ハードウェアとソフトウェアの解説 デマンド監視 - …...12wh/pulse となる。...
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No1
ハードウェアとソフトウェアの解説デマンド監視
No2
親局のモジュール構成と入力信号
●750-881 バスコントローラプログラムが動作する本体です。
●750-408電力メータからの時限パルス(30秒毎)を入力します。PNP入力の場合は750-402を使ってください。
●750-638電力メータからの計量用パルスを入力します。
●750-600全体の終端モジュールです。
750-881
750-408 750-638750-600
時限パルス 計量用パルス
No3
計量用パルス取出し設置工事
電力会社に計量用パルスを取得したい旨を申し込むと、電力会社のエンジニアが来て計量用パルス取り出す回路の設置作業を行います。計量用パルスを外に出すパルス出力器(トランジスタ回路)を5~8万円位の価格で購入する必要があります。電力会社の電力メータに関する作業は電力会社指定のエンジニア以外には許可されていません。
No4
変電部分に設置されているCTとVT
電力会社の計量用パルスは既に設置されているCTとVTを利用して作られています。申請をすれば電力会社が消費電力量を計算しているのと同じ計量用パルスを利用できます。
この中に電力会社のCTとVTが設置されている
No5
パルス出力器の設置
電力メータから計量用パルスを引きしたところ
ユーザのために引き出された計量用パルス
電力会社のCTとVTに接続されている電力会社の
電力メータ
No6
パルス出力器とIOシステムの接続
通常はDC30V、数十mAまで流せるオープンコレクタ仕様になっています。DC24Vを印加すればそのまま750-638に接続できます。
出力仕様がPNPあるいはNPNになっているかを確認してください。
例: 大崎電気製 OCK-6K
No7
パルス出力器とIOモジュールとの接続(NPN)
時限パルス
電力パルス
750-408NPN(負方向接
続)
750-638(プラス側をジャンパしてNPN接続対応にする。)
例:大崎電気OCK-6K
電力パルス 5~50mA
5~50mA
パルス出力器
時限パルス
吸込み
吸込み
流れ出し
流れ出し
NPN負方向接続の場合
No8
パルス出力器とIOモジュールとの接続(PNP)
時限パルス
750-402PNP(正方向接
続)
750-638(マイナス側をジャンパしてPNP接続対応にす
る。)
電力パルス 5~50mA
5~50mA
パルス出力器
時限パルス
吸込み
吸込み
流れ出し
流れ出し
PNP正方向接続の場合
DC24V
PNP出力の場合
No9
パルス定数とは
計量用のパルスは二次側の電力を測定して計算されています。上の例では高圧6600Vから110Vにステップダウンされ、50:5(1/10)のCTセンサで 1/10の電流を測って電力量を計算していますので、実際に計測された一次側の電力量を求めるには、ニ次側で測定した値に60×10を掛け算しなければなりません。
例えばパルス定数が 50000500005000050000pulse/kWhpulse/kWhpulse/kWhpulse/kWhとなっている場合は、ニ次側で測定された1kWhに対して50000パルスが出力されることを意味しています。しかし本当の電力量は60×10倍になります。一次高圧側の600kWhあたり50000パルスの割合でパルスが発生することを意味しています。
変圧の比率とCTセンサの比率は導入のときに電力会社に確認してください。
No10
パルス定数と1パルスあたりのWh
高電圧高電圧高電圧高電圧 6600660066006600VVVV
電力会社の電力パルス変換機
大崎電気
OCK-6K
CT CT CT CT 比比比比 50505050::::5555
1/101/101/101/10
1/601/601/601/60
電圧比電圧比電圧比電圧比 6600660066006600VVVV::::110110110110VVVV
750-841750-638750-408
左図の例ではパルス出力器から出力されているパルス定数が
50000 pulse/50000 pulse/50000 pulse/50000 pulse/kwhkwhkwhkwh
これは2次側のパルス換算値なので、実際に計測している電力量は10×60倍しなければならない。
1kWh×10×60=600kwh
したがって実際に計測している電力量とパルスの比は600kw/ 50000 pulse 、
となり、1パルスあたりの電力量は
12wh/pulse12wh/pulse12wh/pulse12wh/pulseとなる。
電力会社の電力メータ
●変圧の比率とCTセンサの比率は導入のときに電力会社に確認してください。
パルス定数:50000 pulse/kWh
No11
デマンド親機初期設定1
フルスケールが10000パルス
30分毎に計測するパルス積算値が真ん中にくる位が見易い
1.毎ブロックごとに表示されるバーグラフが見易い位置に来るように入力パルスを逓倍・分周します。フルスケールが10000パルスですので、30分あたりのパルス数が 3000~6000カウント位が見易い位置になります。
2.上の例では入力パルスを3逓倍2分周することにより1.5倍としています。元々は1カウントあたり12Whと算出されているところを、12÷1.5=8Wh を1カウントあたりのWhとして設定します。
3.デマンドのスケール値(30分の積算電力の2倍値)は自動的に計算され、表示されます。
デマンドのスケール値
No12
デマンド親機初期設定2
1.リセットボタンを押すと待機状態となり、デマンド現在値だけが動きます。一番最初の時限パルスが入力されると、ブロック番号がセットされカウントがスタートします。同時に経過秒も動き始めます。
2.750-881の時計は事前に設定しておいてください。1日24時間を48ブロック(0~47)に分けていますが、カウントがスタートした時点のブロック番号は自動的に計算されて表示されます。
3.カウントがスタートした直後に [他のブロックのクリア]を押して、待機状態の時にブロック番号0のところに入力された値をクリアします。
No13
デマンド親機 保持データの記録・再読み込み
1.バスコントローラは一日一回、時限パルスを用いて時計合わせを行います。また、一日一回、時限パルスとの時間のずれを計算して表示します。
2.自分で改造したプログラムを再書き込みする時、設定値と昨日今日の2日分のデータが失われないように事前に [リテインバックアップ]を押してデータをバックアップしておきます。改造・修正したプログラムを書き込んだ後、RUNの状態で[リテインリストア]を押すとバックアップされたデータが復元されます。
* Ethernet Settingで Flash領域をフォーマットした場合は、バックアップデータは失われます。
No14
デマンド親機 30分毎のデマンドデータの表示
1.初期設定画面または各ブロックデマンド画面右下の[メインへ]ボタンを押すと、30分枚のデマンドデータの表示画面を表示します。
2.下部のデマンド値読み出し **分台の数値を変更すると、その時間での積算数値データを表示します。
初期設定画面または
各ブロックデマンド画面
No15
デマンド親機 各ブロックのデマンド値の表示
1.デマンド監視(デマンド値)画面右下[の0~11時]または[12時~23時]ボタンを押すと、各ブロックのデマンド値を表示します。
2.緑色の棒グラフが昨日のデータを表し、オレンジ色の棒グラフで本日のデータを表示します。
3.下部の**時台の前半30分部分の入力ボックスに時間を入力すると、その時間の数値データを表示します。
デマンド監視(デマンド値画面)
No16
子局のモジュール構成と出力信号
●750-881 バスコントローラプログラムが動作する本体です。
●750-502デマンド目標とデマンド予測値を比較し、警告を表示する表示灯への出力を接続します。
●750-600全体の終端モジュールです。
750-881
750-502750-600
1:赤
5:黄
4:青
3:COM
No17
デマンド子機 デマンド状態モニタ(1)
デマンド状態モニタ画面上部の図では、デマンドの目標値および仕切り時間を設定します。この目標値および仕切り時間に応じて外部出力されるランプの制御がなされ、このモニタ画面に現在の状態を表示します。
No18
1.デマンド状態モニタ画面下部 デマンド親機IPアドレス欄にはモニタをしたいデマンド親機のIPアドレスを指定します。
2.デマンド状態モニタ画面下部 [CSVデータ作成]ボタンを押すと、指定された日付のデマンドデータをCSVファイルに書き出します。必ず1ファイルを作成するごとにバスカプラから読み出し、削除をするようにしてください。
3.自分で改造したプログラムを再書き込みする時、設定値と過去3か月分のデータが失われないように事前に [リテインバックアップ]を押してデータをバックアップしておきます。改造・修正したプログラムを書き込んだ後、RUNの状態で[リテインリストア]を押すとバックアップされたデータが復元されます。
* Ethernet Settingで Flash領域をフォーマットした場合は、バックアップデータは失われます。* 本機能で保存できるデマンドデータは過去3か月分までとなっております。
デマンド子機 デマンド状態モニタ(2)
デマンド状態モニタ画面下部
No19
デマンド子機 30分毎のデマンドデータの表示
1.各画面の[デマンド] ボタンを押すと、30分枚のデマンドデータの表示画面を表示します。
2.下部のデマンド値読み出し **分台の数値を変更すると、その時間での積算数値データを表示します。
各画面デマンドボタンを押す
No20
デマンド子機 各ブロックのデマンド値の表示
1.各画面右下の[0~11時]または[12時~23時]ボタンを押すと、各ブロックのデマンド値を表示します。
2.緑色の棒グラフが過去のデータを表し、オレンジ色の棒グラフで本日のデータを表示します。また、下部過去の日付部に参照したい日付を入力すると、その日のデータを表示します。
3.下部の**時台の前半30分部分の入力ボックスに時間を入力すると、その時間の数値データを表示します。
各画面
No21
デマンド子機 温度モニタ画面
1.各画面右下の[温度モニタ]ボタンを押すと、現在から過去24時間分の温度データを表示します。
2.オレンジ色の縦線は現在時刻を表し、線の右側は昨日のデータ、左側は本日のデータを表します。
3.各階の温度表示の下部に非表示ボタンがあります。このボタンを押すと、折れ線グラフが非表示になります。
4.画面右下の[補正モード]ボタンを押すと、入力ボックスが現れます。入力ボックスに補正したい温度を入力すると、入力した温度を足し算した数値で温度が表示されます。
各画面温度モニタボタンを押す