x t » o e p $z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o x i ^ m Ô h y b r ix t ª...

148
はるかべ工法 住宅編 設計・施工マニュアル はるかべ工法 住宅編 設計・施工マニュアル

Upload: others

Post on 10-Mar-2020

6 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

はるかべ工法住宅編設計・施工マニュアル

はるかべ工法 住宅編 設計・施工マニュアル

Page 2: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

はじめに●はるかべ工法は、窯業系・金属系やモルタルなどの適用外壁下地に専用接着剤を使って適用タイルやラグナロックを張る工法です。

●接着剤が目地にもなり、セメント目地を詰める必要がありません(一部商品を除く)。そのため短い工期を実現します。●「はるかべ工法 住宅編」は木造住宅および低層の鉄骨造住宅を想定しており、中でも本マニュアルは、木造適用のSAIDIXおよび鉄骨造適用のSAIDIX-LTへの施工法を記載しています。(巻末に、コンクリートブロック、ラスモルタル下地および薄型ALC下地への施工法も記載しています。)

使用するマニュアル●はるかべタイルベースWへの施工に関しましては、本マニュアルの施工方法にのっとってください。下地材施工関連部材は各メーカー指定品でもかまいませんが、形状・材質はINAX設定部材と同等以上(特に、留め付け釘はΦ2.4×50mm以上のステンレスリング釘)のものとしてください。

●HYBRIXに施工する場合は、「はるかべ工法 住宅編 HYBRIX仕様」の施工マニュアルを参照ください。●鉄筋コンクリート造、100mm厚以上のALCパネル、押出成形セメント板に施工する場合および外壁壁モザイクタイル[接着剤張り工法用]を使用する場合は、「はるかべ工法 ビル外壁編」の施工マニュアルを参照ください。

●塗り壁14(「AT-WALL塗り壁」工法用下地専用部材)、モエンパネルEX(モエン大壁工法専用板)、デラクリートセメントボードに施工する場合は、おのおのについて別途施工マニュアルをご用意しております。

2011年版 改訂のポイント(2010年版から改訂した内容)

主な改訂点は下記の通りとなります。

1. SAIDIXの変更●SAIDIXの廃番に伴い、SAIDIX14へ変更しています。※ 本文中および図中ではSAIDIXと表記しています。

2. シーリング材の変更●高耐候性シーリング材へ変更をしています。

3. 接着剤の新規設定●ワンパックボーイV1ライトを追加で設定しています。

この設計・施工マニュアルでは、各現場・各部位における納まりの詳細の全てを網羅することはできませんので、主な代表例を記載してあります。本書掲載以外の納まりご採用につきましては、商品性能の維持・外壁機能の発揮・不具合発生の防止・品質保証契約条件などを考慮され、注意事項に記載した免責事項をふまえた上でご判断いただきますよう、お願い申し上げます。

注 意

●タイル剥離防止など、施工後のお客様(第三者)に害が及ばないよう安全を図るために①建物及び地域の適用範囲②タイル・接着剤・下地材・システム専用部材など③施工方法等を規定しています。※施工中および施工後の事故防止のため、このマニュアルに沿って正しい施工をしてください。

Page 3: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

INDEX1.注意事項

1 安全衛生作業における注意点 22 部材保管・納入時の注意 23 施工上のポイント 34 設計および施工における禁止事項 35 維持管理のポイント 66 免責事項 7

2.設計・施工条件1 システムの構成 82 適用範囲 93 適用下地 104 外壁通気構法のポイント 115 寒冷地における施工のポイント 12

3.構成材料1 構成材料一覧表 142 SAIDIX形状図 173 SAIDIX-LT形状図 184 構成部材形状図 19

4.施工手順(木造・SAIDIX工事)1 システム構成図 252 工程図 263 施工手順 27

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事)1 システム構成図 362 工程図 373 施工手順 38

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)1 SAIDIX(-LT) 下地のチェック 482 板間処理(ジョイントテープの貼り付け) 493 不陸調整 514 タイル・ラグナロックの割り付け 515 タイル・ラグナロックの墨出し 516 タイル・ラグナロック張り付け 527 目地詰め・水洗い・酸洗い 588 検査 599 化粧シーリング 5910 最終検査 5911 補修方法 60

7.各部の納まり(木造・SAIDIX)1 タイル張り仕上げ

A 土台部 61B パネル縦ジョイント部 62C パネル水平ジョイント部 63D 出隅部 64E 入隅部 65F 軒天部 66G 開口部

外付けサッシ使用の場合 67 半外付けサッシ使用の場合 68

H オーバーハング部 70I 笠木部およびバルコニー床防水との取り合い部 71J 下屋部 72K ポーチ柱部 73L 垂れ壁部 74M 他部材との取り合い部 75

2 ラグナロック張り仕上げA パネル縦ジョイント部 76B パネル水平ジョイント部 77C 出隅部 78

D 入隅部 79E 開口部

外付けサッシ使用の場合 80 半外付けサッシ使用の場合 81

F オーバーハング部 83G 笠木部 84H ポーチ柱部 85

8.各部の納まり(鉄骨造・SAIDIX-LT)1 タイル張り仕上げ

A 土台部 86B パネル縦ジョイント部 87C パネル水平ジョイント部 88D 出隅部 89E 入隅部 90F 軒天部 91G 開口部

外付けサッシ使用の場合 92 半外付けサッシ使用の場合 93

H オーバーハング部 95I 笠木部およびバルコニー床防水との取り合い部 96J 下屋部 97K 垂れ壁部 98L 他部材との取り合い部 99

2 ラグナロック張り仕上げA パネル縦ジョイント部 100B パネル水平ジョイント部 101C 出隅部 102D 入隅部 103E 開口部

外付けサッシ使用の場合 104 半外付けサッシ使用の場合 105

F オーバーハング部 107G 笠木部 108

9.チェックリスト1 木造・SAIDIX 1092 鉄骨造・SAIDIX-LT 110

10.部材の施工方法1 構成部材の施工方法

1-1 土台水切り55の施工方法 1111-2 通気土台水切り55の施工方法 1121-3 バルコニー水切り55の施工方法 1131-4 通気見切り縁の施工方法 1141-5 垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法 1151-6 メタルラインの施工方法 1161-7 開口水抜き部材の施工方法 117

2 工具 118

11.特殊部位の施工について1 アーチ部の施工方法 119

12.タイル、ラグナロック張り工事補足1 タイル・ラグナロック張り仕上げ 1222 ラグナロック平コーナーストーン・入隅ストーンの納まり 127

13.コンクリートブロック、ラスモルタル下地 129

14.薄型ALC下地 132

Page 4: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

2

1.注意事項

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

安全衛生作業における注意点1

「安全は全てに優先する」という言葉の通り、施工工事においても安全を第一に考えた施工でなければなりません。施工工事に当たり災害発生を未然に防止し、安全でかつ快適な作業環境を作るため安全衛生心得、規則を守ってください。

安全衛生心得 ●安全第一に徹すること。●作業服は上下共に正しく着用すること。●作業場の整理整頓を行うこと。●作業者相互の安全確認を十分行うこと。●健康状態を十分確認すること。●電動工具、空気圧工具の安全性チェックを行うこと。

安全衛生規則 ●安全ヘルメット(墜落保護用)を着用すること。(労働安全衛生規則第539条)●滑りやすい履き物を使用しないこと。(建設業労働災害防止規程第25条)●墜落の恐れがあるときは、安全帯を着用すること。(労働安全衛生規則第520条)●足場の安全性を確認すること。●切断作業の際、長時間多量の粉塵を吸収すると健康を損なう恐れがあります。集塵装置付カッター並びに局所排気装置、防塵マスクの着用、うがい手洗いの励行、切断片の安全な処分等に留意してください。

部材保管・納入時の注意2

SAIDIX(-LT)の取り扱いおよび現場での保管時の注意●積みおろしの際には、ものに当てたり、落としたりして角などを損傷しないように十分注意してください。

●持ち運びは、垂直に小端立てにして運んでください。●汚れた手で触らないようにしてください。●吊り上げるときには、当て木などを用いてロープ掛けによる損傷を防いでください。

●現場に保管する場合は、なるべく施工場所に近い屋内の安全な所を選び、注意して積み重ねてください。

●雨等による水濡れや破損を避けるため、屋内の平らな場所に置いてください。やむを得ず屋外に置く場合は、風雨を避けるため防水シートで覆い、防水シートが飛ばないように養生してください。

●破損や汚れを避けるため、地面に直接置かないでください。保管の際にはパネルや角材を用いて飼木をしてください。

●飼木はSAIDIX(-LT)1枚につき5本以上敷いてください。●パレット積み保管は2段までとし、積み重ね高さは1m以下としてください。

接着剤およびタイルの保管時の注意●現場に保管する場合は、なるべく施工場所に近い屋内の安全な所を選んでください。●風雨を避けるため、また接着剤の劣化や変質を避けるため、屋内で保管してください。やむを得ず屋外に置く場合は、防水シートで覆い、防水シートが飛ばないように養生してください。

●接着剤は、日陰になる場所に保管してください。●水濡れや破損を避けるため、直接地面に置かないでください。

SAIDIX(-LT)の水濡れは、後に反り発生の原因となり、タイルの仕上がり・性能に影響を与えます。タイルの接着性能の低下やシーリング切れにもつながりますので、水濡れしたSAIDIX(-LT)は使用しないでください。

Page 5: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

3

1.注意事項

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

胴縁の機能

①防水、排水、排湿②通気③不陸調整④留め付け強度の向上⑤構造躯体の挙動緩和

施工上のポイント3

SAIDIX(-LT)の施工は、胴縁材を使用する外壁通気構法とします。胴縁には以下の5つの機能がありますが、いずれも建物を長持ちさせるための重要な機能です。本マニュアルに明記されている仕様で胴縁取り付けを必ず行ってください。

■胴縁サイズ・ピッチ18×45mm(縦ジョイント部、出隅部、入隅部、開口部等:18×90mm)木造:500mm以下、鉄骨造:606mm以下

防水処理をしっかり行ってください。防水は、外壁の重要な機能の一つですが、その処理が不十分ですと家財等に損害を与え、甚大な被害に発展していく事は自明の事です。本工法は、SAIDIX(-LT)面と下地防水処理の2段階で水の浸入を防ぐ“二重防水システム”を取り入れておりますが、特に下地防水処理は内部への水の浸入を防ぐ重要なポイントとなりますので、本マニュアルに記載されているように防水紙・防水テープの取り付けを必ず行ってください。後付けのエアコン工事、電気・配管工事、サンルームや庇などを施工する場合は、外壁との取り合いの防水について事前に十分検討し、施工業者様の責任において確実に防水処理を行ってください。(外装材表面にサンルームや庇等を直付けされますと縦ジョイント部などからの、伝い水がサンルーム内部・庇下部などに伝わります)

設計および施工における禁止事項4

●耐火建築物への施工(図-1)耐火構造が要求される建築物への施工はできません。

●鉄骨造への施工(図-2) SAIDIXSAIDIXの損傷や、タイル割れの原因となります。鉄骨造の場合は、SAIDIX-LTを使用ください。

●外張り断熱工法への適用本マニュアルの工法では、下地の動きに伴い、SAIDIX(-LT)の反りおよびタイル割れなどの生じる危険性があります。SAIDIXの場合の外張り断熱については別途特殊仕様の施工マニュアルを用意しております。

●常時水のかかる場所への施工(図-3)多量の水分や熱の影響により、吸水や乾燥などの過酷な条件がかかり、反りや凍害の原因となります。

禁 止

●次のような部位での使用はトラブルの原因となりますので、行わないでください。

図-2

図-1

図-3

Page 6: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

4

1.注意事項

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

●裏面から雨のかかる場所や塀などへの施工(図-4)裏面からの吸水や乾燥の繰り返しにより反りや凍害の原因となります。

●傾斜のあるパラペットへの施工(図-5)垂直な面に比べて、屋根に近い過酷な条件となります。凍害や雨漏りの原因となります。

●集合煙突への施工(図-6)煙突内で発生した水分がモルタルを通して外部へしみだし、SAIDIXの裏面から吸水して反りや凍害の原因となります。また、SAIDIX-LT裏面に影響を及ぼし、膨れ・鋼板の腐食などの原因となります。※実際に煙突として使用しないもの(飾り煙突)を除く。

●外勾配の笠木への施工(図-7)パラペット部の笠木を外勾配にすると雨水が外壁面を多量に流れて汚れの原因となります。

●基礎部のモルタルへの埋め込み施工(図-8)・毛細管現象によって吸水し、凍害やカビなどの原因となります。・結露水等の排出ができなくなり、土台部からの漏水の原因となります。

・躯体圧縮荷重に対するクリアランスが無くなるため、反り発生の原因となります。

●内付けサッシの使用(図-9)内付けサッシでは持ち出し寸法が限定されるため、納まりません。防水上問題がありますので、外付けサッシ(もしくは半外付けサッシ)を使用してください。また、サッシ外面のつたい水などによりサッシ両端が汚れたり、寒冷地などでは外壁面に結氷して凍害の原因にもなります。

●換気口での後付け換気フードの使用接続パイプと外壁材の間のシールが不完全な場合、壁体内に排気が漏れ壁体内結露を起こしたり外壁材表面に流れ出すことにより、断熱性能の低下、構造躯体の含水率上昇、外壁材の凍害等を引き起こす危険性が高まります(図-9)。接続パイプは外壁材表面より突出させ、パイプと外壁材の間にシーリングを確実に充填してください(図-10)。

●透湿防水シートの施工の不備透湿防水シートの施工の不備は直接漏水事故の原因となります。透湿防水シートや防水テープの施工は確実に行ってください。

●指定以外のサイズの胴縁や釘・ビスの使用SAIDIX(-LT)の留め付け強度が確保できずに、タイル面の反りの原因となります。胴縁の厚さ、幅、材質および、釘・ビスの太さ、長さ、材質共に指定のものを使用してください。

図-5

図-6

図-7

図-8

図-9

図-10

接続パイプ

外装材透湿防水シート

防水テープ内挿型

ベントキャップ

漏気結露

防水テープ透湿防水シート

外挿型ベントキャップ

シーリング

外装材

接続パイプ

図-4

Page 7: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

5

1.注意事項

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

●規定を超える胴縁間隔への施工規定を超える縦胴縁間隔ではSAIDIX(-LT)の留め付け強度を確保することができずに、施工後に反りや仕上げ材割れの原因となります。<胴縁間隔の規定>

木造 500mm以下鉄骨造 606mm以下

●胴縁幅90mm未満でのSAIDIX(-LT)継ぎ手部の施工(図-11)SAIDIX(-LT)継ぎ手部分での胴縁の幅が90mm未満だと、SAIDIX(-LT)端部からの釘打ち寸法が不足し、端部の割れが生じる原因となります。

●間柱上でのSAIDIXのジョイント(図-12) SAIDIX間柱上でSAIDIXの縦ジョイントを設定すると、SAIDIXの留め付けが胴縁にしか効かないため、十分な留め付け強度が得られません。脱落・反りなどの原因になります。

●SAIDIX(-LT)のジョイント部の突き付け施工(図-13)SAIDIX(-LT)のジョイント部を突き付けて施工するとシーリングが打てなくなり、目地追従性が悪く、雨漏りや凍害・反りの原因となります。

●SAIDIX(-LT)の乱張り施工(図-14)SAIDIX(-LT)の合じゃくり部や取り合い部でシーリングの施工不良などが起こり、雨漏り等の原因となります。

●適用下地以外への仕上げ材張り板体の基材性能が十分でないものや、接着剤との相性が悪いものがあり、反りや剥離の原因となります。

●指定以外の接着剤の使用接着性能が確保できないものや、SAIDIX(-LT)との相性が悪いものがあり、剥離の原因となります。

●ジョイントテープ無しや幅の異なるものでの施工(図-15)SAIDIX(-LT)板 間 の 仕 上 材 に 掛 か る 応 力 を 緩 和 で き ず に、 仕上げ材にクラックが発生する原因となります。

●水濡れしたSAIDIX(-LT)の施工SAIDIX(-LT)保管時や施工時における雨水・融雪水等での水濡れ状態のまま施工すると、壁面反りの発生等の原因となります。

●仕上げ材張り時の水濡れタイル張り時に雨水・融雪水等による水濡れがあると、接着性能の低下や壁面の反りの発生等の原因となります。

●寒冷地域での寒冷期の施工寒冷地域での寒冷期(昼間でも気温が5℃以下となる場合)の施工は、接着剤の硬化が大幅に遅くなり、接着不良の原因となります。

図-12

間柱

縦胴縁

図-13

図-14

図-15

タイル幅より狭い

図-11

90mm未満

Page 8: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

6

1.注意事項

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

維持管理のポイント5

外装材の性能を長期間維持し、美観を保つためには建築時に標準施工法による施工はもちろんのこと、入居後も適切なメンテナンスを進めていただくことが重要です。もし、適切な維持管理がなされず放置されますと、外装材のみならず建物自体の寿命を縮める結果にもなります。正しい施工と適切な維持管理を是非とも実施して頂くようお願い致します。

日常の維持管理とお手入れ方法●ホコリや汚れの清掃の際には、布や柔らかいブラシを使用し水洗いで清掃してください。※金属タワシなどの硬いものは使用しないでください。※シンナーなどの薬品や高圧洗浄機などの機器は使用しないでください。

点検・メンテナンスについて●メンテナンス工事は家を建築された住宅会社様を通じて専門業者により対処してください。●化粧シーリング材は一液型変成シリコーン系を使用してください。シリコーン系はタイルの表面を汚す恐れがあるので絶対に使用しないでください。

点検時期 ●建築後3年後を初回の目安とし、それ以後も1年ごと程度で点検を行ってください。●地震・台風などの後には、その都度点検を行ってください。

点検のポイント 〈外装材〉●外装材を外部からの衝撃など何らかの理由により破損した場合には、住宅会社様を通じて専門業者により補修してください。破損した外装材を取り外して新しい外装材を施工してください。また、地震等によりビス部のクラックが発生した場合は、破損した外装材を張り替えてください。

〈化粧シーリング部〉●シーリング部にクラック、肌わかれ、切れ等が入った場合は、住宅会社様を通じ専門業者により補修してください。(3~5年を目安に点検してください。)〈金属製役物等〉●水切り、見切り材等の金属製役物が錆びたり塗膜がはがれてきた場合は、住宅会社様を通じ専門業者により再塗装をしてください。住宅のメンテナンス時等に合わせて同時に塗り替えを行ってください。

メンテナンスのポイント 〈化粧シーリング部〉●クラック、肌わかれ、切れ等の部分のシーリングを除去し、プライマーを塗り、同種のシーリング材で充填してください。

●シーリングの材質等が問題となってクラックが入ったり切れたりした場合は、シーリングの材質を検討してから補修を行ってください。

注 意 事 項

〈増改築の際は〉●既存の建物の増改築によって新築の建物を接続する場合、必ずエキスパンションジョイントなどで縁を切って施工してください。

●建物の挙動の違いによって問題が起こりやすいので、既存の建物が同じ外装材を使用している場合も同様にエキスパンションジョイントを使用してください。

●その他、増改築・メンテナンス等については、住宅会社様・施工業者様など専門業者により行ってください。

Page 9: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

7

1.注意事項

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

免責事項6

弊社商品は、住宅等の外壁材として十分満足しうる品質を備えていますが、正しい施工と維持管理が行われることによってはじめて耐久性や耐候性、その他の諸性能が発揮されるものです。正しい施工と適切な維持管理を是非とも実施して頂くようお願いします。なお、万一製品に不具合が生じた場合は、次の免責事項をふまえたうえで対応いたしますのでご相談ください。

(1)保証期間経過後に申し出たもの、又は保証期間内に生じたものでも発見後1年以上申し出がなかった場合(2)建築・躯体の構造及び仕様に起因する場合(3)当社の定める設計基準に反して設計がなされた場合(4)当社の定める施工基準に反する施工、その他施工上の瑕疵、又は施工者の不法行為、債務不履行等による場合(5)純正部材・部品又は指定部材・部品を使用しなかった場合(6)当社の製品以外の部材による場合(7) 伝い水による汚れの付着、釘部や金属製の化粧部材(水切り・出隅 等)の錆やもらい錆、カビ、藻類などによる

外観上の変化による場合(8)入居者(管理者を含む)または、第三者による維持管理不行き届き並びに故意・過失による場合(9)外装工事完了後の増改築や補修又は設備機器・看板等の取り付け工事などによる場合(10)建物自体の変形や変位による場合(11)内部結露による下地材の腐蝕、経年変化による下地材の反り・くるいなどによる場合(12) 天災(廻りの戸建て住宅が過半被害を受ける自然災害や不可抗力)又は地盤・周辺環境・公害などに起因する場合(13)施工基準に反する保管・取扱いなど、施工管理が十分になされなかったことによる場合(14)初期の損傷又は不具合を発見したにもかかわらず、長期間放置したために生じた拡大被害の場合(15)施工当時実用化された技術では予測することが不可能な現象による場合(16)内部結露又は伝い水によって基材に損傷が生じた場合(17)保証書発行申請書類の内容と事実が異なる場合(18)外装工事以外の工事上の不具合による場合(19)補修塗装及び釘頭のタッチアップなどの補修用塗料使用箇所(20) 金属タワシ・金属ブラシなど不適当な器具及び薬品を用いた洗浄、又は不適当な高圧洗浄などによる損傷の場合(21) 特殊環境地域(温泉場、焼却炉付近、特殊ガス・熱・酸・アルカリ・塩類を発生する施設や工場、塩害地区、海・湖・

河川等の周辺で常時しぶきがかかるような地域、煙塵及び金属粉・石粉が堆積する地域)における損傷の場合(22)保証書の発行手続きに不備があった場合(23)保証書発行後であっても保証条件を満たしていなかった場合(24)その他、当社の責に帰さない事由による場合その他、ご不明の点などありましたら弊社営業窓口までご相談ください。

〈設備機器や後付け部材などを取り付けるときは〉●看板、設備機器、サンルーム、風除室などを外装材施工後に取り付ける場合は、必要に応じて一旦外装材を取り外すなど、適切な工事を行ってください。取り付けの際は、外装材に直接固定することはさけて必ず取り付け下地に固定してください。必要に応じて補強を行ってください。下地防水について適切な処置が必要です。住宅会社様・施工業者様により行ってください。

〈その他〉●外装材が破損する場合がありますので、外壁面にボールをぶつけるなどの衝撃は与えないようにしてください。

●土台部、大屋根等で積雪が外装材にかぶるところや入隅部の吹きだまりのできるところは、早急に積雪を除去するようにしてください。

●屋根からの雨だれ等により、外装材に常時雨水のはね上がりが起きないように工夫してください。

注 意 事 項

Page 10: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

2.設計・施工条件

8

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

システムの構成1

はるかべ工法は、窯業系・金属系やモルタルなどの適用外壁下地に専用接着剤を使って適用タイルやラグナロックを張る工法です。また、目地詰めする場合に限りINAX外装壁モザイクタイル※(50mm角、50mm二丁、50mm三丁)が使用可能です。※外装壁モザイクタイル[接着剤張り工法用]は目地詰めありなしに関わらず使用できません。

システム構成図 木造の場合はSAIDIX下地、鉄骨造の場合はSAIDIX-LT下地となります。(図はセメント目地を詰めない仕様です。タイル張りの場合、商品によっては目地を詰める場合があります。)

木造(SAIDIX下地)

〈タイル張り〉 〈ラグナロック張り〉

鉄骨造(SAIDIX-LT下地)

〈タイル張り〉 〈ラグナロック張り〉

ジョイントテープ

SAIDIX

シーリング(TTS-2H)

ハットジョイナーS

縦胴縁18×45以上

縦胴縁18×90以上

間柱

透湿防水シート

適用タイル

ワンパックボーイV1

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上

ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

ステンレスリング釘

間柱

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1

ラグナロック

ジョイントテープ

SAIDIX

増し貼りジョイントテープ

ドリルビス(F-TN55LT)

ワンパックボーイV1

適用タイル

透湿防水シート

鋼製胴縁

木胴縁18×90以上

木胴縁18×45以上

ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX-LT

ジョイントテープ

増し貼りジョイントテープ

SAIDIX-LT

ジョイントテープ

ラグナロック

ワンパックボーイV1

ドリルビス(F-TN55LT)

透湿防水シート

木胴縁18×90以上

木胴縁18×45以上

ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

鋼製胴縁

Page 11: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

9

2.設計・施工条件

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

適用範囲2

はるかべ工法(SAIDIX、SAIDIX-LT)は、以下の条件で使用できます。

●木造および鉄骨造建築で地上3階建て以下かつ高さ13m以下の建物に使用できます。●木造はSAIDIX、鉄骨造はSAIDIX-LTを使用します。●一般地域・寒冷地域共に胴縁仕様による通気構法を採用してください。●外張り断熱工法の建築物には適用できません※。※外張り断熱工法の建物には、別途特殊仕様のマニュアルを用意しております。

■国土交通大臣認定〈防耐火構造の認定番号〉 (認定取得者:NPO法人住宅外装テクニカルセンター)

防耐火区分 認定番号※1 名称

SAIDIX14防火構造 木造軸組

PC030BE-9201 窯業系サイディング表張/せっこうボード裏張/木造外壁木造枠組

準耐火構造 木造軸組QF045BE-9226 両面窯業系サイディング張/木造・鉄骨造外壁木造枠組

(認定取得者:旧株式会社INAX)防耐火区分 認定番号※1 名称

SAIDIX-LT 防火構造 不燃下地 PC030BE-0970

人造鉱物繊維断熱材充てん/タイル・硬質ウレタンフォーム裏張塗装鋼板表張/せっこうボード裏張/鉄骨造外壁(室内側のせっこうボードは12.5mm厚以上としてください。ロックウール(10K以上)またはグラスウール(10K以上)厚さ100㎜以上の断熱材を充てんしてください。)

※1: 構造用面材、内装材、断熱材の仕様は認定によって異なります。詳細については、当社ビジネスユーザー向け情報サイト「いいナビ」(http://iinavi.inax.lixil.co.jp/kijunho/taika/tai-top.php)をご確認ください。

〈材料認定番号〉 認定区分 認定番号 名称

SAIDIX14 準不燃材料 QM-0639 木質系繊維混入セメント・けい酸カルシウム板SAIDIX-LT ― ― ―

●上記の防耐火認定情報は変更される場合があります。最新の情報は、当社ビジネスユーザー向け情報サイト「いいナビ」 (http://iinavi.inax.lixil.co.jp/service/building_app/)をご確認ください。●認定書(写し)は次のサイトよりダウンロードできます。なお、ダウンロードは建築確認申請を行う設計様、建設会社様ご自身で取得手続きを行ってください(ダウンロードサービスをご利用になる場合は、簡単なユーザー登録が必要です)。・ 防耐火構造認定番号(国土交通大臣認定)

SAIDIX14・・・JTC(NPO法人住宅外装テクニカルセンター)サイト(http://www.jtc.or.jp/tech/bango.html)SAIDIX-LT・・・当社ビジネスユーザー向け情報サイト「いいナビ」(http://iinavi.inax.lixil.co.jp/kijunho/taika/tai-top.php)・ 材料認定番号(国土交通大臣認定)当社ビジネスユーザー向け情報サイト「いいナビ」(http://iinavi.inax.lixil.co.jp/kijunho/taika/bo-top.php)

■仕様SAIDIX SAIDIX-LT

地域 一般地域寒冷地域 通気構法(胴縁仕様※2)

適応建物 構造 木造軸組工法、木造枠組壁工法 鉄骨造 建物層間変形角:1/200以下高さ他 地上3階建て以下かつ高さ13m以下 地上3階建て以下かつ高さ13m以下

下地組

種類 柱・間柱、スタッド(芯材) C型鋼角型鋼

厚さ2.3mm 形状100×50×20mm以上厚さ2.3mm 形状100×100mm以上

間隔 500mm以下 606mm以下

たわみ量 ―空目地 風圧算定により、下地材のたわみ量が支持スパンの

1/200以下の設計

目地詰め 風圧算定により、下地材のたわみ量が支持スパンの1/300以下の設計

仕上げ材 接着剤張り用外装壁タイル、INAX外装壁モザイクタイル※3※4、ラグナロック接着剤 ワンパックボーイV1、ワンパックボーイV1ライト※5

※2:木胴縁は、SAIDIXの十分な留め付け強度を確保するために使用しますので、仕様通りのサイズを使用してください。また、SAIDIX(-LT)の面精度を上げるため、および通気層を確保するためにも胴縁仕様としてください。

※3:目地を詰める場合に限り使用可能です。※4:外装壁モザイクタイル[接着剤張り工法用]は適用外です。このタイルの適用範囲は「はるかべ工法ビル外壁編 設

計・施工マニュアル」に記載しております。※5:ワンパックボーイV1ライトは使用できるタイルが限られています。詳細についてはカタログをご確認ください。

Page 12: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

10

2.設計・施工条件

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

適用下地3

木造および低層の鉄骨造住宅における適用下地は、下表の専用下地およびINAX推奨下地になります。

使用するマニュアル●はるかべタイルベースWの施工に関しましては、本マニュアルの施工方法にのっとってください。下地材施工関連部材は各メーカー指定品でもかまいませんが、形状・材質はINAX設定部材と同等以上(特に、留め付け釘はΦ2.4×50mm以上のステンレスリング釘)のものとしてください。

●HYBRIX、「AT-WALL塗り壁」工法専用下地、モエンパネルEX(モエン大壁工法専用板)、デラクリートセメントボードにつきましては、おのおのについて別途施工マニュアルをご用意しております。

●下記下地以外に鉄筋コンクリート造、100mm厚以上のALCパネル下地、押出成形セメント板下地について施工可能ですが、こちらは「はるかべ工法 ビル外壁編」の施工マニュアルを参照ください。

はるかべ工法 住宅編 適用下地一覧表■専用下地 ※本マニュアルは の下地について記載しています。

名称 仕様 メーカー 品番 寸法 厚さ 寒冷地適用構造

木造 鉄骨造

SAIDIX14 木質系繊維混入セメント・けい酸カルシウム板 ㈱INAX DX455-14 455×3030 14 ○ ○ ×

SAIDIX-LT 硬質ウレタンフォーム裏打ち溶融亜鉛めっき鋼板 ㈱INAX DXL370-15 370×3030 15 ○ × ○

HYBRIX35 金属サンドイッチパネル ㈱INAX HXS910-35N 910×2880 35 ○ ○ ○HYBRIX45 金属サンドイッチパネル ㈱INAX HXS910-45N 910×2880 45 ○ ○ ○

■INAX推奨下地 ※本マニュアルは の下地について記載しています。

名称 仕様 メーカー 品番 寸法 厚さ 寒冷地適用構造

木造 鉄骨造

はるかべタイルベースW 木質系繊維混入セメント・けい酸カルシウム板 ニチハ㈱ WYHBASE14 455×3030 14 ○※4 ○ ×

塗り壁14※1

(「AT-WALL塗り壁」工法用専用板)

繊維混入セメント・けい酸カルシウム板

旭トステム外装㈱

NWA14 910×3030 14 ○※2 ○ ×7NWAT14 910×3030 14 × ○ ×7NWAT41 1000×3030 14 × ○ ×

モエンパネルEX※3

(モエン大壁工法専用板)木質系繊維混入セメント・けい酸カルシウム板 ニチハ㈱

EMX100 1000×3030 14 ○ ○ ×EMX100S 1000×2730 14 ○ ○ ×WLX100 910×3030 14 × ○ ×

WLX100S 910×2730 14 × ○ ×デラクリートセメントボード セメントボード 吉野石膏㈱ ― 910×1820 12.5 ○ ○ ○ALC薄型パネル 35,37 mm厚※5

軽量気泡コンクリートパネル ― ― 606×1820 35・37 ×※6 ○ ×

ALC薄型パネル50mm※5 軽量気泡コンクリートパネル ― ― 606×1820 50 ×※6 ○ ○

ラスモルタル下地 ― ― ― ― ― ○ ○ ×

※1 施工につきましては、旭トステム外装(株)にお問い合わせいただくか、旭トステム外装(株)の「AT-WALLテクニカルガイド」をご参照ください。

※2 寒冷地への配送は4月~11月になります。詳細は旭トステム外装(株)にお問い合わせください※3 モエンパネルEXは沖縄を除く地域限定品です。施工は下地組から塗装まで、細心の注意と熟練した技術が必要

となります。従ってニチハ株式会社指定の工事店、アイカ工業株式会社指定施工店による施工が必要となります。※4 北海道・沖縄を除く地域限定品です。※5 ALC薄型パネルの場合は、目地詰めできません。※6 ALCの寒冷地は、次世代省エネルギー基準(経産省・国土交通省告示2号)のⅠ・Ⅱ地域を指します。

この一覧に記載されていない下地材については使用できません。

※ 保証対象とする下地材はINAX「SAIDIX」「SAIDIX-LT」「HYBRIX」のみとさせていただきます。※ メーカー・品番によっては、地域により入手不可能または困難なものがあります。また品番・仕様については変更になることがありますので、詳細は各メーカーにお問い合わせください。

※ 防耐火構造認定については各メーカーのカタログ等をご確認ください。

Page 13: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

11

2.設計・施工条件

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

外壁通気構法のポイント4

外壁通気構法

外壁を施工する上で、一般地・寒冷地共に外壁通気構法を標準仕様とします。

内部結露の発生しやすい寒冷地・積雪地では、壁体内の通気により断熱材や木材に含まれている湿気を放出し、断熱性能を向上させ、住まいの耐久性を向上させます。一般地域では夏季の外壁内の蓄熱を防止し冷房効果を高め、湿気を防止するのに役立ちます。

外壁通気構法の効果●冬季壁体内の湿った空気を通気層からスムーズに屋外に排出して、内部の結露を防止します。そして、この効果により構造材を乾燥させ、住宅の耐久性を向上させます。●夏季日射熱が外壁や壁体内に蓄熱されないように通気層から熱気を放出し、室内温度の上昇を防いで住宅の冷房効果を上げます。

外壁通気構法の原理水蒸気は雨水に比べて極めて小さい粒子であるため、防湿層を設けても完全に防ぐことができずに壁体内に浸入してきます。そのため、壁体内から水蒸気を追い出す対策を考えなければなりません。屋内側に透湿抵抗の大きい防湿層を設けて湿気を遮断し、屋外側に抜けやすくすることが内部結露防止の基本となります。さらに外壁材の裏面に通気層を設けて、上下に開放部を作り、水蒸気が外側に拡散していくための道を作るものです。

※ 住宅金融支援機構の工事仕様書では「壁体内の水蒸気を外気などへ放出するために、窯業系サイディング張りは壁体内通気を可能とする構造とすること」としています。外壁通気構法は、水蒸気を放出するために最も効果の高い工法です。

注)外壁通気構法の詳細については、日本窯業外装材協会発行の住宅とサイディング「住宅の品質・耐久性向上と外壁通気構法」を参照ください。

〈通気の吸気口と排気口の設置方法〉●設置方法1 通気層が軒裏に連通し、有孔板や軒裏排気口などから排気される。主に温度効果による。

●設置方法2 通気層が小屋裏に連通し、小屋裏排気口により排気される。温度効果と風効果による。

設置方法1軒天井有孔板から湿気等の排気

設置方法2小屋裏・棟からの湿気等の排気

通気

暖房

冬冷気

透湿防水シート

湿気

湿気

防湿シート

熱気

通気

夏 蓄熱

透湿防水シート防湿シート

冷房

断熱材防湿シート内装材

防火ダンパー

外装材通気層

透湿防水シート

土台水切り外気

土台水切り

透湿防水シート

通気層外装材

内装材防湿シート断熱材

外気

3030

吸気口

サッシ横縦胴縁18×90以上

縦胴縁18×45以上

排気口(軒天井)

排気口(小屋裏・棟)

縦ジョイント部縦胴縁18×90以上

Page 14: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

12

2.設計・施工条件

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

寒冷地またはその他の山間部など、結露・凍害が起こりやすい地域では、以下のポイントも踏まえ、標準施工を行ってください。

●適用地域北海道、東北六県、新潟県、富山県、石川県、福井県、栃木県(北西部)、群馬県(北部)、山梨県、長野県、岐阜県(下呂周辺以北)、滋賀県(彦根市以北)、京都府(園部町・京北町周辺以北)、兵庫県(和田山以北)、紀伊山地、中国山地、四国山地、九州山地、その他山間部など、結露・凍害が起こりやすい地域

タイル張り・塗り仕上げ工事

●SAIDIX(-LT)の保管時および施工時期に、融雪水、雪、雨などによって水濡れしないようにしてください。SAIDIX(-LT)が水濡れした状態でタイル、ラグナロック施工を行うと、接着不良や壁面の反り発生等に大きく影響します。

寒冷地標準構法のポイント 1.土間の防湿処理① 床下防湿シートを敷き詰めた上から、乾燥した砂を押さえとして50mm程度敷き詰めてください。② 防湿シート接合部は、150mm以上重ねてください。

2.室内の防湿処理① 外部に面する室内部の壁面を防湿シートですき間なく張ってください。② 特に寒冷地では天井材の上、床材の下に防湿シートをすき間なく張ってください。③ 接合部は150mm以上重ね、粘着テープで貼り合わせてください。④ 土台部と根太との接合部にすき間ができないように通気止めを打ちまわし、床下から湿気が壁体内に流入するのを防いでください。

寒冷地における施工のポイント5

施 工 の ポ イ ン ト

●寒冷地域での寒冷期(昼間でも気温が5℃以下となる場合)の施工は行わないでください。

●SAIDIX(-LT)が乾燥した状態でタイル、ラグナロック張り工事を行ってください。

N

寒冷地域

内装材

床材

縦胴縁

防湿シート

断熱材

断熱材

SAIDIX

透湿防水シート

通気止

土台

基礎

防湿シート

大引

根太

150

防湿シート

Page 15: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

13

2.設計・施工条件

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

3.サッシ①寒冷地域のサッシは、結露防止のため二重サッシや断熱サッシを使用してください。②サッシの結露水が外壁面に流れ出すのを防ぐため、サッシは外壁面からの出を30mm以上確保してください。③開口幅500mm以上のサッシ上部は結露水等の排出のため、開口水抜き部材(F-WD)を使用してください。開口幅が500~900mmの場合は開口端部から50mm離した位置に1個ずつ、合計2個設置してください。 900mmを超える場合は開口端部から50mm離した位置に1個ずつ設置した上、水抜き部材の間隔が900mmを超えないような間隔で設置してください。

4.換気フード①換気フードの廻りは結露が発生しやすいため、その選定と取り付け、構造には十分注意してください。特に、接続パイプは外壁材表面より突出させ、パイプと外壁材の間にシーリングを確実に充填してください。②接続パイプと外壁材の間のシールが不完全な場合、壁体内に排気が漏れ壁体内結露を起こしたり外壁材表面に流れ出すことにより構造躯体の含水率上昇、外壁材の凍害等を引き起こす危険性が高まります。

5.笠木部①バルコニーの笠木は大きめに張り出すか、内側に傾斜させて、外壁に水が伝わらないようにしてください。②透湿防水シートをオーバーラップさせ、笠木取付金具位置に防水テープを捨て貼りするとともに、通気にも配慮してください。

6.その他①可能な限り、軒の出、土台基礎高さを確保することをおすすめします。②小屋裏、軒天部の換気については十分換気ができるよう工夫してください。③屋根などの落雪が直接壁面に当たらないよう配慮してください。④屋根面が壁面の途中で切れる場合の屋根軒先は半雪割り加工し、氷雪や雨水が壁面に集中しないように屋根工事において処置してください。⑤出隅部、垂直パラペット部も通気できるように配慮してください。

50 900mm 50

水抜き部材

900mm

接続パイプ

外装材透湿防水シート

防水テープ内挿型

ベントキャップ

漏気結露

防水テープ透湿防水シート

外挿型ベントキャップ シーリング

外装材

接続パイプ

笠木は内側へ傾斜

シーリング

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

半外付けサッシ防水テープ

SAIDIX

開口水抜き部材

シーリング(TTS-2H)

30mm以上

Page 16: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

3.構成材料

14

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

構成材料一覧表1

タイル下地材工事用構成部材 〈主要構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を維持するために必要な部材です。必ずご使用ください。

■共通種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

入隅材 捨て入隅50 K-IK50 ガルバリウム鋼板 L=3,050mm 5本/梱

シーリング 高耐候性シーリング材 TTS-2H 変成シリコーン系 低モジュラス 320ml/本ソーセージパック プライマー付き 20本/梱 SAIDIX(-LT)用

■木造種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

専用下地材 SAIDIX14 DX455-14 木質系繊維混入セメント・けい酸カルシウム板 455×3030×14 2枚/梱

SAIDIX留め付け用釘

CEリング釘50 50OR(700) ステンレス(SUS304) バラ釘φ2.4×50mm 700本/梱

連結釘(斜め連結) 50MR ステンレス(SUS304) φ2.4×50mm 200本/巻 10巻/梱

連結釘(垂直連結・逆巻き) 50DR ステンレス(SUS304) φ2.4×50mm 300本/巻 10巻/梱

ジョイナーハットジョイナーS F-TJS ガルバリウム鋼板 H=4mm L=2,000mm

(ボンドブレーカー付き) 20本/梱

片ハットジョイナーS F-TJSK ガルバリウム鋼板 H=4mm L=2,000mm(ボンドブレーカー付き) 20本/梱

■鉄骨造種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

専用下地材 SAIDIX-LT DXL370-15 硬質ウレタンフォーム裏打ち溶融亜鉛メッキ鋼板 370×3030×15  8枚/梱

SAIDIX-LT留め付け用ビス

ドリルビス F-TN55LT 鉄+ジオメット処理 φ4.8×55mm 500本/梱

SAIDIX-LT留め付け用補助ビス

木用ビス F-TP30 鉄+ジオメット処理 φ4.6×30mm 500本/梱 SAIDIX-LTの不陸修正用

出隅材 出隅材15LT K-DK15LT ガルバリウム鋼板 t=0.35mmL=3,030mm 6本/梱

スターター スターター15LT K-ST15LT ガルバリウム鋼板 t=0.35mmL=3,030mm 8本/梱

ジョイナーハットジョイナー F-TJJN ガルバリウム鋼板 H=9mm L=2,000mm

(ボンドブレーカー付き) 20本/梱

片ハットジョイナー F-TJJK ガルバリウム鋼板 H=9mm L=2,000mm(ボンドブレーカー付き) 20本/梱

Page 17: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

15

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

〈副構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を補完するための推奨部材です。

■共通種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

バックアップ材

バックアップ材 F-U10N 発泡ポリエチレン H6×W10 L=2,000mm 50本/梱バックアップ材 F-U13N 発泡ポリエチレン φ13mm×150m/巻 1巻/梱

補修部材 補修用プライマー F-PM 溶剤系 ハケ付 150ml 1缶/梱

水切り

土台水切り55 K-MA55/BL、 W アルミ押出成形品 L=3,030mmジョイント部材8個同梱 8本/梱

土台水切り55出隅 K-MDA55/BL、W 樹脂成形品 5個/梱土台水切り55入隅 K-MIA55/BL、W 樹脂成形品 2個/梱通気土台水切り55 K-TK55/BL、 W ガルバリウム鋼板 L=3,030mm 10本/梱土台水切り55用エンドキャップ K-MAC55/BL、W 樹脂成形品 左右各2個 4個/梱

バルコニー水切り55 K-MBA55/BL、W アルミ押出成形品 L=3,030mm ジョイント部材4個同梱 4本/梱

バルコニー下端、垂壁などで防水性向上のために使用

バルコニー水切り55出隅 K-MDBA55/BL、W アルミ押出成形品 ジョイント部材4個同梱 2個/梱

バルコニー水切り55入隅 K-MIBA55/BL、W アルミ押出成形品 ジョイント部材4個同梱 2個/梱

バルコニー水切り55用エンドキャップ K-MBAC55/BL EPDM 左右各2個 4個/梱

見切り材

通気見切り縁25 K-MAT25/BL アルミ押出成形品 L=3,030mmジョイント部材8個同梱 8本/梱

通気見切り縁25用出隅 K-MDAT25/BL アルミ押出成形品 ジョイント部材10個同梱 5個/梱

通気見切り縁25用入隅 K-MIAT25/BL アルミ押出成形品 ジョイント部材4個同梱 2個/梱

通気見切り縁35 K-MAT35/BL、W アルミ押出成形品 L=3,030mmジョイント部材8個同梱 8本/梱

通気見切り縁35用出隅 K-MDAT35/BL、W アルミ押出成形品 ジョイント部材10個同梱 5個/梱

通気見切り縁35用入隅 K-MIAT35/BL、W アルミ押出成形品 ジョイント部材4個同梱 2個/梱

通気見切り縁用エンドキャップ K-MATC/BL EPDM 左右各2個 4個/梱

垂れ壁用通気見切り縁25 K-TMA25/BL、W アルミ押出成形品 L=3,030mm 4本/梱 垂れ壁などで、縦曲を

使用する場合に使用仕上げ材 小口シーラー F-SL アクリル共重合樹脂 500ml ハケ付 1缶/梱

その他

通気部材(土台用) F-TB1000 ポリエチレン製 L=1,000mm 20本/梱

スペーサー2N F-SP2N 発泡PP 45×45mm t=2mm 22個/本粘着テープ付(L=1,000mm) 20本/梱

スペーサー5N F-SP5N 発泡PP 45×45mm t=5mm 22個/本粘着テープ付(L=1,000mm) 20本/梱

透湿防水シート F-W 特殊ポリエチレン透湿防水シート W=1m L=50m 1巻/梱

防水テープN F-T50N 両面粘着テープ ブチルゴム W=50mmL=20m 10巻/梱

開口水抜き部材 F-WD ポリエチレン樹脂 30個/梱 開口上部での排水

■鉄骨造種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

その他 スペーサーLT F-SPLT 発泡ABS 100個/梱

Page 18: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

16

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

タイル・ラグナロック張り仕上げ用構成部材 〈主要構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を維持するために必要な部材です。必ずご使用ください。

種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

接着剤張り用外装壁タイルINAX外装壁モザイクタイル※1

カタログ参照ラグナロック

接着剤ワンパックボーイV1 EG-V1/

G3,G4,G11専用一液型接着剤 エポキシ変成シリコーン2kg/パック 9本/梱

ワンパックボーイV1ライト※2 EG-V1LT/G3 専用一液型接着剤 

エポキシ変成シリコーン2kg/パック 9本/梱

ジョイントテープ(薄型)

ジョイントテープ(薄型)100mm幅 FATAPE-100 タイル最大幅100mm以下用

ブチルゴム系t=0.5mm20m/巻

バラ※ 1ケースは

12巻入り

使用するタイル幅に合わせて選定

ジョイントテープ(薄型)150mm幅 FATAPE-150 タイル最大幅150mm以下用

バラ※ 1ケースは

8巻入り

ジョイントテープ(薄型)235mm幅 FATAPE-235 タイル最大幅235mm以下用

バラ※ 1ケースは

4巻入り

ジョイントテープ(薄型)300mm幅 FATAPE-300 タイル最大幅300mm以下用

バラ※ 1ケースは

3巻入り

※1 モザイクタイルは目地詰めする場合に限り使用可能です。ただし、外装壁モザイクタイル[接着剤張り工法用]は目地詰めありなしに関わらず使用できません。

※2 ワンパックボーイV1ライトは使用できるタイルが限られています。詳細についてはカタログをご確認ください。

〈副構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を補完するための推奨部材です。種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

外装用目地材

イナメジBHシリーズ イナメジ BH2-20KGイナメジ BH3-20KG 住宅乾式外装材専用目地モルタル 20kg/梱

イナメジアルファシリーズ

イナメジアルファ1-20KGイナメジアルファ2-20KG 一本目地用 20kg/梱

イナメジアルファNシリーズ

イナメジアルファN11-20KGイナメジアルファN12-20KGイナメジアルファN14-20KG

塗り目地用 20kg/梱

仕上げ部材コバ面用塗料ウェットタイプ F-WCT100 シリコン系塗料 1缶/梱

コバ面用塗料 F-NHKB/** アクリルシリコン系塗料 1セット/梱 タイル・ラグナロック用コバ面塗料

その他 メタルライン金属見切り MDG-M1515/MTL-BL・W・SL ガルバリウム鋼板  L=1,820mm 4本/梱

工具 種類 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

切断刃SAIDIX切断刃 FK-TIP100 ダイヤモンドチップソー 1枚/梱 SAIDIX切断用

HYBRIX用切断刃180 FK-HX180 超硬チップソー φ180 1枚/梱 SAIDIX-LT切断用

コテ

3mmくし目コテ LKT-3 くし目高さ 3mm 1枚/梱5mmくし目コテ LKT-5 くし目高さ 5mm 1枚/梱ラグナロック用 くし目コテ LKT-10 くし目高さ 10mm 1枚/梱 ラグナロック用

Page 19: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

17

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

品名:SAIDIX14品番:DX455-14材質:木質系繊維混入セメント・けい酸カルシウム板

SAIDIX形状図2

9

73

45°

8

6

14

14

3

45°

3030

455

463

455

463

A部

B部

14

防水シール

A部詳細図 B部詳細図

Page 20: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

18

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

15

30

15

35

3030

370 40

0

37040

0

B部

A部

B部詳細図A部詳細図

品名:SAIDIX-LT品番:DXL370-15材質:硬質ウレタンフォーム裏打ち溶融亜鉛メッキ鋼板

SAIDIX-LT形状図3

Page 21: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

19

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

構成部材形状図4

タイル下地材工事用 〈主要構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を維持するために必要な部材です。必ずご使用ください。

   入隅材 シーリング材

品名 捨て入隅50 高耐候性シーリング材

品番 K-IK50 TTS-2H

形状

50 50

L=3,050mm320ml ソーセージパック プライマー1缶アダプター1個、ハケ1本同梱

用途 入隅部の防水 SAIDIX(-LT)用シーリング材

仕様 ガルバリウム鋼板 変成シリコーン系

入数 5本/梱 20本/梱

   留め付け部材(木造)

品名 CEリング釘50 連結釘(斜め連結) 連結釘(垂直連結・逆巻き)

品番 50OR(700) 50MR 50DR

形状 50

φ5

φ2.4

50

φ2.4

φ5

50

!5

φ2.4

バラ釘φ2.4×50mm φ2.4×50mm 200本/巻 φ2.4×50mm 300本/巻

用途 木造用板体留め付け釘 板体留め付け釘(釘打ち機用) 板体留め付け釘(釘打ち機用)

仕様 ステンレス(SUS304) ステンレス(SUS304) ステンレス(SUS304)

入数 700本/梱 10巻/梱 10巻/梱

ジョイナー(木造) 留め付け部材(鉄骨造)

品名 ハットジョイナーS 片ハットジョイナーS ドリルビス 木用ビス

品番 F-TJS F-TJSK F-TN55LT F-TP30

形状

2000mm/本

50

4

10

2000mm/本

4

10

40

φ4.8×55mm

55

10

4.8

φ4.6×30mm

30

10

4.6

用途 板間用ジョイナー 開口横などのジョイナー 板体留め付け用ビス 板体留め付け用補助ビス

仕様 ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板 スチール スチール

入数 20本/梱 20本/梱 500本/梱 500本/梱

Page 22: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

20

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

出隅材(鉄骨造) スターター(鉄骨造) ジョイナー (鉄骨造)

品名 出隅材15LT スターター15LT ハットジョイナー 片ハットジョイナー

品番 K-DK15LT K-ST15LT F-TJJN F-TJJK

形状

30 15

30

3030

18

15

55

L形状:5×10mm水抜き穴ピッチ303×9

10

950

40

10

9

3030mm/本 3030mm/本 2000mm/本 2000mm/本

用途 出隅用イカ頭 板体張り始め用 板間用ジョイナー 開口横などのジョイナー

仕様 ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板

入数 6本/梱 8本/梱 20本/梱 20本/梱

タイル下地材工事用 〈副構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を補完するための推奨部材です。バックアップ材 補修部材

品名 バックアップ材 バックアップ材 補修用プライマー

品番 F-U13N F-U10N F-PM

形状

φ13 10 6

φ13mm 50m/巻 L=2,000mm   150ml

用途 シーリングバックアップ シーリングバックアップ タイル補修時に使用

仕様 発泡ポリエチレン 発泡ポリエチレン 溶剤系

入数 1巻/梱 50本/梱 1缶/梱

    土台水切り

品名 土台水切り55 土台水切り55出隅 土台水切り55入隅 通気土台水切り55

品番 K-MA55/BL.W K-MDA55/BL.W K-MIA55/BL.W K-TK55/BL.W

形状

55

89.5

50

15.2

69.569.5

50

56.5

91.5

65.5

50

54

97.4

60

L=3,030mm L=3,030mm ジョイント部材8個同梱

用途 土台部の水切り材 土台水切り55の出隅役物 土台水切り55の入隅役物 土台部の通気水切り

仕様 アルミ押出成形品 樹脂成形品 樹脂成形品 ガルバリウム鋼板

入数 8本/梱 5個/梱 2個/梱 10本/梱

Page 23: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

21

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

土台水切り バルコニー水切り

品名 土台水切り55用エンドキャップ バルコニー水切り55 バルコニー水切り55出隅 バルコニー水切り55入隅

品番 K-MAC55/BL.W K-MBA55/BL.W K-MDBA55/BL.W K-MIBA55/BL.W

形状 91.5

56.5

左右各2個

80.5

85

4410

6565

120 120

9090

3535

L=3,030mm ジョイント部材4個同梱 ジョイント部材4個同梱 ジョイント部材4個同梱

用途 通気土台水切り55のエンドキャップ バルコニー部の水切り バルコニー水切り55の

出隅役物バルコニー水切り55の入隅役物

仕様 樹脂成形品 アルミ押出成形品 アルミ押出成形品 アルミ押出成形品

入数 4個/梱 4本/梱 2個/梱 2個/梱

※土台水切り55用エンドキャップは土台水切り55と通気土台水切り55両方に使用できます。バルコニー水切り 見切り材

品名 バルコニー水切り55用エンドキャップ 通気見切り縁25 通気見切り縁25用出隅 通気見切り縁25用入隅

品番 K-MBAC55/BL K-MAT25/BL K-MDAT25/BL K-MIAT25/BL

形状85

10

26.5

3030

30 70

25

74

25

74166

25

166

左右各2個L=3,030mm ジョイント部材8個同梱 ジョイント部材10個同梱 ジョイント部材4個同梱

用途 バルコニー水切り55のエンドキャップ 軒天部の通気見切り縁 通気見切り縁25の

出隅役物通気見切り縁25の入隅役物

仕様 EPDM アルミ押出成形品 アルミ押出成形品 アルミ押出成形品

入数 4個/梱 8本/梱 5個/梱 2個/梱

見切り材

品名 通気見切り縁用エンドキャップ 通気見切り縁35 通気見切り縁35用出隅 通気見切り縁35用入隅

品番 K-MATC/BL K-MAT35/BL.W K-MDAT35/BL.W K-MIAT35/BL.W

形状64

11.5

30

3070

62

35

357474

176176

35

左右各2個同梱L=3,030mm ジョイント部材8個同梱 ジョイント部材10個同梱 ジョイント部材4個同梱

用途 通気見切り縁のエンドキャップ 軒天部の通気見切り縁 通気見切り縁35の

出隅役物通気見切り縁35の入隅役物

仕様 EPDM アルミ押出成形品 アルミ押出成形品 アルミ押出成形品

入数 4個/梱 8本/梱 5個/梱 2個/梱

Page 24: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

22

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

見切り材 仕上げ材

品名 通気見切り縁用エンドキャップ 垂れ壁用通気見切り縁25 小口シーラー

品番 K-MATC/BL K-TMA25/BL、 W F-SL

形状30

11.5

64

25

75

左右各2個同梱 L=3,030mm 500ml ハケ付

用途 通気見切り縁のエンドキャップ

垂れ壁などで、縦曲を使用する場合に使用 小端面吸水止め

仕様 EPDM アルミ押出成形品  アクリル共重合樹脂

入数 4個/梱 4本/梱 1缶/梱

   その他

品名 通気部材(土台用) スペーサー2N スペーサー5N

品番 F-TB1000 F-SP2N F-SP5N

形状

21

20

100010002

45

45

45

45

10005

L=1,000mmL=1,000mm 1本から22個とれます

L=1,000mm 1本から22個とれます

用途 土台部の通気 不陸調整用 不陸調整用

仕様 ポリエチレン樹脂 発泡PP 発泡PP

入数 20本/梱 20本/梱 20本/梱

   その他 その他(鉄骨造)

品名 透湿防水シート 防水テープN 開口水抜き部材 スペーサーLT

品番 F-W F-T50N F-WD F-SPLT

形状100

0

12

8

30

150

2520

3.5

45

R0.3

W=1m L=50mW=50mm L=20m t=0.5mm

用途 躯体の防水・防風・透湿シート 開口廻りなどの防水 開口上部の水抜き部材 不陸調整用(鉄骨造用)

仕様 特殊ポリエチレン透湿防水シート 両面粘着タイプブチルゴム ポリエチレン樹脂 発泡ABS

入数 1巻/梱 10巻/梱 30個/梱 100個/梱

Page 25: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

23

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

タイル・ラグナロック張り仕上げ用 〈主要構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を維持するために必要な部材です。必ずご使用ください。接着剤

品名 ワンパックボーイV1 ワンパックボーイV1ライト

品番 EG-V1/G3,G4,G11 EG-V1LT/G3

形状

2kg/パック 2kg/パック

用途 接着剤として使用 接着剤として使用

仕様 エポキシ変成シリコーン エポキシ変成シリコーン

入数 9本/梱 9本/梱

ジョイントテープ

品名 ジョイントテープ(薄型)100mm幅

ジョイントテープ(薄型)150mm幅

ジョイントテープ(薄型)235mm幅

ジョイントテープ(薄型)300mm幅

品番 FATAPE-100 FATAPE-150 FATAPE-235 FATAPE-300

形状 100

150

235

300

t=0.5mm 20m/巻 t=0.5mm 20m/巻 t=0.5mm 20m/巻 t=0.5mm 20m/巻

用途 タイル最大幅100mm以下用 タイル最大幅150mm以下用 タイル最大幅235mm以下用 タイル最大幅300mm以下用

仕様 ブチルゴム系 ブチルゴム系 ブチルゴム系 ブチルゴム系

入数 バラ※1ケースは12巻入り バラ※1ケースは8巻入り バラ※1ケースは4巻入り バラ※1ケースは3巻入り

タイル・ラグナロック張り仕上げ用 〈副構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を補完するための推奨部材です。外装用目地材

品名 イナメジBHシリーズ イナメジアルファシリーズ イナメジアルファNシリーズ

品番 イナメジBH2-20KG,BH3-20KG

(JA)イナメジアルファ1-20KG,2-20KG

イナメジアルファN11-20KG,N12-20KG,N14-20KG

形状

20KG/袋 20KG/袋 20KG/袋

用途 目地モルタル 1本目地用 塗り目地用

仕様 既調合セメント目地モルタル 既調合セメント目地モルタル 既調合セメント目地モルタル

入数 1袋/梱 1袋/梱 1袋/梱

Page 26: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

24

3.構成材料

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

仕上げ部材 見切り材

品名 コバ面用塗料 コバ面用塗料ウエットタイプ メタルライン金属見切り

品番 F-NHKB/** F-WCT100 MDG-M1515/MTL-BL・W・SL

形状撹はん棒

ハケ希釈液

塗料

15328

15

L=1,820mm

用途 タイル・ラグナロック用コバ面塗料

タイル切断面処理用透明塗料

タイルと他の仕上げ材との見切り材

仕様 アクリルシリコン溶液 アクリルシリコン溶液 ガルバリウム鋼板

入数 1セット/梱 100ml/缶 4本/梱

工具 切断刃

品名 サイディング用切断刃 HYBRIX用切断刃180

品番 FK-TIP100 FK-HX180

形状

外径 φ100mm 外径φ180mm

用途 SAIDIX切断用 SAIDIX-LT切断用

仕様 ダイヤモンドチップソー 超硬チップソー φ180

入数 1枚/梱 1枚/梱

コテ

品名 3mmくし目コテ 5mmくし目コテ ラグナロック用くし目コテ

品番 LKT-3 LKT-5 LKT-10

形状

用途 ワンパックボーイV1塗布用 ワンパックボーイV1塗布用 ワンパックボーイV1塗布用(ラグナロック)

仕様 ステンレス製 L=210 ステンレス製 L=210 ステンレス製 L=210

入数 1本/梱 1本/梱 1本/梱

Page 27: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

25

4.施工手順(木造・SAID IX工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

システム構成図1

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX

ジョイントテープ

ジョイントテープ

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

捨て入隅50

縦胴縁18×90以上

縦胴縁18×45以上

ステンレスリング釘

ハットジョイナーS

片ハットジョイナーS

土台水切り55

透湿防水シート

バルコニー水切り55

防水テープ

Page 28: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

26

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

工程図2

関係者の事前打ち合わせ(P.27)▼

躯体及びSAIDIX工事

1.構造体(P.27)▼

2. SAIDIXの割り付け(P.28)▼

3.土台水切りの施工(P.29)▼

4.防水テープ・透湿防水シート張り付け(P.30)▼

5.胴縁の取り付け(P.31)▼

6. SAIDIXの施工(P.33)▼

7.シーリング処理(P.35)▼

タイル・ラグナロック張り工事

1. SAIDIX(-LT)下地のチェック(P.48)▽

2.板間処理(P.49)▽

3.不陸調整(P.51)▽

4.タイル・ラグナロックの割り付け(P.51)▽

5.タイル・ラグナロックの墨出し(P.51)▽

6.タイル・ラグナロック張り付け(P.52)▽

7.目地詰め・水洗い・酸洗い(P.58)▽

8.検査(P.59)▽

9.化粧シーリング(P.59)▽

10.最終検査(P.59)

※ この工程図は一般的な工程を示したものであり、工事責任区分を示したものではありません。 建物ごとの契約責任において予め責任区分を明確にしておいてください。

4.施工手順(木造・SAID IX工事)

Page 29: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

27

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

関係者の事前打ち合わせ3 -1

●躯体およびSAIDIX工事は、次工程であるタイル・ラグナロック工事の仕上がり・性能に大きな影響を与えます。下記要領で躯体およびSAIDIX工事が行われるように、関係者で事前に打ち合わせを行ってください。

躯体およびSAIDIX工事3 -2

1.構造体

■ 軸組工法への施工工 事

●間柱は、30×105mm(和室の場合は30×75mm)以上を使用し、主柱・間柱の間隔は心々500mm以下で取り付けてください。間柱が入っていないと胴縁やSAIDIXの留め付け強度が確保できません。

●柱、間柱、桁、胴差は外面合わせにして凹凸のないように調整してください。

●不陸限度の目安として、柱・間柱の目通りを3mm以内としてください。

●入隅部などで、胴縁を留め付ける部分に下地がない場合には、補助材や添え木を設けて胴縁の留め付けができるようにしてください。

●ボルト頭・補強プレート類は座掘して納めてください。

■ 枠組壁工法への施工の場合材 料

●構造用合板:厚さ9mm以上●構造材は乾燥材を使用してください。

工 事

●下地・構造用合板等は不陸や段差の無いように注意し、出隅・入隅・軒天部等の下地、構造用合板の突き付け部は、片方の構造用合板が突き出さないように施工してください。

●スタッド(芯材)の間隔は心々500mm以下としてください。●入隅部などで、胴縁を留め付ける部分にスタッド(芯材)がない場合には、補助材や添え木を設けて胴縁の留め付けが構造用合板のみとならないようにしてください。

●ボルト頭・補強プレート類は座掘して納めてください。

●枠組壁工法では、帯金物の湾曲を抑えるために屋根施工後できる限り期間をあけ、外壁工事直前に帯金物を取り付けるようにしてください。

施 工 の ポ イ ン ト

●仕上がりを美しくするには、下地精度が大きな決め手となりますので、段差の無いように施工してください。

※チェックリスト(P.109)を参照してください。

入隅部

窓 サ ッ シ の 選 定

●半外付けタイプ、もしくは外付けタイプをご使用ください。外壁の厚さ、胴縁の厚さを考慮し、必要な持ち出し寸法があるサッシを選定してください。

●サッシのつばの立ち上がり寸法は25㎜以上のものを使用してください。

基礎

500以下

500以下

間柱

土台

Page 30: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

28

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

2.SAIDIXの割り付け

工 事

●SAIDIXの割り付けは、事前に割り付け図を作成し、無駄の無いように行ってください。

●割り付けは、建物のモジュール、柱、間柱の位置などを考慮し、左右のバランスや材料ロスが少なくなるように目地位置を決めて割り付けてください。

●SAIDIXの縦ジョイント部、水平ジョイント部は縦ライン、横ライン通して割り付けてください。

●SAIDIXは、小幅物になりますと折れやすくなりますので、100mm以下とならないようにしてください。100mm以下の小幅がでる場合は切断して継ぎ張りをし、継ぎ手箇所は専用のジョイナーを介してシーリング処理をしてください。

●開口部廻りの切り欠き部が板幅の1/2以下になるようにしてください。切り欠きが1/2以上となる場合は、切断して継ぎ張りをし、継ぎ手箇所は専用のジョイナーを介してシーリング処理をしてください。

●SAIDIXの縦ジョイント部は柱上となるように割り付けてください。

●SAIDIXの納まりは、「各部の納まり」を参照してください。

SAIDIX割り付け

心振り分け 心目地分け

板幅

100m

m以上

板幅の1/2以下

Page 31: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

29

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

3.土台水切りの施工墨出し 工 事

●水平を十分確認して、水平基準墨を出してください。

水切りの取り付け 材 料

● 水切り:仕上がり厚さを考慮し、水切り形状を選定してください。

工 事

●水平基準墨に従って、土台部に水切りを取り付けてください。

●土台水切りの取り付けは、500mm以下でステンレスリング釘留めしてください。

●SAIDIXの下端と土台水切りとの間は、右図の様に必ず10mm~15mmのすき間を開けるようにしてください。シーリングや目地モルタルでふさがないでください。

10~15

mm

土台水切り55

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

SAIDIX

通気部材

Page 32: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

30

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

4.防水テープ・透湿防水シート張り付け

材 料●透湿防水シート:F-W またはNYG協会推奨品※透湿性の低いプラスチック系フィルムは、内部結露を起こしやすいので使用しないでください。

●防水テープ:F-T50N またはNYG協会推奨品で幅50mm以上の両面粘着タイプ

工 事●開口部廻りや設備配管廻りでは、透湿防水シートを張る前にサッシ枠や設備配管などに両面防水テープを貼り、透湿防水シートを密着させてください。サッシ枠では防水テープは右の図の順に貼り付けます。

●開口左右の防水テープは、開口上部の防水テープより突出しないよう貼り付けてください。

●防水テープはローラーなどで圧着してください。特に、四隅の重ね部は入念に圧着してください。

●透湿防水シートの張り方は横張りを原則とし、下から順に上下の重なりが90mm以上となるように張り上げてください。

●入隅部では、特に隙間、破れなどの防水上の欠陥を生じさせないように二重張りとしてください。

●出隅部では通しで張ってもかまいません。●透湿防水シートを継ぐ際は以下のように重ねてください。

面材がない場合 面材がある場合

一般部 柱・間柱1スパン分 150mm以上

入隅部 隅部左右とも1スパン分 隅部左右とも柱幅程度

出隅部 角部左右とも柱幅程度

●透湿防水シートは水切りの立ち上がりに被せてください。その際、透湿防水シートの下端が水切りの立ち上がり下端の上方15mm程度の位置にくるようにしてください。

●透湿防水シートの下端は、風によるばたつき防止のため、両面防水テープを介して固定してください。(通気部材など長尺の部材で押さえられる場合は必要なし。ただし、下屋部では防水上必要。)

●透湿防水シートはたるみのないように張り、万一破損した場合はその箇所から雨水が入り込まないように重ね張り、または防水テープで補修するなどの処置を行ってください。

施 工 の ポ イ ン ト

●透湿防水シートや防水テープの施工の不備は直接漏水事故につながりますので、施工は確実に行ってください。

●透湿防水シートは、防水テープを用いてサッシや設備配管などに密着させてください。

開口部廻り

一般部

〈面材がない場合〉 〈面材がある場合〉

柱・間柱の間隔

90以上

透湿防水シート

防水テープ

2

1

50以上

50以上

50以上 防水テープ

防水テープ

2

350以上

出隅部〈継がない場合〉 〈継ぐ場合〉

入隅部〈面材がない場合〉 〈面材がある場合〉

柱寸法以上

面材

柱・間柱の間隔

防水テープ

透湿防水シート

面材

150以上

90以上

Page 33: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

31

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

5.胴縁の取り付け

材 料

●縦胴縁のサイズ:18×45mm以上●胴縁の樹種:JASS11に規定されている、すぎ、まつ、べいつが、べいまつ、えぞまつ、とどまつ

●胴縁留め付け釘:長さ65mm以上のステンレス又は鉄釘、あるいは保持力のあるビス

警 告

ラワン等の腐朽しやすく割れやすい材質のものは胴縁として不適当です。外装材の剥落事故を招くおそれがありますので、絶対に使用しないでください。

工 事

● 500mmピッチ以下(柱・間柱間隔、スタッド(芯材)間隔)で取り付けてください。

●SAIDIX縦ジョイント部、出入隅部、開口横の胴縁は、90mm幅以上を使用してください。

●柱・間柱、スタッド(芯材)に上下300mmピッチ以下で釘留めし、縦ジョイント部、出隅部の胴縁は本柱上に2列で留め付けてください。

●躯体面での不陸・突起物をスペーサーなどで調整して胴縁を取り付けてください(胴縁面での凹凸は±1.0mm/2m以内としてください)。

■ 枠組壁工法への施工ポイント●枠組壁工法では、帯金物の湾曲を抑えるため屋根施工後できる限り期間をあけ、外壁工事直前に帯金物を取り付けるようにしてください。

施 工 上 の 注 意

●胴縁は下地のスタッド(芯材)に確実に留め付けてください。下地幅が不足する箇所は、補助材や添え木を設けるなどして、構造用合板部分のみへの留め付けとならないようにしてください。

●下地の追加が困難な場合、図の箇所についてのみ、構造用合板のみへの留め付けを可とします。

●留め付けは、ビス(φ4.2×40mm以上の木ビス)を使用します。

●面材は、胴縁留付ビスの必要保持力の確認が取れている構造用合板9mm厚以上としてください。

施 工 の ポ イ ン ト

●SAIDIXの下地組は胴縁を縦方向に入れて、通気が阻害されないように配置してください。

●SAIDIX壁面には、タイル重量が付加されます。SAIDIXの留め付け強度を十分に確保する必要があるため、指定材料・工事項目を守ってください。

●仕上がりを美しくするには、下地精度(胴縁面の精度)が大きく影響します。

●胴縁に使用する材料は、乾燥材を使用してください。

出隅部 入隅部

出隅部 入隅部

縦ジョイント部スタッドがダブルの位置に縦ジョイント部を設定し、90mm幅以上の胴縁を留め付けてください。シングル位置とせざるをえない場合は構造用合板のみへの留め付けとなるためビスを使用します。

柱添え木

透湿防水シート縦胴縁

18×90以上

胴縁留め付け釘 1列

500以下500以下

間柱

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

縦ジョイント部縦胴縁18×90以上

300以下 胴縁留め付け釘

2列

縦胴縁18×90以上

透湿防水シート

縦胴縁18×90以上

木ビスL=40以上

スタッド

構造用合板

縦胴縁18×90以上

木ビスL=40以上スタッド

かい木

構造用合板

釘L=65以上

スタッド

構造用合板

縦胴縁18×45以上

木ビスL=40以上

帯金物

3876

構造用合板 縦胴縁18×90以上

スタッド

釘L=65以上木ビスL=40以上

帯金物を回避する場合

Page 34: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

32

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

〈外壁通気構法の胴縁の配置方法〉●胴縁は通気が阻害されないように配置してください。●開口部廻りでは通気が遮断されないように、横方向にも連通させてください。

●開口部は窓下の腰壁や窓上部の通気を確保するために、窓廻りの外装材の納まりを考慮しながら胴縁にすき間を設けて、放湿拡散が十分に行われるように考慮してください。

●SAIDIXが開口部の上下で、割付幅100mm以下となる場合は、補強胴縁を取り付けてください。

〈通気の吸気口と排気口の設置方法〉●外壁通気構法は、通気層内の空気を入れ替えできるように、壁面下部(土台部)に吸気口を設け、上部(軒天・小屋裏)排気口を設置してください。

●軒天・小屋裏に換気する場合、胴縁は、軒裏まで延ばしてください。

●軒天材と外壁材との取り合いに、通気できる見切り縁等を使用しても排気口を確保できます。

30

吸気口

30

サッシ横縦胴縁18×90以上

縦胴縁18×45以上

排気口(軒天井)排気口(小屋裏・棟)

縦ジョイント部縦胴縁18×90以上

開口部

〈割付幅が100mm以下となる場合〉

!"#30

mm程度

30mm程度

胴縁18×90以上胴縁18×90以上

胴縁18×90以上胴縁18×90以上

30mm程度

30mm程度

!"#

外装材

通気層

軒裏換気

小屋裏換気

通気層

外装材

通気見切り縁

外装材

通気層

吸気口

吸気口

排気口

Page 35: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

33

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

6.SAIDIXの施工SAIDIXの切断・加工 材 料

●専用下地材:SAIDIX●切断刃:SAIDIX用切断刃 FK-TIP100

(防塵装置付きマルノコ推奨)

工 事

●SAIDIXの切断には、専用の切断刃を使用し、必ず防塵マルノコを使って、裏面から切断してください。

●切断箇所は必ずエアーで吹いて除去してください。●ダクト、配管などの孔開けにはコアドリルを使用してください。

〈切断面の処理〉●SAIDIXの小口面(切断面)で、シーリング処理を行わない部分については、小口シーラーを刷毛で塗布して防水処理を行ってください。

附属部材の取り付け 材 料

●入隅材:捨て入隅50

工 事

●入隅部には、捨て入隅50を釘で留め付けてください。また、必要に応じて通気見切り縁などを取り付けてください。

切断刃FK-TIP100

コアドリル

捨て入隅50取り付け

注 意

●切断の際、切り粉が目や体に飛散すると非常に危険です。必ず長袖などの作業服を着用の上、保護眼鏡、防塵マスクを付けて作業を行ってください。

注 意

●ジグソーで孔開けすると負荷が掛かり折れる危険性があります。

捨て入隅50

透湿防水シート

縦胴縁18×90以上

Page 36: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

34

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

SAIDIXの取り付け 材 料

●専用下地材:SAIDIX●釘・ビス:品番 種類50MR、50DR 連結釘50OR(700) 手打ち用ステンレスリング釘F-SN41 木用ビス

●ジョイナー:部位 指定ジョイナー

縦ジョイント部 ハットジョイナーS開口部周り、入隅部 片ハットジョイナーS

工 事

● 割り付けに合わせSAIDIXを上表の釘またはビスで取り付けます。専用釘:CEリング釘50他

● 釘・ビス打ち間隔は、長尺方向では胴縁ごと(500mmピッチ以下)に、短尺方向は3本以上留め付けてください。

●柱・間柱(スタッド(芯材))をねらって釘留めしてください。

● 釘・ビス打ちは、SAIDIX実厚部の端部から25mm~35mmとしてください。

● 釘・ビス頭が出ないようにしっかりと打ち込んでください。

● SAIDIX縦ジョイント部は突きつけ施工は避けて、ハットジョイナーSを使用してください。ハットジョイナーSは釘留めしてください。また、その部分の下地は90mm幅以上の胴縁を使用してください。

● 反り、ジョイント部の不陸、表面に欠陥・汚れの無いようにしてください。

● SAIDIXの張り精度は、±1.0mm/2m以内にしてください。

● 出隅部分の留め付けはSAIDIX端部から25~35mmの位置および60~70mmの位置で2列打ちとしてください。

■ 枠組壁工法への施工ポイント● SAIDIXは下地(スタッド、添え木)をねらって留め付けますが、やむをえず下地から外れる場合は木用ビスF-SN41を使用し胴縁および構造用合板に留め付けてください。

施 工 の ポ イ ン ト

●水濡れしたSAIDIXの施工、濡れた下地への施工は行わないでください。吸水したSAIDIXは施工後に乾燥して収縮し反りの原因となったり、シーリングの目地切れの原因となります。

●SAIDIX壁面には、タイルの重量が付加されます。SAIDIXの留め付け強度を十分に確保する必要があるため、釘のサイズや本数を守ってください。

●仕上げ材の仕上がりを美しくするには、下地精度(SAIDIX面の精度)が大きな決め手となります。

縦ジョイント位置〈ダブルスタッドの箇所(原則)〉 〈シングルスタッドの箇所〉

入隅部〈下地追加が困難な場合〉

25~35mm

500以下

25~35

mm

ステンレスリング釘φ2.4×50mm

ハットジョイナーS

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

500以下

SAIDIX

帯金物を 回避する場合

釘L=65以上

スタッド

構造用合板

縦胴縁18×45以上

木ビスL=40以上

木用ビス(F-SN41)

帯金物

3876

構造用合板 縦胴縁18×90以上

スタッド

釘L=65以上

ステンレスリング釘

木ビスL=40以上

木用ビス(F-SN41)

SAIDIX

木用ビス(F-SN41)

縦胴縁18×90以上

木ビスL=40以上 スタッド

かい木

構造用合板

Page 37: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

35

4.施工手順(木造・SAID IX工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

7.シーリング処理

材 料

●シーリング材:SAIDIX用シーリング材(TTS-2H)●ジョイナー:ハットジョイナーS(F-TJS)、片ハットジョイナーS(F-TJSK)

工 事

●SAIDIX縦ジョイント部、出隅部、入隅部、開口部、他部材との取り合い部等に、防水シーリング処理を行います。シーリングは二面接着となるように、指定のジョイナー、バックアップ材を用いて確実に行ってください。

●SAIDIX用シーリング材(TTS-2H)に附属のプライマーをシーリング打設面に必ず塗布し、プライマーが乾燥(30分以上)した後に、シーリングを打設ししっかり押さえてください。

●シーリング材は、SAIDIX表面よりはみ出さないようにしてください。不陸となり、タイル表面の平滑度に影響を及ぼします。

●SAIDIXの小口面(切断面)で、シーリング処理を行わない部分については、小口シーラーで防水処理を行ってください。

●幅500mm以上のサッシ上部は結露水等の排出のため、開口水抜き部材(F-WD)を使用してください。(施工方法等はP.117を参照)

施 工 の ポ イ ン ト

●土台水切り・バルコニー水切りとSAIDIXとの取り合いは、絶対にシーリングしないでください。ただし、防水のためバルコニーのつけねでは、本体壁から50mm程度の部分はシーリングしてください。

●SAIDIX縦ジョイント部、出隅、入隅、開口廻りなどシーリングはSAIDIXの突き付け施工は行わないで、必ず10mmのすき間を設けシーリング処理を行います。

●ジョイナーは、縦ジョイント部では指定のハットジョイナーS、出入隅部・軒天部・開口周りでは指定の片ハットジョイナーSを使用します。

●必ずSAIDIX用シーリング材(TTS-2H)を使用してください。

施 工 の ポ イ ン ト

●壁面の防水は、タイル面ではなくSAIDIX面で確保します。SAIDIX面でのシーリング処理は確実に行ってください。

開口部

出隅部〈タイル目地詰め・ラグナロックの場合〉

〈タイル空目地〉

入隅部

縦ジョイント部

50 900mm程度 50

水抜き部材

900mm程度

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

この面より外側に出ないように

縦胴縁

透湿防水シート

この面より外側に出ないように

片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

縦胴縁

縦胴縁

透湿防水シート

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

捨て入隅50

シーリング(TTS-2H)

ハットジョイナーS

この面より外側に出ないように

透湿防水シート

Page 38: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

ジョイントテープ

シーリング(TTS-2H)

ジョイントテープ

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

捨て入隅50

木胴縁18×90以上

木胴縁18×45以上

ハットジョイナー

出隅材15LT

土台水切り55

スターターLT

防水テープ

透湿防水シート

バルコニー水切り55

36

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

システム構成図1

Page 39: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

37

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

工程図2

関係者の事前打ち合わせ(P.38)▼

躯体及びSAIDIX工事

1.構造体(P.38)▼

2. SAIDIX-LTの割り付け(P.40)▼

3.土台水切りの施工(P.41)▼

4.防水テープ・透湿防水シート張り付け(P.42)▼

5.胴縁の取り付け(P.43)▼

6. SAIDIX-LTの施工(P.45)▼

7.シーリング処理(P.47)▼

タイル・ラグナロック張り工事

1. SAIDIX(-LT)下地のチェック(P.48)▽

2.板間処理(P.49)▽

3.不陸調整(P.51)▽

4.タイル・ラグナロックの割り付け(P.51)▽

5.タイル・ラグナロックの墨出し(P.51)▽

6.タイル・ラグナロック張り付け(P.52)▽

7.目地詰め・水洗い・酸洗い(P.58)▽

8.検査(P.59)▽

9.化粧シーリング(P.59)▽

10.最終検査(P.59)

※ この工程図は一般的な工程を示したものであり、工事責任区分を示したものではありません。建物ごとの契約責任において予め責任区分を明確にしておいてください。

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事)

Page 40: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

606以下

606以下

胴縁用取り付け金物

606以下606以下

C-100×50×20×2.3

90mm幅以上

□-100×100×2.3mm以上

ドリルビス(F-TN55LT)

38

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

関係者の事前打ち合わせ3 -1

●躯体およびSAIDIX-LT工事は、次工程であるタイル・ラグナロック工事の仕上がり・性能に大きな影響を与えます。下記要領で躯体およびSAIDIX-LT工事が行われるように、関係者で事前に打ち合わせを行ってください。

下地組およびSAIDIX-LT工事3 -2

1.下地組●必ずC型鋼などで鋼製の下地胴縁を設けてください。●鋼製胴縁は柱や梁に直接溶接せず、不陸調整をかねて胴縁用取り付け金物(Lアングル等)を介して取り付けてください。

●鋼製胴縁のピッチは606mm以下とし、不陸は3mm以内としてください。

●鋼製胴縁は100×50×20×2.3mmのC型鋼をたわみを考慮して選定してください。3.2mm以上の厚さになりますと、ビスの留め付けに手間がかかります。

●鋼製胴縁は風圧算定により支持スパンに対してのたわみ量が以下に示すようにしてください。

支持スパンに対するたわみ量目地詰めなし 1/200以下目地詰めあり 1/300以下

●SAIDIX-LT縦ジョイント部の鋼製胴縁は□-100×100×2.3mm以上を使用してください。

●開口部廻りの下地材は、SAIDIX-LT留め付けの下地であるとともに開口部にかかる風圧も支えることになります。特に大型の開口部がある場合、その廻りの下地材は独自に仕様を検討する必要があります。

※チェックリスト(P.110)を参照してください。

Page 41: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

3mm以内H/1000以内

3mm以内H/1000以内

2mm以内

溶接バリ

L

3mm以内、L/1500以内

スペーサー

3mm以内

1mm以内

39

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

下地の精度 ●下地の面段差は2mm以内としてください。●溶接バリが出ないように、面一に仕上げてください。

●下地の建ちは3mm以内でかつ高さの1/1000以内としてください。

● 胴縁の曲がりは3mm以内とし、かつ胴縁の長さの1/1500以内としてください。

●胴縁のねじれは1mm以内としてください。●下地の通りは3mm以内としてください。段差はスペーサー等で調整します。

窓サッシの選定 ●半外付けタイプ、もしくは外付けタイプをご使用ください。

施 工 の ポ イ ン ト

●内付けタイプでは持ち出し寸法が限定されるため、納まりません。外壁の厚さ、胴縁の厚さを考慮し、必要な持ち出し寸法があるサッシを選定してください。

●サッシのつばの立ち上がり寸法は25mm以上のものを使用してください。

Page 42: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

心振り分け 心目地分け

板幅

100m

m以上

板幅の1/2以下

40

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

2.SAIDIX-LTの割り付け

工 事

●SAIDIX-LTの割り付けは、事前に割り付け図を作成し、無駄の無いように行ってください。

●SAIDIX-LTの縦ジョイント部、水平ジョイント部は縦ライン、横ライン通して割り付けてください。

●SAIDIX-LTは、小幅物になりますと折れやすくなりますので、100mm以下とならないようにしてください。100mm以下の小幅がでる場合は切断して継ぎ張りをし、継ぎ手箇所は専用のジョイナーを介してシーリング処理をしてください。

●開口部廻りの切り欠き部が板幅の1/2以下になるようにしてください。切り欠きが1/2以上となる場合は、切断して継ぎ張りをし、継ぎ手箇所は専用のジョイナーを介してシーリング処理をしてください。

●SAIDIX-LTの縦ジョイント部は角型鋼上となるように割り付けてください。

●SAIDIX-LTの納まりは、「各部の納まり」を参照してください。

SAIDIX-LT横張り

Page 43: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

木胴縁18×45以上

スターターLT

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1

土台水切り55

適用タイル

透湿防水シート

C-100X50X20X2.3

C-100X50X20X2.3

10~15

mm

41

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

3.土台水切りの施工墨出し 工 事

●水平を十分確認して、水平基準墨を出してください。

水切りの取り付け 材 料

● 水切り:仕上がり厚さを考慮し、水切り形状を選定してください。

工 事

●水平基準墨に従って、土台部に水切りを取り付けてください。

●土台水切りの取り付けは、606mm以下でビス留めしてください。

●SAIDIX-LTの下端と土台水切りとの間は、右図の様に必ず10mm~15mmのすき間を開けるようにしてください。シーリングや目地モルタルでふさがないでください。

Page 44: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

出隅部 〈継ぐ場合〉

一般部

開口部廻り

2 2

1

350以上

50以上

50以上

50以上 防水テープ

防水テープ

サッシ

防水テープ

透湿防水シート

入隅部

〈継がない場合〉

90以上

90以上

防水テープ

透湿防水シート

透湿防水シート

1スパン以上

1スパン以上1スパン以上

透湿防水シート

透湿防水シート

100以上100以上

□-100×100×2.3

透湿防水シート

□-100×100×2.3

42

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

4.防水テープ・透湿防水シート張り付け

材 料

●透湿防水シート:F-W またはNYG協会推奨品※透湿性の低いプラスチック系フィルムは、内部結露を起こしやすいので使用しないでください。

●防水テープ:F-T50N またはNYG協会推奨品で幅50㎜以上の両面粘着タイプ

工 事

●開口部廻りや設備配管廻りでは、透湿防水シートを張る前にサッシ枠や設備配管などに両面防水テープを貼り、透湿防水シートを密着させてください。サッシ枠では防水テープは右の図の順に貼り付けます。

●開口左右の防水テープは、開口上部の防水テープより突出しないように貼り付けてください。

●防水テープはローラーなどで圧着してください。特に、四隅の重ね部は入念に圧着してください。

●透湿防水シートの張り方は横張りを原則とし、下から順に張り上げてください。透湿防水シートの上下の重なりは90mm以上としてください。

●透湿防水シートは、鋼製胴縁の上に両面テープで留め付けてください。

●左右の透湿防水シートを継ぐ際は、防水テープを使用してそれぞれの透湿防水シートをつなぎ合わせてください。または、1スパン以上重ね代を取ってください。

●入隅部では、特にすき間、破れなどの防水上の欠陥を生じさせないように二重張りとしてください。入隅部では1スパン以上両方に重ねてください。

●出隅部では通しで張ってもかまいません。継ぐ場合は二重張りとし、角部左右とも柱幅程度重ねてください。

●透湿防水シートは水切りの立ち上がりに被せてください。その際、透湿防水シートの下端が水切りの立ち上がり下端の上方15mm程度の位置にくるようにしてください。

●透湿防水シートの下端は、風によるばたつき防止のため、両面防水テープを介して固定してください。(通気部材など長尺の部材で押さえられる場合は必要なし。ただし、下屋部では防水上必要。)

●透湿防水シートはたるみのないように張り、万一破損した場合はその箇所から雨水が入り込まないように重ね張り、または防水テープで補修するなどの処置を行ってください。

施 工 の ポ イ ン ト

透湿防水シート・防水テープによる下地防水処理は、建物内部への水の浸入を防ぐ重要なポイントとなりますので、透湿防水シート・防水テープの施工は確実に行ってください。

Page 45: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

縦ジョイント部木胴縁18×90以上

木胴縁18×45以上

透湿防水シート

出隅部 入隅部

900以下

ビス

木胴縁18×90以上

透湿防水シート

C-100×50×20×2.3mm以上

透湿防水シート

縦胴縁18×90以上

ビス

下地精度の確認

SAIDIX-LT縦ジョイント部

±1.0mm/2m以内

定木

43

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

5.木胴縁の取り付け

材 料

●縦胴縁のサイズ:18×45mm以上●胴縁の樹種:JASS11に規定されている、すぎ、まつ、べいつが、べいまつ、えぞまつ、とどまつ

工 事

● 606mmピッチ以下(鋼製胴縁ごと)で取り付けてください。

●鋼製胴縁に不陸がある場合は木胴縁取り付け時にスペーサーで調整してください。

●SAIDIX-LT縦ジョイント部、出入隅部、開口周りの胴縁は、90mm幅以上を使用してください。

●鋼製胴縁に900mmピッチ以下でビス留めしてください。

● ここでの留め付けは仮留め程度としてください。SAIDIX-LTの留め付けで本固定されます。

●SAIDIX-LT を張る前に下地の状態・精度を確認してください。

●胴縁面での凹凸は±1.0mm/2m以内としてください。

●特にSAIDIX-LTジョイント部は他の胴縁面から飛び出ないようにしてください。

施 工 の ポ イ ン ト

●SAIDIX-LTの下地組は木胴縁を縦方向に入れて、通気が阻害されないように配置してください。

●仕上がりを美しくするには、下地精度(木胴縁面の精度)が大きく影響します。

警 告

ラワン等の腐朽しやすく割れやすい材質のものは胴縁として不適当です。外装材の剥落事故を招くおそれがありますので、絶対に使用しないでください。

Page 46: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

下部の胴縁が柱・間柱に十分留め付けられない場合には、下図のように留め付けてください。

開口部

開口部900mm以上の場合すき間をあける

すき間をあける900mm以上の場合

10mm程度

10mm程度

30mm程度

30mm程度

30mm程度

30mm程度

胴縁18×90以上

胴縁18×90以上

10mm程度10

mm程度

〈吸気口〉

〈排気口〉

通気層

外装材

通気見切り縁

吸気口

通気層

外装材

縦ジョイント部縦胴縁18×90以上

排気口(小屋裏・棟)

サッシ廻り横胴縁18×90以上

排気口(軒天井)

縦胴縁18×45以上

サッシ廻り縦胴縁18×90以上

3030

吸気口

44

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

〈外壁通気構法の胴縁の配置方法〉●木胴縁は通気が阻害されないように配置してください。

●開口部廻りでは通気が遮断されないように、横方向にも連通させてください。

●開口部は窓下の腰壁や窓上部の通気を確保するために、窓廻りの外装材の納まりを考慮しながら胴縁にすき間を設けて、放湿拡散が十分に行われるように考慮してください。

なお、開口幅900mmを越える開口部上側の横胴縁は、1000mmにつき1ヶ所以上、10mm程度のすき間を設けてください。

〈通気の吸気口と排気口の設置方法〉●外壁通気構法は、通気層内の空気を入れ替えできるように、壁面下部(土台部)に吸気口を設け、上部(軒天・小屋裏)排気口を設置してください。

●軒天・小屋裏に換気する場合、胴縁は、軒裏まで延ばしてください。

●軒天材と外壁材との取り合いに、通気できる見切り縁等を使用しても排気口を確保できます。

Page 47: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

木胴縁18×90以上C-100×50×20×2.3mm以上

透湿防水シート

捨て入隅50

ドリルビス(F-TN55LT)

出隅材

透湿防水シート

木胴縁18×90以上

□-100×100×2.3mm以上

出隅材

スターター

ドリルビス(F-TN55LT)木胴縁

透湿防水シート

C-100×50×20×2.3mm以上

スターター

捨て入隅50取り付け

45

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

6.SAIDIX-LTの施工SAIDIX-LTの切断・加工 材 料

●専用下地材:SAIDIX-LT●切断刃:HYBRIX用切断刃180

(防塵機能付きマルノコ推奨)

工 事

●SAIDIX-LTの切断には、専用の切断刃を使用し、必ず防塵マルノコを使って、裏面から切断してください。

●切断箇所は必ずエアーで吹いて除去してください。●ダクト、配管などの孔開けにはコアドリルを使用してください。

附属部材の取り付け 材 料

●入隅材:捨て入隅50●スターター:スターター15LT●出隅材:出隅材15LT●留め付けビス:ドリルビス(F-TN55LT)

工 事

●入隅部には、捨て入隅50をビスで留め付けて下さい。●出隅材 出隅部に出隅材をドリルビスで取り付けて下さい。●スターター 最下端部分にスターターをドリルビスで取り付けて下さい。

SAIDIX-LTの取り付け

材 料

●専用下地材:SAIDIX-LT●ビス:品番 種類F-TN55TL SAIDIX-LTの留め付け用F-TP30 SAIDIX-LTの浮き押さえ用

●ジョイナー:部位 指定ジョイナー

縦ジョイント部 ハットジョイナー:F-TJJN開口部周り、入隅部 片ハットジョイナー:F-TJJK

切断刃FK-HX180

注 意

●切断の際、切り粉が目や体に飛散すると非常に危険です。必ず長袖などの作業服を着用の上、保護眼鏡、防塵マスクを付けて作業を行ってください。

注 意

●ジグソーで孔開けすると負荷が掛かり折れる危険性があります。

Page 48: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

鋼板の浮き押さえ

ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

木用ビス(F-TP30)

表面鋼板のはがれ

ビス留め位置SAIDIX-LTドリルビス

(F-TN55TL)

木胴縁

100ドリルビス

(F-TN55TL)

SAIDIX-LTハットジョイナー

ドリルビス(F-TN55LT)

25~35

ビス打ち込みの程度

胴縁のねじれ調整

SAIDIX-LT

スペーサーLT

100以上

スペーサーLT

木胴縁

SAIDIX-LT

ドリルビス(F-TN55LT)

〈パネル上端切断の場合〉 〈パネル下端切断の場合〉

25~35

270以上

切断部

25~35

100

SAIDIX-LT(切り物)

端打ちのビスと干渉する場合は不要

中央部(右記寸法が270未満の場合は不要)

SAIDIX-LT(切り物)切断部

46

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

工 事

●割り付けに合わせSAIDIX-LTをドリルビス(F-TN55LT)で取り付けます。

●ビスは、縦方向はSAIDIX-LT横ジョイント部のさね部に1本および表面から1本留め付けてください。表面からの留め付けはSAIDIX-LTの下端から100mmの位置としてください。

●ビスは、縦胴縁毎(606mmピッチ以下)に鋼製胴縁に対して留め付けてください。

●SAIDIX-LT左右端部でのビスの端打ち距離は端部から25mm~35mmとしてください。

● SAIDIX-LT縦ジョイント部は突きつけ施工は避けて、ハットジョイナーを使用してください。ハットジョイナーはビス留めしてください。また、その部分の下地は90mm幅以上の胴縁を使用してください。

■ パネル切り物のビス留め位置〈パネル上端を切断した場合〉●SAIDIX-LT切断部から25mm~35mmでビス留めしてください。

●SAIDIX-LT下端から100mmの位置で表面から留め付ける際に端部のビスと緩衝する場合は、表面からの留め付けビスをパネル中央部まで下げて留め付けてください。

〈パネル下端を切断した場合〉●SAIDIX-LT切断部から25mm~35mmでビス留めしてください。

● SAIDIX-LT端部のビスから SAIDIX-LT上端までが270mm以上の場合は、SAIDIX-LT中央部に表面からの留め付けビスを留め付けてください。

●ビスは打ち込みすぎないように注意してください。特に端部で打ち込みすぎると表面の鋼板は跳ね上がり仕上がりが悪くなります。

●反り、ジョイント部の不陸、表面に欠陥・汚れの無いようにしてください。

● SAIDIX-LTの張り精度は、±1.0mm/2m以内にしてください。

●胴縁がねじれて取り付いている場合はスペーサーLTで調整してください。スペーサーLTは上部に100mm以上出るように差し込んでください。

● SAIDIX-LTの切断部で表面の鋼板が部分的に浮いている場合は、木用ビス(F-TP30)を使用して押さえてください。

Page 49: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

開口部

出隅部

入隅部

縦ジョイント部

50 900mm程度 50

水抜き部材

900mm程度

木胴縁透湿防水シート

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナー捨て入隅50

木胴縁

シーリング(TTS-2H)

ハットジョイナー

透湿防水シート

この面より外側に出ないように

木胴縁透湿防水シート

シーリング(TTS-2H)

47

5.施工手順(鉄骨造・SAIDIX-LT工事) 施工手順3

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

7.シーリング処理

材 料

●シーリング材:シーリング (TTS-2H)●ジョイナー:ハットジョイナー(F-TJJN)、片ハットジョイナー(F-TJJK)

工 事

●SAIDIX-LT縦ジョイント部、出隅部、入隅部、開口部、他部材との取り合い部等に、防水シーリング処理を行います。シーリングは二面接着となるように、指定のジョイナー、バックアップ材を用いて確実に行ってください。

●シーリング(TTS-2H)に附属のプライマーをシーリング打設面に必ず塗布し、プライマーが乾燥(30分以上)した後にシーリングを打設し、しっかり押さえてください。

●シーリング材は、SAIDIX-LT表面よりはみ出さないようにしてください。不陸となり、タイル表面の平滑度に影響を及ぼします。

●幅500mm以上のサッシ上部は結露水等の排出のため、開口水抜き部材(F-WD)を使用してください。(施工方法等はP.117を参照)

施 工 の ポ イ ン ト

●土台水切り・バルコニー水切りとSAIDIX-LTとの取り合いは、絶対にシーリングしないでください。ただし、防水のためバルコニーのつけねでは、本体壁から50mm程度の部分はシーリングしてください。

●SAIDIX-LTの突き付け施工は行わないで、必ず10mmのすき間を設けシーリング処理を行います。

●ジョイナーは、縦ジョイント部では指定のハットジョイナー、出入隅部・軒天部・開口周りでは指定の片ハットジョイナーを使用してください。

●必ずSAIDIX-LT用のシーリング(TTS-2H)を使用してください。

施 工 の ポ イ ン ト

●壁面の防水は、タイル面ではなくSAIDIX-LT面で確保します。SAIDIX-LT面でのシーリング処理は確実に行ってください。

Page 50: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

48

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

SAIDIX(-LT) 下地のチェック1

工 事

●タイル・ラグナロックを張る前に下地の状態・精度(SAIDIX(-LT)の張り精度:±1.0mm/2m以内)を確認してください。

●下地面の状態がタイル・ラグナロック張りを行うのに不適切であると判断される場合には、現場管理者に報告し、適切な処置を行ってからタイル・ラグナロック張り工事を行ってください。

●P.109、P.110のチェックリストを参照して、タイル・ラグナロック張りに適した下地となっているか確認をしてください。

施 工 の ポ イ ン ト

●下地の施工(材料、工事)が適切でない状態でタイル・ラグナロック張り工事を行うと、タイル・ラグナロック面の不陸や反りの発生、接着不良などが起こる可能性があります。特に、下地にSAIDIX(-LT)が使用されているか、指定の釘・ビスが使用されているか、釘・ビスの本数は適切かについて確認してください。

●タイル・ラグナロックの仕上がり精度は、下地精度に大きく影響されます。

●下地表面にペンキまたはマジックなどが付着してないか確認してください。接着剤に染み出しが生じる場合がありますので必ず除去してください。

Page 51: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

49

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

板間処理(ジョイントテープの貼り付け)2

材 料

●ジョイントテープは、使用する平物のサイズによって必要な幅が異なります。下表に記載のテープ幅以上としてください。

平物の最大長さ

縦ジョイント部 出隅部テープ幅 品 番 テープ幅 品 番

100mm以下※ 100幅 FATAPE-100 100幅 FATAPE-100

150mm以下 150幅 FATAPE-150 150幅 FATAPE-150

235mm以下 235幅 FATAPE-235 235幅 FATAPE-235

300mm以下 300幅 FATAPE-300300幅 FATAPE-300

500㎜以下 300幅+235幅

FATAPE-300FATAPE-235

※平物の最大長さが100mm以下であっても、「スリットビート」、「陶匠シリーズ ラスコー」、「ザルトロック」、「プロフィーネ」の場合、出隅部のジョイントテープは150幅以上を使用してください。曲役物の長さが長いため、100幅では幅が不足します。

●出隅部で平役物を使用する場合も、 出隅部のジョイントテープは必要です。上表に記載の幅以上としてください。

工 事

●ジョイントテープの貼り付け位置は、SAIDIX(-LT)縦ジョイント部、出隅部、その他SAIDIX(-LT)継ぎ手部です。

●タイル・ラグナロックの最大長さが300mmを超える場合は、縦ジョイント部においてジョイントテープ1枚貼りでは幅が足りません。その場合は、左右どちらかにジョイントテープを1枚増し貼りし、タイル・ラグナロックが縦ジョイント部をまたがないようにします。

●出隅部では、ジョイントテープをセンターで折り返して貼り付けてください。

●また、 出隅部にて平役物で納める場合も、同様にジョイントテープを貼り付けてください。

ジョイントテープ施工位置〈SAIDIX(-LT)縦ジョイント部、出隅部、その他SAIDIX(-LT)継ぎ手部〉

ジ ョ イ ン ト テ ー プ の 効 果

●下地材継ぎ手部は、応力が集中する箇所です。 ジョイントテープはその応力を緩衝し、タイル・ラグナロックのクラックなどの発生を防止するために施します。

縦ジョイント部〈タイル幅300mm以下〉 〈タイル幅300mm超〉

出隅部〈SAIDIXの場合〉

〈SAIDIX-LTの場合〉

S A I D I X - L T 下 地 の 場 合

出隅部では、出隅材横の縦ジョイントをおおうように、ジョイントテープを貼り付けてください。

SAIDIX縦ジョイント部

出隅部

縦胴縁18×90以上

ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

ジョイントテープ 増し貼りジョイントテープ

ジョイントテープ

シーリング(TTS-2H)

ハットジョイナーS

ステンレスリング釘縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

ジョイントテープ

SAIDIX

SAIDIX-LT

出隅材15LT

ジョイントテープ

透湿防水シート

木胴縁18×90以上

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

Page 52: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

50

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

●タイルを縦張りで使用する場合に、タイル・ラグナロックがSAIDIX(-LT)合じゃくり部に掛かる場合は、その部分にもジョイントテープを貼ってください。その際、ジョイントテープにタイル・ラグナロックが全て乗った状態になる場合は、ズレ・剥離防止のためにテープを補強してください。

●通し張りをすると、ジョイントテープにタイル・ラグナロックが全て乗った状態に施工される場合があります。その場合はズレ・剥離防止のためにジョイントテープを補強してください。

●柱型など、タイル・ラグナロックを張り付ける面全てがジョイントテープで覆われる場合はズレ・剥離防止のためにジョイントテープを補強してください。

タイル縦張りおよび通し張りの場合

 ※エアタッカーが使用できるのはSAIDIXの場合です。

テ ー プ 補 強 の ポ イ ン ト

●タイルを張り付ける面全てがジョイントテープで覆われる場合は、 テープ幅に対し2箇所、長さ方向455mmピッチ以下でエアタッカー、またはビスで補強してください。(SAIDIX-LTの場合は、エアタッカーは不可)

●エアタッカーの場合は、肩幅7~10mm、足長10~16mm程度のステンレス製の物を、 ビスの場合は皿頭のステンレス木ビスで、長さ16~18mm程度の物を使用してください。

施 工 の ポ イ ン ト

●貼り付けの妨げになるもの(下地材の水濡れ・凍結・ほこり・汚れ等)を除去してから、乾燥状態においてジョイントテープを施工してください。

●シーリング処理した部分は、シーリング材のはみ出しがないかを確認してからジョイントテープを貼ってください。ジョイントテープ面が凹凸だと、タイル・ラグナロック面の精度に影響します。

●貼り付けの際には、下地およびシーリング部分とジョイントテープをしっかりと密着させて貼ってください。その際に、空気を巻き込んだり、シワにならないように注意してください。シワになった部分は、新しいジョイントテープで再施工してください。貼り付け時の押さえ方が不十分だと段差、剥がれの原因となります。

●ジョイントテープを継ぎ足して貼る場合、すき間を開けたり重ね貼りしないでください。重ね貼りすると、テープが剥がれたり、段差となり仕上がりに影響する場合があります。

●貼り付け直前に剥離紙を剥がしてください。剥離紙を剥がしたまま長時間放置すると粘着力が弱くなります。●一度剥がれたジョイントテープは粘着力が低下するため、再使用しないでください。●施工時に裏面の剥離紙は一度にたくさん剥がさずに30~50cm程度としてください。ジョイントテープ自体が薄いため、裏面の剥離紙を一度にたくさん剥がすと、粘着面同士が貼り付いたりシワが寄ったりしやすくなります。

縦ジョイント部

ジョイントテープタッカー又はビス(@455以下)ジョイントテープ補強のため

合じゃくり部

エアタッカー

ジョイントテープ

Page 53: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

51

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

不陸調整3

●SAIDIX(-LT)下地のチェックの際に不陸と思われる箇所は、ワンパックボーイV1(ライト)を用いて面精度を整えてください。

●不陸調整は、タイル・ラグナロック張り付け時に同時に行わないでください。ワンパックボーイV1(ライト)が厚塗りとなり、タイル・ラグナロック施工時のずれの原因となります。

●塗り重ねる場合は、ワンパックボーイV1(ライト)が硬化した後に行ってください。

〈SAIDIX-LT下地の場合の施工ポイント〉●SAIDIX-LT下地の場合は必ず下記の段差・不陸調整を行います。

●SAIDIX-LTの横方向継ぎ手部では、接着剤(ワンパックボーイV1(ライト))を約200mmの幅で塗布し、SAIDIX-LTの段差・不陸を調整してください。塗布する際は厚塗りにならないようにコテをたてて余分な接着剤をかきとってください。

●その他、ビス部分や不陸のある部分を接着剤(ワンパックボーイV1(ライト))で調整してください。

タイル・ラグナロックの割り付け4

●開口部廻り、出隅部、入隅部、換気扇廻り、樋受け金物の位置等に注意して小さな切り物が入らないように割り付けてください

●サッシ廻りや他部材とタイル・ラグナロックとの取り合い部で化粧シーリングを行わない場合は、2~3mm程度のすき間を開けてください。化粧シーリングを行う場合は10mmのすき間を開けてください。

タイル・ラグナロックの墨出し5

●タイル・ラグナロックの割り付けに従って、墨出しを行ってください。

●タイル・ラグナロック張り時には下地全面にワンパックボーイV1(ライト)を塗布しますので、下地に打たれた墨を基準にすることができなくなります。タイル張りの際には水糸を使用してください。水糸張り時の釘孔などは、タイル張り付け後、ワンパックボーイV1(ライト)で確実に塞いでください。

施 工 の ポ イ ン ト

油性マジックなどは使用しないでください。接着剤に染み出しが生じます。

不陸調整用接着剤(ワンパックボーイV1)

約200mm

約200mm

Page 54: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

52

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

タイル・ラグナロック張り付け6

気 象 の 条 件 に つ い て

●ワンパックボーイV1(ライト)は一液型で湿気硬化タイプの接着剤です。空気中の湿気分により硬化が進行しますので、夏場の高温多湿状態では硬化が早くなり、冬場の低温低湿状態では硬化が遅くなります。

●ワンパックボーイV1(ライト)の可使時間は、夏場は約15~30分、冬場は約30~60分を目安としてください。いずれの場合も、気温などの環境条件により若干時間が変化します。この時間内にタイル・ラグナロック張りと目地直しを終えてください。

●夏場において、下地面に直射日光が当たる等表面温度が高い等の条件によっては、30分よりも早く硬化することがありますので注意してください。

●寒冷期の施工では、気温が日中5℃を上回ればワンパックボーイV1(ライト)の硬化は進行しますが、昼夜を通して5℃を下回る環境下では硬化が遅くなります。やむを得ず作業を行う場合には、保温・採暖等の処置を行ってください。

●タイル・ラグナロック張り付け後、ワンパックボーイV1(ライト)の硬化前に雨掛りが予想される場合には、シート養生するなどして雨掛りしないようにしてください。

材 料

●接着剤:ワンパックボーイV1(一液型接着剤) ワンパックボーイV1ライト(一液型接着剤)※1

●タイル:はるかべ工法適用タイル●ラグナロック:ラグナロック※1 ワンパックボーイV1ライトは使用できるタイルが限られています。詳細についてはカタログをご確認ください。

工 事

接着剤の塗布

警 告

●モルタル施工はしないでください。裏あし形状はあり状ではないので、タイルの剥離の原因となることがあります。

●ワンパックボーイV1(ライト)の点付け(だんご)施工はしないでください。接着剤の硬化が遅くなり、剥離の原因となることがあります。

●ワンパックボーイV1(ライト)は、使用するタイル・ラグナロックによって、塗布の仕方・使用量が異なります。適切に塗布してください。

タイルの種類 標準使用量※2 コテの種類 塗布方法

二丁掛タイルやボーダータイル(空目地)

2.0kg/㎡2.2kg/㎡

5mmくし目金コテ

下地に平滑に塗布

二丁掛タイルやボーダータイルモザイクタイル(目地詰め)

2.0kg/㎡2.2kg/㎡

5mmくし目金コテ

下地にくし目状に塗布

バックジョイントタイル(空目地)

1.5kg/㎡1.7kg/㎡

3mmくし目金コテ

下地にくし目状に塗布

2.0kg/㎡2.2kg/㎡

5mmくし目金コテ

下地にくし目状に塗布

ラグナロック 3.5kg/㎡3.7kg/㎡

ラグナロック専用10mmくし目金コテ

くし目状に塗布

※2 上段はSAIDIX下地、下段はSAIDIX-LT下地の場合 (SAIDIX-LT下地の場合は、不陸調整分の使用量が増加します。)

接着剤塗布方法の詳細を12章の「 1 タイル、ラグナロック張り仕上げ」(P.122)に記載しています。合わせてご確認ください。

Page 55: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

53

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

注 意

作業時には、手袋・長袖等を着用して皮膚を保護してください。※ ワンパックボーイV1(ライト)は、体質によっては、まれにかぶれる場合があります。

●ワンパックボーイV1(ライト)を下地に良くなじませるように塗り付けた後、かき取るようにしてくし目を立ててください。かき取りはコテを下地面に対し45°~60°程度に傾けてしっかりとかき取ってください。

●墨がわかるように、ワンパックボーイV1(ライト)をかき取ってください。

●SAIDIX(-LT)の水平ジョイント部の溝部分には、ワンパックボーイV1(ライト)を塗り込んでください。

〈二丁掛タイルやボーダータイル(空目地)〉●コテは、5mmのくし目金コテを使用してください。●塗り厚は、くし目を立てた後の山部の高さが3~5mm程度が目安となります。また塗布量は2.0kg/㎡程度が標準使用量です。

●くし目を立てた部分を金コテなどで押さえて、くし目をつぶして平滑にしてください。

●平滑にした後の塗り厚が1.5mm程度となるようにしてください。

〈二丁掛タイルやボーダータイル(目地詰め)〉〈INAX外装壁モザイクタイル(目地詰め)〉●コテは、5mmのくし目金コテを使用してください。●塗り厚は、くし目を立てた後の山部の高さが3~5mmが目安となります。また塗布量は2.0kg/㎡程度が標準使用量です。

●下地面に打った墨が分かるように、接着剤をかき取ってください。

●くし目の方向はタイル裏足方向に対して斜め45°になるように立てると、タイル張り時のズレ防止に有効です。

施 工 の ポ イ ン ト

●ワンパックボーイV1(ライト)の使用に際しては、梱包に記載してある注意書きをよく読んでください。●ワンパックボーイV1(ライト)塗布の際には、他部材(土台水切り、屋根材、サッシ等)を汚さないように事前に養生してください。ワンパックボーイV1(ライト)が他部材に付着したまま放置すると、硬化した後は除去できません。

●ジョイントテープ廻りではワンパックボーイV1(ライト)を平滑に塗布し、ワンパックボーイV1(ライト)塗布面およびタイル面で段差がないように注意してください。ワンパックボーイV1(ライト)塗布時にジョイントテープ廻りで段差が生じるとタイル面精度に影響します。

●入隅やサッシ廻りで、下地面でシーリング処理した部分は、シーリングの色が見えないように細部までワンパックボーイV1(ライト)で塗りつぶしてください。下地やシーリングの色が目地部から見えると壁面の美観を損ねます。

3~5mm程度

くし目

くし目をつぶす

SAIDIX

SAIDIX

1.5mm程度

3~5mm程度

くし目

SAIDIX

Page 56: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

54

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

〈バックジョイントタイル(空目地)〉

特 徴

バックジョイントタイルは、個々のタイルをネットなどで連結した新しいユニットタイルです。従来のユニットタイルとの大きな違いは、細目地のタイルをワンパックボーイV1(ライト)の「G3色」と同色のネットなどで連結しているため、目地詰めの必要がなく、スピーディーな施工が可能となります。

●ワンパックボーイV1(ライト)はグレー色(G3色)を使用してください。

●コテは、タイルにより3mmくし目金コテ、5mmくし目コテを使い分けてください。

● 3mmくし目の場合の塗り厚は、くし目を立てた山部の高さが2~3mm程度が目安となります。また塗布量は、1.5kg/㎡程度が標準使用量です。

● 5mmくし目の場合の塗り厚は、くし目を立てた山部の高さが3~5mm程度が目安となります。また塗布量は、 2.0kg/㎡程度が標準使用量です。

施 工 の ポ イ ン ト

●ワンパックボーイV1(ライト)はグレー色(G3色)を使用してください。連結材の色をG3色に合わせてあるため、他の色を使用すると連結材が目立ちます。

●タイル裏面の接着面積を確保するため、くし目を立てたままにしてください。ワンパックボーイV1(ライト)を平滑にならすと接着面積が確保できません。

個 別 タ イ ル の 注 意 事 項

陶匠シリーズラスコー(凹凸あり)は接着剤を5mmくし目で塗布後、P.53の二丁掛タイルの空目地の場合と同様にして平滑にします。平滑にしないと、タイルの穴からくし目模様の接着剤が目立ちます。

3mmくし目金コテの場合

5mmくし目金コテの場合

2~3mm程度

くし目

SAIDIX

3~5mm程度

くし目

SAIDIX

Page 57: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

55

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

〈ラグナロック〉●コテはラグナロック用くし目コテをご使用ください。●ラグナロック用くし目コテでの塗り厚は、くし目を立てた後の山部の高さが7~10mmが目安となります。また塗布量は約3.5kg/㎡程度が標準使用量です。

7~10mm程度

くし目

SAIDIX

Page 58: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

56

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

タイル・ラグナロック張り付け

施 工 の ポ イ ン ト

タイル表面にワンパックボーイV1(ライト)が付かないよう注意して作業を行ってください。万一タイル表面にワンパックボーイV1(ライト)が付着した場合は、ワンパックボーイV1(ライト)が固まった後に、スクレーパー・カッターナイフ等を使用しタイルを傷付けないようにワンパックボーイV1(ライト)表面を削り取り、残りをアセトン等の溶剤でなるべくワンパックボーイV1(ライト)の付着範囲を広げないように除去してください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を下地に塗り付けた後、直ちにタイルを張り付けてください。タイルは水湿しをしないで、そのまま接着剤塗り付け面に揉み込むようにして押さえつけ、さらに押さえ板などで叩き押さえを行ってください。

●ジョイントテープの周辺では段差が出ないようにしっかりと叩き押さえを行ってください。 接 着 性 の 確 認

●張り付け作業時、2㎡中、1~2個のタイル・ラグナロックまたは1ユニットのタイルを剥し、ワンパックボーイV1(ライト)の付着状態を確認してください(ワンパックボーイV1(ライト)付着面積の目安は、タイル裏面の60%以上です)。

●ワンパックボーイV1(ライト)の接着が不十分な箇所がありましたら、施工をやり直してください。

ラグナロックのポイント

●ラグナロックは1~2mm程度の目地を取って施工してください。

●サッシなど他部材との取り合い部で、化粧シーリングを打たない場合でも、ラグナロックと他部材とは接しないようにすき間を開けて施工してください。

警 告

ラグナロックは、水に濡れた状態では、絶対に張り付けないでください。接着不良を起こす恐れがあります。水に濡れた場合は、十分に乾かしてから張り付けを行ってください。

●ラグナロックを切断する場合は、電動タイルカッターをご使用ください。

●ラグナロックに付着した切断粉はエアーで十分除去してください。

バックジョイントタイルのポイント

●凹凸の大きな面状がありますので、個々のタイルが十分ワンパックボーイV1(ライト)になじむように、押さえてください。

●タイル切断の際には、乾式切断としてください。●湿式切断を行いますと、連結材とタイルが剥離する恐れがあります。

●ユニットを切断する箇所によっては、連結材とタイルが剥離する恐れがあります。切断の際には、切断台の上などに置いて、しっかりと押さえて切断を行ってください。

Page 59: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

57

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

目地直し

施 工 の ポ イ ン ト

●目地直しは、タイル・ラグナロック張り付け後必要に応じて直ちに行ってください。気温など環境条件によってワンパックボーイV1(ライト)の硬化速度が変化しますので、特に夏期は早めに目地直しまで終了するようにしてください。

●目地直し時にタイルを大きく動かして目地部が凹凸になってしまった場合は、ワンパックボーイV1(ライト)が硬化する前に目地コテなどで押さえて平滑にしてください。その際、タイルの側面にワンパックボーイV1(ライト)が付かないように注意してください。

バックジョイントタイル

●目地調整を行う場合は、タイル張り付け後に連結用ネットをカッターナイフで切断して、目地を調整してください。ワンパックボーイV1(ライト)が硬化すると目地幅を調整することができなくなりますので、硬化時間に注意してください。

コバ面塗装

ラグナロックコバ面塗装

● ラグナロック切断面に専用のコバ面用塗料(F-NHKB/***)を塗布してください。※ コバ面用塗料の詳細な使用方法につきましては、塗料に同梱されている「取扱説明書」をご確認ください。

Page 60: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

58

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

目地詰め・水洗い・酸洗い7

材 料

●目地モルタル:イナメジBHシリーズ イナメジアルファシリーズ

イナメジアルファシリーズは1(オフホワイト)・2(ライトブラウン) イナメジアルファNシリーズは11(オフホワイト)・12(ライトブラウン)・14(ベージュ)から選定してください。他の色を選定すると施工後に目地が極端に白っぽくなったり、タイルが白く汚染される場合があります。

工 事

●タイル張り付け後、1日以上経過してから目地詰めを行ってください。ただし、冬期は接着剤の硬化が遅くなりますので硬化状態を確認の上、目地詰めを行ってください。

●目地材料を施した後、頃合いを見計らって(乾固する前に)タイル表面に付着した目地材料をスポンジなどを用いて残さずに拭き取ってください。タイル表面に目地材が残ったまま放置すると、除去するのが困難になります。

●タイル表面および目地表面の汚れを除去するため、水洗いと酸洗いを行ってください。

●酸洗いの際には、事前にサッシ等の金物の養生をし、目地には水湿しをしてください。酸洗い後の仕上げは、水洗いを行い、酸を十分に洗い落としてください。

●入隅部、他部材との取り合い、サッシ廻りなどの化粧シーリング処理を行う部分は目地材を詰めないようにしてください。その部分は動きが集中するため、目地モルタルを詰めるとクラックが発生します。

●低温時(2℃以下)での目地詰め作業は行わないでください。

●目地詰め・水洗い・酸洗いは、使用するタイル・ラグナロックによって適否があります。(下表参照)タイルの種類 目地詰め 水洗い 酸洗い

二丁掛タイルやボーダータイル(空目地)

- ○ ×

二丁掛タイルやボーダータイルモザイクタイル(目地詰め)

◎ ◎ ◎

バックジョイントタイル(空目地) × ○ ×

バックジョイントタイル(目地詰め) ※ ◎ ◎ ◎

ラグナロック × ○×

※変色の 恐れあり

◎必須  ○必要に応じて  ×不適※ 至楽炎(しらくえん)は目地を詰めてください。

施 工 の ポ イ ン ト

●施工条件(混練水量が多い、スポンジが多くの水分を含んでいる等)や環境条件(特に、冬期間等)によって、目地部分が白っぽくなったり、色ムラを生じることがあります。

●梱包材(袋)裏面の「使い方」「注意事項」に従って施工してください。

●必ず酸洗いを行ってください。この時、目地部分をよく擦るようにし、目地表面の白華物を取り除いてください。目地表面は砂粒がやや多く見える仕上がりになることがあります。

注 意

作業時には、手袋・長袖・保護眼鏡等を着用して保護してください。※ 酸洗いに使用する酸は、人体に付着すると悪影響を及ぼす恐れがあります。

表 紙 張 り ユ ニ ッ ト タ イ ル

● INAX外装壁モザイクタイルは必ず目地を詰めてください。目地を詰めないと、裏足が見えます。

●タイルの面状によっては特殊釉薬を施しているため、紙張り加工時の糊がタイル表面に残りやすい面状があります。この糊を多く残したまま目地詰めした場合には目地残りを生じることがあります。目地詰め前の糊の洗い落とし、目地詰め後のスポンジでの拭き取りでタイル表面に目地材を残さないようにしっかりと拭き取ってください。糊が残っていると、目地詰め作業に支障をきたすと共に、仕上がり後のタイル面の美観を損ねます。

Page 61: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

59

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

材 料

●化粧シーリングは、一液型変成シリコーン系を使用してください。シリコーン系はタイル表面を汚す恐れがあるので絶対に使用しないでください。

工 事

●入隅部、他部材との取り合い、サッシ廻り等には必要に応じてシーリング処理を行ってください。(目地詰め仕様の場合はシーリング処理となります。)

●化粧シーリングを行う場合は、10mm程度のすき間が必要です。

二丁掛タイルやボーダータイル(空目地)バックジョイントタイル(空目地)

●必要に応じてタイル表面の清掃や水洗いを行ってください。その際はワンパックボーイV1(ライト)が硬化したことを確認した後に行ってください。

●バックジョイントタイルは目地詰めをしないでください。細目地のため充填不足となり、美観を損なう恐れがあります。(至楽炎(しらくえん)は目地詰めをしてください。目地幅が広いため目地を詰めないと連結材が目立ちます。)

ラグナロック

●必要に応じてラグナロック表面の清掃や水洗いを行ってください。その際は、ワンパックボーイV1が硬化したことを確認した後に行ってください。

●ラグナロックは、酸洗いは絶対行わないでください。加飾層の剥離、変色の恐れがあります。

●以下の項目について検査をしてください。・タイル・ラグナロックの割れ欠け等の損傷はないか。・タイル・ラグナロック面にワンパックボーイV1(ライト)等の汚れはないか。

・目地部からワンパックボーイV1(ライト)のはみ出しはないか。

・目地部にピンホール等の施工不良および目地材の詰め忘れ等はないか。

・目地部の色ムラ、白華等はないか。・サッシ、ガラス、屋根材、水切り金物等の他部材にワンパックボーイV1(ライト)等の汚れが付着していないか。

※P.109、P.110のチェックリストを参照してください。

検査8

化粧シーリング9

最終検査10

●施工図と照合し、外観検査を行い、引き渡します。※P.109、P.110のチェックリストを参照してください。

Page 62: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

60

6.施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

補修方法11

部分的に割れたタイル・ラグナロックは交換して補修してください。

タイル・ラグナロックを取り除く ●取り除くタイル・ラグナロックの周囲を養生します。●タイル目地詰め有りの場合は電動カッターで目地切りを行うと共に、タイルに2~3箇所の切り込みを入れ、ガスバーナーでタイル表面を熱してワンパックボーイV1(ライト)を劣化させ皮スキ・平タガネ等を用いてタイル・ラグナロックを取り外します。また周囲の目地材も取り除きます。

(SAIDIX-LT下地の場合はガスバーナーで加熱しないでください。)

●タイル目地詰め無し・ラグナロックの場合は、取り除くタイル・ラグナロックに沿ってカッターナイフでワンパックボーイV1(ライト)に切り込みを入れ、皮スキ・平タガネ等でタイル・ラグナロックを取り外します。周囲の養生の仕方については、新聞紙を水で濡らしてガムテープなどで養生する方法などがあります。

ワンパックボーイV1(ライト)除去 ●SAIDIX表面に残ったワンパックボーイV1(ライト)を皮スキ・平タガネ等できれいに除去します。

タイル・ラグナロックの張り付け ●SAIDIX表面の塗装の剥がれ・傷などを覆い、かつワンパックボーイV1(ライト)との接着性を確保するために、補修用プライマー(F-PM)を塗布し、乾燥後にワンパックボーイV1(ライト)を均一に塗布し、不陸がないようにタイル・ラグナロックを張ります。

タイル目地詰め無し・ラグナロックの場合 施工のポイント

●目地部分の仕上げに注意してタイル・ラグナロックを張ってください。

タイル目地詰め有りの場合のみ ●ワンパックボーイV1(ライト)硬化後(1日以上)目地モルタルを詰めます。その際に、他の目地部分との色合いに差異が現れることがあります。

●補修した壁面全体の酸洗いを行い、目地の色合いを合わせてください。

注 意

●作業の際には、手袋、長袖、保護眼鏡等を着用してください。※タイルを取り外す際に、破片で裂傷をおこす恐れがあります。※ラグナロックは、含水状態によってはガスバーナーで熱すると破裂する恐れがあり、破片で裂傷または火傷を起こす恐れがありますので、取り外す際は十分注意して行ってください。

Page 63: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

61

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

土台部A

●SAIDIXの下端は毛細管現象の防止、結露水の排出、通気構法の吸気を考慮して、必ず10~15mmのすき間を開けてシーリング等でふさがないでください。

●SAIDIXの小口面(切断面)は小口シーラーで防水処理をしてください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

土台水切り

ステンレスリング釘

SAIDIX

縦胴縁18×45以上

透湿防水シート

防水テープ※

土台

基礎

土台水切り

透湿防水シート

基礎

土台

10~15

mm

縦胴縁18×45以上

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

SAIDIX

通気部材

防水テープ※

Page 64: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

62

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

パネル縦ジョイント部B

●SAIDIXの縦ジョイント部の下地胴縁は90mm幅を用いてください。●SAIDIXの縦ジョイント部は突き付け施工とせず、ハットジョイナーSを使用し、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。

●その上から使用するタイルに適した幅のジョイントテープを貼り付けてください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

SAIDIX

縦胴縁18×90以上

ハットジョイナーS

適用タイル

ジョイントテープワンパックボーイV1(接着剤)

ステンレスリング釘

透湿防水シート

SAIDIX

シーリング(TTS-2H)

25

10

25

縦胴縁18×90以上

ハットジョイナーS

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

ジョイントテープ

Page 65: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

63

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

パネル水平ジョイント部C

●SAIDIXは下から順に張り上げ、上下実部が確実に勘合するように留め付けてください。 なお、SAIDIX上下の端打ち距離は、25mm~35mmとしてください。●SAIDIXの水平ジョイント部は、特別な下地処理は行いません。ワンパックボーイV1(ライト)塗布時に、水平ジョイント溝部も合わせて塗り込んでください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせてタイル張りを行います。

SAIDIX

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

ステンレスリング釘

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

ステンレスリング釘

SAIDIX

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

Page 66: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

64

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

出隅部D

●出隅部はジョイントテープを貼り付けてください。使用するジョイントテープの幅につきましてはP.49を参照してください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●役物タイルなどにワンパックボーイV1(ライト)が均一に廻るように、コーナー部にも十分に塗布してください。

〈タイル空目地の場合〉●SAIDIXは、図のようにシーリング幅を10mm確保した納まりとし、その際、片ハットジョイナーSを挟み込んで施工してください。

●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。

〈タイル目地詰めの場合〉●SAIDIXは、図のように三角シーリング納めとしてください。●シーリングは、シーリング(TTS-2H)を用います。付属のプライマーを塗布し乾燥後確実に施工します。

ステンレスリング釘

ジョイントテープ

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

片ハットジョイナーS

ステンレスリング釘ジョイントテープ

SAIDIX

透湿防水シート

役物タイル

縦胴縁18×90以上

適用タイルワンパックボーイV1

(接着剤)

14.4

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

25~35mm

60~70mm

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

ジョイントテープ

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

目地材モルタル

60~70mm25~35mm

目地モルタル

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

接着剤役物タイル

透湿防水シートSAIDIX

ジョイントテープステンレスリング釘

Page 67: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

65

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

入隅部E

●入隅部の縦胴縁の留め付け部には、補助材・添え木を入れてください。●入隅部の透湿防水シートは二重張りとし、損傷のないようにしてください。●入隅部には、捨て入隅50を釘で取り付けて納めます。●SAIDIXは一方を飲み込ませ、突き付け施工はしないで、片ハットジョイナーSを挟み込んで施工してください。シーリング幅は10mm確保してください。

●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。●ワンパックボーイV1(ライト)は、シーリング部まで塗布してください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●タイルは、主視線方向のタイルを飲み込ませて張り付けてください。

シーリング(TTS-2H)

ステンレスリング釘

捨て入隅50

SAIDIX

透湿防水シート

片ハットジョイナーS

縦胴縁18×90以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

ステンレスリング釘

SAIDIX

シーリング(TTS-2H)

縦胴縁18×90以上

片ハットジョイナーS

25 10

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル捨て入隅50

2~3

Page 68: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

66

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

軒天部F

●SAIDIXと軒天との取り合い部はシーリング処理をして納めることもあります。その際、軒天材との取り合いは、高耐候性シーリング材(TTS-2H)を用いてシーリングを行います。

●通気を確保するため、軒天に対して胴縁を先付けとし、軒裏・小屋裏換気がとれる納めとしてください。●軒天に対して胴縁を後付けする場合は、通気できる見切り縁等を使用して換気してください。(INAXの通気見切り縁を使用する場合は、P.114の「通気見切り縁の施工方法」を参照してください。)

●ワンパックボーイV1(ライト)は、シーリング上まで塗布してください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

注 意

軒天塗り工事(建築工事)を行う際は、必ず壁面をマスカーなどで養生してから塗料を塗布するようにしてください。なお、塗料塗布前のプライマー塗りの際に、壁面にプライマーが伝わるとワンパックボーイV1(ライト)が濡れ色に変色することがありますので注意してください。

SAIDIX

透湿防水シート

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

縦胴縁18×45以上適用タイル

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

透湿防水シート

SAIDIX

ステンレスリング釘

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

縦胴縁18×45以上

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

Page 69: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

67

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

開口部 (外付けサッシ使用の場合)G

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。 外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIXとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーSを挟み込んでシーリング(TTS-2H)処理を行います。シーリング幅を10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。

●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーSを入れないでください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1(ライト)はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

外付けサッシ

2~3

縦胴縁18×45以上

SAIDIX

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

ステンレスリング釘

片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)開口水抜き部材

防水テープ

片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

防水テープ

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル10

ステンレスリング釘シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

縦胴縁18×90以上

透湿防水シート

防水テープ

SAIDIX

外付けサッシ

Page 70: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

68

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(縦断面図))G

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。 外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシ枠を推奨します。●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIXとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーSを挟み込んでシーリング(TTS-2H)処理を行います。シーリング幅を10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。

●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーSを入れないでください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1(ライト)はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

縦胴縁18×45以上

SAIDIXシーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

2~3

縦胴縁18×45以上

SAIDIX

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

ステンレスリング釘

片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)開口水抜き部材

防水テープ

片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

防水テープ

半外付けサッシ

シーリング(TTS-2H)防水テープ

半外付けサッシ

開口水抜き部材

ステンレスリング釘

横胴縁18×45以上

透湿防水シート

SAIDIX

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

Page 71: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

69

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(横断面図))G

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。 外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIXとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーSを挟み込んでシーリング(TTS-2H)処理を行います。シーリング幅を10mm確保してください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1(ライト)はシーリング部まで塗布してください。

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

透湿防水シート

防水テープ柱

SAIDIX

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

半外付けサッシ

SAIDIX

ステンレスリング釘

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

半外付けサッシ

10

縦胴縁18×90以上

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

Page 72: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

70

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

オーバーハング部H

〈水切り納まりの場合〉●オーバーハング下端はバルコニー水切りを使用して納めてください。水切りとSAIDIXとの間は、10~15mmのすき間を開けてください。

●SAIDIXの小口面(切断面)は小口シーラーで防水処理をしてください。

〈役物タイル納まりの場合〉●オーバーハング部で、役物タイルを使用して納める場合は、垂れ壁用通気見切り縁25を取り付けた上で、SAIDIXを施工します。(垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法の詳細はP.115参照。)

●SAIDIX小口にもワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、役物タイルを張り付けます。その際、垂れ壁用見切り縁25と役物タイル短辺との取り合いで突き付けとならないようにタイルをカットし、2~3mm程度のすき間を確保してください。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

防水テープ※

バルコニー水切り

軒天材

透湿防水シート

SAIDIX

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

防水テープ※

小口シーラー

ステンレスリング釘

バルコニー水切り10~15

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX

軒天材

適用タイル

縦胴縁18×45以上

防水テープ※

適用タイル縦曲

垂れ壁用通気見切り縁25

軒天材SAIDIX

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート縦胴縁18×45以上適用タイル

防水テープ※

ステンレスリング釘

縦胴縁18×45以上

適用タイル縦曲

垂れ壁用通気見切り縁25軒天材

SAIDIX

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)2~3mm

Page 73: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

71

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

笠木部およびバルコニー床防水との取り合い部I

●バルコニーの立上がりの天端は笠木(別途)をかぶせて納めてください。●笠木は大きめに張り出すか、内側に傾斜させて、外壁に水が伝わらないようにしてください。●笠木の張り出し、SAIDIXの被り代は、雨仕舞いのためにそれぞれ30mm以上としてください。●通気構法の通気の出口(排気口)を確保してください。外壁側からの雨水の浸入が懸念される場合は、外側の外壁面と笠木の取り合いでシーリングしてください。内側で通気を確保してください。

●笠木取付金具の取付ビスの孔から水が入らないよう、笠木取付金具位置に透湿防水シートの上から防水テープを捨て貼りしてください。

●笠木天端部では防水について十分配慮し、透湿防水シートの固定にステープルなどは使用しないでください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

●透湿防水シートは床防水立ち上がり上部に被せ、両面粘着タイプの防水テープで密着させてください。●土台水切りは防水立ち上がりより上方に取り付けてください。●防水テープおよび透湿防水シートは、水切りの下からのぞかないように施工してください。●最下段の透湿防水シートの縦継ぎ手は、止水のため防水テープでつなぎ合わせてください。

防水テープ

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上ワンパックボーイV1(接着剤)

シーリング(TTS-2H)

適用タイル

小口シーラー

笠木取付金具

笠木

SAIDIX

バックアップ材

笠木取付金具位置には防水テープを捨て貼りする

笠木(別途)

30以上

30以上

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

SAIDIX

ステンレスリング釘

透湿防水シートをオーバーラップさせる

縦胴縁18×45以上

合板t=12

SAIDIX

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

FRP防水(立ち上げ幅300~400mm)

土台水切り

防水テープ

ステンレスリング釘

適用タイル

10~15

土台水切り

ステンレスリング釘

透湿防水シート

防水テープ

SAIDIX

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

Page 74: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

72

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

下屋部J

●雨押えの立ち上げ代に防水テープを貼り、透湿防水シートを張り下げしっかりと密着させてください。●庇、下屋との取り合い部は、10~20mm程度のすき間を開けてください。●SAIDIXの小口面(切断面)は小口シーラーで防水処理をしてください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

SAIDIX

透湿防水シート

防水テープ(雨押え-防水紙間)

雨押え

アスファルトルーフィング

ステンレスリング釘

縦胴縁18×45以上

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

流れ側

10~20

縦胴縁18×90以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイルルーフィングフェルト

雨押え板金

ステンレスリング釘

SAIDIX

透湿防水シート

防水テープ(雨押え-防水紙)

屋根仕上げ

1F天井

桁側

雨押え

アスファルトルーフィング

透湿防水シート

SAIDIX

防水テープ(雨押え-防水紙間)

垂木掛け

合板捨て張り(柱面合わせ)

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

10~20

縦胴縁18×45以上

Page 75: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

73

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

ポーチ柱部K

●SAIDIXの間は、片ハットジョイナーSを挟み込んで施工してください。 シーリング幅を10mm確保して、シーリング(TTS-2H)で防水処理を行います。●出隅部には、使用するタイル寸法にあったジョイントテープを貼り付けてください。●柱形を全てジョイントテープで覆ってしまう場合は、ジョイントテープの剥がれ防止のため、エアタッカーまたは木ビスを使用して留め付け補強を行ってください。留め付けピッチはテープ幅に対し2箇所、@455mm以下としてください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●役物タイルなどにワンパックボーイV1(ライト)が均一に廻るように、コーナー部にも十分に塗布してください。

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

エアタッカー

ジョイントテープ

透湿防水シート

片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

縦胴縁ステンレスリング釘

ジョイントテープ

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

縦胴縁

透湿防水シート片ハットジョイナーSシーリング(TTS-2H)

Page 76: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

74

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

垂れ壁部L

〈水切り納まりの場合〉●水切りとSAIDIXとの間は、10~15mmのすき間を開けてください。●SAIDIXの小口面(切断面)は小口シーラーで防水処理をしてください。●上げ裏部には平タイルを施工しないでください。

〈役物タイル納まりの場合〉●垂れ壁用通気見切り縁25を取り付けた上で、SAIDIXを施工します。(垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法の詳細は

P.115参照。)●SAIDIX小口にもワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、役物タイルを張り付けます。その際、垂れ壁用見切り縁25と役物タイル短辺との取り合いで突き付けとならないようにタイルをカットし、2~3mm程度のすき間を確保してください。

●上げ裏部には平タイルを施工しないでください。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

縦胴縁18×45以上

防水テープ※

バルコニー水切り55

垂れ壁用通気見切り縁

SAIDIX

透湿防水シートワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

小口シーラー

ステンレスリング釘

バルコニー水切り55

適用タイル

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

10~15

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX

防水テープ※

防水テープ※

透湿防水シート

垂れ壁用通気見切り縁

SAIDIX

縦胴縁18×45以上ワンパックボーイV1

(接着剤)

適用タイル

ステンレスリング釘

縦曲(接着)

ワンパックボーイV1(接着剤)

防水テープ※

垂れ壁用通気見切り縁

SAIDIX

透湿防水シート

ステンレスリング釘

縦曲(接着)

ワンパックボーイV1(接着剤)

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

Page 77: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

75

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

他部材との取り合い部M

他サイディングとの水平ジョイント部●他サイディングとタイル張り面の間に、水切りを設けてください。●SAIDIXの小口面(切断面)は小口シーラーで防水処理をしてください。

他サイディングとの縦ジョイント部●SAIDIXと他サイディングの間は、10mm開けてシーリングで処理してください。

サイディング

小口シーラー

見切り縁

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX

縦胴縁18×45以上

透湿防水シート

ステンレスリング釘

SAIDIX

縦胴縁18×45以上透湿防水シート

片ハットジョイナーS

縦見切り縁

シーリング

縦胴縁18×90以上

サイディングシーリング(TTS-2H)

Page 78: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

76

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

パネル縦ジョイント部A

●SAIDIXの縦ジョイント部の下地胴縁は90mm幅を用いてください。●SAIDIXの縦ジョイント部は突き付け施工とせず、ハットジョイナーSを使用し、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。

●その上からジョイントテープ300幅を貼り、さらに並列でジョイントテープ300幅もしくは235幅を増し貼りします。●ジョイントテープは重ね貼りしないようにしてください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

SAIDIX

縦胴縁18×90以上

ハットジョイナーS

ラグナロック

ジョイントテープ(300幅) ワンパックボーイV1(接着剤)

ステンレスリング釘

増し貼りジョイントテープ(235・300幅)

透湿防水シート

SAIDIX 増し貼りジョイントテープシーリング(TTS-2H)

25 10 25

縦胴縁18×90以上

ハットジョイナーS

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

ジョイントテープ

Page 79: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

77

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

パネル水平ジョイント部B

●SAIDIXは下から順に張り上げ、上下実部が確実に勘合するように留め付けてください。 なお、SAIDIX上下の端打ち距離は、25mm~35mmとしてください。●SAIDIXの水平ジョイント部は、特別な下地処理は行いません。ワンパックボーイV1塗布時に、水平ジョイント溝部も合わせて塗り込んでください。

●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

SAIDIX

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

ステンレスリング釘

ラグナロック

ワンパックボーイV1(接着剤)

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

ステンレスリング釘

SAIDIX

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

Page 80: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

78

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

出隅部C

●出隅部はジョイントテープを貼り付けてください。使用するジョイントテープの幅につきましてはP.49を参照してください。

●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●役物ラグナロックにワンパックボーイV1が均一に廻るように、コーナー部にも十分に塗布してください。●SAIDIXは、図のように三角シーリング納めとしてください。●シーリングは、シーリング(TTS-2H)を用います。付属のプライマーを塗布し乾燥後確実に施工します。

※デラノクリフⅡ・シェラスコットには平コーナーストーンが設定されています。 平コーナーストーンを使用する納まりはP.127を参照ください。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

ラグナロックコーナーストーン

ワンパックボーイV1(接着剤)

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロックコーナーストーン

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート

SAIDIX

縦胴縁18×90以上

ジョイントテープ

Page 81: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

79

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

入隅部D

●入隅部の縦胴縁の留め付け部には、補助材・添え木を入れてください。●入隅部の透湿防水シートは二重張りとし、損傷のないようにしてください。●入隅部には、捨て入隅50を釘で取り付けて納めます。●SAIDIXは一方を飲み込ませ、突き付け施工はしないで、片ハットジョイナーSを挟み込んで施工してください。シーリング幅は10mm確保してください。

●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。●ワンパックボーイV1は、シーリング部まで塗布してください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●入隅部の納まりは片側をラグナロックの面状に合わせてカットするか、45度に留め加工して納めます。ラグナロックの加工は、干渉する部分を切り欠いてから施工してください。

※デラノクリフⅡ・シェラスコットには入隅ストーンが設定されています。 入隅ストーンを使用する納まりはP.128を参照ください。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

シーリング(TTS-2H)

ステンレスリング釘

捨て入隅50

SAIDIX

透湿防水シート

片ハットジョイナーS

縦胴縁18×90以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

ステンレスリング釘SAIDIX

シーリング(TTS-2H)

縦胴縁18×90以上片ハットジョイナーS

25 10

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

捨て入隅501~2 捨て入隅50

ラグナロック

ワンパックボーイV1(接着剤)

1025

片ハットジョイナーS

縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX

ステンレスリング釘

Page 82: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

80

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

開口部 (外付けサッシ使用の場合)E

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。ラグナロックは、厚さが従来のタイルよりもかなり厚いため、切断面が見える場合があります。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIXとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーSを挟み込んでシーリング処理を行います。シーリング幅を

10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。

●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーSを入れないでください。

●ラグナロックとサッシの間は、化粧シーリングするか、糸目地程度(2~3mm)開けてください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●ワンパックボーイV1はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

ステンレスリング釘

!"#$%&'()*

ラグナロック

防水テープ

SAIDIX

ワンパックボーイV1(接着剤)

シーリング(TTS-2H)

!"#$%&'()*

シーリング(TTS-2H)

開口水抜き部材

外付けサッシ

縦胴縁18×45以上

透湿防水シート

防水テープ

2~3

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック10ステンレスリング釘

シーリング(TTS-2H)

外付けサッシ

片ハットジョイナーS

縦胴縁18×90以上透湿防水シート

防水テープ

SAIDIX

Page 83: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

81

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(縦断面図))E

●ラグナロックは、厚さが従来のタイルよりもかなり厚いため、切断面が見える場合があります。●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。

●外壁の仕上がり厚より出の小さなサッシを使用する場合は注意が必要です。この場合は、胴縁の上にサッシを取り付けるなどの工夫が必要です。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIXとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーSを挟み込んでシーリング処理を行います。シーリング幅を

10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーSを入れないでください。

●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

シーリング(TTS-2H) 防水テープ

半外付けサッシ

開口水抜き部材

縦胴縁18×45以上

ステンレスリング釘

横胴縁18×90以上

透湿防水シート

SAIDIX

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

縦胴縁18×45以上

横胴縁18×90以上

防水テープ片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX

透湿防水シート

ラグナロック

SAIDIX

ワンパックボーイV1(接着剤)

ステンレスリング釘

片ハットジョイナーS防水テープ

開口水抜き部材

半外付けサッシ

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

防水テープ

横胴縁18×90以上

30

シーリング(TTS-2H)

シーリング(TTS-2H)

2~3

Page 84: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

82

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(横断面図))E

●ラグナロックは、厚さが従来のタイルよりもかなり厚いため、切断面が見える場合があります。●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。

●外壁の仕上がり厚より出の小さなサッシを使用する場合は注意が必要です。この場合は、胴縁の上にサッシを取り付けるなどの工夫が必要です。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIXとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーSを挟み込んでシーリング処理を行います。シーリング幅を

10mm確保してください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●ワンパックボーイV1はシーリング部まで塗布してください。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

SAIDIX

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上

ラグナロック

ワンパックボーイV1(接着剤)

半外付けサッシ

透湿防水シート

防水テープ

10

ラグナロック

SAIDIX

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

縦胴縁18×90以上

透湿防水シート 防水テープ

半外付けサッシ

Page 85: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

83

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

オーバーハング部F

〈水切り納まりの場合〉●オーバーハング下端はバルコニー水切りを使用して納めてください。水切りを使用する場合は、10~15mmのすき間を開けてください。

●SAIDIXの小口面(切断面)は小口シーラーで防水処理をしてください。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

〈ラグナロックコーナーストーン納まりの場合〉●オーバーハング部で、ラグナロックコーナーストーンを使用して納める場合は、垂れ壁用通気見切り縁25を取り付けた上で、SAIDIXを施工します。(垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法の詳細はP.115参照。)

●SAIDIX小口(切断面)にもワンパックボーイV1を塗布し、ラグナロックコーナーストーンを張り付けます。その際、垂れ壁用見切り縁25とコーナーストーン短辺との取り合いで突き付けとならないようにラグナロックをカットし、2~3mm程度のすき間を確保してください。

●ラグナロックコーナーストーンの小口面(切断面)にはコバ面用塗料を塗布してください。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

ラグナロックコーナーストーン

垂れ壁用通気見切り縁25SAIDIX

軒天材

透湿防水シート

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

防水テープ※

縦胴縁18×45以上

ラグナロックコーナーストーン

2~3垂れ壁用通気見切り縁25

軒天材

SAIDIX

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

コバ面用塗料塗布

ステンレスリング釘

防水テープ※

水切り(現地調達)

ワンパックボーイV1(接着剤)

軒天材

透湿防水シート縦胴縁18×45以上

ステンレスリング釘SAIDIX

防水テープ※

ラグナロック

透湿防水シート縦胴縁18×45以上

水切り(現地調達)小口シーラー

ステンレスリング釘ラグナロック

SAIDIX

片ハットジョイナーS

軒天材

縦胴縁18×45以上

透湿防水シート

10~15

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX

ラグナロック

ワンパックボーイV1(接着剤)

ワンパックボーイV1(接着剤)

防水テープ※

Page 86: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

84

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

笠木部G

●バルコニーの立上がりの天端などは笠木(別途)をかぶせて納めてください。●笠木は大きめに張り出すか、内側に傾斜させて、外壁に水が伝わらないようにしてください。●笠木の張り出し、SAIDIXの被り代は、雨仕舞いのためにそれぞれ30mm以上としてください。●通気構法の通気の出口(排気口)を確保してください。外壁側からの雨水の浸入が懸念される場合は、外側の外壁面と笠木の取り合いでシーリングしてください。内側で通気を確保してください。

●笠木取付金具の取付ビスの孔から水が入らないよう、笠木取付金具位置に透湿防水シートの上から防水テープを捨て貼りしてください。

●笠木天端部では防水について十分配慮し、透湿防水シートの固定にステープルなどは使用しないでください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

透湿防水シート

SAIDIX

縦胴縁18×45以上

防水テープ

笠木(別途)

ラグナロック

小口シーラー

笠木取付金具

ワンパックボーイV1(接着剤)

シーリング

バックアップ材

笠木取付金具位置には防水テープを捨て貼りする

笠木(別途)

30以上

30以上

ステンレスリング釘

ラグナロック

SAIDIX

縦胴縁18×45以上

透湿防水シートをオーバーラップさせる

ワンパックボーイV1(接着剤)

Page 87: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

85

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

ポーチ柱部H

●SAIDIXのジョイント部に片ハットジョイナーを挟み込んで施工してください。●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。●タイル役物短辺の内寸法よりジョイントテープ幅を大きく設けてください。●柱形を全てジョイントテープで覆ってしまう場合は、ジョイントテープのずれ防止のため、エアタッカー又は木ビスを使用して留め付け補強を行ってください。留め付けピッチはテープ幅に対し2箇所、@455mm以下としてください。

●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●役物ラグナロックなどにワンパックボーイV1が均一に廻るように、コーナー部にも十分に塗布してください。

7.各部の納まり (木造・SAIDIX)  ラグナロック張り仕上げ2

エアタッカー

ジョイントテープ

透湿防水シート

片ハットジョイナーS

シーリング(TTS-2H)

縦胴縁ステンレスリング釘

ラグナロックコーナーストーン

ワンパックボーイV1(接着剤)

ジョイントテープ

ラグナロックコーナーストーン

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

縦胴縁

透湿防水シート片ハットジョイナーSシーリング(TTS-2H)

Page 88: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

86

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

土台部A

●SAIDIX-LTはスターター15LTを使用して張り始めてください。●SAIDIX-LTの下端は結露水の排出、通気構法の吸気を考慮して、必ず10~15mmのすき間を開けてシーリング等でふさがないでください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

ドリルビス(F-TN55LT)

(スターター15LT留め付け)ドリルビス(F-TN55LT)

木胴縁18×45以上

スターター15LT

SAIDIX-LT

土台水切り55

適用タイル

透湿防水シート

C-100X50X20X2.3

C-100X50X20X2.3

ワンパックボーイV1(接着剤)

防水テープ※

100

10~

15

スターター15LT

木胴縁18×45以上

土台水切り55

基礎

透湿防水シート

ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

防水テープ※

Page 89: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

87

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

パネル縦ジョイント部B

●SAIDIX-LTの縦ジョイント部の下地胴縁は90mm幅を用いてください。●SAIDIX-LTの縦ジョイント部は突き付け施工とせず、ハットジョイナーを使用し、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。

●その上から使用するタイルに適した幅のジョイントテープを貼り付けてください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

ドリルビス(F - TN55LT)シーリング(TTS-2H)

□-100X100X2.3

透湿防水シート

SAIDIX-LT

木胴縁18×90以上

ハットジョイナー

適用タイル

ジョイントテープワンパックボーイV1(接着剤)

ドリルビス(F-TN55LT)

ジョイントテープ

シーリング(TTS-2H)

ハットジョイナー

木胴縁18×90以上

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

透湿防水シート

□-100X100X2.3

Page 90: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

88

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

パネル水平ジョイント部C

●SAIDIX-LTは下から順に張り上げ、上下実部が確実に勘合するように留め付けてください。●SAIDIX-LTのさね部および下端から100mm上がりの位置にビス留めしてください。●水平ジョイント部に、不陸を調整するため200mm幅程度に接着剤(ワンパックボーイV1(ライト))を塗布してください。厚塗りにならないよう余分な接着剤はかきとってください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせてタイル張りを行います。

ドリルビス(F -TN55LT)

ワンパックボーイV1(下地処理)

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

木胴縁18×45以上

透湿防水シート

約20

0mm

SAIDIX-LT

100

ドリルビス(F-TN55LT)木胴縁18×45以上

透湿防水シート

SAIDIX-LT

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

Page 91: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

89

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

出隅部D

●出隅部には出隅材15LTを取り付けてください。●SAIDIX-LTと出隅材15LTとの取り合い部には片ハットジョイナーを挟み込んで施工してください。●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●出隅部はジョイントテープを貼り付けてください。使用するジョイントテープの幅につきましてはP.49を参照してください。

●役物タイルなどにワンパックボーイV1(ライト)が均一に廻るように、コーナー部にも十分に塗布してください。

適用タイル

役物タイル

ジョイントテープ

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナー

木胴縁18×90以上出隅材15LTドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

□-100×100×2.3mm以上

片ハットジョイナー

出隅材15LT

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

ジョイントテープ

透湿防水シート

木胴縁18×90以上

□-100×100×2.3mm以上

Page 92: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

90

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

入隅部E

●入隅部の縦胴縁の留め付け部には、補助材・添え木を入れてください。●入隅部の透湿防水シートは二重張りとし、損傷のないようにしてください。●入隅部には、捨て入隅50を取り付けて納めます。●SAIDIX-LTは一方を飲み込ませ、突き付け施工はしないで、片ハットジョイナーを挟み込んで施工してください。シーリング幅は10mm確保してください。

●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。●ワンパックボーイV1(ライト)は、シーリング部まで塗布してください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●タイルは、主視線方向のタイルを飲み込ませて張り付けてください。

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

木胴縁18×90以上

C-100×50×20×2.3

片ハットジョイナー

透湿防水シート

SAIDIX-LT

捨て入隅50

ドリルビス(F-TN55LT)

シーリング(TTS-2H)

C-100×50×20×2.3

透湿防水シート

片ハットジョイナー

木胴縁18×90以上

ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

シーリング(TTS-2H)

Page 93: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

91

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

軒天部F

●軒天部は通気見切り縁で納めてください。ただし、小屋裏や軒裏から通気をとる場合はパネルと軒天の取り合いでシーリング処理をして納めても構いません。

●シーリングで納める場合は、高耐候性シーリング材:TTS-2Hを用いてください。●軒天際のSAIDIX-LTの留め付けはドリルビス(F-TN55LT)で行ってください。●留め付けは、端から25~35mmとしてください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

注 意

軒天塗り工事(建築工事)を行う際は、必ず壁面をマスカーなどで養生してから塗料を塗布するようにしてください。なお、塗料塗布前のプライマー塗りの際に、壁面にプライマーが伝わるとワンパックボーイV1(ライト)が濡れ色に変色することがありますので注意してください。

C-100X50X20X2.3

透湿防水シート

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX-LT

ドリルビス(F-TN55LT)

通気見切り縁

木胴縁18×45以上

軒天材

通気見切り縁

軒天材

透湿防水シート

木胴縁18×45以上SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

C-100X50X20X2.3

Page 94: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

92

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

開口部 (外付けサッシ使用の場合)G

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIX-LTとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーを挟み込んでシーリング(TTS-2H)処理を行います。シーリング幅を10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。

●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーを入れないでください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1(ライト)はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

30

2~3

外付けサッシ

木胴縁18×45以上

SAIDIX-LT

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)開口水抜き部材

防水テープ

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

防水テープ

木胴縁18×90以上

ドリルビス(F-TN55LT)

10SAIDIX-LT

ドリルビス(F-TN55LT) シーリング(TTS-2H)

外付けサッシ

片ハットジョイナー

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

木胴縁18×90以上

透湿防水シート 防水テープ

Page 95: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

93

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(縦断面図))G

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIX-LTとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーを挟み込んでシーリング(TTS-2H)処理を行います。シーリング幅を10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。

●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーを入れないでください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1(ライト)はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

30

2~3

木胴縁18×90以上

SAIDIX-LT

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)開口水抜き部材

防水テープ片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

防水テープ

木胴縁18×45以上

ドリルビス(F-TN55LT)

半外付けサッシ

SAIDIX-LT

シーリング(TTS-2H)防水テープ

半外付けサッシ

開口水抜き部材

木胴縁18×45以上

ドリルビス(F-TN55LT)

木胴縁18×90以上

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

片ハットジョイナーシーリング(TTS-2H)

SAIDIX-LT

木胴縁18×90以上

透湿防水シート

木胴縁18×45以上

Page 96: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

94

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(横断面図))G

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIX-LTとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーを挟み込んでシーリング(TTS-2H)処理を行います。シーリング幅を10mm確保してください。

●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1(ライト)はシーリング部まで塗布してください。

半外付けサッシ

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

木胴縁18×90以上

ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

□-100×100×2.3 防水テープ

透湿防水シート

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

半外付けサッシSAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

ドリルビス(F-TN55LT)

シーリング(TTS-2H)

木胴縁18×90以上

片ハットジョイナー

防水テープ

透湿防水シート

□-100X100X2.3

10

Page 97: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

95

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

オーバーハング部H

●SAIDIX-LTはスターター15LT(お生、切り物兼用)を使用して張り始めてください。

〈水切り納まりの場合〉●オーバーハング下端はバルコニー水切りを使用して納めてください。水切りを使用する場合は、10~15mmのすき間を開けてください。

〈役物タイル納まりの場合〉●オーバーハング部で、役物タイルを使用して納める場合は、垂れ壁用通気見切り縁25を取り付けた上で、SAIDIX-

LTを施工します。(垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法の詳細はP.115参照。)●スターター15LT下面にもワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、役物タイルを張り付けます。その際、垂れ壁用見切り縁25と役物タイル短辺との取り合いで突き付けとならないようにタイルをカットし、2~3mm程度のすき間を確保してください。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

防水テープ※

スターター15LT

バルコニー水切り軒天材

透湿防水シート

SAIDIX-LT

木胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

防水テープ※スターター15LT10

0

ドリルビス(F-TN55LT)

バルコニー水切り10~15

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX-LT

軒天材

適用タイル

木胴縁18×45以上

スターター15LT

適用タイル縦曲

垂れ壁用通気見切り縁25

軒天材

透湿防水シート

SAIDIX-LT

木胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

防水テープ※

100

2~3

ドリルビス(F-TN55LT)

スターター15LT

木胴縁18×45以上

適用タイル縦曲

垂れ壁用通気見切り縁25

軒天材

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

防水テープ※

Page 98: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

96

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

笠木部およびバルコニー床防水との取り合い部I

●バルコニーの立上がりの天端は笠木(別途)をかぶせて納めてください。●笠木は大きめに張り出すか、内側に傾斜させて、外壁に水が伝わらないようにしてください。●笠木の張り出し、SAIDIX-LTの被り代は、雨仕舞いのためにそれぞれ30mm以上としてください。●通気構法の通気の出口(排気口)を確保してください。外壁側からの雨水の浸入が懸念される場合は、外側の外壁面と笠木の取り合いでシーリングしてください。内側で通気を確保してください。

●笠木取付金具の取付ビスの孔から水が入らないよう、笠木取付金具位置に透湿防水シートの上から防水テープを捨て貼りしてください。

●笠木天端部では防水について十分配慮し、透湿防水シートの固定にステープルなどは使用しないでください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

●透湿防水シートは床防水立ち上がり上部に被せ、両面粘着タイプの防水テープで密着させてください。●土台水切りは防水立ち上がりより上方に取り付けてください。●防水テープおよび透湿防水シートは、水切りの下からのぞかないように施工してください。●最下段の透湿防水シートの縦継ぎ手は、止水のため防水テープでつなぎ合わせてください。

防水テープ

透湿防水シート

木胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

シーリング

適用タイル

笠木取付金具

笠木

SAIDIX-LT

30以上

30以上

バックアップ材

笠木取付金具位置には防水テープを捨て貼りする

笠木(別途)

木胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

透湿防水シートをオーバーラップさせる

SAIDIX-LT

ドリルビス(F-TN55LT)

スターター15LT

土台水切り

木胴縁18×45以上

ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

透湿防水シート

防水テープ

10~

15

スターター15LT

ドリルビス(F-TN55LT)

ワンパックボーイV1(接着剤)適用タイル

木胴縁18×45以上

合板t=12

SAIDIX-LT透湿防水シート

FRP防水(立ち上げ幅300~400mm)

土台水切り

防水テープ

Page 99: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

97

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

下屋部J

●SAIDIX-LTはスターター15LT(お生、切り物兼用)を使用して張り始めてください。●雨押えの立ち上げ代に防水テープを貼り、透湿防水シートを張り下げしっかりと密着させてください。●庇、下屋との取り合い部は、10~20mm程度のすき間を開けてください。●ワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

流れ側桁側

スターター15LT

SAIDIX-LT

透湿防水シート

防水テープ(雨押え-防水紙間)

雨押え

アスファルトルーフィング

ドリルビス(F-TN55LT)

木胴縁18×45以上

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

100

10~

20

 スターター15LT

SAIDIX-LTドリルビス(F-TN55LT)

雨押え

アスファルトルーフィング

透湿防水シート

防水テープ(雨押え-防水紙間)

垂木掛け

合板捨て張り(柱面合わせ)

ワンパックボーイV1(接着剤)適用タイル木胴縁18×45以上

100

10~

20

スターター15LT

屋根仕上げ

防水テープ(雨押え-防水紙)

透湿防水シート

SAIDIX-LT

ドリルビス(F-TN55LT)

雨押え板金

ルーフィングフェルト

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

木胴縁18×90以上

Page 100: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

98

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

垂れ壁部K

〈水切り納まりの場合〉●オーバーハング部の納まりに準拠してください。

〈役物タイル納まりの場合〉●SAIDIX-LTはスターター15LT(お生、切り物兼用)を使用して張り始めてください。●垂れ壁用通気見切り縁25を取り付けた上で、SAIDIX-LTを施工します。(垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法の詳細はP.115参照。)

●スターター15LT下面にもワンパックボーイV1(ライト)を塗布し、役物タイルを張り付けます。その際、垂れ壁用見切り縁25と役物タイル短辺との取り合いで突き付けとならないようにタイルをカットし、2~3mm程度のすき間を確保してください。

●上げ裏部には平タイルを施工しないでください。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

縦曲(接着)

適用タイル

ワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シート

SAIDIX-LT

垂れ壁用通気見切り縁

木胴縁18×45以上

ドリルビス(F-TN55LT)

スターター15LT

防水テープ※

木胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

縦曲(接着)

ドリルビス(F-TN55LT)

透湿防水シート

SAIDIX-LT

垂れ壁用通気見切り縁

スターター15LT

ワンパックボーイV1(接着剤)防水テープ※

100

Page 101: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

99

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  タイル張り仕上げ1 ※ 記載の図は二丁掛けタイル(空目地)の納まり図です。

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

他部材との取り合い部L

他サイディングとの水平ジョイント部●他サイディングとタイル張り面の間に、水切りを設けてください。

他サイディングとの縦ジョイント部●見切り材と他サイディングの間は、10mm開けてシーリングで処理してください。

見切り縁

サイディング

ワンパックボーイV1(接着剤)

タイル

ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

透湿防水シート

木胴縁18×45以上

片ハットジョイナー

C-100×50×20×2.3

サイディング

ドリルビス(F-TN55LT)

接着剤

SAIDIX-LT

適用タイル

シーリング(TTS-2H)

縦見切り縁

シーリング

透湿防水シート

木胴縁18×90以上

□-100X100X2.3

Page 102: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

100

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

パネル縦ジョイント部A

●SAIDIX-LTの縦ジョイント部の下地胴縁は90mm幅を用いてください。●SAIDIX-LTの縦ジョイント部は突き付け施工とせず、ハットジョイナーを使用し、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。

●その上からジョイントテープ300幅を貼り、さらに並列でジョイントテープ300幅もしくは235幅を増し貼りします。●ジョイントテープは重ね貼りしないようにしてください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

ドリルビス(F-TN55LT)

ワンパックボーイV1(接着剤)ジョイントテープ

ハットジョイナー

木胴縁18×90以上

SAIDIX-LT

透湿防水シート

□-100X100X2.3

シーリング(TTS-2H)

ラグナロック

□-100X100X2.3

透湿防水シート

ラグナロック

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX-LT

木胴縁18×90以上

ハットジョイナーシーリング(TTS-2H)

ドリルビス(F-TN55LT)

ジョイントテープ

Page 103: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

101

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

パネル水平ジョイント部B

●SAIDIX-LTは下から順に張り上げ、上下実部が確実に勘合するように留め付けてください。●SAIDIX-LTのさね部および下端から100mm上がりの位置にビス留めしてください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●水平ジョイント部に、不陸を調整するため200mm幅程度に接着剤(ワンパックボーイV1)を塗布してください。厚塗りにならないよう余分な接着剤はかきとってください。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

SAIDIX-LT

木胴縁18×45以上

ドリルビス(F-TN55LT)

100

透湿防水シート

SAIDIX-LT

透湿防水シート

木胴縁18×45以上

ラグナロック

ワンパックボーイV1(下地処理)

ドリルビス(F-TN55LT)

ワンパックボーイV1(接着剤)

約20

0mm

Page 104: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

102

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

出隅部C

●出隅部には出隅材15LTを取り付けてください。●SAIDIX-LTのジョイント部に片ハットジョイナーを挟み込んで施工してください。●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●出隅部はジョイントテープを貼り付けてください。使用するジョイントテープの幅につきましてはP.49を参照してください。

●役物ラグナロックにワンパックボーイV1が均一に廻るように、コーナー部にも十分に塗布してください。

※デラノクリフⅡ・シェラスコットには平コーナーストーンが設定されています。 平コーナーストーンを使用する納まりはP.127を参照ください。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

□-100×100×2.3

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX-LT

ドリルビス(F-TN55LT)出隅材15LT

木胴縁18×90以上

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

ジョイントテープ

ラグナロックコーナーストーン

ジョイントテープ

ワンパックボーイV1(接着剤)

□-100×100×2.3

木胴縁18×90以上

透湿防水シート

SAIDIX-LT

シーリング(TTS-2H)出隅材15LT

片ハットジョイナー

ラグナロックコーナーストーン

Page 105: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

103

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

入隅部D

●入隅部の縦胴縁の留め付け部には、補助材・添え木を入れてください。●入隅部の透湿防水シートは二重張りとし、損傷のないようにしてください。●入隅部には、捨て入隅50を取り付けて納めます。●SAIDIX-LTは一方を飲み込ませ、突き付け施工はしないで、片ハットジョイナーを挟み込んで施工してください。シーリング幅は10mm確保してください。

●防水を確保するために、シーリング(TTS-2H)を施工します。附属のプライマーを塗布し、乾燥後確実に施工します。●ワンパックボーイV1は、シーリング部まで塗布してください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●入隅部の納まりは片側をラグナロックの面状に合わせてカットするか、45度に留め加工して納めます。ラグナロックの加工は、干渉する部分を切り欠いてから施工してください。

※デラノクリフⅡ・シェラスコットには入隅ストーンが設定されています。 入隅ストーンを使用する納まりはP.128を参照ください。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

ワンパックボーイV1(接着剤)

木胴縁18×90以上

C-100×50×20×2.3

片ハットジョイナー

透湿防水シート

SAIDIX-LT

捨て入隅50

ドリルビス(F-TN55LT)

シーリング(TTS-2H)

ラグナロック

捨て入隅50

ラグナロック

ワンパックボーイV1(接着剤)

1025

片ハットジョイナー

木胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX-LTドリルビス(F-TN55LT)

C-100×50×20×2.3

SAIDIX-LT

シーリング(TTS-2H)

木胴縁18×90以上

片ハットジョイナー

25 10

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

1~2 捨て入隅50

ドリルビス(F-TN55LT)

C-100×50×20×2.3

Page 106: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

104

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

開口部 (外付けサッシ使用の場合)E

●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。ラグナロックは、厚さが従来のタイルよりもかなり厚いため、切断面が見える場合があります。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIX-LTとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーを挟み込んでシーリング処理を行います。シーリング幅を

10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。

●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーを入れないでください。

●ラグナロックとサッシの間は、化粧シーリングするか、糸目地程度(2~3mm)開けてください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●ワンパックボーイV1はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

木胴縁18×90以上

透湿防水シート

木胴縁18×45以上

シーリング(TTS-2H)

30ドリルビス(F-TN55LT)

SAIDIX-LT

ラグナロック

外付けサッシ

ワンパックボーイV1(接着剤)

防水テープ

片ハットジョイナー

防水テープ

開口水抜き部材

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

2~3

SAIDIX-LT 外付けサッシ

ドリルビス(F-TN55LT) シーリング(TTS-2H)ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック片ハットジョイナー

木胴縁18×90以上

透湿防水シート 防水テープ

30

Page 107: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

105

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(縦断面図))E

●ラグナロックは、厚さが従来のタイルよりもかなり厚いため、切断面が見える場合があります。●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。●外壁の仕上がり厚より出の小さなサッシを使用する場合は注意が必要です。この場合は、胴縁の上にサッシを取り付けるなどの工夫が必要です。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIX-LTとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーを挟み込んでシーリング処理を行います。シーリング幅を

10mm確保し、開口幅が500mm以上ある開口部では、開口水抜き部材を使用し、水がたまらない構造としてください。●開口水抜き部材の背面には浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、片ハットジョイナーを入れないでください。

●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。●ワンパックボーイV1はシーリング部まで塗布してください。ただし、開口水抜き部材の部分には塗布しないでください。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

シーリング(TTS-2H)

ステンレスリング釘

木胴縁18×45以上木胴縁18×90以上

防水テープ

半外付けサッシ

透湿防水シート

開口水抜き部材

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

防水テープ

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX-LT

ラグナロック

ドリルビス(F-TN55LT)

防水テープ

シーリング(TTS-2H)開口水抜き部材

片ハットジョイナー

半外付けサッシ

透湿防水シート

シーリング(TTS-2H)

木胴縁18×90以上

木胴縁18×45以上

バックアップ材

2~3

3030

木胴縁18×45以上

木胴縁18×90以上

防水テープ片ハットジョイナー

透湿防水シート

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX-LT

Page 108: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

106

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

開口部 (半外付けサッシ使用の場合(横断面図))E

●ラグナロックは、厚さが従来のタイルよりもかなり厚いため、切断面が見える場合があります。●サッシは、外壁の仕上がり厚さを考慮して選定してください。外壁の仕上がり厚より出の大きなサッシを推奨します。

●外壁の仕上がり厚より出の小さなサッシを使用する場合は注意が必要です。この場合は、胴縁の上にサッシを取り付けるなどの工夫が必要です。

●サッシ周りには防水テープを必ず施工し、サッシ枠のフィン(ツバ)と透湿防水シートを確実に密着させてください。●SAIDIX-LTとサッシの取り合いは、片ハットジョイナーを挟み込んでシーリング処理を行います。シーリング幅を

10mm確保してください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせラグナロック張りを行います。●ワンパックボーイV1はシーリング部まで塗布してください。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

防水テープ

透湿防水シート

半外付けサッシ

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

木胴縁18×90以上

ドリルビス(F-TN55LT)SAIDIX-LT

□-100×100×2.3

片ハットジョイナー

シーリング(TTS-2H)

半外付けサッシ

防水テープ透湿防水シート

木胴縁18×90以上

片ハットジョイナー

ラグナロック

ワンパックボーイV1(接着剤)

10

シーリング(TTS-2H)

SAIDIX-LT

ドリルビス(F-TN55LT)

Page 109: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

107

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

オーバーハング部F

●SAIDIX-LTはスターター15LT(お生、切り物兼用)を使用して張り始めてください。

〈水切り納まりの場合〉●オーバーハング下端はバルコニー水切りを使用して納めてください。水切りを使用する場合は、10~15mmのすき間を開けてください。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

〈ラグナロックコーナーストーン納まりの場合〉●オーバーハング部で、ラグナロックコーナーストーンを使用して納める場合は、垂れ壁用通気見切り縁25を取り付けた上で、SAIDIX-LTを施工します。(垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法の詳細はP.115参照。)

●スターターにもワンパックボーイV1を塗布し、ラグナロックコーナーストーンを張り付けます。その際、垂れ壁用見切り縁25とコーナーストーン短辺との取り合いで突き付けとならないようにラグナロックをカットし、2~3mm程度のすき間を確保してください。

●ラグナロックコーナーストーンの小口面(切断面)にはコバ面用塗料を塗布してください。

※風によるばたつき防止用です。 通気部材などで透湿防水シートが押さえられる場合は必要ありません。

水切り(現地調達)

軒天材

透湿防水シート木胴縁18×45以上

防水テープ※

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX-LT

ラグナロック

スターター15 LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック

SAIDIX-LT

シーリング(TTS-2H)

透湿防水シート木胴縁18×45以上

軒天材

SAIDIX-LT

ラグナロック

ドリルビス(F-TN55LT)

水切り(現地調達)

木胴縁18×45以上透湿防水シート

防水テープ※

片ハットジョイナースターター15 LT

1010

0

透湿防水シート

木胴縁18×45以上ラグナロック

軒天材

垂れ壁用通気見切り縁SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロックコーナーストーン

スターター15LT

防水テープ※

2~3垂れ壁用通気見切り縁

軒天材

スターター15LT

コバ面用塗料塗布

ラグナロックコーナーストーン

木胴縁18×45以上透湿防水シート

SAIDIX-LT

ワンパックボーイV1(接着剤)

ドリルビス(F-TN55LT)

100

防水テープ※

Page 110: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

108

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

笠木部G

●バルコニーの立上がりの天端は笠木(別途)をかぶせて納めてください。●笠木は大きめに張り出すか、内側に傾斜させて、外壁に水が伝わらないようにしてください。●笠木の張り出し、SAIDIX-LTの被り代は、雨仕舞いのためにそれぞれ30mm以上としてください。●通気構法の通気の出口(排気口)を確保してください。外壁側からの雨水の浸入が懸念される場合は、外側の外壁面と笠木の取り合いでシーリングしてください。内側で通気を確保してください。

●笠木取付金具の取付ビスの孔から水が入らないよう、笠木取付金具位置に透湿防水シートの上から防水テープを捨て貼りしてください。

●笠木天端部では防水について十分配慮し、透湿防水シートの固定にステープルなどは使用しないでください。●ワンパックボーイV1を塗布し、割り付けに合わせタイル張りを行います。

8.各部の納まり (鉄骨造・SAIDIX-LT)  ラグナロック張り仕上げ2

ワンパックボーイV1(接着剤)

笠木取付金具

ラグナロック

笠木(別途)

防水テープ

木胴縁18×45以上

SAIDIX-LT

透湿防水シート

シーリング

バックアップ材

笠木取付金具位置には防水テープを捨て貼りする

笠木(別途)

30以上

30以上

ドリルビス(F-TN55LT)

ラグナロック

SAIDIX-LT

木胴縁18×45以上

透湿防水シートをオーバーラップさせる

ワンパックボーイV1(接着剤)

Page 111: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

109

9.チェックリスト

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

工事名          邸  住所                 チェック完了日   年  月  日

INAX はるかべ工法 「SAIDIXータイル・ラグナロック張り仕上げ」 工事チェックリスト〈木造用〉工事店様名 チェック者 印建設会社様名 確認者名 印

チェック項目 チェック内容 判定

不具合点および改善内容 処理日

工  事  前

材料確認 各材料は指定の品番か各材料が必要数量納入されているか

足場の確認 適切な足場が設置されているか施設の確認 水道・電気設備は整っているか

下地精度

建ち 3mm以内かつ高さの1/1000以内通り 一面:3mm内下地の継目段差 2mm以内躯体、基礎部の継目段差 2mm以内軒天レベル 2mm以内開口部の水平レベル 3mm以内

下地状況

サッシや見切り等の部材は正しく取り付けられているかボルト等の出はないか、また下地の不陸はないか基準墨は出ているか配管設備等は設置してあるか柱・間柱の間隔は500mm以下か入隅部など必要な箇所に添え柱、補助材などが適切に配してあるか

防水紙の施工

指定の防水紙を使用しているか横張りで下から張られているか重なり代は指定以上確保されているか   上下:90mm、出隅部:両側に柱幅ずつ(面材がない場合) 左右:一般部 1スパン、入隅部両側に1スパンずつ(面材がある場合) 左右:一般部 150mm、入隅部 両側に柱幅ずつ損傷箇所はないか。あれば補修すること。サッシ廻り等は、防水テープで密着されているか

胴縁の施工胴縁のサイズは厚18×幅45mm以上の物が500mmピッチ以下で施工されているか必要な箇所に幅広(90mm以上)の胴縁が使用されているか通気構法のための胴縁施工がされているか(土台・軒天・開口廻り等)

部材取り付け 土台水切り・バルコニー水切りは水平に取り付けてあるかハットジョイナーS、捨て入隅等が適切に配されているか

SAIDIX施工

専用の下地材(SAIDIX)が張られているか濡れたSAIDIXを施工していないかSAIDIXは所定の留め付け方法で施工されているか(釘の本数、位置、長さ、太さ)釘の端打ち間隔は25mm~35mmか

シーリング処理

SAIDIX切断面のほこりは除去されているか専用シーリング:TTS-2Hが使用されているか、またプライマー処理はされているか必要な箇所にシーリングがされているか土台水切りと下地材最下端との取り合いにシーリングしていないか

備考

工  事  中

下地状況の確認

SAIDIX面精度は±1.0mm/2m以内かSAIDIX表面に接着の阻害となる状況はないか必要に応じてワンパックボーイV1(ライト)による不陸調整が行われているか

ジョイントテープ貼り

必要な箇所にジョイントテープが貼られているか(ラグナロックの場合増し貼りジョイントテープ等)シワが寄っていたり、重なって貼られていないか

タイル・ラグナロック張り工事

他部材の養生はされているか温度、天候は工事に適した気象条件か使用するタイル、ラグナロック、目地詰め有無、に応じた適切な接着剤の塗布方法、塗布量となっているかワンパックボーイV1(ライト)の塗り置き時間は所定の時間内か(目安 夏期:15~30分、冬期:30~60分)接着剤の付着状況のチェックはされているかタイル・ラグナロックの割り付けは仕様通りかタイル・ラグナロックの仕上がり精度は良好か目地詰め無しの場合、目地部の仕上りは良好か

目地詰め 目地残りはないか、必要に応じて目地押さえはされているか洗い 洗い・酸洗いはされているか(ラグナロックは水洗いのみ)化粧シーリング シーリング材は指定の材料・色を使用しているか備考

工事後

納まりの確認 全体的な仕上げに不具合はないか現場確認 残材処理・現場清掃はされているか完了チェック 工事完了報告書は作成・提出されているか

備考 

Page 112: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

110

9.チェックリスト

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

工事名          邸  住所                 チェック完了日   年  月  日

INAX はるかべ工法 「SAIDIX-LT-タイル・ラグナロック張り仕上げ」 工事チェックリスト〈鉄骨造用〉工事店様名 チェック者 印建設会社様名 確認者名 印

チェック項目 チェック内容 判定

不具合点および改善内容 処理日

工  事  前

材料確認 各材料は指定の品番か各材料が必要数量納入されているか

足場の確認 適切な足場が設置されているか施設の確認 水道・電気設備は整っているか

下地精度

建ち 3mm以内かつ高さの1/1000以内通り 一面:3mm内下地の継目段差 2mm以内躯体、基礎部の継目段差 2mm以内軒天レベル 2mm以内開口部の水平レベル 3mm以内

下地状況

サッシや見切り等の部材は正しく取り付けられているかボルト等の出はないか、また下地の不陸はないか基準墨は出ているか配管設備等は設置してあるか柱・間柱の間隔は500mm以下か入隅部など必要な箇所に添え柱、補助材などが適切に配してあるか

防水紙の施工

指定の防水紙を使用しているか横張りで下から張られているか重なり代は指定以上確保されているか   上下:90mm左右:一般部 1スパン、入隅部 両側に1スパンずつ、出隅部:両側に柱幅ずつ損傷箇所はないか。あれば補修すること。サッシ廻り等は、防水テープで密着されているか

胴縁の施工胴縁のサイズは厚18×幅45mm以上の物が606mmピッチ以下で施工されているか必要な箇所に幅広(90mm以上)の胴縁が使用されているか通気構法のための胴縁施工がされているか(土台・軒天・開口廻り等)

部材取り付け 土台水切り・バルコニー水切りは水平に取り付けてあるかハットジョイナー、捨て入隅等が適切に配されているか

SAIDIX施工専用の下地材(SAIDIX-LT)が張られているか濡れたSAIDIX-LTを施工していないかSAIDIX-LTは所定の留め付け方法で施工されているか(ビスの本数、位置、サイズ)

シーリング処理

SAIDIX-LT切断面のほこりは除去されているかシーリング:TTS-2Hが使用されているか、またプライマー処理はされているか必要な箇所にシーリングがされているか土台水切りと下地材最下端との取り合いにシーリングしていないか

備考

工  事  中

下地状況の確認

SAIDIX-LT面精度は±1.0mm/2m以内かSAIDIX-LT表面に接着の阻害となる状況はないか水平板間部分にワンパックボーイV1(ライト)による不陸調整が行われているか

ジョイントテープ貼り

必要な箇所にジョイントテープが貼られているか (ラグナロックの場合増し貼りジョイントテープ等)シワが寄っていたり、重なって貼られていないか

タイル・ラグナロック張り工事

他部材の養生はされているか温度、天候は工事に適した気象条件か使用するタイル、ラグナロック、目地詰め有無、に応じた適切な接着剤の塗布方法、塗布量となっているかワンパックボーイV1(ライト)の塗り置き時間は所定の時間内か (目安 夏期:15~30分、冬期:30~60分)接着剤の付着状況のチェックはされているかタイル・ラグナロックの割り付けは仕様通りかタイル・ラグナロックの仕上がり精度は良好か目地詰め無しの場合、目地部の仕上りは良好か

目地詰め 目地残りはないか、必要に応じて目地押さえはされているか洗い 洗い・酸洗いはされているか(ラグナロックは水洗いのみ)化粧シーリング シーリングは指定の材料・色を使用しているか備考

工事後

納まりの確認 全体的な仕上げに不具合はないか現場確認 残材処理・現場清掃はされているか完了チェック 工事完了報告書は作成・提出されているか

備考 

Page 113: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

111

10.部材の施工方法  構成部材の施工方法1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

土台水切り55の施工方法1-1

●土台水切り55は土台部に使用する水切り部材です。出隅部材・入隅部材も取りそろえています。

割り付け ●土台水切り55はSAIDIX(-LT)の割り付けに合わせて取り付けてください。SAIDIX(-LT)の下端から40mm上がった位置に土台水切り55の上端を合わせると10mmのすき間ができます。すき間は10~15mm程度としてください。

切断加工 ●水切り部材の切断加工にはアルミ用チップソーを使用して切断してください。

取り付け ●水切りの取り付けは、木造の場合は土台に500mm以下でステンレスリング釘を、鉄骨造の場合は胴縁ごとに606mm以下でステンレスビスを使用して留め付けてください。

●取り付け順序は出隅─出隅(入隅)─長物の順に取り付けてください。

接合 ●接合は付属のジョイント部材を使用してください。先に取り付ける水切りの端部にジョイント部材を取り付けておき、後から取り付ける水切りを差し込みます。ジョイント部材は長物1本に対して1個同梱されています。

端部処理 ●水切りの端部にはエンドキャップを使用してください。

土台水切り55

土台水切り55出隅 土台水切り55入隅

ジョイント部材(同梱) 土台水切り55用エンドキャップ

10~15

mm

40

Page 114: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

112

10.部材の施工方法  構成部材の施工方法1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

通気土台水切り55の施工方法1-2

●通気土台水切り55は、土台部分に通気パッキンがあるときに使用する土台水切りです。水切りの下に通気孔が設けてあるため、通気を阻害しません。

接合 ●通気土台水切り55は右図のようにカットして、 接合してください。

加工 ●通気土台水切り55の加工は図の手順に従ってください。

入隅部

出隅部

通気土台水切り55 通気土台水切り55用エンドキャップ

※水切りの継目は、重ねしろを30mm以上としてください。

※土間など床が土台より低い場合は、水切りの継目からの雨水浸入を防止するため、重ね部分に捨てシーリングをしてください。

45゚

90゚

a

a

この部分にハサミを入れる

折り曲げる

裏側から外側に折り曲げて固定する

合わせ目に差し込む

45゚

90゚b

b

折り曲げる

90゚

30mm以上

捨てシーリング

カット

捨てシーリング

カット

Page 115: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

113

10.部材の施工方法  構成部材の施工方法1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

バルコニー水切り55の施工方法1-3

●オーバーハング部用の水切りにはバルコニー水切り55を用意しております。出隅部材・入隅部材も取りそろえています。

割り付け ●バルコニー水切り55はSAIDIX(-LT)の割り付けに合わせて取り付けてください。SAIDIX(-LT)の下端から44mm上がった位置にバルコニー水切り55の上端を合わせると10mmのすき間ができます。すき間は10~15mm程度としてください。

切断加工 ●水切り部材の切断加工にはアルミ用チップソーを使用して切断してください。

取り付け ●水切りの取り付けは、木造の場合は土台に500mm以下でステンレスリング釘を、鉄骨造の場合は胴縁ごとに606mm以下でステンレスビスを使用して留め付けてください。

●取り付け順序は、入隅(出隅)─長物─出隅の順に取り付けてください。バルコニーの形状によってはジョイント部材を使用できない場合があります。コーナー部と平部に段差ができないように注意してください。

接合 ●接合は付属のジョイント部材を使用してください。長物1本に対して1個、出隅および入隅に対してそれぞれ2個ずつ同梱されています。バルコニー水切りの場合、ジョイントプレートのスライドができませんのでプレートを固定して本体をスライドさせてください。

●ジョイント部のアルミ部材の切断面が汚い場合には同色のシーリング材で仕上げてください。

端部処理 ●水切りの端部にはエンドキャップを使用してください。

バルコニー水切り55

バルコニー水切り55出隅 ジョイント部材(同梱)

バルコニー水切り55入隅 バルコニー水切り55用エンドキャップ

44

10~

15mm

SAIDIX下端

Page 116: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

114

10.部材の施工方法  構成部材の施工方法1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

通気見切り縁の施工方法1-4

●通気見切り縁(25・35)(K-MAT25・35)は軒天で通気する場合に使用する見切り縁です。適切な通気部材を選ぶことによって35mmまでの厚さの外壁材に使用することができます。出隅部材・入隅部材も取りそろえています。

品名 使用できる外装材の厚さ(A)

通気見切り縁 25 25mm以下

通気見切り縁 35 26mm~35mm

取り付け ●軒天の位置を確認し、取り付け用の墨を出してください。●取付け用の墨をもとに胴縁ごとにステンレスビスまたはステンレスリング釘で取り付けてください。

接合 ●見切り材のジョイントはジョイント部材を使用してください。

端部処理 ●見切り材の端部にはエンドキャップを使用してください。

施 工 の ポ イ ン ト

●軒の出が少ない場合や切り妻部で使用する場合は透湿防水シートを軒天部分に防水テープで密着する等の処置を講じてください。

通気見切り縁25 25 通気見切り縁35 35

通気見切り縁25出隅 通気見切り縁35出隅

通気見切り縁25入隅 通気見切り縁35入隅

通気見切り縁用エンドキャップ ジョイント部材(同梱品)

A

ステンレスリング釘

木造

鉄骨造

A

ドリルビス(F-TN55LT)

A寸法が25mm以下 → 通気見切り縁2526~35mm → 通気見切り縁35

Page 117: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

115

10.部材の施工方法  構成部材の施工方法1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

垂れ壁用通気見切り縁25の施工方法1-5

●垂れ壁用通気見切り縁25(K-TMA25)は垂れ壁など役物タイルを使用して納める場合の通気見切り縁です。

取り付け ●割り付けを確認し取り付け用の墨を出してください。●取り付け用の墨をもとに胴縁ごとにステンレスビスまたはステンレスリング釘で垂れ壁用通気見切り縁を取り付けてください。

接合 ●ジョイント部は、アルミ用チップソーを使用して精度良く切断して付きつけてください。出隅や入隅も留めに切断加工して納めます。

施 工 の ポ イ ン ト

●透湿防水シートは垂れ壁の下端位置で切断してください。切断位置がこれより短過ぎたり、また、反対に長過ぎても、通気を妨げたり漏水を招く恐れがあります。

垂れ壁用通気見切り縁25

25

適用タイル役物タイル

垂れ壁用通気見切り縁25

軒天材

透湿防水シート

SAIDIX

縦胴縁18×45以上

ワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイル

2~3mm

垂れ壁用通気見切り縁25

ステンレスリング釘

ワンパックボーイV1(接着剤)

SAIDIX

45゚

カット出隅部

入隅部

45゚カット

木造 鉄骨造

ワンパックボーイV1(接着剤)

2~3mm

SAIDIX-LT

スターター15LT

垂れ壁用通気見切り縁25

ドリルビス(F-TN55LT)

Page 118: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

116

10.部材の施工方法  構成部材の施工方法1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

メタルラインの施工方法1-6

〈メタルライン 製品情報〉【金属見切り】品番:クロ MDG-M1515/MTL-BL

シルバー MTL-SLホワイト MTL-W

形状:15×15×1820mm 厚み0.35mm材質:ガルバリウム鋼板

施 工 の ポ イ ン ト

●メタルライン【金属見切り】の使用部位は出隅部、入隅部およびタイル張りの左右・上下の見切り部分になります。

●メタルラインの施工方法 ①接着剤を塗布した上にメタルラインを張り付けます。 ②メタルラインのツバの上に再度接着剤を塗布し、タイル・ラグナロックを張り付けます。

使 用 部 位 に 関 す る 注 意

●メタルライン【金属見切り】を塗り仕上げとの境界で使用する際は、メンタルラインの接着部がタイル側を向くように施工してください。接着部が塗り仕上げ側を向くと、メタルライン端部で塗り材が切れる等の不具合が発生する可能性があります。

メ タ ル ラ イ ン   取 り 付 け の タ イ ミ ン グ

●メタルラインはタイル張り時に同時に施工してください。

出隅部の納まり 縦・横の見切り

入隅部の納まり

金属見切り15

328

15

3215

1820

透湿防水シート

適用タイル

メタルライン【金属見切り】

SAIDIX

縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

ワンパックボーイV1(接着剤)

ジョイントテープステンレスリング釘

適用タイルメタルライン【金属見切り】

透湿防水シートSAIDIXワンパックボーイV1(接着剤)

適用タイルワンパックボーイV1(接着剤)

透湿防水シートSAIDIXメタルライン【金属見切り】

ステンレスリング釘

片ハットジョイナーS

メタルライン【金属見切り】

シーリング(TTS-2H)

ワンパックボーイV1(接着剤)

捨て入隅50

SAIDIX透湿防水シート

縦胴縁18×90以上

Page 119: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

117

10.部材の施工方法  構成部材の施工方法1

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

開口水抜き部材の施工方法1-7

●開口水抜き部材は幅が500mm以上の開口の上側でシーリングする場合に使用してください。 開口幅が500~900mmの場合は開口端部から50mm離した位置に1個ずつ、合計2個設置してください。  900mmを超える場合は開口端部から50mm離した位置に1個ずつ設置した上、水抜き部材の間隔が900mmを超えないような間隔で設置してください。

開口水抜き部材の取り付け ●両面テープの離形紙を剥がします。

●外装仕上げ面に合わせて部材を張り付け、その後マスキングテープを貼り付けます※開口水抜き部材の背面は浸入水や結露水の排水を妨げないようにするため、ジョイナー施工時にあけておいてください。

●シーリングを行った後マスキングテープを剥がし完成させます。

離形紙

仕上げ材と面を合わせる

マスキングテープ

500mm未満

〈500mm未満の場合〉〈500~900mmの場合〉

水抜き部材

50 900mm 900mm 50

〈900mmを超える場合の例〉

水抜き部材

500~900mm

5050

Page 120: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

118

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

SAIDIX工事に必要な工具 ●エアネイラ-●金槌●防塵付き電動カッター●コーキングガン、パテナイフ、ヤスリ●スライド丸鋸●切断定規●切断作業台●カッターナイフ●保護眼鏡●防塵マスク  など

SAIDIX-LT工事に必要な工具 ●インパクトドライバー●防塵付き電動カッター●コーキングガン、パテナイフ、ヤスリ●スライド丸鋸●切断定規●切断作業台●カッターナイフ●保護眼鏡●防塵マスク  など

タイル・ラグナロック張り工事に必要な工具 ●押し切りカッター●電動タイルカッター●電動ドリル●金槌●ステンレスくし目コテ(くし目高さ3mm、5mm)●ラグナロック専用くし目コテ(くし目高さ10mm)●ゴムコテ●目地コテ●スポンジ、ブラシ  など

工具2

10.部材の施工方法

Page 121: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

119

11.特殊部位の施工について

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

アーチ部の施工方法1

玄関アーチ上げ裏部に専用の塗装鋼板を使用して、タイル・ラグナロック張りを行う施工方法について記します。尚、施工方法の詳細は別途資料を用意しております。お近くの支社・営業所までお問い合わせください。

●専用部材(特別注文生産品です。対応納期:発注後7日程度)アーチ上げ裏部に曲げ合板の上から、専用塗装鋼板を施工して納めます。〈鋼板を使用する理由〉①ワンパックボーイ、に合板のあく染み出しを防止する。②ジョイントテープの接着性を確保する。

品  名 品  番 仕  様 入  数

アーチ部専用塗装鋼板105 *K-AK105 専用塗装鋼板 t=0.35mm幅105mm×長さ2400mm 1枚/梱

アーチ部専用塗装鋼板70 *K-AK70 専用塗装鋼板 t=0.35mm幅70mm×長さ2400mm 1枚/梱

垂れ壁の躯体幅に応じ、選択してください。尚、躯体幅のサイズに合わない場合は、2枚張り等して躯体幅に合わせて施工してください。※ すき間を開けないように、重ね張り、または突き付けで施工してください。切断加工する際は、金切りバサミできれいに切断して使用ください。尚、長手方向の切断は、基本的には行わないでください。切断部で鋼板が波打ち、仕上がりに影響します。

柱:120×120 胴縁:18×45 SAIDIXアーチ上げ裏部専用塗装鋼板105・70使用 2枚張り

アーチ上げ裏部専用塗装鋼板の留め付け方法

●専用塗装鋼板の留め付けは、ステンレスリング釘(φ2.4×38mm程度)で留め付けてください。留め付けピッチは、鋼板の幅方向に2本、長さ方向は@100mm程度とし、アーチ形状に合わせて留め付けてください。留め付けの際にできるだけ鋼板が波打ちしないように留め付けてください。

アーチ部上げ裏部曲げ合板t=9以上

アーチ上げ裏部専用塗装鋼板105

SAIDIX

胴縁18×45

柱120に合わせアーチ垂れ壁部を造作

バックアップ材

シーリング

捨てシーリング

防水テープ

アーチ上げ裏部専用塗装鋼板70

120 1818105

70

156

Page 122: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

120

11.特殊部位の施工について

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

アーチ部構成図

●躯体の注意事項(建築工事)アーチ部は、アーチ稜線をきれいに仕上げるため、表裏に合板を取り付け、アーチ状に加工した上で、上げ裏部に曲げ合板を張って造作するケースがよく見られます。その際、柱、間柱の面と合板面を合わせるように心材厚さ寸法を調整し、造作する必要があります。段差が生じていると、SAIDIXが施工できません。また、アーチ上げ裏部は曲げ合板を使用して作成ください。

曲げ合板:耐水性 タイプ1 厚さt=9mm以上 建材店で入手できます。

心材:幅30mm以上 @500mm以下

SAIDIX水平ジョイント部ワンパックボーイV1塗布時に充填し平滑に

シーリング(TTS-2H)

ワンパックボーイV1

ジョイントテープ

SAIDIX

タイル曲役物

片ハットジョイナーS

アーチ上げ裏部曲げ合板t=9以上

柱500以下

500以下 心材幅30以上

Page 123: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

121

11.特殊部位の施工について

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

アーチ部構成断面

捨てシーリング(TTS-2H)

アーチ部上げ裏部曲げ合板t=9以上

アーチ上げ裏部専用塗装鋼板70×2 140幅

ジョイントテープ

ワンパックボーイV1

縦曲(接着-特寸)

ステンレスリング釘φ2.4×38以上

ステンレスリング釘

SAIDIX

SAIDIX切断小口部プライマー処理

透湿防水シート

防水テープ

Page 124: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

122

12.タイル、ラグナロック張り工事補足

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

タイル、ラグナロック張り仕上げ1

はるかべ工法は、タイルごとに接着剤の塗布量や接着剤の塗布方法が異なり、複雑化しています。多岐にわたる理由は、様々な大きさのタイルを施工するときに、安全な接着面積を確保するための工夫で、接着材の塗布量や方法を変えています。以下に、タイル・ラグナロックの違いによる接着剤の塗布方法の概要をまとめます。 使用するタイルに合わせて接着剤を塗布し、確実に接着面積を確保してください。本編「6. 施工手順(タイル・ラグナロック張り工事)」の「 6 タイル・ラグナロック張り付け」を合わせてご確認ください。

接着剤塗布方法の違いによるタイルの分類 タイルの分類 (形状名や特徴) 商品名の例

二丁掛タイルやボーダータイルの場合三丁掛平、二丁掛平、小口平、ボーダーなど

セラハツリ、されき 他

バックジョイントタイルの場合ネット張り、BJユニット、BJSユニットのタイル

ホワイトクリスタ、細割ボーダー、千陶彩 他

ラグナロックの場合 モデリッサ、デラノクリフⅡ、シェラスコット、シャトーランドⅡ

タイルの分類による接着剤塗布方法

●二丁掛タイルやボーダータイルの場合  二丁掛けやボーダータイルは、目地を詰める場合と、目地を詰めずに空目地で仕上げる場合とで施工方法が異なります。具体的な商品は「接着剤塗布方法一覧(P.125)」を参照してください。

〈はるかべ工法(目地詰)〉

① 5mmのくし目コテでくし目を立てて接着剤を均一に広げてください。接着剤の使用量の目安は、2.0kg/㎡です。

② 接着剤のくし目が立ったままの状態でタイルを張り付けてください。

③ 目地を詰めて仕上げます

〈はるかべ工法(空目地)〉

① 5mmのくし目コテでくし目を立てて接着剤を均一に広げてください。接着剤の使用量の目安は、2.0kg/㎡です。

② コテの平らな部分で押さえて平滑に仕上げてください。

③ タイルを割付に従って張り付けます。

Page 125: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

123

12.タイル、ラグナロック張り工事補足

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

●バックジョイントタイルの場合具体的な商品は、「接着剤塗布方法一覧(P.125)」を参照ください。

〈はるかべ工法(空目地)〉

① くし目コテでくし目を立てて接着剤を均一に広げてください。使用するクシ目コテは商品によって異なります。接着剤の使用量の目安は、3mmくし目で1.5kg/㎡、5mmくし目で2.0kg/㎡です。

② 接着剤のくし目が立ったままの状態でタイルを張り付けます。タイル1枚ずつ接着剤に揉み込むように押さえつけて施工してください。

施 工 の ポ イ ン ト

●目地調整 開口部等で目地調整を行う場合は連結材を切断して行ってください。連結材はカッター等で切断できます。商品ごとに設置されている目地幅を守って施工してください。タイルの目地幅を細くしたり、突き付けに近い状態で施工されるとタイルの寸法バラツキが目立ち、目地通りが悪く見えます。またユニット間の目地幅を広くしすぎると、ユニットごとのグリットが目立ち、仕上がりは悪くなります。

●目地施工 細目地のため、目地を詰めることはできません。●使用する接着剤 連結材を目立ちにくくするため、ネットの色と接着剤の色を合わせる仕様になっています。 連結材の色はG3色になっていますので、接着剤もG3をご使用ください。●タイル施工時の注意 バックジョイントタイルは接着剤張り専用です。モルタル施工はできません。 また、連結材は施工時の作業性を確保するもので、施工後の安全を保証するものでもありません。 タイルと接着剤が直接付くように各タイルを十分圧着してください。

●至楽炎(しらくえん)は目地を詰めます。目地幅が広いため目地を詰めないと連結材が目立ちます。●陶匠シリーズラスコー(凹凸穴あり)は接着剤を5mmくし目で塗布後、P.122の二丁掛タイルはるかべ工法(空目地)の場合と同様にして平滑にします。平滑にしないと、タイルの穴からくし目模様の接着剤が目立ちます。

Page 126: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

124

12.タイル、ラグナロック張り工事補足

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

●ラグナロックの場合具体的な商品は、「◆接着剤塗布方法一覧(P.125)を参照ください。

〈はるかべ工法(ラグナロック)〉

① ラグナロック用のコテ(品番:LKT-10)で、くし目を立てて接着剤を均一に広げてください。接着剤の使用量の目安は、3.5kg/㎡です。

② 接着剤のくし目が立ったままの状態でラグナロックを揉み込むように張りつけてください。

施 工 の ポ イ ン ト

●目地施工目地は詰めないでください。ラグナロックは酸洗いができないため、目地を詰め、白華が出た場合に、白華を落とすことができません。

Page 127: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

125

12.タイル、ラグナロック張り工事補足

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

接着剤塗布方法一覧タイル・ラグナロックの商品別の接着剤塗布方法は、以下の通りです。

○:適用可   ●:適用可(接着剤の色はG3色指定)はるかべ工法

タイル・ラグナロック

分類 接着剤張り用外装壁タイルの場合 ラグナロック の場合

コテ種類 3mm 3mm 5mm 5mm 5mm 10mm押え くし目 くし目 くし目 くし目 平押さえ くし目目地 空目地 目地詰 空目地 目地詰 空目地 空目地

リズミック クローシェ ●リズミック ●スリットビート ●ホワイトクリスタ ●パストラル ●千陶彩(せんとうさい) ●寂雅楽(さびうた) ●至楽炎(しらくえん) ○ロッシュマン ●陶匠シリーズ ラスコー(凹凸穴あり) ●陶匠シリーズ ラスコー(凹凸穴なし) ● ●陶匠シリーズ パイルゲイト ○クルバーノ ○ライトクリスタ ○ ○粗影石(そえいせき)ボーダー壁用 ○ ○ロカクラシコ(タイルを割って張る場合) ○ロカクラシコ(タイルを割らずに張る場合) ○ ○TGボーダーⅡ ○ ○はるかべくん フェルブリッツ  ○ ○エクセンシア ●はるかべくん エスグラン ○ラグナロック モデリッサ ○ラグナロック デラノクリフⅡ ○ラグナロック シェラスコット ○ラグナロック シャトーランドⅡ ○はるかべくん 細割ボーダー   ●センティア ●グラスマーレ ●はるかべくん ミルリップル  ●はるかべくん ライトスクラッチ  ●ザルトロック ●プロフィーネ ●サンドコルソ ●

Page 128: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

126

12.タイル、ラグナロック張り工事補足

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

○:適用可   ●:適用可(接着剤の色はG3色指定)はるかべ工法

タイル・ラグナロック

分類 接着剤張り用外装壁タイルの場合 ラグナロック の場合

コテ種類 3mm 3mm 5mm 5mm 5mm 10mm押え くし目 くし目 くし目 くし目 平押さえ くし目目地 空目地 目地詰 空目地 目地詰 空目地 空目地

スレンダーライン  ○アスペクトリニア  ○セラハツリ  ○ ○クレイテッセラⅡ ○ ○はるかべくん フェルクレイド  ○ ○クラシコライン  ○ ○されき  ○ ○ラテルコット  ○ ○ラトリック ○ ○ボナリック ○ ○はるかべくん サニーロⅡ  ○ ○はるかべくん カサータ ○ ○セラヴィオW ●セラヴィオS ●セラヴィオR(ラフ面ボーダー) ●セラヴィオM(石面ボーダー) ●セラヴィオG(溝面ボーダー) ●セラヴィオU(筋面スクェア) ●セラヴィオF(溝面スクェア) ●HALPLUSシリーズ セキハ ●HALPLUSシリーズ アルミュール ●HALPLUSシリーズ サイモン ●

Page 129: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

127

12.タイル、ラグナロック張り工事補足

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

ラグナロック 平コーナーストーン・入隅ストーンの納まり2

デラノクリフⅡ・シェラスコットには、平コーナーストーン、入隅ストーンの設定があります。出隅部、入隅部の納まりで必要に応じて使用してください。形状・寸法などについてはカタログを参照ください。

出隅部 ●平コーナーストーンの納まりの場合もジョイントテープを貼り付けます。300mm幅以上のジョイントテープを使用して、出隅部で折り返して貼り付けてください。

●平コーナーストーンから先に張り付けてください。平コーナーストーンは側面にも面状が付与されています。切断しないで使用してください。

●平ストーンを切断する場合は、出隅の反対側を切断してください。切断面(小口面)にはコバ面用塗料を塗布してください。

※ジョイントテープ貼り以降の納まりは、SAIDIX-LT下地の場合も同様です。

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

透湿防水シート

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック平ストーン

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック平コーナーストーン

ジョイントテープ

透湿防水シート

縦胴縁18×90以上

SAIDIX

シーリング(TTS-2H)

片ハットジョイナーS

ジョイントテープ

ワンパックボーイV1(接着剤)

12

1~2

ラグナロック平ストーン

ラグナロック平コーナーストーン

ラグナロック平ストーン

ステンレスリング釘

Page 130: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

128

12.タイル、ラグナロック張り工事補足

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

入隅部 ●入隅ストーンから先に張り付けてください。入隅ストーンは表面片側(入隅側)のみ、凹面加工処理しています。切断しないで使用してください。入隅ストーンの凹面側を入隅側のみ込みで使用し、ラグナロックを張り付けます。

※ラグナロックの納まりは、SAIDIX-LT下地の場合も同様です。

透湿防水シート

シーリング(TTS-2H)

ラグナロック入隅ストーン

SAIDIX

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上柱

片ハットジョイナーS

ラグナロック平ストーン

ワンパックボーイV1(接着剤)

1~2mm

ステンレスリング釘

縦胴縁18×90以上

透湿防水シート

捨て入隅50

片ハットジョイナーS添え木

ワンパックボーイV1(接着剤)

ラグナロック入隅ストーン

SAIDIX

シーリング(TTS-2H)

ラグナロック平ストーン

Page 131: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

129

13.コンクリートブロック・ラスモルタル下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

適用範囲1

本工法は、 木造住宅・外構においてコンクリートブロックおよび、ラスモルタル下地※にはるかべ工法でタイル張りする場合に適用します。※ラスモル下地の場合、寒冷地域は適用外です。寒冷地域の区分についてはP.132を参照してください。

システム構成2

コンクリートブロックおよび、ラスモルタル下地にはるかべ工法で施工する場合は、接着剤はワンパックボーイR-V2(ライト)を使用します。タイルは、躯体のひび割れ誘発目地、打ち継ぎ手目地、エキスパンションジョイントをまたがないように割り付けます。

構成材料3

タイル・ラグナロック張り仕上げ用構成部材・工具 〈主要構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を維持するために必要な部材です。必ずご使用ください。

品名 品番 仕様 梱包数量接着剤張り用外装壁タイルINAX外装壁モザイクタイル※1

カタログ参照ラグナロック

接着剤ワンパックボーイR-V2 EGR-V2/

G2,G3,G4,G11専用一液型接着剤エポキシ変成シリコーン2kg/パック 9本/梱

ワンパックボーイR-V2ライト※2 EGR-V2LT/G3 専用一液型接着剤エポキシ変成シリコーン2kg/パック 9本/梱

※1 外装壁モザイクタイル[接着剤張り工法用]はコンクリートブロック下地にのみ使用可能です。※2 ワンパックボーイR-V2ライトは使用できるタイルが限られています。詳細についてはカタログをご確認ください。

部 材 選 定 の ポ イ ン ト

接着剤は必ずワンパックボーイR-V2(ライト)を選定ください。ワンパックボーイV1(ライト)は使用できません。

〈副構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を補完するための推奨部材です。品名 品番 仕様 梱包数量

仕上げ部材コバ面用塗料 ウエットタイプ F-WCT100 シリコン系塗料 1缶/梱

コバ面用塗料 F-NHKB/** アクリルシリコン系塗料 1セット/梱

〈工具〉品名 品番 仕様 梱包数量

くし目コテ

3mmくし目コテ LKT-3 くし目高さ 3mm 1本/梱

5mmくし目コテ LKT-5 くし目高さ 5mm 1本/梱

ラグナロック用くし目コテ LKT-10 くし目高さ 10mm 1本/梱

アスファルトフェルト

バラ板

ラス網

専用タイル専用接着剤ワンパックボーイ R-V2

モルタル

Page 132: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

130

13.コンクリートブロック・ラスモルタル下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

施工手順4

1. 下地処理 〈コンクリートブロック〉●はるかべ工法は、接着剤での不陸調整ができません。下地の精度は、タイルの場合には1mにつき3.0mm以内、ラグナロックの場合には1mにつき2.0mm以内としてください。特にコンクリートブロック間の段差がでないようにしてください。

●コンクリートブロック表面の精度が悪い場合は、1:3モルタルなどを用いたモルタル塗りで不陸調整を行ってください。

●不陸調整用のモルタルは、JISA6916(建築下地調整塗材)のCM-2に適合する既製調合モルタルを使用します。ポリマーを混入する仕様の場合は、既製調合モルタルの製造業者の仕様に準拠してください。

●全面にわたり不陸補修することを推奨しますが、下地の精度がよければ部分補修も可能です。部分補修の場合は、コンクリートのピンホールをモルタルで埋めてください。

●コンクリートブロックに直接タイル張りを行う場合は吸水調整材やシーラーは塗布しないでください。

〈ラスモルタル〉●はるかべ工法は、接着剤での不陸調整ができません。下地の精度は、タイルの場合には1mにつき3.0mm以内、ラグナロックの場合には1mにつき2.0mm以内としてください。

●モルタル表面は金ゴテ仕上げとします。(内装タイルの接着剤張りと同じ)

●ラスモルタルは、日本建築学会規格「JASS15M-102既調合軽量モルタルセメント」の品質規準に適合する モルタルを使用することを推奨します。下地表面は金ゴテ仕上げとします。

●吸水調整材やシーラーは塗布しないでください。●下地の養生については充分な期間をおいてください。

Page 133: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

131

13.コンクリートブロック・ラスモルタル下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

2. タイル・ラグナロックの割り付け ●開口部廻り、出隅部分、入隅部分、換気口廻り、樋受け金物の位置等に注意して割り付けてください。

●小さな切り物が入らないように割り付けてください。

3. タイル・ラグナロックの墨出し ●タイル・ラグナロックの割り付けに従って、墨出しを行ってください。

4. タイル・ラグナロック張り付け ●「タイル・ラグナロック張り付け」以降の工事は、「6章 施工手順(タイル・ラグナロック工事)」に従ってください。ただし、下記のコンクリートブロック・ラスモルタル下地の特有の事項はこれに従ってください。

施 工 の ポ イ ン ト(コンクリートブロック・ラスモルタル下地)

材 料

●接着剤:ワンパックボーイR-V2(ライト)(一液型接着剤)

(ワンパックボーイV1(ライト)は使用できません。)

●接着剤の使用量は右表を参照してください。

工 事

●接着剤塗布の前に、下地表面に付着している塵埃、白華等をブラシで除去してください。

タイルの種類 標準使用量 コテの種類 塗布方法

二丁掛タイルやボーダータイル(空目地)

2.5kg/㎡ 5mmくし目 金コテ

下地に平滑に塗布

二丁掛タイルやボーダータイルモザイクタイル(目地詰め)

2.5kg/㎡ 5mmくし目 金コテ

下地にくし目状に塗布

バックジョイントタイル (空目地)

2.0kg/㎡ 3mmくし目 金コテ

下地にくし目状に塗布

2.5kg/㎡ 5mmくし 目金コテ

下地にくし目状に塗布

ラグナロック 4.0kg/㎡

ラグナロック専用10mmくし目金コテ

くし目状に塗布

施 工 の ポ イ ン ト(コンクリートブロック・ラスモルタル下地)

躯体のひび割れ誘発目地、エキスパンションジョイントは、その部分にタイルがまたがないように割り付けてください。

Page 134: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

132

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

適用範囲1

本工法は、住宅外壁として以下の場面に適用できます。木造建築または鉄骨造建築で、地上3階建て以下かつ高さ13m以下の建物に使用できます。寒冷地域※での適用はできません。

※ 寒冷地域とは、「住宅に係わるエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準(平成18年 経産省・国交省告示第3号、平成21年 経産省・国交省告示第1号一部改正)」におけるⅠおよびⅡ地域とします。図1に寒冷地域を示します。

種 別

構造

木造軸組工法

木造枠組壁工法

鉄骨造

地域 一般地域のみ寒冷地域※での適用はできません

仕様 薄型ALCパネル

適応建物木造 地上3階建て以下かつ高さ13m以下

鉄骨造 高さ13m以下

下地木造  柱・間柱、スタッド(芯材)間隔 500mm以下

鉄骨造 鉄骨胴縁 606mm以下

ALC仕様

木造  フラット板で、厚さ35、37、50mmのみ

鉄骨造 フラット板で、厚さ50mmのみ

タイル張り部分については、必ずALCは横張りとし、出隅はALCコーナーパネルを使用する。

防水 透湿防水シートを必ず使用

適用タイル・ラグナロック

接着剤張り用外装壁タイル※(300mm角以下、目地詰め仕様は禁止)・ラグナロック

※外装壁モザイクタイルは〔接着剤張り用〕を含め使用できません。

システム構成2

薄型ALC下地はるかべ工法は、防火・防水等の外壁機能を有した薄型ALCパネルを下地として、Rプライマー、下地調整パテ、ジョイントテープ、専用タイル、ラグナロック、専用接着剤(ワンパックボーイR-V2(ライト))で構成される工法です。ALC縦・横ジョイント部にジョイントテープを施工することにより、ALCジョイント部をまたぐタイル割りが可能です。目地部は、目地モルタルを詰めずに接着剤を目地とします(目地詰めは不可)。

ALCはるかべ工法構成図

(  :寒冷地域)

下地調整パテ

Rプライマー

透湿防水シートALC薄型パネル

35厚

ジョイントテープ

間柱

接着剤ワンパックボーイR-V2

適用タイルジョイントテープ

下地調整パテ

Rプライマー

透湿防水シートALC薄型パネル

35厚

ジョイントテープ接着剤ワンパックボーイR-V2

ラグナロック増し貼りジョイントテープ

ジョイントテープ

間柱

図1 寒冷地域

〈木造タイル張り〉 〈木造ラグナロック張り〉

Page 135: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

133

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

構成材料3

構成部材一覧表タイル・ラグナロック張り仕上げ用構成部材 〈主要構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を維持するために必要な部材です。かならずご使用ください。

品名 品番 仕様 梱包数量

接着剤張り用外装壁タイル カタログ参照※ただし、目地詰め限定商品は使用できません。その他の商品も目地は詰められません。ラグナロック

接着剤

ワンパックボーイR-V2 EGR-V2/G2,G3,G4,G11 専用一液型接着剤

エポキシ変成シリコーン2kg/パック 9本/梱

ワンパックボーイR-V2ライト※1 EGR-V2LT/G3 専用一液型接着剤

エポキシ変成シリコーン2kg/パック 9本/梱

ジョイントテープ(薄型)※2

100mm幅 FATAPE-100 タイル最大幅100mm以下用

ブチルゴム系t=0.5mm

20m×12巻/ケース

150mm幅 FATAPE-150 タイル最大幅150mm以下用 20m×8巻/ケース

235mm幅 FATAPE-235 タイル最大幅235mm以下用 20m×4巻/ケース

300mm幅 FATAPE-300 タイル最大幅300mm以下用 20m×3巻/ケース

プライマー Rプライマー (JR)F-PM900 アクリルシリコン溶剤系 10缶/梱

パテ材 下地調整パテ (JR)R-PATE-16KG アクリルエマルション 1缶/梱

※1 ワンパックボーイR-V2ライトは使用できるタイルが限られています。詳細についてはカタログをご確認ください。※2 ALC横板間処理用としても使用します。

〈副構成部材〉 外壁としての品質・意匠・機能を補完するための推奨部材です。品名 品番 仕様 梱包数量

仕上げ部材コバ面用塗料ウェットタイプ F-WCT100 シリコン系塗料 1缶/梱

コバ面用塗料 F-NHKB/** アクリルシリコン系塗料 1セット/梱

工具 品名 品番 仕様 梱包数量 備考

くし目コテ

3mmくし目コテ LKT-3 くし目高さ  3mm 1本/梱

5mmくし目コテ LKT-5 くし目高さ  5mm 1本/梱

ラグナロック用くし目コテ LKT-10 くし目高さ 10mm 1本/梱

〈鉄骨造タイル張り〉 〈鉄骨ラグナロック張り〉

下地調整パテ

Rプライマー

透湿防水シート

ALC薄型パネル50厚

鉄骨胴縁

接着剤ワンパックボーイR-V2

適用タイルジョイントテープ

ジョイントテープ

鉄骨胴縁下地調整パテ

Rプライマー

透湿防水シートALC薄型パネル

50厚

ジョイントテープ ジョイントテープ増し貼りジョイントテープ

ラグナロック

接着剤ワンパックボーイR-V2

Page 136: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

134

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

この工程図は一般的な工程を示したものであり、工事責任区分を示したものではありません。建物ごとの契約責任においてあらかじめ責任区分を明確にしておいてください。

工程図

1.下地ALCパネルのチェック (P.135)

2.ALCジョイント部のRプライマー塗布 (P.135)

3.ALCジョイント部の下地調整パテ塗布 (P.136)

タイル・ラグナロックの割り付け (P.51)

ジョイントテープの貼り付け (P.49)

タイル・ラグナロックの墨出し (P.51)

タイル・ラグナロック張り付け (P.52)

目地直し (P.57)

水洗い (P.58)

検査 (P.59)

化粧シーリング (P.59)

最終検査 (P.59)

ジョイントテープの貼り付け」

以降の工事は、「6章 施工手順(

タイル・

ラグナロック張り工事)」を参照ください。

ただし、薄型ALC下地の場合の特有な事項は「4.ジョイントテープ

の貼り付け」以降の(

P.137)

に従ってください。

Page 137: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

135

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

1. 下地ALCパネルのチェック

工 事

●タイルを張る前に下地の状態・精度(ALCの張り精度:±1.0mm/2m以内)を確認してください。

●ALC面の状態がタイル張りを行うのに不適切であると判断される場合には、現場管理者に報告し、適切な処置を行ってからタイル張り工事を行ってください。

●P.142のチェックリストを参照して、タイル張りに適した下地となっているか確認をしてください。

2. ALCジョイント部のRプライマー塗布 ●ALCジョイント部に使用するジョイントテープ幅よりも広くRプライマーを塗布します(乾燥時間:夏20分、冬30分)。

●RプライマーはALC外壁表面が乾燥した状態で塗布してください。

●Rプライマーは使用量は表1を目安としてください。

表1 Rプライマー使用量

幅100,150,220までのタイル 50g/㎡程度

300角タイル 100g/㎡程度

ラグナロック 70g/㎡程度

●水切り、窓等にRプライマーが付着しないように予め養生してください。

施 工 の ポ イ ン ト

●下地の施工(材料、工事)が適切でない状態でタイル張り工事を行うと、タイル面の不陸や反りの発生、接着不良などが起こる可能性があります。特に、適正サイズのビスが使用されているか、ビスの本数・施工箇所は適切かについて確認してください。

●タイルの仕上がり精度は、下地精度に大きく影響されます

注 意

●プライマー塗布作業中、作業される方にとって本製品の臭いが気になる場合があります。作業は換気に注意していただくとともに、臭いがなるべく屋内に入らないようにご留意ください。乾燥後は徐々に臭わなくなりますが、屋内に臭いが残った場合、換気を十分に行ってください。

●作業時には、直接人体に触れないよう保護具を着用してください。

●蒸気を吸引しないよう換気のよい場所で作業し、必要に応じてマスクを着用してください。

●プライマーを使用しないと、パテが接着しませんので、必ず使用してください。

ジョイントテープの幅以上

Rプライマー塗布

Page 138: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

136

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

3. ALCジョイント部の下地調整パテ塗布

●下地調整パテの塗布にあたっては、使用するタイルの種類と張り付け方向を事前に確認の上、施工を行ってください。

●パテの塗布は、Rプライマーが乾燥してから(夏場20分、冬場30分程度)行って下さい。

●ALCの縦横ジョイント部に金コテを使用して、ALCの目地部および使用するジョイントテープ幅以上の部分にパテを塗布します。

●パテの塗り厚は約0.5mm程度です。●パテの使用量は表2を目安としてください。

表2 下地調整パテの使用量

幅100,150,220までのタイル 1kg/㎡程度

300角タイル 1.4kg/㎡程度

ラグナロック 1.2kg/㎡程度

●パネル目地間へのパテ充填は、目地底のシーリング部分まで確実に充填するようにしてください。

●必要に応じて、ALC下地の面段差を下地調整パテで調整します。その際、下地調整パテを塗布する箇所にも必ず事前にRプライマーを塗布してください。

●下地調整パテの塗布厚は、一度に5mmまでとしてください。5mm以上塗布すると硬化が遅くなります。5mm以上塗布する場合は2度塗りとしてください。 1度塗り後、1日以上養生してください。塗り厚は最大7mmまでとしてください。

●次工程に進む前に、下地調整パテが硬化した事を必ず確認してください。タイル接着剤の塗布前に、千枚通し等を、塗布したパテの最も深いところに数箇所差し込んでみて、未硬化樹脂が付着してきた場合は、さらに養生期間をとってください。

施 工 の ポ イ ン ト

●ALCジョイント部の下地調整パテは、ジョイントテープ貼り付け部分の前処理と、ALCパネルの段差を調整する2つの目的のために塗布します。

●下地調整パテの使用に際しては、パテの缶に記載してある注意書きをよく読んでください。

●雨降り時には作業を中止してください。表面に皮膜が張る前(約3時間/20℃)に雨や水がかかると流れ落ちたり、硬化が遅れることがあります。

●作業時の気温は5℃以上で施工してください。●パテの可使時間は、夏場は約20分、冬場は約40分を目安としてください。いずれの場合も、気温などの環境条件により若干時間が変化します。この時間内に面調整を終えてください。

●下地調整パテは、乾燥硬化型ですので、開封後はすみやかに使い切ってください。

●作業時に缶のフタを開け放しにしておくと、パテの表面の硬化が進みますので、フタをしてください。

●万一、残った場合には必ず冷暗所でかつ凍結の心配のないところで密閉して保管してください。

注 意

●作業時には、直接人体に触れないよう保護具を着用してください。

●蒸気を吸引しないよう換気のよい場所で作業し、必要に応じてマスクを着用してください。

●下地調整パテは、体質によっては、まれにかぶれる場合があります。

断面図

■横ジョイント部

■出隅部

ジョイントテープの幅以上Rプライマー塗布

下地調整パテ塗り

金コテ

Rプライマー塗布

下地調整パテ塗り金コテ

ジョイントテープの幅以上

ジョイントテープの幅以上 ジョイントテ

ープの幅以上

下地調整パテ

Rプライマー

金コテ

下地調整パテ 薄型ALC

■縦ジョイント部

Page 139: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

137

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

4. ジョイントテープの貼り付け以降 ●「ジョイントテープの貼り付け」以降の工事は、「6章 施工手順(タイル・ラグナロック工事)」に従ってください。ただし、下記の薄型ALC下地の特有の事項はこれに従ってください。

ジョイントテープ施工位置

施 工 の ポ イ ン ト( 薄 型 A L C 下 地 )

材 料●ジョイントテープALC横ジョイント部にも使用します。〈横ジョイント部〉タイルの幅(縦方向) ジョイントテープ 品 番

100mm以下 100幅 FATAPE-100150mm以下 150幅 FATAPE-150235mm以下 235幅 FATAPE-235300mm以下 300幅 FATAPE-300

●接着剤:ワンパックボーイR-V2(ライト)(一液型接着剤)(ワンパックボーイV1(ライト)は使用できません。)●仕上げ材:接着剤張り用外装壁タイル

(300角以下、目地詰め不要のタイル限定)ラグナロック

工 事

〈ジョイントテープの貼り付け〉●ジョイントテープは、ALC横ジョイントにも必ず貼りつけてください。横ジョイント部ではタイルの幅(縦方向)以上のテープ幅としてください。

●出隅に使用するジョイントテープは、ALCコーナーパネル横の縦ジョイント部をおおうように貼ってください。

●ジョイントテープのビス補強が必要な場合は、ALC用ビス(品番:(JR)F-ALCB35)を使用してください。

〈タイル・ラグナロック張り付け〉●接着剤塗布の前に、下地表面に付着している塵埃、白華等をブラシで除去してください。

〈目地詰め〉●目地詰めはできません。目地を詰めると、目地割れ、タイル割れの原因になります。

下地調整パテ

ジョイントテープRプライマー

〈出隅ジョイントテープ納まり〉

〈縦ジョイントテープ納まり〉

ALC横ジョイント部ALC縦ジョイント部

出隅部

シーリング

ジョイントテープ

ジョイントテープ

〈ALC縦・横ジョイント部、出隅部、その他ALC継ぎ手部〉

ジョイントテープシーリング

透湿防水シート薄形ALC

適用タイル

接着剤下地調整パテ

Page 140: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

138

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

土台部A

軒天部B

各部の納まり4

通湿防水シート

薄形ALC

接着剤

適用タイル

シーリング

土台水切り

土台

基礎

軒天

1~3

通湿防水シート

接着剤

適用タイル

薄形ALC

Page 141: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

139

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

縦ジョイント部C

●ALCの縦ジョイント部をRプライマー、下地調整パテで下地処理をした上で、ジョイントテープを貼ってください。ジョイントテープはタイル幅以上のものを使用してください。

出隅部D

●ALCパネルは、必ずコーナーパネルを使用してください。●ALCのコーナーパネルのジョイント部をプライマー、下地調整パテで下地処理をした上で、ジョイントテープを貼ってください。

●タイルを張り付ける面全てがジョイントテープで覆われる場合は、垂直方向に455mmピッチ以下でビス補強してください。

各部の納まり4

薄型ALC

通湿防水シート

下地調整パテ

接着剤

適用タイル

ジョイントテープシーリング

ジョイントテープシーリング

透湿防水シート薄形ALC

適用タイル

接着剤

下地調整パテ

Page 142: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

140

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

入隅部E

パラペット部F

各部の納まり4

笠木 防水テープ

透湿防水シート

30以上

30以上

シーリング

接着剤

適用タイル

薄型ALC

薄形ALC

適用タイル

接着剤

シーリング

通湿防水シート

Page 143: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

141

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

施工手順

各部の納まり

開口部G

●ALCとタイルの厚さを考慮してサッシを選定してください。

オーバーハング部H

各部の納まり4

薄形ALC

接着剤

適用タイル

通湿防水シート

シーリング

シーリング

10

薄形ALC

通湿防水シート

接着剤

適用タイルシーリング

サッシ

薄型ALC

接着剤

適用タイル

透湿防水シート

シーリング

軒天材

バルコニー水切り

Page 144: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

142

14.薄型ALC下地

1注意事項

2設計・

施工条件

3構成材料

施工手順

各部の納まり

9チェック

リスト

10部材の

施工方法

11特殊部位

の施工

12タイル

工事補足

13ブロック、

ラスモル

14薄型

ALC

4木造

5鉄骨造

6タイル張

7木造

8鉄骨造

チェックリスト5

工事名          邸  住所                 チェック完了日   年  月  日

「薄型ALCタイル張り」工事チェックリスト認定店様名 チェック者 印建設会社様名 確認者名 印

チェック項目 チェック内容 判定

不具合点および改善内容 処理日

工  事  前

材料確認 各材料は指定の品番か各材料が必要数量納入されているか

足場の確認 適切な足場が設置されているか施設の確認 水道・電気設備は整っているか

下地精度

建ち 3mm以内かつ高さの1/1000以内通り 一面:3mm内下地の継目段差 2mm以内躯体、基礎部の継目段差 2mm以内軒天レベル 2mm以内開口部の水平レベル 3mm以内

下地状況

サッシや見切り等の部材は正しく取り付けられているか下地の不陸はないか基準墨は出ているか配管設備等は設置してあるか柱・間柱の間隔は500mm以下か

防水紙の施工 メーカー指定の防水紙を使用しているかメーカー指定の施工方法で張られているか

部材取付け 土台水切り・バルコニー水切りは水平に取り付けてあるか

ALCパネル施工

決められたALCパネルが張られているか出隅はコーナーパネルが使われているか濡れたALCを施工していないかALCパネルは所定の留め付け方法で施工されているか

シーリング処理

ALC切断面のほこりは除去されているか必要な箇所にシーリングがされているか

工  事  中

下地状況の確認

ALC張り精度は±1.0mm/2m以内かALC表面に接着の阻害となる状況はないか必要に応じて下地調整パテによる下地調整が行われているか下地調整パテによる下地調整を行う場合、Rプライマーが下地調整パテを塗布する部分に塗られているか

ALC板間処理

ALC板間およびジョイントテープ幅以上の部分にRプライマーが塗布されているかALC板間およびジョイントテープ幅以上の部分に、下地調整パテが塗布されているか下地調整パテは、パネル板間部に十分充填されているか

ジョイントテープ貼り

必要な箇所にジョイントテープが貼られているかシワが寄っていたり、重なって貼られていないか

タイル張り工事

他部材の養生はされているか接着剤はEGR-V2(LT)が使われているかタイル張りに適した気象条件か(温度、天候)適切な接着剤の塗布方法、塗布量となっているか接着剤の可使時間は所定の時間内か(目安 夏期:30分、冬期:60分)接着剤の付着状況のチェックはされているかタイルの割り付けは仕様通りかタイルの仕上り精度は良好か目地部の仕上りは良好か

化粧シーリング シーリング材は指定の材料・色を使用しているか

工事後

納まりの確認 全体的な仕上げに不具合はないか現場確認 残材処理・現場清掃はされているか完了チェック 工事完了報告書は作成・提出されているか

備考

Page 145: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {
Page 146: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {
Page 147: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {
Page 148: x T » O E P $Z x 2 .4 · 5 0 m m Í w µ Â ï è µ æ ï ¬ )w w q ` o X i ^ M Ô H Y B R IX t ª » b Ô ù x z® x T » O E P $ H Y B R IX 7 ¯w ª » Ú Ç á ç ° X i ^ M {

タ-MD138-14 2011.3.1

!""#""$""$""#""%""&""%""#""'