· web...

18
移移移移移移移移移移移移移移移移移移移 14-1-019-0101 移移移移移移移移 移移移移移移移移 移移 目目 移移移移 --------------------------------------- ----------------------------------- 1,2 1. 移移 2. 移移 3. 移移 4. 移移 移移移 移 移 移 移 移移 移 「」 -------------------------------------------- -------------------------------- 2,3 1. 移移移移移移移移移移 2. 移移移移移移移移移移 移移移 移移移移移移 ------------------------------------------- -------------------------------- 3,4 移移移 移移移移移移移移移--------------------------------------------- ------------------------- 4~11 1. 移移移移移移移 2. 移移移移移移移移 3. 移移移移移移移移移 移移移 移移移移移移移移移--------------------------------------------- ---------------------- 12~17 1. 移移移移移移移 2. 移移移移移移移 3. 移移移移移移移移移 移移移 移移移 移移移 ------------------------------------------- ----------------------------------- 18 移移移 移移移移 -------------------------------------------- ---------------------------------- 19 0

Upload: others

Post on 30-Aug-2020

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

移住受け入れ者向けのパンフレットの提案

 14-1-019-0101経営学部キャリア・マネジメント学科

岡 祐希

目次

第一章 はじめに --------------------------------------------------------------------------1,21. 目的 2. 結論 3. 方法         4. 意義          第二章 「地方創生」とは ----------------------------------------------------------------------------2,31. 政策としての地方創生  2. 地域としての地方創生 第三章 移住について   ---------------------------------------------------------------------------3,4第四章 パンフレットの作成----------------------------------------------------------------------4~111. ヒアリング調査    2. インタビュー調査   3. パンフレットの作成  第五章 パンフレットの評価-------------------------------------------------------------------12~171. アンケート調査2. アンケート結果3. アンケートの考察・まとめ第六章 まとめ     ------------------------------------------------------------------------------18第七章 参考文献    ------------------------------------------------------------------------------19

0

Page 2:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

要旨 まず、少子高齢化による人口の自然減と、進学や就職により若者が都市部へと流出することでの人口の減少の影響により、地方における衰退の現状をよりリアルに感じ、それを食い止めるための対策として「移住」という提案をパンフレットという形で伝えることを目的とする。方法として、ヒアリング調査、インタビュー、ヒアリング調査の結果をもとにパンフレットを作成する。過疎化や少子高齢化の進む私の地元では、空き家は増え、荒れた田畑が目立ち、子どもは減ってしまっている。私の周りの友達には、実際に空き家や空き地を持っているが活用しているという人は少ない。そこで今回は実際に空き家・空き地を持っているのに活用していない人の、移住に対する意見を聞き、移住を受け入れるうえで知りたいことを明らかにできるようなパンフレットを制作する。移住を受け入れる側の不安をヒアリングで調査し、不安を解消するような情報をパンフレットに載せることで移住を受け入れるために興味を持ってもらえるのではないかと考える。

1

Page 3:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

第一章 はじめに

1. 目的

 少子高齢化による人口減少はよく知られており、日本と地域のこれからの大きな社会問題の一つである。そんな中で都市への人口流出が続き、地方の人口は減り、近い将来地方自治体は消滅すると言われている。私自身が地方出身であることで、「地方消滅」という日本の課題を重く受け止めて、人口減少問題解決の方法について興味を持った。この論文を通して少子高齢化による人口の自然減と、進学や就職により若者が都市部へと流出することでの人口の減少の影響により、地方における衰退の現状をよりリアルに感じ、それを食い止めるための対策として「移住」という提案をパンフレットという形で伝えることを目的とする。

2. 結論

移住を受け入れる人に向けたパンフレットを作成するために、ヒアリング調査を行い 、空き家を持っている人、将来的に空き家を持つ人が空き家を活用することに対して、また移住者を受け入れることに対してどう思っているのかを調査することで、不安が多くあることが分かった。また、地方衰退の現状を理解している人が少ないことが分かった 。このことから、過疎や少子高齢化によって衰退している地方の現状を伝えること、またそれを食い止めるための「移住」という提案をすること。この提案を受け入れてもらうために、「移住」受け入れる側の不安をヒアリングで調査し、不安を解消するような情報をパンフレットに載せることで、「移住」を受け入れるために興味を持ってもらえるのではないかと考える。

3. 方法

1. ヒアリング調査・空き家を活用することについてはどうおもっているのかの調査・移住を受け入れることをどう思っているのかの調査・空き家を持っていることで不安に思っていることの調査

2. インタビュー・実際に移住をしている人へのインタビュー移住をしようと思ったきっかけ移住をしてよかったことなど

3. 移住パンフレット作成

2

Page 4:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

・ヒアリング調査の結果をもとに、パンフレットを作成する・実際にインタビューした内容を記事にする

4. アンケート調査3のパンフレットを1でヒアリング調査をした人や、空き家を持っている人、ま

た将来的に空き家を持つことになる人に読んでもらい、アンケートを行いどのような内容のパンフレットが良いのか調査する。

4. 意義

 過疎化や少子高齢化の進む私の地元では、空き家は増え、荒れた田畑が目立ち、子どもは減ってしまっている。私の周りの友達には、実際に空き家や空き地を持っているが活用しているという人は少ない。そこで今回は実際に空き家・空き地を持っているのに活用していない人の、移住に対する意見を聞き、移住を受け入れるうえで知りたいことを明らかにできるようなパンフレット制作していく。 実際に、移住をし、住んでいる人にインタビューをすることで、より具体的な内容のパンフレットを制作する。 また、空き家が増え、田畑が荒れ、子どもが減ることは地域にとってどのような影響を与えるのかを載せたうえで、地方における衰退の現状を知らせ、それを食い止めるために「移住」という提案を載せたパンフレットにする。

第二章 「地方創生」とは

 「地方創生」という言葉が第 2 次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京 1 極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするようになって、具体的にどのような取り組みのことを「地方創生」というのか調べてみたところ地方創生という言葉を定義づけて明文化されたものは、現段階では存在しておらず、しかし、主に第 2 次安倍内閣からの地方活性化への取り組みや事業を指してつかわれているとのことであった。

1. 政策としての地方創生 まず、国が政策として地方創生に取り組む中心となっている「まち・ひと・しごと創生本部」がどのように発足したのかというと、まち・ひと・しごと創生本部のホームページから「人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるよう、まち・ひと・しごと創生本部を設置しました。現在、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局と内閣府地方創生推進事務局が両輪となって、地方創生の推進に向けた施策に取り組んでいます。」と記載されている。

3

Page 5:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

 また、政策を検討するにあたっての原則においては、「まち・ひと・しごとの創生に向けては、人々が安心して生活を営み、子どもを産み育てられる社会環境を作り出すことによって、活力にあふれた地方の創生を目指すことが急務の課題である。このため、地方において、「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を呼び込む「好環境」を支える「まち」に活力を取り戻すことに取り組むこととしている。この観点から 、今後の検討に当たっては、原則に即した政策を整備するよう徹底をはかる。」とある。政府が意図する「地方創生」とは、「日本が直面する人口減少・超高齢化に対して、政府と地方が一体となって、それぞれの地域の特色に合わせた「しごと」が「ひと」を呼び「ひと」が「しごと」を呼ぶことで「まち」に好循環を確立することで持続可能な地域社会を作り出すこと」を意味していると考えられる。目指す姿を実現するために策定されたものが、長期ビジョンと総合戦略であり、国と地方で策定を行っている。

2. 地域としての地方創生 2014年6月に日本創生会議の公表した、いわゆる「消滅可能性都市リスト」は、多くの地方の衝撃を与え、地方の人口減少問題に大きな注目が集まった。一方で、同会議の主張に異論を唱え、大都市から地方の農山村に移住する若者が増加傾向にあるという「田園回帰」の動向も注目を集め、人口減少に悩む地方自治体において移住者誘致の動きが活発となっている。人口減少と超高齢化のダブルパンチの影響を真っ先に受けるのは地方である。現在、地方から都市、特に首都圏に人口が移動して都市の肥大化が進行しているが、人口流出の止まらない地方は、全国平均のペースより速く激しく、衰退の道をたどることとなる。多くの「地方創生」と呼ばれる動きは、政府、地域ともに人口減少という問題に直面して解決を目指し、かつそれぞれの地域の特性を活かして持続可能な地域社会を構築していくための取り組みである。

第三章 移住について

 都市部で育った人や、就職により都市部での生活を長く続けてきた人、都市部での生活が合わない人、農家での生活を望む人などが、地方に移住し新しい生活を始めるという動きが活発化している。団塊の世代が一斉退職することで、この動きがより一層活発化していくと考えられる。また、田舎暮らしをメインテーマとした雑誌やテレビ番組、移住者向けのホームページも多数存在し、地方の移住者受け入れ態勢も次第に整ってきている移住者の増加は、生産力の向上、農地再生など過疎地域にとっても多くのメリットがある。移住者の実態や「田園回帰」の傾向に関しては全国的な統計が未整備なため全容は明らかでないが、鳥取県の場合は、鳥取県・市の独自調査から、移住者の属性が20~30代の

4

Page 6:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

若年層が60パーセント以上を占め、大都市部からの移住が多いことが裏付けられている。また、鳥取県・市においては2006年から移住者誘致の専任部署・窓口を設け体制を強化するとともに地域の受け入れ態勢の整備を進めていることから、移住者も著しく増加し、2007年度は県65人、市32人だった移住者が、2013年度は県962人市160人に、累計数では県3,335人、市1,245人となっている。 特に鳥取市においては、職業、住宅紹介のほか、就農支援、お試し定住体験などのほかに、地域と一体となった移住者定住のための空き家活用支援事業など独自の細かい取り組みを行っている。鳥取市では、市内自治会に空き家調査を依頼し実態を把握するとともに地域のまちづくり NPO団体に「移住定住空き家運営業務事業」を委託し、移住者向けの空き家整備、活用を進めるなど、地域が主体となった移住者受け入れ態勢を強化している。

 移住者受け入れの課題について移住者受け入れ態勢が整ってきているとは言ってもまだまだ発展段階にあり、課題は山積みである。受け入れ側はこの課題を解決する仕組みをつくり、地域活性化につながる移住者受け入れ態勢を整える必要がある。

① 移住者の集落内での孤立化移住者の中には、移住した集落になかなかなじめず、外出も必要最低限しかしなく

なり、生活の大半を家の中で過ごす者もいる。これは、移住者や集落住民の人間性にもよるが、地域独自の風習や行事に対応できず、そのまま集落住民との関係性を断ってしまうことが原因である。

② 空き家不足 移住者が集落内にある空き家を再利用することは、新たな家屋を建てる必要がなくなるため、移住者に対し経済的メリットをもたらす。また、外部からの新たな家屋による集落景観の破壊を防ぐことにもつながる。しかし、その集落内の空き家が不足している地域も見られる。移住希望者の経済的な面からみても、空き家があるほうが移住しやすく、また景観の面からみても、新築よりも空き家の再利用が望ましい。これから増加すると予想される移住者を受け入れるには、空き家の確保が必要となる。

③ 地域のイメージと現実の差観光と生活では、その地域の見え方が全く異なるということをよく理解しないま

ま移住した人が、そのギャップに向き合えず、短期間で地元に戻るというケースも課題として挙げられる。観光で来た時には、観光客としておもてなしされていても、住民となれば地域住民のおもてなしの必要はないため扱いも異なってくるのは当たり前である。また、生活するとなるとその地域の良いところだけ見ていくわけにはいかない。移住の前にイメージと現実の差を埋めていくことが必要であると考える。 

5

Page 7:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

第四章 パンフレット制作

 まず、このパンフレットは空き家を持っている人に空き家を活用するための方法として、移住を受け入れることについて書いたパンフレットにしようと思う。まず、過疎や少子高齢化が進むうえでの地方消滅という危険があることを説明し、その対策として移住を提案する。移住を受け入れることのメリットを説明し、ヒアリング調査の結果から不安を解消するような情報を載せ、最後に実際に銃をしている人へのインタビューを載せる。そのために空き家を持っている人や、将来的に空き家を持つ可能性のある人にヒアリング調査を行い、移住を受け入れるにあたって不安に思っていることを知り、それを解消できるような内容にしたい。不安を解消するための情報として日経新聞のアンケート結果をまとめながら伝えていく。また実際に移住をしている人のインタビューを載せることで実際にどのような人が移住をしているにか、どういう思いから移住をしているのかを伝えることができたらと考える。

1. ヒアリング調査 空き家を持っている人や、将来的に空き家を持つ可能性のある人にヒアリング調査を行った。実際に空き家を持つ人が、空き家を活用するためにはどうしたらよいのか、また空き家・空き地が増えることでの地域衰退の現状をリアルに把握しているのか、空き家を活用すること・移住を受け入れることについての不安はあるのかなど調査していきたい。

実施対象:空き家を持っている人、将来的に空き家を持つ可能性のある人性別:男女 7 人年齢:20代~50代実施時期:11月初旬

・空き家、空き地が増えていることで、地方衰退していることへの危機感は感じているのか?→現在は人口減少や過疎化を身近に考えたことはなかったが、10年後にはもっと人がすくなくなり、地方消滅を目の当たりにするのではないかという不安の意見が出た。

・空き家を活用することは考えているのか?→空き家を活用することは考えておらず、移住を受け入れることなど考えたことがなかった。という意見が多かった。

・空き家を持っているうえでの不安はあるのか?→過疎の進んでいる地域のため、10年後には人が少なくなり、不便になるのではないか。

6

Page 8:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

移住を受け入れることは、本当に地域の活性化に繋がるのかなどの意見が出た。

・移住を受け入れることでの不安はあるのか?→どんな人が住むのかが不安。きちんと話し合いの場は設けられるのか?自分が貸主になるのかそれとも売るのかもわからない。どのくらい修繕費はかかるのか?そもそも移住をしたい人はいるのかなど不安が多く挙げられた。

2. インタビュー調査 実際に 2017年 10月から岡山県に移住を始めている人に、実際にどんな人が移住をしているのか、住み心地や移住をすることでの良かったことなどを実際に知るためにインタビューを行った。

実施対象:岡山県に移住をしている人性別:男女(夫婦)年齢:65歳仕事:元大工さん実施時期:11月中旬

・なぜ移住を行おうと思ったのか?きっかけは?→もともと関東に住んでいたこともあり、マンションではなく田舎の一戸建てにすんでみたかったため。農業に興味があり、野菜や果物などを育ててみたかったため。田舎なので安く大きくて立派な家を借りることができたため。機織りの趣味があるため、広い部屋が必要だった。

・移住を行う上でのメリットは?→借りている家を、自由にリノベーションしてもいいと言われているので、自分の好きなように家を使えること。(元大工さん)・家賃が安く、畑もあるため自給自足の生活を楽しむことができる。・畑も貸してもらえたため、桃などの果物づくりも行う事ができる。・農業を行う事で地域住民とのコミュニケーションをとることができる。・集落での日常は、都会の非日常であり、毎日がのんびりしている。

移住を促進している地域であることもあり、陶・服部地域を選んでもらえるよう、住民が一丸となって移住を歓迎する雰囲気を作り出しており、移住してよかったと語ってもらえた。

7

Page 9:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

移住を受け入れている側からも、荒れていた庭の手入れや、農地の再生に力をいれてもらっているためメリットが多い。もともと空いている土地を、地方活性化のために活用し、少しでも地域のためになっていることが嬉しい。地域の住民が一丸となって移住を歓迎している雰囲気が作りだせていることが嬉しい、と語ってもらえた。

インタビューを行う事で、移住をする側にも求めていることはたくさんあり、移住を受け入れる側との意見のすり合わせも必要なことが分かった。移住をする側は、都会にはない田舎の環境を求めていることが分かった。

3. パンフレット作成

 ヒアリング調査を行ったことで分かったのは、空き家をもってはいるが活用の方法がわからないことや、移住を受け入れることは本当に地域の活性化につながるのか?移住をしたいと思っているひとはいるのかなどの意見が出た。

・空き家を持っているが活用の仕方がわからない。 メリットを説明したうえで、移住を受け入れるのがいいのではないかと提案してみる。

 ・移住を受け入れることは本当に地域の活性化につながるのか?移住を受け入れることのメリット

1. 自治体のメリット税収・社会資源が増えること。

2. 商店街のメリット売り上げが増えること。

3. 住民のメリット新しい交流の機会、社会活動の活性化

移住を受け入れることにメリットは大きく分けると3つあり、このどれもが地域の活性化に貢献することができると考えられる。

・移住をしたいと思っている人は本当にいるのか?日本経済新聞のアンケート調査では、「田舎で暮らしたい」と答えた人は半数いた。調

査対象は、バブル期の熱狂的な都会ライフを知らない20~30代の「低温世代」と呼ばれる若者575人である。答えは、「地方で暮らしたいですか?」の問いに対して、「はい」47.3%、「いいえ」52.7パーセントと約半数が地方で暮らしたいと答えた。

8

Page 10:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

 図1

理由としては、「家庭菜園で自給自足の生活がしたい。」「100坪の敷地に庭も駐車場もある一戸建て」「通勤ラッシュとは無縁の生活」などが多く挙げられた。田舎暮らしに耐えられるかの質問には、「耐えられない」という回答が88.2パーセントを占めたのが、水洗トイレのない生活。次いで、電車やバスが1時間に1本という交通網に耐えられない人が65.2パーセントだった。月1回は地域行事に参加しなければいけないといった濃密な近所づきあいを嫌う人は41.0パーセントにとどまった。

 図2

9

Page 11:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

また近くにないと困るものを聞いたところ、7つの選択肢のうち、回答が半数を超えたのは、意外にもコンビニエンスストアと総合病院だけ。大手学習塾に至っては、わずか 7.1%だった。

図3

このことから、田舎暮らしにあこがれている人は田舎過ぎず都会過ぎない、程よい環境の場所を移住先に求めているのだと言える。近所にないと不便なものも、都会にしかないものではないため、決して都会ではないが、水洗トイレがあり、電車やバスも1時間に1本以上ある土地では移住をしたい人は約半数いるのではないだろうか。

・どんな人が移住者に多いのか?農業やってみたい人自然豊かな環境で子育てをしたい人仕事を辞めてゆったりと過ごしたい高齢者プライベートを充実させたい人

移住者には「郷に入っては郷に従うことができる人」」のタイプの人が多く、その地域での暮らしにうまくなじめる人が多い。何にでも興味を持てるクリエイティブな人が多い。 また、移住を受け入れるためには準備が大切である。・移住する側と受け入れる側でのニーズの把握とできるだけニーズに答えること。

10

Page 12:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

・オープンな話し合いによる合意形成:リフォームの有無・管理費の設定・移住者を受け入れるための環境の整備 など移住を受け入れるための準備についても載せようと思う。

<実際に作成したパンフレット>

11

Page 13:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

図4

12

Page 14:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

図5

13

Page 15:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

 第五章 パンフレットの評価

1. アンケート調査第四章で制作したパンフレットを読んでもらい移住についてどう思ったのか回答し

てもらう。またなぜそう思ったのか理由も回答してもらう。

実施対象:空き家を持っている人、将来的に空き家を持つ予定の人人数:男女20人年齢:20代から60代目的:実際に作成したパンフレットについての、効果を知りたいため。

[アンケート内容]

① 空き家・空き地は今どのような状態ですか?

活用している・何にも使っていない

② 空き家・空き地を活用してみたいと思いますか?

思う・思わない

思わないと答えた人は、理由も教えてください。

14

Page 16:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

1.2ページ

3.4ページ

③ パンフレットを読んで、移住を受け入れることに興味を持てましたか? 興味を持てた ・ 興味を持てなかった

④ パンフレット読んで、どう思いましたか?

ご協力ありがとうございました。

2. アンケート結果

15

Page 17:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

①  活用している 2人   何にも使っていない 18人

2

18

空き家を活用しているか 

活用している 活用していない

図6②   思う     7人   思わない      13人

7

13

空き家を活用してみたいと思いますか?

思う 思わない図7思わないと答えた人の理由

・どのように利用したらよいのかわからない。 5人・どんな人が住むのか不安          3人

16

Page 18:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

・話し合いと妥協点はどのくらいあるのか   3人・修繕費などの費用がかかる         2人

③ 興味を持てた 16人   興味を持てなかった 4人

16

4

パンフレットを読んで興味を持てましたか?

興味を持てた 興味を持てなかった図8

④ パンフレットを読んでどう思いましたか?

・将来の地方消滅を防ぐために、空き家を活用できるなら活用してみたいと思った。5人・移住を受け入れる側にもメリットが多くあることが分かった。3人・意外と地方の需要があることに驚いた。2人・移住を受け入れるためのことが分かりやすかった。2人・実際に移住をしている人の意見を載せているので、どんな人が住むのかという不安が少し解消された。1人・思っていたよりも自分の地元は空き家が増えて過疎が進んでいるんだなと思った。1人・地元が消滅してしまうのはさみしいと思った。1人

パンフレットを読んで、空き家を活用してみたいという意見が多かった。次いで、移住を受け入れる側にもメリットが多くあることが分かったという意見があった。地方消滅に危機感を感じるという意見も多かった。

17

Page 19:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

3. アンケートの考察・まとめ ヒアリング調査の時から、実際に空き家・空き地を持っているが活用している人は少なく、活用してみたいと思っている人も多くはないことが分かっていたが、アンケートからもそのことが分かったため空き家の活用方法を知らないだけなのだと考えられる。図8の結果から、パンフレットを読んだことで、空き家を活用してみたいという意見が多く、少しでも移住を受け入れることへの興味を持ってもらえた。また地方消滅の危機を身近に感じてもらうこともできたと思う。ヒアリング調査で、分かっていた移住を受け入れることへの不安をパンフレットに載せていたことで、パンフレットを読むことで移住を受け入れることの不安が解消できたので良かった。移住を受け入れるためには、準備をすることが大切である。移住者を受け入れるための、地域での環境の整備をするのには地域住民の協力が必要である。パンフレット読んでもらう人をもっと多くし、「移住」に対しての地域全体での理解を深めることが大切である。移住者を受け入れることのメリットも載せているので、「移住」に対する理解も深めることができたのではないだろうか。 今後、様々なパンフレットを作成するにあたって、見てもらう人を決めること、作る目的をはっきりすること、読んでもらう人がどのようなことを知りたいのかを調査したうえで説得力のある内容にすることが大切であると考えられる。また伝えたい情報の順番も順序だてて、伝えることも大切であることが分かった。

第六章 まとめ

 現在、過疎地域となっている場所には、都市部の人が見たこともないような美しい風景をいたるところで見ることができる。また、自然豊かな風土を活かした、農業や自然に触れることは、都市部で感じることは難しいのではないだろうか。過疎地域の活性化のためには、地域にもともとある豊かな資源をうまく活用していくべきである。 パンフレットを読み、移住についての考えを深めることで、過疎や少子高齢化がすすみ、衰退していってしまう地元を手助けすることができるのではないかと思ってもらえるのではないだろうか。日本の人口が東京や大阪などの都市部に集中してしまい、地方が消滅してしまうのは本当にもったいないと思う。 移住者を受け入れることは、少子高齢化が著しく進む過疎地域に活気を与えることができる非常に有効な手段であると考えることができる。移住者を永住者にし、地域再生の力となってもらうには、受け入れ態勢をしっかりと整え、地域住民と移住者との間にある壁を出来るだけ早く取り払い、お互いが歩み寄り、なじみあうようにしていく必要があると考えられる。地域が主体となった受け入れ態勢を整備し、地域と移住者の協働によって地域活性化が図られることが期待される。 この研究を通して、パンフレットを作成し、「移住」に興味を持ってもらうためには調査をし、「移住」を受け入れる側が何を知りたいのかをしっかり調査することが必要

18

Page 20:  · Web view「地方創生」という言葉が第2次安倍内閣発足の際に掲げられた。東京1極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目標として、掲げられた言葉である。「地方創生」という言葉をよく耳にするように

だと感じた。私は、パンフレットを作成することで、今地方が抱えている問題を、対象者に伝え、その改善策を提案し、問題を解決することを目的にしている。今回、パンフレットを作成するにあたって、私自身地元の良さを再認識することができたと思う。それとともに人口減少のペースがあまりにも急激であること、そして地方圏の減少ペースがさらに激しいことの問題を認識することができた。大都市部にこれまで以上に人口が集中し、地方圏の衰退が進むことで、日本が誇るべき自然、景観、文化、産業、暮らしの多様性が失われることに大きな危機感を抱いている。私自身の第一の問題意識は地方圏の人口減少対策である。地方圏からの転出を減らし、大都市部からの「移住」を増やした取り組みの結果、自分らしく働き、安心して暮らせる街、幸せな生活を送れる街が増えていくことを願います。私の地元は誇れる街であると思うので、自分の地元がこれからも 、ずっと繁栄していくためにも今回の研究で学んだことは、広く伝えていきたいと思う。

第七章 参考文献

ニッポニアニッポン 「地方創生とは」https://nipponianippon.or.jp/local-creation/news/

藤山浩 2015年 「人口減少対策における農山漁村地域の在り方について」鳥取県中山間地域研究センター

日本経済新聞 半数が「田舎で暮らしたい」、500 人調査(若者、地方へ)https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK23032_X20C12A3000000/?df=2

山陽新聞 2017年7月17日の記事 「玉島の空き家活用で移住促進を」

19