機械設計製図 - 青山学院大学medesign/2019_lecture(tue)_5th.pdf機械設計製図...
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機械設計製図
第5回:授業資料
主軸の設計
教室:N棟6階,N602a室 設計製図室
火曜日 担当:吉川
授業内容
○ 主軸の設計方法
P15
選んだ軸受の寸法(軸受の内径)より決まる。
ネジの径:教科書P167資料(6)より決める。
この軸径(羽根車ボス部軸径)はすでに計算済み 教科書P165資料(4)軸端の箇所
より決める。
今日の設計計算:主軸の寸法を設定する。
羽根車
軸受 A
軸受 B
キー(両丸キー)
キー(片丸キー)
羽根車
軸受 A
軸受 B
キー(両丸キー)
キー(片丸キー)
主軸の設計のポイント
・ ねじりを受ける軸としての強度(キー溝の応力集中を考慮)・ 振動とくに危険速度(共振点)・ 軸受の寿命(荷重:羽根車自重とスラスト)
など 配慮する。
・ ねじりを受ける軸としての強度
P90
羽根車の設計でやった
P3
軸端の直径dと長さlを選ぶ.本授業では短軸用(小さい値)を選択する.
(組立考えるとA<B、Bで位置決め)
◎軸受の内径より決まる寸法。
ネジの径も決める。M?
この軸径(羽根車ボス部軸径)はすでに計算済み
軸受(ベアリング)の種類,選定および評価
P106
アキシャルスラストも受けることができる
P168
要注意
BRGの隅Rと軸の隅Rとの干渉?
応力集中を避けるため、軸の隅Rはできるだけ大きくしたいがBRG隅Rより大きくするとBRGを面に当てることができない
BRGの隅Rとケ‐シングの隅Rとの干渉?
BRGのアウタ‐レ‐スとケ‐シング突き当て部面積は十分か?
BRGのインナ‐レ‐スと軸突き当て部面積は十分か?
P3図1‐2とP165資料(4)のWも見比べる
da
a寸法決定にはグランドパッキン寸法とパッキン挿入に必要な寸法を考慮
あくまで目安→
P3
設計標準を利用
教科書p115、170参照パッキン本数は3本以上使用圧力で選定0.5MPa以下・・・4本(5本としても良い)
66
パッキン幅WE+F+G+nW
d=28
パッキン本数n:4乃至5
a寸法決定にはグランドパッキン寸法とパッキン挿入に必要な寸法PXを考慮
a
PX
ベアリング位置の決め方
・左図の隙間設定後主軸の設計で設定したベアリング位置a、bを確認する・バランスが悪ければ位置を修正する
組立・保守点検性を考慮して隙間設定
約22mm(Min)
・a、bが変わったら危険速度とベアリングの寿命時間を見直す
360を狙う
a b
25を狙う
f=360
66 50
160
105 35 40 19 110 40
110
(270)
(396)
16090
全体組立図に非尺で良いので、グランドパッキンおよび取付けに必要な寸法や軸受スパン、羽根車ボス部、軸端寸法、参考図を参照してパッキン箱を概略寸法表示してa,b寸法を決める
P103
P104
・ 振動とくに危険速度(共振点)
P109
P110
翼長さliは1円弧に近似して算出
da 34 170
170
羽根車止めボルトのかかりを確実にするため
グランドパッキン寸法とパッキン挿入に必要な寸法を考慮
(0.043)
0.1705.61
CAC402
詳細は、計画図段階で決定
キーの長さは,上の表に記載されている範囲で,これらの値から選ぶ。
キーの長さは,上の表に記載されている範囲で,これらの値から選ぶ。
P166
略d1
16
18
P167
・ 軸受の寿命
Fro
TI
Kn
P46
P47
締切運転
P108
P43
P42
P114上部
速度係数KvはP59図5-8から読み取る
rw=Dw/2
Dw
羽根車の主要寸法記号
◎ 図中に示す主要寸法を決定する。摺動径Dw・・・De(目玉径)+12(肉厚6)…側板厚4の時(Dwは、軸スラスト計算に必要となる)
P83
Dw
P107表10-1
P168
P107表10-1
P107(10.6.a)式
P107(10.8)式
スラスト荷重Faは、A,Bどちらか片方で受けるので、他方はラジアル荷重のみだが、ここでは両方ともスラスト荷重も含めて動等価荷重を算出し、寿命計算する
Yは表から内挿(数値と数値の間を比例配分)で求める。
Yは表から内挿(数値と数値の間を比例配分補間)で求める。
P107
P115 上部
P107(10.6.b)式
10 2.5
DmN値という
API610の基準
グリース潤滑の上限値 3x105 min-1・mm
P168
本日の到達点必須(目標)・・・結構忙しい!・主軸寸法の決定(各部径、長さ)・羽根車質量計算
・たわみ計算、危険速度計算・軸受選定・ラジアルスラスト、アキシャルスラスト計算・軸受寿命計算・軸受許容速度確認
次週(第6回) 予定
羽根翼曲線 作図
羽根車 子午面形状 作図
渦巻室 形状 作図
羽根車設計
ケーシング設計
で決定した諸元、数値を見直し確認した上で進める