蔵ソングを見てみよう』(P.14)
『内蔵ソングに合わせて叩いてみよう』(P.18)
練習の基本サイクル
どのレベルのソングでも、練習の基本サイクルは同じです。この『かんたん活用ガイド』も以下の 4 つのサイクルに沿って説明しています。
まずは、お手本になる内蔵ソングを聴きます。
内蔵ソングは入門者から中級者まで幅広いレベルに対応していますので、自分のレベルにあったものを選ぶと良いでしょう。
ドラム譜画面ではテンポに合わせて譜面の上を弾むバウンシング・ボールがガイドとなり、実際に叩くパッドのグラフィックが演奏のタイミングで光ります。
再生中のお手本(内蔵ソング)を聴きながら、ドラムを演奏してみましょう。
バウンシング・ボールは 1 拍ごとに 1バウンドします。そのリズムに合わせて V-Drums 本体を叩きます。
1 2
3
ポイント
10
画面切り替えタブ「ドラム譜画面」/「ゲーム画面」(P.15)を切り替えます。
パッドソングの再生中は発音するパッド上にマークが点灯します。このマークの点灯に合わせて、ドラム本体のパッドを叩きます。
パッドをクリックすると、再生するドラム・パッドを指定できます。
ダイナミクスパッドを叩いたときの強弱をグラフで表示します。
上部のタブで「パッド」と「ダイナミクス」を切り替えます。
ドラム譜現在選ばれているソングのドラム譜が表示されます。
ドラム譜画面では、実際にドラムを演奏した結果が譜面上に○×で表示されます。
叩いたときの強弱をグラフで表示します。
グラフの表示を消去します。
ドラム譜画面
V-Drums Tutor を起動すると、ドラム譜画面が表示されます。この画面では、譜面上のバウンシング・ボールを目で追いながら音符に合わせてドラムを叩きます。
11
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
詳しくは次のページをご覧ください。
ソング/エクササイズ・パターン・リストソング/エクササイズ・パターンを選びます。
プレイ・パネルソングの再生などをコントロールします。
先頭に戻る 停止 再生
上部のタブで「ソング」/「エクササイズ・パターン」/「プレイ・パネル」を切り替えます。
ソングに設定されている元のテンポに戻ります。
メトロノームを鳴らします。
リピート再生します。[A]、[B]ボタンをオンにすると、指定した区間をリピート再生します。
巻き戻し/早送り(1 小節ずつ)
再生を開始する前にカウント音を入れます。
テンポが表示されます。 [▲][▼]ボタンでテンポを変更します。
ドラム・パートをミュートして、他のパートのみを再生(ドラム用カラオケ再生)します。
ドラム・パートのみを再生します。
12
内蔵ソングについて内蔵ソングは、大きく分けて「ソング」、「エクササイズ・パターン」(基礎練習曲)に分類されます。
各ソングの難易度は右表のように分類されていて、ソング・リストの Level 欄で確認することができます。
これからドラムを始めたい人は?「エクササイズ・パターン」の 1 〜 9 曲目で、まずは基本になる 8 ビートの練習から始めましょう。
とにかく楽しみたい人は?自分に合ったレベルの「ソング」から始めましょう。リピート機能(P.16)を使って繰り返し練習しましょう。
さらにスキル・アップしたい人は?「エクササイズ・パターン」の 10 曲目から始めて、レベルを上げていきましょう。
レベル 説明
★ やさしい(入門者用)
★★ 普通(初級者用)
★★★ やや難しい(初、中級者用)
★★★★ 難しい(中級者用)
1. [Song]/[Exercise]タブで「ソング」か「エクササイズ・パターン」を選びます。
[Song]タブをクリックすると、ソングのリストが表示されます。[Exercise]タブをクリックすると、エクササイズ・パターン(基礎練習曲)のリストが表示されます。
2. ソング・リストから内蔵ソングの1つをクリックします。
3. [再生]ボタンをクリックすると、再生します。
内蔵ソングを聴いてみようそれでは、ここからは実際に V-Drums Tutor を使ってみましょう。まずは、お手本になる内蔵ソングを聴きます。
1
13
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
ソングいろいろなジャンルのソングに合わせてドラム練習を楽しめます。
同じソングで難易度別のドラム・パターンが入っている場合もありますので、自分のレベルに合わせて選曲しましょう。
エクササイズ・パターン手足やスティック・ワークなどの基礎練習をします。ソング練習前のウォーミング・アップにもオススメです。
それぞれ短い小節の練習パターンなので、リピート機能を使って繰り返し練習しましょう。
No. レベル 曲名 アドバイス
1〜9 ★ 8-Beat 1 〜 98 ビートを叩けるようになるための練習パターンです。1 〜 9 曲目を順番に練習しましょう。8 ビートはドラムの基礎になりますので、まずこれをしっかりマスターしましょう。
10〜 12
★★〜 ★★★
Drill Unison 1 〜 2、 Drill Independence
手足をバラバラに動かして叩く練習です。
13〜 15 Drill Kick 1 〜 3 足の動きの練習です。
16〜 18 Drill Accent 1 〜 3 いろいろなタイミングでアクセントをつけて叩く練習です。
19 Drill Change Up 一定のテンポで音符を変化させて叩く練習です。叩く強さを一定に保って叩くことを意識しましょう。
20〜 21 Drill Auto Up Down1 〜 2 テンポを徐々に上げ下げすることによって、持久力を高める練習です。
22〜 57★★〜 ★★★★
R … Basicドラムの世界的な練習メニューであるルーディメンツから抜粋した基礎練習です。 LR を正しく叩いて練習しましょう。リピートを設定して繰り返し練習しましょう。
R … Vari 1Basic のリズムをアレンジした応用練習です。LR を正しく叩いて練習しましょう。 スネアだけで練習したいときには、パッド・エリアでスネアのパッドをクリックします(P.17)。
R … Vari 2 Basic と同じリズムで、演奏するパッドを増やした練習です。
R … Vari 3 Basic のリズム・パターンを実際のドラミングに応用した練習です。曲を演奏するイメージで練習しましょう。
ポイント
14
ドラム譜の見かたクラッシュ クローズド・
ハイハットオープン・ ハイハット
ライド
スネア
フット・クローズ キック
タム 1タム 2
タム 3
•クローズド・ハイハットは、ハイハット・ペダルを踏み込んだ状態で、ハイハット・パッドを叩いて鳴らします。
•オープン・ハイハットは、ハイハット・ペダルから足を離した状態で、ハイハット・パッドを叩いて鳴らします。
•フット・クローズは、ハイハット・ペダルを勢いよく踏み込んで、音を鳴らします。
•>はアクセント記号です。強調して叩きます。
•L は左手、R は右手で、対応するパッドを叩きます。
内蔵ソングを見てみようソング再生中は、発音しているパッドの表面にマークが点灯します。
バウンシング・ボールで音符を追いかけながら、どのタイミングで、どのパッドを叩けばよいのか確認することができます。
パッドを叩くタイミングを覚える
ここでは、ドラム譜画面をお使いの場合について説明しています。ドラム譜が苦手な場合は『ゲーム画面』(P.15)で練習すると良いでしょう。
1. ドラム譜エリアのバウンシング・ボールと垂直線の動きを目で追いながら、パッドを叩くタイミングを覚えます。
2. パッド・エリアの各パッドの点灯を見て、どのパッドを叩けば良いのか、音を聴きながら確認します。
2
R L が上下に並んで表示される場合は、図のように 2 つの音符に対応しています。
図の例では、右手でハイハット、左手でスネアを叩きます。
15
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
ゲーム画面
ゲーム画面では、各パッドを叩くタイミングで上からブロックが落ちてきますので、ドラム譜が苦手な人でもゲーム感覚で練習することができます。 基本的な操作は『ドラム譜画面』(P.10)と共通です。
ブロックエリア内の横線は小節線と拍のタイミングを表しています。再生を開始すると、ブロックが上から下へ落ちてきます。ブロックが画面の一番下に差し掛かったときに、タイミングよくドラムを叩きます。
スコア(得点)演奏した結果がスコアで表示されます。叩いたタイミングによってスコアが加算されていきます。
目標スコア(バー・グラフ表示)
現在のスコア(バー・グラフ表示)
現在のスコア
正確なショット数
良いショット数
許容範囲内のショット数
ミス・ショット数
スコアがクリアされるタイミング• 再生停止後、[停止]ボタンをクリックしたとき
• 再生停止後、パソコンの[DELETE]キーを押したとき
• 再生停止後、[再生]ボタンをクリックしたとき
• 別のソングを選んだとき
など…
16
リピート設定をする
ソングの全体または一部を繰り返し再生したい場合に、リピート設定を使います。
メモ• エクササイズ・パターンで、パターンの最初から最後までを繰り返し再
生させる場合は、[リピート]ボタンだけをオンにすると良いでしょう。
• ソングの一部を繰り返し再生して練習したい場合は、[A][B]ボタンを使うと良いでしょう。
[リピート]ボタンでリピート再生するこの設定をすると、ソングの先頭から最後までを繰り返し再生します。
1. プレイ・パネルの[リピート]ボタンをクリックします。
ボタンが点灯し、リピート機能が ON になります。
[A][B]ボタンでソングの一部をリピート再生するこの設定では、リピートする区間を指定することができます。A 〜 B の区間を繰り返し再生します。
1. リピートを開始する位置を設定します。
1-1.[早送り]ボタンをクリックして、リピートを開始する位置まで進めます。
1-2.リピート[A]ボタンをクリックします。
ボタンが点灯し、リピート開始位置が指定されます。
ドラム譜画面では、譜面上に指定した位置にリピート「A」マーカーが表示されます。
2. リピートを終了する位置を設定します。
手順 1 と同様の方法で、リピート[B]ボタンをクリックして、リピート終了位置を指定します。
3. [リピート]ボタンをクリックします。
ボタンが点灯し、リピート機能が ON になります。
17
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
ドラム・パートのみ再生する
ドラム・パートに集中して練習したい場合に、伴奏をミュート(消音)することができます。再生中は、ドラム・パートの音のみ聞こえます。
1. [Drums Only]ボタンをクリックします。
ボタンが点灯し、ドラム・オンリー機能が ON になります。
パッドごとに再生する
特定のパッドに集中して練習したい場合に、再生するパッドを指定することができます。たとえば、スネアとキックのみを選んで再生することができます。
1. パッド・エリアで、再生したいパッドをクリックします。
クリックしたパッドが選択表示されます。
メモ• パッドを再度クリックすると、パッドの指定が解除されます。
• 複数のパッドを選択することもできます。
•[All Drums]ボタンはすべてのパッドを、[Kick+Snare]ボタンはキックとスネアのみを選びます。
18
内蔵ソングに合わせて叩いてみようまずは、再生中のお手本(内蔵ソング)を聴きながら、ドラムを演奏してみましょう。バウンシング・ボールは 1 拍ごとに 1 バウンドします。そのリズムに合わせて V-Drums 本体を叩きます。
1. お手本とするソングを選びます。
2. [再生]ボタンをクリックして、再生を開始します。
3. ソングの再生音を聴きながら、V-Drums本体を叩きます。
4. 譜面には、演奏した結果がリアルタイムに○×で表示されます。
このとき『ゲーム画面』(P.15)に切り替えると、得点が表示されます。
テンポを変更する
まずは、テンポをゆっくりから練習を始め、慣れてきたらだんだんはやくして練習すると効果的です。
テンポはプレイ・パネルで調節します。
現在選ばれているソングに設定されているテンポの値が表示されます。
1. [▲][▼]ボタンで、現在選ばれているソングのテンポの値を変更します。
メモ•[Original Tempo]ボタンをクリックすると、ソングに設定されてい
る元のテンポに戻ります。
• テンポの数値をダブルクリックすると、パソコンのキーボードでテンポの数値を直接入力することができます。
3
19
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
ドラム・パートをミュート(消音)して演奏する
ドラム・パートを鳴らさずに、伴奏だけを聞いて練習する(ドラム用カラオケ)ことができます。
1. [Minus Drums]ボタンをクリックします。
ボタンが点灯し、マイナス・ドラム機能が ON になります。
2. [再生]ボタンをクリックして、再生を開始します。
再生中は、伴奏のみが聞こえます。
演奏結果のタイミングを確認してみようソングを再生しながら V-Drums を叩くと、画面上には演奏した結果が下の図のように表示されます。
V-Drums のパッドを叩くと、お手本のソングとタイミングが合っている箇所には○が、タイミングがずれている箇所には×がつきます。
演奏結果がクリアされるタイミング以下の場合に、演奏結果(○×表示)がクリアされます。
• 再生停止後、[停止]ボタンをクリックしたとき
• 再生停止後、パソコンの[DELETE]キーを押したとき
• 再生停止後、[再生]ボタンをクリックしたとき
• 別のソングを選んだとき
など
これで一通りの操作を説明しました。それではドラムの練習をはじめましょう!
さらに詳しい使い方はV-DrumsTutorの「ヘルプ」メニューをご覧ください。
4
20
キー操作 動作
SPACE 再生の開始/停止
DELETE再生の停止 スコアおよび演奏結果のクリア
ENTER 再生位置を先頭に戻す
←/→ 巻き戻し/早送り
W 再生開始小節数の入力
V ドラム譜/ゲーム画面の切り替え
SSong リスト/ Exercise リスト/Play パネルの切り替え
PPad / Dynamics グラフ・エリアの切り替え
U 演奏結果(○×)の表示/非表示
E ダイナミクス・グラフ消去
キー操作 動作
↑ /↓
(Song リスト/ Exercise リスト)ソング選択
(Play パネル)テンポの値の増減
G(Play パネル)テンポの値をオリジナルに戻す
T (Play パネル)テンポの値の入力
L 曲(Standard MIDI File)を開く
R リピート機能の ON / OFF
A リピート A 位置の設定/解除
B リピート B 位置の設定/解除
C カウントイン機能の ON / OFF
M メトロノーム機能の ON / OFF
O Minus Drums 機能の ON / OFF
D Drums Only 機能の ON / OFF
キー操作 動作
F ドラム・パートですべてのパッド選択
Kドラム・パートでキックとスネアのみ選択
1 ハイハットのソロ ON / OFF
2 スネアのソロ ON / OFF
3 キックのソロ ON / OFF
4 タム 1 のソロ ON / OFF
5 タム 2 のソロ ON / OFF
6 タム 3 のソロ ON / OFF
7 クラッシュのソロ ON / OFF
8 ライドのソロ ON / OFF
メモゲーム画面をお使いの場合は、1 〜 6 の各キーがパッド・エリアの左のパッドから順に割り当てられ、7〜 8 のキーは無効となります。
ショートカット一覧お手持ちのパソコンのキーボードからも V-Drums Tutor の操作ができます。
21
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
使用上のご注意
CD-ROMの取り扱い• CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤーで再生しないでください。
大音量によって耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
•ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないでください。データの読み出しがうまくいかないことがあります。ディスクの汚れは、市販の専用クリーナーでクリーニングしてください。
その他の注意について•ハードディスクの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
•音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
•製品の仕様および内容は、改良のため予告なく変更することがあります。
•本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一致していないことがあります。あらかじめご了承ください。
•製品に内蔵、付属されたコンテンツ(音色波形データ、スタイルデータ、伴奏パターン、フレーズデータ、オーディオループ、画像データなど)の著作権は当社および/またはアトリエビジョン株式会社が保有しています。 製品に内蔵、付属されたコンテンツを素材として、お客様が新たな作品を制作、演奏、録音、配布をすることに関しては、当社および/またはアトリエビジョン株式会社の許諾を必要としません。 製品に内蔵、付属されたコンテンツを、そのまま、もしくは酷似した形態で取り出し、別の記録媒体に固定して配布したり、コンピュータネットワークを通じて公開したりすることはできません。
• Roland、V-Drums は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の商標または登録商標です。
•本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
• ASIO は、Steinberg Media Technologies GmbH. の商標です。
•文中記載の会社名及び製品名は、各社の登録商標または商標です。
あなたのスタンダードMIDIファイルを読み込む場合は?メニューから
「ファイル」−「曲(Standard MIDI File)を開く」を開きます。
スタンダードMIDI ファイルの形式• フォーマット:0 または 1
• 小節数:999 以下
• イベント数:99,999 以下
• 分解能:24 TPQN 以上
※V-DrumsTutor は、MIDI チャンネル10をドラム譜に表示します。[DrumsOnly]や[MinusDrums]機能の対象も10チャンネルになります。
※V-Drumsで鳴らすことができない音(ノート・ナンバー)は、ドラム譜やゲーム画面に表示されません(詳しくはV-DrumsTutor の「ヘルプ」メニューをご覧ください)。また、ベロシティが20未満の音や、MIDIチャンネルが10チャンネル以外で作成されている音符も表示されません。
22
トラブルシューティングトラブルが発生したら、まずこの章を読みましょう。トラブルを解決するためのヒントが書かれています。この章の内容を確認しても解決しない場合は、ホームページへアクセスしてみてください。最新の情報が用意されていることがあります。(http://www .roland .co .jp/support/)それでも解決しない場合には、巻末の『お問い合わせの窓口』にお問い合わせください。
※WindowsやMacOSの操作については、お使いのパソコンやOSの取扱説明書をご覧ください。
トラブル 確認事項 対処
V-DrumsTutor のインストールに関するトラブル
V-DrumsTutor をインストールできない。
Windows にログオンするときのユーザー権限を確認しましたか?
以下のいずれかのユーザー名で Windows にログオンしなければなりません。
•Administrator などの Administrators グループに属するユーザー名
•アカウントの種類がパソコンの管理者であるユーザー名
※詳しくはお使いのパソコンのシステム管理者にご相談ください。
他のソフトウェアや常駐ソフトウェア(ウィルスチェックなど)が起動していませんか?
他のソフトウェアが起動していると、インストールが正しく行われないことがあります。必ずインストールの前に他のソフトウェアを終了させてください。
起動に関連したトラブル
V-DrumsTutor を起動できない多くのアプリケーションを起動していませんか ?
メモリーが不足して、新たなアプリケーションを起動できないことがあります。他のアプリケーションを終了してから、V-Drums Tutor を起動してください。それでもエラーが表示された場合は、パソコンを再起動してみてください。
使用時のトラブル
音が鳴らない
電源はオンになっていますか? スピーカーなどの再生機器や音源の電源スイッチを確認してください。
「設定」−「接続機器の設定」は正しいですか?
『3 . 「練習曲のオーディオ出力先を選ぶ」を設定します。』(P.7)の設定を確認してください。
23
準備をする
活用ガイド
トラブルシュート
トラブル 確認事項 対処
音が鳴らない
(USB MIDI インターフェースで接続した場合)パソコンのオーディオ出力は V-Drums の MIX IN 端子に接続されていますか?
V-Drums Tutor の音はパソコンから鳴ります。V-Drums の出力音とミックスして聴くためには、パソコンのオーディオ出力はV-DrumsのMIX IN端子にオーディオ・ケーブルで接続してください(P.5)。
V-Drumsを叩いてもV-DrumsTutorが反応しない
(USBケーブルでV-Drumsを接続した場合)正しく接続しましたか?
V-Drums がパソコンの USB 端子に接続されているか確認してください(P.5)。
V-Drums のドライバーを再インストールしてください。
(USB MIDI インターフェースで接続した場合)USB MIDI インターフェースは正しく接続しましたか?
USB MIDI インターフェースがパソコンの USB 端子に接続されているか確認してください(P.5)。
USB MIDI インターフェースのドライバーを再インストールしてください。
MIDI ケーブルの接続(IN と OUT)が正しいか確認してください(P.5)。
パソコンの省電力設定はオフになっていますか ?
省電力、パワー・セーブのための機能が有効になっている場合は、設定を解除してください。解除方法については、お使いのパソコンの取扱説明書をご覧ください。
パソコンや USB ハブの電源供給に余裕がありますか?
バッテリーで動作しているノートパソコンでお使いの場合、パソコンによっては動作が不安定になることがあります。その場合は、パソコンに AC アダプターを接続してお使いください。
MIDI ファイルの読み込みに関するトラブル
MIDI ファイルの読み込みができない読み込み可能なスタンダード MIDIファイルを指定していますか?
指定したスタンダード MIDI ファイルが、以下の条件を満たしているかどうか確認してください。•フォーマット:0 または 1•小節数:999 以下•イベント数:99,999 以下•分解能:24 TPQN 以上
ドラム譜やゲーム画面に表示されない音がある
譜面表示できない音符が使用されていませんか?
V-Drums で鳴らすことができない音(ノート・ナンバー)は、ドラム譜やゲーム画面に表示されません(詳しくは V-Drums Tutor の「ヘルプ」メニューをご覧ください)。また、ベロシティが 20 未満の音や、MIDI チャンネルが 10 チャンネル以外で作成されている音符も表示されません。
さらに詳しいトラブルシューティングはV-DrumsTutor の「ヘルプ」メニューをご覧ください。
* 5 1 0 0 0 2 4 7 7 6 - 0 2 *
シリアル・ナンバー
※この数字は本ソフトウェアをインストールするときに必要です。再発行されませんので、大切に保管して無くさないようにしてください。
'07. 10. 01 現在(Roland)
製品に関するお問い合わせ先
050-3101-2555
ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/
電話受付時間: 月曜日~土曜日 10:00~17:30(年末年始を除く)
※IP電話からおかけになって繋がらない場合には、お手数ですが、電話番号の前に“0000” (ゼロ4回)をつけてNTTの一般回線からおかけいただくか、携帯電話をご利用ください。
※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
お問い合わせの窓口
最新サポート情報製品情報、イベント/キャンペーン情報、サポートに関する情報など
ローランドお客様相談センター
©2012 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。