fujitsu standard tool · 2020. 10. 1. · 安心・安全に利用...
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Copyright 2020 FUJITSU SYSTEMS WEB TECHNOLOGY LIMITED
アプリケーションモニタリングツール
DynamicPULSEのご紹介
株式会社富士通システムズウェブテクノロジー
アジェンダ
◼製品概要
◼製品の特長
◼ご利用イメージ◼お客様活用事例
◼データ活用方法(デモ)
◼動作環境・システム推奨構成
◼価格
◼参考資料(システムへの影響、仕掛け)
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アプリケーションモニタリングツール
DynamicPULSEとは?
DynamicPULSEは、アプリケーション内部の詳細な挙動を直接モニタリングすることができる運用支援ツールです。
【比較】統合運用監視ツール :間接モニタリング
ミドルウェア
OS
アプリケーション
DynamicPULSEモニタリングデータベース
出力ログ
出力ログ
出力ログ
統合監視ツール
※ZabbixSystemwalker等
DynamicPULSE :直接モニタリング
アプリケーション内部の挙動をモニタリングする直接的なモニタリング方法
アプリケーションの出力したログを監視する間接的なモニタリング方法
⇔
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稼働中アプリケーション(JAVA/.NET)
システム利用者
DynamicPULSE
モニタリングデータベース
調査・分析
アプリケーションの改善
DynamicPULSE
入出力パラメータ
挙動・例外応答性能
照会画面
レポート出力
モニタリング&DB記録
実行履歴
アプリケーションモニタリングツール
DynamicPULSEとは?
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製品の特長
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4つの特長
①簡単・安全な取付②データ活用のバリエーション③面倒なログ解析不要④安心・安全に利用
稼働中アプリケーション(Java, .NET)
製品の特長
特長①
簡単・安全な取り付け
取付け対象ソースは改版不要
・取付によるデグレの心配不要
DynamicPULSE
エージェント型
・完全アドオン・即日使用可能な簡単設定・直接モニタリング
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製品の特長
モニタリングした情報をそのままチェック
①リアルタイム照会画面 ②集計レポート画面
集計したデータでアプリを外観的にチェック
特長②
データ活用のバリエーション
モニタリングデータベース
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製品の特長
データ照会画面(DynamicPULSE標準)
特長③
面倒なログ解析不要
ブラウザで照会
・溜まったデータはすぐに見れる(クライアントへインストール不要)
1リクエスト1レコードで記録
・他人の操作記録と混ざらない・日時・ユーザIDで絞り込み可能
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アプリへの負担最小限取り付け対象のアプリケーションへの負担を最小限に留める仕組み「非同期データ永続化方式」を採用しています。
製品の特長
特長④
安心・安全に利用
採取データをしっかり守るデータベースやセンターサーバの想定外の問題発生時にも、大切なデータを確実に守る「高信頼プロトコル」「データ保全機構」の仕組みを用意しています。
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ご利用イメージ
・サポート業務の効率化・お客様活用事例
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サポート業務のよくある悩み
エンドユーザ サポートデスク窓口 保守部隊:開発元SE等
問い合わせ等 エスカレーション
・電話での意思疎通が難しい・QAの応答が遅くストレス
・ユーザが何をしたのか正確に把握できない・即回答できるケースがほぼない
・調査の為の情報が不足している(ログ追加・再ヒアリング要)
・件数が多すぎてさばくのが大変
・情報不足による調査対応の非効率・件数の抑制が効かない
・顧客満足度の低下・SEの負担増
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事例① アプリケーション運用保守業務の効率化乳業メーカー様(FJ開発案件)
◼プロジェクト:経営統合に伴う基幹システム再構築PJ
◼システム規模:2,289機能 ソース:3.3MSteps
◼大規模システム保守の課題
◼DynamicPULSE導入の目的
•巨大アプリケーションの挙動を詳細に掌握することでユーザからの問い合わせにスムーズに対応する
•システム使用状況等の定期的な確認を行い問題を早期に発見する
◼開発サイドにとっての導入の狙い
•ログの実装が一切不要となり、それらにまつわる方式検討、全機能に対する実装&テストに掛かる手間とコストを省くことができる
【副次効果】IT工程から利用することで開発中の障害調査の効率UP
エンドユーザ:各工場、営業所 窓口:本社情報システム部 保守:顧客開発者&ベンダーSE
対応の遅れ
大量ログ分析問い合わせ等
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利用イメージ
エンドユーザ
保守担当
アプリケーション(JAVA)ユーザ操作
DynamicPULSE
操作を漏らさず記録
ユーザ操作を特定
月次レポート出力による
利用傾向分析問題早期発見
調査対応
2015年5月稼働以来約14万件/日の操作データを採取
大規模システム保守の大幅な初動改善を実現
改善提案ネタの抽出
窓口担当
問い合わせ対応
即調査を開始
事例① アプリケーション運用保守業務の効率化乳業メーカー様(FJ開発案件)
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事例② トラブルシューティング(メモリ枯渇・性能劣化)
自動車メーカー某社様(他ベンダー開発案件)
◼他ベンダー開発担当システムにおいて運用中にメモリ枯渇が頻発
◼当該ベンダーでは約1年解決の糸口が掴めずお客様からヘルプ要請
◼ 3週間の対応にて原因究明、対応策示唆
お客様・他ベンダーで対応
◼ 1年間の調査停滞
◼ 解決の糸口なし
DynamicPULSEで対応
◼ 3週間で調査完了
◼ 原因特定&改善案示唆⇒アプリのつくりの問題
低リスク・短期間で問題解決を実現!
アプリケーションにログを実装せず即調査可能⇒中身の分からない他社開発資産でも容易に調査着手
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事例③ 利用状況調査チケット販売業某社様
◼老朽化したシステムのマイグレーションPJが発足
◼マイグレーション対象資産に非稼働資産が多く含まれている可能性アリ
◼稼働結果から使用中/未使用を色分けして移行対象を選定
アプリケーションの正確な利用実態把握⇒利用状態を正確に把握し各種判断に活用いただけます
ユーザ
ユーザ操作 DynamiPULSEの記録 全クラス・メソッドリスト(DynamicPULSEの取付ログ)×
非稼働資産の発見⇒移行対象から除外
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INTERNAL USE ONLYINTERNAL USE ONLY Copyright 2020 FUJITSU SYSTEMS WEB TECHNOLOGY LIMITED
◆対応内容
◼ メソッドの実行有無を俯瞰把握可能なカバレッジビューを追加⇒開発中に打鍵されていないボタン・メソッドの洗い出しに活用可能
画面でメソッドの実行状況を俯瞰把握
CSV/Excelをダウンロードしてメソッド単位の実行有無を確認
※Excel形式でのダウンロードはレポートオプション利用時のみ
(参考)資産調査イメージ
収集データと照会機能
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2種類のデータ活用方法
①リアルタイムデータ照会画面②統計/分析レポート照会画面
リアルタイムデータ照会画面
操作順に記録
操作を識別するための情報(機能ID/画面ID/ボタンID)
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リアルタイムデータ照会画面
BtnAction→Service→Dao→SQLの階層で呼び出されている。
SQLは1回実行されてる
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リアルタイムデータ照会画面
引数情報としてHTTPリクエストパラメータを解析してJSON形式で表示
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リアルタイムデータ照会画面
SQL文
バインド変数
処理時間
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統計/分析レポート照会画面
※リクエスト数、利用者数、平均応答時間、最大応答時間、例外発生件数を、日別/月別/年別で知ることができます。
「機能の利用傾向/例外発生状況が分かる!」
利用者数
リクエスト数
平均応答時間
最大応答時間
例外発生件数
推移グラフ一覧
日別/月別/年別アクセス統計グラフ
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統計/分析レポート照会画面
「高利用頻度の時期/機能が一目で分かる!」
※機能別・画面別・ボタン別に、時間/月/年単位でアクセス件数を知ることができます。
機能/
画面/
ボタン別
指定された閾値(アクセス数)より大きい数になるほど明るい色になる
月別/日別/時間別
機能・画面・ボタン別アクセス統計表
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統計/分析レポート照会画面
応答時間ランキングリスト
※期間を自由に絞り、機能別・画面別・ボタンレベルで応答時間の遅い機能をランキング形式で確認することができます。
「トラブルの疑いがある処理一覧を確認できる!」
悪
良
機能名 画面名
ボタン名機能グループ名
該当箇所応答時間分布 平均応答時間
最大応答時間最小応答時間
性能
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照会画面/レポート画面
照会/レポート画面で確認できること
性能問題の有無
異常状態の有無
アプリケーションの利用状況
改善優先度が高い機能
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動作環境/システム推奨構成
蓄積用DBサーバ(※1)
レポート出力⇒出力端末(サーバも可)
データ照会⇒ブラウザ(任意のPC)
APサーバ DynamicPULSEセンターサーバ(※1)
DynamicPULSEエージェント
DynamicPULSEセンター
APサーバ
DynamicPULSEエージェント
APサーバ
DynamicPULSEエージェント
・・・
DynamicPULSE
レポートオプション
■DynamicPULSEエージェント言語(JAVA) :8、7、6、5.0、1.4(5.0以上を推奨)言語(.NET) :4.5、4、3.5、2.0HDD使用量 :1GB(一時領域)メモリ :30MB程度
DynamicPULSE Cockpit
■DynamicPULSEセンター動作環境 :JRE8、7動作OS :Windows、Solaris、Linux
※Java動作環境であれば可HDD使用量 :1GB(一時領域)メモリ :1GB ~ 2GB
■モニタリングデータベース対応DBMS :Oracle 19c、12c、11g
SQLServer 2008、2012、2014、2016Symfoware V12 OpenインタフェースPostgreSQL 9.2
HDD使用量:10GB※モニタリング内容、保存期間により変動
■DynamicPULSEレポートオプション動作環境 :JRE8、7動作OS :Windows
■DynamicPULSE Cockpit動作環境 :JDK8、7動作OS :Windows、Solaris、Linux
※Java動作環境であれば可HDD使用量 :100MBメモリ :256MB
※1・センターサーバと蓄積用DBサーバの相乗りは可(業務量次第では、業務サーバとの相乗りも可)
・蓄積用DBサーバと業務DBサーバの相乗りは可(最低限スキーマもしくはインスタンスを分ける必要有)
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運用ライセンスについて
ライセンス 標準価格 備考
DynamicPULSE V3 サーバエージェント
(コア機能)
¥500,000 ・アプリケーションサーバで動作
・サーバ台数でカウント
※サーバのCPUコア数4個で1サーバ
DynamicPULSE V3 レポートツール
(オプション)
¥400,000 ・データをレポート出力する場合
ソフトウェアライセンス価格
年間保守サービス(必須 / ソフトウェアライセンスの15%(年額))
・マイナーバージョンアップ版の無償提供・サポート案件対応(QA)
導入支援サービス
・DynamicPULSEのインストールとアプリケーションへの取付 ¥500,000~・その他 照会画面の個別改修・追加、外部ツール連携 個別見積もりで対応します
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(補足)エージェントのAPサーバリソースへの影響
参考)超高負荷状況における応答時間への影響 (Jプロジェクト実績)
APサーバあたり142.9リクエスト/秒の状況でモニタリングを実施
下記環境にて計測プロセッサ: Intel Xeon 3.46GHz (4コア)メモリ: 8G
応答時間(平均) DP処理時間(平均) 割合
95.9 ms 0.8 ms 0.8%・応答時間への影響は1%未満
高負荷時のAPサーバリソースへの影響 (負荷テスト実績)
実施結果(DP取付有・無で各5回試行した平均)
検証項目 DP取付前 DP取付後 差異 増加率
平均CPU使用率 91.40% 91.61% +0.21% -メモリ(OS) 930MB 935MB +4MB +0.44%GC実行回数 247回 268回 +21回 +7.66%応答時間 443.3ms 446.0ms +2.7ms +0.59%・CPU使用率については処理量増加に伴う変動・メモリ(OS)についてはTCP通信量増加に伴う変動・GC実行回数については、モニタリングデータ保持/破棄に伴って増加している・応答時間についてはモニタリング処理/GC増加に伴い平均2.7msのオーバーヘッドが発生
計測環境プロセッサ: Intel Core i5 2.50GHzメモリ: 4G
35万リクエスト/日(8.1TPS)を想定した負荷テストを実施
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(補足)センターのモニタリングデータ処理性能
顧客名 システム APサーバ数 モニタリング内容 リクエスト数 データサイズ
D社 社内基幹 6台 詳細 10万件 / 日 約 5 G / 日
T社 BtoB 4台 アクセス統計 50万件 / 日 約 2.5 G / 日
参考)本番運用におけるデータ量実績
センターのモニタリングデータ処理性能 (負荷テスト実績)
DynamicPULSEセンター
DynamicPULSEセンター
DynamicPULSEセンター
DynamicPULSEセンター
Oracle11g R2
Intel Xeon 2.67GHz (2コア)メモリ 4.00GBWindows Server 2008 R2 Standard(64bit)
ETERNUS DX60
4,800件/分37MB/分
↓350万件/日27GB/日
・サーバにDynamicPULSEセンターを4多重で配置・同サーバにOracleインスタンスも同居・仮想APサーバから合計4,800件/分のリクエストに相当するモニタリングデータを送信⇒データ保存の遅延なし、CPU使用率は30%前後で推移
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(補足)後付けのからくり(基本概念)
旧来の開発言語(COBOL等)
ソースコード コンパイル
実行モジュール(最適化)
・実行モジュールは編集できない⇒ソースコードを修正するしかない
昨今主流の開発言語(JAVA/.NET)
ソースコード コンパイル
中間コード(非最適化)
VM(実行環境)ロード
実行モジュール(最適化)
★編集可能
★編集可能
★編集不可能
★編集不可能★編集可能
【中間コードの特徴】・ソースコードの論理構造/名前空間を保っている・Java, .NET共に仕様開示
・コンパイル後の中間コードを変更することでソースコードを編集することなくモジュールの変更が可能
・中間コードが持っている情報を元に規則的な処理追加が可能⇒ この方法を集約した技術『アスペクト指向技術(AOP)』
DynamicPULSEは
ソースコード コンパイル
中間コード(非最適化)
DynamicPULSE取付け
DynamicPULSE付き中間コード(非最適化)
VM(実行環境)
ロード
DynamicPULSE付き実行モジュール
(最適化)
アスペクト指向技術(AOP)
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(補足)DynamicPULSEのアドオン技術
◼ 「アスペクト指向技術」を使うことで既存処理に対して、追加処理を
任意の箇所へルールベースで織り込むことができます
①ボタン押下
②入力チェック
③採番部品処理
④DBアクセス
⑤画面描画
例えば 以下のような処理の流れで
②と④を調べたい
DynamicPULSE
ルール設定(=タイミング指定)
例)②と④の呼出し前後のタイミングへモニタリングポイントを設定
指定のタイミングへDynamicPULSEのモニタリング処理を織り込む
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