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平成26年度 Career Café 報告書

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平成26年度

Career Café報告書

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Career Café 報告書刊行によせて

これから就職活動を始める学部 3年生・大学院 1年生に「自分らしい就職活

動」に取り組み、“栄冠”を勝ち取ってほしい、という思いからスタートした

Career Caféも 5期目の活動を無事終了しました。これまで、多くの学生たち

が、このCareer Caféに集い、内定を獲得した先輩とのグループワークや情報

交換を通して、成長を果たしてきました。

10名の内定学生がアドバイザーとなり、身近な「メンター=よき助言者」と

して、後輩が歩む進路(就職・進学)を自らの経験を基に広い視野に立ち、寄

り添って来ました。今年度は、これまでの4年間のCafé活動を検証し、特に、

就職活動解禁時期の 3ヶ月間の「後倒し」にどのように立ち向かうか、という

視点から、就職活動の不安解消と、就職活動に際し、必要となる事前準備の支

援の 2点を軸に活動を展開しました。

Caféのアドバイザーは、キャリアカウンセラーや担当職員と連携し、10月

から 2月までの間、常に活動学生の視点に立ち、毎月のCaféのメニュー(週 1

回)の企画、キャリアガイダンス(2回)の立案、実施に取り組みました。Career

Caféを利用した学生は、就職活動や働くことへの不安が解消され「自分らしい

就職活動、仕事、ワンランク上のキャリア」のイメージが高まり、多くの就活

生の「一歩先を行く存在」として、就職活動を牽引しています。

また、この 5ヶ月間のCaféの活動を通じ、アドバイザー自身のキャリア意

識、社会で必要とされる対人対応力や企画提案力・仲間をまとめるリーダーシ

ップ等のスキルも向上できたのではないかと自負しております。

今年度の支援内容とその成果を検証し、これから就職活動に取り組む後輩た

ちや、次世代のCareer Caféのアドバイザーへの「糧」とすべく、この報告書

を編集いたしました。来年度、本報告書を参考に「学生による、学生のための

キャリア支援」のさらなる充実・発展を心から祈念いたします。

最後に、さまざまな視点から、ご指導・ご鞭撻をいただき、Career Caféの

アドバイザーをはじめ、本事業を暖かくお見守りくださった皆様に、この場を

借りて、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

平成 27年 3月

大分大学 学生支援部 学生・キャリア支援課

キャリアカウンセラー 岡 野 涼 子

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目 次

Career Café報告書刊行によせて

第1章 Career Caféについて

Career Café の目的 ……………………………………………………………………………..2

平成25年度の成果、及び26年度次年度への課題 ……………………………………………2

平成26年度活動内容の概要、及びスケジュール ……………………………………………3

平成26年度アドバイザー ………………………………………………………………………4

第2章 Career Caféの活動について

10月・11月(前半)の活動報告 ………………………………………………………………6

11月(後半)・12月の活動報告 ……………………………………………………………..12

1月の活動報告 …………………………………………………………………………..……18

2月の活動報告 …………………………………………………………………………………24

第3章 Career Café主催によるガイダンスについて

12月10日開催ガイダンス実施報告 …………………………………………………………..32

1月28日 開催ガイダンス実施報告 ………………………………………………………….44

第 4章 活動後記

就職活動を行う後輩達へ ……………………………………………………………………...52

来年度以降のCaféアドバイザーへ ………………………………………………………...58

Caféの活動を振り返って

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Career Café について

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平成 26 年度 Career Café 報告書

Career Café について

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第1章 Career Caféについて

◆Career Caféの目的

Career Café の目的は、大企業を目指す学生だけではなく、様々な学生がCareer Caféを利用し、

「こんな私でも、もう少し頑張ってみよう」という気持ちで就職活動に臨んでもらい、「その人にと

ってのワンランク上」の内定を目指し、勝ち取ってもらうことである。

◆平成25年度の成果、26年度実施への課題

第 4 期となる平成 25 年度の活動では、例年通り、月ごとにアドバイザーが企画を立て・実施す

る形式をとった。

10月の企画では、アドバイザー自身の失敗経験・就活スケジュールを説明、ワークシートによる

自己分析を行った。11月は、筆記試験の重要性を鑑み、SPI対策を行った。また、前半は就活サイ

トの見方と自己分析シートを使っての自分の振り返り、後半は合同企業説明会(目的や様子)の説

明、業界研究、自己分析シート(前半に記入したもの)を用いたESの土台づくり(ネタ探し)を

行った。12 月は、合同企業説明会の説明(回り方などをレクチャー)、就職活動生同士のグループ

でワーク形式の自己分析を行い、ES(エントリーシート)の添削を行った。1 月は、GD(グルー

プディスカッション)の説明、ESの添削、ESが書けている学生対象の模擬面接を行った。2月は、

学生・キャリア支援課の職員・カウンセラーと共にGD、面接対策を行った。ガイダンスでは、12

月は、自己分析を中心に、1月は、自己分析、ES、面接が一貫した“流れ”の下にあることと、押

さえるべきポイント、挑戦する気持ちや危機感の大切さを伝えた。

25 年度の成果は、アドバイザー10 名の多岐にわたる業界・企業、就職活動体験をもとに、さま

ざまな情報を分かりやすく、個々の学生に提供し、親身なサポートができた点である。

反省点としては2点挙げられる。1つ目は、学生への周知である。“Career Caféオープン”の宣

伝・周知作業が10月直前になり、Caféの活動を広く学生に浸透させることができなかった。リピ

ーターの利用が高まった反面、顧客の発掘・獲得は課題として残った。2 つ目は、アドバイザー同

士での情報や課題の共有が限られ、一体感のあるサポートや充実度の高い企画を提供できなかった

点である。引き継ぎや学生へのニーズ調査など、情報・課題の共有に時間をかける必要があった。

26 年度の実施では、twitter やLINEの活用を含めた学生への周知方法の再検討や、内定時の

学生アンケート、利用学生のニーズを確認などの改善を行い、いっそう就活生に寄り添った Café

の運営が望まれた。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

Career Café について

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◆平成26年度Career Café 活動内容の概要及びスケジュール

本年度は、就職活動の解禁日が3か月間後倒しになることを鑑み、スケジュール・頻度を変更し

た。まず、Café のスタートを従来の10月2週目から4週目にした。実施頻度についても、危機感

を煽るのではなく、緩やかに就職活動モードに入ってもらうことを重視し、週2回から週1回に変

更した。

実施内容も、昨年度の反省点・改善点に加え、「あの時期に最低限しておくべきこと」を厳選し、

3月解禁から逆算・調整し月ごとに異なるプログラムを企画・実施した。

下記の図は、今年度の活動内容・スケジュールの概略である。今年度の主な目的は、就活生が抱

いている不安をアドバイザーが解消することであった。各月の活動内容を簡単に説明したい。10・

11月(前半)は、アドバイザー自身の就職体験談をもとに、就活の流れ・やるべきことなどを説明

し、就活を少しだけでも認識してもらうように努めた。11月(後半)・12月は、業界選びや業界研

究、自己分析の重要性・方法を説明した。その他、就職活動全般の質問に丁寧に答えた。1 月は、

面接やES を意識した上で、自己理解をより深めてもらうよう、ワークシートを準備し、他己分析

の方法をレクチャーした。また、学生の進捗具合に応じ、ESの添削なども行った。2月は、解禁直

前に就活への意識を高めてもらえるよう、実践的な内容にした。GD、集団(グループ)面接の練

習を行った。

12月と1月に実施した、キャリアガイダンスにおいても、不安の解消を第一に、実体験を踏まえ、

自己分析や企業説明会の企業ブースやセミナー等の回り方などを具体的に伝えた。

以上のような内容で、就活の時期が後倒しなどで不安のある学生に対し、寄り添いつつ、早めの

準備にとりかかれるような支援を行った。

昨年度の反省点を踏まえ、周知方法は、メール配信、HPの掲載、ガイダンスなどでの紙媒体で

の告知に加え、アドバイザー各自がSNSを通じてポスターデータを後輩に送ったり、学科・サー

クルの後輩へポスター掲示・紙媒体の配布を行った。また、一体感のあるサポートを行うため、①

月に数回打ち合わせを実施し、アドバイザー全員で企画内容の決定に携わるようにし、②内定学生

のアンケートから、「参加しやすさ」を重視、③情報共有を図るため、打ち合わせ時やLINEを利

用し、利用学生の反応や様子を連絡し合うようにした。

平成26年度

Career Café 活動概要

10月・11月前半活動概要

11月後半・12月活動概要

1月活動概要 2月活動概要

・アドバイザーの就活実体験

・座談会

・業界選び

・業界研究

・自己分析とは

・自己分析の方法

・自己分析シート

・ESの土台作り

前半 後半

・GD ・集団面接

・フィードバック

10月 11月 12月 1月 2月 3月

就職活動開始

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Career Café について

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◆平成26年度アドバイザー

氏名 学部・学科 /課程 内定先(職種)

中﨑なかざき

かれん

教育福祉科学部

学校教育課程

教科教育コース

株式会社メモリードグループ

メモリード長崎(総合職)

武生たきゅう

ももこ

教育福祉科学部

情報社会文化課程

情報教育コース

鶴崎海陸運輸株式会社

(総合職)

藤本ふじもと

梨り

帆ほ

教育福祉科学部

人間福祉科学課程

環境コース

興和株式会社

(総合職)

髙たか

橋はし

恵めぐみ

経済学部

経営システム学科

アサヒビール株式会社

(営業総合職)

土谷つちや

辰瑠たつる

経済学部

経営システム学科

ホーチキ株式会社

(総合職)

吉良き ら

萌子もえこ

経済学部

経営システム学科

株式会社BCC

(総合職)

井手い で

瞳ひと

水み

経済学部

経営システム学科

伊藤忠エネクス株式会社

(総合職)

瀧口たきぐち

奈央子な お こ

経済学部

地域システム学科

みずほフィナンシャルグループ

(みずほ銀行)

(エリア特定職)

諸石もろいし

眞那人ま な と

工学部

福祉環境工学科

建築コース

株式会社一条工務店

(技術職)

三井みつい

航こう

工学研究科

博士前期課程

電気電子工学専攻

電子コース

株式会社安川電機

(設計開発職)

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Career Café の活動について

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10 月・11 月(前半)Career Café

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第2章 Career Caféの活動について

10月・11月(前半)の活動報告

◆10月・11月(前半)企画書

【10月・11月(前半)のねらい・目的】

・採用活動解禁まで時間があるので、就職活動の流れや基本的なことの説明を行う。

・就活生からアドバイザーに対して質問を受け付け、就職活動に対する不安や疑問点を解消して

もらう。

【内容】

◆自己紹介・自分の就職活動について(5分)

・それぞれ自分がどのような就職活動を行ったか。

・自分が就職活動を行う際に大事にしていたこと。 などを自己紹介とともに簡単に説明。

◆話を聞いてみたいアドバイザーのところに分かれて雑談(20分)

・業界によって就職活動の行い方が異なるので、希望する業界と同じ(または近い)業界を受け

たアドバイザーのところに分かれて、雑談を行うことによりそれぞれの分野にあった就職活動の

流れをつかんでもらう。また希望する業界が決まっていない学生に関しては、文系、理系でも就

職活動の行い方が異なるので、同じ学部のアドバイザーのところに分かれて話を聞いてもらう。

◆就職活動に対しての質問(40分)

・全てのアドバイザーに対して就活生から質問を受け付け、様々な人の体験談を知ってもらう。

また、質問がないようであれば、アドバイザーから、今不安に思っていることを聞き出し就職活

動に対する疑問点などを解消してもらうとともに、理解を深めてもらう。

【配布資料名】

① 私の就職活動履歴

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平成 26 年度 Career Café 報告書

10 月・11 月(前半)Career Café

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◆10月・11月(前半)詳細

応対人数 合計:18人

(経済:11人 教育:2人 工学:5人 医学:0人)

10/29 11/7 11/12 合計

男 女 男 女 男 女 男 女

経済 2 1 1 5 2 3 8

教育 2 2

工学 2 1 2 3 2

医学

合計 2 1 3 7 1 4 6 12

学生の様子

(反応・印象)

・ざっくばらんに話を聞いてくれていた。

・不安なことに関して様々な質問をしてくれた。

・アットホームな雰囲気で会話をすることができた。

成果 ・採用活動解禁まで時間があるので、就職活動に対してイメージをつかめてい

ない学生が多かったが、アドバイザーが体験談を話すことで参考になったの

ではないかと思う。

・就職活動に対して不安を抱えている就活生が多かったが、積極的に質問をし

てくれ、意識の高さを感じた。

・フランクな雰囲気を心掛けていたので、就活生も質問をしやすかったのでは

ないかと思う。

反省点 今年から採用活動の時期が遅れたこともあり、10、11 月は参加人数が比較

的少なかったので、もう少し宣伝活動と早めの告知を行うべきだった。

資料について ①私の就職活動履歴

それぞれのアドバイザーが就職活動を行っていた時の活動状況とメンタル

状況をグラフにしたもの。このグラフをもとに活動時期における選考の流れを

説明した。これを見せることにより、就職活動全体や、これから何をするべき

か、選考スケジュールなどを理解してもらえた。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

10 月・11 月(前半)Career Café

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◆10月・11月(前半)における参加者の質問内容、アドバイザーの応答

質問内容 応答

<就職活動全般>

・この時期にするべきことは?

・内定した企業の中から実際に就職する企

業を選ぶ基準は?

・やりたいことをどうやって見つけるか?

・総合職とは?

・文系と理系の就活の違いは?

・女子の服装について

・就活にかかった費用は?

・資格は必要か?

<面接やGDに関して>

・面接の回数は?

・面接時に気を付けていたことは?

・頑張ったことをどのようにアピールした

か?

→SPIなど

→福利厚生と雰囲気

→興味のあるものを、どんどん広げていく

消去法もたまにはあり

→総合職と地域職について説明

→推薦の有無など

→パンツかスカート

→人にもよるが5~30万円ほど

→アドバイザーの中で持っている人は少ない

→人にも・企業にもよるが2~4回ぐらい

→会話をするイメージ

→サークルの運営などをネタにアピールした

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平成 26 年度 Career Café 報告書

10 月・11 月(前半)Career Café

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◆10月・11月(前半)の様子

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平成 26 年度 Career Café 報告書

10 月・11 月(前半)Career Café

10

◆10月・11月(前半)に使用した資料など

資料① 私の就職活動履歴

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11 月(後半)・12 月 Career Café

12

11月(後半)・12月の活動報告

◆11月(後半)・12月企画書

【11月(後半)・12月のねらい・目的】

・当月のねらいは、学生に働く場に興味を持ってもらい、自分を見つめ直すことで自分に合った業

界や企業を模索してもらうことである。自己分析を行うことは、自分の向いている業界や興味のあ

る業界を知る上でも重要であり、今後ESや面接でのアピールポイントを考える際にも役立つ。し

たがって、11月から12月にかけてのCaféは自己分析ワークを行った。

【内容】

◆アドバイザーの業界・企業研究紹介(12分)(4人×3分程度)

・アドバイザーが各自の就活の流れをおおまかに説明し、その中で業界や企業をどのように知り、

情報を得たかを説明する。

◆自己分析の説明(5~10分)

・ホワイトボードを使い、自己分析について説明する。なぜ自己分析をするのか、何の役に立つの

かを理解してもらい、自己分析の方法についても具体的にレクチャーする。

◆自己分析ワーク(40分(ワーク)+20分(アドバイス))

・各テーブルでテーマを決め、用意した資料をもとにアドバイザーが学生に質問する。

テーマは①学校で学んでいること、②学生時代にがんばったこと、③自分の性格の 3 つから選択

してもらう。アドバイザーは学生の返答からさらに話を掘り下げながら質問を繰り返す。質問をす

る際は、学生が質問に答えていくことで自分自身への理解が深まるように意識する。学生は、他の

学生の話も聞き、良かった点などを最後にフィードバックする。また、アドバイザーからも学生一

人ひとりにアドバイスを行う。このワークは、自分の意見をまとめて相手に伝えなければならない

ため、面接の練習にもなる。

【配布資料名】

①アドバイザー質問例まとめシート

②自己分析ワークシート

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11 月(後半)・12 月 Career Café

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◆11月(後半)・12月詳細

応対人数 合計: 26人

(経済:22人 教育:0 人 工学: 4人 医学:0 人)

11/21 11/28 12/5 12/10 12/12 12/17 合計

男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女

経済 4 2 3 1 3 2 1 3 3 7 15

教育

工学 2 1 1 3 1

医学

合計 2 5 2 3 1 3 1 2 1 3 3 10 16

学生の様子

(反応・印象)

・就職活動に対して比較的意識の高い学生が多く、質問等の受け答えも全体的

に良くできていた。自分の意見をきちんと持っている学生がほとんどだった。

一方で、これから何をしたら良いのかが分からず、就職活動に対して不安を抱

いている学生も多かった。

成果 ・何からとりかかれば分からないという学生に対して、就職活動の全体像を把

握してもらい、就職活動の土台となる自己分析を提案することができた。他者

からの質問に答える形式で他己分析を行うことで、自分の新しい一面を知るこ

とができたという声もあった。また、他の学生の話し方や考えに触れることで、

学生同士が互いに刺激を受ける場として機能していた。

反省点 ・Caféに来た学生が1人だけの日もあり、学生のCaféに対する認知度が低か

った。そもそもCaféを知らないという学生や、Caféがあることを知っていて

も必要性を感じていない学生が多いのが原因であると考えられる。このような

状況を避けるために、アドバイザーが各自のサークル等で積極的に宣伝活動を

行う必要がある。3年生に対してCaféの日程をあらかじめ告知し、Café実施

日の前日も再度声かけを行うべきだ。こうした声かけは、SNS 等を利用して

広く呼びかけると良いかもしれない。

資料について ①アドバイザー質問例まとめシート

質問例の内容は適切であり、扱いやすかった。

②自己分析ワークシート

自己分析ワークをする際に学生に配布し、他の学生の話を聞いてメモをとっ

てもらった。また、その話の中でよかった点を見つけることで、自分自身の

気づきにもつながるよう工夫した。記入欄が少し狭かったので、もう少し広

く作った方が扱いやすいかもしれない。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

11 月(後半)・12 月 Career Café

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◆11月(後半)・12月における参加者の質問内容、アドバイザーの応答

質問内容 応答

・前髪やマナーについて

・GDについて

・趣味、特技が無い

・長所・短所の具体的なエピソード

・企業研究のやり方

・学生時代学んだことは何か

・面接のときの雰囲気について

・私服可の説明会の時の服装

・とりあえず何をしたらいいのか

・短所について

・ESはもう書いたほうが良いか

・SPIはやった方がいいか

→前髪は目にかからないように

かばんやコートの持ち方

→議題の意図を読み取る

話すときは相手の顔をしっかり見ること

→まずは自分が楽しいと思うことや興味があるこ

とを考えてみる

→学生それぞれの経験を聞き、アドバイス

→競合他社と比較してみる

説明会を通して学ぶ

日経エレクトロニクスを活用する

→ゼミ大会、ゼミで行った語学研修

→社風によってさまざま

→シャツ・ジャケット等のオフィスカジュアル

→就活の流れを説明し、自己分析や企業研究の重要

性を伝えた

→長所に言い換えられるようなものが良い

→書くことをすすめた

→今のうちからやっておく方が良い

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11 月(後半)・12 月 Career Café

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◆11月(後半)・12月の様子

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平成 26 年度 Career Café 報告書

11 月(後半)・12 月 Career Café

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◆11月(後半)・12月に使用した資料など

資料① アドバイザー質問例まとめシート

11月・12月キャリアカフェ アドバイザー質問例

テーマ:学校で学んでいること

あなたの学科はどんな学科ですか?どんな授業がありますか?

特に力を入れた授業と、なぜその授業をがんばろうと思ったか?(ex: 将来~がしたくてそれに使

える科目だから、など)

授業の中で努力・工夫・苦労した点と、その結果・成果は?

その授業を通して何を得たか、何が克服できたか、どのように成長できたか?

苦手科目を努力して乗り越えた経験があるか?

研究はどんなことをしているのか?その中であなたは実際どんな作業をしているか?

研究テーマを選んだ理由は?

研究で苦労した点と、それに対してどんな工夫・努力をしたか?

テーマ:学生時代にがんばったこと

サークル等は入っているか?また、入っている場合、年数(期間)や活動内容は?

サークルにおけるあなたの役職・役割は?

なぜそのサークルに入ろうと思ったのか?

サークル活動中に努力した、やりがいを感じた、楽しかった経験などは?

失敗、危機、不満、あるいはそれを乗り越えた経験は?

活動を通じて学んだこと・発見した考え・成長した点は?

[アルバイト、ボランティア、イベント参加等についても上の6項目と同じ]

日常生活で何か継続して続けていることはないか?

テーマ:自分の性格

趣味・特技はなんですか?興味のある分野は?

あなたの思う強み、得意なこと、持ち味、大切にしていきたい姿勢・考え方などはなんですか?

あなたの思う弱み、苦手なこと、改善すべきところはなんですか?

強みを発揮して何かをうまく成し遂げた経験はあるか?

弱みを改善するための努力をしたか?また弱みは強みに変えられないか?

集団の中でのあなたの立ち位置は?(自ら率先して行動する人か?それとも協調して支えるタイプ

の人か?)

あなたの人生における転換期はいつか?それはなぜか?

あなたの夢・将来の理想とする姿は、どんなもの・状態か?

☆アドバイザーの皆さんにお願いしたいこと☆

グループワークの最初にみんなの第一印象、最後にグループワークを終えてからのみんなの印象を

書いてもらいましょう。(他己分析)

面接ではないので、誰でも自由に意見を言えるようにいろんな人に話をふって、気さくにやりまし

ょう。

うまく答えられない学生も多いと思うので、一言とかでも話させてそこから話を広げていきましょ

う。

グループワーク中に気づいたことなどはワークシートに適宜記入するよう伝えてください。

時間が限られているので、ある程度きりよくまとめ、終えられるように話を進めていきましょう。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

11 月(後半)・12 月 Career Café

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資料② 自己分析ワークシート

よかった点

他の学生について 自分用メモ

名前 よかった点

一言アドバイス

他の学生について 自分用メモ

名前 一言アドバイス

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平成 26 年度 Career Café 報告書

1 月 Career Café

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1月の活動報告

◆1月企画書

【1月のねらい・目的】

・12月に行った自己分析を、よりいっそう深め、ESを実際に書く際の土台作りに役立ててもら

う。

【内容】

・25年度で用いた、自己分析シートとESが両面印刷されている資料を今年度も使用し、グルー

プでワークを行う。

◆実施の流れ

(1)自己分析シートを各自のペースで記入してもらう。

(2)書けたら一度アドバイザーがシートの内容について対話形式で確認を行う。

(3)裏面のESに進み、自己分析シートを参考にひとつの文章にする。

(4)アドバイザーが添削し、アドバイスをする。

※(2)を行うのは、自己分析シートの書いた内容を相手に口で伝えることで自己分析の内容

に理解を深めて欲しいと考えたためである。また、対話形式というフランクな形式で行ったの

は、人に話す練習(ひいては面接対策)にも繋がると考えたからである。

いきなりESを書く練習をするのではなく、書くための材料や方法をCaféが提供し、ESにス

ムーズに取り掛かることが出来るようなプログラムを計画した。

【配布資料名】

①自己分析シート

②ES土台作り

◆1月詳細

応対人数 合計:38人

(経済: 33人 教育: 3人 工学: 2人 医学:0人)

1/9 1/14 1/23 1/28 1/30 合計

男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女

経済 2 3 5 1 8 3 4 3 4 10 23

教育 2 1 0 3

工学 2 2 0

医学 0 0

合計 0 4 3 5 3 9 3 4 3 4 12 26

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1 月 Career Café

19

◆1月における参加者の質問内容、アドバイザーの応答

質問内容 応答

・ESの構成

・ESの書き方、伝え方

・就活について全般の質問

服装、合説・個別説明会のこと、

就活の軸、身だしなみ 等

→流れを順序立てて作る。

→学生の資料を見て、体験談をもとにアドバイスす

る。

→各自、体験談を話す。

身だしなみは、清潔感を意識してほしいと回答し

た。

学生の様子

(反応・印象)

・資料を配布すると、すばやく取り掛かり、よく記入していた。自己分析は良

くできていたが、まだESには進めていない学生が多かった。記入中でも、周

囲にいるアドバイザーに質問をしていて、全体的に積極的な印象を受けた。

成果 ・自己分析シートの項目が細かく設定されていたので、細部にわたって自分を

振り返れていたと思う。

反省点 ・ES 側の資料の「学生時代一番頑張ったことはなんですか?」という項目に

おいて、「自己分析シート★→≪2≫→≪3≫→≪4≫→≪5≫→≪6≫の順番を

意識して書いてみよう!」という問いが少し学生を戸惑わせていたと考える。

全部盛り込まなければならないと考えていたようなので、構成は≪2≫→≪3

≫→≪6≫と≪4≫→≪5≫→≪6≫の 2 パターンあることを伝えて、書かせる

ようにしたほうが良いと考える。

・就職活動全般のことについて質問OKな雰囲気を出していたので仕方なかっ

たのかもしれないが、記入中そちらのほうが盛り上がってしまい、シートが進

まない状況が生まれていたため、アドバイザーでそのあたりの加減について予

め話し合う必要があったと考える。

資料について ① 自己分析シート

特に問題なし。

② ES土台作り

反省点で述べた部分を訂正した方がわかりやすい。

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1 月 Career Café

20

◆1月の様子

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1 月 Career Café

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◆1月に使用した資料など

資料① 自己分析シート

自己分析シート~過去を振り返ってみよう~

あなたが学生時代一番力を入れて勉強したこと、または研究内容は何ですか(何をどのように)

学生時代にどんなクラブ活動・ボランティア活動に参加し、何を成し遂げ、何を学びましたか

学生時代にどんなアルバイトを経験し、どのように働き、何を学びましたか

① ② ③

①②③の中で、自分が学生時代最も力を入れたことはどれかな???⇒⇒

なぜ、そのことに一番力を入れたのですか?(理由)≪2≫

それをどのような目標を立て、どのように実行しましたか?(目標・行動)≪3≫

その経験の中で、「壁」にぶつかった時はどんな時で、どう克服しましたか?≪4≫

この項目以外に力を入れたことがあるなら項目に関係なく書いてみてね✩

上記のことを踏まえて、自分ってズバリ一言(二言)で表すとどんな人間だろう?≪1≫例(継続力がある、全力投球できる、相手の立場にたって考えることができる)

その結果、どのような成果が生まれ、自分自身その経験から何を学びましたか?≪5≫

その学びを仕事にどう活かしていきたいですか?≪6≫

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1 月 Career Café

22

資料② ES土台づくり

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2 月 Career Café

24

2月の活動報告

◆2月企画書

【2月のねらい・目的】

・自己分析もできてきて、次の段階で不安になる GD・グループ面接を行い、実践的な力を伸ば

してもらう。

【内容】

◆GDの流れ(2/4・13実施)

自己紹介・GDの説明(10分)

1回目 GD(20分)

フィードバック・休憩(15分)

2回目 GD(20分)

フィードバック(10分)

座談会・質問(15分)

・アドバイザーは、チェックシートを使用して評価する。グループ全体の評価・個人の評価を行

う。

(テーマ)

・社会人にとって大切なことを3つ挙げ、その理由を発表してください。(2/4・13)

・なぜ私達は、自己分析を行うのでしょう。その理由について議論した結果を、発表してくださ

い。(2/4)

・おんせん県おおいたをPRするイベントを企画し、ターゲット、テーマ、具体的な内容を発表

してください。(2/13)

◆グループ面接の流れ(2/16・27実施)

自己紹介・グループ面接の説明(15分)

グループ面接(40分)

フィードバック(10分)

座談会(15分)

・アドバイザー2人に対して、学生3・4人担当。ESをもとに質問をしていく。

【配布資料名】

① グループ面接用ES

② GD・グループ面接のチェックシート

③ グループ面接質問例

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2 月 Career Café

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◆2月詳細

応対人数 合計:36 人

(経済: 36 人 教育:0 人 工学:0 人 医学:0 人)

2/4 2/13 2/16 2/27 合計

男 女 男 女 男 女 男 女 男 女

経済 8 3 4 9 3 2 1 6 16 20

教育

工学

医学

合計 8 3 4 9 3 2 1 6 16 20

学生の様子

(反応・印象)

・緊張している人が多く、まだGD・面接になれていなかった。

・意識が高い人が多く、終わった後の質問が多かった。

成果 ・最初に、学生自身の今日の目標をみんなの前で言ってもらうことで、意識を

高めてもらった。そのことにより、自分が気を付けること・できていないとこ

ろが明確にでき、本番につなげることができた。

・GD・グループ面接は、他の学生を見ることで、いい刺激になっていた。

反省点 ・1回目のGDでは、テーマの着地点を決めていなかったため、学生も討論し

づらいものとなった。そこで2回目は、時事性・具体性を踏まえたテーマに変

更した。そのことで、学生も考えやすく討論が盛り上がっていた。

・グループ面接では、学生の話を聞きながら評価シート記入するのが難しかっ

た。メモを取る余裕がアドバイザーにあったら、もっと中身のある評価シート

を渡せたと感じた。

資料について ①ESを書いて提出することが難しいと感じている様子だった。

②記入しやすいチェックシートを用意したほうが良い。

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2 月 Career Café

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◆2月における参加者の質問内容、アドバイザーの応答

質問内容 応答

・GDの体験談

・GD の中で話が出ないときにはどうした

らよいか?

・入室の仕方

・予想外の質問の対応

・他の人が話しているときはどうしたらよ

いか?

→自分の経験したテーマや、自分がした役割につい

て話した

→円滑にするために話を振ったり、自身の意見を述

べたりする。

→次の人に配慮しながら入る

→自分の考えを伝える

→話をしている人の方を向き、相槌を打つ

◆2月の様子

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2 月 Career Café

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◆2月に使用した資料など

資料① グループ面接用ES

志望企業(または業界):

自己PR(250字程度)

大学生活で、グループで頑張ってきたことは何ですか?(250字程度)

あなたが今注目している話題や趣味は何ですか?

申込日時

どちらかに○

2月16日(月)

14:50 ~ 16:20

2月27日(金)

14:50 ~ 16:20

学部・研究科 学科・課程・コース 学年 年

ふりがな

名 前

※参加者は、参加日程の3日前までに提出のこと。手書きの他、パソコン入力、コピーの貼付も可。

*ES様式ダウンロード

<大分大学HP>→ <学生の皆さんへ>→ <就職イベント情報(2016卒業・修了生対象)>に

掲載しています。

※自分の参加する日時を○で囲み、提出してください。

※提出したESの添削はしません。面接資料としてのみ使用します。

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2 月 Career Café

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資料② GD・グループ面接のチェックシート

GDのチェックシート(スタッフ用)

この点をみながらチェックしてください。

評価基準:(○・・・大変よい、○・・・よい、△・・・がんばりましょう)

1. 表情 ( )

2. 声の大きさ ( )

3. 座る姿勢など ( )

4. 聞く態度 ( )

5. 積極性(参加する意欲・発言ができているか) ( )

6. 論理性(議論の流れに沿って的確な意見を述べているか) ( )

7. 協調性(メンバーの話をきちんと聞いているか) ( )

8.一言アドバイス

グループ面接のチェックシート

評価対象者:

評価基準:(◎…大変よい、○…よい、△…がんばりましょう)

1. 表情 ( )

2. 声の大きさ ( )

3. 座る姿勢など ( )

4. 聞く態度 ( )

5.話は適切な長さか ( )

6.質問に正確に答えられているか ( )

7.話に説得力はあるか ( )

8.話から熱意が伝わってくるか ( )

9.話のオリジナリティは見られたか ( )

10.一言アドバイス

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2 月 Career Café

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資料③ グループ面接質問例

2月キャリアカフェ グループ面接質問例

自己紹介を1分程度で行ってください。

テーマ:自己PR・自分の性格

自己PRをしてください。

あなたの思う強み、得意なこと、持ち味、大切にしていきたい姿勢・考え方などはなんですか?

あなたの思う弱み、苦手なこと、改善すべきところはなんですか?

強みを発揮して何かをうまく成し遂げた経験はあるか?

弱みを改善するための努力をしたか?また弱みは強みに変えられないか?

あなたの人生における転換期はいつか?それはなぜか?

あなたの夢・将来の理想とする姿は、どんなもの・状態か?

テーマ:大学生活の中でグループで頑張ってきたこと

大学生活でグループで頑張ってきたことは何ですか?そのとき、あなたはどのようにグループの人

とかかわり行動しましたか?

年数(期間)や活動内容は?あなたの役職・役割は?

苦労した点と、それに対してどんな工夫・努力をしたか?その結果・成果は?

そのことを通して何を得たか、発見した考え、何が克服できたか、どのように成長できたか?

なぜそれがグループの中で頑張ってきたことだと思いますか?

集団の中でのあなたの立ち位置は?(自ら率先して行動する人か?それとも協調して支えるタイプ

の人か?)なぜそう思うのか?

テーマ:今注目している話題や興味

今注目している話題や興味について教えてください。なぜ注目しているのですか?

日常生活で何か継続して続けていることはありますか?

趣味・特技はなんですか?興味のある分野は?

☆アドバイザーの皆さんにお願いしたいこと☆

マナー面と、話の内容両方について、アドバイスをしましょう。

うまく話せない学生もいると思うので、その場合は次の質問を行うようにし、フィードバックで話

を広げていきましょう。

フィードバック中は適宜メモを取れるように配慮してください。

時間が限られているので、ある程度、きりよくまとめ、終えられるように進めましょう。

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Career Café 主催による

ガイダンスについて

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12 月 10 日ガイダンス

32

第3章 Career Café主催によるガイダンスについて

12月 10日開催ガイダンス実施報告

◆12月ガイダンス企画案

企画者: 井出瞳水、瀧口奈央子、武生ももこ、中﨑かれん、三井航

コンセプト: 就活やる気スイッチ!~あなたの不安解消します~

1.目的

①就職活動が 12 月から 3 月に後倒しになって、何からしたら良いか、分からない就活生の不安を

解消する。

②就職活動に向けて、モチベーションを上げてもらう。

2.ガイダンスの流れ

①今日の流れ

②アドバイザーの紹介

学部、名前、内定先等。

③今日の目的

④自己分析について

自己分析を何故やるのか。自己分析の主なやり方を紹介し、こちらで用意したワークシートに沿

って、簡単な自己分析を行ってもらう。

⑤説明会について

何故、説明会に行くのか。説明会に行くメリットやコツについて説明する。

⑥就活生の不安解消

Caféに来た就活生の主な質問を挙げ、それについて答える。

⑦質疑応答

⑧Caféの告知・企画を説明

⑨アンケート記入

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12 月 10 日ガイダンス

33

◆12月ガイダンス詳細

参加人数 合計:16人

男 女 合計

経済 3 9 12

教育 4 4

工学

医学

合計 3 13 16

受講学生の

意見

◇自己分析

・時間が限られているので、自己分析の時間をわざわざ入れる必要ないと思

う。短時間ではなかなか上手くいかないし、書いている途中を見られたくな

い。

◇説明会

・就活について、何も知らない状況だったので、就活のすすめ方や、説明会

について知ることができ、ためになった。

◇就活生の不安解消

・今まで聞いた話もあったが、その中でも気付きがあった。先輩たちの対話

形式の質問の時間など面白いものもあった。

・よくある質問がとてもためになった。Caféで個別に詳しい質問をしようと

思った。

◇Career Café・ガイダンス

・就職活動の対策について Caféを利用して学びたいと思った。

・いつも参加していたガイダンスでは企業の方からの話だったので、今日の

ように先輩方からの話はとても親近感があり聞きやすかった。

・実際に就活を終えた先輩方の話を聞くことができ、今までのキャリアガイ

ダンスで聞くことがなかったような話もあって、参加してみて良かったなと

思った。キャリアカフェにもまだ行ったことがないので、是非行ってみたい

と思う。

・今までほとんどのガイダンスに参加してきたが、初めて知ることもあった

ので、来て良かった。

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12 月 10 日ガイダンス

34

◇その他

・実際に就活を経験した先輩方からお話を聞くことができて、頑張らなけれ

ばと気合いが入った。

・とてもためになった。キャリアガイダンスに申し込んだかどうかネットで

見ることができると助かる。

・少し悩みがなくなった気がする。これからもこのようなガイダンスを期待

している。

・実際に就職活動を経験した方からしか聞けない体験談が聞けて、就職活動

がどんなものかイメージしやすくなった。

成果 今回のガイダンスで実体験や就職活動をする上でのポイントを説明する

ことで、就活生のモチベーションを高められた。また、質問形式で具体的な

ことを話すことにより、ガイダンスに参加する前よりも就職活動に対するイ

メージをリアルなものにすることができ、同時に不安を解消できたと感じ

る。ガイダンスの中に、自己分析をする活動を入れることで、全員参加型の

ガイダンスになったと考える。

反省点 ・Caféに来てくれる子達は多く参加してくれたが、新しい顔ぶれが少なかっ

たように感じる。来年度は宣伝活動をしっかり行ない、多くの学生に足を運

んでもらいたい。

・自己分析の実践はメリハリをつけるために取り入れたが、時間が短く、あ

まり書くことができていない者、見られたくないという者もいた。もっと、

時間をとるか、簡単な質問に変えるなど工夫すべきであった。

・「就活生の不安解消します」の際に、しっかりと時間配分をしておらず、

話が偏った。どんな内容に重点を置くのかなどをしっかり考え、ガイダンス

に臨むべきである。

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12 月 10 日ガイダンス

35

◆12月ガイダンスの様子

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12 月 10 日ガイダンス

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◆12月ガイダンス説明用スライド

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12 月 10 日ガイダンス

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12 月 10 日ガイダンス

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12 月 10 日ガイダンス

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12 月 10 日ガイダンス

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12 月 10 日ガイダンス

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12 月 10 日ガイダンス

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1 月 28 日ガイダンス

44

1月 28日開催ガイダンス実施報告

◆1月ガイダンス企画案

企画者: 吉良萌子、髙橋恵、諸石眞那人、藤本梨帆、土谷辰瑠

コンセプト:内定者による「内定への近道教えます!」

1.目的

①1月から就職活動に取り掛かる学生を対象に、就職活動全体の流れを理解してもらう。

②企業説明会の大切さを理解してもらい、就職活動を一歩前に進めてもらう。

2.内容・ガイダンスの流れなど

(内容)

「面接やESのみが重要」なのではなく、「合同説明会からすでに就職活動が始まっている」こと

を伝える。3月からスタートする合同説明会、単独説明会の概要・目的を説明し、有効に活用する

ためのポイントを話す。説明会で他の学生と差をつけるにはどうしたらいいのか、就職活動経験者

の私たちの視点から大切だと思うことを紹介する。

また、参加している学生の就職活動に対する意識や行動はそれぞれ異なるため、質疑応答では、

服装やマナー面の注意点など、学生からの素朴な疑問についても答えるようにする。スライドは、

より鮮明に画が浮かび、理解してもらいやすいよう、画像を多用し、対話形式にしたいため、枚数

を控える。

雰囲気:前向きに就職活動を行って欲しいという願いから、フランクにする。

形式:一歩的に情報を受け取るだけでは意味がないため、質疑応答形式を取り入れる。

配付資料が少ないため、必要な情報は各自適宜メモを取ってもらう。

(流れ)

①アドバイザーの紹介

②就職活動スケジュール

③合同説明会

④単独説明会

⑤色々聞きたいアレ、よくある質問

Career Caféで質問の多かったことを整理し、優先順位をつけ、項目ごとに各アドバイザーが経

験談をもとに話す。特に実体験を詳しく話すことによって参加学生に伝わりやすくなるよう話し方

にも気を付ける。

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1 月 28 日ガイダンス

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◆1月ガイダンス詳細

参加人数 合計:35人

男 女 合計

経済 10 20 30

教育 1 1

工学 4 0 4

医学

合計 14 21 35

受講学生の

意見

・就職活動でのいろいろな不安や疑問が、気軽に楽しく聞くことが出来たのでと

ても良かった。参考にして頑張りたい。

・合同企業説明会、単独説明会から企業に見られているので、身だしなみ、アン

ケートなどしっかりしていきたいと思った。

・フランクな感じの雰囲気だったので、質問しやすく、参加してよかった。いつ

も授業やこういうガイダンスなどはキッチリしすぎて、質問がとてもしにくいこ

とが多いのでその点でも参加できてよかった。

・面白くて、楽しく、就職活動知識をつけることができた。実体験を聞けたこと

が、今の焦りを少し減らすことにつながって、今は頑張ろう、と落ち着きながら

も前を向いていこうと思えるようになった。

成果 フランクなガイダンスにする事によって素朴な質問から業界の質問等まで幅広く

解消する事が出来た。その結果、小さな悩みが大きな不安などになってプレッシ

ャーになることを防ぐ事が少しでもできたと考える。

反省点 ガイダンス自体は参加した学生からは良かったという声が多かった分、人数集め

をよりできていたら良かったと考えた。就職活動解禁になる前から意識を高める

事がよりできたと考えられる。

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1 月 28 日ガイダンス

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◆1月ガイダンスの様子

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1 月 28 日ガイダンス

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◆1月ガイダンス説明用スライド

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1 月 28 日ガイダンス

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1 月 28 日ガイダンス

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1 月 28 日ガイダンス

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活動後記

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活動後記

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第 4章 活動後記

~就職活動を行う後輩達へ~

◆中﨑 かれん

就職活動は私にとって、大切な経験となりました。今までの自分を振り返り、3 年後、5 年

後、10 年後…どんな自分になりたいのか、自分自身についてこんなに考えたのは初めてでし

た。妥協をしたくなかったので、考えれば考えるほど、不安や緊張で眠れない日、泣きたくな

る時もありました。

しかし、今振り返ると、就職活動は私自身を成長させてくれたと感じています。人の話を客

観的に聞く力、自分から話しかけ、企業、他の就活生を知ろうとする積極性、空き時間には今

できることは何なのか、考え行動する力を身につけることができたと思います。このように私

らしい妥協しない就職活動ができたのは水野課長をはじめとする周りの方々の支えがあった

からだと思います。就職活動は諦めず、根気強く取り組むことが大切です。

ただ、頑張りすぎて体力面、精神面を崩すことはあってはならないことだと私は思います。

頑張るときはしっかり頑張る、息抜きするときは思いっきり息抜きする。このめりはりをつけ

ることが就職活動を納得したものにするコツであると私は考えます。

また、行き詰まったり、不安になったりした時は人に頼ることも大切だと思います。周りの

人の声は、自分自身が気付かなかったことを教えてくれたり、心の支えになってくれたりしま

す。みなさんが自分なりに満足がいく就職活動ができるよう応援しています。頑張って下さい。

◆ 武生 ももこ

私は大学時代、サークルや部活に積極的に参加していませんでした。アルバイトも、大学で

の勉強を優先して転々としており、「自己アピール」「大学生活で頑張ったこと」に自信が持て

ませんでした。他の就活生よりも劣っていると感じて、心配だったからこそ、私は自分の足で

行動し、熱意を伝えることで内定を勝ち取ろうと、誰よりも必死で行動してきたと思います。

就職活動を始める皆さんの中にも、履歴書の内容に悩んでいたり、自分に自信が持てず、不安

に感じていたりする人もいると思います。しかし、面接で採用担当者が見ているのは、熱意や

意欲です。華やかしい経歴よりも、あなたのやる気を伝えて下さい。

また、もし周りの友達が全然就職活動していなくても、流されないでください!卒業後の人

生を決めるのは友達ではありません。仲のいい友達と同じ合同説明会や説明会に参加しても、

必ず入り口で別れてください。採用担当の方から見ても良くは思われないし、友達に遠慮して

自分の聞きたい会社の説明が聞けなかったら、何も良いことはありません。それよりも、また

帰りに合流して、その日の収穫を語り合えるようになると良いと思います^ ^

自分の力で、(たまに学生・キャリア支援課や先生、親、就活仲間を頼って)頑張ってくだ

さい!!

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

53

◆藤本 梨帆

これまで、学生として何かと守られていた立場で特に不自由すること無く、目の前にある道を進

んできました。しかし、その生活も大学生までです。それから先は、自分の責任のもと、たくさん

の選択肢の中から最適なものを選んでいく必要があります。

その働きの第一歩が就職活動となりますが、私はすごく悩みました。将来したいことは何か、自

分はどういう人間か、果たしてこの選択で間違いないか等、就職活動を始めてから、終わりを迎え

るまで自問自答をする毎日でした。苦しいことのほうが多かった毎日でしたが、今では悩んだこと

も苦しんだことも、自分の成長に繋がったと思っています。これから時間をかけて選び抜いた道を

信じて進み、また、その都度悩み選択しながら生きていきたいと考えています。

就職活動をする皆さんも、しっかりと自分と向き合いベストな道を選択して欲しいと思います。

陰ながら応援しています。

◆髙橋 恵

就職活動は早めに準備したもの勝ちであると毎年言い続けられてきました。就職活動のスケジュ

ールが後倒しになったといってもやるべきことは変わらないと私たちは考えています。だからこそ、

後輩の皆さんが、Career Caféに足を運んで、素朴なことから踏み込んだ内容の質問までしてくれ

たのだと考えています。

内定者としてできることは限られていたかなぁと反省する部分もありますが、今後も私たちを活

かして就活に励んでもらえれば本望です。私たちも先輩の助言が大変就職活動に活きたことが多く

あります。あの時聞いていてよかったと何度も思いました。他の学生との差をつけるには、と考え

たときにいろいろな先輩方から聞いたアドバイスや実体験が非常に活きました。少しでもそのよう

なときにこれまでのアドバイスや私たちの実体験が活きてくれればと思います。健闘を祈ります。

どうか就職活動を楽しんでください。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

54

◆土谷 辰瑠

大学四年間の中で最も頑張ったことは、就職活動だったかもしれません。毎日のように説明会に

行き、自分を見つめなおし、ES を書き、と不安や期限に追われていました。しかし、投げ出さず

に動き続けたことで日々成長していくことができ、『内定』をいただけたときの喜びはこの上ないも

のとなりました。

就職活動はほんの数か月しかありませんが、これからの人生を決める大切な期間となります。毎

日少しずつでも今自分に必要なものがなにかを考え、取り組んでいくことをオススメします。躓い

たり悩んだりしたときには、親や友達、学生・キャリア支援課の方々に相談に行ってみてください。

少し恥ずかしいとは思いますが、親に相談をしてみると意外と私たちのことをよく見ているため、

的確なアドバイスを受けられる可能性が高いです。

最後に伝えたいことが一つあります。

【何か楽しみを見つけながら就職活動を!】

私の楽しみは、説明会や面接で会った他大学の学生と昼ごはんを食べにいったり、飲みに行った

りすることでした。みなさんもそれほど気負うことなく、楽しみながら就職活動をしていってくだ

さい!

◆吉良 萌子

就職活動は、自分を見つめ直し、これから自分が「働く場」を決める機会です。自分はどんな人

間で、社会に出て何をしたいのかを考えた上で企業を選ぶことが大切です。とりあえず手当たり次

第に受けるのではなく、自分が本当に行きたいと思える企業を見つけてください。就職活動は企業

に自分を選んでもらうのではなく自分が企業を選ぶ場だということを忘れないでください。

就職活動をしていると、どうしても「内定が欲しい」という気持ちが強くなり、企業が求める正

解を考えてしまいがちです。しかし、企業が求めているのはあなた自身の考えであり、誰かが考え

たようなありきたりで無難な答えを求めているわけではありません。むしろ、自信を持って自分の

意見を言えたほうが等身大の自分を評価してもらえます。自分を偽らずに正々堂々と面接に臨めば、

必ずその熱意は面接官にも伝わるはずです。新卒の就活は一度きりです。悔いの無いよう自分らし

さを忘れずに精一杯頑張って下さい!

◆井手 瞳水

就職活動に不安を持っているそこの君!大丈夫です。なんとかなります。なぜならば、ちゃらん

ぽらんな私がなんとかなったからです。とは言ったものの、私も最初は不安を持ちながら就職活動

をしていました。ですが、その不安を不安だと思わずにドキドキしているような期待感だと捉えて

みてください。そうすればきっと、心に少しだけ余裕ができると思います。そして、がむしゃらに

行動してみてください。私は、がむしゃらに行動し、就活を楽しんでやる!という意気込みを持ち

ながら就活をしてきました。勿論、不安や心配もたくさんありました。要は、自分の気の持ちよう

だと私は思っています。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

55

これから長い就活が始まるわけですが、メンタル面は自分でコントロールして、面接やES など

の技術面は学生・キャリア支援課やCareer Caféでサポートしてもらい、自分が望んだ企業の内定

を勝ち取ってください!

◆瀧口 奈央子

「迷う前にまず行動」これが就職活動でとても大切だと思います。自分が何をやりたいのかわか

らないから悩む、このようなことはあると思います。しかし、迷っているだけでは何も解決しませ

ん。気になっていることがあれば、説明会に行く・キャリアの先生方に相談に行く。このように行

動して自分で解決していくしかありません!!いろんな人と触れ合うことで、まだ気づいていない

自分にも出会えると思います。行動することで生まれる人と人のつながりを大切にして下さい。

不安なのは1人ではありません!!頑張っているのも1人ではありません!!今しかできない貴

重な時間を、誰よりも有意義なものにしてください!応援しています。

◆諸石 眞那人

ほとんどの皆さんが高校受験、大学受験を経験してきたことだと思います。どんなに偏差値

が高い高校、大学に進学したとしても、就職活動が上手くいかず、自分が働きたいと思う企業

に内定をもらえない人はたくさんいます。就職活動は学力だけではどうにもならないことが

多々あります。当然、頭が良いというのは一つの武器になります。しかしそれだけでは足りな

いのです。その人自身の「中身」が重要になってきます。そしてその「中身」というのは自分

自身でも気づいていないことがあります。だからまずは自分自身を知る、つまり自己・他己分

析がとても重要だと思います。自分を知ることで新たな発見や可能性が見つかります。そして

自分に合った企業が見つかってくるのではないでしょうか。

また、皆さんはサークル活動、アルバイト、部活動、学外活動などの経験から、「面接はこ

の内容で攻めていこう!」と考えていることがあると思います。その内容を文章にして上手く

伝えることができますか?口に出して上手く伝えることができますか?これらは簡単にでき

るように思えるかもしれませんが、とても難しいと思います。ES や面接対策として、自分の

貴重な経験を「書き言葉」、「話し言葉」に変換する練習をぜひ行ってみると良いと思います。

就職活動とは今後の自分の人生を大きく左右する分岐点です。就職活動が終わったときに、

「もう少しあのとき頑張っていたら・・・」と後悔しないように、これからを全力で頑張って

ほしいと思います。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

56

◆三井 航

就職活動を行うにあたって、大事なことはぶれない考えを持つことと自信を持つことだと思いま

す。就職は自分の人生を左右するターニングポイントの一つであるので、不安に思わない人はほと

んどいないはずです。そういった心境の中で、ぶれない考えを持つためには、自分のことをよく知

り、将来何がやりたいのかよく考える必要があります。そのためには、積極的に学生・キャリア支

援課の方々や大学の先生、実際に就職活動を行った先輩にアドバイスを求め、様々な情報を入手す

ることが効果的です。そういった情報を自分なりに取捨選択することで、ぶれない考えを作り上げ

ることができます。この状態で面接に臨むことで面接官に熱意を伝えることができ、自ずと自信も

ついてくるはずです。

また私はまだまだ未熟ではありますが、就職活動を通して人間的に少しは成長できたのではない

かと考えています。就職活動は自分自身を見つめ直す良い機会であり、社会に出るための基礎を作

る期間でもあります。辛いこともあるかとは思いますが、ポジティブな考えを持って就職活動を行

ってください。応援しています。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

58

~来年度以降のCaféアドバイザーへ~

◆中﨑 かれん

水野課長からアドバイザーの依頼を受けたときは、正直不安でした。悩んでばかりの就職活

動をしてきた私のアドバイスが本当に後輩の参考になるのか、どのようなアドバイスをしたら

よいのだろうか等、様々な不安を抱えたままCareer Caféの一員になりました。

このような不安を抱えていたのですが、降籏さん、アドバイザーのみんなと試行錯誤しなが

ら考え、Café を運営していくことで、不安も少しずつなくなり、もっと良いアドバイスをし

たいと思えるようになりました。話し合いの中で行き詰まること、意見がまとまらなくなった

ことなどもありました。そんな時に、他の話をして盛り上がったり、笑いあったりすることで

良い息抜きになり、アドバイザーのみんなと仲良くなれた気がします。

アドバイザーとして大切なことは一人ひとりの就活生の話を親身に聞き、質問に真剣に向き

合うことだと思います。色んな不安や悩みをもった就活生が Café にはやってきます。就職活

動のやり方、業界、自己PR等自分自身と異なり、戸惑うこともあると思いますが、客観的か

つ温かな視点で就活生の手助けをしていってほしいなと思います。

Career Café アドバイザーはとてもやりがいがあり、学生生活最後の大仕事です。水野課長、

降籏さんに助言をもらいつつ、就活生にとっても、アドバイザーにとっても有意義な時間とな

るよう頑張ってください。応援しています!

◆武生 ももこ

「柔らかい雰囲気のアドバイザーがほしい」という理由でカフェアドバイザーに誘われまし

た。先に加入していたメンバーは経済学部の人が多く、はじめは少し緊張していました。教育

福祉科学部の内定者としてできることは何かと考えたところ、はじめに私が感じていたように、

就活生も周りが他学部であることに不安を持っていたり、緊張していたりすると思い、教育福

祉科学部の3年生が来てくれたら、「私は仲間!」というイメージで積極的に対応し、緊張を

ほぐすことを心掛けていました。

私は就職活動を頑張ってきたし、3年生にもその体験談や教訓をもとに話せばいいんでし

ょ?と思っていましたが、違いました。就活は本当に人それぞれで、むしろ私の体験や当時の

境遇にぴったり合う人なんてそんなにいませんでした。それに、自分以外のESや履歴書を添

削するのは思った以上に難しかったです。自分が経験したことではないので、3年生から「そ

のときどう感じた?」「それはどのくらいの規模だったの?」など、たくさん質問して、本人

も気付かなかったヒントをたくさん引き出して、アドバイスしてあげてください。

アドバイザーは、私にとって本当に良い経験でした。みなさんも、せっかく頑張って就活し

てきたので、就活で得たことをたくさん後輩たちに伝授してあげてください。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

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◆藤本 梨帆

アドバイザーの皆さん、就職活動お疲れ様でした。そして内定おめでとうございます。一息つく

間もなく、Caféの運営が始まりますが、これからは自分の体験談をもとに後輩たちの不安や疑問を

解決していく役割が与えられます。様々なタイプの学生に有意義な時間を過ごしてもらうためには、

企画をしっかりと練り、またアドバイザー同士の連携が必要となります。

私たちの時は、初対面のアドバイザー同士が結構いて、始めはなかなか意見を交換出来てない状

況でした。しかし、それぞれが後輩のために何かしたいという気持ちが強かったため、次第に活発

に議論が行われるようになりました。議論をもとに考えた Café の企画や、ガイダンス後の学生の

反応が良いとすごく嬉しくて、アドバイザーのみんなと頑張れて良かったなぁという気持ちになり

ます。それぞれの体験談や知恵を持ち寄ると、きっと良い企画ができあがると思うので、ぜひ皆さ

んで頑張ってください。成功したときに、みんなと飲むビールはとっても美味しいですよ!!

◆髙橋 恵

私たちの就職活動まではスケジュールが例年通りであったため、どの時期に何をやるべきか、整

理がつきやすかったように思います。しかし、今年度から就職活動の流れも変わり、来年度以降の

スタッフの経験そのものが後輩たちの不安・悩みを解消できる大きなものとなります。したがって、

アドバイザーとしていろんな視点で、自分達が出会った他の学生の様子などの様々な情報を伝えて

いってほしいと心から思います。3月解禁の第1期生として来年度、またその次の年もよりよい就

職活動を過ごせるようにアドバイザーが支えてくれれば嬉しいです。毎年繋がってきた大切なアド

バイザーとしての仕事を全うしてもらいたいです。

◆土谷 辰瑠

私が就職活動をしている時、次の年の Café のアドバイザーになることが一つの目標でもあり

ました。また、後輩にそう思ってもらえるようなアドバイザーになることが Café の中での目標で

もありました。実際にそう思ってもらえたかはわかりませんが、実体験などを踏まえて後輩に話を

することで、より親身に相談に乗ることを心掛けていました。

一方で、後悔している点があります。それは Café の改革ができなかったことです。私たちが受

け持った年は、就職活動時期が大幅に変更されたため、就活生の動きも遅くなりました。そのため、

より就活生に高い意識を持たせ早めに行動を促すことが必要でしたが、Caféに呼び込むことや画期

的な内容を考えることができなかったように感じています。これからアドバイザーをする方々は例

年の流れにとらわれずに、就活生に刺激を与えられるようなCaféを目指して頑張ってください。

最後になりましたが、水野課長をはじめ、降籏さん、岡野さん、学生・キャリア支援課の皆様に

は、就職活動だけでなく Café でもより一層私を成長させていただきましたことを心から感謝申し

上げます。また、素晴らしい 9 人のアドバイザーのみなさんとも一緒に Café ができたこともいい

経験となりました。半年間ありがとうございました。

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

60

◆吉良 萌子

私はCaféアドバイザーを終えて、「やってよかった」と心から思います。Caféの運営は何度も話

し合いを重ねて一から企画を考えたり、実際に企画を行っても思うようにいかなかったりと大変な

部分もありました。しかし、信頼できる同じ Café のメンバーと試行錯誤しながら 1 つのものを作

り上げることは楽しくやり甲斐のあるものでした。また、Caféのメンバー同士で各々の就職活動体

験を共有することで自分と異なる価値観に触れ、さらに視野を広げることが出来ました。アドバイ

ザーをしたことで、Caféメンバーとの新しいつながりができ、企画等の話し合いを通して、就職活

動を終えた後も多くの刺激を受けることができたと思います。

アドバイザーとして学生の相談に乗っていると、「こんなアドバイスでよいのか」と思うこともあ

るかもしれません。それは個人個人で就活のあり方が違うため、アドバイザーは就活の正解は教え

られないからです。しかし、自分の就活体験が少しでも参考になればと思って学生と話ができれば

その思いは学生にも伝わります。実際に Café に来てよかったと言ってくれる学生もいました。自

分たちがそうだったように、就活生は皆不安を抱えているので、Caféでは少しでもその不安が解消

されるような雰囲気作りを心がけて欲しいと思います。

◆井手 瞳水

友人からのお誘いを受けてこのCareer Caféのアドバイザーを務めてきました私ですが、本当に

このような機会に参加して、アドバイザーとして活動できて幸せでした。アドバイザーを務めたこ

とで自分自身の就職活動を振り返ることができ、それを会社の研修や内定者座談会で生かすことが

できました。また、何といっても素晴らしいカフェアドバイザーに出会えて、一緒にカフェを運営

したり、ガイダンスの内容をどうするかと悩んだりできたことが就職活動を終えて授業がなくなっ

てしまった経済学部の私としては、とても楽しくて貴重な時間でした。また、学内だけでなく、学

外での関わりもあり(飲み会)、楽しく 4 年生を過ごすことができました。ですから、今これを読

んでいるあなたも、Career Caféのアドバイザーを楽しく務めてみてください!そして、後輩たち

に素敵なアドバイスをたくさんしてあげてください!そうすればきっと、あなた自身も楽しく、成

長できると思います。

◆瀧口 奈央子

Career Caféの運営に携わらせていただき、たくさんの経験や人のつながりを得ることができま

した。

初めはどのようにアドバイスをしたらいいのか分からず、しっかりしているみんなに頼ってばか

りでした(笑)しかし、集まって会議したり、賢いみんなの姿を見たりしているうちに、私もこの

ようになりたいなと思えてきました。もちろん就活生のためにするCareer Caféですが、この経験

を通して自分も少し成長できたかなと思います!!

実際に運営して大切だと感じたことは、うわべの話ではなく、自分の経験を話すことです!!説

明会では教えてくれない・聞きづらい話、このようなことを求めに来ている学生はたくさんいます。

自分の就職活動時代を思い出し、伝えてあげてください!!

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平成 26 年度 Career Café 報告書

活動後記

61

私はCareer Caféを通し、素敵な人たちに出会えたので、人のつながりを得ました!!

今まで話したことのない人・違う学部の人、水野課長・降籏さん。4 年のこの時期にこんなに仲良

くなるのはそんなにない機会だと思います!!大変だと感じることもあると思いますがそれ以上の

経験や、得るものがあると思うのでみんなで頑張ってください!!

◆諸石 眞那人

私自身、工学部ということもあって面接を受けた企業というのは本当にわずかな数でした。そん

な私が、不安を抱える3年生に就職活動のアドバイスができるのかと、初めは自分自身が不安でし

た。しかし就職活動に答えや正解というのはないと思います。言ってしまえば、内定を取ったそれ

までの過程が正解なのかもしれません。そう考えて私が行ってきた就職活動に自信を持って、アド

バイザーを努めました。自分の意見を押し付けるのではなく、一つの選択肢を提供するといったよ

うなアドバイスをするのが良いのではないかと思います。また、Career Caféを訪れる学生は、就

職活動のリアルな情報をより多く知りたがっているように感じたので、実体験を話してみたりする

のもいいと思います。

Career Caféでアドバイザーを行うことで絶対に自分自身も大きく成長できます。自分を高める

ためにも是非頑張ってみてください。

◆三井 航

アドバイザーにできることは自分の体験談を話し、参考の一つにしてもらうことだと思います。

就職活動において正解・不正解はありませんし、就活生の性格、希望業界の方針などによっても取

るべき行動は変わってきます。そこで自分の体験談を話し、就活生にとって良い判断材料になるよ

う心がけてください。まだ就職活動に関して考えが固まっていない就活生に対しては、自分の考え

を押し付けるのではなく、それぞれの就活生にあった就職活動のやり方を模索することが大事だと

思います。また、私自身もアドバイザーを担当することで、理系と文系の就活の違いなどを知るこ

とができ、自身の就職活動と照らし合わせ、自分なりのアドバイスを行いました。こういった自分

たちの経験をもとに様々な情報をフィードバックし、就職活動の手助けができるよう頑張ってくだ

さい。

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Caféの活動を振り返って

昨年 10月にオープンしましたCareer Caféのアドバイザーとしての活動が 2月に

終了し、アドバイザーのメンバーでこの報告書の編集・刊行に携わっています。

昨年の9月に行った初めての打ち合わせで、学部も、就職後の職種もさまざまな10

人が対面しました。昨年度の報告書などを参考に、Career Caféの基本的なスタンス

や、10月からのCaféの内容について話し合いました。はじめはどのように取り組ん

だらよいか不安もありましたが、アドバイザー全員で、就職活動をしていた頃を思い

出しながら、10月から2月までの大まかなスケジュールを立てました。また、今年度

から就職活動の開始時期が 3か月後ろ倒しになることも踏まえ、昨年度よりも実施日

数を週1回に減らし、就職活動の準備を主として企画を立てました。

10月から 11月前半は、「就活の準備の準備」をテーマに、アドバイザーの体験談や、

就職活動に必要なことをアドバイスしました。就職活動に対する疑問が多くあると考

え、質問コーナーをメインにし、質問がしやすいようにフランクに対応することを念

頭に取り組み、11 月後半から 12 月は業界・企業研究、自己分析についても触れてい

きました。1 月はプリントを用い、ワーク形式で 3 年生に自己分析をしてもらい、そ

れをもとにES作成のサポートをしました。2月からは予約制のGD、集団面接練習を

行い、実際に目標を持って体験し、フィードバックすることで、雰囲気やマナーを理

解してもらえたと思います。また、12 月に運営・実施したキャリアガイダンスでは、

就職活動開始前という時期も考え、自己分析の大切さや、合同説明会よりも先に行わ

れる学内企業説明会について話し、1 月のガイダンスでは、合同説明会や、面接につ

いて話し、それぞれのポイントを伝えました。

反省点としては、集客です。はじめは 1 回で 10 人弱の参加者がいましたが、徐々

に減っていきました。告知方法を改善したにも関わらず、参加人数を確保できなかっ

た原因は、序盤の Café の内容が数回同じだったことで、リピーターが付かなかった

こと、定期的な宣伝が不足していたことが原因です。また、企画内容について、昨年

までの内容を参考にしましたが、参加者からのアンケートや質問では、服装や身だし

なみ、マナーなどの質問が多かったため、このことについてより詳しく Café やガイ

ダンスに盛り込み、今年ならではのカラーを出せると良かったと思います。

今年度の活動を振り返ると、反省点も多々ありますが、アドバイザーの就職活動体

験を活かし、学生と近い視点を意識することで、就活生の不安を軽減させるようなア

ドバイスをすることができました。

最後に、Career Caféの活動を通じて出会えたすばらしい仲間と、この活動を支え

てくれた方々に感謝申し上げます。

平成26年度 Career Café アドバイザー一同

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平成26年度 Career Café報告書

平成27年3月 発行

著者 Career Caféアドバイザー 中﨑 かれん

武生 ももこ

藤本 梨帆

髙橋 恵

土谷 辰瑠

吉良 萌子

井手 瞳水

瀧口 奈央子

諸石 眞那人

三井 航

担当 大分大学 学生支援部 学生・キャリア支援課

岡野 涼子

降籏 みを

編集 諸石眞那人

土谷 辰瑠

発行 大分大学 学生支援部 学生・キャリア支援課