micro:bit 関連製品 取扱説明書 ver2温度センサーds18b20 の温度センサー...
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2021 年 1 月 1 日
ユーレカ工房micro:bit 関連製品取扱説明書 Ver2.7
ユーレカ工房
新潟市東区新石山 2 丁目 9 - 14 小林ビル 2 の 2
℡ 025-276-5653 080 - 6586 - 6208
F Fax 025 - 276 - 5653
ホームページアドレス http://eureka.niigata.jp
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使用上の注意事項
ユーレカ工房製品に関しては 、使用目的 、用途 、環境などを明確にし 、製品の特性/特長を正
しく理解して使用することが必要です 。
1 使用目的について
ユーレカ工房のユーレカ IO システムは 、学校や家庭での実験に使用するもです 。日常 、常に
電源を入れて使用する用途には適しており ません 。正しい使用方法を無視または用途以外の
目的に使用した場合は 、特長/仕様を満足できない場合があります 。
2 製品の扱いについて
製品に使われているプラスチッ ク部品は 、大変熱に弱いので 、直射日光の当たる窓際や金属
板の上、実験における火気類の近くなどに置かないようご注意ください 。
半導体部品の実装された電子部品は 、十分な静電気防止対策が必要です 。ユーレカ IO シス
テムでは 、静電気や物理的な破壊を軽減するために 、 プラスチ ッ クケースに収めるよ うに して
おりますが 、万全ではありませ 。特に micro:bit は静電気破壊を防ぐためにも 、扱う前に回りの金
属に触れて体の静電気を除去してから扱うと良いと言われています 。
3 ユーレカ IO システム間ケーブルについて
このケーブルは 、ユー レカ IO とユー レカ周辺機器を結ぶ専用ケーブルです 。ユーレカ製品以
外に差し込むと 、故障の原因になるので 、避けてください 。
ケーブルの抜き差しは 、必ずケーブル両端の持ち手の部分を使って行ってください 。
4 乾電池使用のスイッチを入れながら 、 microUSB からの給電は同時に長時間接続しないでくだ
さい 。
保証 ・修理 ・交換に関して通常使用における無償保証期間は、製品の納入後 12 ヶ月以内となります 。
当社にて保証対象外にあたるケースと判断させていただいた場合は 、有償にて修理 ・交換を
させていただきます 。
お願い事項仕様・部品変更について
弊社製品の仕様・形状などは 、改良のために予告なく変更する場合があります 。
製品の説明やソフトなどに関しては 、随時最新版を HP 上にて公開しております 。
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ユーレカ IOボックス← 吊り下げ用
A ポート B ポート C ポート
周辺ユニッ ト用端子
電源 電池の抜き方
コンピューターに USB ケーブルをつなげる 電池が抜きづらいときは 、付属のと 、 micro:bit が赤 LED が点灯します 。 白い棒や 、柔らかい棒を差し込ん
また 、電池を入れスイッチを上にすると ON で取り出してください 。
となり 、持ち運ぶことができます 。
ON
OFF
電池ボックス内蔵 電源
スピ ー カ ー 接 続端子( 3 こ)スイ ッ チ
m i c r o : b i t差 し 込み
ア ル カ リ ま た は マ ン
ガンの乾電池をご使
用ください 。
ニ ッ ケル水素の充電
池は、電圧が低い
( 1.2V × 2 =2.4V) の
で 、 一部正常に動作
し ない 可能性があ り
ます 。
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サポートHPについてユーレカ工房HPでは 、次のようなサポートを行っています 。
・使用説明書の最新版
・ユーレカ専用ブロック
・各種ユニッ トやセンサなどの使用例
ユーレカ工房HP
h t t p s : / / e u r e k a . n i i g a t a . j p /
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micro:bitのプログラミングソフト
Makecodeについてmicro:b itを使ってプログラムするには 、Microsoft社が作っているMakecode for micro:bitと
いうソフ トが必要です 。
このMakecodeにも 、ダウンロード版とWeb版の2種類があります 。
Ma k e c o d eの 種 使用方法 利点・欠点
類
○関連付けなどができる 。
Makecode M i c r o s o f t ス ト ア ○ 「ダウンロード 」ボタンを押すと 、 micro:b it
ダ ウンロード版 ーからインストール に一発でソフトが転送される 。 (使いやすい)
イ ン タ ー ネ ッ ト 上で △セキュリテ ィソフ トなどの関係で 、Microsof
使用する tス ト アーからダウンロードができない場合が
ある 。
○ WebUSB機能 を使 う こ と で 、 「 ダ ウ ン ロ ー
ド 」ボ タンを押すと 、 micro:b itに一発でソフ ト
Chrome が転送される 。
Edge(最新 ) △現場コンピューターにChromeが インス トー
W e b ルされていないときがある 。
版 △Makecodeダ ウ ンロー ド版に比べて 、 micr
o:bitとの接続は不安定。
Internet※2 イ ン タ ー ネ ッ ト 上で △プログ ラムをダウン ロー ド後 、 micro :b i tの
Explore 使用する ド ラ イ ブ へ フ ァ イ ル を 移 動 さ せ な け れ ば な ら
ず 、操作が難しい 。
Firefox
も っとも安定して使いやすいのは 、ダウンロード版のMakecode、
次にChromeや EdgeのWebUSB機能を使った方法になる 。
Firefoxは 、プログラムを移動させる手間があるため 、低中学年が使うには難しい部分が残る 。
※ 1 Edge は最新版( 2020 年 4 月以降)へのアップデートが必要
※ 2 2020 年 6 月に Makecode がバージョンアップし、 InternetExplore はサポート対象外になりました。
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Chrome・ EdgeのWebUSB機能を使って 、Micro:bitを接続する方法
WebUSB機能を使うと 、 「 ダウンロード 」ボ タンを押すだけで 、 プログラムがmicro :b i tに転送
でき 、使いやす くなります 。ただし 、初期設定が必要なので 、以下の通りの操作をはじめする必要
があります 。 ( micro:bitのフ ァームウェア v0248 以降のリリースが必要)
① Micro:bitの USBケーブルをコンピューターに差し込む 。
② ブラウザーを立ち上げる 。
③ Makecodeサイ トに行く 。
④ 右上にある 、 「 歯車マーク 」→ 「デバイスに接
続する」を順にクリック 。
⑤ 「デバイスに接続」をクリック
⑥ 4の デバ イ ス ( 機種 ご と に表示が違 う ) を 青 く
反転してから 、 5の接続をクリック
以上の操作で 、micro:bitは接続されました 。
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ユーレカ IOのピン配置
ユーレカ I O には 、 3つの入出力ポートが設けています 。 1つのポ
ー トには 、 「 3. 3V・ GND・ 信号線 3種 」の 5線があります 。 さ らに 、
右のポートには 、 I2C通信規格を設けています 。
3段目 P14 P16
I2C通信
2段目 P13 P15 P20
P19
1段目 P0 P1 P2
左ポート 中央ポート 右ポート
A ポート B ポート C ポート
一般的な使用では、 1段目のP0,P1,P2端子が割り当たります 。
信号機ユニットのような3つのLEDの制御では、次のようになります 。
左ポートに接続した場合、 赤P0、黄P13、青 P14
中央ポート 赤P1、黄 P15、青P16
右ポート I2C通信用になっているので使用不可
I2C通信規格の製品としては 、液晶ディスプレイなどがあります 。
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ユーレカ製品 専用ブロックmakecode for Micro:bit の純正ソフトの拡張機能を利用して 、ユーレカ製品専用のブロックを開発
しております 。
この利点として 、
・ハード部分に関する部分を意識することな く 、プログラムが可能
・視覚的に 、製品の色や 、信号機の色などをブロックに使っていて直感的に利用可能
・より日本語に近い表現をブロックに使ったことで 、小学生でも分かりやすい 。
なお 、拡張ブロックはバージョンアップを頻繁にしているので 、ユーレカ工房の「 IO リ ン ク集 」 よ
りダウンロードし使用ください 。 (検索 「ユーレカ工房」 )
ユーレカ工房 HP h t t p s : / / e u r e k a . n i i g a t a . j p
( 2020 年 6 月 14 日現在 専用ブロック Ver2.3 です 。 )
EurekaVer2.3
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サンプルプログラム集
このマニュアルに掲載しているサンプルプログラム集は 、ユーレカ IO リンク集に稼働可能な状
態で、 リンクが張られています 。 これを参考にプログラムを作ることができます 。
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スピーカーの使用方法
ユーレカ I O上には 、圧電スピーカーを設けていま
す 。
一般的に 、 micro:b itの音声出力はP0端子が割り
当たっていますが 、ユーレカ IOは P8端子を音声出力
にしています 。
( 理 由は 、 P0端子 は電圧測定など利用す る場合が
多いために 、あえて兼用しないよう設計しました)
このために 、 スピーカーから音を鳴らすには 、 「 最初だけ 」のブロッ クに上に 、
「音を鳴らす端子をp 8にする 」と宣言する必要があります 。
ユーレカ工房専用ブロック使用時 標準ブロックでは
例 音楽を流す
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信号機ユニットの使用方法
信号機ユニ ッ ト は 、 ユ ー レ カ IOの左 ・ 中央ポー ト
のどち らかに接続します 。 ( 右ポー トは 、 は使えませ
ん)
端子の番号は次のようになります 。
Aポート Bポート青 P14 P16黄 P13 P15赤 P 0 P 1
※ C ポートは 、使用できません 。
ユーレカ工房の専用ブロッ クが用意されているので 、 と くに端子番号を
意識しなくてもプログラム可能です 。
ユーレカ工房専用ブロック使用時(青→黄→赤と順に点灯) Makecodoブロック使用時
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歩行者用信号 Aボタンでスタート(青点灯→青点滅→赤点灯)
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電気の利用ユニットの使用方法
電気の利用ユニ ッ ト は 、 小 学校 6 年 理科
「電気の利用 」を想定して作られたユニ ッ ト
です 。 この中に 、明るさセンサー 、白 LED、人
感センサー (焦電センサ )の 3つの素子が組み込まれています 。ユーレカ IOの
左 ・中央ポートのどちらかに接続します 。 (右ポートは 、は使えません)
端子の番号は次のようになります 。
Aポート Bポート明るさセンサー P0 P1白 LED(リレー連動) P13 P15人感センサー P1 4 P1 6
※ C ポートは使用できませ 。
ユーレカ工房の専用ブロックが用意されているので 、と くに端子番号を意識し
なくてもプログラム可能です。
明るさセンサーは 、アナログ出力0~1 0 0
人感センサーは 、デジタル出力0と 1
ユーレカブロックの場合( A ポート ) Makecode ブロックの場合( A ポート )
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電気の利用ブロック使用例
①明るさセンセーを使用し 、 4 0以下でLEDを点ける場合
簡単ブロック 不等号を使うブロック
②人感センサーで、人が来たらLEDを点ける場合
簡単ブロック 不等号を使うブロック
③明るさが4 0以下の暗さで 、かつ人がいるときだけLEDを点ける場合
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電気の利用ユニットリレー回路としての使用方法
新しい 「電気の利用ユニッ ト 」には 、 リ レー回路が内蔵されました 。 これを使うと 、モーターなどの
比較的電流が多く必要な機器の制御ができます 。
このリレー回路は 、ユニッ ト上の白色 LED と連動して動くので 、 リレーを ON にする際は 、電気の
利用ユニット上の LED を ON にすることで使用可能です 。
例 micro:bit 上の A ボタンで 、 リレー ON B ボタンでリレー OFF
※ 単体ユニット中の LED ブロックではありません
実際にモーターを接続して制御した回路の写真です 。 このリレーは 、 FET リレー (半導体リレー )
で極性があるため 、プラスとマイナスを間違えないように接続する必要があります 。
(逆の接続では 、保護用のダイオードに電流が流れます)
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酸素センサーの使用方法
こ の酸素セ ンサーは 、 高橋三男先生 ( 現 吾妻女
子大)の発明をもとにした製品です 。
このセンサーの特徴としては 、
① 空気電池を使用す る こ とで 、 連続的に酸素
の変化を測定できる 。
② 消耗品の空気電池は安価で 、交換する こ と
で測定を繰り返すことができる 。
補 聴器な どに使用 し てい る空気電池は 、空気中の
酸素を取り込み酸化作用で発電を行います 。酸素が少なくなると発電量が少なくなり 、 この性質
をうまく利用すると電圧の変化として空気中の酸素濃度を測定可能です 。
ユー レカ工房 酸素センサーには 、 そ のための簡単な回路と 、 分解能を高めるためのアンプが
内蔵されています 。
酸素センサーを使用するためには 、
① 空気電池のシールを剥がし 、センサーにセッ トする 。
② Micro:bit と接続する 。 ( みの虫ク リ ップで接続するタ イプと 、専用ユニッ ト間ケーブルで接続
する 2 つの製品がある )
③ プログラムをダウンロードする 。
④ サンプルプログラムだと 、 A ボタンを押してキャリブレーションする 。
※計算上、現在の電圧を空気中の酸素濃度 21 %として設定する 。
⑤ 測定する 。
酸素濃度は 、次のブロックを使って表示する 2 通りある 。
・ Micro:bit のマトリックス LED に表示させる 。
・ シ リアル出力を利用して 、コンピューターにデーターを取り込む( Excel で処理可能)
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サンプルプログラム
基本プログラム( A ボタンで校正 Micro:bit へ表示)
平均化( A ボタンで校正 シリアル出力)
シリアル出力から 、 Excel で処理した
呼吸の際の酸素濃度変化
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センサDSの使用方法※ユーレカブロックの Ver2.0 より対応
温度センサー DS18B20 の温度センサー
です。
セ ン サ ー は ス テ ン レ ス 管 で守 ら れ て い る の
で 、 実験などで水や土の中の温度を測定する
ことも可能です 。
この温度センサーは 、マイクロビッ ト と通
信 し なが らデー タ ーのや り と り を し て い る
ので、従来のセンサーに比べて温度誤差もすくなく優秀です。
ただし 、途中での接続では 、まれに通信エラーが発生することがあります 。 この場合 、
も う一度差し替えるか 、 リセ ッ トボタンを押して最初からやり直すことで正常に表示しま
す 。
温度を micro:bit に表示方法
温度が 25 度より高くなったら 、扇風機を回すプログラム
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みの虫クリップタッチセンサーの使用方法micro:bitの 0, 1, 2端子は 、 1MΩの抵抗を通してプ
ルアップされていて 、端子開放ではデジタル 1を示し
ています 。
そ こで 、グ ラウン ド と端子が接続されると 、 1から 0へ
とデジタル値が変化します 。
micro :b i tに は 、 「端子□がタッチされたとき 」 とい う
ブロックが備わっています 。 ( これは 、デジタル値が0
になった時を感知するブロックです)
みの虫ク リ ップの黒はグラウン ド 、 赤は端子 ( 0~ 2)
を表しているので 、黒と赤端子が接触することでタッ
チセンサーとして働きます 。
みの虫クリップ P0端子(Aポート=P0,Bポート=P1、 Cポート= P2)
赤と黒の端子が接触すると 、マ ト リックスLEDが点灯するプログラム
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FET(半導体)リレーの使用方法TCP8407という半導体半導体リレー (MOS FET)
を使っています 。
こ の リ レ ーの特徴 と し て は 、 高速反応性が高い こ と
です 。 micro:bitには 、アナログ出力( PWM制御 ・ ・ ・高
速に ON/OFFす る こ と で 、出力を変化させる方式 )が
あり 、 これを使うことで明るさやモーターの回転数の制
御ができます 。
反面 、 FETリ レ ー には極性があるために 、 正 し く + ・
ーを接続する必要があります 。 (赤が+極 、黒がー極になります 。 )
リレーに関しては 、最大 20V,7A です 。
ON/OFFの制御
ユーレカ専用ブロック使用時 Makecode のブロック使用時
アナログ的な制御
連続的な制御 回路例
ユーレカ専用ブロック使用時 Makecode のブロック使用時
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電磁リレーの使用方法電磁石で機械的にON/OFFする部品が載っています 。
こ の リ レ ー の特徴 と し て は 、 極 性がない こ と と 、
使用電圧が高いことです 。電流が少なければ 、 10
0Vで動作する LEDラ ン プなど も 、 リ レ ーで制御で
きます 。
しかし 、高速応答性は悪いので 、そのような用途
にはFETリレーをご使用ください 。
リレーに関しては 、最大( 250V AC,220V DC , 2A )です 。配線を作れば、 100V の LED ランプなども制御可能です 。
ON/OFFの制御
ユーレカ専用ブロック使用時 Makecode のブロック使用時
※アナログ的な使用方法( PMW 制御)は出来ません 。
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超音波&電磁リレーユニットの使用方法
内部に 、 超音波距離セ ン サ ー と電磁 リ レ ー
が内蔵され てい ま す 。 超音波距離センサの
特長としては 、音が跳ね返って くる時間で距離
を 割 り 出 し て い る の で 、 非 接触で測定 で き る
点 で す 。 ま た 、 セ ン サ ー と し て は安価で す 。 反
面 、 移動物体で は距離が う ま く 測 れ なか っ た
り 、音が反射しに くい物体 ( スポンジや吸音性
がたかい カ ーペ ッ ト ) な ど で は 、 う ま く 測 れ な
いときがあります 。 内蔵されているリレーは電磁式で 、極性がなく 、 ON/OFF
できます 。 (赤 ・黒は無視されてかまいません)
リレーに関しては 、最大( 250V AC,220V DC , 2A )です 。
リレーの制御
ON/OFFの制御
ユーレカ専用ブロック使用時 Makecode のブロック使用時
超音波の測定
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モータードライバーDの使用方法mic ro :b i t本体から直接出せる電流は 、 20m Aまで
です 。 モーターは 、 こ の ま までは回 り ません 。 そ こで 、 モーター
ドライバーを使用して 、制御します 。
モータードライバーの特長として 、 +ー極を入れ替えること
ができるので 、たとえば自動車の場合は前進と後進を
させることができるようになります 。
高速応答性はよ く ないので 、 PMWに よ る速度制御
はできません 。
100m Aまでは 、 ユ ーレカ IOボ ッ ク スか らの電流を使 って制御できますので 、
外部電源は不要です 。
それ以上の電流が必要な場合は 、赤 ・黒端子につないで制御してください 。た
だし 、 2. 5~ 12V、 0. 8Aまでを守ってください 。
Pin 配置と 、組み合わせでの動作
A ポート P0 P13 P14 端子と出力 ※ 1 専用ブロック
B ポート P1 P15 P16 L 端子出力 R 端子出力 名称
1 0 1 + + 両方前
0 1 0 - - 両方後
0 0 1 + 0 L だけ前
1 0 0 0 + R だけ前
0 1 1 - 0 L だけ後
1 1 0 0 - R だけ後
0 0 0 0 0 停止
※ 1 +と-の電圧は 、入力電圧による 、 0 は 0V
DC 出力なので 、端子を入れ替えると+と-が逆になります 。
回 路 例
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外部から 3V を供給 小型モータなら 、ユーレカ IO ボックスから可能
専用ブロックによる制御 Makecode ブロックによる制御
ユーレカ専用ブロック使用時 ( A ポートで 「両方前」の出力方法)
両方前の場合の 、 PMW 制御
(モーターの速度を落とせる方法)
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モーターL( L 9 1 1 0 )の使用方法
L9110 を使用したモータードライバーを使用しています 。
A ポート B ポート モーター
P0 P13 P1 P15 回転向き
0 0 0 0 停止
1 0 1 0 送風
0 1 0 1 吸気
ユーレカ工房専用ブロックを使うと 、上述
のハードを意識しなくても回転数を含めて
ファンをコン トロールできます 。
- 100 % 0 + 100 %ー回転(吸気) 停止 +回転(送風)
ユーレカブロック使用時(正転) Makecode ブロック使用時(正転)
正転→逆転→静止を 徐々に早くなり 、 その後遅くなる
繰り返すプログラム例 プログラム例
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モーターS (サーボモーター方式)の使用方法
この装置の特徴は 、 360° サーボモーターと同じ原理で動きま
す 。外部電池からの配線は不要です。
※ モー タ ー フ ァ ン を使 う際は 、 か な らずユー レ カ IOに電池を
入れて使用ください 。
フ ァ ン を制御す るのには 、 サ ーボモー タ ーの拡張ブロ ッ ク を
使います 。
① 「拡張機能」をクリックする 。
② SERVO をクリックする
③サーボモーターのと ころから 、 ブロッ クを取り出してプログラ
ミングする 。
- 100 % 0 + 100 %左回転 制止 右回転
プログラム例
回る→止まるの繰り返し
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電気の利用 リレーの使用方法
「電気の利用」実験装置上には 、 リレーが設けてあります 。
こ れ を通 し て 、 豆電球 ・ モ ー タ ー ・ LEDを O N/ O F F す る
プログラムが作成可能です 。
注意: リレーを動かすには 、多めの電流が必要になります 。かならず 、電池を入れてください 。
リレーは 、デジタル出力で 、 0( ON) 、 1( OFF)になっています 。
さらに 、他のセンサーを利用すると 、様々なプログラムが可能です。
サンプル1 Aボタンでスイッチオン Bボタンでスイッチオフ
サンプル2 豆電球やモーター 、 L E Dの作動時間を計測するプログラム
Aボタンでスタート 、 Bボタンで終了して時間を表示する
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プログラミングカー距離センサー(超音波センサー)がついた2輪駆動の自動運転車です 。
車輪は 、左右別々に駆動するので 、後進 ・右折 ・左折も可能です。
距離センサーは 、デ ジ タルで障害物までの距離 ( c m ) を応答するよ う にな っ
ています 。
モーターを使うので 、基板上にある電源スイッチを必ず入れてください 。
プログラムの注意点
距離センサーを読み込むタイミングで、かならず間に待ち時間を入れます 。
ユーレカ自動運転車向けに 、専用ブロックがあります 。最初に 、拡張機能として
取り込みます 。
アドレス : https://github.com/waarrk/kitronik-servo-l ite-japan
サンプル1 サンプル2
距離センサーを使って 、 10c m以内
に障害物があると停止するプログラ
Makecodeだけのブロックを使う際の端子
圧電ブザー p0
360サーボ(車輪) P13(左車輪) ,P14(右車輪)
超音波センサー トリガーP8,エコーP16
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単体人感センサーの使用方法
人感センサー(焦電センサー)は 、人から出る赤外線をもとにし
て 、周囲の変化を感知します 。
出力は 、デジタルで、 1(感知) 0(無感知) となります 。
使用上の注意点
センサーが安定するまでに 、接続されてから15秒ほどかかります 。
感知範囲が広いので 、周囲に人が多いときは 、筒をかぶせて周囲をさえぎ
ります 。
下の例は 、人を感知して 、 micro:b itのマ ト リ ッ クス LEDを点灯させるプログ
ラムです 。
ユーレカ工房の専用ブロック使用時
等号記号を使う場合 簡単ブロックの場合
Makecodeブロック使用時の場合
接続端子
A ポート 端子 P0
B ポート 端子 P1
C ポート 端子 P2
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単体光センサ-の使用方法
光センサー ( CdS)は 、明るさによって抵抗値が変化す
る性質 を利用 し てい ま す 。 そ の性質を使 っ て 、 出力 さ
れる電圧を0~ 3. 3Vまで変化させています 。
m ic ro :b i tで 使用する際は 、 ア ナ ログ値を読み取 り ま
す 。 0~ 100の値が出力されます 。
一般的な室内だと 、 40ぐらいをしきい値としてプログラムします 。
「光センサー Aポート 」の時のプログラム
暗くなると 、micro:bitのマ トリ ックス液晶が点灯します 。
ユーレカ工房の専用ブロック使用時
不等号使用時 簡単ブロック
標準ブロック使用時
接続端子
A ポート 端子 P0
B ポート 端子 P1
C ポート 端子 P2
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フォ ト リフレクター(反射型光センサ- )の使用方法
フォトリフレクターは 、 センサーに備えられている赤外LEDで赤外線を出し 、 その反射
光を光センサーで読み取る装置です 。物体の検出や 、 ラ イ ン ト レースカーなど
に利用できます 。
原理は 、光センサーと同じで 、出力される電圧が0~ 3. 3Vまで変化します 。
mic ro :b i tで使用する際は 、 アナログ値を読み取り 、基本 「光センサー 」の扱
いと同じです 。値は 、 0~ 100を返します 。
プログラム例
手を近づけると 、マ トリ ックス LED に♥ マークが表示する 。
接続端子
A ポート 端子 P0
B ポート 端子 P1
C ポート 端子 P2
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MCP9700A温度センサーの使用方法
温度センサー ( MCP9700A) は 、 温度と と もに出力される
電圧が変化す る性質があ り ま す 。 そ こ で 、 出力 し た電圧を
温度に換算して表示します 。
一般的な式は 、
温度 = (セ ン サ出力電圧 - 0℃ の時のセ ンサ出力電
圧 ) / 温度係数
ただし 、 電池の電圧によ っ て出力される電圧も変化するた
めに 、数度の誤差が起こ ります 。経験上 、 0° と 100° が正確
に表れるように 、次の式を使って温度を求めています 。
温度= ( (取り込んだ電圧値)×3250÷ 1024- 500) ÷ 10
ユーレカ工房の専用ブロック使用
標準ブロック使用時
接続端子
A ポート 端子 P0
B ポート 端子 P1
C ポート 端子 P2