endnote 9 windows のインストール方法と動作確認...endnote 9 デモ/トライアル...

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Page 1: EndNote 9 Windows のインストール方法と動作確認...EndNote 9 デモ/トライアル Windowsのインストール方法と動作確認 ... のいずれかをカスタマイズして使用していた場合には、それらのファイル類が削除されても困らないよう

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005.12 ユサコ株式会社 ━━━━━

■目次■

 【1】インストール前の準備 【2】EndNote 9 デモ/トライアル30日間無償試用Windowsのインストール手順 【3】動作確認 【4】MS Word とのアドイン連動 (引用文献表示と参考文献リストの作成) 【5】Proxyサーバ経由、PubMed 直接接続 【6】Import機能による、PubMedダウンロードデータの取り込み 【7】Import機能による、医中誌Webダウンロードデータの取り込み 【8】RTF Document Scan 方式による、引用文献表示と参考文献リストの作成 【9】外部PDFファイル等とのリンク付け【10】Output Style の変更方法、および登録済みOutput Style リストの表示【11】その他の基本操作【12】障害対応

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━当マニュアルは、デモ版用に記述してありますが、正規版にも転用してご利用頂けます。

================================================================ 【1】インストール前の準備================================================================EndNoteの旧バージョン製品をお持ちの方は、同一システム内にEndNoteの異なるバージョン(デモ版を含む)を混在させて使用しますと、MS Word とのアドイン連動や、MS Word または EndNote 9 の動作が不安定になることがありますので、混在させないようにします。

そのため、現在ご使用中のEndNote旧バージョン用プログラム類のアンインストール作業等が必要となります。

そして EndNote 9 のインストール(後述)後の動作を安定させるためにも、新EndNoteをインストールする際には、PC内へ書き込まれている旧バージョンのレジストリ内容を、完全に削除させる必要があります。

新しい PCへインストールする場合、もしくは EndNoteの旧バージョン製品をインストールしていない場合は、このステップは不要ですので次へ進んで下さい。

.また、PC 起動時に使用するユーザーアカウント名として日本語文字(または2バイトの全角文字)を使用、もしくは Norton Internet Securityを使用してしている場合には、後述の「【12】障害対応」のご注意をご覧ください。

 1.PC内、隠しフォルダおよび隠しファイルの調整

   1) EndNote 9 をインストールする前に、以前のEndNoteの製品にて、

     a. Output用の Style ファイル

     b. Import用の、Filter ファイル

     c. EndNoteからの直接接続用の、Connection ファイル

     のいずれかをカスタマイズして使用していた場合には、それらのファイル類が削除されても困らないよう

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     に、予めバックアップを取っておくことを勧めます。

 2.PC内にある「エクスプローラ」を起動させる

    (Webサイト等を閲覧するブラウザの一種、Internet Explorer とは異なるので混同しない)

   1) 画面内マウスのカーソル(=矢印の記号)を、デスクトップ上の左下にある「スタート」の上に合わせて、     右クリックし「エクスプローラ」をクリック

   2) または、キーボード上のウィンドウズ・キー(左下に配置されている、Windowsの旗のマークが付いたキ     ー)を押しながら、"E" を1回だけ押す

   3) しばらくすると、「エクスプローラ」の起動画面が現れる

   4) メニューバーの[表示]→[詳細]にセットしておく

   5) メニューバーの[ツール]→[フォルダオプション]を選んで、"表示" をクリックする

   6) 開いたダイアログ内に、"詳細設定:"欄が見えるので右端スクロール・ボタンを下に移動させる       (約1~2cm程度)

   7) "ファイルとフォルダの表示"という名前のフォルダを探して、その下にある "すべてのファイルとフォルダ      を表示する" に、チェック・マークを付ける

   8) 更に、右端のスクロール・ボタンを一番下まで移動して、"登録されている拡張子は表示しない" にチェッ     ク・マークが付いていたら、そのチェック・マークをはずす

   9) "適用" をクリック

  10) "OK" をクリック

  以上の設定変更により、PDFやWordで作成したファイル名に、自動的に拡張子が付いてしまう為、通常PCを使用する際、見辛く感じることがあります。その場合は、後述作業が完了した後で、元の設定に戻しておくようにします。

 3.「エクスプローラ」画面にて

   1) →[マイコンピュータ]→[ローカルデスク(C:)]

   2) →[Documents and Settings]

   3) → <利用者側の任意のユーザー・アカウント名> →[Application Data]

    "Application Data" フォルダは、隠しフォルダになっていますので、通常は見えないようになっています。

 4.Application Data の傘下に、"EndNote" のフォルダ名が見付かるので、それにマウスのカーソルを合わせ   て右クリックをして削除を選ぶ

 5.上述[Application Data]と同じ階層に、"Microsoft" のフォルダ名を探し出して、そのフォルダを開き、

   1) →[Word]→[STARTUP]を選んで STARTUP を開く

   2) 中に収録されている、EndNoteの関連ファイル類を削除する

     例:旧バージョン製品が EndNote 8 Windows の場合には、"EN8CWYW.dot" と        "EN8Cwyw.WordXP.wll" 名のファイルがそれに該当

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関連しているのかどうかの判断が付かない場合は、全てのファイルを削除する。ただし、        "STARTUP" のフォルダ名は、残しておく

   3) エクスプローラを閉じる

 6.PC内のレジストリ調整

   1) 他のソフトが起動していない状態にしておく

   2) (デスクトップの左下にある)「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択

   3) 開いた枠内に、 regedit と入力し、"OK" をクリック

   4) [マイコンピュータ]の下に見える、"HKEY_CURRENT_USER" の左側にある+の記号をクリックして     -にする

   5) "Software" を探して、同様に+の記号をクリックして-にする

   6) "ISI ResearchSoft" を探して、+の記号をクリックして-にする

   7) "EndNote" を探して、そのフォルダを削除する

(マウスのカーソルを、"EndNote" のフォルダ名に合わせ、 右クリックして「削除」を選択)

   8) 開いているダイアログ類を、全て閉じる

 7.EndNoteの旧バージョン類(または v.9/デモ)のアンインストール方法

   1) (デスクトップの左下にある)「スタート」→「すべてのプログラム」→「EndNote」

   2) 中にある、アンインストール を選ぶ (省略)。このアンインストールが見付からない場合には、無視して     次へ進む 

   3) デスクトップ上「スタート」→「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」

   4) 表示されるリストに、まだEndNoteの旧バージョン名が残っていたら、削除する

   5) "ISI ResearchSoft - Export Holder" をクリックして削除する (→「変更/削除」→「Next」→「Finish」)

   6) "EndNote 9" または、それらしきファイル名を探しクリックして削除する       (→「変更/削除」→ <確認のメッセージ> →「OK」)

   7) 開いているダイアログを全て閉じる

 8.PC内にある「エクスプローラ」を、再度起動させる

   1) 画面内マウスのカーソルを、デスクトップ上の左下にある「スタート」の上に合わせて、右クリックし     「エクスプローラ」をクリック

   2) または、キーボード上のウィンドウズ・キー(左下に配置されている、Windowsの旗のマークが付いたキ     ー)を押しながら、"E" を1回だけ押す

   3) しばらくすると、「エクスプローラ」の起動画面が現れる

   4) →[マイコンピュータ]→[ローカルデスク(C:)]→[Program Files]

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   5) "EndNote" のフォルダ名を削除

     "Program Files" の下に、"EndNote" のフォルダ名が見付かる場合には、旧バージョン用のファイル類     が、まだ完全に削除されずに残っていると思われるので、そちらにマウスのカーソルを合わせて、右クリ     ックから「削除」しておきます。

================================================================ 【2】EndNote 9 デモ/トライアル30日間無償試用Windowsのインストール手順================================================================

 1.EndNote 9 デモ/トライアル用プログラムを用意する

   1) 他のアプリケーションソフトが起動している場合には、予め終了させておく

   2) 特に、アンチウィルス系アプリケーションソフトが起動されている場合には、終了させておくか     Auto-Protect機能を無効にしておく必要がある

   3) PC起動時に入力する <利用者側のユーザー・アカウント名> には、日本語の文字を使用しない

     もし日本語の文字を採用している場合には、別途半角英数文字で作成した<利用者側のユーザー・アカ     ント名>を設定して、それよりPCを起動させるか、もしくはPC起動時に administrator 権限にて入力し以

     下のインストールを行います。後述の「【12】障害対応」のご注意をご参照ください。

 2.EndNote 9 デモ/トライアル用プログラムを起動

 3.インストールが開始

 4.→「Next」→「Next」→「Next」をクリック

※ EndNote 9 正規版製品では、ここで "Your Name" に任意の名前を入力し"Serial Number" に付随しているEndNote 9 用シリアル番号を入力する

※ EndNote 9 アップグレード版では、"Old EndNote Serial Number" が表示されるので、旧バージョンで使用していたシリアル番号を入れて、EndNote 9 アップグレード版用のシリアル番号を入力する

 5."I accept the license agreement" にチェック・マークを付けて、    →「Next」をクリック

 6."Complete" にチェック・マークを付けた状態にして(=推奨)、→「Next」をクリック

 7.EndNote 9 デモ/トライアル用プログラム等の保存先を確認してくるので、問題が無ければ →「Next」をクリ    ック

※ 同じバージョン製品を再インストールさせる場合には、以前作成してあるフォルダに、 "Backup" か   "Overwrite" させるかを聞いてくるので、任意に選択後 (通常は、"Overwrite" を推奨)、→「Next」を   クリック

 8.→「Next」をクリック

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 9.PC内へファイル類のコピーが行われる (所要時間1~2分程度)

10."EndNote Demo has been successfully installed." と表示されるので、→「Finish」をクリック

    ※ EndNote 9 正規版製品では"EndNote has been successfully installed." と表示

================================================================ 【3】動作確認================================================================ 1. デスクトップの一番下側にあるステータス・バー内、「スタート」→「すべてのプログラム」→「EndNote    Demo」→「EndNote Program」をクリック       1) 30日間無償試用期間の確認画面が表示され、→「OK」をクリック

※ インストール後日数が経過すると、試用期間の日数表示のカウントが減算されていきますが、30日以内まで試用できます。

 2."Get started with EndNote 9" が表示されるので、→「Cancel」をクリックして、その画面操作を使用しないよ    うにする(この機能を使うと不具合が出る時がある)

 3.EndNoteのメイン・プログラムが起動され、灰色の画面が表示される

 4.EndNote 9 メニューバーの[File]→[Open]→[Open Library]

 5.→[デスクトップ]→[マイコンピュータ]→[ローカルディスク(C:)]

 6.→[Program Files]→[EndNote 9 Demo]→[Examples]→[Paleo.enl]が開けるかを確認

 7.ライブラリの画面を見やすくするため、メニューバーの[Edit]→[Output Styles]

 8.同メニューバーの[Tool]→[Show Previews]をクリック

 9.ライブラリ画面内、上下移動できるスクロールボタンで、一番下へ移動させる

10.表示されているレコードの最後の方に、日本語文献のサンプルとして2件分が確認できる

   <注意>   もし、日本語文字が確認できない(=Windows 2000 使用時)場合には、以下の方法にて、フォントを設定   する

    1) 任意のライブラリ画面にする

    2) メニューバーの[Edit]→[Preferences]

    3) 左側リストから、 "Display Fonts" をクリック

    4) "Library Display Font" 欄の "Change Font" をクリック

    5) フォント名を、"MS P ゴシック" に変更

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       類似している "@MS P ゴシック" は選ばないこと。このフォントを選ぶと日本語の文字が縦に表示       されてしまいます。

    6) サイズは、任意に設定 (10~12ポイント位が使い易いので推奨)

    7) →[OK] をクリック

    8) "General Display Font" 欄も、同様に変更する

    9) EndNote Preferencesダイアログ内、→[OK] をクリック

11.ライブラリ画面の一番下のレコードを反転(クリックを一回押す)させると、Preview枠内に日本語データが確    認できる

12.Preview枠の表示内容は、Format Bibliography処理時に作成される参考文献リストの例を示す

13.上記のレコードをダブルクリックしてReference画面を表示させ、日本語の文字データが見えるのを確認   する (例:"Author"、"Title" フィールド他)

   ※同確認後は、一旦このReference画面を閉じておく

14.更に、メニューバーの[Edit]→[Preferences]→[Display Fields]

15.画面の Column 1 内にある "Image" の枠内右端にある三角の記号をクリックし、中のリストから上の方に   位置する "Record Number" をクリック

16.画面内 Heading の枠内 "Record Number" の文字が長過ぎるので "Rec #" に書き直して(=推     奨)、 →[適用]→[OK]をクリック

   通常、EndNoteのライブラリは、デフォルトとして自動的にAuthor順にソートが行われるので、レコード入力

   順に付けられた Record Number 順にはなりません。

   一時的に、Record Number 順に並び替えたい場合には、Column上の "Rec #"の文字の上をクリックする   と、昇順/降順にライブラリが並び変わるので便利です。他のColumnのAuthor、Year、Titleも同様に機能   します。

   他の Column も同様にカスタマイズできますが、Column表示は最高5つまでです。

17. EndNote 9 を終了させる (メニューバーの[File]→[Exit])

================================================================ 【4】MS Word とのアドイン連動 (引用文献表示と参考文献リストの作成)================================================================

 1.Cite While You Write (CWYW) 機能(=インスタント・フォーマット)を使う場合

   1) Word (例:Word 2000)を起動し、新規ファイルを作成する

   2) ファイル名が、日本語名の例「文書1」となっていると、後の Format Bibliography の際フリーズを起こし

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     てしまう恐れがあるため、半角英数8文字以内のファイル名にしておく     (例:Word メニューバーの[ファイル]→[別名で保存])

   3) 画面に表示されているEndNote の "アイコンパレット集" の左から 2番目の「Go To EndNote」を選ぶ

   4) もし、画面上に "アイコンパレット集" が表示されていない時には、Word メニューバーの[表示] →      [ツールバー]にて表示されるリスト内にある "EndNote 9" に、チェック・マークが付いているのかどう     かを確認

   5) 反対にWord を開く際、EndNote の "アイコンパレット集" が邪魔な場合は、上記チェック・マークを付け

      ないようにする

   6) EndNote 側 Output Style を任意に指定しておく      (例:Numbered またはVancouver)

      →メニューバーの[Edit]→[Output Styles]→[Numbered]

   7) 任意のライブラリを開いているライブラリ画面より、引用したいレコードを抽出

     ここで作業効率をあげるため、Word全体の画面サイズと、EndNote全体の画面サイズを、それぞれ約     1/3~1/2程度に変更しておき、Wordを画面上左上、EndNoteを画面上右下付近に配置(重なって     も構わない)させておくと、作業し易いので推奨します。

   8) Word上に文章を打ち込んで(もしくは白紙の状態)、カーソルの点滅位置を確認

   9) EndNoteのライブラリから、任意の引用文献レコードを抽出(=反転)させて

  10) Wordのモード画面に戻り、Word画面内にあるEndNoteの "アイコンパレット集" を見付けて(14種類の

     アイコンが入っている)       11) その中の左から 4番目にある 「Insert Selected Citation(s)」 を選ぶ          "アイコンパレット集"へカーソルを合わせると、1~2秒位にてコマンド名が現れてくるので、アイコンの機     能が確認できます。

     もしこの "アイコンパレット集" が、画面上のどこにも表示されていない場合には、

     Wordメニューバーの[表示]→[ツールバー]→EndNote 9 にチェック・マークをつけた状態にしておく

  12) しばらくするとWord画面に、引用文献と参考文献目録が自動作成される

     Cite While You Write (CWYW) 機能は、別名インスタント・フォーマットとも呼ばれています。これは、     引用文献を挿入するだけで、瞬時にフォーマット (=引用文献の表示と、巻末の参考文献リストの自動     作成)作業を行ってくれる機能です。

     この機能は作業効率を高めるのに大変役立ちますが、従来のやり方に慣れている方の中には、後から     一括で処理を行う方法を好む方もいます。このCWYW機能を使わない方法は次をご参照ください。

     この後、元のUnformatの状態へ戻したい場合には、同じ"アイコンパレット集"内の右から 7番目にある

     「Unformat Citation(s)」のアイコンを働かせます。

 2.または、後から一括してFormat Bibliography を行う場合

   1) Word を起動

   2) 画面に表示されているEndNote の "アイコンパレット集" から「Go To EndNote」を選ぶ

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   3) 任意のライブラリを開く

   4) EndNote 側のOutput Style を、任意に指定しておく (例:NumberedまたはVancouver)

   5) ライブラリから、任意の引用したいレコードを抽出

   6) 選んだレコードをWord の画面内任意の場所へ、ドラッグ&ドロップ を行う

   7) または、EndNote 9 のメニューバーの[Edit] → [Copy]後、Word のモードへ移り、Word のメニュー     バーの[編集] → [貼り付け]を選ぶ  

   8) Word のEndNote 用 "アイコンパレット集"の左から 3番目の、「Format Bibliography」を選ぶ

   9) ファイル名、Output Style 名を確認

  10) →[OK] をクリック

  11) Word 画面上に引用文献と参考文献目録が、後から一括にて自動作成される

================================================================ 【5】Proxyサーバ経由、PubMed 直接接続================================================================EndNote は、基本的に Proxy サーバを意識して開発されたソフトウエアではありませんが、EndNote 9 のConnection 機能を使って直接 PubMed 接続をした際、Proxy の制限がかかって障害等が発生した時には、以下の方法を行なうと有効のようです。

ただし、この方法は全ての接続を保証したものではありません。機関内部等の Proxyの制限によって、EndNote9 から直接PubMed への接続ができない場合には、別途 Internet Explorer 等のブラウザよりPubMedへ接続後、該当するレコードを一旦ダウンロードさせて、後からEndNoteへ Importさせる方法をお勧めします。(以下のWebサイトを参照) <http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/qa/0002.html >

 1.PubMed 接続の設定

   1) EndNote 9 メニューバーの[Tools] → [Connect] → [Connect]     (一番上にある"Connect"をクリック)

   2) →[Find] をクリック

   3) →[NLM] をクリック

   4) →[PubMed (NLM)]」 をクリック ("PubMed (NLM)" の文字上をクリック)

   5) 開いているダイアログ内、右下 "Connect" をクリック

   6) PubMed へ接続され、EndNote 9 の検索画面が表示される

   7) 検索語を入力し"Search" をクリック

     例:1~3行目に、「(vitamin-e)」 、「(lung-cancer)」 、「japan 」と入力し、それぞれの論理オペレータ       (=ブール演算子)のAND を選択する 

※ ブラウザ経由のPubMed 検索時には、検索語のMapping 機能が働いて、検索語内にあるスペー   スはフレーズの一部分と認識してくれるが、 EndNoteからの直接PubMed 接続の場合だけ、スペ   ースの代わりにハイフンを使用すると有効

   8) "Search Complete" として検索結果数が表示される(注意:500件以下にする)

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   9) →[OK] をクリックすると、仮のレコードの取り込みが開始される

  10) ここではまだ仮の取り込み状態なので、→ Ctrl + A にてすべてを選択し

  11) ダイアログ画面右上部分の、"Copy All References to" をクリックし、任意のライブラリまたは新規のライ     ブラリを指定する

  12) 新規または指定先のライブラリへレコードが取り込まれる

  13) 開いているダイアログをすべて閉じる

  14) "Discard the … references" のメッセージが表示されるので、"Discard" をクリック

  15) 任意のライブラリを再度開いて、取り込まれているレコードを確認する

 2.次回からPubMed へ接続する際は、以下の通常手順にて接続が可能となる

1) EndNote 9 メニューバーの[Tools] → [Connect]

2) → [PubMed (NLM)]

   上述接続テストがうまく行かない場合で、PC内にアンチウィルス系アプリケーションソフトを起動している時   には、特に Norton Internet Security との相性の問題で、EndNoteからのリモートアクセスができないこと   があります。 (エラー・メッセージとして、"12007" が出る場合がある)

   そのような時には、アンチウィルスのAuto-Protectを一時的に無効の状態に設定変更させておくと、   うまく行く場合があります。

   デスクトップ上、一番下側にあるタスク・バー内、一番右側に配置されているタスク・トレイ部分に、Norton    Internet Security用のアイコンを見付け、それにマウスのカーソルを合わせて右クリックします。そして   プルダンメニューよりAuto-protectの無効化を行います。

   それでも接続できない場合には、次のステップによる方法にて行います。

================================================================ 【6】Import機能による、PubMedダウンロードデータの取り込み================================================================

リソース先よりダウンロードした各種テキスト・データを、EndNote 9 が持っている Import機能を使って、後から専用の Import Filter を通して取り込む方法があります。

 1.任意のブラウザを使用してPubMedよりデータをダウンロードする

   1) Internet Explorer他から、<http://www.ncbi.nlm.nih.gov/PubMed>へ接続

   2) 任意に検索する

         例: (vitamin e) AND (lung cancer) AND japan

      ※PubMedの検索エンジンからのブール演算子の入力は、前後にひとつずつのスペースと、半角英数        大文字のAND/OR/NOT を使用

   3) 希望する文献番号の左側□内にチェック・マーク(=レ点)を入れる  (該当論文の判定)

   4) 画面内 "Display" の横に表示されている "Summary" を、"MEDLINE" に変更

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   5) 画面内に、選択されたレコードが現れる

   6) Internet Explorer メニューバーより、→[ファイル]→[名前を付けて保存]      → 任意のファイル名を入力     7) かならず、ファイル形式をHTMLからテキストへ変更する

   8) →[保存]

   9) PubMedを終了し、ブラウザも終了する

   2."PubMed (NLM).enf" を用意する

1) "PubMed (NLM).enf" を利用する   ("PubMed (NLM).enf"は、デモ版CD-ROM内、もしくはユサコのホームページ等からダウンロード可)

   2) もしくは、PubMed用 Import Filter のダウンロードを行う

     PubMedの文献データを上記の EndNote 9 の Import Filter にて取り込む場合、PubMedからの出力     形式が変更される度に、それに適合させた Import Filter を変更させる必要があります。

     任意のブラウザを使って、開発元の以下のWebサイトへアクセスしても入手できます。(2005.10現在)     <http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/download.html>      a. → 画面内、Windows か Macintoshかを選ぶ

     b. → [保存]

     c. → デスクトップ先を指定 (=推奨:後から探し易いようにするため)

     d. → [保存] →[閉じる]

 3.EndNote 9 側にある Import Filter ファイルの入れ替えと再指定

   1) そちらのPC内 "EndNote 9 Demo" の名前のフォルダーを探し出し、

         例: C:¥Program Files¥EndNote 9 Demo

   2) その下にある "Filters" のフォルダーにある、"PubMed (NLM).enf" を見付けだし、先に削除する

   3) そこへ、当CD内に収録してある PubMed (NLM).enf か、または後からダウンロードする新しい      PubMed (NLM).enf をコピーする

   4) EndNote 9 を起動後、→[Edit]→[Import Filters]→[Open Filter Manager]

   5) (10~30秒位経ってから) →[Find]→[by Name]

   6) PubMed の頭3文字以上(=pub)を入力し、→[Find]

   7) "PubMed (NLM).enf" が見付かるので、そのリストの左側にチェック・マークを付ける       (クリック または、Ctrl + A )

   8) 開いているダイアログを閉じる      ※これにて、Import Filterリストへの再登録が完了

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 4. EndNote 9 への Import手順

   1) EndNote 9 にて、新規ライブラリを作成 (既存のライブラリを使用する場合は、当該ライブラリを開く)    2) EndNote 9 メニューバーの[File] → [Import]

   3) "Import Option"欄から、→ [Other Filters] → [Find] →[National Library of Medicine]       → [PubMed (NLM)] →[Choose]

   4) 次に、Importのダイアログ画面内、→[Choose File] をクリックし、     5) PubMedよりダウンロードしたテキスト・ファイルを指定して開く

   6) Importのダイアログ画面内 →[Import] をクリック

    ダウンロードしたレコード件数が2件以上存在しているにもかかわらず1件しか収録できない場合には、

      a. 古い "PubMed (NLM).enf" と新しい "PubMed (NLM).enf" が完全に入れ替わっていないか、

      b. 新しい "PubMed (NLM).enf" がEndNoteの Import Filterリストへ再登録完了していないか、

      c. EndNote 9 の常時使用する "Filters" フォルダが正しくパス設定されていないか、

     のいずれかになります。上記、a.、b.の項は、上述内容を再度確認してやり直して下さい。     c.の項であれば、

       EndNote 9 メニューバーの[Edit]→[Preferences] →[Folder Locations]

で表示されるダイアログ画面内にある、"Filter Folder"枠内のパス名が、C:¥Program Files        ¥EndNote 9 Demo¥Filters(=例)になっているかを確認します。なっていなければ、→[Select         Folder]をクリックして、C:¥Program Files¥EndNote 9 Demo¥Filters(=例)となるよう正しく        設定し直します。

================================================================ 【7】Import機能による、医中誌Webダウンロードデータの取り込み================================================================

 1.任意のブラウザ を使用して医中誌Webよりダウンロードする

   1) Internet Explorer他より、<http://login.jamas.or.jp>へ接続

   2) 任意に検索する (例: 膠原病 AND 遺伝 )    3) 文献を抽出 (各レコード番号の左側にチェック・マークを付ける)

   4) 出力形式を、デフォルトの標準形式より、Refer/BibIX形式に変更

   5) ダウンロード/メール転送フォーマットは、そのままで構わない

   6) ダウンロード/メール転送ファイル形式は、PC(=Windows)かMacを選択

   7) →[ダウンロード]→[保存]

   8) →[閉じる]

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2. "Ichu_Ref.enf" を用意し ("Ichu_Ref.enf"は、デモ版CD-ROM内、もしくはユサコのホームページ等から   ダウンロード可)、

   1) → 例: C:¥Program Files¥EndNote 9 Demo¥Filters へコピーする

   2) EndNote 9 を起動後、→[Edit]→[Import Filters]→[Open Filter Manager]

   3) (10~30秒位経ってから) →[Find]→[by Name]

   4) Ichu_Ref の頭3文字以上(=ich) を入力し、→[Find]

   5) "Ichu_Ref.enf" が見付かるので、そのリストの左側にチェック・マークを付ける      (クリック または、Ctrl + A )

   6) 開いているダイアログを閉じる

     ※これにて、Import Filter リストへの新規登録が完了します

 3.EndNote 9 への Import手順

   1) EndNote 9 にて、新規ライブラリを作成 (既存のライブラリを使用する場合は、当該ライブラリを開く)    2) EndNote 9 メニューバーの[File] → [Import]

   3) "Import Option"欄から、→ [Other Filters]

   4) → Ichu_Ref.enf を探し出して、→[Choose]

   5) Importのダイアログ画面内、→[Choose File] を押し、     6) 医中誌Webより、ダウンロードさせてあるテキスト・ファイルを指定して開く

   7) Importのダイアログ画面内、→[Import] をクリック

   ライブラリ画面内の、日本語表示が文字化けしていたらライブラリ内の表示フォントを任意に変更します。   (「【3】動作確認」参照)

================================================================ 【8】RTF Document Scan 方式による、引用文献表示と参考文献リストの作成================================================================

例:Word 2000 と EndNote 9 Windows を使って、特殊文字を含んだ論文をそのまま Word から FormatBibliography 処理を行なう場合は、フォントの整合性が合わない等のため文字化けしてしまうことがあります。

また、Word と EndNote のアドイン連動がうまく動作しなかったり、Word と EndNote のアドイン連動の際に、Word がフリーズしたりした場合、以下の手順の RTF Document Scan 機能を使うと、原因が解明できたり、目的である引用文献表示と参考文献リストの作成がうまくできることがあります。

 1.Word 上にて論文を記述し、EndNote のライブラリを開き、任意の引用レコードを論文中の文章内へ埋め    込む (=A.doc)

 2.上記A は、そのままだとWord 形式のフォーマットになっている

 3.A のファイル内の埋め込みデータは、以下のように表示されることがある

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       ~{N ワ tzold, 2000 #2}       ~{M 馗anique, 1998 #1}

   カタカナの部分と漢字混じりの文字が、文字化けしている部分になる

 4.これを、上の例では、

       ~{, 2000 #2}       ~{, 1998 #1}

   のように、著者名の文字部分をすべて削除してカンマ以降を残すようにしておく

 5.Word から別名でファイルを保存し、リッチテキスト形式にて保存する(=B.rtf)

 6.起動中のアプリケーション類を全て閉じておく

 7.EndNote 9 の該当するライブラリを起動させて、EndNote 9 メニューバーの[Tools]   → [RTF Document Scan] → [RTF Document Scan]

 8.B のファイルを探し出して開く

 9.引用文献データのマッチングが行われ、"1"が表示されるのを確認

   ※ ここでの判定にて、Matchesのリスト上に "0 (ゼロ)" が表示され、最終的に"Unmatched       Citations xx" となる場合には

a. EndNote 9 側から見に行く、埋め込まれているリッチテキスト形式ファイル内の、括弧の記号が  あっていない

     b. 第一著者名に不具合がある

       - 第一著者名として複数の人数分の名前が入ってしまっている       - 日本語文字を使用       - 特殊文字を使用

     c. 引用の埋め込み以外で、どこかの記述としてその括弧の記号を使ってしまっている      (特に、数式や化学式、チャートのところ)

     d. 該当するライブラリが、リッチテキスト形式ファイルを作成した時と同じものでないか、引用レコ       ードを削除してしまった

     が原因となりますが、第一著者名の問題は、上記4項の処理にて、著者名の影響を排斥し     てありますので、a.、c.、d.の項のいずれかになります。

10.References 開始番号、"1" を入力する

11.表示画面内の"Format" をクリック    もし、"Format"のボタンが見付からない時には、Matching 表示されているダイアログを大きく(左下側の角   にカーソルを当ててドラッグ)すると現れる

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12.Format Bibliography 処理の保存先とファイル名を入力

13.RTF ファイルの、Format Bibliography 済みファイルができる (=C.rtf)   (この時点で、特殊文字を含んだ参考文献目録が作成できていることを確認する)

14.必要ならば、Word からC を開いて別名ファイル保存を行い、Word 形式に変更後任意のファイルをコピー

   する (=D'.doc)    Word からのアドイン連動方法は、A のファイルから一度でD のファイルを作成しますが、上述の方法を用

    いて、 A→ B→ C→ D' を作成できます。

   A→ D を作成するWord からのアドイン連動方法でも、バックアップ 用としてB のファイルを保存しておく   と、後で再Format Bibliography 処理が必要な時に役立ちます。

   ここで厳密には、D' と D は意味が異なり、D' には隠しコードが含まれていませんので A→ B→ C→    D' の後、D'→ B へは戻れません。

   一方Wordからの作成方法、A→ D で作成される D には隠しコードが含まれていますので、A→ D の直

   後 D→ A へ戻ることができます(Unformatコマンド)。

   A→ D で作成される D を、そのまま出版先の編集元や出版社へ送ると先方側が嫌うのは、このように   まだ隠しコードが入っているためです。

   この隠しコードをなくす(→Aへ戻れなくなる)方法は、     1)Wordから、Aを読み込んだ状態にして

    2) Word画面上に表示されているEndNote の "アイコンパレット集"から

    3)→[Remove Field Codes] をクリック

    4) 別名ファイル保存 (D→ E を作成)

    5) この E は、論文中の参考文献リスト内を修正することができる

      Format Bibliography作成部分の灰色の部分が解除されて、自由にWord上からの修正処理ができる      ようになります。

      ただし、一度この機能を働かせますと Format Bibliography 処理されたファイルには、隠しコードが削      除されてしまいますので、

       a. 「Unformat」コマンドを使って、元のFormat Bibliography 処理前の状態へ戻れない

       b. 別途「Export Traveling Library」機能が効かなくなる

      などのデメリットが出ます。

================================================================ 【9】外部PDFファイル等とのリンク付け================================================================

 1.ライブラリの収録先を確認

   1) 利用PC内、CまたはDドライブの直下に任意の名前のフォルダを作成し (日本語を使用しない)、

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   2) その傘下へ、任意のライブラリ(同様に日本語を使用しない)を収録させておく

        例: C:¥EN9_Libs¥EN9w_abc.enl

     <注意>     この例で、"EN9W_abc.enl" と名付けたライブラリは、かならず同じ階層に"EN9_abc.Data" という     名前のフォルダも一緒に作成されますので、切り離して"EN9W_abc.enl" の収録先と異なる階層へ配置     させないでください。

 2.リンク付けを行う、PDFファイル類の保管場所

   1) 同様にCまたはDドライブの直下に任意の名前のフォルダを作成し

   2) その傘下へ、任意のPDFファイルを収録させておく

       例: C:¥EN_PDFs¥xyz_001.pdf

 3.EndNote 9 を起動し任意のライブラリを開く

4.ライブラリ画面から、任意のレコードを開く(=レファレンス画面)と、各フィールドのデータが、カード型の  ような画面表示となる

5.フィールド内のひとつに "Link to PDF" という名前があるので、そこへカーソルを移動させる

   <注意>   作業をやり易くするため、レファレンス画面は最大化にサイズ変更しておくと良い

 6.EndNote 9 メニューバーの[References] → [Link To]をクリック

 7.上述のPDFファイル "xyz_001.pdf" を探し出して開く

   8.ダイアログボックスを閉じる (終了)

 9. リンク付けされたPDFファイルの呼び出し方法

   1) ライブラリを開く

   2) 任意のレコードを開く

   3) その画面内(カード型の表示)、"Link to PDF" のフィールドへカーソルを移動

   4) 該当するPDFファイル名をダブルクリックするか、

   5) もしくは、該当するファイル名部分をカーソルにてなぞって(=反転させ)      → メニューバーの[References] → [Open PDF] をクリック

   6) 該当するPDFが読み込まれて(Acrobat Reader等のインストールが必要)、PDFファイルが画面に表     示される

     <注意>     Link to PDF フィールド内に登録されているファイル名のパスに「%」の文字が表示される場合があり

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     ますが、それはパス名上に、日本語名の文字を使用したフォルダが存在しているという意味です。

     気になるようでしたら、パス名上に該当するするフォルダに、日本語名の文字を使用しないようにして     おきます。

10.フリーで入手できるフルテキストは、PubMed上の一部の文献や、Google Scholar からの検   索からも得ることができます。

   または、ユーザ自身の手元にある文献や研究業績レポート等をOCR等にて、PDFファイルに作成したもの

   を、逆にそのPDFファイルからデータをコピー&ペースト等の処理をして、EndNote 9 側の New    Reference レコード上に貼り付けてレコードを作成し、そこへリンク付けて運用する方法もあります。

   1) 例:"Google Scholar" から、PDFファイルを入手する

     "Google Scholar" は、Web検索エンジン大手Googleが 2004年11月17日、学術論文の検索エンジン

     として発表し公開されているものです。

     詳細は、USACOの以下のサイトにあるニュースを参照ください。     <http://www.usaco.co.jp/news_archive/new_media_news/un2fc148.html#topics1>

   2) Internet Explorer から、Google Scholar へ接続 <http://scholar.google.com/>

   3) 検索語を入力 (例、"miyakawa, y" )

        → 画面リスト内から、該当する文献をクリック

        → 画面内に用意してある "Full Text" 等を見付けだして、ダウンロードする (=PDF)

        → PC内に取り込む

     ライブラリのレコードに相当する書誌事項を、上記の方法で入手できる場合とできない場合があり、     接続される出版社のサービスに依存します

   4) 書誌事項もEndNote側へ取り込める場合には、

        → 検索語を入力 (例: vitamin e)

   5) 画面リスト内から、該当する文献をクリック

   6) 画面内に用意してある "TOOLS & SERVICES"(もしくは "Citation Manager") の類の文字等を見付け     だし

   7) "Citation Manager" の文字を見付けて、それをクリックすると

   8) PC内にインストールされているEndNote 9 が起動し、どのライブラリ(既存の)を開くのかときいてくる

   9) 任意のライブラリを開くと、

  10) 自動的にそのライブラリへ、該当する文献データが取り込まれる

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================================================================【10】Output Style の変更方法と、および登録済みOutput Style リストの表示================================================================    投稿スタイルは、EndNote 9 に約1,400種類標準搭載されており、以下の方法から選択することが可能です。

  1) Output Style の変更方法

     a. メニューバーの[Edit] → [Output Style]

     b. その中から選びスタイル名の文字の上をクリック(チェック・マークを付ける)

     c. 例:Numbered にチェック・マークが付いているようにする

     d. このリスト上に任意のOutput Style 名がない場合は、次のステップへ進む

  2) 登録済みOutput Style への リスト表示

     a. メニューバーの[Edit] → [Output Style] → [Open Style Manager]をクリック

     b. "Find" をクリックし、任意のカテゴリーを選ぶ (例:Medicine)

     c. 予めジャーナル名等が判明している場合には、→ "by Name" をクリック後、ジャーナル名の3文字       以上を入力させると、その一覧候補がリスト表示されるので、その中から選ぶこともできる

     d. リストの中から、希望する Journal 名の文字の上をクリック (例:Vancouver)

     e. □にチェック・マークを入れる。(Ctrl + クリック)

     f. 開いているダイアログを閉じる

     g. メニューバーの[Edit] → [Output Style]

     h. リストに表示されるので、該当スタイル名の文字の上をクリック (チェック・マークを付ける)

     i. 再度、メニューバーの[Edit] → [Output Style]を行って、チェック・マークを確認

※ 「Vancouver Style」 とは、1978年に、英語で発行される主要な数誌の生医学雑誌の編集者グルー   プがカナダのバンクーバーに集まって採択した、雑誌へ投稿される原稿に対する統一的な技術的   規定です。    

        開催地名を取って「Vancouver Style」と呼ばれ、国際医学雑誌編集者委員会(International         Committee of Medical Journal Editors)より発展した「生医学雑誌への投稿のための統一規定」とし        ても位置付けられています。

  3) EndNote 9 のStylesリストにない場合

    メニューバーの[Edit]→[Output Styles]でプルダウンされるリスト内に、投稿先のスタイル名(もしくは    ジャーナル名)が見付からないには、以下の対処にて入手する方法があります。

     a. EndNote 9 の "Styles" という名前のフォルダより探してみる

     b. ジャーナルの発行先編集者もしくは出版社へ、該当するEndNote用Styleファイルを、持ち合わせ       ているかどうかをユーザ自身で照会する

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     c. EndNoteの開発元(Tomson ResearchSoft)が公開しているサイト上にて、最新スタイルとして掲載が       あるかをリサーチ       <http://www.endnote.com/support/enstyles.asp>

     e. EndNoteの開発元へ、該当スタイルを作成依頼 (ただし 2週間から 1~3ヶ月かかることがある)

================================================================【11】その他の基本操作================================================================

 1.EndNote 9 の起動

   1) 「スタート」 → 「すべてのプログラム」 → 「EndNote」 → 「EndNote Demo Program」をクリック        2) もしくは、任意のライブラリ自身から、そのファイルをダブルクリック

 2.EndNote の終了

   1) EndNote 9 メニューバーの[File] → [Exit]

 3.デフォルト用ライブラリ自動スタートの設定

   常に、EndNote 9 メインプログラムから起動させて使う場合において、予め同時に開くライブラリを設定して   おくことができる 

   1) EndNote 9 メニューバーの[File] → [Open]で既存のライブラリを指定して開く

   2) メニューバーの[Edit] → [Preferences]で、 ライブラリを以下の様に設定

   3) "Add Open Libraries" をクリック

   4) Open the following libraries when EndNote starts:欄の下にある窓に、ライブラリの保存指定先が表示さ     れることを確認

   5) →[適用]→[OK] をクリック

   6) 開いているダイアログを閉じる

   7) 次回より、EndNote 9 のメインプログラムを起動させると、上記で設定されたライブラリが自動的に開く

 4.ライブラリの新規作成

   1) EndNote 9 を起動

   2) EndNote 9 メニューバーの[File] → [New]をクリック

   3) ライブラリの保存場所を指定  (例:C:¥またはD:¥ドライブ直下の任意のフォルダ先)

   4) ライブラリ名を入力(デフォルトの名前は、Untitled になっている)

   5) "保存" をクリック (空のライブラリが表示される)

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 5.Reference レコードの新規作成と入力方法

   1) 手入力の例:任意のライブラリが開いている状態

   2) EndNote 9 メニューバーの[References] → [New References]

   3) 空のReference(レコード記述画面の)入力欄が開き、各項目へ必要なデータを入力して閉じる      (例:Author 欄に、 Kennedy, John F または John F Kennedy)

   4) 開いているライブラリへ、1件のReference レコードが追加登録される

   5) 入力規制は、後述を参照

 6.任意のReference レコードの変更および修正

   1) 任意のライブラリを開く

   2) 任意のReference レコードをダブル・クリックして開く

   3) 該当項目内容へカーソルを移動し、変更または修正

   4) Reference 画面を閉じる (ライブラリ内データの自動更新)

 7.自動取り込み例:EndNote 9 からのリモート・アクセス

   1) EndNote 9 から直接PubMedに接続し、検索結果の自動取り込みをする方法がある (前述【5】参照)

   2) その他にも、以下の著名な検索プラットフォームへも接続が可能

     (ただし、検索プラットフォームから IDやパスワードの類を入手必要あり(有償))

      a. Ovid

      b. SilverPlatter

      c. Gale

      d. EBSCO

      e. Cambridge Scientific Abstracts

      f. Thomson Scientific (= Web of Science)、他

       ※EndNote 9 から直接 Web of Science へ接続させる場合には、

・使用する端末において、一旦、Internet Explorer他からWeb of Scienceへ接続させる必要が          ある          (ブラウザ内の cookieに記憶させる)

         ・そして、EndNote 9 Windows の Web of Science用connectionファイル内に、予め以下の内容

          を設定しておく

             - Web of Science用 "User ID"             - 同 "Password"

         ・EndNote 9 から、Web of Science用connectionファイルを使用しWeb of Scienceへ直接接続          する

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   3) "Library Catalogs" としてほとんど全米の大学(図書館)へも、接続が可能     (省略)

     EndNote 9 からのリモート・アクセスは、受け口側に、z39.50プロトコル準拠によるサーバが必要である

     が、日本国内では、残念ながらそのサーバを持っている機関が少なく、あっても非公開となっている

 8.自動取り込み例:リソースの Citation Manager 利用      一般のブラウザ(=Internet Explorer他)から、任意のリソースへ接続後、リソースが持つCitation    Manager機能を使って取り込む

   ただし、リソース(またはその出版社側のサイト)に依存する

   基本的には、

     →任意のブラウザ →出版社側のWeb先 → Citation Manager機能     →EndNote 9 のライブラリへ取り込み

   となる

   <注意>予め取り込み先のライブラリを用意する必要あり

   1) 例:Journal Biological Chemistry の場合

      a. 任意のブラウザ(Internet Explorer他)を起動し、<http://www.jbc.org> へ接続

      b. 画面内、Current Issue: として表示されているジャーナルの表紙をクリック

      c. Table of Contents より任意に選ぶ

      d. サマリー出力表示されている文献リストの左側に、チェック・マークを付ける

      e. 画面内(もしくは一番下へスクロールさせて移動)にある "Get All Checked Abstracts" をクリック

      f. 画面の右上に表示されている "Download All Selected Citations to Citation Manager" をクリック

      g. 画面に表示される →[EndNote] をクリック

      h. 予めインストールしてある EndNote 9 を自動的に起動し

      i. どのライブラリを開くのかを聞いてくるので、そのライブラリを指定

      j. JBC側の該当する文献データ(=書誌事項のみ)が、EndNote 9 へ自動的に取り込まれる

   2) 例:Highwire Press オンラインの場合

      a. 任意のブラウザ(Internet Explorer他)を起動し、 http://highwire.stanford.edu へ接続

      b. 画面内、"Keyword:" として表示されている枠に、検索語を入力

        例: super kamiokande

      c. 任意の文献にチェック・マークを付ける

      d. "download to citation manager"の文字を見付けて、チェック・マークを入れる

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      e. →[GO]をクリック

      f. "Click down arrow or scroll to see abstracts below." が表示され、

      g. →[download citations to Citation Manager]をクリック

      h. 画面に表示される →[EndNote] をクリック

      i. 予めインストールしてある EndNote 9 が自動的に起動し

      j. どのライブラリを開くのかを聞いてくるので、そのライブラリを指定

      k. JBC側の該当する文献データ(=書誌事項のみ)が、EndNote 9 へ自動的に取り込まれる

※ ここからのダウンロードデータは、該当するジャーナルの発売元の提供方針に依存し、   FullテキストやPDFをダウンロードしようとすると、場合によっては有料(もしくは予め   入手しておくパスワード)を要求されることがあります。

 9.既存のライブラリの開き方

   1) EndNote 9 を起動し、メニューバーの[File] → [Open] → [Open Library]

EndNote 9 の起動時に "Get started with EndNote 9" が表示されるが、PCの相性等で、それを使 ってライブラリを開こうとすると正常な動作をしないことがあり、その場合には、→「Cancel」をクリック してその画面操作を使用しないようにする

   2) ライブラリの保存先の場所を指定し、任意のライブラリを開く

     EndNote 9 をインストールセットアップ時に、サンプル用ライブラリがあるのでそれを開くことができる

10.ライブラリ画面の操作

   1) 各レコード間の移動と選択

   2) ↑、↓、Page Up、Page Down、Home、Endキーを使用

11.ライブラリ画面内の検索

   1) メニューバーの[References] → [Search References] で検索ダイアログが開く

   2) 検索条件(検索フィールド、検索語、論理オペレータ(=ブール演算子))を入力

   3) "Search" をクリック

12.ライブラリ画面内のソート (ライブラリのソート順を任意に固定)

   1) メニューバーの[References] → [Sort References] にて、項目を指定

   2) 昇順、降順を指定

   3) "Sort" をクリック

デフォルトとして、ソート優先順第1位=Author、同第2位=Year、同第3位=Record Number、同第 4位と第5位は空欄となっているので、必要があれば変更できる

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13.ライブラリ画面内の一時的なソート

   1) ライブラリを開いた画面(1行1レコード)にて、カラム内Author またはYear、Title の文字クリック

14.ライブラリ画面内の表示カラムの設定

   1) 最高5種類まで表示が可能

   2) 任意のカラムに、常に表示させたい場合の設定例として、

     メニューバーの[Edit] → [Preferences] → [Display Fields]で開いたダイアログ内を以下の様に設定

      a. Column 1 の枠内に、リストの中から 例:Record Number を選択

      b. Column 2 の枠内に、リストの中から 例:Author を選択 (デフォルトになっている)

      c. Column 3 の枠内に、リストの中から 例:Year を選択 (同)

      d. Column 4 の枠内に、リストの中から 例:Title を選択 (同)

      e. Column 5 の枠内に、リストの中から 例:URL を選択 (同)

   3) "Save" をクリック

     必要に応じて、カラム表示のHeading 内容も自由に変更できる(日本語表記可能)

     上述Record Number は長過ぎるので、Rec # に置き換えても良い

   4) .表示カラム間の幅の設定

      a. 一番上のカラム表示項目の境目(例:Year と Title)にある、縦の境界線の上に、カーソルを合わせ て十字マークを表示させる

      b. マウスを左右に移動させて、好みの幅にする

15.ライブラリ画面のPreview表示

   1) 任意のライブラリを開く

   2) 任意の Output Style を選ぶ (例:Numbered )

   3) メニューバーの[Tool]→[Show Previews]をクリック

   4) ライブラリ画面から、任意のレコードをクリック (=反転)

   5) ライブラリ画面の下側に、投稿スタイル時の参考文献リスト例として表示される

     ただしここで表示される内容は、上述抽出レコード件数にかかわらず常に一件のみ

   6) プリント出力したいときは、

     a. メニューバーの[File]→[Print]

     b. 任意のプリント処理 (複数レコードの出力が可能)

16.Reference 画面の操作(表示されている文献レコードは編集できる)

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   1) ライブラリを開く

   2) 任意のReferences レコードを開く

   3) 表示される画面の操作(例:項目の移動)

     a. Tab、または Shift + Tab

     b.マウスで直接クリック

   4) 10 文献まで同時に開くことができ、開かれている全レコードを閉じるには  Shift + Ctrl + W

   5) 文献情報が変更されていれば、閉じる時に自動的に上書きされる

   6) 文献の追加

     a. メニューバーの[References] → [New References] (New Reference 画面が表示される)

     b. Reference の形式を指定

     c. 任意の形式の中から選ぶ、デフォルトは "Journal Article" 形式

   7) 個々の項目にデータを入力

   8) Reference 画面を閉じる

17.文献レコードの項目の入力規則に付いて

   1) Author

     a. 1行1名

     b. First Middle Last (例:John F Kennedy)

     c. Last, First Middle (同、Kennedy, John F)

     d. Last, First, Title (同、Smith, Alfred, Jr)

     e. Multiple word last name は、last name を先に (同、de Gaulle, Charles)

     f. Corporate authors は、最後にコンマ (同、U.S.Department of Agriculture,)

   2) Year     a. 数字4桁 (同、1998)

   3) Title     a. 末尾にピリオドや句読点を付けない

     b. 途中で改行せず続けて入力する

     c. 頭文字の大文字標記は通常の様に

   4) Pages     a. コンマは入れない (同、123-129 または 123-9)

   5) Keywords     a. 検索するキーワード

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   6) Note とAbstract     a. 最大64KB相当のテキスト文字を収録可能

   7) Date     a. YY/MM/DD ( 同、98/04/01 または 1998/04/01)

     b.ソートや範囲を指定しての検索が可能

     c. 主としてレコードを管理する日付に使う

18.Umlaut、またはアクセント付き文字等の特殊文字の入力

   1) EndNote 9 Windows の任意の ライブラリを開く

   2) Word (例:Word 2000)のフォントを、Times New Roman に設定

   3) 使用中のFEP (日本語入力変換ユーティリティー)から、文字一覧を出す

     a. 「スタート」 → 「(すべての)プログラム」 → 「アクセサリ」

     b. → 「システムツール」→ 「文字コード表」)

     c. 文字一覧のフォントを、Times New Roman に変更

     d. 文字一覧に表れている、Umlaut 文字を指定し入力 (改行キー)

   4) EndNote の ライブラリ画面のモードへ移動

   5) 入力したいフィールド (例:Author) へカーソルを移動

   6) マウスの右クリックを押す

   7) "Paste With Text Styles" をクリック

================================================================【12】障害対応================================================================

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------■PC起動時の日本語文字(または全角)を含むユーザーアカウント名使用の注意-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------EndNoteは、一つのシステムに、一つのEndNoteと、一つのWordのアドイン設定を、組み込むようにプログラミングされています。

EndNote は、インストールを行った時に使用したユーザーアカウントの設定に反映されます。そのため、EndNote を使用する際には、その該当するユーザーアカウントを使用しなくてはなりません。

またEndNoteは、開発過程において欧文システムを使ったプログラムにて動作をするようになっています。

一方、Windows 2000 や Windows XP は、一つの PCを、複数の利用者(=ユーザーアカウント)に分けて使用することができ、例、A のユーザーアカウントを利用するユーザーと、例、B の利用者が利用するユーザーのデスクトップ表示画面を異なったり、またはアプリケーションソフト類の削除や変更、インストールといった権限も、詳細に設定することができます。

そして、国内で使用されておりますPCは、ほとんど日本語版Windowsにて日本語文字コードも扱える環境であると言えます。さらにユーザーアカウント名には、半角英数文字以外に、日本語文字を含む2バイト(全角)文字も、

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使用しても設定がでるようになっています。

しかし、もし PC を起動後、日本語文字を含む2バイト(全角)文字も含まれているユーザーアカウント名でログインし、後から EndNoteを Install してしまいますと、システム内へ書き込まれる情報にそのユーザーアカウント名が設定されますが、EndNote側からは該当するユーザーアカウント名部分が文字化けてしまって、正常動作をしない不都合が起きてしまいます。

→ 具体的な障害内容

 1.EndNoteからPubMedへ直接接続ができない

 2.リファレンスのソートができない

 3.Find Duplicate 機能が動作しない

 4.「Service Error: Generic」エラーが頻発し、不安定となる

→ 対処方法

上述の障害が発生した場合には、以下の対処方法により回避させることができます。

 1.新たに、半角英数文字のみ使用したユーザーアカウント名を作成

 2.そのユーザーアカウント名において、EndNoteの Install等を行う

 3.運用上は、普段は通常ご使用のユーザーアカウントにてPCを起動後使用

 4.EndNoteを使用したい時だけ、新しい別のユーザーアカウント名を使用   してPCを立ち上げて使用

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------■ Norton Internet Security(もしくは相当するアンチ・ウィルスソフト) 使用時の注意---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------→ 具体的な障害内容

PCの利用環境において、

 1.Norton Internet Security が常駐 2.EndNote 9 Windows を使って、PubMedへ直接接続

を行うと、"Windows error: 12007.Message" のエラーメッセージが表示されることがあります。そのような場合には、以下の対応をお勧め致します。

→ 対処方法

 1.Norton Internet Security側を、

   →[ファイアーウォール]→[設定」→[プログラム制御]

   →「手動プログラム制御」の中のEndNoteのインターネットアクセスを「すべて     許可」

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   → OK

 2.もしくは、

    1) デスクトップ上のステータスバー(画面の一番下側)の右奥にある       "Norton Internet Security" のアイコンを見付けて

    2)そこにマウスのカーソルを合わせる

    3)右クリックを押す

    4)そして、Norton Internet Security を一時的に無効に変更

    5)その状態から、再度 EndNote の Connection 接続を行う

    6)一連の作業を終了後、Norton Internet Securityを元の状態 (=有効)に      変更

以上