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SRF NEWS

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Page 1: 包帯補強〈SRF〉NEWS 包帯補強〈SRF〉 NEWS - SQA包帯補強〈SRF〉 NEWS 発行日:2014年10月15日 発行元: 構造品質保証研究所 東京都千代田区三崎町2-7-10

包帯補強〈SRF〉 NEWS

発行日:2014年10月15日

発行元:構造品質保証研究所東京都千代田区三崎町2-7-10TEL 03-5214-3431(代表)

包帯補強〈SRF〉NEWS

診断はしたけれど、補強は絶望的!?

3.11で「壊れない、揺れない」が実証されたSRF事例

■仙台市内某マンション東日本大震災に耐えた築40年のマンション

コンクリートを壊れなくする⇒壊れない部材ができる⇒壊れない部材でできた建物は 壊れない⇒振動が抑えられ、仕上げや 内部の構造も安全に保てる⇒耐震が耐火のように簡単になる⇒耐震補強も簡単・安価になる

施工件数、増加中!

『+SRF』で、

あきらめていた補強が

実現!

SRFは、別名「包帯補強」と呼ばれ、しなやかで切れないポリエステル製のベルトやシートを、臭いのない専用接着剤でコンクリート構造物の柱や壁に貼り付けて補強する工法です。建物の重量や固さ、バランス、間取りをほとんど変えません。居住者への影響も最小限で済みます。

SRFとは?

なぜ、『+SRF』か?

■仙台市内某新耐震マンションピロティ+SRFで震災後異常なし

 築年数約40年の複合型の集合住宅で、店舗と58戸の住戸からなっています。精密診断や工事は高額な費用がかかるとのことで、一度は見送られた耐震化でしたが、平成22年の臨時総会で拠出費用が決議され、同年10月より工事の着手に至りました。ひとまず工事が終了し、追加工事費検討の理事会を開催する予定だったその日、3.11東日本大震災が発生。管理組合の方々は、理事会準備中に被災しましたが、大きな問題もなく、「地震に間に合ってよかった」と感じられたそうです。耐震補強の概要として、RC増設壁と柱の圧壊防止のためSRF工法を用いました。

 ピロティ柱30本をSRFで耐震改修していた、仙台市のマンション(1987年築・新耐震)。3.11東日本大震災でも、補強した部分の柱、タイルともに異常なし。一方、ピロティでなかったためSRFで補強していなかった部分は、上階のタイルが損傷し、崩落が認められたため、補修が必要になりました。地震の際は、構造の損傷のみならず、仕上げやタイルなど、部材の脱落にも危険性が隠れています。SRFなら、そういった危険も回避することができるのです。

 阪神大震災のあった1995年以降、耐震診断に対し、助成金制度を設けている自治体も増えており、耐震診断件数は増加しています。一方、診断結果がNGで、耐震改修となると、数億円の費用負担が見込まれ、使い勝手が全く無くなる場合が多くあります。マンション住民や管理組合、オーナーの方々から、「診断はしてみたものの、改修の決断は踏みとどまっている」という声もしばしば聞かれます。

 日本建築学会東北支部の調査によれば、3.11の東日本大震災で、新耐震でも多くの被害が生じていることが明らかになったことから、『これからのマンションの耐震化は、非構造部材、設備など主体構造以外の所にも十分配慮したものでなければならない。もう、マンションの耐震化は新時代に突入していることに気付く必要がある。マンションの個戸のオーナーの意見として無被害化を目指してほしいという希望が多いことを申し添えておく。』と結ばれています(日本建築学会東北支部:2011年東日本大震災 災害調査報告、pp89、2013年5月)。そこで、鉄骨ブレースなどで固める従来の耐震補強工事に比べ、さまざまな面で有効性・効率性が実証され、基準の新旧を問わず採用数を伸ばしている、革新の技術「SRF工法」(包帯補強)について、実例を用いてご紹介します。

旧基準vs現行基準はもう古くなってきている

3.

が実証した安全性

11

2,0003,0004,0005,0006,0007,000

1,000

(本数)

9,00010,000

8,000

2007年

10月

2008年

10月

2010年

10月

2011年

10月

2012年

10月

2013年

10月

2014年

10月

2009年

10月

12,00011,000

13,00014,000

0

15,000

Page 2: 包帯補強〈SRF〉NEWS 包帯補強〈SRF〉 NEWS - SQA包帯補強〈SRF〉 NEWS 発行日:2014年10月15日 発行元: 構造品質保証研究所 東京都千代田区三崎町2-7-10

マンションのSRF耐震補強に関するお問合せ・資料請求は…

〈東 京 本 社 〉 Tel 03-5214-3431〈大阪事務所〉 Tel 06-6136-3803

E-mail square@sqa.co.jpお気軽にご連絡ください!

大都市圏の大型マンションも 『+SRF』で安全・快適に

Q:SRFは、炭素繊維シートとは違うのですか?A:炭素繊維工法はエポキシ樹脂を含浸し固めてしまいます。SRFは、しなやかで切れないポリエステルの繊維と適度な強さの接着剤を使います。無溶剤のため、エポキシ系接着剤のようなひどい臭いはせず、ホルムアルデヒドも含みません(F☆☆☆☆取得)。Q:SRFは柱やピロティにしか使えないのですか?A:柱だけでなく、壁に貼り付けて崩壊しない壁を造ることもできます。ベルト材のほか、シート材も開発されています。Q:壁にサッシがあるのですがSRFは使えますか?A:SRFのベルト材は最大でも5.0ミリの厚さですので、サッシ周りにスリットを入れ、そこからSRFを通して施工することが可能です。Q:工事に要する期間はどのくらいですか?騒音なども心配。A:SRFを施工する前の準備や、施工後の仕上げ等には若干の時間がもちろん必要ですが、SRFを巻く作業自体は柱1層につき、なんと2~3時間で済みます。仕上げを一部外してもとに戻すときに騒音が発生する場合もありますが、SRFの工事は、他の工法に比べて、騒音、振動は少なくて済みます。

■湘南地区某マンション ■都内某レジデンス

■都内某マンション

お問合せ・資料請求■耐震診断・耐震補強に興味のある方、お困りの方を 対象に、「新時代の耐震改修セミナー」 実施中。 一般の方々がお気軽にご参加いただけるセミナーです!■展示コーナーの見学、来社相談も受け付けております。 近くにお立ち寄りの際は、ぜひご来社ください。

セミナー、展示コーナーのご予約はコチラからURL http://www.sqa.co.jp

セミナー・展示コーナー

 1974(昭和49)年に建設された、地上12階、地下1階、塔屋2階、総戸数56戸の鉄骨鉄筋コンクリート造の共同住宅で、特定緊急輸送道路の沿道建築物に該当します。耐震診断の結果、Is値が基準を下回る結果となりました。管理組合は、診断を行った某ゼネコンから、約4億円の補強工事費を要する

ことを告げられたため、もっとローコストの補強工法を探すこととなりました。住民の一人がTVでSRF工法を扱った番組を見て、当社に連絡してこられました。原診断の結果を基に、再度詳細に検討してみると、SRF工法での補強をメインに行えば、柱42本、耐震壁9ヶ所、さらに12ヶ所に構造スリットを設ける補強で、約7,000万でできることが分かり、耐震改修評価を取得することを依頼されることになりました。再診断の結果、補強箇所はX方向の下階壁抜け柱のみとなり、柱のSRF工法による補強24本、柱のRC巻き立て2本の補強で済むことになりました。

 耐震強度が不足しているマンションですが、占有部の工事を行うことは住民の同意を得られないため、倒壊の危険性のあるピロティ柱の補強と、共用廊下の外壁の補強を実施しました。低層階の共用廊下の補強を実施しましたが、上層階の住民からは自分の

階も補強してほしいとの声が上がっています。

 神奈川県藤沢市に位置するマンション。国道134号を挟んで向こう側には、江の島と湘南の海が見渡せる絶景のロケーションです。平成18年に、当社の倒壊危険度「If値」を用い、SRFで1Fピロティの柱13本を補強。工事にあたり、理事会の承認を得るまではたいへんな道のりだったようですが、東日本大震災を経ても被害は一切ありませんでした。

壁の崩落防止にも有効なSRF住みよいマンションを、より安全に

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