press12 1801 - startup...

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Page 1: press12 1801 - Startup Cafe2022年以降には人口14億人を超え、世界1位のマーケットになる 可能性を秘めるインド。昨年に引き続き、今年もインドのシリコンバ

FUKUOKA CITY

福岡市スタートアップカフェを利用して、実際に起業された方をご紹介!!

Letter Village

代表 武田 健人さん#03

STARTUP CAFE

MemberInterview

*

発行/福岡市スタートアップカフェ   編集長/吉見 喜恵 (福岡市スタートアップカフェ)  デザイン/南野 佐代子 (株式会社九州TSUTAYA) ※本誌の無断転載・掲載禁止

会社情報

Letter Village

設立/2016年5月

スタッフ/4名(アルバイト3名含む)

住所/福岡県糸島市神在1093-4

Letter Village #03

×Growing together with Startups

Page 2: press12 1801 - Startup Cafe2022年以降には人口14億人を超え、世界1位のマーケットになる 可能性を秘めるインド。昨年に引き続き、今年もインドのシリコンバ

2022 年以降には人口 14億人を超え、世界 1位のマーケットになる

可能性を秘めるインド。昨年に引き続き、今年もインドのシリコンバ

レーと呼ばれるバンガロールを訪問してまいりました。

成長を続けるインド×日本のスタートアップシーン

コンシェルジュ海外レポート vol.03

India   /Bangalore

Report by コンシェルジュ 佐藤 賢一郎

●バンガロール

パキスタン ネパールブータン

バングラディッシュインド

ニューデリーニューデリー

スリランカ

銀行口座を持たない 20 億人を対象に金融サービスを提供するドレミング株式会社。従業員が頑張った分だけ評価され給与に反映され、従業員は給与日をまたずとも、その日働いた分までの給与を受け取れる、リアルタイム給与システム (My Salary) を提供しています。福岡やシンガポール、サンフランシスコ、イギリスなど5カ国 7拠点で活動をしています。そのひとつであるインド・バンガロール拠点で活動する緒方 勇矢さんが入居する『We Work Galaxy』を訪問しました。緒方さんは久留米工業大学卒業後にインドのケーララ州にわたり、ご縁のあったドレミングさんのインド担当メンバーとして2016 年よりドレミングの現地での開発および営業を進めています。

緒方さんにインドでの事業展開について伺いました。「インドはとても目まぐるしい経済発展を遂げており、それを日常生活で肌で感じられます。例えばバンガロールでは整地の進んでなかった箇所が瞬く間に改善されていき、都市化が目まぐるしい早さで進んでいる。様々な整備が同時に進んでおり、それは道路だけでなく、法的な整備も同様です。そんな中で私たちのサービスを展開しインドの発展に貢献できることに大きな可能性を感じています。」ただ一方で事業を進める上での難しさもあるとのこと。「インドは 20以上の州から構成されており、州が異なれば国が違うのと同じです。隣の州はイタリア、その隣はロシアといったイメージです。当然、文化の違いを考慮して物事を進めないといけないですし、その中でも様々な情報が錯綜するため、自分自身でその情報が正しいかどうかの判断を迫られます。なかなかハードですが、やりがいを感じます。」

インド投資を進める Incubate Fund India の村上 矢(むらかみ なお)さんとインドの不動産スタートアップの StayAbode のCEO Viral Chhajer さんにお会いしてお話を伺う機会がありました。インドでの投資の状況を聞くと、「インドは今、まさに大きな変化が起きているタイミングで、経済的にも急成長が継続している。社会的な課題も多いが、それは同時にビジネスチャンスも多いということ。そして、そんな課題の解決をスタートアップが担って行こうという流れを国をあげて作っている。これは素晴らしいことだと思っている。私たちの様な創業期に特化したベンチャーキャピタルとしては、『良いビジネスの種』と『良い創業チーム』をどれだけ早期に見つけ、即断即決できるかが問われる。これは世界中どこでも変わらないと思う。ただし、インドという大国においては、より起業家の数も多く、より投資家同士の競争も激しいため、良いスタートアップにしっかりと投資していくのは容易ではない。よって、自分たちの思考スピードを上げ、いかに起業家に近い考え方でビジネスチャンスを見つけ続けられるかを常に念頭に置いている。」

「資金繰りもしっかりしているが、彼らはお金をどう使うべきかわかっており、決して無駄使いをしないので、安心感がある。」事実、最近メンバーが 20 名以上に増えたため、広いオフィスへ引っ越しをした際にも、家賃は以前よりも安いところを選んだとのこと。投資されたお金の使い方を理解していることが行動から伝わってきます。「新オフィスで打ち合わせをしていると、居住希望者がやってきて『以前StayAbode の運営物件に入居していたのに、事情があって出てしまった。人生最大のミスだった。今すぐに新物件に入居したい。完成前でも良い。』とその場で契約をしていきました。真摯に向き合うことで顧客の支持を得ていることが感じられ、『この会社は絶対伸びるな』と確信しました。」創業間もないながらも、圧倒的なスピードとチームワークで邁進するStayAbode の成長が楽しみです。

We Work だけでなく、バンガロールではコワーキングスペースが増え続けており、我々も中心地の 4箇所を回りました。バンガロールで有名なコワーキングスペースのひとつであるCoWrks(コワークス)を訪れました。スタッフの Raghuさんからは、「CoWrks は現地との繋がりを提供しています。例えば入居者の状況に応じた適切な人や地域サービスの紹介です。他にも毎週開催されるイベントや入居者専用アプリを通しても繋がりを作れるような仕組みを作っています。同じ敷地内にいるGoogle や Twitterと繋がれるのもここの強みです。」旅行者でもパスポートやビザなどの書類を提出すれば利用可能とのこと。インドに進出する際は Stay Abodeで住居を確保し、We Work や CoWrksを活用してマーケティングするのもありかもしれません。

▲ ドレミングが入居するオフィス。元々映画館だった場所を改装しており、開放感あふれる作りで、中央は吹抜けになっており、各フロアの、会議室、コワーキングスペース、カフェやコミュニティスペースの様子が見渡せる。

▲ ( 写真左 )コワーキングスペース。様々な業種の利用者とのリレーションが生まれる。 ( 写真中央 ) モニターには、「どんなことをしている人か。何を訪ねたらよいか。」が掲示されており、連絡がしやすい工夫がされている。 ( 写真右 ) 利用者専用のアプリ。設備の不備の報告や修理依頼、会議室の予約、来訪者の通知はもちろんのこと、仕事でわからないことや困っていること、繋がりたい人などの情報を書き込むと利用者から返事がくる。これが最大の価値。

▲ 受付のタブレット画面で、訪問先を入力すると訪問先に自動で通知が行く仕組み。

顔写真の撮影もあるので、相手は顔で思い出せる。

▲ 村上さん(写真一番右)とStayAbode の社員。(一番左、同社 CEO Viral Chhajer さん)規模拡大のため、移転したオフィスの前での一枚。

◀(写真上)Google や Twitter が入居するオフィスビルの一角に位置。物理的距離も近く、大企業とスタートアップの化学反応が起きやすい。会員には周囲の商業施設(フィットネス施設など)での特典も提供しており、施設全体の融合や価値向上に努めている。(写真下)広 と々したソファスペースや、サッカーゲームなどを通じて、入居者同士のコミュニケーションが生まれやすいのもCoWrks の特徴。

▲インド不動産スタートアップ、「StayAbode」が管理する賃貸物件。現在バンガロール全域で7棟を運営しているが、ほぼ全てが満室となっている。便利な立地、お洒落なデザイン、そして掃除やベッドメイキングなどのサービスも若者から好評で、ウエイティングリストができるほどの人気ぶり。

(※)DINKs…「double income no kids」 結婚後、意識的に子供を作らない、共働きの夫婦のこと。

エリアごとに文化が大きく異なる、インドマーケットの調査用に借りたWe Work は非常に便利だそうで、わからないことを他の利用者に聞くことができ、現地とのリレーション作りには非常に役に立ったようです。現在では調査段階が終わり、本格的に自社オフィスを構える準備をされているとのこと。最後に緒方さんに今後の事業展開について伺いました。「ドレミング社はリアルタイム給与システム (My Salary) 機能に加え、従業員のタスク・シフト管理、報告・評価、勤怠履歴を総合 したサービスである『Dreming』を

無償で提供を予定しています。現在こちらの法律、労働環境の実装を始めており、来年中にはインドの銀行と提携をし、サービスを展開できればと計画しております。インドの経営者に無料で使っていただき、従業員と雇用主のより良い関係づくりのお手伝いをしていきたいと思います。」今後インド発展に大きく貢献するドレミング株式会社と緒方さんの活躍に注目です。

そんななか、村上さんは「急速に変化するインドの若者世代が求める生活にマッチする賃貸物件が極端に少ない」という課題に目をつける。リサーチの末、同じ大国である中国で数年前に急成長した「Co-Living Space」というコンセプトに出会い、その領域での投資をしたいと考えた。そこで、「同様のビジネスを展開するスタートアップに何社かあった中で、もっとも創業チームが強く、市場に対する洞察が深かった」というStayAbode 社に投資をし、取締役に入ることに決める。「インドは 2世帯、3世帯で住むのが当たり前。だから単身世帯やDINKs(※)の住む家があまりない。それだけでなく、最低契約月数が 11ヶ月以上で、デポジット費用も家賃数ヶ月分必要なところがほとんどで初期投資が大きくかかってしまう。そこに目を付けたのが StayAbodeでした。」

StayAbode は 2016 年に 3名で創業。家族向けに作られたマンションを一棟まるごと借り上げ、デザインを含めたリブランディングを施し、ベッド単位で貸出します。数ヶ月以上の長期契約は必要ないためフレキシブルに滞在でき、デポジットも1ヶ月だけ。単身世帯用に家具やWi-Fi などの生活に必要な設備や、ベッドメイキングなどのサービスも家賃に含めて提供します。また、物件内にはコミュニティスペースを設置し、当社従業員であるコミュニティマネージャーを1名居住させ、居住者間の関係性構築をすることを心がけます。また、インドは電気などのインフラの不具合、機器の故障が頻発しますが、居住者専用アプリを利用することで、すぐに業者がやってきてくれるので、その都度電話を掛ける煩わしさもありません。またアプリを通してマンションで開かれる懇親会等の情報も知ることができます。StayAbode の共同創業メンバーの一人は宅配サービスのスタートアップの利用件数を短期間で100件 /月から1万件/月に増やしたマーケター。2~ 3ヶ月のペースで新棟をリリースし、バンガロールだけでもすでに 7棟を開設しています。

銀行口座を持たない世界20億人を対象に、金融サービスを提供する『 ドレミング株式会社』

増えるコワーキングスペース

「インドのスタートアップへの投資はビジネスチャンス。」『Incubate Fund India』村上氏が投資する、注目のインド不動産スタートアップ 『Stay Abode』