三角関数に関する計算問題 - phoenix c

12
$%& について,%&D &$E $%F のとき, 問題 について,それぞれの値を求めよ。 ただし, $%& の外心,内心,重心,垂心を それぞれ 2,*+ とする。 $, %& の交点を /$, と外接円の 交点を $ とする。 内接円と %&&$$% との接点を それぞれ $ 7 % 7 & 7 とする。 $ $ 7 % % 7 & & 7 - で交わる。 *HUJRQQH 点) 直線 $ $ 7 と内接円の $ 7 以外の交点を . とする。 $%& の面積,外接円の半径,内接円の 半径をそれぞれ 6 5 U とする。 また,問題 の問いに答えよ。 FRV $ 1. 6 2. 5 3. U 4. $+ 5. $* 6. 2$ 7. $/ 8. $, 9. 2+ 10. 2* 11. $& 12. $, 13. $, $, 14. 2, 15. $$ 16. % $ 7 17. $ $ 7 18. 三角関数に関する計算問題 -1-

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Page 1: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

△ について, = , = , = のとき,

問題 ~ について,それぞれの値を求めよ。

ただし,

△ の外心,内心,重心,垂心を

それぞれ , , , とする。

と の交点を , と外接円の

交点を とする。

内接円と , , との接点を

それぞれ とする。

, , は 点 で交わる。

( 点)

直線 と内接円の 以外の交点を

とする。

△ の面積,外接円の半径,内接円の

半径をそれぞれ , , とする。

また,問題 ~ の問いに答えよ。

1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.

10.

11.

12.

13.

14.

15.

16.

17.

18.

三角関数に関する計算問題

-1-

Page 2: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

19.

20.

辺 上に点 を固定し, = とおく。辺 上に動点 ,辺 上に動点 をとるとき, + + を最小21.

にする点 , を求め,そのときの + + の値を求めよ。

辺 上に動点 ,辺 上に動点 ,辺 上に動点 をとるとき, + + を最小にする点 , を求め,22.

そのときの + + の値を求めよ。

△ 内部に点 をとるとき, + + を最小にする点 を求め,そのときの + + の値を求めよ。23.

, , とするとき,24.

25.

・26.

27.

のとき,28.

29.

30.

△ の外心,内心,垂心, 内の傍心をそれぞれ , , , とする。 点 , , , , が同一円周上に31.

あるとき, を求めよ。

△ の外心,内心をそれぞれ , とする。 辺 , , が等差数列をなすとき, を求めよ。32.

△ において,次の場合の の大きさを求めよ。ただし, とする。33.

  , ,

  , ,

円に内接する四角形 ( = , = , = , = )の面積 を求めよ。34.

-2-

Page 3: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

 余弦定理より,  

  から に下した垂線の足を とおき, = とおくと, = 。

△ ,△ に三平方の定理を適用すると,

- = - より,  

 

1.

 第 余弦定理より, , ,

これらを連立させて , , について解くと,

, ,

 2.

 =

 =

ここで, とおくと

・・・ (ヘロンの公式) 

 

  より であるから,正弦定理 より,3.

 

 △ の内心を とすると,△ =△ +△ +△ であるから,4.

より,  

 外心を とし, の延長と外接円との交点を とすると,

四角形 は平行四辺形となるから,

= = ・ ・  

 頂点 , から対辺に下した垂線の足をそれぞれ , とする。

△ △ より, : = :

=・ ・

= ・ ・  

5.

  = , = , = とおくと,

-3-

Page 4: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  と の交点を とおくと,中線定理により,6.

より 

= ・  

中線定理(パップスの定理)

△ の の中点を とすると,

  + = であるから,

余弦定理を適用して,

・ ・

分母を払って,

= を代入すると,  

 問題 より, =  7.

-4-

Page 5: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  : = のとき,スチュアートの定理 ・ より8.

・ ・

より   

  が角の二等分線であるとき, = , = とおくと, =

  の延長と△ の外接円の交点を , = , = とおく。

△ △ より,  

方べきの定理より,  

より   

 △ +△ =△ より 

・ より,

ここで, であるから

 

 スチュアートの定理

△ の 上の点を とし, = , = , = , , とおくと,

  + = であるから,

余弦定理を適用して,

分母を払って,

   

  と の交点を とすると, : = : より,

= ・  

9.

-5-

Page 6: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  , から に下した垂線の足をそれぞれ , とし, から に下した

垂線の足を とする。

= - = - - =

  =

= - =

直角三角形 に三平方の定理を適用すると,

10.

  = ・

  = ・ ・ ・ ・

  = =

  =

  = (ここで, )

  = =

  = =

より, =  

ただし, , , ,

     , ,

  , , とすると,問題 , より,

=  

  = =  

 △ の垂心 ,重心 ,外心 は 直線上にあり, = である。

 頂点 , から対辺に下した垂線の足をそれぞれ , , の中点を ,

△ の外接円と の交点を とする。

四角形 は平行四辺形となり, は の中点であるから, の中点である。

△ において, は , の交点であるから重心である。

は△ の中線で : = : であるから, は△ の重心と一致する。

よって,△ の垂心 と重心 と外心 は 直線(オイラー線)上にあり,

= である。

11.

-6-

Page 7: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  = とおく。△ に正弦定理を適用して,

問題 より, であるから

= =  

12.

  = とおくと, = + =   = =  13.

 問題 と より, = ・  14.

 方べきの定理により  = + - = -15.

= - =

  =  

 オイラー チャップルの定理により  = - = ・ ・

=  

 オイラー チャップルの定理

△ の外心,内心をそれぞれ , ,外接円,内接円の半径をそれぞれ , とすると,

  と外接円の交点を とすると,方べきの定理により

また, = = ・

・  

  より (等号は正三角形の場合)

-7-

Page 8: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  = + =  16.

  = と変形できる。また,問題 の結果と合わせて, ・

 問題 より, = であるから,

△ △ より, : = :   =・

 

 四角形 にトレミーの定理を適用すると, = + であるから

=・ ・

・ ・

 

 トレミーの定理 円に内接する四角形 について, + = が成り立つ。

  上に点 を△ △ となるようにとると,

: = :   =  …①

また, = , = より,△ △ であるから,

: = :   =  …②

①+②より, + = + = + =

よって, + =  

   

  , , とおくと,

この 式を辺々加え, で割ると,

よって,

17.

 スチュアートの定理により 18.

より,  

  ・ ・ ・ ・ ,チェバの定理の逆により, , , は 点で交19.

わる。

△ と直線 にメネラウスの定理を適用して,

・ ・ ・ ・  

  =  

  ( についての対称式)

-8-

Page 9: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

 方べきの定理により  ・20.

=  

  の , に関する対称点をそれぞれ , とし, と ,

の交点をそれぞれ , とすると,

+ + = + + = (直線)が最小となる。

= = = であるから,△ に余弦定理を適用して,

= ・

  = ・ ・  

21.

 前問より, から に下した垂線の足を としたとき,最小となる。

また, の , に関する対称点をそれぞれ , とし, と ,

の交点をそれぞれ , とする。

このとき, + + = の値は最小となる。

求める最小値は, のときであるから,

= ・・

 

22.

△ 内に = = (= )となる点 ( 点)をとると,

= において, + は最小となる。

, , を△ ,△ ,△ が正三角形になるようにとると,

+ + = + (= + + )となるからである。

, であるから,△ に余弦定理を適用すると

= ・ ・ =

より, =  

23.

  となる点 をとると, ・ ・24.

 同様に, となるので, は垂心,すなわち =

よって,  

 問題 で, = より, ・  

 問題 より,  25.

  ・26.

     =  

-9-

Page 10: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  ・ ・ ・27.

ここで,

   =

   = ・ より

より,  

 問題 より,この値は に等しい。(問題 の別解)

   28.

 半角の公式 を用いても計算できる。

  , より,29.

 半角の公式より,

 

   30.

 半角の公式より,

 

  = , = , = , = である。

= とおくと, より 

このとき, = = = となり,

点 , , , は同一円周上にある。

また, = となり, は に関して と反対側にあるから

も同じ円周上にある。

よって, =  

31.

-10-

Page 11: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  = , = , = とおくと,

仮定より,  …①

と外接円の交点を とおく。

四角形 にトレミーの定理を適用すると,

+ =

= より, =

①を代入すると, =   =

とおくと, = = より,

=   =

32.

は の中点となるから, より, =  

   余弦定理を適用すると

 = =

 =

より,  

  のとき,

   のとき,   名古屋

   のとき,

33.

 同様に, =

 = =

より,  

  のとき,   七五三

   のとき,

-11-

Page 12: 三角関数に関する計算問題 - PHOENIX C

  より, , である。

   …①

 …②

 …③

③-②より,  …④

①の両辺を 乗すると,

34.

  = = ( ④を代入した。)

  =

  = =

ここで, とおくと, = = = ,等より

= ・ ・ ・ =

より,   (プラマグプダの定理)

(  時岡)

-12-