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Brainstorming in Ushimado 2013 - 異分野との連携研究を目指して - 開催期日: 2013年 9月 7-8日(土日) 場所: 牛窓(Hotel Limani) 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究開発委員会

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Brainstorming in Ushimado 2013 - 異分野との連携研究を目指して -

開催期日: 2013年 9月 7-8日(土日) 場所: 牛窓(Hotel Limani)

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究開発委員会

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講演Ⅰ 「両生類の四肢再生メカニズムの解明とその可能性」 佐藤 伸 (SATOH, Akira)

岡山大学 異分野融合先端研究コア 准教授 iPS/ES/Stem Cellで人体の再生に挑む試みは多くなされ,その研究の勢いはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。 しかし,果たして3次元的に複雑な構造である組織や器官の再生を考えるときに,iPS/ES/Stem Cellsを駆使すれば再生は可能であると考えるのであろうか? 空間的に正しいところに個々の組織を配置し,正しい場所に接合を作らせるという事は「個体発生メカニズム」を駆動する以外に方法はないと考えている。 この個体発生メカニズムを損傷個所に限定し起動させる事象こそ,両生類などが有する器官再生能力であると考えている。 両生類の有する器官再生能力を解明し,高等脊椎動物までの進化プロセスでどうその能力が失われていったかを明らかにすることで,高等脊椎動物における器官再生能力を呼び覚ますことを目的にしている。 我々は,四肢を器官再生の代表例として研究対象にしている。 画期的な実験系を構築し四肢再生研究を進めており,今回は分野の紹介と簡単な研究紹介から再生研究を議論したいと考えている。

*************************************************** 岡山大学 異分野融合先端研究コア 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中 3-1-1 新技術研究センター内 Tel: 086-251-8421 E-mail: [email protected] 研究室 HP: http://organregeneration.jimdo.com 異分野融合先端研究コア HP:

http://rcis.vbl.okayama-u.ac.jp/RCIS/index.php?option=com_content&view=article&id=53&Itemid=54

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講演Ⅱ 「合成ペプチドの生命科学への応用」 北松 瑞生 (KITAMATSU, Mizuki)

近畿大学 理工学部 応用化学科 講師 近年,人工的に合成されたペプチドが医療,診断に用いられている。今回は,ペプチド固相

合成法を通じて得られるペプチドについて概説し,本演者の最近のペプチドの研究トピック

について発表する。

*************************************************** 近畿大学 理工学部 応用化学科 (38 号館 8階 S-811) 〒577-8502 大阪府 東大阪市小若江 3-4-1 Tel: 06-4307-3466 E-mail: [email protected] 研究室 HP: http://ww7.enjoy.ne.jp/~kitamatu-m02/index2.html 連携体 HP: http://ww7.enjoy.ne.jp/~kitamatu-m02/index.html

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講演Ⅲ 「岡山大学の研究ポテンシャルと研究推進システム」 野木 茂次(NOGI, Shigeji)

岡山大学 研究推進産学官連携機構 研究推進本部長 (工学博士,岡山大学名誉教授)

本年8月に,岡山大学は文部科学省により,研究大学強化促進事業の支援対象機関(19 の大

学および3つの大学共同利用機関)として選ばれた。 本事業は,各大学等における研究力強

化を促進し,世界水準の優れた研究活動を行う大学群の増強を目指している。 ここでは,岡

山大学における研究活動のレベルと特徴について説明し,岡山大学の研究推進システム,大

型研究プロジェクト,外部資金情報,異分野融合研究などを紹介する。

************************************* 岡山大学 研究推進産学官連携機構 研究推進本部 〒700-8530 岡山市北区津島中1丁目 1-1 電話: 086-251-8466 FAX: 086-251-8467 E-mail: [email protected] 【研究開発委員会から野木先生への依頼】

総合科学技術会議が,科学技術に関する予算等の資源配分の方針を決定し,この会議が美寿から配分先を決める戦略的イノベーション創造プログラムが創設されるようです。また,6月に閣議決定された科学技術イノベーション総合戦略の5分野が重点対象となるようです。 そのなかで,研究開発プロジェクトの重点化の5分野は,

1.クリーンで経済的なエネルギーシステムの実現 2.国際社会の先駆けとなる健康長寿社会の実現 3.世界に先駆けた次世代インフラの整備 4.地域資源を強みとした地域の再生 5.東二本大震災からの早期の復興再生 であるとのことです。

こうしたなかで,野木先生から岡山大学が果たすべき役割は何かを例示してもらい,皆で考える(討論する)ことにしましょう!

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参加者リスト

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Title E-mail Address Theme of Research Self-advertisement

箕浦 明 N 公衆衛生学分野

大学院生 gmd19064@s.*

職業性ストレスの性差,スポーツ医学,柔道の安全な指導法

職業性ストレスに興味があり,特に女性の職場環境の向上を考えております。 また,課外活動的に柔道の指導者をしており,子供から大人まで各年代に応じた安全かつ効果的な指導法を考えております。

久保田 聡 N 口腔生化学分野

准教授 kubota1@md.*

細胞外情報のネットワークを統括する分子の仕事ぶりを明らかにすること。 できれば,タンパク質情報を持たない RNA が遺伝子を動かす場を包括的に解明すること。 そして,得られた成果を他者のために役立てること。

生命をつくるのは分子そのものではなく,分子達のダイナミズム。生命体を支え,進化を可能にしてきたのは,時に危険ですらある分子と分子のぶつかり合いです。研究とは研究者のダイナミズム。「研究者間相互作用」によって進化したプロジェクトが生まれるよう(危険でない範囲で)若い人たちにぶつかり合いを仕掛けたいと思います。

石井裕子 N 分子医化学分野

大学院生 aoiaoi7021@†

【研究テーマ】 ラット心筋芽細胞における ECP 効果とそのシステムの検討 eosiNphil cationic protein(以下 ECP)は,好酸球の中に含まれるカチオンタンパク質である。強い細胞傷害性をもつと考えられてきたが,近年,細胞種依存性に異なる機能を持つデータが報告されている。 例えば,3T3 線維芽細胞においてはストレスファイバー形成を促進することや,マウス新生児由来心筋細胞に対して自律的拍動数を増加させること,心筋芽細胞であるH9C2において心房性ナトリウム利尿因子(ANP)の発現上昇を引き起こすことなどがあげられる。また,胚性腫瘍細胞株(embryonal carciNma cell line : EC cell line)である P19細胞においての心筋への分化誘導促進作用を持つことも発見され,再生医療の分野においても将来性が大きく期待される。 私の研究では,ECP の新たな可能性として,アポトーシス細胞に対して細胞保護的に作用している可能性を考え,酸化ストレス添加刺激状況での ECPによる細胞保護作用を検討するとともに,その分子メカニズムを検討している。

はじめての参加になります。 私の研究は,細胞を使った in vitro での分子レベルでの解析がメインです。 しかし,自分の専門分野だけの勉強だけに限らず,様々な研究分野の話を聞き,知識を広げていくことが,研究の場においては必要であると思っています。 このシンポジウムへの参加で,普段は知りえない分野の研究の話が聞けることをとても楽しみにしています。 宜しくお願いします。

山本久美子 N 分子遺伝学分野

大学院生 gms422012@s.*

近年,様々なmicroRNA(miRNA)の発現異常と疾患発症の関与が明らかになってきた。miRNA はタンパク情報をコードしていない約22塩基の短いRNAで,RISC タンパク質複合体に取り込まれ,標的遺伝子 mRNA の 3’非翻訳領域のシード配列にミスマッチを含みながら結合し,その mRNA の翻訳を抑制する。近年では miR-17-92 クラスターが肺癌において高発現であることが報告されているが,その中でも特に miR-19a は肺癌発症にとって必要十分な存在であると考えられている。 そこで,miR-19a の新たな標的遺伝子を見つけることで miR-19a と肺癌発症の新たな知見を見いだすため,これまでに新規標的遺伝子の探索・同定等の研究を進めている。

今回初めて応募させていただきました。 よろしくお願い致します。

大久保圭祐 N 歯周病態学分野

大学院生 k.s.829.ok@s.*

オゾン水発生装置を応用した歯科用ユニット給水経路内の細菌バイオフィルム形成抑制システムの開発

大学院に入学し,研究は全くの初心者です。 まだまだ分からないことばかりですが,しっかりと色々な先生方と情報交換できることを楽しみにしています。 宜しくお願いします。

高柴正悟 Y 歯周病態学分野

教授 stakashi@* 細菌学,免疫・炎症学,分子細胞生物学を基本した歯周病学と口腔内科学。なお,歯周組織や唾液腺の組織再生も研究。

Organizer として貢献。研究の inspirationもどんどん出します。

丸濵功太郎 N 口腔機能解剖学分野

助教 maruhama@* 顔面部に発症する神経障害性疼痛は激烈であり,日常生活は大きく障害されます。薬物療法が効果を示さない,または副作用のため継続服用不可能な症例に対し,効果的な治療法開発の研究を行っています。

岡山大学歯学部卒業後,歯科臨床において難治性疼痛に苦しむ患者を目の当たりにし,従来から治療に用いられる抗てんかん薬や抗うつ薬は,めまいなど副作用が強く,継続服用が難しい患者も多いことから,その苦痛を緩和し,生活の質を向上させるためにも,神経障害性疼痛のメカニズム解明と副作用の少ない治療法の開発が急務の課題であると考えた。そして大学院では神経障害性疼痛の発症メカニズム,またボツリヌス毒素の疼痛抑制効果とそのメカニズムの研究を行ってきました。 今回はこのBSにおいて更なる発想を生み出したいと思います。

入部玄太郎 N システム生理学分野

講師 iribe@* 機械刺激が心筋細胞生理機能に及ぼす影響 長さ 100 ミクロンの心筋細胞1個を取り出して,顕微鏡下にその長さと張力を制御する技術を用いて行う我々の実験系は世界的に見ても非常にユニークです。

國安 築 Y システム生理学分野

大学院生修士2年

pn134lix@s.* 研究テーマ 「小型・安価な平面パッチクランプ装置の開発」 パッチクランプ法は筋や神経など様々な細胞のイオンチャネルの活動を記録する方法として幅広い分野で用いられる実験方法である。しかし,従来のガラス電極を用いた方法は顕微鏡や制振台などの大掛かりな設備や実験者の高度な技術が必要であり,実施に大きな障壁がある。本研究の目的は小型で安価,かつ実験者の高度な技術を必要としない平面パッチクランプ装置の開発である。

学部時代,私は工学系の学部に所属していました。そこでの研究は,顎関節の三次元有限要素解析で,顎関節に加わる力のシミュレーションを行っていました。そこから人体に興味を持ち,現在の医科学修士に進学しました。 現在は実験装置の開発という研究テーマを持ち,装置を作ることや細胞での実験を行っています。工学の知識と医学生物学の知識の両方を活かすことができ,充実した研究生活を送っています。 今回のブレインストーミングで,今後の研究へのヒントやアイデアが閃くよう,積極的に参加したいと思っています。

廣畑 聡 N 国 際 セ ンター

准教授 hirohas@cc.* マトリックスメタロプロテアーゼと疾患・発達のかかわり

以前台風で参加できず,今回初参加です。 国際センター所属ですが,医歯薬分子医化学教室で基礎研究を主に続けています。ノックアウトマウスや培養細胞を用いて分子生物学的な手法で研究を行っています。

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平山晴子 N 自然生命科学研究支援センター動物資源部門

助教 haruko@* 脊髄排便中枢を介するグレリンの消化管運動促進作用

平成 23 年 3 月に学位(博士(獣医学))を取り,その後オーストラリア・メルボルン大学における 8 ヶ月間のポスドク経験を経て,昨年4月に自然生命科学研究支援センター動物資源部門助教に着任しました。 中枢を介する大腸運動調節機構に興味があり,ラットを用いた in vivo 消化管運動測定実験系を主に用いて研究を行っています。現在は,脊髄におけるグレリンの消化管運動促進作用の,生理的な意義や病態との関係について,検討しているところです。 研究の可能性・方向性を拡げる示唆を得られればと,ブレインストーミングへの参加を希望します。

大森一弘 (欠席)

Y 歯周病態学分野

助教 kazu@cc.* 新規血管阻害薬(+)-terrein を用いた IL-6 シグナル伝達系の制御

IL-6 は本当におもしろいターゲット,と大学院生時代から思いつづけています。 今回,工学部の研究グループと研究をすすめている,新規血管阻害薬(+)-terrein 誘導体が IL-6 の作用に及ぼす影響について投稿中のデータを含め発表したいと思います。

伊東 孝 N 歯周病態学分野

特別契約職員(助教)

gmd19073@s.*

接着性人工骨の開発 レクチンを応用した口腔感染制御システムの開発 歯科用ユニット給水経路内における汚染制御

接着性人工骨の開発,レクチンを応用した口腔感染制御システムの開発,歯科用ユニット給水経路内における汚染制御など様々な分野ですが,いずれも「ものづくり」を中心とした研究・開発に携わっています。実用化に向けた研究では特に,研究チームという概念が重要であり,チームワークが成功のカギになるはずです。 今回他の研究チームからたくさんの「カギ」を学びたいと思います。

大橋俊孝 Y 分子医化学分野

准教授 oohashi@cc.*

Proteoglycan in Cartilage and Brain: プロテオグリカンは細胞外マトリックスの主要な構成成分ですが,特に軟骨や脳では重要です。脳では,軸索ガイダンスや可塑性の制御,ランビエ絞輪の機能に関わり,軟骨では破綻すれば変形性関節症などの病気となります。プロテオグリカンは大きなコア蛋白に多数の GAG 鎖が結合した複雑な分子で多彩な機能を持ちます。遺伝子ターゲティング技術などを駆使して,その機能解明に取り組んでいます。

学内では,過去の直島でのBSでご一緒させていただいた歯薬の先生方と異分野共同研究(関節軟骨可視化)を進めさせていただいています。骨再生さらには四肢再生にも興味をもっています。現在上記の2つの研究テーマに重要な,ある遺伝子の条件的ノックアウトマウス作製に取り組んでいます。 いろいろな先生方と幅広く交流させていただきたいと思います。

横田憲治 N 検査技術学専攻

准教授 yokochan@md.*

ピロリ菌 ストレプトコッカス菌 院内感染(環境調査)

ピロリ菌研究では日本では草分けの研究者です

鈴木 綾 N 検査技術学専攻

大学院生 ayaume3.lb@¶

ヘリコバクター属の研究 増えにくい菌を相手に頑張っています。

松浦宏治 N システム生理学分野

講師 kojimatu@md.*

ナノ材料を用いた生体物質検出評価電子デバイスへの応用 微量の液体から pH を検出できるトランジスタや酵素反応で生じた酸化還元反応を検出するデバイスの開発と応用展開を進めております。

今回は私の研究も一部説明しますが,全学的なプロジェクトである「アドバンスドナノカーボン材料産業育成・イニシアティブ」を紹介します。現在12名の研究者が参加しております。フラーレン,カーボンナノチューブ,グラフェンといった炭素材料の研究・開発とその連携についてご説明します。これらの材料を利用した生体物質検出評価デバイスへの応用など医療系融合へのポテンシャルが期待されております。

高橋 賢 Y システム生理分野

助教 takah-k2@cc.*

心筋梗塞の予防・治療,平面パッチクランプ装置の開発,膜タンパク質の粗視化分子動力学シミュレーションなど

個体(ヒト,ラット)から,器官(心臓,神経),細胞,分子,原子(分子動力学シミュレーション)まで,幅広く研究対象としています。 また,有限要素解析(FEM)を用いたシミュレーション研究も行っています。

寺見直人 N 腎・免疫・内分泌代謝内科学分野

大学院生 n-terami08@md.*

近位尿細管上皮細胞における糖再吸収メカニズムの解明とその治療応用

臨床では腎臓,糖尿病を中心に診療を行っています。また,槇野教授,竹居教授の下,日夜精力的に研究を行っております。

小川大輔 N 糖尿病性腎症治療学分野

准教授 daiogawa@md.*

糖尿病性腎症の病態解明と新規治療法の開発 糖尿病性腎症の臨床と研究を行っています。橘洋美先生,寺見直人先生,畑中崇志先生と共に,新しい実験成果を目指して研究に励んでおります。

橘 洋美 N 腎・免疫・内分泌代謝内科学分野

大学院生 tachibanahiromi9@†

糖尿病性腎症におけるメタロチオネインの役割の解明

2000 年に自治医科大学医学部を卒業後,9年間地域医療で義務年限を果たし,その時に予防医学に興味を持ち 2009 年に大学院生となり,糖尿病性腎症予防の研究を開始しました。 ノックアウトマウスの継代・ジェノタイピング,STZ の腔内投与による 1 型糖尿病モデルマウス作成,マウスの体重・血圧測定,薬剤投与,採血,24 時間蓄尿,還流による腎組織の固定,腎組織からの mRNA 抽出・免疫染色・ウエスタン・ELISA assay などができます。

畑中崇志 N 腎・免疫・内分泌代謝内科分野

大学院生 takop0202456@†

慢性腎不全,特に糖尿病性腎症に対する新規薬剤の効果の検証,など。

糖尿病性腎症治療学 小川准教授の下で今春より研究をスタートしました。まだ発表できるものはありませんが,今後の研究に活かせるように参加を希望します。 なお,私は 9/7(土)は大学院の講義に出席するため,19時~20時頃からの参加とさせていただきたく存じます。宜しくお願いいたします。

岡田幸正 N 整形外科学分野

医員 yukimasaokada@§

UV照射によるpoly-ether-ether-ketone 表面の分子構造の変化と細胞親和性の向上

整形外科医にとってインプラントの元となる生体材料の研究は興味深いものです。poly-ether-ether-ketone(PEEK)は,すでに整形外科領域で使用されている生体材料です。十分な強度と耐熱性を持ち,人体に対する有毒性も少ない反面,生体親和性が乏しいという欠点があります。そこで,UV照射により PEEK 表面の分子構造が変化するかどうかということと,それにより細胞親和性の向上が認められるかどうかということを調査しております。

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山田浩司 Y 生化学分野 准教授 hiroyama@md.*

神経細胞の分化(突起形成),がん細胞の走化浸潤,病原体の細胞内侵入など,細胞のカタチがダイナミックに変化する現象を分子レベルで解明するとともに,機能分子をターゲットとする神経分化再生促進,抗腫瘍薬や抗マラリア薬の開発にむけた研究を展開しています。 キーワード: 神経 がん マラリア ダイナミン アクチン

ディスカッションするのを楽しみにしています。

山口陽平 Y システム生理学分野

大学院生 yyamaguchi@s.*

長時間に及ぶ心臓への伸展,圧刺激負荷時の収縮力増加メカニズム解明

岡山大学に入る以前には臨床医として働いていました。しかし,以前から生体における機械感受性のメカニズムに強い興味があり,それを研究したいと言うことで,システム生理学に在籍しております。 現在は,長期間の高負荷の圧力が加わった際における収縮力増加が起きるという現象での心臓の圧受容のメカニズムについて研究しております。宜しくお願いいたします。

田澤 大 N 新医療研究開 発 セ ンター(消化器外科学)

助教 htazawa@md.*

がん細胞で選択的に増殖するアデノウイルス製剤を用いて,がんに対する遺伝子治療やウイルス治療の開発を行っています。治療メカニズムについて,マイクロ RNA の遺伝子制御ネットワークの観点から解明を試みています。また,GFPなどのマーカー遺伝子を搭載したウイルス製剤を用いて,血中やリンパ節内のがんの微小転移の検出も試みています。がんに対する新しい診断法や治療法の確立を目指して研究を行っていますので,異分野の先生方との交流を通じて新たな研究テーマを構築していければと思います。

1995 年に秋田大学医学部を卒業後,消化器外科医としてスタートするも,国内留学として北海道大学癌研病理でがん研究を学んだのがきっかけで,その後研究者としてフランス IARCへの留学,国立がんセンター研究所を経て,2007年から岡山大学でがんに対する遺伝子治療の基礎研究や臨床研究を行っています。がん研究に興味のある先生方とぜひ交流したいと思います。どうぞよろしくお願いします。

滝川正春 N 口腔生化学分野

教授 takigawa@md* 研究科教授

竹居孝二 Y 生化学分野 教授 kohji@md* 研究科教授 谷本光音 Y 研究科長 tanimoto@md.* 研究科教授 成瀬恵治 Y 研究開発委員会委員長 knaruse@md.* 研究科教授 馬宮和人 N 岡山県県民生活部情報政

策課課長 [email protected] 特別講演

佐藤 伸 N 異分野融合先端研究コア

准教授 satoha@cc.* 講演 Ⅰ

北松瑞生 N 近畿大学理工学部応用化学科

講師 [email protected] 講演 Ⅱ

野木茂次 N 研究推進産学官連携機構研究推進本部長

nogi-s@cc.* 講演 Ⅲ

加本昌宏 Y 学務課研究協力グループ主査

kamoto-m@adm.* 事務部

藤井 裕 N 学務課研究協力グループ主査

fujii-h@adm.* 事務部

山口将人 Y 学務課研究協力グループ・事務職員

yamaguchi-m@adm.* 事務部

松山恵美 N 学務課研究協力グループ・事務職員

matsuyama-m@adm.* 事務部

E-mail Address

* okayama-u.ac.jp; † yahoo.co.jp; ¶ i.softbank.jp; § gmail.com 参加者: 38 人

教員 30 人(内 1人欠席) 講演者 4 人 事務職員 4 人

Page 13: Brainstorming in Ushimado 2013...Brainstorming in Ushimado 2013 - 異分野との連携研究を目指して - 開催期日: 2013年 9月 7-8日(土日) 場所: 牛窓(Hotel

主催: 国立大学法人岡山大学  大学院医歯薬学総合研究科  大学院保健学研究科  岡山大学病院

Orchestrated by R & D Committee of 2013 OUGSMDPS  ([email protected]) 連絡先: 研究科等事務部 学務課研究協力グループ

加本昌宏 <[email protected]> (内線: 鹿田7981)