公認会計士養成講座 - dokkyo university ·...
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2020年度 第18期生
公認会計士養成講座[簿記3・2級(基礎コース)のみ受講も可能]
講座案内
対象:全学部
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●公認会計士の仕事
公認会計士の仕事は、大きく分けて3つに分けられます。独占業務である監査業務、会計士資格と同時に得られる税理士資格を活かした税務業務、その幅広い知識を活かしてのコンサルティング(MAS)業務。公認会計士の業務も次々と新しい分野やグローバルな分野に展開しています。獨協大学で学んだインターナショナルマインドを持った公認会計士の活躍の場は無限に拡がっていくでしょう。
◇監査業務監査業務(法廷監査)は公認会計士の独占業務です。これは企業の決算書類が正しく作成されているかどうかをチェックし、監査報告書を作成します。公認会計士だけに認められた業務です。その他に、学校法人監査、地方自治体監査、システム監査、さらに環境監査など監査業務はますます広がっています。
◇コンサルティング業務公認会計士は単に会計・税務の専門家だけでなく、企業の経営に関するマネジメントの専門家としてのコンサルティング業務を行うことができます。近年は企業内会計士として活躍する人も増えています。企業の役員や財務担当責任者として企業内の公開準備を行ったり、上場企業の財務・経理の責任者として「監査される立場」でも活躍されています。
仕事のヤリガイ監査は会計士と監査法人の独占業務となっております。また監査の経験を基本としたコンサルティング業務は多岐にわたり応用が効きます。通常の経営コンサルティングからIPO(公開準備)、M&A、内部統制などのアドバイザリー業務までどれもヤリガイのある仕事ばかりです。企業のドクターと言っても過言ではなく、自分が関与した企業の株式公開や赤字体質の企業の再生などは実にヤリガイのある仕事といえます。
収入公認会計士の収入ですが、監査法人の管理職的な立場の方であれば1,000万円以上、独立されている方のお話しを聞くと収入差はあるものの、多い方で2,000万円以上という方もいます。会計士はあらゆる働き方が可能な職業であり、大学の教授としてアカデミックな分野で活躍をされている方や、講演活動を中心に活動している方などもいます。また定年がないのも魅力です。
安定性年齢や職歴、学歴、性別等に左右されずに求人があります。定年なく仕事を続けられるのも魅力です。
自由度公認会計士は取得後に40%程度の方が独立されます。監査法人等では非常勤として働くことができるため、独立してすぐの方は週に2、3日非常勤として働き、その他の日で自らのクライアントの対応をされる方もいらっしゃいます。なかには週の半分を自分の趣味に利用し、その半分を監査法人の非常勤として働らく方や、ある企業の監査だけの業務契約をされている方もいらっしゃいます。女性の方が働きやすいのも特徴で、産休取得・子育て中の方の時短勤務も問題なく認める法人が多いのが特徴です。 昨今女性の方で目指す方が増えたのはこのようなところにあるのではないでしょうか。
ステイタス取得後に人生が大きく変わったと皆さんが話されます。周囲の見方が180度変わるのも事実です。就職環境、取得しやすい環境がまだ続いている現在、会計士試験の合格は大きなチャンスと言えます。
◇税務業務公認会計士は税理士会に登録することによって、税理士として税務業務を行うことができます。よって、税理士の独占である、税務代理、税務書類の作成、税務相談を行うことができます。
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2020年度 公認会計士養成講座 第18期生 カリキュラム (定員80名)
簿記3級レベルから始めて、計算力を確実に養成してから、マスターコースに。(基礎コース(簿記2級)までのみ受講も可)
1年目 基礎コース2020年 9月~11月 簿記3級学習 → 簿記3級11月検定受験・合格目標2020年11月~2021年2月 簿記2級学習 → 簿記2級 2月検定受験・合格目標
※今期の基礎コースは、新型コロナの影響で学内講座は実施せず、Web講座となりました。以下はおもな内容となります
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単元 内容
1 ガイダンス
2 簿記とは①(簿記の意義・目的)
3 簿記とは②(貸借対照表と損益計算書)
4 簿記とは③(貸借対照表と損益計算書の関係)
5 簿記とは④(帳簿記入の基本法則)
6 簿記とは⑤ (仕訳)
7 簿記とは⑥(転記)
8 簿記とは⑦(仕訳帳と総勘定元帳)
9 簿記とは⑧(簿記一巡に関する基本イメージ)
10 現金・預金①(簿記上の現金)
11 現金・預金②(現金過不足)
12 現金・預金③(預金)
13 現金・預金④(小口現金)
14 商品売買①(分記法と三分法、返品)
15 商品売買②(諸掛、仕入帳と売上帳)
16 商品売買③(商品有高帳)
17 商品売買④(掛取引)
18 商品売買⑤(クレジット売掛金)
19 手形取引
20 電子記録債権・債務
21 貸倒引当金①(貸倒引当金の設定)
22 貸倒引当金②(貸倒引当金設定後)
23 貸倒引当金③(貸倒に関するその他の論点)
24 その他の債権・債務・費用①
25 その他の債権・債務・費用②
26 有形固定資産①(有形固定資産の取得)
27 有形固定資産②(減価償却)
28 有形固定資産③(有形固定資産の売却)
29 有形固定資産④(固定資産台帳など)
30 資本金、税金①(租税公課)
単元 内容
31 税金②(法人税等、消費税)
32 補助簿に関する問題
33 訂正仕訳・消耗品
34 証ひょう
35 試算表①(試算表の基本)
36 試算表②(売掛金・買掛金明細表も作成する問題)
37 試算表③(取引の重複記載がある問題)
38 決算手続①(簿記一巡の手続①)
39 決算手続②(簿記一巡の手続②)
40 決算手続③(決算手続)
41 剰余金の配当
42 収益・費用の未収・前受・未払・前払の基本
43 収益の未収
44 収益の前受
45 費用の未払
46 費用の前払
47 貯蔵品、月次決算
48 売上原価の算出①(仕入勘定で売上原価を計算する方法)
49 売上原価の算出②(売上原価勘定で売上原価を計算する方法)
50 精算表①(精算表の基本)
51 精算表②(実践問題)
52 精算表③(推定形式の問題)
53 財務諸表の作成①(表示のルール)
54 財務諸表の作成②(実践問題)
55 伝票①(伝票制の基本)
56 伝票②(一部現金取引)
57 伝票③(伝票の集計・管理)
1 直前答練➀(10月以降送付・講義動画なし)
2 直前答練②(10月以降送付・講義動画なし)
3 直前答練③(10月以降送付・講義動画なし)
1 公開模試(10月以降送付・講義動画なし)
〇3級範囲(2020年11月検定目標に学習しますが、講義動画は2021年11月まで視聴可能にします。〇テキスト1冊、問題集1冊、答練・模試などはご自宅に郵送します。〇質問はメール・電話等での対応となります。〇1単元は30分程度(内容により前後)です。下記講義動画にプラスして、問題集解説動画がつきます。
2年目以降 マスターコース(希望者・提携スクールにて受講)2021年 3月~ 簿記1級レベル・公認会計士科目学習。2022年5月短答試験 or 2022年12月短答試験→2023年8月論文試験(2022年8月論文試験チャレンジも可能)
*マスターコースの受講料その他詳細は、基礎コース後半にご案内します。*基礎コース終了後、簿記1級のみ学習希望の方も応相談。
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外貨建取引③(為替予約など)
本支店会計②(本支店間取引など)
本支店会計③(決算手続)
本支店会計①(本支店会計の概要)
商品売買④(期末商品の評価)
商品売買⑤(役務収益など)
株式会社の純資産②(株主資本の計数変動など)
合併・買収
引当金②(収益控除性引当金)
固定資産⑤(建設仮勘定、除売却など)
固定資産⑥(買換え、滅失)
固定資産⑦(無形固定資産など)
固定資産①(有形固定資産の購入)
固定資産②(圧縮記帳など)
固定資産③(減価償却の基本)
内容(商業簿記)
将来の期間に影響する特定の費用
引当金①(費用性引当金)
その他の収益・費用
決算手続①(精算表)
税金②(消費税)
税金③(法人税等の計算)
税効果会計④(税効果会計の概要)
簿記一巡の手続
財務諸表の表示
現金・預金①(現金など)
現金・預金②(銀行勘定調整)
金銭債権債務①(金銭債権債務の分類)
有価証券④(期末評価)
株式会社の純資産①(概要、資本金など)
金銭債権債務②(手形の種類、裏書・割引など)
金銭債権債務③(手形の不渡りなど)
金銭債権債務④(電子記録債権・債務など)
金銭債権債務⑤(貸倒引当金の設定)
商品売買①(各種処理方法)
商品売買②(割戻・割引)
商品売買③(払出原価と期末棚卸高)
固定資産④(200%定率法)
有価証券①(有価証券の意義・分類)
有価証券②(取得と売却)
有価証券③(端数利息)
税金①(法人税等など)
決算手続②(帳簿決算)
決算手続③(財務諸表)
決算手続④(B/S・P/L作成問題)
決算手続⑤(株主資本等変動計算書)
リース取引①(リース取引の概要)
税効果会計⑤(一時差異)
リース取引②(具体的会計処理)
外貨建取引①(基本的な処理)
外貨建取引②(外貨建項目の期末換算など)
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内容(商業簿記)
部門別計算(3)
標準原価計算(2)
本支店会計④(合併B/S・P/L作成)
連結会計①(連結会計の概要)
連結会計②(支配獲得日の連結B/S)
製造間接費(1)
製造間接費(2)
製造間接費(3)
部門別計算(1)
部門別計算(2)
労務費の計算(3)
経費の計算
材料費の計算(3)
労務費の計算(1)
公開模試 (1月以降送付・講義動画なし)
直前答練③(1月以降送付・講義動画なし)
個別原価計算(1)
個別原価計算(2)
総合原価計算(1)
総合原価計算(2)
総合原価計算(3)
工場会計の独立
標準原価計算(3)
直接原価計算(1)
直接原価計算(2)
原価予測・CVP分析
工業簿記の財務諸表
総合原価計算(4)
総合原価計算(5)
総合原価計算(6)
標準原価計算(1)
直前答練②(1月以降送付・講義動画なし)
連結会計⑧(アップストリームにおける未実現利益の消去)
連結会計⑨(連結精算表)
製造業会計
直前答練➀(1月以降送付・講義動画なし)
労務費の計算(2)
工業簿記と原価計算、原価計算の手続き
材料費の計算(1)
材料費の計算(2)
内容(工業簿記)
連結会計③(支配獲得後の連結F/S)
連結会計④(支配獲得後における利益剰余金の変動)
連結会計⑤(取引高・債権債務の相殺消去)
連結会計⑥(引当金の調整)
連結会計⑦(ダウンストリームにおける未実現利益の消去)
〇2級範囲(2021年2月検定目標に学習しますが、講義動画は2022年2月まで視聴可能にする予定です。〇テキスト2冊、問題集2冊、答練・模試などはご自宅に郵送します。〇質問はメール・電話等での対応となります。〇1単元は30分程度(内容により前後)です。下記講義動画にプラスして、問題集解説動画がつきます。
Web講座の特徴
教材イメージ
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●基礎コース
受 講 料:40,000円(消費税込)・教材費(テキスト・問題集・答練・模試など)は上記に含みます。
対 象:全学部・全学科・全学年
申込期間:9月17日(木)17:00 まで
受講料支払(振込)期限:9月25日(金)
●申込方法
[email protected] 宛に以下の内容を明記したメールを送信してください。折り返し、受講料の振込方法等をご案内します。
・メールタイトル:公認会計士養成講座申込・学籍番号・学部学科・氏名・教材送付先住所等(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
●テキストについて9月末~ご自宅に郵送します。本試験受験手続はご自身でお願いします。
●講義形式当初学内での講義を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、秋学期の授業がオンラインとなったため、本講座もWeb講座での提供となります。
[問い合わせ]
獨協大学 経済学部長室
TEL:048-946-1929
平日9:00~17:00(昼休み12:00~13:00は除く)
E-mail:[email protected]