SDA-Vボールリテーナ入り高速コンパクトボールねじ

High-Speed， Compact Caged Ball Screw

CATALOG No.393

新製品

,

装置の高速化・コンパクト化を実現

DIN規格準拠

DN値最高16万。低トルク変動・低騒音。

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1

新開発の循環部品により、理想的なボール循環構造を実現しました。

● 5,000min-1（最高DN値16万）で長期間連続駆動しても　トルクは安定しています。

● さらに新開発の薄膜シールにより、ナット長さもコンパクトに抑え、　装置のコンパクト設計を実現します。

● 軸径φ15～φ50、リード5～20㎜の組合せ　26品目をラインナップ。

● ナット寸法はDIN規格（DIN69051）に準拠※。※ DIN規格とは、ドイツ規格協会（Deutsches Institut für Normung e.V.）が制定する　 ドイツ工業規格（Deutsche Industrie Normen）の略称です。　 欧州･アジアなど各国のあらゆる産業分野で広範囲の規格として活用されています。

ボールリテーナボール

装置の高速化、コンパクト化を実現

High-Speed， Compact Caged Ball Screw

SDA-Vラインナップ 単位:mm

ねじ軸径リード

5 10 12 16 20∅15 ●∅16 ●∅20 ● ●∅25 ● ●∅31 ● ● ● ●∅36 ● ● ● ●∅38 ● ● ● ●∅45 ● ● ● ●∅50 ● ● ● ●

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2

シールキャップ薄膜シール

ボールねじナット

シールキャップ薄膜シール ねじ軸

ボールリテーナ効果

ボールリテーナ構造

油膜接触グリースポケット点（金属）接触、相互摩擦

従来構造

ボール同士の衝突や相互摩擦がなくなり、ボールが滑らかな転がり運動をし、騒音レベルも抑えられます。また、グリースポケットが形成されグリースが保持されることで、長期メンテナンスフリーが実現します。

SDA-V形番 SDA2505V-5，DIK2505-6

測定機器 騒音計

測定距離 1m

●低騒音既存形番より騒音レベルを抑えています。

呼び形番 SDA5020V-5

回転数 100min-1

ストローク 1000mm

●低トルク変動ボールがスムーズに循環し安定した動作をします。　

-2

-1.5

-1

-0.5

0

0.5

1

1.5

2

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

(Nm)

40

45

50

55

60

65

70

1000 2000 3000 4000 5000

SDA2505-2.8 DIK2505-6

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3

ボールリテーナ入り高速コンパクトボールねじ

製品概要

リード精度(許容値)

精度規格 JIS C0 C1 C2※ C3 C5 C7ISO（DIN） ― Cp1 ― Cp3 Cp5 ―

精度規格対応表

※ THK規格のリード精度となります。

リード精度と軸方向すきま［リード精度］ ［軸方向すきま］従来のJIS（日本工業規格）に加え、ISO（国際標準規格）、DIN規格（ドイツ工業規格）にも対応。

使用機械 荷重条件 fsの下限

一般産業機械 振動・衝撃のない場合 1.0～ 3.5振動・衝撃が作用する場合 2.0～ 5.0

工作機械 振動・衝撃のない場合 1.0～ 4.0振動・衝撃が作用する場合 2.5～ 7.0

表1 静的安全係数（ｆｓ）■静的安全係数 ｆｓ

fs <= Coa Fa

fs ： 静的安全係数（表1）Coa ： 基本静定格荷重※1［ｋN］Fa ： 軸方向荷重［ｋN］

※1　基本静定格荷重（Ｃoa）とは、最大応力を受けている接触部において、転動体の永久変形量と転動面の永久変形量との和が、転動体の直径の0.0001倍になるような、方向と大きさの一定した静止荷重を言います。ボールねじでは、軸方向荷重で定義してあります。（ボールねじの個々の値は各形番の寸法表中に記載してあります。）

静的安全係数［基本静定格荷重　C0a］基本静定格荷重（Ｃ0a）とは、一般的にボールねじの許容軸方向荷重となります。使用条件によって計算荷重に対してつぎのような静的安全係数を考慮する必要があります。ボールねじが静止あるいは運動中に、衝撃や起動停止による慣性力の発生などにより思わぬ外力が作用することがありますのでご注意ください。

振動・衝撃 速度（V） fw

微 微速の場合V≦0.25 m/s 1.0 ～ 1.2

小 低速の場合0.25 m/s＜V≦1.0 m/s 1.2 ～ 1.5

中 中速の場合1.0 m/s＜V≦2.0 m/s 1.5 ～ 2.0

高 高速の場合2.0 m/s＜V 2.0～ 3.5

表2 荷重係数（ｆｗ）■定格寿命 L（総回転数）ボールねじの寿命は基本動定格荷重と負荷軸方向荷重から次式により求められます。

L = ( )3 106Cafw · Fa

L ： 定格寿命（総回転数）［rev］Ca ： 基本動定格荷重※2［ｋN］Fa ： 負荷軸方向荷重［ｋN］ｆｗ ： 荷重係数（表2）

■寿命時間 Lh定格寿命（L）が求められるとストローク長さと往復回数が一定の場合､寿命時間（Lh）は次式より求められます｡

Lh =L Ph

2 ℓS n1 60

Lｈ ： 寿命時間［ｈ］ℓS ： ストローク長さ［ｍｍ］ｎ1 ： 毎分往復回数［ｍin-1］Pｈ ： リード［ｍｍ］

※2　定格寿命は、良好な潤滑が確保でき、理想的な取付け条件で組立てることを前提に荷重計算を行い算出しています。取付け部材の精度および変形によっては寿命に影響を与える恐れがあります。

定格寿命と寿命時間［基本動定格荷重 Ca］基本動定格荷重（Ca）は、ボールねじが荷重を受けて運動する場合の寿命の算出に使用します。基本動定格荷重（Ca）とは、一群の同じボールねじを個々に運動させたとき、定格寿命がL＝106[rev]となるような、方向と大きさの変動しない荷重をいいます。（基本動定格荷重（Ca）は、各形番の寸法表中に記載してあります。）

SDA-V形はナットと軸のガタの無いG0すきまとしています。G0以外の軸方向すきまを希望される場合はTHKまでお問合せください。

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4

防塵部品

総ボールタイプ（SDA-VZ形）

SDA-V形では防塵用シール（薄膜シール）を用意しています。薄膜シールは接触式で異物の侵入と潤滑剤の流出を防ぎます。さらに低摺動であるため発熱しにくいシールです。

総ボールタイプも対応しております。総ボールタイプにした場合の基本定格荷重を下記表に記載します。総ボールタイプをご要望の際はTHKまでお問合せください。

注）ボールねじの使用可能な回転数は、軸の危険速度とDN値による許容回転数のいずれか低い値で制限を受けます。使用に際しましては、許容回転数を超えないようにしてください。（総ボールタイプのDN値：100000～130000）

呼び形番基本定格荷重 許容

回転数 【min-1】

Ca【kN】

C0a【kN】

SDA1505VZ-3 5.6 8.8 5000SDA1605VZ-3 5.8 9.4 5000SDA2005VZ-3 11.1 18.9 4819SDA2010VZ-3 11.0 19.0 4819SDA2505VZ-3 12.3 23.7 3883SDA2510VZ-3 12.2 23.8 3883SDA3110VZ-5 54.4 99.7 4063SDA3112VZ-5 54.3 99.9 4063SDA3116VZ-5 54.1 100.5 4063SDA3120VZ-5 53.9 95.1 4063SDA3610VZ-5 58.8 116.4 3514SDA3612VZ-5 58.7 116.6 3514SDA3616VZ-5 58.6 117.1 3514SDA3620VZ-5 58.4 110.6 3514SDA3810VZ-5 60.4 123.1 3333SDA3812VZ-5 60.3 123.3 3333SDA3816VZ-5 60.2 123.7 3333SDA3820VZ-5 60.0 116.9 3333SDA4510VZ-5 65.4 146.5 2826SDA4512VZ-5 65.4 146.7 2826SDA4516VZ-5 65.3 147.0 2826SDA4520VZ-5 65.1 147.5 2826SDA5010VZ-5 68.6 163.2 2549SDA5012VZ-5 68.5 163.3 2549SDA5016VZ-5 68.4 163.7 2549SDA5020VZ-5 68.3 164.2 2549

総ボールタイプSDA-VZ形仕様

本表に記載の許容回転数はDN値の制限によるものです。(上限5000min-1)

薄膜シール

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5

ボールリテーナ入り高速コンパクトボールねじ

寸法表

呼び形番ねじ軸外径d

リードPh

ボール中心径dp

ねじ軸谷径dc

負荷回路数列×巻

基本定格荷重 剛性K

【N/μm】注1）

許容回転数【min-1】注2）

Ca【kN】

C0a【kN】

SDA1505V-3 15 5 15.5 13.1 1×3 5.9 7.9 140 5000SDA1605V-3 16 5 16.5 14.1 1×3 6.0 8.4 147 5000SDA2005V-3 20 5 20.75 17.1 1×3 11.7 17.7 200 5000SDA2010V-3 20 10 20.75 17.1 1×3 11.6 17.7 200 5000SDA2505V-3 25 5 25.75 22.1 1×3 12.9 22.0 237 5000SDA2510V-3 25 10 25.75 22.1 1×3 12.8 22.0 237 5000SDA3110V-5 31 10 32 25.4 1×5 57.1 94.7 529 5000SDA3112V-5 31 12 32 25.4 1×5 57.0 94.7 529 5000SDA3116V-5 31 16 32 25.4 1×5 56.8 96.0 534 5000SDA3120V-5 31 20 32 25.4 1×5 56.6 90.3 533 5000

SDA-V形 寸法表

呼び形番の構成例

SDA2005V Z -3 TT G0 + 830L C5

呼び形番

巻き数

総ボールタイプ記号（リテーナタイプは無記号）

リード精度記号（→P.3）

ねじ軸全長（mmで表す）

軸方向すきま記号（→P.3）

シール記号（TT：薄膜シール，シールなしの場合は無記号）

A（給脂穴）

6-φ d1

22.5°

45°

Tw

PCD

45°

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6

ナット寸法ナット質量kg

ねじ軸質量kg/m

外径D

フランジ径D1

全長L1

H B1 B2 PCD d1 Tw 給脂穴A

28 48 25 10 15 12.5 38 5.5 40 M6 0.13 1.3928 48 25 10 15 12.5 38 5.5 40 M6 0.13 1.4636 58 27 10 17 13.5 47 6.6 44 M6 0.18 2.2136 58 40 10 30 10 47 6.6 44 M6 0.25 2.3440 62 27 10 17 13.5 51 6.6 48 M6 0.20 3.5340 62 40 10 30 10 51 6.6 48 M6 0.28 3.7056 86 65 14 50 20 71 9 65 M6 0.96 5.0256 86 74 14 59 20 71 9 65 M6 1.08 5.1756 86 93 14 78 20 71 9 65 M6 1.31 5.3656 86 112 14 97 20 71 9 65 M6 1.54 5.47

注1）表に示す剛性値（K）は、基本動定格荷重（Ca）の30%の軸方向荷重をかけたときの荷重と弾性変位から求めたバネ定数を示します。この値は、ボールねじナット取付部関連部品の剛性を含んでいませんので、一般に寸法表中の剛性値（K）の80％を目安としてください。軸方向荷重（Fa）が、0.3Caと異なる場合、剛性値（KN）は次式により求められます。

注2）ボールねじの使用可能な回転数は、軸の危険速度とDN値による許容回転数のいずれか低い値で制限を受けます。使用に際しましては、許容回転数を超えないようにしてください。本表に記載の許容回転数はDN値の制限によるものです。（上限5000min-1）

●注意事項　SDA-V形は、ねじ軸のねじ溝両端切上げができません。そのように設計される場合は、THKまでお問合せください。

KN = K ( )3 K ： 寸法表中の剛性値Fa

0.3Ca

1

単位：mm

φ D1

φ D g6φ D-0.2-0.3

φ dc φ d

L1

H

B2

B1

SDA1505V/1605V/2005V/2010V/2505V/2510V

φ D1 φ D-0.2-0.3

L1

H

B2

B1

φ D g6

φ dc φ d

SDA3110V/3112V/3116V/3120V

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7

ボールリテーナ入り高速コンパクトボールねじ

寸法表

呼び形番ねじ軸外径d

リードPh

ボール中心径dp

ねじ軸谷径dc

負荷回路数列×巻

基本定格荷重 剛性K

【N/μm】注1）

許容 回転数 【min-1】注2）

Ca【kN】

C0a【kN】

SDA3610V-5 36 10 37 30.4 1×5 61.7 110.6 598 4324SDA3612V-5 36 12 37 30.4 1×5 61.7 110.6 598 4324SDA3616V-5 36 16 37 30.4 1×5 61.5 111.9 603 4324SDA3620V-5 36 20 37 30.4 1×5 61.3 105.2 602 4324SDA3810V-5 38 10 39 32.4 1×5 63.4 117.7 629 4103SDA3812V-5 38 12 39 32.4 1×5 63.4 117.7 628 4103SDA3816V-5 38 16 39 32.4 1×5 63.2 117.7 627 4103SDA3820V-5 38 20 39 32.4 1×5 63.0 111.9 632 4103

SDA-V形 寸法表

呼び形番の構成例

SDA3810V Z -5 TT G0 + 830L C5

呼び形番

巻き数

総ボールタイプ記号（リテーナタイプは無記号）

リード精度記号（→P.3）

ねじ軸全長（mmで表す）

軸方向すきま記号（→P.3）

シール記号（TT：薄膜シール，シールなしの場合は無記号）

30°

30°

15° 15°

A（給脂穴）

8 ー φ d1

Tw

PCD

30°

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8

ナット寸法ナット質量kg

ねじ軸質量kg/m

外径D

フランジ径D1

全長L1

H B1 B2 PCD d1 Tw 給脂穴A

61 91 65 14 50 20 76 9 68 M8×1 1.06 6.9361 91 74 14 59 20 76 9 68 M8×1 1.19 7.1161 91 93 14 78 20 76 9 68 M8×1 1.45 7.3461 91 112 14 97 20 76 9 68 M8×1 1.70 7.4763 93 65 14 50 20 78 9 70 M8×1 1.10 7.7963 93 74 14 59 20 78 9 70 M8×1 1.23 7.9763 93 93 14 78 20 78 9 70 M8×1 1.50 8.2163 93 112 14 97 20 78 9 70 M8×1 1.77 8.35

注1）表に示す剛性値（K）は、基本動定格荷重（Ca）の30%の軸方向荷重をかけたときの荷重と弾性変位から求めたバネ定数を示します。この値は、ボールねじナット取付部関連部品の剛性を含んでいませんので、一般に寸法表中の剛性値（K）の80％を目安としてください。軸方向荷重（Fa）が、0.3Caと異なる場合、剛性値（KN）は次式により求められます。

注2）ボールねじの使用可能な回転数は、軸の危険速度とDN値による許容回転数のいずれか低い値で制限を受けます。使用に際しましては、許容回転数を超えないようにしてください。本表に記載の許容回転数はDN値の制限によるものです。（上限5000min-1）

●注意事項　SDA-V形は、ねじ軸のねじ溝両端切上げができません。そのように設計される場合は、THKまでお問合せください。

KN = K ( )3 K ： 寸法表中の剛性値Fa

0.3Ca

1

単位：mm

φ D1

H

L1

B1

B2

φ D g6

φ dc φ d φ D-0.2-0.3

506-0450_P01-10.indd 8 2015/10/22 16:04:26

9

ボールリテーナ入り高速コンパクトボールねじ

寸法表

呼び形番ねじ軸外径d

リードPh

ボール中心径dp

ねじ軸谷径dc

負荷回路数列×巻

基本定格荷重 剛性K

【N/μm】注1）

許容 回転数 【min-1】注2）

Ca【kN】

C0a【kN】

SDA4510V-5 45 10 46 39.4 1×5 68.7 139.4 717 3478SDA4512V-5 45 12 46 39.4 1×5 68.6 139.4 717 3478SDA4516V-5 45 16 46 39.4 1×5 68.5 140.7 722 3478SDA4520V-5 45 20 46 39.4 1×5 68.4 140.7 721 3478SDA5010V-5 50 10 51 44.4 1×5 72.0 155.2 780 3137SDA5012V-5 50 12 51 44.4 1×5 72.0 155.2 779 3137SDA5016V-5 50 16 51 44.4 1×5 71.9 156.6 785 3137SDA5020V-5 50 20 51 44.4 1×5 71.7 156.6 784 3137

SDA-V形 寸法表

呼び形番の構成例

SDA4510V Z -5 TT G0 + 830L C5

呼び形番

巻き数

総ボールタイプ記号（リテーナタイプは無記号）

リード精度記号（→P.3）

ねじ軸全長（mmで表す）

軸方向すきま記号（→P.3）

シール記号（TT：薄膜シール，シールなしの場合は無記号）

30°

30°

30°

15° 15°

A（給脂穴）

8 ー φ d1

Tw

PCD

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10

ナット寸法ナット質量kg

ねじ軸質量kg/m

外径D

フランジ径D1

全長L1

H B1 B2 PCD d1 Tw 給脂穴A

70 105 65 16 48 20 88 11 80 M8×1 1.35 11.1670 105 74 16 57 20 88 11 80 M8×1 1.50 11.3870 105 93 16 76 20 88 11 80 M8×1 1.81 11.6770 105 112 16 95 20 88 11 80 M8×1 2.11 11.8475 110 65 16 48 20 93 11 85 M8×1 1.46 13.9375 110 74 16 57 20 93 11 85 M8×1 1.63 14.1975 110 93 16 76 20 93 11 85 M8×1 1.96 14.5075 110 112 16 95 20 93 11 85 M8×1 2.29 14.69

注1）表に示す剛性値（K）は、基本動定格荷重（Ca）の30%の軸方向荷重をかけたときの荷重と弾性変位から求めたバネ定数を示します。この値は、ボールねじナット取付部関連部品の剛性を含んでいませんので、一般に寸法表中の剛性値（K）の80％を目安としてください。軸方向荷重（Fa）が、0.3Caと異なる場合、剛性値（KN）は次式により求められます。

注2）ボールねじの使用可能な回転数は、軸の危険速度とDN値による許容回転数のいずれか低い値で制限を受けます。使用に際しましては、許容回転数を超えないようにしてください。本表に記載の許容回転数はDN値の制限によるものです。（上限5000min-1）

●注意事項　SDA-V形は、ねじ軸のねじ溝両端切上げができません。そのように設計される場合は、THKまでお問合せください。

KN = K ( )3 K ： 寸法表中の剛性値Fa

0.3Ca

1

単位：mm

φ D1

H

L1

B1

B2

φ D g6

φ dc φ d φ D-0.2-0.3

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ご使用上の注意点●取扱い・重量（20kg以上）のある製品を運搬する際は、2人以上または運搬器具を使用して行ってください。 けがや破損の原因となります。・各部を分解しないでください。 機能が損失する原因となります。・ねじ軸およびナットを傾けますと、自重で落下する場合がありますのでご注意ください。・ボールねじを落下させたり、叩いたりしないでください。けがや破損の原因となります。また、衝撃を与えた場合、外観に破損が見られなくとも機能が損失する可能性があります。・組立時には、ナットをねじ軸から抜かないように作業を行ってください。・製品を扱う場合は、必要に応じて保護手袋、安全靴等を着用して安全を確保してください。

●使用上の注意・切り粉やクーラントなど異物の流入のないようご注意ください。 破損の原因となります。・切り粉、クーラント、腐食性のある溶剤、水などが製品内部に流入するような環境下で使用される場合は、ジャバラまたはカバー等により製品への流入を避けてください。・ 80℃を超えての使用は避けてください。 耐熱仕様を除き、この温度を超えると樹脂・ゴム部品が変形・損傷する恐れがあります。・切り粉などの異物が付着した場合は、洗浄した後、潤滑剤を再封入してください。・ 微揺動の場合は、転動溝とボールの接触面に油膜が形成されにくく、フレッチングを生じることがありますので耐フレッチング性に優れたグリースをご使用ください。 また、定期的にナット1回転程度の動作を加えることにより転動溝とボールに油膜を形成させることを推奨します。・製品に位置決め部品（ピン、キー等）を無理に打ち込まないでください。 転動溝に圧痕が生じ機能を損失する原因となります。・ねじ軸の支持部とナットの芯違いや倒れがあると極端に寿命が短くなる場合がありますので、取付部品、組付精度には十分ご注意ください。・ボールがナットから脱落した場合は、そのまま使用せずTHKまでお問い合わせください。・縦軸に使用される場合は、落下防止の安全機構を追加する等の対処をしてください。ナットが自重で落下する恐れがあります。・許容回転数を超えて使用はしないでください。 部品の破損や事故につながります。 使用回転数は弊社の仕様範囲内でお願いします。・ ナットをオーバーランさせないでください。 ボールの脱落・循環部品の損傷・ボール転動溝に圧痕等を発生させ、作動不良を起こすことがあります。 また、その状態での継続使用の場合、早期摩耗・循環部品の破損につながることがあります。・ボールねじの使用に際しては、LMガイドやボールスプラインなどの案内要素を設けて使用してください。 破損の要因となります。・ 取付部材の剛性不足および取付面精度が悪いと、軸受の荷重が局部的に集中し、軸受性能が著しく低下します。 したがって、ハウジングやベースの剛性・精度、固定用ボルトの強度について十分検討ください。

●潤滑・防錆油をよく拭き取り、潤滑剤を封入してからお使いください。・異なる潤滑剤を混合しての使用は避けてください。増ちょう剤が同種類のグリースでも、添加剤などが異なることにより、お互いに悪影響を及ぼす恐れがあります。・常に振動が作用する箇所、クリーンルーム、真空、低温･高温など特殊環境下で使用される場合は、使用・環境に適したグリースをご使用ください。・グリースニップル・油穴が付いていない製品を潤滑する場合には、転動溝に直接潤滑剤を塗布し、内部にグリースが入るよう慣らしストロークを数度行ってください。・温度によりグリースのちょう度は変化します。 ちょう度の変化によってボールねじのトルクも変化しますのでご注意ください。・給脂後はグリースの攪拌抵抗によりボールねじの回転トルクが増大する可能性があります。必ず慣らし運転を行い、グリースを十分なじませてから、機械の運転を行ってください。・給脂直後は余分なグリースが周囲に飛び散る可能性がありますので、必要に応じて拭き取ってご使用ください。・グリースは使用時間とともに性状は劣化し潤滑性能は低下します。使用頻度に応じたグリース点検と補給が必要です。・使用条件や使用環境により給脂間隔が異なりますが、走行距離100km（3～ 6ヶ月）を目安に給脂してください。最終的な給脂間隔・量は実機にて設定願います。・取付け姿勢やナットの給油口によっては、潤滑油が廻らず潤滑不良となる恐れがありますので、設計時に十分ご検討ください。・ボールねじを使用する際には、良好な潤滑をする必要があります。 無給油のままで使用すると、転がり部の摩耗が増加し、早期寿命の原因となる場合があります。

●保管・ ボールねじは、弊社の梱包および荷姿で、高温、低温、多湿を避け、水平な状態で室内に保管してください。 長期間保管された製品は内部の潤滑剤が経時劣化していることがありますので、潤滑剤を再給脂してからご使用ください。

●廃棄・製品を処分する場合は産業廃棄物として適切な廃棄処置を行ってください。

ボールリテーナ入り高速コンパクトボールねじ　SDA-V

●本カタログ記載の図・写真と実際の製品とでは異なる場合があります。●改良のため予告なしに外観、仕様等変更することがありますので、ご採用の時は事前にお問い合わせください。●カタログの制作には慎重を期しておりますが、誤字・脱字等により生じた損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。●弊社製品・技術の輸出及び輸出の為の販売につきましては、外国為替及び外国貿易法、及びその他の法令の遵守を基本方針としております。　尚、弊社製品の単品での輸出については、予めご相談ください。

● ｢ボールリテーナ」 は THK株式会社の登録商標です。

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