環境パフォーマンス - stanley...廃 油 :0.02t(同0.21t減) ガラスくず...

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省資源活動では、廃棄物発生の抑制、リサイクルの 推進、再利用を実施しています。 開発・設計段階で、製品の小型化、軽量化による廃棄物 発生の抑制、製品への素材表示によるリサイクル性の 向上を実施しています。 製造および廃棄の段階では、歩留まり改善活動、廃棄 物の分別によるリサイクル活動などを実施し、埋立 廃棄物をゼロに近づけるゼロエミッション活動に取り 組んでいます。 また、廃棄物処理を適正管理するため、マニフェスト 伝票の管理、委託業者の契約管理などを実施しています。 2009 年度の廃棄物発生量は、前年度に比べ 901t 減の 3,992 t になりました。 付加価値額原単位では 0.16 ポイントの改善となり、 目標を達成しました。 また、2000 年度に比べても、発生量は 687t 減と なりました。 最も発生量の多い廃プラスチック類は、製品歩留まり 向上の施策などにより、前年度比約 25%減の2,097t となりました。 紙 く ず は、プ リ ン ト ダ イ エ ッ ト の 全 社 活 動 に よ り、 発生量の削減ができました。 有価物 廃棄物 3,992 再資源化量 3,969 可燃物・汚泥・廃油 不燃物 不燃物 焼却灰 固形分 7.1 0.4 減量分 15.5 763 19 1,472 1,715 再利用 再使用 減量 単位(t) 水分蒸発 有価物・廃棄物処理フロー概要 2009年度 廃棄物等発生量の内訳 廃プラスチック類 52% 金属くず 17% その他 17% 紙くず 11% ガラスくず 3% 省資源活動 6.31 6.15 4,679 4,893 3,992 0 2,000 4,000 6,000 6.3 6.1 5.9 5.7 2000年度 2008年度 2009年度 単位:t 廃棄物等発生量の推移 単位:t/億円 廃プラスチック類 金属くず 紙くず ガラスくず その他 原単位実績 廃棄物削減の取り組み ※プリントダイエットとは、プリンター印刷量の削減を通じてコピー用紙使用量を削減  する活動です。 ※廃棄物等発生量とは、有価物、事業系一般廃棄物、産業廃棄物の総量です。 なお、有価物は製品に有効に寄与できなかったとの考えから含めています。 ※ 2008 年度の廃棄物量は、集計の誤りを訂正しました。 廃棄物等発生量原単位 6.15t/億円 廃棄物等発生量 3,992t (前年度比 901t 減) 2009 年度の実績 24 環境パフォーマンス

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Page 1: 環境パフォーマンス - stanley...廃 油 :0.02t(同0.21t減) ガラスくず :0.02t(同0.08t減) 再資源化量は、分別管理の徹底、再資源化ルートの

 省資源活動では、廃棄物発生の抑制、リサイクルの推進、再利用を実施しています。 開発・設計段階で、製品の小型化、軽量化による廃棄物発生の抑制、製品への素材表示によるリサイクル性の向上を実施しています。 製造および廃棄の段階では、歩留まり改善活動、廃棄物の分別によるリサイクル活動などを実施し、埋立廃棄物をゼロに近づけるゼロエミッション活動に取り組んでいます。 また、廃棄物処理を適正管理するため、マニフェスト伝票の管理、委託業者の契約管理などを実施しています。

 2009 年度の廃棄物発生量は、前年度に比べ 901t減の 3,992 tになりました。 付加価値額原単位では 0.16 ポイントの改善となり、目標を達成しました。 また、2000 年度に比べても、発生量は 687t 減となりました。 最も発生量の多い廃プラスチック類は、製品歩留まり向上の施策などにより、前年度比約 25%減の 2,097tとなりました。紙くずは、プリントダイエットの全社活動により、発生量の削減ができました。

有価物廃棄物3,992

再資源化量3,969

可燃物・汚泥・廃油

不燃物

不燃物

焼却灰固形分7.1

0.4

減量分

15.5

763

19

1,472

1,715

再利用

再使用減量

単位(t)

水分蒸発

有価物・廃棄物処理フロー概要

再資源化物

燃焼圧縮

2009年度 再資源化量の内訳2009年度 廃棄物等発生量の内訳 2009年度 最終処分量の内訳2009年度 エネルギー別比率の内訳

53%廃プラスチック類

52%

金属くず17%

その他17%

紙くず11%

金属くず17%

紙くず11%

紙くず62.1%廃プラスチック類廃プラスチック類

25.4%

その他10.1%

灯油0.7%

軽油0.02%

A重油2.2%

LPG0.6%

都市ガス1.3%

ガソリン0.8%

電気94.4%

最終処分量と最終処分率の推移

廃油3%

ガラスくず3%

汚泥4%

その他7%木くず

2%

ガラスくず3%

特管廃棄物1.1%

金属くず0.9%

廃油0.3%

ガラスくず0.2%

省資源活動

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02007年度 2008年度 2009年度

単位:件数

労働災害発生 推移

02000年度 2008年度 2009年度

単位:発熱量(千k /GJ)

エネルギー別使用量の推移

99.2CO2

排出量

2000年度 2008年度 2009年度

単位:t-CO2 単位:t-CO2/億円

CO2排出量および原単位の推移

0

80,000

20,000 

40,000 

60,000 

88

96

100

104

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原単位

CO2排出量 原単位実績

75,973

64,41365,293

97.9

4,6794,893

10.5 7.5

3,992

2,307

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0.2 0.20

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2,000

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2000年度 2008年度 2009年度

単位:t 単位:%

最終処分量と最終処分率の推移廃棄物発生量 最終処分量 実績最終処分率

4,6794,893

3,992

1,337

4,843

3,969

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99.499.0

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再資源化量と再資源化率の推移廃棄物等発生量 再資源化量 実績再資源化率

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1,000

3,000

5,000

7,000

02000年度 2008年度 2009年度

単位:t 単位:%

6.31

6.154,6794,893

3,992

0

2,000

4,000

6,000 6.3

6.1

5.9

5.72000年度 2008年度 2009年度

単位:t

廃棄物等発生量の推移

単位:t/億円

廃棄物等発生量

廃プラスチック類 金属くず 紙くず ガラスくず その他 原単位実績

500

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1,500

2,000

1,485

1,758

1,495

電気 ガソリン 灯油 軽油A重油 LPG都市ガス

廃棄物削減の取り組み

※プリントダイエットとは、プリンター印刷量の削減を通じてコピー用紙使用量を削減  する活動です。※廃棄物等発生量とは、有価物、事業系一般廃棄物、産業廃棄物の総量です。 なお、有価物は製品に有効に寄与できなかったとの考えから含めています。※ 2008 年度の廃棄物量は、集計の誤りを訂正しました。

廃棄物等発生量原単位 6.15t/億円廃棄物等発生量 3,992t (前年度比901t 減)

2009年度の実績

24

環境パフォーマンス

Page 2: 環境パフォーマンス - stanley...廃 油 :0.02t(同0.21t減) ガラスくず :0.02t(同0.08t減) 再資源化量は、分別管理の徹底、再資源化ルートの

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事業紹介

環境マネジメント

社会とのかかわり

環境パフォーマンス

はじめに

 2009 年度の最終処分量は、リサイクルセンターでの解体・分別、再資源化ルートの開拓、分別管理の徹底などを実施し、前年度 10.5t に対して 7.5t となりました。(最終処分率は、前年度と同様 0.2%) なお、ゼロエミッションは 2006 年 9 月より継続達成しています。※ゼロエミッションを「廃棄物等発生量あたりの最終処分量が重量比で 1% 以下」と定義しています。

最終処分量内訳紙 く ず :4.68t(前年度比 0.20t 減)廃 プ ラ :1.91t(同 0.80t 増)特管廃棄物 :0.08t(同 3.42t 減)金 属 く ず :0.07t(同 0.16t 減)廃   油 :0.02t(同 0.21t 減)ガラスくず :0.02t(同 0.08t 減)

 再資源化量は、分別管理の徹底、再資源化ルートの開拓などにより、3,969t となり、再資源化率は 99.4%でした。 再資源化の内訳は、廃プラ類が 53% を占め、金属くず 17%、紙くず 11% 等の順となっています。

廃棄物最終処分量

再資源化量

 また、再資源化量に対する有価物量の比率は 43% で、その量は 1,715t となっています。

2009年度 再資源化量の内訳2009年度 廃棄物等発生量の内訳 2009年度 最終処分量の内訳2009年度 エネルギー別比率の内訳

53%廃プラスチック類

52%

金属くず17%

その他17%

紙くず11%

金属くず17%

紙くず11%

紙くず62.1%廃プラスチック類廃プラスチック類

25.4%

その他10.1%

灯油0.7%

軽油0.02%

A重油2.2%

LPG0.6%

都市ガス1.3%

ガソリン0.8%

電気94.4%

最終処分量と最終処分率の推移

廃油3%

ガラスくず3%

汚泥4%

その他7%木くず

2%

ガラスくず3%

特管廃棄物1.1%

金属くず0.9%

廃油0.3%

ガラスくず0.2%

2009年度 再資源化量の内訳2009年度 廃棄物等発生量の内訳 2009年度 最終処分量の内訳2009年度 エネルギー別比率の内訳

53%廃プラスチック類

52%

金属くず17%

その他17%

紙くず11%

金属くず17%

紙くず11%

紙くず62.1%廃プラスチック類廃プラスチック類

25.4%

その他10.1%

灯油0.7%

軽油0.02%

A重油2.2%

LPG0.6%

都市ガス1.3%

ガソリン0.8%

電気94.4%

最終処分量と最終処分率の推移

廃油3%

ガラスくず3%

汚泥4%

その他7%木くず

2%

ガラスくず3%

特管廃棄物1.1%

金属くず0.9%

廃油0.3%

ガラスくず0.2%

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02007年度 2008年度 2009年度

単位:件数

労働災害発生 推移

02000年度 2008年度 2009年度

単位:発熱量(千k /GJ)

エネルギー別使用量の推移

99.2CO2

排出量

2000年度 2008年度 2009年度

単位:t-CO2 単位:t-CO2/億円

CO2排出量および原単位の推移

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原単位

CO2排出量 原単位実績

75,973

64,41365,293

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10.5 7.5

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単位:t 単位:%

最終処分量と最終処分率の推移廃棄物発生量 最終処分量 実績最終処分率

4,6794,893

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再資源化量と再資源化率の推移廃棄物等発生量 再資源化量 実績再資源化率

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廃棄物等発生量の推移

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廃棄物等発生量

廃プラスチック類 金属くず 紙くず ガラスくず その他 原単位実績

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電気 ガソリン 灯油 軽油A重油 LPG都市ガス

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02007年度 2008年度 2009年度

単位:件数

労働災害発生 推移

02000年度 2008年度 2009年度

単位:発熱量(千k /GJ)

エネルギー別使用量の推移

99.2CO2

排出量

2000年度 2008年度 2009年度

単位:t-CO2 単位:t-CO2/億円

CO2排出量および原単位の推移

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80,000

20,000 

40,000 

60,000 

88

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100

104

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原単位

CO2排出量 原単位実績

75,973

64,41365,293

97.9

4,6794,893

10.5 7.5

3,992

2,307

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0.2 0.20

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2000年度 2008年度 2009年度

単位:t 単位:%

最終処分量と最終処分率の推移廃棄物発生量 最終処分量 実績最終処分率

4,6794,893

3,992

1,337

4,843

3,969

29

99.499.0

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再資源化量と再資源化率の推移廃棄物等発生量 再資源化量 実績再資源化率

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02000年度 2008年度 2009年度

単位:t 単位:%

6.31

6.154,6794,893

3,992

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2,000

4,000

6,000 6.3

6.1

5.9

5.72000年度 2008年度 2009年度

単位:t

廃棄物等発生量の推移

単位:t/億円

廃棄物等発生量

廃プラスチック類 金属くず 紙くず ガラスくず その他 原単位実績

500

1,000

1,500

2,000

1,485

1,758

1,495

電気 ガソリン 灯油 軽油A重油 LPG都市ガス